JP7096959B1 - 自爪の発育促進方法 - Google Patents

自爪の発育促進方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7096959B1
JP7096959B1 JP2021015369A JP2021015369A JP7096959B1 JP 7096959 B1 JP7096959 B1 JP 7096959B1 JP 2021015369 A JP2021015369 A JP 2021015369A JP 2021015369 A JP2021015369 A JP 2021015369A JP 7096959 B1 JP7096959 B1 JP 7096959B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
nail plate
cuticle
growth
eponicium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021015369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022118674A (ja
Inventor
可奈子 花井
Original Assignee
有限会社ル・グランクール
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=82320472&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP7096959(B1) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by 有限会社ル・グランクール filed Critical 有限会社ル・グランクール
Priority to JP2021015369A priority Critical patent/JP7096959B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7096959B1 publication Critical patent/JP7096959B1/ja
Publication of JP2022118674A publication Critical patent/JP2022118674A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

Figure 0007096959000001
【課題】従来の自爪の手入れ方法では得られない自爪の発育を促進することができる自爪の発育促進方法を提供する。
【解決手段】本発明の自爪の発育促進方法は、消毒処理と、軟質化処理と、消毒処理後及び軟質化処理後においてネイルプレート1とルースキューティクル3との接触部に対してネイルプレート1のフリーエッジ11側からエポニキウム2の下方までキューティクルプッシャ101を押し込むことにより、エポニキウム2の下方においてネイルプレート1の表面からエポニキウム2及びルースキューティクル3を剥離させる剥離処理と、剥離処理後においてエポニキウム2とネイルプレート1との間にできたポケット5からルースキューティクル3を除去する除去処理と、を備えていることを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自爪の発育促進方法に係り、特に、自爪の発育促進に不要なものを自爪から取り除き、必要なものを補う又は加工することにより自爪を健康に発育させることに好適に利用できる自爪の発育促進方法に関する。
ネイルサロンは、例えば自爪の手入れ(例:爪を切る又は削る、専用器具により爪を矯正する。)やつけ爪の取付など、医療行為に該当しない範囲においてネイルケア・サービスを提供している。
ここで、従来の自爪の手入れ方法は、図6に示すように、手指消毒と、エポニキウム2(別名:甘皮、キューティクル)やルースキューティクル3を軟質化させる軟質化処理と、ネイルプレート1表面の古い表面保護剤(例:トップコート液)を剥がすポリッシュオフと、エメリーボードなどの研磨板を用いてネイルプレート1のフリーエッジ11及びサイドラインを研磨するファイリングと、図7に示すように金属製のへら状の押込部101aを有するキューティクルプッシャ101を用いてエポニキウム2及びルースキューティクル3をネイルルート12側に押込む剥離処理と、図8に示すようにキューティクルニッパ201を用いてエポニキウム2及びルースキューティクル3を切除する除去処理と、を備えている。
特許4913687号公報
しかしながら、従来の自爪の手入れ方法は、自爪の発育を促進するための方法では、トップコート液などの表面保護剤、マニキュア液のようにカラー剤、つけ爪をつけるための接着剤をネイルプレート1の表面に塗布するための下地作りが主目的であるため、自爪の発育促進を目的とする方法としては好適でないという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、従来の自爪の手入れ方法では得られない自爪の発育を促進することができる自爪の発育促進方法を提供することを本発明の目的としている。
