JP7093508B2 - 個人情報表示体 - Google Patents

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Description

本発明は、個人情報が記録された個人情報表示体に関する。
所有者の身元や資格等を証明するための媒体として、当該所有者の個人情報を記録した個人情報表示体が広く利用されてきた。個人情報表示体として、パスポート、運転免許証、健康保険証、キャッシュカード、クレジットカード、社員証、会員証等が例示される。個人情報表示体は、通常、基材の表面に、個人情報を記録した層と、個人情報表示体の最表面を成すカバー層を順次積層することにより形成される。例えば特許文献1および2にも開示されているように、このような個人情報表示体に対しては、その用途に対応して、真贋判定が容易であることのほか、効果的に個人情報の改竄を防止し得ることが要望される。このような要望に応えるべく、個人情報を記録した層とカバー層との間に、ホログラムやインクにより形成された微細なパターンを配置することが検討されてきた。個人情報を記録した層とカバー層との間に微細なパターンが配置されている場合、個人情報を改竄するには、微細なパターンの一部を破壊し、さらに作製が容易ではない微細なパターンを作製する必要がある。
特開平5-201197号公報 特開平5-222685号公報
しかしながら、個人情報の改竄がなされる際に、微細なパターンが全て取り除かれ、改竄前の微細なパターンに似たパターンが配置された場合、改竄がなされたことを容易に判別することができないことがある。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、改竄が困難であるとともに、改竄がなされた場合には改竄がなされたことを容易に判別することができる個人情報表示体を提供することを目的とする。
本実施形態による個人情報表示体は、
個人情報が記録された、記録層を含む個人情報表示体であって、
前記記録層の一側または前記記録層に印刷で形成され、個人情報を表示する第1表示要素と、
前記記録層に形成され、凹凸により個人情報を表示する第2表示要素と、を備え、
前記第1表示要素と前記第2表示要素とは、少なくとも部分的に重なっている。
あるいは、本実施形態による個人情報表示体は、
個人情報が記録された、記録層を含む個人情報表示体であって、
前記記録層の一側または前記記録層に印刷で形成され、個人情報を表示する第1表示要素と、
前記記録層の前記第1表示要素と重なる領域または前記第1表示要素が設けられた領域の内部に形成され、個人情報を表示する第2表示要素と、を備えている。
この場合、個人情報表示体は、前記記録層の他側に配置された背景印刷層を更に備え、前記第2表示要素は、前記背景印刷層まで延びていてもよい。
あるいは、個人情報表示体は、前記記録層の一側に背景印刷層を更に備え、前記第1表示要素は、前記背景印刷層の一側または前記背景印刷層に形成され、前記第2表示要素は、前記背景印刷層まで延びていてもよい。
また、個人情報表示体は、前記記録層の他側に配置された基材層を更に備え、
前記第2表示要素は、前記基材層まで延びていてもよい。
また、この場合、前記第2表示要素は、前記記録層の一側に位置し前記個人情報表示体の最表面をなす表示面から、前記記録層の他側まで延びていてもよい。
また、この場合、個人情報表示体は、前記記録層に形成され、個人情報を表示する第3表示要素を更に備え、
前記第2表示要素は、形成に用いられる材料および形成方法のいずれか少なくとも一方において、前記第3表示要素と同じであってもよい。
あるいは、本実施形態による個人情報表示体は、
個人情報が記録された、レーザー発色層を含む個人情報表示体であって、
前記レーザー発色層の一側または前記レーザー発色層に設けられ、個人情報を表示する第1表示要素と、
前記レーザー発色層にレーザーエングレービングで形成され、個人情報を表示する第2表示要素と、を備え、
前記第1表示要素と前記第2表示要素とは、少なくとも部分的に重なっている。
この場合、前記第2表示要素は、前記第2表示要素が表示する個人情報に対応する凹凸を形成していてもよい。
また、個人情報表示体は、前記レーザー発色層の他側に配置された背景印刷層を更に備え、前記第2表示要素は、前記背景印刷層まで延びていてもよい。
あるいは、前記レーザー発色層の一側に背景印刷層を更に備え、前記第1表示要素は、前記背景印刷層の一側または前記背景印刷層に形成され、前記第2表示要素は、前記背景印刷層まで延びていてもよい。
また、前記個人情報表示体は、前記レーザー発色層の他側に配置された基材層を更に備え、
前記第2表示要素は、前記基材層まで延びていてもよい。
また、前記第2表示要素は、前記レーザー発色層の一側に位置し前記個人情報表示体の最表面をなす表示面から、前記レーザー発色層の他側まで延びていてもよい。
また、前記個人情報表示体は、前記レーザー発色層にレーザーエングレービングで形成され、個人情報を表示する第3表示要素を更に備えていてもよい。
また、前記第2表示要素は、形成に用いられる材料および形成方法のいずれか少なくとも一方において、前記第1表示要素と異なっていてもよい。
また、前記第1表示要素は、特定人の像を表示してもよい。
本発明によれば、改竄が困難であるとともに、改竄がなされた場合には改竄がなされたことを容易に判別することができる個人情報表示体を提供することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、個人情報表示体の一例を示す平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。 図3Aは、個人情報表示体の製造方法を説明するための図である。 図3Bは、個人情報表示体の製造方法を説明するための図である。 図3Cは、個人情報表示体の製造方法を説明するための図である。 図4は、図2に対応する図であって、個人情報表示体の変形例を示す図である。 図5は、図2に対応する図であって、個人情報表示体の他の変形例を示す図である。 図6は、図2に対応する図であって、個人情報表示体の更に他の変形例を示す図である。 図7は、図2に対応する図であって、個人情報表示体の更に他の変形例を示す図である。 図8は、図2に対応する図であって、個人情報表示体の更に他の変形例を示す図である。 図9は、図2に対応する図であって、個人情報表示体の更に他の変形例を示す図である。 図10は、図2に対応する図であって、個人情報表示体の更に他の変形例を示す図である。 図11は、図2に対応する図であって、個人情報表示体の更に他の変形例を示す図である。 図12は、図2に対応する図であって、個人情報表示体の更に他の変形例を示す図である。 図13は、図2に対応する図であって、個人情報表示体の更に他の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1~図3Cは、本発明の一実施の形態を説明するための図である。このうち、図1~図2は、主に、個人情報表示体を説明するための図であり、図3A~図3Cは、主に、個人情報表示体の製造方法を説明するための図である。
