JP7102631B2 - パーソナルケア機器に使用される結合アセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、パーソナルケア機器の本体とヘッドとの間のインターフェースで使用され、本体とヘッドとを解放可能に結合するよう構成された結合アセンブリに関する。
上記結合アセンブリが、結合要素と、上記結合要素を受け入れて収容するよう構成された受容空間を持つ保持部材とを有し、結合要素及び保持部材の一方が、結合アセンブリの中心軸の方向に突出する少なくとも1つのカム要素を備え、結合要素及び保持部材の他方が、少なくとも1つの結合の組み合わせを構成するように、少なくとも1つのカム要素を受け入れて収容するよう構成された少なくとも1つのノッチを備え、中心軸を中心とした周辺方向において、少なくとも1つのカム要素が、少なくとも1つのカム要素の基部から最も突出した端部に向かう方向において収束する2つの対向する傾斜面を持ち、上記少なくとも1つのノッチは、上記中心軸を中心とした上記結合要素及び上記保持部材の互いに対する回転に基づき、上記結合アセンブリの結合位置の解除を可能にするように、上記少なくとも1つのノッチの開放側から最深側への方向において収束する2つの対向する傾斜面を持つ。
更に、本発明は、本体、ヘッド、及び前述の結合アセンブリを含む、シェービング機器などのパーソナルケア機器に関する。上記結合アセンブリは、上記本体及び上記ヘッドを解放可能に結合するために、上記本体と上記ヘッドとの間のインターフェースに配置される。
EP2086729A1号は、ベース構造及びヘッド構造を備えたシェービング機器に関する。ヘッド構造が、少なくとも2つの回転式シェービングヘッドを支持するよう構成されたヘッド支持構造を有し、上記ベース構造は、上記ヘッド構造の外周部の領域に支持要素がなく、その結果、上記ヘッド構造は、上記ベース構造に結合されるとき、その外周部の領域で支持されない。
ヘッド構造は、結合要素を有し、上記ベース構造は、上記ヘッド構造を上記ベース構造に結合するための結合要素を解放可能に保持するよう構成された保持構造を備え、上記ヘッド構造は、上記ベース構造に結合されるとき、上記保持構造が上記結合要素に及ぼす保持力によってのみ、上記ベース構造上に実質的に保持される。結合要素は、ヘッド構造の中央領域から突出したシャフト状の要素であり、その遠位端にはヘッド支持構造に面する傾斜した表面を有する。保持構造は、結合要素を受け入れるための保持凹部と、保持凹部内に少なくとも部分的に設けられたバネ要素とを有する。特に、バネ要素は、結合要素が保持凹部に保持可能となるように、結合要素の傾斜した表面に係合するよう構成される。
シェービング機器のヘッド構造に外部負荷がかかると、その負荷は結合要素に伝達される。結合状態ではヘッド構造は、その外周部の領域において支持されていないため、外周部の領域は外部負荷をベース構造に伝えることに貢献することができない。その結果、結合要素は、外部負荷のかなりの部分を伝達しなければならない。更に、ヘッド構造の中央部に結合要素が配置されるため、外部負荷に関連付けられる機械的なトルクが結合要素に比較的大きな力を与えることになる。外部負荷が十分に大きい場合、結合要素は保持構造から解放され、これにより過負荷がシェービングヘッド又はヘッド構造への損傷をもたらすことが防止される。従って、シェービング機器の通常の使用時には、結合要素及び保持構造が、ヘッド構造及びベース構造の間の強固な結合を提供する。その結果、通常の使用時にシェービング機器にかかる力が、結合要素の解放をもたらさない。例えば誤った使用又は落下により、負荷が臨界値を超える場合にのみ、結合要素はベース構造から解放される。
WO2014/191265A1号は、ベース構造及びヘッド構造を有する、シェービング機器のようなパーソナルケア機器に関する。ヘッド構造が、第1の結合要素と、少なくとも1つのトリートメントヘッドを保持するよう構成された少なくともヘッド支持構造とを有し、ベース構造が、第2の結合要素を有する。結合要素は、ヘッド構造をベース構造に結合するために、互いに解放可能に結合されることができる。結合された結合要素を、中心軸を中心とした第1の回転方向に互いに回転させることにより、第1及び第2の結合要素の少なくとも一方の第1の傾斜面が、第1及び第2の結合要素の他方の第1の協働面と協働する。これにより、第1及び第2の結合要素が、中心軸に平行な軸方向において互いに離れるように駆動される。結合された結合要素を、第1の回転方向とは反対の、中心軸を中心とした第2の回転方向に互いに対して回転させることで、第1及び第2の結合要素の少なくとも一方の第2の傾斜面も、第1及び第2の結合要素の他方の第2の協働面と協働する。これにより、第1及び第2の結合要素が、軸方向において互いに離れるように駆動される。更に、第1及び第2の傾斜面はそれぞれ、中心軸に対して接線方向に延在する接線方向との鈍角を含んでいる。第1の傾斜面及び第2の傾斜面は、接線方向に対して反対方向に傾斜している。
