JP7089970B2 - スクリュ、押出機および混練補助エレメント - Google Patents

スクリュ、押出機および混練補助エレメント Download PDF

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Description

本発明は、スクリュ、押出機および混練補助エレメントに関する。
熱可塑性樹脂や添加材などが含まれる原料を押出成形して、良好な物性と品質を有する樹脂成形品を得るためには、押出機により原料を十分に混練することが重要である。
特許文献1には、送りねじにより構成された供給域および圧縮域と、送りねじの間にミキシングエレメントが設けられた計量域とを有するスクリュが示されている。このスクリュによると、溶融された原料に位置交換混合作用やせん断作用を与え、添加物を均一に分散混合することができる。
特開2001-212870号公報
ところで、特許文献1のスクリュは、計量域において、送りねじとミキシングエレメントとが隣り合って配置されている。
原料を混練する際に、スクリュのミキシングエレメントが設けられた箇所では溶融した原料が充満し、ミキシングエレメントの上流側に向かって原料溜まりが形成される。この原料溜まりが形成された領域は、搬送から混練へと切り替わる際の過渡領域となるが、従来のスクリュではこの過渡領域に送りねじが適用されており、過渡領域となることを考慮して設計されたエレメントを適用したスクリュは見当たらなかった。
そこで、本発明の目的は、原料溜まりが形成されることを考慮して、熱可塑性樹脂や添加材などが含まれる原料の混練性をさらに向上させるスクリュを提供することにある。
このような目的を達成するために、基端から先端に向けて原料を搬送しつつ混練するスクリュであって、直線状の軸線を有し、前記軸線を中心に回転するスクリュを備え、スクリュには、原料を搬送する搬送エレメントと、原料を混練する混練エレメントと、スクリュの基端側で搬送エレメントと隣接するとともにスクリュの先端側で混練エレメントと隣接する混練補助エレメントとが外嵌され、混練補助エレメントは、複数のエレメント部を有し、それぞれのエレメント部は、同一断面の円環板状のエレメント本体片と、エレメント本体片の外周から突出して形成された同一断面の横断壁片が設けられ、複数のエレメント部を突き合せて一体化することにより、円筒状のエレメント本体と、エレメント本体の外周より突出した横断壁が形成され、横断壁は、スクリュ軸の周方向に面する前面と後面とを有し、横断壁前面と後面とに開口する通孔が形成されるように、エレメント部の横断壁片の接合面に溝が設けられている。
本発明によれば、原料溜まりが形成されることを考慮して搬送部と混練部との間に混練補助部を設けたスクリュとすることにより、熱可塑性樹脂や添加材などが含まれる原料の混練性をさらに向上させることができる。
第1の実施形態に係る押出機を一部断面にして模式的に示す側面図である。 (A)は、第1の実施形態で用いるスクリュの混練補助部を概略的に示す側面図である。(B)は、図2AのF2-F2線に沿う断面図である。 第2の実施形態に係る押出機を一部断面にして模式的に示す側面図である。 (A)は、第2の実施形態で用いるスクリュの混練補助エレメントを概略的に示す側面図である。(B)は、図4AのF4-F4線に沿う断面図である。 (A)は、第2の実施形態で用いるスクリュの混練補助エレメントの変形例を概略的に示す側面図である。(B)は、図5AのF5-F5線に沿う断面図である。 第3の実施形態に係る押出機を一部断面にして模式的に示す側面図である。
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る押出機10を示している。
押出機10は、スクリュ11と、スクリュ11を回転可能に収容するシリンダ12が形成されたバレル13と、シリンダ12の中でスクリュ11を回転させる駆動機構(図示しない)を備えている。
バレル13は、シリンダ12が押出機10の上流から下流に向けて真っ直ぐに位置するように、長手方向の一端が押出機10の上流に配置され、長手方向の他端が押出機10の下流に配置されている。
スクリュ11は、基端から先端に亘って真っ直ぐに延出し、基端がバレル13の一端に位置し、先端がバレル13の他端に位置するように、シリンダ12の中に収容されている。
