JP7087298B2 - 電気機器 - Google Patents

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本発明は、電動モータと、電動モータが回転させる回転部材と、を有する電気機器に関する。
従来、電動モータと、電動モータが回転させる回転部材と、を有する電気機器が知られており、その電気機器の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された電気機器はドライバドリルであり、ドライバドリルは、ハウジング、電動モータ、インバータ回路部、減速機構部、クラッチ機構部、チャック、トリガ操作部、スイッチトリガ、制御回路基板及びバッテリを有する。電動モータ、インバータ回路、スイッチトリガ及びクラッチ機構部は、ハウジング内に収納されている。チャックはハウジングの外部に設けられ、チャックはクラッチ機構に接続されている。チャックは、処理工具を保持する回転部材である。バッテリはハウジングに着脱可能である。バッテリは、スイッチトリガ及び制御回路基板へ電源を供給する。制御回路及び制御信号出力回路が、制御基板に設けられている。
制御回路は、トリガ操作部が操作されてスイッチトリガがオンしたことを検出する。すると、制御信号出力回路は、インバータ回路のスイッチング素子のオン・オフを制御する信号を出力する。これにより、電動モータに印加される電圧が制御される。電動モータの回転力は、減速機構部、クラッチ機構部を介してチャックに伝達される。
特許第5408535号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたドライバドリルは、チャックの回転負荷が増加すると、バッテリの電圧に関わりなく、チャックの回転速度が低下する可能性があった。
本発明の目的は、電源部の電圧が高い際に回転部材の回転速度が低下することを抑制可能な、電気機器を提供することにある。
一実施形態の電気機器は、電圧が印加されて回転する電動モータと、前記電動モータにより回転される回転部材と、を有する、電気機器であって、前記電動モータに電圧を印加する電源部と、前記電源部の電圧を表示する電圧表示部と、前記電源部から前記電動モータに印加される電圧を、入力される信号のデューティ比に応じて制御する電圧制御部と、前記電圧制御部に入力する前記デューティ比を制御する信号制御部と、を備え、前記信号制御部は、前記電源部の電圧が満充電の状態であることを前記電圧表示部が表示する場合に、前記デューティ比を100%未満に設定する。
一実施形態の電気機器によれば、電源部の電圧が高い際に回転部材の回転速度が低下することを抑制可能である。
本発明の電気機器の一実施形態であるインパクトドライバの外観斜視図である。 インパクトドライバの部分的な断面図である。 インパクトドライバの制御系統を示すブロック図である。 インパクトドライバの電動モータを、目標回転数に応じて制御する例を示すフローチャートである。 インパクトドライバの電動モータを、電池の電圧に応じて制御する例を示す線図である。
以下、本発明の一実施形態であるインパクトドライバについて、図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2に示すインパクトドライバ10は、ねじ部材を回転させて締め付け、対象物としての木材やコンクリートにねじ部材を食い込ませる作業、ねじ部材を緩める作業に用いる作業機である。インパクトドライバ10は、ハウジング11、電動モータ12、減速機13、ハンマ14及びアンビル15を有する。ハウジング11は、モータケース16、ハンマケース17、グリップ18及び装着部19を有する。モータケース16及びハンマケース17は互に固定されており、グリップ18はモータケース16から突出している。装着部19は、グリップ18においてモータケース16の反対側に設けられている。装着部19は、第1端子を有する。
電動モータ12は、モータケース16内に設けられている。電動モータ12は、ステータ20及びロータ21を備えている。ステータ20は、モータケース16に固定されており、ステータ20は、ステータコア22と、図3に示す3本のコイル23U,23V,23Wと、を備えている。3本のコイル23U,23V,23Wは、ステータコア22に巻かれている。3本のコイル23U,23V,23Wに電流が供給される。
