JP7076622B1 - プレス部品の組付方法、及びプレス部品一体成形品 - Google Patents

プレス部品の組付方法、及びプレス部品一体成形品 Download PDF

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Abstract

Figure 0007076622000001
【課題】一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品を部品箱に箱詰めして組立ラインへ搬送する場合に、製造コストの低減を充分に実現することができるプレス部品の一体成形品を提供する。
【解決手段】プレス部品一体成形品10によれば、一つの組立対象物に組み付ける複数種類の第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18が、相互に分割可能に連結されているので、それら第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18を一つの組立対象物に組み付けるに際して、複数種類のプレス部品を分別して一種類毎に部品箱に箱詰めし、組立対象物の種類に応じて部品箱を選択して搬送する作業が不要となるので、製造コストの低減が充分に実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一つの組立対象物に複数種類のプレス部品を効率的に組付けることを可能とする、複数種類のプレス部品の一体成形品、複数種類のプレス部品の組立方法、及び複数種類のプレス部品の成形方法に関するものである。
組立工場において、一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品は、プレス部品を収容する部品箱にそれぞれ一種類毎に箱詰めして部品倉庫に入庫し、組立対象物の種類毎に組み付ける複数組のプレス部品がそれぞれ箱詰められた複数の部品箱が、倉庫から組立ラインへ搬送される。組立ラインでは、多数個の部品箱が配置され、組立作業者は、複数の部品箱から組立対象物に組み付けるためのプレス部品を選択的に取り出して、組立対象物に組み付ける。
たとえば、特許文献1に示されるように、部品箱には、1種類の部品が収容されており、組立対象物に組み付けされるプレス部品の種類数と同数の部品箱が、組立ラインに配置される。また、組み付けるプレス部品が異なる複数種類の組立対象物が組立ラインを流れる場合には、組立ラインに配置される部品箱の種類がさらに多くなる。
実開平7-023734号公報
ところで、製造コストの低減のために、上記の複数種類のプレス部品を共通の金型で一挙にプレス成形し、プレス加工中にプレス部品を分離することは可能であるが、分離された複数種類のプレス部品を分別して一種類毎に部品箱に箱詰めする場合には、部品箱の個数が多くなって部品の仕分け、箱詰め、搬送作業の工数が増加し、製造コストの低減が充分に実現できない、という欠点があった。
本発明は以上の事情を背景としてなされたものであり、その目的とするところは、一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品を部品箱に箱詰めして組立ラインへ搬送する場合に、製造コストの低減を充分に実現することができるプレス部品の組立方法、及びプレス部品の一体成形品を提供することにある。
本発明者は、以上の事情を背景として種々検討を重ねた結果、一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品を、相互に分割可能に連結した複合プレス部品となるように、共通の金型を用いてプレス成形すると、1つの複合プレス部品毎に箱詰めするための部品箱の数が低減され、仕分けおよび箱詰め工数が低減されるので、組立対象物の製造コストの低減効果が高められる。本発明は、斯かる知見に基づいて為されたものである。
すなわち、第1発明の要旨とするところは、(a)複数種類のプレス部品を一つの組立対象物に組み付けるプレス部品の組付方法であって、(b)前記一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部を、相互に分割可能に連結したプレス部品一体成形品となるように、共通の金型を用いてプレス成形するプレス成形工程と、(c)前記プレス部品一体成形品が箱詰めされた部品箱を前記組立対象物の組立場所へ搬送するプレス部品搬送工程と、(d)前記部品箱に箱詰めされた前記プレス部品一体成形品から前記プレス部品を分割し、前記組立対象物に組み付ける組付工程とを、含み、(e)前記プレス部品一体成形品を構成するプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチを介して連結されており、(f)前記組付工程では、前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、(g)前記プレス部品一体成形品は、アルミニウム合金製であり、(h)前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値は0.4以下であることにある。
