JP7080654B2 - リニアモータ - Google Patents

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Description

本発明は、リニアモータに関するものである。
従来より、半導体製造装置や工作機械、鉄道等において、リニアモータが使用されている。ここで、図4A~4Cを示して、従来のリニアモータの構成を説明する。図4Aは、従来のリニアモータの構成を説明するための斜視図である。図4Aに示すように、従来のリニアモータ101は、固定子(ステータ)102と、固定子102に対向配置され、固定子102の長手方向に移動される可動子103と、を備えている。固定子102には、複数の永久磁石が、長手方向に極性が変わるように配置されている。また、可動子103には、複数のコイルが内蔵されている。
次に、図4Bを参照して、従来のリニアモータにおける固定子についてより詳細に説明する。図4Bは、従来のリニアモータ101における固定子102をベースプレート104に固定した状態を示す斜視図である。図4Bに示すように、固定子102には、固定子102の長手方向に沿って、ベースプレート104への固定のための複数の固定点105a,105bが、直線状に2列にわたって等間隔で設けられている。固定子102は、これらの固定点105a,105bにおいて、ボルト等でベースプレート104に固定されている。
これら2列にわたって設けられた複数の固定点105a,105bは、2列のうち一方の列に設けられた複数の固定点105aと、他方の列に設けられた複数の固定点105bとがそれぞれ互いに対向するように設けられている。また、ベースプレート104において、固定子102の長手方向の両側面外側には、固定子102の長手方向と平行になるように、可動子103(及び可動子103に取り付けられた部品類)をガイドするための1対のガイドレール106a,106bが設けられている。
次に、図4Cを参照して、従来のリニアモータにおける可動子に取り付けられる部品類についてより詳細に説明する。図4Cは、従来のリニアモータ101における可動子103にステージ等を配置した状態を示す斜視図である。図4Cに示すように、可動子103は、ステージ107の中央部に対し、可動子103の長手方向がステージ107の長手方向と平行になるように取り付けられている。
可動子103の長手方向における両端部の両側面外側には、上下一対ずつのスライダ108a1,108a2,108b1,108b2がステージ107に取り付けられている。また、可動子103の長手方向における中間部の両側面外側には、一対のクランパ109a,109bがステージ107に取り付けられている。
スライダ108a1,108a2,108b1,108b2とクランパ109a,109bには、固定子102と対向する面に凹部が形成されている。スライダ108a1,108a2は凹部を介してガイドレール106aにそれぞれスライド自在に嵌合し、スライダ108b1,108b2は凹部を介してガイドレール106bにそれぞれスライド自在に嵌合する。また、クランパ109a,109bがそれぞれガイドレール106a,106bに嵌合することで、ステージ107等はガイドレール106a,106bにクランプされる。
ステージ107の可動子103を取り付けた面と反対側の面には、可動子103等から発生した熱を放熱する放熱プレート110が取り付けられている。放熱プレート110の両側面外側には、可動子103の長手方向と平行になるように、一対の搬送対象111a,111bが取り付けられている。
図4Aのようなリニアモータ101を駆動すると、固定子102を介して固定子102を固定している構造物に振動が伝播するため、これによる振動・騒音が問題となる。このような振動伝播を低減する技術としては、例えば特許文献1が報告されている。特許文献1では、磁気浮上式鉄道の地上コイル(即ち、固定子に設ける電磁石(コイル))を不等ピッチで取り付けることで、固定子から構造物への振動伝播の低減を図っている。
特開2003-52104号公報
リニアモータ駆動時には、固定子と可動子との間の隙間(エアギャップ)に電磁加振力が発生することが分かっている。そこで、リニアモータ駆動時にエアギャップで発生する電磁加振力の分布について解析を行った。図3Aは、図4Aのリニアモータの駆動時におけるFEM解析結果を表す側断面図である。
図3Aに示すように、可動子103には、固定子102と対向する側に、固定子102側に突出する複数のティース112が形成されている。これら複数のティース112は、各々にコイル113が巻かれている。なお、ティース112の固定子102側の先端部は、図3Bに示すように、T字形状となっている。また、固定子102には、可動子103側の面に等間隔で複数枚の永久磁石114が配置されている。
