JP7079662B2 - 電力需要予測システム、学習装置及び電力需要予測方法 - Google Patents

電力需要予測システム、学習装置及び電力需要予測方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力需要予測システム、学習装置及び電力需要予測方法に関する。
2016年4月にスタートした電力小売自由化により、消費電力に応じた様々な料金プランが提供されるようになった。このような多様な料金プランに沿って施設や建物における電気料金を増大させることなく運用するために、施設等の電力需要を精度よく予測するシステムが望まれている。施設等の電力需要を精度よく予測することができれば、予測した電力需要に沿って施設等における設備の運転計画を立てることができる。そして、立案した運転計画に従って設備を稼働させることで、料金プランに沿った契約電力を超過させることなく尚且つ設備を適切に運用することができるためである。
このため、ニューラルネットワークなどの人工知能(AI、Artificial Intelligence)技術を活用した電力需要を予測するシステムの開発が活発になっている。
人工知能技術を用いて電力需要量を予測させる場合、過去の実績データに基づいて機械学習モデル(予測を行うためのモデル)を作成する。過去の実績データには、例えば、電力需要と相関が大きい天候情報等が用いられる。
例えば、特許文献1には、ニューラルネットワークを用いる分析により電力需要量を予測する手法が開示されている。特許文献1には、電力需要量を変動させる要因となり得る変動要因と電力需要とを対応づけた学習データを用いて作成した学習済みの予測モデルを用いて電力需要量を予測する。一般的に、機械学習モデルが予測した内容の確かさ(予測精度)は、学習データの数に依存し、学習データの数が多いほど予測精度が向上する傾向にある。このため、機械学習モデルを作成する場合には、学習データをより多く用いたほうが良いとされている。
特開2000-276460号公報
しかしながら、電力需要予測においては、学習データの数を増やすと予測精度が悪化する場合があり得る。例えば、施設内の設備が故障して使用できない場合など、一時的に施設の運用が変更された場合、この変更により電力需要パターンが大きく変化することが考えられる。このように一時的に電力需要パターンが大きく変化した場合、その期間の電力需要のデータを学習データに用いて予測モデルを生成すると、通常運用時の電力需要パターンとは異なるパターンを学習したことにより、通常の運用に戻った場合であっても、変化時のパターンを用いて予測が行われるため、通常運用時における予測精度は悪化することが考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、一時的に電力需要パターンが変化した場合であっても、電力需要を精度よく予測することができる電力需要予測システム、学習装置及び電力需要予測方法を提供することである。
上述した課題を解決するために本発明の一実施形態の電力需要予測システムは、電力需要量を変動させる要因となり得る変動要因の実績である変動要因実績データに、電力需要の実績である電力実績データを対応付けた学習データであって、互いに異なる期間に対応する学習データを用いて機械学習を実行することにより、電力需要を予測する学習済みモデルを複数生成するモデル作成部と、電力需要を予測する対象となる予測対象日に応じて、複数の前記学習済みモデルの中からいずれか一つを、前記予測対象日における電力需要を予測する予測モデルとして選択する選択部と、前記予測モデルを用いて、前記予測対象日における電力需要を予測する予測部を備え、前記モデル作成部は、過去の第1時点より前の第1期間における前記学習データを用いて生成した学習済みモデルに、前記第1時点より後の第2期間における前記学習データを用いて追加学習を実行することにより第1モデルを生成する第1モデル作成部と、前記第1期間における前記学習データを用いて機械学習を実行することにより第2モデルを生成する第2モデル作成部とを備え、前記選択部は、前記第1モデルが予測する前記予測対象日より前の第3期間における第1予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて電力需要を予測する予測精度である第1予測誤り率を算出し、前記第2モデルが予測する前記第3期間における第2予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて前記予測精度である第2予測誤り率を算出し、前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率のうち一方が所定の閾値未満であり、他方が所定の閾値以上である場合、前記一方の予測精度で予測した前記学習済みモデルを前記予測モデルとして選択し、前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値以上である場合、前記予測対象日より前の第4期間における前記学習データを用いて生成し直した前記第1モデル又は前記第2モデルの何れかを前記予測モデルとして選択し、前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値未満である場合、前記第1モデルと前記第2モデルのうち、選択済みである予測モデルから変更を行わない電力需要予測システムである
