JP7088794B2 - 予混合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気に燃料ガスを混合し、混合気をファンを介してバーナに供給する予混合装置に関する。
従来、この種の予混合装置として、燃料ガスを供給する流量調節弁を介設したガス供給路の下流端がファンの上流側の空気供給路に設けられたガス吸引部に接続され、ガス吸引部より上流側の空気供給路の部分の通気抵抗を大小に切換える空気抵抗切換手段と、流量調節弁よりも下流側のガス供給路の部分の通気抵抗を大小に切換えるガス抵抗切換手段とを備えるものが知られている。
ところで、流量調節弁として比例弁を用いる場合は、要求燃焼量に応じた量の燃料ガスが供給されるように比例弁が制御され、更に、バーナに供給される混合気の空燃比が一定になるように、要求燃焼量に応じてファン回転数が制御される。但し、要求燃焼量が所定値以下になって、ファン回転数が送風量の比例特性を維持できる下限回転数以下になったり、比例弁電流(比例弁への通電電流)がガス供給量の比例特性を維持できる下限電流以下になった場合には、要求燃焼量に応じた量の空気や燃料ガスを供給できなくなる。
また、流量調節弁として、二次ガス圧を大気圧に維持するゼロガバナを用いることもある。この場合、燃料ガスの供給量は、二次ガス圧である大気圧と空気供給路内の負圧との差圧に応じて変化する。そして、空気供給路内の負圧がファン回転数に応じて変化するため、燃料ガスの供給量はファン回転数即ち空気の供給量に応じて変化する。従って、要求燃焼量に応じてファン回転数を制御することにより、要求燃焼量に応じた量の空気及び燃料ガスがバーナに供給されることになる。
このものでも、ファン回転数が送風量の比例特性を維持できる下限回転数以下になると、要求燃焼量に応じた量の空気や燃料ガスを供給できなくなる。そのため、要求燃焼量が所定値以下になったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路の通気抵抗を大きくして、ファン回転数を上記下限回転数以下にせずに、所定値以下の要求燃焼量に応じた量の空気を供給できるようにする必要がある。また、空気供給路の通気抵抗を大きくするだけでは、空気供給路内の負圧の増加で燃料ガスの供給量が要求燃焼量に応じた量を超えてしまうため、空気供給路の通気抵抗を大きくするのに合わせて、ガス供給路の通気抵抗も大きくする必要がある。
そこで、上記従来例では、要求燃焼量が所定値以下になったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路の通気抵抗を大きくすると共にガス抵抗切換手段でガス供給路の通気抵抗を大きくした小能力状態として、所定値以下の要求燃焼量に応じた量の空気や燃料ガスを供給できるようにし、要求燃焼量が所定値を上回ったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路の通気抵抗を小さくすると共にガス抵抗切換手段でガス供給路の通気抵抗を小さくした大能力状態に復帰させている。
また、従来、特許文献1により、空気抵抗切換手段を、ガス吸引部よりも上流側の空気供給路の部分に設けられ、空気供給路の長手方向に平行な開き姿勢と空気供給路の長手方向に直交する閉じ姿勢とに回動自在なバタフライ弁で構成し、ガス抵抗切換手段を、ガス供給路内に設けられた弁座と、弁座に形成した弁孔の孔軸方向に移動自在な弁体とを有する切換弁で構成し、バタフライ弁の回動に連動して切換弁の弁体を移動させる連動機構と、バタフライ弁を回動制御する制御手段とを設けた予混合装置が知られている。尚、ガス供給路には、切換弁に並列のバイパス路が設けられており、切換弁の弁体が弁孔を閉塞する全閉状態になったときもバイパス路を介して燃料ガスが流れる。但し、このものでは、空気供給路の寸法誤差等により、バタフライ弁を閉じ姿勢に回動させた小能力状態において、混合気の空気過剰率が適正値からずれてしまうことがあり、同様に、バタフライ弁を開き姿勢に回動させた大能力状態において、混合気の空気過剰率が適正値からずれてしまうことがある。
