JP7084767B2 - 板状部材の吸着搬送方法及び吸着搬送システム - Google Patents

板状部材の吸着搬送方法及び吸着搬送システム Download PDF

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Description

本発明は、複数枚のスペーサを介在して積層された板状の製品、ブランク等の板状部材を、複数の吸着具を備えた吸着装置によって吸着して、1枚毎に次工程へ搬送する板状部材の吸着搬送方法に関する。さらに詳細には、無造作に積層された板状部材の吸着搬送と、板状部材の間に介在された複数枚のスペーサを吸着して除去することとを交互に行うに際して、複数枚のスペーサの吸着除去を効果的に行うことができる板状部材の吸着搬送方法及びシステムに関する。
従来、板状の製品、ブランク等の板状部材を積層し、吸着装置によって次工程へ搬送供給することが行われている。積層した板状部材を一枚毎分離するために、マグネットフロータ等のごとき板材分離装置を使用することがある。この場合、板状部材の端部を板材分離装置に接触するように、例えば手積みによって予め整然と積層する必要がある。また、これは、板状部材が非磁性体の場合には使用不可能である。
ところで、板状部材を積層すると、互に密着することがある。したがって、積層する板状部材の間に、例えば緩衝シートなどのスペーサを介在することが行われている。そして、積層した板状部材を次工程へ搬出(搬送)するに当たって、吸着具を備えた吸着装置によって板状部材とスペーサとを交互に吸着して搬送することが行われている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平6-255772号公報 特開平11-79402号公報
前記特許文献1,2に記載された構成は、板状部材とスペーサの外形形状は同一であって、板状部材とスペーサとを予め整然と積層した構成である。したがって、板状部材とスペーサとを、交互に積層する作業が厄介であるという問題がある。しかし、板状部材とスペーサとを吸着装置によって個別に吸着して搬送する場合、吸着搬送を容易に行い得るという効果を奏し得るものである。換言すれば、吸着装置によって板状部材とスペーサとを交互に吸着して搬送することは、板状部材とスペーサとを予め整然と積層しなければならない、という問題がある。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、板状部材とスペーサとを交互に積層するに際して、板状部材及びスペーサが無造作に積層されている場合であっても、板状部材とスペーサとを、吸着装置によって交互に吸着して搬送(搬出)することができる板状部材の吸着搬出方法及び吸着搬出システムを提供しようとするものである。
したがって、本発明は、複数枚のスペーサを介在して積層された板状部材を、複数の吸着具を備えた吸着装置によって吸着して1枚毎次工程へ搬送する板状部材の吸着搬送方法であって、
(a)最上部の板状部材を、吸着装置によって吸着して次工程へ搬送する工程、
(b)最上部の板状部材を搬送したことによって最上部に現れた複数枚のスペーサを、撮像手段によって撮像する工程、
(c)複数のスペーサの配置位置データを取得する工程、
(d)各スペーサの配置位置に対応した位置へ吸着装置を移動して、各スペーサを個別に又は同時に吸着して除去する工程、
(e)(a)工程から(d)工程を繰り返す工程、
の各工程を備えている。
また、スペーサを介在させ積層させた板状部材を1枚ずつ次工程へ搬送する吸着搬送システムであって、
複数枚のスペーサを介在して積層された板状部材を設置する板状部材設置部と、
板状部材設置部に設置された板状部材及びスペーサを上側から撮像する撮像手段と、
板状部材設置部の板状部材を吸着して次工程へ搬送すると共に、板状部材上のスペーサを吸着して除去する吸着搬送装置と、
前記撮像手段によって撮像された板状部材上の複数のスペーサの配置位置データと、吸着搬送装置における吸着装置に備えた複数の吸着具の配置位置データとに基づいて、吸着搬送装置の動作を制御する制御装置と、
