JP7081461B2 - 小型空調装置 - Google Patents
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Description
空調ケース(10)内に冷凍サイクルの構成部品が収容された小型空調装置において、
冷媒を吸入し、圧縮して吐き出す圧縮機(2)と、
圧縮機から吐き出された冷媒と空気との熱交換により冷媒を凝縮させるコンデンサ(3)と、
コンデンサから流出した冷媒を減圧膨張させる減圧機構(4)と、
減圧機構から流出した冷媒と空気との熱交換により蒸発させた冷媒を圧縮機へ流出するエバポレータ(5)と、
コンデンサおよびエバポレータそれぞれに空気を通過させる送風機(7、8)と、
圧縮機、コンデンサ、減圧機構およびエバポレータを含む冷凍サイクルの構成部品を収容し、エバポレータを通過した冷風が流れる冷風室(40)、およびコンデンサを通過した温風が流れる温風室(50)を有し、エバポレータで生成される凝縮水が温風室に送出されるように構成されている空調ケースと、
空調ケース内の凝縮水が所定量を超えたとき、温風室を流れる風の温度を上昇させて凝縮水の蒸発を促進させる蒸発促進制御を行う制御装置(30)と、を備える。そして、蒸発促進制御は、コンデンサに風を通過させる側の送風機の風量を減少させる制御(S40)、および、コンデンサの前面面積を減らす制御(S44)の少なくとも一方を行い、且つ、圧縮機の回転数を上げる制御(S41)、および、減圧機構の弁開度を絞る制御(S42)の少なくとも一方を行うことで実行される。
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態の小型空調装置1は、車両またはパーソナルモビリティなど(以下、車両等という)の座席下などに設置され、座席の側面などから空調風を吹き出して乗員の快適性を高めることに用いられるものである。なお、以下の説明において、上側、下側、左側、右側の用語を用いる場合、それらの用語は説明の便宜上用いるものであり、小型空調装置1が車両等に搭載されるときの位置および向きを限定するものではない。
また、圧縮機2およびアキュムレータ6と、コンデンサ3、吹出側送風機7およびエバポレータ5との間に設けられている壁を、第4壁14と呼ぶ。第4壁14は、空調ケース10の底部19に接続している。
排気側送風機8の空気吸入側(すなわち、空調ケース10の底部19側)において、空調ケース10の底部19と平行に設けられている壁を、第6壁16と呼ぶ。第6壁16には排気側送風機8の羽根車の外径に対応した穴が設けられている。なお、吹出側送風機7と第5壁15とは一体に形成されていてもよく、排気側送風機8と第6壁16とは一体に形成されていてもよい。
小型空調装置1が車室内の冷房を行う際、制御装置30は、ドア用アクチュエータ70を駆動し、吹出用ドア60が、吹出側送風機7の下側の空間のうちコンデンサ3側の略半分の領域を塞ぎ、エバポレータ5側の略半分の領域を開放した状態とする。また、制御装置30は、ドア用アクチュエータ70を駆動し、排気用ドア80が、排気側送風機8の下側の空間のうち、エバポレータ5側の略半分の領域を塞ぎ、コンデンサ3側の略半分の領域を開放した状態とする。そして、制御装置30は、冷凍サイクルの圧縮機2と、吹出側送風機7と、排気側送風機8を駆動する。すると、図2の矢印CAに示すように、エバポレータ5を通過した冷風は、吹出用ドア60により形成された開口62を通って吹出側送風機7に吸い込まれ、図示しない吹出ダクトを介して座席に着座する乗員またはその近傍に向けて吹き出される。また、その際、図3の矢印HAに示すように、コンデンサ3を通過した温風は、排気用ドア80により形成された開口82を通って排気側送風機8に吸い込まれ、図示しない排気ダクトを介して乗員に直接当たらない場所または車室外などに排出される。
