JP7079314B1 - 栄養素量決定装置、栄養素量決定方法、及び栄養素量決定プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】芝生のある競技施設の利用状況に応じて、その芝生に与える栄養素の量を決定可能な栄養素量決定装置、栄養素量決定方法及び栄養素量決定プログラムを提供する。【解決手段】複数のユーザ端末、複数のゴルフ場端末及びセンターサーバーがネットワークを介して互いに接続されるゴルフ場管理システムにおいて、栄養素量決定装置であるセンターサーバの制御部11は、競技施設を所定期間内に利用する利用者数を示す利用者数情報を取得する利用者数情報取得部と、取得された利用者数情報に基づいて、所定期間内に競技施設の芝生に与える少なくとも一の栄養素の付与量を決定する施肥成分量決定部と、を有し、取得した利用者数情報により示される利用者数が多いほど、栄養素の付与量を多くする。【選択図】図5

Description

本発明は、肥料に含まれる成分として、競技場にある芝生に与える栄養素の量を決定する方法に関する。
競技が行われる施設の中には、芝生が植えられている競技施設が存在する。競技者は、その芝生の上で競技を行う。例えば、ゴルフ場は広大な芝生を有する。そのため、芝生の管理には多大な労力と費用とが必要となる。芝生の管理の一要素としては施肥がある。例えば、窒素、リン、カリウム等の栄養素を含む肥料やその他の栄養素を含む肥料が芝生に与えられる。芝生に与える栄養素量が不足すると、成長状態が悪化する。その一方で、芝生に与える栄養素量が過分であると、病害が発生する可能性がある。また、ゴルフ、サッカー、テニス等、芝生上で行われる競技の種類に応じて、その競技に適した芝生の成長速度、耐久性、外観等が存在し得る。これらを施肥量で調整する必要がある。更には、過分な施肥は、芝生の管理費用の増大をもたらす。そのため、芝生の状態を良好に保つためには、適切な栄養素量を決定することが必要である。
経験者による長年の経験や勘で、芝生に与える栄養素の量が決められる場合もある。しかしながら、そうした経験や勘は、他人に継承していくことが難しい。そのため、定量的に栄養素量を決定することが望まれる。例えば、特許文献1には、刈り取った芝草葉を洗浄し、その芝草葉を乾燥したあと、近赤外分光分析装置により該芝草葉に含まれる無機成分を定量分析することが開示されている。更に特許文献1には、芝草が健全に成長するために必要な無機成分の量と比較して、分析された無機成分量が過剰であるか不足しているかを診断し、過不足している無機成分を施肥によって調整することが開示されている。
特開2002-107296号公報
競技場にある芝生は競技者により踏みつけられるので、芝生の茎や葉が折れたり、芝生の細胞が破壊されたりする。従って、芝生の状態は競技施設の利用状況によっても変化する。芝生の状態に応じて施肥量を調整する必要があるものの、目視等による芝生の状態の判断は経験に依存する部分が大きく、定量的な分析とは言い難い。
本願発明は以上の点に鑑みてなされてものであり、その課題の一例は、ゴルフ場の利用状況に応じて、そのゴルフ場の芝生に与える栄養素の量を決定可能な栄養素量決定装置、栄養素量決定方法、及び栄養素量決定プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ゴルフ場を所定期間内に利用する利用者数を示す利用者数情報を取得する取得手段と、前記取得された利用者数情報に基づいて、前記所定期間内に前記ゴルフ場の芝生に施肥によって与える少なくとも一の栄養素の付与量を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、対象期間内にゴルフ場を利用する利用者の人数に基づいて、所定期間内にそのゴルフ場の芝生に与える少なくとも一の栄養素の付与量が決定される。従って、芝生のあるゴルフ場の利用状況に応じて、その芝生に与える栄養素の量を決定することができる。
請求項2に記載の発明は、前記決定手段は、前記取得された利用者数情報により示される前記利用者数が多いほど、前記付与量を多くすることを特徴とする。
この発明によれば、利用者数に応じて芝生が踏みつけられる度合いが変わることにより芝生の状態が変化することに応じた栄養素の量を決定することができる。
請求項3に記載の発明は、前記所定期間よりも前の過去期間内に前記ゴルフ場を利用した利用者数を示す過去利用者数情報を取得する過去利用者数情報取得手段を更に備え、前記取得手段は、前記取得された過去利用者数情報に基づいて、前記ゴルフ場を前記所定期間内に利用すると予測される利用者数を示す前記利用者数情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、過去の利用者数の実績に基づいて、所定期間の利用者数が予測される。従って、所定期間内の利用者数を適切に予測することができる。
請求項4に記載の発明は、前記ゴルフ場を前記所定期間内に利用する予約の状況を示す予約状況情報を取得する予約状況情報取得手段を更に備え、前記取得手段は、前記取得された予約状況情報に基づいて、前記ゴルフ場を前記所定期間内に利用すると予測される利用者数を示す前記利用者数情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、ゴルフ場を所定期間内に利用する予約の状況に基づいて、所定期間の利用者数が予測される。従って、所定期間内の利用者数を適切に予測することができる。
請求項5に記載の発明は、前記決定手段は、前記取得された利用者数情報に基づいて、前記芝生の成長に用いられる前記栄養素の成長用途量を決定し、該決定された成長用途量に基づいて、前記付与量を決定することを特徴とする。
この発明によれば、利用者数に基づいて、芝生の成長に用いられる分の量が決定される。芝生が踏みつけられることで損傷する部分を芝生が修復するために、施肥により芝生の成長を促す必要性があると考えられる。この損傷は、利用者数に応じて変わるので、芝生に与える栄養素の量を適切に決定することができる。
請求項6に記載の発明は、前記決定手段は、前記取得された利用者数情報に基づいて、前記芝生の成長に最適な気温下で前記芝生の成長に用いられる前記栄養素の基準量を決定し、該決定された基準量と、前記所定期間内の気温と、に基づいて、前記成長用途量を決定することを特徴とする。
この発明によれば、利用者数情報により示される利用者がゴルフ場を利用した場合において、芝生の成長に最適な気温下での栄養素の基準量が決定される。そして、基準量と所定期間内の気温とに基づいて、芝生の成長に用いられる分の成長用途量が決定される。芝生の成長に最適な気温下では芝生の成長能力が最も高くなり、それ故に必要な栄養素の量が最も多くなる。従って、基準量を、芝生の成長に応じた栄養素の量の最大値とし、所定期間内の気温に応じて成長用途量をその基準量よりも少なくすることで、芝生に与える栄養素の量を適切に決定することができる。
請求項7に記載の発明は、前記決定手段は、前記決定された基準量と、前記所定期間に含まれる複数の部分期間それぞれにおける気温と、に基づいて、前記複数の部分期間それぞれについて前記成長用途量を決定し、該決定された成長用途量に基づいて、前記複数の部分期間それぞれについて前記付与量を決定することを特徴とする。
この発明によれば、所定期間の単位での利用者数を用いる一方で、所定期間よりも短い部分期間の単位で芝生に与える栄養素の量が決定される。
請求項8に記載の発明は、前記少なくとも一の栄養素は、第1栄養素と、前記第1栄養素と異なる第2栄養素と、を含み、前記決定手段は、前記取得された利用者数情報に基づいて、前記第1栄養素の前記成長用途量を決定し、該決定された成長用途量と、前記芝生の構成元素として前記芝生にそれぞれ含まれる前記第1栄養素の量と前記第2栄養素の量との比を示す比情報と、に基づいて、前記第2栄養素の前記成長用途量を決定することを特徴とする。
この発明によれば、先ず第1栄養素については、利用者数に基づいて成長用途量が決定される。そして、第2栄養素については、第1栄養素の量と、芝生の構成成分としての栄養素の比と、に基づいて、成長用途量が決定される。従って、芝生の構成に応じて適切な栄養素の量を決定することができる。
請求項9に記載の発明は、前記第1栄養素は窒素であることを特徴とする。
この発明によれば、利用者数に基づいて、窒素の第1量が決定される。窒素は、芝生に与えられる栄養素の中でも重要な栄養素と考えられ、また栄養素の中ででも芝生に対する付与量が多い。付与量が多い窒素の第1量に基づいて、窒素と異なる第2栄養素の第2量を決定することで、第2量を適切に決定することができる。
