以下、本発明の実施例における図面を組み合わせ、本発明の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明する。明らかに、説明された実施例は本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者は創造的な労力を要することなく得られた全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲にあるべきである。
本発明に係る実施例の技術的解決手段は、例えば、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communication、略称“GSM”)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略称“CDMA”)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略称“WCDMA”)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、略称“GPRS”)、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution、略称“LTE”)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、略称“FDD”)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、略称“TDD”)、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、略称“UMTS”)、マイクロ波を利用した世界標準の通信方式(Worldwide Interoperability for Microwave Access、略称“WiMAX”)通信システムおよび将来、出現可能な通信システム等の様々な通信システムに適用できることを理解すべきである。
さらに、理解すべきものとして、本発明の実施例において、端末装置はユーザーデバイス(User Equipment、略称“UE”)、端末装置、モバイルステーション(Mobile Station、略称“MS”)、モバイルターミナル(Mobile Terminal)または将来5Gネットワークにおける端末装置等と呼ばれることが可能であり、当該端末装置は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、略称“RAN”)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信することができ、例えば、ターミナルは担持電話(または“セルラー”電話と呼ぶ)或いはモバイルターミナルを有するコンピュータ等であってもよく、例えば、ターミナルはさらに担持型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型または車載型モバイルデバイスであってもよく、それらは無線アクセスネットワークと音声および/またはデータを交換する。
主要ネットワークアクセス装置と補助ネットワークアクセス装置は、モバイルデバイスとの通信に用いられ、ネットワークアクセス装置は汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communication、略称“GSM”)システムまたは符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略称“CDMA”)システムにおける基地局(Base Transceiver Station、略称“BTS”)であってもよく、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略称“WCDMA”)システムにおける基地局(NodeB、略称“NB”)であってもよく、さらに、LTEにおける進化型基地局(Evolutional Node B、略称“eNB”または“eNodeB”)、もしくは中継局やアクセスポイントであってもよい。選択的には、ネットワークアクセス装置は、車載型デバイス、ウェアラブルデバイスおよび将来の5Gネットワークにおけるネットワークアクセス装置の中のいずれか1個であってもよい。
コアネットワークデバイスはモビリティ・マネジメント・エンティティ(Mobility Management Entity、略称“MME”)であってもよく、サービング・ゲートウェイ(Serving Gateway、略称“S-GW”)またはパケットデータゲートウェイ(PDN Gateway、“P-GW”)であってもよく、本出願はそれを限定しない。
ベアラは、無線アクセスネットワーク(RAN、Radio Access Network)側がユーザーサービスの容量、遅延、およびビットレートを制御する基本単位である。一人のユーザーは、複数のベアラを使用して異なるサービスを実行することができる。
本発明の実施例において、主要ネットワークアクセス装置は、例えば、マクロ基地局(Macrocell)であってもよく、補助ネットワークアクセス装置は、例えば、マイクロセル基地局(Microcell)、ピコセル基地局(Picocell)、またはフェムトセル基地局(Femtocell)であってもよいが、本発明の実施例はこれに限定されない。
さらに具体的には、当該主要ネットワークアクセス装置はLTEネットワークデバイスであってもよく、当該補助ネットワークアクセス装置はNRネットワークデバイスであってもよい。本発明の実施例はこれに限定されず、当該主要ネットワークアクセス装置はさらに、GSMネットワークデバイス、CDMAネットワークデバイス等であってもよく、当該補助ネットワークアクセス装置は、GSMネットワークデバイス、CDMAネットワークデバイス等であってもよく、本発明の実施例はこれを限定しないことを理解すべきである。
図1は本発明に係る1つのアプリケーションシーンを示す図であり、端末装置周囲のネットワークは主要ネットワークアクセス装置110と少なくとも1つの補助ネットワークアクセス装置120を含み、当該主要ネットワークアクセス装置110はLTEネットワークであってもよく、当該補助ネットワークアクセス装置120はNRネットワークであってもよい。端末装置130は、主要ネットワークアクセス装置110と補助ネットワークアクセス装置120と、接続を同時に確立することができ、端末装置130と主要ネットワークアクセス装置110によって確立された接続は主要接続であり、端末装置130と補助ネットワークアクセス装置120によって確立された接続は補助接続である。端末装置130のコントロールプレーンのデータは主要接続により伝送することができ、端末装置のユーザープレーンのデータは主要接続と補助接続により同時に伝送することができ、補助接続のみにより伝送することもできる。本発明の実施例において、主要ネットワークアクセス装置110は、プリセット条件を満たす補助ネットワークアクセス装置120を選択して端末装置130のコントロールプレーンのデータを伝送してもよく、それにより、主要ネットワークアクセス装置110の負荷をさらに軽減することができ、例えば、当該プリセット条件は、補助ネットワークアクセス装置120と端末装置130との間のリンク品質がデータ伝送を満たす条件であってもよい。
本発明の実施例において、補助ネットワークアクセス装置120をサービス要求とユーザー密度に基づいて柔軟に配置することができ、その作用としては、主要ネットワークアクセス装置110をアシスタントしてデータを分担することであり、当該データは、端末装置130のユーザープレーンのデータとコントロールプレーンのデータを含んでもよく、補助ネットワークアクセス装置120の配置は連続しなくてもよく、隣接するサブ・セル間にも大きい面積の重複が許容され、本発明の実施例はこれを限定しない。
理解すべきものとして、本発明の実施例はLTE+NRシステムへの応用を例にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、“システム”と“ネットワーク”という用語は、本明細書では交換可能に使用される。本明細書における用語“および/または”は、関連対象を説明する関連関係のものだけであり、3種類の関係が存在してもよいことを表し、例えば、“Aおよび/またはB”は、Aが独立して存在し、AとBが同時に存在し、Bが独立して存在するという3種類の状況を表すことができる。また、本明細書における符号“/”は通常、前後の関連対象が“または”の関係にあることを表す。
図2は本発明に係る実施例の補助接続の確立方法200を示すブロック図であり、当該方法200は、主要ネットワークアクセス装置は、端末装置の、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すための補助ネットワークアクセス能力情報を受信するS210と、第1の補助ネットワークアクセス装置に、当該第1の補助ネットワークアクセス装置をデータ伝送のネットワークデバイスとして追加するようにリクエストするために用いられ、当該補助ネットワークアクセス能力情報を含む補助接続追加リクエストメッセージを送信するS220と、当該第1の補助ネットワークアクセス装置が送信した、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための第1の設定情報を含む、補助接続追加リクエストメッセージの確認メッセージを受信するS230と、を含む。