図1に示すように、個人情報表示体10は、個人情報が記録された媒体である。個人情報表示体10の具体的な用途として、パスポート、運転免許証、健康保険証、キャッシュカード、クレジットカード、社員証、会員証等を例示することができる。ここで個人情報表示体10に記録される個人情報とは、個人に関する情報のことであり、典型的には当該個人情報表示体10を付与された特定人に関連した情報のことである。この個人情報には、氏名、生年月日、性別等の広く社会一般で用いられる情報に限られることなく、社員番号や会員番号(クレジットカードの会員番号を含む)等のような特定の組織との関連において用いられる個人に関連した情報、一定の期間の間だけ個人に割り当てられた情報等も含まれる。したがって、個人情報表示体10の発行者からすれば、個人情報表示体10に記録される個人情報とは、各個人に付与される個人情報表示体10毎に個別に対応しなければならない情報となる。
このような個人情報表示体10は、一例として、特定人の身元や資格等を証明するために、当該特定人に対して付与される。個人情報表示体10の発行者は、個人情報表示体10に表示される情報に基づいて、個人情報表示体10の所有者を管理することができる。具体例として、ある組織、例えば会社が、当該組織の構成員、例えば当該会社の社員に対して、当該組織に属することを証明するための媒体として個人情報表示体10、例えば社員証を付与する。当該組織は、個人情報表示体10によって表示される所有者の個人情報に基づき、敷地内や室内等への入退場の管理、具体的には入退場の制限や入退場の記録や勤怠の管理等を行うことができる。したがって、個人情報表示体10に対しては、所有者の認証が容易であること、言い換えると個人情報表示体10の真贋の判定が容易であること、並びに、模造、改竄が困難であることが要望される。
図1に示すように、個人情報表示体10は、個人情報表示体10が付与されるべき特定人の個人情報を表示するための表示要素を有している。図1に示された例では、第1~第5表示要素41,42,43,44,45が個人情報表示体10に設けられている。図1および図2に示すように、個人情報表示体10は、カード状に形成されている。そして、個人情報表示体10は、カード状の表示体本体20と、表示体本体20の一側に積層されたカバー層34と、を有している。さらに、図示の例では、表示体本体20とカバー層34との間に受像層28が配置されている。表示要素41~45は、表示体本体20とカバー層34との間、或いは、表示体本体20の内部に位置している。
ここで説明する例において、表示要素を形成される前の表示体本体20は、発行されるすべての個人情報表示体10の間で共通の構成を有している。図2に示すように、表示体本体20は、基材層22と、基材層22の一側に積層された背景印刷層24と、背景印刷層24の一側に積層された記録層26と、を有している。
基材層22は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)やPVC(ポリ塩化ビニル)、PC(ポリカーボネート)など、IDカードの基材に用いられる既知の材料を用いて既知の方法にて作製され得る。
背景印刷層24は、発行される個人情報表示体10の間で共通するパターン、例えば、地紋等を印刷された層である。背景印刷層24も、既知の材料を用いて既知の方法にて作製され得る。
記録層26は、第2表示要素42が形成される層である。また、図示の例では、記録層26は、第3~第5表示要素43~45が形成される層でもある。図示の例では、後述するように第2~第5表示要素42~45をレーザーエングレービングで形成するため、記録層26はレーザー発色層である。
レーザー発色層26は、レーザー光の照射により発色する層であり、レーザー発色剤を含んでいる。レーザー発色剤としては、例えば、フルオラン系、フェノチアジン系、スピロピラン系、トリフェニルメタフタリド系、ローダミンラクタム系等のロイコ染料が挙げられる。ロイコ染料の具体例としては、3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)フタリド、3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)-6-ジメチルアミノフタリド、3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)-6-アミノフタリド、3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)-6-ニトロフタリド、3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)フタリド、3,3-ビス(3-ジメチルアミノ)-7-メチルフルオラン、3-ジエチルアミノ-7-クロロフラン、3-ジエチルアミノ-6-クロロ-7-メチルフルオラン、3-ジエチルアミノ-7-アニリノフルオラン、3-ジエチルアミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-ピペリジノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン等を挙げることができる。