第2発明の要旨とするところは、(a)複数種類のプレス部品を一つの組立対象物に組み付けるプレス部品の組付方法であって、(b)前記一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部を、相互に分割可能に連結したプレス部品一体成形品となるように、共通の金型を用いてプレス成形するプレス成形工程と、(c)前記プレス部品一体成形品が箱詰めされた部品箱を前記組立対象物の組立場所へ搬送するプレス部品搬送工程と、(d)前記部品箱に箱詰めされた前記プレス部品一体成形品から前記プレス部品を分割し、前記組立対象物に組み付ける組付工程とを、含み、(e)前記プレス部品一体成形品を構成するプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチを介して連結されており、(f)前記組付工程では、前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、(i)前記プレス部品一体成形品は、冷間圧延鋼板製であり、(j)前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値は0.2以下であることにある。
第3発明の要旨とするところは、第1発明又は第2発明において、前記プレス成形工程は、前記一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部が予め定められた組み付け順となるように連結されたプレス部品一体成形品を、プレス成形するものである。
第4発明の要旨とするところは、(a)複数種類のプレス部品を一つの組立対象物に組み付ける組付方法に用いるプレス部品一体成形品であって、(b)前記一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部が、相互に分割可能に連結されており、(c)前記プレス部品一体成形品を構成するプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチにより連結されており、前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、(d)前記プレス部品一体成形品は、アルミニウム合金製であり、(e)前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値(Δt/t)は0.4以下であることにある。
発明の要旨とするところは、(a)複数種類のプレス部品を一つの組立対象物に組み付ける組付方法に用いるプレス部品一体成形品であって、(b)前記一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部が、相互に分割可能に連結されており、(c)前記プレス部品一体成形品を構成するプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチにより連結されており、前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、(f)前記プレス部品一体成形品は、冷間圧延鋼板製であり、(g)前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値(Δt/t)は0.2以下であることにある。
発明の要旨とするところは、第発明又は第発明において、前記プレス部品一体成形品は、前記複数種類のプレス部品が予め定められた組み付け順となるように連結されていることにある。
第1発明のプレス部品の組付方法によれば、プレス成形工程において、前記一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部が、相互に分割可能に連結したプレス部品一体成形品となるように、共通の金型を用いてプレス成形され、プレス部品搬送工程において、前記プレス部品一体成形品が箱詰めされた部品箱が前記組立対象物の組立場所へ搬送され、組付工程において、前記部品箱に箱詰めされた前記プレス部品一体成形品から前記プレス部品が分割され、前記組立対象物に組み付けられる。これにより、複数種類のプレス部品を分別して一種類毎に部品箱に箱詰めし、組立対象物の種類に応じて部品箱を選択して搬送する作業が不要となるので、製造コストの低減が充分に実現できる。
また、前記プレス部品一体成形品を構成するプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチを介して連結されており、前記組付工程では、前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、前記プレス部品一体成形品は、アルミニウム合金製であり、前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値は0.4以下である。これにより、前記V字状ノッチに曲げ荷重を与えて前記V字状ノッチの底壁に塑性変形を発生させる1回の予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの記予備曲げ操作より小さい曲げ荷重を与えて前記V字状ノッチの底壁を破断させる1回の分離曲げ操作とにより、プレス部品一体成形品からプレス部品が簡単な操作で分離されるので、組立対象物へプレス部品を組み付ける作業の能率が高められる。
第2発明のプレス部品の組付方法によれば、プレス成形工程において、前記一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部が、相互に分割可能に連結したプレス部品一体成形品となるように、共通の金型を用いてプレス成形され、プレス部品搬送工程において、前記プレス部品一体成形品が箱詰めされた部品箱が前記組立対象物の組立場所へ搬送され、組付工程において、前記部品箱に箱詰めされた前記プレス部品一体成形品から前記プレス部品が分割され、前記組立対象物に組み付けられる。これにより、複数種類のプレス部品を分別して一種類毎に部品箱に箱詰めし、組立対象物の種類に応じて部品箱を選択して搬送する作業が不要となるので、製造コストの低減が充分に実現できる。
