JP7089639B2 - 出荷計画決定支援システム、コンピュータ、端末、出荷計画決定支援方法及びプログラム - Google Patents

出荷計画決定支援システム、コンピュータ、端末、出荷計画決定支援方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、出荷計画を立案し、荷主に対して決定を支援する出荷計画決定支援システム、コンピュータ、端末、出荷計画決定支援方法及びプログラムに関する。
近年、物流コストが増大している。この理由は、EC(Electronic Commerce)の拡大等による荷物の輸送量(物量)の増加、加えて、慢性的なドライバー不足により輸配送に必要な車両の確保が困難といった社会全体の問題によるところが大きい。
このような物流コストの増大に対して、物流コストの減少を目的とし、車両積載率を向上させて、荷物1個当たりの輸送費が最小となるよう出荷・配送計画を出力する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2017-010340号公報
しかしながら、複数の荷主から輸配送の依頼を受ける業者(輸配送業者)にとっては、各顧客の集荷・納品の期日が重なることは往々にしてあり、これに対応するため、単価の高い車両を使わざるを得なかった。すなわち、1社単独で輸配送の効率化を計画したとしても、稼働可能な車両数に制限があるため、全体の最適化には至らず、物流コストを減少させることが困難であった。また、運転手不足が深刻になる昨今、車両数に制限があり、1社単独で配送計画を立案したとしても、全体最適化にはならなかった。
本発明は、全体物流の平均化・標準化を促せるように、輸配送業者が抱える顧客(複数荷主)の其々に対して、最適な輸配送の出荷計画を立案し、提案することが可能な出荷計画決定支援システム、コンピュータ、端末、出荷計画決定支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
本発明は、複数の荷主から輸送依頼を受付け、出荷計画を立案し、荷主に対して決定を支援する出荷計画決定支援システムであって、
輸送元から輸送先に向けて輸送する荷物に関する出荷情報を取得する第1取得手段と、
過去の輸送実績を取得する第2取得手段と、
前記出荷情報をもとに、車両・ルートの組み合わせ案である第1の輸送計画を作成する作成手段と、を備え、
前記輸送実績は、稼働可能と予想する車両の台数及び車両仕入価格を保持してなり、
前記作成された第1の輸送計画に必要な車両計画と、前記車両の確保にかかる費用とを、前記輸送実績に基づいて算出することにより、各荷主に対して第1の出荷計画を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする出荷計画決定支援システムを提供する。
本発明によれば、複数の荷主から輸送依頼を受付け、出荷計画を立案し、荷主に対して決定を支援する出荷計画決定支援システムは、輸送元から輸送先に向けて輸送する荷物に関する出荷情報を取得し、過去の輸送実績を取得し、前記出荷情報をもとに、車両・ルートの組み合わせ案である第1の輸送計画を作成し、前記輸送実績は、稼働可能と予想する車両の台数及び車両仕入価格を保持してなり、前記作成された第1の輸送計画に必要な車両計画と、前記車両の確保にかかる費用とを、前記輸送実績に基づいて算出することにより、各荷主に対して第1の出荷計画を出力する。
本発明は、システムのカテゴリであるが、方法及びプログラム等の他のカテゴリにおいても、そのカテゴリに応じた同様の作用・効果を発揮する。
また、本発明は、複数の荷主から輸送依頼を受付け、出荷計画を立案し、荷主に対して決定を支援するコンピュータであって、
輸送元から輸送先に向けて輸送する荷物に関する出荷情報を取得する第1取得手段と、
過去の輸送実績を取得する第2取得手段と、
前記出荷情報をもとに、車両・ルートの組み合わせ案である第1の輸送計画を作成する作成手段と、を備え、
前記輸送実績は、稼働可能と予想する車両の台数及び車両仕入価格を保持してなり、
前記作成された第1の輸送計画に必要な車両計画と、前記車両の確保にかかる費用とを、前記輸送実績に基づいて算出することにより、各荷主に対して第1の出荷計画を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするコンピュータを提供する。
本発明によれば、全体物流の平均化・標準化を促せるように、輸配送業者が抱える顧客(複数荷主)の其々に対して、最適な輸配送の出荷計画を立案し、提案することが可能な出荷計画決定支援システム、コンピュータ、端末、出荷計画決定支援方法及びプログラムを提供することが可能となる。
図1は、出荷計画決定支援システム1の概要を示す図である。 図2は、出荷計画決定支援システム1の全体構成図である。 図3は、コンピュータ10が実行する第1の出荷計画決定支援処理のフローチャートを示す図である。 図4は、コンピュータ10が実行する第2の出荷計画決定支援処理のフローチャートを示す図である。 図5は、コンピュータ10が実行する第3の出荷計画決定支援処理のフローチャートを示す図である。 図6は、コンピュータ10が実行する第4の出荷計画決定支援処理のフローチャートを示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[出荷計画決定支援システム1の概要]
本発明の好適な実施形態の概要について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の好適な実施形態である出荷計画決定支援システム1の概要を説明するための図である。出荷計画決定支援システム1は、コンピュータ10から構成され、出荷計画を立案し、荷主に対して決定を支援するコンピュータシステムである。
なお、出荷計画決定支援システム1は、荷主が所持する荷主端末(例えば、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末や、スマートグラス等のヘッドマウントディスプレイといったウェアラブル端末や、パーソナルコンピュータ等の据置端末)、輸配送を実行する輸配送業者端末(例えば、上述した携帯端末や、上述したウェアラブル端末や、上述した据置端末)、その他の端末や装置類等が含まれていてもよい。この場合、出荷計画決定支援システム1は、後述する各処理を、コンピュータ10と含まれる端末や装置類等との何れか又は複数の組み合わせにより実行することになる。
また、出荷計画決定支援システム1は、例えば、コンピュータ10等の1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。
コンピュータ10は、荷主端末、輸配送業者端末、その他の端末や装置類等と、公衆回線網等を介して、データ通信可能に接続されており、必要なデータや情報の送受信を実行する。
コンピュータ10は、輸送元(例えば、倉庫・工場)から輸送先に向けて輸送する荷物に関する出荷情報を取得する。出荷情報は、例えば、荷物がなんであるか(例えば、名称、種類、重量、サイズ)、荷物の数量、荷物の輸送先の識別子(例えば、名称、住所)、荷物の輸送元・輸送先(例えば、名称、住所)、梱包資材の種類、輸送方法(例えば、通常、クール輸送、陸輸送、航空輸送)といったものである。
例えば、荷主端末は、この出荷情報の入力を受け付ける。荷主端末は、例えば、自身に設けられた入力部に対する入力を受け付けることや2次元コード等を読み取ることにより、この出荷情報の入力を受け付ける。荷主端末は、受け付けた出荷情報を、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この出荷情報を受信することにより、出荷情報を取得することになる。
