JP7092006B2 - 燃料電池用ケース - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池用ケースに関する。
燃料電池では、一般に、比較的密閉性の高いケース内に燃料電池スタックが収容されている。このような燃料電池のケース内で急激な圧力上昇が起こると、ケースが破損して、破損時にケースが飛散するという問題を生じ得る。そのため、例えば特許文献1では、ケースに圧力開放孔を設けて蓋材によりシールする構成が提案されている。このような構成では、ケース内の圧力上昇時には、上記蓋材がケースから外れてケース内の圧力を開放することにより、ケース全体の破損を抑えている。
特開2006-140163号公報
しかしながら、上記のように蓋材によって圧力開放孔をシールする場合には、ケース内の圧力上昇時に、外れた蓋が意図しない方向に飛ぶ可能性があった。
本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、燃料電池用ケースであって、燃料電池スタックを収納するための空間が内部に形成される筐体部であって、前記空間と前記筐体部の外部とを連通させる貫通孔が設けられた筐体部と、第1接続部によって前記筐体部に取り付けられて、前記貫通孔を塞ぐ蓋部と、前記蓋部の上に前記蓋部全体を覆うように配置されて、前記筐体部の外部側から前記筐体部に取り付けられたカバー部と、を備え、前記蓋部と前記カバー部とは離間しており、前記蓋部および前記第1接続部の少なくとも一方は、前記内部の圧力が予め定められた圧力以上に上昇したときに破損し、前記カバー部は、前記内部の圧力が前記予め定められた圧力以上に上昇して、前記蓋部および前記第1接続部の少なくとも一方が破損した後も、前記筐体部上に取り付けられている燃料電池用ケースである。本発明は、以下の形態としても実現できる。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池用ケースが提供される。この燃料電池用ケースは、燃料電池スタックを収納するための空間が内部に形成される筐体部であって、前記空間と前記筐体部の外部とを連通させる貫通孔が設けられた筐体部と、第1接続部によって前記筐体部に取り付けられて、前記貫通孔を塞ぐ蓋部と、前記蓋部の上に配置されて、前記筐体部の外部側から前記筐体部に取り付けられたカバー部と、を備え、前記蓋部および前記第1接続部の少なくとも一方は、前記内部の圧力が予め定められた圧力以上に上昇したときに破損し、前記カバー部は、前記内部の圧力が前記予め定められた圧力以上に上昇して、前記蓋部および前記第1接続部の少なくとも一方が破損した後も、前記筐体部上に取り付けられている。
この形態の燃料電池用ケースによれば、筐体部内の圧力が予め定められた圧力以上に上昇して、蓋部および第1接続部の少なくとも一方が破損したとしても、カバー部が筐体部に取り付けられているため、蓋部が意図しない方向に飛ぶことを抑えることができる。
(2)上記形態の燃料電池用ケースにおいて、前記カバー部は、前記第1接続部とは異なる第2接続部によって前記筐体部に取り付けられていることとしてもよい。この形態の燃料電池用ケースによれば、第1接続部と第2接続部との各々における接続強度を所望の強度に設定することが容易になる。その結果、例えば、筐体部内の圧力が予め定められた圧力以上に上昇したときに、第1接続部は破損するが、第2接続部は接続されている構成を、容易に実現することができる。
(3)上記形態の燃料電池用ケースにおいて、前記カバー部は、前記カバー部における他の部位に比べて剛性が高い高剛性部を備えることとしてもよい。この形態の燃料電池用ケースによれば、高剛性部を設ける位置によって、カバー部と筐体部との間の隙間から蓋部あるいは蓋部の破片が周囲に飛び易くなる箇所を、予め設定することができる。