を備えている。
本発明によれば、板状部材とスペーサとを交互に積層するに際して、板状部材及びスペーサを無造作に積層した場合であっても、板状部材とスペーサとを、吸着装置によって交互に吸着して搬送(搬出)することができる。
本発明の実施形態に係る吸着搬送システムの全体的構成を概略的に示す斜視説明図である。 機能ブロック図である。 フローチャートである。 複数のスペーサを吸着装置によって吸着する際の作用説明図である。 吸着具によってスペーサを吸着可能か否かを判別する際の作用説明図である。 吸着具によって複数のスペーサを吸着する際の作用説明図である。 スペーサの別形態の説明図である。
図1を参照するに、本発明の実施形態に係る板状部材の吸着搬送システム1は、複数のスペーサ3を介在して積層された板状部材5を設置する板状部材設置部7を備えている。この板状部材設置部7には、複数のスペーサ3と板状部材5とを交互に積層した積層部材9を載置支持する載置台10が備えられている。
前記板状部材5は、板状の製品又は板状のブランクからなるものであって、前工程において適宜の形状、寸法に予め加工してある。そして、板状部材5を適宜に積層するに際して、板状部材5が互に密着することを防止するために、各板状部材5の間には複数のスペーサ3が介在してある。前記スペーサ3の形状、寸法は、板状部材5の形状寸法よりも小さく形成してある。すなわち、スペーサ3は、板状部材5上に、互に離隔した状態でもって複数配置可能な大きさである。
前記スペーサ3は、板状部材5を積層する際に、各板状部材5の間に無造作に配置されるものである。したがって、板状部材5とスペーサ3は、図1に示すように、無造作に積層されるものである。なお、板状部材5とスペーサ3とを交互に積層するに際しては、それぞれを整然と配置して整然と積層することも可能である。
前記板状部材設置部7に近接した位置には、例えば産業用ロボット等のごとき吸着搬送装置11が備えられている。すなわち、板状部材設置部7のY軸方向の側部に近接した位置には、X軸方向(左右方向)のガイドレール13が備えられている。そして、このガイドレール13には、スライドベース15が矢印A方向(左右方向)に移動自在に案内支承されている。
前記スライドベース15上には、スライドベース15に装着した第1サーボモータ17によって矢印B方向に水平に旋回される旋回ベース19が備えられている。そして、この旋回ベース19には、旋回ベース19に装着した第2サーボモータ21によって水平な軸心回りに矢印C方向(前後方向)に回動される第1アーム23が備えられている。この第1アーム23の先端側には、第1アーム23の回動軸と平行な軸心回りに回動自在な第2アーム25が備えられている。この第2アーム25は、第1アーム23の先端側に装着した第3サーボモータ27によって矢印D方向(上下方向)に回動されるものである。
前記第2アーム25の先端部には、第2アーム25の長手方向の軸心回りに矢印E方向に回動自在な手首部材29が備えられている。この手首部材29の回動は、第2アーム25の基端部に備えた第4サーボモータ30の回動によって行われる。前記手首部材29の先端部には、手首部材29の軸心と直交する方向の枢軸(図示省略)に矢印F方向に回動自在に支持された矩形状の案内フレーム31が備えられている。この案内フレーム31の回動は、第2アーム25に備えたサーボモータなどのごときアクチュエータ(図示省略)によって行われる。すなわち、案内フレーム31は、第2アーム25の軸心回りに回動(旋回)自在であると共に、第2アーム25の長手方向に対して直交する方向の軸心回りに回動(揺動)自在な構成である。
前記案内フレーム31には、前記第2アーム25の長手方向に対して直交する方向のガイド部材33が備えられている。そして、このガイド部材33には、ガイド部材33の長手方向に対して直交する方向に長いホルダベース35が矢印Gで示す方向に移動自在に支持されている。そして、このホルダベース35には、前記板状部材5及びスペーサ3を吸着自在な複数の吸着具としてのバキュームカップ37が備えられている。すなわち、ホルダベース35、バキュームカップ37等は、複数の吸着具を備えた吸着装置39を構成するものである。
