既存のリソースインターレース(interlace)ソリューションが柔軟な帯域幅送信をサポートできないという技術的問題を解決するために、本願の実施形態は、信号送信方法、関連装置、及びシステムを提供して、柔軟な帯域幅送信をサポートし、及び次世代新無線技術によりサポートされるマルチ帯域幅シナリオに一層良好に適応する。
第1の態様によると、本願はネットワーク装置側に適用される信号送信方法を提供する。当該方法は、第1帯域幅の一部又は全部に均等に分布する整数個のリソースブロックを端末にアップリンクリソースとして割り当てるステップと、第1指示情報を前記端末へ送信するステップであって、前記第1指示情報はネットワーク装置により前記端末に前記第1帯域幅内で割り当てられた前記アップリンクリソースを示すために使用される、ステップと、前記端末により送信された第2指示情報を受信するステップであって、前記第2指示情報は、前記端末により検出されアップリンク送信のために使用されるアイドルの第2帯域幅を示すために使用される、ステップと、を含む。
第2の態様によると、本願は端末側に適用される信号送信方法を提供する。当該方法は、ネットワーク装置により送信された第1指示情報を受信するステップであって、前記第1指示情報は、前記ネットワーク装置により第1帯域幅内で端末に割り当てられたアップリンクリソースを示すために使用され、前記第1指示情報により示された前記リソースは、前記第1帯域幅の一部又は全部に均等に分布する整数個のリソースブロックを含む、ステップと、検出されたアイドルの第2帯域幅でアップリンク送信を実行するステップと、前記ネットワーク装置へ第2指示情報を送信するステップであって、前記第2指示情報は、前記第2帯域幅を示すために使用される、ステップと、を含む。
本願では、第1帯域幅は、ネットワーク装置がアップリンクリソーススケジューリングを実行する利用可能帯域幅であり、第2帯域幅は、端末によりLBTを用いて検出された、アップリンク送信のために使用される利用可能帯域幅である。第1帯域幅は、ネットワーク装置がリソーススケジューリングを実行するとき、ネットワーク装置によりLBTを用いて検出された利用可能帯域幅であってよい。端末によりLBTを用いて検出された利用可能帯域幅が第1帯域幅より大きい場合でも、端末は、依然としてネットワーク装置の指示に従いアップリンク送信を実行する必要があることが理解されるべきである。言い換えると、端末によりLBTを用いて検出された、アップリンク送信のために使用される利用可能帯域幅(つまり、第2帯域幅)は、第1帯域幅以下であり得るだけである。
第1の態様及び第2の態様に記載された方法は、柔軟な帯域幅送信をサポートでき、次世代新無線技術によりサポートされるマルチ帯域幅シナリオに一層良好に適応できる。
第1の態様又は第2の態様を参照して、本願は、主に3つのリソーススケジューリング方法を提供する。以下は、3つのリソーススケジューリング方法を詳細に記載する。
第1リソーススケジューリング方法では、ネットワーク装置は、全帯域幅レベルで、第1帯域幅において帯域幅リソーススケジューリングを実行し、リソースインターレースの固定RB間隔に基づきリソーススケジューリングを実行する。言い換えると、RB間隔は第1帯域幅により変化しない。LTEで定義された既存のリソースインターレースと異なり、本願で定義されるリソースインターレースのRB間隔は固定され、帯域幅により変化しない。
後の説明を容易にするために、異なる帯域幅におけるリソースインターレースのRB間隔がN(Nは正整数である)に固定される例が、使用される。言い換えると、前記第1指示情報により示される前記リソースは、前記第1帯域幅内に均等に分布する1つ以上のリソースインターレースを含み、前記リソースインターレース内の2つの隣接するリソースブロック間の間隔はNに固定され且つ前記第1帯域幅により変化せず、Nは正整数である。
第1の態様又は第2の態様を参照して、前記第1リソーススケジューリング方法が実施されるとき、前記第2帯域幅が前記第1帯域幅と等しい場合、前記端末は、前記第1指示情報により示された前記リソースでアップリンク送信を実行してよい。前記第2帯域幅が前記第1帯域幅より小さい場合、前記端末は、前記第2帯域幅内の、前記第1指示情報により示されたリソースでアップリンク送信を実行してよい。
第1の態様又は第2の態様を参照して、前記第1リソーススケジューリング方法が実施されるとき、前記第2帯域幅が前記第1帯域幅と等しい場合、前記端末は、0でない送信電力で、前記第1指示情報により示された前記リソースでアップリンク送信を実行してよく、前記第2帯域幅が前記第1帯域幅より小さい場合、前記端末は、前記第1指示情報により示された前記リソースでアップリンク送信を実行してよく、ここで、前記第2帯域幅内の、前記第1指示情報により示された前記リソースでアップリンク送信を実行するための送信電力は0でなく、前記第2帯域幅外であり、前記第1指示情報により示された前記リソースでアップリンク送信を実行するための送信電力は0である。
第1の態様又は第2の態様を参照して、前記第1リソーススケジューリング方法が実施されるとき、前記第1指示情報は具体的に以下のように実施されてよい。
(1)前記第1指示情報はシグナリングを用いて実装される。
本願の一実施形態では、前記ネットワーク装置は、第1指示情報をダウンリンク制御情報(DCI)に追加してよい。具体的に、端末に割り当てられるリソースインターレースを示すために、DCIにフィールドが追加されてよい。代替的に、既存DCIフォーマットの中のリソース指示のために使用される関連するフィールド、例えばRBリソース割り当てフィールドは、端末に割り当てられるリソースブロックを示すために使用されてよい。
任意で、ネットワーク装置は、代替的に、スケジューリング要求に応答して第1指示情報を他の応答メッセージに追加してよく、又は、ネットワーク装置は、代替的に、第1指示情報を1つのメッセージにカプセル化して、該メッセージを端末へ返送してよい。本願の本実施形態は、ネットワーク装置が第1指示情報を送信する方法に何ら限定を課さない。
(2)前記第1指示情報の内容は以下のように実装される。
第1の実装では、第1指示情報は、第1帯域幅の指示情報と、ネットワーク装置により第1帯域幅内で端末に割り当てられた1つ以上のリソースインターレースのインデックスと、を含んでよい。
第2の実装では、第1指示情報は、ネットワーク装置により第1帯域幅内で端末に割り当てられた1つ以上のリソースインターレースの各々に含まれる開始RBのインデックスと、RBの数と、を含んでよい。このようにして、端末は、1つ以上のリソースインターレースの各々に含まれる開始RBのインデックスと、RBの数と、に基づき、実際に割り当てられたRBの位置を学習してよい。
第3の実装では、第1指示情報は、ネットワーク装置により第1帯域幅内で端末に割り当てられた1つ以上のリソースインターレースの各々に含まれる開始RBのインデックスと、ネットワーク装置により端末に割り当てられたRBの合計数と、を含んでよい。ここで、開始RBの数は、ネットワーク装置により割り当てられたリソースインターレースの数である。このようにして、端末は、合計RB数を開始RBの数で除算することにより、1つのリソースインターレース内のRB数を取得してよい。言い換えると、端末はリソースインターレース構造を学習してよい。
第4の実装では、第1指示情報は、第1帯域幅の指示情報と、ネットワーク装置により端末に割り当てられたリソースインターレースの数と、ネットワーク装置により端末に割り当てられた開始RBのインデックスと、を含んでよい。
任意で、リソース指示値(RIV)が、ネットワーク装置により端末に割り当てられたリソースインターレースを示すために使用されてよい。本願は前述の実装に限定されない。ネットワーク装置及び端末は、さらに、より多くのリソース指示方法について合意してよい。例えば、第1指示情報は、ネットワーク装置により端末に実際に割り当てられたRBのインデックスを含んでよい。
第1の態様又は第2の態様を参照して、前記第1リソーススケジューリング方法が実施されるとき、前記第2指示情報は具体的に以下のように実装されてよい。
端末は、第2指示情報をアップリンクデータに追加してよい。具体的には、端末は、アップリンク送信の第1シンボルで第2指示情報を送信してよく、アップリンク送信により実際に占有される各サブキャリアに第2指示情報を追加してよい。本願は本実装に限定されない。端末は、代替的に、アップリンクデータに関連するアップリンク制御信号に第2指示情報を追加してよい。端末は、代替的に、第2指示情報を1つのメッセージにカプセル化し、該メッセージをネットワーク装置へ送信してよい。第2指示情報を実装する方法(言い換えると、端末が第2指示情報を送信する方法)は、本願の本実施形態で限定されない。
具体的に、第2指示情報は、第2帯域幅のサイズに関する情報、又はアップリンク送信により実際に占有されるキャリア又はサブキャリアのインデックスに関する情報を含んでよい。第2指示情報は、代替的に、アップリンク送信により実際に占有されるキャリア又はサブキャリア範囲、つまり周波数スパン、に関する情報を含んでよい。本願は2つの方法に限定されない。端末は、代替的に、別の方法で、アップリンク送信により実際に占有される帯域幅を、例えばアップリンク送信により実際に占有されるRBのインデックス情報を、報告してよい。例は、単に本願を説明するために使用され、限定としてみなされるべきではない。
第2リソーススケジューリング方法では、ネットワーク装置は、サブバンドレベルで、第1帯域幅においてサブバンドリソーススケジューリングを実行し、サブバンドに対応するインターレースセグメントに基づきリソーススケジューリングを実行する。ここで、インターレースは、第1帯域幅の全帯域幅に均等に分布し、且つRB間隔がNに固定されるもの、つまり第1帯域幅に対応するインターレースである。第1リソーススケジューリング方法と異なり、リソース割り当ては、第1帯域幅に対応するインターレースに基づき実行されない。代わりに、第1帯域幅に対応するインターレースは、複数のサブバンドに対応するインターレースに分割され、リソースは、各サブバンドに対応するインターレースセグメントに基づき割り当てられる。
サブバンド帯域幅は全帯域幅(第1リソーススケジューリング方法における第1帯域幅)より小さく、したがって、サブバンド上でLBTを実行することは、完全にアイドルリソースを使用し及びアップリンクデータの適時送信を実現できることが、理解されるべきである。
第1の態様又は第2の態様を参照して、第2リソーススケジューリング方法が実施されるとき、端末は、アイドルの検出されたサブバンドでアップリンク送信を実行してよい。
第1の態様又は第2の態様を参照して、第2リソーススケジューリング方法が実施されるとき、シグナリングを使用することによる第1指示情報の実装に関する詳細については、第1リソーススケジューリング方法の関連する内容を参照する。
第1の態様又は第2の態様を参照して、前記第1リソーススケジューリング方法が実施されるとき、前記第1指示情報の内容は以下のように実装されてよい。
第1の実装では、第1指示情報は、ネットワーク装置により端末に割り当てられたインターレースセグメントに対応するサブバンドのインデックスと、インターレースセグメントに対応するインターレースのインデックスと、を含んでよい。
第2の実装では、第1指示情報は、ネットワーク装置により端末に割り当てられたインターレースセグメントに対応するサブバンドのインデックスと、インターレースセグメントに対応するインターレース内の開始RBのインデックスと、を含んでよい。
第3の実装では、第1指示情報は、ネットワーク装置により端末に割り当てられたインターレースセグメントに対応するインターレースのインデックスと、インターレース内のインターレースセグメントのセグメントインデックスと、を含んでよい。
第4の実装では、第1指示情報は、ネットワーク装置により端末に割り当てられたインターレースセグメントに対応するサブバンド帯域幅の指示情報Wsubbandと、リソースインターレースセグメントに関連するインターレースの数Lと、ネットワーク装置により端末に割り当てられた開始RBのインデックスRBSTARTと、を含んでよい。
任意で、リソース指示値(RIV)が、単一のサブバンド上でネットワーク装置により端末に割り当てられたリソースブロックを示すために使用されてよい。本願は前述の実装に限定されない。ネットワーク装置及び端末は、さらに、より多くのリソース指示方法について合意してよい。例えば、第1指示情報は、ネットワーク装置により端末に実際に割り当てられたRBのインデックスを含んでよい。
第1の態様又は第2の態様を参照して、第2リソーススケジューリング方法が実施されるとき、シグナリングを使用することによる第2指示情報の実装に関する詳細については、第1リソーススケジューリング方法の関連する内容を参照する。
第1の態様又は第2の態様を参照して、前記第2リソーススケジューリング方法が実施されるとき、前記第2指示情報の、アップリンク送信により実際に占有されるサブバンドのインデックスを含んでよい。第2指示情報は、アップリンク送信により実際に占有されるサブキャリアのインデックスも含んでよい。本願は、これらの方法に限定されず、他の異なる方法が実際の適用において使用されてよい。例えば、第2指示情報は、アップリンク送信により実際に占有されるサブキャリアの範囲を含んでよい。例は、単に本願を説明するために使用され、限定としてみなされるべきではない。
第3リソーススケジューリング方法では、ネットワーク装置は、サブバンドレベルで、第1帯域幅においてサブバンドリソーススケジューリングを実行し、サブバンド上の適切なインターレース構造を選択し、サブバンド上のインターレースに基づきリソーススケジューリングを実行する。インターレースは、一定の数を有し且つサブバンド上で均等に分布したものであってよく、又は固定RB間隔を有し且つサブバンド上で均等に分布したものであってよい。
サブバンド帯域幅は全帯域幅(第1リソーススケジューリング方法における第1帯域幅)より小さく、サブバンド上のLBTは、完全にアイドルリソースを使用し及びアップリンクデータの適時送信を実現できることが、理解されるべきである。
第1の態様又は第2の態様を参照して、第3リソーススケジューリング方法が実施されるとき、端末は、アイドルの検出されたサブバンドでアップリンク送信を実行してよい。
第1の態様又は第2の態様を参照して、第3リソーススケジューリング方法が実施されるとき、シグナリングを使用することによる第1指示情報の実装に関する詳細については、第1リソーススケジューリング方法の関連する内容を参照する。
第1の態様又は第2の態様を参照して、前記第3リソーススケジューリング方法が実施されるとき、前記第1指示情報の内容は以下のように実装されてよい。
第1の実装では、第1指示情報は、ネットワーク装置により端末に割り当てられたインターレースに対応するサブバンドのインデックスと、インターレースのインデックスと、を含んでよい。
第2の実装では、第1指示情報は、ネットワーク装置により端末に割り当てられたインターレースに対応するサブバンドのインデックスと、インターレース内の開始RBのインデックスと、を含んでよい。
第3の実装では、第1指示情報は、ネットワーク装置により端末に割り当てられたインターレースに対応するサブバンド帯域幅の指示情報Wsubbandと、ネットワーク装置により端末にサブバンド上で割り当てられたインターレースの数Lと、ネットワーク装置により端末にサブバンド上で割り当てられた開始RBのインデックスRBSTARTと、を含んでよい。
第1の態様又は第2の態様を参照して、第3リソーススケジューリング方法が実施されるとき、シグナリングを使用することによる第2指示情報の実装に関する詳細については、第1リソーススケジューリング方法の関連する内容を参照する。
第1の態様又は第2の態様を参照して、前記第3リソーススケジューリング方法が実施されるとき、前記第2指示情報の、アップリンク送信により実際に占有されるサブバンドのインデックス含んでよい。第2指示情報は、アップリンク送信により実際に占有されるサブキャリアのインデックスも含んでよい。本願は、これらの方法に限定されず、他の異なる方法が実際の適用において使用されてよい。例えば、第2指示情報は、アップリンク送信により実際に占有されるサブキャリアの範囲を含んでよい。例は、単に本願を説明するために使用され、限定としてみなされるべきではない。
さらに、第1リソーススケジューリング方法は、全帯域幅レベルにおける帯域幅リソーススケジューリング方法であり、第2リソース割り当て方法は、サブバンドレベルにおけるサブバンドリソーススケジューリング方法である。ネットワーク装置は、さらに、ネットワーク装置により使用されるリソース割り当て方法を示すために、第1指示情報に、2つのスケジューリング方法を区別するために使用されるフラグビットを追加する必要がある。
具体的に、第1指示情報を受信した後に、端末は先ずフラグビットを識別してよい。