また、前記プレス部品一体成形品を構成するプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチを介して連結されており、前記組付工程では、前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、前記プレス部品一体成形品は、冷間圧延鋼板製であり、前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値は0.2以下である。これにより、前記V字状ノッチに曲げ荷重を与えて前記V字状ノッチの底壁に塑性変形を発生させる1回の予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの記予備曲げ操作より小さい曲げ荷重を与えて前記V字状ノッチの底壁を破断させる1回の分離曲げ操作とにより、プレス部品一体成形品からプレス部品が簡単な操作で分離されるので、組立対象物へプレス部品を組み付ける作業の能率が高められる。
発明のプレス部品の組付方法によれば、前記プレス成形工程でプレス成形されたプレス部品一体成形品は、前記一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部が予め定められた組付け順となるように連結されている。これにより、プレス部品一体成形品から分離された順に、プレス成形を組立対象物に組み付けることができるので、組付作業の能率が高められるとともに、複数種類のプレス部品のうちにプレス部品同士が相互の形状が似ているものがあった場合でも、誤組付が防止される。
第4発明のプレス部品一体成形品によれば、一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部が、相互に分割可能に連結されているので、複数種類のプレス部品を一つの組立対象物に組み付けるに際して、複数種類のプレス部品を分別して一種類毎に部品箱に箱詰めし、組立対象物の種類に応じて部品箱を選択して搬送する作業が不要となるので、製造コストの低減が充分に実現できる。
また、前記プレス部品一体成形品を構成するプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチにより連結されており、前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、前記プレス部品一体成形品は、アルミニウム合金製であり、前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値(Δt/t)は0.4以下である。これにより、前記V字状ノッチに曲げ荷重を与えて前記V字状ノッチの底壁に塑性変形を発生させる1回の予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの前記予備曲げ操作より小さい曲げ荷重を与えて前記V字状ノッチの底壁を破断させる1回の分離曲げ操作とにより、プレス部品一体成形品からプレス部品が簡単な操作で分離されるので、組立対象物へプレス部品を組み付ける作業の能率が高められる。
第5発明のプレス部品一体成形品によれば、一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部が、相互に分割可能に連結されているので、複数種類のプレス部品を一つの組立対象物に組み付けるに際して、複数種類のプレス部品を分別して一種類毎に部品箱に箱詰めし、組立対象物の種類に応じて部品箱を選択して搬送する作業が不要となるので、製造コストの低減が充分に実現できる。
また、前記プレス部品一体成形品を構成するプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチにより連結されており、前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、前記プレス部品一体成形品は、冷間圧延鋼板製であり、前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値(Δt/t)は0.2以下である。これにより、前記V字状ノッチに曲げ荷重を与えて前記V字状ノッチの底壁に塑性変形を発生させる1回の予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの前記予備曲げ操作より小さい曲げ荷重を与えて前記V字状ノッチの底壁を破断させる1回の分離曲げ操作とにより、プレス部品一体成形品からプレス部品が簡単な操作で分離されるので、組立対象物へプレス部品を組み付ける作業の能率が高められる。
発明のプレス部品一体成形品によれば、前記プレス部品一体成形品は、前記複数種類のプレス部品が予め定められた組付け順となるように連結されている。これにより、一つの組立対象物に複数種類のプレス部品を組み付けるに際して、プレス部品一体成形品から分離された順に、プレス成形品を組立対象物に組み付けることができるので、組付作業の能率が高められるとともに、複数種類のプレス部品のうちにプレス部品同士が相互の形状が似ているものがあった場合でも、誤組付が防止される。
本発明の一実施例である、複数種類のプレス部品が連結されたプレス部品一体成形品を示す斜視図である。 図1のプレス部品一体成形品の第1プレス部品と第2プレス部品との間に設けられたV字状ノッチを説明する断面図である。 図1のプレス部品一体成形品の製造から組み付けまでの工程を説明する工程図である。 図1のプレス部品一体成形品から第1プレス部品を分離した状態を示す斜視図である。 図4のプレス部品一体成形品から第2プレス部品を分離した状態を示す斜視図である。 V字状ノッチの底壁内における応力挙動を説明する応力-歪み曲線を示す図である。 V字状ノッチの底壁内における応力挙動であって、V字状ノッチのプレス成形後の状態を示す図である。 V字状ノッチの底壁内における応力挙動であって、V字状ノッチの溝底壁を中心とする予備曲げ後の状態を示す図である。 