JP7100816B2 - 監視システム、監視装置およびセンサユニット - Google Patents

監視システム、監視装置およびセンサユニット Download PDF

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Description

この発明は、監視システム、ならびに監視システムを構成する監視装置およびセンサユニットに関する。
特許文献1は、スマートフォン等の通信装置に接続されるパフォーマンスモニターモジュールを開示している。パフォーマンスモニターモジュールは、通信装置を携帯している使用者の行動を検出するパフォーマンスセンサからパフォーマンス信号を収集する信号レシーバと、収集されたパフォーマンス信号を処理してパフォーマンスデータを出力するプロセッサと、パフォーマンスデータを通信装置に送信する通信インタフェースとを含む。パフォーマンスデータに基づいて、使用者の行動を分析することができる。通信装置は、送信されたパフォーマンスデータを保存したり、表示したりする。
特表2013-506488号公報
工場等の作業現場では、作業効率向上のために作業者の作業状態を管理できることが望まれている。しかし、特許文献1に記載のパフォーマンスモニターモジュールは、この目的に適さない。なぜなら、作業者全員分のパフォーマンスモニターモジュールを準備して作業者一人一人に配布して携帯させなければならないので、コスト等の点から困難であるからである。さらに、作業者が、勤務時間以外でもパフォーマンスモニターモジュールを携帯していると、作業者の作業状態とは無関係な個人情報まで収集してしまうおそれがあるからである。
そこで、この発明の一実施形態は、不要な情報を収集することなく低コストで作業者の作業状態を把握できる監視システム、ならびに監視システムを構成する監視装置およびセンサユニットを提供する。
この発明は、第1センサと、第2センサと、無線出力手段と、入力手段と、記憶手段とを含む、監視システムを提供する。前記第1センサは、作業者による人力で移動する搬送器具に装着され、前記搬送器具の移動を検出して第1検出信号を出力する。前記第2センサは、前記搬送器具に装着され、作業者による前記搬送器具への接触を検出して第2検出信号を出力する。前記無線出力手段は、前記搬送器具に装着され、前記第1検出信号および前記第2検出信号を無線出力する。前記入力手段には、前記無線出力手段によって無線出力される前記第1検出信号および前記第2検出信号が入力される。前記記憶手段は、前記入力手段に入力される前記第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて、前記搬送器具を使用する作業者の作業状態をあらわす作業状態情報を時系列に沿って記憶する。
この構成により、作業者が搬送器具に接触した状態で搬送器具を移動させると、搬送器具からは、搬送器具の移動をあらわす第1検出信号が第1センサによって出力され、作業者による搬送器具への接触をあらわす第2検出信号が第2センサによって出力され、これらの検出信号は、無線出力されて入力手段に入力される。入力手段に入力された第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて、搬送器具を使用する作業者の作業状態をあらわす作業状態情報が時系列に沿って記憶手段に記憶される。作業者を監督する管理者等の使用者は、記憶手段に記憶された作業状態情報に基づいて、作業者の作業状態を把握できる。第1検出信号および第2検出信号は、作業者による搬送器具の接触や移動といった作業状態をあらわすものの、作業者の個人情報等の不要な情報を含まない。また、第1センサおよび第2センサは、作業者一人一人が保持するものでなく、複数の作業者によって共用され得る搬送器具に装着されるものである。そのため、不要な情報を収集することなく低コストで作業者の作業状態を把握できる。
この発明の一実施形態では、前記監視システムは、前記入力手段に入力される前記第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて、前記搬送器具を使用する作業者の作業状態を判断する判断手段をさらに含む。前記記憶手段は、前記判断手段による判断結果を前記作業状態情報として記憶する。
この構成により、監視システムでは、搬送器具の移動をあらわす第1検出信号と、作業者による搬送器具への接触をあらわす第2検出信号とに基づいて、この搬送器具を使用する作業者の作業状態の判断が行われ、その判断結果が作業状態情報として記憶手段に記憶される。そのため、使用者は、記憶手段に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者の作業状態を把握できる。
この発明の一実施形態では、前記第1検出信号と前記第2検出信号とが同時に前記入力手段に入力された場合に、前記判断手段は、作業者が前記搬送器具を移動させていると判断する。
この構成により、監視システムでは、搬送器具の移動をあらわす第1検出信号と、作業者による搬送器具への接触をあらわす第2検出信号とが同時に入力手段に入力されると、作業者が搬送器具を移動させていると判断されて、この判断結果が当該作業者の作業状態情報として記憶手段に記憶される。そのため、使用者は、記憶手段に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者が搬送器具を移動させているという作業状態を把握できる。
この発明の一実施形態では、前記第1検出信号が前記入力手段に入力されていない状態で前記第2検出信号が前記入力手段に入力された場合に、前記判断手段は、作業者が前記搬送器具に接触した状態で作業をしていると判断する。