また、レーザー発色層26は、レーザー発色剤に加えて、酸化チタンと、ウレタン樹脂と、シリカと、を少なくとも含有している。これらの含有物は、レーザー発色剤の発色を促進すること、レーザー発色層26の成膜性や密着性を改善すること等を目的として含有されている。
さらに、レーザー発色層26には、必要に応じて、顔料分散剤、レベリング剤、ワックス、シランカップリング剤、防腐剤、防錆剤、可塑剤、難燃剤、顕色剤などの添加剤を含有させてもよい。
なお、図2に示す例では、レーザー発色層(記録層)26は、背景印刷層24よりも個人情報表示体10の表示面10s側に配置される。したがって、レーザー発色層(記録層)26は、背景印刷層24に印刷されたパターンを視認可能とするため、無色でも有色でもよいが、透明または半透明となっていることが好ましい。
なお、本明細書における「透明または半透明」とは、可視光域の光の透過率が0%でないことを意味する。
受像層28は、第1表示要素41が形成される層である。具体的には、受像層28には、昇華型の熱転写印画法によって色材が昇華熱転写されて、第1表示要素41が形成される。受像層28は、昇華性染料の熱移行性の色材を受容し易い既知の材料を用いて既知の方法にて作製され得る。受像層28を作製するための材料としては、例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニルもしくはポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル系重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体もしくはポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、PETもしくはPBT等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンもしくはプロピレン等のオレフィンと他のビニルポリマーとの共重合体系樹脂、アイオノマーもしくはセルロースジアスターゼ等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート等が挙げられる。
受像層28は、表示要素43~45によって表示される個人情報および背景印刷層24に印刷されたパターンを視認可能とするため、無色でも有色でもよいが、透明または半透明となっている。
なお、第1表示要素41は、昇華型の熱転写印画法によって記録層26に色材を昇華熱転写することにより形成されてもよい。この場合、個人情報表示体10は受像層28を有していなくてもよい。
カバー層34は、個人情報表示体10に設けられた表示要素41~45のうち、少なくとも表示要素41を覆い、表示要素41を保護する。カバー層34は、例えばIDカードのカード本体に用いられる既知の材料を用いて既知の方法にて作製され得る。カバー層34は、表示要素41~45によって表示される個人情報および背景印刷層24に印刷されたパターンを視認可能とするため、無色でも有色でもよいが、透明または半透明となっている。なお、カバー層34は、個人情報表示体10の最表面をなすようになる層であり、耐擦傷性等を有していることが好ましい。
次に、表示要素41,42,43,44,45について詳述する。個人情報表示体10には、上述したように、個人情報表示体10の所有者となるべき特定人の個人情報を表示するための表示要素41,42,43,44,45が、表示体本体20上または表示体本体20の内部に設けられている。
図1に示された例において、第1表示要素41および第5表示要素45は、特定人の像として、顔を含む上半身を表示している。第2表示要素42および第3表示要素43は、識別番号を文字や数字等の記号情報として表示している。第4表示要素44は、氏名、性別、生年月日を文字や数字等の記号情報として表示している。図示された例のように、個人情報表示体10が、所有者の像、とりわけ顔を含む像を表示する場合、所有者の認証、並びに、認証結果に基づいた個人情報表示体の真贋判定を容易かつ正確に行うことができる。
また、第5表示要素45によって表示される像は、ゴースト像とも呼ばれる像である。第5表示要素45は、第1表示要素41によって表示される像と同一の像を、同一の大きさ又は異なる大きさで表示する。ただし、第1表示要素41および第5表示要素45は互いに異なる方法で表示体本体20に形成されている。第1表示要素41に加えて第5表示要素45を個人情報表示体10に設けることにより、個人情報表示体10の偽造防止性を効果的に向上させることができる。
まず、第1表示要素41について説明する。第1表示要素41は、記録層26の一側に、印刷によって設けられる。とりわけ図示の例では、第1表示要素41は、記録層26とカバー層34との間に配置された受像層28に、昇華型の熱転写印画法によって色材を昇華熱転写することにより、形成されている。
表示体本体20に熱転写される色材は、作製すべき第1表示要素41に対応して種々の色を含めることができる。フルカラー画像により個人情報を表示する個人情報表示体10では、イエロー・マゼンタ・シアン・黒の四色の色材、或いは、赤・緑・青・黒の四色の色材を、受像層28に熱転写することになる。この結果、表示体本体20とカバー層34との間には、イエロー・マゼンタ・シアン・黒の四色の色材の一以上、或いは、赤・緑・青・黒の四色の色材の一以上からなる第1表示要素41が形成される。
次に、第2表示要素42について説明する。上述のように、図1に示された個人情報表示体10において、第2表示要素42は、識別番号を文字や数字等の記号情報として表示している。
上述のように、図2に示された例において、記録層26はレーザー発色層であり、第2表示要素42は、レーザーエングレービング法により、少なくともレーザー発色層26の内部に形成されている。すなわち、第2表示要素42は、レーザー発色層26が感度を示す波長域のレーザー光をレーザー発色層に照射することにより、レーザー光の走査経路に沿った黒色の層として形成されている。黒色の層の形成は、レーザー光が、レーザー発色層26に照射されると、レーザー発色剤の分解、気化、炭化等が誘因されることによる。
なお、このように材料および形成方法の少なくとも一方が異なる複数の表示要素を個人情報表示体10が含んでいることにより、個人情報表示体10の偽造防止性を効果的に高めることができる。
