JP7094470B1 - 偏光子、偏光子適用機器、及び偏光子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

偏光子は、電磁波を偏光する偏光子であって、複数本の炭素繊維(11)と、複数本の炭素繊維を互いに間隔を開けて配置された状態で保持する保持部(12)とを有し、複数本の炭素繊維(11)が同一方向に延在する部分を有する。

Description

本開示は、偏光子、偏光子適用機器、及び偏光子の製造方法に関する。
テラヘルツ(THz)の周波数帯の電磁波(以下「テラヘルツ波」ともいう。)は、物体検知又はイメージングへの応用、6G(6th Generation)通信への利用などの点で期待されている。テラヘルツ波は直線偏光波又は円偏光波に偏光して使用されることが多いため、テラヘルツ波の利用にはテラヘルツ波用の偏光子が必要である。例えば、特許文献1は、一定間隔で配列された複数本の金属性ワイヤ(例えば、タングステンワイヤ)を含むワイヤグリッドを用いたテラヘルツ用の偏光子を提案している。
特開2018-36517号公報(例えば、段落0031、図1)
しかしながら、上記従来の偏光子では、金属製ワイヤが切れる又は金属製ワイヤの位置ずれによって、偏光性能の低下が起こりやすいという課題がある。
本開示は、偏光性能を安定して維持することができる偏光子、これを有する偏光子適用機器、及び偏光子の製造方法を提供することを目的とする。
本開示の偏光子は、電磁波を偏光する偏光子であって、複数本の炭素繊維と、前記複数本の炭素繊維を互いに間隔を開けて配置された状態で保持する保持部と、を有し、前記複数本の炭素繊維が同一方向に延在する部分を有し、前記保持部は、前記複数本の炭素繊維の端部付近を保持する保持部材を含み、前記保持部材は、前記複数本の炭素繊維の端部付近をそれぞれ位置決めする複数の溝を有する第1の部材と、前記複数本の炭素繊維を前記複数の溝内で固定する第2の部材とを含むことを特徴とする。
また、本開示の偏光子の製造方法は、複数本の炭素繊維と、互いに間隔を開けて配置された複数の溝を有する第1の部材と、第2の部材とを用いて、電磁波を偏光する偏光子を製造する方法であって、前記複数の溝内で、前記複数本の炭素繊維の端部付近をそれぞれ位置決めして、前記複数本の炭素繊維を互いに間隔を開けて、同一方向に延在する部分を有するように配置する工程と、前記第2の部材で前記複数の溝内で前記複数の炭素繊維の前記端部付近を固定する工程と、を有することを特徴とする。
また、本開示の偏光子の製造方法は、電磁波を偏光する偏光子を製造する方法であって、成形型上に、同一方向に延在する部分を有するように並ぶ複数本の炭素繊維と、熱硬化性樹脂を含むプラスチック原料とを配置する工程と、前記成形型上に配置された前記複数本の炭素繊維と前記プラスチック原料とに圧力を付与して、前記プラスチック原料を成形する工程と、成形された前記プラスチック原料を加熱して硬化させて、前記複数本の炭素繊維と前記複数本の炭素繊維の周囲を埋めるプラスチック部とを含む成形物を形成する工程と、前記成形物を前記成形型から脱型する工程と、を有することを特徴とする。
本開示によれば、偏光子の偏光性能を安定して維持することができる。
実施の形態1に係る偏光子の要部の構造を概略的に示す斜視図である。 実施の形態1に係る偏光子の全体を概略的に示す斜視図である。 (A)から(C)は、図1の偏光子の製造方法の例を示す概略断面図である。 図1の偏光子の製造方法の例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る偏光子の構造を概略的に示す斜視図である。 図5の偏光子をVI-VI線で切る概略断面図である。 図5の偏光子をVII-VII線で切る概略断面図である。 (A)から(C)は、図4の偏光子の製造方法の例を示す概略断面図である。 図5の偏光子の製造方法の例を示すフローチャートである。 図5の偏光子の偏光軸、繊維配向方向、及び振動方向の関係を示す図である。 図5の偏光子の偏光特性と炭素繊維密度の関係を示す図である。 (A)及び(B)は、実施の形態3に係る偏光子適用機器としてのエンコーダの構成を示す概略図である。 図12(A)及び(B)に示されるエンコーダの偏光子の詳細な構造を示す斜視図である。