請求項10に記載の発明は、前記決定された付与量に基づいて、施肥により前記芝生に付与されるべき前記栄養素の量を示す栄養素量情報を出力する出力手段を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、栄養素量決定装置の利用者に、芝生に付与されるべき栄養素の量を提示することができる。
請求項11に記載の発明は、前記出力手段は、前記所定期間内に前記芝生に与えられる肥料の施肥量が入力された場合、該入力された施肥量と、前記肥料による前記栄養素の含有率と、前記決定された付与量と、に基づいて、前記栄養素の過不足量を示す前記栄養素量情報を出力することを特徴とする。
この発明によれば、栄養素量決定装置の利用者に、施肥によって芝生に与える栄養素の量がどれだけ不足するか又は過剰であるかを提示することができる。
請求項12に記載の発明は、前記取得手段は、前記ゴルフ場を前記所定期間内に利用する前記利用者数を計算することにより、前記利用者数情報を取得することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、コンピュータにより実行される栄養素量決定方法において、ゴルフ場を所定期間内に利用する利用者数を示す利用者数情報を取得する取得ステップと、前記取得された利用者数情報に基づいて、前記所定期間内に前記ゴルフ場の芝生に施肥によって与える少なくとも一の栄養素の付与量を決定する決定ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、ゴルフ場を所定期間内に利用する利用者数を示す利用者数情報を取得する取得手段と、前記取得された利用者数情報に基づいて、前記所定期間内に前記ゴルフ場の芝生に施肥によって与える少なくとも一の栄養素の付与量を決定する決定手段と、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、芝生のあるゴルフ場の利用状況に応じて、その芝生に与える栄養素の量を決定することができる。
一実施形態に係るゴルフ場管理システムSの概要構成の一例を示す図である。 一実施形態に係るセンターサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 データベースに記憶される情報の例を示す図である。 データベースに記憶される情報の例を示す図である。 一実施形態に係るセンターサーバ1におけるシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。 施肥成分量を決定するための情報の流れの一例を示す図である。 施肥計画画面の表示例を示す図である。 センターサーバ1のシステム制御部11による施肥成分量決定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態においては、本発明の競技施設がゴルフ場である場合の実施形態である。しかしながら、天然の芝生を有してその芝生上で競技が行われる施設であって、その施設を特定期間内に利用する競技者の人数を特定可能な施設であれば、競技施設はゴルフ場に限定されない。例えば、利用者が競技施設の利用申し込み又は予約を行う際等に、そのときの利用者数を把握可能である。本発明が適用可能な技場の例として、芝生を有する野球場、芝生を有するグラウンド(例えば、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール又はその他のスポーツが行われる)、芝のテニスコート等が挙げられる。
[1.ゴルフ場管理システムの構成]
先ず、本実施形態に係るゴルフ場管理システムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るゴルフ場管理システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ゴルフ場管理システムSは、センターサーバ1と、複数のゴルフ場端末2と、複数のユーザ端末3と、を含んで構成される。センターサーバ1と、各ゴルフ場端末2と、各ユーザ端末3とは、ネットワークNWを介して互いに接続される。ネットワークNWは、例えばインターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
センターサーバ1は、ゴルフ場管理システムSに登録された各ゴルフ場の運営に関連する処理を実行するサーバ装置である。例えば、センターサーバ1は、ゴルフ場を予約するためのゴルフ場予約サイトに関する処理を実行する実行してもよい。ユーザは、ゴルフ場予約サイトにアクセスすることにより、所望のゴルフ場の利用を予約することができる。センターサーバ1は、ユーザ端末3からの要求に応じて、ゴルフ場予約サイトに関するウェブページ等の情報を送信してもよい。
また、センターサーバ1は、ゴルフ場の芝生を管理するための芝生管理プログラムに関する処理を行う。例えば、ゴルフ場管理システムSに登録された全ゴルフ場が芝生管理プログラムに自動的に登録されてもよいし、利用を申し込んだゴルフ場のみが芝生管理プログラムに登録されてもよい。センターサーバ1は、例えば施肥計画をサポートするための処理を行ってもよい。例えば、センターサーバ1は、芝生の栄養素のうち少なくとも一の栄養素について、施肥によって芝に与える量を予測する。この量を、施肥成分量という。特にセンターサーバ1は、所定期間内にゴルフ場を利用する利用者数(または競技者数)に基づいて、その期間内における施肥成分量を決定する。施肥成分量が予測される栄養素を、対象栄養素という。対象栄養素は、例えば必須元素及び有用元素のうち少なくとも必須元素を含んでもよい。本実施形態においては、窒素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、硫黄、及びマンガンについて、施肥成分量が予測される。しかしながら、対象栄養素の組み合わせはこの組み合わせに限定されない。また、対象栄養素の数は1個であってもよいし複数個であってもよい。
なお、センターサーバ1は、ゴルフ場の予約に関する処理を実行するサーバ装置と、ゴルフ場の芝生を管理するための処理を実行するサーバ装置と、で構成されてもよい。そして、これらのサーバ装置が、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して互いに接続されてもよい。
各ゴルフ場端末2は、ゴルフ場の従業員により利用される端末装置である。ゴルフ場端末2の例として、タブレット式コンピュータ、パーソナルコンピュータ等が挙げられる。ゴルフ場端末2には、ウェブブラウザ、電子メールクライアント等がインストールされていてもよい。ゴルフ場端末2は、従業員による操作に基づいてセンターサーバ1へ要求を送信し、この要求に応じてセンターサーバ1から送信されてきたウェブページ等の情報を表示する。従業員は、ゴルフ場端末2を利用して、ゴルフ場の予約状況を確認したり、施肥管理を行ったりする。なお、予約状況の確認用の端末装置と、施肥管理用の端末装置とが別々の装置であってもよい。
各ユーザ端末3は、ゴルフ場予約サイトを利用するユーザが利用する端末装置である。ユーザ端末3の例として、スマートフォン、タブレット式コンピュータ等の携帯情報端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、セットトップボックス等が挙げられる。ユーザ端末3には、ブラウザ、電子メールクライアント等のソフトウェアがインストールされていてもよい。また、ユーザ端末3には、ゴルフ場予約サイトを利用するための専用のアプリケーションがインストールされていてもよい。
[2.センターサーバの構成]
次に、センターサーバ1の構成について、図2乃至図4を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るセンターサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、センターサーバ1は、システム制御部11と、システムバス12と、入出力インターフェース13と、記憶部14と、通信部15と、を備えている。システム制御部11と入出力インターフェース13とは、システムバス12を介して接続されている。
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c等により構成されている。
入出力インターフェース13は、記憶部14及び通信部15とシステム制御部11との間のインターフェース処理を行う。
記憶部14は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部14には、ゴルフ場DB14a、プランDB14b、予約情報DB14c、支払料金DB14d、ゴルフ場芝情報DB14e、肥料DB14f、施肥成分量DB14g、施肥計画DB14h、施肥実績DB14i等のデータベースが記憶されている。「DB」は、データベースの略語である。図3及び図4は、データベースに記憶される情報の例を示す図である。
