JP7094984B2 - 子供に安全で高齢者に優しい機能を有する容器並びにそれを使用及び製造する方法 - Google Patents

子供に安全で高齢者に優しい機能を有する容器並びにそれを使用及び製造する方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年5月5日に出願された「CONTAINER HAVING CHILD RESISTANT SENIOR FRIENDLY FEATURES」という名称の米国仮特許出願第62/501,899号明細書及び2017年7月14日に出願された「CONTAINER HAVING CHILD RESISTANT SENIOR FRIENDLY FEATURES」という名称の米国仮特許出願第62/532,403号明細書からの優先権を主張し、それらの利益を主張する。これらの出願のそれぞれの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
薬剤及び他の潜在的に有害な製品に意図せずに接近することから子供を保護する必要がある。処方された薬剤のわずかに1、2錠の摂取が子供にとって致命的である可能性がある。また、大人、すなわち特定の操作及び手先の器用さを必要とする容器を開けるための指示を理解する認知能力を有する任意の人が直ちに且つ簡単に開けられる容器を提供する必要もある。そのような人は、内容物にアクセスするためにそのような容器を開ける行為が計画的な行為であり、そのような内容物へのアクセスを達成する必要性があるときにのみ行われることを理解する能力を有すると考えられる。また、十分な量の製品を保持しながら、小さい空間(例えば、ユーザのズボンのポケット)内に容易に適合するように構成されるような比較的小さいそのような容器を作成する必要もある。
市場には、いくつかの従来の、子供には操作できない、すなわち子供に安全な容器がある。それらは、一般に、処方箋が、薬剤師が複数の丸剤、錠剤、ジェルキャップ、カプセル又は同様のものの1つ又は複数を調剤することを要求する処方薬を調剤するとき、調剤薬剤師によって採用されている。例えば、容器は、丸剤容器のための押しながら回す密封装置又は丸剤容器のための矢印位置合わせ密封装置を含み得る。
容器のための押しながら回すシステムは、従来、容器を開けるために、容器のための密封装置又はキャップを軸方向に押し下げて、同時に回転させなければならないシステムを指す。容器のための矢印位置合わせシステムは、従来、容器を開けるために、密封装置又はキャップ上の矢印を、容器上にエンボス加工されたような容器上の矢印と一直線に並べなければならないシステムを指す。しかしながら、これらの容器は、大人、特に年配者又は身体的障害若しくは関節炎を有する人にとっても多くの場合に使用が困難である。
別の種類の先行技術の容器は、米国特許出願公開第2017/0137184号明細書(Burek)で示されて、説明されており、これは、側方ピンチ及び前方プッシュダウン機能を開示している。
ここで開示する技術は、さまざまな設計及び構成を含む。例えば、1つの設計は、容器の前部で押し込み、同時に矢印の表示に基づいて容器の両半分(例えば、蓋及び基部)を強制的に開くことによって開けられる容器を含む。そのような操作は、容器をロックし続けるか又は閉じ続けるために使用されるフックの対をアンロックする。別の設計は、容器の底部に配置された2つのくぼんだ領域を有する容器を含む。これらのくぼんだ領域により、ユーザの指でロック機構をつまむことができる。ユーザは、容器の底部をつまみ、同時に前方から容器を開けることにより容器を開けることができる。さらなる設計は、ユーザがロック機能としても機能する容器の部分を押すように構成された容器を含む。ロック機能を押し込むことにより、その機能は、抵抗を提供する容器の部分を取り除き、それにより、ユーザは、容器を開けることができる。
一実施形態において、ここで開示する技術は、床部と床部から上向きに延在する外壁とを有する基部を含む容器を対象とする。蓋は、天井部と天井部から下向きに延在する外壁とを含み、蓋は、閉位置と開位置との間で基部に対して移動可能である。閉位置において、組み合わされた蓋及び基部は、製品を取り囲むように構成された空洞を画定する。基部及び蓋の一方は、床部から上向きに又は天井部から下向きに延在する第1の維持タブを含む。第1の維持タブは、基部及び蓋の一方の外壁の内側に位置付けられている。基部及び蓋の他方は、それを通して延在する第1の開口を含む。第1の維持タブの少なくとも一部は、第1の開口を通して延在して、蓋を閉位置に維持する。
別の実施形態において、ここで開示する技術は、容器を開ける方法を対象とする。容器は、床部と床部から上向きに延在する外壁とを有する基部を含む。容器は、天井部と天井部から下向きに延在する外壁とを有する蓋をさらに含む。第1のボタンは、基部の外壁を通して外向きに延在している。第2のボタンは、蓋の外壁を通して外向きに延在している。方法は、容器の中心の方へ内向きに第1のボタンを押すことと、容器の中心の方へ内向きに第2のボタンを押すことと、製品を含有するように構成された空洞を露出させるために基部に対して蓋を枢動させることとを含む。
さらに別の実施形態において、ここで開示する技術は、床部と床部から上向きに延在する外壁とを有する基部を含む容器を対象とする。第1の維持タブは、床部から上向きに延在している。第1の維持タブは、任意選択的に、基部の外壁の内側に位置付けられている。開口は、基部を通して延在している。蓋は、天井部と天井部から下向きに延在する外壁とを含む。第2の維持タブは、天井部から下向きに延在している。第2の維持タブは、任意選択的に、蓋の外壁の内側に位置付けられている。開口は、蓋を通して延在している。ヒンジは、蓋を基部に枢動可能に取り付けている。蓋は、閉位置と開位置との間で基部に対して移動可能である。閉位置において、組み合わされた蓋及び基部は、製品を取り囲むように構成された空洞を画定する。蓋が閉位置にあるとき、第1の維持タブの少なくとも一部は、蓋の開口を通して延在している。蓋が閉位置にあるとき、第2の維持タブの少なくとも一部は、基部の開口を通して延在している。
さらに他の実施形態において、ここで開示する技術は、容器を開ける方法を対象とする。容器は、床部と、床部から上向きに延在する外壁と、床部から上向きに延在する第1のタブとを有する基部を含む。容器は、天井部と、床部から下向きに延在する外壁と、床部から下向きに延在する第2のタブとを有する蓋をさらに含む。方法は、蓋の天井部から第1のタブを解放するために容器の中心の方へ内向きに第1のタブを押すことと、基部の床部から第2のタブを解放するために容器の中心の方へ内向きに第2のタブを押すことと、製品を含有するように構成された空洞を露出させるために基部に対して蓋を枢動させることとを含む。
ここで開示する技術の前述の概要及び以下の詳細な説明は、添付図面とともに読まれるとき、よりよく理解されるであろう。添付図面では、同様の数字は、全体を通して同様の要素を示す。ここで開示する技術を例示するためにさまざまな例示的な実施形態が図面に示されている。しかしながら、ここで開示する技術は、示された正確な配置及び手段に限定されないことが理解されるべきである。