(4)上記形態の燃料電池用ケースにおいて、前記蓋部は樹脂シートであり、前記第1接続部は接着剤層であることとしてもよい。この形態の燃料電池用ケースによれば、筐体部内の圧力上昇時には蓋部を容易に破損させることができ、また、蓋部の破片により燃料電池の周囲に配置された部品や機器等が傷つけられることを、さらに抑えることができる。また、蓋部と筐体部との間のシール性を十分に確保しつつ、蓋部を筐体部に接続することが、より容易になる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池用ケースを備える燃料電池、燃料電池用ケースの製造方法、燃料電池用ケースの圧抜き方法、燃料電池を搭載する車両等の態様で実現することができる。
燃料電池の概略構成を表わす斜視図である。 燃料電池の概略構成を表わす斜視図である。 図2におけるIII-III断面を示す断面図である。 筐体部が圧抜きされる際に蓋部が飛ぶ方向を模式的に示す説明図である。 筐体部に蓋部およびカバー部を取り付ける様子を模式的に示す斜視図である。 筐体部に蓋部およびカバー部が取り付けられる様子を示す断面図である。 筐体部に蓋部およびカバー部を取り付ける様子を模式的に示す斜視図である。 筐体部に蓋部およびカバー部を取り付ける様子を模式的に示す断面図である。 筐体部に蓋部およびカバー部を取り付ける様子を模式的に示す斜視図である。
A.第1実施形態:
図1および図2は、本発明の第1実施形態としての燃料電池100の概略構成を表わす斜視図である。燃料電池100は、燃料電池スタック200と、燃料電池用ケース10と、を備える。本実施形態の燃料電池100は、例えば、車両等の移動体に搭載して、車両等の駆動用電源として用いることができる。あるいは、燃料電池100は、定置型電源として用いる等、異なる用途に用いてもよい。
燃料電池スタック200は、複数の単セルが積層された積層体である。燃料電池スタック200は、例えば、固体高分子形燃料電池とすることができるが、他種の燃料電池としてもよい。燃料電池スタック200は、燃料電池用ケース10内に収納される。図1では、燃料電池用ケース10内に収納される燃料電池スタック200を、破線で示している。
燃料電池用ケース10は、筐体部20と、蓋部30と、カバー部40と、を備え、筐体部20の外表面上に、蓋部30とカバー部40とが取り付けられている。図1は、蓋部30およびカバー部40の取り付け前の様子を表わし、図2は、蓋部30およびカバー部40の取り付け後の様子を表わす。蓋部30は、第1接続部32によって筐体部20に取り付けられており、カバー部40は、第2接続部44によって筐体部20に取り付けられている。
筐体部20は、燃料電池スタック200を収容するための空間が内部に形成された中空の箱形形状を有する。本実施形態では、筐体部20は、略直方体形状を有する。筐体部20には、燃料電池スタック200を収容するための上記空間と、筐体部20の外部と、を連通させる貫通孔22が形成されている。本実施形態では、貫通孔22は、筐体部20の外表面に沿う方向の断面が略円形の孔として形成されている。図1では、筐体部20に2つの貫通孔22が形成される様子を示しているが、貫通孔22の数は、1以上の任意の数とすることができる。筐体部20は、例えば、金属(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金)製の鋳造品とすることができる。
蓋部30は、貫通孔22を塞ぐように、筐体部20に取り付けられている。本実施形態の蓋部30は、角丸長方形状に形成されており、2つの貫通孔22を単一の蓋部30によって塞いでいる。蓋部30は、筐体部20内で燃料電池スタック200からの水素漏れが生じて着火した場合等、筐体部20内で急激な圧力上昇が起こった場合に、蓋部30あるいは第1接続部32が破損することにより、筐体部20内の圧力を開放するための部材である。第1接続部32は、貫通孔22を介した燃料電池用ケース10内への液水の侵入を許容しないシール性を有する。
