JP7079225B2 - 位置情報提示システム、位置情報提示装置、位置情報提示プログラムおよび位置情報提示方法 - Google Patents

位置情報提示システム、位置情報提示装置、位置情報提示プログラムおよび位置情報提示方法 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 ウェブサイト掲載日:令和元年6月23日と推定されるが、早くても令和元年5月29日 ウェブサイト掲載アドレス:https://s2019.siggraph.org/conference/programs-events/posters/hardware-interfaces/?sess=sess564
本開示は、基準位置と対象との位置をユーザに提示する位置情報提示システム、位置情報提示装置、位置情報提示プログラムおよび位置情報提示方法に関する。
特許文献1には、目的物の位置に応じてアクチュエータを作動させ、目的物の位置に応じた触覚をユーザの首に提供する首用触覚通信装置が開示されている。この首用触覚通信装置は、多数のアクチュエータが取り付けられた硬度のあるホルスターを首の周囲に装着し、アクチュエータが直接的に振動を首に伝達する構成となっている。
特表2013-524315号公報
特許文献1に記載の首用触覚通信装置では、アクチュエータが直接的に振動を首に伝達するので、首におけるアクチュエータの位置や想定された接触状態及び想定された首のサイズや姿勢にしか振動を伝達することができない。そのため、目的物の位置を細かくユーザに提示するには多数のアクチュエータを設けたり、首への接触状態を細かく調整せざるを得ない。
本開示はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、少ないアクチュエータでより細かくかつより幅広いユーザに対して容易に対象の位置を提示できる位置情報提示システム、位置情報提示装置、位置情報提示プログラムおよび位置情報提示方法を提供することである。
一実施形態によれば、第1アクチュエータと、第2アクチュエータと、前記第1アクチュエータおよび第2アクチュエータによって駆動され、ユーザの体に触覚的に作用する作用部と、基準位置から見た対象の方向、および/または、前記基準位置と前記対象との距離を取得する位置取得部と、前記ユーザが前記方向および/または距離を把握できるよう、前記方向および/または距離に応じて、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの駆動波形を連続的かつ独立して制御可能な制御部と、を備え、前記作用部は、少なくとも、前記第1アクチュエータによる駆動の影響を受けるが前記第2アクチュエータによる駆動の影響を受けない部位と、前記第2アクチュエータによる駆動の影響を受けるが前記第1アクチュエータによる駆動の影響を受けない部位と、に作用する、位置情報提示システムが提供される。
前記作用部は、さらに、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの駆動の影響は受ける部位に作用してもよい。
前記作用部は、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータ以外のアクチュエータによっては駆動されなくてもよい。
前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータは、前記作用部として機能する柔軟体で互いに結合されてもよいし、互いに結合されていなくてもよい。
前記制御部は、前記対象の種類を考慮して、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の駆動波形を制御してもよい。
前記位置取得部は、前記基準位置から見た前記対象の方向を取得し、前記作用部は、少なくとも前記ユーザの体の第1部位と、前記第1部位より右側の第2部位と、に作用し、前記制御部は、前記第1部位および前記第2部位に対して、前記作用部が非対称に作用するよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の駆動波形を制御することによって、前記ユーザが前記方向を把握できてもよい。
なお、前記第1部位および前記第2部位は、前記第1アクチュエータによる駆動の影響を受けるが前記第2アクチュエータによる駆動の影響を受けない部位、あるいは、前記第2アクチュエータによる駆動の影響を受けるが前記第1アクチュエータによる駆動の影響を受けない部位であってもよいし、そうでなくてもよい。
前記制御部は、前記基準位置から見て前記対象が右にある場合には、前記第1部位に比べて前記第2部位により強く前記作用部が作用するよう、前記基準位置から見て前記対象が左にある場合には、前記第2部位に比べて前記第1部位により強く前記作用部が作用するよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の振幅を制御してもよい。
前記制御部は、前記基準位置から見て前記対象が右にある場合には、前記第2部位に遅れて前記第1部位に前記作用部が作用するよう、前記基準位置から見て前記対象が左にある場合には、前記第1部位に遅れて前記第2部位に前記作用部が作用するよう、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータの位相差を制御してもよい。
前記制御部は、前記基準位置から見て前記対象が右にある場合には、前記第1部位に比べて前記第2部位により高い周波数で前記作用部が作用するよう、前記基準位置から見て前記対象が左にある場合には、前記第2部位に比べて前記第1部位により高い周波数で前記作用部が作用するよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の周波数を制御してもよい。
