JP7083287B2 - Work vehicle - Google Patents
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Description
本発明は、トラクタ等の作業車両に係り、詳しくは、盗難を抑止するための報知が可能な作業車両に関する。 The present invention relates to a work vehicle such as a tractor, and more particularly to a work vehicle capable of giving notification for deterring theft.
従来、機体が傾斜したことを傾斜センサにより検出して、ブザーやホーンによる警報を発することにより、盗難を抑止するトラクタが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のトラクタは、キースイッチがOFF状態にされた際の機体の姿勢を基準として機体が設定角度以上傾斜すると警報を発するように構成されている。 Conventionally, a tractor for deterring theft has been proposed by detecting that the airframe is tilted by a tilt sensor and issuing an alarm by a buzzer or a horn (see Patent Document 1). The tractor described in Patent Document 1 is configured to issue an alarm when the airframe is tilted by a set angle or more with reference to the posture of the airframe when the key switch is turned off.
しかしながら、特許文献1に記載のトラクタは、例えば、トラクタが設定角度以上傾斜しないように、他の作業車で牽引して移動されること等により盗難の虞があると共に、トラクタが日常的に振動を受ける場所に保管されている場合、作業者が意図しない警報を発する虞があった。 However, the tractor described in Patent Document 1 may be stolen by being towed and moved by another work vehicle so that the tractor does not tilt more than a set angle, and the tractor vibrates on a daily basis. If it is stored in the place where it is received, there is a risk that the worker will issue an unintended alarm.
そこで、本発明は、意図しない報知を抑制しながら盗難の抑止を図ることが可能な作業車両を提供することを目的とするものである。 Therefore, an object of the present invention is to provide a work vehicle capable of deterring theft while suppressing unintended notification.
本発明は、走行装置(2,3)に支持された走行機体(5)と、前記走行機体(5)に作業機を昇降自在に連結可能な昇降連結機構(6)と、を備えた作業車両(1)において、
ON状態とOFF状態とを切替えるキー操作により前記走行機体(5)の主電源を入切するキースイッチ(24)と、
報知動作を実行する報知手段(39)と、
振動の強さに応じた信号を出力する振動センサ(43)と、ON状態とOFF状態とに切替え操作される切替えスイッチ(29)と、前記切替えスイッチ(29)がON状態かつ前記キースイッチ(24)がOFF状態の際に、前記振動センサ(43)によって所定の閾値以上の振動を検出したことに基づいて、前記報知手段(39)に報知動作を実行させる制御部(41)と、を有する報知制御装置(40)と、
前記所定の閾値を調節する調節操作が可能な調節手段(21,22,29)と、を備え、
前記切替えスイッチ(29)は、前記調節手段(29)を兼ね、
前記所定の閾値は、前記切替えスイッチ(29)の前記切替え操作が行われた回数に応じて調節操作される、ことを特徴とする。
The present invention comprises a traveling machine body (5) supported by a traveling device (2, 3) and an elevating connection mechanism (6) capable of vertically connecting a working machine to the traveling machine body (5). In the vehicle (1)
A key switch (24) that turns on / off the main power of the traveling machine (5) by a key operation that switches between an ON state and an OFF state.
The notification means (39) that executes the notification operation and
A vibration sensor (43) that outputs a signal according to the strength of vibration, a changeover switch (29) that is switched between an ON state and an OFF state, and the changeover switch (29) that is in the ON state and the key switch (the key switch). When the 24) is in the OFF state, the control unit (41) that causes the notification means (39) to execute the notification operation based on the detection of vibration equal to or higher than a predetermined threshold by the vibration sensor (43). The notification control device (40) and
An adjustment means (21, 22, 29) capable of an adjustment operation for adjusting the predetermined threshold value is provided.
The changeover switch (29) also serves as the adjusting means (29).
The predetermined threshold value is adjusted according to the number of times the changeover operation of the changeover switch (29) is performed .
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に記載の構成に何等影響を及ぼすものではない。 The reference numerals in parentheses are for comparison with the drawings, but do not affect the configuration described in the claims.
請求項1に記載の本発明は、切替えスイッチがON状態かつキースイッチがOFF状態の際に、報知手段が報知動作を実行可能となるので、作業者が切替えスイッチにより報知手段に報知動作を実行させるか否かを選択することができ、作業者が意図しない報知を抑制しながら作業車両の盗難の抑止を図ることが可能となる。また、報知手段が報知動作を実行するための振動の閾値を調節する調節手段を備えたので、作業車両の保管条件や使用条件に合わせて振動センサの感度を作業者が調節することができ、作業者が意図しない報知を抑制しながら作業車両の盗難の抑止を図ることが可能となる。 According to the first aspect of the present invention, when the changeover switch is in the ON state and the key switch is in the OFF state, the notification means can execute the notification operation. Therefore, the operator executes the notification operation to the notification means by the changeover switch. It is possible to select whether or not to allow the work vehicle to be stolen while suppressing unintended notification by the worker. In addition, since the notification means is provided with an adjustment means for adjusting the vibration threshold value for executing the notification operation, the operator can adjust the sensitivity of the vibration sensor according to the storage conditions and usage conditions of the work vehicle. It is possible to prevent the theft of the work vehicle while suppressing unintended notification by the worker.
また、切替えスイッチが調節手段を兼ねていることにより、別途の調節手段を設ける必要が無く、部品点数の削減を図ることが可能となる。また、切替えスイッチの切替え操作により、報知手段の有効化と振動センサの感度の調節とを共に行うことができ、作業性の向上を図ることが可能となる。 Further , since the changeover switch also serves as the adjusting means, it is not necessary to provide a separate adjusting means, and it is possible to reduce the number of parts. Further, by the switching operation of the changeover switch, the notification means can be enabled and the sensitivity of the vibration sensor can be adjusted at the same time, and the workability can be improved.
