JP7095226B2 - フレーム付き蒸着マスクの製造方法、有機半導体素子の製造方法、および有機elディスプレイの製造方法 - Google Patents

フレーム付き蒸着マスクの製造方法、有機半導体素子の製造方法、および有機elディスプレイの製造方法 Download PDF

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Description

本開示の実施形態は、フレーム付き蒸着マスクの製造方法、有機半導体素子の製造方法、および有機ELディスプレイの製造方法に関する。
蒸着マスクを用いた蒸着パターンの形成は、通常、蒸着作成するパターンに対応する開口部が設けられた蒸着マスクと蒸着対象物とを密着させ、蒸着源から放出された蒸着材を、開口部を通して、蒸着対象物に付着させることにより行われる。
上記蒸着パターンの形成に用いられる蒸着マスクとしては、例えば、蒸着作成するパターンに対応する樹脂マスク開口部を有する樹脂マスクと、金属マスク開口部(スリットと称される場合もある)を有する金属マスクとを積層してなる蒸着マスク(例えば、特許文献1)等が知られている。また、これらの蒸着マスクは、フレームに固定されて用いられる場合も多い。
特許第5288072号公報
本開示の実施形態は、高精細な蒸着パターンの形成が可能なフレーム付き蒸着マスクの製造方法、有機半導体素子の製造方法、および有機ELディスプレイの製造方法を提供することを主たる課題とする。
本開示の一実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法は、フレームに蒸着マスクが固定されたフレーム付き蒸着マスクの製造方法であって、フレーム内に、前記フレームから独立した支持部材を配置し、次いで、前記フレーム内に配置された支持部材上に蒸着マスクを載置し、次いで、前記支持部材によって前記蒸着マスクを一時的に支持した状態で、前記フレームに前記蒸着マスクを固定する、蒸着マスク固定工程を含む。
本開示の一実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法は、フレームに蒸着マスクが固定されたフレーム付き蒸着マスクの製造方法であって、フレームに蒸着マスクを固定する、蒸着マスク固定工程を含み、当該蒸着マスク固定工程は、フレーム内に位置し、前記フレームから独立する支持部材によって蒸着マスクが一時的に支持された状態にて行われる。
上記のフレーム付き蒸着マスクの製造方法にあっては、前記フレーム内に前記蒸着マスクを一時的に支持するための支持部材を載置する、支持部材載置工程を含み、前記蒸着マスク固定工程においては、前記支持部材上に前記蒸着マスクを載置した状態にて、前記フレームに前記蒸着マスクを固定してもよい。
また、上記のフレーム付き蒸着マスクの製造方法にあっては、前記フレームは、フレーム本体と、前記フレーム本体内の開口空間を複数に区画する補助フレームと、を含み、前記蒸着マスク固定工程においては、前記支持部材は前記蒸着マスクのみならず前記補助フレームも支持し、前記支持部材上にて前記補助フレームに前記蒸着マスクを固定してもよい。
また、上記のフレーム付き蒸着マスクの製造方法にあっては、前記蒸着マスクが、蒸着作成するパターンに対応する複数の樹脂マスク開口部を有する樹脂マスクと、金属マスク開口部を有する金属マスクとが、前記樹脂マスク開口部と前記金属マスク開口部とが重なるようにして積層されてなる蒸着マスクであってもよい。
本開示の他の一実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法は、フレームに蒸着マスクが固定されたフレーム付き蒸着マスクの製造方法であって、フレーム内に、前記フレームから独立した支持部材を配置し、次いで、前記フレーム内に配置された支持部材上に蒸着マスク準備体を載置し、次いで、前記支持部材によって前記蒸着マスク準備体を一時的に支持した状態で、前記フレームに前記蒸着マスク準備体を固定する、蒸着マスク準備体固定工程、及び、前記蒸着マスク準備体固定工程の後に、フレームに固定された蒸着マスク準備体に開口部を形成して蒸着マスクとする、蒸着マスク形成工程を含む。
本開示の他の一実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法は、フレームに蒸着マスクが固定されたフレーム付き蒸着マスクの製造方法であって、フレームに蒸着マスク準備体を固定する、蒸着マスク準備体固定工程と、フレームに固定された蒸着マスク準備体に開口部を形成して蒸着マスクとする、蒸着マスク形成工程と、を含み、前記蒸着マスク準備体固定工程は、フレーム内に位置し、前記フレームから独立する支持部材によって蒸着マスク準備体が一時的に支持された状態にて行われる。