以下に、実施の形態に係る偏光子、偏光子適用機器、及び偏光子の製造方法を、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、実施の形態を適宜組み合わせること及び各実施の形態を適宜変更することが可能である。
図相互の関係を理解しやすくするために、図には、XYZ直交座標系の座標軸が示されている。X軸は、各炭素繊維が延在する方向であるX方向(すなわち、炭素繊維の配向方向)の座標軸である。Y軸は、複数本の炭素繊維が並ぶ方向であるY方向(すなわち、配列方向)の座標軸である。Z軸は、電磁波が入射する方向であるZ方向の座標軸である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る偏光子1の要部の構造を概略的に示す斜視図である。図2は、偏光子1の全体を概略的に示す斜視図である。偏光子1は、電磁波を偏光する。偏光子1は、特に、Z方向に進むテラヘルツ波の偏光に適した構造を持つ。テラヘルツ波は、例えば、周波数が0.1THz~10THz(すなわち、波長が30μm~3000μm)の電磁波である。
図1に示されるように、偏光子1は、複数本の炭素繊維11と、複数本の炭素繊維11を互いに間隔を開けて配置された状態で保持する保持部である保持部材12とを有している。保持部材12は、複数本の炭素繊維11を保持する治具としても使用可能である。複数本の炭素繊維11は、同じ方向(図1では、X方向)に延在する部分を有する導体である。図1には、複数本の炭素繊維11が同じX方向(つまり、互いに平行に)に延在する例が示されている。図1には、複数本の炭素繊維11として、3本の炭素繊維が示されているが、炭素繊維の本数は、何本であってもよい。また、使用される炭素繊維の材質、サイズ、密度、などの詳細は、後述の実施の形態2で説明される。
保持部材12は、炭素繊維11の端部付近を保持する。保持部材12は、炭素繊維11の端部付近をそれぞれ位置決めする複数の溝13aを有する第1の部材13と、複数の溝13a内の複数本の炭素繊維11を押さえつけて固定する第2の部材14とを有している。第2の部材14は、例えば、ネジ又は接着剤などによって第1の部材13に固定される。図1には、互いに向き合う1対の保持部材12が示されているが、保持部材12は、図2に示されるように、平行に並ぶ複数本の炭素繊維11を囲う枠状の部材であってもよい。
図1の例では、複数の溝13aの配列ピッチ(すなわち、隣り合う溝13aの最も低い底部の間隔P)は、一定値である。一定値は、扱うテラヘルツ波の波長に応じて決定される。間隔Pは、利用するテラヘルツ波の波長の1/4以下にすることが望ましい。複数本の炭素繊維11は、複数の溝13aの間隔Pに従って配置される。図1では、隣り合う炭素繊維11は、等間隔に配置されている。ただし、隣り合う炭素繊維11の間隔をランダムにしてもよい。複数本の炭素繊維11を等間隔に配置した場合、偏光されるテラヘルス波の波長を高精度に選択することができる。一方、複数本の炭素繊維11をランダムな間隔で配置した場合(つまり、間隔の大きな誤差を許容する構造を採用した場合)、偏光子の生産性を向上させることができる。
図1には、溝13aとして、V字状の溝が示されているが、溝13aの形状は図示の形状に限定されない。また、図1には、炭素繊維11を固定するために、第1の部材13と第2の部材14とによって炭素繊維11を挟み付ける構造が示されているが、固定構造は、図示の例に限定されない。図1では、溝13aによって炭素繊維11の両方の端部を固定しているが、一方の端部を固定せずに、宙に浮いた状態にすることも可能である。
炭素繊維11は、主成分を炭素とする部材である。炭素繊維11の一例は、アクリル繊維であるPAN系(polyacrylonitrile)炭素繊維である。炭素繊維11の他の例は、ピッチ(石油、石炭、コールタールなどの副生成物)を原料に高温で炭化して作った繊維であるピッチ系炭素繊維である。炭素繊維が、不連続なチョップド繊維又はミルド繊維である場合は、図1に示されるように複数本の炭素繊維11を整列させることは困難である。しかし、炭素繊維が連続繊維である場合は、複数本の炭素繊維11を整列させた状態で、保持部材12によって固定することができる。さらに、炭素繊維11は、引張強度3000MPa~7000MPaを有しており、炭素繊維11の引張強度は、金属材料の引張強度よりも高い。このため、図2に示されるように、偏光子1のグレーチングを構成した場合であっても、複数本の炭素繊維11は切れにいので、偏光子1の生産性は金属材料でグレーチングを構成した場合よりも優れている。