(1)前述した目的を達成するため、本発明の自爪の発育促進方法は、少なくともエポニキウム、ネイルプレート及びルースキューティクルを消毒する消毒処理と、エポニキウム及びルースキューティクルを軟質化させる軟質化処理と、消毒処理後及び軟質化処理後においてネイルプレートとルースキューティクルとの接触部に対してネイルプレートのフリーエッジ側からエポニキウムの下方までキューティクルプッシャを押し込むことにより、ネイルプレートの表面からエポニキウム及びルースキューティクルを剥離させる剥離処理と、剥離処理後においてエポニキウムとネイルプレートとの間にできたポケットからルースキューティクルを除去する除去処理と、を備えていることを特徴としている。
これにより、本発明の自爪の発育促進方法は、エポニキウムとネイルプレートとの間に存在することによりネイルプレートが伸びる力に反力を与えてしまうルースキューティクルを除去することができる。また、ルースキューティクルを除去する際にエポニキウムを切除しないので、エポニキウムにささくれができることを防止することができると共に、エポニキウムを傷つけることによってそのダメージの再生に利用されるおそれのある栄養分をネイルプレートの発育成分に有効活用することができる。
(2)また、本発明の自爪の発育促進方法は、除去処理においてルースキューティクルを摘出することが好ましい。
これにより、本発明の自爪の発育促進方法は、ルースキューティクルを切除することによってエポニキウムが誤って傷ついてしまうおそれを防止することができる。
(3)また、本発明の自爪の発育促進方法は、除去処理後においてエポニキウムとネイルプレートとの間に乾燥防止剤を塗布する乾燥防止処理と、を更に備えることが好ましい。
これにより、本発明の自爪の発育促進方法は、エポニキウムとネイルプレートとの間からエポニキウムが乾燥し、エポニキウムがささくれなどの損害を負うことによって、ネイルプレートの発育成分がエポニキウムの発育に不必要に利用されるおそれを防止することができる。また、乾燥防止剤がエポニキウムとネイルプレートとの間からネイルマトリックスに浸透することにより、自爪の発育を直接的に促進することができる。
(4)また、本発明の自爪の発育促進方法は、除去処理後において表面保護剤を用いて表面保護剤がエポニキウムとネイルプレートとの間に入り込まないようにネイルプレートの表面を保護する表面保護処理と、を更に備えることが好ましい。
これにより、本発明の自爪の発育促進方法は、表面保護剤がエポニキウムとネイルプレートとの間に入り込むことにより、ネイルプレートが伸びる力に表面保護剤が反力を与えてしまうことを防止することができる。
(5)また、本発明の自爪の発育促進方法は、ネイルプレートの伸び方向を水平方向とし、ネイルプレートの裏側から表側に向かう方向かつ水平方向との直交方向を垂直方向としたとき、フリーエッジの端面の傾斜角がネイルプレートの伸び方向から垂直方向に向かって段階的又は連続的に増加していくようにフリーエッジの端面を段階的又は連続的に研磨するとともにフリーエッジとサイドラインとのつなぎ目を面取りする研磨処理と、を更に備えることが好ましい。
これにより、ネイルプレートの伸び方向に対してフリーエッジの端面が傾斜し、かつ、フリーエッジの厚みが段階的又は連続的に急増するので、フリーエッジの端面の傾斜角が例えば45度などの一定角の場合と比較して、トッププレートの先端の重みを利用してフリーエッジを垂直方向に大きく湾曲させることができるようになり、ネイルプレートのフリーエッジが爪甲層状分裂症(別名:二枚爪症状)になることを更に防止することができる。
(6)また、本発明の自爪の発育促進方法において、キューティクルプッシャは、最小押込位置から最大押込位置までの押込量が一定となる往復運動を自動で行う自動往復押込器具であることが好ましい。
これにより、キューティクルプッシャがエポニキウムとネイルプレートとの間に所望する押込量以上に押し込まれ、エポニキウム、ネイルフォルド、ネイルルート又はネイルマトリックスが傷つくおそれを防止することができる。
(7)また、本発明の自爪の発育促進方法において、キューティクルプッシャは、ルースキューティクル及びエポニキウムよりも固く、かつ、ネイルプレートよりも柔らかい材料を用いて形成されるへら状の押込部を有することが好ましい。
これにより、キューティクルプッシャが所望する押込力以上にネイルプレートを押し込んでも、ネイルプレートを傷つける前にその押込部が潰れるため、ネイルプレートの一部であるネイルルート又はその下方にあるネイルマトリックスが傷つくおそれを防止することができる。
(8)また、本発明の自爪の発育促進方法において、除去処理においては、ルースキューティクルの除去後7~14日以内に新たに生成されたルースキューティクルを除去することが好ましい。
これにより、古いルースキューティクルの除去後に生成された新しいルースキューティクルがある程度大きくなってネイルプレートの伸びる力に反力を与えるおそれがある時期にその新しいルースキューティクルを除去することができる。