また、第2表示要素42は、個人情報表示体10の個人情報の表示面10sの法線方向に沿って、第1表示要素41と少なくとも部分的に重なる領域に形成されている。これにより、個人情報表示体10から第1表示要素41を削る等して除去しても、第2表示要素42が個人情報表示体10に残る。したがって、レーザー発色層(記録層)26の内部に形成された第2表示要素42を確認することにより、個人情報表示体10の真贋判定を行うことができる。なお、上述のように第1表示要素41が記録層26の一側に形成される場合だけでなく、記録層26に形成される場合も、第2表示要素42は、記録層26の第1表示要素41が設けられた領域の内部に形成される。このため、この場合も、第1表示要素41を除去するために記録層26の一部(例えば一側の半部)が除去されても、記録層26の他の部分(例えば他側の半部)に第2表示要素42が残る。したがって、残った第2表示要素42を確認することにより、個人情報表示体10の真贋判定を行うことができる。
なお、図示の例では、第2表示要素42は、第2表示要素42がレーザー発色層(記録層)26の近隣の層にまで及ぶように形成されている。このような第2表示要素42は、レーザー発色層26への印字回数(レーザー発色層26に照射されるレーザー光の走査回数)、並びに/または、レーザー発色層26に照射されるレーザー光のレーザーパワー〔%〕、Qスイッチ周波数〔Hz〕、および/または、走査速度〔mm/秒〕を制御することにより、形成され得る。
図示の例では、第2表示要素42は、背景印刷層24にまで及んでいる。したがって、第1表示要素41だけでなく第2表示要素42も除去しようとすると、背景印刷層24も除去されることとなる。これにより、個人情報表示体10の改竄を容易に検知することができる。あるいは、破壊された背景印刷層24を再現することは困難であるため、個人情報表示体10の改竄を効果的に困難にすることができる。
さらに、図示の例では、第2表示要素42は、基材層22まで延びている。このような個人情報表示体10では、基材層22に積層された全ての層が除去されても、基材層22に第2表示要素42の一部が残る。このため、第2表示要素42を全て除去するためには、基材層22を削る必要がある。このように、第2表示要素42が基材層22まで延びていることにより、個人情報表示体10の改竄を効果的に困難にすることができる。
また、図示の例では、第2表示要素42は、カバー層34にまで及んでいる。そして、第2表示要素42により、個人情報表示体10の個人情報の表示面10sには、第2表示要素42が表示する個人情報に対応した凹凸が形成されている。このような凹凸は、第1表示要素41を除去して第1表示要素41によって表示される個人情報を改竄しようとする場合、第1表示要素41と共に除去されてしまう。したがって、個人情報表示体10の凹凸の有無を確認するだけで、すなわち個人情報表示体10に触れるだけで、個人情報表示体10の真贋判定を行うことができる。なお、表示面10sに形成される凹凸は、印刷等によっては容易に再現することができない。このように、個人情報表示体10の最表面(表示面10s)に上述の凹凸が設けられていることにより、個人情報表示体10の真贋判定を容易に行うことができ、且つ、個人情報表示体10の改竄を効果的に困難にすることができる。
以上のように、図示の例では、第2表示要素42は、記録層(レーザー発色層)26の一側に位置し個人情報表示体10の最表面をなす表示面10sから、記録層(レーザー発色層)26の他側まで(より具体的には背景印刷層24および基材層22まで)連続的に延びている。
次に、第3~第5表示要素43~45について説明する。第3~第5表示要素43~45は、種々の既知の方法により作製され得る。図示の例では、第3~第5表示要素43~45は、レーザーエングレービング法により、レーザー発色層26の内部に形成されている。
なお、第3~第5表示要素43~45がレーザー発色層(記録層)26に形成される場合、第3~第5表示要素43~45はレーザー発色層(記録層)26の近隣の層に及んでいなくてもよい。
なお、上述のように、第2表示要素42が、形成に用いられる材料および形成方法において第3~第5表示要素43~45のいずれかと同じであることにより、第2表示要素42を、追加の材料を用いることなく、第3~第5表示要素43~45のいずれかの形成工程と同一工程で形成することができる。もちろん、第2表示要素42が、形成に用いられる材料および形成方法のいずれか一方において、第3~第5表示要素43~45のいずれかと同じであってもよい。この場合、第2表示要素42を、追加の材料を用いることなく、あるいは、追加の形成工程を伴うことなく、形成することができる。
もちろん、第3~第5表示要素43~45は、形成に用いられる材料および形成方法のいずれもにおいて、第2表示要素42と異なっていてもよい。例えば、第3~第5表示要素43~45は、第1表示要素42と同一の印刷方式により、第1表示要素42の形成と同一工程で形成されてもよい。
加えて、図1に示す個人情報表示体10において、第3~第5表示要素43~45の少なくとも一つが蛍光発光材料を用いて形成されているようにしてもよい。ここで蛍光発光材料とは、ある波長域の光に対して感度を示し、当該波長域の光を受光した場合に発光する性質を有した材料である。このような個人情報表示体10によれば、特別な条件下にて、蛍光発光材料を用いて形成された表示要素によって表示される個人情報が観察されるようになり、通常の条件下では、蛍光発光材料を用いて形成された表示要素によって表示される個人情報が視認されないようにすることができる。
一例として、赤外線や紫外線等の非可視光を照射された場合に可視光を発光する蛍光発光材料を用いて、第3~第5表示要素43~45の少なくとも一つを作製するようにしてもよい。このような個人情報表示体10によれば、通常の条件下では表示され得ない又は視認され難い個人情報を含んでいるので、個人情報表示体10の偽造防止性を格段に向上させることができる。一方、蛍光発光材料が感度を有する非可視光のみを照射される特別の環境下においては、蛍光発光材料を用いて形成された表示要素によって表示される個人情報のみが観察されるようになる。これにより、蛍光発光材料を用いて形成された表示要素によって表示される個人情報像によっても所有者の認証および個人情報表示体10の真贋判定を容易且つ正確に行うことができる。なお、蛍光発光材料を用いた表示要素は、熱転写印画法またはインクジェット印刷法によって記録層26に蛍光発光材料を熱転写することにより、形成され得る。