V字状ノッチの底壁内における応力挙動であって、V字状ノッチの溝底壁を中心とする予備曲げとは反対向きの分離曲げ後の状態を示す図である。 V字状ノッチのを中心とする第1プレス部品と第2プレス部品との間の曲げ角度βを説明する図である。 4点曲げ試験における試験品の曲げ状態を説明する図である。 試験品A1~A16およびS1~16から得られたΔt/tと加工率PRおよび加工度PDとの関係を説明する図である。 冷間圧延鋼板SPCC製の試験品における、V字状ノッチの開き角αと最大曲げ荷重(N)及びノッチ断面積(mm)との関係を示す図である。 アルミニウム合金材A6000製の試験品における、V字状ノッチの開き角αと最大曲げ荷重(N)及びノッチ断面積(mm)との関係を示す図である。 冷間圧延鋼板SPCC製の試験品における、板厚tと最大曲げ荷重(N)及びノッチ断面積(mm)との関係を示す図である。 アルミニウム合金材A6000製の試験品における、板厚tと最大曲げ荷重(N)及びノッチ断面積(mm)との関係を示す図である。 冷間圧延鋼板SPCC製の試験品における、Δt/tと最大曲げ荷重(N)及びノッチ断面積(mm)との関係を示す図である。 アルミニウム合金材A6000製の試験品における、Δt/tと最大曲げ荷重(N)及びノッチ断面積(mm)との関係を示す図である。 アルミニウム合金材A6000製の試験品における、加工率PRと最大曲げ荷重(N)との関係を示す図である。 冷間圧延鋼板SPCC製の試験品における、加工率PRと最大曲げ荷重(N)との関係を示す図である。 アルミニウム合金材A6000製の試験品における、残厚Δtと最大曲げ荷重(N)との関係を示す図である。 冷間圧延鋼板SPCC製の試験品における、残厚Δtと最大曲げ荷重(N)との関係を示す図である。 試験品A9、A16、S10、S12の、破断面近傍のビッカース硬さの変化を示す図である。 V字状ノッチの他の態様を説明する断面図である。
本発明において、プレス部品一体成形品は、プレス金型を用いて金属製薄板に塑性加工された金属製品である。プレス部品一体成形品は、一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部が、相互に分割可能に連結したプレス部品一体成形品となるように、好適には、共通の金型を用いて一挙にプレス成形される。
本発明において、プレス部品一体成形品は、一つの組立対象物に組み付けるための予め定められた順序で、複数種類のプレス部品が連結される。複数種類のプレス部品は、相互に異なる形状であるが、同様の形状の部品が含まれいてもよい。
本発明において、プレス部品一体成形品を構成する複数種類のプレス部品は、1つのV字状ノッチを介して連結されてもよいし、一直線上に設けられた2つ以上のV字状ノッチで連結されていてもよい。また、プレス部品一体成形品およびそれを構成する複数のプレス部品は、必ずしも長手状でなくてもよく、複数のプレス部品は、幅方向に連結されていてもよい。
本発明において、プレス部品一体成形品を構成する複数種類のプレス部品は、一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの全部であってもよいが、一部であってもよい。
本発明において、プレス部品一体成形品を構成する複数種類のプレス部品は、2個であってもよいし、4個以上であってもよい。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において、図は説明のために適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の一実施例のであるプレス部品一体成形品10を示す斜視図である。プレス部品一体成形品10は、長手状を成し、V字状ノッチ12を介して長手方向に連結された複数個のプレス部品、本実施例では3個の第1プレス部品14、第2プレス部品16、及び第3プレス部品18から構成されている。
第1プレス部品14、第2プレス部品16、及び第3プレス部品18は、たとえば長さ14l、16l、18l、切欠き14c、16c、18c、取付穴14h、16h、18hについて相互に異なる形状、寸法、形成位置を有していて、図示しない一つの組立対象物に順次組み付けるために予め定められた組付け順となるように連結されている。すなわち、組立対象物に対して、第1プレス部品14を組み付け、次に第2プレス部品16を組み付け、さらに第3プレス部品18を組み付けるという予め定められた組付け順となるように、第1プレス部品14、第2プレス部品16、及び第3プレス部品18が長手方向に連結されている。
たとえば、組立対象物は、車両のドアであり,第1プレス部品14、第2プレス部品16、及び第3プレス部品18は、その車両のドアの内側に順次組み付けられて固定される。
V字状ノッチ12は、簡単な曲げ操作、たとえば後述の予備曲げ操作とその予備曲げ操作の反対向きの分離曲げ操作という往復操作で部品間を分割可能とするために、第1プレス部品14と第2プレス部品16との間、及び第2プレス部品16と第3プレス部品18との間に、同様の形状でそれぞれ設けられている。V字状ノッチ12は、プレス成形に際して形成された断面がV字状の溝であって、図2に示すように、たとえばアルミニウム合金や冷間圧延鋼板等の一定の厚みtを有する金属製板材の一面において、開き角α、残厚Δt、深さdを有している。残厚Δtとは、V字状ノッチ12の溝底壁20の幅方向中央の厚みすなわち最小厚みである。図2の破線は、溝底壁20の幅方向の中央において分割される予定の破断部位(破断面)を示している。