ステップS40で制御装置30は、凝縮水の蒸発を促進させるための蒸発促進制御を行う。その蒸発促進制御は、冷凍サイクルを循環する高圧冷媒の圧力を高くする制御により実行される。具体的には、第1実施形態では、制御装置30は蒸発促進制御として、コンデンサ3に風を通過させる側の送風機(以下、コンデンサ3側の送風機という)の風量を減少させる制御を行う。すなわち、冷房時には、制御装置30は、コンデンサ3側の送風機である排気側送風機8の風量を減少する制御を行う。
ステップS60で制御装置30は、コンデンサ3側の送風機の風量を元の状態に戻す。そして、制御装置30は、処理を一旦終了し、所定時間経過後、再びステップS10からの処理を繰り返し実行する。
(1)第1実施形態では、制御装置30は、空調ケース10内の凝縮水が所定量を超えたとき、凝縮水の蒸発を促進させるための蒸発促進制御を行う。蒸発促進制御は、冷凍サイクルを循環する高圧冷媒の圧力を高くする制御により実行される。高圧冷媒の圧力が高くなると、それに伴ってコンデンサ3を流れる高圧冷媒の温度が高くなる。そのため、コンデンサ3を通過する風は、コンデンサ3を流れる高圧冷媒からの吸熱量が増加するので、コンデンサ3を通過した後に温風室50を流れる温風の温度が上昇する。これにより、温風室50における凝縮水の蒸発が促進されるので、空調ケース10内で凝縮水を確実に処理することが可能である。そのため、この小型空調装置1は、上述した特許文献1のように空調ケース10内の凝縮水を溜めるスペースに高圧配管や布などを設置することなく、そのスペースを小さくすることが可能である。したがって、この小型空調装置1は、空調ケース10の体格を大型化することなく、空調ケース10内で凝縮水を確実に処理し、空調ケース10から凝縮水が漏れ出すことを防ぐことができる。
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して、制御装置30が行う蒸発促進制御の具体的方法等を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
ステップS10とステップS20の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。
ステップS31で制御装置30は、第1実施形態と同様に、ステップS10で算出したエバポレータ5における凝縮水の発生量と、ステップS20で算出した温風室50における凝縮水の蒸発可能量に基づき、凝縮水の蒸発促進が必要か否かを判定する。第1実施形態と同様に、制御装置30は、凝縮水の蒸発促進が必要か否かを、空調ケース10内に溜まった凝縮水が所定量を超えたか否かで判定する。
制御装置30が圧縮機2の回転数を上げると、冷媒流量が増加する。すると、冷媒側の能力が増加するため、エバポレータ5の吸熱能力を確保しようと低圧冷媒の圧力が下がり、コンデンサ3の放熱能力を確保しようと高圧冷媒の圧力が上がる方向でバランスする。これにより、コンデンサ3を流れる高圧冷媒の温度が高くなり、コンデンサ3を通過する風は、コンデンサ3を流れる高圧冷媒からの吸熱量が増加するので、温風室50を流れる温風の温度が上昇する。したがって、制御装置30は蒸発促進制御として、圧縮機2の回転数を上げる制御を行うことで、凝縮水の蒸発を促進することが可能である。そして、制御装置30は、処理をステップS50に進める。
ステップS61で制御装置30は、圧縮機2の回転数を元の状態に戻す。そして、制御装置30は、処理を一旦終了し、所定時間経過後、再びステップS10からの処理を繰り返し実行する。
第3実施形態について説明する。第3実施形態も、第1実施形態等に対して、制御装置30が行う蒸発促進制御の具体的方法等を変更したものであり、その他については第1実施形態等と同様であるため、第1実施形態等と異なる部分についてのみ説明する。
ステップS10~ステップS31の処理は、第2実施形態で説明した処理と同一である。
ステップS31で制御装置30は、空調ケース10内に溜まった凝縮水が所定量を超えていると判定し、且つ、エバポレータ5の温度がエバポレータ5を通過する空気の露点より高いと判定した場合、処理をステップS42に進める。