[第1の実施の形態]
<全体構成>
以下、図面に沿って、本発明に係る第1の実施の形態について説明する。本実施の形態のトラクタ(作業車両)1は、図1に示すように、走行装置である前輪2及び後輪3により支持される機体(走行機体)5を備えている。機体5の後部には、油圧シリンダの伸縮により、ロータリ耕耘装置等の各種の作業機(不図示)を昇降自在に連結可能な昇降連結機構6を備えている。機体5の前部には、光を発して機体5の前方を照らす発光装置としての前照灯7、ディーゼル式のエンジンE、機体5の各部に電力を供給する第1バッテリとしての主バッテリ32(図4参照)を備えており、エンジンEの後方にキャビン8に覆われている運転部10(図2参照)が配置されている。キャビン8は、作業者が乗り降りする際に開閉されるドア9を有している。
[First Embodiment]
<Overall configuration>
Hereinafter, the first embodiment according to the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the tractor (working vehicle) 1 of the present embodiment includes a machine body (traveling machine body) 5 supported by
次いで、運転部10について説明する。図2に示すように、運転部10は、作業者が着席する運転座席(図示せず)の前方にステアリングホイール11が配置されている。また、運転部10は、ステアリングホイール11の下方に、エンジンEの動力を無段状に変速する主変速機構(図示せず)を変速操作するアクセルペダル12、及び左右の後輪3を独立して制動するブレーキペダル13,13が配置されている。ステアリングホイール11の前方には、ランプや表示器等を有して、作業者により各種操作が行われるフロントパネル15が配置されている。
Next, the
次いで、フロントパネル15及びフロントパネル15の周辺部について説明する。図3に示すように、フロントパネル15は、燃料が少ないことを報知する燃料残量警告灯16、バッテリの残量が少ないことを報知するバッテリ充電警告灯17、及びエンジンEの回転数を表示するエンジン回転計19等の計器類や、機体5及び作業機等に関する各種設定を含む情報を表示可能な表示手段としての液晶パネルからなる表示装置21を有している。また、フロントパネル15の周辺には、表示装置21を操作する操作装置22、キースイッチ24、機体5の前部に配置されて音を出力する放音装置としてのホーン36(図4参照)を操作するホーンスイッチ26、及び前照灯7を入切する前照灯スイッチ27、作業機を操作する作業機操作スイッチ28等が配置されている。
Next, the
キースイッチ24は、鍵穴(不図示)を有しており、板状のキー23が鍵穴に挿入された状態で行われる回転操作であるキー操作により、ON状態とOFF状態とが切替わる。キースイッチ24は、ON状態とOFF状態とが切替えられることにより、機体5の主電源を入切する。また、キースイッチ24の近傍には、ON状態とOFF状態とに切替え操作されることにより、トラクタ1の防犯装置であるセキュリティ装置40(図4参照)を操作する切替えスイッチとしてのセキュリティスイッチ29が配置されている。セキュリティスイッチ29の詳細については、後述する。
The
ホーンスイッチ26は、押圧操作によりON状態とOFF状態とが切替わり、キースイッチ24及びホーンスイッチ26が共にON状態の際に、ホーン36を吹鳴させる。前照灯スイッチ27は、回転操作によりON状態とOFF状態とが切替わり、キースイッチ24及び前照灯スイッチ27が共にON状態の際に、前照灯7を点灯させる。
The horn switch 26 switches between an ON state and an OFF state by a pressing operation, and makes the horn 36 sound when both the
次いで、トラクタ1の制御ブロック図について説明する。図4に示すように、トラクタ1は、CPU、ROM、RAM及びインターフェース等からなるマイクロコンピュータ(不図示)をそれぞれ有し、機体5を制御する車両制御部31、表示装置21を制御する操作・表示制御部33及び後述するセキュリティ装置40を制御する制御部としてのセキュリティ制御部41を備えており、車両制御部31は、操作・表示制御部33及びセキュリティ装置40とCAN(Controller Area Network)により相互通信可能に接続されている。
Next, a control block diagram of the tractor 1 will be described. As shown in FIG. 4, the tractor 1 has a microcomputer (not shown) including a CPU, ROM, RAM, an interface, and the like, and controls a
車両制御部31は、キースイッチ24がON状態の際にキースイッチ24を介して主バッテリ32から電力の供給を受け、エンジンの回転数、トラクタ1の稼働時間等、機体5に設けられた各センサ(不図示)からの入力信号に基づく情報を操作・表示制御部33及びセキュリティ制御部41に出力すると共に、各センサ及び操作・表示制御部33からの入力信号に基づいて、エンジンEへ燃料を供給する燃料噴射装置(不図示)、及び各種油圧装置を作動させる電磁弁(不図示)等を制御する。
The
操作・表示制御部33は、キースイッチ24、操作装置22及び表示装置21と電気的に接続されている。操作・表示制御部33は、キースイッチ24がON状態の際にキースイッチ24を介して主バッテリ32から電力の供給を受け、操作装置22や車両制御部31からの入力信号に基づいて、表示装置21や計器類の表示内容を制御すると共に、操作装置22からの入力信号に基づいて車両制御部31に信号を出力する。
The operation /
また、主バッテリ32は、キースイッチ24及びホーンスイッチ26を介してホーン36に電力を供給し、キースイッチ24及び前照灯スイッチ27を介して前照灯7に電力を供給している。
Further, the
本実施の形態のトラクタ1は、機体5の振動に基づく報知により盗難を抑止する装置である報知制御装置としてのセキュリティ装置40を備えている。セキュリティ装置40は、セキュリティ制御部41、主バッテリ32とは別体であってセキュリティ制御部41を含むセキュリティ装置40の各部に電力を供給する第2バッテリとしての副バッテリ42、振動センサ43、ON状態とOFF状態とに切替え操作されるセキュリティスイッチ29、GPS衛星からの信号を受信する位置検出手段としてのGPS検出部45、電子音を出力するブザー46、及び外部装置としての外部サーバ(不図示)に対し情報を送信する外部送信手段としての電話回線通信部47を有している。セキュリティ制御部41は、セキュリティ装置40の各構成、キースイッチ24、ホーン36及び前照灯7と電気的に接続されている。
The tractor 1 of the present embodiment includes a
なお、セキュリティ装置40は、セキュリティ装置40の各構成がユニット化されている。これにより、例えば、販売店からの注文を受けてトラクタ1の組立てラインにおける最終工程で機体5に取付けることや、セキュリティ装置40を搭載せずに販売されたトラクタ1に対して取付けることが可能に構成されている。
In the
