JP7078017B2 - イベントプロセスデータ統合解析装置およびイベントプロセスデータ統合解析方法 - Google Patents

イベントプロセスデータ統合解析装置およびイベントプロセスデータ統合解析方法 Download PDF

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Description

本開示は、イベントプロセスデータ統合解析装置およびイベントプロセスデータ統合解析方法に関する。
DCS(Distributed Control System:分散制御システム)などの制御システムでは、オペレータによる操作などがイベントとして扱われ、イベント管理システム(一例として、横河電機株式会社製、製品:CAMS for HIS (Consolidated Alarm Management Software for HIS))などが、そのイベントをイベントログとして記録する。一方、プラントの流量、圧力、および温度などのプロセスデータも制御システムによって定期的に収集され、プロセスデータをヒストリアンとして、ヒストリアンデータベース(一例として、横河電機株式会社製、製品:Exaquantum(登録商標))などに保存される。
通常、プラントの操業は自動化されているが、プラントのスタートアップ、シャットダウン、清掃、および装置の切替えなどの非定型業務では、オペレータが手動で操作することが多い。このような非定型業務における操作手順は、SOP(Standard Operating Procedures:標準操作手順書)に記載されている。しかしながら、SOPには詳細な操作手順が記載されていないことが多く、詳細な操作手順は、オペレータの技量に任されることが多い。そのため、非定型業務では、業務時間および品質などがオペレータによってばらつくことが多い。
オペレータの操作を解析するには、イベントログに記録されたイベントデータを利用する。一般に、オペレータは、機器の操作を1回で行うのではなく、複数回に分けて行うことが多い。例えば、オペレータは、機器のプロセス値を徐々に変更する操作を繰り返すことによって、プロセス値を目標値に到達させる制御を行うことが多い。この場合、各操作に対して、イベントログがそれぞれ生成される。このため、オペレータによる操作の解析は、イベントデータとして記録されている個々の操作だけに注目して行うのではなく、ある程度まとめて行う必要がある。
特許文献1では、オペレータによる個々の操作に対して生成されたイベントログから、そのイベントログが示す一連の操作についてのオペレータの操作意図を抽出し、一連の操作をフローチャートとして表示することにより、オペレータの操作を解析することが提案されている。
特開2017-91178号公報
オペレータの操作は、プロセス値の変化と密接に関連している。例えば、プロセス値が異常値を示した場合、オペレータは、プロセス値を正常値に戻す操作を行う。逆に、オペレータの操作によってプロセス値が不安定になり変動することもある。このため、プラントなどの操業改善には、イベントデータとプロセスデータとの両方を解析する必要がある。
特許文献1によれば、フローチャートを用いてオペレータの操作を可視化することによって、オペレータの操作を大まかに把握することができる。しかしながら、フローチャートにおけるオペレータの各操作が、プロセスデータにおけるプロセス値のどの変動に対応しているのか判別することが困難である。換言すると、オペレータの各操作およびプロセス値の変動に係る情報を表示する技術には、改善の余地があった。
そこで、本開示は、オペレータの操作およびプロセス値の変動の情報を表示する技術について、利便性を高めることができるイベントプロセスデータ統合解析装置およびイベントプロセスデータ統合解析方法を提供することを目的とする。
幾つかの実施形態に係るイベントプロセスデータ統合解析装置は、単位操作データに基づいて、オペレータの操作意図を表わし、かつ時系列に沿って配置される単位操作帯を、機器ごとに生成し、プロセスデータに基づいて、プロセス値の時間変化を表わすプロセストレンドチャートを、前記機器ごとに生成し、前記単位操作帯および前記プロセストレンドチャートを、時間により対応付けて表示する統合表示を生成する統合表示出力部を備える。
このように、統合表示出力部によって、単位操作帯およびプロセストレンドチャートを時間により対応付けることにより、オペレータの操作とプロセス値の変動との関連性を容易に把握することができる。これによって、例えばプラントなどの操業改善を容易に行うことができる。
一実施形態において、前記統合表示出力部は、前記単位操作データに基づいて、前記オペレータの操作の時間変化を表わす操作トレンドチャートを、前記機器ごとに生成し、前記単位操作帯、前記操作トレンドチャート、および前記プロセストレンドチャートを、前記時間により対応付けて表示する前記統合表示を生成してもよい。
このように、統合表示出力部が操作トレンドチャートを生成することにより、単位操作を構成するオペレータの操作を容易に把握することができる。
