JP7098371B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技を行うことが可能な遊技機に関する。
遊技機として、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたことに基づいて、複数種
類の識別情報の可変表示が行われるスロットマシンや、遊技球などの遊技媒体を発射装置
によって遊技領域に発射し、該遊技領域に設けられている入賞口などの始動領域に遊技媒
体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機などがある
また、複数の設定値のうちいずれかの設定値に設定可能な遊技機において、設定スイッ
チへの操作で設定値を変更させる特定状態に制御するものがあった。また、該特定状態中
に、スタートスイッチへの操作で該設定値を確定させて該特定状態を終了させるものがあ
った(たとえば、特許文献1)。
特開2016-131638号
しかしながら、特許文献1のスロットマシンでは、設定スイッチへの操作などの第1操
作と、スタートスイッチへの操作などの第2操作とが実行されたときの処理について検討
の余地があった。
この発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、第1操作と、第
2操作とが実行されたときの利便性を向上させる遊技機を提供することである。
(A) 遊技を行うことが可能な遊技機であって、
選択操作と終了操作とを含む操作を検出する検出手段と、
メニューを選択可能なメニュー表示状態に制御するメニュー表示状態制御手段と、
前記メニュー表示状態において、前記選択操作に基づいてメニューを選択する選択制御を実行する選択制御実行手段と、
前記メニュー表示状態において、前記終了操作に基づいて前記メニュー表示状態を終了させるメニュー表示状態終了手段と、を備え、
前記検出手段は、前記選択操作検出であっても、前記終了操作を検出可能であり、
前記選択制御実行手段は、前記メニュー表示状態において、前記終了操作検出中ではなく、前記選択操作検出中ではない状態から前記選択操作が検出に変化したときに、前記選択制御を実行し、
前記メニュー表示状態終了手段は、
前記メニュー表示状態において、前記選択操作検出中でなく、前記終了操作検出中ではない状態から前記終了操作が検出に変化したときに、前記メニュー表示状態を終了させ、
前記メニュー表示状態において、前記選択操作と前記終了操作との双方が検出中でない状態から前記選択操作と前記終了操作との双方が検出に変化したときに、前記メニュー表示状態を終了させ、
前記メニュー表示状態において、前記選択操作検出であり、前記終了操作検出中ではない状態から前記終了操作が検出に変化したときに、前記メニュー表示状態を終了させる。
(1) 遊技を行うことが可能な遊技機であって、
第1操作(たとえば、設定スイッチ9への操作)と第2操作(たとえば、スタートスイッチ7への操作)とを含む操作を検出する検出手段と、
特定状態(たとえば、設定変更状態)に制御する特定状態制御手段(たとえば、メイン制御部41)と、
前記特定状態において前記第1操作が検出されたときに、特定制御(たとえば、図2のタイミングT10に示す設定値更新制御)を実行する特定制御実行手段(たとえば、メイン制御部41)と、
前記特定状態において前記第2操作が検出されたときに、前記特定状態を終了させる(たとえば、図2のタイミングT4に示す設定変更状態を終了させる)特定状態終了手段(たとえば、メイン制御部41)とを備え、
前記検出手段は、前記第1操作が検出されている状況であっても、前記第2操作を検出可能であり(たとえば、図3のS3で示すように、設定スイッチ9への操作が実行されているときであっても、スタートスイッチ7への操作が実行されているか否かが判断され)、
前記特定状態終了手段は、前記特定状態において前記第1操作が検出されている状況で、前記第2操作が検出されたときに前記特定状態を終了させる(たとえば、図2のタイミングT12に示すように、設定変更状態中に、設定スイッチ9への操作が実行されているときであっても、スタートスイッチ7への操作が実行されたときには、該設定変更状態を終了させる)。
このような構成によれば、特定状態中に第1操作が実行されている状況でも、第2操作
が実行されたときには、特定状態を終了させることができることから、特定状態を終了さ
せる点での利便性を向上させることができる。
(2) (1)の遊技機において、
前記特定制御実行手段は、
前記特定状態において第1操作信号(たとえば、設定スイッチ9が操作されたことを
示す設定スイッチ信号)の状態が、前記第1操作が実行されていない旨を示す非実行状態
(たとえば、OFF状態)から前記第1操作が実行された旨を示す実行状態(たとえば、
ON状態)に変化したことが前記検出手段により検出されたときに、前記特定制御を実行
し(たとえば、図2のタイミングT10に示すように、設定スイッチ信号がOFF状態か
らON状態に切替ったときに、設定値更新が実行され)、
前記特定状態制御手段により前記特定状態に制御される前から前記特定状態に制御さ
れた以降までの期間(たとえば、T1~T3)において、前記第1操作信号の状態が前記
実行状態であることが継続されているときには、前記特定制御を実行しない(たとえば、
図2(ウ)のタイミングT2の吹き出しに示すように、設定変更状態に制御される前から
設定スイッチ9への操作が継続している場合には、設定変更状態に制御されたタイミング
T2であっても設定値更新は実行されない)。
このような構成によれば、意図せずに特定制御が実行されることを防止できる。
(3) (1)または(2)の遊技機において、
前記特定状態終了手段は、
前記特定状態において第2操作信号(たとえば、スタートスイッチ7が操作されたこ
とを示すスタートスイッチ信号)の状態が、前記第2操作が実行されていない旨を示す非
実行状態(たとえば、OFF状態)から前記第2操作が実行された旨を示す実行状態(た
とえば、ON状態)に変化したことが前記検出手段により検出されたときに、前記特定状
態を終了させ(たとえば、図2のタイミングT4およびT8などに示すように、特定状態