この構成により、監視システムでは、搬送器具の移動をあらわす第1検出信号が入力されていない状態で、作業者による搬送器具への接触をあらわす第2検出信号が入力手段に入力された場合に、作業者が静止中の搬送器具に接触した状態で作業していると判断されて、この判断結果が当該作業者の作業状態情報として記憶手段に記憶される。そのため、使用者は、記憶手段に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者が静止中の搬送器具に接触した状態で作業しているという作業状態を把握できる。
この発明の一実施形態では、前記記憶手段は、前記第1検出信号が前記入力手段に入力されずに前記第2検出信号が前記入力手段に入力されている状態の継続時間についての第1基準時間を記憶する。前記第1検出信号が前記入力手段に入力されずに前記第2検出信号が前記入力手段に入力されている状態の継続時間と前記第1基準時間との差が所定の第1閾値よりも大きい場合には、前記判断手段は、作業に問題があると判断する。
この構成により、監視システムでは、第1検出信号が入力手段に入力されずに第2検出信号が入力手段に入力されている状態の継続時間、つまり作業者が静止中の搬送器具に接触した状態で作業を継続している時間についての第1基準時間が記憶手段に記憶される。この継続時間と第1基準時間との差が所定の第1閾値よりも大きい場合には、監視システムでは、作業に問題があると判断されて、この判断結果が当該作業者の作業状態情報として記憶手段に記憶される。そのため、使用者は、記憶手段に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者による作業に問題があることを把握できる。
この発明の一実施形態では、前記記憶手段は、前記第1検出信号が前記入力手段に入力されていない状態の継続時間についての第2基準時間を記憶する。前記第1検出信号が前記入力手段に入力されてない状態の継続時間と前記第2基準時間との差が所定の第2閾値よりも大きい場合には、前記判断手段は、作業に問題があると判断する。
この構成により、監視システムでは、第1検出信号が入力手段に入力されていない状態、つまり搬送器具が静止している状態の継続時間と第2基準時間との差が所定の第2閾値よりも大きい場合には、監視システムでは、この搬送器具を担当する作業者による作業に問題があると判断されて、この判断結果が当該作業者の作業状態情報として記憶手段に記憶される。そのため、使用者は、記憶手段に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者による作業に問題があることを把握できる。
この発明の一実施形態では、前記監視システムは、前記搬送器具への荷物の搭載を検出して第3検出信号を出力する第3センサをさらに含む。前記無線出力手段は、前記第3検出信号を無線出力する。前記入力手段には、前記無線出力手段によって無線出力される前記第3検出信号が入力される。前記判断手段は、前記入力手段に入力される前記第1検出信号、前記第2検出信号および前記第3検出信号に基づいて、前記搬送器具を使用する作業者の作業状態を判断する。
この構成により、荷物が搬送器具に搭載されると、搬送器具からは、搬送器具への荷物の搭載をあらわす第3検出信号が第3センサによって出力された後に、無線出力されて入力手段に入力される。監視システムでは、搬送器具の移動をあらわす第1検出信号と、作業者による搬送器具への接触をあらわす第2検出信号と、第3検出信号とに基づいて、この搬送器具を使用する作業者の作業状態の判断が行われ、その判断結果が作業状態情報として記憶手段に記憶される。そのため、使用者は、記憶手段に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者の作業状態を把握できる。
この発明の一実施形態では、前記第1検出信号と前記第2検出信号と前記第3検出信号とが同時に前記入力手段に入力された場合に、前記判断手段は、作業者が荷物を搭載した前記搬送器具を移動させていると判断する。
この構成により、監視システムでは、搬送器具の移動をあらわす第1検出信号と、作業者による搬送器具への接触をあらわす第2検出信号と、搬送器具への荷物の搭載をあらわす第3検出信号とが同時に入力手段に入力されると、作業者が荷物を搭載した搬送器具を移動させていると判断されて、この判断結果が当該作業者の作業状態情報として記憶手段に記憶される。そのため、使用者は、記憶手段に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者が荷物を搭載した搬送器具を移動させているという作業状態を把握できる。
この発明の一実施形態では、前記第3検出信号が前記入力手段に入力されない場合に、前記判断手段は、前記搬送器具には荷物が搭載されていないと判断する。
この構成により、監視システムでは、搬送器具への荷物の搭載をあらわす第3検出信号が入力手段に入力されない場合に、搬送器具には荷物が搭載されていないと判断されて、この判断結果が、この搬送器具を担当する作業者の作業状態情報として記憶手段に記憶される。そのため、使用者は、記憶手段に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者が搬送器具に荷物を搭載していないという作業状態を把握できる。
この発明の一実施形態では、前記監視システムは、前記判断手段の判断結果に対応する情報を表示する表示手段をさらに含む。