次に、ここまで説明してきた個人情報表示体10を製造する方法の一例について説明する。
まず、受像層28が積層された表示体本体20は、既知の方法により作製され得る。具体的には、各々が上述した基材層22、背景印刷層24、記録層26、および受像層28をなすようになる複数のシート状の材料を互いに積層することによって、積層体を作製する。その後、得られた積層体を、所望の大きさに切断することにより、受像層28が積層された表示体本体20が得られる(図3A参照)。なお、受像層28が積層された表示体本体20を作製する際の中間物である積層体は、所望の大きさの表示体本体20が複数枚取り出せる大きさで形成されることが、生産効率の観点から好ましい。
次に、図3Bに示すように、記録層26上に、第1表示要素41が印刷により設けられる。第1表示要素41は、例えば次の方法により、印刷される。すなわち、まず、基材シート上に色材が塗工されてなる熱転写シートを準備し、熱転写シートを受像層28の上に配置する。そして、熱転写シートを受像層28に向けて加熱加圧し、熱転写シートの色材を受像層28に昇華熱転写する。このようにして、受像層28内に第1表示要素41が形成される。
次に、図3Cに示すように、第1表示要素41が形成された受像層28の上に、カバー層34が形成される。カバー層34は、例えば、次の方法により形成される。すなわち、まず、基材シート上にカバー層34をなすようになる材料が塗工されてなる熱転写シートを準備し、熱転写シートを色材が転写された受像層28の上に配置する。そして、熱転写シートを受像層28に向けて加熱加圧し、熱転写シートの材料を受像層28に熱転写する。このようにして、第1表示要素41を覆うカバー層34が形成される。
次に、図2に示すように、記録層26に第2~第5表示要素42~45が形成される。具体的には、カバー層34が積層された積層体に対して、カバー層34の側からレーザー光を照射することによって、記録層26に第2~第5表示要素42~45を記録することができる。
第2~第5表示要素42~45の記録に用いられるレーザー光は、レーザー発色層26に含有されるレーザー発色剤に応じて、適宜選択されてよく、特に限定されるものではない。例えば、Nd:YAGレーザー(1064nm)、Nd:YVO4レーザー(1064nm)等から発振されるレーザー光を、用いることができる。
カバー層34を透過したレーザー光が、レーザー発色層26に照射されると、レーザー発色剤の分解、気化、炭化等が誘因され、レーザー光の走査経路に沿った第2~第5表示要素42~45が、記録層26に記録され視認されるようになる。
なお、図示の例では、第2表示要素42の形成は、少なくとも第2表示要素42が背景印刷層24およびカバー層34に及ぶように、レーザー発色層26への印字回数(レーザー発色層26に照射されるレーザー光の走査回数)、並びに/または、レーザー発色層26に照射されるレーザー光のレーザーパワー〔%〕、Qスイッチ周波数〔Hz〕、および/または、走査速度〔mm/秒〕を制御して、実施される。たとえば、第3~第5表示要素43~45を記録する際のレーザー光の走査回数よりも、第2表示要素42を記録する際のレーザー光の走査回数を多くすることにより、第2~第5表示要素43~45のうち第2表示要素42のみを、背景印刷層24および基材層22並びにカバー層34に及ぶように形成する。あるいは、第3~第5表示要素43~45を記録する際のレーザー光のレーザーパワーよりも、第2表示要素42を記録する際のレーザー光のレーザーパワーを高くすることにより、第2~第5表示要素43~45のうち第2表示要素42のみを、背景印刷層24および基材層22並びにカバー層34に及ぶように形成する。
以上のようにして、図1に示された個人情報表示体10が製造され得る。ただし、以上の製造方法は、単なる例示に過ぎず、種々の変更が可能である。例えば、上述した製造方法では、第1表示要素41が昇華熱転写により形成されるが、溶融型熱転写方式やインクジェット方式等の他の印刷方式により形成されてもよい。この場合、表示体本体20に受像層28が積層されなくてもよい。また、第3~第5表示要素43~45は、第1表示要素41の形成に用いられる材料および形成方法と同様の材料および形成方法により、記録層26上に形成されてもよい。
以上において、図1乃至図3Cを参照しながら個人情報表示体10の一実施形態について説明してきたが、以上で説明した個人情報表示体10は例示に過ぎない。例えば、第1~第5表示要素41~45は、上述してきた例とは異なる個人情報を表示するようにしてもよい。さらに、第1~第5の表示要素41~45に代えて或いは第1~第5の表示要素41~45に加えて、他の表示要素を個人情報表示体10に設けるようにしてもよい。
さらに、カバー層34には、個人情報表示体10の偽造を防止し、真贋判定を行うことができるよう、文字や図形、パターンを表す回折光学可変素子が設けられていてもよい。このような文字や図形、パターンは、発行される個人情報表示体10の間で共通するものであってもよいし、互いに異なるものであってもよい。
ここで回折光学可変素子(DOVID:diffractive optically variable Image device)とは、回折現象の利用により観察方向に依存して、その観察のされ方、例えば明るさや色等が変化する素子のことである。回折光学可変素子は、単なるカラーコピー等によって容易に複製され得ず、その製造に高度な製造技術が必要とされるため、個人情報表示体10の偽造防止性を効果的に高めることができる。回折光学可変素子の典型例として、ホログラムや回折格子を例示することができる。ホログラムや回折格子からなる回折光学可変素子は、レリーフ型として形成されてもよいし、或いは、体積型として形成されていてもよい。レリーフ型の回折光学可変素子の場合、光学素子に凹凸を形成することにより実現されるため、比較的に容易に製造することができる。一方、体積型の回折光学可変素子の場合、きわめて高度の製造技術を必要とするため、偽造防止性を向上させることができる。回折光学可変素子は、不透明であってもよいし、有色又は無色を問わず透明或いは半透明であってもよい。なお、回折光学可変素子をカバー層34に設ける方法としては、シート状の回折光学可変素子をカバー層34に転写させることや、シート状の基材と当該基材に転写されたシート状の回折光学可変素子とからなるホログラムパッチをカバー層34に貼り付けること等が考えられる。