コンピュータ10は、過去の輸送実績を取得する。過去の輸送実績は、例えば、各輸配送業者が、過去に今回の荷物を出荷する荷主からの依頼を受けて輸送した実績や過去に今回の荷物と関連する荷物を出荷した荷主からの依頼を受けて輸送した実績である。過去の輸送実績は、例えば、輸送を行った輸配送業者の識別子(例えば、業者や運転手の名称、住所)、輸送に用いられた車両の識別子(車名、車種、車格)、出荷から着荷までにかかった時間を示す利用時間、出荷地点から着荷地点までの輸送距離、過去に輸配送業者が輸送を行ってきた地域、過去に輸配送業者が利用された時期、出荷に必要な輸送費を示す金額である。この過去の輸送実績は、各輸配送業者が過去に行った輸送の実態に関連するものである。
例えば、輸配送業者端末は、この過去の輸送実績の入力を受け付ける。輸配送業者端末は、例えば、自身に設けられた入力部に対する入力を受け付けることや2次元コード等を読み取ることにより、この過去の輸送実績の入力を受け付ける。輸配送業者端末は、受け付けた過去の輸送実績を、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この過去の輸送実績を受信することにより、過去の輸送実績を取得することになる。
コンピュータ10は、取得した出荷情報をもとに、車両・ルートの組み合わせ案である第1の輸送計画を作成する。第1の輸送計画は、今回荷物を輸送するために用いる車両に関する情報(例えば、車種、車格といったどのような車両が適切であるか)及び荷物を輸送する輸送経路に関する情報(例えば、出荷地点から着荷地点までに必要な経由地の有無、出荷地点から着荷地点までの全体の輸送経路、出荷地点から着荷地点までに経由地までに必要な時間及び距離や各経由地間に必要な時間、出荷地点から着荷地点までに必要な全体時間及び全体距離といったどのような経路が適切であるかやどこからどこまでを輸送するのが適切であるか、どのような輸送方法が適切であるか)である。
例えば、コンピュータ10は、取得した出荷情報における荷物が何であるか、荷物の数量、荷物の輸送元・輸送先、梱包資材の種類又は輸送方法のいずれか又は複数の組み合わせに基づいて、今回の荷物を輸送するために必要な車両に関する情報及び輸送経路に関する情報を特定する。コンピュータ10は、特定した車両に関する情報及び輸送経路に関する情報に基づいて、第1の輸送計画を作成する。
コンピュータ10は、作成された第1の輸送計画に必要な第1の車両計画と、車両の確保にかかる費用とを、取得した過去の輸送実績に基づいて算出することにより、第1の出荷計画を出力する。
例えば、コンピュータ10は、第1の輸送計画における車両に関する情報と、輸送経路に関する情報とを遂行するために必要な第1の車両計画を、取得した過去の輸送実績に基づいて算出する。第1の車両計画は、今回の荷物の輸送に必要な車両を予測する情報である。第1の車両計画は、例えば、輸送を行う車両の識別子(車名、車種、車格)、輸送にかかると予想される時間を示す予想利用時間、輸送に予想される輸送距離を示す予想輸送距離、輸送を行う地域、輸送を行う時期、現在から出荷日時までの間の期間、現在から輸送が完了するまでの間の時期である。
また、例えば、コンピュータ10は、輸送を行う車両の確保にかかる費用を、取得した過去の輸送実績に基づいて算出する。コンピュータ10は、今回の輸送における荷物及び輸送に関連する、過去の輸送実績における同様の荷物及び輸送を特定する。コンピュータ10は、特定した過去の輸送実績におけるこの輸送を実行した車両を特定する。コンピュータ10は、この特定した車両の確保に必要な費用を、第1の輸送費用として算出する。
コンピュータ10は、このようにして算出した第1の車両計画と、第1の輸送費用とに基づいて、第1の出荷計画を作成する。この第1の出荷計画は、算出した第1の車両計画と第1の輸送費用とをまとめたものである。
コンピュータ10は、この作成した第1の出荷計画を出力する。
例えば、コンピュータ10は、この第1の出荷計画を、荷主端末等に送信する。荷主端末等は、この第1の出荷計画を受信することにより、コンピュータ10から第1の出荷計画を取得することになる。荷主端末等は、この第1の出荷計画を自身が有する表示部に表示することや、自身が有する音声部から放音することを実行することにより、第1の出荷計画を出力することになる。その結果、コンピュータ10は、この第1の出荷計画を、荷主端末等に出力させることになる。
このようにすることにより、出荷計画決定支援システム1は、荷主が出荷情報の範囲で想定される車両繁閑期の状態・輸送費を確認しながら出荷計画を作成及び決定することが可能となる。また、出荷計画決定支援システム1は、許容される条件の中で、輸送費がより安価になるような出荷計画を作成及び出力することが容易となる。
なお、出荷計画決定支援システム1は、出荷条件の一部又は全部を変更し、変更後の出荷条件に基づいて、第2の出荷計画を出力する構成も可能である。
コンピュータ10は、取得した出荷情報の条件から、変更可能な条件を判断する。変更可能な条件は、例えば、荷物の納品日時(例えば、曜日、時間、日付)、複数の荷物がある場合に各荷物を一括納品又は複数に分割する分割納品の有無といった、荷物の出荷を依頼した依頼主が主として指定するものである。コンピュータ10は、この変更可能な条件の有無やその内容を判断する。
例えば、コンピュータ10は、取得した出荷情報の条件として、納品日時の指定がない場合や一括納品の指定がない場合、これらを、変更可能な条件と判断する。
コンピュータ10は、変更可能な条件を変更した条件をもとに、第2の輸送計画を作成する。
例えば、コンピュータ10は、上述した第1の輸送計画とは別に、変更可能な出荷情報の条件を変更した出荷情報(変更可能ではないと判断されたものは、取得した出荷情報のままである)をもとに、車両・ルートの組み合わせ案である第2の輸送計画を作成する。第2の輸送計画は、上述した第1の輸送計画と同様である。このとき、コンピュータ10は、変更可能な条件が複数存在する場合、其々に対応した第2の輸送計画を作成することも可能である。また、コンピュータ10は、変更可能な条件が複数存在する場合、そのうちの所定の条件を満たす一又は複数の条件に対応した第2の輸送計画を作成することも可能である。
コンピュータ10は、作成された第2の輸送計画をもとに、第2の出荷計画を出力する。
例えば、コンピュータ10は、上述した第1の輸送計画と同様に、第2の輸送計画における車両に関する情報と、輸送経路に関する情報とを遂行するために必要な第2の車両計画を、取得した過去の輸送実績に基づいて算出するとともに、輸送を行う車両の確保にかかる費用を算出する。
コンピュータ10は、算出した第2の車両計画と第2の輸送費用とに基づいて、第2の出荷計画を作成する。第2の出荷計画は、第1の出荷計画と同様に、算出した第2の車両計画と第2の輸送費用とをまとめたものである。
コンピュータ10は、この作成した第2の出荷計画を出力する。
例えば、コンピュータ10は、この第2の出荷計画を、荷主端末等に送信する。荷主端末等は、この第2の出荷計画を受信することにより、コンピュータ10から第2の出荷計画を取得することになる。荷主端末等は、この第2の出荷計画を自身が有する表示部に表示することや、自身が有する音声部から放音することを実行することにより、第2の出荷計画を出力することになる。その結果、コンピュータ10は、この第2の出荷計画を、荷主端末等に出力させることになる。