図2に示すロータ21は、出力軸24と、出力軸24に固定されたロータコア25と、ロータコア25の回転方向に沿って配置された複数の永久磁石26と、を備えている。出力軸24は2個の軸受27,28により回転可能に支持されている。3本のコイル23U,23V,23Wに電流が供給されると回転磁界が形成され、ロータ21が回転する。複数の永久磁石26は、極性が異なる永久磁石26を回転方向に沿って交互に配置してある。電動モータ12は、電流が流れるブラシを備えていない。つまり、電動モータ12は、ブラシレス電動モータであり、電動モータ12は、3本のコイル23U,23V,23Wに供給する電流の向きをそれぞれ切り替えることにより、出力軸24の回転方向を切り替えることができる。
環状のハンマケース17は軸孔29を有しており、アンビル15が軸孔29に配置されている。アンビル15は円筒状のスリーブ30により回転可能に支持されている。アンビル15は金属製であり、かつ、軸線A1を中心として回転可能である。また、アンビル15は工具保持孔31を有する。処理工具としてのドライバビット32は、工具保持孔31に対して取り付け及び取り外し可能である。
また、アンビル15は、工具保持孔31と同心状の支持軸33を有する。支持軸33は、ハンマケース17内に配置されている。さらに、アンビル15の外周面において、ハンマケース17内に配置された箇所には、突起34が複数設けられている。
一方、減速機13はハンマケース17内に設けられている。減速機13は、出力軸24の回転力をアンビル15に伝達する動力伝達装置である。減速機13の入力要素は、出力軸24に連結されている。また、ハンマケース17内にスピンドル35が配置されており、スピンドル35は軸線A1を中心として回転可能である。スピンドル35は、減速機13の出力要素に連結されている。スピンドル35の軸線A1方向における端部に、支持孔36が形成されている。支持孔36に支持軸33が挿入されており、スピンドル35とアンビル15とは、相対回転可能である。スピンドル35の外周面に、V字形状のカム溝37が2本設けられている。
また、ハンマ14はハンマケース17内に設けられている。ハンマ14は金属製で環状に構成されており、ハンマ14は軸孔38を有する。スピンドル35は軸孔38に配置されている。ハンマ14は、軸線A1に沿った方向で、減速機13とアンビル15との間に配置されている。ハンマ14は、スピンドル35に対して回転可能であり、かつ、軸線A1方向に移動可能である。
ハンマ14の内周面にカム溝39が2個形成されている。2個のカム溝39は、ハンマ14の円周方向で互に異なる範囲に配置されている。そして、1本のカム溝39及び1個のカム溝37を1組として、1個のカムボール40が保持されている。このため、ハンマ14は、スピンドル35及びアンビル15に対して、カムボール40が転動可能な範囲で軸線A1方向に移動可能である。また、ハンマ14は、スピンドル35に対して、カムボール40が転動可能な範囲で回転可能である。
さらに、ハンマスプリング41がハンマケース17内に設けられている。ハンマスプリング41は金属製であり、圧縮荷重を受けて反発力を生じる。ハンマスプリング41の押圧力はハンマ14に加えられ、ハンマ14は軸線A1方向でアンビル15に近づく向きで押されている。さらに、ハンマ14は、軸線A1方向に突出された突起42を複数有する。
図1のように、装着部19に対して着脱可能な電池43が設けられている。電池43は、収容ケース44、カバー68及び複数の電池セル45を有する。複数の電池セル45は収容ケース44内に収容され、カバー68は収容ケース44の開口部を覆う。電池43はカバー68から露出する第2端子を有し、第2端子は複数の電池セル45に電気的に接続されている。電池43を装着部19に取り付けると、第1端子と第2端子とが接続される。電池セル45は、電気エネルギを蓄えるとともに、充電及び放電が可能な二次電池である。電池セル45単体の定格出力電圧は、例えば、3.6Vである。電池セル45は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、リチウムイオンポリマー電池、ニッケルカドミウム電池の何れかを用いることができる。電池43は直流電源である。トリガ46がグリップ18に設けられている。ユーザはグリップ18を握り、トリガ46を指で操作する。