この構成により、監視システムでは、搬送器具を使用する作業者の作業状態についての判断手段による判断結果に対応する情報、つまり当該作業者の作業状態情報に対応する情報が表示手段に表示される。そのため、表示手段に表示された当該情報を見た使用者は、当該作業者の作業状態を把握できる。
この発明の一実施形態では、前記表示手段は、監視モニタおよび信号表示灯の少なくともいずれかを含む。
この構成により、監視モニタおよび信号表示灯の少なくともいずれかには、作業者の作業状態情報に対応する情報が表示される。そのため、監視モニタおよび信号表示灯の少なくともいずれかにおいて当該情報を見た使用者は、搬送器具を使用する作業者の作業状態を把握できる。
この発明は、入力手段と、記憶手段とを含む、監視装置を提供する。前記入力手段には、作業者による人力で移動する搬送器具の移動を検出する第1センサの第1検出信号と、作業者による前記搬送器具への接触を検出する第2センサの第2検出信号とが入力される。前記記憶手段は、前記入力手段に入力される前記第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて、前記搬送器具を使用する作業者の作業状態をあらわす作業状態情報を時系列に沿って記憶する。
この構成により、作業者が搬送器具に接触した状態で搬送器具を移動させると、搬送器具からは、搬送器具の移動をあらわす第1検出信号が第1センサによって出力され、作業者による搬送器具への接触をあらわす第2検出信号が第2センサによって出力され、これらの検出信号は、監視装置の入力手段に入力される。監視装置では、入力手段に入力された第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて、搬送器具を使用する作業者の作業状態をあらわす作業状態情報が時系列に沿って記憶手段に記憶される。作業者を監督する管理者等の使用者は、記憶手段に記憶された作業状態情報に基づいて、作業者の作業状態を把握できる。第1検出信号および第2検出信号は、作業者による搬送器具の接触や移動といった作業状態をあらわすものの、作業者の個人情報等の不要な情報を含まない。また、第1センサおよび第2センサは、作業者一人一人が保持するものでなく、複数の作業者によって共用され得る搬送器具に装着されるものである。そのため、不要な情報を収集することなく低コストで作業者の作業状態を把握できる。
この発明は、第1センサと、第2センサと、無線出力手段と、電源とを含み、作業者による人力で移動する搬送器具に装着されるセンサユニットを提供する。前記第1センサは、前記搬送器具の移動を検出して第1検出信号を出力する。前記第2センサは、作業者による前記搬送器具への接触を検出して第2検出信号を出力する。前記無線出力手段は、前記第1検出信号および前記第2検出信号を無線出力する。前記電源は、少なくとも前記無線出力手段に作動電力を供給する。
この構成により、作業者が搬送器具に接触した状態で搬送器具を移動させると、搬送器具に装着されるセンサユニットからは、搬送器具の移動をあらわす第1検出信号が第1センサによって出力され、作業者による搬送器具への接触をあらわす第2検出信号が第2センサによって出力され、これらの検出信号は、無線出力手段によって無線出力される。無線出力された第1検出信号および前記第2検出信号は、搬送器具を使用する作業者の作業状態をあらわす作業状態情報の指標であり、作業状態情報に基づいて、作業者の作業状態を把握できる。第1検出信号および第2検出信号は、作業者による搬送器具の接触や移動といった作業状態をあらわすものの、作業者の個人情報等の不要な情報を含まない。また、第1センサおよび第2センサを備えたセンサユニットは、作業者一人一人が保持するものでなく、複数の作業者によって共用され得る搬送器具に装着されるものである。そのため、不要な情報を収集することなく低コストで作業者の作業状態を把握できる。
図1は、この発明の一実施形態に係る監視システムの構成を示す概念図である。 図2は、監視システムの電気的構成例を示すブロック図である。 図3は、監視システムを構成する各センサの検出信号の入力有無と、監視システムが適用される作業現場における作業者の作業状態をあらわす状態色との関係を示す表である。 図4は、監視システムを構成する表示装置の表示内容の一例を示す図である。 図5は、表示装置の表示内容の別の例を示す図である。
図1は、この発明の一実施形態に係る監視システム1の構成を示す概念図である。監視システム1は、例えば工場内に設けられている。工場内では、部品や仕掛品や完成品等の荷物を複数の作業現場間で搬送するために第1搬送器具A1、第2搬送器具A2…第N搬送器具ANという複数の搬送器具Aが用いられる。搬送器具Aは、作業現場の作業者による人力で移動する搬送器具であり、この実施形態では、従来から用いられている台車等の作業用リフトである。それぞれの搬送器具Aは、荷物が搭載される矩形板状の載置台Bと、載置台Bの例えば四隅に設けられて工場の敷地面を転動する車輪Cと、載置台Bの後端から立ち上がった左右一対の支柱Dと、一対の支柱Dの上端間に架設されて左右に延びる棒状のハンドルEとを有する。1つの搬送器具Aに複数の載置台Bが上下に並んで設けられてもよく、この場合には、隣り合う載置台Bの間隔が調整可能であってもよい。
作業現場には、それぞれの搬送器具Aを担当する作業者がおり、作業者は、荷物が載置台Bに搭載された搬送器具AのハンドルEを掴んで押したり引いたりすることで搬送器具Aを移動させることによって、この荷物を工場内で搬送する。なお、それぞれの搬送器具Aを担当する作業者は、1名ずつとは限らず、例えば所定の作業班を構成する複数のメンバーのいずれかが交代で搬送器具Aを使用してもよい。工場の中または外には、作業現場を管理する管理者が待機する管理室が設けられている。