本発明の自爪の発育促進方法によれば、ネイルプレートが伸びる力に反力を与えてしまうルースキューティクルを除去することができるなどの種々の作用を生じるので、自爪の発育を促進することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態の自爪の発育促進方法における剥離処理方法を示す縦断面図である。当該図における下図は全体図であり、上図は下図で指し示された部分の拡大図である。 図2は、本実施形態のキューティクルプッシャを示す斜視図である。 図3は、本実施形態の自爪の発育促進方法における除去処理方法においてルースキューティクルを剥離した状態を示す縦断面図である。当該図における下図は全体図であり、上図は下図で指し示された部分の拡大図である。 図4は、本実施形態の自爪の発育促進方法における除去処理方法において持ち上げられたエポニキウムがネイルプレート側に自然に降りた状態を示す縦断面図である。当該図における下図は全体図であり、上図は下図で指し示された部分の拡大図である。 図5は、本実施形態の自爪の発育促進方法における研磨処理方法を示す縦断面図である。当該図における下図は全体図であり、上図は下図で指し示された部分の拡大図である。 図6は、自爪に関する各名称を示す語句説明図である。 図7は、従来の自爪の手入れ方法における剥離処理方法を示す縦断面図である。当該図における下図は全体図であり、上図は下図で指し示された部分の拡大図である。 図8は、従来の自爪の手入れ方法における除去処理方法を示す縦断面図である。当該図における下図は全体図であり、上図は下図で指し示された部分の拡大図である。
以下、本実施形態の自爪の発育促進方法を説明する。
[全体]本実施形態の自爪の発育促進方法は、消毒処理と、軟質化処理と、剥離処理と、除去処理と、を備えていることを特徴とする。また、本実施形態の自爪の発育促進方法は、乾燥防止処理と、表面保護処理と、研磨処理と、を更に備えていることが好ましい。
[消毒処理]消毒処理においては、施術者が実施形態の自爪の発育促進方法を施術する依頼者の少なくともエポニキウム、ネイルプレート及びルースキューティクルを消毒する。消毒方法は従来方法と同様である。エポニキウム(別名:甘皮、キューティクル)、ネイルプレート及びルースキューティクルを消毒する理由は、剥離処理や除去処理などの後処理において施術中に菌が指内部に侵入することを防止するためである。
[軟質化処理]軟質化処理においては、施術者が依頼者のエポニキウム及びルースキューティクルを軟質化させる。軟質化処理は従来方法と同様である。エポニキウム、ネイルプレート及びルースキューティクルを軟質化する理由は、施術を容易にするためである。軟質化処理剤の一例としては、専用処理剤や、40度前後に暖められた水、などが挙げられる。
[剥離処理]図1に示すように、剥離処理においては、施術者が依頼者に対して、消毒処理後及び軟質化処理後においてネイルプレート1とルースキューティクル3との接触部に対してネイルプレート1のフリーエッジ11側からエポニキウム2の下方までキューティクルプッシャ101を押し込むことにより、ネイルプレート1の表面からエポニキウム2及びルースキューティクル3を剥離させる。
ここで、キューティクルプッシャ101を押し込むとは、図7に示す従来の方法のような、水平方向HD(ネイルプレート1の伸び方向と平行な方向)においてルースキューティクル3及びエポニキウム2をネイルルート12側に押し出す行為ではない。
つまり、本実施形態においてキューティクルプッシャ101を押し込むとは、ネイルプレート1とルースキューティクル3との間にキューティクルプッシャ101を介在させることにより、ルースキューティクル3及びエポニキウム2を垂直方向VD(ネイルプレート1の裏側から表側に向かう方向かつ水平方向HDとの直交方向)に持ち上げる行為である。これにより、キューティクルプッシャ101がエポニキウム2の下方まで挿入されるため、ネイルプレート1の表面からエポニキウム2及びルースキューティクル3が剥離する。キューティクルプッシャ101を押し込む際、キューティクルプッシャ101がエポニキウム2及びネイルフォルド4を傷つけないように施術者は注意すべきである。
[キューティクルプッシャ101]図2に示すように、キューティクルプッシャ101は、最小押込位置から最大押込位置までの押込量が一定となる往復運動を自動で行う自動往復押込器具であることが好ましい。本実施形態のキューティクルプッシャ101は、1分間に1,000~10,000回往復する電動自動往復プッシャを用いている。
[押込部101a]また、キューティクルプッシャ101は、ルースキューティクル3及びエポニキウム2よりも固く、かつ、ネイルプレート1よりも柔らかい材料を用いて形成されるへら状の押込部101aを有することが好ましい。ネイルプレート1の鉛筆硬度が約2H(モース硬度2.5程度)であると言われており、ルースキューティクル3及びエポニキウム2はネイルプレート1よりも柔らかいのは明らかである(極端に硬質化したものを除く)。そのため、本実施形態の押込部101aは、ネイルプレート1の鉛筆硬度約2Hよりも若干低い値を有するプラスチックを用いて形成されている。