上記のフレーム付き蒸着マスクの製造方法にあっては、前記フレーム内に前記蒸着マスク準備体を一時的に支持するための支持部材を載置する、支持部材載置工程を含み、前記蒸着マスク準備体固定工程においては、前記支持部材上に前記蒸着マスク準備体を載置した状態にて、前記フレームに前記蒸着マスク準備体を固定してもよい。
また、上記のフレーム付き蒸着マスクの製造方法にあっては、前記フレームは、フレーム本体と、前記フレーム本体内の開口空間を複数に区画する補助フレームと、を含み、前記蒸着マスク準備体固定工程においては、前記支持部材は前記蒸着マスク準備体のみならず前記補助フレームも支持し、前記支持部材上にて前記補助フレームに前記蒸着マスク準備体を固定してもよい。
また、上記のフレーム付き蒸着マスクの製造方法にあっては、前記蒸着マスク準備体が、金属マスク開口部を有する金属マスクと、樹脂層と、が積層されてなる蒸着マスク準備体であってもよい。
また、本開示の他の一実施形態の有機半導体素子の製造方法は、フレーム付き蒸着マスクを用いて蒸着対象物に蒸着パターンを形成する蒸着パターン形成工程を含み、前記蒸着パターン形成工程で用いられる前記フレーム付き蒸着マスクが、上記本開示の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法によって製造されたフレーム付き蒸着マスクである。
また、本開示の他の一実施形態の有機ELディスプレイの製造方法は、上記本開示の実施形態にかかる有機半導体素子の製造方法によって製造された有機半導体素子が用いられる。
本開示のフレーム付き蒸着マスクの製造方法によれば、高精細な蒸着パターンを形成可能な蒸着マスクを製造することができる。また、本開示の有機半導体素子の製造方法および本開示の有機ELディスプレイの製造方法によれば、高精細な有機半導体素子または高精細のディスプレイを製造することができる。
本開示の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法を説明するための図である。 本開示の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法を説明するための図である。 図3(a)は、本開示の実施形態にかかる蒸着マスクの製造方法において用いられる蒸着マスクを金属マスク側から平面視したときの一例を示す正面図であり、図3(b)は、(a)のA-A部分での断面図である。 有機ELディスプレイを有するデバイスの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面等を参照しながら説明する。なお、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。また、説明の便宜上、上方又は下方等という語句を用いて説明するが、上下方向が逆転してもよい。左右方向についても同様である。
<第1のフレーム付き蒸着マスクの製造方法>
本開示の実施の形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法は、フレームに蒸着マスクが固定されたフレーム付き蒸着マスクの製造方法であって、フレームに蒸着マスクを固定する、蒸着マスク固定工程を含み、当該蒸着マスク固定工程は、フレーム内に位置する支持部材によって蒸着マスクが一時的に支持された状態にて行われる。より具体的には、前記フレーム内に前記蒸着マスクを一時的に支持するための支持部材を載置する、支持部材載置工程と、前記支持部材上に前記蒸着マスクを載置した状態にて、前記フレームに前記蒸着マスクを固定する、蒸着マスク固定工程と、を含んでいる。
図1は、本開示の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法を説明するための図である。より具体的には、図1(a)は、支持部材載置工程が行われ、蒸着マスク固定工程が行われる前の状態を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA-A断面図である。
図1(a)および(b)に示すように、本開示の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法においては、フレーム60内に蒸着マスク100を一時的に支持するための支持部材70を載置する、支持部材載置工程が行われ、次いで、前記支持部材70上に前記蒸着マスク100を載置した状態にて、前記フレーム60に前記蒸着マスク100を固定する、蒸着マスク固定工程が行われる。なお、図1中の符号80は、フレーム付き蒸着マスクを製造するためのステージであり、フレーム60を支持するための台としての役割を果たしている。