フラグビットにより示されたリソース割り当て方法が帯域幅リソーススケジューリングである場合、端末は、ネットワーク装置により示された帯域幅(つまり、第1帯域幅)でLBTを実行する。アップリンク送信のために使用される検出されたアイドルの帯域幅(つまり、第2帯域幅)が第1帯域幅と等しいとき、端末は、第1指示情報により示された全リソースでアップリンク送信を実行してよい。アップリンク送信のために使用される検出されたアイドルの帯域幅(つまり、第2帯域幅)が第1帯域幅より小さいとき、端末は、第1指示情報により示されたリソースの一部でアップリンク送信を実行してよい。
フラグビットにより示されたリソース割り当て方法がサブバンドリソーススケジューリングである場合、端末は、第1指示情報により示されたサブバンド(つまり、第1帯域幅のサブバンド)でLBTを実行する。サブバンドがアイドルである場合、端末は、サブバンド上のスケジューリングされたリソースでアップリンク送信を実行してよい。サブバンドが占有されている場合、端末は、サブバンドでアップリンク送信を実行できない。ここで、サブバンド上のスケジューリングされたリソースは、サブバンド上にあり且つ第1指示情報により示されたリソースを指す。
任意で、全帯域幅レベルにおける帯域幅リソーススケジューリング方法は、さらに、サブバンドレベルにおけるサブバンドリソーススケジューリング方法に変換されてよい。具体的に、全帯域幅レベルにおける帯域幅リソーススケジューリング方法では、端末がLBTを実行した後にアイドルの帯域幅を検出しなかった場合、ネットワーク装置は、サブバンドリソーススケジューリング方法を使用してよい。このようにして、端末は、サブバンドLBTを再び実行して、LBTの成功率を向上し、間に合うようにアップリンク送信を実行し得る。
第3の態様によると、本願はネットワーク装置側に適用される信号送信方法を提供する。当該方法は、第1チャネル帯域幅のサブバンド上で、前記サブバンド上で均等に分布した整数個のリソースブロックに基づき、端末にアップリンクリソースを割り当てるステップと、第1指示情報を前記端末に送信するステップであって、前記第1指示情報は、ネットワーク装置により前記端末に前記サブバンド上で割り当てられた前記アップリンクリソースを示すために使用される、ステップと、前記端末により送信された第2指示情報を受信するステップと、を含む。前記第2指示情報は、アイドルのサブバンドを示すために使用される。
第4の態様によると、本願は端末側に適用される信号送信方法を提供する。当該方法は、ネットワーク装置により送信された第1指示情報を受信するステップであって、前記第1指示情報は、前記ネットワーク装置により端末に第1チャネル帯域幅のサブバンド上で割り当てられたアップリンクリソースを示すために使用される、ステップと、アップリンク送信の間、前記第1指示情報に従い、前記サブバンドがアイドルか否かをリッスンし、前記サブバンドがアイドルである場合、前記サブバンド上でアップリンク送信を実行するステップと、前記アイドルのサブバンドを示すために、第2指示情報を前記ネットワーク装置へ送信するステップと、を含む。
第3の態様及び第4の態様における方法によると、サブバンド帯域幅は比較的小さいので、サブバンド上のLBTはアイドルのリソースを完全に使用し、アップリンクデータの適時送信を実現でき、スケジューリングはより細かい粒度で実行できることが理解され得る。
第5の態様によると、ネットワーク装置であって、複数の機能ユニットを含み、相応して第1の態様又は第1の態様の可能な実装のうちのいずれか1つによる方法を実行するよう構成される、ネットワーク装置が提供される。
第6の態様によると、端末であって、複数の機能ユニットを含み、相応して第2の態様又は第2の態様の可能な実装のうちのいずれか1つによる方法を実行するよう構成される、端末が提供される。
第7の態様によると、ネットワーク装置であって、複数の機能ユニットを含み、相応して第3の態様又は第3の態様の可能な実装のうちのいずれか1つによる方法を実行するよう構成される、端末が提供される。
第8の態様によると、端末であって、複数の機能ユニットを含み、相応して第4の態様又は第4の態様の可能な実装のうちのいずれか1つによる方法を実行するよう構成される、端末が提供される。
第9の態様によると、ネットワーク装置であって、第1の態様による信号送信方法を実行するよう構成されるネットワーク装置が提供される。前記ネットワーク装置は、メモリと、前記メモリに結合されるプロセッサと送信機と受信機と、を含んでよい。送信機は、信号を別の無線ネットワーク装置、例えば端末へ送信するよう構成される。受信機は、別の無線ネットワーク装置、例えば端末により送信された信号を受信するよう構成される。メモリは、第1の態様による信号送信方法の実装コードを記憶するよう構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するよう、言い換えると、第1の態様又は第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる信号送信方法を実行するよう構成される。
第10の態様によると、端末であって、第2の態様による信号送信方法を実行するよう構成される端末が提供される。端末は、メモリと、前記メモリに結合されるプロセッサと送信機と受信機と、を含んでよい。送信機は、信号を別の無線ネットワーク装置、例えばネットワーク装置へ送信するよう構成される。受信機は、別の無線ネットワーク装置、例えばネットワーク装置により送信された信号を受信するよう構成される。メモリは、第2の態様による信号送信方法の実装コードを記憶するよう構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するよう、言い換えると、第2の態様又は第2の態様の可能な実装のいずれか1つによる信号送信方法を実行するよう構成される。
第11の態様によると、ネットワーク装置であって、第3の態様による信号送信方法を実行するよう構成されるネットワーク装置が提供される。前記ネットワーク装置は、メモリと、前記メモリに結合されるプロセッサと送信機と受信機と、を含んでよい。送信機は、信号を別の無線ネットワーク装置、例えば端末へ送信するよう構成される。受信機は、別の無線ネットワーク装置、例えば端末により送信された信号を受信するよう構成される。メモリは、第3の態様による信号送信方法の実装コードを記憶するよう構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するよう、言い換えると、第3の態様又は第3の態様の可能な実装のいずれか1つによる信号送信方法を実行するよう構成される。
第12の態様によると、端末であって、第4の態様による信号送信方法を実行するよう構成される端末が提供される。端末は、メモリと、前記メモリに結合されるプロセッサと送信機と受信機と、を含んでよい。送信機は、信号を別の無線ネットワーク装置、例えばネットワーク装置へ送信するよう構成される。受信機は、別の無線ネットワーク装置、例えばネットワーク装置により送信された信号を受信するよう構成される。メモリは、第4の態様による信号送信方法の実装コードを記憶するよう構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するよう、言い換えると、第4の態様又は第4の態様の可能な実装のいずれか1つによる信号送信方法を実行するよう構成される。
第13の態様によると、ネットワーク装置と端末とを含む通信システムが提供される。
ネットワーク装置は、端末に、第1帯域幅の一部又は全体に均等に分布した整数個のリソースブロックをアップリンクリソースとして割り当て、第1指示情報を端末に送信し、端末により送信された第2指示情報を受信するよう構成される。
端末は、ネットワーク装置により送信された第1指示情報を受信し、検出されたアイドルの第2帯域幅でアップリンク送信を実行し、最後にネットワーク装置に第2指示情報を送信するよう構成される。
第1指示情報は、ネットワーク装置により端末に第1帯域幅内で割り当てられたアップリンクリソースを示すために使用される。第1指示情報により示されたリソースは、第1帯域幅の一部又は全体に均等に分布した整数個のリソースブロックを含む。第2指示情報は、第2帯域幅を示すために使用される。
具体的に、ネットワーク装置は、第5の態様又は第9の態様によるネットワーク装置であってよい。端末は、第6の態様又は第10の態様による端末であってよい。
第14の態様によると、ネットワーク装置と端末とを含む通信システムが提供される。
ネットワーク装置は、第1チャネル帯域幅のサブバンド上で、サブバンド上に均等に分布した整数個のリソースブロックに基づき、端末にアップリンクリソースを割り当て、第1指示情報を端末に送信し、端末により送信された第2指示情報を受信するよう構成される。
端末は、ネットワーク装置により送信された第1指示情報を受信し、サブバンドがアイドルか否かをリッスンし及び決定し、サブバンドがアイドルである場合、サブバンド上でアップリンク送信を実行するよう構成される。端末は、アイドルのサブバンドを示すために、第2指示情報をネットワーク装置へ送信するよう構成される。
第1指示情報は、ネットワーク装置により端末に第1帯域幅内で割り当てられたアップリンクリソースを示すために使用される。第1指示情報により示されたリソースは、第1帯域幅のサブバンド上に均等に分布した整数個のリソースブロックを含む。前記第2指示情報は、アイドルのサブバンドを示すために使用される。
ネットワーク装置は、具体的に、第7の態様又は第11の態様によるネットワーク装置であってよい。端末は、第8の態様又は第12の態様による端末であってよい。
第15の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、前記命令がコンピュータ上で実行すると、前記コンピュータは、第1の態様による信号送信方法を実行するようにされる。
第16の態様によると、別のコンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、前記命令がコンピュータ上で実行すると、前記コンピュータは、第2の態様による信号送信方法を実行するようにされる。
第17の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、前記命令がコンピュータ上で実行すると、前記コンピュータは、第3の態様による信号送信方法を実行するようにされる。
第18の態様によると、別のコンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、前記命令がコンピュータ上で実行すると、前記コンピュータは、第4の態様による信号送信方法を実行するようにされる。
第19の態様によると、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトが提供される。命令がコンピュータ上で実行すると、該コンピュータは、第1の態様による信号送信方法を実行するようにされる。
第20の態様によると、命令を含む別のコンピュータプログラムプロダクトが提供される。命令がコンピュータ上で実行すると、該コンピュータは、第2の態様による信号送信方法を実行するようにされる。
第21の態様によると、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトが提供される。命令がコンピュータ上で実行すると、該コンピュータは、第3の態様による信号送信方法を実行するようにされる。
第22の態様によると、命令を含む別のコンピュータプログラムプロダクトが提供される。命令がコンピュータ上で実行すると、該コンピュータは、第4の態様による信号送信方法を実行するようにされる。
本出願の実装において使用される用語は、本出願の特定の実施態様を説明するためにのみ使用されるが、本出願を限定することを意図するものではない。
本出願の実施態様を容易に理解するために、本出願の実施態様における無線通信システムを最初に説明する。
図2は、本願における無線通信システム200を示す。無線通信システム200は、免許周波数帯又は免許不要周波数帯で動作してよい。免許不要周波数帯の使用は、無線通信システム200の容量を改善し得ることが理解され得る。図2に示すように、無線通信システム200は、1つ以上のネットワーク装置(Base Station)201、例えば、NodeB、eNodeB、又はWLANアクセスポイント、1つ以上の端末(Terminal)203、及びコアネットワーク215を含む。
ネットワーク装置201は、ネットワーク装置コントローラ(図示せず)の制御下で端末203と通信するように構成されてよい。幾つかの実施形態では、ネットワーク装置コントローラは、コアネットワーク215の一部であってよく、又はネットワーク装置201に統合されてよい。
ネットワーク装置201は、バックホール(backhaul)インターフェース(例えば、S1インターフェース)213を介して、制御情報(control information)又はユーザデータ(user data)をコアネットワーク215に送信するように構成されてよい。
ネットワーク装置201は、1つ以上のアンテナを使用することによって、端末203との無線通信を行ってよい。各ネットワーク装置201は、ネットワーク装置201に対応するカバレッジ領域207のための通信カバレッジを提供してよい。アクセスポイントに対応するカバレッジ領域207は、複数のセクタ(sector)に分割されてよく、1つのセクタはカバレッジ領域(図示せず)の一部に対応する。
2つのネットワーク装置201は、バックホール(backhaul)リンク211を介して互いに直接的又は間接的に通信してよい。本明細書におけるバックホールリンク211は、有線又は無線通信接続リンクであってよい。
本出願の幾つかの実施形態において、ネットワーク装置201は、基地通信機局(Base Transceiver Station)、無線通信機、基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、ノードB、eNodeBなどであり得る。無線通信システム200は、幾つかの異なるタイプのネットワーク装置201、例えば、マクロ基地局(macro base station)、マイクロ基地局(micro base station)などを含んでよい。ネットワーク装置201は、異なる無線技術、例えば、セル無線アクセス技術又はWLAN無線アクセス技術を適用してよい。
端末203は、無線通信システム200全体に分散されてよく、静止又は移動していてよい。本願の幾つかの実施形態では、端末203は、移動装置、移動局(mobile station)、移動ユニット(mobile unit)、無線ユニット、遠隔ユニット、ユーザエージェント、移動クライアントなどであってよい。
本願の本実施形態では、無線通信システム200は、免許不要周波数帯で動作することができるLTE通信システム、例えば、LTE-Uシステムであってよく、又は免許不要周波数帯で動作することができる5G通信システム、将来の新無線通信システムなどであってよい。無線通信システム200は、免許不要周波数帯の端末アクセスを処理するために、ライセンス補助アクセス(LAA)スキームを使用してよい。LAA方式では、一次セル(Primary Cell)は、確実な品質のサービスを必要とする鍵メッセージとサービスを転送するために、免許周波数帯で動作し、二次セル(Secondary Cell)は、データプレーン性能を改善するために、免許不要周波数帯で動作する。
本願の本実施形態では、無線通信システム200は、マルチキャリア(multi-carrier)(異なる周波数の波形信号)動作をサポートすることができる。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に変調信号を送信することができる。例えば、各通信接続205は、異なる無線技術を使用して変調されたマルチキャリア信号を搬送してよい。各変調された信号は、異なる搬送波で送られてよく、制御情報(例えば、参照信号及び制御チャネル)、オーバーヘッド情報(Overhead Information)、データなどを搬送してよい。
さらに、無線通信システム200は、Wi-Fiネットワークをさらに含むことができる。オペレータネットワークとWi-Fiネットワークの両方が機能できる(免許不要周波数帯域で動作する)ようにするために、無線通信システム200は、リスンビフォートーク(Listen before Talk、LBT)メカニズムを使用してよい。例えば、無線通信システム200では、幾つかの端末203は、免許不要周波数帯域リソースを使用するために、Wi-Fi通信接続217を介してWi-Fiアクセスポイント209に接続されてよく、幾つかの端末203は、免許不要周波数帯域リソースを使用するために、移動通信接続205を介してネットワーク装置201に接続されてよい。免許不要周波数帯を使用する前に、装置は、周波数帯が占有されているかどうかを検出するために、リッスンする必要があり、周波数帯がアイドルの場合にのみ、データを送信するために周波数帯を占有することができる。