[除去処理]除去処理においては、施術者が依頼者に対して、剥離処理後においてエポニキウム2とネイルプレート1との間にできたポケット5からルースキューティクル3を除去する。ルースキューティクル3を除去する際、エポニキウム2を切除しない。エポニキウム2は自爪を発育するネイルマトリックス6(別名:爪母)を雑菌や乾燥から保護する役割を果たす。そのため、エポニキウム2が傷つくと、エポニキウム2がネイルマトリックス6を保護することができなくなる。
本実施形態の除去処理においては、図3及び図4に示すように、除去処理においてエポニキウム2とネイルプレート1との間にできたポケット5からルースキューティクル3を摘出することが好ましい。摘出器具としては、キューティクルニッパ201が好ましい。キューティクルニッパ201を用いる場合、ニッパ本来の使い方のようにルースキューティクル3を切除するのではなく、毛抜き(ピンセット)のようにルースキューティクル3をつまみながら引き抜くなどして力加減しながら摘出する。
ここで剥離処理後において、ルースキューティクル3は、図3のように、ネイルフォルド4よりもフリーエッジ11側においてネイルプレート1の表面及びエポニキウム2の裏面のどちらにも付着していない状態もあれば、図3とは異なり、ポケット5内のネイルプレート1の表面又はエポニキウム2の裏面にしつこく付着していることもある。そのため、キューティクルプッシャ101を用いてエポニキウム2を垂直方向VDに持ち上げ、ポケット5内に頑固に付着するルースキューティクル3の残留物を隅々まで除去することが好ましい。
なお、図3のように垂直方向VDに持ち上げられたエポニキウム2は、キューティクルプッシャ101による持ち上げる力を取り除くことにより、ネイルプレート1の周辺の筋肉及び皮膚の弾力並びにエポニキウム2の重みによってエポニキウム2が垂直方向VDに降りるように縮まっていく。その結果、図4のように、エポニキウム2がネイルプレート1に自然に接触する。その後、同様の原理でポケット5が縮小する方向にエポニキウム2が変形していく。
また、除去処理においては、施術者が依頼者に対して、ルースキューティクル3の除去後7~14日以内に新たに生成されたルースキューティクル3を除去する。自爪の発育促進の観点からすると、ルースキューティクル3はないほうがよく、毎日除去することが好ましい。しかしながら、ルースキューティクル3を除去するためにはルースキューティクル3がある程度大きくなる必要もある。発明者の経験上、新しいルースキューティクル3がある程度大きくなる期間は7日であった。また、発明者の経験上、古いルースキューティクル3の除去後14以上経過すると、ネイルプレート1とエポニキウム2との間に新しいルースキューティクル3が詰まった状態になり、自爪の発育促進に悪影響を及ぼす結果を得ている。そのため、ルースキューティクル3の除去効率と除去効果との兼ね合いから、古いルースキューティクル3の除去後7~14日以内に新しいルースキューティクル3を除去することが好ましい。
[乾燥防止処理]乾燥防止処理においては、施術者が依頼者に対して、除去処理後においてエポニキウム2とネイルプレート1との間に乾燥防止剤を塗布する。
乾燥防止剤としては、自然由来オイルなどのキューティクルオイルが用いられる。乾燥防止剤の塗布ペースとしては、1日3~6回のペースである。
塗布量としては、エポニキウム2とネイルプレート1との間から塗布された乾燥防止剤がネイルマトリックス6に浸透するのに十分な量である。乾燥防止剤がネイルマトリックス6に浸透すると、ネイルプレート1の裏側にあるピンク色のネイルベッドが鮮やかになり、弾力性も向上する。これは、自爪の発育を直接的に促進しているといえる。
[表面保護処理]表面保護処理においては、施術者が依頼者に対して、除去処理後において表面保護剤を用いて表面保護剤がエポニキウム2とネイルプレート1との間に入り込まないようにネイルプレート1の表面を保護する。ネイルプレート1を保護する理由は、ネイルプレート1の表面は鉛筆の2H程度の柔らかさであって傷つきやすいからである。その一方、エポニキウム2とネイルプレート1との間に表面保護剤を塗布しないのは、エポニキウム2とネイルプレート1との間に、空気や湿気を出入りさせたり、乾燥防止剤を塗布したりするためである。
[研磨処理]図5に示すように、研磨処理においては、施術者が依頼者に対して、ネイルプレート1の伸び方向を水平方向HDとし、ネイルプレート1の裏側から表側に向かう方向かつ水平方向HDとの直交方向を垂直方向VDとしたとき、フリーエッジ11の端面の傾斜角がネイルプレート1の伸び方向から垂直方向VDに向かって段階的又は連続的に増加していくようにフリーエッジ11の端面を段階的又は連続的に研磨するとともにフリーエッジ11とサイドラインとのつなぎ目を面取りすることが好ましい。
研磨処理においては、フリーエッジ11の端面を任意の位置で上下に分けたうち、下方端面11Dの傾斜角θ1が水平方向HDに対して任意の角度(例:45度)未満の角度であり、その上方端面11Uの傾斜角θ2がその任意の角度(例:45度)以上の角度(θ1<θ2)であることが好ましい。また、下方端面11D及び上方端面11Uは平坦面であってもよいし、湾曲面であってもよい。そのため、下方端面11D及び上方端面11Uは傾斜角的に連続してもよい。つまり、下方端面11Dと上方端面11Uとの境界線が不明確であってもよい。