そこで、従来、特許文献2により、連動機構を、バタフライ弁が閉じ姿勢を含む所定の第1回動角度範囲内に存するときに切換弁の弁体を全閉状態に維持し、バタフライ弁が開き姿勢を含む所定の第2回動角度範囲内に存するときに切換弁の弁体を全開状態に維持するように構成したものも知られている。このものでは、第1回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁の回動角度を閉じ側停止角度に設定すると共に、第2回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁の回動角度を開き側停止角度に設定し、バタフライ弁を閉じ側停止角度と開き側停止角度とに回動制御するようにしている。これによれば、空気供給路の通気抵抗を大きくすると共にガス供給路の通気抵抗を大きくする小能力状態に切換える際に、バタフライ弁を閉じ側停止角度まで回動させ、また、空気供給路の通気抵抗を小さくすると共にガス供給路の通気抵抗を小さくする大能力状態に切換える際に、バタフライ弁を開き側停止角度まで回動させることにより、小能力状態と大能力状態との何れにおいても、混合気の空気過剰率が適正値になるように調節できる。
然し、供給される燃料ガスの成分が変化した場合(ヨーロッパ等では同じガス種でも地域によって成分にばらつきがある)には、発熱量が変化するため、特許文献2に記載の従来技術の如く空気過剰率を適正値に調節できても、バーナでの燃焼で得られる熱量(燃焼量)は要求燃焼量からずれてしまう。
特開2015-230113号公報 特開2017-187177号公報
本発明は、以上の点に鑑み、燃料ガスの成分変化により発熱量が変化しても、燃焼量が要求燃焼量からずれることを防止できるようにした予混合装置を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、空気に燃料ガスを混合し、混合気をファンを介してバーナに供給する予混合装置であって、燃料ガスを供給する流量調節弁を介設したガス供給路の下流端がファンの上流側の空気供給路に設けられたガス吸引部に接続され、ガス吸引部より上流側の空気供給路の部分の通気抵抗を大小に切換える空気抵抗切換手段と、流量調節弁よりも下流側のガス供給路の部分の通気抵抗を大小に切換えるガス抵抗切換手段とを備え、空気抵抗切換手段は、ガス吸引部よりも上流側の空気供給路の部分に設けられ、空気供給路の長手方向に平行な開き姿勢と空気供給路の長手方向に直交する閉じ姿勢とに回動自在なバタフライ弁で構成され、ガス抵抗切換手段は、ガス供給路内に設けられた弁座と、弁座に形成した弁孔の孔軸方向に移動自在な弁体とを有する切換弁で構成され、バタフライ弁の開き姿勢と閉じ姿勢への回動に連動して切換弁の弁体を移動させる連動機構と、バタフライ弁を回動制御する制御手段とを備えるものにおいて、バタフライ弁は、閉じ姿勢を含む所定の第1回動角度範囲内に存するときに、バタフライ弁を配置した空気供給路の部分の通気抵抗を閉じ姿勢での抵抗値と同等の値に維持し、開き姿勢を含む所定の第2回動角度範囲内に存するときに、バタフライ弁を配置した空気供給路の部分の通気抵抗を開き姿勢での抵抗値と同等の値に維持するように構成され、切換弁の弁体は、バタフライ弁が第1回動角度範囲内で回動するときに、弁孔の通気抵抗を所定の第1範囲内で可変する第1のテーパー部と、バタフライ弁が第2回動角度範囲内で回動するときに、弁孔の通気抵抗を第1範囲よりも抵抗値が小さく設定される所定の第2範囲内で可変する第2のテーパー部とを有し、第1回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁の回動角度を閉じ側停止角度に設定すると共に、第2回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁の回動角度を開き側停止角度に設定し、バタフライ弁を閉じ側停止角度と開き側停止角度とに回動制御することを特徴とする。