振動センサ43は、機体5の傾斜角度、加速度及び振動を検出可能な加速度センサからなり、振動により発電して振動の強さに応じた強さの信号をセキュリティ制御部41に出力する。セキュリティスイッチ29は、オルタネイト式の押圧スイッチからなり、作業者が機体5の振動に基づく報知を望まない場合にOFF状態、報知を望む場合にON状態に切替えられるスイッチであり、切替え操作である押圧操作に応じてセキュリティ制御部41に信号を出力する。
The
このように構成されて、セキュリティ制御部41は、車両制御部31、振動センサ43、セキュリティスイッチ29及びGPS検出部45からの入力信号に基づいて、振動センサ43の感度を設定する振動感度設定処理と、ホーン36、前照灯7、ブザー46及び電話回線通信部47による報知を行う報知処理を実行する。
With this configuration, the
振動感度設定処理は、振動センサ43からの入力信号に基づいてセキュリティ制御部41がトラクタ1の盗難であると判断する振動強さである所定の閾値としての設定振動強さを変更する処理である。
The vibration sensitivity setting process is a process of changing the set vibration strength as a predetermined threshold value, which is the vibration strength that the
セキュリティ制御部41は、予め、高感度、中感度及び低感度の3段階のそれぞれに対応する設定振動強さを記憶しており、それぞれの振動強さは、高感度に対応する振動強さ<中感度に対応する振動強さ<低感度に対応する振動強さ、となっている。セキュリティ制御部41は、キースイッチ24がON状態である際に振動感度設定処理を実行し、セキュリティスイッチ29がOFF状態からON状態に押圧操作された際に出力される信号を受信する毎に、セキュリティ制御部41に記憶されている設定振動強さの段階を、高感度→中感度→低感度→高感度→・・・の順序で循環的に変化させる。
The
また、セキュリティ制御部41は、設定振動強さが変更された際に、新たな設定振動強さをブザー46による単音の吹鳴により作業者に報知する。具体的には、セキュリティ制御部41は、セキュリティスイッチ29が押圧操作されて設定振動強さの段階が、高感度に設定された際に1回の単音を吹鳴し、中感度に設定された際に2回の単音を吹鳴し、低感度に設定された際に3回の単音を吹鳴する。なお、セキュリティ制御部41は、他の態様により設定振動強さを作業者に報知するように構成されていてもよく、例えば、セキュリティスイッチ29の近傍に配置されたランプの点滅回数により設定振動強さを作業者に報知するように構成されていてもよい。
Further, when the set vibration strength is changed, the
このように、トラクタ1は、セキュリティスイッチ29が設定振動強さを調節する調節操作が可能な調節手段を兼ねているため、別途の調節手段を設ける必要が無く、部品点数を削減している。また、セキュリティスイッチ29が押圧操作された回数に応じて設定振動強さが調節操作されるため、例えば風や車両の通行等で発生する振動、又は作業者によるドア9の開閉で発生する振動等による、作業者が意図しない報知を抑制している。
As described above, since the tractor 1 also serves as an adjusting means capable of adjusting the set vibration strength by the
また、セキュリティ制御部41は、振動センサ43により機体5の設定振動強さ以上の振動を検出したこと、即ち振動センサ43により機体5の設定振動強さ以上の振動に応じた出力信号を受信したことに基づいてトラクタ1の盗難を抑止するためにホーン36、前照灯7、ブザー46及び電話回線通信部47に報知動作を実行させる報知処理を実行する。なお、ホーン36、前照灯7、ブザー46及び電話回線通信部47により、本実施の形態における報知手段39が構成される。
Further, the
セキュリティ制御部41は、報知手段39に報知動作を実行させることにより、ホーン36が単音を断続的に吹鳴し、前照灯7が点滅を繰返し、ブザー46が単音を断続的に吹鳴し、電話回線通信部47が電話回線を経由して外部サーバに対し振動センサ43により機体5の設定振動強さ以上の振動を検出したこと及びGPS検出部45により検出したトラクタ1の位置情報を送信する。報知手段39に報知手段を実行させることにより、セキュリティ制御部41は、トラクタ1を持ち去ろうとする者に対して音と光により威嚇を行うと共に、電話回線を経由して外部への報知を行っている。なお、報知動作は、上述した内容に限らず、ホーン36やブザー46により長音を連続的に吹鳴してもよいし、前照灯7が連続的に点灯してもよいし、他の態様であってもよい。
In the
なお、トラクタ1は、セキュリティ制御部41の作動及び報知手段39による報知動作が、副バッテリ42の電力により行われるように構成されている。これにより、セキュリティ装置40によって主バッテリ32の消耗を防止している。また、トラクタ1は、上述したように、振動センサ43が自ら発電して電力の供給を受けずに作動するので、主バッテリ32が正常な電力供給を行えない場合、例えば主バッテリ32が自然放電により電力供給を行えない場合(所謂バッテリ上がりの状態)や、不正に主バッテリ32を取外された場合等であっても、セキュリティ装置40を作動させることを可能としている。
The tractor 1 is configured so that the operation of the
また、外部サーバは、インターネットに接続されており、報知動作による電話回線通信部47からの情報を受信すると、予め登録されている販売店やユーザのメールアドレスに電子メールを送信してユーザに機体5の振動を検出したことを報知すると共に、外部サーバにインターネット経由でアクセスした販売店やユーザに対してトラクタ1の位置情報を提供する。これにより、ユーザは、トラクタ1を持ち去られた場合であってもトラクタ1の位置を知ることができる。報知処理の詳細については、後述する。 Further, the external server is connected to the Internet, and when it receives the information from the telephone line communication unit 47 by the notification operation, it sends an e-mail to the e-mail address of the store or the user registered in advance to the user. In addition to notifying that the vibration of No. 5 has been detected, the location information of the tractor 1 is provided to the store or the user who has accessed the external server via the Internet. As a result, the user can know the position of the tractor 1 even if the tractor 1 is taken away. The details of the notification process will be described later.