押出機10は、上流に、粒状または粉体状の熱可塑性樹脂や添加材などが含まれる原料を供給する供給口14を備えている。供給口14は、バレル13の一端に設けられ、バレル13を貫通してシリンダ12に連通している。
さらに、押出機10は、下流に、原料が溶融および混練されることにより生成された混練物を吐出する吐出口15を備えている。吐出口15は、バレル13の他端の開口を覆うように連結されているダイ16に設けられている。
また、バレル13には、バレル13を加熱するためのヒータや、冷却水を流してバレル13を冷却するための冷却水通路や、バレル13の温度を検出するための温度センサなど(いずれも図示しない)が設けられている。
次に、スクリュ11について、その詳細を説明する。
スクリュ11は、直線状の軸線CLを有し、基端から先端に亘り真っ直ぐに延出したスクリュ本体20と、スクリュ本体20の外周に一体的に形成された搬送部21、混練部22および混練補助部23とを有して構成されている。なお、スクリュ11は、スクリュ本体20の基端が駆動機構(図示しない)に連結されている。
また、スクリュ11は、基端から先端に向かって順に、供給区間17と、圧縮区間18と、計量区間19とに区分けされている。
供給区間17では、スクリュ11は、円柱状のスクリュ本体20の外周に、原料を搬送する搬送作用を有する搬送部21として、順送りフライト24が一体的に形成されて構成されている。
圧縮区間18では、スクリュ11は、円錐台状のスクリュ本体20の外周に、搬送部21としての順送りフライト24が一体的に形成されて構成されている。
計量区間19では、スクリュ11は、円柱状のスクリュ本体20の外周に、搬送部21としての順送りフライト24と、混練部22と、混練補助部23とが一体的に形成されて構成されている。
なお、計量区間19におけるスクリュ本体20の直径は、供給区間17におけるスクリュ本体20の直径よりも大きくされている。
混練部22には、溶融された原料を混練する混練作用を有する逆送りフライトやシールリング等が用いられる。本実施形態においては、混練部22として逆送りフライト25を適用している。
次に、混練補助部23について説明する。
図2は、混練補助部23の概要を示す図である。
混練補助部23は、搬送部21(順送りフライト24)と混練部22(逆送りフライト25)との間に設けられ、スクリュ20の基端側では搬送部21と隣接し、スクリュ20の先端側では混練部22と隣接する。
構造的には、混練補助部23は、スクリュ本体20の外周より突出して、一体的に形成された横断壁26を有している。
横断壁26は、長手方向が軸線CLに沿った棒状または略棒状に形成され、その断面は、四角形状、略四角形状、扇状または略扇状に形成されている。
横断壁26の前面26aは、スクリュ本体20の外周面より軸線CLに沿って立設され、スクリュ本体20の周方向に面し、スクリュ11の回転方向の前面となる面である。
横断壁26の後面26bは、スクリュ本体20の外周面より軸線CLに沿って立設され、スクリュ本体20の周方向に面し、スクリュ11の回転方向の後面となる面である。
横断壁26の上面26cは、スクリュ本体20の外周側で前面26aと後面26bとをつなぐ面であり、スクリュ本体20の半径方向に対して先端の面となる。
横断壁26の高さは、搬送部21の順送りフライト24や混練部22の逆送りフライト25と同じ高さとされることが好ましいが、低くされていてもよい。
さらに、横断壁26には、前面26aと後面26bとに開口する通孔27が、長手方向に間隔を空けて2つ設けられている。通孔27は、前面26aの側に設けられた導入孔27aと、後面26bの側に設けられ、導入孔27aと連通する小孔27bにより形成されている。
導入孔27aは、前面26aに開口し、前面26aから後面26bに向けて先細りとなる円錐筒状の壁面28aにより規定される円錐筒状の孔である。
小孔27bは、後面26bに開口し、後面26bから前面26aに向けて設けられた円筒状の壁面28bにより規定される円筒状の孔である。そして、小孔27bの断面積は、導入孔27aの断面積よりも小さくされている。
なお、通孔27を、前面26aと後面26bとに開口し、前面26aから後面26bに向けて先細りとなる円錐筒状の孔としてもよい。
次に、このような構成のスクリュ11を有する押出機10によって、原料を混練する動作について説明する。
粒状または粉体状の熱可塑性樹脂や添加材などが含まれる原料は、供給口14よりシリンダ12の基端に供給される。そして、供給された原料は、回転するスクリュ11の供給区間17、圧縮区間18を通過することにより、溶融した原料となる。