尚、上述した「閉じ姿勢での抵抗値と同等の値」「開き姿勢での抵抗値と同等の値」は、閉じ姿勢での抵抗値や開き姿勢での抵抗値から僅かに異なる値も含む用語である。
ここで、バタフライ弁を配置した空気供給路の部分の通気抵抗が一定で、且つ、切換弁の弁孔の通気抵抗が一定である場合、燃料ガスの成分変化で発熱量が減少すると、混合気の空気過剰率は増加し、発熱量が増加すると、混合気の空気過剰率は減少する。本発明によれば、バタフライ弁が第1と第2の各回動角度範囲内に存するときは、バタフライ弁を配置した空気供給路の部分の通気抵抗が閉じと開きの各姿勢での抵抗値と同等の値に維持されて、切換弁の弁孔の通気抵抗のみが第1と第2の各範囲内で変化するため、この変化で混合気の空気過剰率も変化する。従って、燃料ガスの成分変化で発熱量が減少しても、切換弁の弁孔の通気抵抗を第1と第2の各範囲内で減少させて、弁孔を通過するガス量を増加させることにより、混合気の空気過剰率を適正値にすることができ、また、発熱量が増加しても、切換弁の弁孔の通気抵抗を第1と第2の各範囲内で増加させて、弁孔を通過するガス量を減少させることにより、混合気の空気過剰率を適正値にすることができる。そして、空気過剰率が適正値になるバタフライ弁の回動角度が閉じ側と開き側の各停止角度に設定されるため、燃料ガスの成分変化で発熱量が減少した場合、閉じ側と開き側の各停止角度では、切換弁の弁孔の通気抵抗が第1と第2の各範囲内で比較的小さくなる。従って、弁孔を通過するガス量が増加し、発熱量の減少がガス量の増加で補償されて、燃焼量が要求燃焼量からずれることを防止できる。また、燃料ガスの成分変化で発熱量が減少した場合、閉じ側と開き側の各停止角度では、切換弁の弁孔の通気抵抗が第1と第2の各範囲内で比較的大きくなる。従って、弁孔を通過するガス量が減少し、発熱量の増加がガス量の減少で補償されて、燃焼量が要求燃焼量からずれることを防止できる。
ところで、設置業者が混合気の空気過剰率を測定して、閉じ側と開き側の各停止角度を手動で設定することも可能である。然し、これでは、燃料ガスの成分が経時的に変化した場合、各停止角度で混合気の空気過剰率が適正値からずれてしまう。そのため、本発明においては、混合気の空気過剰率を検出する検出手段を備え、この検出手段で検出された空気過剰率に基づいて閉じ側停止角度と開き側停止角度とを自動的に設定するように制御手段が構成されることが望ましい。これによれば、燃料ガスの成分が経時的に変化しても、閉じ側と開き側の各停止角度を空気過剰率が適正値になるように設定し直すことができ、利便性が向上する。
本発明の実施形態の予混合装置を示す切断側面図。 図1のII-II線で切断した断面図。 図1のIII-III線で切断した断面図。 実施形態の予混合装置のバタフライ弁を開き姿勢にした状態での図2に対応する断面図。 実施形態の予混合装置のバタフライ弁を開き姿勢にした状態での図3に対応する断面図。
図1を参照して、Bは、混合気が噴出して燃焼する燃焼面Baを有する全一次燃焼式バーナ等から成るバーナである。バーナBにはファンFが接続されており、本発明の実施形態の予混合装置Aにより、空気に燃料ガスを混合して、混合気をファンFを介してバーナBに供給するようにしている。バーナBには、燃焼面Baに臨ませて、高電圧印加電極と接地電極とから成る点火プラグBbと、フレームロッドBcとが付設されている。
予混合装置Aは、ファンFの上流側の空気供給路1と、燃料ガスを供給するガス供給路2とを備えている。ガス供給路2の上流部には、図3に示す如く開閉弁3と比例弁やゼロガバナから成る流量調節弁4とが介設されている。更に、ガス供給路2の下流端は、空気供給路1に設けられたガス吸引部11に接続されている。
