JP7101019B2 - 高発熱量ジェット燃料基材の製造方法 - Google Patents
高発熱量ジェット燃料基材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7101019B2 JP7101019B2 JP2018068899A JP2018068899A JP7101019B2 JP 7101019 B2 JP7101019 B2 JP 7101019B2 JP 2018068899 A JP2018068899 A JP 2018068899A JP 2018068899 A JP2018068899 A JP 2018068899A JP 7101019 B2 JP7101019 B2 JP 7101019B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- base material
- jet fuel
- volume
- content
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
一方で、芳香族炭化水素の含有量が多い分解油を含む原料油を用いたジェット燃料の製造については特許文献1及び2には開示されていない。
従って、特許文献1及び2に記載の方法で製造されたディーゼル軽油組成物、及び灯油燃料においては、ナフテン環を有する化合物の含有量が低いため、ディーゼル軽油組成物、及び灯油燃料の密度が低く、それに伴い発熱量も低いという問題がある。
[1] 90容量%留出温度が320~360℃であり、芳香族炭化水素を37~65質量%含む原料油を、水素分圧10~18MPaで水素化処理を行う工程を含むことを特徴とする、15℃における密度が0.79~0.86g/mLであり、10容量%留出温度が170~220℃であり、蒸留の終点が220~320℃であり、析出点が-65~-40℃であり、発熱量が35,000~36,500J/mLであるジェット燃料基材の製造方法。
[2] 前記原料油は、熱分解軽質軽油(LCGO)、接触分解軽油(LCO)、及び熱分解重質軽油を水素化処理して得られた軽質軽油(DS-LHCGO)からなる群から選ばれる少なくとも1種の基材を含む[1]に記載のジェット燃料基材の製造方法。
本実施形態のジェット燃料基材の製造方法で用いる原料油は、90容量%留出温度が320~360℃であり、芳香族炭化水素を37~65質量%含む原料油である。
なお、90容量%留出温度、後述する50容量%留出温度、10容量%留出温度、及び蒸留の終点とは、それぞれJIS K2254「石油製品-蒸留試験方法-常圧法蒸留試験方法」に準拠して測定される値を意味する。
なお、芳香族炭化水素の含有量とは、IP548「 Determination of aromatic hydrocarbon types in middle distillates - High performance liquid chromatography method with refractive index detection」に準拠して測定される値を意味する。
硫黄分の含有量は低ければ低いほど好ましいため、硫黄分の含有量の下限値は特に限定されないが、通常0.5質量ppm以上である。
なお、硫黄分の含有量とは、JIS K 2541「原油及び石油製品-硫黄分試験方法」に準拠して測定される値を意味する。
窒素分の含有量は低ければ低いほど好ましいため、窒素分の含有量の下限値は特に限定されないが、通常100質量ppm以上である。
なお、窒素分の含有量とは、JIS K 2609「原油及び石油製品-窒素分試験方法」に準拠して測定される値を意味する。
なお、15℃における密度とは、JIS K 2249「原油及び石油製品の密度試験方法並びに密度・質量・容量換算表」に準拠して測定される値を意味する。
以下、各基材について図1を参照して説明を行う。
本実施形態の原料油に含まれる基材としては、熱分解軽質軽油(以下、「LCGO」ともいう)が例として挙げられる。LCGOとは、図1に示すように減圧蒸留残渣を熱分解して得られる軽油のうちの軽質留分であり、10容量%留出温度が180~260℃、90容量%留出温度が310~380℃である留分である。
LCGOは、芳香族含有量が多い留分であるため、得られるジェット燃料基材の総発熱量の向上に寄与する。
原料油の総容積に対するLCGOの含有量は、10~90容量%が好ましく、20~80容量%がより好ましく、30~70容量%がさらに好ましい。