中にスタートスイッチ信号がOFF状態からON状態に切替ったときに、特定状態は終了
し)、
前記特定状態制御手段により前記特定状態に制御される前から前記特定状態に制御さ
れた以降までの期間(たとえば、T5~T7)において、前記第2操作信号の状態が前記
実行状態であることが継続されているときには、前記特定状態を終了させない(たとえば
、図2のタイミングT6の吹き出しに示すように、設定変更状態に制御される前からスタ
ートスイッチ7への操作が継続している場合には、設定変更状態に制御されたタイミング
T6であっても設定変更状態は終了されない)。
このような構成によれば、意図せずに特定状態が終了することを防止できる。
(4) (1)~(3)いずれかの遊技機において、
前記特定制御実行手段は、
前記特定状態において第1操作信号(たとえば、設定スイッチ9が操作されたことを
示す設定スイッチ信号)の状態が、前記第1操作が実行されていない旨を示す非実行状態
(たとえば、OFF状態)から前記第1操作が実行された旨を示す実行状態(たとえば、
ON状態)に変化したことが前記検出手段により検出されたときに、前記特定制御を実行
し(たとえば、図2のタイミングT10に示すように、設定スイッチ信号がOFF状態か
らON状態に切替ったときに、設定値更新が実行され)、
前記特定制御が開始されたときから、前記第1操作信号の状態が前記実行状態である
ことが継続されているときには、前記特定制御を実行しない(たとえば、図2(イ)のタ
イミングT11の近傍の吹き出しに示すように、設定変更状態中に設定スイッチ9が長押
しされていても、該設定スイッチ9の操作が開始されたときに設定値の更新は行うが、該
設定スイッチ9が操作されている期間では、設定値の更新は行われない。換言すれば、設
定スイッチ9が長押しされたとしてもそれに伴い連続して設定値更新は実行されない)。
このような構成によれば、意図せずに特定制御が実行されることを防止できる。
(5) 前記検出手段は、前記特定制御の実行が開始されたときから該特定制御の実行
が終了するときまでの期間において、前記第2操作の操作を検出しない(たとえば、図3
のS4の※印に示すように、設定値更新処理が実行されている期間は、第2操作の実行有
無の検出処理などを含む処理(他の処理)は実行されない、換言すると、設定値更新処理
が実行されている期間は、第2操作が実行されたとしても、該第2操作を検出しない)。
このような構成によれば、特定制御が完了する前に特定状態が終了してしまうことを防
止できる。
(a)は、本実施形態に係るスロットマシンの正面図であり、(b)は、スロットマシンの主な内部構成の一例を示す図である。 設定変更状態と、設定値更新制御との関係などを示すタイミングチャートである。 設定変更状態でのフローチャートである。
本発明に係る遊技機としてスロットマシンを実施するための形態を実施例に基づいて以
下に説明する。
[スロットマシンの構成]
図1(a)は、本実施形態に係るスロットマシン1の正面図であり、(b)は、スロッ
トマシン1の主な内部構成の一例を示す図である。
図1(a)に示すように、スロットマシン1は、画像を表示する液晶表示器51と、音
を出力するスピーカ53と、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作態様に対応する操
作情報などが表示される遊技補助表示器12とを備える。ストップスイッチ8L、8C、
8Rの操作態様には、ストップスイッチ8L、8C、8Rを操作する順番(押し順)と、
ストップスイッチ8L、8C、8Rを操作するタイミング(操作タイミング)とが含まれ
る。また、様々な情報(たとえば、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作態様に対応
する情報)が表示される遊技補助表示器12が備えられている。遊技補助表示器12は、
7セグメントで構成されている。
液晶表示器51の下方には、透視窓3が形成されている。遊技者は、この透視窓3を介
してスロットマシン1の内部に並設されているリール2L、2C、2Rを視認可能である
。各リール2L、2C、2Rには、各々が識別可能な複数種類の識別情報である図柄が所
定の順序で配列されている。透視窓3の下方には、ゲーム(遊技)を開始する際に操作さ
れるスタートスイッチ7と、それぞれのリールの回転を停止させて表示結果を導出させる
ために操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rとが設けられている。また、スロッ
トマシン1は、前面扉を有する。前面扉を開いた状態でのスロットマシン1の内部には、
設定スイッチ9、設定キースイッチ10、および電源スイッチ11が設けられている。図
1では、設定スイッチ9、設定キースイッチ10、および電源スイッチ11は、スロット
マシン1の内部に設けられていることから、破線で示す。
図1(b)に示すように、スロットマシン1の内部には、遊技の進行を制御するととも
に遊技の進行に応じて各種コマンドを出力するメイン制御部41が設けられている。メイ
ン制御部41は、遊技の進行に係る各種制御を行うメインCPU41aと、遊技の進行に
係る各種データを記憶するRAM41cとを備える。メイン制御部41は、スタートスイ
ッチ7に対する操作、ストップスイッチ8L、8C、8Rに対する操作、および設定スイ
ッチ9に対する操作などを検出し、検出した操作に応じて遊技の進行に係る制御を行う。
具体的には、スタートスイッチ7に対する操作が実行されたときには、スタートスイッ
チ7に対応するスタートスイッチ信号出力手段(図示せず)が、メイン制御部41に対し
てスタートスイッチ信号を出力する。メイン制御部41は、該スタートスイッチ信号を受
信することにより、スタートスイッチ7に対する操作が実行されたと判断する。このよう
に、スタートスイッチ信号は、スタートスイッチ7に対する操作が実行されたことを示す
信号である。スタートスイッチ7に対する操作が実行されていないときには、スタートス
イッチ信号出力手段は、スタートスイッチ信号を出力しないことから、メイン制御部41
は、スタートスイッチ信号を受信しない。