図3A中の太線Lは、FEM解析の結果得られた電磁加振力の大きさの分布を示す。太線Lが可動子103側に上がっているほどその位置での電磁加振力が大きく、太線Lが固定子102側に下がっているほどその位置での電磁加振力が小さいことを示している。図3A中、特に二点鎖線の四角で示すように、電磁加振力は、ティース112の位置において最大(MAX)となっていることが分かる。このことから、電磁加振力は、ティース112の間隔(ピッチ)に沿って大きく発生することが明らかとなった。
このように、FEM解析の結果、電磁加振力と磁石の位置との間に関係性はなく、電磁加振力はティースの間隔で発生することが明らかとなった。従って、ティースの間隔(の整数倍)で固定子の固定位置(固定点)を配置すると、同時刻に電磁加振力が複数箇所の固定点を介して構造物に伝播することとなるため、振動伝播量の増大に繋がってしまう。従って、振動伝播量を減らすポイントは、固定子を構造物に固定する位置(固定点)であり、特許文献1のように固定子に設ける磁石の位置を変更しても、固定子から構造物への振動伝播を低減する根本的な解決策にはならないことが明らかとなった。
一方、現状の市販品では、構造物に対する固定子の固定点は、等間隔に複数点配置されており、固定点同士の間隔はティースの間隔に近くなっている(例えば図3A中では、4枚の永久磁石114毎に固定点が設けられている)。このように、現状では、構造物の振動や、振動による騒音の発生を十分に低減できるリニアモータは現れていなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、構造物の振動や、振動による騒音の発生を抑制できるリニアモータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、固定子と、該固定子に対向配置され、前記固定子の長手方向に移動される可動子と、を備え、前記固定子には、前記固定子の長手方向に沿って、ベースプレートへの固定のための複数の固定点が複数列にわたって設けられており、前記可動子には、前記固定子と対向する側に、前記固定子側に突出する複数のティースが形成されており、前記固定子の長手方向における前記複数の固定点のピッチは、前記複数のティースのピッチよりも大きいリニアモータを提供する。
本発明の第1態様に係るリニアモータにおいては、複数の固定点が固定子の長手方向に沿って複数列にわたって設けられており、固定子の長手方向における固定点のピッチがティースのピッチよりも大きくなるように構成されている。電磁加振力は、ティースの間隔に沿って発生するため、固定子の長手方向における固定点のピッチをティースのピッチよりも大きくなるように構成することで、電磁加振力を低減できる。これにより、構造物への振動伝播量も低減できるため、構造物の振動や、振動による騒音の発生を抑制できる。
前記リニアモータにおいて、前記固定子の長手方向に沿って複数列にわたって設けられた前記複数の固定点は、前記固定子が前記可動子と対向する面における前記固定子の長手方向に直交する方向において、互いにずらして設けられている。
このように、複数列にわたって設けられた複数の固定点を互いにずらして設けることにより、固定子の長手方向に直交する方向において電磁加振力が同時に発生することを防止できる。従って、構造物に入力される電磁加振力を十分に低減することができる。
また、本発明は、固定子と、該固定子に対向配置され、前記固定子の長手方向に移動される可動子と、を備え、前記固定子には、前記固定子の長手方向に沿って、ベースプレートへの固定のための複数の固定点が複数列にわたって設けられており、前記可動子には、前記固定子と対向する側に、前記固定子側に突出する複数のティースが形成されており、前記固定子の長手方向における前記複数の固定点のピッチは、不等ピッチであるリニアモータを提供する。
本発明の第2態様に係るリニアモータにおいては、複数の固定点が固定子の長手方向に沿って複数列にわたって設けられており、固定子の長手方向における固定点のピッチが不等ピッチとなるように構成されている。電磁加振力は、ティースの間隔に沿って発生するため、固定子の長手方向における固定点のピッチを不等ピッチとなるように構成することで、電磁加振力を低減できる。これにより、構造物への振動伝播量も低減できるため、構造物の振動や、振動による騒音の発生を抑制できる。
前記リニアモータにおいて、前記固定子の長手方向に沿って複数列にわたって設けられた前記複数の固定点は、前記固定子が前記可動子と対向する面における前記固定子の長手方向に直交する方向において、互いに対向するように設けられていることが好ましい。