また、本発明の一実施形態の学習装置は、電力需要量を変動させる要因となり得る変動要因の実績である変動要因実績データに、電力需要の実績である電力実績データを対応付けた学習データであって、互いに異なる期間に対応する学習データを用いて機械学習を実行することにより、電力需要を予測する学習済みモデルを複数生成するモデル作成部と、電力需要を予測する対象となる予測対象日に応じて、複数の前記学習済みモデルの中からいずれか一つを、前記予測対象日における電力需要を予測する予測モデルとして選択する選択部とを備え、前記モデル作成部は、過去の第1時点より前の第1期間における前記学習データを用いて生成した学習済みモデルに、前記第1時点より後の第2期間における前記学習データを用いて追加学習を実行することにより第1モデルを生成する第1モデル作成部と、前記第1期間における前記学習データを用いて機械学習を実行することにより第2モデルを生成する第2モデル作成部とを備え、前記選択部は、前記第1モデルが予測する前記予測対象日より前の第3期間における第1予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて電力需要を予測する予測精度である第1予測誤り率を算出し、前記第2モデルが予測する前記第3期間における第2予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて前記予測精度である第2予測誤り率を算出し、前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率のうち一方が所定の閾値未満であり、他方が所定の閾値以上である場合、前記一方の予測精度で予測した前記学習済みモデルを前記予測モデルとして選択し、前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値以上である場合、前記予測対象日より前の第4期間における前記学習データを用いて生成し直した前記第1モデル又は前記第2モデルの何れかを前記予測モデルとして選択し、前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値未満である場合、前記第1モデルと前記第2モデルのうち、選択済みである予測モデルから変更を行わない学習装置である。
また、本発明の一実施形態の電力需要予測方法は、モデル作成部が、電力需要量を変動させる要因となり得る変動要因の実績である変動要因実績データに、電力需要の実績である電力実績データを対応付けた学習データであって、互いに異なる期間に対応する学習データを用いて機械学習を実行することにより、電力需要を予測する学習済みモデルを複数生成するモデル生成工程と、選択部が、電力需要を予測する対象となる予測対象日に応じて、複数の前記学習済みモデルの中からいずれか一つを、前記予測対象日における電力需要を予測する予測モデルとして選択する選択工程と、予測部が、前記予測モデルを用いて、前記予測対象日における電力需要を予測する予測工程とを含み、前記モデル生成工程は、過去の第1時点より前の第1期間における前記学習データを用いて生成した学習済みモデルに、前記第1時点より後の第2期間における前記学習データを用いて追加学習を実行することにより第1モデルを生成する第1モデル生成工程と、前記第1期間における前記学習データを用いて機械学習を実行することにより第2モデルを生成する第2モデル生成工程と、を含み、前記選択工程は、前記第1モデルが予測する前記予測対象日より前の第3期間における第1予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて電力需要を予測する予測精度である第1予測誤り率を算出し、前記第2モデルが予測する前記第3期間における第2予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて前記予測精度である第2予測誤り率を算出し、前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率のうち一方が所定の閾値未満であり、他方が所定の閾値以上である場合、前記一方の予測精度で予測した前記学習済みモデルを前記予測モデルとして選択し、前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値以上である場合、前記予測対象日より前の第4期間における前記学習データを用いて生成し直した前記第1モデル又は前記第2モデルの何れかを前記予測モデルとして選択し、前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値未満である場合、前記第1モデルと前記第2モデルのうち、選択済みである予測モデルから変更を行わない電力需要予測方法である
以上説明したように、この発明によれば、学習内容が異なる複数の学習済みモデルから予測モデルを選択するため、一時的に変化した電力需要パターンを学習したモデルと学習していないモデルとを、予測対象の状況に応じて選択できる。このため、一時的に電力需要パターンが変化した場合であっても、予測対象日における電力需要を精度よく予測することができる。
実施形態の電力需要予測システム1の構成を示す構成図である。 実施形態の予測モデル生成サーバ10の構成例を示すブロック図である。 実施形態の電力需要予測サーバ30の構成例を示すブロック図である。 実施形態の予測モデル生成サーバ10及び電力需要予測サーバ30の動作例を示す模式図である。 実施形態の予測モデル生成サーバ10の動作例を示すフローチャートである。
以下、実施形態の電力需要予測システム、学習サーバ装置を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の電力需要予測システム1の構成を示す構成図である。電力需要予測システム1は、予測の対象となる施設や建物(以下、対象施設という)における電力需要量(以下、単に「電力需要」ともいう)を予測する。