LCGOの含有量が前記範囲の下限値以上であると、原料油中の芳香族炭化水素の含有量が高くなり、水素化処理によりナフテン環を有する化合物が多く生成し、得られるジェット燃料基材の発熱量が向上する。LCGOの含有量が前記範囲の上限値以下であると、原料油中の芳香族炭化水素の含有量が高くなりすぎず、水素化処理反応におけるコークの発生が抑制され、水素化処理触媒の寿命が長くなる。
本実施形態の原料油に含まれる基材としては、接触分解軽油(以下、「LCO」ともいう)が例として挙げられる。LCOとは、図1に示すように流動接触分解装置から留出される留分であり、例えば、10容量%留出温度が185~250℃、90容量%留出温度が270~370℃である留分である。
LCOは、芳香族含有量が多い留分であるため、得られるジェット燃料基材の総発熱量の向上に寄与する。
原料油の総容積に対するLCOの含有量は、10~65容量%が好ましく、20~65容量%がより好ましく、22~63容量%がさらに好ましい。
LCOの含有量が前記範囲の下限値以上であると、原料油中の芳香族炭化水素の含有量が高くなり、水素化処理によりナフテン環を有する化合物が多く生成し、得られるジェット燃料基材の発熱量が向上する。LCOの含有量が前記範囲の上限値以下であると、原料油中の芳香族炭化水素の含有量が高くなりすぎず、水素化処理反応におけるコークの発生が抑制され、水素化処理触媒の寿命が長くなる。
本実施形態の原料油に含まれる基材としては、熱分解重質軽油(HCGO)を水素化処理して得られた軽質軽油(以下、「DS-LHCGO」ともいう)が例として挙げられる。DS-LHCGOとは、図1に示すように減圧蒸留残渣を熱分解し得られる軽油のうちLCGOよりも重質留分であるHCGOを水素化処理して得られた軽質軽油である。
DS-LHCGOは、芳香族含有量が多い留分であるため、得られる軽油基材の総発熱量の向上に寄与する。
DS-LHCGOは、10容量%留出温度が200~260℃である。また、DS-LHCGOは、90容量%留出温度が300~350℃である。
原料油の総容積に対するDS-LHCGOの含有量は、3~10容量%が好ましく、4~10容量%がより好ましく、5~10容量%がさらに好ましい。
DS-LHCGOの含有量が前記範囲の下限値以上であると、原料油中の芳香族炭化水素の含有量が高くなり、水素化処理によりナフテン環を有する化合物が多く生成し、得られる軽油基材の発熱量が向上する。DS-LHCGOの含有量が前記範囲の上限値以下であると、原料油中の芳香族炭化水素の含有量が高くなりすぎず、水素化処理反応におけるコークの発生が抑制され、水素化処理触媒の寿命が長くなる。
原料油の総容積に対するLCGOとLCOの合計含有量は、30~100容量%が好ましく、40~98容量%がより好ましく、50~95容量%がさらに好ましく、60~95容量%が特に好ましい。
LCGOとLCOの合計含有量が前記範囲の下限値以上であると、原料油中の芳香族炭化水素の含有量が高くなり、水素化処理によりナフテン環を有する化合物が多く生成し、得られるジェット燃料基材の発熱量が向上する。LCGOとLCOの含有量が前記範囲の上限値以下であると、原料油中の芳香族炭化水素の含有量が高くなりすぎず、水素化処理反応におけるコークの発生が抑制され、水素化処理触媒の寿命が長くなる。
本発明の一つの側面としては、原料油の総容積に対して、LCGOの含有量が30~60容量%で、かつLCOの含有量が35~65容量%が好ましい。
LCGO及びLCOの含有量がそれぞれ前記範囲の下限値以上であると、原料油中の芳香族炭化水素の含有量が高くなり、水素化処理によりナフテン環を有する化合物が多く生成し、得られるジェット燃料基材の発熱量が向上する。LCGO及びLCOの含有量がそれぞれ前記範囲の上限値以下であると、原料油中の芳香族炭化水素の含有量が高くなりすぎず、水素化処理反応におけるコークの発生が抑制され、水素化処理触媒の寿命が長くなる。
本実施形態の原料油は、前記LCGO、LCO、及びDS-LHCGO以外のその他の基材を含有してもよい。
その他の基材としては、常圧蒸留によって得られる直留軽油、間接脱硫装置から得られる軽油留分、直接脱硫装置から得られる軽油留分等が例として挙げられる。
原料油の総容積に対するその他の基材の含有量は、0~70容量%が好ましく、2~60容量%がより好ましく、5~50容量%がさらに好ましい。
本発明に係るジェット燃料基材の製造方法における水素化処理は、水素分圧10~18MPaで行う。以下、水素化処理の条件の詳細を説明する。
水素化処理触媒を構成する担体を構成する混合物としては、アルミナを含有する多孔質無機酸化物が使用できる。
水素化処理触媒を構成する活性成分としては、周期表第6族から選ばれる少なくとも1種の金属元素、周期表第8~10族から選ばれる少なくとも1種の金属元素が例として挙げられる。