次いで、セキュリティ制御部41が実行する報知処理について説明する。図5に示すように、報知処理を開始すると、セキュリティ制御部41は、セキュリティスイッチ29がON状態であるか否かを判定する(ステップS1)。この処理において、セキュリティ制御部41は、セキュリティスイッチ29からの入力信号を参照し、作業者がセキュリティ装置40による報知を意図しているか否かを判定している。
Next, the notification process executed by the
ステップS1の処理において、セキュリティスイッチ29がON状態である場合(ステップS1のYES)、セキュリティ制御部41は、キースイッチ24がON状態であるか否かを判定する(ステップS2)。また、ステップS1の処理において、セキュリティスイッチ29がOFF状態である場合(ステップS1のNO)も同様に、セキュリティ制御部41は、キースイッチ24がON状態であるか否かを判定する(ステップS3)。ステップS2及びステップS3の処理において、セキュリティ制御部41は、キースイッチ24からの入力信号を参照し、トラクタ1による作業が終了して機体5への電力供給が遮断されている状態であるか否かを判定することにより、作業者がセキュリティ装置40による報知を意図しているか否かを判定している。このように、セキュリティ制御部41は、セキュリティスイッチ29の切替え操作により、報知手段39に報知動作を実行させるか否かを作業者に選択させている。
In the process of step S1, when the
ステップS2又はステップS3の処理において、キースイッチ24がON状態である場合(ステップS2のYES、ステップS3のYES)、セキュリティ制御部41は、再びステップS1の処理を繰り返す。このように、キースイッチ24がON状態を維持している間、セキュリティ制御部41は、トラクタ1により作業が行われる通常の状態である通常状態が維持される。
In the process of step S2 or step S3, when the
ステップS2の処理において、キースイッチ24がOFF状態である場合(ステップS2のNO)、セキュリティ制御部41は、ブザー46に信号を出力してブザー46により、設定振動強さの段階に応じた回数の単音の吹鳴を行い(ステップS4)、状態を振動センサ43により盗難を監視する監視状態へ移行させる。この処理において、セキュリティ制御部41は、ブザー46に単音の吹鳴を行わせることにより、作業者に対して状態が機体5の振動の監視が行われる監視状態に移行したことと、設定振動強さの段階と、を知らせている。
In the process of step S2, when the
ステップS4の処理を実行すると、セキュリティ制御部41は、セキュリティ制御部41が有するタイマ(不図示)により、キースイッチ24がOFF状態となってから第1の時間が経過したか否かを判定し(ステップS5)、第1の時間が経過していない場合(ステップS5のNO)、ステップS5の処理を繰り返す。この処理において、セキュリティ制御部41は、状態が監視状態に移行してから、即ち、セキュリティスイッチ29がON状態かつキースイッチ24がOFF状態となってから第1の時間の経過前は、振動センサ43から出力信号を受信しても報知手段39に報知動作を実行させないように構成されている。これにより、セキュリティ制御部41は、作業者が切替えスイッチがON状態かつキースイッチ24がOFF状態としてから第1の時間の経過前にトラクタ1を離れることにより、作業者の降車時の振動に伴う報知動作を抑制している。
When the process of step S4 is executed, the
また、第1の時間は、作業者がキースイッチ24をOFF状態にしてからトラクタ1を下りるまでに必要な時間より長く、かつ作業者がまだトラクタ1の近くにいることが予想される時間より短い時間、具体的には30秒間以上かつ3分間以下の所定の時間(例えば1分間)とすることが望ましい。これにより、セキュリティ制御部41は、例えば、作業者がキースイッチ24をOFF状態にしてからトラクタ1を下りる際の振動による報知等、作業者が意図しない報知を抑制している。
Further, the first time is longer than the time required for the worker to get off the tractor 1 after turning off the
ステップS5の処理において、キースイッチ24がOFF状態となってから第1の時間が経過している場合(ステップS5のYES)、セキュリティ制御部41は、振動センサ43から設定振動強さ以上の振動に応じた出力信号を受信したか否かを判定する(ステップS6)。この処理において、セキュリティ制御部41は、振動センサ43から監視状態において報知を行うための有効な出力信号を受信したか否かを判定している。
In the process of step S5, when the first time has elapsed since the
ステップS6の処理において、振動センサ43から設定振動強さ以上の振動に応じた出力信号を受信しなかった場合(ステップS6のNO)、セキュリティ制御部41は、キースイッチ24がON状態であるか否かを判定する(ステップS7)。この処理において、セキュリティ制御部41は、作業者によりキースイッチ24がON状態に切替えられたことに基づいて、状態を監視状態から通常状態へ移行させるか否かを判定している。
In the process of step S6, when the output signal corresponding to the vibration equal to or higher than the set vibration strength is not received from the vibration sensor 43 (NO in step S6), the
ステップS7の処理において、キースイッチ24がOFF状態であった場合(ステップS7のNO)、セキュリティ制御部41は、ステップS6の処理を繰返し、監視状態を維持する。ステップS7の処理において、キースイッチ24がON状態であった場合(ステップS7のYES)、セキュリティ制御部41は、状態を監視状態から通常状態へ移行させ、再びステップS1の処理を実行する。このように、トラクタ1は、キースイッチ24をON状態に切替えることにより監視状態を解除することを可能としている。
When the
ステップS6の処理において、振動センサ43から設定振動強さ以上の振動に応じた出力信号を受信した場合(ステップS6のYES)、セキュリティ制御部41は、状態を報知手段39に報知動作を実行させる警報状態に移行させ、報知手段39に報知動作を実行させる前に、ブザー46に所定時間(例えば3秒間)の長音を吹鳴させる警告動作の実行を開始させる(ステップS8)。この処理において、セキュリティ制御部41は、所定時間後に報知手段39による報知動作が実行されることを、作業者に警告している。なお、警告動作は、ブザー46による1回又は複数回の短音の吹鳴でもよいし、ホーン36による音の吹鳴でもよい。