図3は、プレス部品一体成形品10の製造から組み付けまでの工程図を示している。図3において、プレス工程P1では、プレス部品一体成形品10がプレス金型によるプレス加工により一体成形される。箱詰め工程P2では、プレス成形されたプレス部品一体成形品10が、部品箱内に箱詰めされる。この部品箱内には、プレス部品一体成形品10だけが収容される。搬送工程P3では、部品箱が、必要に応じて部品倉庫を経て、組立ラインの所定の組み付け作業場所へ搬送される。組付工程P4では、先ず、図4に示すように、部品箱から取り出されたプレス部品一体成形品10の一端部にある第1プレス部品14が組立作業者により分割され、第1プレス部品14が組立対象物に組付けられる。次いで、図5に示すように、第2プレス部品16が組立作業者により第3プレス部品18から分割され、第2プレス部品16が上記組立対象物に組付けられる。そして、第3プレス部品18が上記組立対象物に組付けられる。なお、このような組付作業において、第1プレス部品14が組み付けられた後に、組み付けられた第1プレス部品14から残りの第2プレス部品16および第3プレス部品18が分離されてもよいし、第2プレス部品16が組み付けられた後に、組み付けられた第2プレス部品16から残りの第3プレス部品18が分割されてもよい。この場合には、片手で分割できるので作業性が一層高められる。
以下において、プレス部品一体成形品10に形成されたV字状ノッチ12の脆性分割メカニズムについて説明する。先ず、プレス工程P1の中でV字状ノッチ12が形成される過程で金属製板材が圧縮されるとき、V字状ノッチ12の溝底壁20には応力集中に基づく塑性歪みにより加工硬化が発生する。この加工硬化は金属の結晶粒界の破壊を生じ易くさせ、脆性破壊の感受性が高められる。そして、予備曲げによりV字状ノッチ12の溝底壁20は更なる加工硬化となり、続く予備曲げとは反対向きの分離曲げでは、バウシンガー効果により小さな曲げ荷重でV字状ノッチ12の溝底壁20が容易に分割される。
一般に、金属が塑性変形しているときには、内部では転移が運動し、転移は結晶粒界などに集積して応力場を形成するため、後続転移の運動を妨げる働きをするので、それが加工硬化の一因となると言われている。また、物体に弾性限界以上の応力を加えて永久歪みが発生した後、反対向きの応力を加えると、その弾性限界が非常に小さくなる現象がある。これがバウシンガー効果と称されている。
図6は、V字状ノッチ12の溝底壁20の加工硬化およびバウシンガー効果を説明する応力-歪み曲線である。負側の応力σは圧縮を、正側の応力σは引っ張りを示す。図6において、プレス成形によりV字状ノッチ12がプレス成形される過程で圧縮方向の応力σが最大応力-σbまで加えられると、0点からa点までに示すように降伏応力-σaに到達するまでは弾性変形し、圧縮方向の応力σが降伏応力-σaを超えると圧縮方向の最大応力-σbまでの間では、a点からb点に示されるように塑性変形し、溝底壁20には加工硬化が発生する。応力σが最大応力-σbから零に戻されると、b点からc点までに示すように歪みεが少し復帰する。このc点の状態で、プレス部品一体成形品10が組付工程P4へ搬送される。この後、予備曲げ操作により引張方向の時の応力σが加えられると、そのときの降伏応力σdは圧縮時の降伏応力が増加した分σ1(=σb-σa)だけ小さい値となってすぐに塑性変形となる。結果として、最初の圧縮方向の加工率(塑性歪み)が大きいほど、それとは逆の引張方向の降伏応力σdが低下する。つまり、バウシンガー効果が大きくなる。
図7から図9は、たとえば第1プレス部品14と第2プレス部品16との間のV字状ノッチ12において、プレス加工時、予備曲げ時、分離曲げ時の溝底壁20内の応力挙動状態を、それぞれ示している。プレス部品一体成形品10においてV字状ノッチ12のプレス成形後では、図6のd点の状態であるので、図7の実線で示す矢印に示すように、V字状ノッチ12の溝底壁20へ向かう方向の圧縮応力CSが残留している。
次に、プレス部品一体成形品10に対して、図10に示すように、V字状ノッチ12の溝底壁20を中心とする第1プレス部品14と第2プレス部品16との間の角度である曲げ角度βとした場合に、その曲げ角度βがたとえば90度に到達する予備曲げ操作が、白抜き矢印で示す方向M1に行なわれると、図8の破線で示す矢印に示すように、V字状ノッチ12の溝底壁20から離れる方向の引っ張り応力DSが溝底壁20の中立線よりも外側すなわちV字状ノッチ12側に作用し、亀裂C1が溝底壁20の中立線よりも外側に形成される。図8において、2点鎖線は、溝溝壁20の厚み方向の中立線を示している。
そして、予備曲げ操作後のプレス部品一体成形品10に対して、V字状ノッチ12の溝底壁20を中心とする第1プレス部品14と第2プレス部品16との分離曲げ操作が、白抜き矢印で示す方向M2にすなわち予備曲げとは反対方向に行なわれると、図9の破線で示す矢印に示すように、引っ張り応力DSが溝底壁20の中立線よりも外側すなわちV字状ノッチ12とは反対側に作用し、亀裂C2が溝底壁20の中立線よりも外側に形成される。これにより、既に形成されていた亀裂C1に新たな亀裂C2がつながって、プレス部品14とプレス部品16とは分離される。
本発明者等は、V字状ノッチ12の因子である、開き角α(°)、残厚Δt(mm)、板厚t(mm)、残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値(Δt/t)の、分割操作の操作荷重への影響を調べる試験を、表1に示す実験計画にしたがい、表2の冷間圧延鋼板SPCC製の試験品S1~S16と、表3のアルミニウム合金材A6000製の試験品A1~A16とを用意し、最大曲げ荷重の測定をそれぞれ行なった。各試験品は、長さ150mm×幅20mmの長手板の試験片である。
(表1)
A6000 SPCC
開き角α 板厚t Δt/t Δt/t
75 1 0.20 0.10
90 1.2 0.30 0.15
105 1.6 0.40 0.20
120 2 0.50 0.25
(表2)冷間圧延鋼板SPCC
試験品番号 開き角α 板厚t Δt/t
S1 75 1.0 0.1