結合要素を中心軸周りに回転させると、第1及び第2の傾斜面が少なくとも接線方向において移動され、回転方向に基づき、第1及び第2の傾斜面の一方が、軸方向において第1及び第2の協働面のそれぞれの一方の上をスライドする。第1及び第2の傾斜面の使用により、結合要素は、軸方向において互いに離れて駆動されやすくなり、これにより結合要素間の結合が解除される。好ましくは各結合要素には、接線方向に対して反対方向に傾斜した少なくとも2つの傾斜面があるため、中心軸を中心に時計回り又は反時計回りにトルクをかけることで、結合要素は互いに離れて駆動され、解放される。例えば清掃作業のためにユーザが結合要素を解放したい場合、ユーザは意図的にトルクをかけて、第1及び第2の結合要素を互いから遠ざけ、結合要素の相対的な軸方向の動きを起こさせることができる。この軸方向の動きにより、ユーザはトルクが結合要素を解放するのに十分であるかに関して、触覚及び視覚フィードバックを得る。
本発明の目的は、パーソナルケア機器に使用するのに適した結合アセンブリであって、特に、パーソナルケア機器の本体とヘッドとの間のインターフェースで、本体とヘッドとを解放可能に結合する結合アセンブリを提供することである。特に、本発明の目的は、WO2014/191265A1号から知られるようなタイプの結合アセンブリの設計に対する改善を提供することである。
即ち、中心軸を中心とした回転方向において結合要素を互いに回転させることにより、結合アセンブリの1つ又は複数の位置で、結合要素の1つの傾斜面が、結合要素のもう1つの傾斜面の上を滑る動きに基づき、結合アセンブリの中心軸に平行な軸方向において、結合された結合要素が互いに離れて駆動されることができるタイプの結合アセンブリである。
以上の観点から、本発明は、パーソナルケア機器の本体とヘッドとの間のインターフェースで使用され、本体とヘッドとを解放可能に結合するよう構成された結合アセンブリを提供する。上記結合アセンブリが、結合要素と、上記結合要素を受け入れて収容するよう構成された受容空間を持つ保持部材とを有し、結合要素及び保持部材の一方が、結合アセンブリの中心軸の方向に突出する少なくとも1つのカム要素を備え、結合要素及び保持部材の他方が、少なくとも1つの結合の組み合わせを構成するように、少なくとも1つのカム要素を受け入れて収容するよう構成された少なくとも1つのノッチを備える。中心軸を中心とした周辺方向において、少なくとも1つのカム要素が、少なくとも1つのカム要素の基部から最も突出した端部に向かう方向において収束する2つの対向する傾斜面を持ち、上記少なくとも1つのノッチは、上記中心軸を中心とした上記結合要素及び上記保持部材の互いに対する回転に基づき、上記結合アセンブリの結合位置の解除を可能にするように、上記少なくとも1つのノッチの開放側から最深側への方向において収束する2つの反対に傾斜した表面を有し、少なくとも1つの結合の組み合わせにおいて、カム要素及びノッチは、結合アセンブリの結合位置において、カム要素の最も突出した非接触部分とそれに関連するノッチの最も深い非接触部分の位置では、それらの間に空間を残し、カム要素のあまり突出していない接触部分とそれに関連するノッチのあまり深くない接触部分の位置では、それらの傾斜した表面を介して2つの側面でのみ互いに接触するよう構成されている。
前述の定義から、本発明による結合アセンブリは、WO2014/191265A1号から知られる結合アセンブリと同様に、協働するよう構成された2つの結合要素を有する。結合要素の1つが、単に結合要素と表記され、上記結合要素の他方が、上記1つの結合要素を受け入れて収容するよう構成された受容空間を持つ保持部材として表記される。結合要素及び保持部材の一方は、結合アセンブリの中心軸の方向に突出する少なくとも1つのカム要素を備え、結合要素及び保持部材の他方は、少なくとも1つの結合の組み合わせを構成するように、少なくとも1つのカム要素を受け入れて収容するよう構成された少なくとも1つのノッチを備える。更に、中心軸を中心とした周辺方向において、少なくとも1つのカム要素は、少なくとも1つのカム要素の基部から最も突出した端部に向かう方向において収束する2つの対向する傾斜面を持つ。同様に、少なくとも1つのノッチは、少なくとも1つのノッチの開放側から最深側への方向において収束する2つの対向する傾斜面を持つ。こうして、結合要素及び保持部材はともに傾斜面を含み、この傾斜面により、結合要素及び保持部材が中心軸を中心に互いに対して回転することに基づき、結合アセンブリの結合位置の解除が可能にされる。
本発明によれば、少なくとも1つの結合の組み合わせにおいて、カム要素及びノッチは、結合アセンブリの結合位置において、カム要素の最も突出した非接触部分とそれに関連するノッチの最も深い非接触部分の位置で、それらの間に空間を残すよう構成され、カム要素のあまり突出していない接触部分とそれに関連するノッチのあまり深くない接触部分の位置で、それらの傾斜面を介して2つの側面でのみ互いに接触するよう構成される。例えば、カム要素及びノッチの2つの結合の組み合わせを含む結合アセンブリにおいて、結合アセンブリのカム要素及びノッチの間の接触は、4つの領域、即ち結合の組み合わせごとに2つの領域の位置でのみ確立されることになる。