フリーエッジ11の端面を研磨する際、自爪に負担がかからないよう、紙やすり及びスポンジが積層されたエメリーボードを用いることが好ましい。また、研磨角を一定にするため、研磨ストロークを短くし、一方向に研磨することが好ましい。
フリーエッジ11とサイドラインとのつなぎ目の面取りとしては丸面加工が好ましく、全体としてフリーエッジ11がラウンドスクエアとなるように研磨処理することが好ましい。
次に、本実施形態の自爪の発育促進方法の効果を説明する。
(1)前述した目的を達成するため、本実施形態の自爪の発育促進方法は、少なくともエポニキウム2、ネイルプレート1及びルースキューティクル3を消毒する消毒処理と、エポニキウム2及びルースキューティクル3を軟質化させる軟質化処理と、消毒処理後及び軟質化処理後においてネイルプレート1とルースキューティクル3との接触部に対してネイルプレート1のフリーエッジ11側からエポニキウム2の下方までキューティクルプッシャ101を押し込むことにより、エポニキウム2の下方においてネイルプレート1の表面からエポニキウム2及びルースキューティクル3を剥離させる剥離処理と、剥離処理後においてエポニキウム2とネイルプレート1との間にできたポケット5からルースキューティクル3を除去する除去処理と、を備えていることを特徴としている。
これにより、本実施形態の自爪の発育促進方法は、エポニキウム2とネイルプレート1との間に存在することによりネイルプレート1が伸びる力に反力を与えてしまうルースキューティクル3を除去することができる。また、ルースキューティクル3を除去する際にエポニキウム2を切除しないので、エポニキウム2にささくれができることを防止することができると共に、エポニキウム2を傷つけることによってダメージの再生に利用される栄養分をネイルプレート1の発育成分に有効活用することができる。
(2)また、本実施形態の自爪の発育促進方法は、除去処理においてルースキューティクル3を摘出することが好ましい。
これにより、本実施形態の自爪の発育促進方法は、ルースキューティクル3を切除することによってエポニキウム2が誤って傷ついてしまうおそれを防止することができる。
(3)また、本実施形態の自爪の発育促進方法は、除去処理後においてエポニキウム2とネイルプレート1との間に乾燥防止剤を塗布する乾燥防止処理と、を更に備えることが好ましい。
これにより、本実施形態の自爪の発育促進方法は、エポニキウム2とネイルプレート1との間からエポニキウム2が乾燥し、エポニキウム2がささくれなどの損害を負うことによって、ネイルプレート1の発育成分がエポニキウム2の発育に不必要に利用されるおそれを防止することができる。また、乾燥防止剤がエポニキウム2とネイルプレート1との間からネイルマトリックス6に浸透することにより、自爪の発育を直接的に促進することができる。
(4)また、本実施形態の自爪の発育促進方法は、除去処理後において表面保護剤を用いて表面保護剤がエポニキウム2とネイルプレート1との間に入り込まないようにネイルプレート1の表面を保護する表面保護処理と、を更に備えることが好ましい。
これにより、本実施形態の自爪の発育促進方法は、表面保護剤がエポニキウム2とネイルプレート1との間に入り込むことにより、ネイルプレート1が伸びる力に表面保護剤が反力を与えてしまうことを防止することができる。
(5)また、本実施形態の自爪の発育促進方法は、ネイルプレート1の伸び方向を水平方向HDとし、ネイルプレート1の裏側から表側に向かう方向かつ水平方向HDとの直交方向を垂直方向VDとしたとき、フリーエッジ11の端面の傾斜角がネイルプレート1の伸び方向から垂直方向VDに向かって段階的又は連続的に増加していくようにフリーエッジ11の端面を段階的又は連続的に研磨するとともにフリーエッジ11とサイドラインとのつなぎ目を面取りする研磨処理と、を更に備えることが好ましい。
これにより、ネイルプレート1の伸び方向に対してフリーエッジ11の端面が傾斜し、かつ、フリーエッジ11の厚みが段階的又は連続的に急増するので、フリーエッジ11の端面の傾斜角が例えば45度などの一定角の場合と比較して、トッププレートの先端の重みを利用してフリーエッジ11を垂直方向VDに大きく湾曲させることができるようになり、ネイルプレート1のフリーエッジ11が爪甲層状分裂症(別名:二枚爪症状)になることを更に防止することができる。
(6)また、本実施形態の自爪の発育促進方法において、キューティクルプッシャ101は、最小押込位置から最大押込位置までの押込量が一定となる往復運動を自動で行う自動往復押込器具であることが好ましい。
これにより、キューティクルプッシャ101がエポニキウム2とネイルプレート1との間に所望する押込量以上に押し込まれ、エポニキウム2、ネイルフォルド4、ネイルルート12又はネイルマトリックス6が傷つくおそれを防止することができる。
(7)また、本実施形態の自爪の発育促進方法において、キューティクルプッシャ101は、ルースキューティクル3及びエポニキウム2よりも固く、かつ、ネイルプレート1よりも柔らかい材料を用いて形成されるへら状の押込部101aを有することが好ましい。