監視システム1は、それぞれの搬送器具Aに1つずつ装着されて搬送器具Aに関して所定の検出を行って検出信号を無線出力するセンサユニット2と、センサユニット2によって無線出力された検出信号を処理する監視装置3と、管理室に設置されて監視装置3の処理結果に対応する情報を表示する表示装置4とをさらに含む。監視装置3は、管理室に設置されてもよいし、別の場所に設置されてもよい。
センサユニット2は、複数のセンサ8によって構成されたセンサモジュール9と、これらのセンサ8の検出信号を外部出力する送信モジュール10とを含む。センサモジュール9における複数のセンサ8は、搬送器具Aの移動を検出する第1センサ11と、作業者による搬送器具AのハンドルEへの接触を検出する第2センサ12と、搬送器具Aの載置台Bへの荷物の搭載を検出する第3センサ13とを含む。
第1センサ11は、例えば加速度センサや速度センサや振動センサ等によって構成される。第1センサ11は、搬送器具Aの移動を検出すると第1検出信号を出力する。この実施形態では、第1センサ11は、送信モジュール10と一体化されるが、搬送器具Aにおいて送信モジュール10とは別の位置に設けられてもよい。第2センサ12は、例えば圧力センサや応力センサや歪センサやトルクセンサや質量センサ等によって構成されてハンドルEに設けられる。作業者がハンドルEに接触すると、第2センサ12は、第2検出信号を出力する。第3センサ13は、例えば質量センサや近接センサ等によって構成されて載置台Bに設けられる。荷物が載置台Bに搭載されると、第3センサ13は、第3検出信号を出力する。なお、第1センサ11では、誤検出防止のため、例えば搬送器具Aの移動が所定時間以上(数秒以上)継続された場合に、第1検出信号を出力してもよい。他のセンサ8も、同様の誤検出防止の機能を備えてもよい。
送信モジュール10は、搬送器具Aにおいて載置台B上の荷物や作業者の邪魔にならない位置、例えば載置台Bの後端部に固定されるケーシング14を有する。図2は、監視システム1の電気的構成例を示すブロック図である。ケーシング14内には、センサモジュール9の各センサ8からの検出信号が入力されるインタフェース部である入力部15と、CPU(中央処理ユニット)によって構成された制御部16とが設けられている。ケーシング14内には、無線出力手段として機能する無線通信ユニット17と、制御部16および無線通信ユニット17に作動動力を供給する電源18と、様々な情報を記憶する記憶部19とが設けられている。
センサモジュール9における第1センサ11、第2センサ12および第3センサ13のそれぞれと入力部15とは、有線または無線の通信線20を介して接続されている。無線通信ユニット17は、有線または無線のネットワーク21を介して監視装置3に通信可能に接続されている。無線通信ユニット17は、第1検出信号、第2検出信号および第3検出信号のうち入力部15に入力された検出信号を、制御部16の制御によって監視装置3に無線出力する。無線出力される検出信号には、当該検出信号を出力したセンサ8を有するセンサユニット2が装着された搬送器具Aを特定するための識別情報が紐付けられている。電源18として、例えば充電式の電池を用いることができる。電源18の別の例として、移動に伴って搬送器具Aに生じる振動を電力に変換したりソーラー発電したりするエネルギーハーベスティングを用いた電源が挙げられる。
監視装置3は、設定スイッチ等の操作部(図示せず)を少なくとも備えている。監視装置3は、設定スイッチでなくキーボード等によって構成された操作部(図示せず)と、モニタ等の表示部(図示せず)とを備えたパーソナルコンピュータであってもよい。監視装置3は、CPUによって構成されて判断手段として機能する制御部25と、ネットワーク21に接続されるインタフェース部である入力部26と、有線または無線の通信線27を介して表示装置4に接続されるインタフェース部である出力部28とを含む。入力部26は、センサユニット2の各センサ8の検出信号が無線通信ユニット17からネットワーク21経由で入力される入力手段として機能する。制御部25は、入力部26に入力された検出信号に紐付けられた識別情報に基づいて、当該検出信号を出力したセンサ8を有するセンサユニット2が装着された搬送器具Aを特定することができる。監視装置3は、時間を計測するタイマ29と、様々な情報を記憶する記憶手段としての記憶部30とを含む。制御部25は、必要に応じてタイマ29の計時時間を参照しながら処理を実行する。記憶部30には、制御部25が実行する処理についてのプログラムも格納されている。
表示装置4は、表示手段の一例であり、監視モニタ35および信号表示灯36の少なくともいずれかを含む。監視モニタ35として、公知のディスプレイを採用できる。監視モニタ35は、CPUによって構成された制御部40と、監視装置3の出力部28によって出力された情報を受信する入力部41と、表示画面を有し、制御部40に制御される表示部42とを含む。入力部41は、通信線27に接続されるインタフェース部である。
信号表示灯36は、管理室における適所に固定されるベース43と、ベース43上に積層された複数(この実施形態では4つ)の表示部44によって構成された表示ユニット45とを有する(図1参照)。各表示部44は、光源46と、光源46の周囲を覆う筒状のグローブ47とを含む(図1参照)。この実施形態における光源46は、発光ダイオードであって、複数色を選択的に発光する。すなわち、光源46は、複数色の発光が可能なフルカラー光源またはマルチカラー光源である。この実施形態におけるグローブ47は、無色透明または白色透光性であり、光源46が発した光をそのままの色で外部に放出させる。表示部44における光源46の発光色は、この表示部44の表示色となる。表示部44は、光源46の発光色や点灯パターンによって情報を可変表示する。