In the process of step S6, when an output signal corresponding to the vibration of the set vibration strength or more is received from the vibration sensor 43 (YES in step S6), the
ステップS8の処理を実行すると、セキュリティ制御部41は、キースイッチ24がON状態であるか否かを判定する(ステップS9)。この処理において、セキュリティ制御部41は、作業者によりキースイッチ24がON状態に切替えられたことに基づいて、状態を警報状態から通常状態へ移行させるか否かを判定している。
When the process of step S8 is executed, the
ステップS9の処理において、キースイッチ24がON状態であった場合(ステップS9のYES)、セキュリティ制御部41は、状態を警報状態から通常状態へ移行させ、再びステップS1の処理を実行する。このように、トラクタ1は、キースイッチ24をON状態に切替えることにより警報状態を解除することができ、作業者が意図しない報知を抑制している。
When the
ステップS9の処理において、キースイッチ24がOFF状態であった場合(ステップS9のNO)、セキュリティ制御部41は、タイマにより、監視状態から警報状態へ移行してから第2の時間が経過したか否かを判定し(ステップS10)、第2の時間が経過していない場合(ステップS10のNO)、再びステップS9の処理を実行する。この処理において、セキュリティ制御部41は、状態が警報状態に移行してから、即ち、セキュリティスイッチ29がON状態かつキースイッチ24がOFF状態となってから第1の時間の経過後に、振動センサ43から設定振動強さ以上の振動に応じた出力信号を受信した場合において、第2の時間が経過するまで報知手段に報知動作を実行させることを遅延させている。これにより、セキュリティ制御部41は、セキュリティスイッチ29がON状態かつキースイッチ24がOFF状態で作業者が誤って機体5を振動させた場合であっても、セキュリティ制御部41が振動センサ43からの出力信号を受信後、第2の時間の経過前にキースイッチ24をON状態とすることにより報知手段39の報知動作の実行を中止させることを可能としている。
In the process of step S9, when the
また、第2の時間は、作業者がブザー46による警告動作に気づいてからキースイッチ24をON状態にするまでに必要な時間より長い時間、具体的には10秒間以上かつ1分間以下の所定の時間(例えば30秒間)とすることが望ましい。これにより、セキュリティ制御部41は、例えば、監視状態において作業者が誤って機体5を振動させてしまった場合、キースイッチ24をON状態にして警報状態を解除する、即ち報知手段による報知動作の実行を中止させることを可能としている。
Further, the second time is a time longer than the time required for the operator to turn on the
ステップS10の処理において、第2の時間が経過している場合(ステップS10のYES)、セキュリティ制御部41は、報知手段39に報知動作の実行を開始させる(ステップS11)。この処理において、セキュリティ制御部41は、トラクタ1を持ち去ろうとする者に対して音と光により威嚇を行い、トラクタ1の盗難の抑止を図っていると共に、外部サーバを経由してユーザへ情報を送信してトラクタ1が持ち去られようとしている可能性があることとトラクタ1の位置とを報知している。
When the second time has elapsed in the process of step S10 (YES in step S10), the
ステップS11の処理を実行すると、セキュリティ制御部41は、タイマにより、報知手段39に報知動作の実行を開始させてから第3の時間が経過したか否かを判定する(ステップS12)。この処理において、セキュリティ制御部41は、副バッテリ42の消耗を抑制するために報知手段39に報知動作を休止させるか否かを判定している。また、第3の時間は、電話回線通信部47が外部サーバに対する情報の送信が完了するのに必要な時間より長い時間、具体的には1分間以上かつ10分間以下の所定の時間(例えば3分間)とすることが望ましい。
When the process of step S11 is executed, the
ステップS12の処理において、第3の時間が経過していない場合(ステップS12のNO)、セキュリティ制御部41は、キースイッチ24がON状態であるか否かを判定する(ステップS13)。この処理において、セキュリティ制御部41は、作業者によりキースイッチ24がON状態に切替えられたことに基づいて、状態を監視状態から通常状態へ移行させるか否かを判定している。ステップS13の処理において、キースイッチ24がON状態であった場合(ステップS13のYES)、セキュリティ制御部41は、報知手段39による報知動作を停止して状態を警報状態から通常状態へ移行させ、再びステップS1の処理を実行する。このように、トラクタ1は、キースイッチ24をON状態に切替えることにより報知手段39による報知動作を停止することができ、作業者が意図しない報知を抑制している。
If the third time has not elapsed in the process of step S12 (NO in step S12), the
ステップS13の処理において、キースイッチ24がOFF状態である場合(ステップS13のNO)、再びステップS12の処理を実行して、報知手段39による報知動作の実行を継続する。ステップS12の処理において、第3の時間が経過している場合(ステップS12のYES)、セキュリティ制御部41は、報知手段39による報知動作を停止して状態を警報状態から監視状態へ移行させ(ステップS14)、再びステップS6の処理を実行する。このように、セキュリティ制御部41は、少なくとも電話回線通信部47が外部サーバに対する情報の送信が完了するまでホーン36、前照灯7及びブザー46による報知動作の実行を継続すると共に、副バッテリ42の消耗の抑制を図っている。また、セキュリティ制御部41は、報知手段39による報知動作の終了後に新たに振動センサ43による設定振動強さ以上の振動を検出した場合、報知手段39に再度報知動作を実行させるように構成されている。
In the process of step S13, when the
なお、ステップS3の処理において、キースイッチ24がOFF状態である場合(ステップS3のNO)、セキュリティ制御部41は、状態を通常状態から報知手段39による報知動作が実行されない休止状態へ移行させる。状態が通常状態から休止状態へ移行すると、セキュリティ制御部41は、キースイッチ24がON状態であるか否かを判定し(ステップS15)、キースイッチ24がOFF状態である場合(ステップS15のNO)、再びステップS15の処理を実行してキースイッチ24がON状態になるまで休止状態を継続する(ステップS15)。ステップS15の処理において、キースイッチ24がON状態である場合(ステップS15のYES)、セキュリティ制御部41は、状態を休止状態から通常状態へ移行させて、再びステップS1の処理を実行する。