ESTIのOCB仕様を満たすために、アップリンクリソースは、無線通信システム200内のリソースインターレースに基づいて割り当てられる。しかし、既存のリソースインターレース(interlace)は、10RBの固定数で構成される。従って、異なる帯域幅シナリオにおけるリソースインターレース(interlace)におけるRBの位置は整合できず、柔軟な帯域幅伝送はサポートできない。
図3に示すように、リソースインターレースは、10MHz帯域幅と20MHz帯域幅の両方で10個のRBを含む。20MHz帯域幅では、9つのリソースブロックが、1つのリソースインターレース(interlace)内の2つの隣接するリソースブロック間で間隔を空けて配置される。10MHz帯域幅では、4つのリソースブロックが、1つのリソースインターレース(interlace)内の2つの隣接するリソースブロック間で間隔を空けて配置される。図3から分かるように、10MHz帯域幅及び20MHz帯域幅において、リソースインターレース内の幾つかのRBは、異なる周波数ドメイン位置に別々に配置され、整列できない。異なる帯域幅におけるリソースインターレースは、異なる時間-周波数位置に対応することが理解され得る。従って、20MHz帯域幅のリソースインターレースを端末に割り当てた場合、端末は10MHz帯域幅のリソースインターレースを使用してデータを送信することができない。具体的には、LBTを用いて端末が検出した実際にアクセス可能な帯域幅が、ネットワーク装置(例えば、基地局)がスケジューリングした帯域幅と整合しない場合、端末はアップリンク通信を行うことができないか、又は、端末はネットワーク装置がリソースを再割り当てするのを待つ必要がある。
図4は、本出願の幾つかの実施態様による端末300を示す。図4に示すように、端末300は、入力/出力モジュール(音声入力/出力モジュール318、キー入力モジュール316、ディスプレイ320などを含む)、ユーザインターフェース302、1つ以上の端末プロセッサ304、送信機306、受信機308、カプラ310、アンテナ314、及びメモリ312を含んでよい。これらのコンポーネントは、バスを使用することによって、又は別の方法で接続されてよい。図4は、バスを使用することによる接続例を示す。
通信インターフェース301は、端末300によって他の通信装置、例えば基地局と通信するために使用されてよい。基地局は、具体的には、図4に示すネットワーク装置400であってもよい。具体的には、通信インターフェース301は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communication、GSM)(2G)通信インターフェース、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)(3G)通信インターフェース、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)(4G)通信インターフェースなどのうちの1つ以上を含んでよく、あるいは4.5G、5G、又は将来の新無線通信インターフェースであってよい。本願は無線通信インターフェースに限定されない。有線通信インターフェース301、例えばローカルエリアネットワーク(Local Access Network、LAN)インターフェースが、端末300に対してさらに構成されてもよい。
アンテナ314は、伝送線路内の電磁エネルギを自由空間内の電磁波に変換するか、又は自由空間内の電磁波を伝送線路内の電磁エネルギに変換するように構成されていよい。カプラ310は、アンテナ314によって受信された移動通信信号を複数の信号に分割し、それらを複数の受信機308に割り当てるように構成される。
送信機306は、端末プロセッサ304によって出力された信号に対して送信処理を実行するよう、例えば、免許又は免許不要周波数帯に信号を変調するように構成することができる。本願の幾つかの実施形態では、送信機306は、免許不要の帯域送信機3061及び免許帯域送信機3063を含んでよい。免許不要の帯域送信機3061は、1つ以上の免許不要周波数帯域で信号を送信するために端末300をサポートしてよく、免許不要の帯域送信機3063は、1つ以上の免許周波数帯域で信号を送信するために端末300をサポートしてよい。
受信機308は、アンテナ314によって受信された移動通信信号に対して受信処理を実行するように構成されてよい。例えば、受信機308は、免許不要又は免許周波数帯に変調された受信信号を復調してよい。本出願の幾つかの実施形態では、受信機308は、免許不要の帯域受信機3081及び免許帯域受信機3083を含んでよい。免許不要の帯域受信機3081は、免許不要周波数帯域上で変調された信号を受信するために端末300をサポートしてよく、免許帯域受信機3083は、免許周波数帯域上で変調された信号を受信するために端末300をサポートしてよい。
本出願の幾つかの実施態様において、送信機306及び受信機308は、無線モデムとみなされていよい。端末300には、1つ以上の送信機306及び受信機308が存在してよい。
図4に示す送信機306及び受信機308に加えて、端末300は、他の通信コンポーネント、例えば、GPSモジュール、ブルートゥース(Bluetooth)モジュール、及びワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、Wi-Fi)モジュールをさらに含んでよい。無線通信信号に加えて、端末300は、他の無線通信信号、例えば、衛星信号及び短波信号をさらにサポートしてよい。本願は無線通信に限定されない。端末300は、有線通信をサポートするために、有線ネットワークインターフェース(例えば、LANインターフェース)をさらに備えられてよい。
入力/出力モジュールは、端末300とユーザ又は外部環境との間の対話を実現するように構成されてよく、主に、オーディオ入力/出力モジュール318、キー入力モジュール316、ディスプレイ320などを含んでよい。具体的には、入力/出力モジュールは、カメラ、タッチスクリーン、センサなどをさらに含んでよい。入出力モジュールはすべて、ユーザインターフェース302を介して端末プロセッサ304と通信する。
メモリ312は、端末プロセッサ304に結合され、種々のソフトウェアプログラム及び/又は複数の命令セットを記憶するように構成される。具体的には、メモリ312は、高速ランダムアクセスメモリを含んでよく、不揮発性メモリ、例えば、1つ以上の磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置、又は他の不揮発性固体記憶装置を含んでもよい。メモリ312は、オペレーティングシステム(以下で簡単にシステムと呼ばれる)、例えば、Android、iOS、Windows、又はLinuxなどの組み込みオペレーティングシステム、を記憶してよい。メモリ312は、ネットワーク通信プログラムをさらに記憶してよい。ネットワーク通信プログラムは、1つ以上の追加装置、端末装置、及びネットワーク装置との通信に使用されていよい。メモリ312は、さらに、ユーザインターフェースプログラムを格納してよい。ユーザインターフェースプログラムは、グラフィカル操作インターフェースを使用して、アプリケーションプログラムのコンテンツを視覚的に表示し、メニュー、ダイアログボックス、キーなどの入力コントロールを使用して、アプリケーションプログラム上のユーザの制御操作を受信してよい。
本出願の幾つかの実施形態では、メモリ312は、本出願の1つ以上の実施形態で提供される信号送信方法の実装プログラムを、端末300側に格納するように構成されてよい。本出願の1つ以上の実施形態で提供される信号送信方法の実装については、以下の実施形態を参照されたい。
端末プロセッサ304は、コンピュータ可読命令を読み取り実行するように構成されてよい。具体的には、端末プロセッサ304は、メモリ312に記憶されたプログラム、例えば、端末300側の本願の1つ以上の実施形態で提供される信号送信方法の実装プログラムを呼び出し、プログラムに含まれる命令を実行するように構成されてよい。
端末300は、図2に示す無線通信システム200内の端末203であってよく、移動装置、移動局(mobile station)、移動ユニット(mobile unit)、無線ユニット、遠隔ユニット、ユーザエージェント、移動クライアントなどとして実装されてよいことが理解されよう。
図4に示す端末300は、本出願の本実施形態における単なる一実装であることに留意されたい。実際の用途では、端末300は、より多くの又はより少ない構成要素をさらに含んでよいが、これは本明細書では限定されない。
図5は、本出願の幾つかの実施形態によるネットワーク装置400を示す。図5に示すように、ネットワーク装置400は、通信インターフェース403、1つ以上のネットワーク装置プロセッサ401、送信機407、受信機409、カプラ411、アンテナ413、及びメモリ405を含んでよい。これらのコンポーネントは、バスを使用することによって、又は別の方法で接続されていよい。図5は、バスを使用することによる接続例を示す。
通信インターフェース403は、他の通信装置、例えば、端末装置又は他の基地局と通信するために、ネットワーク装置400によって使用され得る。端末装置は、特に、図3に示す端末300であってよい。具体的には、通信インターフェース403は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)(2G)通信インターフェース、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)(3G)通信インターフェース、ロングタームエボリューション(LTE)(4G)通信インターフェースなどのうちの1つ以上を含んでよく、4.5G、5G、又は将来の新無線通信インターフェースであってよい。本願は無線通信インターフェースに限定されない。有線通信インターフェース403は、さらに、ネットワーク装置400のために構成されてよい。例えば、あるネットワーク装置400と別のネットワーク装置400との間のバックホールリンクは有線通信接続であってよい。
アンテナ413は、伝送線路内の電磁エネルギを自由空間内の電磁波に変換するか、又は自由空間内の電磁波を伝送線路内の電磁エネルギに変換するように構成されてよい。カプラ411は、移動通信信号を複数の信号に分割し、それらを複数の受信機409に割り当てるように構成されていよい。
送信機407は、ネットワーク装置プロセッサ401によって出力された信号に対して送信処理を実行するよう、例えば、免許又は免許不要周波数帯域で信号を変調するよう構成されてよい。本出願の幾つかの実施形態では、送信機407は、免許不要の帯域送信機4071及び免許帯域送信機4073を含んでよい。免許不要の帯域送信機4071は、1つ以上の免許不要周波数帯域上で信号を送信するためにネットワーク装置400をサポートしてよく、免許帯域送信機4073は、1つ以上の免許周波数帯域上で信号を送信するためにネットワーク装置400をサポートしてよい。
受信機409は、アンテナ413によって受信された移動通信信号に対して受信処理を実行するように構成されてよい。例えば、受信機409は、免許不要又は免許周波数帯に変調された受信信号を復調してよい。本出願の幾つかの実施態様において、受信機409は、免許不要の帯域受信機4091及び免許帯域受信機4093を含んでよい。免許不要の帯域受信機4091は、免許不要周波数帯域上で変調された信号を受信するためにネットワーク装置400をサポートしてよく、免許帯域受信機4093は、免許周波数帯域上で変調された信号を受信するためにネットワーク装置400をサポートしてよい。
本出願の幾つかの実施態様において、送信機407及び受信機409は、無線モデムとみなされてよい。ネットワーク装置400には、1つ以上の送信機407及び受信機409が存在してよい。
メモリ405は、ネットワーク装置プロセッサ401に結合され、種々のソフトウェアプログラム及び/又は複数の命令セットを記憶するように構成される。具体的には、メモリ405は、高速ランダムアクセスメモリを含んでよく、また、不揮発性メモリ、例えば、1つ以上のディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置、又は他の不揮発性固体記憶装置を含んでもよい。メモリ405は、オペレーティングシステム(以下、簡単にシステムと称する)、例えば、uCOS、VxWorks、又はRTLinuxのような組み込みオペレーティングシステムを格納してよい。メモリ405は、ネットワーク通信プログラムをさらに記憶してよい。ネットワーク通信プログラムは、1つ以上の周辺装置、1つ以上の端末装置、又は1つ以上のネットワーク装置と通信するために使用されてよい。
ネットワーク装置プロセッサ401は、無線チャネルを管理し、呼又は通信リンクを確立又は切断し、ローカル制御セル内のユーザ装置のセル間ハンドオーバを制御するように構成されてよい。具体的には、ネットワーク装置プロセッサ401は、管理モジュール/通信モジュール(Administration Module/Communication Module、AM/CM)(音声チャネル切り替え及び情報交換のためのセンター)、基本モジュール(Basic Module、BM)(呼処理、信号処理、無線リソース管理、無線リンク管理、及び回路保守機能を達成するように構成される)、トランスコーダ及びサブマルチプレクサ(Transcoder and SubMultiplexer、TCSM)(多重化/分離及びトランスコーディング機能を達成するように構成される)などを含んでよい。
本願の本実施形態では、ネットワーク装置プロセッサ401は、コンピュータ可読命令を読み取り、実行するように構成されてよい。具体的には、ネットワーク装置プロセッサ401は、メモリ405に記憶されたプログラム、例えば、ネットワーク装置400側に、本願の1つ以上の実施形態で提供される信号送信方法を実装するためのプログラムを起動し、プログラムに含まれる命令を実行するように構成されてよい。
ネットワーク装置400は、図2に示す無線通信システム200内の基地局201であってよく、基地通信機局、無線通信機、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、NodeB、eNodeBなどとして実装されてよいことが理解されよう。ネットワーク装置400は、幾つかの異なるタイプの基地局、例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局などによって実現されてよい。基地局400は、異なる無線技術、例えば、セル無線アクセス技術又はWLAN無線アクセス技術を適用してよい。
図5に示すネットワーク装置400は、本願の本実施形態の単なる実装であることに留意されたい。実際の適用では、ネットワーク装置400は、より多くの又はより少ない構成要素を代替的に含んでよく、これは本明細書では限定されない。
無線通信システム200、端末300、及びネットワーク装置400に対応する前述の実施形態に基づいて、アップリンク送信中の柔軟な帯域幅伝送をサポートするために、本出願の一実施形態は、信号送信方法を提供する。
本出願の主な原則は、以下を含んでよい。
1.アップリンクリソーススケジューリングの間、ネットワーク装置は、固定RB間隔(RB spacing)を持つリソースインターレース(interlace)に基づいてリソースを割り当てる。ここで、RB間隔とは、リソースインターレース内の任意の2つの隣接するRB間の間隔を指す。LTEで定義されている既存のリソースインターレースとは異なり、本願で定義されるリソースインターレースのRB間隔は固定されており、帯域幅によって変化しない。
例えば、図6に示すように、各リソースインターレースのRB間隔Nは、20MHz、40MHz、及び80MHz帯域幅で10である。図6から分かるように、本願で新たに定義されるリソースインターレースは、異なる帯域幅間のリソース整合を容易にする。LBTを用いて端末が検出したアクセス可能な帯域幅が、ネットワーク装置がスケジューリングした帯域幅と一致しない場合、端末は、ネットワーク装置がリソースを再スケジューリングするのを待たずにアップリンク送信を行ってよい。従って、柔軟な帯域幅伝送がサポートされる。
以下の説明を単純化するために、異なる帯域幅における各リソースのインターレースのRB間隔は、N(Nは正整数)に固定されると仮定されてよい。
2.LBTを使用することによって端末によって検出されるアクセス可能な帯域幅は、アップリンクリソーススケジューリング中にネットワーク装置によって使用される利用可能な帯域幅と一致しなくてよい。従って、端末は、さらに、ネットワーク装置が正しく情報を受信できるように、アップリンク送信の実際の帯域幅情報をネットワーク装置に報告する必要がある。さらに、OCBテスト中に、アップリンク伝送がOCB要件を満たすかどうかは、端末によって報告された帯域幅に基づいて、柔軟なマルチ帯域幅伝送がOCB要件を満たすことを保証するために、代替的に決定され得る。