電力需要予測システム1は、電力需要を変動する要因となり得る変動要因データに基づいて電力需要を予測する。ここで、変動要因データは、対象施設における電力需要を変動させる要因となり得る情報であり、例えば、その対象施設における天候を示す情報である。例えば、対象施設において繁忙期や閑散期があり、電力を消費する施設や装置を駆動させる頻度が時期によって異なる場合には、時間や時期を示す情報が変動要因として用いられてもよい。以下では、変動要因データとして、対象施設や対象施設が設置されえた地域における天候を用いる場合を例示して説明するが、これに限定されることはなく、変動要因データとして天候以外の情報が用いられてよい。
電力需要予測システム1は、天候に基づいて電力需要を予測する予測モデルを用いて電力需要を予測する。ここで、予測モデルは、対象施設50における天候と電力需要との関係を学習した学習済みモデルである。具体的に、予測モデルは、天候の実績である天候実績データに、電力需要の実績を示す電力実績データを対応付けた学習データを用いて機械学習を実行することにより生成される。
予測モデルは、学習データに基づいて、過去の様々な天候と、対象施設の電力需要との関係を学習する。予測モデルは、電力需要を予測したい日(予測対象日)の天候と同じか、又は似た天候を学習済みである場合、その学習済みの天候実績データに対応する電力実績データに基づいて現在の電力需要を予測する。
電力需要予測システム1は、例えば、予測モデル生成サーバ10と、通信ネットワーク20と、電力需要予測サーバ30と、天候データ提供サーバ40と、対象施設50とを備える。予測モデル生成サーバ10と、電力需要予測サーバ30と、天候データ提供サーバ40と、対象施設50とは、通信ネットワーク20を介して通信可能に接続されている。ここで、電力需要予測サーバ30は、「学習装置」の一例である。また、電力需要予測サーバ30は、「予測部」の一例である。
予測モデル生成サーバ10は、予測モデルを生成するサーバ装置である。予測モデル生成サーバ10は、天候データ提供サーバ40から天候実績データを定期的(例えば、30分毎)にその天候が観測された日時の情報と共に取得する。
また、予測モデル生成サーバ10は、対象施設50から電力実績データを定期的(例えば、30分毎)にその電力需要が測定された日時の情報と共に取得する。
予測モデル生成サーバ10は、取得した天候実績データと電力実績データとを用いて、学習内容が互いに異なる複数の学習済みモデルを生成する。予測モデル生成サーバ10は、予測対象日に応じて、複数の学習済みモデルのうち何れか一つを、予測対象日における電力需要を予測する予測モデルとして選択する。また、予測モデル生成サーバ10は、予測モデルとして選択したモデルに基づいて複数の学習済みモデルの学習内容を更新させる。以下の説明においては、予測モデル生成サーバ10が互いに学習内容が異なる二つの学習済みモデルを生成する場合を例示して説明する。
通信ネットワーク20は、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局、専用回線などのうちの一部または全部を含む通信網である。
電力需要予測サーバ30は、対象施設50の電力需要を予測する。電力需要予測サーバ30は、天候データ提供サーバ40から予測対象日における天候予報である天候予報データを取得する。電力需要予測サーバ30は、取得した天候予報データを、予測モデル生成サーバ10により生成された予測モデルに入力することにより得られる出力結果として、電力需要の予測値を取得する。
天候データ提供サーバ40は、例えば、気象衛星や観測所等から得られる気象情報や、気象情報に基づいて予想される天気予報等を提供するサーバ装置である。天候データ提供サーバ40は、例えば、予測モデル生成サーバ10及び電力需要予測サーバ30からの送信要求に応じて、対象施設50における天候に関する天候データを送信する。ここでの天候データは、天候に関する情報であって、例えば、天気、気温、降水量、風向き、風速、日照時間、湿度や気圧などを示す情報である。また、天候データには、天候実績データと天候の予想データとが含まれる。つまり、天候データ提供サーバ40は、現在の天候や過去の天候に関する情報、及び未来に予想される天候に関する情報を提供する。
対象施設50は、電力需要予測システム1が電力需要を予測する対象となる建物や施設等である。対象施設50は、例えば、工場、商業施設、オフィスビ等の建築構造物である。対象施設50は、店舗や娯楽施設に宿泊施設や住居施設及び公共施設などを備えた複合型の建築構造物であってもよい。対象施設50は、対象施設50に備えられた電力量計(不図示)により電力需要の大きさが検出される。対象施設50は、検出した電力需要の大きさを示す情報を、通信ネットワーク20を介して送信する。
ここで、対象施設50においては、例えば、天気や気温に応じて施設内の設備機器(エアコン装置等)が使用された結果として、電力需要の大きさが決定される。天候と電力需要とは相関する関係にあるため、施設内の設備機器が増減するような変化がない通常の場合には、天候に応じて電力需要のパターンはある程度同じようなパターンとなる。学習済みモデルは、天候実績データと電力実績データとから、このような通常運用の状態における様々な天候と電力需要の関係を学習し、天候に応じて電力需要がどのような傾向となるかを学習する。
そして、学習済みモデルは、予測対象日の天候や天気予報のデータに基づいて、学習済みのデータから予測対象日の天候と一致するか、又は似た天候がないか探索を行う。学習済みモデルは、学習済みモデルに予測対象日の天候と一致するか、又は似た天候がある場合には、その天候実績データに対応付けられた電力実績データに基づいて予測対象日における電力需要を予測する。