In the process of step S3, when the
<まとめ>
本実施の形態は、以上のような構成からなるので、セキュリティスイッチ29がON状態かつキースイッチ24がOFF状態の際に、報知手段39が報知動作を実行可能となるので、作業者がセキュリティスイッチ29により報知手段39に報知動作を実行させるか否かを選択することができ、作業者が意図しない報知を抑制しながらトラクタ1の盗難の抑止を図ることが可能となる。また、報知手段39が報知動作を実行するための振動の閾値を調節する調節手段を備えたので、トラクタ1の保管条件や使用条件に合わせて振動センサ43の感度を作業者が調節することができ、作業者が意図しない報知を抑制しながらトラクタ1の盗難の抑止を図ることが可能となる。
<Summary>
Since the present embodiment has the above configuration, the notification means 39 can execute the notification operation when the
また、セキュリティスイッチ29が調節手段を兼ねていることにより、別途の調節手段を設ける必要が無く、部品点数の削減を図ることが可能となる。また、セキュリティスイッチ29の切替え操作により、報知手段39の有効化と振動センサの感度の調節とを共に行うことができ、作業性の向上を図ることが可能となる。
Further, since the
また、振動センサ43、セキュリティスイッチ29及びセキュリティ制御部41を有して、盗難を抑止するセキュリティ装置40がユニット化されて、車両制御部31とは別体で機体に取付けられているので、機体5が組立てられた状態でセキュリティ装置40を取付けることが可能となる。これにより、例えば、セキュリティ装置40をトラクタ1に搭載するか否かを、トラクタ1の生産ラインにおける最終工程で選択することや、トラクタの完成後にユーザが選択すること等が可能となる。
Further, since the
<変形例>
なお、本実施の形態において、セキュリティ制御部41は、セキュリティスイッチ29がON状態であるときにキースイッチ24がON状態からOFF状態に切替えられた場合、通常状態から振動センサ43による機体5の振動を監視する監視状態へ移行するように構成されているが、これに限定されない。セキュリティ制御部41は、例えば、キースイッチ24がOFF状態であるときにセキュリティスイッチ29がOFF状態からON状態に切替えられた場合、通常状態から監視状態へ移行するように構成されていてもよいし、セキュリティスイッチ29及びキースイッチ24の切替え順序に寄らず、セキュリティスイッチ29がON状態かつキースイッチ24がOFF状態となった場合に、通常状態から監視状態へ移行するように構成されていてもよい。
<Modification example>
In the present embodiment, when the
また、本実施の形態において、トラクタ1は、報知手段39がホーン36及び前照灯7を有して、セキュリティ装置40に対して独立して構成されているが、これに限定されない。トラクタ1は、報知手段39がホーン36及び前照灯7の何れか一方のみから構成されていてもよいし、ホーン36や前照灯7以外の構成を有していてもよく、例えば、光を発すると共に反射板が回転するパトランプや、警告メッセージ等の音声を出力するスピーカを有するように構成されていてもよい。また、報知手段39の各構成の一部をセキュリティ装置40が有するように構成されていてもよい。
Further, in the present embodiment, the tractor 1 is configured independently of the
また、本実施の形態において、セキュリティ制御部41は、第1の時間として1分間、第2の時間として30秒間、第3の時間として3分間をタイマに計時させているが、これに限定されない。第1の時間、第2の時間及び第3の時間は、セキュリティ制御部41がそれぞれの時間をタイマに計時させることによる作用が発揮される範囲内において自由に設定可能である。また、セキュリティ制御部41は、振動センサ43により有効な振動を検出した回数、又は報知手段39が報知動作を実行した回数を記憶し、記憶した回数に応じて第2の時間及び第3の時間を変化させるように構成されていてもよい。セキュリティ制御部41は、例えば、警報状態において報知手段39が報知動作を実行後、監視状態を経て再び警報状態に移行した場合、第2の時間を短縮又は0にしたり、第3の時間を延長するように構成されていてもよい。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施の形態において、トラクタ1は、キースイッチ24が、鍵穴に挿入される板状のキー23の回転操作であるキー操作によりON状態とOFF状態とが切替えられるように構成されているが、これに限定されない。トラクタ1は、例えば、キースイッチ24をOFF状態からON状態に切替えるキー操作が、トラクタ1の受信部と電子キーとの間で行われる暗証コード等の通信であってもよいし、トラクタ1の受信部と電子キーとの間で行われる通信により暗証コードが一致した場合に操作可能となる摘みの回転操作であってもよいし、テンキー等を使用した暗証コードの入力操作であってもよく、これらのように構成されている場合、キースイッチ24をOFF状態からON状態にするキー操作は、ボタンの押下操作や摘みの回転操作等、電子キーを持たない者や暗証コードを知らない者でも可能な操作であってもよい。
Further, in the present embodiment, the tractor 1 is configured such that the
また、本実施の形態において、セキュリティ制御部41は、振動センサ43からの出力信号を受信したことに基づいて、電話回線通信部47にGPS検出部45によるトラクタ1の位置情報を外部サーバに送信させるように構成されているが、これに限定されない。セキュリティ制御部41は、振動センサ43からの出力信号を受信したことに基づいて、トラクタ1の位置を検出する位置検出手段による検出結果に関する情報を、外部送信手段が外部装置に対して送信するように構成されていればよい。セキュリティ制御部41は、例えば、振動センサ43からの出力信号を受信後、地図上の予め設定された範囲の外部にトラクタ1が移動した際に、予め設定された範囲の外部にトラクタ1が移動したという情報を電話回線通信部47に外部サーバへ送信させるように構成されていてもよいし、振動センサ43からの出力信号の受信後にトラクタ1が移動したか否かを位置検出手段により検出し、移動したか否かの情報を外部送信手段によりトラクタ1の所有者が持つ端末へ送信するように構成されていてもよい。また、セキュリティ制御部41は、振動センサ43からの出力信号を受信後、GPS検出部45がGPS電波を受信できない状態になった場合に、電話回線通信部47に特定の情報を外部サーバへ送信させるように構成されていてもよい。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施の形態において、トラクタ1は、GPS検出部45によりトラクタ1の位置を検出するように構成されているが、これに限定されない。トラクタ1は、不正にトラクタ1が移動されたことを検出可能に構成されていればよく、例えば、携帯電話等の基地局との通信によりトラクタ1の位置を検出するように構成されていてもよいし、トラクタ1の保管場所に設置されている赤外線センサ等との通信によりトラクタ1の位置を検出するように構成されていてもよいし、前輪2又は後輪3の回転量に基づいてトラクタ1の位置を検出するように構成されていてもよい。