本願では、アップリンクリソーススケジューリング中にネットワーク装置によって使用される利用可能な帯域幅は、第1帯域幅と呼ばれてよく、LBTを使用することによって端末によって検出され、アップリンク送信に使用される利用可能な帯域幅は、第2帯域幅と呼ばれてよい。第1帯域幅は、ネットワーク装置がリソーススケジューリングを実行するときにLBTを使用することによってネットワーク装置によって検出される利用可能な帯域幅であってよい。LBTを使用することによって端末によって検出される利用可能な帯域幅が、第1帯域幅よりも大きくても、端末は、依然としてネットワーク装置の指示に従ってアップリンク送信を実行する必要があることが理解されるべきである。言い換えれば、LBTを使用して端末が検出し、アップリンク送信に使用される利用可能な帯域幅(すなわち、第2帯域幅)は、第1帯域幅以下だけであり得る。
具体的には、第2帯域幅が第1帯域幅と等しい場合、端末は、ネットワーク装置のスケジューリング指示に従って、第2帯域幅上でアップリンク送信を完全に行ってよい。言い換えれば、端末は、ネットワーク装置によって配信されるリソース指示情報によって示されるリソースでアップリンク送信を行ってよい。第2帯域幅が第1帯域幅よりも小さい場合、端末は、リソース指示情報によって示されるリソースの一部でアップリンク送信を行ってよい。言い換えると、端末は、第2帯域幅にあり、リソース指示情報によって示されるリソースでアップリンク送信を行ってよい。
例えば、図6に示すように、ネットワーク装置は、40MHz帯域幅(すなわち、第1帯域幅)で端末にリソースインターレースをスケジューリングすると仮定される。リソースインターレースは、具体的には、RB0、RB10、RB20、...、RB90、RB100、RB110、...、RB180、及びRB190を含む。端末がLBTを用いて80MHzの利用可能な帯域を検出した場合、ネットワーク装置によって端末にスケジューリングされたリソースは40MHzの第1帯域幅に位置するため、端末はアイドルの40MHz帯域幅においてのみアップリンク送信を行うことができる。この場合、第2帯域幅はアイドルの40MHz帯域幅である。端末がLBTを用いてアイドルの80MHz帯域幅を検出すると、端末にスケジューリングされたリソースが40MHzの第1帯域幅にあるため、端末はアイドルの40MHzの第2帯域幅(この場合、第2帯域幅は第1帯域幅に等しい)においてのみアップリンク送信を行うことができる。アップリンク送信に利用でき、端末がLBTを用いて検出するアイドルの帯域幅が20MHz帯域幅(すなわち、第2帯域幅)である場合、端末にスケジューリングされたリソースインターレース内の幾つかのリソースブロック(すなわち、RB0、RB10、RB20、...、及びRB90)のみが20MHz帯域幅内にあるため、端末は、ネットワーク装置のスケジューリング指示に従って、20MHz利用可能帯域幅内のこれらのリソースブロックでアップリンク送信を行ってよい。図6の例は、単に本願を説明するために使用されたものであり、限定として解釈されるものではない。
第2帯域幅が第1帯域幅よりも小さい場合、端末が第2帯域幅においてアップリンク送信を行うときに実際に占有される帯域幅の第1帯域幅に対する比は、OCB要件を満たさないことが理解され得る。この場合、端末は、第2帯域幅をネットワーク機器に報告する必要がある。このようにして、アップリンク送信がOCB要件を満たすかどうかは、端末によって報告された帯域幅に基づいて決定され得る。ここで、端末によって報告された第2帯域幅は、OCBテストにおいて請求された帯域幅として使用されてよい。
例えば、図6に示すように、ネットワーク装置は、リソースインターレースを40MHz帯域幅において端末にスケジューリングすると仮定する。リソースインターレースは、具体的には、RB0、RB10、RB20、...、RB90、RB100、RB110、...、RB180、及びRB190を含む。アップリンク送信に利用可能で、LBTを用いて端末が検出したアイドル帯域幅が20MHz帯域である場合、端末は、ネットワーク装置によって割り当てられたリソースインターレース内の幾つかのリソースブロック(すなわち、RB0、RB10、RB20、...、及びRB90)でのみアップリンク送信を行うことができるため、アップリンク送信により占有される実際の帯域幅は、16.38MHzである(サブキャリア間隔が15kHzの場合、1つのRBは0.18MHzを占有し、91RBは16.38MHzを占有する)。この場合、アップリンク送信がOCB要件を満たすかどうかを判断するために、40MHz帯域幅(すなわち、第1帯域幅)が使用される場合、アップリンク信号の帯域幅利用は、最終的には、16.38MHz/40MHz≒41%として得られ、明らかにOCB要件を満たさない。加えて、端末は、検出されたアイドルの第2帯域幅においてのみアップリンク送信を行ってよいので、第1帯域幅に基づいてOCB要件を決定することは不合理である。この場合、端末が報告した帯域幅(すなわち、20MHzの第2帯域幅)が、アップリンク送信がOCB要件を満たすかどうかを判断するために使用され、アップリンク信号の帯域幅利用率は、最終的には、16.38MHz/20MHz≒82%として得られ、明らかにOCB要件を満たす。図6の例は、単に本願を説明するために使用されたものであり、限定として解釈されるものではない。
本願は、図6に示す20MHz、40MHz、及び80MHz帯域幅のような様々な帯域幅シナリオに限定されない。本願は、別の帯域幅シナリオ、例えば、60MHz又は100MHz帯域幅にさらに適用可能である。さらに、各帯域幅シナリオに対応するRBの数、リソースインターレースのRB間隔などは、図6に示すものに限定されない。詳細は、将来の通信技術仕様を参照のこと。
図7は、本出願の一実施形態による信号送信方法を示す。図7に示す実施形態では、ネットワーク装置は、全帯域幅レベルで第1帯域幅で帯域幅リソーススケジューリングを実行し、リソースインターレースの固定RB間隔に基づいてリソーススケジューリングを実行する。RB間隔は、第1帯域幅と共に変化しない。以下に詳細を説明する。
S103:ネットワーク装置は、端末により送信されたスケジューリング要求(Scheduling Request、SR)を受信する。スケジューリング要求は、アップリンク送信リソースの割り当てをネットワーク機器に要求するために使用される。
図7のステップS101を参照すると、端末は、スケジューリング要求をネットワーク装置に周期的に送信してよい。例えば、端末は送信時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)毎に一度、スケジューリング要求をネットワーク装置へ送信する。あるいは、端末は、イベントによって駆動されるとき、スケジューリング要求をネットワーク装置に送信してよい。例えば、送信するアップリンクデータがあるとき、端末はスケジューリング要求をネットワーク機器に送信する。ここで、アップリンクデータの到着は、スケジューリング要求を送信するよう端末を駆動するイベントである。本願の本実施形態は、スケジューリング要求を送信するために端末をトリガするメカニズムに制限を課さない。
S105-S107:スケジューリング要求に応答して、リソーススケジューリングを実行する前に、ネットワーク装置は、まず、LBTを実行して、アイドル状態であり利用可能な免許不要周波数帯域に対応する第1帯域幅を決定してよい。次に、リソース割り当て中に、ネットワーク装置は、固定RB間隔Nのリソースインターレースに基づいてリソースを割り当てる。具体的には、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたアップリンクリソースは、1つ以上のリソースインターレースを含んでよい。ここで、Nの固定RB間隔を持つリソースインターレースは、第1帯域幅全体に均等に分布し、任意の2つのRB間隔はNに固定される。
例えば、1つのRBが12のサブキャリアを占有し、各サブキャリアが15kHzを占有すると仮定する。符号間干渉を回避するために、第1帯域幅は、保護帯域を含んでよいことが理解されるべきである。第1帯域幅における保護帯域の割合を10%、第1帯域幅における信号を送信するために実際に使用される送信帯域幅の割合を90%と仮定する。図6に示すように、様々な帯域幅シナリオにおいてリソースインターレースのRB間隔Nが10である場合、
第1帯域幅が20MHzのとき、送信帯域幅(実際には18MHz)は100RBに対応し、20MHzの第1帯域幅のリソースインターレースは10RBで構成される。(A)図6に、リソースインターレースの特定の構造を示す;
第1帯域幅が40MHzのとき、送信帯域幅(実際には36MHz)は200RBに対応し、40MHzの第1帯域幅のリソースインターレースは20RBで構成される。(B)図6に、リソースインターレースの特定の構造を示す;
第1帯域幅が80MHzのとき、送信帯域幅(実際には72MHz)は400RBに対応し、80MHzの第1帯域幅のリソースインターレースは40RBで構成される。(C)図6は、リソースインターレースの特定の構造を示す。
リソースインターレースのRB間隔Nは固定されており、帯域幅と共に変化しないことが分かる。従って、より大きな帯域幅は、リソースインターレースに含まれるより多数のRBをもたらす。
S109:ネットワーク装置は、端末にリソース指示情報を返信する。ここで、リソース指示情報は、ネットワーク装置が第1帯域幅において端末に割り当てるアップリンクリソースを示すために使用される。本願において、リソース指示情報は、第1指示情報として参照されてよい。
(1)第1指示情報は、シグナリングを使用して実装される。
本願の一実施形態では、ネットワーク装置は、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)にリソース指示情報を追加してよい。具体的には、端末に割り当てられたリソースインターレースを示すために、新しいフィールドがDCIに追加されてよい。あるいは、既存のDCI形式のリソース指示に使用される関連フィールド、例えば、RBリソース割り当て(Resource block assignment)フィールドが、端末に割り当てられたリソースブロックを示すために使用されてよい。
例えば、ネットワーク装置は、端末に返されるアップリンクスケジューリング許可(UL grant)にリソース指示情報を追加してよい。ここで、UL許可は、DCIフォーマット0、0A、0B、4、4A、又は4BのDCIのタイプである。
任意に、ネットワーク装置は、スケジューリング要求に応答して、他の応答メッセージにリソース指示情報を代わりに追加してよく、又は、ネットワーク装置は、代替的に、リソース指示情報を1つのメッセージにカプセル化して、メッセージを端末に返してよい。本願の本実施形態は、ネットワーク装置がリソース指示情報を送信する方法に制限を課さない。
(2)第1指示情報の内容は、以下のように実装される。
第1実装では、リソース指示情報は、第1帯域幅の指示情報と、ネットワーク装置によって第1帯域幅において端末に割り当てられる1つ以上のリソースインターレースのインデックスとを含んでよい。
異なる帯域幅におけるリソースインターレースは整列され得るが、異なる数のRBを含み得ることが理解され得る。したがって、端末に割り当てられたリソースインターレースのインデックスが示されるとき、どの帯域幅がリソースインターレースのためかを示す必要もある。このようにして、端末は、第1帯域幅の指示情報に従ってリソースインターレースの特定の構造(すなわち、含まれるRBの数)を学習し、そして、リソースインターレースのインデックスに基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたRBの位置を学習してよい。
例えば、図8Aに示すように、20MHzの第1帯域幅において、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたリソースインターレースは、インターレース0及びインターレース1を含むと仮定される。リソース指示情報は、20MHzの第1帯域幅、及びリソースインターレース0及び1のインデックス0及び1を示してよい。このようにして、端末は、20MHzに基づいて、インターレース0及びインターレース1が、図8Aに示される構造であること、言い換えると、10RBを含むことを学習し得る。次に、端末は、インデックス0及び1に基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたRBを学習してよく、これには、{RB0、RB10、RB20、・・・、及びRB90}(すなわち、インターレース0)、{RB1、RB11、RB21、・・・・、及びRB91}(すなわち、インターレース1)が含まれる。
別の例として、図8Bに示すように、40MHzの第1帯域幅において端末にネットワーク装置によって割り当てられたリソースインターレースはインターレース0及び1を含むと仮定される。リソース指示情報は、40MHzの第1帯域幅、リソースインターレース0及び1のインデックス0及び1を示してよい。このようにして、端末は、40MHzに基づいて、インターレース0及びインターレース1が、図8Bに示される構造であること、言い換えれば、20RBを含むことを学習してよい。次に、端末は、インデックス0及び1に基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたRBを学習することができ、これには、{RB0、RB10、RB20、...、RB90、RB100、RB110、...、RB180、及びRB190}(すなわち、インターレース0)、及び{RB1、RB11、RB21、...、RB91、RB101、RB111、...、RB181、及びRB191}(すなわち、インターレース1)が含まれる。
本例は、何らの限定を構成することなく、本願の本実施形態を単に説明するために使用される。
第2実装では、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって第1帯域幅において端末に割り当てられた1つ以上のリソースインターレースの各々に含まれる開始RBのインデックスと、RBの数とを含んでよい。このようにして、端末は、1つ以上のリソースインターレースの各々に含まれる開始RBのインデックス及びRBの数に基づいて、実際に割り当てられたRBの位置を学習してよい。
例えば、図8Aに示すように、20MHzの第1帯域幅において端末にネットワーク装置によって割り当てられたリソースインターレースはインターレース0及び1を含むと仮定される。リソース指示情報は、インターレース0及び1における開始RBが、それぞれRB0及びRB1であり、インターレース0及び1に含まれるRBの数は、両方とも10であることを示してよい。このようにして、端末は、インターレース0及び1に含まれるRB(すなわち、10RB)の数に基づいて、インターレース0及び1が図8Aに示される構造であることを学習してよい。言い換えれば、ネットワーク装置は、20MHz帯域幅の端末にリソースを割り当てる。次に、端末は、インターレース0及び1における開始RBのインデックス0及び1に基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたRBを学習してよく、このには、{RB0、RB10、RB20、...、及びRB90}(すなわち、インターレース0)、及び{RB1、RB11、RB21、...、及びRB91}(すなわち、インターレース1)が含まれる。
別の例として、図8Bに示すように、40MHzの第1帯域幅において端末にネットワーク装置によって割り当てられたリソースインターレースは、インターレース0及びインターレース1を含むと仮定される。この場合、リソース指示情報は、インターレース0及び1の開始RBがそれぞれRB0及びRB1であり、インターレース0及び1に含まれるRBの数が両方とも20であることを示してよい。このようにして、端末は、インターレース0及び1に含まれるRBの数(すなわち、20RB)に基づいて、インターレース0及び1が図8Bに示される構造であることを学習してよい。言い換えると、ネットワーク装置は40MHz帯域幅におちえ端末にリソースを割り当てる。次に、端末は、開始RBのインデックス0及び1に基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたRBを学習してよく、これには、{RB0、RB10、RB20、・・・、RB90、RB100、RB110、・・・、RB180、及びRB190}(すなわち、インターレース0)、及び{RB1、RB11、RB21、・・・・、RB91、RB101、RB111、・・・・、RB181、及びRB191}(すなわち、インターレース1)が含まれる。
本例は、何らの限定を構成することなく、本願の本実施形態を単に説明するために使用される。