このような本開示の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法によれば、フレーム60に蒸着マスク100を固定する、蒸着マスク固定工程を行うにあたり、その前の段階で支持部材載置工程が行われる。したがって、蒸着マスク100は、固定されるべきフレーム60のみならず、支持部材70によっても支えられているため、蒸着マスク100をより安定した状態にてフレーム60に固定することができる。これにより、蒸着マスク100の位置精度を向上することができ、高精度・高精細の蒸着マスクを製造することができる。
(フレーム)
本方法において用いられるフレーム60については、特に限定されることはなく、従来から用いられている各種フレームを適宜選択して用いることができる。したがって、図1に示すフレーム60は、矩形形状を呈しているが、これに限定されることはなく、いかなる形状であってもよい。また、フレーム60の材質としても特に限定されることはなく、例えば、各種金属や合金、ガラス、セラミックなどから適宜選択して用いることができる。また、フレーム60の厚さについても特に限定されることはなく、適宜設計可能であるが、剛性等の観点から10mm以上30mm以下の範囲であることが好ましい。また、フレーム60を正面視した際のフレーム60の幅についても特に限定されることはなく、蒸着マスク100を固定できる程度の幅を有していればよく、例えば10mm以上70mm以下としてもよい。
図2は、本開示の別の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法を説明するための図である。より具体的には、図2(a)は、支持部材載置工程が行われ、蒸着マスク固定工程が行われる前の状態を示す平面図であり、図2(b)は、図2(a)のA-A断面図である。
図2に示す本開示の別の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法にあっては、用いられるフレーム60が、フレーム本体61と、このフレーム本体61内の開口空間を複数(図2においては3つ)に区画する補助フレーム62とから構成されている。本開示の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法にあっては、このような補助フレーム62を有するフレーム60を用いることもできる。
この場合においては、図2に示すように、支持部材載置工程においては、支持部材70は蒸着マスク100のみならず補助フレーム62も支持するように載置され、蒸着マスク固定工程においては、支持部材70上にて補助フレーム62に前記蒸着マスク100が固定される。
このような補助フレーム62を有するフレーム60を用いることにより、蒸着マスク100をフレーム60により精度よく固定することが可能となる。
ここで、フレーム60を構成するフレーム本体61は、図1で説明したフレーム60に該当するためここでの説明は省略する。また、フレーム60を構成する補助フレーム62は、図2においては、フレーム本体61によって形成される開口空間を縦長の短冊状に区画すべく縦方向にのみ設けられているが、これに限定されることはなく、例えば、縦横に格子状に形成されていてもよく、開口空間を横長の短冊状に区画すべく横方向にのみ設けられていてもよい。
また、補助フレーム62の材質についても特に限定されることはなく、上記フレーム本体(フレーム60)61と同じ材質、つまり、各種金属や合金、ガラス、セラミックなどから適宜選択して用いることができる。フレーム本体61と補助フレーム62とを同じ材質とすることにより、図2に示すように、フレーム本体61と補助フレーム62を一体に成形することができる。
フレーム本体61と補助フレーム62とを一体に成形する方法としては、特に限定されることはないが、例えば、各種金属板などを準備し、切削などの物理的な加工またはエッチングなどの化学的な加工により、複数に区画された開口空間を形成することで、フレーム本体61および補助フレーム62を有するフレーム60としてもよい。
(支持部材)
本開示のフレーム付き蒸着マスクの製造方法における支持部材載置工程において用いられる支持部材70は、上記の通り、フレーム60(フレーム本体61)や補助フレーム62に蒸着マスク100を固定する際に、当該蒸着マスク100を支持しておくために用いられる部材であり、したがって、この作用効果を奏し得る部材であれば特に限定されない。
例えば、図1や図2においては、1つの蒸着マスク100に対して、直方体を呈する2つの支持部材70を用いて支持をしているが、必ずしこの態様に限定されることはなく、例えば1つの蒸着マスクに対して1つの支持部材を用いて支持をしてもよく、2つ以上の蒸着マスクに対して1つの支持部材を用いて支持をしてもよい。