図3は、インパクトドライバ10の制御系統を示す。電池43の電圧はインバータ回路47を介して電動モータ12に印加される。電動モータ12のステータ20は、3相のコイル23U,23V,23Wを有する。また、磁気センサ69,70,71がモータケース16内に設けられており、磁気センサ69,70,71はロータ21の回転位置を示す検出信号を出力する。磁気センサ69,70,71は、コイル23U,23V,23Wに対応して設けられている。磁気センサ69,70,71は、永久磁石26が発生する磁力を検出し、かつ、磁力を電気信号に変換して出力する非接触のセンサである。磁気センサ69,70,71は、ホール素子を用いることができる。
インバータ回路47は、3相フルブリッジインバータ回路であり、互に接続された2つのスイッチング素子Tr1,Tr2と、互に接続された2つのスイッチング素子Tr3,Tr4と、互に接続された2つのスイッチング素子Tr5,Tr6とを有する。スイッチング素子Tr1,Tr2は互いに並列に接続され、かつ、リード線48に接続されている。リード線48は、コイル23Uに接続されている。
スイッチング素子Tr3,Tr4は互に並列に接続され、かつ、リード線49に接続されている。リード線49は、コイル23Vに接続されている。スイッチング素子Tr5,Tr6は互に並列に接続され、かつ、リード線50に接続されている。リード線50は、コイル23Wに接続されている。
スイッチング素子Tr1,Tr3,Tr5は、電池43の正極の出力端子に接続されている。スイッチング素子Tr2,Tr4,Tr6は、電流検出用抵抗51を介して電池43の負極端子に接続されている。
このように、スイッチング素子Tr1,Tr3,Tr5は、ハイサイド側となっており、スイッチング素子Tr2,Tr4,Tr6は、ローサイド側となっている。コイル23U,23V,23Wは、相互に接続されている。
また、電池43と並列にキャパシタ52が配置されている。キャパシタ52は、インバータ回路47のスイッチング素子Tr1~Tr6の動作中に、電池43の大電流がインバータ回路47へ流れることを抑制する。
モータ制御部53がハウジング11内に設けられている。モータ制御部53は、インバータ回路47を制御する機能を有する。モータ制御部53は、演算部54、制御信号回路55、回転位置検出回路56、回転数検出回路57、電流検出回路58、スイッチ操作検出回路59,60、電圧検出回路61、表示ランプ駆動回路62を備えている。
磁気センサ69,70,71の検出信号は回転位置検出回路56に送られる。回転位置検出回路56は、ロータ21の回転位置を検出する。回転位置検出回路56は、ロータ21の回転位置を表す信号を処理する。回転位置検出回路56から出力された信号は、演算部54及び回転数検出回路57に送られる。回転数検出回路57は電動モータ12の回転数を検出し、回転数検出回路57から出力された信号は演算部54に入力される。
電流検出回路58は、電流検出用抵抗51の両端に接続されており、電流検出回路58は、電動モータ12に流れる電流を検出する。電流検出回路58から出力された信号は、演算部54に入力される。電圧検出回路61は、電池43の電圧を検出し、その検出結果に応じた信号を演算部54に入力する。さらに、トリガスイッチ63がグリップ18内に設けられ、トリガスイッチ63は、トリガ46の操作量に応じた信号を出力する。スイッチ操作検出回路59はトリガスイッチ63の信号を検出して、その検出信号を演算部54に入力する。
演算部54は、制御信号を処理するマイクロプロセッサと、メモリと、を備え、メモリには、制御プログラム、演算式およびデータなどが記憶されている。演算部54は、回転数検出回路57の信号を処理して、電動モータ12の実際の回転数を求める。演算部54は、トリガスイッチ63の動作量に基づいて電動モータ12の目標回転数を求め、目標回転数に応じて、電動モータ12に印加する目標電圧を設定する。