ここで開示する技術の実施形態の容器の斜視図であり、容器は、第1の構成、すなわち閉じた構成で示されている。 図1の容器の別の斜視図であり、容器は、第2の構成、すなわち開いた構成で示されている。 図2の容器の一部の拡大図である。 図2の容器のさらに別の斜視図である。 図2の容器のさらに別の斜視図である。 図1の線A-Aに沿ってとられた容器の横断立面図である。 図6の容器の一部の拡大図である。 ここで開示する技術の実施形態の容器の斜視図であり、容器は、第1の構成、すなわち閉じた構成で示されている。 図8の容器の別の斜視図である。 図8の容器のさらに別の斜視図であり、容器は、第2の構成、すなわち開いた構成で示されている。 図10の容器の一部の拡大図である。 図10の容器のさらに別の斜視図である。 図12の容器の一部の拡大図である。 図9の線B-Bに沿ってとられた容器の横断立面図である。 図14に示された容器の一部の拡大図である。 ここで開示する技術の実施形態の容器の斜視図であり、容器は、第1の構成、すなわち閉じた構成で示されている。 図16の容器の斜視図であり、容器は、第2の構成、すなわち開いた構成で示されている。 図17の容器の別の斜視図である。 図18の容器の一部の拡大図である。 図16の容器の一部のさらに別の斜視図である。 図20の容器の一部の拡大図である。 ここで開示する技術の実施形態の容器の斜視図であり、容器は、第1の構成、すなわち閉じた構成で示されている。 図22の容器の斜視図であり、容器は、第2の構成、すなわち開いた構成で示されている。 図23の容器の別の斜視図である。 図23の容器のさらに別の斜視図である。 図22の線D-Dに沿ってとられた横断立面図である。 ここで開示する技術の実施形態の容器の斜視図であり、容器は、第1の構成、すなわち閉じた構成で示されている。 図27の容器の別の斜視図である。 図27の容器のさらに別の斜視図である。 図29の容器の一部の拡大図である。 図27の線E-Eに沿ってとられた断面図である。 図27の容器のさらに別の斜視図であり、容器は、第2の構成、すなわち開いた構成で示されている。 図32の容器の一部の拡大図である。 図33の容器の別の部分の拡大図である。 ここで開示する技術の実施形態の容器の斜視図であり、容器は、第1の構成、すなわち閉じた構成で示されている。 図35の容器の斜視図であり、容器は、第2の構成、すなわち開いた構成で示されている。 図36の容器の一部の拡大図である。 図35の線F-Fに沿ってとられた断面図である。 図38の容器の一部の拡大図である。 ここで開示する技術の実施形態の容器の上部斜視図であり、容器は、第1の構成、すなわち閉じた構成で示されている。 図40の容器の平面図である。 図40の容器の正面立面図である。 図40の容器の底面斜視図である。 図40の容器の上部斜視図であり、容器は、第2の構成、すなわち開いた構成で示されている。 ここで開示する技術の実施形態の容器の底面斜視図であり、容器は、第1の構成、すなわち閉じた構成で示されている。 図45の容器の上部斜視図であり、容器は、第2の構成、すなわち開いた構成で示されている。 ここで開示する技術の実施形態の容器の底面斜視図であり、容器は、第1の構成、すなわち閉じた構成で示されている。 図47の容器の上部斜視図であり、容器は、第2の構成、すなわち開いた構成で示されている。
システム、装置及び方法が実施例及び実施形態として本明細書で説明されるが、当業者は、ここで開示する技術が、説明される実施形態又は図面に限定されないことを認識する。むしろ、ここで開示する技術は、添付の請求項の趣旨及び範囲に含まれるすべての変形形態、均等物及び代替形態を網羅する。本明細書に開示される任意の一実施形態の特徴は、省略することができるか又は別の実施形態に組み込むことができる。
以下の説明の目的では、「左」、「右」、「上方」、「下方」、「頂部」、「底部」及びそれらの派生語など、本明細書で使用される方向を示す語句は、図面でそれが方向付けられるように、開示される概念に関連するものとする。図面に図示されて、以下の本明細書で説明される特定の要素は、単に開示される概念の例示的な実施形態であることが理解されるべきである。したがって、本明細書に開示される実施形態に関連する特定の向き及び他の物理的特性は、開示される概念の範囲に対する限定と考えるべきではない。
本明細書で使用される見出しは、構成上の目的のみであり、説明又は請求項の範囲を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単語「~し得る」は、必須の意味(すなわち、~しなければならないの意味)ではなく、許容の意味(すなわち、~する可能性を有するの意味)で使用される。本明細書に特に示されない限り、用語「1つの(a)」、「1つの(an)」及び「その」は、1つの要素に限定されないが、代わりに「少なくとも1つ」を意味すると解釈すべきである。用語は、上記の単語、その派生語及び同様の趣旨の単語を含む。
開示される概念による容器100の第1の実施形態が図1~7に示されている。容器100は、蓋110と基部150とを含む。蓋110及び基部150は、任意選択的に、ヒンジで接続される(例えば、図5に示される、ヒンジ190を参照されたい)。任意選択的に、この構成は、クラムシェル状の構造となり、例えば、容器の長さ及び幅は、略等しく、いずれも容器の高さよりかなり大きい。この設計は、製品格納のための狭い空間を特徴とし、小さい、薄い又は細い製品をその中に封入することができる。そのような製品は、多くの場合、子供に安全な形態で包装することが難しい。開示される概念に従って、容器100は、子供に安全で高齢者に優しい手段をさらに含み、その手段により、子供が容器100を開けることは難しくなるが、大人が容器100を開けることは比較的容易になる。
より詳細には、図2を参照すると、基部150は、床部151と、床部151から延在する外壁152と、床部151から延在する内壁154とを有する。内壁全体は、外壁152から内向きに間隔をあけることができる。さらにまた、基部150は、床部151から上向きに延在するラッチ部、ラッチ機構又は保持部材156を有する。一実施形態において、ラッチ機構は、内壁154から外向きに間隔をあけられている。
図2に示されるように、外壁152は、ラッチ部156の両側に配置される端部160、162で終了するか、又はラッチ部156の両側に配置される端部160、162を含む。各端部160、162は、蓋110が閉位置にあるとき、歯114、116の1つを相補的に受けるように寸法決めし、成形し、且つ/又は構成することができる。例えば、各端部160、162は、切り欠きの形状とすることができる。このようにして、以下に記載されるように、ラッチ部156は、床部151の周りを枢動することができる。任意選択的に、ラッチ部156は、リビングヒンジとすることができるヒンジ190の反対側に位置付けられる。
蓋110は、天井部111と、その周辺の周りの略全体で延在する外壁112と、外壁112及び/又は天井部111から下向きに延在する少なくとも2つの離間した歯114、116とを有する。外壁112は、歯114と116との間に位置付けられる溝付区域118を有し、蓋110は、溝付区域118から外向きに延在する細長い突出部120をさらに有する。
突出部120(及び/又は蓋110の別の部分)とラッチ部156との間の相互作用は、子供に安全な手段又は子供に安全で高齢者に優しい機能を容器100に提供する。より詳細には、図6及び7に示されるように、容器100が閉位置にある(すなわち丸剤、錠剤などの製品がその空洞に封入されている)とき、ラッチ部156の遠位部158は、突出部120の頂部(及び/又は蓋110の別の部分)に係合して、その上に載る。このようにして、蓋110は、ラッチ部156の存在のため、又はラッチ部156によって引き起こされる妨害のため、特定の動作又は操作が完了しない限り、開位置へ移動することが阻止される。すなわち、ラッチ部156の遠位部158は、蓋110が基部150から離れることを阻止し、且つ/又は容器100を閉位置に維持する。任意選択的に、ラッチ部156の近位部は、基部150と一体的に又は単一的に形成される。
一態様において、ラッチ部156は、例えば、大人が遠位部158を蓋110から引き離すことにより、方向180に移動又は枢動されるように構造化、配置及び/又は構成されている。ラッチ部156が方向180に十分な距離を移動されると、ラッチ部156と蓋110の突出部120との間のあらゆる干渉が取り除かれる。次いで、ユーザは、蓋110を開けることができる。より詳細には、1つの例において、次いで、ユーザは、歯114、116を(すなわち歯114、116の適切なそれぞれの把持部124、126(図3を参照されたい)によって)自由に把持し、蓋110を開位置まで回転させる。しかしながら、ユーザは、操作のこの時点で蓋110を開けるために歯114、116を把持する必要がなく、それは、蓋110(又は本体150)のいくつかの他の部分に、容器100を開けるために接触することができるためである。