制御装置30が減圧機構4の弁開度を絞ると、その分、低圧冷媒の圧力は下がり、高圧冷媒の圧力は上がる。これにより、コンデンサ3を流れる高圧冷媒の温度が高くなり、コンデンサ3を通過する風は、コンデンサ3を流れる高圧冷媒からの吸熱量が増加するので、温風室50を流れる温風の温度が上昇する。したがって、制御装置30は蒸発促進制御として、減圧機構4の弁開度を絞る制御を行うことで、温風室50を流れる風の温度を上昇させ、凝縮水の蒸発を促進することが可能である。そして、制御装置30は、処理をステップS50に進める。
ステップS62で制御装置30は、減圧機構4の弁開度を元の状態に戻す。そして、制御装置30は、処理を一旦終了し、所定時間経過後、再びステップS10からの処理を繰り返し実行する。
第4実施形態について説明する。第4実施形態も、第1実施形態等に対して、制御装置30が行う蒸発促進制御の具体的方法等を変更したものであり、その他については第1実施形態等と同様であるため、第1実施形態等と異なる部分についてのみ説明する。
ステップS10~ステップS30の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。
ステップS30で制御装置30は、空調ケース10内に溜まった凝縮水の蒸発促進を行う必要が有ると判定した場合、処理をステップS43に進める。
ステップS63で制御装置30は、エバポレータ5側の送風機の風量を元の状態に戻す。そして、制御装置30は、処理を一旦終了し、所定時間経過後、再びステップS10からの処理を繰り返し実行する。
第5実施形態について説明する。第5実施形態も、第1実施形態等に対して、制御装置30が行う蒸発促進制御の具体的方法等を変更したものであり、その他については第1実施形態等と同様であるため、第1実施形態等と異なる部分についてのみ説明する。
ステップS10~ステップS30の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。
ステップS30で制御装置30は、空調ケース10内に溜まった凝縮水の蒸発促進を行う必要が有ると判定した場合、処理をステップS44に進める。
ステップS64で制御装置30は、コンデンサ3の前面面積を元の状態に戻す。そして、制御装置30は、処理を一旦終了し、所定時間経過後、再びステップS10からの処理を繰り返し実行する。
第6~9実施形態は、上述した第1~3、5実施形態のいずれかの組み合わせである。上述した第1、第5実施形態で説明したステップS40、S44の制御を行う場合、高圧冷媒の圧力が高くなり、低圧冷媒の圧力も高くなる。それに対し、上述した第2、第3実施形態で説明したステップS41、S42の制御を行う場合、高圧冷媒の圧力が高くなり、低圧冷媒の圧力は低くなる。
そこで、第6~9実施形態では、制御装置30は蒸発促進制御として、第1、第5実施形態で説明したステップS40、S44の少なくとも一方の制御を行い、且つ、第2、第3実施形態で説明したステップS41、S42の少なくとも一方の制御を行う。具体的には、制御装置30は蒸発促進制御として、コンデンサ3側の送風機の風量を減少させる制御、および、コンデンサ3の前面面積を減らす制御の少なくとも一方を行い、且つ、圧縮機2の回転数を上げる制御、および、減圧機構4の弁開度を絞る制御の少なくとも一方を行う。これにより、低圧冷媒の圧力の変化を抑えると共に、高圧冷媒の圧力をより高くすることが可能である。そのため、冷房時に乗員側に吹き出す温度、風量を変えることなく、すなわち、乗員の快適性に影響を与えることなく、凝縮水の蒸発をより促進することが可能となる。以下、第6~9実施形態について詳細に説明する。
第6実施形態について説明する。第6実施形態は、第1実施形態と第2実施形態との組み合わせである。
ステップS10~ステップS30の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。
ステップS30で制御装置30は、空調ケース10内に溜まった凝縮水の蒸発促進を行う必要が有ると判定した場合、処理をステップS40に進める。
それと共に、ステップS41で制御装置30は蒸発促進制御として、圧縮機2の回転数を上げる制御を行う。