また、設定スイッチ9に対する操作が実行されたときには、設定スイッチ9に対応する
設定スイッチ信号出力手段(図示せず)が、メイン制御部41に対して設定スイッチ信号
を出力する。メイン制御部41は、該設定スイッチ信号を受信することにより、設定スイ
ッチ9に対する操作が実行されたと判断する。このように、設定スイッチ信号は、設定ス
イッチ9に対する操作が実行されたことを示す信号である。設定スイッチ9に対する操作
が実行されていないときには、設定スイッチ信号出力手段は、設定スイッチ信号を出力し
ないことから、メイン制御部41は、設定スイッチ信号を受信しない。
スロットマシン1の内部には、メイン制御部41からのコマンドに応じて演出を制御す
るサブ制御部91が設けられている。サブ制御部91は、演出に係る各種制御を行うサブ
CPU91aと、演出に係る各種データを記憶するRAM91cとを備える。サブ制御部
91は、メイン制御部41からのコマンドに基づいて、液晶表示器51における画像の表
示やスピーカ53からの音の出力などを制御する。
また、本実施形態では、遊技者にとっての有利度がそれぞれ異なる複数の有利度のうち
いずれかの有利度に設定されている。有利度はたとえば、設定値である。本実施形態のス
ロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わる。設定値は1~6の6段階か
らなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が
低くなる。すなわち設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利
度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。
設定変更状態に移行されているときに、遊技店の店員などは、設定値を変更可能である
。所定の設定変更状態移行操作が実行されたときに、設定変更状態に移行される。設定変
更状態移行操作は、たとえば、前面扉を開け、スロットマシン1の内部に設けられている
設定キースイッチ10をオン状態としてからスロットマシン1の電源スイッチ11をオフ
からオンにする操作である。
設定変更状態に移行されると、RAM41cの所定領域(たとえば、設定値ワーク)か
ら読み出された設定値が表示値として所定の表示部に表示される。本実施形態では、該所
定の表示部は、遊技補助表示器12とする。なお、変形例として、該表示部は、スロット
マシン1の内部に設けられていてもよい。
設定変更状態において、設定スイッチ9が操作されると、遊技補助表示器12に表示さ
れた表示値が1ずつ更新されていく(設定値6からさらに操作されたときは、設定値1に
戻る)。そして、スタートスイッチ7が操作されると表示値を設定値として確定するとと
もに、設定変更状態は終了する。そして、設定キースイッチ10がオフされると、遊技の
進行が可能な状態に移行する。
[設定変更状態と、設定値更新制御との関係]
次に、設定変更状態と、設定値更新制御との関係などを説明する。図2は、設定変更状
態と、設定値更新制御との関係などを示すタイミングチャートである。図2の(ア)は、
設定変更状態への移行を示し、(イ)は、設定スイッチ9への操作を示し、(ウ)は、メ
イン制御部41による設定値の更新を示し、(エ)は、スタートスイッチ7への操作を示
す。また、設定スイッチ9への操作を「第1操作」ともいい、設定値を更新する制御を「
特定制御」ともいい、スタートスイッチ7への操作を「第2操作」ともいう。
また、図2の(ア)において、ONは、設定変更状態に移行されていることを示し、O
FFは、設定変更状態に移行されていないことを示す。図2の(イ)において、ONは、
設定スイッチ9が操作されていることを示し、OFFは、設定スイッチ9が操作されてい
ないことを示す。換言すると、図2の(イ)において、ONは、メイン制御部41が設定
スイッチ信号を受信していることを示し、OFFは、メイン制御部41が設定スイッチ信
号を受信していないことを示す。
図2の(ウ)において、ONは、設定値更新が実行されたことを示し、OFFは、設定
値更新が実行されていないことを示す。図2の(エ)において、ONは、スタートスイッ
チ7が操作されていることを示し、OFFは、スタートスイッチ7が操作されていないこ
とを示す。換言すると、図2の(エ)において、ONは、メイン制御部41がスタートス
イッチ信号を受信していることを示し、OFFは、メイン制御部41がスタートスイッチ
信号を受信していないことを示す。
タイミングT1において、設定スイッチへの操作が開始され、該操作が継続されている
とする。スイッチの操作が継続されていることを、「該スイッチの長押し」ともいう。ま
た、スイッチの操作が実行されてすぐに終了することを「該スイッチの短押し」ともいう
その後のタイミングT2において、設定変更状態移行操作が実行されることにより設定
変更状態に移行されたとする。この場合には、図2(ウ)のタイミングT2での吹き出し
に示すように、設定値は更新されない。その後のタイミングT3において、設定スイッチ
9への操作が終了したとする。その後のタイミングT4で、スタートスイッチ7が操作さ
れることにより、設定変更状態が終了したとする。
次に、タイミングT5において、スタートスイッチ7への操作が開始され、該操作が継
続されているとする。その後のタイミングT6において、設定変更状態移行操作が実行さ
れることにより設定変更状態に移行されたとする。この場合には、図2(ア)のタイミン
グT6での吹き出しに示すように、設定変更状態は終了しない。その後のタイミングT7
において、スタートスイッチ7への操作が終了したとする。その後のタイミングT8で、
スタートスイッチ7が操作されることにより、設定変更状態が終了したとする。
次に、タイミングT9において、設定変更状態移行操作が実行されることにより設定変
更状態に移行されたとする。その後のタイミングT10において、設定スイッチ9が操作
されたときには(設定スイッチ9への操作が開始されたときには)、設定値更新制御が実
行される。タイミングT10の例では、設定スイッチ9が短押しされて、設定されていた