任意選択的に、図7に示されるように、ラッチ部156は、ラッチ部156を方向180に移動させて容器100を開位置(図2~5)に移動させるとき又はラッチ部156を任意の他の方向に移動させるとき、ユーザがラッチ部156をより確実に把持できるように機能する複数の離間した把持部174を含む。
したがって、容器100は、閉位置から開位置まで容器100を移動させるために、ユーザが2つの異なるステップを実行しなければならない機構を有する。最初に、ユーザは、方向180に又は蓋110からラッチ部を解放する方向にラッチ部156を引かなければならない。次に、遠位部158と突出部120又は蓋110の任意の他の部分との間にもはや干渉がなくなると、ユーザは、歯114、116に関して又は基部150に対して蓋110を枢動させることにより、蓋110を簡単に開けることができる。
本実施形態は、本明細書に示されて、説明される厳密な構成に限定されない。例えば、修正された態様では、ラッチ部156は、蓋110の天井部111から下向きに延在し、歯114、116は、基部150の床部151から上向きに延在する。
開示される概念による容器200の第2の実施形態が図8~15に示されている。図1~7の実施形態と図8~15の実施形態との間の類似の構造又は同一の構造は、図1~7の参照番号より100大きい参照番号により、図8~15において識別される。図1~7の実施形態と図8~15の実施形態との間の特定の類似点の説明は、便宜及び簡潔さのみのために本明細書で省略され得る。
容器200は、蓋210と、リビングヒンジなどのヒンジで蓋210に任意選択的に接続された基部250とを含む。開示される概念に従って、容器200は、新規の子供に安全で高齢者に優しい機能をさらに含む。
より詳細には、図10に示されるように、基部250は、床部251と、床部251から外向きに延在する外壁252と、床部251から外向きに延在する内壁254とを含む。図11を参照すると、外壁252は、少なくとも1つ、2つ又は複数の溝付区域256、258を含む。保持部材又はラッチ機構260は、溝付区域256の上部と258の上部との間に配置されるか、又は溝付区域256及び258間に延在する。任意選択的に、保持部材260は、保持部材260から外向きに延在する少なくとも1つの突出部262と、保持部材260から外向きに延在する少なくとも1つのボタン機構264とを有する。突出部262は、ボタン機構264より上に配置することができる。保持部材260は、内壁254の方へ内向きに曲げることができる(すなわちユーザが押すことに反応する)。より詳細には、保持部材260の下端は、その床部251などの基部250と一体的に形成することができる。保持部材260の上端は、固定されない可能性があるか、又はいずれの構造にも接続されない可能性がある。
図12及び13を参照すると、蓋210は、少なくとも1つ、2つ又は複数のポケット部212と、ポケット部212の中に位置付けられた又はポケット部212を通して延在する少なくとも1つの溝214とを含む。本開示の説明の容易さ及び効率性のために、保持部材260及び溝214のみが本明細書で論じられている。しかしながら、基部250の対応する反対側の保持部材270と、蓋210の対応する反対側の溝とは、保持部材260及び溝214と同様に相互作用することが理解されるであろう。
突出部262と溝214との相互作用は、子供に安全で高齢者に優しい機能を容器200に提供する。より詳細には、図9の線B-Bに沿ってとられた断面図である図14及び15を参照すると、容器200が閉位置にあるとき、突出部262は、少なくとも部分的に溝214を通して延在する。1つの例示的な実施形態において、突出部262は、完全に溝214を通して延在する。この相互作用は、典型的な開放動作(すなわち子供によって簡単に実行される可能性のある開放動作)によって蓋210が開けられることを防ぐ。すなわち、示されるように、図15に示された位置で蓋210を開けようと試みられた場合、突出部262の溝214との干渉により、蓋210が開くことが阻止されるであろう。しかしながら、先に述べたように、保持部材260は、(例えば、図15に示されるような方向280に又は容器200の幾何学的中心の方の内向きの方向に)移動可能であるように構成される。したがって、ユーザがボタン機構264を押して、保持部材260を方向280に曲げた場合、突出部262と溝214との干渉がなくなり、それにより蓋210を開けることが可能になる。さらにまた、容器200には、複数の把持部が設けられ(例えば、図15の蓋210の把持部220を参照されたい)、その把持部により、ユーザは、より簡単に蓋210を開けることができる。
したがって、ユーザが容器200を開けたいとき、ユーザは、容器200を開けるために、2つの操作を実行しなければならない。最初に、ユーザは、各保持部材260、270を内向きに曲げなければならない(すなわち突出部262及び保持部材270の突出部を解放する)。次に、保持部材260が曲げられて、干渉がなくなると、ユーザは、基部250に対して蓋210を枢動させることで蓋210を開けることができる。
開示される概念による容器300の第3の実施形態が図16~21に示されている。容器300は、蓋310と、ヒンジで蓋310に任意選択的に接続された基部350とを含む。開示される概念に従って、容器300は、子供に安全で高齢者に優しい機能をさらに含む。
図17を参照すると、基部350は、床部351と、外壁352と、内壁354とを有する。さらにまた、示されるように、基部350は、内壁354と外壁352との間で床部351から上向きに延在する少なくとも1つの保持部材356を有する。一実施形態において、保持部材356は、外壁352の内面に取り付けられるか、又は外壁352の内面と一体的に形成される。図17に示されるように、保持部材356は、少なくとも1つのプラットフォーム又は突出部358を有する。任意選択的に、各突出部358は、ヒンジから離れるように保持部材356から外向きに延在することができる。
図19を参照すると、蓋310は、複数の離間した固定部材312、314を含む。任意選択的に、各固定部材312、314は、フック部316、318を含む。フック部316、318は、それぞれ固定部材312、314の遠位端又は内側端に位置付けることができる。一実施形態において、固定部材312、314は、蓋310に枢動可能に取り付けられる。容器300が閉位置にあるとき、少なくとも一方又は両方のフック部316、318とプラットフォーム358との相互作用は、子供に安全で高齢者に優しい機能を容器300に提供する。
より詳細には、図20及び21に示されるように、容器300が閉位置にあるとき、フック部316、318は、プラットフォーム358の下に位置付けられる。このようにして、典型的な開放動作(例えば、基部350に対して蓋310を枢動させようとする)では容器300を開けることができない。すなわち、ユーザが蓋310を開けようとする場合、フック部316、318の少なくとも一部は、プラットフォーム358の下面に係合して干渉する。さらにまた、固定部材312、314は、閉位置の方に付勢される。すなわち、固定部材312、314の外側端(例えば、ヒンジから最も遠い部分)は、互いから離れる位置に付勢される。固定部材312、314の外側端は、(例えば、ユーザが親指と人差し指との間に外側端を置いて、次いで外側端を互いの方へ押し込むことによって)互いにより近くに持ってくることができる。しかしながら、その押し込む力が解放されると、固定部材312、314の外側端部は、図16に示される位置又は向きに戻る。
容器300を開けるために、ユーザは、2つの別個の操作を実行しなければならない。最初に、ユーザは、フック部316、318とプラットフォーム358との干渉を取り除かなければならない。これを行うために、ユーザは、固定部材312、314を互いの方へ押し込まなければならない。例えば、固定部材312、314をユーザが押し込むことができるそれぞれの方向に対応する図16の方向313、315を参照されたい。次に、固定部材312、314を(例えば、方向313、315に)押し込むと、ユーザは、基部350に対して蓋310を枢動させることにより、蓋310を簡単に開けることができる。このようにして、容器300は、有益な子供に安全で高齢者に優しい機能を有する。