信号表示灯36は、CPUによって構成された制御部48と、監視装置3の出力部28によって出力された情報を受信する入力部49と、前述した表示ユニット45とを含む。入力部49は、通信線27に接続されるインタフェース部である。
次に、各搬送器具Aを用いた作業者の作業に応じて監視システム1において実行される処理について、第1搬送器具A1に着目して説明する。具体的には、監視システム1の監視装置3では、搬送器具Aに装着されたセンサユニット2の各センサ8から出力された検出信号が入力部26に入力され、制御部25が、当該検出信号に基づいて、搬送器具Aを使用する作業者の作業状態を判断する。作業者の作業状態についての制御部25による判断結果が、当該作業状態をあらわす作業状態情報として時系列に沿って記憶部30に記憶される。搬送器具Aを使用した作業者の作業状態には、その作業状態をあらわす色(以下、「状態色」という。)が割り当てられる。個々の作業状態と、対応する状態色との関係は、図3に示すようなテーブル50にまとめられて記憶部30に記憶されている。
作業開始前の搬送器具Aは、作業現場における所定の保管エリアに無人かつ静止した状態で保管されている。そのため、搬送器具Aに装着されたセンサユニット2からは、第1検出信号および第2検出信号が少なくとも出力されない。これにより、監視装置3では、第1検出信号および第2検出信号が入力部26に入力されないので、制御部25は、作業者が搬送器具Aを静止状態で放置していること、つまり作業者が搬送器具Aを使用した作業をしていないと判断する。このときの作業状態に対応する状態色は、青色である。この実施形態では、第1検出信号および第2検出信号が入力部26に入力されない場合には、第3検出信号の入力があってもなくても状態色が青色であるが、第3検出信号の入力の有無に応じて状態色が異なってもよい。
作業者が静止中の搬送器具AのハンドルEを掴むと、搬送器具Aに装着されたセンサユニット2からは、第1検出信号は出力されないものの第2検出信号は出力される。これにより、監視装置3の入力部26には、第1検出信号が入力されていない状態で第2検出信号が入力されるので、制御部25は、作業者が静止中の搬送器具AのハンドルEを片手で掴んだ状態において残りの手で荷物の積み下ろし等の作業をしていると判断する。このときの作業状態に対応する状態色は、黄色である。この実施形態では、入力部26に第1検出信号が入力されない状態で第2検出信号が入力される場合には、第3検出信号の入力があってもなくても状態色が黄色であるが、第3検出信号の入力の有無に応じて状態色が異なってもよい。
作業者がハンドルEを掴んだ状態で搬送器具Aを移動させると、搬送器具Aに装着されたセンサユニット2からは、第1検出信号および第2検出信号の両方が出力される。これにより、監視装置3の入力部26には、第1検出信号および第2検出信号が同時に入力されるので、制御部25は、作業者が搬送器具Aを移動させる作業をしていると判断する。このときの作業状態に対応する状態色は、移動中の搬送器具Aに荷物が搭載されていない回送状態の場合(第3検出信号の入力がない場合)だと緑色であり、移動中の搬送器具Aに荷物が搭載されている輸送状態の場合(第3検出信号の入力もある場合)だと紫色である。つまり、入力部26に第3検出信号が入力されない場合に、制御部25は、搬送器具Aに荷物が搭載されていないと判断する。そして、第1検出信号と第2検出信号と第3検出信号が同時に入力部26に入力されると、制御部25は、作業者が荷物を搭載した搬送器具Aを移動させる作業をしていると判断する。
作業者が搬送器具Aに接触していないのに搬送器具Aが移動すると、搬送器具Aに装着されたセンサユニット2からは、第2検出信号は出力されないものの第1検出信号が出力される。これにより、監視装置3の入力部26には、第2検出信号が入力されない状態で第1検出信号が入力されるので、制御部25は、搬送器具Aが坂道等に放置されて無人の状態で移動していると判断する。このときの作業状態に対応する状態色は、搬送器具Aに荷物が搭載されていてもいなくても、赤色である。なお、搬送器具Aが保管禁止エリアに停められることにより、周囲の物が搬送器具Aに接触することによって、搬送器具Aが無人で動く場合も想定される。
監視装置3の制御部25は、他の搬送器具Aを用いた作業者の作業状態も、第1搬送器具A1を用いた作業者の作業状態と同様の手順で判断する。制御部25は、各搬送器具Aを用いた作業者の作業状態についての判断結果に対応する情報(以下、「作業状態情報」という。)を、出力部28から通信線27経由で監視モニタ35や信号表示灯36に出力する。作業状態情報の一例は、各作業者の作業状態についての状態色の時系列情報と、対応する搬送器具Aの識別情報とを含む。作業状態情報は、監視モニタ35では、入力部41に入力されて、図4に示すように、リアルタイムで、または管理者が所望する任意のタイミングに表示部42に表示される。図4では、表示部42において、作業状態情報が、各搬送器具Aに関連付けて表示されるが、搬送器具Aを担当する各作業者(例えば作業者の名前や識別情報)や作業班に関連付けて表示されてもよい。表示部42には、複数の作業状態情報がまとめて表示されるので、表示部42を見る管理人は、複数の搬送器具A間、複数の作業者間、または複数の作業班間での作業状態情報を見比べることができる。