理解すべきものとして、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、端末装置が補助ネットワークアクセス装置に接続される全ての能力情報であってもよく、または端末装置が全ての補助ネットワーク接続において使用できるネットワークアクセス能力情報であってもよく、さらに端末装置が追加すべきネットワークアクセス装置に接続される、使用可能なネットワークアクセス能力情報であってもよい。当該補助ネットワークアクセス能力情報は、端末装置が上記の第1の補助ネットワークアクセス装置に接続される能力情報を含めばよく、本発明はこれを限定しない。例えば、キャリアアグリゲーション能力、一度にスケジューリングできる最大データブロック等である。例に挙げれば、LTE通信システムにおいて、当該端末装置は最も多く32個のキャリアアグリゲーションをサポートし、端末装置が主要ネットワークアクセス装置へ送信できる補助ネットワークアクセス能力情報に含まれるキャリアアグリゲーション能力は、32であってもよいし、端末装置がサービス状況に応じて割り当てた5であってもよい。要するに、端末装置の複数の補助接続された設定情報へのアクセスに対応する補助接続能力は、当該補助ネットワークアクセス能力情報が示した、端末装置の補助ネットワーク接続にアクセスする最大能力以下である。
端末装置がアイドル状態にある際、主要ネットワークアクセス装置周囲の補助ネットワークアクセス装置を測定することができる。選択的に、端末装置の補助ネットワークアクセス装置に対する測定について、ネットワークプロトコル規定に基づいて測定してもよいし、主要ネットワークアクセス装置の構成に基づいて測定してもよく、例えば、プロトコル規定または主要ネットワークアクセス装置の構成に基づき、一定の間隔周期内に当該主要ネットワークアクセス装置周囲の補助ネットワークアクセス装置を測定する。選択的に、端末装置は、受信したシステム情報におけるネットワークの設定情報に基づき、補助ネットワークアクセス装置を測定してもよい。本発明の実施例はこれを限定しない。この時、端末装置はまず1つの補助ネットワークアクセス装置を決定して追加してもよく、例えば、当該端末装置は、第1の補助ネットワークアクセス装置をデータ伝送のネットワークデバイスとして追加することを決定し、端末装置が補助ネットワークアクセス装置にアクセスする最大能力に基づき、一部の能力を第1の補助ネットワークアクセス装置に割り当て、そして主要ネットワークアクセス装置に報知し、報知メッセージにおいて当該割り当てられた能力および当該第1の補助ネットワークアクセス装置の識別情報が担持され、それにより主要ネットワークアクセス装置が当該割り当てられた能力を第1の補助ネットワークアクセス装置に送信する。
さらに、前記補助接続はデータ伝送に用いられ、前記データは第1のコントロールプレーンデータおよび/またはユーザープレーンデータを含むことも理解すべきである。
具体的には、主要ネットワークアクセス装置は、端末装置またはコアネットワークデバイスから当該端末装置の補助ネットワークアクセス能力情報を取得し、そして当該補助ネットワークアクセス能力情報を第1の補助ネットワークアクセス装置に送信することができる。それにより、当該第1の補助ネットワークアクセス装置は当該補助ネットワークアクセス能力情報を参照し、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための設定情報を生成することができ、主要ネットワークアクセス装置が当該設定情報を受信した後、当該設定情報を端末装置に転送することにより、第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立する。
そのため、本発明の実施例は、補助接続を確立する新しい方法を提供し、簡単で柔軟であり、それによりユーザープレーンのデータスループットを向上させ、および主要ネットワークアクセス装置の負荷を軽減することができる。
本発明の実施例において、端末装置は、主要ネットワークアクセス装置にアクセスする過程において、補助ネットワークアクセス能力情報を主要ネットワークアクセス装置に送信することができ、当該端末装置の主要ネットワークアクセス装置にアクセスする過程は、端末装置がアイドル状態でデータ伝送を必要とする場合、第1の主要ネットワークアクセス装置にアクセスする過程であってもよく、または、端末装置がデータ接続の状態にある場合、端末装置をサービスするネットワークデバイスは、第2の主要ネットワークアクセス装置から第1の主要ネットワークアクセス装置に切り替える必要があり、当該第1の主要ネットワークアクセス装置にアクセスする過程であってもよい。具体的に、当該端末装置の当該第1の主要ネットワークアクセス装置にアクセスする過程が、アクセス過程のどのステップであるかについて、本発明の実施例は限定しない。当該端末装置はさらに、既に主要ネットワークアクセス装置にアクセスし、即ち、当該端末は、主要ネットワークアクセス装置との間のベアラを確立した状態で、主要ネットワークアクセス装置にアクセスすることもできる。
さらに、補助接続はデータ伝送に用いられ、データはユーザープレーンデータとコントロールプレーンデータを含み、第1の補助ネットワークアクセス装置はユーザープレーンデータを伝送することができ、またコントロールプレーンデータを伝送することもできる。主要ネットワークアクセス装置と端末装置との間の接続を主要接続と呼ぶことができ、当該主要接続はユーザープレーンデータを伝送することができ、またコントロールプレーンデータを伝送することもできる。即ち、端末装置のユーザープレーンデータは主要接続または補助接続のみにより伝送されてもよく、またはユーザープレーンデータが主要接続と補助接続により共同伝送されてもよい。端末装置のコントロールプレーンデータは主要接続または補助接続のみにより伝送されてもよく、またはコントロールプレーンデータが主要接続と補助接続により共同伝送されてもよい。本発明に係る実施例はデータの伝送方式を限定しない。
さらに、データは、上りコントロールプレーンデータおよび上りユーザープレーンデータを含む上りデータと、下りコントロールプレーンデータおよび下りユーザープレーンデータを含む下りデータと、を含む。即ち、本発明における伝送は上り伝送および/または下り伝送であることを理解すべきである。
選択可能な1つの実施例として、当該補助接続追加リクエストメッセージはさらに、当該端末装置が既に確立した補助接続の設定情報である第2の設定情報を含む。
具体的には、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、端末装置の補助ネットワークアクセス装置にアクセスする最大能力、即ち従来技術における端末装置のアクセス能力パラメータを示すために用いられ、例えば、1つの伝送時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)内に下り共有チャンネルのベアラする総ビット数、ソフトチャンネルの総ビット数または空間分割多重をサポートする最大層数等である。主要ネットワークアクセス装置は、第1の補助ネットワークアクセス装置へ送信する補助接続追加リクエストメッセージにおいて、当該補助ネットワークアクセス能力情報と端末装置が既に確立した補助接続の設定情報を担持することができ、それにより、第1の補助ネットワークアクセス装置が第1の設定情報を生成するとともに、当該補助接続追加リクエストメッセージにおける補助ネットワークアクセス能力情報と第2の設定情報を考慮する。例えば、全ての補助接続の構成を当該補助ネットワークアクセス能力情報の示した端末装置のネットワークアクセス能力以下にすることができる。
選択的に、当該補助接続追加リクエストメッセージは、さらに当該補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報、サービス品質(Quality of Service、略称“QoS”)等を担持することができ、補助ネットワークアクセス装置がこれらの情報に基づいて補助接続の確立を許可するか否かを決定し、そして補助ネットワークアクセス装置がこれらの情報および補助ネットワークアクセス装置現在の負荷状態に基づき、補助接続の確立を許可する場合、当該補助接続追加リクエストメッセージに基づいて補助接続の確立の設定情報を生成し、主要ネットワークアクセス装置に、補助接続追加リクエストメッセージの確認メッセージを返信し、当該確認メッセージには補助接続の設定情報が担持され、当該補助接続の設定情報は補助接続を確立するために用いられる。補助ネットワークアクセス装置はこれらの情報に基づき、補助接続の確立を許可しないと決定する場合、第1の主要ネットワークアクセス装置に失敗指示メッセージを返信し、当該失敗指示メッセージには、補助ネットワークアクセス装置のQoSがデータの伝送を満たさず、補助ネットワークアクセス装置のリンク品質が劣り、補助ネットワークアクセス装置の現在が輻輳状態にあるという補助接続の確立を許可しない原因が担持される。主要ネットワークアクセス装置が、端末装置から報告した当該補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報を再び受信する時、当該主要ネットワークアクセス装置は、当該失敗指示情報における失敗原因に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置に当該測定結果情報を送信するか否かを決定することができる。例えば、当該第1の補助ネットワークアクセス装置の失敗原因がネットワーク輻輳である場合、当該第1の補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報を再び受信する時、当該第1の補助ネットワークアクセス装置に測定結果情報を送信しなくてもよく、このようにすれば消費電力を減少することができる。