開示される概念による容器400の第4の実施形態が図22~26に示されている。図1~7の実施形態と図22~26の実施形態との間の類似の構造又は同一の構造は、図1~7の参照番号より400大きい参照番号により、図22~26において識別される。図1~7の実施形態と図22~26の実施形態との間の特定の類似点の説明は、便宜及び簡潔さのみのために本明細書で省略され得る。
容器400は、蓋410と、ヒンジ(例えば、図23に示される、ヒンジ490を参照されたい)で任意選択的に接続された基部450とを含む。開示される概念に従って、容器400は、子供に安全で高齢者に優しい手段を含む。
より詳細には、図23~25を参照すると、基部450は、床部451を有する。環状壁454は、床部451から上向きに延在し、少なくとも1つのラッチ部456は、床部451から上向きに延在する。任意選択的に、環状壁全体454は、床部451の外縁全体から内向きに間隔があけられている。さらに、ラッチ部456は、床部451の外縁から内向きに間隔があけられて、環状壁454と床部451の外縁との間にある。任意選択的に、ラッチ部456は、床部451に対して枢動可能である。ラッチ部456は、ヒンジ490の反対側の基部450上に位置付けることができる。
蓋410は、天井部411と、天井部411から下向きに延在する外壁412と、天井部411から下向きに延在する内壁414とを含む。内壁全体414は、外壁412から離間して、外壁412に対して内側に配置されている。製品は、内壁414内に配置され得る。外壁412は、少なくとも1つ又は複数のタブ416、418を含む。任意選択的に、維持部420は、2つのタブ416及び418間に配置される。図24に最も明確に示されるように、蓋410は、蓋410を通して延在する穴を画定する縁部422を有する。本実施形態の穴は、第1の実施形態(図1を参照されたい)の蓋のカットアウトと異なり、それは、本実施形態の穴が蓋410によってすべての側面において囲まれているためである。容器400が閉位置にあるとき、基部450のラッチ部456の少なくとも一部は、貫通穴を通して延在するように寸法決め、成形、且つ/又は構成され、容器400の子供に安全で高齢者に優しい機能を証明する。
より詳細には、図26に示されるように、(例えば、丸剤、錠剤などがその中に取り囲まれているように)容器400が閉位置にあるとき、維持部420は、ラッチ部456の遠位又は自由端、すなわち唇部458と床部451との間に配設される。このようにして、蓋410は、開位置への移動が阻止される。すなわち、遠位部458及び床部451の少なくとも一方又は両方は、その間に維持部420を係合又は保持する。
図24を参照すると、任意選択的に、唇部458は、ヒンジ490の反対とは方向にラッチ部456から外向きに延在する。より詳細には、ラッチ部456の内側又は内面は、平坦である。唇部458は、ラッチ部456の外側又は外面から外向きに円弧状に延在することができる。したがって、唇部458は、容器400が閉位置にあるとき、蓋410の少なくとも一部(例えば、その維持部420など)を捕らえる領域又は空洞を形成する。
容器400は、子供以外の人には直ちに明らかである単純な動作によって開位置へ移動させることができる。大人が容器400を開けることを望む場合、大人は、遠位部458が蓋410の維持部420をもはや妨げないところまでラッチ部456を内向きに押すことができる(例えば、ラッチ部456を床部451の周りで少なくともわずかに枢動させ、且つ/又はラッチ部456をヒンジ490の方へ移動させる)。この時点で、ユーザは、タブ416、418の一方及び/若しくは両方(又は蓋410の別の部品)を押して又は引いて、蓋410を開けることができる。ユーザが蓋410を閉じることを望む場合、ユーザは、維持部420がラッチ部456に係合するまで蓋410を閉位置の方へ反対方向に移動させることができる。維持部420の閉位置の方への連続的な移動により、ラッチ部456は、ヒンジ490の方へ(例えば、容器400の幾何学的中心の方へ内向きに)枢動する。維持部420がラッチ部456を通過すると、閉位置の方へ付勢されるラッチ部456は、(例えば、維持部420に係合する)閉位置になるまで、ヒンジ490から離れるように枢動して戻る。このように、容器400は、子供に安全で高齢者に優しい機能を有する。
開示される概念による容器500の第5の実施形態が図27~34に示されている。図1~7の実施形態と図27~34の実施形態との間の類似の構造又は同一の構造は、図1~7の参照番号より500大きい参照番号により、図27~34において識別される。図1~7の実施形態と図27~34の実施形態との間の特定の類似点の説明は、便宜及び簡潔さのみのために本明細書で省略され得る。
容器500は、蓋510と、ヒンジ(例えば、図32に示される、ヒンジ590を参照されたい)で蓋510に任意選択的に接続された基部550とを含む。開示される概念に従って、容器500は、子供に安全で高齢者に優しい手段を含む。
より詳細には、図32に示されるように、基部550は、床部551と、床部551から上向きに延在する壁554と、床部551から上向きに延在し、任意選択的に床部551に対して垂直である少なくとも1つ又は対向する撓み部材556、558の対とを有する。任意選択的に、壁全体554は、床部551の外縁から内向きに間隔があけられている。さらに、各撓み部材556、558は、床部551に形成されるカットアウトに配置することができる。任意選択的に、各撓み部材556、558は、壁554から外向きに離間している。当然のことながら、各撓み部材556、558は、代替的な実施形態において、基部550から延在する可能性がある。各撓み部材556、558は、それぞれその遠位部又は自由端にフック部560、562を任意選択的に含む。フック部560、562は、反対の方向に(例えば、一方は容器500の右に、一方は容器500の左に)延在することができる。
蓋510は、天井部511と、天井部511から下向きに延在して、任意選択的に天井部511に垂直である壁514とを含む。壁514は、本体部512の外周又は端縁で配置することができ、それにより、容器500が閉位置にあるとき、壁全体514が壁全体554を取り囲む。少なくとも1つ又は対向する保持部又は保持部材516、518の対は、天井部511から下向きに延在し、任意選択的に天井部511に垂直である。各保持部516、518は、天井部511の外周から内向きに間隔をあけることができる。少なくとも1つのタブ520は、壁514から放射状外向きに延在することができる。
図34に示されるように、保持部516は、その遠位部又は自由端にフック部522を含む。保持部518は、同様にその遠位部又は自由端にフック部を有することが理解されるであろう。フック部522のそれぞれは、容器500の中心の方へ内向きに延在する又は内側を向く。保持部516、518のフック部の少なくとも1つと撓み部材556、558のフック部の少なくとも1つとの相互作用は、有利には、子供に安全で高齢者に優しい機能を容器500に提供する。
より詳細には、図31に示されるように、一実施形態の容器500が閉位置にあるとき、保持部516のフック部522は、撓み部材556のフック部560に係合し、保持部518のフック部は、撓み部材558のフック部562に係合する。このようにして、蓋510は、例えば、限定されるものではないが、子供がヒンジ590の周りで蓋510を枢動させるよう試みることによる開放動作など、単純な開放動作によって開けられることが阻止される。しかしながら、開示される概念に従って、容器500を使用する大人には、容器500を開ける比較的単純な機構(すなわち高齢者に優しい手段)が提供される。