前記案内フレーム31に対するホルダベース35の移動位置決めは、例えば流体圧シリンダなどのごときアクチュエータ(図示省略)によって行われる。そして、前記各バキュームカップ37の吸引吸着、吸着解除は、各バキュームカップ37の吸引回路に配置した、例えばソレノイドバルブなどのごとき開閉弁(図示省略)のON,OFFを制御することによって行われる。
前記吸着搬送装置11における前記吸着装置39によって、板状部材設置部7に設置された積層部材9におけるスペーサ3、板状部材5を吸引する際に、板状部材設置部7におけるX軸方向、Y軸方向の基準位置Aに対するスペーサ3、板状部材5の配置位置を検出するために、前記板状部材設置部7の上方位置には、板状部材5及びスペーサ3を上側から撮像するために、例えばCCDカメラなどのごとき撮像手段41が備えられている。さらに、前記板状部材設置部7に近接したX軸方向の側方位置には、スペーサ3を収容するスペーサボックス43が備えられている。
上記構成により、制御装置45(図2参照)の制御の下に、吸着搬送装置11におけるスライドベース15のX軸方向への移動を制御することにより、吸着搬送装置11を、板状部材設置部7のY軸方向に近接した位置に位置決めすることができる。そして、旋回ベース19の旋回、第1アーム23の前後方向の回動、第1アーム23に対する第2アーム25の上下方向の回動(角度制御)、第2アーム25に対する手首部材29の回動(角度制御)、手首部材29に対する案内フレーム31の旋回、及び、案内フレーム31に対する吸着装置39の位置を制御することにより、案内フレーム31を板状部材設置部7内において所望の方向に位置決めすることができる。
したがって、板状部材設置部7において積層した状態にある板状部材5及びスペーサ3を、吸着装置39における吸着具37によって吸着することができる。すなわち、板状部材5と(複数の)スペーサ3とを個別に吸着搬送することができる。
前述のごとく、吸着装置39によって複数のスペーサ3、板状部材5を個別に吸着して搬送する際に、複数のスペーサ3及び板状部材5を安定的に吸着するために、複数のスペーサ3及び板状部材5の配置位置に対応して吸着装置39の位置決めが行われる。
したがって、吸着搬送装置11の動作を制御するための制御装置45が備えられている。制御装置45はコンピュータから構成してあって、CPU47,RAM49,ROM51及び表示部53を備えている。前記制御装置45には撮像手段41が接続してある。そして、制御装置45には、撮像手段41によって撮像した撮像データの画像処理を行う画像処理部55を備えている。
撮像手段41によって撮像した画像データの画像処理を行うに当たり、画像データにスペーサ3が含まれない場合には、板状部材5の画像データとして画像処理される。画像処理によって得られた板状部材5の形状、寸法のデータ、板状部材5の中心位置データ及びX,Y軸方向に対する板状部材5の傾斜角(旋回角又は回転角)を示すデータは、板状部材データ格納部57に格納される。
撮像手段41によって撮像した画像データにスペーサ3が含まれる場合には、スペーサ3の画像データとして画像処理される。そして、画像処理によって得られたスペーサ3の個数、スペーサ3の形状、寸法、スペーサ3の中心位置データ(スペーサの配置データ)は、スペーサデータ格納部59に格納される。
また、前記制御装置45には、吸着具データ格納部61が備えられている。この吸着データ格納部61には、吸着装置39に備えたホルダベース35に対する複数の吸着具37の配置位置データ及び形状寸法データが格納されている。
さらに、前記制御装置45には、各種の演算処理を行う演算部63が備えられている。また、各種の判別を行う比較演算部65が備えられている。