結合組み合わせのカム要素及びノッチの接触が、それらの傾斜した表面の全領域に沿ってではなく、代わりにそれらの傾斜した表面の限られた領域に沿って行われるという有利な結果として、少なくとも中心軸を中心とした周辺方向において、結合の安定性が改善される。実は、カム要素及びノッチの接触部分はよく規定されており、簡単に調整されることができる。特に、結合アセンブリが、結合位置において、カム要素及びノッチを中心軸方向において互いに押し付けるよう設計される場合、フォームクロージャ手段及び/又はフォースクロージャ手段の影響下で、完全な固定が実現されることができる。規定された構成では、カム要素及びノッチの間の接触領域は、中心軸を中心とした周辺方向から見て、カム要素及びノッチの寸法が最大となる位置にあり、これが結合位置における結合アセンブリの安定性を高める点に留意されたい。
本発明の文脈では、結合の組み合わせのカム要素及びノッチの傾斜した表面は、それらの非接触部分の位置でカム要素及びノッチの間にスペースが残される点、及びカム要素及びノッチが、結合アセンブリの結合位置において、接触部分の位置で、傾斜した表面を介して2つの側面でのみ接触する点という上述の結果を実現するように、任意の適切な方法で設計されることができる。例えば、カム要素及びノッチの少なくとも一方の傾斜面のそれぞれが、その傾斜方向が異なる少なくとも2つの部分を有していれば実用的である。また、少なくともカム要素の非接触部分及びノッチの関連する非接触部分において、カム要素の2つの反対方向に傾斜した表面がノッチの2つの反対方向に傾斜した表面よりも強く収束すれば実用的である。
中心軸を中心とした周辺方向におけるカム要素及びノッチのデザイン側面に関する上述の手段以外にも、中心軸方向のカム要素及びノッチのデザイン側面に関する手段を持つことが可能である。例えば、少なくとも1つの結合の組み合わせにおいて、カム要素の非接触部分の中心軸方向の寸法が、関連するノッチの非接触部分の中心軸方向の寸法よりも小さい場合、実用的であると考えられる。
前述したように、少なくとも1つの結合の組み合わせのカム要素及びノッチの間で、それらの傾斜した表面の限られた領域に沿ってのみ接触することは、本発明の有利な態様であり、これは結合の安定性の向上に関する。このため、本発明による結合アセンブリの実用的な実施形態では、中心軸の方向において、カム要素の接触部分の寸法がカム要素の非接触部分の寸法よりも小さく、上記ノッチの接触部分の寸法は、上記ノッチの非接触部分の寸法よりも小さい場合もある。
更に、前述したように、本発明による結合アセンブリは、フォームクロージャ手段及び/又はフォースクロージャ手段の影響下で、結合位置においてカム要素及びノッチを中心軸方向に互いに押し付けるよう設計される場合有利であると考えられる。このため、結合アセンブリは、結合要素を保持部材内で内側に偏らせるために中心軸の方向に作用する力を及ぼすよう構成されたバイアス機構を含んでいてもよい。
実用的なオプションによれば、結合アセンブリは、結合アセンブリの結合位置において、結合要素及び保持部材のインターフェースであるスナップ接続を提供するよう構成され、スナップ接続領域と、スナップ接続領域と係合するよう構成された弾力性のあるスナップ接続要素との少なくとも1つのセットを含む、スナップ接続機構を有する。例えば、WO2014/191265A1号からそれ自体が知られるように、保持部材が、少なくとも部分的に受容空間内に配置されるバネ要素を有するようにしてもよい。この場合、バネ要素が、基部と、基部から延びる2つの脚部とを含み、概ねU字型であり、バネ要素が、脚部のそれぞれの少なくとも一部が受容空間に位置するよう構成されていれば、実用的であると考えられる。WO2014/191265A1号を参照すると、結合アセンブリの結合位置においてバネ要素が結合要素と係合できるように、バネ要素の少なくとも2つの部分を受け入れて収容するよう構成された少なくとも2つのくぼみ(indentation)を結合要素が備えるようにすることが更に実用的である点に留意されたい。斯かるくぼみが例えば、断面が凹状に湾曲した表面を持つ溝のような形状であれば、強固なスナップ接続が得られる。
本発明による結合アセンブリが、カム要素及びノッチの2つの結合の組み合わせを有すると仮定すると、それらの結合の組み合わせが同じように寸法決めされる必要はない。従って、結合アセンブリが2つのカム要素及び2つのノッチを含むと仮定すれば、結合アセンブリにおいて、相対的に小さいサイズのカム要素及びノッチの結合の組み合わせと、相対的に大きいサイズのカム要素及びノッチの結合の組み合わせとを実現するよう、中心軸を中心とした周辺方向において、カム要素の1つ及びノッチの1つが、それぞれカム要素の他の1つ及びノッチの他の1つに対して小さくなるようにしてもよい。異なるサイズの結合組み合わせを持つことは、中心軸に垂直な面での結合安定性の向上に役立つ。この点で、2つのカム要素及び2つのノッチがそれぞれ、中心軸を中心にして互いに径方向に対向している構成が有利であると考えられる。なぜなら、斯かる場合、特に結合アセンブリが、結合位置においてカム要素及びノッチを中心軸方向に互いに押し付けるよう設計される場合、結果として生じる、比較的小さなサイズの結合組み合わせに向かう力が、中心軸に垂直な平面において生み出されることができるからである。更に、異なるサイズの結合の組み合わせに基づき、結合アセンブリの結合位置を確立するために行動するユーザは、所定の態様でそれを行うように導かれ、相対的に小さいカム要素が相対的に小さいノッチと関連付けられる必要があり、相対的に大きなカム要素は相対的に大きなノッチと関連付けられる必要がある。