各搬送器具Aにおいて、状態情報が黄色になっている時間は、監視装置3の入力部26に第1検出信号が入力されずに第2検出信号が入力されている状態の継続時間T1であって、監視装置3のタイマ29に沿って測定される。各搬送器具Aにおいて、状態情報が黄色または青色になっている時間は、入力部26に第1検出信号が入力されていない状態の継続時間T2であって、タイマ29に沿って測定される。今までの継続時間T1(例えば、理想的とされる作業者が担当する搬送器具Aについての継続時間T1)の履歴等に基づいて、継続時間T1についての第1基準時間が予め設定されて監視装置3の記憶部30に記憶されている。継続時間T2についても第2基準時間が予め設定されて記憶部30に記憶されている。
各搬送器具Aにおいて、継続時間T1と第1基準時間との差が所定の第1閾値よりも大きい場合、つまり作業者が静止状態の搬送器具Aに接触している時間が第1基準時間よりも長すぎたり短すぎたりする場合には、制御部25は、作業に第1問題があると判断する。例えば、継続時間T1が第1基準時間の90%以上かつ110%以下の範囲(この場合は、10%の誤差が第1閾値になる。)に収まる作業は正常と判断される。一方、継続時間T1が第1基準時間の110%を上回る作業は、作業者がハンドルEを掴んだまま無駄話をしている等の第1問題が想定されるので、作業効率向上の余地がある。
各搬送器具Aにおいて、継続時間T2と第2基準時間との差が所定の第2閾値よりも大きい場合、つまり搬送器具Aの静止状態が第2基準時間よりも長すぎたり短すぎたりする場合には、制御部25は、作業に第2問題があると判断する。例えば、継続時間T2が第2基準時間の90%以上かつ110%以下の範囲(この場合は、10%の誤差が第2閾値になる。)に収まる作業は正常と判断される。一方、継続時間T2が第2基準時間の110%を上回る作業は、作業者が搬送器具Aの配置現場に到着していない等の第2問題が想定される。
各搬送器具Aから監視装置3の入力部26に対して第2検出信号が入力されない状態で第1検出信号が入力されると、制御部25は、作業に第3問題(搬送器具Aが無人の状態で坂道を下っている等)があると判断する。
以上のような問題の有無の判断方法には、変形例が挙げられる。例えば、図5に示すように、各搬送器具Aについて、所定時間(例えば直近の60分間)における作業状態の分布を示した円グラフが監視モニタ35の表示部42に表示されてもよい。各円グラフを見た使用者は、所定時間内において、青、黄、緑、紫および赤の各状態色の作業状態が占める割合を把握できる。例えば、第1搬送器具A1を担当する作業者は、所定時間内において、搬送器具Aが静止している状態(黄色や青色の作業状態)の割合が40%程度と比較的少なく、作業者が搬送器具Aに移動させている状態(緑色や紫色の作業状態)の割合が60%程度と比較的多く、無人の搬送器具Aが勝手に移動している状態(赤の作業状態)の割合は0%である。この作業者の作業を理想的な作業とみなし、各作業状態の割合を基準として、他の作業者の作業を評価してもよい。具体的には、第2搬送器具A2を担当する作業者は、搬送器具Aが静止している状態の割合が20%程度と極端に少ない上に、赤の作業状態が10%程度発生しているので、この作業者の作業には、搬送器具Aの移動速度が速すぎたり搬送器具Aの扱いが不適切だったりする点が見られるので、改善の余地がある。第N搬送器具ANを担当する作業者は、搬送器具Aが静止している状態が60%程度と長すぎるので、この作業者の作業には、効率向上のために改善の余地がある。
監視装置3の制御部25は、前述した第1~第3問題のいずれかがあると判断すると、信号表示灯36に対して、警報を指令する警報命令を送信する。警報命令は、第1問題に対応する第1警報命令と、第2問題に対応する第2警報命令と、第3問題に対応する第3警報命令とを含む。信号表示灯36では、第1警報命令が入力部49に入力されると表示部44が例えば黄色で発光し、第2警報命令が入力部49に入力されると表示部44が例えば青色で発光し、第3警報命令が入力部49に入力されると表示部44が例えば赤色で発光する。各警報命令が入力されたときの表示部44の点灯パターンは任意に設定できる。例えば、警報命令が入力された直後の表示部44は、連続点灯し、所定時間経過後に点滅して、さらに所定時間経過後に消灯してもよい。このような表示部44の表示を見た管理者は、必要に応じて、問題があるとされる作業者のもとに駆け付ける。信号表示灯36での報知は、表示部44による表示でなく、ブザーの発報によって実行されてもよいし、表示部44とブザーとの組み合わせによって実行されてもよい。また、表示部44は、任意の作業者の作業状態を報知するために、対応する状態色で発光してもよい。この場合、表示色だけでなく表示パターン(連続点灯や点滅)を組み合わせてもよい。
このようにこの実施形態によれば、作業者が搬送器具Aに接触した状態で搬送器具Aを移動させると、搬送器具Aからは、搬送器具Aの移動をあらわす第1検出信号が第1センサ11によって出力され、作業者による搬送器具Aへの接触をあらわす第2検出信号が第2センサ12によって出力され、これらの検出信号は、無線出力されて、搬送器具Aから離れた監視装置3の入力部26に入力される。入力部26に入力された第1検出信号および第2検出信号に基づいて、搬送器具Aを使用する作業者の作業状態をあらわす作業状態情報が時系列に沿って監視装置3の記憶部30に記憶される。作業者を監督する管理者等の使用者は、記憶部30に記憶された作業状態情報に基づいて、作業者の作業状態を把握できる。第1検出信号および第2検出信号は、作業者による搬送器具Aの接触や移動といった作業状態をあらわすものの、作業者の個人情報等の不要な情報を含まない。また、第1センサ11および第2センサ12、ならびにこれらを備えたセンサユニット2は、作業者一人一人が保持するものでなく、複数の作業者によって共用され得る搬送器具Aに装着されるものである。そのため、不要な情報を収集することなく低コストで作業者の作業状態を把握できる。つまり、搬送器具Aの使用状態から、この搬送器具Aを使用する作業者の作業状態の可視化を実現できる。