また、図1や図2においては、フレーム60内の開口空間を横方向に区切るように、2つの支持部材70を平行に配置しているが、この態様に限定されることはなく、例えば、フレーム60内の開口空間全体に1つの支持部材70を配置して、フレーム60内の開口空間を支持部材70によって埋めてしまってもよく、または、フレーム60内の開口空間に複数の柱状の支持部材を点在させてもよい。
このような支持部材70の断面の高さ、つまり、図1(b)および図2(b)に示す支持部材70の高さについても特に限定されることはない。図1(b)や図2(b)に示すように、支持部材70の断面の高さを、フレーム60(フレーム本体61)の断面の高さと同一にすることで、フレーム60(フレーム本体61)における蒸着マスクの固定面と、支持部材70における蒸着マスクの支持面の高さを揃えるようにしてもよく、一方で、支持部材の断面の高さをフレーム60(フレーム本体61)の断面の高さよりも高くしたり、低くしたりしてもよい。支持部材の断面の高さをフレーム60(フレーム本体61)の断面の高さよりも低くすることで、蒸着マスク100を意図的に撓ませた状態にて、蒸着マスク100をフレームに固定することができる。
また、支持部材70の材質についても特に限定はされず、各種金属材料、合金材料、樹脂材料などを適宜選択して用いることができる。また、支持部材70は、光を透過するように構成されていてもよく、光を透過しないように構成してもよい。光を透過するように構成された支持部材であれば、支持部材を通してアライメントマークなどを確認することが可能なので、支持部材の配置の自由度が増す。一方で、光を透過しないように構成された支持部材を用いる場合には、蒸着マスクを固定すべき位置を確認するためのアライメントマークなどを当該支持部材上に設けてもよい。
また、支持部材70における少なくとも蒸着マスク100を支持する面に磁性を付与してもよい。蒸着マスク100を支持する面に磁性を付与することにより、磁力を用いて、蒸着マスク100を仮固定することが可能となり、蒸着マスク100を固定する際の位置精度を向上することができる。
蒸着マスク100を固定する際の位置精度を向上するために、支持部材における少なくとも蒸着マスク100を支持する面に自己吸着性または自己粘着性を有する樹脂を設けてもよい。
ここで、自己吸着性または自己粘着性とは、支持部材70自体の機構によって蒸着マスク100と吸着または粘着可能な性質を意味する。具体的には、支持部材70と蒸着マスク100との間に、接着剤や粘着剤などを介さず、また磁石など外力を用いることなく、蒸着マスク100を支持部材70に密着せしめることができる性質を意味する。
このような自己吸着性もしくは自己粘着性を有する樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、シクロオレフィン樹脂、ポリエチレン樹脂等を挙げることができる。また、このような樹脂に代えて、支持部材70の表面にセル吸盤構造を形成することで自己吸着性もしくは自己粘着性を発現せしめることもできる。セル吸盤構造とは、表面に形成された連続する微細な凹凸構造を意味し、この連続する微細な凹凸構造が吸盤としての作用を奏することで支持部材70に自己吸着性もしくは自己粘着性が付与される。このような材料としては、例えば、特開2008-36895号公報に記載されているセル吸盤構造を有するシート状物等を挙げることができる。
以上で説明した本実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法にあっては、フレーム60内に支持部材70を予め載置し、その後、当該支持部材70上に蒸着マスク100を載置しているが、この態様に限定されることはない。すなわち、フレーム60に予め蒸着マスク100を載置しておき、その後、可動式の支持部材70をフレーム60内に移動させることでフレーム60上の蒸着マスク100を支持するようにしてもよい(図示せず)。可動式の支持部材70を用いる場合にあっては、当該支持部材70を垂直方向に移動させてもよいし、水平方向に移動させてもよい。
<第2のフレーム付き蒸着マスクの製造方法>
本開示の第2の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法は、フレームに蒸着マスクが固定されたフレーム付き蒸着マスクの製造方法であって、フレームに蒸着マスク準備体を固定する、蒸着マスク準備体固定工程と、フレームに固定された蒸着マスク準備体に開口部を形成して蒸着マスクとする、蒸着マスク形成工程と、を含み、前記蒸着マスク準備体固定工程は、フレーム内に位置する支持部材によって蒸着マスク準備体が一時的に支持された状態にて行われる。