図3は、図2におけるIII-III断面を示す断面図である。本実施形態の第1接続部32は、接着剤を含む接着剤層によって構成されている。接着剤としては、例えば、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、エポキシ系接着剤等を用いることができる。蓋部30は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂等の樹脂を含む樹脂シートによって形成することができる。樹脂シートの厚みは、樹脂シートのハンドリング性を確保する観点から、例えば50μm以上とすることが好ましく、100μm以上とすることがより好ましく、200μm以上とすることがさらに好ましい。また、樹脂シートの厚みは、蓋部30の破損による筐体部20の圧抜きを容易にする観点から、1mm以下が好ましく、700μm以下がより好ましく、500μm以下がさらに好ましい。あるいは、蓋部30は、樹脂製あるいは金属製の板状部材によって形成してもよい。また、蓋部30は、燃料電池スタック200において水素漏れが生じた場合に、蓋部30を介して筐体部20から水素の排出が可能となるように、水素透過性を有する樹脂を用いて形成してもよい。
本実施形態では、蓋部30および第1接続部32の少なくとも一方は、筐体部20の内部の圧力が予め定められた圧力以上に上昇したときに破損して、筐体部20内の圧力を開放する。上記予め定められた圧力とは、筐体部20内で水素漏れが生じて着火した場合の筐体部20内の圧力として定められており、このような圧力は、例えば、実験的に予め調べて設定することができる。
筐体部20の内部の圧力が予め定められた圧力以上に上昇したときに蓋部30が破損するためには、上記した予め定められた圧力と、貫通孔22の開口面積とに基づいて、筐体部20内の圧力上昇時に蓋部30が破損するように、蓋部30の強度を設定すればよい。すなわち、上記圧力上昇時に、第1接続部32が破損しない十分な接続強度を有する場合に蓋部30が破損するときの蓋部30の強度の最大値として、蓋部30の強度の上限値を設定すればよい。蓋部30の強度は、例えば、蓋部30の材質および厚みによって調節することができる。例えば、蓋部30を樹脂シートにより形成する場合のように、蓋部30の強度の方が第1接続部32の接続強度よりも弱い場合には、筐体部20内で急激な圧力上昇が起こる際には蓋部30が破損して、筐体部20内の圧力が開放される。
筐体部20の内部の圧力が予め定められた圧力以上に上昇したときに第1接続部32が破損するためには、上記した予め定められた圧力と、貫通孔22の開口面積とに基づいて、筐体部20内の圧力上昇時に第1接続部32が破損するように、第1接続部32の接続強度を設定すればよい。すなわち、上記圧力上昇時に、蓋部30が破損しない十分な強度を有する場合に第1接続部32が破損するときの第1接続部32の接続強度の最大値として、第1接続部32の接続強度の上限値を設定すればよい。第1接続部32の接続強度は、例えば、第1接続部32を構成する接着剤の種類を適宜選定することにより設定することができる。
カバー部40は、蓋部30上に配置されて、筐体部20に取り付けられている。本実施形態のカバー部40は、蓋部30よりも一回り大きい角丸長方形状に形成されており、蓋部30全体と重なるように、蓋部30上に配置されている。カバー部40は、例えば、金属製の板状部材によって構成することができる。
本実施形態において、カバー部40を筐体部20に取り付ける第2接続部44は、ねじによって構成されている。すなわち、本実施形態では、図1および図2に示すように、ねじ留めにより、カバー部40が筐体部20に取り付けられている。カバー部40には、対角上の位置においてカバー部40を貫通する2つの締結孔42が形成されており、筐体部20の外表面には、上記締結孔42に対応する位置に、2つのねじ穴24が設けられている。そして、締結孔42を貫通させた第2接続部44であるねじをねじ穴24に埋め込むことにより、カバー部40が筐体部20にねじ留めされている。