以上のごとき構成において、板状部材設置部7に設置された積層部材9を撮像手段41によって撮像する(図3のステップS1)。そして、撮像画面を画像処理部55によって画像処理する。この画像処理した画像データを画像データ格納部67に格納する。そして、スペーサデータ格納部59に格納された各種スペーサ3の画像データと画像データ格納部67に格納された画像データとを、比較演算部65において比較する。この比較の結果、スペーサ3に関する画像データが含まれない場合には、板状部材設置部7の最上部に存在するのは板状部材5であるとする判別が行われる(ステップS2)。
ステップS2において、板状部材5と判別した場合(YES)には、画像データ格納部67に格納された画像データを参照して、板状部材設置部7における積層部材9の最上部の板状部材5の形状、寸法、中心位置及びX,Y軸に対する板状部材5の傾斜角を、演算部63において演算する(ステップS3)。
板状部材5の中心位置及び傾斜角を演算(検出)した後、吸着搬送装置11における吸着装置39の位置、姿勢を制御して、板状部材5の中心位置付近を吸着する(ステップS4)。そして、板状部材5を、次工程へ搬送(搬出)する(ステップS5)。その後、ステップS6において、積層部材9の有無を判別(必要数の板状部材5を吸着搬送したか否かを判別)し、YESの場合にはステップS1に戻り、NOの場合には終了する。
前記ステップS2において、スペーサ3に関する画像データが含まれる場合、すなわちNOの場合には、図4(A)に示すように、板状部材5上に複数のスペーサ3が適宜に配置してある状態である。したがって、ステップS7に移行して板状部材5上のスペーサ3の枚数及びX,Y軸方向の基準位置Aに対する各スペーサ3の配置位置を検出(演算)する。そして、演算した各スペーサ3の配置位置の位置データは、スペーサデータ格納部59に格納する。その後、このスペーサデータ格納部59に格納された複数のスペーサ3の位置データと吸着具データ格納部61に格納された吸着具37の配置データとを参照して、比較演算部65において、全てのスペーサ3を一度の吸着動作でもって同時に吸着可能か否かを判別する(ステップS8)。
ここで、吸着具37によってスペーサ3を吸着可能か否かの判別は次のように行われる。すなわち、図5(A),(B)に示すように、スペーサ3の領域(範囲)内に吸着具37が位置するか否かを、比較演算部65において比較される。そして、スペーサ3の範囲内に吸着具37が位置する場合には、当該吸着具37によってスペーサ3を吸着可能と判別する。
しかし、図5(C)に示すように、吸着具37の一部がスペーサ3の範囲の外部に突出している場合や、図5(D)に示すように、吸着具37がスペーサ3の範囲の外部に位置する場合には、吸着不可能と判別される。
すなわち、吸着装置39を複数のスペーサ3を含む範囲(領域)の上方位置に移動して、適宜に旋回(回動)したときに、複数のスペーサ3の配置位置と吸着装置39に備えた複数の吸着具37の配置位置とが一致するか否かが比較演算部65において比較される。そして、全てのスペーサ3の配置位置が吸着具37の配置位置と一致した場合には、一度の吸着動作によって全てのスペーサ3を吸着可能と判別される。
したがって、ステップS8においてYESの場合には、板状部材設置部7における最上部の板状部材5上の複数のスペーサ3を、一度の吸着動作でもって同時に吸着すべく、図4(B)に示すように、吸着装置39の方向性を、複数のスペーサ3を同時に吸着すべく制御する。そして、吸着装置39を下降して、複数のスペーサ3を同時に吸着(ステップS9)し、スペーサボックス43の位置へ搬送する(ステップS5)。この場合、スペーサ3に対応した吸着具37のみに吸引作用が付加される。
前記ステップS8においてNOの場合には、ステップS10へ移行する。そして、図6(A)に示すように、吸着装置39に備えた複数の吸着具37によって複数のスペーサ3を吸着する。この場合、スペーサ3が、図6(A)に示すように、3A,3B,3Cの位置に位置する場合、吸着装置39によって最も多くのスペーサ3を吸着する。図6(A)の場合においては、3A,3Bの位置のスペーサ3を一度の吸着動作でもって吸着する。