設定値「1」が、設定値「2」に更新される。
次に、タイミングT11において、設定スイッチ9への操作が開始されたとする。設定
スイッチ9への操作が開始されたときには、設定値更新制御が実行される。タイミングT
11の例では、設定されていた設定値「2」が、設定値「3」に更新される。
また、タイミングT11で開始された設定スイッチ9への操作は、継続されたとする(
設定スイッチ9が長押しされたとする)。この場合には、図2の(イ)の吹き出しにも示
すように、「設定スイッチを長押ししてても、設定値更新は実行されない。
その後、タイミングT12において、スタートスイッチ7が操作されたとする。ここで
、このスタートスイッチ7への操作は、設定スイッチ9への操作が継続されている期間で
実行されたとする。このように、設定スイッチ9への操作が継続されている期間において
、スタートスイッチ7への操作が実行された場合には、スタートスイッチ7への操作に応
じた処理、つまり、図2(ア)のタイミングT12での吹き出しに示すように、設定値が
確定されると共に、設定変更状態は終了する。「設定値を確定する処理」とは、現在、遊
技補助表示器12に表示されている設定値を設定値ワークに格納する処理である。このよ
うに、設定変更状態に制御されたときにおいて、設定スイッチ9が操作(短押し操作)さ
れる毎に設定値の表示は更新されるものの、設定変更状態が終了するまでは設定値は確定
されない。
また、本実施形態では、確定された設定値については、設定値が確定されたことを示す
確定報知が実行される。本実施形態では、この確定報知は、図2のタイミングT12の設
定値の「3.」と示すように、設定値の右下に「.」を表示する報知である。このような
確定報知により、設定値が確定したことを、設定値を変更した人物(たとえば、遊技店の
店員)に認識させることができる。なお、変形例として、設定値が確定されたとしても確
定報知を実行しないようにしてもよい。
[設定変更状態でのフローチャート]
図3は、設定変更状態に移行されているときにメイン制御部41により実行される処理
のフローチャートである。図3の例では、S1~S5の処理が開示されている。また、S
1~S5の各処理において、所定のジャンプ条件が成立しない場合には、S1→S2→S
3→S4→S5の順番で処理が実行される。一方、S1~S5の各処理において、ジャン
プ条件が成立した場合には、該ジャンプ条件が成立したステップから他のステップへジャ
ンプする。図3の例では、S2およびS3においてジャンプ条件が存在し、S2でNOと
判断されるというジャンプ条件が成立した場合には、S3に進まず、S1にジャンプする
。また、S3でYESと判断されるというジャンプ条件が成立した場合には、S4に進ま
ず、S5にジャンプする。
まず、S1において、メイン制御部41は、該メイン制御部41の入力ポートのバッフ
ァを読み込んで、該バッファ内の入力データを所定の記憶領域に格納させる。ここで、所
定の記憶領域とは、レジスタとし、このレジスタをレジスタAという。
また、S1の吹き出し部分に示すように、バッファの状態は少なくとも4種類(4パタ
ーン)存在する。この4種類とは、バッファのビットの状態が、「00000000」で
ある状態と、「10000000」である状態と、「01000000」である状態と、
「11000000」である状態とを含む。
「00000000」である状態とは、スタートスイッチ7および設定スイッチ9のい
ずれもが操作されていない状態である。換言すれば、スタートスイッチ信号および設定ス
イッチ信号のいずれも、入力ポートに入力されてない状態である。
「10000000」である状態とは、設定スイッチ9が操作されておらず、スタート
スイッチ7が操作されている状態である。換言すれば、入力ポートに、設定スイッチ信号
は入力されていないがスタートスイッチ信号が入力されている状態である。
「01000000」である状態とは、スタートスイッチ7が操作されておらず、設定
スイッチ9が操作されている状態である。換言すれば、入力ポートに、スタートスイッチ
信号は入力されていないが設定スイッチ信号が入力されている状態である。
「11000000」である状態とは、スタートスイッチ7および設定スイッチ9の双
方が操作されている状態である。換言すれば、入力ポートに、スタートスイッチ信号およ
び設定スイッチ信号の双方が入力されている状態である。
このように、入力ポートのバッファは、スタートスイッチ信号の入力状況または設定ス
イッチ信号の入力状況により変化する入力データが格納される領域である。換言すれば、
入力ポートのバッファは、スタートスイッチ信号の入力状況および設定スイッチ信号の入
力状況の少なくとも一方により変化する入力データが格納される領域である。S2の処理
は、この入力データを読出す処理である。
次に、S2の処理を説明する。S2では、設定スイッチ9の操作およびスタートスイッ
チ7の操作のうちの少なくとも一方が実行されているか否かが判断される。S2において
、設定スイッチ9の操作およびスタートスイッチ7の操作のいずれもが実行されていない
と判断されたときには、S1にジャンプする(S1に戻る)。一方、S2において、設定
スイッチ9の操作およびスタートスイッチ7の操作のうちの少なくとも一方が実行されて
いると判断されたときには、S3に進む。
次に、S2の吹き出し部分の記載を用いて、S2の具体的な処理を説明する。S2の処
理は、大きく分けて、S2aと、S2bとに分けられる。なお、S2をS2aとS2bと
に分けること、および後述するS3をS3aとS3bとに分けることについては説明の便
宜のために分けているに過ぎず、S2とS3とのうち少なくとも1つは他の分け方をして
もよい。また、S2とS3との少なくとも1つは処理を分けないようにしてもよい。
まず、S2aについて説明する。S2aでは、Aレジスタに格納されている8ビットの
データAに対して、第1判定データを用いたAND処理を実行する。図3の例では、第1
判定データは、「11000000」である。また、このAND処理を実行することによ
り算出されるデータを第1演算後データA’とする。なお、このAND処理は、レジスタ
Aで実行されることから、第1演算後データA’もレジスタAに格納される。