S2 75 1.2 0.15
S3 75 1.6 0.2
S4 75 2.0 0.25
S5 90 1.0 0.15
S6 90 1.2 0.1
S7 90 1.6 0.25
S8 90 2.0 0.2
S9 105 1.0 0.2
S10 105 1.2 0.25
S11 105 1.6 0.1
S12 105 2.0 0.15
S13 120 1.0 0.25
S14 120 1.2 0.2
S15 120 1.6 0.15
S16 120 2.0 0.1
(表3)アルミニウム合金材A6000
試験品番号 開き角α 板厚t Δt/t
A1 75 1.0 0.2
A2 75 1.2 0.3
A3 75 1.6 0.4
A4 75 2.0 0.5
A5 90 1.0 0.3
A6 90 1.2 0.2
A7 90 1.6 0.5
A8 90 2.0 0.4
A9 105 1.0 0.4
A10 105 1.2 0.5
A11 105 1.6 0.2
A12 105 2.0 0.3
A13 120 1.0 0.5
A14 120 1.2 0.4
A15 120 1.6 0.3
A16 120 2.0 0.2
(最大曲げ荷重の測定方法)
速度 : 10mm/min
外(下)側支点間距離L1:72mm
内(上)側支点間距離L2:24mm
4点曲げ試験機 : INSTRON5582(LoadCell 1kN)
試験機から得られた4点曲げのFS線図の測定により、V字状ノッチの各因子と最大曲げ荷重との関係を調べる。図11は、各試験品の4点曲げ試験状態を示している。
加工によって減少した断面積の原断面積に対する割合を加工率PR(=(1-Δt/t)/2×100)と定義し、加工硬化の度合いを明確にするために板厚tを加味して、加工率PRに板厚tを掛けた値を加工度PDと定義したとき、Δt/tと加工率PRおよび加工度PDとの関係として、図12が得られる。図12から明らかないように、Δt/tによって加工率PRが決まるが、同じ加工率PRであっても、板厚tが大きい方が加工度PDが大きくなる。
図13は、冷間圧延鋼板SPCC製の試験品における、V字状ノッチの開き角αの最大曲げ荷重(N)への影響を示している。また、図14は、アルミニウム合金材A6000製の試験品における、V字状ノッチの開き角αの最大曲げ荷重(N)への影響を示している。図13および図14から明らかなように、残厚Δtと板厚tが一定の場合、開き角αの増大により加工度PDが大きくなるため、最大曲げ荷重が低下する傾向となる。
図15は、冷間圧延鋼板SPCC製の試験品における、板厚tの最大曲げ荷重(N)への影響を示している。また、図16は、アルミニウム合金材A6000製の試験品における、板厚tの最大曲げ荷重(N)への影響を示している。図15および図16から明らかなように、V字状ノッチの開き角αとΔt/tが一定の場合、板厚tの増大により、残厚ΔtとV字状ノッチ断面積とが共に大きくなるが、曲げ荷重に対する影響は残厚Δtの方が大きいため、最大曲げ荷重が増加する傾向となる。
図17は、冷間圧延鋼板SPCC製の試験品における、Δt/tの最大曲げ荷重(N)への影響を示している。また、図18は、アルミニウム合金材A6000製の試験品における、Δt/tの最大曲げ荷重(N)への影響を示している。図17および図18から明らかなように、V字状ノッチの開き角αと板厚tが一定の場合、Δt/tの増大により、最大曲げ荷重が増加する傾向となる。
図19は、アルミニウム合金材A6000製の試験品における、加工率PRの最大曲げ荷重(N)への影響を示している。また、図20は、冷間圧延鋼板SPCC製の試験品における、加工率PRの最大曲げ荷重(N)への影響を示している。図17および図18から明らかなように、加工率PRが大きくなるに伴って曲げ荷重(N)が小さくなる。加工率PRが同等のである場合は、板厚tが小さい方が残厚Δtが小さいので、最大曲げ荷重(N)が小さくなる。
図21は、アルミニウム合金材A6000製の試験品における、残厚Δtの最大曲げ荷重(N)への影響を示している。また、図22は、冷間圧延鋼板SPCC製の試験品における、残厚Δtの最大曲げ荷重(N)への影響を示している。図21および図22から明らかなように、残厚Δtの増加により最大曲げ荷重(N)が増加する。曲げ荷重に関しては、Δt/tの影響が最も大きく、次いで、板厚tの順になる。
次に、本発明者等は、加工度PDおよび加工率PRの最大曲げ荷重(N)への影響を調べるために、以下の試験方法を用い、表4に示す試験品A9、A16、S10、S12について硬さ測定した。
(硬さ測定方法)
マイクロビッカス硬さ試験機:株式会社フューチュアテック社製のFM300
試験荷重 : 100gf
荷重保持時間 : 10秒
(表4)試験品詳細
試験品 A9 A16 S10 S12
開き角度α(°) 105 120 105 105
板厚t(mm) 1.0 2.0 1.2 2.0
残厚Δt(mm) 0.4 0.4 0.3 0.3
加工率PR(%) 30 40 37.5 37.5
加工度PD 0.3 0.8 0.45 0.85
最大曲げ荷重(N) 31.71 27.40 71.00 57.30
(表5)硬さ測定結果
試験品 A9 A16 S10 S12
破断面からの距離
0.1mm 129.2 134.7 230.5 232.9
0.3mm 120.4 129.2 205.9 237.8
0.5mm 117.5 132.6 215.5 223.6
0.7mm 100.2 129.2 192.5 216.9
0.9mm 95.4 136.6 181.6 224.3
1.5mm 80.9 124.7 122.5 188.4
2.0mm 83.6 109.3 109.3 142.0
3.0mm - 86.4 - 129.6