1つの選択可能な実施例として、端末装置は、主要ネットワークアクセス装置に発信した無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続の確立リクエストメッセージに当該補助ネットワークアクセス能力情報を担持することができる。RRC接続の確立が完了した後、端末装置は、主要ネットワークアクセス装置に送信したRRC接続の確立完了メッセージに、当該補助ネットワークアクセス能力情報を担持することができる。さらに、端末装置は、主要ネットワークアクセス装置に送信したRRC再構成完了メッセージに、当該補助ネットワークアクセス能力情報を担持することができ、端末装置は、主要ネットワークアクセス装置に発信したいずれのエアインタフェースメッセージに、当該補助ネットワークアクセス能力情報を担持することができ、本発明はこれを限定しない。
さらに、主要ネットワークアクセス装置は、コアネットワークデバイスから、当該端末装置の補助ネットワークアクセス能力情報を取得することができる。例えば、端末装置は初めて起動してアタッチ過程を行う際に、当該補助ネットワークアクセス能力情報をネットワークアタッチトストレージ(Network Attached Storage、NAS)情報によりコアネットワークデバイスに送信する。
1つの選択可能な実施例として、当該主要ネットワークアクセス装置が当該第1の補助ネットワークアクセス装置に補助接続追加リクエストメッセージを送信する前に、当該主要ネットワークアクセス装置は、当該端末装置が送信した少なくとも1つの、対応する補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間のリンク品質を示すための補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報を受信することと、当該主要ネットワークアクセス装置は、当該少なくとも1つの補助ネットワークアクセス装置における各補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置を決定することと、を含む。
具体的には、端末装置は、複数の補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報を、主要ネットワークアクセス装置へのアクセス過程において、主要ネットワークアクセス装置に送信することができ、主要ネットワークアクセス装置は、端末装置の測定結果情報を受信した後、当該測定結果情報に基づき、いずれの補助ネットワークアクセス装置を追加するかを決定し、端末装置が複数の補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報を主要ネットワークアクセス装置に送信することで、補助ネットワークアクセス装置をデータ伝送のネットワークデバイスとして選択することができ、データをできるだけ早く補助ネットワークアクセス装置に分流することができ、それにより、主要ネットワークアクセス装置によって確立された補助接続は、できるだけ早く主要ネットワークアクセス装置のためにデータを分流することができ、主要ネットワークアクセス装置の伝送負荷を軽減することができる。
1つの選択可能な実施例として、当該方法はさらに、当該主要ネットワークアクセス装置が当該端末装置に当該第1の設定情報を送信することを含み、それにより当該端末装置が当該第1の設定情報に基づき、前記第1の補助ネットワークアクセス装置との間の補助接続を確立することに役立つ。
選択的に、当該主要ネットワークアクセス装置は第1の通信システムにおけるネットワークデバイスであり、当該補助ネットワークアクセス装置は第2の通信システムにおけるネットワークデバイスである。好ましくは、当該主要ネットワークアクセス装置はLTEシステムにおけるネットワークデバイスであり、当該補助ネットワークアクセス装置はニューラジオNRシステムにおけるネットワークデバイスである。
図3は本発明に係る一実施例の補助接続の確立方法300を示すブロック図であり、当該方法300は、第1の補助ネットワークアクセス装置は、主要ネットワークアクセス装置から送信した、第1の補助ネットワークアクセス装置をデータ伝送のネットワークデバイスとして追加するようにリクエストするために用いられる、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すための補助ネットワークアクセス能力情報を含む、補助接続追加リクエストメッセージを受信するS310と、当該第1の補助ネットワークアクセス装置は、当該補助ネットワークアクセス能力情報に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための第1の設定情報を生成するS320と、当該第1の補助ネットワークアクセス装置は、当該主要ネットワークアクセス装置に、当該第1の設定情報を含む当該補助接続追加リクエストメッセージの確認メッセージを送信するS330と、を含む。
具体的には、主要ネットワークアクセス装置は、端末装置またはコアネットワークデバイスから取得した当該端末装置の補助ネットワークアクセス能力情報を第1の補助ネットワークアクセス装置に送信することができ、当該第1の補助ネットワークアクセス装置は当該補助ネットワークアクセス能力情報を参照し、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための設定情報を生成することができ、そして当該設定情報を主要ネットワークアクセス装置に送信し、主要ネットワークアクセス装置が当該設定情報を端末装置に転送することにより、第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立する。
そのため、本発明の実施例は、補助接続を確立する新しい方法を提供し、簡単で柔軟であり、それによりユーザープレーンのデータスループットを向上させ、および主要ネットワークアクセス装置の負荷を軽減することができる。
理解すべきものとして、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、端末装置が補助ネットワークアクセス装置に接続される全ての能力情報であってもよく、または端末装置が全ての補助ネットワーク接続において使用できるネットワークアクセス能力情報であってもよく、さらに端末装置が追加すべきネットワークアクセス装置に接続される、使用可能なネットワークアクセス能力情報であってもよい。当該補助ネットワークアクセス能力情報は、端末装置が上記の第1の補助ネットワークアクセス装置に接続される能力情報を含めばよく、本発明はこれを限定しない。
当該補助ネットワークアクセス能力情報は端末の補助ネットワークアクセス装置に接続される全ての能力情報である場合、主要ネットワークアクセス装置が第1の補助ネットワークアクセス装置に送信した補助接続追加リクエストメッセージには、さらに端末装置が既に確立した補助接続の設定情報が担持される。第1の補助ネットワークアクセス装置は、補助ネットワークアクセス能力情報と補助接続追加リクエストメッセージに担持される設定情報を考慮し、第1の設定情報を生成することができる。例えば、当該端末装置によって確立される全ての補助接続の構成は、当該補助ネットワークアクセス能力情報に示された能力以下である。
当該補助ネットワークアクセス能力情報は、端末装置が第1の補助ネットワークアクセス装置にアクセスするために割り当てた一部の能力である場合、第1の補助ネットワークアクセス装置は、当該補助ネットワークアクセス能力情報を受信した後、当該第1の補助ネットワークアクセス装置は、当該端末装置の構成が当該補助ネットワークアクセス能力情報に示された能力以下であることを保証する必要がある。
理解すべきものとして、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、また端末装置が一回に追加しようとする複数のネットワークアクセス装置のために、割り当てた一部の能力情報を示すことができ、例えば、端末装置がネットワークアクセス装置にアクセスする際、一回に伝送可能な最大データブロックは32であり、端末装置が一回に第1の補助ネットワークアクセス装置と第2の補助ネットワークアクセス装置を追加しようとする場合、端末装置が当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該第2の補助ネットワークアクセス装置の全体に割り当てられる伝送可能な最大データブロックは16である。第1の補助ネットワークアクセス装置と端末装置の補助接続を予め確立する場合、第1の補助ネットワークアクセス装置は当該割り当てられた補助ネットワークアクセス能力情報に基づき、第1の設定情報を決定し、当該第1の設定情報における最大伝送データブロックは16以下である。主要ネットワークアクセス装置は、また第2の補助ネットワークアクセス装置を補助接続として追加しようとする場合、第1の補助ネットワークアクセス装置は、当該割り当てられた補助ネットワークアクセス能力情報と第1の設定情報に基づき、第2の設定情報を決定する必要がある。当該第2の設定情報と第1の設定情報における最大伝送データブロックの和は16以下である。