演算部54は、電動モータ12の実際の回転数を制御する指令を、制御信号回路55に対して行う。制御信号回路55は、インバータ回路47を制御する信号を出力する。制御信号回路55からインバータ回路47に入力される信号は、パルス幅変調(PWM:pulse width modulation)信号である。パルス幅変調信号のオン割合であるデューティ比は、電動モータ12の目標電圧に応じて設定可能である。インバータ回路47は、パルス幅変調信号に応じて、スイッチング素子Tr1~Tr6をオン・オフする。このようにして、電動モータ12への印加電圧を制御して、電動モータ12の実際の回転数が制御される。
さらに、図1のように、スイッチパネル64が装着部19に設けられている。スイッチパネル64は装着部19の外面から露出しており、ユーザはスイッチパネル64を操作及び目視可能である。スイッチパネル64は、図3に示す電池残量表示スイッチ65及び表示ランプ66を有する。電池残量表示スイッチ65から出力される信号は、スイッチ操作検出回路60に入力される。スイッチ操作検出回路60から出力される信号は、演算部54に入力される。
表示ランプ66としては、発光ダイオード(LED:light emitting diode)ランプを用いることが可能である。表示ランプ66は、電池43の電圧を残量として表示する。ユーザが電池残量表示スイッチ65を操作すると、演算部54から出力された信号が表示ランプ駆動回路62に入力され、表示ランプ66が点灯または消灯される。表示ランプ66は複数の発光ダイオードからなり、電池電圧、つまり、電池43の残量に応じて点灯する発光ダイオードの数が変化する。なお、表示ランプ66を電池43に設けてもよい。
次に、インパクトドライバ10の使用例を説明する。トリガ46に操作力が加えられて、トリガスイッチ63がオンすると、演算部54から制御信号回路55に対して指令が行われ、制御信号回路55はインバータ回路47に対してパルス幅変調信号を出力する。すると、インバータ回路47のスイッチング素子Tr1~Tr6がオン・オフされる。このようにして、電池43から電動モータ12に電圧が印加され、電動モータ12が回転する。
出力軸24の回転力が、減速機13を介してスピンドル35に伝達されると、その回転力は、カムボール40を介してハンマ14に伝達される。すると、突起42と突起34とが係合し、ハンマ14の回転力がアンビル15に伝達される。そして、ハンマ14と、アンビル15とが一体回転し、アンビル15の回転力はドライバビット32を介してねじ部材に伝達され、ねじ部材の締め付けが開始される。
ねじ部材の締め付け抵抗が増加して、アンビル15を回転させるために必要な回転力が高くなると、スピンドル35の回転速度がハンマ14の回転速度を超えて、スピンドル35がハンマ14に対して回転する。スピンドル35がハンマ14に対して回転すると、カムボール40とカム溝37との接触面で生じる反力により、ハンマ14がハンマスプリング41の押圧力に抗して、アンビル15から離れる向きで軸線A1方向に移動する。ハンマ14がアンビル15から離れる向きで移動することを後退と呼ぶ。ハンマ14が後退すると、ハンマスプリング41が受ける圧縮荷重が増加し、ハンマスプリング41の反発力が増加する。
ハンマ14が後退して突起42が突起34から解放されると、ハンマ14の回転力はアンビル15に伝達されなくなるとともに、突起42が突起34を乗り越える。突起42が突起34を乗り越えた時点で、ハンマスプリング41がハンマ14に加える押圧力は、ハンマ14を後退させる向きの力を超える。すると、カムボール40がカム溝37,39に沿って転動することで、ハンマ14がスピンドル35に対して回転し、かつ、ハンマ14はアンビル15に近づく向きで移動する。そして、ハンマ14の突起42が、アンビル15の突起34に衝突し、アンビル15に回転方向の打撃力が加えられる。以後、電動モータ12が回転している間、上記の作用を繰り返し、インパクトドライバ10によるねじ部材の締め付け作業が継続される。
モータ制御部53が、電動モータ12を目標回転数に応じて制御する例を図4に示す。モータ制御部53は、ステップS1において、トリガスイッチ63がオンされたことを検出すると、ステップS2において、電動モータ12をソフトスタートで起動させる。ソフトスタートは、停止している電動モータ12に印加する電圧を、時間の経過に伴い所定の勾配で増加させる制御である。