より正確には、大人は、単独の撓み部材又は各撓み部材556、558を互いの方へ簡単に曲げる(例えば、つまむ)ことができる(すなわち放射状に内向きに且つ/又は互いの方へ床部551の周りにそれらを枢動させる)。このようにして、フック部560は、フック部522を解放し(すなわち開放動作が行われることをもはや妨げず、阻止しない)、フック部562は、保持部518のフック部を解放する(すなわち開放動作が行われることをもはや妨げず、阻止しない)。したがって、フック部522、560、562が互いから解放されると、蓋510は、比較的単純な従来の開放動作で(例えば、限定ではないが、ヒンジ590の周りにタブ520を枢動させることで)開けることができる。このようにして、容器500は、有益な子供に安全で高齢者に優しい機能を有する。
開示される概念による容器600の第6の実施形態が図35~39に示されている。図1~7の実施形態と図35~39の実施形態との間の類似の構造又は同一の構造は、図1~7の参照番号より600大きい参照番号により、図35~39において識別される。図1~7の実施形態と図35~39の実施形態との間の特定の類似点の説明は、便宜及び簡潔さのみのために本明細書で省略され得る。
容器600は、蓋610と、ヒンジ(例えば、図35に示される、ヒンジ690を参照されたい)で蓋610に任意選択的に接続された基部650とを含む。開示される概念に従って、容器600は、子供に安全で高齢者に優しい機能をさらに含む。
基部650は、床部651と、床部651から上向きに延在して、任意選択的に床部651に垂直である外壁652と、床部651から上向きに延在して、任意選択的に床部651に垂直である内壁654とを含む。外壁652は、床部651の全周にわたって延在することができる。対照的に、内壁654は、任意選択的に、床部651を横切って横方向に延在する。内壁654は、外壁652から内向きに間隔をあけている。
少なくとも1つの維持タブ656は、床部651から離れて上向きに延在し、任意選択的に床部651に垂直である。維持タブ656の下端は、床部651に接触することができるか若しくは床部651と同一平面上とすることができるか、又は維持タブ656の下端は、床部651から少なくともわずかに離間させることができる。少なくとも1つのボタン機構660は、外壁652から外向きに横方向に(例えば、前面に)延在する。少なくとも1つのボタン機構660は、少なくとも1つの維持タブ656とともに一体的に又は単一的に形成することができる。さらに、図37に示されるように、床部651は、その縁部662に穴(貫通穴)を有する。穴又は縁部662は、少なくとも1つの維持タブ656から離間させることができる。例えば、縁部662は、床部651の右側に(例えば、容器600の仮想中心線692の右に)配置することができる一方、維持タブ656は、床部651の左側に配置することができる。
任意選択的に、少なくとも1つの維持タブ656は、外壁652から少なくともわずかに内向きに間隔をあけることができる。このような構成において、図36及び37に示されるように、維持タブ656の外面は、外壁652の内面と接触させることができるか、又は外壁652の内面に非常に接近させることができる。代替的な実施形態において、少なくとも1つの維持タブ656は、外壁652のカットアウトとして形成することができ、それにより、維持タブ656の外面又は表面は、外壁652の外面又は表面と略同一平面又は厳密に同一平面上である。任意選択的に、少なくとも1つの維持タブ656は、容器600の中心線692の第1の側又は(容器600を前側から見て)左側に位置付けられるか又は配置される。さらに、一実施形態において、少なくとも1つの維持タブ656の遠位端又は自由端は、外壁652の頂面上に延在する。
図36を参照すると、蓋610は、基部650と同様に構成することができる。例えば、蓋610は、ルーフ又は天井部611と、天井部611から下向きに延在して、任意選択的に天井部611に垂直である外壁612と、天井部611から下向きに延在して、任意選択的に天井部611に垂直である内壁614とを含む。外壁612は、天井部611の全周にわたって延在することができる。対照的に、内壁614は、天井部611を横切って略横方向に延在する。内壁614は、外壁612から内向きに間隔をあけている。少なくとも1つの維持タブは、天井部611から下向きに延在することができ、任意選択的に天井部611に垂直である。少なくとも1つのボタン機構620は、外壁612から外向きに横方向に延在する。少なくとも1つのボタン機構620は、蓋610の少なくとも1つの維持タブとともに一体的に又は単一的に形成することができる。さらに、示されるように、天井部611は、貫通穴を画定する縁部622を有し、それは、一実施形態において、蓋610の少なくとも1つの維持タブの遠位端又は自由端より少なくともわずかに大きい。任意選択的に、蓋610の少なくとも1つの維持タブは、容器600の中心線692の反対側の第2の側又は(容器600を前側から見て)右側に位置付けられるか又は配置される。さらに、一実施形態において、蓋610の少なくとも1つの維持タブの遠位端又は自由端は、外壁612の底面より下に延在する。
任意選択的に、第1の開口部668は、基部650の外壁652を通して延在し、第2の開口部669は、蓋610の外壁612を通して延在する。第1のタブ656のボタン660の少なくとも一部は、容器600が閉位置にあるとき、第1の開口部668を通して延在する。第2のタブのボタン620の少なくとも一部は、容器600が閉位置にあるとき、第2の開口部669を通して延在する。
基部650の維持タブ656及び蓋610の維持タブは、それぞれその遠位部又は自由端において、対応するフック部658、618を有する。フック部658、618と縁部662、622によって画定された貫通穴との相互作用は、有利には、子供に安全で高齢者に優しい機能を容器600に提供する。
より詳細には、図35、38及び39に示されるように、容器600が閉位置にあるとき、フック部618、658は、それぞれの縁部622、662に係合する。図39に示されるように、フック部658は、蓋610を従来の方法で開けることを阻止するように、縁部622をブロックするか、係合するか又は妨げる。フック部618及び縁部662は、同等の方法で機能することが理解されるであろう。しかしながら、開示される概念に従って、容器600を開けるために、ユーザは、ボタン機構620、660を内向きに押すことができる。このようにすると、維持タブのそれぞれは、床部651又は天井部611の周りに枢動する。維持タブのそれぞれが十分に遠くまで枢動すると、そのフック部は、それぞれの縁部から解放される。このプロセスが生じると、蓋610は、(例えば、基部に対して蓋を枢動させることなどによって)簡単に開けることができる。このようにして、容器600は、有益な子供に安全で高齢者に優しい機能を有する。本実施形態は、2つの離れた別個の維持タブ及び縁部を含むことに限定されない。代わりに、容器600は、蓋の天井部又は基部の床部から延在する1つの維持タブ並びに基部及び蓋の他方に配置される1つの縁部の形態における、子供に安全で高齢者に優しい手段を含むことができる。
任意選択的に、2つの維持タブを含むある実施形態において、各タブは、容器の関連する部分からそれぞれのフック部618、658を解放するために同時に押される。或いは、タブは、連続して又は順番に押すことができる。
容器100、200、300、400、500又は600のいずれも、例えば、限定されるものではないが、丸剤、錠剤、ジェルキャップ、カプセルなどを収納するために採用され得る。或いは、そのような容器100、200、300、400、500又は600のいずれも、タバコ含有物質、ニコチン置換処方薬又は大麻含有物質を収納するために使用され得る。容器は、ポリマー材料又は金属合金など、軽量で高強度の材料から形成することができる。容器は、個人の手掌中に適合するように寸法決めすることができるか、又は比較的大きい製品(例えば、洗浄用品)を受け入れるために非常に大きくすることができる。
図40~44は、図35~39に示される容器600の特徴と略類似した特徴を含む、別の実施形態の容器700を示す。図45~46は、図35~39に示される容器600の特徴と略類似した特徴を含む、さらに別の容器800を示す。図47~48は、図35~39に示される容器600の特徴と略類似した特徴を含む、さらなる実施形態の容器900をさらに示す。図40~44の実施形態と図35~39の実施形態との間の特定の類似点の説明は、便宜及び簡潔さのみのために本明細書で省略される。