第3の実装では、リソース指示情報は、第1帯域幅において端末にネットワーク装置によって割り当てられた1つ以上のリソースインターレースの各々に含まれる開始RBのインデックスと、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたRBの合計数とを含んでよい。ここで、開始RBの数は、ネットワーク装置によって割り当てられるリソースインターレースの数である。このようにして、端末は、RBの合計数を開始RBの数で割ることによって、1つのリソースインターレース内のRBの数を得てよい。言い換えれば、端末はリソースインターレース構造を学習してよい。
例えば、図8Aに示すように、20MHzの第1帯域幅において端末にネットワーク装置によって割り当てられたリソースインターレースはインターレース0及び1を含むと仮定される。この場合、リソース指示情報は、インターレース0及び1内の開始RBがそれぞれRB0、RB1であり、ネットワーク機器から端末に割り当てられたRBの合計数が20であることを示してよい。このようにして、端末は、合計数20を開始RBの数2(RB0及びRB1)で割ることに基づいて、1つのリソースインターレースが10RBを含むことを得てよい。換言すれば、リソースインターレースは、図8Aに示される構造である。次に、端末は、開始RBのインデックス0及び1に基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたRBを学習してよく、これには、{RB0、RB10、RB20、・・・、及びRB90}(すなわち、インターレース0)、及び{RB1、RB11、RB21、・・・・、及びRB91}(すなわち、インターレース1)が含まれる。
別の例として、図8Bに示すように、40MHzの第1帯域幅において端末にネットワーク装置によって割り当てられたリソースインターレースはインターレース0及び1を含むと仮定される。この場合、リソース指示情報は、インターレース0及び1の開始RBがそれぞれRB0及びRB1であり、ネットワーク機器により端末に割り当てられるRBの合計数が40であることを示してよい。端末は、合計数40を開始RBの数2(RB0及びRB1)で割ることに基づいて、1つのリソースインターレースが20RBを含むことを得てよい。換言すれば、リソースインターレースは、図8Bに示される構造である。次に、端末は、インターレース0及び1内の開始RBのインデックス0及び1に基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたRBを学習してよく、これには、{RB0、RB10、RB20、・・・、RB90、RB100、RB110、・・・・、RB180、及びRB190}(すなわち、インターレース0)及び{RB1、RB11、RB21、・・・・、RB91、RB101、RB111、・・・・、RB181、及びRB191}(すなわち、インターレース1)が含まれる。
この実施例は、何らの限定を構成することなく、本願の本実施形態を単に説明するために使用される。
第4の実装では、リソース指示情報は、第1帯域幅の指示情報、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたリソースインターレースの数、及びネットワーク装置によって端末に割り当てられた開始RBのインデックスを含んでよい。
具体的には、ネットワーク装置により端末に割り当てられるRBセットは、RBSTART+l+i・Nとして示される。ここで、RBSTARTは、ネットワーク装置により端末に割り当てられる開始RBのインデックスを示し、l=0,1,...L-1、ここでLはネットワーク装置により端末に割り当てられるリソースインターレースの数を示し、NはリソースインターレースのRB間隔を示し、i=0,1,...M-1、ここでNRB
ULはアップリンク送信帯域幅に対応するRBの数を示す。リソースインターレースのRB間隔Nは、既知の値である。従って、開始RBのインデックスRBSTART、リソースインターレースの数L、及び第1帯域幅(NRB
ULが推定されてよい)が学習された場合には、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたRBセットが決定され得る。
1つのRBは12のサブキャリアを占有し、各サブキャリアは15kHzを占有すると仮定する。第1帯域幅が20MHzであり、送信帯域幅の割合が90%である場合、アップリンク信号を送信するために実際に使用されるアップリンク送信帯域幅は、100RBに対応する。つまり、NRB
UL=100である。
例1:図8Aに示すように、ネットワーク装置がRB0から始まる(すなわちRBSTART=0)1つのリソースインターレース(すなわち、L=1)を端末に割り当て、リソースインターレースのRB間隔が10(すなわち、N=10)である場合、端末に割り当てられたRBセットは以下である:
0+{(1-1)}+{0,1,...,9}x10={0,10,20,30,...,90}
RBセットは、図8Aのリソースインターレース0である。
例2:図8Aに示すように、ネットワーク装置がRB0から始まる(すなわち、RBSTART=0)2つのリソースインターレース(すなわち、L=2)を端末に割り当て、リソースインターレースのRB間隔が10(すなわち、N=10)の場合、端末に割り当てられたRBセットは以下である:
0+{0,(2-1)}+{0,1,...,9}x10={0,10,20,30,...,90}&{1,11,21,31,...,91}
2つのRBセットは、図8Aのリソースインターレース0及び1である。
本例は、何らの限定を構成することなく、本願の本実施形態を単に説明するために使用される。
任意で、リソースインジケータ値(Resource Indication Value、RIV)が、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたリソースインターレースを示すために使用されてよい。具体的には、3GPP36.213の既存のRIV計算アルゴリズムを参照してよい。
のとき、RIV=M(L-1)+RB
STARTである。その他の場合、RIV=M(M-L+1)+(M-1-RB
START)である。
本願は、前述の実装に限定されない。ネットワーク装置と端末は、さらに、より多くのリソース指示方法について合意してよい。例えば、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって端末に実際に割り当てられるRBのインデックスを含んでよい。図8Aに示すように、20MHzの第1帯域幅において端末にネットワーク装置によって割り当てられたリソースインターレースはインターレース0を含むと仮定される。この場合、リソース指示情報は、例えば、インターレース0に含まれるRB0、RB10、RB20、...、及びRB90を含む10のリソースブロックのインデックス、例えば、0、10、20、...、及び90を示してよい。この例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
S111-S127。リソース指示情報を受信した後、端末は、アップリンク送信前にLBTを実行し、アイドルの使用可能な免許不要周波数帯域を検出し、アップリンク送信に使用可能なアイドルの第2帯域幅を決定する必要がある。詳細はS111を参照のこと。もし端末がLBT後のアイドルスペクトルリソースを検出しなければ、端末はアップリンク送信を実行できないことが理解されるべきである。次に、端末は、リソース指示情報に応じて、第2帯域幅の一部又は全部でアップリンク送信を行う。詳細はS113-S123を参照のこと。信号伝送中に、信号処理が行われてよい。例えば、送信予定のアップリンクデータは、リソース指示情報によって示されるリソースの一部又は全部で変調され、周波数多重化及びリソース共有処理は、送信予定の信号に対して実行される。
LBTを使用することによって端末によって検出されたアイドル帯域幅が第1帯域幅よりも大きくなり得る場合でも、端末は、ネットワーク装置によってスケジューリングされた第1帯域幅においてのみ伝送を行うことができることを理解されたい。言い換えると、端末は、ネットワーク機器の指示に応じてアップリンク送信を行う必要がある。言い換えれば、LBTを使用して端末が検出し、アップリンク送信に使用される利用可能な帯域幅(すなわち、第2帯域幅)は、第1帯域幅以下であり得るだけである。
S113-S123に示すように、第2帯域幅が第1帯域幅と等しい場合、端末は、リソース指示情報に応じて、第2帯域幅においてアップリンク送信を行してよい。言い換えると、端末は、リソース指示情報が示すリソースでアップリンク送信を行ってよい。第2帯域幅が第1帯域幅よりも小さい場合、端末は、リソース指示情報によって示されるリソースの一部においてアップリンク送信を行ってよい。言い換えると、端末は、第2帯域幅内の、すなわちリソース指示情報によって示されるリソースでアップリンク送信を行てよい。関連する例及び説明については、本発明の原理の部分を参照されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
幾つかの実装では、第2帯域幅が第1帯域幅よりも小さい場合、端末は、依然として、リソース指示情報によって示されるリソースでアップリンクデータを送信してよいが、第2帯域幅内の、リソース指示情報によって示されるリソース上で端末がアップリンク送信を行う送信電力は0ではなく、第2帯域幅外の、第1指示情報によって示されるリソース上で端末がアップリンク送信を行う送信電力は0である。このようにして、アップリンク送信中にアイドル周波数帯のみに信号エネルギが存在し、非アイドル周波数帯に信号エネルギが存在しないことが保証でき、非アイドル周波数帯で送信される他の信号との干渉がない。
例えば、図9に示すように、第1帯域幅は40MHzであり、アップリンク送信に利用可能であり、LBTを用いて端末によって決定されるアイドルの第2帯域幅は20MHzである。端末は、依然として40MHzの第1帯域幅でアップリンクデータを送信することを選択する。アップリンク信号の送信電力は、アイドルの第2帯域幅でのみ0ではなく、非アイドルの周波数帯域で0である。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
さらに、端末は、ネットワーク装置に指示情報を送信する必要がある。指示情報は、ネットワーク装置がアップリンクデータを正しく受信できるように、実際にアップリンク送信が占める帯域幅を示すために使用される。本願において、指示情報は、第2指示情報として参照され得る。OCB検出中に、アップリンク送信がOCB要件を満たすか否かは、代替的に、指示情報において端末によって報告された帯域幅に基づいて決定され得る。
幾つかの実装形態では、端末は、アップリンク送信中に第2指示情報を追加してよい。具体的には、端末は、アップリンク送信の第1シンボル内で第2指示情報を送信してよい。任意に、端末は、アップリンク送信によって実際に占有される各サブキャリアに第2指示情報を追加してよい。本願はこの実装に限定されない。代替的に、端末は、アップリンク送信に関連するアップリンク制御信号に第2指示情報を追加してよい。別の実装では、端末はさらに、第2指示情報を別個のメッセージにカプセル化し、そのメッセージをネットワーク装置に送信してよい。
具体的には、端末は、免許不要周波数帯域に関する第2指示情報を送信してよい。例えば、端末は、アップリンク送信又はアップリンク送信に関連するアップリンク制御信号に第2指示情報を追加してよい。別の例として、端末は、免許不要周波数帯域に対してLBTを再度実行し、再検出されたアイドル帯域幅内で第2指示情報を別々に送信してよい。例は、本出願の幾つかの実施態様に過ぎず、限定を構成しない。実際の用途には、異なる実施形態があり得る。具体的には、端末は、代替的に、免許周波数帯域上で第2指示情報を送信してよい。
第2指示情報を実装する方法(すなわち、端末が第2指示情報を送信する方法)は、本願の本実施形態では制限されない。
具体的には、第2指示情報は、第2帯域幅のサイズ、又はアップリンク送信によって実際に占有されるキャリア又はサブキャリアのインデックスを含んでよい。第2指示情報は、アップリンク送信によって実際に占有されるキャリア又はサブキャリア範囲、言い換えれば周波数スパンを含んでもよい。本出願は、2つの方法に限定されない。さらに、端末は、別の方法で、アップリンク送信によって実際に占有される帯域幅、例えば、アップリンク送信によって実際に占有されるRBのインデックスを報告してよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
図7の実施形態によれば、ネットワーク装置は、全帯域幅レベルで第1帯域幅において帯域幅リソーススケジューリングを実行し、リソースインターレースの固定RB間隔に基づいてリソーススケジューリングを実行する。RB間隔は、第1帯域幅に伴い変化しない。このように、リソーススケジューリングは、ESTIのOCB要件が満たされる間、より柔軟になり得る。
図7の実施形態で提供される全帯域幅レベルでの帯域幅リソーススケジューリングに加えて、ネットワーク装置は、サブバンド(subband)レベルでサブバンドリソーススケジューリングをさらに実行してよい。本願では、サブバンド(subband)は、1つ以上のキャリア、又は幾つかのサブキャリア、又はキャリア上の幾つかのリソースブロックを表す。将来の通信技術ではサブバンドの概念がないかもしれない。しかしながら、サブバンドによって実際に表現されるサブキャリアの一部又はリソースブロックのような概念もまた、本願に適用可能である。以下に、サブバンドレベルでのリソーススケジューリングを詳細に説明する。
図10は、本出願の別の実施形態による信号送信方法を示す。図10の実施形態では、ネットワーク装置は、サブバンド(subband)レベルで第1帯域幅でサブバンドリソーススケジューリングを実行し、サブバンドに対応するinterlaceセグメントに基づくリソーススケジューリングを実行する。ここで、interlaceとは、第1帯域幅の全帯域に均等に分布し、RB間隔がNに固定されたもの、すなわち、第1帯域幅に対応するinterlaceである。以下に詳細を説明する。
S203:ネットワーク装置は、端末により送信されたスケジューリング要求を受信する。スケジューリング要求は、アップリンク送信リソースを割り当てるようネットワーク機器に要求するために使用される。詳細については、図7の実施形態のS103を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
S205:スケジューリング要求に応答して、ネットワーク装置は、リソーススケジューリングを実行する前に、まずLBTを実行して、アイドルの利用可能な免許不要周波数帯に対応する第1帯域幅を決定してよい。
S207:図7の実施形態とは異なり、リソース割り当て中に、リソースは、第1帯域幅に対応するinterlaceに基づいて割当てられない。代わりに、第1帯域幅に対応するinterlaceは、複数のサブバンドに対応するinterlaceセグメントに分割され、リソースは、各サブバンドに対応するinterlaceセグメントに基づいて割り当てられる。
例えば、図11に示されるように、第1帯域幅は40MHzであり、第1帯域幅に対応するinterlaceは、RB間隔10を有するinterlace、例えばinterlace0及び1であると仮定される。ネットワーク装置は、第1帯域幅に対応するinterlaceを、それぞれ2つのサブバンドに対応する2つのinterlaceセグメント(両方とも20MHz)に分割する。具体的には、interlace0については、サブバンド0に対応するinterlaceセグメントは、RB0、RB10、RB20、・・・、及びRB90を含み、サブバンド1に対応するinterlaceセグメントは、RB100、RB110、・・・、RB180、及びRB190を含む。interlace1については、サブバンド0に対応するinterlaceセグメントは、RB1、RB11、RB21、...、及びRB91を含み、サブバンド1に対応するinterlaceセグメントは、RB101、RB111、...、RB181、及びRB191を含む。
例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。本願は、図11に示すものに限定されない。サブバンド分割の間、サブバンド帯域幅は別の値であってよく、サブバンドは異なる帯域幅を有してよい。サブバンド分割の特定の実装は、周波数領域のサブバンドに対応するinterlaceセグメントのスパンのサブバンドの帯域幅に対する比がOCB要件を満たす限り、本願において限定されない。
具体的には、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたアップリンクリソースは、1つ以上のinterlaceフラグメントを含んでよい。例えば、図11において、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたアップリンクリソースは、サブバンド0に対応するinterlace0のセグメントと、サブバンド0に対応するinterlace1のセグメントとを含んでよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