監視システム1では、搬送器具Aの移動をあらわす第1検出信号と、作業者による搬送器具Aへの接触をあらわす第2検出信号とに基づいて、この搬送器具Aを使用する作業者の作業状態の判断が行われ、その判断結果が作業状態情報として記憶部30に記憶される。そのため、使用者は、記憶部30に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者の作業状態を把握できる。制御部25による判断結果に対応する情報、つまり当該作業者の作業状態情報に対応する情報は、監視モニタ35および信号表示灯36の少なくともいずれかを含む表示装置4に表示される(図4参照)。そのため、表示装置4に表示された当該情報を見た使用者は、当該情報に基づいて、搬送器具Aを使用する作業者の作業状態を把握できる。
監視システム1では、搬送器具Aの移動をあらわす第1検出信号と、作業者による搬送器具Aへの接触をあらわす第2検出信号とが同時に入力部26に入力されると、作業者が搬送器具Aを移動させていると判断されて、この判断結果が当該作業者の作業状態情報として記憶部30に記憶される。そのため、使用者は、記憶部30に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者が搬送器具Aを移動させているという作業状態を把握できる。
監視システム1では、搬送器具Aの移動をあらわす第1検出信号が入力されていない状態で、作業者による搬送器具Aへの接触をあらわす第2検出信号が入力部26に入力された場合に、作業者が搬送器具Aに接触した状態で作業していると判断されて、この判断結果が当該作業者の作業状態情報として記憶部30に記憶される。そのため、使用者は、記憶部30に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者が搬送器具Aに接触した状態で作業しているという作業状態を把握できる。
監視システム1では、第1検出信号が入力部26に入力されずに第2検出信号が入力部26に入力されている状態の継続時間T1と第1基準時間との差が所定の第1閾値よりも大きい場合には、作業者が搬送器具Aに接触した状態での作業に問題があると判断されて、この判断結果が当該作業者の作業状態情報として記憶部30に記憶される。そのため、使用者は、記憶部30に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者による作業に問題があることを把握できる。
監視システム1では、第1検出信号が入力部26に入力されていない状態の継続時間T2と第2基準時間との差が所定の第2閾値よりも大きい場合には、静止している搬送器具Aを担当する作業者による作業に問題があると判断されて、この判断結果が当該作業者の作業状態情報として記憶部30に記憶される。そのため、使用者は、記憶部30に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者による作業に問題があることを把握できる。
監視システム1では、荷物が搬送器具Aに搭載されると、搬送器具Aからは、搬送器具Aへの荷物の搭載をあらわす第3検出信号が第3センサ13によって出力された後に、無線出力されて入力部26に入力される。監視システム1では、搬送器具Aの移動をあらわす第1検出信号と、作業者による搬送器具Aへの接触をあらわす第2検出信号と、第3検出信号とに基づいて、この搬送器具Aを使用する作業者の作業状態の判断が行われ、その判断結果が作業状態情報として記憶部30に記憶される。そのため、使用者は、記憶部30に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者の作業状態を把握できる。
監視システム1では、搬送器具Aの移動をあらわす第1検出信号と、作業者による搬送器具Aへの接触をあらわす第2検出信号と、搬送器具Aへの荷物の搭載をあらわす第3検出信号とが同時に入力部26に入力されると、作業者が荷物を搭載した搬送器具Aを移動させていると判断されて、この判断結果が当該作業者の作業状態情報として記憶部30に記憶される。そのため、使用者は、記憶部30に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者が荷物を搭載した搬送器具Aを移動させているという作業状態を把握できる。
監視システム1では、搬送器具Aへの荷物の搭載をあらわす第3検出信号が入力部26に入力されない場合に、搬送器具Aには荷物が搭載されていないと判断されて、この判断結果が、この搬送器具Aを担当する作業者の作業状態情報として記憶部30に記憶される。そのため、使用者は、記憶部30に記憶された当該作業状態情報に基づいて、当該作業者が搬送器具Aに荷物を搭載していないという作業状態を把握できる。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。
例えば、前述した実施形態では、複数の搬送器具Aが示されたが、作業状態の監視対象となる搬送器具Aは一台だけであってもよい。また、センサユニット2のセンサモジュール9は、第1センサ11および第2センサ12を少なくとも備えればよく、第3センサ13が省略されてもよい。
また、センサユニット2からの検出信号に基づいて作業者の作業状態を判断する構成は、前述したように監視装置3の制御部25でなく、センサユニット2の制御部16や、監視モニタ35の制御部40や、信号表示灯36の制御部48であってもよい。