一実施形態において、ユーザが指定した複数の機器において、前記統合表示出力部は、機器同士の前記単位操作帯をまとめて1つのレーンに配置することによって、結合単位操作帯を生成し、前記統合表示出力部は、前記結合単位操作帯を含む統合表示を生成してもよい。
このように、機器同士の単位操作帯をまとめることにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
一実施形態において、前記統合表示出力部は、前記機器同士の前記単位操作帯を互いに重ねて1つのレーンに配置することによって、前記結合単位操作帯を生成してもよい。
このように、機器同士の単位操作帯を互いに重ねて1つのレーンに配置することにより、複数の機器に対して所定の操作が行われたか否かを大まかに把握することができる。
一実施形態において、イベントプロセスデータ統合解析装置は、単位操作再解析部をさらに備え、前記単位操作再解析部は、前記機器同士の前記単位操作帯のうち、同時の単位操作帯を選択し、前記統合表示出力部は、選択した前記単位操作帯を互いに結合して1つのレーンに配置することによって、前記結合単位操作帯を生成してもよい。
このように、単位操作再解析部をさらに備え、同時の単位操作帯を選択し、互いに結合して1つのレーンに配置することにより、同一操作を同時に行うべき複数の機器に対して、当該操作が実際に行われたか否かを把握することができる。
一実施形態において、前記単位操作再解析部は、選択した前記単位操作帯の機器数および選択した前記単位操作帯が表わす前記操作意図を解析し、前記統合表示出力部は、前記単位操作再解析部による解析結果に基づいて、前記結合単位操作帯に前記機器数および前記操作意図を付記してもよい。
このように、結合単位操作帯に機器数と操作意図を付記することにより、操作の欠如および操作意図の違いを容易に把握することができる。
一実施形態において、イベントプロセスデータ統合解析装置は、イベントデータ解析部をさらに備え、前記イベントデータ解析部は、前記オペレータの操作履歴を含むイベントログに基づいて、前記単位操作データを抽出してもよい。
一実施形態において、イベントプロセスデータ統合解析装置は、プロセスデータ解析部をさらに備え、前記プロセスデータ解析部は、前記プロセス値の履歴を含むヒストリアンに基づいて、前記プロセスデータを抽出してもよい。
幾つかの実施形態に係るイベントプロセスデータ統合解析方法は、統合表示出力部が、単位操作データに基づいて、オペレータの操作意図を表わし、かつ時系列に沿って配置される単位操作帯を、機器ごとに生成するステップと、プロセスデータに基づいて、プロセス値の時間変化を表わすプロセストレンドチャートを、前記機器ごとに生成するステップと、前記単位操作帯および前記プロセストレンドチャートを、時間により対応付けて表示する統合表示を生成するステップと、を含む。
このように、単位操作帯およびプロセストレンドチャートを時間により対応付けて表示することにより、オペレータの操作とプロセス値の変動との関連性を容易に把握することが可能となる。これによって、例えばプラントなどの操業改善を容易に行うことができる。
本開示によれば、オペレータの操作およびプロセス値の変動の情報を表示する技術について、利便性を高めることができるイベントプロセスデータ統合解析装置およびイベントプロセスデータ統合解析方法を提供することができる。
第1の実施形態に係るイベントプロセスデータ統合装置の機能を示す機能ブロック図である。 図1のイベントプロセスデータ統合装置によって生成される統合表示の例を示す。 図1のイベントプロセスデータ統合装置の処理例を説明するフローチャートである。 第2の実施形態に係るイベントプロセスデータ統合装置の機能を示す機能ブロック図である。 図4のイベントプロセスデータ統合装置によって生成される統合表示(OR結合)の例を示す。 図4のイベントプロセスデータ統合装置によって生成される統合表示(AND結合)の例を示す。 図4のイベントプロセスデータ統合装置の処理例を説明するフローチャートである。
以下、本開示を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。各図において、同一符号は、同一または同等の構成要素を示す。
(第1の実施形態)
図1を参照して、本開示の第1の実施形態に係るイベントプロセスデータ統合解析装置1は、イベントデータ解析部11と、プロセスデータ解析部12と、統合表示出力部13とを含む。
イベントデータ解析部11、プロセスデータ解析部12、および統合表示出力部13は、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)などの処理装置を含むことができる。また、イベントデータ解析部11、プロセスデータ解析部12、および統合表示出力部13は、それぞれ、当該処理装置を動作させるために必要なプログラムおよびデータを記憶することができる種々のメモリを含むことができる。メモリとしては、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、またはデータを一時的に記憶することができるDRAM(Dynamic Random Access Memory)などが挙げられる。これにより、イベントデータ解析部11、プロセスデータ解析部12、および統合表示出力部13は、それぞれ、当該プログラムを実行することができる。