このようにすることにより、出荷計画決定支援システム1は、出荷情報の条件緩和(変更)した場合でも、輸送費において優位な計画があるか確認することが容易となる。また、出荷計画決定支援システム1は、出荷情報の前後の期間(日程)の輸送費を確認することが容易となる。
また、出荷計画決定支援システム1は、稼働可能な車両台数と車両仕入価格とを出力する構成も可能である。
コンピュータ10は、過去の輸送実績には、稼働可能と予想する車両の台数及び車両の仕入価格(一台の場合は、この車両の仕入価格であり、複数台の場合は、各車両の仕入価格や全車両の仕入価格)が含まれており、これらに基づいて、出荷計画を更新し、出力する構成も可能である。
コンピュータ10は、荷主から第1又は第2の出荷計画の選択を受け付け、受け付けた出荷計画に必要な車両が割り当てられたとして、稼働可能な車両台数と車両仕入価格を更新して出力する。
例えば、コンピュータ10は、荷主端末から第1又は第2の出荷計画の選択を受け付ける。荷主端末は、荷主から、第1又は第2の出荷計画に対する選択の入力を受け付け、受け付けた入力結果を、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この入力結果を受信することにより、荷主端末から第1又は第2の出荷計画の選択を受け付けることになる。
コンピュータ10は、受け付けた出荷計画(第1又は第2の出荷計画の何れか)に必要な車両が割り当てられたと判断する。
例えば、コンピュータ10は、出荷計画を受け付けた際、この出荷計画に該当する車両を、必要な車両として割り当てられたと判断する。
コンピュータ10は、受け付けた出荷計画における稼働可能な車両台数と車両仕入価格を更新した出荷計画を、荷主端末に出力させる。
例えば、コンピュータ10は、更新後の出荷計画を、荷主端末等に送信する。荷主端末等は、この更新後の出荷計画を受信することにより、コンピュータ10から更新後の出荷計画を取得することになる。荷主端末等は、この更新後の出荷計画を自身が有する表示部に表示することや、自身が有する音声部から放音することを実行することにより、更新後の出荷計画を出力することになる。その結果、コンピュータ10は、この更新後の出荷計画を、荷主端末等に出力させることになる。
また、出荷計画決定支援システム1は、第1又は第2の出荷計画に基づく、第2の車両計画とその費用とを荷主に通知する構成も可能である。
コンピュータ10は、第1又は第2の出荷計画に基づく第2の車両計画及び車両の確保にかかる費用を、荷主に通知する。この第2の車両計画は、例えば、上述した出荷情報、引取・納品時間である。
例えば、コンピュータ10は、第1又は第2の出荷計画に基づいた第2の車両計画及び車両の確保にかかる費用を、荷主端末に出力させる。コンピュータ10は、この第2の車両計画及び費用を、荷主端末に送信する。荷主端末は、この第2の車両計画及び費用を受信することにより、コンピュータ10から第2の車両計画及び費用を取得することになる。荷主端末は、これらを自身が有する表示部に表示することや、自身が有する音声部から放音することを実行することにより、この第2の車両計画及び費用を出力することになる。その結果、コンピュータ10は、この第2の車両計画及び費用を、荷主端末に出力させることになる。荷主端末は、この第2の車両計画及び費用を出力する結果として、荷主に、この第2の車両計画及び費用を通知することになる。
また、出荷計画決定支援システム1は、異なる荷主間の出荷計画を組み合わせて車両・ルートが効率化するような組み合わせ輸送計画を作成し、組み合わせ輸送計画とその費用とを通知する構成も可能である。
コンピュータ10は、複数の荷主から出荷情報を取得した場合、上述した処理により、其々の荷主における出荷計画(第1又は第2の出荷計画)を作成する。コンピュータ10は、作成した複数の出荷計画に基づいて車両・ルートを効率化した組み合わせ輸送計画を作成する。
例えば、コンピュータ10は、各出荷計画における車両・ルートの効率化として、各荷主の輸送における車両に関する情報、輸送経路に関する情報及び車両の確保にかかる費用に基づいて、車両が最安値及び/又は輸送経路が最短経路になる、車両が最安値及び/又は輸送経路が最短経路に近似する組み合わせを選択する。コンピュータ10は、この選択結果に基づいて、組み合わせ輸送計画を作成する。さらに、コンピュータ10は、この組み合わせ輸送計画を遂行する車両の確保に必要な費用を、其々の出荷計画に基づいて算出する。
コンピュータ10は、作成した組み合わせ輸送計画及びこの組み合わせ輸送計画を遂行する車両の確保に必要な費用とを輸配送業者に通知する。
例えば、コンピュータ10は、作成した組み合わせ輸送計画及びこの組み合わせ輸送計画を遂行する車両の確保に必要な費用を輸配送業者端末に出力させる。コンピュータ10は、これらを、輸配送業者端末に送信する。輸配送業者端末は、これらを受信することにより、コンピュータ10からこれらを取得することになる。輸配送業者端末は、これらを自身が有する表示部に表示することや、自身が有する音声部から放音することを実行することにより、これらを出力することになる。その結果、コンピュータ10は、これらを、輸配送業者端末に出力させることになる。輸配送業者端末は、これらを出力する結果として、輸配送業者に、これらを通知することになる。
このようにすることにより、出荷計画決定支援システム1は、複数荷主の各々が、輸送の多い日程を避け、輸送費を安くおさえられる出荷計画を採用することが容易となる。また、出荷計画決定支援システム1は、運送会社に対し、過去の実績に基づいた適正価格を提示しながら、求貨求車マッチングが容易となる。
次に、出荷計画決定支援システム1が実行する処理の概要について説明する。
コンピュータ10は、輸送元から輸送先に向けて輸送する荷物に関する出荷情報を取得する(ステップS01)。出荷情報は、上述した通りである。
荷主端末は、出荷情報の入力を受け付ける。荷主端末は、自身に入力された出荷情報を、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この出荷情報を受信することにより、この出荷情報を取得することになる。
コンピュータ10は、過去の輸送実績を取得する(ステップS02)。過去の輸送実績は、上述した通りである。
輸配送業者端末は、この過去の輸送実績の入力を受け付ける。輸配送業者端末は、受け付けた過去の輸送実績を、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この過去の輸送実績を受信することにより、過去の輸送実績を取得することになる。
コンピュータ10は、取得した出荷情報をもとに、車両・ルート(輸送経路)の組み合わせ案である第1の輸送計画を作成する(ステップS03)。第1の輸送計画は、上述した通りである。
コンピュータ10は、取得した出荷情報に基づいて、荷物が何であるか、荷物の数量、荷物の輸送元・輸送先、梱包資材の種類又は輸送方法のいずれか又は複数の組み合わせに基づいて、今回の荷物を輸送するために必要な車両に関する情報及び輸送経路に関する情報を特定する。コンピュータ10は、特定した車両に関する情報及び輸送経路に関する情報に基づいて、第1の輸送計画を作成する。
コンピュータ10は、作成された第1の輸送計画に必要な第1の車両計画と、車両の確保にかかる費用とを、取得した過去の輸送実績に基づいて算出する(ステップS04)。第1の車両計画は、上述した通りである。
コンピュータ10は、第1の輸送計画における車両に関する情報と、輸送経路に関する情報とを遂行するために必要な第1の車両計画を、取得した過去の輸送実績に基づいて算出する。