以下の例示的な実施形態は、ここで開示する技術の任意選択の態様をさらに説明し、この詳細な説明の一部である。これらの例示的な実施形態は、特許請求の範囲に略類似のフォーマットで示される(それぞれ一文字が続く数字表示を有する)が、それらは、厳密には本出願の特許請求の範囲ではない。以下の例示的な実施形態は、「請求項」の代わりに「実施形態」として従属的関係で互いに参照する。以下で説明される実施形態のいずれも、以下に列挙される明示的な依存関係に関係なく、組み合わせることができるか又は任意の組合せから除外することができる。
1A.床部と床部から上向きに延在する外壁とを含む基部と、
天井部と天井部から下向きに延在する外壁とを含む蓋であって、閉位置と開位置との間で基部に対して移動可能であり、閉位置において、組み合わされた蓋及び基部は、製品を取り囲むように構成された空洞を画定する、蓋と
を含み、
基部及び蓋の一方は、床部から上向きに離れて又は天井部から下向きに離れて延在するラッチ機構を含み、ラッチ機構は、基部及び蓋に対して枢動可能であり、ラッチ機構の少なくとも一部は、閉位置において基部及び蓋の他方に係合し、ラッチ機構は、開位置において基部及び蓋の他方から離間している、容器。
2A.蓋の外壁は、溝付区域を含み、蓋が閉位置にあるとき、ラッチ機構の遠位端は、溝付区域に係合する、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1A又は1Bに記載の容器。
3A.溝付区域は、基部を蓋に接続するヒンジの反対側にある、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態2Aに記載の容器。
4A.歯は、溝付区域の両側で蓋の天井部から下向きに延在しており、各歯は、蓋の外壁よりもさらに下向きに延在する、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態2Aに記載の容器。
5A.ラッチ機構の近位端は、基部の床部と一体的に形成されている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態4Aに記載の容器。
6A.基部は、基部の外壁から内向きに間隔をあけられた内壁を含む、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態4A及び1Dの1つに記載の容器。
1B.床部と床部から上向きに延在する外壁とを含む基部であって、ラッチ機構は、基部の床部から離れて上向きに延在しており、ラッチ機構は、基部に対して枢動可能である、基部と、
天井部と天井部から下向きに延在する外壁とを含む蓋であって、閉位置と開位置との間で基部に対して移動可能であり、閉位置において、組み合わされた蓋及び基部は、製品を取り囲むように構成された空洞を画定し、少なくともラッチ機構の遠位部は、閉位置で蓋に係合し、少なくともラッチ機構の遠位部は、開位置で蓋から離間している、蓋と
を含む容器。
1C.製品をその中に収納するための容器であって、
製品を収納するための内部と、内部につながる開口とを画定する容器本体と、
蓋が開口を覆って、製品をその中で取り囲む閉位置と、開口が露出された開位置との間で容器を移動させるために容器本体に対して移動可能である蓋と、
ラッチ機構が閉位置の蓋に係合するロック位置と、ラッチ機構が蓋の開位置への移動を可能にするアンロック位置との間を移動するように構成されたラッチ機構と
を含み、
ラッチ機構は、容器本体及び蓋の1つから離れる第1の方向にラッチ機構の自由端を移動させることを含む第1の移動により、ロック位置からアンロック位置まで移動可能である、容器。
2C.容器本体を蓋に取り付けるヒンジをさらに含み、ラッチ機構は、ヒンジの反対側の容器の一方側に位置付けられている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1Cに記載の容器。
1D.床部と床部から上向きに延在する外壁とを含む基部と、
天井部と天井部から下向きに延在する外壁とを含む蓋であって、閉位置と開位置との間で基部に対して移動可能であり、閉位置において、組み合わされた蓋及び基部は、製品を取り囲むように構成された空洞を画定する、蓋と
を含み、
基部及び蓋の一方は、床部から離れて上向きに又は天井部から下向きに延在する少なくとも1つの保持部材を含み、保持部材は、基部及び蓋に対して枢動可能であり、保持部材の少なくとも一部は、閉位置において基部及び蓋の他方に係合し、保持部材は、開位置において基部及び蓋の他方から離間しており、
基部及び蓋の他方は、それを通して延在する少なくとも1つの溝を含み、蓋が閉位置にあるとき、保持部材の少なくとも一部は、少なくとも1つの溝を通して延在している、容器。
2D.保持部材の下端は、基部の床部と一体的に形成されている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1Dに記載の容器。
3D.少なくとも1つの溝は、蓋の外壁の内面上のポケット内に配置されている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1Dに記載の容器。
4D.少なくとも1つの保持部材は、少なくとも2つの保持部材を含み、各保持部材は、容器の異なる側に配置されている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1Dに記載の容器。
5D.ヒンジは、蓋を基部に接続し、ヒンジは、保持部材のそれぞれと容器の異なる側に配置されている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態4Dに記載の容器。
6D.保持部材は、基部の外壁に形成されている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1D~4Dのいずれか一項に記載の容器。
1E.床部と床部から上向きに延在する外壁とを含む基部と、
天井部と天井部から下向きに延在する外壁とを含む蓋であって、閉位置と開位置との間で基部に対して移動可能であり、閉位置において、組み合わされた蓋及び基部は、製品を取り囲むように構成された空洞を画定する、蓋と
を含み、
基部及び蓋の一方は、その外壁から外向きに延在する2つの固定部材を含み、各固定部材は、基部及び蓋に対して移動可能であり、各固定部材の少なくとも一部は、閉位置で基部及び蓋の他方に係合する、容器。
2E.基部及び蓋の他方は、突出部を含み、各固定部材は、閉位置で突出部に係合する、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1Eに記載の容器。
3E.各固定部材の内側端部は、フック部を含み、フック部は、閉位置で突出部に係合する、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態2Eに記載の容器。
4E.2つの固定部材の外側端部は、互いの方へ移動するように構成されており、それによりフック部を突出部から離れるように移動させ、蓋が開位置へ移動することを可能にする、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態3Eに記載の容器。
5E.2つの固定部材は、蓋に取り付けられており、突出部は、基部上に配置されており、突出部は、蓋を基部に接続するヒンジの反対側に位置付けられている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態2Eに記載の容器。
1F.床部と床部から上向きに延在する壁とを含む基部と、
天井部と天井部から下向きに延在する壁とを含む蓋であって、閉位置と開位置との間で基部に対して移動可能であり、閉位置において、組み合わされた蓋及び基部は、製品を取り囲むように構成された空洞を画定する、蓋と
を含み、