図3に示すように、ゴルフ場DB14aには、ゴルフ場管理システムSで予約可能なゴルフ場に関するゴルフ場が、ゴルフ場ごとに記憶されている。具体的に、ゴルフ場DB14aには、ゴルフ場情報として、ゴルフ場ID、ゴルフ場名、住所、電話番号、電子メールアドレス、時間枠情報等が、互いに関連付けて記憶されている。ゴルフ場IDは、ゴルフ場を識別する識別情報である。時間枠情報は、対象のゴルフ場からゴルフ場管理システムSに割り当てられた時間枠に関する情報である。各ゴルフ場においては、一日におけるゴルフのプレーのスタート時刻が複数予め定められている。例えば、所定時間間隔(例えば7分間隔等)でスタート時刻が定められている。この時間間隔を、スタート間隔という。また、或るスタート時刻からその次のスタート時刻までの時間帯を、時間枠という。各時間枠は、ゴルフ場と、ゴルフのプレー日と、スタート時刻と、の組み合わせで特定される。各ゴルフ場では、そのゴルフ場から提供される時間枠のうち、全部又は一部の時間枠についての予約の受け付けを、ゴルフ場管理システムSに委任又は割り当てることができる。残りの時間枠の予約の受け付けは、ゴルフ場自身が行ったり、他のシステムに割り当てられたりしてもよい。時間枠情報は、どの時間枠がゴルフ場管理システムSに割り当てられているかを示してもよい。例えば、時間枠情報は、ゴルフ場管理システムSに割り当てられた時間枠を、所定期間単位(例えば、1日、1週間、1月、1年等)で示してもよい。また、時間枠情報は、ゴルフ場から提供される全時間枠を示す情報若しくは全時間枠の数を示す情報を含んでもよい。
プランDB14bには、ゴルフ場が提供するプランに関するプラン情報が、各ゴルフ場が提供するプランごとに記憶される。プランは、ゴルフ場を予約して利用する際に、ユーザが受けることができるサービスの内容に対応する。具体的に、プランDB14bには、プラン情報として、プランID、プラン名、ゴルフ場ID、プラン内容、料金情報等が、互いに関連付けて記憶される。プランIDは、プランを識別する識別情報である。ゴルフ場IDは、対象のプランを提供するゴルフ場を示す。料金情報は、対象のプランについて、利用者一人当たりの料金を示す。プランの種類として、通常プランに加えて、一人予約プランがあってもよい。通常プランは、予約の際に一組2人以上の人数を指定する必要があるプランである。一人予約プランは、予約者が指定した時間枠に対して予約者一人が参加するように予約可能なプランである。この1人予約プランにおいては、対象の時間枠に対して所定人数以上の予約が入ると、それらの予約は正式に受け付けられる。プレー日当日は、それぞれ個別に予約した複数の予約者同士でゴルフをプレーすることになる。その時間枠のプレー日の所定日数前までに所定人数以上の予約が入らないと、それらの予約は自動的にキャンセルされてもよい。
予約情報DB14cには、ゴルフ場の予約に関する予約情報が、予約が行われるごとに記憶される。具体的に、予約情報DB14cには、予約情報として、予約番号、予約日時、予約者ID、ゴルフ場ID、プランID、プレー日、組数、及び一又は複数の組情報が、互いに関連付けて記憶される。予約番号は、予約を識別する番号である。予約日時は、予約が行われた日時である。予約者IDは、予約を行ったユーザを識別する識別情報である。ゴルフ場IDは、予約されたゴルフ場を示す。プランIDは、予約されたプランを示す。プレー日は、ゴルフのプレーが行われる日を示す。組数は、何組でゴルフをプレーするかを示す。組数は、予約された時間枠の数に相当する。組数として、1以上の値が設定される。各組情報は、ゴルフをプレーする組に関する情報である。組数に相当する数の組情報が、予約情報DB14cに記憶される。各組情報は、スタート時刻、メンバー数及びメンバーリストを含む。スタート時刻は、対象の組がゴルフのプレーを開始する時刻である。メンバー数は、組を構成するメンバーの人数である。メンバー数は、通常2~4人の間で予約者が指定可能である。但し、ゴルフ場やプランによって、指定可能なメンバー数が制限されている場合がある。メンバーリストは、組を構成するメンバーのリストである。メンバーリストは、各メンバーの氏名を含んでもよい。また、メンバーリストは、ゴルフ場予約サイトの会員でメンバーについては、そのメンバーのユーザIDを含んでもよい。ゴルフ場の予約をする際、予約者は、例えばゴルフ場、プラン、プレー日、組数、各組のメンバー数等を指定する。ユーザ端末3は、予約者により指定された情報をセンターサーバ1へ送信する。センターサーバ1は、受信された情報に基づいて、予約情報を生成して、この予約情報を予約情報DB14cに記憶させる。各組のスタート時刻は、予約者によって指定可能であってもよい。或いは、予約者は、例えば1時間単位等でプレーをスタートする時間帯を指定可能であってもよい。この場合、センターサーバ1又はゴルフ場の従業員が、指定された時間帯の中でスタート時刻を決定してもよい。また、予約者は、各組のメンバーを指定してもよい。例えば、予約者は、メンバーの氏名を入力してもよいし、その予約者のゴルフ仲間としてゴルフ場予約サイトに登録されているユーザの中からメンバーを選択してもよい。予約がキャンセルされた場合、センターサーバ1は、キャンセルされた予約に対応する予約情報を、予約情報DB14cから削除してもよい。
支払料金DB14dには、ゴルフ場を予約したユーザがゴルフ場の利用の際に支払った料金に関する支払料金を示す支払料金情報が、料金が支払われた予約ごとに記憶される。具体的に、支払料金DB14dには、支払料金情報として、予約番号、ゴルフ場ID、プランID、プレー日、支払料金等が、互いに関連付けて記憶される。予約番号、ゴルフ場ID、プランID、及びプレー日は、それぞれ料金が支払われた予約、ゴルフ場、プラン、及びプレー日をそれぞれ示す。ユーザがゴルフ場でチェックイン(ゴルフ場の利用開始手続き)又はチェックアウト(利用終了手続き)を行う際、ユーザは、人数分の料金を決済する。このとき、ゴルフ場の従業員は、支払われた料金を、予約を指定してゴルフ場端末2に入力してもよい。ゴルフ場端末2は、入力された情報をセンターサーバ1へ送信する。センターサーバ1は、受信された情報に基づいて、支払料金情報を生成して、この支払料金情報を支払料金DB14dに記憶させる。
図4に示すように、ゴルフ場芝情報DB14eには、芝生管理プログラムに登録された各ゴルフ場について、そのゴルフ場にある芝生に関する基礎的な情報が、ゴルフ場芝情報として記憶される。ゴルフ場芝情報に含まれる各情報は、例えばグリーンキーパー等のゴルフ場の従業員により入力されてもよい。具体的に、ゴルフ場芝情報DB14eには、ゴルフ場芝情報として、ゴルフ場ID、芝面積、光合成タイプ、月間最大窒素量、対象年度、気温情報、持続可能量、芝成分比、土壌含有量等が、互いに関連付けて記憶される。ゴルフ場IDは、対象のゴルフ場を示す。芝面積は、対象のゴルフ場にある芝の総面積である。光合成タイプは、対象のゴルフ場にある芝による光合成の種類を示す。光合成タイプとして、例えばC3型光合成及びC4型光合成の何れかが選択可能であってもよい。月間最大窒素量は、対象のゴルフ場にある芝の成長に最適な気温下でその芝に一ヶ月の間に単位面積当たりにおける窒素の施肥成分量である。ゴルフ場の気温が最適な気温に近付くほど芝生による光合成が活発となり、芝生の成長能力は高くなる。また、窒素の施肥成分量が多いほど、芝生の成長速度が速くなる。成長能力の高さに応じて窒素の施肥成分量を調整することで、芝生を適切に育成することができる。そのため、一ヶ月の間に実際に与えられる窒素量は、最大でも月間最大窒素量を超えないと想定される。月間最大窒素量は、1ヶ月内における芝生の刈り込みにより、芝生の構成元素としての窒素が芝生から失われる量に相当してもよい。月間最大窒素量は、例えば対象のゴルフ場で理想とされる芝の見た目や耐久性、ゴルフ場がある地域の気候、刈り込みの頻度、望まれる成長速度等を考慮して従業員が決定してもよい。或いは、月間最大窒素量は、全ゴルフ場で共通であってもよい。対象年度は、施肥成分量が予測される年度を示す。気温情報は、対象年度の各月におけるゴルフ場の気温を示す。入力される気温は、例えば平均気温であってもよい。或いは、入力される気温は、最高気温又は最低気温であってもよい。持続可能量は、対象栄養素ごとにゴルフ場芝情報DB14eに記憶されてもよい。持続可能量は、単位面積当たりの芝生の状態を維持するために土壌中に必要な各対象栄養素の重量を示す。芝生が吸収した栄養素は、その後その芝生の成長に用いられて刈り込みによって失われるものと、成長よりも芝生の状態を維持するために用いられるものと、に分けられると想定される。芝成分比は、芝生を構成する元素としての複数の対象栄養素それぞれが、他の対象栄養素に対してどれだけの比率で、対象のゴルフ場にある芝に含まれているかを示す。例えば、芝成分比は、芝に含まれる窒素の量を1とした場合における他の各元素の量を示してもよい。例えばCNS(Carbon, Nitrogen, Sulfur)分析やICP(Inductivity Coupled Plasma)分析等を用いて、芝の元素構成比を特定し、その分析結果に基づいて、芝成分比が入力されてもよい。土壌含有量は、対象栄養素ごとにゴルフ場芝情報DB14eに記憶されてもよい。土壌含有量は、対象のゴルフ場において芝生が植えられている土壌が含有する各栄養素の単位面積当たりの重量である。例えば、土壌調査により土壌含有量が検出されてもよい。