本実施形態では、カバー部40は、筐体部20の内部の圧力が、既述した予め定められた圧力以上に上昇して、蓋部30および第1接続部32の少なくとも一方が破損した後も、筐体部20上に取り付けられているように構成される。すなわち、筐体部20内で急激な圧力上昇が起こり、蓋部30や第1接続部32が破損した後に、貫通孔22を介して筐体部20内から加えられる圧力、および、筐体部20から外れた蓋部30から加えられる衝撃力が加えられても、カバー部40が筐体部20上に取り付けられているように、カバー部40の強度および第2接続部44の接続強度が設定されている。蓋部30や第1接続部32が破損した後に、貫通孔22を介して筐体部20内から加えられる圧力は、例えば、既述した所定の圧力とすればよい。筐体部20から外れた蓋部30から加えられる衝撃力は、蓋部30の重量や蓋部30とカバー部40との距離を考慮して、十分に大きな値を設定すればよい。カバー部40の強度は、カバー部40を構成する材料、および、カバー部40の厚みによって調節することができる。第2接続部44の取り付け強度は、筐体部20およびねじの材質、ねじのかかり代の長さ、およびねじの数によって調節することができる。
カバー部40と筐体部20の外表面との距離は、筐体部20内で急激な圧力上昇が起こったときに、蓋部30や第1接続部32の破損を妨げることがなく、蓋部30が望ましくない方向に飛ぶことを抑制できるように、適宜設定すればよい。蓋部30が薄いシート状に形成され、蓋部30が破損することによって筐体部20の圧抜きを行なう場合には、カバー部40が蓋部30に圧力を加えることなくカバー部40が蓋部30に接することとしてもよい。すなわち、第1接続部32や第2接続部44が形成される際の精度により、カバー部40と蓋部30とが最も近接してカバー部40と筐体部20とが接する場合であっても、カバー部40から蓋部30に圧力が加わらないように、カバー部40と筐体部20表面との距離を設定すればよい。カバー部40から蓋部30に圧力がかかっていなければ、筐体部20内で急激な圧力上昇が起こったときに、シート状の蓋部30が破損することが可能になる。
また、筐体部20内で急激な圧力上昇が起こったときに第1接続部32が破損することによって筐体部20の圧抜きを行なう場合には、蓋部30が筐体部20から外れる動作が可能となるように、カバー部40と筐体部20の外表面との距離の下限値を設定すればよい。図3では、カバー部40が蓋部30から離間して配置される様子を示している。また、蓋部30を樹脂シートによって構成する場合のように、比較的強度の低い部材により蓋部30を構成する場合には、カバー部40と筐体部20の外表面との距離が、人間の指が入る幅よりも小さくなるように、カバー部40と筐体部20の外表面との距離の上限値を設定すればよい。例えば、上記距離の上限値は、10mm以下とすることが好ましく、5mm以下とすることがより好ましい。これにより、いたずらや過失により蓋部30が破られることを抑制可能となる。また、燃料電池100が配置される箇所の周囲に、蓋部30の飛散から保護したい部材(例えば、動作電圧が直流60V以上または交流30V以上の高電圧機器など)が存在する場合には、蓋部30や第1接続部32の破損時に、カバー部40と筐体部20との間の隙間から上記保護したい部材に向かって蓋部30が飛散しないように、カバー部40と筐体部20の外表面との距離の上限値を設定すればよい。すなわち、カバー部40と筐体部20との間の隙間を延長した蓋部30の飛散の経路上に、上記保護したい部材が存在しないように、カバー部40を筐体部20表面に近接させればよい。カバー部40と筐体部20の外表面との距離を所望の距離に設定するために、例えば、筐体部20の表面とカバー部40の表面の少なくとも一方に、上記所望の距離を確保するためのスペーサとなる凸部を設けてもよい。
本実施形態の第2接続部44は、2つのねじによって構成され、図1および図2に示すように、筐体部20に対してカバー部40を2箇所でねじ止めしているが、2箇所以外の複数箇所でねじ留めすることとしてもよい。第2接続部44では、既述した接続強度が確保されていればよく、シール性等は必要でないため、ねじ留め箇所を均等に配置する必要がなく、ねじ留め箇所の数を抑えることができる。