一般に、オペレータは、流量、圧力、および温度などのプロセス値を増減させるために、SV(Set Variable:目標値)またはMV(Manipulated Variable:操作量)などを増減させる操作を行う。また、オペレータは、流量、圧力、および温度などのプロセス値を一定に保つために、プロセス値を微調整するなどの操作を行う。ここで、オペレータは、例えば、SVまたはMVを徐々に変更するランピングを行うことによりプロセス値を変更することもあれば、SVまたはMVを一度の操作で変更することによりプロセス値を変更することもある。このように、プロセス値を変更するという点では、オペレータの操作意図が同じであっても、プロセス値を変更するためのオペレータの操作方法が複数存在することがある。イベントデータ解析部11は、オペレータの操作意図およびオペレータの操作方法を抽出する。以下、イベントデータ解析部11を説明する。
イベントデータ解析部11は、例えば、イベントログデータベース15からオペレータの操作履歴を含むイベントデータを取得する。イベントデータ解析部11は、取得したイベントデータに基づいて、機器に対するオペレータの操作方法を含む基本単位操作データを抽出する。また、イベントデータ解析部11は、抽出した基本単位操作データに基づいて、オペレータの操作意図を含む単位操作データを抽出する。また、イベントデータ解析部11は、抽出した基本単位操作データおよび単位操作データを統合表示出力部13に送信する。以下、イベントデータ解析部11が基本単位操作解析部111と、単位操作解析部112とを含む場合を例に、基本単位操作データおよび単位操作データの抽出方法を説明する。
基本単位操作解析部111は、まず、イベントログデータベース15からイベントログデータを取得する。次に、基本単位操作解析部111は、取得したイベントログデータに基づいて、オペレータの操作方法を推定し、基本単位操作データを抽出する。次に、基本単位操作解析部111は、抽出した基本単位操作データを単位操作解析部112に送信する。
上述した基本単位操作データは、例えば、基本単位操作ID、開始時刻、終了時刻、タグ名、操作方法、およびイベントIDを含むことができる。「基本単位操作ID」は、各基本単位操作を識別するための識別子である。「開始時刻」は、各基本単位操作の開始時刻である。「終了時刻」は、各基本単位操作の終了時刻である。「タグ名」は、イベントログを生成した機器を識別するための識別子である。「操作方法」は、操作モードの変更(自動または手動)、設定値の一括変更(増加または減少)、操作量のランピングによる変更(増加または減少)、および操作量の微調整などを含む。「イベントID」は、基本単位操作に含まれるイベントログそれぞれのイベントIDである。ただし、基本単位操作データは、これらに限定されない。
単位操作解析部112は、基本単位操作解析部111が抽出した基本単位操作データを取得する。次に、単位操作解析部112は、取得した基本単位操作データに基づいて、オペレータの操作意図を推定し、単位操作データを抽出する。次に、単位操作解析部112は、抽出した単位操作データを統合表示出力部13に送信する。なお、本開示では、抽出された単位操作をフローチャートとして表示しない。
上述した単位操作データは、例えば、単位操作ID、開始時刻、終了時刻、タグ名、操作意図、および基本単位操作IDを含むことができる。「単位操作ID」は、各単位操作を識別するための識別子である。「開始時刻」は、各単位操作の開始時刻である。「終了時刻」は、各単位操作の終了時刻である。「タグ名」は、イベントログを生成した機器を識別するための識別子である。「操作意図」は、オペレータが行った操作の意図を示す情報である。より具体的に、当該情報は、例えば、「増加」、「減少」、および「微調整」などを含むことができる。「基本単位操作ID」は、単位操作に含まれる基本単位操作それぞれの基本単位操作IDを含む。ただし、単位操作データは、これらに限定されない。
プロセスデータ解析部12は、例えば、ヒストリアンデータベース16から機器のプロセス値を含むプロセスデータを取得する。プロセスデータ解析部12は、取得したプロセスデータを統合表示出力部13に送信する。
統合表示出力部13は、イベントデータ解析部11から受信した単位操作データに基づいて、オペレータの操作意図を表わし、かつ時系列に沿って配置される単位操作帯を、機器ごとに生成する。ここで、「単位操作帯」は、後述する統合表示に含まれる表示オブジェクトである。単位操作帯は、例えばオペレータの操作意図の情報、単位操作の開始時刻、時間幅、及び終了時刻の情報を含む。単位操作帯は、例えば矩形状により表示してもよい。この場合、矩形のサイズ(横幅)により単位操作の開始時刻、時間幅、終了時刻の情報を表すことができる。また、矩形内に示される記号等により操作意図の情報を表すことができる。例えば、矩形内の記号は「↑」「↓」「→」を含み、それぞれ「増加」「減少」「微調整」を表す。