肥料DB14fには、芝生に与えることが可能な肥料に関する肥料情報が、各ゴルフ場について肥料ごとに記憶される。具体的に、肥料DB14fには、肥料情報として、ゴルフ場ID、肥料ID、肥料名、内容量、価格、肥料含有成分情報等が、互いに関連付けて記憶される。肥料情報に含まれる各情報は、例えばゴルフ場の従業員により入力されてもよい。ゴルフ場IDは、対象のゴルフ場を示す。肥料IDは、対象のゴルフ場において対象の肥料を識別する識別情報である。内容量は、対象の肥料1個当たりの重量又は体積を示す。肥料含有成分情報は、各対象栄養素が、対象の肥料に対してどれだけの割合でその肥料に含まれているかを示す。
施肥成分量DB14gは、対象栄養素について予測された施肥成分量が、ゴルフ場と、年度と、月と、対象栄養素と、の組み合わせごとに記憶される。具体的に、施肥成分量DB14gは、ゴルフ場ID、栄養素ID、施肥年月、及び施肥成分量が、互いに関連付けて記憶される。ゴルフ場IDは、対象のゴルフ場を示す。栄養素IDは、対象栄養素を識別する識別情報である。施肥年月は、対象の年度と月とを示す。
施肥計画DB14hには、ゴルフ場により計画された施肥量が、ゴルフ場と、肥料と、年度と、月と、週と、の組み合わせごとに記憶される。具体的に、施肥計画DB14hには、ゴルフ場ID、肥料ID、施肥年月週、及び計画施肥量が互いに関連付けて記憶される。ゴルフ場IDは、対象のゴルフ場を示す。肥料IDは、対象の肥料を示す。施肥年月週は、施肥が計画される年度と月と週とを示す。計画施肥量は、計画された施肥量を示す。計画施肥量は、ゴルフ場の従業員により肥料、年、月及び週を指定して入力される。
施肥実績DB14iには、ゴルフ場により実施された施肥量が、ゴルフ場と、肥料と、年度と、月と、週と、の組み合わせごとに記憶される。具体的に、施肥実績DB14iには、ゴルフ場ID、肥料ID、施肥年月週、及び実績施肥量が互いに関連付けて記憶される。ゴルフ場IDは、対象のゴルフ場を示す。肥料IDは、対象の肥料を示す。施肥年月週は、施肥が実施された年度と月と週とを示す。実績施肥量は、実施された施肥量を示す。実績施肥量は、ゴルフ場の従業員により肥料、年、月及び週を指定して入力される。
更に、記憶部14には、オペレーティングシステム、DBMS(Database Management System)、サーバプログラム等の各種プログラムが記憶されている。サーバプログラムは、ゴルフ場の利用予約に関する処理や、施肥成分量を予測するための処理等を、システム制御部11に実行させるプログラムである。サーバプログラムは、例えば、他の装置からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部15は、例えばネットワークインターフェースカード等により構成されている。通信部15は、ネットワークNWを介して、ゴルフ場端末2やユーザ端末3と接続し、これらの装置との通信状態を制御する。
[3.システム制御部の機能概要]
次に、図5乃至図7を用いて、センターサーバ1におけるシステム制御部11の機能概要について説明する。図5は、本実施形態に係るセンターサーバ1におけるシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部11は、CPU11aが、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図5に示すように、利用者数情報取得部1101、施肥成分量決定部1102、情報出力部1103等として機能する。
[3-1.利用者数の取得]
利用者数情報取得部1101は、対象のゴルフ場を所定の対象期間内に利用する利用者数を示す対象期間利用者数情報を取得する。対象期間は、例えばそのゴルフ場の従業員により指定されてもよい。対象期間の長さの例として、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年等が挙げられる。本実施形態においては、1年間の利用者数についての対象期間利用者数情報が取得される。後述するように、この対象期間に芝生に与えられる栄養素の量が決定されるので、この対象期間は、通常未来の期間である。従って、利用者数情報取得部1101は、対象期間内の利用者数を予測してもよい。
利用者数情報取得部1101は、例えば、対象期間よりも前の過去の参照期間内にゴルフ場を利用した利用者数を示す過去利用者数情報を取得してもよい。そして、利用者数情報取得部1101は、取得された過去利用者数情報に基づいて、対象のゴルフ場を対象期間に利用すると予測される利用者数を示す対象期間利用者数情報を取得してもよい。例えば、利用者数情報取得部1101は、予約情報DB14cに基づいて、過去利用者数情報を取得してもよい。利用者数情報取得部1101は、予約情報DB14cから、プレー日が参照期間内である予約情報を検索してもよい。そして、利用者数情報取得部1101は、検索された予約情報に基づいて、過去利用者数情報を取得してもよい。例えば、利用者数情報取得部1101は、各予約情報に含まれる各組情報からメンバー数を取得し、取得されたメンバー数を合計することにより、過去利用者数情報を計算してもよい。或いは、利用者数情報取得部1101は、各予約情報に含まれる組数を取得し、取得された組数を合計して、利用時間枠数を計算してもよい。そして、利用者数情報取得部1101は、この合計値に一組当たりの平均人数を乗算することにより、過去利用者数情報を計算してもよい。一組当たりの平均人数は、例えば利用者数情報取得部1101により予め計算されて、記憶部14に記憶されていてもよい。例えば、利用者数情報取得部1101は、プレー日が過去の予約情報から各組のメンバー数を取得して、メンバー数の平均値を計算してもよい。利用者数情報取得部1101は、全ゴルフ場共通の平均人数を計算してもよいし、ゴルフ場ごとに平均人数を計算してもよい。1人予約プランがある場合、利用者数情報取得部1101は、対象の時間枠に予約したユーザの人数を、その時間枠にプレーする組の人数として計算してもよい。プランによっては一組当たりの人数に制限がある場合(例えば、2人以上、3人以上、4人のみ)、利用者数情報取得部1101は、人数制限ごとに、一組当たりの平均人数を計算してもよい。そして、利用者数情報取得部1101は、人数制限ごとに、組数の合計値を計算して、その合計値に、その人数制限に対応する平均人数を乗算してもよい。
予約情報DB14cから特定可能な利用者数は、対象のゴルフ場が提供可能な全時間枠のうち、センターサーバ1が管理するゴルフ場予約サイトに割り当てられた時間枠の範囲内での利用者数である。そのため、全時間枠に対応した利用者数を取得する必要がある。例えば、利用者数情報取得部1101は、ゴルフ場DB14aに記憶された時間枠情報を参照して、ゴルフ場が提供する時間枠のうち、ゴルフ場予約サイトに割り当てられた時間枠の割合を、割当比率として計算してもよい。そして、利用者数情報取得部1101は、計算された利用者数を割当比率で除算することにより、全時間枠に対応する利用者数を計算してもよい。
参照期間の長さは対象期間の長さと同一であってもよい。そして、利用者数情報取得部1101は、割当比率を勘案して取得された参照期間内の利用者数を、対象期間内の利用者数を示す対象期間利用者数情報として取得してもよい。ここで、具体例を説明する。対象期間が2021年の1年間であり、今日が2020年11月1日であるとする。また、参照期間を、2019年11月1日~2020年10月31日であるとする。参照期間におけるゴルフ場予約サイトでの対象のゴルフ場の利用者数は1万人であった。割当比率が0.4であるとすると、参照期間における前記利用者数の推定値は2.5万人である。利用者数情報取得部1101は、この推定値を、対象期間における利用者数に決定してもよい。参照期間の長さは対象期間の長さと異なってもよい。この場合、利用者数情報取得部1101は、参照期間の長さと対象期間の長さとの比に応じて、利用者数を調整してもよい。例えば、参照期間の長さが対象期間の長さの2倍である場合、利用者数情報取得部1101は、参照期間における利用者数の推定値を2で除算することにより、対象期間における利用者数を計算してもよい。