ステップS65で制御装置30は、コンデンサ3側の送風機の風量を元の状態に戻し、圧縮機2の回転数を元の状態に戻す。そして、制御装置30は、処理を一旦終了し、所定時間経過後、再びステップS10からの処理を繰り返し実行する。
また、第6実施形態は、減圧機構4に電気制御式膨張弁を使用することなく、また、コンデンサ3にシャッタ31を設ける必要がないので、製造上のコストを低減することができる。
第7実施形態について説明する。第7実施形態は、第1実施形態と第2実施形態と第3実施形態の組み合わせである。
ステップS10~ステップS30の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。
ステップS30で制御装置30は、空調ケース10内に溜まった凝縮水の蒸発促進を行う必要が有ると判定した場合、処理をステップS40に進める。
それと共に、ステップS41で制御装置30は蒸発促進制御として、圧縮機2の回転数を上げる制御を行う。
それと共に、ステップS42で制御装置30は蒸発促進制御として、減圧機構4の弁開度を絞る制御を行う。
ステップS66で制御装置30は、コンデンサ3側の送風機の風量を元の状態に戻し、圧縮機2の回転数を元の状態に戻し、減圧機構4の弁開度を元の状態に戻す。そして、制御装置30は、処理を一旦終了し、所定時間経過後、再びステップS10からの処理を繰り返し実行する。
第8実施形態について説明する。第8実施形態は、第1実施形態と第2実施形態と第5実施形態の組み合わせである。
ステップS10~ステップS30の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。
ステップS30で制御装置30は、空調ケース10内に溜まった凝縮水の蒸発促進を行う必要が有ると判定した場合、処理をステップS40に進める。
それと共に、ステップS41で制御装置30は蒸発促進制御として、圧縮機2の回転数を上げる制御を行う。
それと共に、ステップS44で制御装置30は蒸発促進制御として、コンデンサ3の前面面積を減らす制御を行う。
ステップS67で制御装置30は、コンデンサ3を通過する風量を元の状態に戻し、圧縮機2の回転数を元の状態に戻し、コンデンサ3の前面面積を元の状態に戻す。そして、制御装置30は、処理を一旦終了し、所定時間経過後、再びステップS10からの処理を繰り返し実行する。
第9実施形態について説明する。第9実施形態は、第2実施形態と第3実施形態と第5実施形態の組み合わせである。
ステップS10~ステップS30の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。
ステップS30で制御装置30は、空調ケース10内に溜まった凝縮水の蒸発促進を行う必要が有ると判定した場合、処理をステップS42に進める。
それと共に、ステップS41で制御装置30は蒸発促進制御として、圧縮機2の回転数を上げる制御を行う。
それと共に、ステップS44で制御装置30は蒸発促進制御として、コンデンサ3の前面面積を減らす制御を行う。
ステップS68で制御装置30は、減圧機構4の弁開度を元の状態に戻し、圧縮機2の回転数を元の状態に戻し、コンデンサ3の前面面積を元の状態に戻す。そして、制御装置30は、処理を一旦終了し、所定時間経過後、再びステップS10からの処理を繰り返し実行する。
第10実施形態について説明する。第10実施形態は、第1実施形態等に対して、制御装置30が行う蒸発促進制御の具体的方法等を変更したものであり、その他については第1実施形態等と同様であるため、第1実施形態等と異なる部分についてのみ説明する。
ステップS10~ステップS30の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。
ステップS30で制御装置30は、空調ケース10内に溜まった凝縮水の蒸発促進を行う必要が有ると判定した場合、処理をステップS45に進める。
それと共に、ステップS46で制御装置30は蒸発促進制御として、ヒータ52をオンする。これにより、温風室50を流れる温風がヒータ52によって加熱され、温風の温度がより上昇するので、凝縮水の蒸発がより促進される。