モータ制御部53は、ステップS3において、電動モータ12の実際の回転数が、目標回転数の範囲内にあるか否かを判断する。電動モータ12の目標回転数は、トリガスイッチ63の動作量に基づいて設定されるものであり、例えば、トリガ46の操作量が最大、つまり、トリガスイッチ63の動作量が最大の時に21,500min-1 ~22,500min-1の範囲に設定される。モータ制御部53は、ステップS3でYesと判断すると、ステップS4において、制御信号回路55から出力するパルス幅変調信号のデューティ比を変更することなく、ステップS3に進む。なお、電動モータ12の目標回転数を設定するスイッチを設け、トリガスイッチ63の動作量が最大の時の電動モータ12の回転数を変更できるようにしてもよい。
モータ制御部53は、ステップS3でNoと判断すると、ステップS5において、電動モータ12の実際の回転数が、目標回転数の範囲を超えているか否かを判断する。モータ制御部53が、ステップS5でYesと判断するということは、電動モータ12の負荷が、目標回転数に応じた負荷よりも低いことを意味する。そこで、モータ制御部53は、ステップS5でYesと判断すると、ステップS6において、制御信号回路55から出力するパルス幅変調信号のデューティ比を低下させる制御を行い、ステップS3に進む。
モータ制御部53が、ステップS5でNoと判断するということは、電動モータ12の負荷が、目標回転数に応じた負荷よりも高いことを意味する。そこで、モータ制御部53は、ステップS5でNoと判断すると、ステップS7において、制御信号回路55から出力されているパルス幅変調信号のデューティ比が最大であるか否かを判断する。モータ制御部53は、ステップS7でNoと判断すると、ステップS8において、制御信号回路55から出力するパルス幅変調信号のデューティ比を上昇させる。
モータ制御部53は、ステップS8に次ぐステップS9において、電動モータ12の実際の回転数が、目標回転数の最大値以上であるか否かを判断する。モータ制御部53は、ステップS9でYesと判断するとステップS3に進み、ステップS9でNoと判断するとステップS8に進む。
一方、モータ制御部53は、ステップS7でYesと判断すると、ステップS10に進み、制御信号回路55から出力されるパルス幅変調信号のデューティ比を最大に維持し、ステップS3に進む。
このように、モータ制御部53は、電動モータ12の目標回転数と、電動モータ12の負荷に応じた実際の回転数とに基づいて、制御信号回路55から出力されるパルス幅変調信号のデューティ比を制御することが可能である。
ユーザが電池残量表示スイッチ65を操作すると、モータ制御部53は、電池43の電圧量を表示ランプ66で表示させる。表示ランプ66は、電池43の電圧のうち、最大電圧から、ねじ部材を締め付ける回転力を発生可能な所定電圧までの使用可能な電圧の範囲を、残量で表示する。表示ランプ66は、使用可能な電圧の範囲を複数に区分して、例えば、“残量3”、“残量2”及び“残量1”として表示可能である。ここで、“残量3”は、“残量2”よりも電池43の電圧が高いことを意味し、“残量2”は、“残量1”よりも電池43の電圧が高いことを意味する。ユーザは、表示ランプ66を目視して、電池43の電圧を認識可能である。
次に、モータ制御部53が、電動モータ12を電池43の電圧に応じて制御する例は、図5に示されている。図5に示す制御例は、ハンマ14がアンビル15と共に一体回転する状況で行う。図5には、電池43の残量表示、パルス幅変調信号のデューティ比、電池電圧比、ねじ部材の締め付け本数及び締め付け速度比が、それぞれ一例として示されている。電池電圧比は、電池43の電圧の変化であり、締め付け速度比は、電動モータ12の回転数の変化である。
ねじ部材の締め付け本数が増加することに伴い、電池43の電圧は低下する。表示ランプ66の表示は、電池43の電圧低下に伴い“残量3”から“残量2”となり、次いで、“残量1”となる。モータ制御部53は、表示ランプ66の表示が“残量3”であると、パルス幅変調信号のデューティ比を、最大値未満、つまり、100%未満に設定する。このため、表示ランプ66の表示が“残量3”であると、ねじ部材の締め付けに必要な回転力が増加した場合や、電池43の電圧が低下した場合は、パルス幅変調信号のデューティ比を上昇することで、ねじ部材の締め付け速度比を一定、例えば、“速度比1”に維持することが可能である。このため、表示ランプ66の表示が“残量3”である際に、ねじ部材の締め付け速度が低下することを抑制できる。