利用者数情報取得部1101は、支払料金DB14dに基づいて、過去利用者数情報を取得してもよい。例えば、利用者数情報取得部1101は、支払料金DB14dから、プレー日が参照期間内である支払料金情報を検索してもよい。利用者数情報取得部1101は、各支払料金情報から、プランID及び支払料金を取得する。利用者数情報取得部1101は、支払料金と、取得されたプランIDに関連付けてプランDB14bに記憶された料金情報と、に基づいて、料金が支払われた各予約についてのゴルフ場の利用者数を決定してもよい。ゴルフ場で支払われる料金は、ゴルフ場を利用した人数に応じた料金となる。料金情報を参照することにより、対象の予約についての利用者数を特定可能である。また、予約情報により示される人数と、実際にゴルフ場でゴルフをプレーする人数とは食い違う場合がある。その一方で、支払料金は、実際にゴルフ場でゴルフをプレーした人数を示す。そのため、より正確な利用者数を取得可能である。利用者数情報取得部1101は、参照期間における全予約について利用者数を合計して、過去利用者数情報を計算してもよい。利用者数情報取得部1101は、過去利用者数情報から割当比率を除算することにより、対象期間利用者数情報を計算してもよい。
利用者数情報取得部1101は、ゴルフ場でチェックインを行った利用者の人数を、過去利用者数情報として取得してもよい。例えば、ゴルフ場の利用予約を行った予約者及びその同伴者それぞれがゴルフ場でチェックインを行う。このとき、ゴルフ場の従業員は、ゴルフ場端末2を操作して、チェックインを行う利用者に対応する予約を特定する。例えば、従業員は、利用者の氏名及び予約者の氏名から予約を特定してもよい。或いは、利用者が携帯するユーザ端末3にゴルフ場予約サイト用のアプリケーションがインストールされている場合、利用者は、そのアプリケーションを操作して、その利用者のユーザIDを示すコード情報をユーザ端末3に表示させてもよい。コード情報は、例えば1次元のバーコードであってもよいし、2次元コードであってもよし、文字列であってもよい。従業員は、ゴルフ場端末2に接続された読み取り装置によりコード情報を光学的に読み取り、そのコード情報から得られるユーザIDをセンターサーバ1へ送信することにより、チェックインを行う利用者に対応する予約を問い合わせてもよい。予約を特定すると、従業員はチェックインを完了させる操作を行う。これに応じて、センターサーバ1は、例えば、予約番号、プレー日、チェックイン時刻、利用者のユーザID若しくは氏名等を関連付けて記憶部14に記憶させる。利用者数情報取得部1101は、記憶部14に記憶された情報に基づいて、参照期間内にチェックインを行った利用者数を計算してもよい。
利用者数情報取得部1101は、対象のゴルフ場を対象期間内に利用する予約の状況を示す予約状況情報を取得してもよい。そして、利用者数情報取得部1101は、取得された予約状況情報に基づいて、そのゴルフ場を対象期間内に利用すると予測される利用者数を示す対象期間利用者数情報を取得してもよい。予約状況情報は、予約情報DB14cであってもよい。例えば、利用者数情報取得部1101は、予約情報DB14cから、プレー日が対象期間内である予約情報を取得する。利用者数情報取得部1101は、各予約情報から組数を取得し、取得された組数を合計することにより、現時点において対象期間内で予約されている時間枠数を計算してもよい。また、利用者数情報取得部1101は、今日から対象期間の開始日までの残りの日数を計算してもよい。そして、利用者数情報取得部1101は、現時点での時間枠数と残り日数とに基づいて、対象期間利用者数情報を予測してもよい。或る期間内に提供されている時間枠のうち、予約済みの時間枠を予約率という。特定の日の時点における予約率を計算する場合、利用者数情報取得部1101は、対象期間内のプレー日を有するとともに、その特定の日以前の予約日時を有する予約情報を、予約情報DB14cから取得してもよい。そして、利用者数情報取得部1101は、取得された予約情報に含まれる組数に基づいて、その日の時点で予約されている時間枠数を計算し、その時間枠数を、対象期間に提供される時間枠数で除算すればよい。対象期間に近付くほど、その期間の時間枠の予約率は高くなる傾向にある。また、或る期間内に提供されている時間枠のうち、予約したユーザの組がゴルフをプレーすることにより実際に利用された時間枠を、消費率という。消費率は、その期間が経過したときの最終的な予約率に相当する。そこで、利用者数情報取得部1101は、現時点での時間枠数に、現在の予約率と残り日数とに応じた係数を乗算することにより、消費率の予測値を計算してもよい。この係数は、例えば1以上の値であってもよい。また、この係数は、残り日数が多くなるほど大きくなる一方で、現時点での予約率が高いほど小さくなってもよい。例えば、利用者数情報取得部1101は、目的の期間までの残り日数とそのときの予約率との組み合わせと、目的の期間における実際の消費率と、の傾向に基づいて、係数を決定してもよい。或いは、利用者数情報取得部1101は、統計的手法又は機械学習により、予約情報DB14cに基づいて、目的の期間までの残り日数とそのときの予約率との組み合わせから、目的の期間における消費率を求めるモデルを生成してもよい。そして、利用者数情報取得部1101は、生成されたモデルを用いて、消費率を決定してもよい。利用者数情報取得部1101は、消費率に基づいて、対象期間内に提供される時間枠のうち、利用される時間枠数を計算してもよい。そして、利用者数情報取得部1101は、時間枠数に、一組当たりの平均人数及び割当比率を乗算して、対象期間利用者数情報を計算してもよい。
[3-2.施肥成分量の決定]
施肥成分量決定部1102は、利用者数情報取得部1101により取得された利用者数情報に基づいて、対象期間内に対象のゴルフ場の芝生に施肥によって与える少なくとも一の栄養素の量、すなわち施肥成分量を決定する。ゴルフ場の芝生はゴルフのプレーの際に利用者により踏みつけられる。そのときに、芝生の茎や葉が折れたり、芝生の細胞が破壊されたりする。こうしたことで、芝生に剥げが生じて地面がむき出しになったり、芝生が刈れたりする。刈り込みにより競技場の芝生の高さは短く調整される。例えばグリーン上の芝生の高さは特に短い。従って、芝生が踏みつけられる頻度又は回数等によって芝生の状態が過敏に変化する傾向がある。芝生が踏みつけられる頻度等は、基本的には利用者数に比例すると考えてもよい。従って、他の条件が同一である場合、対象期間内における利用者数と、その期間が経過する時点の芝生の状態と、の間には一定の因果関係があると考えられる。そのため、対象期間におけるゴルフ場の利用者数に基づいて施肥成分量を決定することには妥当性がある。従って、利用者数に基づいて施肥成分量を決定することで、芝生に対する施肥量の過不足を抑制することができる。
施肥成分量決定部1102は、利用者数情報取得部1101により取得された利用者数情報により示される利用者数が多いほど、施肥成分量を多くしてもよい。利用者数が多いほど、対象期間内に芝生が踏みつけられる回数が多くなる。従って、利用者数が多いほど芝生の状態は悪化する。芝生の傷んだ箇所を修復するために芝生の成長速度を上げことが必要であり、又は修復分に追加の栄養素が必要である。施肥成分量を調整することで、成長速度が調整される。
施肥成分量決定部1102は、利用者数情報に基づいて、芝生の成長に用いられる対象栄養素の量を決定してもよい。この量は、例えば刈り取り成分量であってもよい。刈り取り成分量は、芝生の構成元素としての対象栄養素が刈り込みにより芝生から失われる量である。刈り込みにより芝生の高さが一定に保たれるため、芝生において成長した分の茎や葉が、刈り込みにより切り取られる。刈り込みにより切り取られる部分の量は、芝生の成長速度が速いほど多くなる。施肥成分量を多くすることで、芝生の成長速度を高めることができる。ゴルフ場の利用者が芝生を踏むことにより芝生に損傷が生じた場合、その損傷部分を芝生が修復するために、その芝生の成長を促す必要がある。従って、刈り取り成分量は芝生の成長速度の影響を受けるため、利用者数によって刈り取り成分量を調整することが妥当であると考えられる。
施肥成分量決定部1102は、決定された刈り取り成分量に基づいて、施肥成分量を決定してもよい。例えば、施肥成分量決定部1102は、刈り取り成分量そのものを施肥成分量に決定してもよい。或いは、施肥成分量決定部1102は、刈り取り成分量に加えて、持続可能量及び土壌含有量の少なくとも何れか一方に基づいて、施肥成分量を決定してもよい。芝生を良好に維持するためには、芝生の成長に用いられる(そして刈り込みにより失われる)栄養素と、芝生の現状維持に必要な栄養素と、の両方が必要であるとの考えがある。芝生の成長に必要な刈り取り成分量は芝生の成長速度の影響を受ける一方で、現状維持に必要な持続可能量は、成長速度の影響を受けないと考えられる。そのため、持続可能量は、利用者数によって調整しなくてもよい。また、芝生に必要な栄養素の量のうち、既に土壌に含まれている量分の栄養素は、施肥により与える必要はないと考えられる。