ステップS69で制御装置30は、ヒータ52をオフすると共に、冷凍サイクルを循環する高圧冷媒の圧力を元の状態に戻す。そして、制御装置30は、処理を一旦終了し、所定時間経過後、再びステップS10からの処理を繰り返し実行する。
なお、上述したヒータ52は、温風室50を流れる温風を加熱すると共に、温風室50内に溜まった凝縮水を直接加熱するように設置されていてもよい。
第11実施形態について説明する。第11実施形態は、第1実施形態等に対して送水部の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態等と同様であるため、第1実施形態等と異なる部分についてのみ説明する。
第12実施形態について説明する。第12実施形態も、第1実施形態等に対して送水部の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態等と同様であるため、第1実施形態等と異なる部分についてのみ説明する。
なお、第12実施形態でも、第1実施形態と同様に、冷風室40の底部41に傾斜面42が設けられている。
第13実施形態について説明する。第13実施形態は、第1実施形態等に対して送水部の構成と、それに関する制御方法を変更したものであり、その他については第1実施形態等と同様であるため、第1実施形態等と異なる部分についてのみ説明する。
ステップS2で制御装置30は、コンデンサ3側の送風機の風量を増大する制御を行う。すなわち、冷房時には排気側送風機8の風量を増大する制御を行う。そして、制御装置30は、処理をステップS3に進める。
ステップS4で制御装置30は、エバポレータ5側の送風機の風量を減少する制御を行う。すなわち、冷房時には吹出側送風機7の風量を減少する制御を行う。そして、制御装置30は、処理をステップS5に進める。
ステップS6で制御装置30は、排気側送風機8の風量と、吹出側送風機7の風量を元の状態に戻す。そして、制御装置30は、処理をステップS10に進める。
なお、差圧弁9は、温風室50の圧力が冷風室40の圧力より低く、且つ、温風室50と冷風室40との差圧が予め設定された所定値より大きいときに開弁するように構成してもよい。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
これに対し、次の組み合わせによっても、同様の作用効果を奏することが可能である。
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、空調ケース内に冷凍サイクルの構成部品が収容された小型空調装置は、圧縮機、コンデンサ、減圧機構、エバポレータ、送風機、空調ケースおよび制御装置を備える。圧縮機は、冷媒を吸入し、圧縮して吐き出す。コンデンサは、圧縮機から吐き出された冷媒と空気との熱交換により冷媒を凝縮させる。減圧機構は、コンデンサから流出した冷媒を減圧膨張させる。エバポレータは、減圧機構から流出した冷媒と空気との熱交換により蒸発させた冷媒を圧縮機へ流出する。吹出側送風機は、コンデンサおよびエバポレータそれぞれに空気を通過させる。空調ケースは、圧縮機、コンデンサ、減圧機構およびエバポレータを含む冷凍サイクルの構成部品を収容する。そして、空調ケースは、エバポレータを通過した冷風が流れる冷風室、およびコンデンサを通過した温風が流れる温風室を有し、エバポレータで生成される凝縮水が温風室に送出されるように構成されている。制御装置は、空調ケース内の凝縮水が所定量を超えたとき、温風室を流れる風の温度を上昇させて凝縮水の蒸発を促進させる蒸発促進制御を行う。
これによれば、コンデンサを流れる高圧冷媒の圧力を高くすることで、コンデンサを流れる高圧冷媒の温度が高くなる。そのため、コンデンサを通過した後に温風室を流れる温風の温度を上昇させることができる。
(A)コンデンサ側の送風機の風量を減少させる制御。
(B)圧縮機の回転数を上げる制御。
(C)減圧機構の弁開度を絞る制御。
(D)エバポレータ側の送風機の風量を増加させる制御。
(E)コンデンサの前面面積を減らす制御。