これにより、電動モータ12の回転数を略一定とする定速度制御を実現することができる。すなわち、“残量3”の状態では、デューティ比は100%未満の状態であって、電動モータ12の回転数は低下せず、定速度制御を維持することができる。言い換えると、デューティ比が100%未満の状態で、電動モータ12の回転数が低下せず定速度制御を行うことができる状態では、表示ランプ66の表示を“残量3”としている。
なお、表示ランプ66の表示の“残量3”は、電池43の電圧に幅があるため、電池43の電圧が低下しても、電圧の低下量が所定の範囲内であれば“残量3”を表示し、電圧が高く残容量が十分に多い“満充電状態”を表している。
表示ランプ66の表示の“残量2”、“残量1”についても同様に電圧に幅があり、“残量1”は、電圧が低く残容量がない“空状態”、または空に近い状態を表す。“残量2”は、“残量3”と“残量1”の中間を表している。なお、定速度制御とは、電動モータ12の負荷が大きくなった場合や、電池43の電圧が低下した場合にデューティ比を上昇させる一方、電動モータ12の負荷が小さくなるとデューティ比を減少させることで、電動モータ12の回転数を略一定に維持するように制御することである。
モータ制御部53は、表示ランプ66の表示が“残量2”または“残量1”であると、パルス幅変調信号のデューティ比を上昇させ、最大値である100%に設定する。このため、表示ランプ66の表示が“残量2”または“残量1”であると、電池43の電圧が低下することに伴い、デューティ比を上昇させて100%に設定しても、ねじ部材の締め付け速度比は“速度比1”未満の範囲で低下する。このため、表示ランプ66の表示が“残量2”または“残量1”であると、パルス幅変調信号のデューティ比を最大値まで上昇させても、定速度制御を維持することはできない。ねじ部材の締め付け速度が低下することを、ユーザは認識可能である。
演算部54は、表示ランプ66が図5の“残量3”を表示している場合に、図4のステップS3でYesと判断してステップS4に進むことが可能である。また、演算部54は、表示ランプ66が図5の“残量3”を表示している場合に、ステップS3、ステップS5及びステップS6を経由するルーチンを実行することが可能である。また、演算部54は、表示ランプ66が図5の“残量3”を表示している場合に、ステップS3、ステップS5、ステップS7、ステップS8及びステップS9を経由するルーチンを実行可能である。一方、演算部54は、表示ランプ66が図5の“残量2”または“残量1”を表示している場合に、ステップS3、ステップS5、ステップS7及びステップS10を経由するルーチンを実行可能である。
実施の形態で説明した事項と、本発明の構成との対応関係は、以下の通りである。電動モータ12、アンビル15は、回転部材の一例であり、インパクトドライバ10は電動工具の一例であって電気機器の一例である。表示ランプ66は、電圧表示部の一例であり、インバータ回路47は、電圧制御部の一例であり、モータ制御部53は、信号制御部の一例である。なお、電気機器としては、インパクトドライバ10のように電動モータ12がロックしない機器が好ましい。
ハウジング11は、機器本体の一例であり、電池43は、電源部の一例である。ハンマ14及びスピンドル35は、動力伝達機構67を構成する。動力伝達機構67は、アンビル15の負荷が増加して、アンビル15の回転に必要な回転力が増加すると、突起42を突起34から解放させ、電動モータ12の回転数とアンビル15の回転数とに差が生じることを許容する。アンビル15の負荷は、ねじ部材の長さ、ねじ部材を食い込ませる対象物の硬度等により定まる。
表示ランプ66が表示する“残量1”は、電池43の電圧の最低値の一例である。ねじ部材を締め付ける回転力を発生可能な所定電圧は、処理工具の処理による負荷に応じて回転部材が回転可能な値の一例である。