統合表示出力部13は、イベントデータ解析部11から受信した単位操作データに基づいて、オペレータの操作の時間変化を表わす操作トレンドチャートを、機器ごとに生成する。「操作トレンドチャート」は、例えば、折れ線グラフとすることができる。
統合表示出力部13は、プロセスデータ解析部12から受信したプロセスデータに基づいて、プロセス値の時間変化を表わすプロセストレンドチャートを、機器ごとに生成する。「プロセストレンドチャート」は、例えば、折れ線グラフとすることができる。
統合表示出力部13は、上記単位操作帯、上記操作トレンドチャート、および上記プロセストレンドチャートを時間により対応付けて表示する統合表示を生成する。例えば、統合表示出力部13は、上記単位操作帯および上記プロセストレンドチャートの各時間軸を合わせて、これらを同一時間軸上に表示する統合表示を生成することができる。なお、従来、収集方法(ポーリングかイベントドリブンか)ならびにデータの目的および性質の違い(物理量を表す連続値か、オペレータの操作量を表す離散値か)によって、単位操作データとプロセスデータとは、それぞれ別個のシステムで収集され、一緒に用いられることがなかった。
統合表示出力部13は、生成した統合表示を表示装置14に出力する。なお、単位操作帯、操作トレンドチャート、およびプロセストレンドチャートの詳細については、図2を参照して後述する。
表示装置14は、ディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイを含むことができる。なお、統合表示出力部13によって生成された統合表示の出力方法は、表示装置14によって表示される出力方法に限られない。
図2を参照して、統合表示出力部13によって生成される統合表示20の例を説明する。図2中、「T」は温度を示し、「P」は圧力を示し、「F」は流量を示し、「PV」はプロセス値を示し、横軸は時間軸に対応する。統合表示20は、プロセストレンドチャート21、22、単位操作帯23a、23b、24、25、および操作トレンドチャート26、27、28を表示するための複数のレーンを含むことができる。
レーン(T001.PV)に表示されるプロセストレンドチャート21は、機器(T001)のプロセス値(温度)の時間変化を表わす。なお、「機器(T001)」とは、タグ名が「T001」である機器を示す。レーン(P002.PV)に表示されるプロセストレンドチャート22は、機器(P002)のプロセス値(圧力)の時間変化を表わす。
レーン(F001)に含まれる2つの単位操作帯23a、23bは、操作意図が「↑」(増加)である単位操作と、操作意図が「→」(微調整)である単位操作を、機器(F001)に対してこの時間順で行ったことを表わす。レーン(T002)に含まれる単位操作帯24は、操作意図が「↑」である単位操作を機器(T002)に対して行ったことを表わす。レーン(T003)に含まれる単位操作帯25は、操作意図が「↓」(減少)である単位操作を機器(T003)に対して行ったことを表わす。
また、表示装置14の画面上において、ユーザ(解析者)が統合表示20に含まれる各単位操作帯のレーンを選択すると、選択したレーンの機器(タグ名)に関連する1つまたは2つ以上の操作トレンドチャートが表示される。図2は、レーン(T002)が選択され、3種類(操作モード、目標値、および操作量)の操作トレンドチャート26、27、28が表示される場合を示す。T002.MODEの操作トレンドチャート26は、機器(T002)の操作モード(「AUTO(自動)」または「MAN(手動)」)の時間変化を表わす。T002.SVの操作トレンドチャート27は、機器(T002)の目標値(SV)の時間変化を表わす。T002.MVの操作トレンドチャート28は、機器(T002)の操作量(MV)の時間変化を表わす。このように、機器(T002)において、操作モードを自動から手動に変更し、次に、操作量を手動で複数回変更し、次に、操作モードを手動から自動に変更し、目標値を得るという単位操作を行ったことをユーザは把握することができる。換言すれば、ユーザは、単位操作を構成するオペレータの操作を容易に把握することができる。
なお、オペレータは、通常、操作モード、目標値、および操作量のいずれかを変更するので、図2では、3種類(T002.MODE、T002.SV、T002.MV)の操作トレンドチャート26、27、28が表示される例を示したが、表示される操作トレンドチャートの種類はこれに限定されない。また、操作トレンドチャート26、27、28は、オペレータの操作による変更前後の値を同一時刻にプロットしているため、図2に示すように階段状となるが、表示方法はこれに限定されない。
次に、図3を参照して、本実施形態に係るイベントプロセスデータ統合解析装置1の処理例を具体的に説明する。
ステップS110において、ユーザ(解析者)は、解析したいイベントログを指定する。ステップS110は、例えば入力装置を介して適宜行えばよい。
続いて、ステップS111において、イベントデータ解析部11は、ステップS110において指定されたイベントログに基づいて、機器ごとに、基本単位操作データおよび単位操作データを抽出する。