本発明の実施形態について詳細に説明してきたが、これらは本発明の技術的内容を明らかにするために用いられた具体例に過ぎず、本発明はこれらの具体例に限定して解釈されるべきではなく、本発明の範囲は添付の請求の範囲によってのみ限定される。
1…監視システム
2…センサユニット
3…監視装置
4…表示装置
11…第1センサ
12…第2センサ
13…第3センサ
17…無線通信ユニット
18…電源
25…制御部
26…入力部
30…記憶部
35…監視モニタ
36…信号表示灯
A…搬送器具
T1…継続時間
T2…継続時間

Claims (13)

  1. 作業者による人力で移動する搬送器具に装着され、前記搬送器具の移動を検出して第1検出信号を出力する第1センサと、
    前記搬送器具に装着され、作業者による前記搬送器具への接触を検出して第2検出信号を出力する第2センサと、
    前記搬送器具に装着され、前記第1検出信号および前記第2検出信号を無線出力する無線出力手段と、
    前記無線出力手段によって無線出力される前記第1検出信号および前記第2検出信号が入力される入力手段と、
    前記入力手段に入力される前記第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて、前記搬送器具を使用する作業者の作業状態をあらわす作業状態情報を時系列に沿って記憶する記憶手段と、を含む、監視システム。
  2. 前記入力手段に入力される前記第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて、前記搬送器具を使用する作業者の作業状態を判断する判断手段をさらに含み、
    前記記憶手段は、前記判断手段による判断結果を前記作業状態情報として記憶する、請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記第1検出信号と前記第2検出信号とが同時に前記入力手段に入力された場合に、前記判断手段は、作業者が前記搬送器具を移動させていると判断する、請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記第1検出信号が前記入力手段に入力されていない状態で前記第2検出信号が前記入力手段に入力された場合に、前記判断手段は、作業者が前記搬送器具に接触した状態で作業をしていると判断する、請求項2または3に記載の監視システム。
  5. 前記記憶手段は、前記第1検出信号が前記入力手段に入力されずに前記第2検出信号が前記入力手段に入力されている状態の継続時間についての第1基準時間を記憶し、
    前記第1検出信号が前記入力手段に入力されずに前記第2検出信号が前記入力手段に入力されている状態の継続時間と前記第1基準時間との差が所定の第1閾値よりも大きい場合には、前記判断手段は、作業に問題があると判断する、請求項4に記載の監視システム。
  6. 前記記憶手段は、前記第1検出信号が前記入力手段に入力されていない状態の継続時間についての第2基準時間を記憶し、
    前記第1検出信号が前記入力手段に入力されてない状態の継続時間と前記第2基準時間との差が所定の第2閾値よりも大きい場合には、前記判断手段は、作業に問題があると判断する、請求項4または5に記載の監視システム。
  7. 前記搬送器具への荷物の搭載を検出して第3検出信号を出力する第3センサをさらに含み、
    前記無線出力手段は、前記第3検出信号を無線出力し、
    前記入力手段には、前記無線出力手段によって無線出力される前記第3検出信号が入力され、
    前記判断手段は、前記入力手段に入力される前記第1検出信号、前記第2検出信号および前記第3検出信号に基づいて、前記搬送器具を使用する作業者の作業状態を判断する、請求項2~6のいずれか一項に記載の監視システム。
  8. 前記第1検出信号と前記第2検出信号と前記第3検出信号とが同時に前記入力手段に入力された場合に、前記判断手段は、作業者が荷物を搭載した前記搬送器具を移動させていると判断する、請求項7に記載の監視システム。
  9. 前記第3検出信号が前記入力手段に入力されない場合に、前記判断手段は、前記搬送器具には荷物が搭載されていないと判断する、請求項7または8に記載の監視システム。
  10. 前記判断手段の判断結果に対応する情報を表示する表示手段をさらに含む、請求項2~9のいずれか一項に記載の監視システム。
  11. 前記表示手段は、監視モニタおよび信号表示灯の少なくともいずれかを含む、請求項10に記載の監視システム。
  12. 作業者による人力で移動する搬送器具の移動を検出する第1センサの第1検出信号と、作業者による前記搬送器具への接触を検出する第2センサの第2検出信号とが入力される入力手段と、
    前記入力手段に入力される前記第1検出信号および前記第2検出信号に基づいて、前記搬送器具を使用する作業者の作業状態をあらわす作業状態情報を時系列に沿って記憶する記憶手段と、を含む、監視装置。
  13. 作業者による人力で移動する搬送器具に装着されるセンサユニットであって、
    前記搬送器具の移動を検出して第1検出信号を出力する第1センサと、
    作業者による前記搬送器具への接触を検出して第2検出信号を出力する第2センサと、
    前記第1検出信号および前記第2検出信号を無線出力する無線出力手段と、
    少なくとも前記無線出力手段に作動電力を供給する電源と、を含む、センサユニット。
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