施肥成分量決定部1102は、複数の対象栄養素それぞれの施肥成分量を決定してもよい。ここで、施肥成分量決定部1102は、複数の対象栄養素のうち、所定の第1栄養素の刈り取り成分量を、利用者数情報に基づいて決定してもよい。そして、施肥成分量決定部1102は、第1栄養素の刈り取り成分量に基づいて、複数の対象栄養素のうち、第1栄養素と異なる第2栄養素の刈り取り成分量を決定してもよい。第1栄養素は、例えば窒素であってもよい。窒素は植物の三大栄養素の一つであり、その三大栄養素の中でも重要性が高い。また、芝生に与えられる栄養素の中で窒素の量が一般的の最も多い。施肥成分量が最も多い窒素についてその施肥成分量を決定し、その施肥成分量に基づいて、より少ない他の栄養素の施肥成分量を決定することで、各栄養素の施肥成分量を適切に決定することができる。施肥成分量決定部1102は、例えば、ゴルフ場芝情報DB14eに記憶された対象のゴルフ場の芝成分比と、第1栄養素の刈り取り成分量と、に基づいて、第2栄養素の刈り取り成分量を決定してもよい。例えば、施肥成分量決定部1102は、第1栄養素の刈り取り成分量に、芝生にそれぞれ含まれる第1栄養素の量に対する第2栄養素の量の割合を乗算することにより、第2栄養素の刈り取り成分量を決定してもよい。
施肥成分量決定部1102は、利用者数情報に基づいて、対象のゴルフ場の芝生の成長に最適な気温下での対象栄養素の基準量を決定してもよい。そして、施肥成分量決定部1102は、決定された基準量と、対象期間内の気温と、に基づいて、対象栄養素の刈り取り成分量を決定してもよい。前述したように、施肥成分量決定部1102は、第1栄養素について基準量を決定してもよい。施肥成分量決定部1102は、基準量として、条件付き最大窒素量を決定してもよい。条件付き最大窒素量は、利用者数情報により示される人数の利用者が対象のゴルフ場を対象期間内に利用するという条件下での窒素の刈り取り成分量である。条件付き最大窒素量は、単位面積当たりの芝生に対する窒素量であってもよい。ここで、施肥成分量決定部1102は、対象期間における条件付き最大窒素量を決定してもよい。或いは、対象期間内に、互いに同じ長さの複数の部分期間がある場合、施肥成分量決定部1102は、一部分期間当たりの条件付き最大窒素量を決定してもよい。一部分期間当たりの条件付き最大窒素量は、対象期間における条件付き最大窒素量を、その対象期間に含まれる部分期間の数で除算して得られる窒素量に等しい。本実施形態においては、対象期間の長さは1年である一方で、部分期間の長さは1ヶ月である。そこで、施肥成分量決定部1102は、基準量として、条件付き月間最大窒素量を決定してもよい。ここで、施肥成分量決定部1102は、ゴルフ場芝情報DB14eに記憶された対象のゴルフ場の月間最大窒素量に基づいて、条件付き月間最大窒素量を決定してもよい。例えば、施肥成分量決定部1102は、1年間における対象のゴルフ場の利用者数の最大値を決定してもよい。利用者数の最大値は、例えば対象のゴルフ場が1年間に提供する時間枠の総数に応じて決定されてもよい。施肥成分量決定部1102は、例えば利用者情報により示される利用者数が、利用者数の最大値以上である場合、月間最大窒素量と一致する条件付き月間最大窒素量を決定してもよい。そして、施肥成分量決定部1102は、利用者情報により示される利用者数が、利用者数の最大値よりも小さいほど、条件付き月間最大窒素量を少なくしてもよい。
利用者数情報から条件付き最大窒素量を決定するためのモデルの決定例について説明する。ここで、利用者数の最大値に対して、利用者数情報により示される利用者数の割合をxとする。利用者数の最大値は、例えばゴルフ場が提供する時間枠の総数に4又は平均人数を乗算することにより、計算されてもよい。xは、0≦x≦1を満たす。また、条件付き最大窒素量をyとする。ここで、以下の計算式により条件付き最大窒素量yを求めるものとする。
y=a×x-b(但し、x≦cの場合、y=a×c-b)
ここで、定数a、b及びcは、何れも実数である。aは、a>0を満たす。cは、0≦c<1を満たす。また、bは、b>0を満たす。a-bは(すなわち、x=1の場合の条件付き最大窒素量yは)、ゴルフ場芝情報DB14eに記憶された最大窒素量に一致する。a×c-bは、最適な気温下での最低限の窒素量であってもよい。最低限の窒素量は、例えばゴルフ場の従業員により予め決定されてもよいし、全ゴルフ場で共通であってもよい。cは、例えば利用者数の最大値に対して、想定される最小の利用者数の割合であってもよい。最小の利用者数は、例えば過去の利用者数に基づいて、ゴルフ場の従業員により予め決定されてもよい。芝生に対する比較的少ない頻度又は回数の踏圧は、芝生の成長に寄与する側面を有し、芝生の状態を悪化させない可能性がある。そのため、xが、x≦cを満たす場合、条件付き最大窒素量は一定であってもよい。これらの条件を満たすように、定数a、b及びcが決定される。例えば、センターサーバ1が、入力された条件に従ってこれらの定数を決定しもよいし、従業員が決定してもよい。ゴルフ場は、決定された定数を用いてセーターサーバ1から提供される施肥成分量に従って、ゴルフ場の芝生に対する施肥を開始する。ゴルフ場の従業員は、例えば月ごとに、芝生の状態を観察し、その状態に基づいて、実際に必要であった施肥成分量を決定する。実際に必要であった施肥成分量から、そのときに妥当と考えられる条件付き最大窒素量が計算される。そして、利用者数と妥当と考えられる条件付き最大窒素量とに基づいて、例えば定数a、b及びcを変更すること等により、上記の計算式が最適化されてもよい。例えば最小二乗法により、利用者数と条件付き最大窒素量との関係を近似する直線の式が決定されてもよい。或いは、曲線当てはめにより、利用者数と条件付き最大窒素量との関係を近似する曲線の式が決定されてもよい。例えば、センターサーバ1が最適化を行ってもよい。施肥成分量決定部1102は、最適化された式を用いて、条件付き最大窒素量を計算してもよい。
施肥成分量決定部1102は、決定された基準量と、対象のゴルフ場がある場所の対象期間内の気温と、に基づいて、対象栄養素の施肥成分量を決定する。前述したように、ゴルフ場の気温が最適な気温に近付くほど、芝生の成長能力は高くなる。成長能力が高くなるほど、刈り取り成分量を多くする必要がある。条件付き最大窒素量は、芝生の成長に最適な気温下での窒素量である。そこで、施肥成分量決定部1102は、芝生の成長に最適な気温と対象期間内の気温との差が大きいほど、刈り取り成分量を小さくしてもよい。例えば、施肥成分量決定部1102は、芝生の成長に最適な気温と対象期間内の気温との差に応じて、0~1の範囲内で係数を決定してもよい。施肥成分量決定部1102は、気温差が大きいほど係数を小さくしてもよい。そして、施肥成分量決定部1102は、基準量に係数を乗算することにより、刈り取り成分量を決定してもよい。芝生の成長に最適な気温は予め設定されていてもよい。また、芝生の光合成タイプごとに、最適な気温が予め設定されていてもよい。施肥成分量決定部1102は、対象期間に含まれる複数の部分期間それぞれにおける気温に基づいて、各部分期間に対象のゴルフ場の芝生に与える対象栄養素の刈り取り成分量を決定してもよい。施肥成分量決定部1102は、ゴルフ場芝情報DB14eに記憶された気温情報を用いて刈り取り成分量を決定してもよい。
図6は、施肥成分量を決定するための情報の流れの一例を示す図である。図6に示すように、施肥成分量決定部1102は、先ず利用者数情報、及び最大窒素量に基づいて、条件付き最大窒素量を決定してもよい。次いで、施肥成分量決定部1102は、条件付き最大窒素量、ゴルフ場の気温、及びゴルフ場の芝面積に基づいて、窒素の刈り取り成分量を決定してもよい。次いで、施肥成分量決定部1102は、窒素の刈り取り成分量、及び芝生の成分比に基づいて、他の対象栄養素それぞれの刈り取り成分量を決定してもよい。次いで、施肥成分量決定部1102は、各対象栄養素について、刈り取り成分量、持続可能量、及び土壌含有量に基づいて、施肥成分量を決定してもよい。
施肥成分量決定部1102は、施肥成分量を決定すると、決定された施肥成分量を、対象のゴルフ場のゴルフ場IDに関連付けて、施肥成分量DB14gに記憶させてもよい。
[3-3.情報提供]
情報出力部1103は、施肥成分量決定部1102により決定された施肥成分量に基づいて、対象のゴルフ場の芝生に施肥によって付与されるべき対象栄養素の量を示す栄養素量情報を出力する。例えば、施肥成分量決定部1102は、栄養素量情報を、対象のゴルフ場のゴルフ場端末2へ送信してもよい。栄養素量情報は、例えば、施肥成分量を直接又は間接的に示す文字又は図形等であってもよい。