溶融した原料は、計量区間19に搬送され、混練部22が設けられた箇所で充満し、混練部22の上流(基端)側に向かって原料溜りを形成する。このとき、スクリュ11の回転に伴い、スクリュ20の基端側では搬送部21と隣接し、スクリュ20の先端側では混練部22と隣接する混練補助部23の横断壁26により原料溜りが攪拌される。さらに、溶融した原料が回転する横断壁26の通孔27を通過することにより伸長作用が与えられ、分散が促進される。このように、混練補助部23にて、溶融した原料が予備混練されるため、混練部22での混練が促進され、この結果、原料の混練の度合いが強化される。
なお、本実施形態では、混練補助部23の横断壁26を、スクリュ本体20の周方向に一か所に設けるものとして説明したが、本発明ではこれに限らず、横断壁26をスクリュ本体20の周方向の二か所以上に設けてもよい。
さらに、本実施形態では、混練補助部23の横断壁26に2つの通孔27を設けるものとして説明したが、本発明ではこれに限らず、横断壁26に1つの通孔27を設けてもよく、3つ以上の通孔27を設けてもよい。
また、スクリュ本体20の半径方向に対して、前面26aの高さよりも後面26bの高さを低くし、上面26cが後面26b側で低くなるようにすると、シリンダ12と上面26cとの間で、原料に作用するせん断力が小さくなり、原料の不要なせん断発熱を抑えることが可能となる。このとき、上面26cは、後面26b側に向けて、徐々に傾斜して低くなる面であってもよいし、ステップ状に低くなる面であってもよい。
[第2の実施形態]

次に、第2の実施形態に係る押出機30について説明する。
図3は、第2の実施形態に係る押出機30を示している。
第2の実施形態は、スクリュ31の計量区間32に関する事項が第1の実施形態と相違している。それ以外の押出機30の構成は、基本的に第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
スクリュ31の計量区間32は、スクリュ軸にスクリュエレメントを外嵌するセグメント式スクリュとして構成されている。
スクリュ31の計量区間32は、スクリュ軸部33が形成されたスクリュ本体20に、搬送エレメント34と、混練エレメント35と、混練補助エレメント36とが外嵌されて構成されている。
搬送エレメント34は、筒状のエレメント本体40の外周に、順送りフライト24が一体的に形成されている。
混練エレメント35は、筒状のエレメント本体40の外周に、逆送りフライト25が一体的に形成されている。
図4は、スクリュ31の混練補助エレメント36の概要を示す図である。
混練補助エレメント36は、筒状のエレメント本体40の外周より突出して、一体的に形成された横断壁26を有している。横断壁26には通孔27が設けられている。混練補助エレメント36がスクリュ軸部33に外嵌された状態において、筒状のエレメント本体40の中心軸線は軸線CLと一致する。横断壁26は、長手方向が筒状のエレメント本体40の中心軸線に沿い、筒状のエレメント本体40の一端から他端に亘り形成されている。
そして、混練補助エレメント36は、搬送エレメント34と混練エレメント35との間に設けられ、スクリュ31の基端側ではエレメント34と隣接し、スクリュ31の先端側では混練エレメント35と隣接する。
なお、スクリュ軸部33の外周面、および筒状のエレメント本体40の内周面には、キー37が嵌合する溝が形成されている。スクリュ31の計量区間32において、搬送エレメント34、混練エレメント35、および混練補助エレメント36は、キー37を介して、スクリュ軸部33に外嵌される。そして、ねじ部(図示せず)が形成されたスクリュヘッド38をスクリュ軸部33の先端に締め込むことにより、各エレメント34、35、36は、スクリュ本体20の圧縮区間18の先端部分とスクリュヘッド38の間で挟持される。
このような構成のスクリュ31を有する押出機30によっても、第1の実施形態と同様に、予め混練補助エレメント36にて予備混練されるため、混練エレメント35での混練が促進され、この結果、原料の混練の度合いが強化される。
さらに、スクリュ31の計量区間32を、セグメント式スクリュとして構成しているので、搬送エレメント34、混練エレメント35、混練補助エレメント36の組み換えができ、原料の種類等に応じたスクリュを容易に構成することが可能となる。