また、予混合装置Aは、ガス吸引部11よりも上流側の空気供給路1の部分の通気抵抗を大小に切換える空気抵抗切換手段と、流量調節弁4よりも下流側のガス供給路2の部分の通気抵抗を大小に切換えるガス抵抗切換手段とを備えている。そして、要求燃焼量が所定値以下になったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路1の通気抵抗を大きくすると共にガス抵抗切換手段でガス供給路2の通気抵抗を大きくした小能力状態として、所定値以下の要求燃焼量に応じた量の空気や燃料ガスを供給できるようにし、要求燃焼量が所定値を上回ったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路1の通気抵抗を小さくすると共にガス抵抗切換手段でガス供給路2の通気抵抗を小さくした大能力状態に復帰させている。
ガス吸引部11よりも上流側の空気供給路1の部分には、空気供給路1の周壁面12との間に間隙を存して内筒13が設けられている。そして、空気供給路1の周壁面12と内筒13の外周面との間の間隙により、内筒13内の主通路1aに並列な副通路1bが構成される。内筒13の下流端(図1、図2で上端)のフランジ部13aには、副通路1bの出口となる円弧状の透孔13bが複数形成されている。
また、内筒13内には、軸51を中心にして回動自在な円板から成るバタフライ弁5が設けられており、このバタフライ弁5により空気抵抗切換手段が構成される。バタフライ弁5の軸51には、制御手段たるコントローラ6で制御されるステッピングモータ等のアクチュエータ52が連結されている。そして、小能力状態への切換時に、コントローラ6によりアクチュエータ52を介してバタフライ弁5を、空気供給路1の長手方向に平行な図4に示す開き姿勢側から空気供給路1の長手方向に直交する図2に示す閉じ姿勢側に回動させ、大能力状態への切換時に、コントローラ6によりアクチュエータ52を介してバタフライ弁5を、閉じ姿勢側から開き姿勢側に回動させるようにしている。バタフライ弁5を閉じ姿勢側に回動させると、主通路1aがほぼ閉じられ、空気が流れるのは実質的に副通路1bに制限され、空気供給路1の通気抵抗が大きくなる。
ガス吸引部11の上流側に隣接する空気供給路1の部分には、内筒13が配置された空気供給路1の部分よりも小径なベンチュリ部14が設けられている。ベンチュリ部14の下流側に隣接する空気供給路1の部分は、ベンチュリ部14よりも大径の筒部15で囲われている。そして、ベンチュリ部14の下流端部を筒部15の上流端部に環状の間隙を存して挿入し、この間隙によりガス吸引部11が構成されるようにしている。また、副通路1bとベンチュリ部14との間の空気供給路1の部分の周壁面は、ベンチュリ部14に向けて縮径するテーパー面16に形成されている。
ガス供給路2には、ガス吸引部11に連通する、下流端のガス室21の上流側に位置して、ガス抵抗切換手段たる切換弁7が設けられている。この切換弁7は、流量調節弁4の下流側に接続される弁室71の下端の弁座72と、弁座72に形成した弁室71とガス室21とを連通する弁孔73の孔軸方向(図1乃至図3の上下方向)に移動自在な弁体74とを有している。
また、バタフライ弁5の回動に連動して切換弁7の弁体74を移動させる連動機構8が設けられている。この連動機構8は、図1、図3に示す如く、バタフライ弁5の軸51に連結したカム81と、カム81に下端が当接する、上方にのびて弁体74に連結されるロッド82とで構成され、バタフライ弁5の回動でカム81を介してロッド82が上下動して弁体74が移動する。即ち、バタフライ弁5を開き姿勢側に回動させると、カム81によりロッド82が押し上げられ、弁体74が弁バネ75の付勢力に抗して上方の開き側に移動し、また、バタフライ弁5を閉じ姿勢側に回動させると、カム81によるロッド82の押し上げが解除され、弁体74が弁バネ75の付勢力で下方の閉じ側に移動する。
