JP7086780B2 - 光学素子、照明装置 - Google Patents
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Description
図1に、本実施形態の照明装置の斜視図を示す。本実施形態の照明装置は、例えば、広い方位を照明することが可能(広配光)な照明(例えば、室内照明器具、屋外照明器具)を実現するものである。
以上のように、くびれ部25における断面積の最小値を式(5)で与えられるものとすることにより、くびれ部25の寸法が決定できる。そして、このような寸法関係で形成された本体15では、上記したエタンデュの保存則により、くびれ部25を通過している光の発散角が最大化される。このように発散角を大きくした光を散乱面23で散乱させることにより、本体15および照明装置11において広配光化が行われる。
本実施形態は、狭い方位に向けてスポット的に照明することが可能な照明(いわゆる、狭配光な照明)を実現するものである。本実施形態の照明装置11の用途の例としては、医療用途(歯科、外科)や移動体(自動車、列車)のヘッドランプが挙げられる。
光源13および第2光源14から発せられた各光線は、いったん入射面22から光学素子12の本体15内に入射し、本体15の側面(外縁)で内部全反射される。さらに、くびれ部25において光線束が集光され、くびれ部25を通る可視光の発散角が大きくなり、広配光化が行われる。くびれ部25から散乱面23に向かう光線束は、光学素子12の側面から透過されることなく、散乱面23に到達することができる。散乱面23に到達した光線束は、散乱面23で拡散反射され、凹面ミラー部34(リフレクタ)に向かう。散乱面23が焦点位置又は焦点位置の近傍に位置されるため、凹面ミラー部34に到達した光線束は、凹面ミラー部34で反射され平行光或いは狭配光の光となる。以上により、全光線束をロスなく凹面ミラー部34で効率的に反射させることが可能となる。図5では光線追跡シミュレーション結果を示しており、この図により、全光線束がロスなく反射され平行光或いは狭配光の光が生成されることを示される。
本実施形態の光学素子12およびこれを備えた照明装置11は、光源13から射出された可視光と、第2光源14から射出された可視光と、の間で効率的な混色を実現する。
光学素子12は、可視光の入射面22と、入射面22から入射された前記可視光が射出される射出面41と、入射面22と射出面41とを結ぶ柱状の導光部24であって、前記可視光に対して透明な導光部24と、入射面22、射出面41、および導光部24を貫通するように設けられたハーフミラー部45と、ハーフミラー部45に対して一方側で、入射面22に設けられる第1光源設置領域46と、前記一方側に対してハーフミラー部45を間に挟んだ反対側で、入射面22に設けられる第2光源設置領域47と、を備える。
[付記]
以下に、本願の出願時の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(1)
可視光の入射面と、
前記入射面から入射された前記可視光を散乱させる散乱面と、
前記入射面と前記散乱面とを結ぶ柱状の導光部であって、前記可視光に対して透明な導光部と、
前記導光部に設けられ周囲の部分よりもくびれたくびれ部と、
を備える光学素子。
(2)
前記入射面側に底孔部が設けられた凹面ミラー部であって、前記底孔部に前記導光部が通された凹面ミラー部を備え、
前記散乱面は、前記凹面ミラー部の焦点位置又は前記焦点位置の近傍に設けられる(1)に記載の光学素子。
(3)
前記くびれ部は、凹面によって外縁が規定されるとともに、前記導光部内に通される前記可視光の前記凹面における入射角を臨界角以上とするように窪んでいる(1)又は(2)に記載の光学素子。
(4)
前記導光部の中心軸と直交する方向に関する前記くびれ部の断面積は、前記入射面の面積よりも小さい(1)~(3)のいずれか1に記載の光学素子。
(5)
前記入射面の面積をA 1 、中心軸と直交する面に関する前記くびれ部の断面積の最小値をA 2 、屈折率をnとしたとき、
(6)
凹面は、前記導光部の中心軸と直交する方向から見たときに、略一定の曲率で湾曲している(1)~(5)のいずれか1に記載の光学素子。
(7)
前記くびれ部は、前記入射面と前記散乱面との間の中間位置よりも前記散乱面側に設けられる(1)~(6)のいずれか1項に記載の光学素子。
(8)
前記散乱面の面積は、前記導光部の中心軸と直交する方向に関する前記くびれ部の断面積よりも大きい(1)~(7)のいずれか1に記載の光学素子。
(9)
前記散乱面の面積は、前記入射面の面積よりも大きい(8)に記載の光学素子。
(10)
前記散乱面と前記くびれ部との間で前記導光部に設けられた錐台形の拡径部を備え、 前記導光部の中心軸に対して前記拡径部の外周面がなす角は、前記くびれ部を通過している前記可視光の発散角の最大値の1/2以下である(1)~(9)のいずれか1に記載の光学素子。
(11)
前記導光部の中心軸に対して前記拡径部の外周面がなす角は、前記中心軸に対して前記可視光の発散角の最大値の1/2で傾いて前記くびれ部を通過している前記可視光の前記外周面における入射角を臨界角以上にする角度で設定される(10)に記載の光学素子。
(12)
前記導光部は、その中心軸に対して回転対称形である(1)~(11)のいずれか1項に記載の光学素子。
(13)
前記散乱面は、表面処理によって表面粗さを所定値よりも荒くした面で構成される(1)~(12)のいずれか1に記載の光学素子。
(14)
前記散乱面は、前記くびれ部を通る前記可視光を反射可能な反射面で構成される(1)~(12)のいずれか1に記載の光学素子。
(15)
(1)~(14)のいずれか1に記載の光学素子と、
前記入射面に対向する位置に設けられ前記可視光を射出する光源と、