以上のように構成された本実施形態の燃料電池用ケース10を備える燃料電池100によれば、筐体部20内で燃料電池スタック200からの水素漏れが生じて着火した場合等、筐体部20内における急激な圧力上昇に伴って、蓋部30および第1接続部32の少なくとも一方の破損により筐体部20が圧抜きされる際に、蓋部30が意図しない方向に飛ぶことを抑えることができる。
図4は、筐体部20が圧抜きされる際に、蓋部30が飛ぶ方向を模式的に示す説明図である。図4に示すように、破損された蓋部30、あるいは、第1接続部32が破損されて筐体部20からはずれた蓋部30は、カバー部40と筐体部20との間の隙間から、周囲のいずれの方向に飛ぶ可能性もある。図4では、このような様子を、上下左右方向の矢印により示している。このような本実施形態では、カバー部40を設けることにより、筐体部20の外表面に垂直な方向(図4において破線の矢印で示す方向)に飛ぶことが抑えられる。これにより、上記破線の矢印で示す方向に配置された部品および機器等、あるいは、点検を行なっている使用者等を、蓋部30から保護することができる。燃料電池100においては、例えば、筐体部20内に水素センサを設けて、水素漏れ時に対応できるように備えることが可能である。しかしながら、このように水素センサを設けるなどの備えを行なっても、上記センサが故障する等の原因で、水素漏れが進行して着火が生じる場合があり得る。本実施形態によれば、このような場合であっても、蓋部30あるいは蓋部30の破片が意図しない方向に飛ぶことに起因する不都合を抑えることができる。
本実施形態において、蓋部30を樹脂シートによって構成する場合には、蓋部30を破損させることが特に容易となるため、筐体部20内で急激な圧力上昇が起こるときには、蓋部30を破損させることによって筐体部20内を容易に圧抜きすることができる。また、蓋部30を樹脂シートによって構成する場合には、蓋部30が飛散する場合であっても、周囲の部品や機器等が蓋部30の破片により損傷する程度を抑えることができる。このように、強度が比較的低い蓋部30を用いる場合には、第1接続部32を接着剤層により形成することで、蓋部30と筐体部20との間のシール性を十分に確保しつつ、十分な接続強度によって、蓋部30を筐体部20に容易に接続することができる。
本実施形態では、図1および図2に示すように、複数の貫通孔22全体を覆う単一の蓋部30を設けたが、個々の貫通孔22に対して、それぞれ別個の蓋部30を設けてもよい。貫通孔22ごとに蓋部30を設ける場合には、蓋部30ごとにカバー部40を設けてもよい。ただし、複数の貫通孔22をまとめて覆う蓋部30およびカバー部40を設けた方が、部品点数を削減して、蓋部30およびカバー部40の取り付け作業を簡素化できる。
また、カバー部40は、蓋部30全体を覆うのではなく、蓋部30の一部を覆うこととして、例えば、カバー部40を、蓋部30よりも一回り小さい形状に形成することとしてもよい。蓋部30上にカバー部40を配置するならば、蓋部30あるいは蓋部30の破片が飛ぶことを抑える同様の効果が得られる。ただし、筐体部20内の圧力上昇時に蓋部30の破損により圧抜きする場合には、カバー部40をより大きくすることにより、蓋部30の破片の飛散を抑える効果を高めることができる。
なお、筐体部20内の圧力上昇により蓋部30が破損する場合には、破損した蓋部30の一部は、筐体部20外に飛散するだけでなく、筐体部20内に飛散する場合も考えられる。そのため、筐体部20内に、蓋部30の飛散から保護したい部材(例えば、既述した高電圧機器など)が存在する場合には、飛散した蓋部30が上記した保護したい部材に届き難い位置に、貫通孔22を設けることが望ましい。例えば、筐体部20の外表面のうち、上記保護したい部材から最も遠い面に、貫通孔22を設ければよい。
また、貫通孔22は、既述した圧抜きの目的のために筐体部20に特別に設けるのではなく、筐体部20に設けられた既存の孔を貫通孔22として利用することとしてもよい。例えば、筐体部20内に燃料電池スタック200を収納する際に、締結棒を用いて燃料電池スタック200を積層方向に押圧しながら上記収納の動作を行ない、上記締結棒を貫通させる孔を筐体部20に設ける場合には、上記孔を貫通孔22として用いることができる。