この場合、3Cの位置のスペーサ3は吸着不可能である。したがって、ステップS11において、吸着装置39に、スペーサ3を吸着していない空の吸着具37が存在するか否かを判別する。この場合、空の吸着具37で、3Cの位置のスペーサ3を吸着することができるが、スペーサ3を吸着した吸着具37A,37B及び吸着されたスペーサ3と、3C位置のスペーサ3との干渉を考慮して、スペーサ3を吸着した吸着具37に隣接した吸着具37は除外する。従ってこの吸着具37は除外して別個の吸着具37が存在するか否かでもって判別する。
ステップS11においてNOの場合には、ステップS5へ移行して、既に吸着したスペーサ3を搬送する。
ステップS11において、YESの場合には、3Cの位置に最も近接した吸着具37Cでもってスペーサ3を吸着可能か否かを判別する。すなわち、吸着具37Cでもって未吸着のスペーサ3を吸着した場合に、既に吸着してあるスペーサ3と干渉するか否かの干渉チェックを行う(ステップS12)。この場合、スペーサ3を既に吸着した3A,3B位置の吸着具37A,37Bと、新たにスペーサ3を吸着する3C位置の吸着具37Cとの間の距離Lを演算する。図6(A)の場合にように、距離Lがスペーサ3の外形寸法Sよりも遥かに大きければ問題ない。
しかし、演算した距離Lが、スペーサ3の外形寸法Sとの関係においてL≦Sの場合には、次に近接した別個の吸着具37によって吸着可能か否かが問題となるので、これを判別する。従って、種々の可能性を試して、L>Sとなるまで、繰り返す。ステップS12においてNOの場合には、ステップS5へ移行して、既に吸着したスペーサ3を搬送する。
ステップS12において、YESの場合には、3C位置のスペーサ3を吸着可能と判別した、例えば吸着具37Cを、3C位置のスペーサ3を吸着すべく、吸着装置39を移動する(ステップS13)。そして、ステップS14において3C位置のスペーサ3を吸着し、ステップS5に移行し、スペーサ3を搬送する。
以上のごとき説明から理解されるように、無造作に積層された板状部材5の間に無造作に配置された複数枚のスペーサ3の吸着搬送除去と、板状部材5の吸着搬送とを、吸着装置39によって交互に行う場合、効果的に行うことができる。換言すれば、例えば適宜形状の製品やブランク等の板状部材を無造作に積層する際に、板状部材5よりも小さな複数のスペーサ3を板状部材5の間に配置する場合、規則正しく行う必要がなく、積層動作を迅速に行うことができる。
ところで、スペーサ3としては、前述したスペーサ3に限ることなく、図7(A)に示すように、ターゲットマーカ69を印刷したシート71の周囲に両面への突部73を備えた構成のスペーサとすることも可能である。この構成によれば、板状部材5とスペーサとの密着を防止することができる。また、図7(B)に示すように、短冊形状のフェルト材75の上下両面にターゲットマーカ69を印刷したシール77を備えた構成とすることも可能である。
A 基準位置
1 吸着搬送システム
3 スペーサ
5 板状部材
7 板状部材設置部
9 積層部材
11 吸着搬送装置
35 ホルダベース
37 バキュームカップ(吸着具)
39 吸着装置
41 撮像手段
43 スペーサボックス
45 制御装置
55 画像処理部
57 板状部材データ格納部
59 スペーサデータ格納部
61 吸着具データ格納部
63 演算部
65 比較演算部
67 画像データ格納部

Claims (8)

  1. 複数枚のスペーサを介在して積層された板状部材を、複数の吸着具を備えた吸着装置によって吸着して1枚毎次工程へ搬送する板状部材の吸着搬送方法であって、
    (a)最上部の板状部材を、吸着装置によって吸着して次工程へ搬送する工程、
    (b)最上部の板状部材を搬送したことによって最上部に現れた複数枚のスペーサを、撮像手段によって撮像する工程、
    (c)複数のスペーサの配置位置データを取得する工程、
    (d)各スペーサの配置位置に対応した位置へ吸着装置を移動して、各スペーサを個別に又は同時に吸着して除去する工程、
    (e)(a)工程から(d)工程を繰り返す工程、
    の各工程を備えていることを特徴とする板状部材の吸着搬送方法。
  2. 請求項1に記載の板状部材の吸着搬送方法において、
    (2-a)複数枚のスペーサの配置位置データと、吸着装置に備えた複数の吸着具の配置位置データとに基づいて、一度の吸着動作でもって複数枚のスペーサを同時に吸着可能か否かを判別する工程、
    (2-b)(2-a)工程において、複数枚のスペーサを同時に吸着可能な場合には、吸着装置による一度の吸着動作でもって複数枚のスペーサを同時に吸着して同時に除去する工程、
    (2-c)(2-a)工程において、一度の吸着動作によって複数枚のスペーサを吸着不可能な場合には、吸着装置によるスペーサの吸着除去を複数回行う工程、
    を備えていることを特徴とする板状部材の吸着搬送方法。
  3. 請求項1に記載の板状部材の吸着搬送方法において、
    (3-a)複数枚のスペーサの配置位置データと、吸着装置に備えた複数の吸着具の配置位置データとに基づいて、一度の吸着動作でもって複数枚のスペーサを同時に吸着可能か否かを判別する工程、
    (3-b)(3-a)工程において、複数枚のスペーサを同時に吸着可能な場合には、吸着装置による一度の吸着動作でもって複数枚のスペーサを同時に吸着して同時に除去する工程、
    (3-c)(3-a)工程において、一度の吸着動作によって複数枚のスペーサを吸着不可能な場合には、スペーサを既に吸着した吸着具とは別個の吸着具によって未吸着のスペーサを吸着可能か否かを判別する工程、
    (3-d)(3-c)工程において、吸着可能な場合には、別個の吸着具によって未吸着のスペーサを吸着して、複数枚のスペーサを同時に搬送除去する工程、
    (3-e)(3-c)工程において、複数枚のスペーサを吸着不可能な場合には、既に吸着したスペーサと未吸着のスペーサは個別に搬送除去する工程、
    (3-f)(3-a)工程から(3-d)工程を繰り返す工程、
    を備えていることを特徴とする板状部材の吸着搬送方法。
  4. 請求項3に記載の板状部材の吸着搬送方法において、別個の吸着具によって別個のスペーサを吸着する際、この別個のスペーサを吸着可能な吸着具は、別個のスペーサに最接近した吸着具であることを特徴とする板状部材の吸着搬送方法。
  5. スペーサを介在させ積層させた板状部材を1枚ずつ次工程へ搬送する吸着搬送システムであって、
    複数枚のスペーサを介在して積層された板状部材を設置する板状部材設置部と、
    板状部材設置部に設置された板状部材及びスペーサを上側から撮像する撮像手段と、
    板状部材設置部の板状部材を吸着して次工程へ搬送すると共に、板状部材上のスペーサを吸着して除去する吸着搬送装置と、
    前記撮像手段によって撮像された板状部材上の複数のスペーサの配置位置データと、吸着搬送装置における吸着装置に備えた複数の吸着具の配置位置データとに基づいて、吸着搬送装置の動作を制御する制御装置と、
    を備えていることを特徴とする板状部材の吸着搬送システム。
  6. 請求項5に記載の板状部材の吸着搬送システムにおいて、複数のスペーサの配置位置データと吸着具の配置位置データに基づいて、一度の吸着動作でもって複数枚のスペーサを吸着可能か否かを判別する吸着枚数判別部を備えていることを特徴とする板状部材の吸着搬送システム。
  7. 請求項5又は6に記載の板状部材の吸着搬送システムにおいて、一度の吸着動作によって複数枚のスペーサを吸着した状態において、未吸着のスペーサが存在する場合に、スペーサを既に吸着した吸着具とは別個の吸着具によって未吸着のスペーサを吸着可能か否かを判別する吸着可判別部を備えていることを特徴とする板状部材の吸着搬送システム。
  8. 請求項7に記載の板状部材の吸着搬送システムにおいて、別個の吸着具によって未吸着のスペーサを吸着可と判別したときに、吸着装置の最小動作を判別する最小動作判別部を備えていることを特徴とする板状部材の吸着搬送システム。
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