情報出力部1103は、対象期間内に芝生に与えられる肥料の施肥量が、対象のゴルフ場の従業員により入力された場合、その入力された施肥量と、その肥料による対象栄養素の含有率と、施肥成分量決定部1102により決定された施肥成分量と、に基づいて、その対象栄養素の過不足量を示す栄養素量情報を出力してもよい。例えば、情報出力部1103は、従業員により指定された肥料の含有率を、肥料DB14fから取得する。情報出力部1103は、施肥量に含有率を乗算することにより、施肥量に応じた対象栄養素量を計算する。情報出力部1103は、例えば計算された対象栄養素量から、施肥成分量決定部1102により決定された施肥成分量を減算して、過不足量を計算してもよい。情報出力部1103は、計算された過不足量を示す栄養素量情報を生成してもよい。この場合の栄養素量情報は、例えば、過不足量を直接又は間接的に示す文字又は図形等であってもよい。
図7は、施肥計画画面の表示例を示す図である。施肥計画画面は、ゴルフ場の従業員が施肥の計画を入力及び閲覧するための画面である。例えば、従業員が施肥計画画面を要求する操作を行うことに応じて、情報出力部1103は、施肥計画画面を構成するウェブページを生成してゴルフ場端末2へ送信してもよい。図7に示すように、施肥計画画面100は、期間指定領域110、施肥計画表120、グラフ130等を含んでもよい。期間指定領域110は、何年度の施肥計画を閲覧するかを従業員が入力すうための入力領域である。施肥計画表120は、各肥料について、期間ごとに施肥量を従業員が入力するためのセルを含む表である。例えば週単位で施肥量の入力が可能であってもよい。例えば、期間指定領域110に年度が入力されると、情報出力部1103は、その年度に対応する計画施肥量を、施肥計画DB14hから取得して、施肥計画表120を表示するためのHTML文書等の情報を生成する。情報出力部1103は、生成された情報をゴルフ場端末2へ送信し、ゴルフ場端末2は、受信された情報に基づいて、施肥計画表120を更新する。グラフ130は、月ごとの各対象栄養素の過不足量を示すグラフである。例えば、期間指定領域110に年度が入力されると、情報出力部1103は、その年度に対応して決定された施肥成分量を施肥成分量DB14gから取得するとともに、その年度に対応する計画施肥量を、施肥計画DB14hから取得する。そして、情報出力部1103は、取得された情報に基づいて過不足量を計算し、グラフ130を表示するためのHTML文書等の情報を生成する。情報出力部1103は、生成された情報をゴルフ場端末2へ送信し、ゴルフ場端末2は、受信された情報に基づいて、グラフ130を更新する。また、施肥計画表120のいずれかのセルに施肥量が入力されると、ゴルフ場端末2は、入力された施肥量を、そのセルに対応する肥料ID及び年月週に関連付けて、センターサーバ1へ送信する。情報出力部1103は、ゴルフ場端末2から受信した施肥量を施肥成分量DB14gに記憶させるとともに、過不足量を再度計算する。そして、情報出力部1103は、グラフ130を更新させる。
施肥実績画面がゴルフ場に提供されてもよい。施肥実績画面は、ゴルフ場の従業員が施肥の実績を入力及び閲覧するための画面である。計画と実績とが異なる点を除き、施肥実績画面は施肥計画画面と同様であってもよい。
[4.センターサーバの動作]
次に、センターサーバ1の動作について、図8を用いて説明する。図8は、センターサーバ1のシステム制御部11による施肥成分量決定処理の一例を示すフローチャートである。例えば、ゴルフ場の従業員は、ゴルフ場端末2に、ゴルフ場芝情報を入力する。例えば、従業員は、芝面積、光合成タイプ、月間最大窒素量、対象年度、気温情報、持続可能量、芝成分比、土壌含有量等を入力する。ゴルフ場端末2は、入力されたゴルフ場芝情報をセンターサーバ1へ送信する。システム制御部11は、ゴルフ場芝情報を、そのゴルフ場のゴルフ場IDに関連付けてゴルフ場芝情報DB14eに記憶させる。このとき、ゴルフ場端末2は、施肥成分量決定処理を実行してもよい。
図8に示すように、利用者数情報取得部1101は、予約情報DB14cから、対象のゴルフ場の予約情報のうち、今日の1年前から昨日までの期間内の予約日時を有する予約情報を取得する(ステップS1)。次いで、利用者数情報取得部1101は、取得された各予約情報から組数を取得する。そして、利用者数情報取得部1101は、組数を合計することにより、ゴルフ場予約サイトを通じて利用された時間枠数を計算する(ステップS2)。次いで、利用者数情報取得部1101は、ゴルフ場Db14aから、対象のゴルフ場の割当比率を取得する。そして、利用者数情報取得部1101は、ゴルフ場予約サイトを通じて利用された時間枠数を割当比率で除算することにより、過去1年間の参照期間に対象のゴルフ場で利用された時間枠数の推定値を計算する(ステップS3)。次いで、利用者数情報取得部1101は、時間枠数の推定値に一組当たりの平均人数を乗算することにより、対象のゴルフ場における対象年度の利用者数の予測値を計算する(ステップS4)。
次いで、施肥成分量決定部1102は、ゴルフ場芝情報から月間最大窒素量を取得する。そして、施肥成分量決定部1102は、月間最大窒素量、及び対象年度の利用者数の予測値に基づいて、条件付き月間最大窒素量を計算する(ステップS5)。このとき、施肥成分量決定部1102は、利用者数が多いほど、条件付き月間最大窒素量を多くしてもよい。
次いで、施肥成分量決定部1102は、ゴルフ場芝情報から光合成タイプ及び気温情報を取得する。施肥成分量決定部1102は、光合成タイプに対応する最適気温を取得する。そして、施肥成分量決定部1102は、条件付き月間最大窒素量、最適気温及び気温情報に基づいて、単位面積当たりの芝生に対する窒素の刈り取り成分量を、月ごとに決定する(ステップS6)。このとき、施肥成分量決定部1102は、各月の気温と最適気温との差が小さいほど、刈り取り成分量を多くしてもよい。次いで、施肥成分量決定部1102は、単位面積当たりの刈り取り成分量を合計して、単位面積当たりにおける年間の刈り取り成分量を計算する(ステップS7)。
次いで、施肥成分量決定部1102は、ゴルフ場芝情報から芝の成分比を取得する。そして、施肥成分量決定部1102は、年間の窒素の刈り取り成分量、及び成分比に基づいて、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、硫黄、及びマンガンのそれぞれについて、単位面積当たりの年間の刈り取り成分量を計算する(ステップS8)。
次いで、施肥成分量決定部1102は、ゴルフ場芝情報から持続可能量及び土壌含有量を取得する。そして、施肥成分量決定部1102は、各対象栄養素について、年間の刈り取り成分量に持続可能量を加算して必要量を計算し、この必要量から土壌含有量を減算することで、単位面積当たりの年間の施肥成分量を計算する。そして、施肥成分量決定部1102は、各対象栄養素について、単位面積当たりの年間の施肥成分量に芝面積を乗算することにより、年間の施肥成分量を計算する(ステップS9)。次いで、施肥成分量決定部1102は、年間の窒素の刈り取り成分量に対する各月の窒素の刈り取り成分量の比率を計算する。そして、施肥成分量決定部1102は、各対象栄養素について、年間の施肥成分量に、計算された各比率を乗算することにより、月ごとの施肥成分量を計算する(ステップS10)。次いで、施肥成分量決定部1102は、計算された施肥成分量を、対象のゴルフ場のゴルフ場IDに関連付けて、施肥成分量DB14gに記憶させて(ステップS11)、施肥成分量決定処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、センターサーバ1が、ゴルフ場を対象期間内に利用する利用者数を示す対象期間利用者数情報を取得する。また、センターサーバ1が、取得された対象期間利用者数情報に基づいて、対象期間内にゴルフ場の芝生に与える少なくとも一の栄養素の施肥成分量を決定する。従って、芝生のあるゴルフ場の利用状況に応じて、その芝生に与える栄養素の量を決定することができる。
ここで、センターサーバ1が、対象期間利用者数情報により示される利用者数が多いほど、施肥成分量を多くしてもよい。この場合、利用者数に応じて芝生が踏みつけられる度合いが変わることにより芝生の状態が変化することに応じた栄養素の施肥成分量を決定することができる。
また、センターサーバ1が、対象期間よりも前の過去の参照期間内にゴルフ場を利用した利用者数を示す過去利用者数情報を取得してもよい。また、センターサーバ1が、取得された過去利用者数情報に基づいて、ゴルフ場を対象期間内に利用すると予測される利用者数を示す対象期間利用者数情報を取得してもよい。この場合、過去の利用者数の実績に基づいて、対象期間の利用者数が予測される。従って、対象期間内の利用者数を適切に予測することができる。