B.第2実施形態:
図5は、第2実施形態の燃料電池用ケース10において、筐体部20に蓋部30が取り付けられており、カバー部40をさらに取り付ける様子を模式的に示す斜視図である。第2実施形態では、第1接続部32以外は第1実施形態と同様の構成であるため、共通する部分には同じ参照番号を付す。
第2実施形態では、第1接続部32は、複数のねじによって構成されている。すなわち、蓋部30は、第1接続部32である複数のねじによって筐体部20の外表面に取り付けられている。蓋部30と筐体部20との間のシール性を確保するために、本実施形態では、上記複数のねじは、ほぼ等間隔で設けられている。蓋部30と筐体部20との間のシール性を確保するために、蓋部30と筐体部20の外表面との間には、さらに、貫通孔22を囲む形状に形成されたガスケットが設けられていてもよい。
このような構成としても、筐体部20内の圧力が、既述した予め定められた圧力以上に上昇したときに、蓋部30および第1接続部32の少なくとも一方が破損し、その後も、カバー部40が筐体部20上に取り付けられているならば、第1実施形態と同様の効果が得られる。本実施形態によって、第1接続部32の接続強度は、第1接続部32を構成するねじおよび筐体部20の材質、ねじのかかり代の長さ、およびねじの数によって設定することができる。
C.第3実施形態:
図6は、第3実施形態の燃料電池用ケース10において、筐体部20に蓋部30およびカバー部40が取り付けられる様子を模式的に示す断面図である。第3実施形態では、第1接続部32と第2接続部44の配置以外は第1実施形態と同様の構成であるため、共通する部分には同じ参照番号を付す。
第3実施形態では、第2接続部44を構成するねじは、第1接続部32を構成する接着剤層と重なる位置において、筐体部20に締結される。第1実施例および第2実施例のように、第1接続部32と第2接続部44とが異なる場合には、各々の接続部における接続強度を所望の強度に設定することが容易になる。その結果、例えば、筐体部20内で急激な圧力上昇が起きたときに、第1接続部32は破損するが、第2接続部44においてカバー部40と筐体部20とは接続されている構成を、容易に実現することができる。ただし、第3実施形態のように、第1接続部32と第2接続部44の一部が重なる場合であっても、第1接続部32と第2接続部44との各々における接続強度を適宜設定し、筐体部20内の圧力が上昇して第1接続部32が破損した後も、第2接続部44においてカバー部40と筐体部20とが接続されている構成とすることは可能である。これにより、第1および第2実施形態と同様の効果が得られる。
あるいは、第1接続部32と第2接続部44とが、共通するねじを備え、当該共通するねじによって、蓋部30の筐体部20への取り付けと、カバー部40の筐体部20への取り付けとを行なうこととしてもよい。このような場合には、図5に示した第2実施形態のように、蓋部30と筐体部20との間のシール性を確保するために十分な数のねじを用いることとすれば良い。そして、蓋部30は、筐体部20内の圧力が急激に上昇したときであって、第1接続部32および第2接続部44が破損しないときに破損する強度の部材とすればよい。このとき、蓋部30の破損が妨げられることがないように、例えば、カバー部40の内側(蓋部30に対向する側)の面を凹面にして、カバー部40の表面と蓋部30との間の距離を、より十分に確保することとしてもよい。
D.第4実施形態:
図7は、第4実施形態の燃料電池用ケース10において、筐体部20に蓋部30およびカバー部40を取り付ける様子を、図5と同様にして示す斜視図である。また、図8は、図7におけるVIII-VIII断面の様子を模式的に示す断面図である。第4実施形態では、カバー部40以外は第1実施形態と同様の構成であるため、共通する部分には同じ参照番号を付す。