本発明は更に、本体と、ヘッドと、上述において規定及び説明された1つ又は複数の特徴を持つ結合アセンブリとを含むパーソナルケア機器に関する。上記結合アセンブリは、上記本体及び上記ヘッドを解放可能に結合するために、上記本体と上記ヘッドとの間のインターフェースに配置される。斯かるパーソナルケア機器では特に、結合アセンブリの結合要素がヘッドに含まれるようにしてもよい。結合アセンブリの結合位置では、ヘッドは結合要素によってのみ支持されるため、追加の支持機構は必要ない。斯かるパーソナルケア機器の実用的な例は、ヘッドが少なくとも2つの回転式シェービングユニットを支持するよう構成されるシェービング機器である。結合要素がヘッドに含まれている場合、少なくとも2つの回転式シェービングユニットを駆動するよう構成された駆動軸が結合要素を介して延びていれば、実用的でコンパクトな構成が得られることができる。
本発明の上記及びその他の態様は、カム要素と、カム要素を受け入れて収容するよう構成されたノッチとの2つのセット/結合の組み合わせを含むタイプの結合アセンブリを含むシェービング機器の以下の詳細な説明から明らかとなり、この説明を参照して解明されることになる。シェービング機器は、本発明によるパーソナルケア機器の多数の実用例の1つに過ぎず、同様に、結合アセンブリは、本発明による結合アセンブリの多数の実用例の1つに過ぎないことに留意されたい。
本体、ヘッド、及び本体とヘッドとの間のインターフェースにある結合アセンブリを含む、本発明の一実施形態によるシェービング機器の側面図を概略的に示す図である。 結合アセンブリの保持部材を組み込んだシェービング機器の本体要素の透視表示を概略的に示す図である。 本体要素の上面表示を概略的に示す図である。 結合アセンブリの結合要素を組み込んだシェービング機器のヘッド要素の透視表示を概略的に示す図である。 ヘッド要素の底面表示を概略的に示す図である。 結合アセンブリのバネ要素の透視表示を概略的に示す図である。 本体要素、ヘッド要素、及びバネ要素を含む構成の展開図を概略的に示す図であって、本体要素が縦断面で描かれている、図である。 結合アセンブリの結合位置において、結合要素のカム要素及び保持部材のノッチの位置における、結合要素と保持部材との間の接触の性質を示す図である。
以下本発明が図を参照してより詳細に説明される。図では、同等又は類似の部分は同じ参照符号で示される。
図1は、本発明によるパーソナルケア機器の実用例であるシェービング機器1を示す。シェービング機器1は、シェービング機器1のユーザにより保持されることが意図される本体2と、シェービング動作を受ける皮膚領域に押し付けられることが意図されるヘッド3とを備える。図1では、シェービング機器1は通常の向きで示されており、以下では、上及び下などのインジケーションは通常の向きの文脈で理解されるべきである。
上側において、本体2は、本体要素4を含む。下側では、ヘッド3は、ヘッド要素5を含み、上側では、ヘッド3は、複数の回転式シェービングユニット6を含み、その数は、図示の例では3である。シェービング機器1は、本体2とヘッド3とを解放可能に結合するために、本体2とヘッド3との間のインターフェースに配置される結合アセンブリ10を更に備える。図1では、結合アセンブリ10の中心軸が、一点鎖線11で示される。結合アセンブリ10の存在に基づき、ユーザは、ヘッド3を本体2から取り外すことができ、これは、ヘッド3を整備及び/又は清掃する必要がある、ヘッド3を別のタイプのヘッドと交換する必要があるなど、様々な理由で行われることができる。
本体要素4は図2及び図3に、ヘッド要素5は図4及び図5にそれぞれ示されている。ヘッド要素5は、ヘッドプレート51と、ヘッドプレート51から下向きに延びる結合要素52とを含む。一方、本体要素4は、本体プレート41と、本体プレート41から上方に延びる保持部材42とを含み、保持部材42は、結合要素52を受け入れて収容するよう構成された受け入れ空間43を持つ。結合要素52及び保持部材42の両方は、結合アセンブリ10の一部である。従って、図示の例では、結合アセンブリ10の一部分は、本体要素4を介して本体2に組み込まれており、結合アセンブリ10の別の部分は、ヘッド要素5を介してヘッド3に組み込まれている。
結合要素52は、内周及び外周が実質的に円形の中空円筒53を有する。とりわけ、中空円筒53は、回転式シェービングユニット6を駆動するよう構成される駆動軸(図示省略)が結合要素52を通って延びることを可能にするのに適している。中空円筒53の外周部には、大きさの異なる2つのカム要素54、55、即ち、相対的に小さいカム要素54及び相対的に大きいカム要素55が配置される。カム要素54、55は、ヘッドプレート51から下方に突出するよう配置され、中空円筒53の外周部に一定の厚みを持ちつつ、中空円筒53の中心軸と一致する結合アセンブリ10の中心軸11の方向と、中心軸11を中心とした周辺方向との両方に延在している。以下では、明確さのため、中心軸11の方向におけるカム要素54、55の寸法が、カム要素54、55の長さと呼ばれる。一方、中心軸11を中心とした周辺方向のカム要素54、55の寸法は、カム要素54、55の周辺幅と呼ばれる。有利なことに、カム要素54、55の大きさの違いは、長さの違い及び周辺幅の違いの両方を含む。