基部及び蓋の一方は、少なくとも1つのラッチ機構を含み、ラッチ機構は、床部又は天井部に対して枢動可能であり、
基部及び蓋の他方は、それを通して延在する少なくとも1つの開口を含み、容器が閉位置にあるとき、少なくとも1つのラッチ機構の少なくとも一部は、少なくとも1つの開口を通して延在している、容器。
2F.基部の壁は、床部の外周全体から内向きに間隔をあけている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1F及び1Gのいずれか一項に記載の容器。
3F.蓋は、その壁から外向きに延在する2つのタブを含み、ヒンジは、基部を蓋に接続し、ヒンジは、2つのタブを含む壁の側面の反対側の蓋の壁の側面に取り付けられている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1F及び2Fのいずれか一項に記載の容器。
4F.少なくとも1つのラッチ機構は、唇部を含み、容器が閉位置にあるとき、蓋の少なくとも一部は、2つのタブの間で蓋に係合する、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態3Fに記載の容器。
5F.少なくとも1つのラッチ機構は、基部の床部の外周と基部の壁との間に位置付けられている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1F及び2Fのいずれか一項に記載の容器。
1G.床部と床部から上向きに延在する壁とを含む基部と、
天井部と天井部から下向きに延在する壁とを含む蓋であって、閉位置と開位置との間で基部に対して移動可能であり、閉位置において、組み合わされた蓋及び基部は、製品を取り囲むように構成された空洞を画定する、蓋と
を含み、
基部及び蓋の一方は、少なくとも1つの保持部材を含み、少なくとも1つの保持部材は、床部又は天井部に対して枢動可能であり、少なくとも1つの保持部材は、その遠位端又は自由端にフック部を含み、
基部及び蓋の他方は、少なくとも1つの撓み部材を含み、少なくとも1つの撓み部材は、床部又は天井部に対して枢動可能であり、少なくとも1つの撓み部材は、その遠位端又は自由端にフック部を含み、
閉位置において、少なくとも1つの保持部材のフック部は、少なくとも1つの撓み部材のフック部材に係合する、容器。
2G.蓋は、天井部から下向きに延在する少なくとも2つの保持部材を含み、基部は、その床部から上向きに延在する少なくとも2つの撓み部材を含む、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1Gに記載の容器。
3G.各撓み部材は、基部の壁から外向きに間隔をあけている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態2Gに記載の容器。
4G.各保持部材は、蓋の壁から内向きに間隔をあけている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態2G又は3Gのいずれか一項に記載の容器。
5G.各撓み部材は、基部の床部に形成されたカットオフに配置されている、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態2G~4Gのいずれか一項に記載の容器。
6G.製品は、丸剤、錠剤、ジェルキャップ、カプセル、タバコ含有物質、ニコチン置換処方薬及び大麻含有物質の1つである、本明細書のいずれかの実施形態、任意選択的に実施形態1A~1Gのいずれか一項に記載の容器。
ここで開示する技術は、特定の機能及びそれらの関係の実装形態を示す機能的な構築ブロックを使用して上で説明された。これらの機能的な構築ブロックの境界は、説明の利便性のために本明細書で任意に定義されてきた。特定の機能及びそれらの関係が適切に実行される限り、代替的な境界を定義することができる。
特定の実施形態に関する前述の説明は、ここで開示する技術の一般的性質を非常に十分に明らかにしていると思われるため、当技術分野の範囲内の知識を適用することにより、他者は、不適当な実験なしに、ここで開示する技術の一般的概念から逸脱することなく、そのような特定の実施形態を容易に変更し、且つ/又はさまざまな用途のために適合させることができる。したがって、本明細書に提示された教示及び指針に基づき、そのような適合形態及び変更形態は、開示された実施形態の均等物の意味及び範囲内にあると意図され、本明細書の語法又は用語は、説明のためのものであり、限定するものではないため、本明細書の用語又は語法は、教示及び指針を考慮して当業者によって解釈されるべきであることが理解されるべきである。
ここで開示する技術の幅及び範囲は、上記のいずれの例示的な実施形態によっても限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲及びそれらの均等物のみに従って定義されるべきである。

Claims (32)

  1. 床部と前記床部から上向きに延在する外壁とを含む基部と、
    天井部と前記天井部から下向きに延在する外壁とを含む蓋であって、閉位置と開位置との間で前記基部に対して移動可能であり、前記閉位置において、前記組み合わされた蓋及び基部は、製品を取り囲むように構成された空洞を画定する、蓋と
    を含み、
    前記基部及び前記蓋の一方は、前記床部から上向きに離れて又は前記天井部から下向きに離れて延在する少なくとも1つのタブを含み、前記少なくとも1つのタブは、前記基部及び前記蓋の前記一方の前記外壁の内側に位置付けられており、及び
    前記基部及び前記蓋の他方は、それを通して延在する少なくとも1つの開口を含み、前記少なくとも1つのタブの少なくとも一部は、前記少なくとも1つの開口を通して延在して、前記蓋を前記閉位置に維持
    前記基部は、前記床部から上向きに延在する内壁をさらに含み、前記内壁は、前記基部の前記外壁の内側に位置付けられており、前記少なくとも1つのタブは、前記内壁の外側に位置付けられている、容器。
  2. 前記少なくとも1つのタブは、前記基部及び前記蓋の前記一方の前記外壁の内側に位置付けられている、請求項1に記載の容器。
  3. 前記少なくとも1つのタブは、前記少なくとも1つの開口を通過して、前記蓋が前記開位置に移動することを可能にするように、前記基部及び前記蓋の前記一方の前記外壁から離れて内向きに枢動可能である、請求項1又は2に記載の容器。
  4. 前記蓋は、ヒンジの周りで前記基部に対して枢動可能であり、前記少なくとも1つのタブは、前記容器の前記ヒンジとは反対側に位置付けられている、請求項1~3のいずれか一項に記載の容器。
  5. 前記基部の前記外壁は、前記床部の周縁の周りに延在しており、前記蓋の前記外壁は、前記天井部の周縁の周りに延在している、請求項1~のいずれか一項に記載の容器。
  6. 前記少なくとも1つの開口は、その周辺の周りに延在する縁部を含み、前記少なくとも1つのタブは、その遠位端又は自由端にフック部を含み、前記容器が前記閉位置にあるとき、前記フック部は、前記縁部に係合する、請求項1~のいずれか一項に記載の容器。
  7. ボタンは、前記フック部と同じ方向において前記少なくとも1つのタブから外向きに延在しており、前記ボタンは、前記フック部の下に位置付けられている、請求項に記載の容器。
  8. 前記容器が前記閉位置にあるとき、前記ボタンの少なくとも一部は、前記基部及び前記蓋の前記一方の前記外壁の開口を通して延在している、請求項に記載の容器。
  9. 前記少なくとも1つのタブは、第1のタブと第2のタブとを含み、前記第1のタブは、前記基部の前記床部から離れて上向きに延在しており、及び前記第2のタブは、前記蓋の前記天井部から離れて下向きに延在しており、前記少なくとも1つの開口は、第1の開口と第2の開口とを含み、前記第1の開口は、前記蓋を通して延在しており、及び前記第2の開口は、前記基部を通して延在している、請求項1~のいずれか一項に記載の容器。
  10. 前記第2のタブは、前記第2の開口を通過するように、前記蓋の前記外壁から離れて内向きに枢動可能である、請求項に記載の容器。