周期表第6族から選ばれる少なくとも1種の金属元素としては、モリブデン、タングステンが好ましい。モリブデン化合物としては、三酸化モリブデン、モリブデン酸アンモニウム等が好ましく、タングステン化合物としては、三酸化タングステン、タングステン酸アンモニウム等が好ましい。第6族金属の担持量は、酸化物換算で水素化処理触媒の総質量に対して8~20質量%が好ましい。
周期表第8~10族から選ばれる少なくとも1種の金属元素としては、コバルト、ニッケルが好ましい。コバルト化合物としては、炭酸コバルト、塩基性炭酸コバルト、硝酸コバルト等が好ましく、ニッケル化合物としては、炭酸ニッケル、塩基性炭酸ニッケル、硝酸ニッケル等が好ましい。第9族と第10族の金属元素の担持量は、酸化物換算で水素化処理触媒の総質量に対して2~6質量%が好ましい。
上述した活性成分のなかでは、モリブデンとニッケルとを組み合わせたモリブデンニッケル系触媒が好ましい。
また、上述の水素化処理触媒を、水素雰囲気下で、300~400℃で、1~36時間、水素還元処理して使用することが好ましい。
水素化処理における水素分圧は、10~18MPaであり、11~16MPaが好ましく、13~15MPaがより好ましい。水素分圧が前記範囲の下限値以上であると、本実施形態のようなオレフィン、芳香族炭化水素の含有量の多い原料油を水素化処理してもコークの発生が抑制され、水素化処理触媒の寿命が長くなる。水素分圧が前記範囲の上限値以下であると、水素化処理設備にコストがかかりすぎないため経済的に有利である。
水素/油比が前記範囲の下限値以上であると、充分に水素化処理反応が進行する。水素/油比が前記範囲の上限値以下であると、過剰に水素を消費することもなく、処理コストを削減できる。また、反応器内の発熱に応じてクエンチ水素を加えても良い。
液空間速度が前記範囲の下限値以上であると、水素化処理の効率が向上する。液空間速度が前記範囲の上限値以下であると、水素化処理触媒と原料油との接触時間が充分となり、水素化処理触媒の活性が充分に発揮される。
触媒層の温度が前記範囲の下限値以上であると、水素化触媒の触媒活性が向上する。触媒層の温度が前記範囲の上限値以下であると、水素化処理油の着色や、水素化処理触媒の寿命の低下が起こりにくくなる。
本発明に係るジェット燃料基材は、15℃における密度が0.79~0.86g/mLであり、10容量%留出温度が170~220℃であり、蒸留の終点が220~320℃であり、析出点が-65~-40℃であり、発熱量が35,000~36,500J/mLであるジェット燃料基材である。
ジェット燃料基材のT90は、185~265℃であり、200~260℃が好ましく、210~250℃がより好ましい。
ジェット燃料の蒸留の終点は、220~320℃であり、230~310℃が好ましく、240~300℃がより好ましく、250~300℃がさらに好ましい。
T10、T90、蒸留の終点が前記範囲内であると、寒冷地での始動時や高高度で飛行中の再着火時に点火しやすく、燃料配管内で気化ガスによる燃料供給が閉塞する「ベイパーロック」を防ぐことができるとともに、容量あたりの炭化水素の含有量が多くなり、灯油基材の発熱量が向上するため好ましい。
析出点が前記範囲内であると、ジェット燃料に含まれるワックス分が析出しにくくなり、燃料フィルターや配管系内部で詰まることを防ぐことができるため好ましい。
なお、析出点とは、JIS K 2276「析出点試験方法(航空燃料油)」に準拠して測定される値を意味する。
発熱量が前記範囲内であると、ジェット燃料の燃焼効率が向上する。
なお、発熱量とは、JIS K2279「原油及び石油製品-発熱量試験方法及び計算による推定方法」に準拠して測定される値を意味する。
なお、JIS K2279の式中の芳香族分(容量%)は前述のIP548により求めた芳香族分(質量%)の値を使用し、密度を0.9g/mLとして容量%に計算して求めることができる。
なお、引火点とは、JIS K2265-1「原油及び石油製品-引火点試験方法」(タグ密閉式引火点試験方法)に準拠して測定される値を意味する。
[15℃における密度]
JIS K 2249「原油及び石油製品の密度試験方法並びに密度・質量・容量換算表」に準拠して測定した。
[硫黄分の含有量]
JIS K 2541「原油及び石油製品-硫黄分試験方法」に準拠して測定した。
[芳香族炭化水素の含有量]
IP548「 Determination of aromatic hydrocarbon types in middle distillates - High performance liquid chromatography method with refractive index detection」に準拠して測定した。
[10容量%留出温度、50容量%留出温度、90容量%留出温度、蒸留の終点]