また、8ビットのデータである第1演算後データA’の全てのビットが「0」である場
合には、フラグレジスタとしての0フラグが「1」となる。一方、8ビットのデータであ
る第1演算後データA’の全てのビット(8ビット)のうち、「1」となるビットが1以
上存在する場合には、0フラグが「0」となる。
S1でAレジスタに格納されたデータが「00000000」である場合には、第1演
算後データA’は、「00000000」となる。したがって、0フラグは「1」となる
。S1でAレジスタに格納されたデータが「10000000」である場合には、第1演
算後データA’は、「10000000」となる。したがって、0フラグは「0」となる
。S1でAレジスタに格納されたデータが「01000000」である場合には、第1演
算後データA’は、「01000000」となる。したがって、0フラグは「0」となる
。S1でAレジスタに格納されたデータが「11000000」である場合には、第1演
算後データA’は、「11000000」となる。したがって、0フラグは「0」となる
次に、S2のうちの処理S2bについて説明する。第1演算後データA’の0フラグが
「1」であれば、S2では、NOと判断して、S3に進まずに、S1にジャンプする。つ
まり、スタートスイッチ7および設定スイッチ9のいずれもが操作されていない場合では
、S2では、NOと判断される。一方、スタートスイッチ7および設定スイッチ9の少な
くとも一方が操作されている場合には、S2では、YESと判断される。
次に、S3の処理を説明する。S3では、スタートスイッチ7の操作が実行されている
か否かが判断される。S3において、スタートスイッチ7が操作されていないと判断され
たときにはS4へ進む。一方、S3において、スタートスイッチ7が操作されていると判
断されたときにはS4へ進まずに、S5へジャンプする。
次に、S3の吹き出し部分の記載を用いて、S3の具体的な処理を説明する。S3の処
理は、大きく分けて、S3aと、S3bとに分けられる。まず、S3aについて説明する
。S3aでは、第1演算後データA’に対して、第2判定データを用いたAND処理を実
行する。図3の例では、第2判定データは、「10000000」である。また、このA
ND処理を実行することにより算出されるデータを第2演算後データA”とする。なお、
このAND処理は、レジスタAで実行されることから、第2演算後データA”もレジスタ
Aに格納される。
また、8ビットのデータである第2演算後データA”の全てのビットが「0」である場
合には、フラグレジスタとしての0フラグが「1」となる。一方、8ビットのデータであ
る第2演算後データA”の全てのビットのうち、「1」となるビットが1以上存在する場
合には、0フラグが「0」となる。
第1演算後データA’が「10000000」である場合(スタートスイッチ7が操作
されていると場合)には、第2演算後データA”は、「10000000」となる。した
がって、0フラグは「0」となる。
第1演算後データA’が「01000000」である場合(設定スイッチ9が操作され
ていると場合)には、第2演算後データA”は、「00000000」となる。したがっ
て、0フラグは「1」となる。
第1演算後データA’が「11000000」である場合(スタートスイッチ7と設定
スイッチ9との双方が操作されていると場合)には、第2演算後データA”は、「100
0000」となる。したがって、0フラグは「1」となる。
次に、S3のうちの処理S3bについて説明する。第2演算後データA”の0フラグが
「1」であれば、S3ではNOと判断して、S4に進む。つまり、設定スイッチ9が操作
されていると判断された場合には、S3ではNOと判断される。
一方、第2演算後データA”の0フラグが「0」であれば、S3ではYESと判断して
、S5にジャンプする。つまり、「スタートスイッチ7が操作されている場合」および「
スタートスイッチ7と設定スイッチ9との双方が操作されていると判断された場合」には
、S3ではYESと判断して、S5にジャンプする。
S4では、設定値更新処理を実行する。設定値更新処理は、設定値を「1」増加させる
処理である(図2のタイミングT10、タイミングT11など参照)。つまり、設定スイ
ッチ9が操作されたときには、S4で設定値更新処理が実行される。S4の処理が終了す
ると、S1に戻る。なお、図2でも説明したように、設定スイッチ9の操作が継続されて
いる期間であっても、該設定スイッチ9の操作が開始されたときには、設定値更新処理は
実行されるが、該期間において、連続して設定値更新処理が更新されることはない。
S5においては、設定値を更新させるとともに、設定変更状態を終了させる(図2のタ
イミングT12参照)。つまり、「スタートスイッチ7が操作されている場合」および「
スタートスイッチ7と設定スイッチ9との双方が操作されていると判断された場合」のい
ずれにおいても、S5の処理が実行される。
[本実施形態のスロットマシンの奏する効果]
次に、本実施形態のスロットマシンが奏する効果について説明する。
(1-1) 本実施形態では、遊技店の店員などから、設定変更状態移行操作が実行さ
れたときに、設定変更状態(特定状態)に移行される。検出手段(たとえば、メイン制御
部41)は、第1操作(たとえば、設定スイッチ9への操作)と第2操作(たとえば、ス
タートスイッチ7への操作)とを含む操作を検出する。特定状態において第1操作が検出
されたときに、特定制御を実行する。たとえば、図2のタイミングT10に示す設定値更
新制御を実行する。また、特定状態において第2操作が検出されたときに、特定状態を終
了させる。たとえば、図2のタイミングT4に示す設定変更状態を終了させる。
また、検出手段は、第1操作が検出されている状況であっても、第2操作を検出可能で
ある。たとえば、図3のS3で示すように、設定スイッチ9への操作が実行されていると
きであっても、スタートスイッチ7への操作が実行されているか否かが判断される。
また、特定状態において、第1操作が検出されている状況で、第2操作が検出されたと
きに特定状態を終了させる。たとえば、図2のタイミングT12に示すように、設定変更