なお、セグメント式スクリュを備えた二軸押出機に、本実施形態の混練補助エレメント36を適用してもよい。二軸押出機のスクリュに配されたニーディングディスクや逆送りフライトなどの混練エレメントと隣接するように、混練補助エレメント36を設けてもよい。
[第2の実施形態の変形例]
図5は、第2の実施形態の変形例を示している。
図5に示される変形例は、混練補助エレメント50の構成が第2の実施形態と異なっている。
混練補助エレメント50は、第1エレメント部50a、第2エレメント部50bおよび第3エレメント部50cを有している。第1エレメント部50a、第2エレメント部50bおよび第3エレメント部50cは、それぞれ、同一断面の円環板状のエレメント本体片51と、エレメント本体片51の外周の同じ位相の位置から突出して一体的に形成された同一断面の横断壁片52とを有している。
混練補助エレメント50は、第3エレメント部50c、第2エレメント部50bおよび第1エレメント部50aをこの順でスクリュ軸部33に外嵌し、スクリュヘッド38をスクリュ軸部33の先端に締め込んだときに、一体化されて構成される。なお、一体化された混練補助エレメント50には、3つのエレメント本体片51が突き合わされて、筒状のエレメント本体40が形成され、3つの横断壁片52が突き合わされて、横断壁26が形成される。
第1エレメント部50aの横断壁片52と第2エレメント部50bの横断壁片52の接合面52a、52aには、それぞれ、突き合わせたときに横断壁26の前面26aと後面26bとに開口する通孔53を形成する溝54が設けられている。
通孔53は、前面26aから後面26bに向けて、順に、前面26aに開口する導入孔55と、導入孔55と連通する第1の小孔57と、第1の小孔57と連通する中間孔59と、中間孔59と連通し、後面26bに開口する第2の小孔61により形成されている。なお、小孔57,61の断面積は、導入口55および中間孔59の断面積よりも小さい。
通孔53を形成する溝54は、前面26aから後面26bに向けて、順に、導入孔55を形成する第1の広幅溝56と、第1の小孔57を形成する第1の狭幅溝58と、中間孔59を形成する第2の広幅溝60と、第2の小孔61を形成する狭幅溝62により形成されている。
同様に、第2エレメント部50bの横断壁片52と第3エレメント部50cの横断壁片52の接合面52a、52aにも、それぞれ、通孔53を形成する溝54が設けられている。
したがって、第3エレメント部50c、第2エレメント部50bおよび第1エレメント部50aを、この順で突き合わせると、横断壁26に形成される2つの通孔53には、それぞれ、2つの小孔57、61が形成される。これにより、通孔53を通過する原料に対して、伸長作用を2回付与することができ、原料の分散がさらに促進される。
なお、本実施形態では、混練補助エレメント50を3つのエレメント部50a、50b、50cを突き合せて構成し、2つの通孔53を形成するものとして説明したが、本発明ではこれに限らず、2つのエレメント部を突き合せて、1つの通孔を形成するものとしてもよいし、4つ以上のエレメント部を突き合せて、3つ以上の通孔を形成するものとしてもよい。
また、本実施形態では、混練補助エレメント50の横断壁26を、スクリュ軸部33の周方向に一か所に設けるものとして説明したが、本発明ではこれに限らず、横断壁26をスクリュ軸部33の周方向の二か所以上に設けてもよい。
さらに、本実施形態では、通孔53に2つの小孔57、61を形成するものとして説明したが、本発明ではこれに限らず、通孔53に1つの小孔を形成するものとしてもよいし、3つ以上の小孔を形成するものとしてもよい。
[第3の実施形態]

次に、第3の実施形態に係る押出機70について説明する。
図6は、第3の実施形態に係る押出機70を示している。
第3の実施形態は、スクリュ71に関する事項が第2の実施形態と相違している。それ以外の押出機70の構成は、基本的に第2の実施形態と同様である。そのため、第3の実施形態において、第2の実施形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
スクリュ71は、スクリュ軸72に、搬送エレメント34と、混練エレメント35と、混練補助エレメント36を外嵌して構成される。スクリュ71は、搬送エレメント34の間に、混練エレメント35と、スクリュ71の基端側では搬送エレメント34と隣接し、スクリュ71の先端側では混練エレメント35と隣接する混練補助エレメント36の対が2組設けられて構成されている。