続いて、ステップS112において、統合表示出力部13は、ステップS111において抽出した単位操作データに基づいて、各単位操作の開始時刻、終了時刻、および操作意図を取得する。
続いて、ステップS113において、統合表示出力部13は、ステップS112において取得した開始時刻および終了時刻に基づいて、各単位操作の時間幅を算出する。
続いて、ステップS114において、統合表示出力部13は、各単位操作に対して、ステップS113において算出した時間幅を有し、かつステップS112において取得した操作意図を付記した単位操作帯を生成する。
続いて、ステップS115において、統合表示出力部13は、ステップS114において生成した単位操作帯を、機器ごとにレーンに分類し、時系列に沿って並べる。
一方、ステップS116において、ユーザは、解析したいヒストリアンおよび機器を指定する。なお、機器の指定は、タグ名を指定することによって行うことができる。
続いて、ステップS117において、プロセスデータ解析部12は、ステップS116において指定したヒストリアンおよびタグに基づいて、機器ごとに、プロセスデータを取得する。
続いて、ステップS118において、統合表示出力部13は、ステップS117において取得したプロセスデータに基づいて、機器ごとに、プロセストレンドチャートを生成する。
続いて、ステップS119において、統合表示出力部13は、ステップS118において生成したプロセストレンドチャートを、機器ごとにレーンに分類する。その後、ステップS120に進む。
ステップS120において、統合表示出力部13は、上述した単位操作帯およびプロセストレンドチャートの各時間軸を合わせて、単位操作帯およびプロセストレンドチャートを含む統合表示を生成する。
続いて、ステップS121において、統合表示出力部13は、ステップS120において生成した統合表示を表示装置14に出力する。
さらに、統合表示出力部13は、ユーザ(解析者)の指定に応じて、ステップS111で抽出された基本操作データに基づいて、上述した操作トレンドチャートを生成してもよい。この場合、統合表示出力部13は、生成した操作トレンドチャートならびに上述した単位操作帯およびプロセストレンドチャートの各時間軸を合わせて、生成した操作トレンドチャートを、統合表示のうちユーザが視認しやすい位置(例えば、一番上のレーンなど)に表示することができる。
本実施形態によれば、オペレータの操作とプロセス値の変動とを時間により対応付けて(具体的には、同一時間軸上で)可視化することによって、オペレータの操作とプロセス値の変動との関連性を容易に把握することができる。これによって、例えばプラントなどの操業改善を容易に行うことができる。より具体的には、図2では、プロセストレンドチャート21、22に急な変化が発生している。そこで、ユーザは、操作トレンドチャート28を参照すると、急な変化が発生する以前の手動操作に原因があることを把握することができ、今後の操業改善につながる。
(第2の実施形態)
図4を参照して、本開示の第2の実施形態に係るイベントプロセスデータ統合解析装置2は、イベントデータ解析部11と、プロセスデータ解析部12と、統合表示出力部13と、単位操作再解析部17とを含む。本実施形態におけるイベントデータ解析部11、プロセスデータ解析部12、および統合表示出力部13は、それぞれ第1の実施形態におけるイベントデータ解析部11、プロセスデータ解析部12、および統合表示出力部13と同様である。
単位操作再解析部17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの処理装置を含むことができる。また、単位操作再解析部17は、当該処理装置を動作させるために必要なプログラムおよびデータを記憶することができる種々のメモリを含むことができる。メモリとしては、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、またはデータを一時的に記憶することができるDRAM(Dynamic Random Access Memory)などが挙げられる。これにより、単位操作再解析部17は、当該プログラムを実行することができる。
一般に、オペレータによる操作対象の機器は複数存在する。このため、複数の機器に対するオペレータの操作をまとめて解析することができれば、ユーザの利便性が高まる。オペレータの操作をまとめて解析する場合、例えば、複数の機器に対して特定の操作が行われたか否かを大まかに把握することが好ましい場合と、同一の操作を同時に行うべき複数の機器に対して、当該操作が実際に行われたか否かを把握することが好ましい場合とが挙げられる。前者の場合に用いられる結合を「OR結合」と称し、後者の場合に用いられる結合を「AND結合」と称する。「OR結合」は単一レーンに複数の単位操作をマージせずに(単にそれぞれの操作を視認できるように、例えば3つの単位操作なら3つ)表示する結合であり、「AND結合」は、単一レーンに複数の単位操作をマージして(例えば3つの単位操作を1つにして)表示する結合である。「OR結合」は、例えば、オペレータの操作などを長い時間スケール(数時間~十数時間など)で解析したい場合に用いることが好ましい。一方、「AND結合」は、例えば、オペレータの操作などを短い時間スケール(数分~数時間など)で解析したい場合に用いることが好ましい。なお、「同時」とは、各単位操作を行う期間(時間帯)が数学的に厳密に一致している場合に限らず、各単位操作を行う期間(時間帯)が一定割合でオーバーラップする場合も含む。同時とみなす割合はデフォルトでは5割であるが、適宜設定可能である。また、ユーザは、入力装置18を介して、まとめて解析したい機器および結合方法(OR結合またはAND結合)を選択することができる。