電気機器は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、電圧表示部は、電池43に設けられていてもよい。この場合、電圧表示部は、収容ケース44の外面または、カバー68の外面に露出して設けられる。電圧表示部は、電源部の電圧を2段階に区分して表示してもよいし、4段階以上に区分して表示してもよい。信号制御部は、表示ランプ66が“残量3”を表示している際に加え、“残量2”を表示している際に、信号のデューティ比を最大値未満に設定してもよい。言い換えると、デューティ比が100%未満の状態で、電動モータ12の回転数が低下せず、定速度制御を行うことができる領域を“残量3”だけではなく“残量2”まで広げてもよい。さらに、電圧表示部が表示する電圧は、無段階でもよい。さらに、電圧表示部が電圧を表示する形態は、ランプの点灯の他、数字、文字、記号、目盛、グラフで表示してもよい。電圧表示部がおこなう電圧の表示態様は、ユーザが目視確認可能であればよい。
処理工具は、ねじ部材を締め付けるドライバビットの他、木材、コンクリート等に穴をあけるドリルビットを含む。電動モータは、ブラシレスモータに代えてブラシ付きモータでもよい。本実施形態の電気機器は、回転部材により処理工具を回転させて処理を行う作業機を含む。処理工具の回転により行われる処理は、ねじ部材の締め付け及び緩め、ボルトの締め付け及び緩め、対象物の切断、対象物の切削、対象物の研磨を含む。作業機は、電動モータの回転力で回転部材を回転させ、回転部材に回転方向の打撃力を加えないもの、例えば、ドライバ、ドリルを含む。
電源部は、充電及び放電が可能な二次電池の他、放電が可能であり、かつ、充電を行えない一次電池を含む。電圧制御部及び信号制御部は、電気部品または電子部品の単体でもよいし、複数の電気部品または複数の電子部品を有するユニットでもよい。電気部品または電子部品は、マイクロコンピュータ、プロセッサ、制御回路及びモジュールを含む。機器本体は、ハウジングの他、ケーシング、シェル及びフレームを含む。回転部材は、処理工具を保持するアンビルの他、ソケット、シャフト、プランジャ及びフレームを含む。
10…インパクトドライバ、11…ハウジング、12…電動モータ、14…ハンマ、15…アンビル、43…電池、47…インバータ回路、53…モータ制御部、66…表示ランプ、67…動力伝達機構。

Claims (8)

  1. 電圧が印加されて回転する電動モータと、
    ユーザにより操作され、前記電動モータの起動を指示するトリガと、
    前記電動モータにより回転されるアンビルであって、ねじ部材を締め付けるためのビットを保持するよう構成されたアンビルと、
    前記電動モータの回転力を前記アンビルに伝達する動力伝達機構であって、前記電動モータが回転を開始すると前記アンビルと一体回転し、ねじ部材の締め付け抵抗が増加すると前記アンビルに対して回転方向の打撃力を繰り返し加えるよう構成された動力伝達機構と、
    を有する、電気機器であって、前記電気機器は更に、
    前記電動モータに電圧を印加する電池と、
    前記電池の電圧を表示する電圧表示部と、
    前記電池から前記電動モータに印加される電圧を、入力される信号のデューティ比に応じて制御する電圧制御部と、
    前記電圧制御部に入力される前記信号の前記デューティ比を制御する信号制御部と、
    を備え、
    前記信号制御部は、前記電池の電圧が、前記電池の電圧が満充電の状態であることを前記電圧表示部が表示する程度の大きさであり、前記トリガの操作量が最大であり、ねじ部材の締め付け抵抗が前記動力伝達機構と前記アンビルの一体回転を維持する程度の大きさである場合に、前記デューティ比を100%未満に設定した上で前記電動モータの負荷に応じて前記デューティ比を制御するよう構成された、電気機器。
  2. 電圧が印加されて回転する電動モータと、
    ユーザにより操作され、前記電動モータの起動を指示するトリガと、
    前記電動モータにより回転されるアンビルであって、ねじ部材を締め付けるためのビットを保持するよう構成されたアンビルと、