図示の例では、カム要素54、55は、中心軸11を中心にして互いに径方向に対向している。中心軸11を中心とした周辺方向において、カム要素54、55のそれぞれは、カム要素54、55の基部から最も突出した端部に向かう方向において収束する2つの対向する傾斜面56、57を持つ。こうして、カム要素54、55は、ヘッドプレート51に近い位置で最大の周辺幅を持ち、最も下方の位置で最小の周辺幅を持つ。
保持部材42は、保持部材42の中空円筒44が結合要素52の中空円筒53を包含することができるように選択された内径を持つ中空円筒44を有する。中空円筒44の上端には、大きさの異なる2つのノッチ45、46が配置されており、即ち、比較的小さなノッチ45及び比較的大きなノッチ46が配置される。ノッチ45、46は、中空円筒44の中心軸と一致する結合アセンブリ10の中心軸11の方向と、中心軸11を中心とする周辺方向との両方において寸法を持つ。以下では、明確さのため、中心軸11の方向におけるノッチ45、46の寸法が、ノッチ45、46の深さと呼ばれる。一方、中心軸11を中心とした周辺方向のノッチ45、46の寸法は、ノッチ45、46の周辺幅と呼ばれる。有利なことに、ノッチ45、46の大きさの違いは、深さの違い及び周辺幅の違いの両方を含む。
図示の例では、ノッチ45、46は、中心軸11を中心として互いに径方向に対向している。中心軸11を中心とした周辺方向において、各ノッチ45、46は、ノッチ45、46の開放側から最深側に向かう方向において収束する2つの対向する傾斜面47、48により区画される。従って、ノッチ45、46は、最も上向きの位置で最大の周辺幅を持ち、最も下向きの位置で最小の周辺幅を持つ。
ノッチ45、46の位置において、保持部材42は、中空円筒44の外径と同程度の内径を持つ中空円筒部品のように、ノッチ45、46を含む中空円筒44の部分を覆うよう構成された湾曲ストリップ21、22を備えている。この構成では、ノッチ45、46は、半径方向の外側で区切られる。保持部材42の湾曲ストリップ21、22又は類似の部分は、保持部材42の他の部分と一体化されることができる。特に、本体要素4は、単一の一体的な全体として提供されてもよく、ヘッド要素5にも同様のことが適用される。
結合要素52及び保持部材42の他に、結合アセンブリ10は、バネ要素15を有する。図6には、バネ要素15が示されている。図示の例では、バネ要素15は、基部16と、基部16から延びる2つの脚部17とを含み、概ねU字型である。バネ要素15は、本体要素4の本体プレート41上の位置に配置されることが意図される。中空円筒44は、中心軸11を中心として互いに径方向に対向する中空円筒44の部分であって、湾曲ストリップ21、22により覆われていない部分に、中空円筒44の最下位レベルで延びる細長い開口部23、24を具備する。更に、湾曲ストリップ21、22は、湾曲ストリップ21、22の下面と本体プレート41との間に空間が存在するよう構成される。本体要素4及びバネ要素15の組立状態では、バネ要素15の基部16は、比較的小さなノッチ45を区切る湾曲ストリップ21と本体プレート41との間の空間に位置しており、バネ要素15の脚部17は、細長い開口部23、24の位置で、受入れ空間43を部分的に貫通している。
バネ要素15は、結合アセンブリ10の結合位置を固定する機能を持つ。結合要素52は、中空円筒53の適切な位置に2つの細長いくぼみ31、32を備えている。図示の例では、細長いくぼみ31、32は、図7に見られるように、断面が凹状に湾曲した表面を持つ溝のような形状をしている。結合アセンブリ10の結合位置では、結合要素52の細長いくぼみ31、32は、バネ要素15の脚部17が保持部材42の受容空間43を通って部分的に延びる位置にある。従って、バネ要素15の脚部17の一部が、結合要素52の細長いくぼみ31、32に収容されることが達成される。これにより、バネ要素15は、結合要素52が下方向、即ち本体2に向かう方向に作用する引っ張り力を受けるように、結合要素52に作用するようにされる。
本体2とヘッド3とが互いに分離され、ユーザがこれらの間の結合を確立することを望む場合、ユーザは、結合要素52が最終的に保持部材42の受容空間43に挿入されるような態様で、本体2とヘッド3とを互いに向かって移動させる。このプロセスにおいて、ユーザは、相対的に小さいカム要素54及び相対的に小さいノッチ45が、少なくとも大まかには互いに係合する位置にあることを確認すると考えられ、本体2及びヘッド3が互いに対して移動されるとき、相対的に大きなカム要素55及び相対的に大きなノッチ46が、少なくとも大まかには互いに係合する位置にあることを確認すると考えられる。カム要素54、55が傾斜面56、57を持ち、ノッチ45、46が同様に傾斜面47、48を持つという事実により、ユーザが中心軸11を中心とした周辺方向においてカム要素54、55及びノッチ45、46を正確に位置合わせする必要はない。中心軸を中心とした周辺方向にずれがある場合、本体2及びヘッド3が互いに移動する限り、適切な傾斜面47、48、56、57が互いに沿ってスライドし、これにより、カム要素54、55がノッチ45、46の所定の位置に正確に配置される最終構成が自動的に実現される。例えば、結合要素52及び保持部材42の設計、特にカム要素54、55及びノッチ45、46の形状及び寸法は、整列した位置から中心軸11を中心とした周辺方向に20°もの大きなずれが許容されるように選択されることができる。結合を確立するプロセスは、前述のように、カム要素54、55がノッチ45、46内の所定の位置に正確に配置され、バネ要素15の脚部17が結合要素52の窪み31、32内にスナップしたときに終了する。