これにより、キューティクルプッシャ101が所望する押込力以上にネイルプレート1を押し込んでも、ネイルプレート1を傷つける前にその押込部101aが潰れるため、ネイルプレート1の一部であるネイルルート12又はその下方にあるネイルマトリックス6が傷つくおそれを防止することができる。
(8)また、本実施形態の自爪の発育促進方法において、除去処理においては、ルースキューティクル3の除去後7~14日以内に新たに生成されたルースキューティクル3を除去することが好ましい。
これにより、古いルースキューティクル3の除去後に生成された新しいルースキューティクル3がある程度大きくなってネイルプレート1の伸びる力に反力を与えるおそれがある時期にその新しいルースキューティクル3を除去することができる。
すなわち、本実施形態の自爪の発育促進方法によれば、ネイルプレート1が伸びる力に反力を与えてしまうルースキューティクル3を除去することができるなどの種々の作用を生じるので、自爪の発育を促進することができるという効果を奏する。
なお、本発明は、前述した実施形態などに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
施術者が5名の依頼者(被験者)に対して自爪の発育促進方法を実施した実施対象に対し、所定の判定基準に基づき判定者が実施効果を判定した結果を以下に記載する。
施術者は、本実施例の自爪の発育促進方法を熟知している発明者本人である。
5名の依頼者は、今回初めて本実施例の自爪の発育促進方法を適用される者達である。本実施例の実施対象は、各依頼者の所定の手指5本である。各依頼者の残りの手指5本は本実施例の非実施対象とし、本実施例との比較対象とする。
左右の手指の違いによる発育度合いの違いをできるかぎり排除するため、実施対象の所定の手指5本は、左右どちらか一方の手(例:右手)の親指、中指及び小指並びに左右どちらか他方の手(例:左手)の人差し指及び薬指とする。
本実施例の自爪の発育促進方法の実施期間は1カ月であり、その期間の実施サイクルは7日毎である。
判定者は、施術者及び依頼者とは異なり、かつ、施術者及び依頼者との利害関係がない中立の第三者である。
実施効果の判定基準は、撮影写真から得られる測定値に基づく、ネイルプレートの伸び方向への伸び、ネイルプレート表面の滑らかさ、ネイルベッドの色の鮮やかさ、フリーエッジの湾曲度合いの4つの観点からの比較である。
撮影写真は、実施対象及び非実施対象の各指に対して同一の撮影条件(例:撮影場所、撮影カメラ、撮影距離、照明器具、照射距離、等)にて撮影されたものである。
なお、フリーエッジの湾曲度合いについての実施効果の判定基準は、定規などの平坦物をネイルプレート表面に接触させたときの平坦物とフリーエッジとの離れ度合いを写真撮影し、判定者が撮影写真から得られる測定値に基づき判断する。
[ネイルプレートの伸び方向への伸び]一般に、人の手指のネイルプレートが伸びるスピードは、1日約0.1mm、1カ月約3.0mmと言われている。そのため、実施開始と実施終了の間の1カ月の差を比較した。本実施例において、非実施対象のネイルプレートの平均伸びは2.8mmであったのに対し、実施対象のネイルプレートの平均伸びは3.3mmであった。
つまり、非実施対象のネイルプレートの平均伸び率を100%とすると、本実施例の実施対象のネイルプレートの平均伸び率は約118%であり、非実施対象と比較して18ポイント上昇した。
また、本実施例の実施対象のネイルプレートの平均伸び率は、一般的なネイルプレートの伸び率よりも上昇していた。
[ネイルプレート表面の滑らかさ]比較を容易にするため、実施開始と実施終了の間の1カ月の差を比較した。
非実施対象のネイルプレート表面の滑らかさは1月前と変化を感じられなかった。それに対し、本実施例の実施対象のネイルプレート表面の滑らかさは、ネイルルート側において段差や筋などが見当たらず、滑らかになったと感じられた。
[ネイルベッドの色の鮮やかさ]実施開始から実施終了までの1週間毎の差を比較した。
非実施対象のネイルベッドの色の鮮やかさは1月前と変化を感じられなかった。それに対し、本実施例の実施対象のネイルベッドの色の鮮やかさは、実施開始2週間を経過するくらいから、非実施対象のネイルベッドの色よりも鮮やかなピンク色に変化した。
[フリーエッジの湾曲度合い]非実施対象のフリーエッジも湾曲していたものの、実施対象のフリーエッジのほうが大きく湾曲していた。そのため、非実施対象よりも実施対象のフリーエッジの湾曲度合いのほうが大きいと判定した。
[実施終了後の発育観察]本実施例の自爪の発育促進方法を実施した実施対象の手指に対し、非実施対象の手指と同様、本実施例終了後に何らの発育促進方法を施さずに放置し、1週間間隔で合計1カ月間の経過観察を行った。便宜上、「本実施例の自爪の発育促進方法を以前に施した実施対象の手指」を「元実施対象の手指」と称す。その結果、非実施対象の手指に対し、元実施対象の手指のネイルプレートの伸び方向への伸び率は、放置後2週間(14日)以内では差があったものの、放置後2週間(14日)以降では差が生じなかった。この結果、本実施例の自爪の発育促進方法については、2週間(14日)以内のサイクルで施術を施すことが理想的であることが分かった。