JIS K2254「石油製品-蒸留試験方法-常圧法蒸留試験方法」に準拠して測定した。
[窒素分]
JIS K 2609「原油及び石油製品-窒素分試験方法」に準拠して測定した。
[発熱量]
JIS K2279「原油及び石油製品-発熱量試験方法及び計算による推定方法」に準拠して測定した。
なお、JIS K2279の式中の芳香族分(容量%)は前述のIP548により求めた芳香族分(質量%)の値を使用し、密度を0.9g/mLとして容量%に計算して求めた。
[析出点]
JIS K 2276「析出点試験方法(航空燃料油)」に準拠して測定した。
[引火点]
JIS K2265-1「原油及び石油製品-引火点試験方法」(タグ密閉式引火点試験方法)に準拠して測定した。
水素化処理触媒としては、モリブデンニッケル系触媒を使用した。
配合1の原料油を水素/油比:650Nm3/KL、水素分圧:14.1MPa、液空間速度(LHSV):0.32hr-1、反応温度:328℃で水素化処理し、その後分留することによりジェット燃料基材を得た。得られたジェット燃料基材の性状(15℃における密度、硫黄分の含有量、引火点、芳香族炭化水素の含有量、T10、T50、T90、蒸留の終点、析出点、発熱量)を表6に示す。
配合2の原料油を水素/油比:630Nm3/KL、水素分圧:14.0MPa、液空間速度(LHSV):0.33hr-1、反応温度:329℃で水素化処理し、その後分留することによりジェット燃料基材を得た。得られたジェット燃料基材の性状を表6に示す。
配合3の原料油を水素/油比:480Nm3/KL、水素分圧:14.0MPa、液空間速度(LHSV):0.42hr-1、反応温度:341℃で水素化処理し、その後分留することによりジェット燃料基材を得た。得られたジェット燃料基材の性状を表6に示す。
配合4の原料油を水素/油比:580Nm3/KL、水素分圧:13.5MPa、液空間速度(LHSV):0.37hr-1、反応温度:335℃で水素化処理し、その後分留することによりジェット燃料基材を得た。得られたジェット燃料基材の性状を表6に示す。
配合5の原料油を水素/油比:510Nm3/KL、水素分圧:14.0MPa、液空間速度(LHSV):0.39hr-1、反応温度:334℃で水素化処理し、その後分留することによりジェット燃料基材を得た。得られたジェット燃料基材の性状を表6に示す。
配合6の原料油を水素/油比:570Nm3/KL、水素分圧:13.5MPa、液空間速度(LHSV):0.37hr-1、反応温度:342℃で水素化処理し、その後分留することによりジェット燃料基材を得た。得られたジェット燃料基材の性状を表6に示す。
配合7の原料油を水素/油比:400Nm3/KL、水素分圧:14.2MPa、液空間速度(LHSV):0.54hr-1、反応温度:340℃で水素化処理し、その後分留することによりジェット燃料基材を得た。得られたジェット燃料基材の性状を表6に示す。
配合8の原料油を水素/油比:570Nm3/KL、水素分圧:13.4MPa、液空間速度(LHSV):0.32hr-1、反応温度:334℃で水素化処理し、その後分留することによりジェット燃料基材を得た。得られたジェット燃料基材の性状を表6に示す。
配合9の原料油を水素/油比:630Nm3/KL、水素分圧:13.8MPa、液空間速度(LHSV):0.31hr-1、反応温度:334℃で水素化処理し、その後分留することによりジェット燃料基材を得た。得られたジェット燃料基材の性状を表6に示す。
配合10の原料油を水素/油比:510Nm3/KL、水素分圧:13.9MPa、液空間速度(LHSV):0.40hr-1、反応温度:336℃で水素化処理し、その後分留することによりジェット燃料基材を得た。得られたジェット燃料基材の性状を表6に示す。
配合11の原料油を水素/油比:610Nm3/KL、水素分圧:12.8MPa、液空間速度(LHSV):0.33hr-1、反応温度:335℃で水素化処理し、その後分留することによりジェット燃料基材を得た。得られたジェット燃料基材の性状を表6に示す。
Claims (2)
- 90容量%留出温度が320~360℃であり、芳香族炭化水素を37~65質量%含む原料油を、水素分圧10~18MPa、水素/油比100~800Nm 3 /KL、液空間速度0.1~3hr -1 、触媒層の温度300~420℃で水素化処理を行う工程と、水素化処理して得られた基材を蒸留分離する工程と、を含む、ジェット燃料基材の製造方法であって、
前記原料油は、熱分解軽質軽油(LCGO)、接触分解軽油(LCO)、及び熱分解重質軽油を水素化処理して得られた軽質軽油(DS-LHCGO)からなる群から選ばれる少なくとも1種の基材を含み、
前記原料油の総容積に対するLCGOとLCOの合計含有量は、30~100容量%であり、