あるいは、カバー層34には、個人情報表示体10の偽造を防止し、真贋判定を行うことができるよう、文字や図形、パターンを表す印刷層が設けられていてもよい。印刷層は、既知の材料を用いて既知の方法により形成され得る。例えば、印刷層は、熱転写印画法またはインクジェット印刷法によって、カバー層34に上述の蛍光発光材料を熱転写することにより、形成され得る。印刷層により表される文字や図形、パターンは、発行される個人情報表示体10の間で共通するものであってもよいし、互いに異なるものであってもよい。
さらに、個人情報表示体の層構成に対しても、様々な変更を加えることが可能である。以下、図4乃至図13を参照しながら、個人情報表示体の層構成の変形例について説明する。図4乃至図13は、図2に対応する図であって、個人情報表示体の断面を示す図である。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
例えば、個人情報表示体10は、図4に示すように、背景印刷層24を有していなくてもよく、また、図5に示すように、カバー層34を有していなくてもよい。
また、上述のように、第1表示要素41が溶融型熱転写方式やインクジェット方式等の他の印刷方式により形成される場合、個人情報表示体10は、図6に示すように、受像層28を有していなくてよい。また、この場合も、図7に示すように、個人情報表示体10は、カバー層34を有していなくてもよい。あるいは、図8に示すように、カバー層34は、第1表示要素41が形成されている領域にのみ設けられていてもよい。
さらに、図9に示すように、記録層(レーザー発色層)26は、基材層22と背景印刷層24との間に設けられてもよい。この場合、記録層26は、不透明であってもよい。また、背景印刷層24は、記録層26に形成された表示要素41~45によって表示される個人情報を視認可能とするため、無色でも有色でもよいが、透明または半透明となっていることが好ましい。なお、この場合も、個人情報表示体10は、図9に示すように、受像層28を有していなくてもよく、また、図10に示すように、カバー層34を有していなくてもよい。
また、記録層(レーザー発色層)26が基材層22と背景印刷層24との間に設けられる場合、図11に示すように、背景印刷層24の一側に背景印刷層24を保護する第2カバー層134が設けられてもよい。この場合、第2カバー層134の一側または第2カバー層134に第1表示要素41が形成されてもよい。第2カバー層134は、例えば、カバー層34と同様に、IDカードのカード本体に用いられる既知の材料を用いて既知の方法にて作製され得る。第2カバー層134は、背景印刷層24に印刷されたパターンを視認可能とするため、無色でも有色でもよいが、透明または半透明となっている。なお、この場合も、図12に示すように、個人情報表示体10は、カバー層34を有していなくてもよい。あるいは、図13に示すように、カバー層34は、第1表示要素41が形成されている領域にのみ設けられていてもよい。図12および図13に示す例では、第2カバー層134の少なくとも一部は、個人情報表示体10の最表面をなすようになる層であるため、耐擦傷性等を有していることが好ましい。
以上のように、本実施の形態の個人情報表示体10は、個人情報が記録された、記録層26を含む個人情報表示体10であって、記録層26の一側または記録層26に印刷で形成され、個人情報を表示する第1表示要素41と、記録層26に形成され、凹凸により個人情報を表示する第2表示要素42と、を備えている。そして、第1表示要素41と第2表示要素42とは、少なくとも部分的に重なっている。このような個人情報表示体10においては、第1表示要素41を除去するためには、第2表示要素42が形成する凹凸も除去しなければならない。したがって、個人情報表示体10の最表面(表示面10s)の凹凸の有無を判断するだけで、すなわち個人情報表示体10に触れるだけで、個人情報表示体10の真贋判定を非常に容易に行うことができる。なお、個人情報表示体10の最表面(表示面10s)の凹凸は印刷等によっては容易に再現することができない。このように、個人情報表示体10の最表面(表示面10s)に上述の凹凸が設けられていることにより、個人情報表示体10の真贋判定を容易に行うことができ、且つ、個人情報表示体10の偽造を効果的に困難にすることができる。
あるいは、本実施の形態の個人情報表示体10は、個人情報が記録された、記録層26を含む個人情報表示体10であって、記録層26の一側または記録層26に印刷で形成され、個人情報を表示する第1表示要素41と、記録層26の第1表示要素41と重なる領域または第1表示要素41が設けられた領域の内部に形成され、個人情報を表示する第2表示要素42と、を備えている。このような個人情報表示体10においては、第1表示要素41が表示する個人情報を改竄するために第1表示要素41を除去しても、第2表示要素42が個人情報表示体に残る。したがって、記録層26の内部に形成された第2表示要素42を確認することにより、個人情報表示体10の真贋判定を行うことができる。
とりわけ本実施の形態の個人情報表示体10は、記録層26の他側に配置された背景印刷層24を更に備えている。そして、第2表示要素42は、背景印刷層24まで延びている。したがって、第2表示要素42を除去するためには、背景印刷層24の少なくとも一部を除去する必要がある。したがって、個人情報表示体10の改竄を容易に検知することができる。あるいは、破壊された背景印刷層24を再現することは困難であるため、個人情報表示体10の改竄を効果的に困難にすることができる。