異なるサイズのカム要素54、55及びノッチ45、46の2つのセット/結合の組み合わせが結合アセンブリ10に存在するという事実に基づき、本体2及びヘッド3が互いに誤って配置される可能性が排除される。
後に、ユーザがヘッド3を本体2から結合解除したいと望むとき、ヘッド3及び本体2を引き離すような力をヘッド3及び本体2に加えることにより、ユーザは解除を行うと考えらえる。このプロセスにおいて、ユーザはヘッド3及び本体2を互いに対してねじることが許されてもよく、これは実際に結合要素52及び保持部材42との結合を解除するのに役立つ。
図8を参照して、カム要素54、55及びノッチ45、46の設計の詳細が説明される。図8は、結合アセンブリ10の結合位置に関するもので、比較的大きなカム要素55及び比較的大きなノッチ46の輪郭を示す。これは、同様の図が比較的小さなカム要素54及び比較的小さなノッチ45の結合組み合わせにも適用可能であることを変えるものではない。図8は特に、結合アセンブリ10の結合位置において、カム要素55及びノッチ46が、それらの傾斜面48;57の位置でのみ互いに接触し、その接触が、傾斜面48;57の全領域に沿ったものではなく、代わりに傾斜面48;57の限られた領域に沿ったものであるという事実を示す。それとは別に、カム要素55及びノッチ46の間には空間が存在する。従って、ノッチ46及びカム要素55の両方において、接触部分46a;55a及び非接触部分46b;55bが区別される。図8では、ノッチ46及びカム要素55のそれぞれの接触部46a;55a及び非接触部46b;55bを隔てる仮想線が点線で示される。
図示の例では、カム要素55の接触部55aの長さは、カム要素55の非接触部55bの長さよりも小さい。同様に、ノッチ46の接触部46aの長さは、ノッチ46の非接触部46bの長さよりも小さい。更に、カム要素55の非接触部55bの長さは、ノッチ46の非接触部46bの長さよりも小さい。
カム要素55の接触部55aは、カム要素55の基部側に位置しているため、カム要素55の突出量が少ない部分と表記されることができ、一方、カム要素55の非接触部55bは、カム要素55の突出量が多い部分である。同様に、ノッチ46の非接触部46bは、ノッチ46の中で最も深い部分であり、一方、ノッチ46の接触部46aは、ノッチ46の中でそれほど深くない部分である。図示の例では、結合アセンブリ10の結合位置において、ノッチ46の傾斜面48の多角度デザインに基づき、ノッチ46及びカム要素55のそれぞれの傾斜面48;57が、限られた領域を介してのみ互いに接触することが実現される。これにより、ノッチ46の傾斜面48のそれぞれは、異なる傾斜方向の2つの部分48a、48bを有する。ノッチ46及びカム要素55のそれぞれの傾斜面48;57の傾斜方向は、ノッチ46及びカム要素55のそれぞれの接触部46a、55aの位置で実質的に同じである。一方、ノッチ46及びカム要素55のそれぞれの非接触部46b、55bの位置では、ノッチ46及びカム要素55のそれぞれの傾斜面48;57の傾斜方向が異なっている。言い換えると、ノッチ46及びカム要素55のそれぞれの接触部46a、55aでは、ノッチ46及びカム要素55のそれぞれの傾斜面48;57が同程度に収束している。一方、ノッチ46及びカム要素55のそれぞれの非接触部46b、55bでは、カム要素55の傾斜面57がノッチ46の傾斜面48よりも強く収束している。
結合アセンブリ10の上述した構成に基づき、結合の安定性の向上の利点を含む複数の利点が得られる。特に、接触部46a及び非接触部55aを備えたノッチ45、46及びカム要素54、55の特定の設計に基づき、中心軸11を中心とした周辺方向へのわずかな相互移動も許されない。これは例えば、前述のように、結合要素52と保持部材42との間にスナップ接続が確立されることにより、結合要素52を保持部材42の内側に引き込もうとする中心軸11の方向に作用する力が加えられる状況では、なおさらである。また、中心軸11に垂直な平面、即ち、ノッチ45、46及びカム要素54、55を中心位置で交差させた平面上の前後方向に沿った線l2に沿った方向と直交する平面上の左右方向の線l1に沿った方向での結合安定性が改善される。この場合、図3及び図5では、左右方向の線l1と前後方向の線l2の両方が見られることに留意されたい。
