JP7097029B2 - 血管内皮細胞の一酸化窒素産生を亢進する物質のスクリーニング方法 - Google Patents
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本実施形態に係るスクリーニング方法は、血管内皮細胞のNO産生を亢進する物質を選抜するためのものである。本実施形態に係るスクリーニング方法は、インビトロで、血管内皮細胞由来の培養細胞を含む反応液に一酸化窒素指示薬及び活性酸素指示薬を添加するステップと、培養細胞に被験物質を接触させるステップと、一酸化窒素指示薬及び活性酸素指示薬を指標として、一酸化窒素量及び活性酸素量を測定するステップと、を含む。
血管内皮細胞由来の培養細胞は、例えば、生体から採取された血管内皮細胞から樹立された細胞株であってもよく、多能性幹細胞(例えば、iPS細胞、ES細胞)から血管内皮細胞に分化誘導された細胞株であってもよい。
血管内皮細胞由来の培養細胞を含む反応液は、血管内皮細胞由来の培養細胞を緩衝液(例えば、RH緩衝液、PBS(-)緩衝液、HEPES緩衝液、1mM CaCl2を含むHEPES溶液)等に懸濁させることで調製することができる。
一酸化窒素指示薬としては、一酸化窒素の存在量と相関する信号を検出できる試薬であればよく、例えば、一酸化窒素と定量的に反応する蛍光指示薬、発光(例えば、化学発光)指示薬、又は吸光指示薬を用いることができる。一酸化窒素指示薬は、市販されているものを用いてもよい。そのような指示薬として、例えば、ジアミノフルオレセイン-2ジアセテート(DAF-2DA)、ジアミノフルオレセイン-FM ジアセテート(DAF-FM DA)、ジアミノローダミン-4M アセトキシメチルエステル(DAR-4M AM、いずれも積水メディカル(株)製)が挙げられる。
活性酸素指示薬としては、活性酸素の存在量と相関する信号を検出できる試薬であればよく、例えば、活性酸素と定量的に反応する蛍光指示薬、発光(例えば、化学発光)指示薬、又は吸光指示薬を用いることができる。活性酸素指示薬は、市販されているものを用いてもよい。そのような指示薬として、例えば、2-メチル-6-フェニル-3,7-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-オン(CLA)、2-メチル-6-(4-メトキシフェニル)-3,7-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-オン(MCLA)、2-メチル‐6-p-メトキシフェニルエチニルイミダゾピラジノン(MPEC)、インドシアニン型イミダゾピラノジン化合物(NIR-CLA)、2-[2,4,5,7-テトラフルオロ-6-(2-ニトロ-4,5-ジメトキシフェニルスルホニルオキシ)-3-オキソ-3H-キサンテン-9-イル]安息香酸(BES-So)ジヒドロエチジウム等のスーパーオキシドと反応する指示薬、カルボキシ-H2DCFDA(2’,7’-ジクロロジヒドロフルオレセインジアセテート)、ジヒドロカルセイン、ジヒドロローダミン123、ルミノール等の過酸化水素と反応する指示薬、CM-H2DCFDC、プロキシルフルオレスカミン、TEPO-9-AC等のヒドロキシラジカルと反応する指示薬、トランス-1-(2’-メトキシビニル)ピレン等の一重項酸素と反応する指示薬が挙げられる。
被験物質に特に制限はなく、任意の物質を用いることができる。被験物質としては、例えば、天然由来の化合物、人工合成された化合物、ペプチド、タンパク質、脂質、核酸(リボ核酸、デオキシリボ核酸等)が挙げられる。被験物質として、食品由来の物質を用いてもよい。被験物質は、単一の化合物であってもよく、抽出物(例えば、桜島大根の抽出物)等の組成物であってもよい。
上述のように測定された一酸化窒素量及び活性酸素量に基づき、被験物質が血管内皮細胞の一酸化窒素産生を亢進するか否かを評価することができる。すなわち、一酸化窒素量の測定値が一酸化窒素の基準値を超え、かつ活性酸素量の測定値が活性酸素の基準値以下である場合、当該被験物質は、血管内皮細胞の一酸化窒素産生を亢進する物質であると評価される。本実施形態に係るスクリーニング方法は、このような評価を行うステップを更に含むものであってもよい。