1つのinterlaceの場合、interlaceセグメントはinterlace内のリソースブロックの一部であり、リソースブロックの一部はinterlace内で隣接する。例えば、図11において、interlace0については、サブバンド0に対応するinterlaceセグメントは、RB0、RB10、RB20、...、及びRB90を含む。RB0、RB10、RB20、...、及びRB90は、interlace0内のリソースブロックの一部であり、interlace0内で隣接する第1、第2、第3、...、及び第10のRBである。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
S209:ネットワーク装置は、端末にリソース指示情報を返す。ここで、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって第1帯域幅のサブバンド上で端末に割り当てられたアップリンクリソースを示すために使用される。本願において、リソース指示情報は、第1指示情報として参照されてよい。
具体的には、シグナリングを用いるリソース指示情報の実現については、図7の実施形態のS109を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
リソース指示情報の内容が実装される方法を以下に示す。
第1実装では、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたinterlaceセグメントに対応するサブバンドのインデックスと、interlaceセグメントに対応するinterlaceのインデックスとを含んでよい。
例えば、図11に示すように、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたinterlaceセグメントは、サブバンド0に対応するinterlace1のセグメント(略してセグメント1と呼ばれてよい)と、サブバンド1に対応するinterlace0のセグメント(略してセグメント2と呼ばれてよい)とを含むと仮定する。リソース指示情報は、セグメント1に対応するサブバンドのインデックス(すなわち、サブバンド0のインデックス)、interlaceのインデックス(すなわち、interlace1のインデックス)、セグメント2に対応するサブバンドのインデックス(すなわち、サブバンド1のインデックス)、及びinterlaceのインデックス(すなわち、interlace0のインデックス)を含んでよい。このようにして、端末は、サブバンド0とinterlace1のインデックスに基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたリソースがセグメント1を含むことを学習してよい。同様に、端末は、サブバンド1及びinterlace0のインデックスに基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたリソースがセグメント2を含むことを学習してよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
第2実装では、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたinterlaceセグメントに対応するサブバンドのインデックスと、interlaceセグメントに対応するinterlaceにおける開始RBのインデックスとを含んでよい。
開始RBのインデックスは、開始RBがどのinterlaceに属するかを示すために使用され得ることが理解され得る。端末は、開始RBのインデックスとinterlaceセグメントに対応するサブバンドのインデックスの両方に基づいて、どのinterlaceセグメントが実際にネットワーク装置によって割り当てられたかを学習してよい。
例えば、図11に示すように、ネットワーク装置が端末に割り当てるinterlaceセグメントは、サブバンド0に対応するinterlace1のセグメント(サブバンド0上のinterlace1のセグメント、略してセグメント1として呼ばれてよい)と、サブバンド1に対応するinterlace0のセグメント(略してセグメント2として呼ばれてよい)とを含むものとする。リソース指示情報は、セグメント1に対応するサブバンドのインデックス(すなわち、サブバンド0のインデックス)、セグメント1に対応するinterlace内の開始RBのインデックス(すなわち、RB1のインデックス)、セグメント2に対応するサブバンドのインデックス(すなわち、サブバンド1のインデックス)、セグメント2に対応するinterlace内の開始RBのインデックス(すなわち、RB0のインデックス)を含んでよい。このようにして、端末は、RB1のインデックスに基づいて、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたinterlaceセグメントがinterlace1に属することを学習してよい。端末は、RB1及びサブバンド0のインデックスに基づいて、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたinterlaceセグメントが、サブバンド0上のinterlace1のセグメント、すなわちセグメント1であると決定してよい。同様に、端末は、RB0及びサブバンド1のインデックスに基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたリソースがセグメント2を含むことを学習してよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
第3の実装では、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたinterlaceセグメントに対応するinterlaceのインデックスと、interlace内のinterlaceセグメントのインデックスとを含んでよい。
具体的には、インデックスは、各サブバンドに対応する1つのinterlaceのセグメントに対して番号付けされてよい。例えば、図11に示すように、interlace0は、それぞれ2つのサブバンドに対応するinterlaceセグメントに分割される。2つのサブバンドにそれぞれ対応するinterlaceセグメントは、セグメント0(すなわち、RB0、RB10、RB20、...、及びRB90)及びセグメント1(すなわち、RB100、RB110、...、RB180、及びRB190)のように番号付けされてよい。このようにして、リソース指示情報がinterlace0とセグメント0のインデックスを含む場合、端末は、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたinterlaceセグメントがinterlace0のセグメントで0あることを学習してよい。
第4の実装では、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたinterlaceセグメントに対応するサブバンド帯域幅の指示情報Wsubband、interlaceセグメントに関連するinterlaceの数L、及びネットワーク装置によって端末に割り当てられた開始RBのインデックスRBSTARTを含んでよい。この実装は、図7の実施形態におけるリソース指示情報の第4の実装と同様であり、サブバンドが図7の実施形態における第1帯域幅とみなされることと同等である。
具体的には、ネットワーク装置が端末に割り当てるRBセットは、RBSTART+l+i・Nとして示されてよい。ここで、RBSTARTは、ネットワーク装置がサブバンド上で端末に割り当てる開始RBのインデックスを示し、l=0,1,...,L-1、ここでLはネットワーク装置がサブバンド上で端末に割り当てるinterlaceセグメントに関連するinterlaceの数を示し、NはリソースinterlaceのRB間隔を示し、i=0,1,...,M-1、ここでNRB
subbandはサブバンドに対応するRBの数を示す。リソースinterlaceのRB間隔は、既知の値である。従って、RBSTART、L、及びWsubband(NRB
subbandは推論されてよい)が学習されれば、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたRBセットが決定され得る。
図11に示されるように、リソースインターレースのRB間隔は10(すなわち、N=10)であり、40MHzの第1帯域幅が2つの20MHzのサブバンドに分割されると仮定する。すなわち、NRB
subband=100である。
例1:ネットワーク装置が、RB0から始めて(すなわち、RBSTART=0)、サブバンド0に対応するinterlace0のセグメント(すなわち、L=1)を端末に割り当てる場合、端末に割り当てられるRBセットは、以下である:
0+{(1-1)}+{0,1,...,9}x10={0,10,20,30,...,90}
RBセットは、図11のサブバンド0に対応するinterlace0のセグメントである。
例2:ネットワーク装置が、RB0から始めて(すなわち、RBSTART=0)、サブバンド0に対応するinterlace0のセグメントと、サブバンド0に対応するinterlace1のセグメント(すなわち、L=2)を端末にを割り当てる場合、端末に割り当てられるRBセットは、以下である:
0+{0,(2-1)}+{0,1,...,9}x10={0,10,20,30,...,90}&{1,11,21,31,...,91}
2つのRBセットは、それぞれ、図11のサブバンド0に対応するinterlace0のセグメントと、サブバンド0に対応するinterlace1のセグメントである。この例は、何らの限定を構成することなく、本願の本実施形態を単に説明するために使用される。
任意に、リソースインジケータ値(RIV)が、ネットワーク装置によって単一のサブバンド上で端末に割り当てられたリソースブロックを示すために使用されてよい。具体的には、3GPP36.213の既存のRIV計算アルゴリズムを参照してよい。
のとき、RIV=M(L-1)+RB
STARTである。その他の場合、RIV=M(M-L+1)+(M-1-RB
START)である。
本願は、前述の実装に限定されない。ネットワーク装置と端末は、さらに、より多くのリソース指示方法について合意してよい。例えば、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって端末に実際に割り当てられるRBのインデックスを含んでよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
S211-S213:リソース指示情報を受信した後、端末は、アイドルの利用可能なサブバンドを決定するために、サブバンド上でLBTを実行してよい。ここで、アイドルの利用可能なサブバンドは、前述の第2帯域幅と同等である。次いで、端末は、リソース指示情報に従い、アイドルの利用可能なサブバンドの一部においてアップリンク送信を行う。具体的には、端末は、サブバンド内にあり、リソース指示情報によって示されるリソースでアップリンク送信を行ってよい。端末がLBT後にアイドルサブバンドを検出しなかった場合、端末はアップリンク送信を実行できないことが理解されるべきである。
具体的には、端末は、リソース指示情報に従って、ネットワーク装置によって端末に割り当てられた1つ以上のinterlaceセグメント、及び1つ以上のinterlaceセグメントに対応するサブバンドを学習してよい。具体的には、端末は、1つ以上のinterlaceセグメントに対応するサブバンド上でのみLBTを実行し、検出されたアイドルの利用可能なサブバンド上でアップリンク送信を実行してよい。
例えば、図11に示すように、ネットワーク装置によって40MHzの第1帯域幅において端末に割り当てられたinterlaceセグメントは、サブバンド0に対応するinterlace0のセグメントと、サブバンド1に対応するinterlace1のセグメントとを含むと仮定される。この場合、端末はサブバンド0と1に対してLBTを行ってよい。具体的には、サブバンド0がアイドル状態で利用可能であり、サブバンド1がアイドル状態でなく利用不可能であるとを検出した場合、端末は、サブバンド0上で、具体的に言うとサブバンド0に対応するinterlace0のセグメント上で、アップリンク送信してよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
サブバンド帯域幅は、完全な帯域幅(例えば、40MHzの第1帯域幅、図11)よりも相対的に小さく、従って、サブバンド上でLBTを実行することは、より小さなスケジューリング粒度でアイドルリソースを完全に使用することができ、アップリンクデータのタイムリーな送信を容易にすることができることが理解されるべきである。
さらに、端末は、アイドルの利用可能なサブバンド上でアップリンク送信を行うとき、ネットワーク装置に指示情報を更に送信する必要がある。指示情報は、ネットワーク装置がアップリンクデータを正しく受信できるように、実際にアップリンク送信が占める帯域幅を示すために使用される。本願において、指示情報は、第2指示情報として参照され得る。OCB検出中に、アップリンク送信がOCB要件を満たすか否かは、代替的に、指示情報の中で端末によって報告されたサブバンドに基づいて決定されてよい。
具体的には、第2指示情報は、アップリンク送信のために実際に占有されるサブバンドのインデックスを含んでよい。第2指示情報はまた、アップリンク送信によって実際に占有されるサブキャリアのインデックスを含んでもよい。本出願は、これらの方法に限定されるものではなく、実際の適用においては、他の異なる方法が使用されてよい。例えば、第2指示情報は、アップリンク送信によって実際に占有されるサブキャリアの範囲を含んでよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
具体的には、シグナリングを用いた第2指示情報の実現については、図7の実施形態の関連する内容を参照する。詳細は、ここでは再度説明しない。
図10の実施形態によれば、ネットワーク装置は、サブバンドレベルで第1帯域幅内でサブバンドリソーススケジューリングを実行し、各サブバンドに対応するinterlaceセグメントに基づいてリソース割り当てを実行する。採用されたinterlaceは、第1帯域全体に均等に分布し、RB間隔がNに固定されたinterlaceである。このように、マルチ帯域幅シナリオで柔軟な伝送が実施でき、LBTを用いるリスニングの成功率をさらに高めることができ、アップリンク伝送効率を向上させることができる。
図12は、本出願のさらに別の実施形態による信号送信方法を示す。図12の実施形態では、ネットワーク装置は、サブバンドレベルで第1帯域幅においてサブバンドリソーススケジューリングを行い、サブバンド上の適切なinterlace構造を選択し、サブバンド上のinterlaceを使用してリソーススケジューリングを行う。図7又は図10の実施形態とは異なり、図12の実施形態で使用されるinterlaceはサブバンド上のinterlaceである。interlaceは、サブバンド上に均等に分布する固定数のinterlaceであってよく、又はサブバンド上に均等に分布する固定RB間隔を有するinterlaceであってよい。以下に詳細を説明する。
S303:ネットワーク装置は、端末により送信されたスケジューリング要求を受信する。スケジューリング要求は、アップリンク送信リソースを割り当てるようネットワーク装置に要求するために使用される。詳細については、図7の実施形態のS103を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
S305:スケジューリング要求に応答して、ネットワーク装置は、リソーススケジューリングを実行する前に、まずLBTを実行して、アイドルの利用可能な免許不要周波数帯に対応する第1帯域幅を決定してよい。
S307:第1帯域幅に対応するinterlaceを複数のサブバンドに分割し、各サブバンドに対応するinterlace構造を決定し、各サブバンドにinterlaceに基づいてリソースを割り当てる。
例えば、図13に示すように、第1帯域幅は80MHzであり、第1帯域幅は4つのサブバンドに分割され、各サブバンドに対応するinterlaceは、RB間隔Nが5に固定されたinterlaceである。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
本願は、図13に示すものに限定されない。サブバンド分割の間、サブバンド帯域幅は別の値であってよく、サブバンドは異なる帯域幅を有してよい。サブバンドに対応するinterlaceは、サブバンド上に均等に分布する固定数のinterlaceであってよく、又はサブバンド上に均等に分布する固定RB間隔を有するinterlaceであってよい。サブバンドは、同じ又は異なるinterlace構造に対応してよい。サブバンドの帯域幅に対する周波数ドメインのサブバンドに対応するinterlaceのスパンの比がOCB要件を満たす限り、サブバンド分割及びサブバンドによって使用されるinterlaceの特定の実装は、本願では限定されない。