状態中に、設定スイッチ9への操作が実行されているときであっても、スタートスイッチ
7への操作が実行されたときには、該設定変更状態を終了させる。
このような構成によれば、特定状態(設定変更状態)中に第1操作(設定スイッチ9へ
の操作)が実行されている状況でも、第2操作(スタートスイッチ7への操作)が実行さ
れたときには、特定状態を終了させることができる。したがって、特定状態中に第1操作
が実行されている状況に、第2操作が実行されたときにも特定状態を終了させない遊技機
と比較して、特定状態を終了させる点での利便性を向上させることができる。
(1-2) 特定状態において第1操作信号(たとえば、設定スイッチ9が操作された
ことを示す設定スイッチ信号)の状態が、第1操作が実行されていない旨を示す非実行状
態(たとえば、OFF状態)から第1操作が実行された旨を示す実行状態(たとえば、O
N状態)に変化したことが検出手段により検出されたときに、特定制御を実行する。たと
えば、図2のタイミングT10に示すように、設定スイッチ信号がOFFの状態からON
の状態に切替ったときに、設定値更新が実行される。
また、特定状態に制御される前から特定状態に制御された以降までの期間(たとえば、
T1~T3)において、第1操作信号の状態が実行状態であることが継続されているとき
には、特定制御を実行しない。たとえば、図2(ウ)のタイミングT2の吹き出しに示す
ように、設定変更状態に制御される前から設定スイッチ9への操作が継続している場合に
は、設定値更新は実行されない。
このような構成によれば、図2のタイミングT1~T3に示すように、特定状態への移
行前から、第1操作(たとえば、設定スイッチ9への操作)が実行されている場合におい
て、特定状態に移行されたとしても、特定制御は実行されない。たとえば、特定状態に移
行させるための特定状態移行操作(設定変更状態移行操作)が実行されるときに、誤操作
などにより第1操作が実行されている場合であっても、特定制御を実行させないようにす
ることができる。したがって、意図せずに特定制御が実行されることを防止できる。
(1-3) また、特定状態において第2操作信号(たとえば、スタートスイッチ7が
操作されたことを示すスタートスイッチ信号)の状態が、第2操作が実行されていない旨
を示す非実行状態(たとえば、OFF状態)から第2操作が実行された旨を示す実行状態
(たとえば、ON状態)に変化したことが検出手段により検出されたときに、特定状態を
終了させる。たとえば、図2のタイミングT4などに示すように、特定状態中にスタート
スイッチ信号がOFF状態からON状態に切替ったときに、特定状態は終了する。
また、特定状態に制御される前から特定状態に制御された以降までの期間(たとえば、
T5~T7)において、第2操作信号の状態が実行状態であることが継続されているとき
には、特定状態を終了させない。たとえば、図2のタイミングT6の吹き出しに示すよう
に、設定変更状態に制御される前からスタートスイッチ7への操作が継続している場合に
は、設定変更状態は終了されない。
このような構成によれば、図2のタイミングT5~T7に示すように、特定状態への移
行前から、第2操作(たとえば、スタートスイッチ7への操作)が実行されている場合に
おいて、特定状態に移行されたとしても、特定制御は終了されない。たとえば、特定状態
に移行させるための特定状態移行操作(設定変更状態移行操作)が実行されるときに、誤
操作などにより第2操作が実行されている場合であっても、特定制御を終了させないよう
にすることができる。したがって、意図せずに特定制御が実行されることを防止できる。
(1-4) 特定状態において第1操作信号(たとえば、設定スイッチ9が操作された
ことを示す設定スイッチ信号)の状態が、第1操作が実行されていない旨を示す非実行状
態(たとえば、OFF状態)から第1操作が実行された旨を示す実行状態(たとえば、O
N状態)に変化したことが検出手段により検出されたときに、特定制御を実行する。たと
えば、図2のタイミングT10に示すように、設定スイッチ信号がOFF状態からON状
態に切替ったときに、設定値更新が実行される。
また、特定制御が開始されたときから、第1操作信号の状態が実行状態であることが継
続されているときには、特定制御を実行しない。たとえば、図2(イ)のタイミングT1
1の近傍の吹き出しに示すように、設定変更状態中に設定スイッチ9が長押しされていて
も、該設定スイッチ9の操作が開始されたときに設定値の更新は行うが、該設定スイッチ
9が操作されている期間では、設定値の更新は行われない。換言すれば、設定スイッチ9
が長押しされたとしてもそれに伴い連続して設定値更新は実行されない。
このような構成によれば、図2のタイミングT11などに示すように、特定制御が開始
されたときから、第1操作が継続されている場合であっても、特定制御は実行されない。
つまり、第1操作が継続的に実行されている場合であっても、設定値が連続的に変更され
ることを防止できる。つまり、意図せずに特定制御が実行されることを防止できる。
(1-5) また、検出手段は、特定制御の実行が開始されたときから該特定制御の実
行が終了するときまでの期間において、第2操作の操作を検出しない。たとえば、図3の
S4の※印に示すように、設定値更新処理が実行されている期間は、第2操作の実行有無
の検出処理などを含む処理(他の処理)は実行されない。
このような構成によれば、特定制御が完了する前に特定状態が終了してしまうことなど
を防止できる。
(2-1) また、読出手段(メイン制御部41)は、第1信号(たとえば、設定スイ
ッチ9への操作に対応するスタートスイッチ信号)の入力状況と第2信号(たとえば、ス
タートスイッチ7への操作に対応する設定スイッチ9信号)の入力状況とのうちの少なく
とも一方により変化する入力データを読出す。たとえば、図3のS1に示すように、入力
ポートのバッファを読み込んでAレジスタに格納する。
その後、第1演算手段(メイン制御部41)は、入力データ(たとえば、データA)を
用いた第1演算を実行することにより第1演算後データを生成する。たとえば、図3のS
2の吹き出しのS2aに示すように、データAに対して、第1判定データである「110
