JP7078804B1 - デジタル通貨換金システム、デジタル通貨換金方法及びプログラム - Google Patents

デジタル通貨換金システム、デジタル通貨換金方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デジタル通貨で支払いを受けた配送業者が、デジタル通貨を保持する事にメリットがあるデジタル通貨換金システムを提供することを目的とする。【解決手段】デジタル通貨を換金するデジタル通貨換金システム1は、配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行し、配送業者の口座に、発行したデジタル通貨を振り込み、所定期間の経過前にデジタル通貨の換金指示を受けた場合、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、デジタル通貨を換金し、所定期間の経過後は、予め定められた換金率に基づいて、デジタル通貨を換金する。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル通貨を換金するデジタル通貨換金システム、デジタル通貨換金方法及びプログラムに関する。
近年、デジタルで利用可能な通貨であるデジタル通貨(例えば、暗号通貨、暗号資産、電子マネー)がネット通販、コンビニや飲食店での支払い、交通等様々な利用場面で活用されている。
デジタル通貨の利便性を高める先行技術として、例えば、携帯端末で利用可能なデジタル通貨を、滞在先のデジタル通貨に自動的に両替する技術が開示されている(特許文献1参照)。この発明によれば、滞在先の通貨に適したデジタル通貨を消費者が使用する通貨として容易に利用できる。
特開2007-26274号公報
このように、デジタル通貨は、消費者向け取引やネット上の個人間取引では活用が促進されているが、企業間取引では、あまり活用されていない。この原因の一つとして、企業がデジタル通貨を利用する場合、現金とデジタル通貨の両方の資産管理をしなければならず、結果的に管理工数が増えることが挙げられる。
しかしながら、デジタル通貨は、支払いの利便性から企業間取引でも利用されることが望ましい。
例えば、物流業界では、配送を委託した配送業者に対して、金融機関や信用が高い会社(クレジットカードの運営会社等)が発行したデジタル通貨であれば、法定通貨と相対的な価値が安定(又は固定)しているので、現金よりも迅速で、かつ、通貨として信用のある支払いを行うことができる。図2に示すように、従来、配送発注者が配送業者に対して配送業務の委託を行う場合、配送業者による配送が完了すると、その配送業務の支払いは、配送完了日の翌月末等に銀行振り込み等で行われる。このように、配送業者には配送完了から銀行へ振り込みが行われるまでにタイムラグが生じ、配送業者への支払いの即時性が損なわれている。しかし、配送業者が業務を完了するとともに、即時に、金融機関が配送業者にデジタル通貨で支払いを完了できることが望ましい。そこで金融機関から配送業者へ、配送完了後、即時にデジタル通貨による振り込みを行うことが提案されている。
しかしこの場合、配送業者は、デジタル通貨で支払いが行われると、デジタル通貨での資産管理は、上述のように管理工数が増えるため、直ぐに換金してしまい、デジタル通貨のまま資産を保持しないという課題がある。
そこで、本発明者は、配送業者がデジタル通貨で支払いを受けた場合、現金(円、米国ドル等の法定通貨)に換金するよりも、デジタル通貨を保持する方が配送業者にとってメリットが高いシステムや方法が求められていることに着目した。
本発明は、デジタル通貨で支払いを受けた配送業者が、デジタル通貨を保持する事にメリットがあるデジタル通貨換金システム、デジタル通貨換金方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
本発明は、デジタル通貨を換金するデジタル通貨換金システムであって、
配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行する発行部と、
前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込む振込部と、
前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付ける受付部と、
所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金する第1換金部と、
前記配送業者から所定期間の経過前に換金指示を受けなかった場合には、所定期間の経過後、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金する第2換金部と、を備えることを特徴とするデジタル通貨換金システムを提供する。
本発明によれば、デジタル通貨換金システムは、配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行し、配送業者の口座に、発行したデジタル通貨を振り込む。そして、配送業者からデジタル通貨を換金する換金指示を受け付けて、所定期間の経過前に、配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金する。一方、配送業者から所定期間の経過前に換金指示を受けなかった場合には、所定期間の経過後、予め定められた換金率に基づいて、デジタル通貨を換金する。
本発明は、システムのカテゴリであるが、コンピュータ、方法及びプログラム等の他のカテゴリにおいても、そのカテゴリに応じた同様の作用・効果を発揮する。