なお、方法300における第1の補助ネットワークアクセス装置と主要ネットワークアクセス装置との間のフローについて、具体的には方法200を参照されたい。簡略化するために、ここで説明を省略する。
図4は本発明に係る一実施例の補助接続の確立方法400を示すブロック図であり、当該方法400は、端末装置が主要ネットワークアクセス装置に、当該端末の、当該端末の補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すための補助ネットワークアクセス能力情報を送信するS410と、当該端末装置は、当該主要ネットワークアクセス装置が送信した、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための第1の設定情報を受信するS420と、を含む。
具体的には、主要ネットワークアクセス装置は、端末装置またはコアネットワークデバイスから当該端末装置の補助ネットワークアクセス能力情報を取得し、そして当該補助ネットワークアクセス能力情報を第1の補助ネットワークアクセス装置に送信することができる。それにより、当該第1の補助ネットワークアクセス装置は当該補助ネットワークアクセス能力情報を参照し、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための設定情報を生成することができ、主要ネットワークアクセス装置が当該設定情報を受信した後、当該設定情報を端末装置に転送することにより、第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立する。
そのため、本発明の実施例は、補助接続を確立する新しい方法を提供し、簡単で柔軟であり、それによりユーザープレーンのデータスループットを向上させ、および主要ネットワークアクセス装置の負荷を軽減することができる。
1つの選択可能な実施例として、当該方法はさらに、当該端末装置が主要ネットワークアクセス装置に、複数の補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報を送信し、当該測定結果情報は、対応する補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間のリンク品質を示すために用いられ、それにより、当該主要ネットワークアクセス装置が当該複数の測定結果情報に基づいて当該第1の補助ネットワークアクセス装置を決定すること、を含む。
具体的には、当該端末装置と当該補助ネットワークアクセス装置との間のチャンネル品質がプリセット条件を満たす場合、当該端末装置は、当該主要ネットワークアクセス装置に当該測定結果情報を送信する。当該プリセット条件としては、プロトコル規定に基づく所定の周期であってもよく、端末装置は、補助ネットワークアクセス装置との間のチャンネル品質が第1の主要ネットワークアクセス装置との間のチャンネル品質よりも高いと検出する条件であってもよく、補助ネットワークアクセス装置のチャンネル品質が一定の閾値を超えたと検出した条件であってもよく、現在の参照信号電力が所定の閾値未満である条件等であってもよく、さらに、端末装置のリアルタイム測定、リアルタイム報告等であってもよい。本発明の実施例は、端末装置が測定結果情報を報告するトリガ条件を限定しない。
1つの選択可能な実施例として、当該端末装置が主要ネットワークアクセス装置に当該端末装置の補助ネットワークアクセス能力情報を送信することは、当該端末装置が当該主要ネットワークアクセス装置に第1のメッセージを送信することを含み、そのうち、当該第1のメッセージは、該端末装置と当該第1の補助ネットワークアクセス装置との間の設定が有効になったことを示すために用いられ、当該第1のメッセージは当該補助ネットワークアクセス能力情報を含む。
1つの選択可能な実施例として、当該方法はさらに、当該端末装置が当該第1の設定情報に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置との間の補助接続を確立することを含む。
なお、方法400における端末装置と主要ネットワークアクセス装置との間のフローについては、方法200を参照されたい。簡略化するために、ここで説明を省略する。
理解を容易にするために、以下、図5から図6を参照しながら、端末装置、主要ネットワークアクセス装置および補助ネットワークアクセス装置の交互角度から、本発明に係る実施例の補助接続の確立方法について詳細に説明する。
図5は本発明に係る実施例の補助接続の確立方法500を示すフローチャートである。図5に示すように、当該方法500は、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置が、端末装置のNRシステムにおけるネットワークアクセス装置にアクセスする最大能力を示すために用いられる、端末装置のNR能力情報を取得するS510と、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置は、NRシステムにおける第1の補助ネットワークアクセス装置の追加を決定し、そして第1の補助ネットワークアクセス装置に、当該端末装置のNR能力情報が担持されるNR追加リクエストを送信するS520と、NRシステムにおける第1の補助ネットワークアクセス装置は、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置が送信したNR追加リクエストを受信した後、端末装置のNR能力情報に基づき、第1の補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間の補助接続の構成を行い、即ち第1の設定情報であり、そしてLTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置にフィードバックするS530と、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置は、RRC再構成メッセージにより、第1の補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間の補助接続構成を端末装置に送信するS540と、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置は、NRシステムにおける第2の補助ネットワークアクセス装置を第2の補助接続として追加すると決定した時、端末装置のNR能力情報、および当該第1の補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間の補助接続構成を追加リクエストにより、NRシステムにおける第2の補助ネットワークアクセス装置に送信するS550と、NRシステムにおける第2の補助ネットワークアクセス装置は、端末のNR能力情報、およびNRシステムにおける第1の補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間の補助接続構成に基づき、NRシステムにおける第2の補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間の補助接続構成を生成し、即ち第2の設定情報であり、そしてLTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置にフィードバックするS560と、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置は、RRC再構成メッセージにより、第2の補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間の補助接続構成を端末装置に送信するS570と、を含む。
そのため、本発明の実施例は、補助接続を確立する新しい方法を提供し、簡単かつ柔軟であり、それにより、ユーザープレーンのデータスループットを向上させ、および主要ネットワークアクセス装置の負荷を軽減することができる。