第4実施形態では、カバー部40は、他の部位に比べて剛性が高い高剛性部として、ビード部46を有している。ビード部46は、カバー部40の上端側の外周部近傍において、カバー部40の外周に沿って設けられており、筐体部20側とは逆向きに凸である溝状の構造である。ビード部46は、例えば、プレス成形により形成することができる。このような凸構造としてのビード部46を設けることにより、カバー部40において、断面係数や断面二次モーメントを大きくして、剛性および強度を向上させることができる。このようなカバー部40を用いるならば、筐体部20内の圧力が急激に上昇して、蓋部30あるいは蓋部30の破片がカバー部40に衝突したときに、ビード部46の近傍ではカバー部40が変形し難くなる。そのため、蓋部30あるいは蓋部30の破片は、ビード部46が設けられることなく、より変形量が大きい箇所から周囲に飛び易くなる。燃料電池用ケース10の筐体部20に貫通孔22を設けた位置の近傍に、蓋部30の飛散から保護したい部材(例えば、既述した高電圧機器など)が存在する場合には、上記保護したい部材が配置される側にビード部46を設けることで、上記保護したい部材を保護する効果を高めることができる。図7では、カバー部40におけるビード部46を設けた側から蓋部30あるいは蓋部30の破片が飛び難い様子を、上方に向かう矢印を破線で示すことによって表わしている。
図9は第4実施形態の変形例としての燃料電池用ケース10において、筐体部20に蓋部30およびカバー部40を取り付ける様子を、図5と同様にして示す斜視図である。図9に示す変形例では、カバー部40以外は第1実施形態と同様の構成であるため、共通する部分には同じ参照番号を付す。図9に示す変形例のカバー部40は、他の部位に比べて剛性が高い高剛性部として、半月型の薄板をカバー部40の表面に重ねて貼り付けた肉厚部48を備える。肉厚部48の形状は、半月型以外の形状であってもよい。肉厚部48を設けた部位においてカバー部40の剛性が高まるため、筐体部20内の圧力が急激に上昇して蓋部30あるいは蓋部30の破片がカバー部40に衝突したときに、肉厚部48の近傍ではカバー部40が変形し難くなる。そのため、蓋部30あるいは蓋部30の破片は、肉厚部48が設けられることなく、より変形量が大きい箇所から周囲に飛び易くなり、図7に示す第4実施形態と同様の効果が得られる。図9では、カバー部40における肉厚部48を設けた側から蓋部30あるいは蓋部30の破片が飛び難い様子を、下方に向かう矢印を破線で示すことによって表わしている。
図7から図9では、カバー部40において、他の部位に比べて剛性が高い高剛性部を積極的に設ける構成について説明したが、他の部位に比べて剛性が低い部位を積極的に設けることにより、結果的に、残余の部位を高剛性部としてもよい。他の部位に比べて剛性が低い部位を設ける方法としては、例えば、カバー部40に対してプレス成形により特定の領域にキズを形成する方法を挙げることができる。
上記の説明では、カバー部40における板状の部位の剛性を局所的に変更することにより、蓋部30あるいは蓋部30の破片がカバー部40に衝突したときのカバー部40の変形し易さを局所的に変更したが、異なる構成としてもよい。例えば、カバー部40を筐体部20に取り付ける第2接続部44を、カバー部40の外周近傍においてカバー部40の外周に沿って配置する複数のねじによって構成する場合に、ねじの疎密の状態により、カバー部40の変形し易さを局所的に変更してもよい。ねじが密に配置された部位は、ねじが疎に配置される部位よりも、カバー部40の変形を抑えることができる。
E.他の実施形態:
上記各実施形態では、蓋部30を筐体部20に取り付けるための第1接続部32は、接着剤層あるいはねじを備えることとしたが、異なる構成としてもよい。接着剤層やねじのように、蓋部30および筐体部20と別体で第1接続部32を設けるのではなく、蓋部30および筐体部20の少なくとも一方と一体で、第1接続部32を設けてもよい。例えば、蓋部30が金属製部材の場合には、溶接やロウ付けにより蓋部30および筐体部20を接続し、第1接続部32を、蓋部30および筐体部20と一体で形成してもよい。あるいは、蓋部30と筐体部20との表面に、係合部あるいは被係合部をそれぞれ設け、両者を嵌め込むことにより蓋部30および筐体部20を接続し、第1接続部32を、蓋部30の一部と筐体部20の一部とによって構成してもよい。