本発明によれば、デジタル通貨で配送業者に支払いを迅速に行い、かつ、デジタル通貨を一定期間保持することでデジタル通貨保持者にメリットがあるデジタル通貨換金システム、デジタル通貨換金方法及びプログラムを提供することが可能となる。
図1は、デジタル通貨換金システム1の概要を示す図である。 図2は、デジタル通貨での支払いを説明するための概念図である。 図3は、デジタル通貨換金システム1の全体構成図である。 図4は、コンピュータ10が実行する振込処理のフローチャートを示す図である。 図5は、コンピュータ10が実行する期間・割引率通知処理のフローチャートを示す図である。 図6は、コンピュータ10が実行する自動換金処理のフローチャートを示す図である。 図7は、コンピュータ10が実行する手動換金処理のフローチャートを示す図である。 図8は、割引率の推移を模式的に示した図である。 図9は、割引率の推移を模式的に示した図である。 図10は、割引率の推移を模式的に示した図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[デジタル通貨換金システム1の概要]
本発明の好適な実施形態の概要について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の好適な実施形態であるデジタル通貨換金システム1の概要を説明するための図である。デジタル通貨換金システム1は、金融機関等(例えば、政府系金融機関、銀行、都市銀行、地方銀行、保険会社、ノンバンク、クレジットカードの運営会社等)(以下、金融機関)が管理するコンピュータ10により構成されてよく、デジタル通貨を換金するコンピュータシステムである。
デジタル通貨換金システム1は、配送発注者が管理する配送発注者端末、配送業者が管理する配送業者端末、配送業者がさらに委託を請けた孫請配送業者が管理する孫請配送業者端末、その他の端末や装置類等が含まれていてよい。この場合、デジタル通貨換金システム1は、後述する処理を、コンピュータ10や上記の端末、装置の何れか又は複数の組み合わせにより構成される。
コンピュータ10は、サーバ機能を有するコンピュータやパーソナルコンピュータ等であり、上述した配送発注者端末、配送業者端末、孫請配送業者端末、その他の端末や装置類等と、公衆回線網等を介してデータ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信や各種処理を実行する。
コンピュータ10は、例えば、1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。本明細書におけるクラウドコンピュータとは、ある特定の機能を果たす際に、任意のコンピュータをスケーラブルに用いるものや、あるシステムを実現するために複数の機能モジュールを含み、その機能を自由に組み合わせて用いるものの何れであってもよい。
コンピュータ10は、制御部として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWi―Fi(Wireless―Fidelity)対応デバイス等を備える。また、コンピュータ10は、記録部として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、コンピュータ10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
図3に示すように、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、発行依頼取得モジュール20、納品完了通知取得モジュール21、振込依頼取得モジュール22、通知モジュール23、換金指示受付モジュール24を実現する。また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、記録部と協働して、記録モジュール30を実現する。また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、デジタル通貨発行モジュール40、第1振込用情報特定モジュール41、振込モジュール42、期間決定モジュール44、割引率設定モジュール45、割引推移情報特定モジュール46、期間判断モジュール47、第1換金モジュール48、第2換金モジュール49を実現する。
コンピュータ10は、配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行する。デジタル通貨は、デジタルで利用可能な通貨であって、法定通貨と交換可能な通貨である。例えば、暗号通貨、暗号資産、電子マネー、トークンであってよい。
例えば、コンピュータ10は、配送発注者からのデジタル通貨の発行依頼に基づいて、デジタル通貨を発行する。配送発注者端末は、発行依頼の入力を配送発注者から受け付ける。この発行依頼は、例えば、配送発注者の識別子、デジタル通貨の種類、デジタル通貨の発行額、配送業者の識別子、配送業者の振込先情報(預金種別、口座番号、名称)のデータを含んでよい。コンピュータ10は、この発行依頼に基づいて、デジタル通貨を発行する。
コンピュータ10は、配送業者の口座に、発行したデジタル通貨を振り込む。
例えば、コンピュータ10は、配送業者から納品完了通知を取得することにより、発行依頼が行われたデジタル通貨を、配送業者の口座に振り込む。配送業者端末は、配送依頼を受け付けた配送物の配送が完了した際、納品完了通知を、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この納品完了通知を受信することにより、配送業者から納品完了通知を取得する。コンピュータ10は、この納品完了通知に基づいて、発行したデジタル通貨を、配送業者の口座に振り込む。
コンピュータ10は、配送業者からデジタル通貨を換金する換金指示を受け付ける。
例えば、コンピュータ10は、配送業者端末から、デジタル通貨を換金する換金指示を受け付ける。配送業者端末は、換金指示の入力を受け付ける。配送業者端末は、この換金指示をコンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この換金指示を受信することにより、配送業者からデジタル通貨を換金する換金指示を受ける。
コンピュータ10は、所定期間の経過前に、この換金指示を受けた場合、予め定められた換金率(例えば、等価100%)に、所定の割引率を適用して、振り込まれたデジタル通貨を換金する。所定期間は、予め設定された期間である。ここで、コンピュータ10は、換金指示を受けたタイミングにおける所定の割引率に基づいて、デジタル通貨を換金する。
一方、コンピュータ10は、所定期間の経過後は、割引が行われない換金率に基づいて、このデジタル通貨を換金する。コンピュータ10は、所定期間の経過後に、自動的にデジタル通貨を換金してもよいし、所定期間の経過後に、換金指示を受けたタイミングでデジタル通貨を換金してもよい。
なお、本実施例において、換金は現金に換える事を意味するが、現金と交換比率が固定された資産についても、本実施例に記載した「現金」と読み替えて適用することができる。
なお、コンピュータ10は、この所定期間を、配送業者に通知する構成も可能である。この場合、コンピュータ10は、この所定期間を、配送業者端末に送信する。配送業者端末は、この所定期間を受信し、自身の表示部に表示したり、音声部から放音等することにより、配送業者に所定期間を通知する。この結果、コンピュータ10は、この所定期間を、配送業者に通知することになる。
次に、コンピュータ10が実行する処理の概要について、説明する。
コンピュータ10は、配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行する(ステップS01)。すなわち、コンピュータ10は、配送業者に配送を委託した配送発注者から取得するデジタル通貨の発行依頼に基づいて、デジタル通貨を発行する。発行依頼は、上述した通りである。
コンピュータ10は、配送業者の口座に、発行したデジタル通貨を振り込む(ステップS02)。例えば、コンピュータ10は、配送業者端末から納品完了通知を取得することにより、この配送業者の口座に、発行したデジタル通貨を振り込む。
コンピュータ10は、配送業者からデジタル通貨を(現金に)換金する換金指示を受け付ける(ステップS03)。すなわち、コンピュータ10は、配送業者端末から換金指示を受け付ける。
コンピュータ10は、所定期間の経過前に、換金指示を受けた場合、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、振り込まれたデジタル通貨を換金する(ステップS04)。
一方、コンピュータ10は、所定期間の経過後に、予め定められた換金率に基づいて、振り込まれたデジタル通貨を換金する(ステップS05)。なお、後述するように、予め定められた換金率は、等価である100%であってよいが、後述する「最小割引率」のように、所定期間の終了時に、割引率が0にならない場合、予め定められた換金率が、等価100%に最小割引率を差し引いた値であってよい。
[デジタル通貨の振込処理]
図4に基づいて、コンピュータ10が実行する振込処理について説明する。図4は、コンピュータ10が実行する振込処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。なお、本振込処理は、上述のデジタル通貨発行処理(ステップS01)及びデジタル通貨振込処理(ステップS02)の詳細である。
発行依頼取得モジュール20は、配送発注者から、配送業者への支払いのためのデジタル通貨の発行を依頼する発行依頼を取得する(ステップS10)。すなわち、配送発注者端末は、発行依頼の入力を受け付ける。配送発注者端末は、受け付けた発行依頼を、コンピュータ10に送信する。発行依頼取得モジュール20は、この発行依頼を受信することにより、配送発注者から発行依頼を取得する。
デジタル通貨発行モジュール40は、この発行依頼に基づいて、デジタル通貨を発行する(ステップS11)。ステップS11において、デジタル通貨発行モジュール40は、取得した発行依頼におけるデジタル通貨の種類及びデジタル通貨の発行額に基づいて、デジタル通貨を発行する。
記録モジュール30は、取得した発行依頼及び発行したデジタル通貨を、振込用情報として記録する(ステップS12)。ステップS12において、記録モジュール30は、発行依頼とデジタル通貨と発行日等を対応付けて、振込用情報として記録する。
次に、配送業者端末は、配送物の納品が完了した際、納品完了を示す内容の入力を受け付け、これを納品完了通知として、コンピュータ10に送信する。納品完了通知取得モジュール21は、配送業者から納品完了通知を取得する(ステップS13)。納品完了通知は、配送業者が配送物の配送を完了したことを示す通知であって、配送業者の識別子と対応付けられている。
第1振込用情報特定モジュール41は、取得した納品完了通知に基づいて、口座に振り込むデジタル通貨及び振込先となる配送業者の口座を特定する(ステップS14)。ステップS14において、第1振込用情報特定モジュール41は、上述したステップS12の処理により記録した振込用情報から、デジタル通貨を振り込む口座を特定する。また、第1振込用情報特定モジュール41は、特定した振込用情報におけるデジタル通貨に基づいて、口座に振り込むデジタル通貨を特定してもよい。次に、振込モジュール42は、特定した配送業者の口座にデジタル通貨を振り込む(ステップS15)。
以下の説明では、配送業者に振り込まれたデジタル通貨について説明するが、換金されるデジタル通貨の配送業者は、配当発注者からの直接請けた1次請けの配送業者のみならず、孫請配送業者、n次請の配送業者(n≧3)を含む。すなわち、デジタル通貨換金システム1は、孫請配送業者、n次請の配送業者等、各々が振込まれたデジタル通貨の換金を行ってよい。
デジタル通貨換金システム1は、上述した振込処理により振り込まれたデジタル通貨に対して、図6及び図7で説明する換金処理を行う。
[期間・割引率通知処理]
図5に基づいて、コンピュータ10が実行する期間・割引率通知処理について説明する。図5は、コンピュータ10が実行する期間・割引率通知処理のフローチャートを示す図である。
振込処理が行われた後に、期間決定モジュール44は、配送業者がデジタル通貨を換金する際に、割引率が適応される期間を所定期間として決定する(ステップS30)。ステップS30において、期間決定モジュール44は、この所定期間の開始タイミング及び終了タイミングを其々決定する。
所定期間の開始タイミングについては、期間決定モジュール44は、上述したステップS11の処理によるデジタル通貨の発行時、又は上述したステップS15の処理によるデジタル通貨の口座への振込時の何れかを所定期間の開始タイミングとして決定してよい。
所定期間の終了タイミングについては、期間決定モジュール44は、予め設定された固定期間(例えば、納品通知取得時の翌月末や翌々月末等)を、所定期間の終了タイミングとして決定してよい。すなわち、この場合、所定期間は、金融機関や配送業者が予め設定した固定期間であってよい。
なお、所定期間の終了タイミングは、配送発注者が、配送業者の口座に対して現金等を振り込んだ振込時としてもよい。すなわち、コンピュータ10が、配送発注者が配送発注者端末から支払処理が行われた場合や、配送発注者端末や、ATM、銀行窓口等で当該配送業者の委託業務の支払いがあったことの通知を受けた場合に、所定期間の終了タイミングとしてよい。
加えて、期間決定モジュール44が、金融機関と配送業者が予め取り決めた契約データ(予め記録部に記録されている)を参照し、この所定期間を決定してもよい。すなわち、期間決定モジュール44は、契約データにおいて設定された、この所定期間の開始タイミング及び終了タイミングを、所定期間の開始タイミング及び終了タイミングとして決定する。
割引率設定モジュール45は、決定した所定期間における所定の割引率を設定する(ステップS31)。ステップS31において、割引率は、所定期間内で金融機関が予め設定した固定値であってもよいし、後述するように時間の関数でもよい。
なお、配送発注者の信用データに応じて、割引率が設定されてもよい。信用データは、コンピュータ10が配送発注者からの支払いを信用する信用度を示すデータであって、配送発注者の口座の貯蓄額や過去の入出金データ等に基づいて予め定められる。コンピュータ10は、信用データに基づいて、この配送発注者から委託を受けた配送業者の割引率を設定してよい。すなわち、他の配送発注者の信用データと比較して割引率を設定してもよい。
図8から図10を参照して、割引率が固定値である場合(図8)、割引率が時間の関数である場合(図9、図10)について説明する。
図8は、割引率が固定値の場合に、換金金額の推移を模式的に示した図である。縦軸を換金される金額(円)、横軸を時間とするグラフである。図8において、所定期間中(点130から点140まで)は、線分150に示される金額で換金され、所定期間経過後(点160以降)は、予め定められた換金率(図8の場合は等価100%)での金額で(現金に)換金される。割引額は、この線分150から点160までの金額で、割引額=予め定めされた換金金額と割引率の積である。
この場合、配送業者は所定期間を経過してから換金した方が、割引が適用されずに、予め定められた換金率で現金に換金されるため、デジタル通貨を所定期間まで保持しようとするインセンティブが働く。
図9に示すように、割引率は、固定値ではなく、時間の関数であって、例えば、時間経過に従って減少(換金される額は増加)してもよい。すなわち、図9に示すように、時間の経過に応じて割引率が減少することで、デジタル通貨をできるだけ意識して長く保持するインセンティブが配送業者に働く。例えば、後述するように、割引率が変更されると配送業者に通知が行われる場合は、配送業者にとっては、デジタル通貨と現金の支出バランスを意識した利活用をすることが可能となる。
なお、所定期間の終了時(点220)に割引率を0とせず、最小割引率として一定の割引額を設定してもよい。この場合は、金融機関は所定期間の終了時に、最小割引率で算出される割引額を取得できる。すなわち、この場合、所定期間の終了時以降の「予め定められた換金率」が、等価ではなく、等価である100%に最小割引率分を差し引いた値となる。なお、図10に示すように、所定期間内の一定期間(第1期間、第2期間)が固定値で、残りの期間(第3期間)が時間の関数であってもよい。
図5に戻って、期間・割引率通知処理について説明する。
ステップS31の次に、記録モジュール30は、ステップS32において、上述したステップS30の処理により決定した所定期間、上述したステップS31の処理により設定した割引率、配送業者の識別子、配送業者の口座、デジタル通貨の種類及び発行額、予め定められた換金率等を対応付けて割引推移情報として記録する。
次に、通知モジュール23は、ステップS33において、所定期間及び割引率を配送業者に通知する。すなわち、通知モジュール23は、この通知を、配送業者端末に送信し、配送業者端末は、この通知を受信し、自身の表示部に表示又は音声部から出力する。
なお、上述した図8から図10のグラフのように、所定期間及び割引率を視覚化したデータや、カレンダー等の日付に所定期間及び割引率を表示したデータや、所定期間及び割引率を文字や記号で表示したデータを、配送業者に通知してもよい。
なお、通知モジュール23は、時間の経過とともに割引率が変更された時には、その都度、配送業者に変更された割引率を通知してもよい。すなわち、通知モジュール32は、配送業者端末に、変更された割引率を変更する度に送信する。ここで、割引率が時間の関数の場合は、例えば、一時間毎、一日毎や一週間毎等、定期的に通知を行ってもよい。
[自動換金処理]
図6に基づいて、コンピュータ10が実行する自動換金処理について説明する。図6は、コンピュータ10が実行する自動換金処理のフローチャートを示す図である。
最初に、期間判断モジュール47は、配送業者毎に記録された割引推移情報を参照し、配送業者毎に決定された所定期間を経過したか否かを判断する(ステップS40)。そして、期間判断モジュール47が、所定期間を経過したと判断した場合(ステップS40 YES)は、第2換金モジュール49は、予め定められた換金率に基づいて、振り込まれたデジタル通貨を自動的に換金する(ステップS44)。ここで、予め定められた換金率は、上述した通り、等価(100%)や、最小割引率を考慮した換金率であってよく、上述した契約データに基づいて予め設定された換金率であってよい。
一方、期間判断モジュール47が、所定期間を経過していないと判断した場合(ステップS40 NO)は、換金指示受付モジュール24は、配送業者からデジタル通貨を換金する換金指示を受け付ける(ステップS41)。ステップS41において、換金指示受付モジュール24は、配送業者端末から、この換金指示を受け付ける。この受け付けに対して、配送業者端末から換金指示を受けなかった場合(ステップS41 NO)は、処理をステップS40に戻し、期間判断モジュール47が所定期間の経過を判断する。
一方、配送業者端末から換金指示を受けた場合(ステップS41 YES)には、換金指示受付モジュール24は、配送業者端末から配送業者の識別子を受信し、割引推移情報特定モジュール46が、この識別子からこの配送業者の割引推移情報を特定する(ステップS42)。割引推移情報は、上述のように、所定期間、割引率(上述のように固定値でなく時間の関数でよい)、配送業者の識別子、配送業者の口座、デジタル通貨の種類及び発行額、予め定められた換金率等が対応付けられたデータである。
第1換金モジュール48は、特定された割引推移情報を参照し、予め定められた換金率(例えば、等価100%)に所定の割引率を適用した換金率に基づいて、振り込まれたデジタル通貨を換金する(ステップS43)この結果、第1換金モジュール48は、予め定められた換金率に対して、所定の割引率を適用して、デジタル通貨を換金する。
ここで、換金指示が、配送業者が保持するデジタル通貨の全額を換金する指示ではなく、一部を換金する指示である場合は、残額のデジタル通貨に対して、本処理をステップS40から実行してよい。この場合、所定期間が経過する際に残額がある場合には、結果的に、残額がステップS44の処理により自動的に換金される。
[手動換金処理]
図7に基づいて、コンピュータ10が実行する手動換金処理について説明する。図7は、コンピュータ10が実行する手動換金処理のフローチャートを示す図である。本処理と上述の自動換金処理との相違点は、自動換金処理は、所定期間の経過とともに、自動的に換金処理が行われ、手動換金処理では、所定期間の経過に関わらず、換金指示を受けることにより換金処理が行われる。
換金指示受付モジュール24は、配送業者からデジタル通貨を換金する換金指示を受け付ける(ステップS50)。ステップS50において、換金指示受付モジュール24は、配送業者端末から、この換金指示を受け付ける。
この受け付けに対して、実際に換金指示を受けた場合は、換金指示受付モジュール24は、配送業者端末から配送業者の識別子を受信し、割引推移情報特定モジュール46が、この識別子からこの配送業者の割引推移情報を特定する(ステップS51)。
次に、期間判断モジュール47は、特定された割引推移情報を参照して、換金指示を受け付けたタイミングが、所定期間の経過前であるか否かを判断する(ステップS52)。
ステップS52において、期間判断モジュール47が、換金指示を受け付けたタイミングが、所定期間の経過前であると判断した場合(ステップS52 YES)、第1換金モジュール48は、予め定められた換金率(例えば、等価100%)に所定の割引率を適用した換金率に基づいて、振り込まれたデジタル通貨を現金に換金する(ステップS53)この結果、第1換金モジュール48は、予め定められた換金率に対して、所定の割引率を適用して、デジタル通貨を換金する。
一方、ステップS52において、期間判断モジュール47が、換金指示を受け付けたタイミングが、所定期間の経過後であると判断した場合(ステップS52 NO)、すなわち、換金指示を受け付けたタイミングが、所定期間の終了タイミングよりも後である場合、第2換金モジュール49は、予め定められた換金率に基づいて、振り込まれたデジタル通貨を換金する(ステップS54)。ステップS54において、予め定められた換金率は、上述した通り、等価(100%)や、最小割引率を考慮した換金率であってよく、上述した契約データに基づいて予め設定された換金率であってよい。
このように、デジタル通貨換金システム1は、換金のための割引率を所定期間だけ設けることで、配送業者は、デジタル通貨を一定期間、保持したほうが、換金される金額が高くなる。したがって、配送業者は、デジタル通貨を直ぐに換金せず、所定期間は保持しようとするインセンティブが働き、デジタル通貨と現金の支出バランスを意識した利活用をすることが可能となる。
すなわち、配送業者にとっては、第1に、デジタル通貨のまま流通しても、上述の所定期間、予め定められた換金率、割引率が管理されているので、最終的には等価現金化(換金率が等価の場合)が可能であり、極端にデジタル通貨が暴落する恐れがない。第2に、配送業者端末で、上述の所定期間、予め定められた換金率、割引率といった情報の通知を受けたり、出力する事が可能となるため、信頼性を担保できる。第3に、配送業者が納品完了後に、直ぐにデジタル通貨で振込が行われるため、流通性が改善される。第4に、結果としてデジタル通貨を保持する配送業者が増えることで、デジタル通貨のまま流通する機会が増加する。加えて、金融機関にとっては、配送業者がデジタル通貨として資金を一定期間保持させることが可能であり、仮に換金をしても、その期間は、割引率を適用して金融機関が所定の費用を取得することが出来る。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態やクラウドサービスで提供されてよい。また、プログラムは、例えば、CD(CD-ROMなど)、DVD(DVD-ROM、DVD-RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
(1)デジタル通貨を換金するデジタル通貨換金システムであって、
配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行する発行部と、
前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込む振込部と、
前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付ける受付部と、
所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金する第1換金部と、
前記配送業者から所定期間の経過前に換金指示を受けなかった場合には、所定期間の経過後、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金する第2換金部と、
を備えることを特徴とするデジタル通貨換金システム。
(2)デジタル通貨を換金するデジタル通貨換金システムであって、
配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行する発行部と、
前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込む振込部と、
前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付ける受付部と、
所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金する第1換金部と、
所定期間の経過後、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金する第2換金部と、
を備えることを特徴とするデジタル通貨換金システム。
(3)前記所定期間の開始タイミングは、前記デジタル通貨の発行時又は振込時であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のデジタル通貨換金システム。
(4)前記配送業者の契約データを参照し、前記所定期間を決定する決定部をさらに備えることを特徴とする(1)又は(2)に記載のデジタル通貨換金システム。
(5)前記所定期間の終了タイミングは、前記配送発注者が、前記配送業者の口座に現金を振込んだタイミングであることを特徴とする(1)又は(2)に記載のデジタル通貨換金システム。
(6)前記所定期間を、前記配送業者に通知する通知部をさらに備えることを特徴とする(1)又は(2)に記載のデジタル通貨換金システム。
(7)前記配送業者から納品完了通知を取得する取得部をさらに備え、
前記振込部は、取得した前記納品完了通知に基づいて、前記デジタル通貨を振り込むことを特徴とする(1)又は(2)に記載のデジタル通貨換金システム。
(8)前記割引率は、前記配送発注者の信用データに応じて設定されることを特徴とする(1)又は(2)に記載のデジタル通貨換金システム。
(9)前記割引率は、前記デジタル通貨の振込時からの時間経過に従って減少することを特徴とする(1)又は(2)に記載のデジタル通貨換金システム。
(10)デジタル通貨を換金するデジタル通貨換金システムが実行するデジタル通貨換金方法であって、
配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行するステップと、
前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込むステップと、
前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付けるステップと、
所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金するステップと、
前記配送業者から所定期間の経過前に換金指示を受けなかった場合には、所定期間の経過後、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金するステップと、
を備えることを特徴とするデジタル通貨換金方法。
(11)デジタル通貨を換金するデジタル通貨換金システムが実行するデジタル通貨換金方法であって、
配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行するステップと、
前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込むステップと、
前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付けるステップと、
所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金するステップと、
所定期間の経過後、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金するステップと、
を備えることを特徴とするデジタル通貨換金方法。
(12)デジタル通貨を換金するコンピュータに、
配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行するステップ、
前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込むステップ、
前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付けるステップ、
所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金するステップ、
前記配送業者から所定期間の経過前に換金指示を受けなかった場合には、所定期間の経過後、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金するステップ、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
(13)デジタル通貨を換金するコンピュータに、
配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行するステップ、
前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込むステップ、
前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付けるステップ、
所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金するステップ、
所定期間の経過後、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金するステップ、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
1 デジタル通貨換金システム、
10 コンピュータ
20 発行依頼取得モジュール
21 納品完了通知取得モジュール
22 振込依頼取得モジュール
23 通知モジュール
24 換金指示受付モジュール
30 記録モジュール
40 デジタル通貨発行モジュール
41 第1振込用情報特定モジュール
42 振込モジュール
44 期間決定モジュール
45 割引率設定モジュール
46 割引推移情報特定モジュール
47 期間判断モジュール
48 第1換金モジュール
49 第2換金モジュール

Claims (13)

  1. デジタル通貨を換金するデジタル通貨換金システムであって、
    配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行する発行部と、
    前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込む振込部と、
    前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付ける受付部と、
    所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金する第1換金部と、
    前記配送業者から所定期間の経過前に換金指示を受けなかった場合には、所定期間の経過後、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金する第2換金部と、
    を備えることを特徴とするデジタル通貨換金システム。
  2. デジタル通貨を換金するデジタル通貨換金システムであって、
    配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行する発行部と、
    前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込む振込部と、
    前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付ける受付部と、
    所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金する第1換金部と、
    所定期間の経過後、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金する第2換金部と、
    を備えることを特徴とするデジタル通貨換金システム。
  3. 前記所定期間の開始タイミングは、前記デジタル通貨の発行時又は振込時であることを特徴とする請求項1に記載のデジタル通貨換金システム。
  4. 前記配送業者の契約データを参照し、前記所定期間を決定する決定部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル通貨換金システム。
  5. 前記所定期間の終了タイミングは、前記配送発注者が、前記配送業者の口座に現金を振込んだタイミングであることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル通貨換金システム。
  6. 前記所定期間を、前記配送業者に通知する通知部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル通貨換金システム。
  7. 前記配送業者から納品完了通知を取得する取得部をさらに備え、
    前記振込部は、取得した前記納品完了通知に基づいて、前記デジタル通貨を振り込むことを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル通貨換金システム。
  8. 前記割引率は、前記配送発注者の信用データに応じて設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル通貨換金システム。
  9. 前記割引率は、前記デジタル通貨の振込時からの時間経過に従って減少することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル通貨換金システム。
  10. デジタル通貨を換金するデジタル通貨換金システムが実行するデジタル通貨換金方法であって、
    配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行するステップと、
    前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込むステップと、
    前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付けるステップと、
    所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金するステップと、
    前記配送業者から所定期間の経過前に換金指示を受けなかった場合には、所定期間の経過後、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金するステップと、
    を備えることを特徴とするデジタル通貨換金方法。
  11. デジタル通貨を換金するデジタル通貨換金システムが実行するデジタル通貨換金方法であって、
    配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行するステップと、
    前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込むステップと、
    前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付けるステップと、
    所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金するステップと、
    所定期間の経過後、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金するステップと、
    を備えることを特徴とするデジタル通貨換金方法。
  12. デジタル通貨を換金するコンピュータに、
    配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行するステップ、
    前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込むステップ、
    前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付けるステップ、
    所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金するステップ、
    前記配送業者から所定期間の経過前に換金指示を受けなかった場合には、所定期間の経過後、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金するステップ、
    を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  13. デジタル通貨を換金するコンピュータに、
    配送発注者から配送業者への支払いのためのデジタル通貨を発行するステップ、
    前記配送業者の口座に、発行した前記デジタル通貨を振り込むステップ、
    前記配送業者から前記デジタル通貨を換金する換金指示を受け付けるステップ、
    所定期間の経過前に、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に所定の割引率を適用して、前記デジタル通貨を換金するステップ、
    所定期間の経過後、前記配送業者から換金指示を受けた場合には、予め定められた換金率に基づいて、前記デジタル通貨を換金するステップ、
    を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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