[総合判定]どの判定基準においても本実施例の非実施対象よりも実施対象のほうが自爪の発育度合いが高かった。その結果に基づき、判定者は本実施例の自爪の発育促進に効果があると判定した。
以上のことから、本実施例の自爪の発育促進方法は本実施形態に記載の効果を奏することが実証された。
なお、自爪の育成度合いは依頼者の生活環境によって左右されると予想する。そのため、同一実施条件の下で本実施例を実施しても、依頼者を変更したら自爪の発育度合いに差が生じるかもしれないと予想する。
1 ネイルプレート
2 エポニキウム
3 ルースキューティクル
4 ネイルフォルド
5 ポケット
6 ネイルマトリックス
11 フリーエッジ
11D 下方端面
11U 上方端面
12 ネイルルート
101 キューティクルプッシャ
101a 押込部
201 キューティクルニッパ
HD 水平方向
VD 垂直方向

Claims (5)

  1. 軟質化処理剤を用いてエポニキウム及び前記ルースキューティクルを軟質化させる軟質化処理と、
    前記軟質化処理後において前記ネイルプレートと前記ルースキューティクルとの接触部に対して前記ネイルプレートのフリーエッジ側から前記エポニキウムの下方までキューティクルプッシャを押し込むことにより、前記ネイルプレートの表面から前記エポニキウム及び前記ルースキューティクルを剥離させる剥離処理と、
    前記剥離処理後において前記エポニキウムと前記ネイルプレートとの間にできたポケットから前記エポニキウムに傷をつけることなく前記ルースキューティクルのみ摘出する除去処理と、
    前記除去処理後であって剥離した前記エポニキウムが前記ネイルプレートに接触する前(すなわち前記ポケットが閉じる前)において前記エポニキウムと前記ネイルプレートとの間(すなわち前記ポケットの内部)に乾燥防止剤を塗布する乾燥防止処理と、
    を備えていることを特徴とする自爪の発育促進方法。
  2. 前記除去処理おいて摘出される前記ルースキューティクルは、前記ポケット内において前記ネイルプレートの表面及び前記エポニキウムの裏面のどちらにも付着していないものだけでなく、前記ポケット内において前記ネイルプレートの表面又は前記エポニキウムの裏面に付着しているものも含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の自爪の発育促進方法。
  3. 前記除去処理後において表面保護剤を用いて前記表面保護剤が前記エポニキウムと前記ネイルプレートとの間に入り込まないように前記ネイルプレートの表面を保護する表面保護処理と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自爪の発育促進方法。
  4. 前記ネイルプレートの伸び方向を水平方向とし、前記ネイルプレートの裏側から表側に向かう方向かつ前記水平方向との直交方向を垂直方向としたとき、前記フリーエッジの端面の傾斜角が前記ネイルプレートの伸び方向から前記垂直方向に向かって段階的又は連続的に増加していくように前記フリーエッジの端面を段階的又は連続的に研磨するとともに前記フリーエッジとサイドラインとのつなぎ目を面取りする研磨処理と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の自爪の発育促進方法。
  5. 前記除去処理においては、前記ルースキューティクルの除去後7~14日以内に新たに生成された前記ルースキューティクルを除去する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の自爪の発育促進方法。
JP2021015369A 2021-02-02 2021-02-02 自爪の発育促進方法 Active JP7096959B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021015369A JP7096959B1 (ja) 2021-02-02 2021-02-02 自爪の発育促進方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021015369A JP7096959B1 (ja) 2021-02-02 2021-02-02 自爪の発育促進方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7096959B1 true JP7096959B1 (ja) 2022-07-07
JP2022118674A JP2022118674A (ja) 2022-08-15

Family

ID=82320472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021015369A Active JP7096959B1 (ja) 2021-02-02 2021-02-02 自爪の発育促進方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7096959B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017093966A (ja) 2015-11-27 2017-06-01 株式会社イーシュ ジェルネイル施術方法