次に、偏光子1の製造方法について説明する。図3(A)から(C)は、偏光子1の製造方法の例を示す概略断面図である。図4は、偏光子1の製造方法の例を示すフローチャートである。偏光子1の製造は、例えば、製造装置によって自動的に実行される。
先ず、図3(A)に示されるように、並んで配置された2つの成形型である下型101a、101b(すなわち、図1における第1の部材13)上に、複数本の炭素繊維11を互いに間隔を開けて配置する(ステップS11)。図3(A)では、複数本の炭素繊維11は、ワイヤ状であり、複数本の炭素繊維11が同一方向(図3(A)ではX方向)に延在する部分を有するように、配置される。複数本の炭素繊維11の間隔を制御するために、下型101aには溝113a(すなわち、図1における溝13)が設けられている。下型101bは、溝113aを同じピッチで同じ形状の溝113b(すなわち、図1における溝13)が設けられている。
次に、上型102a、102bを下型101a、101bにそれぞれかぶせ(ステップS12)、下型101aと上型102aを固定する(ステップS13)。固定は、ネジまたは接着剤などの方法であれば可能であり、方法は問わない。
次に、下型101bと上型102bを同時に、炭素繊維11の延在方向(図3では、マイナスX方向)に移動させる(ステップS14)。次に、下型101bと上型102bを固定する(ステップS15)。固定は、ネジまたは接着剤などの方法であれば可能であり、方法は問わない。以上の工程により、偏光子1を製造することができる。
実施の形態1に係る偏光子1は、保持部材12で保持された複数本の炭素繊維11を有しているので、強度を高くすることができ、破損しにくい。このため、偏光子1は、安定した偏光特性を維持することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、複数本の炭素繊維11を保持部材12で保持した構造を説明したが、実施の形態2では、複数本の炭素繊維がプラスチック部の内部に埋没している構造を説明する。
図5は、実施の形態2に係る偏光子2の構造を概略的に示す斜視図である。偏光子2は、電磁波を偏光する。偏光子2は、特に、Z方向に進むテラヘルツ波の偏光に適した構造を持つ。
図5に示されるように、偏光子2は、複数本の炭素繊維21と、複数本の炭素繊維21を互いに間隔を開けて配置された状態で保持する保持部であるプラスチック部22とを有している。複数本の炭素繊維21は、同じ方向(図5では、X方向)に延在する部分を有する導体である。言い換えれば、実施の形態2では、導体としての複数の炭素繊維21が絶縁体としてのプラスチック部22で覆われている。図5には、複数本の炭素繊維21が同じX方向に延在する部分を有する例が示されている。図5には、複数本の炭素繊維21として、20本の炭素繊維が示されているが、複数の炭素繊維の本数は何本であってもよい。
プラスチック部22は、複数本の炭素繊維21を埋没させている。つまり、実施の形態2では、保持部は、複数本の炭素繊維21を埋没させるプラスチック部22を有している。プラスチック部22は、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂を含む。
炭素繊維21の一例は、PAN系炭素繊維である。炭素繊維21の他の例は、ピッチ系炭素繊維である。実施の形態2では、炭素繊維は、チョップド繊維又はミルド繊維であってもよいが、連続繊維の方が、繊維の配向方向を制御しやすいので、より望ましい。炭素繊維が、チョップド繊維又はミルド繊維である場合は、テラヘルツ波の波長に応じて繊維長さを選択すればよい。ただし、テラヘルツ波の全周波数に対応するためには、炭素繊維の直径φに対する炭素繊維の長さが、10倍以上であることが、良好な偏光特性を得るために望ましい。実施の形態2に係る偏光子2によれば、複数本の炭素繊維21がプラスチック部22の内部に埋め込まれており、物又は人が炭素繊維21に触れることがないので、炭素繊維21の切断が発生しにくく、また、炭素繊維21相互間の位置ずれが生じにくい。