図6は本発明に係る実施例の補助接続の確立方法600を示すフローチャートである。図6に示すように、当該方法600は、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置が、次回のNR接続に使用可能なNR能力情報を示すための端末装置のNR能力情報を取得するS610と、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置は、NRシステムにおける第1の補助ネットワークアクセス装置の追加を決定し、そして第1の補助ネットワークアクセス装置にNR追加リクエストを送信し、その中に次回のNR接続に使用可能なNR能力情報を担持するS620と、NRシステムにおける第1の補助ネットワークアクセス装置は、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置が送信したNR追加リクエストを受信した後、端末装置のNR能力情報に基づき、第1の補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間の補助接続構成を行い、即ち第1の設定情報であり、そしてLTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置にフィードバックするS630と、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置は、RRC再構成メッセージにより、第1の補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間の補助接続構成を端末装置に送信するS640と、端末装置は、RRC再構成完了情報に次回のNR接続に使用可能なNR能力情報を担持するS650と、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置は、NRシステムにおける第2の補助ネットワークアクセス装置を第2の補助接続として追加すると決定した時、次回のNR接続に使用可能なNR能力情報をNRシステムにおける第2の補助ネットワークアクセス装置に送信するS660と、NRシステムにおける第2の補助ネットワークアクセス装置は、次回のNR接続に使用可能なNR能力情報に基づき、NRシステムにおける第2の補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間の補助接続構成を生成し、即ち第2の設定情報であり、そしてLTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置にフィードバックするS670と、LTEシステムにおける主要ネットワークアクセス装置は、RRC再構成メッセージにより、第2の補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間の補助接続構成を端末装置に送信するS680と、を含む。
そのため、本発明の実施例は、補助接続を確立する新しい方法を提供し、簡単かつ柔軟であり、それにより、ユーザープレーンのデータスループットを向上させ、および主要ネットワークアクセス装置の負荷を軽減することができる。
理解すべきものとして、図5と図6は、補助接続の確立方法の詳細な手順または操作を示したが、これらの手順または操作は単なる例示的なものであり、本発明の実施例はその他の操作、または図5または図6中の各操作の変形を実行してもよい。さらに、図5と図6中の各手順は、図5と図6に示した順と異なる順序で実行してもよく、かつ図5と図6中の全ての操作を実行することに限らない可能性もある。
また、上記の各方法の実施例において、端末装置側の手順は、単独で端末装置側の補助接続の確立方法を実現し、主要ネットワークアクセス装置側の手順も単独でネットワークアクセス側の補助接続の確立方法になれ、さらに、補助ネットワークアクセス装置側の手順も単独でネットワークアクセス側の補助接続の確立方法になれる。上記の各方法の実施例において、通常、ネットワークアクセス装置は基地局であり、コアネットワークデバイスはモビリティ・マネジメント・エンティティであり、端末装置はユーザーデバイスである。
理解すべきものとして、ネットワークデバイス側で説明されたネットワークデバイスと端末装置の交互および関連特性、機能等は、端末装置側の関連特性、機能に対応し、簡略化するために、ここで説明を省略する。
さらに、理解すべきものとして、本発明の各種の実施例において、上記の各過程の番号の大きさは、実行順序の先後を意味しておらず、各過程の実行順序は、その機能と内在論理により決定され、本発明に係る実施例の実施過程を任意に限定すべきではない。
以上、図2から図6を参照しながら、本発明に係る実施例に基づく補助接続の確立方法を詳細に説明した。以下、図7から図12を参照しながら、本発明に係る実施例に基づく補助接続の確立装置を説明し、方法の実施例で説明された技術的特徴は、以下の装置の実施例に適用可能である。
図7は本発明に係る実施例に基づく補助接続の確立装置700を示すブロック図である。図7に示すように、当該装置700は、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示す、端末装置の補助ネットワークアクセス能力情報を取得するための取得ユニットS710と、当該第1の補助ネットワークアクセス装置をデータ伝送のネットワークデバイスとして追加するようにリクエストするために用いられ、当該補助ネットワークアクセス能力情報を含む、補助接続追加リクエストメッセージを第1の補助ネットワークアクセス装置に送信するための第1の送信ユニットS720と、当該第1の補助ネットワークアクセス装置が送信した、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための第1の設定情報を含む、当該補助接続追加リクエストメッセージの確認メッセージを受信するための第1の受信ユニットS730と、を含む。
具体的には、装置700は、端末装置またはコアネットワークデバイスから当該端末装置の補助ネットワークアクセス能力情報を取得し、そして当該補助ネットワークアクセス能力情報を第1の補助ネットワークアクセス装置に送信することができる。それにより、当該第1の補助ネットワークアクセス装置は当該補助ネットワークアクセス能力情報を参照し、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための設定情報を生成することができ、装置700が当該設定情報を受信した後、当該設定情報を端末装置に転送することにより、第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立する。
そのため、本発明に係る実施例は、補助接続の確立装置を提供し、簡単かつ柔軟であり、それにより、ユーザープレーンのデータスループットを向上させ、および主要ネットワークアクセス装置の負荷を軽減することができる。
選択的に、本発明の実施例において、当該補助接続追加リクエストメッセージは、さらに、当該端末装置が既に確立した補助接続の設定情報である第2の設定情報を含む。
選択的に、本発明の実施例において、当該取得ユニット710は、具体的に、当該端末装置またはコアネットワークデバイスから送信した、当該補助ネットワークアクセス能力情報を含む第1のメッセージを受信することと、当該第1のメッセージの中から、当該補助ネットワークアクセス能力情報を取得することに用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、当該取得ユニット710が受信した、当該端末装置から送信された当該第1のメッセージは、当該端末装置と当該第1の補助ネットワークアクセス装置との間の設定が有効になったことを示すために用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置にアクセスする最大能力を示すために用いられ、または、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、当該端末装置の追加すべき補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すために用いられ、当該追加すべき補助ネットワークアクセス装置は、当該第1の補助ネットワークアクセス装置を含む。
選択的に、本発明の実施例において、当該装置700は、さらに、当該端末装置が送信した少なくとも1つの、対応する補助ネットワークアクセス装置と端末装置との間のリンク品質を示すための補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報を受信するための第2の受信ユニット740と、当該少なくとも1つの補助ネットワークアクセス装置における各補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置を決定するために用いられる決定ユニット750と、を含む。
選択的に、本発明の実施例において、当該装置700は、さらに、当該端末装置に当該第1の設定情報を送信することにより、当該端末装置が当該第1の設定情報に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置との間の補助接続を容易に確立するための第2の送信ユニット760を含む。
選択的に、本発明の実施例において、当該装置は、第1の通信システムにおけるネットワークデバイスであり、当該補助ネットワークアクセス装置は、第2の通信システムにおけるネットワークデバイスである。
理解すべきものとして、本発明に係る実施例に基づく装置700は、本発明に係る実施例の補助接続の確立方法200の実行本体に対応することができ、そして装置700中の各モジュールの上記と他の操作および/または機能は、図2、図5および図6における各方法に対応するフローをそれぞれ実現し、簡略化するために、ここで説明を省略する。
図8は本発明に係る実施例に基づく補助接続の確立装置800を示すブロック図である。図8に示すように、当該装置800は、第1の補助ネットワークアクセス装置をデータ伝送のネットワークデバイスとして追加するようにリクエストし、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すために用いられる、当該補助ネットワークアクセス能力情報を含む、主要ネットワークアクセス装置から送信した補助接続追加リクエストメッセージを受信するための受信ユニットS810と、当該補助ネットワークアクセス能力情報に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための第1の設定情報を生成するための生成ユニットS820と、当該主要ネットワークアクセス装置に、当該第1の設定情報を含む当該補助接続追加リクエストメッセージの確認メッセージを送信するための送信ユニットS830と、を含む。