しかしながら、対象施設50においては、天候と電力需要との関係が変化してしまうようなイレギュラーな事態が起こり得る。ここでのイレギュラーな事態とは、例えば、施設内の設備機器が故障したり、修理が必要になったりして、通常なら使用されるはずの設備機器が使用できなくなるような事態である。この場合、例えば、通常なら所定の気温以上になれば使用されるはずの設備機器が使用されないことになる。このため、天候に応じた、電力需要のパターンが、通常の場合とは異なるパターンに変化する。
学習済みモデルが、このようなイレギュラーな期間の電力実績を学習すると、天候と電力需要との関係について通常とは異なる関係を学習してしまう。この場合、学習済みモデルは、イレギュラーな運用であるにも関わらず、その状態が通常運用であると誤った認識をして電力需要を予測してしまう。このため、予測対象日において通常運用が行われている場合であっても、イレギュラーな運用が行われているとみなして電力需要を予測してしまう。この結果、学習済みモデルは、予測した電力需要が実際の電力需要から大きく異なってしまうような精度の悪い予測をしてしまうことになる。
このように、対象施設50においては、通常の運用がなされる場合と、イレギュラーな運用がなされる場合とがある。通常の運用の状態を学習したモデルは、予測対象日において通常の運用がなされている場合には、精度よく電力需要を予測することが可能である。一方、イレギュラーな運用の状態を学習したモデルは、予測対象日において通常の運用がなされている場合には、精度よく電力需要を予測することが困難となる。このような観点から、本実施形態では、予測モデル生成サーバ10は、互いに異なる学習のさせ方をした二つの学習済みモデルを用意する。そして、予測モデル生成サーバ10は、二つの学習済みモデルのうち、予測対象日の運用状態を学習したモデル、つまり、より精度よく電力需要を予測し得るモデルを予測モデルとする。予測モデル生成サーバ10が、二つのモデルに学習させる方法、及び予測の精度を算出する方法については後で詳しく説明する。
図2は、実施形態の予測モデル生成サーバ10の構成例を示すブロック図である。予測モデル生成サーバ10は、例えば、天候実績データ取得部100、電力実績データ取得部101、第1モデル作成部102、第2モデル作成部103、選択部104、天候実績データ記憶部105、電力実績データ記憶部106、第1モデル記憶部107、第2モデル記憶部108、及び予測モデル記憶部109を備える。ここで、第1モデル作成部102及び第2モデル作成部103は、「モデル作成部」の一例である。
天候実績データ取得部100は、天候データ提供サーバ40から天候実績データを取得する。天候実績データ取得部100は、取得した天候実績データを、第1モデル作成部102及び第2モデル作成部103に出力する。また、天候実績データ取得部100は、取得した天候実績データを、天候実績データ記憶部105に記憶させる。
電力実績データ取得部101は、対象施設50から電力実績データを取得する。電力実績データ取得部101は、取得した電力実績データを、第1モデル作成部102及び第2モデル作成部103に出力する。また、電力実績データ取得部101は、取得した電力実績データを、電力実績データ記憶部106に記憶させる。
第1モデル作成部102は、予測モデル生成サーバ10が用意する二つの学習済みモデルの一方のモデル(以下、第1モデルと称する)を生成する。第1モデル作成部102は、例えば、天候実績データ取得部100から出力された天候実績データから、過去のある時点(第1時点と称する)より前の期間(第1期間と称する)における天候実績データと、その天候実績データと対応する電力実績データとを組み合わせることにより学習データを生成する。第1モデル作成部102は、生成した学習データを用いて機械学習を実行することにより、第1モデルを生成する。第1モデル作成部102は、作成した第1モデルを第1モデル記憶部107に記憶させる。
また、第1モデル作成部102は、第1期間より後の期間(第2期間と称する)に取得された天候実績データと電力実績データとを組み合わせた学習データを用いて第1モデルに追加学習を行う。ここでの追加学習は、モデルに学習させた学習データとは時期が異なる天候実績データと電力実績データとを用いて、機械学習を実行することにより、更に学習済みモデルに学習をさせることである。つまり、第1モデルは、第1期間及びその後の第2期間に取得された天候と電力需要との関係を学習した学習済みモデルである。第1モデル作成部102は、第1モデルに追加学習させる毎に、第1モデル記憶部107に記憶させた第1モデルを更新させる。第1モデル作成部102は、例えば、第1モデルを作成した後、定期的(例えば30分毎)に天候実績データ及び電力実績データを取得し、一日に一回、定期的に取得したデータを用いて追加学習を行う。
第2モデル作成部103は、予測モデル生成サーバ10が用意する二つの学習済みモデルの他方のモデル(以下、第2モデルと称する)を生成する。第2モデル作成部103は、第1モデル作成部102と同様に、第1期間における学習データを生成する。第2モデル作成部103は、生成した学習データを用いて機械学習を実行することにより、第2モデルを生成する。ここで、第2モデルは、第1期間以降における学習データを用いて追加学習を行わない。つまり、第2モデルは、第1期間に取得された天候と電力需要との関係のみを学習した学習済みモデルである。第2モデル作成部103は、作成した第2モデルを第2モデル記憶部108に記憶させる。