前後方向の線l2の方向に伸びる軸に対する結合の安定性に関しては、ノッチ45、46の傾斜面47、48の各セットが、ノッチ45、46の接触部46aにおいて傾斜面47、48に作用する法線力の交差により規定されるピボットポイントを生み出す点に留意されたい。2つのノッチ45、46の2つのピボットポイントは、前後方向の線l2の方向に延びるピボット軸を規定する。ヘッド要素5は、本体要素4に対して、このピボット軸に沿って並進したり、このピボット軸を中心に回転したりすることができる。ピボット軸について最適な安定性を得るためには、ノッチ45、46のサイズが重要になる。ノッチ45、46が大きいほど、前述したピボットポイント、即ち、ノッチ45、46の接触部46aの傾斜面47、48に作用する法線力の交差により規定されるピボットポイントは遠くなる。ピボット軸までの距離が大きいと、ピボット軸を中心とした接触に関わる摩擦力の運動量が大きくなる。従って、特に、比較的大きなノッチ46が結合アセンブリ10に含まれていることを考慮すると、ヘッド要素5が本体要素4に対して安定した位置に維持されることができることが実現される。
本体要素4に対するピボット軸に沿ったヘッド要素5の並進は、異なる周辺幅の2つのノッチ45、46が結合アセンブリ10に適用されるという事実に基づき排除される。周辺幅が異なるため、前後方向の線l2の方向における非対称な力の分布が得られ、その結果、相対的に小さいノッチ45に向かう方向に力が作用することになる。
結論として、結合アセンブリ10の様々な特徴に基づき、一方ではしっかりとした安全性を備え、最大の結合安定性を持ち、他方では容易に解放されることができる、本体要素4とヘッド要素5との間の結合が得られることができることが実現される。更に、結合アセンブリ10は、誤使用に対して堅牢である。なぜなら、カム要素54、55及びノッチ45、46の異なるサイズのセット/結合組み合わせに基づき、ユーザは本体要素4及びヘッド要素5を互いに対して正しく位置決めすることを支援されるからである。ユーザは、本体要素4及びヘッド要素5を軸方向に動かすだけでなく、本体要素4及びヘッド要素5を互いにねじることもできる。
本発明の範囲は、前述した実施例に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲で規定される本発明の範囲から逸脱することなく、そのいくつかの修正及び変更が可能であることは、当業者には明らかであろう。本発明は、特許請求の範囲又はその均等物の範囲内にある限り、斯かる修正及び変更をすべて含むものと解釈されることが意図される。本発明が図及び説明において詳細に図示及び説明されてきたが、斯かる図示又は説明は説明的又は例示的なものに過ぎず、限定的なものではない。本発明は、開示された実施形態に限定されるものではない。図面は概略的であり、本発明を理解するために必要でない詳細は省略される場合があり、必ずしも縮尺通りではない。
開示された実施形態への変形は、図、説明、及び添付の請求項の検討から、請求項に記載された発明を実施する当業者により理解及び実施されることができる。特許請求の範囲において、「有する」という語は、他のステップ又は要素を除外するものではなく、また、不定冠詞「a」又は「an」は複数性を除外するものではない。特許請求の範囲に記載される任意の参照符号は、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
特定の実施形態のために、又はそれに関連して議論された要素及び側面は、他に明示されていない限り、他の実施形態の要素及び側面と好適に組み合わせられることができる。従って、ある手段が相互に異なる従属請求項に記載されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示すものではない。
本書で使用される「有する」及び「含む」という用語は、当業者であれば「からなる」という用語をカバーするものとして理解されるだろう。従って、「有する」又は「含む」という用語は、ある実施形態では「からなる」を意味するが、別の実施形態では「少なくとも定義された種と、オプションの1つ又は複数の他の種とを含む/持つ/備える」を意味する場合がある。
図示の例では、結合アセンブリ10の保持部材42は、本体要素4に一体化されており、一方、結合アセンブリ10の結合要素52は、ヘッド要素5に一体化される。これは本質的なものではなく、当業者が容易に思いつくことができる本発明によりカバーされる複数の代替案の1つを挙げれば、その逆も可能であることが理解されるだろう。
本発明の注目すべき側面は以下に要約されることができる。パーソナルケア機器1の本体2とヘッド3とを解放可能に結合するために、結合要素52と、結合要素52を受け入れて収容するよう構成された受容空間43を持つ保持部材42とを備える結合アセンブリ10が提供される。結合要素52及び保持部材42の一方は、少なくとも1つのカム要素54、55を有し、結合要素52及び保持部材42の他方は、少なくとも1つの結合組み合わせを構成するように、少なくとも1つのカム要素54、55を受け入れて収容するよう構成された少なくとも1つのノッチ45、46を有する。少なくとも1つのカム要素54、55及び少なくとも1つのノッチ45、46の両方は、2つの反対側に傾斜した表面47、48;56、57を持つ。少なくとも1つの結合組み合わせでは、結合アセンブリ10の結合位置において、カム要素54、55及びノッチ45、46は、カム要素54、55の基部の接触部55aとノッチ45、46の開放側のノッチ45、46の関連する接触部46aの位置で、それらの傾斜面47、48;56、57を介して2つの側面でのみ接触している。

Claims (15)