なお、個人情報表示体10は、記録層26の一側に背景印刷層24を更に備え、第1表示要素41は、背景印刷層24の一側または背景印刷層24に形成され、第2表示要素42は、背景印刷層24まで延びていてもよい。この場合も、第2表示要素42を除去するためには、背景印刷層24の少なくとも一部を除去する必要がある。したがって、個人情報表示体10の改竄を容易に検知することができる。あるいは、個人情報表示体10を改竄することが、効果的に困難になる。
また、本実施の形態の個人情報表示体10は、記録層26の他側に配置された基材層22を更に備え、第2表示要素42は、基材層22まで延びている。このような個人情報表示体10では、基材層22に積層された全ての層が除去されても、基材層22に第2表示要素42の一部が残る。したがって、第2表示要素42を除去するためには、基材層22を削る必要がある。したがって、個人情報表示体10の改竄を効果的に困難にすることができる。
なお、本実施の形態においては、第2表示要素42は、記録層26の一側に位置し個人情報表示体10の最表面をなす表示面10sから記録層26の他側まで延びている。
とりわけ本実施の形態によれば、記録層26に形成され、個人情報を表示する第3表示要素43を更に備えている。そして、第2表示要素42は、形成に用いられる材料および形成方法のいずれか少なくとも一方において、第3表示要素43と同じである。この場合、第2表示要素42を、追加の材料を用いることなく、あるいは、追加の工程を伴うことなく、形成することができる。
また、本実施の形態によれば、個人情報が記録された、レーザー発色層26を含む個人情報表示体10は、レーザー発色層26の一側またはレーザー発色層26に設けられ、個人情報を表示する第1表示要素41と、レーザー発色層26にレーザーエングレービングで形成され、個人情報を表示する第2表示要素42と、を備えている。そして、第1表示要素41と第2表示要素42とは、少なくとも部分的に重なっている。
本実施の形態の個人情報表示体10によれば、第2表示要素42は、少なくともレーザー発色層26の内部に形成されている。また、第1表示要素41と第2表示要素42とは、少なくとも部分的に重なっている。このため、第2表示要素42の少なくとも一部は、レーザー発色層26の第1表示要素41と重なる領域、または、レーザー発色層26の第1表示要素41が設けられた領域の内部に形成されている。このような個人情報表示体10においては、第1表示要素41が表示する個人情報を改竄するために第1表示要素41を除去しても、第2表示要素42が個人情報表示体10に残る。したがって、レーザー発色層26の内部に形成された第2表示要素42を確認することにより、個人情報表示体10の真贋判定を行うことができる。
とりわけ本実施の形態によれば、第2表示要素42は、個人情報表示体10の最表面をなす表示面10sに、第2表示要素42が表示する個人情報に対応する凹凸を形成している。この場合、第1表示要素41を除去するためには、第2表示要素42が個人情報表示体10の最表面(表示面10s)に形成する凹凸も除去しなければならない。したがって、個人情報表示体10の最表面(表示面10s)の凹凸の有無を判断するだけで、すなわち個人情報表示体10に触れるだけで、個人情報表示体10の真贋判定を行うことができる。なお、個人情報表示体10の最表面(表示面10s)の凹凸は印刷等によっては容易に再現することができない。このように、個人情報表示体10の最表面(表示面10s)に上述の凹凸が設けられていることにより、個人情報表示体10の真贋判定を容易に行うことができ、且つ、個人情報表示体10の偽造を効果的に困難にすることができる。
とりわけ本実施の形態の個人情報表示体10は、レーザー発色層26の他側に配置された背景印刷層24を更に備えている。そして、第2表示要素42は、背景印刷層24まで延びている。したがって、第2表示要素42を除去するためには、背景印刷層24の少なくとも一部を除去する必要がある。したがって、個人情報表示体10の改竄を容易に検知することができる。あるいは、破壊された背景印刷層24を再現することは困難であるため、個人情報表示体10の改竄を効果的に困難にすることができる。
なお、個人情報表示体10は、レーザー発色層26の一側に背景印刷層24を更に備え、第1表示要素41は背景印刷層24の一側または背景印刷層24に形成され、第2表示要素42は、背景印刷層24まで延びていてもよい。この場合も、第2表示要素42を除去するためには、背景印刷層24の少なくとも一部を除去する必要がある。したがって、個人情報表示体10の改竄を容易に検知することができる。あるいは、個人情報表示体10を改竄することが、効果的に困難になる。
また、本実施の形態による個人情報表示体10は、レーザー発色層26の他側に配置された基材層22を更に備え、第2表示要素42は、基材層22まで延びている。このような個人情報表示体10では、基材層22に積層された全ての層が第2表示要素42と共に除去されても、基材層22に第2表示要素42の一部が残る。そのため、第2表示要素42を除去するためには、基材層22を削る必要がある。これにより、個人情報表示体10の改竄が効果的に困難になる。
なお、本実施の形態においては、第2表示要素42は、レーザー発色層26の一側に位置し個人情報表示体10の最表面をなす表示面10sからレーザー発色層26の他側まで延びている。
また、本実施の形態によれば、レーザー発色層26にレーザーエングレービングで形成され、個人情報を表示する第3表示要素43を更に備えている。この場合、第2表示要素42が、形成に用いられる材料および形成方法のいずれもにおいて、第3表示要素43と同じである。これにより、第2表示要素42を、追加の材料を用いることなく、第3表示要素43の形成工程と同一工程で形成することができる。
また、本実施の形態によれば、第2表示要素42は、形成に用いられる材料および形成方法のいずれか少なくとも一方において、第1表示要素41と異なる。このように材料および形成方法の少なくとも一方が異なる複数の表示要素41,42を個人情報表示体10が含んでいることにより、個人情報表示体10の偽造防止性を効果的に高めることができる。
また、本実施の形態によれば、第1表示要素41は、特定人の像を表示する。所有者の像、とりわけ顔が個人情報表示体10に記録されている場合には、所有者の認証、並びに、認証結果に基づいた個人情報表示体10の真贋判定を容易かつ正確に行うことができる。