また、コンピュータ10は、輸送を行う車両の確保にかかる費用を、取得した過去の輸送実績に基づいて算出する。コンピュータ10は、今回の輸送における荷物及び輸送に関連する、過去の輸送実績における同様の荷物及び輸送を特定する。コンピュータ10は、特定した過去の輸送実績におけるこの輸送を実行した車両を特定する。コンピュータ10は、この特定した車両の確保に必要な費用を、第1の輸送費用として算出する。
コンピュータ10は、算出した第1の車両計画と、第1の輸送費用とに基づいて、第1の出荷計画を作成する(ステップS05)。第1の出荷計画は、算出した第1の車両計画と第1の輸送費用とをまとめたものである。
コンピュータ10は、この作成した第1の出荷計画を出力する(ステップS06)。
コンピュータ10は、この第1の出荷計画を、荷主端末等に送信する。荷主端末等は、この第1の出荷計画を受信することにより、コンピュータ10から第1の出荷計画を取得することになる。荷主端末等は、この第1の出荷計画を自身が有する表示部に表示することや、自身が有する音声部から放音することを実行することにより、第1の出荷計画を出力することになる。その結果、コンピュータ10は、この第1の出荷計画を、荷主端末等に出力させることになる。
以上が、出荷計画決定支援システム1が実行する処理の概要である。
[出荷計画決定支援システム1のシステム構成]
図2に基づいて、本発明の好適な実施形態である出荷計画決定支援システム1のシステム構成について説明する。図2は、本発明の好適な実施形態である出荷計画決定支援システム1のシステム構成を示す図である。図2において、出荷計画決定支援システム1は、コンピュータ10から構成され、出荷計画を立案し、荷主に対して決定を支援するコンピュータシステムである。
コンピュータ10は、荷主端末、輸配送業者端末、その他の端末や装置類等と、公衆回線網等を介して、データ通信可能に接続されており、必要なデータや情報の送受信を実行する。
なお、出荷計画決定支援システム1は、図示していない荷主端末、輸配送業者端末、その他の端末や装置類等が含まれていてもよい。この場合、出荷計画決定支援システム1は、後述する各処理を、コンピュータ10と含まれる端末や装置類等との何れか又は複数の組み合わせにより実行することになる。
また、出荷計画決定支援システム1は、例えば、コンピュータ10等の1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。
コンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWi―Fi(Wireless―Fidelity)対応デバイス等を備える。また、コンピュータ10は、記録部として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、コンピュータ10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、出荷情報取得モジュール20、輸送実績情報取得モジュール21、出力モジュール22、車両計画情報取得モジュール23、選択受付モジュール24を実現する。また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、輸送計画作成モジュール40、算出モジュール41、出荷計画作成モジュール42、変更可能条件判断モジュール43、条件変更モジュール44、車両割当モジュール45を実現する。
[第1の出荷計画決定支援処理]
図3に基づいて、出荷計画決定支援システム1が実行する第1の出荷計画決定支援処理について説明する。図3は、コンピュータ10が実行する第1の出荷計画決定支援処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
はじめに、出荷情報取得モジュール20は、荷物に関する出荷情報を取得する(ステップS10)。ステップS10において、出荷情報取得モジュール20は、輸送元(例えば、倉庫・工場)から輸送先に向けて輸送する荷物に関する情報を、出荷情報として取得する。出荷情報は、例えば、荷物がなんであるか(例えば、名称、種類、重量、サイズ)、荷物の数量、荷物の輸送先の識別子(例えば、名称、住所)、荷物の輸送元・輸送先(例えば、名称、住所)、梱包資材の種類、輸送方法(例えば、通常、クール輸送、陸輸送、航空輸送)といったものである。出荷情報取得モジュール20は、この出荷情報を、荷主端末から取得する。
荷主端末は、出荷情報の入力を受け付ける。荷主端末は、例えば、荷主から直接入力又は選択入力等を受け付けることや、出荷情報が格納された2次元コードを読み取ることにより、この出荷情報の入力を受け付ける。荷主端末は、受け付けた出荷情報を、コンピュータ10に送信する。出荷情報取得モジュール20は、この出荷情報を受信することにより、出荷情報を取得する。その結果、コンピュータ10は、出荷情報を取得することになる。
輸送実績情報取得モジュール21は、過去の輸送実績を輸送実績情報として取得する(ステップS11)。ステップS11において、輸送実績情報取得モジュール21は、過去に、今回の荷物を出荷する荷主からの依頼を受けて輸送した輸配送業者や、過去に今回の荷物と関連する荷物を出荷した荷主からの依頼を受けて輸送した輸配送業者や、荷主が輸送の依頼が可能な輸配送業者等から過去の輸送実績を取得する。過去の輸送実績は、例えば、輸送を行った輸送業者の識別子(例えば、業者や運転手の名称、住所)、輸送に用いられた車両の識別子(車名、車種、車格)、出荷から着荷までにかかった時間を示す利用時間、出荷地点から着荷地点までの輸送距離、過去に輸配送業者が輸送を行ってきた地域、過去に輸配送業者が利用された時期、出荷に必要な輸送費を示す金額、過去の輸送時に稼働可能であったと予想された車両の台数、この車両の仕入価格((購入、レンタル、リース等にかかる費用))を示す車両仕入価格である。輸送実績情報取得モジュール21は、このような輸配送業者から過去の輸送実績を、輸送実績情報として取得する。
輸配送業者端末は、自身が記録する過去の輸送実績を輸送実績情報としてコンピュータ10に送信する。この過去の輸送実績は、例えば、輸配送業者から直接入力又は選択入力等を受け付けることや、過去の輸送実績が格納された2次元コードを読み取ることにより、この過去の輸送実績の入力を受け付ける。輸配送業者端末はこの入力を受け付けた過去の輸送実績を、自身に記録しておき、コンピュータ10からの要求に従って、記録した過去の輸送実績を、輸送実績情報として、コンピュータ10に送信する。輸送実績情報取得モジュール21は、この輸送実績情報を受信することにより、輸送実績情報を取得する。その結果、コンピュータ10は、過去の輸送実績を取得することになる。
輸送計画作成モジュール40は、取得した出荷情報をもとに、車両・ルート(輸送経路)の組み合わせ案である第1の輸送計画を作成する(ステップS12)。ステップS12において、輸送計画作成モジュール40は、今回荷物を輸送するために用いる車両に関する情報と、荷物を輸送する輸送経路に関する情報を其々特定する。輸送計画作成モジュール特定した車両に関する情報と、輸送経路に関する情報とを組み合わせた第1の輸送計画を作成する。
車両に関する情報は、例えば、車種、車格といったどのような車両が適切であるかである。また、輸送経路に関する情報は、例えば、出荷地点から着荷地点までに必要な経由地の有無、出荷地点から着荷地点までの全体の輸送経路、出荷地点から着荷地点までに経由地までに必要な時間及び距離や各経由地間に必要な時間、出荷地点から着荷地点までに必要な全体時間及び全体距離といったどのような経路が適切であるか、どこからどこまでを輸送するのが適切であるか、どのような輸送方法が適切であるかである。