図23は、破断面近傍のビッカース硬さの変化を示す図であって、表5をグラフ化したものである。図23に示すように、アルミニウム合金材A6000製の試験品および冷間圧延鋼板SPCC製の試験品は、共に、加工度PDが高いほど、ビッカース硬さが高い値を示している。また、残厚Δtが同じ場合には、加工度PDの高い方の最大曲げ荷重が小さくなっている。
(曲げ試験)
次に、本発明者等は、各試験品A1~A16およびS1~S16を用いて、曲げ角βが90となる予備曲げ操作を行ったときの、V字状ノッチ12の溝底壁20における亀裂C1の発生状況を光学顕微鏡を用いて観察した。その観察結果によれば、アルミニウム合金製の試験品A1~A16のすべてで、亀裂の存在が観察された。また、冷間圧延鋼板SPCC製の試験品S1~S16のうちの、加工度PDが0.65以上のものに、亀裂の存在が観察された。亀裂の存在が確認された試験品は、予備曲げ操作の後に、予備曲げ操作と反対向きの分離曲げ操作を1回行なうことにより試験品が分割された。予備曲げ操作で亀裂の存在が確認あれなかった試験品は、更なる1回の予備曲げおよび分離曲げが必要であった。
(分離可能試験)
さらに、本発明者等は、長さ150mm×幅20mmの長手板の試験片である各試験品(α=75°~120°)を用いて、軽く作業ができる値として設定した40N以下の操作荷重を用いて、30°から90°の予備曲げ操作が行なわれた後の分離曲げにより各試験品の分離可否を試験した。表6および表7はその測定結果を示す。
(表6)表内は冷間圧延鋼板SPCCを用いた場合の最小必要角度を示す。
Δt/t 0.1 0.15 0.2 0.25
加工率PR(%) 45.0 42.5 40.0 37.7
t1.0 75° 90° 100° ×
t1.2 90° 75° × ×
t1.6 105° 120° × ×
t2.0 × × × ×
(表7)表内はアルミニウム合金A6000を用いた場合の最小必要角度を示す。
Δt/t 0.2 0.3 0.4 0.5
加工率PR(%) 40.0 35.0 30.0 25.0
t1.0 75° 90° 105° ×
t1.2 90° 75° 120° ×
t1.6 105° × × ×
t2.0 120° × × ×
表6および表7から明らかなように、アルミニウム合金A6000製では、Δt/tが0.2~0.4の範囲、冷間圧延鋼板SPCC製ではΔt/tが0.1~0.2の範囲内で、好適な分離用の曲げ操作性が得られる。
上述のように、本実施例のプレス部品一体成形品10、或いはそれを用いた組付方法によれば、一つの組立対象物に組み付ける複数種類の第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18が、相互に分割可能に連結されているので、それら第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18を一つの組立対象物に組み付けるに際して、複数種類のプレス部品を分別して一種類毎に部品箱に箱詰めし、組立対象物の種類に応じて部品箱を選択して搬送する作業が不要となるので、製造コストの低減が充分に実現できる。具体的には、本実施例のプレス部品一体成形品10に関しては、部品数や部品保管スペースが1/3となって物流工数が大幅に低減する。また、3部品を一挙にプレス加工できるため、部品費用や金型費用も大幅に低減する。
また、本実施例のプレス部品一体成形品10、或いはそれを用いた組付方法によれば、プレス部品一体成形品10は、前記複数種類の第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18が予め定められた組付け順となるように連結されている。これにより、一つの組立対象物に複数種類の第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18を組み付けるに際して、プレス部品一体成形品10から分離された順に、プレス成形品を組立対象物に組み付けることができるので、組付作業の能率が高められるとともに、複数種類の第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18同士が相互の形状が似ているものがあった場合でも、誤組付が防止される。
また、本実施例のプレス部品一体成形品10、或いはそれを用いた組付方法によれば、そのプレス部品一体成形品10を構成する複数種類の第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18は、応力集中発生用のV字状ノッチ12により連結されており、V字状ノッチ12に曲げ荷重を与えてV字状ノッチ12の溝底壁20に塑性変形を発生させる予備曲げ操作と、V字状ノッチ12に予備曲げ操作とは反対向きの予備曲げ操作より小さな曲げ荷重を与えてV字状ノッチ12の溝底壁20を破断させる分離曲げ操作とにより、V字状ノッチ12を挟む一対のプレス部品が分離される。これにより、プレス部品一体成形品10から第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18が簡単な操作で分離されるので、組立対象物へ第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18を組み付ける作業の能率が高められる。
また、本実施例のプレス部品一体成形品10、或いはそれを用いた組付方法によれば、プレス部品一体成形品10は、アルミニウム合金製であり、V字状ノッチ12の残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、V字状ノッチ12の残厚Δtとプレス部品一体成形品10の板厚tの比の値(Δt/t)は0.4以下である。これにより、V字状ノッチ12に曲げ荷重を与えてV字状ノッチ12の溝底壁20に塑性変形を発生させる予備曲げ操作と、V字状ノッチ12に予備曲げ操作とは反対向きの予備曲げ操作より小さい曲げ荷重を与えてV字状ノッチ12の溝底壁20を破断させる分離曲げ操作とにより、プレス部品一体成形品10から第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18が簡単な操作で分離されるので、組立対象物へ第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18を組み付ける作業の能率が高められる。