  11. 前記第2のタブは、その遠位端又は自由端に第2のフック部を含み、前記第2のタブは、前記第2のフック部と同じ方向においてそれから放射状外向きに延在するボタンをさらに含む、請求項9又は10に記載の容器。
  12. 第1の開口部は、前記基部の前記外壁を通して延在しており、及び第2の開口部は、前記蓋の前記外壁を通して延在しており、前記容器が前記閉位置にあるとき、前記第1のタブの前記ボタンの少なくとも一部は、前記第1の開口部を通して延在しており、前記容器が前記閉位置にあるとき、前記第2のタブの前記ボタンの少なくとも一部は、前記第2の開口部を通して延在している、請求項11に記載の容器。
  13. 第1の開口部は、前記基部の前記外壁を通して延在しており、前記容器が前記閉位置にあるとき、前記少なくとも1つのタブの前記ボタンの少なくとも一部は、前記第1の開口部を通して延在している、請求項に記載の容器。
  14. 容器を開ける方法であって、前記容器は、床部と前記床部から上向きに延在する外壁とを有する基部を含み、前記容器は、天井部と前記天井部から下向きに延在する外壁とを有する蓋をさらに含み、第1のボタンは、前記基部の前記外壁を通して外向きに延在しており、第2のボタンは、前記蓋の前記外壁を通して外向きに延在しており、
    前記基部及び前記蓋の一方は、前記床部から上向きに離れて又は前記天井部から下向きに離れて延在する少なくとも1つのタブを含み、前記少なくとも1つのタブは、前記基部及び前記蓋の前記一方の前記外壁の内側に位置付けられており、
    前記基部は、前記床部から上向きに延在する内壁をさらに含み、前記内壁は、前記基部の前記外壁の内側に位置付けられており、前記少なくとも1つのタブは、前記内壁の外側に位置付けられており、
    記方法は、
    前記容器の中心の方へ内向きに前記第1のボタンを押すことと、
    前記容器の前記中心の方へ内向きに前記第2のボタンを押すことと、
    製品を含有するように構成された空洞を露出させるために前記基部に対して前記蓋を枢動させることと
    を含む、方法。
  15. 前記容器の前記中心の方へ内向きに前記第1のボタンを押すことは、第1のタブの第1のフック部に、前記蓋を通して延在する開口の縁部を解放させる、請求項14に記載の方法。
  16. 前記容器の前記中心の方へ内向きに前記第2のボタンを押すことは、第2の維持タブの第2のフック部に、前記基部を通して延在する開口の縁部を解放させる、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記蓋は、ヒンジの周りで前記基部に対して枢動可能であり、前記第1のボタン及び前記第2のボタンのそれぞれは、前記ヒンジの方へ内向きに押されるように構成されている、請求項14~16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記第1のボタンは、前記基部の前記床部から上向きに延在する第1の維持タブから外向きに延在しており、及び前記第2のボタンは、前記蓋の前記天井部から下向きに延在する第2の維持タブから外向きに延在している、請求項14~17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1のボタン及び前記第2のボタンのそれぞれは、前記容器の同じ側の開口を通して露出されている、請求項14~18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記容器は、4つの側面と、頂面と、底面とを含む、請求項14~19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 床部と前記床部から上向きに延在する外壁とを含む基部であって、第1の維持タブは、前記床部から上向きに離れて延在しており、前記第1の維持タブは、前記基部の前記外壁の内側に位置付けられており、開口は、前記基部を通して延在している、基部と、
    天井部と前記天井部から下向きに延在する外壁とを含む蓋であって、第2の維持タブは、天井部から下向きに離れて延在しており、前記第2の維持タブは、前記蓋の前記外壁の内側に位置付けられており、開口は、前記蓋を通して延在している、蓋と、
    前記蓋を前記基部に枢動可能に取り付けているヒンジと
    を含み、
    前記蓋は、閉位置と開位置との間で前記基部に対して移動可能であり、前記閉位置において、前記組み合わされた蓋及び基部は、製品を取り囲むように構成された空洞を画定し、前記蓋が前記閉位置にあるとき、前記第1の維持タブの少なくとも一部は、前記蓋の前記開口を通して延在しており、前記蓋が前記閉位置にあるとき、前記第2の維持タブの少なくとも一部は、前記基部の前記開口を通して延在しており
    前記基部は、前記床部から上向きに延在する内壁をさらに含み、前記内壁は、前記基部の前記外壁の内側に位置付けられており、前記第1の維持タブは、前記内壁の外側に位置付けられている、容器。
  22. 各開口は、その周辺の周りに延在する縁部を含み、各維持タブは、その遠位端のフック部とボタンとを含み、前記容器が前記閉位置にあるとき、各フック部は、前記縁部の1つに係合する、請求項21に記載の容器。
  23. 各外壁は、それを通して延在する開口を含み、前記容器が前記閉位置にあるとき、各ボタンの少なくとも一部は、前記開口の1つを通して延在している、請求項21又は22に記載の容器。
  24. 各維持タブは、前記それぞれの開口を通過して、前記蓋が前記開位置に移動することを可能にするように、前記基部及び前記蓋の前記一方の前記外壁から離れて内向きに枢動されるように構成されている、請求項21~23のいずれか一項に記載の容器。
  25. 前記基部及び前記蓋のそれぞれは、その前記外壁から内向きに間隔をあけられた内壁を含む、請求項21~24のいずれか一項に記載の容器。
  26. 容器を開ける方法であって、前記容器は、床部と、前記床部から上向きに延在する外壁と、前記床部から上向きに離れて延在する第1のタブとを有する基部を含み、前記容器は、天井部と、前記床部から下向きに延在する外壁と、前記床部から下向きに離れて延在する第2のタブとを有する蓋をさらに含み、
    前記基部は、前記床部から上向きに延在する内壁をさらに含み、前記内壁は、前記基部の前記外壁の内側に位置付けられており、前記第1のタブは、前記内壁の外側に位置付けられており、
    記方法は、
    前記蓋の前記天井部から前記第1のタブを解放するために前記容器の中心の方へ内向きに前記第1のタブを押すことと、
    前記基部の前記床部から前記第2のタブを解放するために前記容器の前記中心の方へ内向きに前記第2のタブを押すことと、
    製品を含有するように構成された空洞を露出させるために前記基部に対して前記蓋を枢動させることと
    を含む、方法。
  27. 前記第1のタブは、前記容器の中心線の第1の側にあり、及び前記第2のタブは、前記容器の前記中心線の反対側の第2の側にある、請求項26に記載の方法。
  28. 前記第1のタブは、前記基部の前記外壁の内側に位置付けられており、前記第2のタブは、前記基部の前記外壁の内側に位置付けられている、請求項26又は27に記載の方法。
  29. 前記第1のタブ及び前記第2のタブは、同時に押される、請求項26~28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記容器の前記中心の方へ内向きに前記第1のタブ及び前記第2のタブを押す前記ステップは、前記容器のヒンジの方へ前記第1のタブ及び前記第2のタブを押すことを含む、請求項26~29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記容器の幅は、前記容器の長さに等しい、請求項1~13、21~25のいずれか一項に記載の容器。
  32. 前記容器の幅は、前記容器の長さに等しい、請求項14~20、26~30のいずれか一項に記載の方法。
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