上記第1のフレーム付き蒸着マスクの製造方法にあっては、完成された蒸着マスク100を用い、これをフレーム60に固定するにあたり、支持部材を用いて蒸着マスク100を一次的に支持したのに対し、第2のフレーム付き蒸着マスクの製造方法は、蒸着マスク準備体をフレームに固定し、フレームに固定された状態にて当該蒸着マスク準備体に開口部を形成することで蒸着マスクとする方法であり、この方法において、蒸着マスク準備体をフレームに固定するにあたり支持部材を用いて蒸着マスク準備体を一次的に支持することに特徴を有している。
したがって、当該第2のフレーム付き蒸着マスクの製造方法は、上記で説明した第1のフレーム付き蒸着マスクの製造方法における「蒸着マスク100」を「蒸着マスク準備体」に置き換えたものであると言え、よって、各工程のここでの説明は省略する。
(蒸着マスク)
本開示の第1の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法において用いられる蒸着マスク100については特に限定されることはなく、従来から用いられている金属製の蒸着マスクや樹脂製の蒸着マスクなど、種々の蒸着マスクから適宜選択することができる。
図3(a)は、本開示の第1の実施形態にかかる蒸着マスクの製造方法において用いられる蒸着マスクを金属マスク側から平面視したときの一例を示す正面図であり、図3(b)は、(a)のA-A部分での断面図である。なお、図3(b)における蒸着マスクの中央付近の一部は省略されている。
図3に示す蒸着マスク100は、金属マスク開口部15を有する金属マスク10と、蒸着作成するパターンに対応する複数の樹脂マスク開口部25を有する樹脂マスク20とが、前記金属マスク開口部15と前記樹脂マスク開口部25とが重なるようにして積層されてなる。金属マスク10と樹脂マスク20とを積層してなる蒸着マスク100は、高精細かつ高精度の蒸着マスクとして注目されており、本開示のフレーム付き蒸着マスクの製造方法において好適に用いることができる。
以下に、図3に示す蒸着マスク100について説明する。
(金属マスク)
金属マスク10は、金属から構成され、縦方向或いは横方向に延びる金属マスク開口部15が配置されている。金属マスク開口部の配置例について特に限定はなく、縦方向、及び横方向に延びる金属マスク開口部が、縦方向、及び横方向に複数列配置されていてもよく、縦方向に延びる金属マスク開口部が、横方向に複数列配置されていてもよく、横方向に延びる金属マスク開口部が縦方向に複数列配置されていてもよい。また、縦方向、或いは横方向に1列のみ配置されていてもよい。なお、本願明細書で言う「縦方向」、「横方向」とは、図面の上下方向、左右方向を意味し、蒸着マスクの長手方向、幅方向の何れの方向であってもよい。例えば、蒸着マスクの長手方向を「縦方向」としてもよく、幅方向を「縦方向」としてもよい。また、本願明細書では、蒸着マスクを平面視したときの形状が矩形状である場合を例に挙げて説明しているが、これ以外の形状、例えば、円形状や、ひし形状等の多角形状としてもよい。この場合、対角線の長手方向や、径方向、或いは、任意の方向を「長手方向」とし、この「長手方向」に直交する方向を、「幅方向(短手方向と言う場合もある)」とすればよい。
金属マスク10の材料について特に限定はなく、蒸着マスクの分野で従来公知のものを適宜選択して用いることができ、例えば、ステンレス鋼、鉄ニッケル合金、アルミニウム合金などの金属材料を挙げることができる。中でも、鉄ニッケル合金であるインバー材は熱による変形が少ないので好適に用いることができる。
金属マスク10の厚みについても特に限定はないが、シャドウの発生をより効果的に防止するためには、100μm以下であることが好ましく、50μm以下であることがより好ましく、35μm以下であることが特に好ましい。なお、5μmより薄くした場合、破断や変形のリスクが高まるとともにハンドリングが困難となる傾向にある。
また、図3(a)に示す形態では、金属マスク開口部15を平面視したときの開口形状は、矩形状を呈しているが、開口形状について特に限定はなく、金属マスク開口部15の開口形状は、台形状、円形状等いかなる形状であってもよい。