具体的には、主要ネットワークアクセス装置は、端末装置またはコアネットワークデバイスから当該端末装置の補助ネットワークアクセス能力情報を取得し、そして当該補助ネットワークアクセス能力情報を装置800に送信することができる。それにより、当該装置800は、当該補助ネットワークアクセス能力情報を参照し、当該装置800と当該端末装置との間の補助接続を確立するために用いられる設定情報を生成することができ、主要ネットワークアクセス装置は、当該設定情報を受信した後、当該設定情報を端末装置に転送することで、装置800と当該端末装置との間の補助接続を確立する。
そのため、本発明の実施例は、補助接続の確立装置を提供し、簡単かつ柔軟であり、それにより、ユーザープレーンのデータスループットを向上させ、および主要ネットワークアクセス装置の負荷を軽減することができる。
選択的に、本発明の実施例において、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置にアクセスする最大能力を示すために用いられる。当該補助接続追加リクエストメッセージは、さらに、当該端末装置が既に確立した補助接続の設定情報である第2の設定情報を含む。当該生成ユニット820は、具体的に、当該補助ネットワークアクセス能力情報と当該第2の設定情報に基づき、当該第1の設定情報を生成するために用いられ、当該第1の設定情報と当該第2の設定情報が対応する設定の和は、当該補助ネットワークアクセス能力情報が示した、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力以下である。
選択的に、本発明の実施例において、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、当該端末装置の追加すべき補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すために用いられ、そのうち、当該追加すべき補助ネットワークアクセス装置は当該第1の補助ネットワークアクセス装置を含む。
選択的に、本発明の実施例において、当該主要ネットワークアクセス装置は、第1の通信システムにおけるネットワークデバイスであり、当該補助ネットワークアクセス装置は第2の通信システムにおけるネットワークデバイスである。
理解すべきものとして、本発明に係る実施例の装置800は、本発明に係る実施例の補助接続の確立方法300の実行本体に対応することができ、かつ装置800における各モジュールの上記と他の操作および/または機能は、図3、図5および図6の各方法の対応するフローをそれぞれ実現するためであり、簡略化するために、ここで説明を省略する。
図9は本発明に係る実施例に基づく補助接続の確立装置900を示すブロック図である。図9に示すように、当該装置900は、主要ネットワークアクセス装置に、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示す、当該端末装置の補助ネットワークアクセス能力情報を送信するための送信ユニット910と、当該主要ネットワークアクセス装置が送信した、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための第1の設定情報を受信するための受信ユニット920と、を含む。
具体的には、主要ネットワークアクセス装置は、装置900から当該端末装置の補助ネットワークアクセス能力情報を取得することができ、そして当該補助ネットワークアクセス能力情報を第1の補助ネットワークアクセス装置に送信することができ、それにより、当該第1の補助ネットワークアクセス装置は、当該補助ネットワークアクセス能力情報を参照し、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該装置900との間の補助接続を確立するために用いられる設定情報を生成し、主要ネットワークアクセス装置は、当該設定情報を受信した後、当該設定情報を装置900に転送することで、第1の補助ネットワークアクセス装置と当該装置900との間の補助接続を確立する。
そのため、本発明に係る実施例は補助接続の確立装置を提供し、簡単かつ柔軟であり、それにより、ユーザープレーンのデータスループットを向上させ、および主要ネットワークアクセス装置の負荷を軽減することができる。
選択的に、本発明の実施例において、当該送信ユニット910は、具体的に、当該主要ネットワークアクセス装置に第1のメッセージを送信するために用いられ、当該第1のメッセージは、当該端末装置と当該第1の補助ネットワークアクセス装置との間の設定が有効になったことを示すために用いられ、当該第1のメッセージは当該補助ネットワークアクセス能力情報を含む。
選択的に、本発明の実施例において、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置にアクセスする最大能力を示すために用いられ、または、当該補助ネットワークアクセス能力情報が、当該端末装置の当該第1の補助ネットワークアクセス装置を含む追加すべき補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すために用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、当該装置900は、さらに、当該第1の設定情報に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置との間の補助接続を確立するために用いられるアクセスユニット930を含む。
選択的に、本発明の実施例において、当該主要ネットワークアクセス装置は、第1の通信システムにおけるネットワークデバイスであり、当該補助ネットワークアクセス装置は、第2の通信システムにおけるネットワークデバイスである。
理解すべきものとして、本発明に係る実施例に基づく装置900は、本発明に係る実施例の補助接続の確立方法400の実行本体に対応することができ、かつ装置900中の各モジュールの上記と他の操作および/または機能は、図4、図5および図6の各方法における対応するフローをそれぞれ実現するためであり、簡略化するために、ここで説明を省略する。
なお、上記の実施例に提供された装置は、その機能を実現する時、単に上記の各機能ユニットの分割に従って例を挙げて説明したが、実際の応用では、必要に応じて上記の機能の割り当てが異なる機能ユニットにより完了されてもよく、即ち、デバイスの内部構造を異なる機能ユニットに分割し、以上に説明された全部または一部の機能を完了する。また、上記の実施例に提供された装置と方法の実施例は、同一の構想に属し、その具体的な実現過程については、方法の実施例を詳細に参照されたい。ここで説明を省略する。
図10は本発明に係る実施例に基づく装置10を示すブロック図である。図10に示す装置10は、メモリ11と、プロセッサー12と、入力/出力インタフェース13と、通信インタフェース14およびバスシステム15を含む。そのうち、メモリ11と、プロセッサー12と、入力/出力インタフェース13および通信インタフェース14は、バスシステム15によって接続され、当該メモリ11は命令を記憶するために用いられ、当該プロセッサー12は、当該メモリ11に記憶される命令を実行するために用いられ、それにより、入力/出力インタフェース13が、入力されたデータと情報を受信し、操作結果等のデータを出力するように制御し、そして通信インタフェース14が信号を送信するように制御する。
プロセッサー12は、端末装置の、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すための補助ネットワークアクセス能力情報を取得することと、第1の補助ネットワークアクセス装置に、当該第1の補助ネットワークアクセス装置をデータ伝送のネットワークデバイスとして追加するようにリクエストするために用いられ、当該補助ネットワークアクセス能力情報を含む補助接続追加リクエストメッセージを送信することと、当該第1の補助ネットワークアクセス装置が送信した、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための第1の設定情報を含む、当該補助接続追加リクエストメッセージの確認メッセージを受信すること、に用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、当該補助接続追加リクエストメッセージは、さらに、当該端末装置が既に確立した補助接続の設定情報である第2の設定情報を含む。