輸送計画作成モジュール40は、取得した出荷情報における荷物が何であるか、荷物の数量、荷物の輸送元・輸送先、梱包資材の種類又は輸送方法のいずれか又は複数の組み合わせに基づいて、今回の荷物を輸送するために必要な車両に関する情報及び輸送経路に関する情報を特定する。コンピュータ10は、特定した車両に関する情報及び輸送経路に関する情報に基づいて、第1の輸送計画を作成する。作成した第1の輸送計画は、輸送に用いる車両の内容、輸送経路、輸送時間、輸送距離等を示すものである。
算出モジュール41は、取得した輸送実績情報に基づいて、作成した第1の輸送計画に必要な第1の車両計画を算出する(ステップS13)。ステップS13において、第1の車両計画は、今回の荷物の輸送に必要な車両を予測する情報である。第1の車両計画は、例えば、輸送を行う車両の識別子(車名、車種、車格)、輸送にかかると予想される時間を示す予想利用時間、輸送に予想される輸送距離を示す予想輸送距離、輸送を行う地域、輸送を行う時期、現在から出荷日時までの間の期間、現在から輸送が完了するまでの間の時期である。
算出モジュール41は、輸送実績情報における各内容に基づいて、第1の輸送計画を遂行するために必要な各内容を特定する。算出モジュール41は、過去に類似する荷物の輸送に用いられた車両の識別子、予想利用時間、予想輸送距離、輸送を行う地域や時期、現在から出荷日時までの間の期間、現在から輸送が完了するまでの間の時期を、今回輸送する荷物に対して当てはめることにより、第1の車両計画を算出する。
算出モジュール41は、取得した輸送実績情報に基づいて、算出した第1の車両計画に該当する車両の確保に必要な費用を、第1の輸送費用として算出する(ステップS14)。ステップS14において、算出モジュール41は、過去に類似する荷物を輸送した際、この荷物を輸送した車両を用いた結果かかった費用を、第1の輸送費用として算出する。
出荷計画作成モジュール42は、算出した第1の車両計画と、第1の輸送費用とに基づいて、第1の出荷計画を作成する(ステップS15)。ステップS15において、出荷計画作成モジュール42は、算出した第1の車両計画と第1の輸送費用とのうち、第1の輸送費用が最も安価になる組み合わせを、第1の出荷計画として作成する。
なお、出荷計画作成モジュール42は、算出した第1の車両計画と第1の輸送費用との組み合わせが、一つのみである場合、これを、第1の出荷計画として作成する。
また、出荷計画作成モジュール42は、算出した第1の車両計画と第1の輸送費用との組み合わせのうち、最も安価な順番に所定の数だけ、第1の出荷計画を作成する構成であってもよい。
出力モジュール22は、作成した第1の出荷計画を、第1の出荷計画情報として、荷主端末に出力させる(ステップS16)。ステップS16において、出力モジュール22は、第1の出荷計画情報を荷主端末に送信する。荷主端末は、この第1の出荷計画情報を受信することにより、コンピュータ10から第1の出荷計画を取得することになる。荷主端末は、この第1の出荷計画を自身が有する表示部に表示することや、自身が有する音声部から放音することを実行することにより、第1の出荷計画を出力することになる。その結果、コンピュータ10は、この第1の出荷計画を、荷主端末に出力させることになる。
この結果、出力モジュール22は、この第1の出荷計画となる、第1の車両計画(例えば、出荷情報、引取日時、納品日時)と、第1の輸送費用とを荷主に通知することになる。
荷主は、この出力された第1の出荷計画を確認することにより、許容される条件の中で、第1の輸送費用がより安価になるような出荷計画を確認することが可能となる。すなわち、出荷計画決定支援システム1は、荷主に対して、要件内での推奨出荷計画を提示することが可能となる。
以上が、第1の出荷計画決定支援処理である。
このようにすることにより、出荷計画決定支援システム1は、荷主が出荷情報の範囲で想定される車両繁閑期の状態・輸送費を確認しながら出荷計画を作成及び決定することが可能となる。また、出荷計画決定支援システム1は、許容される条件の中で、輸送費がより安価になるような出荷計画を作成及び出力することが容易となる。
[第2の出荷計画決定支援処理]
図4に基づいて、出荷計画決定支援システム1が実行する第2の出荷計画決定支援処理について説明する。図4は、コンピュータ10が実行する第2の出荷計画決定支援処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。なお、上述した各処理と同様の処理については、その詳細な説明は、省略する。
はじめに、出荷情報取得モジュール20は、荷物に関する出荷情報を取得する(ステップS20)。ステップS20の処理は、上述したステップS10の処理と同様である。
輸送実績情報取得モジュール21は、過去の輸送実績を輸送実績情報として取得する(ステップS21)。ステップS21の処理は、上述したステップS11の処理と同様である。
輸送計画作成モジュール40は、取得した出荷情報をもとに、車両・ルート(輸送経路)の組み合わせ案である第1の輸送計画を作成する(ステップS22)。ステップS22の処理は、上述したステップS12の処理と同様である。
算出モジュール41は、取得した輸送実績情報に基づいて、作成した第1の輸送計画に必要な第1の車両計画を算出する(ステップS23)。ステップS23の処理は、上述したステップS13の処理と同様である。
算出モジュール41は、取得した輸送実績情報に基づいて、作成した第1の車両計画に該当する車両の確保に必要な費用を、第1の輸送費用として算出する(ステップS24)。ステップS24の処理は、上述したステップS14の処理と同様である。
変更可能条件判断モジュール43は、取得した出荷情報のうち、変更可能な条件(内容)が存在するか否かを判断する(ステップS25)。ステップS25において、変更可能な条件は、例えば、荷物の納品日時の指定、荷物の納品形式(一括納品又は分割納品)の指定といったものが挙げられる。この出荷情報における変更可能条件は、主として、荷物の出荷を依頼する依頼主により指定されるものであり、出荷条件のうち緩和可能な条件とも換言可能である。
具体的には、荷物の納品日時の指定がある場合、その日時に荷物を納品する必要があるため、最短で納品可能な場合よりも後の日時が指定されている場合、荷物を保管するための費用や、指定された日時に合わせた車両を確保する必要があるため、第1の輸送費用が日時指定がない場合よりも高価になる可能性がある。また、荷物の一括納品の指定がある場合、全ての荷物が出荷されるまで、各荷物を保管するための費用や、荷物の内容によっては、分割納品よりも大型の車両が必要となり、一括納品の指定がない場合よりも高価になる可能性がある。このように、変更可能な条件として判断するものは、変更することにより、第1の輸送費用を安価に抑えられる可能性を有するものである。すなわち、変更可能な条件は、条件を変更することにより、第1の輸送費用が変動する可能性を有する条件を意味するものである。
変更可能条件判断モジュール43は、変更可能な条件が存在しないと判断した場合(ステップS25 NO)、コンピュータ10は、上述したステップS15以降の処理と同様の処理を実行する。なお、本実施例では、説明を簡略化するために、処理を終了するものとして記載する。