金属マスク10に形成される金属マスク開口部15の断面形状についても特に限定されることはないが、図3(b)に示すように蒸着源に向かって広がりをもつような形状であることが好ましい。より具体的には、金属マスク開口部における下底先端と、同じく金属マスク開口部15における上底先端とを結んだ直線と、金属マスク10の底面とのなす角度、換言すれば、金属マスク開口部15を構成する内壁面の厚み方向断面において、金属マスク開口部15の内壁面と金属マスク10の樹脂マスク20と接する側の面(図示する形態では、金属マスクの下面)とのなす角度は、5°以上85°以下の範囲内であることが好ましく、15°~80°の範囲内であることがより好ましく、25°以上65°以下の範囲内であることがさらに好ましい。特には、この範囲内の中でも、使用する蒸着機の蒸着角度よりも小さい角度であることが好ましい。
(樹脂マスク)
図3に示す蒸着マスク100を構成する樹脂マスク20の主材料について限定はなく、レーザー加工等によって高精細な樹脂マスク開口部25の形成が可能であり、熱や経時での寸法変化率や吸湿率が小さく、軽量な材料を用いることが好ましい。このような材料としては、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂、エチレン-メタクリル酸共重合体樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、セロファン、アイオノマー樹脂等を挙げることができる。上記に例示した材料の中でも、熱膨張係数が16ppm/℃以下である樹脂材料が好ましく、吸湿率が1.0%以下である樹脂材料が好ましく、この双方の条件を備える樹脂材料が特に好ましい。この樹脂材料を用いた樹脂マスクとすることで、樹脂マスク開口部25の寸法精度を向上させることができ、かつ熱や経時での寸法変化率や吸湿率を小さくすることができる。
樹脂マスク20の厚みについて特に限定はないが、シャドウの発生の抑制効果をさらに向上せしめる場合には、樹脂マスク20の厚みは、25μm以下であることが好ましく、10μm未満であることがより好ましい。下限値の好ましい範囲について特に限定はないが、樹脂マスク20の厚みが3μm未満である場合には、ピンホール等の欠陥が生じやすく、また変形等のリスクが高まる。特に、樹脂マスク20の厚みを、3μm以上10μm未満、より好ましくは4μm以上8μm以下とすることで、400ppiを超える高精細パターンを形成する際のシャドウの影響をより効果的に防止することができる。また、樹脂マスク20と金属マスク10とは、直接的に接合されていてもよく、粘着剤層を介して接合されていてもよいが、粘着剤層を介して樹脂マスク20と金属マスク10とが接合される場合には、樹脂マスク20と粘着剤層との合計の厚みが上記好ましい厚みの範囲内であることが好ましい。なお、シャドウとは、蒸着源から放出された蒸着材の一部が、金属マスク開口部や、樹脂マスクの開口部の内壁面に衝突して蒸着対象物へ到達しないことにより、目的とする蒸着膜厚よりも薄い膜厚となる未蒸着部分が生ずる現象のことを言う。
樹脂マスク開口部25の断面形状についても特に限定はなく、樹脂マスク開口部25を形成する樹脂マスクの向かいあう端面同士が略平行であってもよいが、図3(b)に示すように、樹脂マスク開口部25はその断面形状が、蒸着源に向かって広がりをもつような形状であることが好ましい。換言すれば、金属マスク10側に向かって広がりをもつテーパー面を有していることが好ましい。テーパー角については、樹脂マスク20の厚み等を考慮して適宜設定することができるが、樹脂マスク開口部における下底先端と、同じく樹脂マスク開口部における上底先端を結んだ直線と、樹脂マスク底面とのなす角度、換言すれば、樹脂マスク開口部25を構成する内壁面の厚み方向断面において、樹脂マスク開口部25の内壁面と樹脂マスク20の金属マスク10と接しない側の面(図示する形態では、樹脂マスクの下面)とのなす角度は、5°以上85°以下の範囲内であることが好ましく、15°以上75°以下の範囲内であることがより好ましく、25°以上65°以下の範囲内であることがさらに好ましい。特には、この範囲内の中でも、使用する蒸着機の蒸着角度よりも小さい角度であることが好ましい。また、図示する形態では、樹脂マスク開口部25を形成する端面は直線形状を呈しているが、これに限定されることはなく、外に凸の湾曲形状となっている、つまり樹脂マスク開口部25の全体の形状がお椀形状となっていてもよい。また、その逆、つまり内に凸の湾曲形状となっていてもよい。
(蒸着マスク準備体)
本開示の第2の実施形態にかかるフレーム付き蒸着マスクの製造方法において用いられる蒸着マスク準備体とは、蒸着マスクとなる前の、蒸着作成するパターンに対応する開口部が形成されていない状態のものをいい、その構成等については特に限定されることはない。
例えば、上記で説明した樹脂マスク20と金属マスク10とが積層された蒸着マスク100における蒸着マスク準備体としては、金属マスク10と、樹脂マスクとなる前の、つまり蒸着作成しようとするパターンに対応する樹脂マスク開口部が形成されていない状態の樹脂層と、が積層されたものや、金属マスクとなる前の、つまり金属マスク開口部が開口されていない状態の金属板と、前記樹脂層とが積層されたもの、などを挙げることができる。