そして、押出機70の前段には、原料を溶融する押出機80が設けられ、押出機80より、供給口14を通じて押出機70のシリンダ12に溶融した原料が供給される。シリンダ12に供給された原料はスクリュ71により混練および計量されて、吐出口15より混練物が吐出される。
このような構成のスクリュ71を有する押出機70によっても、第2の実施形態と同様に、予め混練補助エレメント36にて予備混練されるため、混練エレメント35での混練が促進され、この結果、原料の混練の度合いが強化される。
さらに、押出機80により原料を溶融し、押出機70により混練および計量するので、押出機80のスクリュ回転速度、バレル設定温度等の運転条件と、押出機70のスクリュ回転速度、バレル設定温度等の運転条件をそれぞれ調節することができる。これにより原料の種類等に応じた最適の運転条件にて、原料を溶融混練することが可能となる。
なお、本実施形態では、スクリュ71に混練エレメント35と混練補助エレメント36の対を2組設けるものとして説明したが、本発明ではこれに限らず、1組設けるものとしてもよいし、3組以上の設けるものとしてもよい。
また、押出機70は、単軸押出機であっても、二軸押出機であってもよい。押出機80は、単軸押出機であっても、二軸押出機であってもよいし、さらに、多軸スクリュ押出機、バンバリーミキサ、ニーダ、オープンロールなどの各種の混練機を用いてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10,30,70…押出機、11,31,71…スクリュ、12…シリンダ、
13…バレル、17…供給区間、18…圧縮区間、
19,32…計量区間、20…スクリュ本体、21…搬送部、
22…混練部、23…混練補助部、26…横断壁、
27,53…通孔、33…スクリュ軸部、34…搬送エレメント、
35…混練エレメント、36,50…混練補助エレメント、
38…スクリュヘッド、72…スクリュ軸

Claims (3)

  1. 基端から先端に向けて、原料を搬送しつつ混練するスクリュであって、
    直線状の軸線を有し、前記軸線を中心に回転するスクリュ軸を備え、
    前記スクリュ軸には、原料を搬送する搬送エレメントと、原料を混練する混練エレメントと、前記スクリュの基端側で前記搬送エレメントと隣接するとともに前記スクリュの先
    端側で前記混練エレメントと隣接する混練補助エレメントとが外嵌され、
    前記混練補助エレメントは、
    複数のエレメント部を有し、
    それぞれのエレメント部は、同一断面の円環板状のエレメント本体片と、前記エレメント本体片の外周から突出して形成された同一断面の横断壁片が設けられ、
    前記複数のエレメント部を突き合せて一体化することにより、円筒状のエレメント本体と、前記エレメント本体の外周より突出した横断壁が形成され、
    前記横断壁は、前記スクリュ軸の周方向に面する前面と後面とを有し、
    前記横断壁の前記前面と前記後面とに開口する通孔が形成されるように、前記エレメント部の横断壁片の接合面に溝が設けられていることを特徴とするスクリュ。
  2. 請求項1に記載のスクリュを備え、前記スクリュで原料を混練し、混練物を吐出する押出機であって、
    前記スクリュが回転可能に挿通されたシリンダを有するバレルと、
    前記バレルに設けられ、前記シリンダ内に原料を供給する供給口と、
    前記バレルに設けられ、混練物を吐出する吐出口と、を備えていることを特徴とする押出機。
  3. スクリュ軸に外嵌される混練補助エレメントであって、
    複数のエレメント部を有し、
    それぞれのエレメント部は、同一断面の円環板状のエレメント本体片と、前記エレメント本体片の外周から突出して形成された同一断面の横断壁片が設けられ、
    前記複数のエレメント部を突き合せて一体化することにより、円筒状のエレメント本体と、前記エレメント本体の外周より突出した横断壁が形成され、
    前記横断壁は、前記スクリュ軸の周方向に面する前面と後面とを有し、
    前記横断壁の前記前面と前記後面とに開口する通孔が形成されるように、前記エレメント部の横断壁片の接合面に溝が設けられていることを特徴とする混練補助エレメント。
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