これにより、低圧冷媒の圧力の変化を抑えると共に、高圧冷媒の圧力をより高くすることが可能である。そのため、冷房時に乗員側に吹き出す温度、風量を変えることなく、すなわち、乗員の快適性に影響を与えることなく、凝縮水の蒸発をより促進することができる。
これによれば、制御装置は、最小限の制御にて、第3の観点と同様の作用効果を奏することができる。
これによれば、冷房時に乗員側に吹き出す温度、風量を変えることなく、すなわち、乗員の快適性に影響を与えることなく、高圧冷媒の圧力の上昇量をより大きくすることで、凝縮水の蒸発促進効果をより増大することができる。
これによれば、第5の観点と同様の作用効果を奏することができる。
これによれば、第5の観点と同様の作用効果を奏することができる。
これによれば、蒸発促進制御にヒータによる加熱制御を加えることで、凝縮水の蒸発をより促進することができる。
2 圧縮機
3 コンデンサ
4 減圧機構
5 エバポレータ
7 吹出側送風機
8 排気側送風機
10 空調ケース
30 制御装置
40 冷風室
50 温風室
Claims (6)
- 空調ケース(10)内に冷凍サイクルの構成部品が収容された小型空調装置において、
冷媒を吸入し、圧縮して吐き出す圧縮機(2)と、
前記圧縮機から吐き出された冷媒と空気との熱交換により冷媒を凝縮させるコンデンサ(3)と、
前記コンデンサから流出した冷媒を減圧膨張させる減圧機構(4)と、
前記減圧機構から流出した冷媒と空気との熱交換により蒸発させた冷媒を前記圧縮機へ流出するエバポレータ(5)と、
前記コンデンサおよび前記エバポレータそれぞれに空気を通過させる送風機(7、8)と、
前記圧縮機、前記コンデンサ、前記減圧機構および前記エバポレータを含む前記冷凍サイクルの構成部品を収容し、前記エバポレータを通過した冷風が流れる冷風室(40)、および前記コンデンサを通過した温風が流れる温風室(50)を有し、前記エバポレータで生成される凝縮水が前記温風室に送出されるように構成されている空調ケースと、
前記空調ケース内の凝縮水が所定量を超えたとき、前記温風室を流れる風の温度を上昇させて凝縮水の蒸発を促進させる蒸発促進制御を行う制御装置(30)と、を備え、
前記蒸発促進制御は、前記コンデンサに風を通過させる側の前記送風機の風量を減少させる制御(S40)、および、前記コンデンサの前面面積を減らす制御(S44)の少なくとも一方を行い、且つ、前記圧縮機の回転数を上げる制御(S41)、および、前記減圧機構の弁開度を絞る制御(S42)の少なくとも一方を行うことで実行される、小型空調装置。 - 前記蒸発促進制御は、前記コンデンサに風を通過させる側の前記送風機の風量を減少させる制御を行い、且つ、前記圧縮機の回転数を上げる制御を行うことで実行される、請求項1に記載の小型空調装置。
- 前記蒸発促進制御は、前記コンデンサに風を通過させる側の前記送風機の風量を減少させる制御、前記圧縮機の回転数を上げる制御、および、前記減圧機構の弁開度を絞る制御を行うことで実行される、請求項1に記載の小型空調装置。
- 前記蒸発促進制御は、前記コンデンサに風を通過させる側の前記送風機の風量を減少させる制御、前記コンデンサの前面面積を減らす制御、および、前記圧縮機の回転数を上げる制御を行うことで実行される、請求項1に記載の小型空調装置。
- 前記蒸発促進制御は、前記コンデンサの前面面積を減らす制御、前記圧縮機の回転数を上げる制御、および、前記減圧機構の弁開度を絞る制御を行うことで実行される、請求項1に記載の小型空調装置。
- 前記温風室に設置されるヒータ(52)をさらに備え、
前記蒸発促進制御は、前記ヒータへ通電することで、前記温風室を流れる風の温度を上昇させる制御(S46)を含んで実行される、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の小型空調装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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