一方、ステップS25において、変更可能条件判断モジュール43は、変更可能な条件が存在すると判断した場合(ステップS25 YES)、条件変更モジュール44は、この変更可能な条件を変更する(ステップS26)。ステップS26において、条件変更モジュール44は、存在する変更可能な条件の其々を、変更する。条件変更モジュール44は、納品日時を変更可能である場合、所定の期間内(例えば、1週間、数日)の曜日に其々変更する。また、条件変更モジュール44は、納品形式を変更可能である場合、一括納品又は分割納品を其々変更する。
この結果、条件変更モジュール44が変更した条件に基づいた複数の変更後出荷情報を作成することになる。例えば、条件変更モジュール44は、納品日時を変更可能である場合、取得した出荷情報に対して、許容される範囲における、例えば、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日の其々の曜日を変更した変更後出荷情報を作成することになる。また、条件変更モジュール44は、納品日時を変更可能である場合、取得した出荷情報に対して、許容される範囲における、例えば、午前中、午後、12時から14時、14時から16時、16時から18時の其々の時間を変更した変更後出荷情報を作成することになる。また、条件変更モジュール44は、納品形式を変更可能である場合、取得した出荷情報に対して、許容される範囲における、例えば、一括納品、分割納品(例えば、個別、2個まとめて、3個まとめて)を変更した変更後出荷情報を作成することになる。条件変更モジュール44は、このようにして作成した複数の出荷情報を、其々組み合わせ、複数の変更後出荷情報を作成する
輸送計画作成モジュール40は、作成した変更後出荷情報をもとに、車両・ルートの組み合わせ案である第2の輸送計画を作成する(ステップS27)。ステップS27の処理は、上述したステップS12の処理と同様である。このとき、輸送計画作成モジュール40は、作成した変更後出荷情報の数に応じた第2の輸送計画を作成する。すなわち、輸送計画作成モジュール40は、第2の輸送計画は、変更後出荷情報が一つである場合、一の第2の輸送計画を作成し、変更後出荷情報が複数である場合、この数に応じた複数の第2の輸送計画を作成する。
算出モジュール41は、取得した輸送実績情報に基づいて、作成した第2の輸送計画に必要な第2の車両計画を算出する(ステップS28)。ステップS28の処理は、上述したステップS13の処理と同様である。このとき、算出モジュール41は、第2の輸送計画の数に応じた、第2の車両計画を算出する。
算出モジュール41は、取得した輸送実績情報に基づいて、算出した第2の車両計画に該当する車両の確保に必要な費用を、第2の輸送費用として算出する(ステップS29)。ステップS29の処理は、上述したステップS14の処理と同様である。このとき、算出モジュール41は、第2の車両計画の数に応じた、第2の輸送費用を算出する。
出荷計画作成モジュール42は、算出した第2の車両計画と、第2の輸送費用とに基づいて、第2の出荷計画を作成する(ステップS30)。ステップS30の処理は、上述したステップS15の処理と同様である。このとき、出荷計画作成モジュール42は、第2の車両計画及び第2の輸送費用の数に応じた、第2の出荷計画を作成する。
出力モジュール22は、作成した第2の出荷計画を、第2の出荷計画情報として、荷主端末に出力させる(ステップS31)。ステップS31の処理は、上述したステップS16の処理と同様に、出力モジュール22が、第2の出荷計画情報を出力させる。このとき、出力モジュール22は、複数の第2の出荷計画を、荷主端末に出力させることになる。
荷主は、この出力された複数の第2の出荷計画を確認することにより、条件緩和した場合の複数の出荷計画を確認することが可能となる。また、荷主は、この出力された複数の第2の出荷計画を確認することにより、荷物の輸送の前倒しに伴う制約条件の変更等を確認することが可能となる。すなわち、出荷計画決定支援システム1は、輸送費用がより安価になるような複数の出荷計画を提示することが可能となる。
以上が、第1の出荷計画決定支援処理である。
このようにすることにより、出荷計画決定支援システム1は、出荷情報の条件緩和(変更)した場合でも、輸送費において優位な計画があるか確認することが容易となる。また、出荷計画決定支援システム1は、出荷情報の前後の期間(日程)の輸送費を確認することが容易となる。
[第3の出荷計画決定支援処理]
図5に基づいて、出荷計画決定支援システム1が実行する第3の出荷計画決定支援処理について説明する。図5は、コンピュータ10が実行する第3の出荷計画決定支援処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。なお、上述した各処理と同様の処理については、その詳細な説明は、省略する。
はじめに、出荷情報取得モジュール20は、荷物に関する出荷情報を取得する(ステップS40)。ステップS40の処理は、上述したステップS10の処理と同様である。
輸送実績情報取得モジュール21は、過去の輸送実績を輸送実績情報として取得する(ステップS41)。ステップS41の処理は、上述したステップS11の処理と同様である。
車両計画情報取得モジュール23は、輸配送業者が提供可能な車両計画情報を取得する(ステップS42)。ステップS42において、車両計画情報は、輸配送業者が現在提供可能な車両に関する情報である。車両計画情報は、例えば、輸配送業者の識別子、輸送に用いることが可能な車両の識別子や台数、車両を利用可能な利用可能時間、輸送が可能な地域である。車両計画情報取得モジュール23は、輸配送業者から車両計画情報を取得する。
輸配送業者端末は、車両計画情報の入力を受け付ける。輸配送業者端末は、例えば、輸配送業者から直接入力又は選択入力等を受け付けることにより、この車両計画情報の入力を受け付ける。輸配送業者端末は、受け付けた車両計画情報を、コンピュータ10に送信する。車両計画情報取得モジュール23は、この車両計画情報を受信することにより、車両計画情報を取得する。その結果、コンピュータ10は、車両計画情報を取得することになる。
輸送計画作成モジュール40は、取得した出荷情報をもとに、車両・ルート(輸送経路)の組み合わせ案である第1の輸送計画を作成する(ステップS43)。ステップS43の処理は、上述したステップS12の処理と同様である。
なお、出荷計画決定支援システム1は、ステップS43の処理の後に、上述したステップS25以降の処理を実行し、取得した車両計画情報に基づいた第2の輸送計画を作成することも可能である。この場合、後述する処理において、出荷計画決定支援システム1は、作成した第2の輸送計画を利用すればよい。また、後述する処理において、出荷計画決定支援システム1は、作成した第1の輸送計画及び第2の輸送計画の其々を、利用することも可能である。
算出モジュール41は、作成した第1の輸送計画と、取得した過去の輸送実績情報及び車両計画情報とに基づいて、第3の車両計画を算出する(ステップS44)。ステップS44において、算出モジュール44は、作成した第1の輸送計画に必要な第3の車両計画を算出する。第3の車両計画は、上述した第1の車両計画と同様のものである。
算出モジュール41は、輸送実績情報及び車両計画情報における各内容に基づいて、第1の輸送計画を遂行するために必要な各内容を特定する。算出モジュール41は、過去に類似する荷物の輸送に用いられた車両の識別子、予想利用時間、予想輸送距離、輸送を行う地域や時期、現在から出荷日時までの間の期間、現在から輸送が完了するまでの間の時期と、この各内容を満たす今回提供可能な車両に関する情報である車両計画情報とに基づいて、第3の車両計画を算出する。