Further, in the present embodiment, the tractor 1 is configured to detect the position of the tractor 1 by the
また、本実施の形態において、振動センサ43は、機体5の振動により発電し、振動の大きさに応じた強さの信号をセキュリティ制御部41に送信するように構成されているが、これに限定されない。振動センサ43は、例えば、セキュリティ制御部41からの電力供給を受けて振動の大きさに応じた強さの信号をセキュリティ制御部41に送信するように構成されていてもよいし、予め設定された所定の強さ(閾値)以上の振動を検出した際に信号をセキュリティ制御部41に送信するように構成されていてもよいし、振動センサ43が信号を送信する振動の所定の閾値を調節可能な調節手段を有していてもよい。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施の形態において、セキュリティ制御部41は、セキュリティスイッチ29がON状態かつキースイッチ24がOFF状態となってから第1の時間の経過前は、振動センサ43から出力信号を受信しても報知手段39に報知動作を実行させる処理が開始されないように構成されているが、これに限定されない。セキュリティ制御部41は、セキュリティスイッチ29がON状態かつキースイッチ24がOFF状態となってから第1の時間の経過前は、振動センサ43からの出力信号の受信を無効化するように構成されていればよく、例えば、セキュリティスイッチ29がON状態かつキースイッチ24がOFF状態となってから第1の時間の経過前は、リレー等により振動センサ43からの出力信号を受信しないように構成されていてもよいし、振動センサが電力供給の必要なセンサである場合には、振動センサへの電力供給を遮断するように構成されていてもよい。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施の形態において、セキュリティ制御部41は、セキュリティスイッチ29の切替え操作が行われた回数に応じて設定振動強さを3段階に調節するように構成されているが、これに限定されない。例えば、セキュリティスイッチ29が回転位置に応じた信号を出力可能なロータリスイッチ等からなり、セキュリティ制御部41は、セキュリティスイッチ29から受信した回転位置に応じた信号に基づいて無段階的に設定振動強さを調節するように構成されていてもよい。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施の形態において、セキュリティ制御部41は、主バッテリ32とは別体である副バッテリ42からの電力供給により動作すると共に、副バッテリ42からの電力供給により報知手段39に報知動作を実行させるように構成されているが、これに限定されない。セキュリティ制御部41は、例えば、主バッテリ32からの電力供給により動作すると共に、主バッテリ32からの電力供給により報知手段39に報知動作を実行させ、主バッテリ32からの電力供給に問題がある場合のみ、副バッテリ42から電力供給を受けるように構成されていてもよいし、副バッテリ42と主バッテリ32とが電気的に接続されて副バッテリ42が主バッテリ32から充電可能に構成されていてもよい。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施の形態において、セキュリティスイッチ29は、オルタネイト式の押圧スイッチから構成されているが、これに限定されない。セキュリティスイッチ29は、作業者によりON状態とOFF状態とに切替え操作されるように構成されていればよく、例えば、作業者が所持する携帯発信機や携帯電話等からの電波を受信したことに基づいてON状態とOFF状態とに切替え操作されるように構成されていてもよいし、ON状態で点灯するLEDを内蔵したモーメンタリ式の押圧スイッチから構成されていてもよいし、回転可能なロータリスイッチから構成されていてもよいし、他の多様な構成が考えられる。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施の形態において、セキュリティ装置40は、車両制御部31、ホーン36及び前照灯7と電気的に接続されて構成されているが、これに限定されない。例えば、セキュリティ装置40は、車両制御部31、ホーン36及び前照灯7とは直接的に接続されず、ブザー46及び電話回線通信部47により報知手段39が構成されていてもよい。このように構成された場合、セキュリティ装置40を機体5に搭載する際の電気的な接続作業は、セキュリティ制御部41とキースイッチ24とを接続するのみであるため、セキュリティ装置40を搭載する際の作業性の向上を図ることができると共に、セキュリティ装置40を搭載せずに販売された多様なトラクタに対してセキュリティ装置40を搭載することが可能となる。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施の形態において、セキュリティ装置40は、セキュリティ装置40の各構成がユニット化されているが、単一のユニットであるものに限定されない。セキュリティ装置40は、複数のユニットから構成されていてもよい。
Further, in the present embodiment, the
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して調節手段が異なるのみで他の構成は同一であるため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. Since the second embodiment has the same other configurations except that the adjusting means is different from that of the first embodiment, the same configurations as those of the first embodiment are omitted or omitted from the illustrations. The figures will be described with the same reference numerals.