OR結合を行う場合、統合表示出力部13は、OR結合の対象である機器同士の単位操作帯を互いに重ねて、1つのレーン(すなわち、同一のレーン)に配置することによって、OR結合単位操作帯を生成する。また、統合表示出力部13は、生成したOR結合単位操作帯、および第1の実施形態と同様の方法で生成したプロセストレンドチャートを含む統合表示を表示装置14に出力する。以下、図5を参照して、OR結合を行う場合の統合表示を詳細に説明する。
図5は、機器(F001)の単位操作帯および機器(F002)の単位操作帯をOR結合する場合において、OR結合前の統合表示30aおよびOR結合後の統合表示30bを示す。OR結合後の統合表示30bは、機器(F001)の単位操作帯33aおよび機器(F002)の単位操作帯34aをOR結合することにより生成されたOR結合単位操作帯35a、ならびに機器(F001)の単位操作帯33cおよび機器(F002)の単位操作帯34cをOR結合することにより生成されたOR結合単位操作帯35cを含む。なお、機器(F001)の単位操作帯33bは、同時刻に機器(F002)の単位操作帯が存在しないので、単位操作帯33bがそのままOR結合単位操作帯35bとなる。なお、OR結合を行う場合には、単位操作再解析部17を用いなくてもよい。
一方、AND結合を行う場合、単位操作再解析部17は、AND結合の対象である機器同士の単位操作帯のうち、同時の単位操作帯を選択する。また、統合表示出力部13は、選択した単位操作帯を互いに結合して、1つのレーン(すなわち、同一のレーン)に配置することによって、AND結合単位操作帯を生成する。また、統合表示出力部13は、生成したAND結合単位操作帯、および第1の実施形態と同様の方法で生成したプロセストレンドチャートを含む統合表示を表示装置14に出力する。
より具体的には、単位操作再解析部17は、イベントデータ解析部11の単位操作データを参照して、AND結合の対象である全ての単位操作の開始時刻、終了時刻、機器数、および操作意図を解析する。また、統合表示出力部13は、単位操作再解析部17の解析結果に基づいて、AND結合単位操作帯を生成する。「AND結合単位操作帯」の時間幅は、AND結合の対象である複数の単位操作のうち最先(最も早い)の開始時刻から最後(最も遅い)の終了時刻までの時間とすることができる。また、詳細は後述するが、「AND結合単位操作帯」は、AND結合の対象である機器数および操作意図を含む。以下、図6を参照して、AND結合を行う場合の統合表示を詳細に説明する。
図6は、機器(F001)の単位操作帯および機器(F002)の単位操作帯をAND結合する場合において、AND結合前の統合表示40aおよびAND結合後の統合表示40bを示す。AND結合後の統合表示40bは、機器(F001)の単位操作帯43aおよび機器(F002)の単位操作帯44aをAND結合することにより生成されたAND結合単位操作帯45a、ならびに機器(F001)の単位操作帯43cおよび機器(F002)の単位操作帯44cをAND結合することにより生成されたAND結合単位操作帯45cを含む。なお、機器(F001)の単位操作帯43bは、同時刻に、機器(F002)の単位操作帯が存在しないので、単位操作帯43bがそのままAND結合単位操作帯45bとなる。加えて、AND結合単位操作帯45aには「↑(2)」が付記される。これにより、機器(F001)と機器(F002)とでは、操作意図が「↑」である同一の単位操作が同時に行われたことを把握することができる。また、AND結合単位操作帯45bには「↓(1)」が付記される。これにより、機器(F001)では、操作意図が「減少」である単位操作が行われたのに対して、本来、当該単位操作と同時に同一の単位操作が行われるべき機器(F002)では、当該単位操作が行われなかったことを把握することができ、ユーザに喚起が促される。また、AND結合単位操作帯45cには「→*(2)」が付記される。ここで、機器(F001)に対しては、操作意図が「微調整」である単位操作が行われている。一方、機器(F002)に対しては、操作意図が「増加」である単位操作が行われている。ただし、機器(F001)のプロセス値の変化量は、機器(F002)のプロセス値の変化量よりも大きいので、AND結合単位操作帯45cには、プロセス値の変化量が大きいほうの機器(F001)の操作意図が優先的に付記される。また、AND結合単位操作帯45cには、各機器の操作意図が異なっていることをユーザに喚起するために、任意の符号(図中、「*」)が付記される。なお、ユーザに喚起するための表示方法は任意であり、例えば、符号「*」に替えて、AND結合単位操作帯45cの表示色を変えてもよい。