また、複数本の炭素繊維21の各々の直径φは、5μmから15μmの範囲内であることが望ましい。この直径であれば、偏光子2における隣り合う炭素繊維21の間の間隔、及び、プラスチック部22の炭素繊維を挟んで隣り合う部分の間隔を、ともにテラヘルツ波の波長に対し、1/4波長以下にすることができる。また、構造用炭素繊維として実用化されている連続繊維のPAN系炭素繊維と、連続繊維のピッチ系炭素繊維とは、この範囲の直径を有しているため、大量生産に適している。偏光子2に対する炭素繊維21の体積含有率は、1%~75%の範囲内であることが望ましい。実施の形態2では、体積含有率は、複数の炭素繊維21の体積とプラスチック部22の体積の合計値に対する、複数の炭素繊維21の体積の割合である。この体積含有率は、テラヘルツ波の波長に応じて設定すればよい。この体積含有率は、プリプレグに圧力を付与して成形した場合、55%から75%の範囲であるから、プリプレグを用いることで生産性を向上させることができる。ここでいう炭素繊維の体積含有率は、JIS(日本工業規格) K7075-1991「炭素繊維強化プラスチックの繊維含有率及び空洞率試験方法(Testing methods for carbon fiber content and void content of carbon fiber reinforced plastics)」に定められた燃焼法による体積含有率Vfのことである。
プラスチック部22は、絶縁性が高い材質であることが望ましい。プラスチック部22として導電性プラスチック又は導電性フィラーが添加されたプラスチックを用いた場合は、偏光特性が悪化する。プラスチック部22は、偏光特性の観点で、誘電率、誘電正接が低いプラスチックであることが望ましい。プラスチック部22は、熱硬化樹脂及び熱可塑性樹脂のいずれで形成されてもよい。プラスチック部22は、成形性の観点では、プリプレグ化しやすく、半硬化状態で型への賦型性が優れ、誘電率が低い熱硬化性エポキシ樹脂であることが、より望ましい。
具体的には、プラスチック部22がエポキシ樹脂を含むことにより比誘電率が3.2から4.0、損失正接tanδが0.002から0.05の間であり、比誘電率が低く、損失正接tanδが低いので、偏光特性の観点でより望ましい。プラスチック部22の材料は、エポキシ樹脂の他に、ビニルエステル、不飽和ポリエステル、フラン、ポリウレタン、ポリイミド、ポリアミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネイト、アクリロニトリルスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン、変性ポリフェニレンエーテルであってもよく、良好な性能が得られる。また、樹脂には、強度、剛性、熱伝導率、熱膨張率の観点で、所望の性能が得られるようにするために、絶縁性を損ねない材質である添加剤又はフィラーを混ぜてもよい。なお、誘電率、誘電正接は、テラヘルツ帯の電磁波に対する誘電特性のことである。これら誘電率、誘電正接の測定装置は流通していないことから、JIS R1641「ファインセラミックス基板のマイクロ波誘電特性の測定方法(Measurement method for dielectric of fine ceramic plates at microwave frequency)」に記載の空洞共振法により10GHz以上で測定した誘電率、誘電正接で代用してもよい。ここで、比誘電率は、真空の誘電率との比を指す。
図6は、図5の偏光子2をVI-VI線で切る概略断面図である。つまり、図6はY-Z平面に平行な断面を示す。図6には、複数本の炭素繊維21がプラスチック部22に埋没している状態が示されている。複数本の炭素繊維21は、等間隔に整列されたものではなく、隣り合う炭素繊維21の間隔は、一定ではなく、無作為である。また、複数本の炭素繊維21は、図6において、X方向に延在する成分を持つ。つまり、複数の炭素繊維21の配向方向はX方向の成分を持つ。このように、複数本の炭素繊維21が等間隔に整列していない場合であっても、良好な偏光特性を有することが確認されている。また、複数の炭素繊維21の全てをプラスチック部22に埋没させてもよいし、一部の炭素繊維21がプラスチック部22の表面に露出していてもよい。また、許容される配向の範囲、すなわち、炭素繊維21の延在方向の許容範囲は、偏光特性が最も優れる方向を、±0°とした場合、-7°から+7°までの範囲内である。つまり、炭素繊維21が、-7°から+7°までの範囲内の方向を向いていれば、良好な偏光特性が得られる。また、偏光子2は、プリプレグを用いた成形方法で製造可能なので生産性に優れる。