具体的には、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたアップリンクリソースは、1つ以上のinterlaceを含んでよい。1つ以上のinterlaceは、同じ又は異なるサブバンド上のinterlaceであってよい。
例えば、図13に示すように、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたアップリンクリソースは、サブバンド0上のinterlace0及び1、すなわち、同じサブバンド上の複数のinterlaceを含んでよい。ネットワーク装置によって端末に割り当てられるアップリンクリソースは、さらに、サブバンド0上のinterlace0及びサブバンド1上のinterlace0、すなわち、異なるサブバンド上の複数のinterlaceを含んでよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
S309:ネットワーク装置は、端末にリソース指示情報を返送し、ここで、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって第1帯域幅のサブバンド上で端末に割り当てられたアップリンクリソースを示すために使用される。本願において、リソース指示情報は、第1指示情報として参照されてよい。
具体的には、シグナリングを用いるリソース指示情報の実現については、図7の実施形態のS109を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
リソース指示情報のコンテンツが実装される方法を以下に示す。
第1実装では、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたinterlaceに対応するサブバンドのインデックスと、interlaceのインデックスとを含んでよい。
例えば、図13に示すように、ネットワーク装置が端末に割り当てるinterlaceは、サブバンド0に対応するinterlace1と、サブバンド1に対応するinterlace0とを含むものとする。リソース指示情報は、サブバンド0のインデックス、サブバンド0のinterlace0のインデックス、サブバンド1のインデックス、及びサブバンド1のinterlace0のインデックスを含んでよい。このようにして、端末は、サブバンド0及びサブバンド0のinterlace0のインデックスに基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたリソースが、{RB0、RB5、RB10、…、RB90、及びRB95}を含むことを学習してよい。同様に、端末は、サブバンド1及びサブバンド1上のinterlace0のインデックスに基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたリソースが、{RB100、RB105、RB110、…、RB190、及びRB195}を含むことを学習してよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
第2実装では、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたinterlaceに対応するサブバンドのインデックスと、interlace内の開始RBのインデックスとを含んでよい。
既知のサブバンド(サブバンドのインデックスに基づいて推定され得る)上では、開始RBのインデックスが、開始RBが既知のサブバンド上でどの(特定の)interlace又は複数のinterlaceに属するかを示すために使用され得ることが理解され得る。
例えば、図13に示すように、ネットワーク装置が端末に割り当てるinterlaceは、サブバンド0に対応するinterlace1と、サブバンド1に対応するinterlace0とを含むものとする。リソース指示情報は、サブバンド0のインデックス、サブバンド0のinterlace0の開始RBのインデックス(すなわち、RB0のインデックス)、サブバンド1のインデックス、サブバンド1のinterlace0の開始RBのインデックス(すなわち、RB100のインデックス)を含んでよい。このようにして、端末は、サブバンド0及びRB0のインデックスに基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたリソースがサブバンド0上のinterlace0を含むことを学習してよい。同様に、端末は、サブバンド1及びサブバンド1のインターレース0のインデックスに基づいて、ネットワーク装置によって実際に割り当てられたリソースがサブバンド1のインターレース0を含むことを学習してよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
第3の実装では、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって端末に割り当てられたinterlaceに対応するサブバンド帯域幅の指示情報Wsubband、ネットワーク装置によってサブバンド上で端末に割り当てられたinterlaceの数L、及びネットワーク装置によってサブバンド上で端末に割り当てられた開始RBのインデックスRBSTARTを含んでよい。
具体的には、ネットワーク装置が端末に割り当てるRBセットは、RBSTART+l+i・Nとして示されてよい。ここで、RBSTARTはネットワーク装置がサブバンド上で端末に割り当てる開始RBのインデックスを示し、l=0,1,...,L-1、ここでLはネットワーク装置がサブバンド上で端末に割り当てるinterlaceの数を示し、NはサブバンドのリソースインターレースのRB間隔を示し、i=0,1,...,M-1、ここでNRB
subbandはサブバンドに対応するRBの数を示す。
この実装は、図7の実施形態におけるリソース指示情報の第4の実装と同様であり、サブバンドが図7の実施形態における第1帯域幅とみなされることと同等である。詳細については、前述の実施形態の関連する内容を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
本願は、前述の実装に限定されない。ネットワーク装置と端末は、さらに、より多くのリソース指示方法について合意してよい。例えば、リソース指示情報は、ネットワーク装置によって端末に実際に割り当てられるRBのインデックスを含んでよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
S311-S313:リソース指示情報を受信した後、端末は、アイドルの利用可能なサブバンドを決定するために、サブバンド上でLBTを実行してよい。ここで、アイドルの利用可能なサブバンドは、前述の第2帯域幅と同等である。次いで、端末は、リソース指示情報に従い、アイドルの利用可能なサブバンドの一部においてアップリンク送信を行う。具体的には、端末は、サブバンド内にあり、リソース指示情報によって示されるリソースでアップリンク送信を行ってよい。端末がLBT後にアイドルサブバンドを検出しなかった場合、端末はアップリンク送信を実行できないことが理解されるべきである。
具体的には、端末は、リソース指示情報に従って、ネットワーク装置によって端末に割り当てられた1つ以上のinterlace、及び1つ以上のinterlaceに対応するサブバンドを学習してよい。具体的には、端末は、1つ以上のinterlaceに対応するサブバンドに対してのみLBTを実行し、検出されたアイドルの利用可能なサブバンドでアップリンク送信を実行してよい。
サブバンド帯域幅は、完全な帯域幅(例えば、80MHzの第1帯域幅、図13)よりも相対的に小さく、従って、サブバンド上でLBTを実行することは、アイドルリソースを完全に使用し、アップリンクデータのタイムリーな送信を容易にすることができることが理解されるべきである。
さらに、端末は、アイドルの利用可能なサブバンド上でアップリンク送信を行うとき、ネットワーク装置に指示情報を更に送信する必要がある。指示情報は、ネットワーク装置がアップリンクデータを正しく受信できるように、実際にアップリンク送信が占める帯域幅を示すために使用される。本願において、指示情報は、第2指示情報として参照され得る。OCB検出中に、アップリンク送信がOCB要件を満たすか否かは、代替的に、指示情報の中で端末によって報告されたサブバンドに基づいて決定されてよい。
具体的には、第2指示情報は、アップリンク送信のために実際に占有されるサブバンドのインデックスを含んでよい。第2指示情報はまた、アップリンク送信によって実際に占有されるサブキャリアのインデックスを含んでもよい。本出願は、これらの方法に限定されるものではなく、実際の適用においては、他の異なる方法が使用され得る。例えば、第2指示情報は、アップリンク送信によって実際に占有されるサブキャリアの範囲を含んでよい。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
具体的には、シグナリングを用いた第2指示情報の実現については、図7の実施形態の関連する内容を参照する。詳細は、ここでは再度説明しない。
図12の実施形態によれば、ネットワーク装置は、第1帯域幅においてサブバンドレベルでサブバンドリソーススケジューリングを行い、サブバンド上の適切なinterlace構造を選択し、基本単位としてサブバンド上のinterlaceを使用してリソーススケジューリングを行う。このようにして、柔軟な伝送が、マルチ帯域幅シナリオにおいて実現でき、LBTを使用するリスニングの成功率は、さらに増大でき、アップリンク送信効率が改善できる。
本願では、ネットワーク装置は固定RB間隔のinterlaceに基づいてリソースを割り当ててよい。具体的には、リソース割り当ての間、ネットワーク装置は、第1帯域幅において全帯域幅レベルで帯域幅リソーススケジューリングを実行してよく、又は第1帯域幅のサブバンド上でサブバンドレベルでサブバンドリソーススケジューリングを実行してよい。
本願では、全帯域幅レベルでの帯域幅リソーススケジューリング方法は、第1リソース割り当て方法と呼ばれてよく、サブバンドレベルでのサブバンドリソーススケジューリング方法は、第2リソース割り当て方法と呼ばれてよい。
全帯域幅レベルでのリソーススケジューリングの場合、ネットワーク装置のリソース指示方法(すなわち、リソース指示情報)の特定の実装については、図7の実施形態を参照のこと。サブバンドレベルでのリソーススケジューリングの場合、ネットワーク装置のリソース指示方法(すなわち、リソース指示情報)の特定の実装については、図10の実施形態を参照のこと。
加えて、ネットワーク装置は、さらに、ネットワーク装置によって使用されるリソース割り当て方法を示すために、2つのスケジューリング方法を区別するために使用されるフラグビットを、リソース指示情報に追加する必要がある。
具体的には、リソース指示情報を受信した後、端末は、まずフラグビットを識別してよい。
フラグビットが示すリソース割当方法が帯域幅リソーススケジューリングである場合、端末は、ネットワーク装置が示す帯域幅(すなわち、第1帯域幅)に対してLBTを実行する。アップリンク送信に使用される検出されたアイドル帯域幅(すなわち、第2帯域幅)が第1帯域幅に等しいとき、端末は、リソース指示情報によって示される全てのリソースでアップリンク送信を行ってよい。アップリンク送信に使用される検出されたアイドル帯域幅(すなわち、第2帯域幅)が第1帯域幅よりも小さい場合、端末は、リソース指示情報によって示されるリソースの一部でアップリンク送信を行ってよい。
フラグビットが示すリソース割り当て方法がサブバンドのリソーススケジューリングである場合、端末は、リソース指示情報が示すサブバンド(すなわち、第1帯域幅のサブバンド)に対してLBTを行う。サブバンドがアイドルであるなら、端末はサブバンド上のスケジューリングされたリソースでアップリンク送信を行ってよい。サブバンドが占有されている場合、端末はサブバンド上でアップリンク通信を実行できない。ここで、サブバンド上のスケジューリングリソースは、サブバンド上にあり、リソース指示情報で示されるリソースを指す。
任意に、全帯域幅レベルでの帯域幅リソーススケジューリング方法は、サブバンドレベルでのサブバンドリソーススケジューリング方法にさらに変換されてよい。具体的には、全帯域幅レベルでの帯域幅リソーススケジューリング方法において、端末がLBTを実行した後にアイドル帯域幅を検出しない場合、ネットワーク装置は、サブバンドリソーススケジューリング方法を使用してよい。このようにして、端末は再度サブバンドLBTを実行して、LBTの成功率を増加させ、時間内にアップリンク送信を行ってよい。
以下では、複数のシステム帯域幅及び/又はサブキャリア間隔のシナリオにおいて、本願で新たに定義された固定RB間隔を有するリソースインターレース(interlace)を設計する方法について詳細に説明する。
まず,表1~表26の用語が説明される。
具体的には、表中のbandwidth percentは、システム帯域幅における送信帯域幅の割合を示す。ここで、システム帯域幅は、送信帯域幅と保護帯域とを含む。RB numberは、送信帯域幅に対応するRBの数(NRB)を示す。Interlace structureは、各interlaceにおけるRBの数(NRB
interlace)を示す。RB spacingは、各interlaceのRB間隔、言い換えれば、各interlaceの2つの隣接するRB間の間隔(NRB
spacing)(NRB
spacing=NRB/NRB
interlace)を示す。
既知のシステム帯域幅BWでは、異なる送信帯域幅シナリオにおけるinterlace構造は、以下の2つの条件を満たす必要がある:
NRB mod NRB
interlace=0、及び
(NRB-NRB
spacing+1)*BWRB/BW>threshold
ここで、BWRBは各RBが占める帯域幅を示す。thresholdは、ESTIのOCB要件を示す。例えば、5GHzの免許不要の低周波帯では、thresholdは80%であり、60GHzの免許不要の高周波帯では、thresholdは70%である。
具体的には、第1条件(NRB mod NRB
interlace=0)は、異なる送信帯域幅シナリオにおけるinterlace構造を決定するために使用され、それにより、全送信帯域幅を整数個のinterlaceに分割することができる。第2条件は、interlaceの周波数スパンを制御するために使用され、それにより、システム帯域幅BWに対するinterlaceの周波数スパン((NRB-NRB
spacing+1)*BWRB)の比がOCB要件を満たすようにする。
一例として表1を用いて、システム帯域幅(BW)は20MHzであり、サブキャリア間隔(subcarrier spacing、SCS)は15KHzであると仮定する。表1の特定の送信帯域幅シナリオは、以下の記述で選択される:bandwidth percent=90.00%。
具体的には、90.00%の送信帯域幅シナリオにおいて、前述の2つの条件を満たすために、4つのinterlace構造が得られてよく、これは、具体的には以下の通りである。
第1interlace構造:各interlaceは10RBを含み、各interlaceのRB間隔は10RBに等しい。
第2interlace構造:各interlaceは20RBを含み、各interlaceのRB間隔は5RBに等しい。
第3interlace構造:各interlaceは25RBを含み、各interlaceのRB間隔は4RBに等しい。
第4interlace構造:各interlaceは50RBを含み、各interlaceのRB間隔は2RBに等しい。
例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。表2から表26は、複数のシステム帯域幅及び/又はサブキャリア間隔の他のシナリオにおけるinterlace構造を更に示す。詳細は、ここでは再度説明しない。
具体的には、表1~表26において、第4の列に含まれる複数のパラメータ値(interlace structure)は、第5の列に含まれる複数のパラメータ値(RB spacing)に順次対応し、2つの対応するパラメータは、それぞれ、interlaceに含まれるRBの数及びinterlaceのRB間隔を示す。例えば、90.90%の送信帯域幅シナリオでは、表1の第4列は、10、20、25、及び50の4つのパラメータ値を含む。表1の第5列は、10、5、4、及び2の4つのパラメータ値を含み、10は10に対応し、20は5に対応し、25は4に対応し、50は2に対応する。例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。