ここで、本実施形態では、バタフライ弁5の軸51に直交する方向の外周部に、外縁が軸51と同心の円弧状となる扇状部5aを設けている。そして、バタフライ弁5が閉じ姿勢を含む所定の第1回動角度範囲(例えば、閉じ姿勢を中心とした±10°の範囲)内に存するときに、バタフライ弁5を配置した空気供給路1の部分の通気抵抗が閉じ姿勢での抵抗値と同等の値に維持され、また、バタフライ弁5が開き姿勢を含む所定の第2回動角度範囲(例えば、開き姿勢を中心とした±10°の範囲)内に存するときに、バタフライ弁5を配置した空気供給路1の部分の通気抵抗が開き姿勢での抵抗値と同等の値に維持されるようにしている。尚、上述した「閉じ姿勢での抵抗値と同等の値」「開き姿勢での抵抗値と同等の値」には、閉じ姿勢での抵抗値や開き姿勢での抵抗値との差が僅かな値、例えば、これら抵抗値の±3%以下となる値も含まれる。
また、図3、図5を参照して、切換弁7の弁体74は、バタフライ弁5が第1回動角度範囲内で回動するときに、弁孔73の通気抵抗を比較的大きな所定の第1範囲内で可変する、上部に位置する比較的大径の第1テーパー部74aと、バタフライ弁5が第2回動角度範囲内で回動するときに、弁孔73の通気抵抗を比較的小さな所定の第2範囲内で可変する、下部に位置する比較的小径の第2テーパー部74bとを有している。尚、本実施形態では、第1と第2の両テーパー部74a,74b間に円柱部74cが存在しているが、円柱部74cを省略して、第1と第2の両テーパー部74a,74bが連続するように弁体74を形成することも可能である。
以上の構成によれば、バタフライ弁5が第1と第2の各回動角度範囲内に存するときは、バタフライ弁5を配置した空気供給路1の部分の通気抵抗が閉じと開きの各姿勢での抵抗値と同等の値に維持されて、切換弁7の弁孔73の通気抵抗のみが第1と第2の各範囲内で変化する。そのため、この変化で混合気の空気過剰率も変化する。従って、燃料ガスの成分変化で発熱量が減少しても、切換弁7の弁孔73の通気抵抗を第1と第2の各範囲内で減少させて、弁孔73を通過するガス量を増加させることにより、混合気の空気過剰率を適正値にすることができ、また、発熱量が増加しても、切換弁7の弁孔73の通気抵抗を第1と第2の各範囲内で増加させて、弁孔73を通過するガス量を減少させることにより、混合気の空気過剰率を適正値にすることができる。
そこで、本実施形態では、第1回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁5の回動角度を閉じ側停止角度に設定し、また、第2回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁5の回動角度を開き側停止角度に設定している。そして、小能力状態への切換え時は、バタフライ弁5を閉じ側停止角度まで回動させ、また、大能力状態への切換え時は、バタフライ弁5を開き側停止角度まで回動させるようにしている。
これによれば、燃料ガスの成分変化で発熱量が減少した場合、上記の如く設定される閉じ側と開き側の各停止角度では、切換弁7の弁孔73の通気抵抗が第1と第2の各範囲内で比較的小さくなる。従って、弁孔73を通過するガス量が増加し、発熱量の減少がガス量の増加で補償されて、燃焼量が要求燃焼量からずれることを防止できる。また、燃料ガスの成分変化で発熱量が減少した場合、閉じ側と開き側の各停止角度では、切換弁7の弁孔73の通気抵抗が第1と第2の各範囲内で比較的大きくなる。従って、弁孔73を通過するガス量が減少し、発熱量の増加がガス量の減少で補償されて、燃焼量が要求燃焼量からずれることを防止できる。
また、本実施形態では、混合気の空気過剰率を検出する検出手段61を設けて、この検出手段61で検出された空気過剰率に基づいて閉じ側停止角度と開き側停止角度とを自動的に設定するようにコントローラ6を構成している。ここで、検出手段61は、フレームロッドBcに流れるフレーム電流(混合気の燃焼で形成される火炎中のイオン化電流)の大きさから混合気の空気過剰率を検出するように構成されている。