図7は、図5の偏光子2をVII-VII線で切る概略断面図である。つまり、図7はX-Z平面に平行な断面を示す。図6には、複数本の炭素繊維21がプラスチック部22に埋没している状態が示されている。複数本の炭素繊維21は、等間隔に整列したものではなく、隣り合う炭素繊維21の間隔は、一定ではなく、無作為である。また、複数本の炭素繊維21は、図7において、X方向に延在する成分を持つ。つまり、複数の炭素繊維の配光方向はX方向の成分を持つ。図7では、炭素繊維21の配向方向を-7°から+7°までの範囲内としている。このため、炭素繊維21の断面が、長方形に見えるものと、楕円状に見えてるものとがある。また、炭素繊維21が、X方向に対して傾斜しているものと、表面に露出しているものとがある。つまり、炭素繊維21が、-7°から+7°までの範囲内の方向を向いていれば、良好な偏光特性が得られる。
図8(A)から(C)は、実施の形態2に係る偏光子2の製造方法の例を示す概略断面図である。図9は、偏光子2の製造方法の例を示すフローチャートである。偏光子2の製造は、例えば、製造装置によって自動的に実行される。
先ず、図8(A)に示されるように、成形型201上に、複数本の炭素繊維21とプラスチック原料22aとを配置する(ステップS21)。図8(A)では、複数本の炭素繊維21は、ワイヤ状であり、複数本の炭素繊維21が同一方向(図8(A)ではX方向)に延在する部分を有するように、配置される。成形型201は、予め目的の形状の成形面を持つように加工しておくことで、プラスチック原料22aを所望の形状に成形することができる。
複数本の炭素繊維21とプラスチック原料22aの成形型201上への配置は、同時に行ってもよいが、複数本の炭素繊維21の配置、プラスチック原料22aの配置の順、又は、逆の順であってもよい。また、炭素繊維21にプラスチック原料22aが予め含侵されたプリプレグ23として同時に配置してもよい。プリプレグを用いた場合には、炭素繊維21の体積含有率を制御できるので、より望ましい。また、プリプレグを用いた場合には、製造中に炭素繊維21がプラスチック原料22aに覆われているので、製造中に炭素繊維21が切断されにくいため、生産性に優れる。
次に、図8(B)に示されるように、成形型201上に配置された複数本の炭素繊維21とプラスチック原料22aを真空袋202で覆い、真空ポンプで真空袋202の内圧を下げて、大気圧で炭素繊維21とプラスチック原料22aに圧力を付与する。さらに、真空袋202の外側の空気の温度と圧力を上げて、加熱および加圧する(ステップS22)。この方法は、オートクレーブ法という。ただし、圧力を付与するためにプレス機を用いてもよい。
次に、図8(C)に示されるように、複数本の炭素繊維21と成形されたプラスチック原料22aとを硬化させて、複数本の炭素繊維21とプラスチック部22とを含む成形物を形成する(ステップS23)。プラスチック原料(又はプリプレグ)を硬化させる方法としては、加熱する方法、触媒を添加して発熱させる方法、又は紫外線硬化性の材料を添加して紫外線の照射によって硬化させる方法などがある。
次に、図8(C)に示されるように、成形物である複数の炭素繊維21とプラスチック部22から真空袋202と成形型201を外す脱型を行う(ステップS24)。以上の工程により、偏光子2を製造することができる。
図10は、実施の形態2に係る偏光子2によって直線偏光が生成されることを示す図である。全方向に振動するテラヘルツ波(すなわち、非偏光波)は、偏光子2によって分離され、縦方向に振動するテラヘルツ波のみが透過して、直線偏光波になる。透過しなかった波は、その大半が反射し、それ以外は材料に吸収されて損失する。