表から、2つの条件を満たすinterlace構造は、幾つかの送信帯域幅シナリオでは見つからないことが分かる。例えば、表1の90.90%送信帯域幅シナリオ及び92.70%送信帯域幅シナリオなどである。これらのシナリオでは、同様の送信帯域幅シナリオにおけるinterlace構造が使用されてよいが、全送信帯域幅を整数個のinterlaceに正確に分割することはできない。
本出願において新たに定義された固定RB間隔を有するリソースインターレース(interlace)を設計するために、複数のシステム帯域幅におけるinterlaceから同一のRB間隔を有するinterlaceが見出される。
例えば、送信帯域幅の比率は90.00%と仮定する。表1から表4に示す4つのシステム帯域幅シナリオ(それぞれ20MHz、40MHz、80MHz、100MHz)におけるinterlace構造から、4つの同じinterlace構造を見出されてよい。4つのinterlace構造のRB間隔は、それぞれ2、4、5、10である。4つのシステム帯域幅シナリオでは、本願で新たに定義されたinterlace構造は、4つのinterlace構造のいずれか1つであってよい。
例は、単に本願を説明するために使用されるものであって、限定として解釈されるものではない。同様に、本出願で新たに定義されたinterlace構造は、他の表の複数のシステム帯域幅におけるinterlace構造から決定されてよい。詳細は、ここでは再度説明しない。
表1から表26に限定されないが、複数のシステム帯域幅及び/又はサブキャリア間隔のシナリオにおけるinterlace構造、表パラメータ、送信帯域幅、サブキャリア間隔等の実際の値は、全て将来の標準における定義に従う。
さらに、図14は、伝送効率を改善するために、本出願による別の信号送信方法を示す。図14に示すように、本方法は、以下のステップを含んでよい。
S403:ネットワーク装置は、端末により送信されたスケジューリング要求(SR)を受信する。スケジューリング要求は、アップリンク送信リソースの割り当てをネットワーク機器に要求するために使用される。
図7のステップS101を参照すると、端末は、スケジューリング要求をネットワーク装置に周期的に送信してよい。例えば、端末は、送信時間間隔(TTI)毎に一回、スケジューリング要求をネットワーク装置に送信する。あるいは、端末は、イベントによって駆動されるときに、スケジューリング要求をネットワーク装置に送信してよい。例えば、送信すべきアップリンクデータがあるとき、端末はスケジューリング要求をネットワーク装置に送信する。ここでのアップリンクデータの到着は、スケジューリング要求を送信するために端末を駆動するイベントである。本願の本実施形態は、スケジューリング要求を送信するために端末をトリガするメカニズムに制限を課さない。
S405:ネットワーク装置は、第1時間単位に基づいて、端末にアップリンク送信リソースを割り当ててよい。ここで、第1時間単位は、サブフレーム(subframe)、タイムスロット(slot)、送信間隔(TTI)、短い送信間隔(short TTI)、マイクロタイムスロット(mini-slot)などである。
S407:ネットワーク装置は、リソース指示情報を端末に返送してよい。ここで、リソース指示情報は、ネットワーク装置により示される、端末がアップリンク送信を行う開始時間を含んでよい。具体的には、リソース指示情報は、さらに、ネットワーク装置によって端末へスケジューリングされた送信長を含んでよい。送信長は、1つ以上の第1時間単位を含んでよい。任意に、送信長は、第1時間単位の数によって示されてよい。シグナリングを使用することによるリソース指示情報の実装については、図7の実施形態で説明したシグナリングを使用することによるリソース指示情報の実装を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
S409:これに対応して、端末は、リソース指示情報を受信した後、アップリンク送信前にLBTを行う必要がある。
S411-S415:LBTを完了し、アイドルスペクトルを検出した後、端末は、LBT完了時間がネットワーク装置が示す開始時間より遅いかどうかを判定してよい。LBT完了時間が開始時間より遅くない場合、端末は、ネットワーク装置の指示に従い、開始時間にアップリンク送信を開始してよい。S413を参照のこと。LBT完了時間が開始時間より遅い場合、LBT完了時間に最も近い第2時間単位の境界でアップリンク送信を開始してよい。詳細はS415を参照のこと。
ここで、境界は、第2時間単位の開始時点又は終了時点を指す。1つの時間単位(例えば、mini-slot又はshort TTI)は、通常、開始境界と終了境界の2つの境界に対応する。開始境界は、第2時間単位の開始時点を示し、終了境界は、2番目の時間単位の終了時点を示す。1つの秒時間単位の開始境界は、別の秒時間単位の終了境界であり、2つの秒時間単位は、時間ドメインにおいて隣接していることが理解され得る。
具体的には、第2時間単位は、mini-slot又はshort TTIのようなより小さい時間単位であってよく、第1時間単位よりも小さい。このように、LBT完了時間がネットワーク装置がスケジューリングした開始時間より遅い場合、端末は、LBT完了時間に最も近い第2時間単位の境界でアップリンク送信を開始する。その結果、端末は、ネットワーク装置による再スケジューリングを待つ必要がない。これは、アップリンク送信効率を改善する。
S417:アップリンク送信中、端末は、さらに、指示情報をネットワーク装置に送信してよく、ここで、指示情報は、アップリンク送信の実際の開始時間を示すために使用される。具体的には、指示情報は、具体的には、最も近い第2時間単位のインデックス、例えば、mini-slot又はshort TTIのインデックスであってよく、又は、実際の送信時間とネットワーク装置によって示される開始時間との間の時間オフセットであってよい。任意に、指示情報は、さらに、第2時間単位、すなわち、実際にアップリンク送信に使用される構造を示す時間単位の指示情報を含んでよい。
例えば、図15に示すように、ネットワーク装置は、サブフレームnにおいてアップリンク送信を行うように端末をスケジューリングする、すなわち、ネットワーク装置が示す開始時間は、サブフレームnの開始境界であると仮定する。スケジューリング情報を受信した後、端末はまずLBTを実行する必要がある。図15に示すように、LBTの完了時間は、サブフレームnの第3mini-slot(mini-slot2)と仮定する。言い換えると、LBT完了時間は、ネットワーク装置が示す開始時間よりも遅い。端末は、LBT完了時間に最も近い第2時間単位の境界でアップリンク送信を行ってよい。具体的には、端末は、サブフレームnの第4mini-slot(mini-slot3)の開始境界でアップリンク送信を行ってよい。ここで、mini-slot3の開始境界は、mini-slot2の終了境界である。このように、LBT完了時間がネットワーク装置がスケジューリングした開始時間より遅い場合でも、端末は、ネットワーク装置が再スケジューリングするのを待つ必要がなく、LBT完了時間に最も近い第2時間単位の境界で、間に合うようにアップリンク送信を開始することができる。従って、これはアップリンク送信効率を改善する。
図14の実施形態によれば、LBT完了時間がネットワーク装置のスケジューリングした開始時間より遅いとき、端末は、LBT完了時間に最も近い第2時間単位の境界でアップリンク送信を開始し、ネットワーク装置による再スケジューリングを待つ必要がない。これは、アップリンク送信効率を改善する。
図16は、本出願の一実施形態による、無線通信システム700及び無線通信システム700内のネットワーク装置を示す。ネットワーク装置500は、前述の方法の実施形態のネットワーク装置であってよく、端末のスケジューリング要求を受信し、免許不要周波数帯で端末にアップリンク信号送信リソースを割り当てるように構成されてよい。端末600は、前述の方法の実施形態の端末であってよく、ネットワーク装置500のスケジューリング指示に従ってLBTを使用して検出されたアイドル帯域幅上でアップリンク送信を実行してよい。
図16に示すように、ネットワーク装置500は、受信ユニット501及び送信ユニット503を含んでよい。
送信ユニット503は、第1指示情報を端末600に送信するように構成されてよく、第1指示情報は、第1帯域幅において、ネットワーク装置によって端末600に割り当てられたアップリンクリソースを示すために使用され、アップリンクリソースは、第1帯域幅の一部又は全部に均等に分布した整数個のリソースブロックである。
受信ユニット501は、端末600によって送信された第2指示情報を受信するように構成されてよい。第2指示情報は、端末600によって検出され、アップリンク送信のために使用されるアイドルの第2帯域幅を示すために使用される。
図16に示すように、端末600は、送信ユニット601及び受信ユニット603を含んでもよい。
受信ユニット603は、ネットワーク装置500によって送信された第1指示情報を受信するように構成されてよく、第1指示情報は、ネットワーク装置によって第1帯域幅において端末600に割り当てられたアップリンクリソースを示すために使用される。第1指示情報によって示されるリソースは、第1帯域幅の一部又は全部に均等に分布した整数個のリソースブロックを含む。
送信ユニット601は、検出されたアイドルの第2帯域幅上でアップリンク送信を実行するように構成されてよい。
送信ユニット601は、さらに、ネットワーク装置500に第2指示情報を送信するように構成されてよい。第2指示情報は、第2帯域幅を示すために使用される。
本願では、ネットワーク装置500は、3つの主なリソーススケジューリング方法を提供し得る。
第1リソーススケジューリング方法では、ネットワーク装置は、全帯域幅レベルにおいて第1帯域幅で帯域幅リソーススケジューリングを実行し、リソースインターレースの固定RB間隔に基づいてリソーススケジューリングを実行する。言い換えれば、RB間隔は第1帯域幅により変化しない。LTEで定義されている既存のリソースインターレースとは異なり、本願で定義されているリソースインターレースのRB間隔は固定されており、帯域幅によって変化しない。
第1リソーススケジューリング方法の特定の実装については、図7の実施形態を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第2リソーススケジューリング方法では、ネットワーク装置は、サブバンドレベルにおいて第1帯域幅でサブバンドリソーススケジューリングを実行し、サブバンドに対応するインターレースセグメントに基づいてリソーススケジューリングを実行する。ここで、インターレースは、第1帯域幅の全帯域上に均等に分布し、RB間隔がNに固定されたもの、すなわち、第1帯域幅に対応するインターレースである。第1リソーススケジューリング方法とは異なり、リソース割り当ては第1帯域幅に対応するインターレースに基づいて行われない。代わりに、第1帯域幅に対応するインターレースは、複数のサブバンドに対応するインターレースセグメントに分割され、リソースは、各サブバンドに対応するインターレースセグメントに基づいて割り当てられる。
第2リソーススケジューリング方法の具体的な実装については、図10に示す実施形態を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第3のリソーススケジューリング方法では、ネットワーク装置は、サブバンドレベルにおいて第1帯域幅でサブバンドリソーススケジューリングを実行し、サブバンド上の適切なインターレース構造を選択し、サブバンド上のインターレースに基づくリソーススケジューリングを実行する。インターレースは、サブバンド上に一定数を有し且つ均等に分布するものであってよく、又はサブバンド上に固定RB間隔を有し且つ均等に分布するものであってよい。
第3のリソーススケジューリング方法の特定の実装については、図12に示す実施形態を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
ネットワーク装置500に含まれる機能ユニットの特定の実装については、図7、図10、又は図11に示される方法の実施形態におけるネットワーク装置の関連機能を参照し、端末500に含まれる機能ユニットの特定の実装については、図7、図10、又は図11に示される方法の実施形態における端末の関連機能を参照することが理解され得る。詳細は、ここでは再度説明しない。
さらに、本発明の一実施形態は、さらに、無線通信システムを提供する。無線通信システムは、図2に示す無線通信システム200、又は図16に示す無線通信システム700であってよく、ネットワーク装置及び端末を含んでよい。端末は、図7、図10、及び図12にそれぞれ示される方法の実施形態における端末であってよく、ネットワーク装置は、図7、図10、及び図12にそれぞれ示される方法の実施形態におけるネットワーク装置であってよい。
図3に示す端末を一例として用いると、端末プロセッサ304は、メモリ312に記憶された命令を呼び出して、免許不要及び/又は免許周波数帯域で送信するよう送信機306を制御し、免許不要周波数帯域及び/又は免許周波数帯域で受信するよう受信機308を制御するように構成される。送信機306は、図7、図10又は図12のデータ及び/又はシグナリング送信処理を実行するために端末をサポートするように構成される。受信機308は、図7、図10、又は図12のデータ及び/又は信号受信処理を実行するために端末をサポートするように構成される。メモリ312は、端末のプログラムコード及びデータを記憶するように構成される。
具体的には、端末は、図4に示す端末300であってよく、ネットワーク装置は、図5に示すネットワーク装置400であってよい。端末は、代替的に図16に示す端末600であってよく、ネットワーク装置は、代替的に図16に示すネットワーク装置500であってよい。ネットワーク装置及び端末の特定の実装については、図7、図10又は図12に対応する方法の実施形態を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
図4に例示するネットワーク装置を用いて、ネットワーク装置プロセッサ405は、免許不要及び/又は免許周波数帯域で送信するよう送信機407を制御し、免許不要及び/又は免許周波数帯域で受信するよう受信機409を制御するように構成される。送信機407は、図7、図10、又は図12のデータ及び/又はシグナリング送信処理を実行するためにネットワーク装置をサポートするように構成される。受信機409は、図7、図10、又は図12のデータ及び/又はシグナリング受信処理を実行するためにネットワーク装置をサポートするように構成される。メモリ405は、ネットワーク装置のプログラムコード及びデータを記憶するように構成される。
前述の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせによって実装されてよい。ソフトウェアを使用して実施形態を実施する場合、実施形態は、コンピュータプログラムプロダクトの形態で完全に又は部分的に実装されてよい。コンピュータプログラムプロダクトは、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がロードされ、コンピュータ上で実行されると、本発明の実施形態による手順又は機能が、全部又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、又はコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線、及びマイクロ波など)の方法で、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターに送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ又はデータセンターのようなデータ記憶装置であってよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、固体ドライブSolid State Disk(SSD))などである。
結論として、本発明の実施形態は、柔軟な帯域幅伝送をサポートすることができ、次世代の新無線技術によってサポートされるマルチ帯域幅シナリオにより良好に適応することができる。
当業者は、実施形態における方法のプロセスの全部又は一部が、関連するハードウェアに指示するコンピュータプログラムによって実施されてよいことを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。プログラムが実行すると、実施形態における方法のプロセスが実行される。前述の記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリRAM、磁気ディスク、又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。