前記ジェット燃料基材は、15℃における密度が0.79~0.86g/mLであり、10容量%留出温度が170~220℃であり、蒸留の終点が220~320℃であり、析出点が-65~-40℃であり、発熱量が35,000~36,500J/mLであるジェット燃料基材の製造方法。 - 前記原料油は、前記LCGO、前記LCO、及び前記DS-LHCGOを含む請求項1に記載のジェット燃料基材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018068899A JP7101019B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 高発熱量ジェット燃料基材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018068899A JP7101019B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 高発熱量ジェット燃料基材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019178250A JP2019178250A (ja) | 2019-10-17 |
JP7101019B2 true JP7101019B2 (ja) | 2022-07-14 |
Family
ID=68277899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018068899A Active JP7101019B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 高発熱量ジェット燃料基材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7101019B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009292857A (ja) | 2008-06-02 | 2009-12-17 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 灯油組成物 |
US20100270205A1 (en) | 2008-10-22 | 2010-10-28 | Chevron U.S.A. Inc. | High energy distillate fuel composition and method of making the same |
JP2011502205A (ja) | 2007-10-31 | 2011-01-20 | シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド | 重質炭化水素流をジェット生成物にアップグレードする方法 |
JP2012211287A (ja) | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Jx Nippon Oil & Energy Corp | 灯油の製造方法 |
JP2014196395A (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-16 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 石油製品の製造方法 |
JP2016190961A (ja) | 2015-03-31 | 2016-11-10 | Jxエネルギー株式会社 | ジェット燃料組成物およびその製造方法 |
-
2018
- 2018-03-30 JP JP2018068899A patent/JP7101019B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011502205A (ja) | 2007-10-31 | 2011-01-20 | シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド | 重質炭化水素流をジェット生成物にアップグレードする方法 |
JP2009292857A (ja) | 2008-06-02 | 2009-12-17 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 灯油組成物 |
US20100270205A1 (en) | 2008-10-22 | 2010-10-28 | Chevron U.S.A. Inc. | High energy distillate fuel composition and method of making the same |