図11は、実施の形態2に係る偏光子2の偏光特性と炭素繊維密度の関係を示す実験結果と傾向を示す図である。偏光子2の炭素繊維21の密度を変えて、偏光子2に0.3Hzのテラヘルツ波を照射し、反射波を検出した。図11のグラフでは、反射波の直交する2軸のテラヘルツ波の強度を、それぞれAx、Ayとして、その差である強度差(Ax-Ay)を[dB]の単位で縦軸に取っており、これを偏光子2の偏光特性の指標としている。炭素繊維21の密度の上昇に伴って、偏光特性が向上する。
炭素繊維21の密度は、理想黒鉛の2.26g/cmが実現可能な上限である。下限は、特に限定されないが、1.76g/cm以上のものが安定して生産できる。また、2.22g/cm以下の密度のピッチ系炭素繊維は、安定して生産可能である。出願人は、炭素繊維密度の増加にともなう偏光特性の上昇は、2.10g/cmで急峻になる傾向を見出した。
以上の事実から、炭素繊維の密度は、1.76g/cm以上2.26g/cm以下であることが望ましい。また、炭素繊維の密度は、2.10g/cmから2.22g/cmの範囲内であることがより望ましい。また、炭素繊維の密度は、2.22g/cmにおいて最も望ましい。ここでいう炭素繊維の密度は、JIS R7603:1999「炭素繊維-密度の試験方法(Carbon fiber-Determination of density)」によって定められた液置換法、浮沈法、密度こう配管法、及び比重瓶法のいずれかの方法で測定できる密度である。
実施の形態2に係る偏光子2は、プラスチック部22で固定された複数本の炭素繊維21を有しているので、強度を高くすることができ、破損しにくい。このため、偏光子2は、安定した偏光特性を維持することができる。
また、偏光子2の炭素繊維21は、プラスチック部22に埋没しており、物又は人が導電部である炭素繊維21に触れることができないので、故障が発生しにくい。
図12(A)及び(B)は、実施の形態3に係る偏光子適用機器としてのエンコーダ3の構成を示す図である。エンコーダ3は、偏光子30と、電磁波であるテラヘルツ波34の発信部31と、偏光子30で反射(又は偏光子30を透過)したテラヘルツを受信するセンサである受信部32と、演算部33とを有する。演算部33は、演算回路、又は情報処理プロセッサを含む回路である。演算部33の機能は、コンピュータによって実現されてもよい。偏光子30は、実施の形態1又は2に記載の偏光子1又は2を1個以上有し、ここでは実施の形態2に記載の偏光子2(以下、偏光子2a又は2bとも表記する。)を複数個用いて構成した偏光子30について説明する。
図13は、偏光子30の詳細な構造を示す斜視図である。偏光子30は、炭素繊維の方向が移動方向35に対して平行に延在している区間(すなわち、偏光子2b部分)と炭素繊維の方向が移動方向35に対して直交する方向35aに延在している区間(すなわち、偏光子2a部分)が移動方向35に交互に並べられた構造を有している。これにより、偏光子30は、移動方向35の位置に応じて特定の位相のテラヘルツ波34を反射する構造を持つ。図12(A)の位置と図12(B)の位置との間で移動方向35又はその逆方向に偏光子30が移動すると、受信部32で受信される特定の位相のテラヘルツ波の反射成分の強度が変化する。演算部33は、受信部32の検出信号に基づいて偏光子30の移動を符号化した信号として出力することができる。
また、受信部32は、偏光子30を透過した直線偏光波を検出する位置に配置されてもよい。
移動する偏光子30は、移動中に物が接触したとしても、偏光子30を構成する炭素繊維の強度が高いので、故障が発生しにくい。
なお、偏光子適用機器としては、エンコーダの他に、位置検出装置、形状測定装置などがある。偏光子1又は2を用いた偏光子適用機器では、テラヘルツ波の偏光波を安定的に利用することができる。また、偏光子1又は2を用いた偏光子適用機器では、装置の生産性を向上させることができる。
1、2 偏光子、 3 エンコーダ(偏光子適用機器)、 11、21 炭素繊維、 12 保持部材、 13 第1の部材、 13a 溝、 14 第2の部材、 22 プラスチック部、 22a プラスチック原料、 23 プリプレグ、 30 偏光子、 31 発信部、 32 受信部、 33 演算部、 34 テラヘルツ波(電磁波)、 101a、101b 下型、 102a、102b 上型。