このように、複数列にわたって設けられた複数の固定点を互いに対向するように設けることで、ベースプレートに対して固定子を容易かつ安定して固定することができる。
前記リニアモータにおいて、前記固定子の長手方向に沿って複数列にわたって設けられた前記複数の固定点は、前記固定子が前記可動子と対向する面における前記固定子の長手方向に直交する方向において、互いにずらして設けられていることが好ましい。
このように、複数列にわたって設けられた複数の固定点を互いにずらして設けることにより、固定子の長手方向に直交する方向において電磁加振力が同時に発生することを防止できる。従って、構造物に入力される電磁加振力を十分に低減することができる。
前記リニアモータにおいて、前記固定子の長手方向における前記複数の固定点のピッチは、前記複数のティースのピッチの整数倍を含まないことが好ましい。
固定点のピッチがティースのピッチの整数倍を含まないように設定されていれば、電磁加振力を一層低減でき、構造物への振動伝播量も一層低減できる。これにより、構造物の振動や、振動による騒音の発生を一層抑制できる。
本発明のリニアモータであれば、電磁加振力が構造物に入力されるタイミングが不規則になるため、強め合う振動が出にくくなる。従って、構造物への振動伝播量も低減できるため、構造物の振動や、振動による騒音の発生を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るリニアモータの構成を説明するための斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るリニアモータの構成を説明するための斜視図である。 図4Aのリニアモータの駆動時におけるFEM解析結果を表す側断面図である。 図3Aの可動子のティース部分を拡大した拡大側断面図である。 従来のリニアモータの構成を説明するための斜視図である。 従来のリニアモータにおける固定子をベースプレートに固定した状態を示す斜視図である。 従来のリニアモータにおける可動子にステージ等を配置した状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係るリニアモータの一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、本明細書中、固定点を設ける「列」とは、固定子を長手方向に分割した「列」のことを指している。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係るリニアモータについて、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るリニアモータの構成を説明するための斜視図である。
本実施形態に係るリニアモータ1は、固定子(ステータ)2と、固定子2に対向配置され、固定子2の長手方向に移動される可動子3と、を備えている。具体的には、部品類を取り付けた可動子3(図1では可動子3のみ図示)を固定子2上に配置することで、本実施形態に係るリニアモータ1が構成される。固定子2には、複数の永久磁石が、長手方向に極性が変わるように配置されている。また、可動子3には、複数のコイルが内蔵されており、可動子3の固定子2側の表面には、図3Bに示したようなT字形状のティース12が複数設けられている。なお、可動子3(及び可動子3に取り付ける部品類)としては、図4Cに示すような、従来の可動子103等と同様のものを使用すればよい。
固定子2には、固定子2の長手方向に沿って、ベースプレート4への固定のための複数の固定点5a,5bが、直線状に2列にわたって等間隔で設けられている。固定子2は、これらの固定点5a,5bにおいて、ボルト等でベースプレート4に固定されている。また、ベースプレート4において、固定子2の長手方向の両側面外側には、固定子2の長手方向と平行になるように、可動子3(及び可動子3に取り付けられた部品類)をガイドするための1対のガイドレール6a,6bが設けられている。
ここで、固定子2の長手方向における複数の固定点5a,5bのピッチは、ティース12のピッチよりも大きくなっている。具体的には、2列のうち一方の列に等間隔で設けられた複数の固定点5aのピッチ、及び他方の列に設けられた複数の固定点5bのピッチは、いずれもティース12のピッチよりも大きくなっている。なお、これら複数の固定点5a,5bのピッチは、ティース12のピッチの整数倍を含まないように構成されている。