選択的に、本発明の実施例において、プロセッサー12は、具体的に、当該端末装置またはコアネットワークデバイスが送信した、当該補助ネットワークアクセス能力情報を含む第1のメッセージを受信し、当該第1のメッセージから、当該補助ネットワークアクセス能力情報を取得するために用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、プロセッサー12は、具体的に、当該端末装置が送信した、当該端末装置と当該第1の補助ネットワークアクセス装置との間の設定が有効になったことを示すための第1のメッセージを受信するために用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置にアクセスする最大能力を示すために用いられ、または、当該補助ネットワークアクセス能力情報が、当該端末装置の当該第1の補助ネットワークアクセス装置を含む、追加すべき補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すために用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、プロセッサー12は、具体的に、当該端末装置が送信した少なくとも1つの、対応する補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間のリンク品質を示すための補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報を受信するために用いられ、また、当該少なくとも1つの補助ネットワークアクセス装置における各補助ネットワークアクセス装置の測定結果情報に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置を決定するために用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、プロセッサー12は、さらに、当該端末装置に当該第1の設定情報を送信することにより、当該端末装置が当該第1の設定情報に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置との間の補助接続を容易に確立するために用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、当該装置10は、第1の通信システムにおけるネットワークデバイスであり、当該補助ネットワークアクセス装置は、第2の通信システムにおけるネットワークデバイスである。
理解すべきものとして、本発明の実施例において、当該プロセッサー12は、汎用の中央プロセッサー(Central Processing Unit、CPU)、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、または1つや複数の集積回路を使用することができ、関連プログラムを実行するために用いられ、それにより本発明に係る実施例によって提供される技術的解決手段を実現する。
また、理解すべきものとして、通信インタフェース14は、送受信機のような送受信装置(それらに限定されない)を使用することにより、装置10とその他デバイスまたは通信ネットワークとの間の通信を実現する。
当該メモリ11は、読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリを含んでもよく、そしてプロセッサー12に命令とデータを提供する。プロセッサー12の一部は、また、不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、プロセッサー12は、さらに機種情報を記憶してもよい。
当該バスシステム15は、データバスを含む他に、電源バスと、制御バスおよび状態信号バス等を含んでもよい。ただし、説明を明確にするために、図中では、各種のバスをいずれもバスシステム15として表記する。
実現する過程において、上記の方法の各手順はプロセッサー12におけるハードウェアの集積論理回路、またはソフトウェア形式の命令によって実現されることが可能である。本発明の実施例で開示された補助接続の確立方法を組み合わせ、ハードウェアプロセッサーによる実行の完成に直接的に具体化され、またはプロセッサーにおけるハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行して完成する。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリと読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリまたは電気消去可能プログラマブルメモリ、レジスタ等の本分野において成熟した記憶媒体に位置することができる。当該記憶媒体は、メモリ11に位置し、プロセッサー12がメモリ11内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記の方法200の手順を完成する。繰り返しを回避するために、ここで説明を省略する。
図11は本発明に係る実施例に基づく装置20を示すブロック図である。図11に示す装置20は、メモリ21と、プロセッサー22と、入力/出力インタフェース23と、通信インタフェース24およびバスシステム25を含む。そのうち、メモリ21と、プロセッサー22と、入力/出力インタフェース23および通信インタフェース24は、バスシステム25によって接続される。当該メモリ21は命令を記憶するために用いられ、当該プロセッサー22は、当該メモリ21に記憶される命令を実行するために用いられ、それにより入力/出力インタフェース23が、入力されたデータと情報を受信し、操作結果等のデータを出力するように制御し、そして通信インタフェース24が信号を送信するように制御する。
プロセッサー22は、第1の補助ネットワークアクセス装置をデータ伝送のネットワークデバイスとして追加するようにリクエストし、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すために用いられる、当該補助ネットワークアクセス能力情報を含む、主要ネットワークアクセス装置から送信した補助接続追加リクエストメッセージを受信するために用いられ、また、当該補助ネットワークアクセス能力情報に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための第1の設定情報を生成するために用いられ、さらに、当該主要ネットワークアクセス装置に、当該第1の設定情報を含む当該補助接続追加リクエストメッセージの確認メッセージを送信するために用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置にアクセスする最大能力を示すために用いられる。当該補助接続追加リクエストメッセージは、さらに、当該端末装置が既に確立した補助接続の設定情報である第2の設定情報を含む。プロセッサー22は、具体的に、当該補助ネットワークアクセス能力情報と当該第2の設定情報に基づき、当該第1の設定情報を生成するために用いられ、当該第1の設定情報と当該第2の設定情報が対応する設定の和は、当該補助ネットワークアクセス能力情報が示した、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力以下である。
選択的に、本発明の実施例において、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、当該端末装置の追加すべき補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すために用いられ、そのうち、当該追加すべき補助ネットワークアクセス装置は当該第1の補助ネットワークアクセス装置を含む。
理解すべきものとして、本発明の実施例において、当該プロセッサー22は、汎用の中央プロセッサー(Central Processing Unit、CPU)、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、または1つや複数の集積回路を使用することができ、関連プログラムを実行するために用いられ、それにより本発明に係る実施例によって提供される技術的解決手段を実現する。
また、理解すべきものとして、通信インタフェース24は、送受信機のような送受信装置(それらに限定されない)を使用することにより、装置20とその他デバイスまたは通信ネットワークとの間の通信を実現する。
当該メモリ21は、読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリを含んでもよく、そしてプロセッサー22に命令とデータを提供する。プロセッサー22の一部は、また、不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、プロセッサー22は、さらに機種情報を記憶してもよい。
当該バスシステム25は、データバスを含む他に、電源バス、制御バスおよび状態信号バス等を含んでもよい。ただし、説明を明確にするために、図中では、各種のバスをいずれもバスシステム25として表記する。
実現する過程において、上記の方法の各手順は、プロセッサー22におけるハードウェアの集積論理回路、またはソフトウェア形式の命令によって完成されることが可能である。本発明の実施例で開示された補助接続の確立方法を組み合わせ、ハードウェアプロセッサーによる実行が完成することに直接現れ、またはプロセッサーにおけるハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行して完成させる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリと読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリまたは電気消去可能プログラマブルメモリ、レジスタ等の本分野において成熟した記憶媒体に位置することができる。当該記憶媒体は、メモリ21に位置し、プロセッサー22がメモリ21内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記の方法300の手順を完成する。繰り返しを回避するために、ここで説明を省略する。