前記方向が前記基準位置から見て後ろ側である場合、前記制御部は、前記作用部が前記ユーザの体に作用しないよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の振幅を制御してもよい。
前記位置取得部は、前記基準位置と前記対象との距離を取得し、前記制御部は、前記距離が小さいほど、前記ユーザの体への作用が強くなるよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの振幅を制御してもよい。
前記位置取得部は、前記基準位置と前記対象との距離を取得し、前記制御部は、前記距離が小さいほど、前記ユーザの体への作用の周波数が高くなるよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の周波数を制御してもよい。
前記基準位置は、前記第1アクチュエータに対応する第1基準位置と、前記第2アクチュエータに対応する第2基準位置と、を含み、前記位置取得部は、前記第1基準位置と前記対象との第1距離と、前記第2基準位置と前記対象との第2距離と、を取得し、前記作用部は、少なくとも前記ユーザの体の前記第1アクチュエータと対応する第1部位と、前記第1アクチュエータと対応する第2部位と、に作用し、前記制御部は、前記第1距離が小さいほど、前記第1部位への作用が強くなるよう、前記第1アクチュエータの振幅を制御し、前記第2距離が小さいほど、前記第2部位への作用が強くなるよう、前記第2アクチュエータの振幅を制御してもよい。
一実施形態によれば、基準位置から見た対象の方向、および/または、前記基準位置と前記対象との距離を取得する位置取得部と、ユーザが前記方向および/または距離を把握できるよう、前記方向および/または距離に応じて、前記ユーザの体に触覚的に作用する作用部を駆動する第1アクチュエータおよび第2アクチュエータの少なくとも一方の駆動波形を制御する制御部と、を備え、前記作用部は、少なくとも、前記第1アクチュエータによる駆動の影響を受けるが前記第2アクチュエータによる駆動の影響を受けない部位と、前記第2アクチュエータによる駆動の影響を受けるが前記第1アクチュエータによる駆動の影響を受けない部位と、に作用する、位置情報提示装置が提供される。
一実施形態によれば、コンピュータを、基準位置から見た対象の方向、および/または、前記基準位置と前記対象との距離を取得する位置取得部と、ユーザが前記方向および/または距離を把握できるよう、前記方向および/または距離に応じて、前記ユーザの体に触覚的に作用する作用部を駆動する第1アクチュエータおよび第2アクチュエータの少なくとも一方の駆動波形を制御する制御部と、として機能させ、前記作用部は、少なくとも、前記第1アクチュエータによる駆動の影響を受けるが前記第2アクチュエータによる駆動の影響を受けない部位と、前記第2アクチュエータによる駆動の影響を受けるが前記第1アクチュエータによる駆動の影響を受けない部位と、に作用する、位置情報提示プログラムが提供される。
一実施形態によれば、基準位置から見た対象の方向、および/または、前記基準位置と前記対象との距離を取得し、ユーザが前記方向および/または距離を把握できるよう、前記方向および/または距離に応じて、前記ユーザの体に触覚的に作用する作用部を駆動する第1アクチュエータおよび第2アクチュエータの少なくとも一方の駆動波形を制御し、前記作用部が、少なくとも、前記第1アクチュエータによる駆動の影響を受けるが前記第2アクチュエータによる駆動の影響を受けない部位と、前記第2アクチュエータによる駆動の影響を受けるが前記第1アクチュエータによる駆動の影響を受けない部位と、に作用する、位置情報提示方法が提供される。
より正確に対象の位置を提示できる。
一実施形態に係る位置情報提示システムの概略構成を示すブロック図。 触覚レンダリングデバイス1の具体例を示す図。 基準位置Rから見た対象Tの方向θを説明する図。 基準位置Rから見て対象Tが左にある場合(θ<0)のアクチュエータ11R,11Lの波形の例を模式的に示す図。 方向θに対するアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Alの設定例を説明する図。 基準位置Rから見て対象Tが左にある場合(θ<0)のアクチュエータ11R,11Lの波形の別の例を模式的に示す図。 基準位置Rから見て対象Tが左にある場合(θ<0)のアクチュエータ11R,11Lの波形のまた別の例を模式的に示す図。 基準位置Rから見て対象Tが左にある場合(θ<0)のアクチュエータ11R,11Lの波形のまた別の例を模式的に示す図。 距離dに対するアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Alの設定例を説明する図。 距離dに対するアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Alの設定例を説明する図。 距離dに対するアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Alの設定例を説明する図。 第3の実施形態の実施形態に係る触覚レンダリングデバイス1の一例を模式的に示す図。 基準位置Rr,Rlと対象Tとの距離dr,dlを説明する図。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、一実施形態に係る位置情報提示システムの概略構成を示すブロック図である。位置情報提示システムは、触覚レンダリングデバイス1および位置情報提示装置2を備え、これらが有線または無線で接続されている。この位置情報提示システムは、位置情報提示装置2が取得した位置を、触覚レンダリングデバイス1でユーザに提示するものである。このような位置情報提示システムにより、例えばユーザを特定の位置に導くことができる。
触覚レンダリングデバイス1は、2つのアクチュエータ11R,11Lと、作用部12とを有する。
アクチュエータ11R,11Lは所定の駆動波形で作用部12を駆動する。この駆動波形は位置情報提示装置2によって制御される。駆動波形としては正弦波、矩形波、三角波、のこぎり波など特に制限はないが、以下では主として正弦波を想定し、アクチュエータ11Rの振幅Ar、周波数frおよび位相φrならびにアクチュエータ11Lの振幅Al、周波数flおよび位相φlの少なくとも1つが連続的かつ十分なダイナミックレンジで変調されるものとする。
作用部12はアクチュエータ11R,11Lによって駆動され、アクチュエータ11R,11Lの波形すなわち振幅Ar,Al、周波数fr,flおよび位相φr,φlに応じてユーザの体に作用する。より具体的には、作用部12はユーザの体の少なくとも2つの部位に作用する。その2つの部位のうち、相対的に右側に位置する部位を「右の作用部位」と呼び、相対的に左側に位置する部位を「左の作用部位」と呼ぶ。
右の作用部位側にアクチュエータllRが設けられ、左の作用部位側にアクチュエータllLが設けられる。そして、後述するように、右の作用部位は第1アクチュエータ11Rによる駆動の影響を大きく受けるが、アクチュエータ11Lによる駆動の影響はほとんど受けない。また、左の作用部位は、アクチュエータllLによる駆動の影響を大きく受けるが、アクチュエータ11Rによる駆動の影響はほとんど受けない。
本実施形態では、作用部12が、押圧や摺動など、ユーザの体に対して触覚的に作用し、加えて視覚的あるいは聴覚的に作用してもよい。また、触覚レンダリングデバイス1は小型で可搬性を有するのが望ましい。そのため、触覚レンダリングデバイス1が有するアクチュエータ数は2以上でもよいが、作用部12は2つのアクチュエータ11R,11Lのみによって駆動されるのが望ましい。
図2は、触覚レンダリングデバイス1の具体例を示す図である。この触覚レンダリングデバイス1は、アクチュエータ11R,11Lが筐体13内に収容され、作用部12としての柔軟体12’でアクチュエータ11R,11Lを結合したものである。すなわち、作用部12は、一端(右端)がアクチュエータ11Rに接続され、他端(左端)がアクチュエータ11Lに接続された柔軟体12’で構成される。柔軟体12’は筐体13に対して(また、アクチュエータ11R,11Lに対して)着脱可能であるのが望ましい。
アクチュエータ11Rは、振幅A1,周波数f1,位相φ1で柔軟体12’の右端に張力を与える。アクチュエータ11Lは、振幅A2,周波数f2,位相φ2で柔軟体12’の左端に張力を与える。
柔軟体12’はユーザの首50に掛けられ、首50に直接または衣服を介して作用する。より具体的には、柔軟体12’は、首50の右側面の少なくとも一部50R(右の作用部位)と、左側面の少なくとも一部50L(左の作用部位)に作用する。柔軟体12’は、左右の作用部位を含め、首50の広範に亘って作用してもよい。
このように、作用部12は、帯、紐、チェーン、着衣の一部、布、ベルクロテープ、バネ、ゴムなどの柔軟体12’であるのが望ましい。作用部12は、ある1方向には剛体のように振る舞い、他の方向には非剛体として振る舞うものであってもよい。本実施形態では、アクチュエータ11R,11Lを作用部12としての柔軟体12’で結合するため、アクチュエータ11R,11Lから離れた部位に触覚を与えることができる。
このような構造の触覚レンダリングデバイス1においては、アクチュエータ11R,11Lからの張力により、柔軟体12’が筐体13内に巻き取られたり緩められたりして柔軟体12’が振動する。
この振動は、首50のアクチュエータ11Rに近い部分50R(右の作用部位)は、アクチュエータ11Lの振動が十分減衰しており、主としてアクチュエータ11Rによる駆動の影響を受ける。一方、首50のアクチュエータ11Lに近い部分50L(左の作用部位)は、アクチュエータ11Rの振動が十分減衰しており、主としてアクチュエータ11Lによる駆動の影響を受ける。
一方、首50のアクチュエータ11L,11Rから離れた部分50C(首の後部)は、アクチュエータ11L,11Rの両方の駆動の影響を受ける。すなわち、この部分50Cにはアクチュエータ11L,11Rによる振動の合成波が作用する。
このように、アクチュエータ11R,11Lに近い部分50R,50Lには、アクチュエータ11R,11Lの振動が合成されることなく作用する。これに対し、アクチュエータ11R,11Lから離れた部分50Cには、アクチュエータ11R,11Lの振動が合成されて作用する。ただし、アクチュエータ11L,11Rから離れた部分50Cでは、アクチュエータ11L,11Rからの振動が大きく減衰している。そのため、ユーザは、合成されていない振動と、合成された振動とを区別して感じ取ることができる。
図1に戻り、位置情報提示装置2は、位置取得部21と、制御部22とを有する。これらの一部または全部は、ハードウェアで構成されてもよいし、位置情報提示装置2がスマートフォンなどのコンピュータであって、そのプロセッサ(処理回路)がメモリに記憶された所定のプログラムを実行することによって実現されてもよい。また、位置情報提示装置2の機能の少なくとも一部が触覚レンダリングデバイス1内にあってもよい。
位置取得部21はユーザに対して提示すべき位置を取得する。本実施形態における位置とは、図3に示すように、基準位置Rから見た対象Tの方向θである。より具体的には、基準位置Rを通る予め定めた基準線L(基準位置Rの正面方向)と、基準位置Rおよび対象Tの位置とを結ぶ線とのなす角が、基準位置Rから見た対象Tの方向θである。なお、説明の便宜上、対象Tが基準線L(基準位置Rの正面方向)上にある場合をθ=0とし、右側にある場合をθ>0とし、左側にある場合をθ<0とする。
一例として、基準位置Rはゲームにおけるユーザキャラクタの位置であり、対象Tは同ゲームにおける獲物となるキャラクタの位置である。この場合、ゲームと連携することで、位置取得部21は方向θを取得できる。また、位置取得部21および制御部22がゲームの機能の一部であってもよい。別の例として、基準位置Rは現実世界におけるユーザの位置であってもよい。
図1に戻り、制御部22は、位置取得部21によって取得された方向θをユーザが把握できるよう、アクチュエータ11R,11lの駆動波形(すなわち、振幅Ar,Al、周波数fr,fl、位相φr,φl(あるいは位相差φr-φl)の少なくとも一部)を互いに独立して制御する。以下、方向θに応じた波形の具体的な設定例を説明する。
図4Aは、基準位置Rから見て対象Tが左にある場合(θ<0)のアクチュエータ11R,11Lの波形の例を模式的に示す図である。同図の横軸は時間であり、縦軸は各時刻におけるアクチュエータ11R,11Lの振動の大きさである。これらの波形は、右の作用部位および左の作用部位にそれぞれ作用する強さとも言える。本例は、方向θに応じて制御部22がアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Alを制御するものである。
図4Aに示すように、アクチュエータ11R,11Lの波形は正弦波で記述される。そして、制御部22が、周波数fr,flを互いに等しく、位相φr,φlを互いに等しく、振幅Alが振幅Arより大きくなるよう設定する。言い換えると、制御部22は、右の作用部位に比べて左の作用部位により強く作用部12が作用するよう、振幅Ar,Alを制御する。また、方向θの絶対値が大きいほど(基準位置Rの正面から外れるほど)、制御部22は振幅Ar,Alの差が大きくなるよう制御する。方向θが0°である場合(基準位置Rの正面に対象Tがある場合)、制御部22は振幅Ar,Alを互いに等しくする。
このようにすることで、対象Tの方向θが左であれば、左の作用部位に対する作用が強くなる。これにより、ユーザは対象Tの位置が左側であることを把握できる。
逆に、基準位置Rから見て対象Tが右にある場合、制御部22は振幅Arが振幅Alより大きくなるよう設定する。言い換えると、左の作用部位に比べて右の作用部位により強く作用部12が作用するよう、制御部22は振幅Ar,Alを制御する。
図4Bは、方向θに対するアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Alの設定例を説明する図である。同図の横軸は方向θであり、縦軸は振幅Ar,Alである。具体的には、振幅Ar,Alは以下の(1),(2)式でそれぞれ表される。なお、C0は正の定数である。
Ar=C0cos(45°-θ/2) ・・・(1)
Al=C0cos(45°+θ/2) ・・・(2)
上記(1),(2)式に例示されるように、方向θが0°である場合(基準位置Rの正面に対象Tがある場合)、制御部22は振幅Ar,Alを互いに等しく設定する。そして、方向θが大きくなるほど(対象Tがより右側にあるほど)、制御部22は正弦カーブにしたがって振幅Arを大きく、振幅Alを小さく設定する。逆に、方向θが小さくなるほど(対象Tがより左側にあるほど)、制御部22は正弦カーブにしたがって振幅Alを大きく、振幅Arを小さく設定する。
なお、対象Tの位置が基準位置Rの後ろ側である場合(θ<-90または90<θの場合)、制御部22は、作用部12が左右の作用部分に作用しないよう、振幅Ar,Alを0に設定してもよい。
図5は、基準位置Rから見て対象Tが左にある場合(θ<0)のアクチュエータ11R,11Lの波形の別の例を模式的に示す図である。同図の横軸は時間であり、縦軸は各時刻におけるアクチュエータ11R,11Lの振動の大きさである。本例は、方向θに応じて制御部22がアクチュエータ11R,11Lの位相φr,φl(すなわち位相差φr-φl)を制御するものである。
図5に示すように、アクチュエータ11R,11Lの波形は正弦波で記述される。そして、制御部22が、振幅Ar,Alを互いに等しく、周波数fr,flを互いに等しく、位相φlが位相φrより進むよう位相差φr-φlを設定する。その結果、アクチュエータ11Lは時刻t1で動作を開始しているのに対し、アクチュエータ11Rは、時刻t1より遅れた時刻t2で動作を開始している。このような動作は、例えば制御部22がアクチュエータ11Rの動作を一旦停止させ、所望の位相差φr-φlに対応する時間だけ経過した後に、再度動作させることで実現される。
このように、制御部22は、左の作用部位に遅れて右の作用部位に作用部12が作用するよう、アクチュエータ11R,11Lの位相差φr-φlを制御する。そして、方向θの絶対値が大きいほど(基準位置Rの正面から外れるほど)、制御部22は位相差が大きくなるよう制御する。方向θが0°である場合(基準位置Rの正面に対象Tがある場合)、制御部22は位相差φr-φlを0に設定する。
このようにすることで、対象Tの方向θが左であれば、作用部12は左の作用部位に先に対する作用する。これにより、ユーザは対象Tの位置が正面より左側であることを把握できる。
逆に、基準位置Rから見て対象Tが右側にある場合、制御部22は、アクチュエータ11Lの位相φlがアクチュエータ11Rの位相φrより遅れるよう設定する。言い換えると、制御部22は、右の作用部位に遅れて左の作用部位に作用部12が作用するよう、アクチュエータ11R,11Lの位相差を制御する。
図6は、基準位置Rから見て対象Tが左にある場合(θ<0)のアクチュエータ11R,11Lの波形のまた別の例を模式的に示す図である。同図の横軸は時間であり、図6(a),(b)の縦軸はそれぞれアクチュエータ11R,11Lの各時刻における振動の大きさである。方向θに応じて制御部22がアクチュエータ11R,11Lの位相φr,φl(すなわち位相差φr-φl)を制御する点は図5と共通するが、アクチュエータ11R,11Lの波形が異なる。
図6(a),(b)に示すアクチュエータ11R,11Lの駆動波形Yr(t),Yt(t)は以下の(3),(4)式でそれぞれ表される。なお、C1~C3は正の定数であり、C1>>C3である。
Yr(t)=sin(C1t)*sin(C3t) ・・・(3)
Yl(t)=sin(C1t-C2θ)*sin(C3t) ・・・(4)
この波形は、正弦波sin(C3t)の振幅が包絡線sin(C1t)で表され、時間に応じて変化する。このように、制御部22は包絡線となる波形sin(C1t)の位相差|C2θ|を方向θに応じて設定してもよい。
図7は、基準位置Rから見て対象Tが左にある場合(θ<0)のアクチュエータ11R,11Lの波形のまた別の例を模式的に示す図である。本例は、方向θに応じて制御部22がアクチュエータ11R,11Lの周波数fr,flを制御するものである。
図7(a),(b)の横軸は時間であり、縦軸はそれぞれアクチュエータ11R,11Lの各時刻における振動の大きさである。これらの波形は、右の作用部位および左の作用部位にそれぞれ作用する強さとも言える。これらに示すように、アクチュエータ11R,11Lの波形は正弦波で記述される。そして、制御部22が、振幅Ar,Alを互いに等しく、周波数frが周波数flより低くなるよう設定する。例えばfr=98Hz,fl=102Hzである。言い換えると、制御部22は、右の作用部位に比べて左の作用部位により高い周波数で作用部12が作用するよう、周波数fr,flを制御する。
また、方向θの絶対値が大きいほど(基準位置Rの正面から外れるほど)、制御部22は周波数fr,flの差が大きくなるよう制御する。方向θが0°である場合(基準位置Rの正面に対象Tがある場合)、制御部22は周波数fr,flを互いに等しく設定する。
図7(c)はアクチュエータ11R,11Lの駆動波形を合成したものである。この波形は、アクチュエータ11R,11Lから離れた部位に作用する強さとも言える。図示のように、周波数(fl―fr)でうねりが生じる。本例では、右の作用部位に比べて、左の作用部位により高い周波数で作用部12が作用する。そのため、左の作用部位から右の作用部位に向かってうねる感覚がユーザに生じる。これにより、ユーザは対象Tの方向が正面より左側であることを把握できる。
逆に、基準位置Rから見て対象Tが右側にある場合、制御部22は、振幅Ar,Alを互いに等しく、周波数flが周波数frより低くなるよう設定する。言い換えると、制御部22は、左の作用部位に比べて右の作用部位により高い周波数で作用部12が作用するよう、周波数fr,flを制御する。
以上説明したように、方向θに応じて、左右の作用部位に非対称に作用するよう制御部22がアクチュエータ11R,11Lを制御する。基準位置Rがある方向に移動したとき、移動後の基準位置Rから見た対象Tの方向θの絶対値が小さくなっている場合(つまり、基準位置Rが対象Tに近づく方向に移動している場合)、制御部22は非対称性を弱くする。逆に、移動後の基準位置Rから見た対象Tの方向θの絶対値が大きくなっている場合(つまり、基準位置Rが対象Tから離れる方向に移動している場合)、制御部22は非対称性を強くする。
これにより、ユーザは基準位置Rの移動が対象Tに向かっているか否かを把握でき、ユーザに触覚を与えることによって対象Tに導ける。
このように、第1の実施形態では、アクチュエータ11R,11Lによって駆動される作用部12を設ける。そして、基準位置Rから見た対象Tの方向θに応じて、アクチュエータ11R,11Lの波形を連続的に制御する。したがって、作用部12はアクチュエータ11R,11Lから離れた左右の作用部位に連続的に作用する。よって、多数のアクチュエータを要しない簡易な構成の触覚レンダリングデバイス1で、方向θを細かくユーザに提示できる。
なお、上述した図4~図7の各例を適宜組み合わせてもよい。すなわち、制御部22は、方向θに応じて、アクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Al、周波数fr,flおよび位相差φr-φlの任意の2以上を同時に制御してもよい。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態は、基準位置Rから見た対象Tの方向θをユーザに提示するものであった。これに対し、以下に説明する第2の実施形態は、基準位置Rと対象Tとの距離dをユーザに提示するものである。位置情報提示システムの構成は図1に示すものと同じであり、以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態の位置取得部21は、ユーザに対して提示すべき位置として、基準位置Rと対象Tとの距離dを取得する(図3参照)。そして、制御部22は、位置取得部21によって取得された距離dをユーザが把握できるよう、アクチュエータ11R,11lの駆動波形(すなわち、振幅Ar,Al、周波数fr,fl、位相φr,φl(あるいは位相差φr-φl)の少なくとも一部)を制御する。以下、距離dに応じた波形の具体的な設定例を説明する。なお、本実施形態では、特に断らない限り、振幅Ar,Alは互いに等しく、周波数fr,flは互いに等しく、位相差φr-φlは0であるとするが、これに限られるものではない。
図8A~図8Cは、距離dに対するアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Alの設定例を説明する図である。同図の横軸は距離dであり、縦軸は振幅Ar,Alである。図8A~図8Cにおける距離dと振幅Ar(Alも同様)との関係は以下の(5)~(7)式でそれぞれ表される。なお、C4~C10は正の定数である。
Ar=C4-C5d ・・・(5)
Ar=C6-C7-C8d ・・・(6)
Ar=C9-C10d ・・・(7)
図8Aでは、距離dが小さいほど、線形に振幅Ar,Alを大きくする。また、図8Bおよび図8Cでは、距離dが小さいほど、指数関数的に振幅Ar,Alを大きくする。これらに例示されるように、距離dが小さいほど、制御部22はアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Alを大きく設定する。言い換えると、距離dが小さいほど、制御部22は左右の作用部位への作用が強くなるようアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Alを制御する。
なお、距離dが小さいほど、制御部22はアクチュエータ11R,11Lの周波数fr,flを高く設定してもよい。言い換えると、距離dが小さいほど、制御部22は左右の作用部位への作用の周波数が高くなるようアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Alを制御する。この場合、制御部22は、正弦波における周波数fr,flを制御してもよいし、図6に示すような波形において、包絡線の周波数を制御してもよい。
以上説明したように、距離dに応じて制御部22がアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Al(あるいは周波数fr,fl)を制御する。基準位置Rがある方向に移動したとき、移動後の基準位置Rと対象Tとの距離dが小さくなっている場合(つまり、基準位置Rが対象Tに近づいている場合)、制御部22は振幅Ar,Alを大きく(あるいは周波数fr,flを高く)する。逆に、移動後の基準位置Rと対象Tとの距離dが大きくなっている場合(つまり、基準位置Rが対象Tから遠ざかっている場合)、制御部22は振幅Ar,Alを小さく(あるいは周波数fr,flを低く)する。
これにより、ユーザは基準位置Rの移動が対象Tに向かっているか否かを把握でき、ユーザに触覚を与えることによって対象Tに導ける。
このように、第2の実施形態では、基準位置Rと対象Tとの距離dに応じて、アクチュエータ11R,11Lの波形を連続的に制御する。そのため、簡易な構成の触覚レンダリングデバイス1で、距離dをより細かくユーザに提示できる。
なお、上記(5)~(7)式における定数C4~C10の符号を適宜調整し、距離dが小さいほど、制御部22はアクチュエータ11R,11Lの振幅Ar,Alを小さく設定してもよい。また、距離dが小さいほど、制御部22はアクチュエータ11R,11Lの周波数fr,flを低く設定してもよい。
さらに、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせて、位置として方向θおよび距離dに応じてアクチュエータ11R,11Lの波形を連続的に制御することにより、方向θおよび距離dの両方を提示するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
上述した第1および第2の実施形態は、基準位置Rが1つであった。これに対し、以下に説明する第3の実施形態は、2つの基準位置Rr,Rlがある。
図9は、第3の実施形態の実施形態に係る触覚レンダリングデバイス1の一例を模式的に示す図である。この触覚レンダリングデバイス1の作用部12は、アクチュエータ11Rによって駆動されるトラッキング機能付きのバイブレータ12Rと、アクチュエータ11Lによって駆動されるトラッキング機能付きのバイブレータ12Lとから構成される。バイブレータ12Rはユーザの右手によって把持され、バイブレータ12Lはユーザの左手によって把持される。すなわち、2つのアクチュエータ11R,11Lは互いに結合されていない。この場合、バイブレータ12Rはユーザの右手に作用し、バイブレータ12Lはユーザの左手に作用する。
本実施形態の位置取得部21は、バイブレータ12Rに対応する基準位置Rr(例えば、ゲームにおけるユーザキャラクタの右手の位置)と対象Tとの距離drと、バイブレータ12Lに対応する基準位置(例えば、ゲームにおけるユーザキャラクタの左手の位置)Rlと対象Tとの距離dlとを取得する(図10参照)。
そして、制御部22は、距離drが小さいほどアクチュエータ11Rの振幅Arを大きく、距離dlが小さいほどアクチュエータ11Lの振幅Alを大きく設定する。言い換えると、制御部22は、距離drが小さいほどユーザの右手への作用が強くなるようアクチュエータ11Rの振幅Arを制御し、距離dlが小さいほどユーザの左手への作用が強くなるようアクチュエータ11Lの振幅Alを制御する。そして、距離dr,dlが互いに等しい場合、制御部22は振幅Ar,Alを互いに等しく設定する。
具体例として、制御部22は以下の(8),(9)式に基づいて振幅Ar,Alを設定する。ここで、MAXは距離dr,dlがとり得る最大値である。
Ar=1-dr/MAX ・・・(8)
Al=1-dl/MAX ・・・(9)
その他、上記(1),(2)式に示したように、距離drが小さいほど正弦波に従って振幅Arを大きくしてもよいし、上記(5),(6)式に示したように、距離drが小さいほど指数関数的に振幅Arを大きくしてもよい。
このように、第3の実施形態では、右側の基準位置Rrと対象Tとの距離drが小さいほどバイブレータ12Rが右手に強く作用し、左側の基準位置Rlと対象Tとの距離dlが小さいほどバイブレータ12Lが左手に強く作用する。そのため、右手と左手のどちらに強く作用しているかによって、対象Tが右側にあるか左側にあるかを把握できる。また、右手および左手に作用している強さによって、対象Tとの距離を把握できる。
なお、本実施形態は、必ずしも作用部12が2つに分かれていなくてもよい。例えば、図2に示す触覚レンダリングデバイス1を用い、右の作用部位に対応する基準位置Rrを設定し、左の作用部位に対応する基準位置Rlを設定してもよい。
この第3の実施形態を第1の実施形態および/または第2の実施形態と組み合わせてもよい。
なお、以上説明した各実施形態において、対象Tの種類も考慮して制御部22はアクチュエータ11R,11Lの駆動波形を制御してもよい。対象Tの種類とは、例えば、ゲームにおいて、対象Tに設定されたパラメータやレアリティなどである。具体例として、対象Tがゲームにおける獲物となるキャラクタである場合、獲物に設定された重さが大きいほど振幅Ar,Alが大きくなるよう、あるいは、周波数fr,flが低くなるよう制御部22がアクチュエータ11R,12Lを制御してもよい。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
1 触覚レンダリングデバイス
11R,11L アクチュエータ
12 作用部
12R,12L バイブレータ
2 位置情報提示装置
21 位置取得部
22 制御部

Claims (19)

  1. 第1アクチュエータと、
    第2アクチュエータと、
    前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータによって駆動され、ユーザの体に触覚的に作用する作用部と、
    基準位置から見た対象の方向、および/または、前記基準位置と前記対象との距離を取得する位置取得部と、
    前記ユーザが前記方向および/または距離を把握できるよう、前記方向および/または距離に応じて、かつ、前記対象の種類を考慮して、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の駆動波形を制御する制御部と、を備え、
    前記対象の種類は、ゲームにおいて、前記対象に設定されたパラメータまたはレアリティであり、
    前記方向が前記基準位置から見て後ろ側である場合、前記制御部は、前記作用部が前記ユーザの体に作用しないよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の振幅を制御する、位置情報提示システム。
  2. 前記基準位置は、
    前記第1アクチュエータに対応する第1基準位置と、
    前記第2アクチュエータに対応する第2基準位置と、を含み、
    前記位置取得部は、
    前記第1基準位置と前記対象との第1距離と、
    前記第2基準位置と前記対象との第2距離と、を取得し、
    前記作用部は、少なくとも前記ユーザの体の前記第1アクチュエータと対応する第1部位と、前記第2アクチュエータと対応する第2部位と、に作用し、
    前記制御部は、
    前記第1距離が小さいほど、前記第1部位への作用が強くなるよう、前記第1アクチュエータの振幅を制御し、
    前記第2距離が小さいほど、前記第2部位への作用が強くなるよう、前記第2アクチュエータの振幅を制御する、請求項1に記載の位置情報提示システム。
  3. 前記第1基準位置および前記第1部位は、前記ユーザの体の左側の部位であり、
    前記第2基準位置および前記第2部位は、前記ユーザの体の右側の部位である、請求項2に記載の位置情報提示システム。
  4. 前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータは、前記作用部として機能する柔軟体で互いに結合される、請求項1乃至3のいずれかに記載の位置情報提示システム。
  5. 前記位置取得部は、前記基準位置から見た前記対象の方向を取得し、
    前記作用部は、少なくとも前記ユーザの体の第1部位と、前記第1部位より右側の第2部位と、に作用し、
    前記制御部は、前記第1部位および前記第2部位に対して、前記作用部が非対称に作用するよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の駆動波形を制御することによって、前記ユーザが前記方向を把握できる、請求項1に記載の位置情報提示システム。
  6. 前記制御部は、
    前記基準位置から見て前記対象が右にある場合には、前記第1部位に比べて前記第2部位により強く前記作用部が作用するよう、
    前記基準位置から見て前記対象が左にある場合には、前記第2部位に比べて前記第1部位により強く前記作用部が作用するよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の振幅を制御する、請求項5に記載の位置情報提示システム。
  7. 前記制御部は、
    前記基準位置から見て前記対象が右にある場合には、前記第2部位に遅れて前記第1部位に前記作用部が作用するよう、
    前記基準位置から見て前記対象が左にある場合には、前記第1部位に遅れて前記第2部位に前記作用部が作用するよう、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータの位相差を制御する、請求項5または6に記載の位置情報提示システム。
  8. 前記制御部は、
    前記基準位置から見て前記対象が右にある場合には、前記第1部位に比べて前記第2部位により高い周波数で前記作用部が作用するよう、
    前記基準位置から見て前記対象が左にある場合には、前記第2部位に比べて前記第1部位により高い周波数で前記作用部が作用するよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の周波数を制御する、請求項5または6に記載の位置情報提示システム。
  9. 前記位置取得部は、前記基準位置と前記対象との距離を取得し、
    前記制御部は、前記距離が小さいほど、前記ユーザの体への作用が強くなるよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの振幅を制御する、請求項1乃至のいずれかに記載の位置情報提示システム。
  10. 前記位置取得部は、前記基準位置と前記対象との距離を取得し、
    前記制御部は、前記距離が小さいほど、前記ユーザの体への作用の周波数が高くなるよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の周波数を制御する、請求項1乃至のいずれかに記載の位置情報提示システム。
  11. 基準位置から見た対象の方向、および/または、前記基準位置と前記対象との距離を取得する位置取得部と、
    ユーザが前記方向および/または距離を把握できるよう、前記方向および/または距離に応じて、かつ、前記対象の種類を考慮して、前記ユーザの体に触覚的に作用する作用部を駆動する第1アクチュエータおよび第2アクチュエータの少なくとも一方の駆動波形を制御する制御部と、を備え、
    前記対象の種類は、ゲームにおいて、前記対象に設定されたパラメータまたはレアリティであり、
    前記方向が前記基準位置から見て後ろ側である場合、前記制御部は、前記作用部が前記ユーザの体に作用しないよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の振幅を制御する、位置情報提示装置。
  12. 前記基準位置は、
    前記第1アクチュエータに対応する第1基準位置と、
    前記第2アクチュエータに対応する第2基準位置と、を含み、
    前記位置取得部は、
    前記第1基準位置と前記対象との第1距離と、
    前記第2基準位置と前記対象との第2距離と、を取得し、
    前記作用部は、少なくとも前記ユーザの体の前記第1アクチュエータと対応する第1部位と、前記第2アクチュエータと対応する第2部位と、に作用し、
    前記制御部は、
    前記第1距離が小さいほど、前記第1部位への作用が強くなるよう、前記第1アクチュエータの振幅を制御し、
    前記第2距離が小さいほど、前記第2部位への作用が強くなるよう、前記第2アクチュエータの振幅を制御する、請求項1に記載の位置情報提示装置。
  13. 前記第1基準位置および前記第1部位は、前記ユーザの体の左側の部位であり、
    前記第2基準位置および前記第2部位は、前記ユーザの体の右側の部位である、請求項1に記載の位置情報提示装置。
  14. コンピュータを、
    基準位置から見た対象の方向、および/または、前記基準位置と前記対象との距離を取得する位置取得部と、
    ユーザが前記方向および/または距離を把握できるよう、前記方向および/または距離に応じて、かつ、前記対象の種類を考慮して、前記ユーザの体に触覚的に作用する作用部を駆動する第1アクチュエータおよび第2アクチュエータの少なくとも一方の駆動波形を制御する制御部と、として機能させ、
    前記対象の種類は、ゲームにおいて、前記対象に設定されたパラメータまたはレアリティであり、
    前記方向が前記基準位置から見て後ろ側である場合、前記制御部は、前記作用部が前記ユーザの体に作用しないよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の振幅を制御する、位置情報提示プログラム。
  15. 前記基準位置は、
    前記第1アクチュエータに対応する第1基準位置と、
    前記第2アクチュエータに対応する第2基準位置と、を含み、
    前記位置取得部は、
    前記第1基準位置と前記対象との第1距離と、
    前記第2基準位置と前記対象との第2距離と、を取得し、
    前記作用部は、少なくとも前記ユーザの体の前記第1アクチュエータと対応する第1部位と、前記第2アクチュエータと対応する第2部位と、に作用し、
    前記制御部は、
    前記第1距離が小さいほど、前記第1部位への作用が強くなるよう、前記第1アクチュエータの振幅を制御し、
    前記第2距離が小さいほど、前記第2部位への作用が強くなるよう、前記第2アクチュエータの振幅を制御する、請求項1に記載の位置情報提示プログラム。
  16. 前記第1基準位置および前記第1部位は、前記ユーザの体の左側の部位であり、
    前記第2基準位置および前記第2部位は、前記ユーザの体の右側の部位である、請求項1に記載の位置情報提示プログラム。
  17. 基準位置から見た対象の方向、および/または、前記基準位置と前記対象との距離を取得し、
    ユーザが前記方向および/または距離を把握できるよう、前記方向および/または距離に応じて、かつ、前記対象の種類を考慮して、前記ユーザの体に触覚的に作用する作用部を駆動する第1アクチュエータおよび第2アクチュエータの少なくとも一方の駆動波形を制御し、
    前記対象の種類は、ゲームにおいて、前記対象に設定されたパラメータまたはレアリティであり、
    前記方向が前記基準位置から見て後ろ側である場合、前記作用部が前記ユーザの体に作用しないよう、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの少なくとも一方の振幅を制御する、位置情報提示方法。
  18. 前記基準位置は、
    前記第1アクチュエータに対応する第1基準位置と、
    前記第2アクチュエータに対応する第2基準位置と、を含み、
    前記基準位置と前記対象との距離として、
    前記第1基準位置と前記対象との第1距離と、
    前記第2基準位置と前記対象との第2距離と、を取得し、
    前記作用部は、少なくとも前記ユーザの体の前記第1アクチュエータと対応する第1部位と、前記第2アクチュエータと対応する第2部位と、に作用し、
    前記第1距離が小さいほど、前記第1部位への作用が強くなるよう、前記第1アクチュエータの振幅を制御し、
    前記第2距離が小さいほど、前記第2部位への作用が強くなるよう、前記第2アクチュエータの振幅を制御する、請求項1に記載の位置情報提示方法。
  19. 前記第1基準位置および前記第1部位は、前記ユーザの体の左側の部位であり、
    前記第2基準位置および前記第2部位は、前記ユーザの体の右側の部位である、請求項1に記載の位置情報提示方法。
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