評価の際の一酸化窒素の基準値は、評価目的、求める一酸化窒素産生の亢進効果の水準の程度に応じて、随時設定することができる。一酸化窒素の基準値の一例として、例えば、血管内皮細胞由来の培養細胞を被験物質に接触させずに測定した一酸化窒素量の測定値を基準値とすることができる。このように基準値を設定することによって、被験物質との接触による一酸化窒素量の増減をより正確に評価することができる。また、例えば、血管内皮細胞由来の培養細胞を、一酸化窒素産生を亢進する(又は抑制する)ことが知られている既知物質と接触させて測定した一酸化窒素量の測定値を基準値とすることもできる。
評価の際の活性酸素の基準値は、評価目的、求める一酸化窒素産生の亢進効果の水準の程度に応じて、随時設定することができる。活性酸素の基準値の一例として、例えば、血管内皮細胞由来の培養細胞を被験物質に接触させずに測定した活性酸素量の測定値を基準値とすることができる。このように基準値を設定することによって、被験物質との接触による活性酸素量の増減をより正確に評価することができる。また、例えば、血管内皮細胞由来の培養細胞を、一酸化窒素産生を亢進する(又は抑制する)ことが知られている既知物質と接触させて測定した活性酸素量の測定値を基準値とすることもできる。
本実施形態に係るスクリーニング方法は、一酸化窒素量及び活性酸素量に基づく評価と共に、カルシウムイオン量に基づいた評価を行ってもよい。すなわち、本実施形態に係るスクリーニング方法は、血管内皮細胞由来の培養細胞に被験物質を接触させる前に、血管内皮細胞由来の培養細胞を含む反応液にカルシウムイオン(Ca2+)指示薬を添加するステップと、血管内皮細胞由来の培養細胞に被験物質を接触させた後に、カルシウムイオン指示薬を指標として、カルシウムイオン量を測定するステップと、カルシウムイオン量の測定値に基づき、被験物質が血管内皮細胞による一酸化窒素産生を亢進する作用機序を判定するステップと、を更に含んでいてもよい。これにより、被験物質がNO産生を亢進する作用機序を同時に推定することが可能となる。
カルシウムイオン指示薬としては、カルシウムイオンの存在量と相関する信号を検出できる試薬であればよく、例えば、カルシウムイオンと定量的に反応する蛍光指示薬、発光(例えば、化学発光)指示薬、又は吸光指示薬を用いることができる。カルシウムイオン指示薬は、市販されているものを用いてもよい。そのような指示薬として、例えば、Fluo-3、Fluo-3 AM、Fluo-4、Fluo-4 AM(いずれもDOJINDO社製)、Indo-1、Indo-5F、bis-fura-2、Quin-2、Quin-AM、Rhod-2、X-Rhod-1(いずれもMolecular Probes社製)が挙げられる。
カルシウムイオン指示薬を添加する場合、一酸化窒素指示薬、活性酸素指示薬及びカルシウムイオン指示薬の添加順序は任意であり、同時に添加してもよい。また、各指示薬から検出される信号の種類に応じて、例えば、2種の量(例えば、一酸化窒素量及び活性酸素量)を略同時に測定したうえで、別途他の1種の量(例えば、カルシウムイオン量)を測定してもよいし(測定を2回に分けて行う)、一酸化窒素量、活性酸素量及びカルシウムイオン量の3種を略同時に測定してもよい。
上述のように測定されたカルシウムイオン量に基づき、被験物質がNO産生を亢進する作用機序を同時に推定することができる。すなわち、カルシウムイオン量の測定値がカルシウムイオンの基準値を超える場合、被験物質が、カルモジュリンを介した一酸化窒素合成酵素の活性化により一酸化窒素産生を亢進すると判定することができる。また、カルシウムイオン量の測定値がカルシウムイオンの基準値以下の場合、被験物質が、一酸化窒素合成酵素を直接活性化することにより一酸化窒素産生を亢進すると判定することができる。本実施形態に係るスクリーニング方法は、このような評価を行うステップを更に含むものであってもよい。