図12は本発明に係る実施例に基づく装置30を示すブロック図である。図12に示す装置30は、メモリ31と、プロセッサー32と、入力/出力インタフェース33と、通信インタフェース34およびバスシステム35を含む。そのうち、メモリ31と、プロセッサー32と、入力/出力インタフェース33および通信インタフェース34は、バスシステム35によって接続される。当該メモリ31は命令を記憶するために用いられ、当該プロセッサー32は、当該メモリ31に記憶される命令を実行するために用いられ、それにより入力/出力インタフェース33が、入力されたデータと情報を受信し、操作結果等のデータを出力するように制御し、そして通信インタフェース34が信号を送信するように制御する。
プロセッサー22は、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すために用いられる、当該端末装置の補助ネットワークアクセス能力情報を主要ネットワークアクセス装置に送信するために用いられ、また、当該主要ネットワークアクセス装置から送信した、当該第1の補助ネットワークアクセス装置と当該端末装置との間の補助接続を確立するための第1の設定情報を受信するために用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、プロセッサー32は、具体的に、当該主要ネットワークアクセス装置に第1のメッセージを送信するために用いられ、当該第1のメッセージは、当該端末装置と当該第1の補助ネットワークアクセス装置との間の設定が有効になったことを示すために用いられ、当該第1のメッセージは当該補助ネットワークアクセス能力情報を含む。
選択的に、本発明の実施例において、当該補助ネットワークアクセス能力情報は、当該端末装置の補助ネットワークアクセス装置にアクセスする最大能力を示すために用いられ、または、当該補助ネットワークアクセス能力情報が、当該端末装置の、当該第1の補助ネットワークアクセス装置を含む追加すべき補助ネットワークアクセス装置へのアクセスをサポートする能力を示すために用いられる。
選択的に、本発明の実施例において、プロセッサー32は、さらに、当該第1の設定情報に基づき、当該第1の補助ネットワークアクセス装置との間の補助接続を確立するために用いられる。
理解すべきものとして、本発明の実施例において、当該プロセッサー32は、汎用の中央プロセッサー(Central Processing Unit、CPU)、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、または1つや複数の集積回路を使用することができ、関連プログラムを実行するために用いられ、それにより本発明に係る実施例によって提供される技術的解決手段を実現する。
また、理解すべきものとして、通信インタフェース34は、送受信機のような送受信装置(それらに限定されない)を使用することにより、装置30とその他デバイスまたは通信ネットワークとの間の通信を実現する。
当該メモリ31は、読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリを含んでもよく、そしてプロセッサー32に命令とデータを提供する。プロセッサー32の一部は、また、不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、プロセッサー32は、さらに機種情報を記憶してもよい。
当該バスシステム35は、データバスを含む他に、電源バスと、制御バスおよび状態信号バス等を含んでもよい。ただし、説明を明確にするために、図中では、各種のバスをいずれもバスシステム35として表記する。
実現する過程において、上記の方法の各手順はプロセッサー32におけるハードウェアの集積論理回路、またはソフトウェア形式の命令によって実現されることが可能である。本発明の実施例で開示された補助接続の確立方法を組み合わせ、ハードウェアプロセッサーによる実行の完成に直接的に具体化され、またはプロセッサーにおけるハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行して完成する。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリと読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリまたは電気消去可能プログラマブルメモリ、レジスタ等の本分野において開発した記憶媒体に位置することができる。当該記憶媒体は、メモリ31に位置し、プロセッサー32がメモリ31内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記の方法400の手順を完成する。繰り返しを回避するために、ここで説明を省略する。
理解すべきものとして、本発明の実施例において、“Aに対応するB”は、BとAが関連しており、Aに基づいてBを決定できることを表す。ただし、Aに基づいてBを決定することは、Aのみに基づいてBを決定することを意味せず、さらにAおよび/または他の情報に基づいてBを決定できることも理解されるべきである。
本明細書における用語“および/または”は、関連対象を説明する関連関係のものに過ぎず、3種類の関係が存在することを表し、例えば、“Aおよび/またはB”は、Aのみが存在し、AおよびBが同時に存在し、Bのみが存在するという3種類の状況を表すことは理解されるべきである。また、本明細書における符号“/”は通常、前後の関連対象が“または”の関係にあることを表す。
理解すべきものとして、本発明の各種の実施例において、上記の各過程の番号の大きさは、実行順序の先後を意味しておらず、各過程の実行順序は、その機能と内在論理により決定され、本発明に係る実施例の実施過程を任意に限定すべきではない。
当業者であれば分かるように、本明細書で開示された実施例に記載のそれぞれ例示的なユニットおよびアルゴリズム手順を組み合わせ、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現されることが可能である。これらの機能がハードウェアの形態で実行されるか、ソフトウェアの形態で実行されるかは、技術的解決手段の特定応用と設計の制約条件によって決められる。当業者であれば、それぞれ特定の応用に対し、異なる方法で記述された機能を実現することができるが、このような実現は、本発明の範囲を超えると考えるべきではない。
当業者であれば明らかに分かるように、説明の便宜および簡潔さのために、以上に記述されたシステム、装置、およびユニットの具体的な動作過程は、前記方法の実施例における対応過程を参照することができ、ここで説明を省略する。
本出願で提供された幾つかの実施例において、開示されたシステム、装置および方法は、その他の方式によって実現されてもよいことを理解すべきである。例えば、以上に記述した装置の実施例は、例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分割は、単なる論理的な機能分割であり、実際に実現する時には、他の分割方式を採用してもよく、例えば、複数のユニットもしくはコンポーネントを他のシステムに組み合わせ、集積してもよく、または、一部の特徴を無視し、実行しなくてもよい。さらに、図示または検討された相互間の結合や直接結合、または通信接続は、幾つかのインタフェース、装置またはユニットによる間接結合または通信接続であってもよく、電気的、機械的またはその他の形であってもよい。
前記独立部材として説明されたユニットは、物理的に分離されてもよいし、分離されなくてもよく、ユニットとして表示された部材は、物理的ユニットであってもよいし、物理的ユニットでなくてもよく、即ち、同じ場所に設置されてもよいし、複数のネットワークユニットに分散してもよい。実際の必要に応じて、そのうちの一部または全部のユニットを選択して、本実施例の技術的解決手段の目的を実現することができる。
また、本発明の各実施例における各機能ユニットを1つの処理モジュールに集積してもよいし、各ユニットが単独で物理的に存在してもよく、または2つや2つ以上のユニットを1つのユニットに集積してもよい。
前記機能を、ソフトウェア機能ユニットの形で実現し、かつ独立した製品として販売し、使用する時、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づき、本発明の技術的解決手段は本質的に、または従来技術に寄与した部分や当該技術的解決手段の一部は、ソフトウェア製品の形で具体化されてもよく、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、幾つかの命令を含み、1台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイス等であってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法の全部または一部の手順を実行させる。前記記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスクや光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
上記の内容は、本発明の具体的な実施形態に過ぎず、これをもって本発明の特許請求の範囲を限定するものではなく、当業者であれば、本発明で開示された技術的範囲において、想到しうる種々の変更や置換は、いずれも本発明の特許保護の範囲に含まれるものとする。よって、本発明の特許保護の範囲は、前記請求項の保護範囲を基準とすべきである。