また、2列にわたって設けられた複数の固定点5a,5bは、固定子2が可動子3と対向する面における固定子2の長手方向に直交する方向において、互いにずらして設けられている。即ち、これら2列にわたって設けられた複数の固定点5a,5bは、2列のうち一方の列に設けられた複数の固定点5aと、他方の列に設けられた複数の固定点5bとがそれぞれ互いに対向しないように設けられている。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態のリニアモータ1においては、複数の固定点5a,5bが固定子2の長手方向に沿って2列にわたって設けられており、固定子2の長手方向における固定点5a,5bのピッチがティース12のピッチよりも大きくなるように構成されている。電磁加振力は、ティース12の間隔に沿って発生するため、固定子2の長手方向における固定点5a,5bのピッチをティース12のピッチよりも大きくなるように構成することで、電磁加振力を低減できる。これにより、構造物への振動伝播量も低減できるため、構造物の振動や、振動による騒音の発生を抑制できる。
また、上記の通り、リニアモータ1において、複数の固定点5a,5bは、固定子2が可動子3と対向する面における固定子2の長手方向に直交する方向において、互いにずらして設けられている。このように、2列にわたって設けられた複数の固定点5a,5bを互いにずらして設けることにより、固定子2の長手方向に直交する方向において電磁加振力が同時に発生することを防止できる。従って、構造物に入力される電磁加振力を十分に低減することができる。
また、固定点5a,5bのピッチがティース12のピッチの整数倍を含まないように設定されていれば、電磁加振力を一層低減でき、構造物への振動伝播量も一層低減できる。これにより、構造物の振動や、振動による騒音の発生を一層抑制できる。
なお、以上に説明した第1実施形態においては、複数の固定点5a,5bを、固定子2が可動子3と対向する面における固定子2の長手方向に直交する方向において、互いにずらして設ける態様を例として説明したが、これに限定されない。例えば、複数の固定点5a,5bを、固定子2が可動子3と対向する面における固定子2の長手方向に直交する方向において、互いに対向するように設けてもよい。即ち、2列のうち一方の列に設けられた複数の固定点5aと、他方の列に設けられた複数の固定点5bとがそれぞれ互いに対向するように、複数の固定点5a,5bを設けてもよい。
このように、2列にわたって設けられた複数の固定点5a,5bを互いに対向するように設けることで、ベースプレート4に対して固定子2を容易かつ安定して固定することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について、図2を用いて説明する。
本実施形態の基本構成は、第1実施形態と基本的に同様であるが、第1実施形態とは、固定子の長手方向における複数の固定点5a,5bのピッチが不等ピッチとなっている(等間隔ではない)点が異なっている。よって、本実施形態においては、この異なっている部分を説明し、その他の重複するものについては説明を省略する。
なお、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
図2は、本実施形態に係るリニアモータの構成を説明するための斜視図である。図2に示すように、本実施形態においては、固定子2の長手方向における複数の固定点5a,5bのピッチは、不等ピッチとなっている。具体的には、2列のうち一方の列に設けられた複数の固定点5aのピッチ、及び他方の列に設けられた複数の固定点5bのピッチは、いずれも不等ピッチとなっている。
また、2列にわたって設けられた複数の固定点5a,5bは、固定子2が可動子3と対向する面における固定子2の長手方向に直交する方向において、互いにずらして設けられている。即ち、これら2列にわたって設けられた複数の固定点5a,5bは、2列のうち一方の列に設けられた複数の固定点5aと、他方の列に設けられた複数の固定点5bとがそれぞれ互いに対向しないように設けられている。
本実施形態においては、固定点5a,5bのピッチが不等ピッチである限り、固定点5a,5bのピッチとティース12のピッチとの関係は特に限定されない。即ち、固定点5a,5bのピッチについては、全てティース12のピッチよりも大きいピッチ又は小さいピッチとしてもよいし、ティース12のピッチよりも大きいピッチと小さいピッチとが混在してもよい。なお、固定点5a,5bのピッチに、ティース12のピッチの整数倍が含まれていてもよいが、好ましくはティース12のピッチの整数倍は含まれない。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態のリニアモータ1においては、複数の固定点5a,5bが固定子2の長手方向に沿って2列にわたって設けられており、固定子2の長手方向における固定点5a,5bのピッチが不等ピッチとなるように構成されている。電磁加振力は、ティース12の間隔に沿って発生するため、固定子2の長手方向における固定点5a,5bのピッチを不等ピッチとなるように構成することで、電磁加振力を低減できる。これにより、構造物への振動伝播量も低減できるため、構造物の振動や、振動による騒音の発生を抑制できる。