Claims (12)

  1. 電磁波を偏光する偏光子であって、
    複数本の炭素繊維と、
    前記複数本の炭素繊維を互いに間隔を開けて配置された状態で保持する保持部と、
    を有し、
    前記複数本の炭素繊維が同一方向に延在する部分を有し、
    前記保持部は、前記複数本の炭素繊維の端部付近を保持する保持部材を含み、
    前記保持部材は、
    前記複数本の炭素繊維の端部付近をそれぞれ位置決めする複数の溝を有する第1の部材と、
    前記複数本の炭素繊維を前記複数の溝内で固定する第2の部材と
    を含む
    ことを特徴とする偏光子。
  2. 電磁波を偏光する偏光子であって、
    複数本の炭素繊維と、
    前記複数本の炭素繊維を互いに間隔を開けて配置された状態で保持する保持部と、
    を有し、
    前記複数本の炭素繊維が同一方向に延在する部分を有し、
    前記保持部は、前記複数本の炭素繊維を埋没させるプラスチック部を有し、
    前記プラスチック部が熱硬化性樹脂を含む
    ことを特徴とする偏光子。
  3. 前記複数本の炭素繊維の前記偏光子に対する体積含有率は、1%から75%の範囲内である
    ことを特徴とする請求項に記載の偏光子。
  4. 前記複数本の炭素繊維の各々の直径は、5μmから15μmの範囲内である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の偏光子。
  5. 前記複数本の炭素繊維の各々の密度は、1.76g/cm以上、2.26g/cm以下の範囲内である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の偏光子。
  6. 前記複数本の炭素繊維は、ピッチ系炭素繊維である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の偏光子。
  7. 前記複数本の炭素繊維は、偏光軸に平行な方向に延在している
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の偏光子。
  8. 前記電磁波は、テラヘルツ波である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の偏光子。
  9. 複数本の炭素繊維と、互いに間隔を開けて配置された複数の溝を有する第1の部材と、第2の部材とを用いて、電磁波を偏光する偏光子を製造する方法であって、
    前記複数の溝内で、前記複数本の炭素繊維の端部付近をそれぞれ位置決めして、前記複数本の炭素繊維を互いに間隔を開けて、同一方向に延在する部分を有するように配置する工程と、
    前記第2の部材で前記複数の溝内で前記複数の炭素繊維の前記端部付近を固定する工程と、
    を有することを特徴とする偏光子の製造方法。
  10. 電磁波を偏光する偏光子を製造する方法であって、
    成形型上に、同一方向に延在する部分を有するように並ぶ複数本の炭素繊維と、熱硬化性樹脂を含むプラスチック原料とを配置する工程と、
    前記成形型上に配置された前記複数本の炭素繊維と前記プラスチック原料とに圧力を付与して、前記プラスチック原料を成形する工程と、
    成形された前記プラスチック原料を加熱して硬化させて、前記複数本の炭素繊維と前記複数本の炭素繊維の周囲を埋めるプラスチック部とを含む成形物を形成する工程と、
    前記成形物を前記成形型から脱型する工程と、
    を有することを特徴とする偏光子の製造方法。
  11. 前記複数本の炭素繊維と前記プラスチック原料とを配置する前記工程は、前記成形型上に前記複数本の炭素繊維に前記プラスチック原料を含侵させたプリプレグを配置する工程である
    ことを特徴とする請求項10に記載の偏光子の製造方法。
  12. 請求項1からのいずれか1項に記載の偏光子と、
    前記偏光子に電磁波を照射する発信部と、
    前記偏光子を透過又は前記偏光子で反射した電磁波を受信する受信部と、
    を有することを特徴とする偏光子適用機器。
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