JP2017213267A (ja) 2016-06-01 2017-12-07 株式会社千趣会 ネイルアートの施術方法
JP2020045302A (ja) 2018-09-18 2020-03-26 株式会社コンフェスタ 角質軟化組成物
JP2020093170A (ja) 2017-12-27 2020-06-18 株式会社DionDion 爪装飾方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8161983B1 (en) * 2010-04-14 2012-04-24 Young Hoon Lee Cuticle oil dispensing pen with ceramic stone

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017093966A (ja) 2015-11-27 2017-06-01 株式会社イーシュ ジェルネイル施術方法
JP2017213267A (ja) 2016-06-01 2017-12-07 株式会社千趣会 ネイルアートの施術方法
JP2020093170A (ja) 2017-12-27 2020-06-18 株式会社DionDion 爪装飾方法
JP2020045302A (ja) 2018-09-18 2020-03-26 株式会社コンフェスタ 角質軟化組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022118674A (ja) 2022-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110168198A1 (en) Foam applicators to apply cosmetics or nail polish
KR20140137287A (ko) 다양한 네일용 비트를 이용하여 손톱을 손질하는 방법
US9301872B2 (en) Contact lens wearing and removing clip
JP7096959B1 (ja) 自爪の発育促進方法
JP2011036177A (ja) ペット用櫛
JP6505588B2 (ja) ジェルネイル施術方法
JP2011236514A (ja) 人工付け眉毛キット及びこれを用いた人工付け眉毛の取付方法
US6675813B2 (en) Nail apparatus and method
US20080004635A1 (en) Hair removal appliance and method of using same
US20200121565A1 (en) Modular Partitioned Skin Exfoliant Applicator
US20050272006A1 (en) Apparatus and method for removal of a dental veneer
KR102628957B1 (ko) 슈가링 글러브 장치 및 방법
RU2657694C2 (ru) Способ объемного наращивания естественных ресниц искусственными ресницами посредством формирования пучка
KR102357664B1 (ko) 변형된 손발톱 교정 방법
RU2799921C1 (ru) Способ наращивания ресниц
KR102500795B1 (ko) 스테어기법 단뜨기 속눈썹 연장 방법
JP7007773B1 (ja) 眉毛パーマの施術方法
US11627769B2 (en) Sugaring glove apparatus and method
JP2020172733A (ja) まつ毛エクステンションの施術方法
JP3037159U (ja) 頭皮洗浄用ブラシ
KR20210057349A (ko) 네일케어 학습서비스 제공방법
US10004314B2 (en) Method for supporting healthy long nail growth and mechanism of nail reinforcement
JP2019042815A (ja) ピンセット
JP5466985B2 (ja) 眉毛の整形のための剃毛用テープ
Fillebrown A text-book of operative dentistry

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210202

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210202

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211019

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7096959

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350