選択部104は、予測対象日に応じて、第1モデルと第2モデルからいずれかを、予測対象日における電力需要を予測する予測モデルとして選択する。選択部104は、第1モデルと第2モデルのうち、予測対象日における電力需要をより精度よく予測し得るモデルを予測モデルとする。
選択部104は、第1モデルに追加学習が行われる前において、第1モデルと第2モデルの何れを選択モデルとして選択してもよい。第1モデルと第2モデルの各々が共に第3期間の学習データを用いて作成されていることから、第1モデルに追加学習が行われる前においては、学習した内容が同じ内容であり、両モデルから予測される電力需要は同じ値となるためである。
選択部104は、追加学習がされた後の第1モデルと第2モデルの各々について、予測対象日より過去の直近の期間(第3期間と称する)の天候実績データを用いて、第3期間の電力需要を予測させる。ここで、第3期間は、第1期間よりも、予測対象日に近い期間であり、例えば、予測対象日の一週間前から前日までの期間である。選択部104は、第3期間における電力需要の予測値が、電力需要の実績により近いモデルを予測モデルとする。第3期間の電力需要を精度よく予測することができれば、予測対象日の電力需要もより精度よく予測することができると推測されるためである。つまり、選択部104は、第1モデルと第2モデルのうち、予測対象日においてより精度よく電力需要を予測し得るモデルを予測モデルとする。
選択部104は、予測された電力需要の精度として、第1モデルと第2モデルの各々が予測した電力需要に基づいて、下記(1)式に示す予測精度EEP(Expected Error Percentage、予測誤り率)を算出する。ここで、nはデータ数、yは予測値、yは実測値、yd、maxはn個の実測値のうちの最大値、をそれぞれ示す。
Figure 0007079662000001
ここで、(1)式においては、予測された電力需要の精度を百分率で示し、精度が良い場合には小さい数値を示し、精度が悪い場合には大きい数値を示す。
選択部104は、第1モデルと第2モデルの各々の予測精度EEPを算出し、算出した予測精度EEPを、予め定めた所定の精度閾値EEPth(例えば、10[%])と比較する。選択部104は、一方のモデルの予測精度EEPが所定の精度閾値EEPth以上であり、他方のモデルの予測精度EEPが所定の精度閾値EEPth未満である場合、他方のモデルを予測モデルとして選択する。
具体的には、選択部104は、精度閾値EEPthが10[%]である場合、第1モデルの予測精度EEPが5[%]、第2モデルの予測精度EEPが14[%]、である場合、第1モデルを予測モデルとして選択する。一方、選択部104は、第1モデルの予測精度EEPが12[%]、第2モデルの予測精度EEPが5[%]、である場合、第2モデルを予測モデルとして選択する。
選択部104は、第1モデルと第2モデルの何れかを予測モデルとして選択した場合、選択した予測モデルに応じて、第1モデル作成部102、及び第2モデル作成部103に対して、第1モデルと第2モデルとを更新させる。
具体的には、選択部104は、第1モデルを予測モデルとして選択した場合、第2モデル作成部103に、第2モデルの学習内容を第1モデルの学習内容と同じとなるように更新させる。より具体的には、選択部104は、第1モデルを予測モデルとして選択した場合、第2モデルにおいて追加学習させた部分について、追加学習する前の学習状態に戻すようにする。つまり、選択部104は、第1モデルを予測モデルとして選択した場合、第1モデルを予測対象日において電力需要をより精度よく予測すると判定し、第2モデルに追加学習させた部分については電力需要の予測を低下させる要因とみなして学習データから削除させる。
一方、選択部104は、第2モデルを予測モデルとして選択した場合、第1モデル作成部102に、第1モデルの学習内容を第2モデルの学習内容と同じとなるように更新させる。より具体的には、選択部104は、第2モデルを予測モデルとして選択した場合、第2モデルにおいて追加学習させた部分について、第1モデルにも学習させるようにする。つまり、選択部104は、第2モデルを予測モデルとして選択した場合、第2モデルを予測対象日において電力需要をより精度よく予測すると判定し、第2モデルに追加学習させた部分が電力需要の予測を向上させる学習データであるとみなして、当該学習データを第1モデルにも学習させる。
選択部104は、第1モデルと第2モデルの予測精度EEPが、共に精度閾値EEPth以上である場合、予め定めた過去の所定の期間(第4期間と称する)における天候実績データを用いて、第1モデルと第2モデルの各々を作成し直す。ここで、第4期間は、第1期間よりも、予測対象日に近い期間であり、例えば、予測対象日の一か月前から前日までの期間である。
選択部104は、第1モデルと第2モデルの各々を第4期間の学習データで作成し直してから、第1モデルに追加学習が行われる前までの期間においては、第1モデルと第2モデルの何れを選択モデルとして選択してもよい。第1モデルと第2モデルの各々が第4期間の学習データを用いて作成されていることから、第1モデルに追加学習が行われる前においては、学習した内容が同じ内容であり、両モデルから予測される電力需要は同じ値となるためである。
天候実績データ記憶部105は、天候実績データ取得部100により取得された天候実績データをその天候が観測された日時の情報と共に記憶する。電力実績データ記憶部106は、電力実績データ取得部101により取得された電力実績データをその電力需要が測定された日時の情報と共に記憶する。第1モデル記憶部107は、第1モデル作成部102により作成された第1モデルを記憶する。第2モデル記憶部108は、第2モデル作成部103により作成された第2モデルを記憶する。予測モデル記憶部109は、選択部104により選択された予測モデルを記憶する。