セキュリティ制御部41は、キースイッチ24がON状態である際に振動感度設定処理を実行し、操作装置22が有する所定のボタンが押圧操作された際に出力される信号を受信する毎に、セキュリティ制御部41に記憶されている所定の閾値に関する設定、すなわち設定振動強さの段階を、高感度→中感度→低感度→高感度→・・・の順序で循環的に変化させると共に表示装置21に表示させる。
The
本実施の形態は、以上のような構成からなるので、操作装置22及び表示装置21が設定振動強さを調節する調節操作が可能な調節手段を兼ねることにより、作業者は、表示装置21に表示された設定振動強さの段階を見ながら調節操作を行うことができ、設定振動強さの調節間違いを防止して作業性の向上を図ることが可能になると共に、別途の調節手段を設ける必要が無く、部品点数の削減を図ることが可能となる。
Since the present embodiment has the above-described configuration, the operator can use the
なお、本実施の形態において、操作装置22及び表示装置21により設定振動強さを調節する調節操作が可能な調節手段が構成されているが、これに限定されない。調節手段は、設定振動強さを調節する調節操作が可能に構成されていればよく、例えば、表示装置21がタッチパネル式の表示装置からなり、表示装置21へのタッチ操作により設定振動強さを調節するように構成されていてもよい。
In the present embodiment, the operating
また、上述したいずれの実施の形態においても、作業車両として走行装置である前輪2及び後輪3を備えるトラクタ1について説明をしたが、これに限定されない。作業車両は、走行装置として他の装置を備えていてもよく、例えば、走行装置として、1対のクローラ式の走行装置を備えていてもよいし、1対の車輪及び1対のクローラを有するハーフクローラ式の走行装置を備えていてもよいし、4つのクローラを有する4クローラ式の走行装置を備えていてもよい。また、本発明は、稲の刈取り及び脱穀を行うコンバインや、圃場へ稲を移植する移植機等、トラクタ以外の他の作業車両にも適用可能である。
Further, in any of the above-described embodiments, the tractor 1 including the
1 作業車両(トラクタ)
2 走行装置(前輪)
3 走行装置(後輪)
5 走行機体(機体)
6 昇降連結機構
21 調節手段(表示手段、表示装置)
22 調節手段(操作装置)
24 キースイッチ
29 切替えスイッチ(調節手段、セキュリティスイッチ)
39 報知手段
40 報知制御装置(セキュリティ装置)
41 制御部(セキュリティ制御部)
43 振動センサ
1 Work vehicle (tractor)
2 Traveling device (front wheel)
3 Traveling device (rear wheel)
5 Traveling aircraft (airframe)
6 Elevating
22 Adjustment means (operation device)
24
39 Notification means 40 Notification control device (security device)
41 Control unit (security control unit)
43 Vibration sensor
Claims (1)
ON状態とOFF状態とを切替えるキー操作により前記走行機体の主電源を入切するキースイッチと、
報知動作を実行する報知手段と、
振動の強さに応じた信号を出力する振動センサと、ON状態とOFF状態とに切替え操作される切替えスイッチと、前記切替えスイッチがON状態かつ前記キースイッチがOFF状態の際に、前記振動センサによって所定の閾値以上の振動を検出したことに基づいて、前記報知手段に報知動作を実行させる制御部と、を有する報知制御装置と、
前記所定の閾値を調節する調節操作が可能な調節手段と、を備え、
前記切替えスイッチは、前記調節手段を兼ね、
前記所定の閾値は、前記切替えスイッチの前記切替え操作が行われた回数に応じて調節操作される、
ことを特徴とする作業車両。 In a work vehicle provided with a traveling machine supported by a traveling device and an elevating connection mechanism capable of vertically connecting the working machine to the traveling machine.
A key switch that turns on and off the main power of the traveling machine by operating the key to switch between the ON state and the OFF state.
Notification means for executing notification operation and
A vibration sensor that outputs a signal according to the strength of vibration, a changeover switch that is switched between an ON state and an OFF state, and the vibration sensor when the changeover switch is in the ON state and the key switch is in the OFF state. A notification control device having a control unit that causes the notification means to execute a notification operation based on the detection of vibration equal to or higher than a predetermined threshold.
An adjustment means capable of an adjustment operation for adjusting the predetermined threshold value is provided.
The changeover switch also serves as the adjusting means.
The predetermined threshold value is adjusted according to the number of times the changeover operation of the changeover switch is performed.
A work vehicle characterized by that.
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