    前記電動モータの回転力を前記アンビルに伝達する動力伝達機構であって、前記電動モータが回転を開始すると前記アンビルと一体回転し、ねじ部材の締め付け抵抗が増加すると前記アンビルに対して回転方向の打撃力を繰り返し加えるよう構成された動力伝達機構と、
    を有する、電気機器であって、前記電気機器は更に、
    前記電動モータに電圧を印加する電池と、
    前記電池の電圧を表示する電圧表示部と、
    前記電池から前記電動モータに印加される電圧を、入力される信号のデューティ比に応じて制御する電圧制御部と、
    前記電動モータが定速度で回転するよう前記デューティ比を制御する信号制御部と、
    を備え、
    前記信号制御部は、前記電池の電圧が、前記電池の電圧が満充電の状態であることを前記電圧表示部が表示する程度の大きさであり、前記トリガの操作量が最大であり、ねじ部材の締め付け抵抗が前記動力伝達機構と前記アンビルの一体回転を維持する程度の大きさである場合に、前記デューティ比が100%未満の状態で、前記電動モータの回転数を一定とする定速度制御を維持するように、前記電動モータの負荷に応じて前記デューティ比を制御するよう構成された、電気機器。
  3. 電圧が印加されて回転する電動モータと、
    ユーザにより操作され、前記電動モータの起動を指示するトリガと、
    前記電動モータにより回転されるアンビルであって、ねじ部材を締め付けるためのビットを保持するよう構成されたアンビルと、
    前記電動モータの回転力を前記アンビルに伝達する動力伝達機構であって、前記電動モータが回転を開始すると前記アンビルと一体回転し、ねじ部材の締め付け抵抗が増加すると前記アンビルに対して回転方向の打撃力を繰り返し加えるよう構成された動力伝達機構と、
    を有する、電気機器であって、前記電気機器は更に、
    前記電動モータに電圧を印加する電池と、
    前記電池の電圧を表示する電圧表示部と、
    前記電池から前記電動モータに印加される電圧を、入力される信号のデューティ比に応じて制御する電圧制御部と、
    前記電圧制御部に入力する前記デューティ比を制御する信号制御部と、
    を備え、
    前記信号制御部は、前記電池の電圧が、前記電池の電圧が満充電の状態であることを前記電圧表示部が表示する程度の大きさであり、前記トリガの操作量が最大であり、ねじ部材の締め付け抵抗が前記動力伝達機構と前記アンビルの一体回転を維持する程度の大きさである場合に、前記デューティ比が100%未満の状態で、前記電動モータの回転数の低下を抑制するように、前記電動モータの負荷に応じて前記デューティ比を制御するよう構成された、電気機器。
  4. 前記電圧表示部は、少なくとも、
    前記電池の電圧が満充電の状態を表す残量3の状態と、
    前記電池の電圧が空状態又は空に近い状態を表す残量1の状態と、
    前記電池の電圧が前記残量3の状態と前記残量1の状態の間の状態を表す残量2の状態と、を有し、
    前記信号制御部は、前記トリガの操作量が最大であり、ねじ部材の締め付け抵抗が前記動力伝達機構と前記アンビルの一体回転を維持する程度の大きさである場合に、前記残量3の状態では前記デューティ比を100%未満とし、前記残量1の状態では前記デューティ比を100%とし、前記残量2の状態では前記デューティ比を100%未満又は100%とする、請求項1乃至3の何れか1項記載の電気機器。
  5. 前記動力伝達機構は、前記電動モータの回転力を前記アンビルに伝達し、かつ、前記電動モータの回転数と前記アンビルの回転数とに差が生じることを許容する、請求項1乃至4の何れか1項記載の電気機器。
  6. 前記動力伝達機構は、前記アンビルに対して回転方向の打撃力を加えるハンマを含む、請求項5記載の電気機器。
  7. 前記電動モータ及び前記アンビルを支持する機器本体が設けられ、
    前記電圧表示部は、前記機器本体に設けられている、請求項1乃至6の何れか1項記載の電気機器。
  8. 前記電動モータ及び前記アンビルを支持し、かつ、前記電池が着脱される機器本体が設けられ、
    前記電圧表示部は、前記電池に設けられている、請求項1乃至7の何れか1項記載の電気機器。
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