を備える照明装置。
(16)
前記入射面に対向する位置に設けられ、前記光源が射出する前記可視光の色とは異なる色の可視光を射出する第2光源と、
を備える(15)に記載の照明装置。
(17)
前記光源の前記入射面と対向する面とは反対側に、前記光源を冷却するための冷却部を備える(15)又は(16)に記載の照明装置。
[1]
可視光の入射面と
前記入射面から入射された前記可視光が射出される射出面と、
前記入射面と前記射出面とを結ぶ柱状の導光部であって、前記可視光に対して透明な導光部と、
前記入射面、前記射出面、および前記導光部を貫通するように設けられたハーフミラー部と、
前記ハーフミラー部に対して一方側で、前記入射面に設けられる第1光源設置領域と、
前記一方側に対して前記ハーフミラー部を間に挟んだ反対側で、前記入射面に設けられる第2光源設置領域と、
を備える光学素子。
[2]
ハーフミラー部は、前記入射面、前記射出面、および前記導光部を貫通する貫通孔部を一列に複数並べて構成した貫通孔部列である[1]に記載の光学素子。
[3]
前記貫通孔部列に含まれる前記貫通孔部同士の間隔は、前記貫通孔部の直径に略等しい[2]に記載の光学素子。
[4]
ハーフミラー部は、前記入射面、前記射出面、および前記導光部を貫通する貫通孔部である[1]に記載の光学素子。
[5]
前記貫通孔部の断面形状は、円形である[2]~[4]のいずれか1項に記載の光学素子。
[6]
前記導光部は、その中心軸に対して回転対称形である[1]~[5]のいずれか1項に記載の光学素子。
[7]
[1]~[6]のいずれか1項に記載の光学素子と、
前記第1光源設置領域に設けられ、前記可視光を射出する光源と、
前記第2光源設置領域に設けられ、前記光源が射出する前記可視光の色とは異なる色の前記可視光を射出する第2光源と、
を備える照明装置。
Claims (16)
- 可視光の入射面と、
前記入射面から入射された前記可視光を散乱させる散乱面と、
前記入射面と前記散乱面とを結ぶ柱状の導光部であって、前記可視光に対して透明な導光部と、
前記導光部に設けられ周囲の部分よりもくびれたくびれ部と、
前記散乱面と前記くびれ部との間で前記導光部に設けられた錐台形の拡径部と、
を備え、
前記導光部の中心軸に対して前記拡径部の外周面がなす角は、前記くびれ部を通過している前記可視光の発散角の最大値の1/2以下である光学素子。 - 前記入射面側に底孔部が設けられた凹面ミラー部であって、前記底孔部に前記導光部が通された凹面ミラー部を備え、
前記散乱面は、前記凹面ミラー部の焦点位置又は前記焦点位置の近傍に設けられる請求項1に記載の光学素子。 - 前記くびれ部は、凹面によって外縁が規定されるとともに、前記導光部内に通される前記可視光の前記凹面における入射角を臨界角以上とするように窪んでいる請求項1又は請求項2に記載の光学素子。
- 前記導光部の中心軸と直交する方向に関する前記くびれ部の断面積は、前記入射面の面積よりも小さい請求項1~3のいずれか1項に記載の光学素子。
- 前記くびれ部は、凹面によって外縁が規定され、
前記凹面は、前記導光部の中心軸と直交する方向から見たときに、略一定の曲率で湾曲している請求項1~5のいずれか1項に記載の光学素子。 - 前記くびれ部は、前記入射面と前記散乱面との間の中間位置よりも前記散乱面側に設けられる請求項1~6のいずれか1項に記載の光学素子。
- 前記散乱面の面積は、前記導光部の中心軸と直交する方向に関する前記くびれ部の断面積よりも大きい請求項1~7のいずれか1項に記載の光学素子。
- 前記散乱面の面積は、前記入射面の面積よりも大きい請求項8に記載の光学素子。
- 前記導光部の中心軸に対して前記拡径部の外周面がなす角は、前記中心軸に対して前記可視光の発散角の最大値の1/2で傾いて前記くびれ部を通過している前記可視光の前記外周面における入射角を臨界角以上にする角度で設定される請求項1に記載の光学素子。
- 前記導光部は、前記導光部の中心軸に対して回転対称形である請求項1~10のいずれか1項に記載の光学素子。
- 前記散乱面は、表面処理によって表面粗さを所定値よりも荒くした面で構成される請求項1~11のいずれか1項に記載の光学素子。
- 前記散乱面は、前記くびれ部を通る前記可視光を反射可能な反射面で構成される請求項1~11のいずれか1項に記載の光学素子。
- 請求項1~13のいずれか1項に記載の光学素子と、
前記入射面に対向する位置に設けられ前記可視光を射出する光源と、
を備える照明装置。 - 前記入射面に対向する位置に設けられ、前記光源が射出する前記可視光の色とは異なる色の可視光を射出する第2光源と、
を備える請求項14に記載の照明装置。 - 前記光源の前記入射面と対向する面とは反対側に、前記光源を冷却するための冷却部を備える請求項14又は請求項15に記載の照明装置。
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JP2018147901A Active JP7086780B2 (ja) | 2018-08-06 | 2018-08-06 | 光学素子、照明装置 |
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WO2013008665A1 (ja) | 2011-07-11 | 2013-01-17 | 株式会社レーベン販売 | 集光器、集光システム、太陽光発電装置、及び、ソーラーシステム |
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2018
- 2018-08-06 JP JP2018147901A patent/JP7086780B2/ja active Active
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