評価の際のカルシウムイオンの基準値は、例えば、血管内皮細胞由来の培養細胞を被験物質に接触させずに測定したカルシウムイオン量の測定値を基準値とすることができる。このように基準値を設定することによって、被験物質との接触によるカルシウムイオン量の増減をより正確に評価することができる。また、例えば、カルモジュリンを介した一酸化窒素合成酵素の活性化により一酸化窒素産生を亢進する(又は一酸化窒素合成酵素を直接活性化することにより一酸化窒素産生を亢進する)ことが知られている既知物質と接触させて測定したカルシウムイオン量の測定値を基準値とすることもできる。
本実施形態のスクリーニング方法によれば、血管内皮細胞のNO産生を亢進する被験物質を選抜することができる。選抜された被験物質は、血管内皮細胞のNO産生を亢進する作用に基づき、血管内皮細胞のNO産生亢進剤として利用することもできる。
<被験物質の調製>
鹿児島県産の桜島大根(Raphanus sativus cv. Sakurajima Daikon)を可食部(実)と非可食部(葉及び皮)に分け、それぞれホモジナイズした後、凍結乾燥により粉末化した。次に、各粉末50mgに対し、メタノール/水/酢酸溶液(90:9.5:0.5(体積比))2mLを添加して混合し、超音波処理を5分間行ってから遠心分離(1,610×g、10分間、4℃)して残渣を取り除いた後、抽出溶媒を除去することにより、水溶性成分からなる被験物質を得た。
ブタ血管内皮細胞由来の培養細胞(ブタ大動脈内皮細胞)は、増殖培地(血管内皮細胞用培養メディウム(コスモ・バイオ(株)製)中、37℃、5%CO2雰囲気下で維持及び継代した。
ブタ血管内皮細胞由来の培養細胞が80%コンフルエントになった時点で、増殖培地5mLに終濃度50μMとなるようにNO検出用蛍光試薬(DAF-2DA(ジアミノフルオレセイン-2ジアセテート),五稜化薬(株)製)を添加した。37℃、5%CO2雰囲気下で1時間インキュベートした後、細胞を回収した。回収した細胞に1mM CaCl2を含むHEPES溶液を添加し、細胞密度を1.0~2.0×105cells/mLに調製した細胞溶液を調製した。当該細胞溶液を2mLキュベット(10mm角ディスポキュベット)に移し、これに終濃度0.5μMとなるようにスーパーオキシド検出用化学発光試薬(MCLA(6-(4-メトキシフェニル)-2-メチル-3,7-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-オン塩酸塩),東京化成工業(株)製)を添加した。7分間プレインキュベートした後、キュベットを蛍光及び化学発光を同時に測定する装置(CFL-C2000,浜松ホトニクス株式会社製)にセットし、測定を開始した。測定開始から1200ポイント(10分)経過後に2mg/mLの被験物質を100μL添加し、更に4時間測定を継続した。被験物質として、桜島大根の可食部(実)から抽出した水溶性成分、比較として青首大根の可食部(実)から抽出した水溶性成分、及び対照(コントロール)として1mM CaCl2及び0.5μM MCLAを含むHEPES溶液を使用した。
NO検出用蛍光試薬の代わりにCa2+検出用蛍光試薬(Fluo-4 AM(1-[2-アミノ-5-(2,7-ジフルオロ-6-アセトキシメトキシ-3-オキソ-9-キサンテニル)フェノキシ]-2-(2-アミノ-5-メチルフェノキシ)エタン-N,N,N’,N’-テトラ酢酸),同仁化学研究所製)を終濃度3μMとなるように添加したこと以外は、<一酸化窒素量及びスーパーオキシド量の同時計測>と同様の操作を行い、カルシウムイオン量を計測した。
一酸化窒素量の測定に従来用いられているグリース法(Griess法)により、桜島大根による一酸化窒素産生亢進効果を確認した。
更に、桜島大根又は青首大根の実から抽出した水溶性成分を終濃度0.6mg/mL添加した培養細胞、及び対照(コントロール)の培養細胞を使用して、一酸化窒素合成酵素(NOS)発現量を測定した。
Claims (3)
- 桜島大根を有効成分として含有する、血管内皮細胞の一酸化窒素産生亢進剤。
- 桜島大根を有効成分として含有する、血管の収縮抑制、血管の弛緩亢進、又は、高血圧の改善剤。
- 前記桜島大根が、桜島大根の葉、実及び皮からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載の剤。
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