CN102197114A (zh) | 2008-10-22 | 2011-09-21 | 雪佛龙美国公司 | 高能馏分燃料组合物及其制备方法 |
JP2012506481A (ja) | 2008-10-22 | 2012-03-15 | シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド | 高エネルギー留出燃料組成物及びそれを作製する方法 |
JP2012211287A (ja) | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Jx Nippon Oil & Energy Corp | 灯油の製造方法 |
JP2014196395A (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-16 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 石油製品の製造方法 |
JP2016190961A (ja) | 2015-03-31 | 2016-11-10 | Jxエネルギー株式会社 | ジェット燃料組成物およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019178250A (ja) | 2019-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6803465B2 (ja) | ライトタイトオイル及び高硫黄燃料油からの燃料組成物 | |
JP5622736B2 (ja) | 高エネルギー留出燃料組成物及びそれを作製する方法 | |
JP2006176794A (ja) | 合成ナフサ燃料を製造する方法およびその方法により製造された合成ナフサ燃料 | |
JP5838209B2 (ja) | 優れた熱安定性を有するジェット燃料 | |
EP2823022B1 (en) | Heavy synthetic fuel | |
EP2474598A1 (en) | Aviation fuel oil composition | |
JP2021513594A (ja) | 超臨界水プロセスによる高品質ディーゼルの製造 | |
JP2014077140A (ja) | 航空燃料および自動車軽油の調製方法 | |
JP2000212579A (ja) | 灯油の製造方法 | |
JP7101019B2 (ja) | 高発熱量ジェット燃料基材の製造方法 | |
JP6403622B2 (ja) | ジェット燃料組成物およびその製造方法 | |
JP7101021B2 (ja) | 高発熱量軽油基材の製造方法 | |
JP4658491B2 (ja) | 環境対応軽油の製造方法 | |
JP7101020B2 (ja) | 高発熱量灯油基材の製造方法 | |
JP5676344B2 (ja) | 灯油の製造方法 | |
JP4216624B2 (ja) | 深度脱硫軽油の製造方法 | |
JP2023009429A (ja) | 軽油組成物 | |
US7332071B2 (en) | Process for improving aromatic and naphtheno-aromatic gas oil fractions | |
JP6258756B2 (ja) | 燃料油基材の製造方法 | |
JP7057800B2 (ja) | 燃料及びその配合組み合わせ | |
JP7343444B2 (ja) | 単一液体燃料製造物の製造方法及びその燃料と使用 | |
JP5334903B2 (ja) | A重油組成物 | |
RU2716165C1 (ru) | Способ получения малосернистого дизельного топлива и малосернистого бензина | |
JP7198024B2 (ja) | ジェット燃料油基材及びジェット燃料油組成物 | |
JP3582803B2 (ja) | 重油基材の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20200925 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220704 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7101019 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |