JP7084715B2 - 列車座席案内システムおよび列車座席案内方法 - Google Patents
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Description
上記特許文献1に記載の技術では、利用者は座席の選択時に沿線景色の具体的に観賞可能な対象物について把握することができない。また、旅客の嗜好や景色に対しての要望を取り入れることについて考慮されていない。
列車座席案内システムは、図1に示されるように、座席予約サーバ110、季節情報サーバ120、購入・販売サーバ130、天候情報サーバ140、Webサーバ150、クライアントPC160が、それぞれネットワーク5により接続された構成である。
記憶部111には、座席割付情報テーブル201、沿線景色基本情報テーブル202、列車時刻情報テーブル203、要求別景色情報テーブル204が記憶されている。
なお、以上の列車座席案内システムで取り扱うテーブルの詳細については、後述する。
記憶部151には、沿線景色情報テーブル210、顧客情報テーブル211が格納されている。
座席割付情報テーブル201は、指定された列車ごとに、座席の割付け状況を示すテーブルであり、図4に示されるように、号車指定欄1011、座席指定欄1012からなる。号車指定欄1011には、対象となる運行列車の号数が指定される。座席指定欄1012には、区間1013ごとに、座席1014の予約状況が指定される。ここで、座席1014は、予約状態(1)、空き状態(0)のフラグが格納される。例えば、図4の例では、号車指定欄1011に「のぞみ237号」が指定され、「東京-品川」間では、席が予約されていることが示されている。
なお、スポット名801-区間803、観賞可能時間帯805-見ごろ時期807、方向809、推奨ユーザ属性811については、沿線景色基本情報テーブル202から取得した情報である。
利用者は、クライアントPC160からネットワークにより接続し、Webサーバ150経由で(A01)、ユーザID、パスワードを入力して、列車座席案内システムにログインをおこなう(A02)。
購入・販売サーバ130は、認証処理をおこない(S01)、Webサーバ150経由で(A03)、認証結果をクライアントPC160に返信する(A04)
次に、図10に示す座席予約処理がおこなわれる(S200、後述)。
次に、利用者が購入申し込みをおこない、購入申し込みとクレジットカード番号がWebサーバ150経由で(A05)、購入・販売サーバ130に送信される(A06)。
それを受け、購入・販売サーバ130は、販売と座席の予約をおこない(S02)、Webサーバ150経由で(A07)、クライアントPC160に予約の通知をおこなう(A08)。
先ず、利用者は、クライアントPC160から乗車希望内容を、Webサーバ経由で(A301)、座席予約サーバ110に送信する(A302)。
これを受けて、座席予約サーバ110の座席予約システムの経路案内処理部206が、要求された内容に沿って、乗車経路案内処理をおこなう(S201)。
このときのパラメータは、図13に示されるように、ユーザID601、選択候補602、景色希望603、見たいスポット604、お気に入り風景605からなる。
次に、要求情報を受信した座席予約サーバ110が、要求内で“景色案内を希望する”と指定された場合に、景色案内処理部207により、景色案内処理をおこなう(S203)。景色案内処理の詳細は、後に図14を用いて説明する。
そして、Webサーバ150が、受信した座席位置情報をクライアントPC160に送信する(A312)。
先ず、座席予約サーバ110の景色案内処理部207が、要求内容の乗車駅および降車駅情報に基づいて、沿線景色基本情報テーブル202からサーチを行い、該当する区間の景色スポット一覧情報を取得する(A701)。
本処理は、スポット数分繰り返し処理をおこなう(S900-S918)。インプット情報として、図6の要求別景色情報テーブル204のスポット名801-推奨ユーザ属性811、指定スポット816、指定風景817を使用する。
スポットの種別がユーザ指定のお気に入り風景でないときには(S912:NO)、S915に遷移する。
そして、ループから抜け出たときに、各スポットの合計点数の高い順に順位を設定する(S919)。
乗車列車・希望景色設定画面3000は、図10のA305の時点でクライアントPC160に表示される画面であり、候補にされた列車の案を選択し、利用者が希望する景色の情報を入力するための画面である。乗車列車・希望景色設定画面3000は、候補選択欄3001、景色案内希望指定欄3010、見たいスポット指定欄3020、お気に入り風景指定欄3030からなる。
景色スポット回答情報画面4000は、図17に示されるように、左側車窓欄4001、右側車窓欄4003、駅情報表示欄4002からなる。
座席指定画面2000は、図18に示されるように、列車情報欄2001、座席指定欄2010からなる。列車情報欄2001は、対象とする列車の号数、発着時刻、到着時刻などの情報を表示する欄である。座席指定欄2010は、利用者が予約する座席の指定をおこなう欄である。ユーザは、予約するときには、マウスなどのポインティングデバイスにより、座席アイコン2011をクリックすることにより、指定することができる。また、入力し終わるとOKボタン2020をクリックする。
120…季節情報サーバ
130…購入・販売サーバ
140…天候情報サーバ
150…Webサーバ
160…クライアントPC
201…座席割付情報テーブル
202…沿線景色基本情報テーブル
203…列車時刻情報テーブル
204…要求別景色情報テーブル
205…座席割付処理部
206…経路案内処理部
207…景色案内処理部
208…景色点数算出処理部
210…沿線景色情報テーブル
211…顧客情報テーブル
212…景色スポット情報作成処理部
213…購入・販売中継処理部
Claims (8)
- 利用者のクライアントPCからの入力に従って、座席予約サーバが運行する列車の座席予約をおこなう列車座席案内システムであって、
前記座席予約サーバは、
利用者から指定された列車の指定された座席情報に基づいて、指定された列車の指定された座席の割付処理をおこなう座席割付処理部と、
利用者から指定された列車情報に基づいて、乗車に適した経路候補を算出する処理をおこなう経路案内処理部と、
利用者から指定された列車情報、利用者のユーザ属性を含む顧客情報、列車ごとの見たい景色スポットまたはお気に入りの景色の種別を含む景色スポット要求情報に基づいて、景色スポットに関する情報を作成する景色案内処理部とを有し、
前記座席予約サーバは、
列車の運用経路の沿線の景色スポットに関する情報を保持する要求別景色情報テーブルと、利用者のユーザ属性を含む顧客情報テーブルとを有し、
前記景色スポットに関する情報は、景色スポットごとに推奨ユーザ属性の情報を含み、
前記要求別景色情報テーブルは、景色スポットごとに推奨ユーザ属性の情報を保持し、
前記座席予約サーバは、前記乗車に適した経路候補になる列車の運行時の沿線の景色スポットで、前記要求別景色情報テーブルで定義された景色スポットに対して、各々の項目ごとの得点を加算した合計点数を算出し、
利用者のユーザ属性と、前記要求別景色情報テーブルの景色スポットごとの推奨ユーザ属性と合致するときに、その景色スポットに対して推奨ユーザ属性と合致することに対する得点をその景色スポットに関する合計点数に加算し、
前記クライアントPCは、運行する列車の沿線の景色スポットを表示する手段を有し、
表示される景色スポットの合計得点の高い一定数の景色スポットに対して、おすすめマークを表示することを特徴とする列車座席案内システム。 - さらに、前記クライアントPCは、利用者が景色スポットの種別を指定できる手段を有し、
前記景色スポットに関する情報は、景色スポットの種別の情報を含み、
前記要求別景色情報テーブルは、景色スポットの種別の情報を格納し、
利用者が指定した景色スポットの種別の得点を、その景色スポットに関する合計点数に加算することを特徴とする請求項1記載の列車座席案内システム。 - さらに、利用者が具体的に見たい景色スポットを入力する手段を有し、
前記景色スポットに関する情報は、利用者が具体的に見たい景色スポットの情報を含み、
前記要求別景色情報テーブルは、利用者が具体的に見たい景色スポットの情報を格納し、
利用者が具体的に見たい景色スポットとして指定されたことに対する得点をその景色スポットに関する合計点数に加算することを特徴とする請求項1記載の列車座席案内システム。 - 前記景色スポットに関する情報は、天候情報、季節によって変動するリアルタイム景色情報を含み、
前記列車座席案内システムは、天候情報サーバと、季節情報サーバを含み、
前記利用者からの入力は、要求日付として乗車年月日を含み、
前記座席予約サーバは、前記天候情報サーバから、要求日付とした乗車年月日における天候情報を取得し、
前記座席予約サーバは、前記季節情報サーバから、前記季節によって変動するリアルタイム景色情報を取得し、
前記座席予約サーバは、前記天候情報と、前記リアルタイム景色情報を前記要求別景色情報テーブルに設定し、
前記要求別景色情報テーブルは、前記天候情報と、前記リアルタイム景色情報を保持し、
前記要求別景色情報テーブルの前記天候情報と、前記リアルタイム景色情報の項目ごとに得点をその景色スポットに関する合計点数に加算することを特徴とする請求項1記載の列車座席案内システム。 - 前記景色スポットに関する情報は、景色スポットごとに、見ごろ時期に関する情報を含み
前記要求別景色情報テーブルは、景色スポットごとに、見ごろ時期に関する情報を保持し、
列車の運行時期が、前記要求別景色情報テーブルの見ごろ時期に合致するときに、得点をその景色スポットに関する合計点数に加算することを特徴とする請求項1記載の列車座席案内システム。 - 前記景色スポットに関する情報は、景色スポットごとの知名度に関する情報の情報を含み、
前記要求別景色情報テーブルは、景色スポットごとに、知名度に関する情報を保持し、
前記要求別景色情報テーブルの知名度に従って、その景色スポットに関する得点をその景色スポットに関する合計点数に加算することを特徴とする請求項1記載の列車座席案内システム。 - 前記クライアントPCは、列車の運行時期が、前記要求別景色情報テーブルの見ごろ時期に合致するときに、見ごろマークを表示することを特徴とする請求項5記載の列車座席案内システム。
- 利用者のクライアントPCからの入力に従って、座席予約サーバが運行する列車の座席予約をおこなう列車座席案内方法であって、
前記座席予約サーバは、
利用者から指定された列車の指定された座席情報に基づいて、指定された列車の指定された座席の割付処理をおこなう座席割付処理部と、
利用者から指定された列車情報に基づいて、乗車に適した経路候補を算出する処理をおこなう経路案内処理部と、
利用者から要求された列車ごとの見たい景色スポットまたはお気に入りの景色の種別を含む景色スポット要求情報に基づいて、景色スポットに関する情報を作成する景色案内処理部とを有し、
前記座席予約サーバは、
列車の運用経路の沿線の景色スポットに関する情報を保持する要求別景色情報テーブルと、利用者のユーザ属性を含む顧客情報テーブルとを有し、
前記クライアントPCは、運行する列車の沿線の景色スポットを表示する手段を有し、
前記景色スポットに関する情報は、景色スポットごとに推奨ユーザ属性の情報を含み、
前記要求別景色情報テーブルは、景色スポットごとに推奨ユーザ属性の情報を保持し、
前記座席予約サーバが、前記乗車に適した経路候補になる列車の運行時の沿線の景色スポットで、前記要求別景色情報テーブルで定義された景色スポットに対して、各々の項目ごとに得点を加算した合計点数を算出するステップと、
前記座席予約サーバが、利用者のユーザ属性と、前記要求別景色情報テーブルの景色スポットごとの推奨ユーザ属性と合致するときに、その景色スポットに対して推奨ユーザ属性と合致することに対する得点をその景色スポットに関する合計点数に加算するステップと、
前記クライアントPCが、表示される景色スポットの合計得点の高い一定数の景色スポットに対して、おすすめマークを表示するステップとを有することを特徴とする列車座席案内方法。
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