(蒸着マスクの製造方法)
以下、蒸着マスクの製造方法について一例を挙げて説明する。
まず、金属板の一方の面上に樹脂層(または樹脂膜)が形成された樹脂層付き金属板を準備し、この樹脂層付き金属板に金属マスク開口部15を形成することにより、蒸着マスク準備体が製造される。
次いで、この蒸着マスク準備体に対し、金属マスク10側から金属マスク開口部15を通してレーザーを照射して、樹脂層に蒸着作成するパターンに対応する樹脂マスク開口部25を形成することで樹脂マスク20が形成され、蒸着マスク100が製造される。
より具体的には、例えば、樹脂層付き金属板の製造方法としては、金属板上に、従来公知のコーティング法等によって、最終的に樹脂マスクとなる樹脂層を形成することができる。
また、蒸着マスク準備体の製造方法としては、樹脂層付き金属板の樹脂層と接しない側の表面にマスキング部材、例えば、レジスト材を塗工し、所定の箇所を露光し、現像することで、最終的に金属マスク開口部15が形成される位置を残したレジストパターンを形成する。マスキング部材として用いるレジスト材としては処理性が良く、所望の解像性があるものが好ましい。次いで、このレジストパターンを耐エッチングマスクとして用いてエッチング法により、樹脂層付き金属板の樹脂層と接しない側からエッチング加工する。エッチングが終了後、レジストパターンを洗浄除去する。これにより、金属マスク開口部15が設けられた金属マスク10の一方の面に樹脂層が積層された蒸着マスク準備体を製造することができる。なお、樹脂層が、金属板のエッチング材に対し耐エッチング性を有する場合には、樹脂層の表面をマスキングする必要はないが、樹脂層が、金属板のエッチング材に対する耐性を有しない場合には、樹脂層の表面にマスキング部材を塗工しておく必要がある。また、上記では、マスキング部材としてレジスト材を中心に説明を行ったが、レジスト材を塗工する代わりにドライフィルムレジストをラミネートし、同様のパターニングを行ってもよい。
樹脂マスク開口部25の形成方法としては、上記で準備された蒸着マスク準備体に対し、レーザー加工法、精密プレス加工、フォトリソ加工等を用いて、樹脂層を貫通させ、樹脂層に蒸着作成するパターンに対応する樹脂マスク開口部25を形成することで、蒸着作成するパターンに対応する樹脂マスク開口部25が設けられた樹脂マスク20の一方の面上に、金属マスク開口部15が設けられた金属マスク10が積層された蒸着マスク100を得る。なお、高精細な樹脂マスク開口部25を容易に形成することができる点からは、樹脂マスク開口部25の形成には、レーザー加工法を用いることが好ましい。
<有機半導体素子の製造方法>
次に、本開示の実施の形態にかかる有機半導体素子の製造方法(以下、本開示の有機半導体素子の製造方法と言う)について説明する。本開示の有機半導体素子の製造方法は、フレーム付き蒸着マスクを用いて蒸着対象物に蒸着パターンを形成する工程を含み、蒸着パターンを形成する工程において、上記で説明した本開示のフレーム付き蒸着マスクの製造方法によって製造されたフレーム付き蒸着マスクが用いられることを特徴としている。
フレーム付き蒸着マスクを用いた蒸着法により蒸着パターンを形成する工程について特に限定はなく、基板上に電極を形成する電極形成工程、有機層形成工程、対向電極形成工程、封止層形成工程等を有し、各任意の工程において、上記で説明した本開示のフレーム付き蒸着マスクの製造方法によって製造されたフレーム付き蒸着マスクを用いて、蒸着パターンが形成される。例えば、有機ELデバイスのR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)各色の発光層形成工程に、上記で説明した本開示のフレーム付き蒸着マスクの製造方法によって製造されたフレーム付き蒸着マスクをそれぞれ適用する場合には、基板上に各色発光層の蒸着パターンが形成される。なお、本開示の有機半導体素子の製造方法は、これらの工程に限定されるものではなく、従来公知の有機半導体素子の製造における任意の工程に適用可能である。
以上説明した本開示の有機半導体素子の製造方法によれば、フレーム付き蒸着マスクと蒸着対象物とを隙間なく密着させた状態で、有機半導体素子を形成する蒸着を行うことができ、高精細な有機半導体素子を製造することができる。本開示の有機半導体素子の製造方法で製造される有機半導体素子としては、例えば、有機EL素子の有機層、発光層や、カソード電極等を挙げることができる。特に、本開示の有機半導体素子の製造方法は、高精細なパターン精度が要求される有機EL素子のR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)発光層の製造に好適に用いることができる。