算出モジュール41は、取得した輸送実績情報及び車両計画情報に基づいて、算出した第3の車両計画に該当する車両の確保に必要な費用を、第3の輸送費用として算出する(ステップS45)。ステップS45において、算出モジュール41は過去に類似する荷物を輸送した際、この荷物を輸送した車両を用いた結果かかった費用に基づいて、過去にこの荷物を輸送した車両と類似する今回提供可能な車両を用いる場合に必要な費用を、第3の輸送費用として算出する。
出荷計画作成モジュール42は、算出した第3の車両計画と、第3の輸送費用とに基づいて、第3の出荷計画を作成する(ステップS46)。ステップS46において、出荷計画作成モジュール42は、算出した第3の車両計画と第3の輸送費用とのうち、第3の輸送費用が最も安価になる組み合わせを、第3の出荷計画として作成する。
なお、出荷計画作成モジュール42は、算出した第3の車両計画と第3の輸送費用との組み合わせが、一つのみである場合、これを、第3の出荷計画として作成する。
また、出荷計画作成モジュール42は、算出した第3の車両計画と第3の輸送費用との組み合わせのうち、最も安価な順番に所定の数だけ、第3の出荷計画を作成する構成であってもよい。
出力モジュール22は、作成した第3の出荷計画を、第3の出荷計画情報として、荷主端末に出力させる(ステップS47)。ステップS47の処理は、上述したステップS16の処理と同様に、出力モジュール22が、第3の出荷計画情報を出力させる。
選択受付モジュール24は、出力させた第3の出荷計画に対しての選択を受け付ける(ステップS48)。ステップS48において、選択受付モジュール24は、荷主端末に出力させた第3の出荷計画に対する荷主からの選択入力を受け付ける。
荷主端末は、自身が出力する第3の出荷計画への選択入力を受け付ける。荷主端末は、受け付けた選択結果を、コンピュータ10に送信する。選択受付モジュール24は、この選択結果を受信することにより、第3の出荷計画に対しての選択を受け付けることになる。
なお、出荷計画決定支援システム1は、上述した通り、第1の輸送計画に基づいた第3の出荷計画だけでなく、第2の輸送計画に基づいた第3の出荷計画を併せて出力させることも可能である。この場合、出荷計画決定支援システム1は、複数の第3の出荷計画を出力させており、選択受付モジュール24は、この複数の第3の出荷計画の何れかに対する選択を受け付けることになる。また、出荷計画決定支援システム1は、複数の第1の輸送計画を出力させることも可能である。この場合も、出荷計画決定支援システム1は、複数の第3の出荷計画を出力させており、選択受付モジュール24は、この複数の第3の出荷計画の何れかに対する選択を受け付けることになる。
車両割当モジュール45は、選択を受け付けた第3の出荷計画に遂行に必要な車両を割り当てる(ステップS49)。ステップS49において、車両割当モジュール45は、この第3の出荷計画に基づいて、この第3の出荷計画のもとになった車両計画情報を特定する。車両割当モジュール45は、この車両計画情報に基づいて、現在提供可能な車両に関する車両計画情報を、今回選択を受け付けた第3の出荷計画に割り当てる。
出荷計画作成モジュール42は、第3の車両計画及び第3の輸送費用を、割り当てた車両に関する車両計画情報に基づいて、更新し、新たに第4の出荷計画を作成する(ステップS50)。ステップS50において、算出モジュール41は、第3の出荷計画における第3の車両計画及び第3の輸送費用を、今回特定した車両に関する車両計画情報に基づいて更新する。算出モジュール41は、第3の車両計画及び第3の輸送費用を、其々、第4の車両計画及び第4の輸送費用の更新する。出荷計画作成モジュール42は、この更新後の第4の車両計画及び第4の輸送費用に基づいて、第4の出荷計画を作成する。
なお、出荷計画作成モジュール42は、第4の車両計画と第4の輸送費用との組み合わせが、一つのみである場合、これを、第4の出荷計画として作成する。
また、出荷計画作成モジュール42は、算出した第4の車両計画と第4の輸送費用との組み合わせのうち、最も安価な順番に所定の数だけ、第4の出荷計画を作成する構成であってもよい。
出力モジュール22は、更新した第4の出荷計画を、第4の出荷計画情報として、荷主端末に出力させる(ステップS51)。ステップS51の処理は、上述したステップS16の処理と同様に、出力モジュール22が、第4の出荷計画情報を出力させる。
出力モジュール22は、この第4の出荷計画情報を、輸配送業者端末に出力させる(ステップS52)。ステップS52において、出力モジュール22は、第4の出荷計画のもとになった第4の車両計画に含まれる輸配送業者の識別子に基づいて、この第4の出荷計画情報を出力させる輸配送業者を特定する。出力モジュール22は、この特定した輸配送業者の輸配送業者端末に、この第4の出荷計画情報を出力させる。出力モジュール22は、第4の出荷計画情報を輸配送業者端末に送信する。輸配送業者端末は、この第4の出荷計画情報を受信することにより、コンピュータ10から第4の出荷計画を取得することになる。輸配送業者端末等は、この第4の出荷計画を自身が有する表示部に表示することや、自身が有する音声部から放音することを実行することにより、第4の出荷計画を出力することになる。その結果、コンピュータ10は、この第4の出荷計画を、輸配送業者端末に出力させることになる。
この結果、出力モジュール22は、この第4の出荷計画となる、第4の車両計画と、第4の輸送費用とを輸配送業者に通知することになる。
以上が、第3の出荷計画決定支援処理である。
[第4の出荷計画決定支援処理]
図6に基づいて、出荷計画決定支援システム1が実行する第4の出荷計画決定支援処理について説明する。図6は、コンピュータ10が実行する第4の出荷計画決定支援処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。なお、上述した各処理と同様の処理については、その詳細な説明は、省略する。
輸送計画作成モジュール40は、上述した第1-第3の出荷計画決定支援処理の結果作成した、第1-第4の出荷計画に基づいて、異なる荷主間の出荷計画を組み合わせて車両・ルートが効率化するような組み合わせ輸送計画を作成する(ステップS60)。ステップS60において、所定の期間(例えば、数日以内、一週間以内)を満たす、出荷計画に基づいて、この組み合わせ輸送計画を作成する。この組み合わせ輸送計画は、複数の荷物を、効率的に輸送することが可能な車両・ルートを特定するものである。
輸送計画作成モジュール40は、上述した其々の出荷計画において特定された車両に関する情報に基づいて、最適な車両を特定する。輸送計画作成モジュール40は、車両に関する費用が最安値となる車両又は最安値から所定の順番までに該当する各車両を特定する。
輸送計画作成モジュール40は、上述した其々の出荷計画において特定された輸送経路に関する情報に基づいて、最適な輸送経路を特定する。輸送計画作成モジュール40は、輸送経路が最短となる経路又は最短から所定の順番までに該当する各経路を特定する。
輸送計画作成モジュール40は、特定した車両及び輸送経路に基づいて、車両が最安値及び経路が最短経路となるものを、組み合わせ輸送計画として作成する。また、輸送計画作成モジュール40は、最安値及び最短経路のものが作成できなかった場合、これに近似する組み合わせを、組み合わせ輸送計画として作成する。
算出モジュール41は、作成した組み合わせ輸送計画に基づいて、この組み合わせ輸送計画に必要な第5の車両計画を算出する(ステップS61)。ステップS61において、第5の車両計画は、今回の組み合わせ輸送計画に用いる車両に関する情報である。第5の車両計画は、例えば、輸送を行う車両の識別子、車両の台数、各車両又は全車両の予想利用時間、予想輸送距離、輸送を行う地域、輸送を行う時期、現在から出荷日時までの間の期間、現在から輸送が完了するまでの間の時期である。