以上、本発明を図示する実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。
10 個人情報表示体
20 表示体本体
22 基材層
24 背景印刷層
26 記録層(レーザー発色層)
28 受像層
34 カバー層
41 第1表示要素
42 第2表示要素
43 第3表示要素
44 第4表示要素
45 第5表示要素

Claims (17)

  1. 個人情報が記録された、記録層を含む個人情報表示体であって、
    前記記録層の一側に印刷で形成され、個人情報を表示する第1表示要素と、
    前記記録層に形成され、凹凸により個人情報を表示する第2表示要素と、
    前記記録層の一側に配置された背景印刷層と、を備え、
    前記第1表示要素は、前記背景印刷層の一側または前記背景印刷層に形成され、
    前記第2表示要素は、前記背景印刷層まで延び、
    前記第1表示要素と前記第2表示要素とは、少なくとも部分的に重なっている、
    個人情報表示体。
  2. 個人情報が記録された、記録層を含む個人情報表示体であって、
    前記記録層の一側に印刷で形成され、個人情報を表示する第1表示要素と、
    前記記録層の前記第1表示要素と重なる領域または前記第1表示要素が設けられた領域の内部に形成され、個人情報を表示する第2表示要素と、
    前記記録層の一側に配置された背景印刷層と、を備え、
    前記第1表示要素は、前記背景印刷層の一側または前記背景印刷層に形成され、
    前記第2表示要素は、前記背景印刷層まで延びている、個人情報表示体。
  3. 前記第2表示要素は、前記記録層の一側に位置し前記個人情報表示体の最表面をなす表示面から、前記記録層の他側まで延びている、請求項1又は2に記載の個人情報表示体。
  4. 個人情報が記録された、記録層を含む個人情報表示体であって、
    前記記録層の一側または前記記録層に印刷で形成され、個人情報を表示する第1表示要素と、
    前記記録層に形成され、凹凸により個人情報を表示する第2表示要素と、を備え、
    前記第2表示要素は、前記記録層の一側に位置し前記個人情報表示体の最表面をなす表示面から、前記記録層の他側まで延び、
    前記第1表示要素と前記第2表示要素とは、少なくとも部分的に重なっている、個人情報表示体。
  5. 個人情報が記録された、記録層を含む個人情報表示体であって、
    前記記録層の一側または前記記録層に印刷で形成され、個人情報を表示する第1表示要素と、
    前記記録層の前記第1表示要素と重なる領域または前記第1表示要素が設けられた領域の内部に形成され、個人情報を表示する第2表示要素と、を備え、
    前記第2表示要素は、前記記録層の一側に位置し前記個人情報表示体の最表面をなす表示面から、前記記録層の他側まで延びている、個人情報表示体。
  6. 前記記録層の他側に配置された背景印刷層を更に備え、
    前記第2表示要素は、前記背景印刷層まで延びている、請求項4または5に記載の個人情報表示体。
  7. 前記記録層の他側に配置された基材層を更に備え、
    前記第2表示要素は、前記基材層まで延びている、請求項1~6のいずれか一項に記載の個人情報表示体。
  8. 前記記録層に形成され、個人情報を表示する第3表示要素を更に備え、
    前記第2表示要素は、形成に用いられる材料および形成方法のいずれか少なくとも一方において、前記第3表示要素と同じである、請求項1~のいずれか一項に記載の個人情報表示体。
  9. 個人情報が記録された、レーザー発色層を含む個人情報表示体であって、
    前記レーザー発色層の一側に設けられ、個人情報を表示する第1表示要素と、
    前記レーザー発色層にレーザーエングレービングで形成され、個人情報を表示する第2表示要素と、
    前記レーザー発色層の一側に配置された背景印刷層と、を備え、
    前記第1表示要素は、前記背景印刷層の一側または前記背景印刷層に形成され、
    前記第2表示要素は、前記背景印刷層まで延び、
    前記第1表示要素と前記第2表示要素とは、少なくとも部分的に重なっている、個人情報表示体。
  10. 前記第2表示要素は、前記レーザー発色層の一側に位置し前記個人情報表示体の最表面をなす表示面から、前記レーザー発色層の他側まで延びている、請求項9に記載の個人情報表示体。
  11. 個人情報が記録された、レーザー発色層を含む個人情報表示体であって、
    前記レーザー発色層の一側または前記レーザー発色層に設けられ、個人情報を表示する第1表示要素と、
    前記レーザー発色層にレーザーエングレービングで形成され、個人情報を表示する第2表示要素と、を備え、
    前記第2表示要素は、前記レーザー発色層の一側に位置し前記個人情報表示体の最表面をなす表示面から、前記レーザー発色層の他側まで延び、
    前記第1表示要素と前記第2表示要素とは、少なくとも部分的に重なっている、個人情報表示体。
  12. 前記レーザー発色層の他側に配置された背景印刷層を更に備え、
    前記第2表示要素は、前記背景印刷層まで延びている、請求項11に記載の個人情報表示体。
  13. 前記第2表示要素は、前記第2表示要素が表示する個人情報に対応する凹凸を形成している、請求項9~12のいずれか一項に記載の個人情報表示体。
  14. 前記レーザー発色層の他側に配置された基材層を更に備え、
    前記第2表示要素は、前記基材層まで延びている、請求項9~13のいずれか一項に記載の個人情報表示体。
  15. 前記レーザー発色層にレーザーエングレービングで形成され、個人情報を表示する第3表示要素を更に備えた、請求項9~14のいずれか一項に記載の個人情報表示体。
  16. 前記第2表示要素は、形成に用いられる材料および形成方法のいずれか少なくとも一方において、前記第1表示要素と異なる、請求項1~15のいずれか一項に記載の個人情報表示体。
  17. 前記第1表示要素は、特定人の像を表示する、請求項1~16のいずれか一項に記載の個人情報表示体。
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