<有機ELディスプレイの製造方法>
次に、本開示の実施の形態にかかる有機ELディスプレイ(有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ)の製造方法(以下、本開示の有機ELディスプレイの製造方法と言う)について説明する。本開示の有機ELディスプレイの製造方法は、有機ELディスプレイの製造工程において、上記で説明した本開示の有機半導体素子の製造方法により製造された有機半導体素子が用いられる。
上記本開示の有機半導体素子の製造方法により製造された有機半導体素子が用いられた有機ELディスプレイとしては、例えば、ノートパソコン(図4(a)参照)、タブレット端末(図4(b)参照)、携帯電話(図4(c)参照)、スマートフォン(図4(d)参照)、ビデオカメラ(図4(e)参照)、デジタルカメラ(図4(f)参照)、スマートウォッチ(図4(g)参照)等に用いられる有機ELディスプレイを挙げることができる。
10・・・金属マスク
15・・・金属マスク開口部
20・・・樹脂マスク
25・・・樹脂マスク開口部
60・・・フレーム
61・・・フレーム本体
62・・・補助フレーム
70・・・支持部材
80・・・ステージ
100・・・蒸着マスク

Claims (8)

  1. フレームに蒸着マスクが固定されたフレーム付き蒸着マスクの製造方法であって、
    フレーム内に、前記フレームから独立した支持部材を配置し、次いで、
    前記フレーム内に配置された支持部材上に蒸着マスクを載置し、次いで、
    前記支持部材によって前記蒸着マスクを一時的に支持した状態で、前記フレームに前記蒸着マスクを固定する、蒸着マスク固定工程を含む、
    フレーム付き蒸着マスクの製造方法。
  2. 前記フレームは、フレーム本体と、前記フレーム本体内の開口空間を複数に区画する補助フレームと、を含み、
    前記蒸着マスク固定工程においては、前記支持部材は前記蒸着マスクのみならず前記補助フレームも支持し、前記支持部材上にて前記補助フレームに前記蒸着マスクを固定する、
    請求項1に記載のフレーム付き蒸着マスクの製造方法。
  3. 前記蒸着マスクが、
    蒸着作成するパターンに対応する複数の樹脂マスク開口部を有する樹脂マスクと、金属マスク開口部を有する金属マスクとが、前記樹脂マスク開口部と前記金属マスク開口部とが重なるようにして積層されてなる蒸着マスクである、
    請求項1または2に記載のフレーム付き蒸着マスクの製造方法。
  4. フレームに蒸着マスクが固定されたフレーム付き蒸着マスクの製造方法であって、
    フレーム内に、前記フレームから独立した支持部材を配置し、次いで、
    前記フレーム内に配置された支持部材上に蒸着マスク準備体を載置し、次いで、
    前記支持部材によって前記蒸着マスク準備体を一時的に支持した状態で、前記フレームに前記蒸着マスク準備体を固定する、蒸着マスク準備体固定工程、及び、
    前記蒸着マスク準備体固定工程の後に、フレームに固定された蒸着マスク準備体に開口部を形成して蒸着マスクとする、蒸着マスク形成工程と、を含む、
    フレーム付き蒸着マスクの製造方法。
  5. 前記フレームは、フレーム本体と、前記フレーム本体内の開口空間を複数に区画する補助フレームと、を含み、
    前記蒸着マスク準備体固定工程においては、前記支持部材は前記蒸着マスク準備体のみならず前記補助フレームも支持し、前記支持部材上にて前記補助フレームに前記蒸着マスク準備体を固定する、
    請求項4に記載のフレーム付き蒸着マスクの製造方法。
  6. 前記蒸着マスク準備体が、
    金属マスク開口部を有する金属マスクと、樹脂層と、が積層されてなる蒸着マスク準備体である、
    請求項4又は5に記載のフレーム付き蒸着マスクの製造方法。
  7. 有機半導体素子の製造方法であって、
    フレーム付き蒸着マスクを用いて蒸着対象物に蒸着パターンを形成する蒸着パターン形成工程を含み、
    前記蒸着パターン形成工程で用いられる前記フレーム付き蒸着マスクが、前記請求項1~6の何れか一項に記載のフレーム付き蒸着マスクの製造方法によって製造された、フレーム付き蒸着マスクである、
    有機半導体素子の製造方法。
  8. 有機ELディスプレイの製造方法であって、
    請求項7に記載の有機半導体素子の製造方法によって製造された有機半導体素子が用いられる、
    有機ELディスプレイの製造方法。
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