00000」を用いたAND処理を実行することにより、第1演算後データA’を生成す
る。
その後、第1判断手段(メイン制御部41)は、第1演算後データに基づいて、第1信
号と第2信号とのうちの少なくとも一方が入力されたか否かを判断する。たとえば、図3
のS2の吹き出しのS2bに示すように、第1演算後データA’の0フラグが「0」であ
るか「1」であるかを判断する。
その後、第2演算手段(メイン制御部41)は、第1信号と第2信号とのうちの少なく
とも一方が入力されたと第1判断手段により判断されたときに(たとえば、S2でYES
と判断されたときに)、第1演算後データを用いた第2演算を実行することにより第2演
算後データを生成する。たとえば、図3のS3の吹き出しのS3aに示すように、第1演
算後データA’に対して、第2判定データである「10000000」を用いたAND処
理を実行することにより、第2演算後データA”を生成する。
その後、第2判断手段(メイン制御部41)は、第2演算後データに基づいて、第1信
号が入力されたか否かを判断する。たとえば、図3のS3の吹き出しのS3bに示すよう
に、第2演算後データA”の0フラグが「0」であるか「1」であるかを判断する。
その後、処理実行手段は、第2判断手段により第1信号が入力されたと判断されたとき
には、第1信号に応じた処理を実行する(たとえば、S3でYESと判断されたときには
、設定値を確定させるとともに設定変更状態を終了する)一方、第2判断手段により第1
信号が入力されなかったと判断されたときには、第2信号に応じた処理を実行する(たと
えば、S3でNOと判断されたときには、設定値更新処理を実行する)。
たとえば、比較例の遊技機として、第1信号の入力有無と第2信号の入力有無を判断す
る場合に、該第1信号および第2信号のそれぞれにおいて別個に、入力された信号のデー
タを読み出す必要があった。したがって、処理容量が多くなるという虞があった。これに
対し、本実施形態の遊技機(スロットマシン)では、S1での入力データの1回の読出し
で第1信号の入力有無と第2信号の入力有無とを判断できる。したがって、本実施形態の
スロットマシンは、比較例のスロットマシンと比較して処理容量を削減できる。
(2-2) 処理実行手段(メイン制御部41)は、特定制御が実行され得る特定状態
中(たとえば、設定変更状態中)において、第2信号に応じた処理として、特定制御を実
行する(たとえば、図3のS4に示すように、設定値変更処理を実行する)。また、特定
状態中において、第1信号に応じた処理として、特定状態を終了させる処理を実行する(
たとえば、図3のS5に示すように、設定変更状態を終了する)。
このような構成によれば、たとえば、第1信号が入力されていると判断されたとき(た
とえば、図2のタイミングT4およびT8)には、特定状態を終了させる。さらに、第1
信号と第2信号との双方が入力されていると判断されたとき(たとえば、図2のタイミン
グT12)にも特定状態を終了させる。したがって、特定状態を終了させる処理を優先さ
せることができる。
(2-3) 第1演算後データと第2演算後データとは同一の領域に格納される(たと
えば、S2の吹き出しおよびS3の吹き出しに示すように、第1演算後データA’および
第2演算後データA”とは共にAレジスタに格納される)。
このような構成によれば、第1演算後データが記憶される領域と第2演算後データが格
納される領域とは共に、同一の領域である。したがって、第1演算後データが記憶される
領域と第2演算後データが格納される領域と別の領域である遊技機と比較して、記憶領域
の容量を削減できる。
(2-4) 第1判断手段により第1演算後データから算出される第1値に応じて、処
理をジャンプする。たとえば、S2の吹き出し部分のS2bに示すように、第1演算後デ
ータA’の0フラグが「1」であれば、S1へジャンプする。また、第2判断手段により
第2演算後データから算出される第2値に応じて、処理をジャンプする。たとえば、S3
の吹き出し部分のS3bに示すように、第2演算後データA’の0フラグが「0」であれ
ば、S5へジャンプする。さらに、第1値と第2値とは異なる値である。たとえば、0フ
ラグの値として、S2の処理においてS1にジャンプされる値は「1」であるのに対して
、S3の処理においてS5にジャンプされる値は「0」である。
仮に、S2の処理においてS1にジャンプされる0フラグの値と、S3の処理において
S5にジャンプされる0フラグの値が同一である場合を説明する。この場合には、たとえ
ば、S2の処理においてS1にジャンプされる0フラグの値が「0」であり、S3の処理
においてS5にジャンプされる0フラグの値も「0」である。
S2からS3に移行する場合には、0フラグの値は「0」である。たとえば、S2の処
理の終了後、エラーの発生などにより、S3aの処理が実行されない場合には、0フラグ
の値が「0」のままであり、この場合には、S4の処理をジャンプしてS5に進んでしま
う。そうすると、遊技店の店員などが意図せずに、設定変更状態が終了してしまうという
不合理が生じてしまう。
そこで、本実施形態の遊技機では、S2の処理においてS1にジャンプされる0フラグ
の値と、S3の処理においてS5にジャンプされる0フラグの値を異ならせている。した
がって、たとえば、S2の処理の終了後、エラーの発生などにより、S3aの処理が実行
されない場合であっても、S4の処理をジャンプすること、つまり、S5に進んでしまう
ことを防止できる。よって、上記の不合理が生じてしまうことを防止できる。
(2-5) また、第1判断手段は、処理実行手段により、第1信号に応じた処理が実
行されている期間では、第1信号と第2信号とのうちのいずれかが入力されたか否かを判
断しない。たとえば、図3のS5の※印に示されるように、S5の処理が実行されている
間は、他の処理が実行されることがない。したがって、S5の処理が実行されている間は
、S2の処理が実行されることはない。
このような構成によれば、第1信号に応じた処理の実行途中で異なる処理が実行される
ことにより状況が変化することを防止できる。
(2-6) 第1判断手段は、処理実行手段により、第2信号に応じた処理が実行され