図3は、実施形態の電力需要予測サーバ30の構成例を示すブロック図である。電力需要予測サーバ30は、例えば、天候データ取得部300と、予測結果取得部301と、天候データ出力部302と、予測結果出力部303とを備える。
天候データ取得部300は、天候データ提供サーバ40から、予測対象日における天候の予想データを取得し、取得した天候の予想データを天候データ出力部302に出力する。天候データ出力部302は、天候の予想データを必要に応じて予測モデルに入力可能な形式に加工し、加工した予想データを予測モデル生成サーバ10に送信する。
予測結果取得部301は、天候の予想データを予測モデルに入力させた結果としての電力需要の予測値を、予測モデル生成サーバ10から取得する。予測結果出力部303は、予測モデル生成サーバ10から取得した電力需要の予測値を出力し、電力需要予測サーバ30の表示部(不図示)に表示させたり、プリンタ(不図示)に印刷させたりする。
ここで、予測モデル生成サーバ10の動作例を図4及び図5を用いて説明する。図4は、実施形態の予測モデル生成サーバ10及び電力需要予測サーバ30の動作例を示す模式図である。図5は、実施形態の予測モデル生成サーバ10の動作例を示すフローチャートである。
図4では、予測モデル生成サーバ10は、第1期間における天候実績データ及び電力実績データを取得し、取得したデータを用いて第1期間における学習データを生成し、生成した学習データを用いて、第1モデル及び第2モデルを生成する。そして、予測モデル生成サーバ10は、第1モデル及び第2モデルの何れかを予測モデルとして選択済みであることを前提とする。
図4に示すように、予測モデル生成サーバ10は、第2期間における天候実績データ及び電力実績データを取得し、第2期間における学習データを用いて、第1モデルを追加学習させる(符号111)。この例では、予測モデル生成サーバ10は、30分毎の天候実績データ及び電力実績データを用いて、第1モデルに一日一回の追加学習を行う。
一方、予測モデル生成サーバ10は、第2モデルには追加学習を行わない(符号112)。
そして、予測モデル生成サーバ10は、第3期間(図4では、「過去の直近」と記載)の天候予測実績データからモデルが予測した予測値と、過去の直近の電力実績値とを比較することにより予測精度を算出する(符号113)。そして、予測モデル生成サーバ10は、第1モデル及び第2モデルの予測精度を、精度閾値と比較することにより、予測対象日に使用する予測モデルを決定する。
ここで、予測モデル生成サーバ10は、予測モデルとして選択した第1モデル又は第2モデルの予測精度が、精度閾値以上であった場合(図4では、「予測精度が悪化した場合」と記載)、予測モデルを交換する(符号114)。
電力需要予測サーバ30は、予測対象日における天候予報データを取得する(符号310)。電力需要予測サーバ30は、取得した天候予報データを予測モデルに入力することにより、電力需要の予測値を取得する(符号311)。この例では、電力需要予測サーバ30は、一日複数回天候予報データを取得し、取得する度に電力需要を予測する。そして、電力需要予測サーバ30は、予測対象日における電力需要の予測値(予測結果)を出力する(符号312)。
次に、図5を用いて予測モデル生成サーバ10が行う予測モデルを選択する処理の流れを説明する。
予測モデル生成サーバ10は、第3期間における天候実績データ及び電力実績データを取得する(ステップS201)。そして、予測モデル生成サーバ10は、第3期間における第1モデルの電力需要の第1予測値、及び第2モデルの電力需要の第2予測値を取得し(ステップS202)、取得した第1予測値の予測精度EEP1、及び第2モデルの予測精度EEP2を算出する(ステップS203)。そして、予測モデル生成サーバ10は、予測精度EEP1、予測精度EEP2及び精度閾値EEPthを比較する(ステップS204)。
予測モデル生成サーバ10は、予測精度EEP1と予測精度EEP2とが共に精度閾値EEPth未満である場合、予測モデルを変更しない(ステップS205)。
予測モデル生成サーバ10は、予測精度EEP1が精度閾値EEPth未満であり、予測精度EEP2が精度閾値EEPth以上である場合、予測モデルを第1モデルとする(ステップS206)。
予測モデル生成サーバ10は、予測精度EEP1が精度閾値EEPth以上であり、予測精度EEP2が精度閾値EEPth未満である場合、予測モデルを第2モデルとする(ステップS207)。
予測モデル生成サーバ10は、予測精度EEP1と予測精度EEP2とが共に精度閾値EEPth以上である場合、第4期間における天候実績データ及び電力実績データを取得する(ステップS208)。
上述したステップS208に示す処理が行われることにより、モデル1及びモデル2が生成し直される。そして、作成し直されたモデル1には、図4の符号111に対応する追加学習が行われる。
以上説明したように、実施形態の電力需要予測システム1は、学習期間が異なる複数のモデルの中からいずれか一つを、予測モデルとして選択する。これにより、実施形態の電力需要予測システム1は、予測対象日に応じて電力需要を精度よく予測し得るモデルを選択できる。このため、一方のモデルに学習させた内容と予測対象日の施設状況とが整合しないために予測精度が悪くなってしまう場合でも、他方のモデルに学習させた内容が予測対象日の施設状況に整合していれば、他方のモデルを選択でき、予測精度を劣化させることなく精度よく電力需要を予測できる。