また、上記のように、2列にわたって設けられた複数の固定点5a,5bを互いにずらして設けることにより、固定子2の長手方向に直交する方向において電磁加振力が同時に発生することを防止できる。従って、構造物に入力される電磁加振力を十分に低減することができる。
また、固定点5a,5bのピッチがティース12のピッチの整数倍を含まないように設定されていれば、電磁加振力を一層低減でき、構造物への振動伝播量も一層低減できる。これにより、構造物の振動や、振動による騒音の発生を一層抑制できる。
なお、以上に説明した第2実施形態においては、複数の固定点5a,5bを、固定子2が可動子3と対向する面における固定子2の長手方向に直交する方向において、互いにずらして設ける態様を例として説明したが、これに限定されない。例えば、複数の固定点5a,5bを、固定子2が可動子3と対向する面における固定子2の長手方向に直交する方向において、互いに対向するように設けてもよい。即ち、2列のうち一方の列に設けられた複数の固定点5aと、他方の列に設けられた複数の固定点5bとがそれぞれ互いに対向するように、複数の固定点5a,5bを設けてもよい。
このように、2列にわたって設けられた複数の固定点5a,5bを互いに対向するように設けることで、ベースプレート4に対して固定子2を容易かつ安定して固定することができる。
また、互いに対向する固定点5a,5bと、互いに対向しない固定点5a,5bとが混在するように、複数の固定点5a,5bを設けてもよい。
また、以上に説明した実施形態においては、複数の固定点5a,5bを固定子2の長手方向に沿って2列にわたって設ける場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。具体的には、複数の固定点5a,5bを固定子2の長手方向に沿って3列以上にわたって設けてもよい。
1 リニアモータ
2 固定子
3 可動子
4 ベースプレート
5a,5b 固定点
6a,6b ガイドレール
12 ティース

Claims (5)

  1. 固定子と、
    該固定子に対向配置され、前記固定子の長手方向に移動される可動子と、
    を備え、
    前記固定子には、前記固定子の長手方向に沿って、ベースプレートへの固定のための複数の固定点が複数列にわたって設けられており、
    前記可動子には、前記固定子と対向する側に、前記固定子側に突出する複数のティースが形成されており、
    前記固定子の長手方向における前記複数の固定点のピッチは、前記複数のティースのピッチよりも大きく、
    前記固定子の長手方向に沿って複数列にわたって設けられた前記複数の固定点は、前記固定子が前記可動子と対向する面における前記固定子の長手方向に直交する方向において、互いにずらして設けられていることを特徴とするリニアモータ。
  2. 固定子と、
    該固定子に対向配置され、前記固定子の長手方向に移動される可動子と、
    を備え、
    前記固定子には、前記固定子の長手方向に沿って、ベースプレートへの固定のための複数の固定点が複数列にわたって設けられており、
    前記可動子には、前記固定子と対向する側に、前記固定子側に突出する複数のティースが形成されており、
    前記固定子の長手方向における前記複数の固定点のピッチは、不等ピッチであることを特徴とするリニアモータ。
  3. 前記固定子の長手方向に沿って複数列にわたって設けられた前記複数の固定点は、前記固定子が前記可動子と対向する面における前記固定子の長手方向に直交する方向において、互いに対向するように設けられていることを特徴とする請求項に記載のリニアモータ。
  4. 前記固定子の長手方向に沿って複数列にわたって設けられた前記複数の固定点は、前記固定子が前記可動子と対向する面における前記固定子の長手方向に直交する方向において、互いにずらして設けられていることを特徴とする請求項に記載のリニアモータ。
  5. 前記固定子の長手方向における前記複数の固定点のピッチは、前記複数のティースのピッチの整数倍を含まないことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のリニアモータ。
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