ている期間では、第1信号と第2信号とのうちのいずれかが入力されたか否かを判断しな
い。たとえば、図3のS4の※印に示されるように、S4の処理が実行されている間は、
他の処理が実行されることがない。したがって、S4の処理が実行されている間は、S2
の処理が実行されることはない。
このような構成によれば、第2信号に応じた処理の実行途中で異なる処理が実行される
ことにより状況が変化することを防止できる。
[変形例]
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発
明に適用可能な上記の実施の形態の変形例について説明する。
(1) また、本実施形態では、遊技機として、スロットマシンを例示した。しかしな
がら、遊技機は、スロットマシンではなくてもよく、たとえば、パチンコ遊技機としても
よい。該パチンコ遊技機では、設定変更状態に制御可能であり、該設定変更状態中に、第
1操作が実行されたときには、設定値が変更され、該設定変更状態中に、第2操作が実行
されたときには、設定変更状態は終了する。このようなパチンコ遊技機であっても、本実
施形態のスロットマシンと同様の効果を奏する。
(2) 前述の実施形態では、特定状態を設定変更状態とし、第1操作を設定スイッチ
9への操作(設定値を変更させるための操作)とし、第2操作をスタートスイッチ7への
操作(設定変更状態を終了させるための操作)として説明した。しかしながら、特定状態
、第1操作、および第2操作のうち少なくも1つは、他の状態、および他の操作としても
よい。
たとえば、特定状態は、「複数のメニュー項目が表示されるメニュー画面が表示される
メニュー画面状態」とし、第1操作は、「該複数のメニュー項目のいずれのメニュー項目
を選択するための選択スイッチへの操作」とし、第2操作は、「メニュー画面状態を終了
させるため終了スイッチへの操作」としてもよい。このような構成であっても、本実施形
態と同様の効果を奏する。
(3) 本実施形態の図3では、S2からS1にジャンプする0フラグの値は「0」で
あるとし、S3からS5にジャンプする0フラグの値は「1」であるとして説明した。し
かしながら、S2からS1にジャンプするための値と、S3からS5にジャンプするため
の値とは異なっていれば他の値としてもよい。たとえば、S2からS1にジャンプする0
フラグの値は「1」とし、S3からS5にジャンプする0フラグの値は「0」としてもよ
い。また、S2からS1にジャンプするための値と、S3からS5にジャンプするための
値との少なくとも1の値は、10進数に変換したときの値が0および1のいずれとも異な
る値としてもよい。たとえば、S2からS1にジャンプするための値について10進数に
変換した値は「3」であり、S3からS5にジャンプするための値について10進数に変
換した値は「5」としてもよい。
(4) 本実施形態では、設定変更状態中において設定値を更新するための操作部は、
設定スイッチ9であるとして説明した。しかしながらこの操作部は他の操作部であっても
よい。また、設定変更状態中において、設定値を確定して設定変更状態を終了させる第2
操作をスタートスイッチ7への操作であるとして説明した。しかしながら、該第2操作を
他の操作としてもよい。第2操作は、たとえば、設定変更状態中において、スタートスイ
ッチ7を操作しかつ設定キースイッチ10をoff状態とする操作としてもよい。このよ
うな構成であっても、本実施形態と同様の効果を奏する。
(5) 本実施形態では、スタートスイッチ7が操作されたときには、スタートスイッ
チ信号がON状態となり、設定スイッチ9が操作されたときには、設定スイッチ信号がO
N状態となるとして説明した。しかしながら、スタートスイッチ7が操作されていないと
きには、スタートスイッチ信号がON状態となり、スタートスイッチ7が操作されたとき
には、スタートスイッチ信号がOFF状態となるとしてもよい。また、設定スイッチ9が
操作されていないときには、設定スイッチ信号がON状態となり、スタートスイッチ7が
操作されたときには、設定スイッチ信号がOFF状態となるとしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され
、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
1 スロットマシン、7 スタートスイッチ、9 設定スイッチ、41 メイン制御部
、91 サブ制御部。

Claims (1)

  1. 遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    選択操作と終了操作とを含む操作を検出する検出手段と、
    メニューを選択可能なメニュー表示状態に制御するメニュー表示状態制御手段と、
    前記メニュー表示状態において、前記選択操作に基づいてメニューを選択する選択制御を実行する選択制御実行手段と、
    前記メニュー表示状態において、前記終了操作に基づいて前記メニュー表示状態を終了させるメニュー表示状態終了手段と、を備え、
    前記検出手段は、前記選択操作検出であっても、前記終了操作を検出可能であり、
    前記選択制御実行手段は、前記メニュー表示状態において、前記終了操作検出中ではなく、前記選択操作検出中ではない状態から前記選択操作が検出に変化したときに、前記選択制御を実行し、
    前記メニュー表示状態終了手段は、
    前記メニュー表示状態において、前記選択操作検出中でなく、前記終了操作検出中ではない状態から前記終了操作が検出に変化したときに、前記メニュー表示状態を終了させ、
    前記メニュー表示状態において、前記選択操作と前記終了操作との双方が検出中でない状態から前記選択操作と前記終了操作との双方が検出に変化したときに、前記メニュー表示状態を終了させ、
    前記メニュー表示状態において、前記選択操作検出であり、前記終了操作検出中ではない状態から前記終了操作が検出に変化したときに、前記メニュー表示状態を終了させる、遊技機。
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