  1. パーソナルケア機器の本体とヘッドとの間のインターフェースで使用され、前記本体及び前記ヘッドを解放可能に結合する結合アセンブリであって、
    前記結合アセンブリが、結合要素と、前記結合要素を受け入れて収容する受容空間を持つ保持部材とを有し、
    前記結合要素及び前記保持部材の一方が、前記結合アセンブリの中心軸の方向に突出する少なくとも1つのカム要素を有し、前記結合要素及び前記保持部材の他方は、少なくとも1つの結合組み合わせを構成するように、前記少なくとも1つのカム要素を受け入れて収容する少なくとも1つのノッチを有し、
    前記中心軸を中心とした周辺方向において、前記少なくとも1つのカム要素が、前記少なくとも1つのカム要素の基部から最も突出した端部に向かう方向において収束する2つの反対方向に傾斜した表面を持ち、前記少なくとも1つのノッチは、前記中心軸を中心とした前記結合要素及び前記保持部材の互いに対する回転に基づき、前記結合アセンブリの結合位置の解除を可能にするように、前記少なくとも1つのノッチの開放側から最深側への方向において収束する2つの反対に傾斜した表面を持ち、
    前記少なくとも1つの結合組み合わせにおいて、前記カム要素及び前記ノッチが、前記結合アセンブリの結合位置において、前記カム要素の最も突出した非接触部分とこれに関連する前記ノッチの最も深い非接触部分の位置では、前記カム要素及び前記ノッチの間に空間を残し、前記カム要素のあまり突出していない接触部分とこれに関連する前記ノッチのあまり深くない接触部分の位置では、前記傾斜した表面を介して2つの側面でのみ互いに接触する、結合アセンブリ。
  2. 前記少なくとも1つの結合組み合わせにおいて、前記カム要素及び前記ノッチの少なくとも一方の傾斜面のそれぞれが、傾斜方向に関して異なる少なくとも2つの部分を有する、請求項1に記載の結合アセンブリ。
  3. 前記少なくとも1つの結合組み合わせにおいて、少なくとも前記カム要素の非接触部分及び前記ノッチの関連する非接触部分では、前記カム要素の2つの反対方向に傾斜した表面が前記ノッチの2つの反対方向に傾斜した表面よりも強く収束する、請求項1又は2に記載の結合アセンブリ。
  4. 前記少なくとも1つの結合組み合わせにおいて、前記カム要素の非接触部分の前記中心軸方向の寸法が、前記ノッチの関連する非接触部分の前記中心軸方向の寸法よりも小さい、請求項1乃至3のいずれかに記載の結合アセンブリ。
  5. 前記中心軸方向において、前記カム要素の接触部の寸法が、前記カム要素の非接触部の寸法よりも小さく、前記ノッチの接触部の寸法は、前記ノッチの非接触部の寸法よりも小さい、請求項1乃至4のいずれかに記載の結合アセンブリ。
  6. 前記結合要素を前記保持部材の内側に偏らせるために前記中心軸の方向に作用する力を与えるバイアス機構を有する、請求項1乃至5のいずれかに記載の結合アセンブリ。
  7. 前記結合アセンブリの結合位置において、前記結合要素及び前記保持部材のインターフェースでスナップ接続を提供するスナップ接続機構であって、スナップ接続領域と、前記スナップ接続領域に係合する弾力性のあるスナップ接続要素との少なくとも1つのセットを含む、スナップ接続機構を有する、請求項1乃至6のいずれかに記載の結合アセンブリ。
  8. 前記保持部材が、少なくとも部分的に前記受容空間に配置されたバネ要素を有する、請求項1乃至7のいずれかに記載の結合アセンブリ。
  9. 前記バネ要素が、基部と前記基部から延びる2本の脚部とを含む概ねU字型であり、
    前記脚部のそれぞれの少なくとも一部が前記受容空間に配置される、請求項8に記載の結合アセンブリ。
  10. 前記結合要素が、前記結合アセンブリの結合位置で前記バネ要素が前記結合要素と係合することを可能にするよう、前記バネ要素の少なくとも2つの部分を受け入れて収容する少なくとも2つのくぼみを備える、請求項8又は9に記載の結合アセンブリ。
  11. 2つのカム要素及び2つのノッチを含み、前記中心軸を中心とした周辺方向において、前記結合アセンブリにおいて、相対的に小さいサイズのカム要素及びノッチの結合組み合わせ、並びに相対的に大きいサイズのカム要素及びノッチの結合組み合わせを実現するため、前記カム要素の1つ及び前記ノッチの1つが、前記カム要素の他方及び前記ノッチの他方に比べて小さい、請求項1乃至10のいずれかに記載の結合アセンブリ。
  12. 前記2つのカム要素及び前記2つのノッチが、それぞれ前記中心軸を中心にして互いに対向する、請求項11に記載の結合アセンブリ。
  13. 本体、ヘッド、及び請求項1乃至12のいずれかに記載の結合アセンブリを有するパーソナルケア機器であって、前記結合アセンブリが、前記本体と前記ヘッドとの間のインターフェースに配置され、前記本体及び前記ヘッドを解放可能に結合する、パーソナルケア機器。
  14. 前記結合アセンブリの結合要素が前記ヘッドに含まれ、前記結合アセンブリの結合位置では、前記ヘッドは前記結合要素によってのみ支持される、請求項13に記載のパーソナルケア機器。
  15. 前記機器が、シェービング機器であり、前記ヘッドは、少なくとも2つの回転式シェービングユニットを支持する、請求項13又は14に記載のパーソナルケア機器。
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