次に、図7を参照して、本実施形態に係るイベントプロセスデータ統合解析装置2の処理例を具体的に説明する。
ステップS210において、ユーザは、まとめて解析したい複数の機器および結合方法(OR結合またはAND結合)を指定する。結合方法がOR結合である場合、ステップS211に進む。一方、結合方法がAND結合である場合、ステップS214に進む。
ステップS211に進んだ場合(OR結合の場合)、ステップS211において、統合表示出力部13は、ステップS210において指定した機器同士の単位操作帯を、互いに重ねて1つのレーンに配置することにより、OR結合単位操作帯を生成する。
続いて、ステップS212において、統合表示出力部13は、ステップS211において生成したOR結合単位操作帯および第1の実施形態と同様にして生成したプロセストレンドチャートの各時間軸を合わせる。これにより、統合表示出力部13は、OR結合単位操作帯およびプロセストレンドチャートを含む統合表示を生成する。
続いて、ステップS213において、統合表示出力部13は、ステップS212において生成した統合表示を表示装置14に出力する。
一方、ステップS214に進んだ場合(AND結合の場合)、ステップS214において、単位操作再解析部17は、ステップS210において指定された全ての機器の単位操作の開始時刻および終了時刻を解析し、同時に行われた単位操作を選択する。
続いて、単位操作再解析部17は、ステップS214において選択した単位操作の機器数および操作意図を解析し、解析結果を統合表示出力部13に送信する。
続いて、ステップS216において、統合表示出力部13は、ステップS214、S215における解析結果を単位操作再解析部17から受信して、受信した解析結果に基づいて、AND結合単位操作帯を生成する。AND結合単位操作帯の時間幅は、例えば、各単位操作のうち最も早い開始時刻から最も遅い終了時刻までの時間とすることができる。
続いて、ステップS217において、統合表示出力部13は、ステップS216において生成されたAND結合単位操作帯に、ステップS215における解析結果に基づいて、機器数および操作意図を付記して、AND結合単位操作帯を1つのレーンに配置する。
続いて、ステップS218において、統合表示出力部13は、ステップS217において配置したAND結合単位操作帯および第1の実施形態と同様にして生成したプロセストレンドチャートの各時間軸を合わせる。これにより、統合表示出力部13は、AND結合単位操作帯およびプロセストレンドチャートを含む統合表示を生成する。
続いて、ステップS219において、統合表示出力部13は、ステップS218において生成した統合表示を表示装置14に出力する。
本実施形態によれば、複数のタグをまとめて解析することによって、ユーザの利便性を向上させることができる。また、OR結合を用いることによって、複数の機器に対して所定の操作が行われたか否かを大まかに把握することができる。また、AND結合を用いることによって、同一操作を同時に行うべき複数の機器に当該操作が行われたか否かを把握することができ、操作の欠如および操作意図の違いを容易に把握することができる。
以上、本開示を諸図面および実施形態に基づき説明したが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形または修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形または修正は、本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数のステップなどを1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
上述した第1の実施形態および第2の実施形態では、イベントデータ解析部11およびプロセスデータ解析部12がイベントプロセスデータ統合解析装置1、2に含まれる場合を説明した。しかしながら、イベントデータ解析部およびプロセスデータ解析部の少なくともいずれか一方と同様の機能部を備える外部装置を用いて、統合表示出力部13が、外部装置の上記機能部によって解析されたデータを受信して、統合表示を生成してもよい。
また、上述した第1の実施形態および第2の実施形態では、単位操作帯の形状を矩形状としたが、これに限定されない。また、単位操作帯に係る操作意図の情報の提示方法も「↑」「↓」「→」などの記号に限定されない。例えば、単位操作帯に係る操作意図の情報は、文字、数字、図形、記号又はこれらの結合等により表されてもよい。
また、上述した第1の実施形態および第2の実施形態では、統合表示が操作トレンドチャートを含む場合を説明したが、これに限定されない。例えば、統合表示は、単位操作帯およびプロセストレンドチャートのみを含んでもよい。
また、本開示では、オフラインで解析を行ってもよく、オンラインで解析を行ってもよい。例えば、ある機器に対して操作を行った場合、統合表示出力部は、当該機器に対して以前に行った操作との時間差を検出し、それぞれの単位操作帯を1つの単位操作帯にまとめることができるか否かをリアルタイムに解析してもよい。そして、まとめることができる場合、統合表示出力部は、単位操作帯の時間幅を伸ばすなどにより、それぞれの単位操作帯を結合して表示してもよい。一方、まとめることができない場合、統合表示出力部は、それぞれの単位操作帯を結合しないで表示してもよい。