例えば、施設内の設備機器の更新や撤去等により、電力需要の推移が普段と異なるイレギュラーな状況をモデルが学習してしまった場合でも、そのモデルの予測精度が悪ければ、イレギュラーな状況を学習していないモデルに切り替えて予測させることができ、予測精度の悪化を抑制できる。
このため、予測対象日において施設の設備における運転計画を、高い精度で立案することができ、施設において、天候に応じて最適に、尚且つ、契約電力等に基づく制約条件を満すように設備の運転を行うことができ、省エネルギー、節電に寄与することができる。
また、実施形態の電力需要予測システム1では、第1モデルに追加学習を行い、第2モデルには追加学習を行わない。これにより、追加学習させる部分について、学習済みのモデルと学習しないモデルとの二つモデルを作成でき、追加学習させた部分と予測対象日と状況の相違に応じて、より予測精度の高いモデルを選択することが可能となる。
また、実施形態の電力需要予測システム1では、予測対象日の直前の期間について、二つのモデルが予測した予測値と、実際の電力需要とに基づいてモデルを選択し、選択したモデルの学習内容を、他方のモデルに学習させる。これにより、予測対象日の直前の期間の予測が実際の電力需要に近いモデルを、予測対象日により精度よく予測し得るモデルとして選択できる。また、選択したモデルの学習内容を他方のモデルに反映させることができ、他方のモデルを、予測精度の高いモデルとすることができる。
また、実施形態の電力需要予測システム1では、モデルの予測精度EEPを算出し、所定の閾値と比較することによりモデルを選択する。これにより、モデルが予測する予測の精度を定量的な指標により評価して予測精度の高いモデルを選択できる。
また、実施形態の電力需要予測システム1では、モデルが予測した予測値が所定の閾値以上である場合、学習内容を変えてモデルを生成し直す。これにより、何れのモデルの予測精度も悪い場合に、予測対象日に近い期間の学習データを用いてモデルを作成し直すことができ、より予測精度の高いモデルを予測モデルとして選択することができる。
また、実施形態の電力需要予測システム1では、変動要因実績データは、天候に関する実績である天候実績データである。これにより、電力需要の変動と関連性が高い天候データを用いてモデルに学習をさせることができ、より予測精度が高いモデルを作成できる。
また、実施形態の予測モデル生成サーバ10(「学習装置」の一例)は、学習期間が異なる複数のモデルの中からいずれか一つを、予測対象日における電力需要を予測する予測モデルとして選択する。これにより、複数の学習済みモデルから予測対象日における電力需要をより精度よく予測し得るモデルを選択でき、選択されたモデルを用いることにより電力需要をより精度よく予測できる。
上述した実施形態における電力需要予測システム1、予測モデル生成サーバ10の全部又は一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…電力需要予測システム、10…予測モデル生成サーバ、30…電力需要予測サーバ、40…天候データ提供サーバ、50…対象施設、102…第1モデル作成部、103…第2モデル作成部、104…選択部

Claims (5)

  1. 電力需要量を変動させる要因となり得る変動要因の実績である変動要因実績データに、電力需要の実績である電力実績データを対応付けた学習データであって、互いに異なる期間に対応する学習データを用いて機械学習を実行することにより、電力需要を予測する学習済みモデルを複数生成するモデル作成部と、
    電力需要を予測する対象となる予測対象日に応じて、複数の前記学習済みモデルの中からいずれか一つを、前記予測対象日における電力需要を予測する予測モデルとして選択する選択部と、
    前記予測モデルを用いて、前記予測対象日における電力需要を予測する予測部
    を備え
    前記モデル作成部は、
    過去の第1時点より前の第1期間における前記学習データを用いて生成した学習済みモデルに、前記第1時点より後の第2期間における前記学習データを用いて追加学習を実行することにより第1モデルを生成する第1モデル作成部と、
    前記第1期間における前記学習データを用いて機械学習を実行することにより第2モデルを生成する第2モデル作成部と
    を備え、
    前記選択部は、
    前記第1モデルが予測する前記予測対象日より前の第3期間における第1予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて電力需要を予測する予測精度である第1予測誤り率を算出し、
    前記第2モデルが予測する前記第3期間における第2予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて前記予測精度である第2予測誤り率を算出し、
    前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率のうち一方が所定の閾値未満であり、他方が所定の閾値以上である場合、前記一方の予測精度で予測した前記学習済みモデルを前記予測モデルとして選択し、
    前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値以上である場合、前記予測対象日より前の第4期間における前記学習データを用いて生成し直した前記第1モデル又は前記第2モデルの何れかを前記予測モデルとして選択し、
    前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値未満である場合、前記第1モデルと前記第2モデルのうち、選択済みである予測モデルから変更を行わない
    力需要予測システム。