上記各実施形態では、カバー部40を筐体部20に取り付けるための第2接続部44は、ねじを備えることとしたが、異なる構成としてもよい。例えば、筐体部20の表面またはカバー部40の表面に、カバー部40と筐体部20との間の距離を確保するためのスペーサとなる凸部を設け、接続強度が確保できる場合には接着剤を用いて上記凸部においてカバー部40と筐体部20とを接続し、接着剤層によって第2接続部44を構成してもよい。上記ねじや接着剤層のように、カバー部40および筐体部20と別体で第2接続部44を設けるのではなく、カバー部40および筐体部20の少なくとも一方と一体で、第2接続部44を設けてもよい。例えば、筐体部20の表面またはカバー部40の表面に、カバー部40と筐体部20との間の距離を確保するためのスペーサとなる凸部を設け、カバー部40と筐体部20との間を、上記凸部の位置において溶接やロウ付けにより接続し、第2接続部44を、カバー部40および筐体部20と一体で形成してもよい。あるいは、カバー部40と筐体部20との表面に、係合部あるいは被係合部をそれぞれ設け、両者を嵌め込むことによりカバー部40および筐体部20を接続し、第2接続部44を、カバー部40の一部と筐体部20の一部とによって構成してもよい。
いずれの場合であっても、筐体部20内で急激な圧力上昇が生じたときに、蓋部30および第1接続部32の少なくとも一方が破損して筐体部20が圧抜きされると共に、蓋部30あるいは蓋部30の破片がカバー部40に衝突しても、カバー部40が筐体部20に取り付けられている構成とするならば、既述した各実施形態と同様の効果が得られる。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…燃料電池用ケース、20…筐体部、22…貫通孔、24…ねじ穴、30…蓋部、32…第1接続部、40…カバー部、42…締結孔、44…第2接続部、46…ビード部、48…肉厚部、100…燃料電池、200…燃料電池スタック

Claims (4)

  1. 燃料電池用ケースであって、
    燃料電池スタックを収納するための空間が内部に形成される筐体部であって、前記空間と前記筐体部の外部とを連通させる貫通孔が設けられた筐体部と、
    第1接続部によって前記筐体部に取り付けられて、前記貫通孔を塞ぐ蓋部と、
    前記蓋部の上に前記蓋部全体を覆うように配置されて、前記筐体部の外部側から前記筐体部に取り付けられたカバー部と、
    を備え、
    前記蓋部と前記カバー部とは離間しており、
    前記蓋部および前記第1接続部の少なくとも一方は、前記内部の圧力が予め定められた圧力以上に上昇したときに破損し、
    前記カバー部は、前記内部の圧力が前記予め定められた圧力以上に上昇して、前記蓋部および前記第1接続部の少なくとも一方が破損した後も、前記筐体部上に取り付けられている
    燃料電池用ケース。
  2. 請求項1に記載の燃料電池用ケースであって、
    前記カバー部は、前記第1接続部とは異なる第2接続部によって前記筐体部に取り付けられている
    燃料電池用ケース。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料電池用ケースであって、
    前記カバー部は、前記カバー部における他の部位に比べて剛性が高い高剛性部を備える
    燃料電池用ケース。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の燃料電池用ケースであって、
    前記蓋部は樹脂シートであり、
    前記第1接続部は接着剤層である
    燃料電池用ケース。
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