算出モジュール41は、組み合わせ輸送計画を遂行するために必要な各内容を特定する。算出モジュール41は、異なる荷主間の出荷計画に基づいて、この各内容を特定する。
算出モジュール41は、作成した組み合わせ輸送計画に基づいて、算出した第5の車両計画に該当する車両の確保に必要な費用を、第5の輸送費用として算出する(ステップS62)。ステップS62において、算出モジュール41は、第5の車両計画に該当する車両の車両仕入価格に基づいて、この第5の輸送費用を算出する。
出荷計画作成モジュール42は、算出した第5の車両計画と、第5の輸送費用とに基づいて、第5の出荷計画を作成する(ステップS63)。出荷計画作成モジュール42は、算出した第5の車両計画と第5の輸送費用を組み合わせたものを、第5の出荷計画として作成する。
出力モジュール22は、作成した第5の出荷計画を、第5の出荷計画情報として、輸配送業者端末に出力させる(ステップS64)。ステップS64において、出力モジュール22は、第5の出荷計画情報を輸配送業者端末に送信する。輸配送業者端末は、この第5の出荷計画情報を受信することにより、コンピュータ10から第5の出荷計画を取得することになる。輸配送業者端末は、この第5の出荷計画を自身が有する表示部に表示することや、自身が有する音声部から放音することを実行することにより、第5の出荷計画を出力することになる。その結果、コンピュータ10は、この第5の出荷計画を、輸配送業者端末に出力させることになる。
出力モジュール22は、この第5の出荷計画となる、第5の車両計画と、第5の輸送費用とを輸配送業者に通知することになる。この結果、コンピュータ10は、作成した組み合わせ輸送計画及びこの組み合わせ輸送計画を遂行する車両の確保に必要な費用とを輸配送業者に通知することになる。
以上が、第4の出荷計画決定支援処理である。
このようにすることにより、出荷計画決定支援システム1は、複数荷主の各々が、輸送の多い日程を避け、輸送費を安くおさえられる出荷計画を採用することが容易となる。また、出荷計画決定支援システム1は、運送会社に対し、過去の実績に基づいた適正価格を提示しながら、求貨求車マッチングが容易となる。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態で提供される。また、プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD-ROMなど)、DVD(DVD-ROM、DVD-RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 出荷計画決定支援システム、10 コンピュータ

Claims (8)

  1. 複数の荷主から輸送依頼を受付け、出荷計画を立案し、荷主に対して決定を支援する出荷計画決定支援システムであって、
    輸送元から輸送先に向けて輸送する荷物に関する出荷情報を取得する第1取得手段と、
    過去の輸送実績を取得する第2取得手段と、
    前記出荷情報をもとに、車両・ルートの組み合わせ案である第1の輸送計画を作成する作成手段と、を備え、
    前記輸送実績は、稼働可能と予想する車両の台数及び車両仕入価格を保持してなり、
    前記作成された第1の輸送計画に必要な車両計画と、前記車両の確保にかかる費用とを、前記輸送実績に基づいて算出することにより、各荷主に対して第1の出荷計画を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする出荷計画決定支援システム。
  2. 前記出荷情報の条件から変更可能な条件を判断する判断手段と、
    をさらに備え、
    前記作成手段は、前記判断手段により判断された変更条件をもとに、第2の輸送計画を作成し、
    前記出力手段は、前記第2の輸送計画をもとに、第2の出荷計画を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の出荷計画決定支援システム。
  3. 記出力手段は、所定の荷主が前記出荷計画を選択するとその計画に必要な車両が割り当てられたとして、稼働可能な車両台数と車両仕入価格とを更新して出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の出荷計画決定支援システム。
  4. 前記出荷計画に基づく車両計画とその費用を通知する通知手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の出荷計画決定支援システム。
  5. 前記作成手段は、異なる荷主間の出荷計画を組み合わせて車両・ルートが効率化するような組み合わせ輸送計画を作成し、
    前記通知手段は、前記組み合わせ輸送計画とその費用とを通知する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の出荷計画決定支援システム。
  6. 複数の荷主から輸送依頼を受付け、出荷計画を立案し、荷主に対して決定を支援するコンピュータであって、
    輸送元から輸送先に向けて輸送する荷物に関する出荷情報を取得する第1取得手段と、
    過去の輸送実績を取得する第2取得手段と、
    前記出荷情報をもとに、車両・ルートの組み合わせ案である第1の輸送計画を作成する作成手段と、を備え、
    前記輸送実績は、稼働可能と予想する車両の台数及び車両仕入価格を保持してなり、
    前記作成された第1の輸送計画に必要な車両計画と、前記車両の確保にかかる費用とを、前記輸送実績に基づいて算出することにより、各荷主に対して第1の出荷計画を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするコンピュータ。
  7. 複数の荷主から輸送依頼を受付け、出荷計画を立案し、各荷主に対して決定を支援するコンピュータが実行する出荷計画決定支援方法であって、
    輸送元から輸送先に向けて輸送する荷物に関する出荷情報を取得するステップと、
    過去の輸送実績を取得するステップと、
    前記出荷情報をもとに、車両・ルートの組み合わせ案である第1の輸送計画を作成するステップと、を備え、
    前記輸送実績は、稼働可能と予想する車両の台数及び車両仕入価格を保持してなり、
    前記作成された第1の輸送計画に必要な車両計画と、前記車両の確保にかかる費用とを、前記輸送実績に基づいて算出することにより、各荷主に対して第1の出荷計画を出力するステップと、
    を備えることを特徴とする出荷計画決定支援方法。
  8. 複数の荷主から輸送依頼を受付け、出荷計画を立案し、荷主に対して決定を支援するコンピュータに、
    輸送元から輸送先に向けて輸送する荷物に関する出荷情報を取得するステップ、
    過去の輸送実績を取得するステップ、
    前記出荷情報をもとに、車両・ルートの組み合わせ案である第1の輸送計画を作成するステップ、
    前記輸送実績は、稼働可能と予想する車両の台数及び車両仕入価格を保持してなり、
    前記作成された第1の輸送計画に必要な車両計画と、前記車両の確保にかかる費用とを、前記輸送実績に基づいて算出することにより、各荷主に対して第1の出荷計画を出力するステップ、
    を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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