  2. 前記選択部は、前記第1モデルが予測する前記予測対象日より前の第3期間における第1予測電力需要、前記第2モデルが予測する前記第3期間における第2予測電力需要、及び前記第3期間における前記電力実績データに基づいて、前記第1モデル又は前記第2モデルのいずれかを前記予測モデルとして選択し、選択した前記第1モデル又は前記第2モデルの一方の学習内容を、他方のモデルに学習させることにより前記他方のモデルを更新させる
    請求項に記載の電力需要予測システム。
  3. 前記変動要因実績データは、天候に関する実績である天候実績データである
    請求項1または2に記載の電力需要予測システム。
  4. 電力需要量を変動させる要因となり得る変動要因の実績である変動要因実績データに、電力需要の実績である電力実績データを対応付けた学習データであって、互いに異なる期間に対応する学習データを用いて機械学習を実行することにより、電力需要を予測する学習済みモデルを複数生成するモデル作成部と、
    電力需要を予測する対象となる予測対象日に応じて、複数の前記学習済みモデルの中からいずれか一つを、前記予測対象日における電力需要を予測する予測モデルとして選択する選択部とを備え、
    前記モデル作成部は、
    過去の第1時点より前の第1期間における前記学習データを用いて生成した学習済みモデルに、前記第1時点より後の第2期間における前記学習データを用いて追加学習を実行することにより第1モデルを生成する第1モデル作成部と、
    前記第1期間における前記学習データを用いて機械学習を実行することにより第2モデルを生成する第2モデル作成部と
    を備え、
    前記選択部は、
    前記第1モデルが予測する前記予測対象日より前の第3期間における第1予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて電力需要を予測する予測精度である第1予測誤り率を算出し、
    前記第2モデルが予測する前記第3期間における第2予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて前記予測精度である第2予測誤り率を算出し、
    前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率のうち一方が所定の閾値未満であり、他方が所定の閾値以上である場合、前記一方の予測精度で予測した前記学習済みモデルを前記予測モデルとして選択し、
    前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値以上である場合、前記予測対象日より前の第4期間における前記学習データを用いて生成し直した前記第1モデル又は前記第2モデルの何れかを前記予測モデルとして選択し、
    前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値未満である場合、前記第1モデルと前記第2モデルのうち、選択済みである予測モデルから変更を行わない
    習装置。
  5. モデル作成部が、電力需要量を変動させる要因となり得る変動要因の実績である変動要因実績データに、電力需要の実績である電力実績データを対応付けた学習データであって、互いに異なる期間に対応する学習データを用いて機械学習を実行することにより、電力需要を予測する学習済みモデルを複数生成するモデル生成工程と、
    選択部が、電力需要を予測する対象となる予測対象日に応じて、複数の前記学習済みモデルの中からいずれか一つを、前記予測対象日における電力需要を予測する予測モデルとして選択する選択工程と、
    予測部が、前記予測モデルを用いて、前記予測対象日における電力需要を予測する予測工程とを含み、
    前記モデル生成工程は、
    過去の第1時点より前の第1期間における前記学習データを用いて生成した学習済みモデルに、前記第1時点より後の第2期間における前記学習データを用いて追加学習を実行することにより第1モデルを生成する第1モデル生成工程と、
    前記第1期間における前記学習データを用いて機械学習を実行することにより第2モデルを生成する第2モデル生成工程と、を含み、
    前記選択工程は、
    前記第1モデルが予測する前記予測対象日より前の第3期間における第1予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて電力需要を予測する予測精度である第1予測誤り率を算出し、
    前記第2モデルが予測する前記第3期間における第2予測電力需要と前記第3期間における前記電力実績データとに基づいて前記予測精度である第2予測誤り率を算出し、
    前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率のうち一方が所定の閾値未満であり、他方が所定の閾値以上である場合、前記一方の予測精度で予測した前記学習済みモデルを前記予測モデルとして選択し、
    前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値以上である場合、前記予測対象日より前の第4期間における前記学習データを用いて生成し直した前記第1モデル又は前記第2モデルの何れかを前記予測モデルとして選択し、
    前記第1予測誤り率及び前記第2予測誤り率がともに所定の閾値未満である場合、前記第1モデルと前記第2モデルのうち、選択済みである予測モデルから変更を行わない
    力需要予測方法。
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