本開示によれば、オペレータの操作およびプロセス値の変動の情報を表示する技術について、利便性を高めることができるイベントプロセスデータ統合解析装置およびイベントプロセスデータ統合解析方法を提供することができる。
1、2 イベントプロセスデータ統合解析装置
11 イベントデータ解析部
111 基本単位操作解析部
112 単位操作解析部
12 プロセスデータ解析部
13 統合表示出力部
14 表示装置
15 イベントログデータベース(記憶装置)
16 ヒストリアンデータベース(記憶装置)
17 単位操作再解析部
18 入力装置
20 統合表示
21、22 プロセストレンドチャート
23a、23b、24、25 単位操作帯
26、27、28 操作トレンドチャート
30a OR結合前の統合表示
30b OR結合後の統合表示
31、32 プロセストレンドチャート
33a、33b、33c、34a、34c 単位操作帯
35a、35b、35c OR結合単位操作帯
40a AND結合前の統合表示
40b AND結合後の統合表示
41、42 プロセストレンドチャート
43a、43b、43c、44a、44c 単位操作帯
45a、45b、45c AND結合単位操作帯

Claims (7)

  1. オペレータの操作履歴を含むイベントログに基づいて、単位操作データを抽出するイベントデータ解析部と、
    プロセス値の履歴を含むヒストリアンに基づいて、プロセスデータを抽出するプロセスデータ解析部と、
    前記単位操作データに基づいて、前記プロセス値を目標値に到達させるための前記オペレータの一連の操作に対する前記オペレータの操作意図を示す表現を含み、かつ時系列に沿って配置される単位操作帯であって、前記オペレータの操作意図は、前記プロセス値の増加、減少、又は微調整を示す情報を含む単位操作帯を、機器ごとに生成し、
    前記プロセスデータに基づいて、前記プロセス値の時間変化を表わすプロセストレンドチャートを、前記機器ごとに生成し、
    前記単位操作帯および前記プロセストレンドチャートを、時間により対応付けて表示する統合表示を生成する統合表示出力部と、
    を備える、イベントプロセスデータ統合解析装置。
  2. 前記統合表示出力部は、
    前記単位操作データに基づいて、前記オペレータの操作の時間変化を表わす操作トレンドチャートを、前記機器ごとに生成し、
    前記単位操作帯、前記操作トレンドチャート、および前記プロセストレンドチャートを、前記時間により対応付けて表示する前記統合表示を生成する、請求項1に記載のイベントプロセスデータ統合解析装置。
  3. ユーザが指定した複数の機器において、
    前記統合表示出力部は、機器同士の前記単位操作帯をまとめて1つのレーンに配置することによって、結合単位操作帯を生成し、
    前記統合表示出力部は、前記結合単位操作帯を含む統合表示を生成する、請求項1または2に記載のイベントプロセスデータ統合解析装置。
  4. 前記統合表示出力部は、前記機器同士の前記単位操作帯を互いに重ねて1つのレーンに配置することによって、前記結合単位操作帯を生成する、請求項3に記載のイベントプロセスデータ統合解析装置。
  5. 単位操作再解析部をさらに備え、
    前記単位操作再解析部は、前記機器同士の前記単位操作帯のうち、単位操作が行われた時間帯が一致又は一定割合でオーバーラップする単位操作帯を選択し、
    前記統合表示出力部は、選択した前記単位操作帯を互いに結合して1つのレーンに配置することによって、前記結合単位操作帯を生成する、請求項3に記載のイベントプロセスデータ統合解析装置。
  6. 前記単位操作再解析部は、選択した前記単位操作帯の機器数および選択した前記単位操作帯が表わす前記操作意図を解析し、
    前記統合表示出力部は、前記単位操作再解析部による解析結果に基づいて、前記結合単位操作帯に前記機器数および前記操作意図を付記する、請求項5に記載のイベントプロセスデータ統合解析装置。
  7. 統合表示出力部が、
    オペレータの操作履歴を含むイベントログに基づいて抽出された単位操作データに基づいて、プロセス値を目標値に到達させるための前記オペレータの一連の操作に対する前記オペレータの操作意図を示す表現を含み、かつ時系列に沿って配置される単位操作帯であって、前記オペレータの操作意図は、前記プロセス値の増加、減少、又は微調整を示す情報を含む単位操作帯を、機器ごとに生成するステップと、
    前記プロセス値の履歴を含むヒストリアンに基づいて抽出されたプロセスデータに基づいて、プロセス値の時間変化を表わすプロセストレンドチャートを、前記機器ごとに生成するステップと、
    前記単位操作帯および前記プロセストレンドチャートを、時間により対応付けて表示する統合表示を生成するステップと、
    を含むイベントプロセスデータ統合解析方法。
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