ここで、設置業者が混合気の空気過剰率を測定して、閉じ側と開き側の各停止角度を手動で設定することも可能である。然し、これでは、燃料ガスの成分が経時的に変化した場合、各停止角度で混合気の空気過剰率が適正値からずれてしまう。これに対し、本実施形態の如く検出手段61で検出した混合気の空気過剰率に基づいて閉じ側と開き側の各停止角度を自動的に設定するようにすれば、燃料ガスの成分が経時的に変化しても、閉じ側と開き側の各停止角度を空気過剰率が適正値になるように設定し直すことができ、利便性が向上する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない、例えば、上記実施形態では、混合気の空気過剰率用の検出手段61として、フレーム電流の大きさから空気過剰率を検出するものを用いているが、カメラで撮像した燃焼炎の画像から取得される燃焼炎の赤色成分画像の明度に基づいて空気過剰率を検出するもの(特開2018-17413号公報参照)を用いることも可能である。
A…予混合装置、B…バーナ、F…ファン、1…空気供給路、11…ガス吸引部、2…ガス供給路、4…流量調節弁、5…バタフライ弁、6…コントローラ(制御手段)、61…検出手段、7…切換弁、72…弁座、73…弁孔、74…弁体、74a…第1テーパー部、74b…第2テーパー部、8…連動機構。

Claims (2)

  1. 空気に燃料ガスを混合し、混合気をファンを介してバーナに供給する予混合装置であって、
    燃料ガスを供給する流量調節弁を介設したガス供給路の下流端がファンの上流側の空気供給路に設けられたガス吸引部に接続され、ガス吸引部より上流側の空気供給路の部分の通気抵抗を大小に切換える空気抵抗切換手段と、流量調節弁よりも下流側のガス供給路の部分の通気抵抗を大小に切換えるガス抵抗切換手段とを備え、
    空気抵抗切換手段は、ガス吸引部よりも上流側の空気供給路の部分に設けられ、空気供給路の長手方向に平行な開き姿勢と空気供給路の長手方向に直交する閉じ姿勢とに回動自在なバタフライ弁で構成され、ガス抵抗切換手段は、ガス供給路内に設けられた弁座と、弁座に形成した弁孔の孔軸方向に移動自在な弁体とを有する切換弁で構成され、
    バタフライ弁の回動に連動して切換弁の弁体を移動させる連動機構と、バタフライ弁を回動制御する制御手段とを備えるものにおいて、
    バタフライ弁は、閉じ姿勢を含む所定の第1回動角度範囲内に存するときに、バタフライ弁を配置した空気供給路の部分の通気抵抗を閉じ姿勢での抵抗値と同等の値に維持し、開き姿勢を含む所定の第2回動角度範囲内に存するときに、バタフライ弁を配置した空気供給路の部分の通気抵抗を開き姿勢での抵抗値と同等の値に維持するように構成され、
    切換弁の弁体は、バタフライ弁が第1回動角度範囲内で回動するときに、弁孔の通気抵抗を所定の第1範囲内で可変する第1のテーパー部と、バタフライ弁が第2回動角度範囲内で回動するときに、弁孔の通気抵抗を第1範囲よりも抵抗値が小さく設定される所定の第2範囲内で可変する第2のテーパー部とを有し、
    第1回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁の回動角度を閉じ側停止角度に設定すると共に、第2回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁の回動角度を開き側停止角度に設定し、バタフライ弁を閉じ側停止角度と開き側停止角度とに回動制御することを特徴とする予混合装置。
  2. 混合気の空気過剰率を検出する検出手段を備え、この検出手段で検出された空気過剰率に基づいて前記閉じ側停止角度と前記開き側停止角度とを自動的に設定するように前記制御手段が構成されることを特徴とする請求項1記載の予混合装置。
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