また、センターサーバ1が、ゴルフ場を対象期間内に利用する予約の状況を示す予約状況情報を取得してもよい。また、センターサーバ1が、取得された予約状況情報に基づいて、ゴルフ場を対象期間内に利用すると予測される利用者数を示す対象期間利用者数情報を取得してもよい。この場合、ゴルフ場を対象期間内に利用する予約の状況に基づいて、対象期間の利用者数が予測される。従って、対象期間内の利用者数を適切に予測することができる。
また、センターサーバ1が、対象期間利用者数情報に基づいて、芝生の成長に用いられる栄養素の刈り取り成分量を決定し、決定された刈り取り成分量に基づいて、施肥成分量を決定してもよい。芝生が踏みつけられることで損傷する部分を芝生が修復するために、施肥により芝生の成長を促す必要性があると考えられる。この損傷は、利用者数に応じて変わるので、芝生に与える栄養素の量を適切に決定することができる。
ここで、センターサーバ1が、対象期間利用者数情報に基づいて条件付き最大窒素量を決定してもよい。また、センターサーバ1が、決定された条件付き最大窒素量と、対象期間内の気温と、に基づいて、刈り取り成分量を決定してもよい。この場合、条件付き最大窒素量を、芝生の成長に応じた栄養素の量の最大値とし、対象期間内の気温に応じて刈り取り成分量をその条件付き最大窒素量よりも少なくすることで、芝生に与える栄養素の量を適切に決定することができる。
また、センターサーバ1が、条件付き最大窒素量と、対象期間に含まれる複数の部分期間それぞれにおける気温と、に基づいて、複数の部分期間それぞれについて刈り取り成分量を決定してもよい。また、センターサーバ1が、決定された刈り取り成分量に基づいて、複数の部分期間それぞれについて施肥成分量を決定してもよい。この場合、対象期間の単位での利用者数を用いる一方で、対象期間よりも短い部分期間の単位で芝生に与える栄養素の量が決定される。
ここで、センターサーバ1が、対象期間利用者数情報に基づいて、第1栄養素の刈り取り成分量を決定してもよい。また、センターサーバ1が、決定された刈り取り成分量と芝成分比とに基づいて、第2栄養素の刈り取り成分量を決定してもよい。この場合、芝生の構成に応じて適切な栄養素の量を決定することができる。
ここで、第1栄養素は窒素であってもよい。この場合、施肥成分量が多い窒素の第1量に基づいて、窒素と異なる第2栄養素の第2量を決定することで、第2量を適切に決定することができる。
また、センターサーバ1が、決定された施肥成分量に基づいて、芝生に付与されるべき栄養素の量を示す栄養素量情報を出力してもよい。この場合、芝生管理プログラムの利用者に、芝生に付与されるべき栄養素の量を提示することができる。
ここで、センターサーバ1が、対象期間内に芝生に与えられる肥料の施肥量が入力された場合、入力された施肥量と、肥料による栄養素の含有率と、決定された施肥成分量と、に基づいて、栄養素の過不足量を示す栄養素量情報を出力してもよい。この場合、芝生管理プログラムの利用者に、施肥によって芝生に与える栄養素の量がどれだけ不足するか又は過剰であるかを提示することができる。
1 センターサーバ
2 ゴルフ場端末
3 ユーザ端末
11 システム制御部
12 システムバス
13 入出力インターフェース
14 記憶部
14a 会員DB
14b プランDB
14c 予約情報DB
14d 支払料金DB
14e ゴルフ場芝情報DB
14f 肥料DB
14g 施肥成分量DB
14h 施肥計画DB
14i 施肥実績DB
1101 利用者数情報取得部
1102 施肥成分量決定部
1103 情報出力部
NW ネットワーク

Claims (14)

  1. ゴルフ場を所定期間内に利用する利用者数を示す利用者数情報を取得する取得手段と、
    前記取得された利用者数情報に基づいて、前記所定期間内に前記ゴルフ場の芝生に施肥によって与える少なくとも一の栄養素の付与量を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする栄養素量決定装置。
  2. 前記決定手段は、前記取得された利用者数情報により示される前記利用者数が多いほど、前記付与量を多くすることを特徴とする請求項1に記載の栄養素量決定装置。
  3. 前記所定期間よりも前の過去期間内に前記ゴルフ場を利用した利用者数を示す過去利用者数情報を取得する過去利用者数情報取得手段を更に備え、
    前記取得手段は、前記取得された過去利用者数情報に基づいて、前記ゴルフ場を前記所定期間内に利用すると予測される利用者数を示す前記利用者数情報を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の栄養素量決定装置。
  4. 前記ゴルフ場を前記所定期間内に利用する予約の状況を示す予約状況情報を取得する予約状況情報取得手段を更に備え、
    前記取得手段は、前記取得された予約状況情報に基づいて、前記ゴルフ場を前記所定期間内に利用すると予測される利用者数を示す前記利用者数情報を取得することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の栄養素量決定装置。
  5. 前記決定手段は、前記取得された利用者数情報に基づいて、前記芝生の成長に用いられる前記栄養素の成長用途量を決定し、該決定された成長用途量に基づいて、前記付与量を決定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の栄養素量決定装置。
  6. 前記決定手段は、前記取得された利用者数情報に基づいて、前記芝生の成長に最適な気温下で前記芝生の成長に用いられる前記栄養素の基準量を決定し、該決定された基準量と、前記所定期間内の気温と、に基づいて、前記成長用途量を決定することを特徴とする請求項5に記載の栄養素量決定装置。
  7. 前記決定手段は、前記決定された基準量と、前記所定期間に含まれる複数の部分期間それぞれにおける気温と、に基づいて、前記複数の部分期間それぞれについて前記成長用途量を決定し、該決定された成長用途量に基づいて、前記複数の部分期間それぞれについて前記付与量を決定することを特徴とする請求項6に記載の栄養素量決定装置。
  8. 前記少なくとも一の栄養素は、第1栄養素と、前記第1栄養素と異なる第2栄養素と、を含み、
    前記決定手段は、前記取得された利用者数情報に基づいて、前記第1栄養素の前記成長用途量を決定し、該決定された成長用途量と、前記芝生の構成元素として前記芝生にそれぞれ含まれる前記第1栄養素の量と前記第2栄養素の量との比を示す比情報と、に基づいて、前記第2栄養素の前記成長用途量を決定することを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載の栄養素量決定装置。
  9. 前記第1栄養素は窒素であることを特徴とする請求項8に記載の栄養素量決定装置。
  10. 前記決定された付与量に基づいて、施肥により前記芝生に与えられるべき前記栄養素の量を示す栄養素量情報を出力する出力手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至9の一項に記載の栄養素量決定装置。
  11. 前記出力手段は、前記所定期間内に前記芝生に与えられる肥料の施肥量が入力された場合、該入力された施肥量と、前記肥料による前記栄養素の含有率と、前記決定された付与量と、に基づいて、前記栄養素の過不足量を示す前記栄養素量情報を出力することを特徴とする請求項10に記載の栄養素量決定装置。
  12. 前記取得手段は、前記ゴルフ場を前記所定期間内に利用する前記利用者数を計算することにより、前記利用者数情報を取得することを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の栄養素量決定装置。
  13. コンピュータにより実行される栄養素量決定方法において、
    ゴルフ場を所定期間内に利用する利用者数を示す利用者数情報を取得する取得ステップと、
    前記取得された利用者数情報に基づいて、前記所定期間内に前記ゴルフ場の芝生に施肥によって与える少なくとも一の栄養素の付与量を決定する決定ステップと、
    を含むことを特徴とする栄養素量決定方法。
  14. コンピュータを、
    ゴルフ場を所定期間内に利用する利用者数を示す利用者数情報を取得する取得手段と、
    前記取得された利用者数情報に基づいて、前記所定期間内に前記ゴルフ場の芝生に施肥によって与える少なくとも一の栄養素の付与量を決定する決定手段と、
    として機能させることを特徴とする栄養素量決定プログラム。
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