また、本実施例のプレス部品一体成形品10、或いはそれを用いた組付方法によれば、プレス部品一体成形品10は、冷間圧延鋼板製であり、V字状ノッチ12の残厚をΔt、プレス部品一体成形品10の板厚をtとしたとき、V字状ノッチ12の残厚Δtとプレス部品一体成形品10の板厚tの比の値(Δt/t)は0.2以下である。これにより、V字状ノッチ12に曲げ荷重を与えてV字状ノッチ12の溝底壁20に塑性変形を発生させる予備曲げ操作と、V字状ノッチ12に予備曲げ操作とは反対向きの予備曲げ操作より小さい曲げ荷重を与えてV字状ノッチ12の溝底壁20を破断させる分離曲げ操作とにより、プレス部品一体成形品10から第1プレス部品14、第2プレス部品16、第3プレス部品18が簡単な操作で分離されるので、組立対象物へプレス部品を組み付ける作業の能率が高められる。
前述の実施例1のプレス部品一体成形品10では、第1プレス部品14と第2プレス部品16との間、および第2プレス部品16と3プレス部品18との間に設けられたV字状ノッチ12は、片面から形成されていたが、本実施例のプレス部品一体成形品110では、図24に示すように、V字状ノッチ112を両面から形成されている。このようなV字状ノッチ112でも、前述の実施例1と同様の作用効果が得られる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:プレス部品一体成形品
12:V字状ノッチ
14:第1プレス部品
16:第2プレス部品
18:第3プレス部品
20:溝底壁
P1:プレス工程
P2:箱詰め工程
P3:搬送工程
P4:組付工程



Claims (6)

  1. 複数のプレス部品を一つの組立対象物に組み付けるプレス部品の組付方法であって、
    前記一つの組立対象物に組み付ける前記複数のプレス部品のうちの一部又は全部を、相互に分割可能に連結したプレス部品一体成形品となるように、共通の金型を用いてプレス成形するプレス成形工程と、
    前記プレス部品一体成形品が箱詰めされた部品箱を前記組立対象物の組立場所へ搬送するプレス部品搬送工程と、
    前記部品箱に箱詰めされた前記プレス部品一体成形品から前記プレス部品を分割し、前記組立対象物に組み付ける組付工程とを、含み、
    前記プレス部品一体成形品を構成する前記複数のプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチを介して連結されており、
    前記組付工程では、前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、
    前記プレス部品一体成形品は、アルミニウム合金製であり、前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値は0.4以下である
    ことを特徴とするプレス部品の組付方法。
  2. 複数のプレス部品を一つの組立対象物に組み付けるプレス部品の組付方法であって、
    前記一つの組立対象物に組み付ける前記複数のプレス部品のうちの一部又は全部を、相互に分割可能に連結したプレス部品一体成形品となるように、共通の金型を用いてプレス成形するプレス成形工程と、
    前記プレス部品一体成形品が箱詰めされた部品箱を前記組立対象物の組立場所へ搬送するプレス部品搬送工程と、
    前記部品箱に箱詰めされた前記プレス部品一体成形品から前記プレス部品を分割し、前記組立対象物に組み付ける組付工程とを、含み、
    前記プレス部品一体成形品を構成する前記複数のプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチを介して連結されており、
    前記組付工程では、前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、
    前記プレス部品一体成形品は、冷間圧延鋼板製であり、前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値は0.2以下である
    ことを特徴とするプレス部品の組付方法。
  3. 前記プレス成形工程は、前記一つの組立対象物に組み付ける前記複数のプレス部品のうちの一部又は全部が予め定められた組み付け順となるように連結されたプレス部品一体成形品を、プレス成形する
    ことを特徴とする請求項1又は2のプレス部品の組付方法。
  4. 複数種類のプレス部品を一つの組立対象物に組み付ける組付方法に用いるプレス部品一体成形品であって、
    前記一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部が、相互に分割可能に連結されており、
    前記プレス部品一体成形品を構成する複数のプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチにより連結されており、
    前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、
    前記プレス部品一体成形品は、アルミニウム合金製であり、
    前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値(Δt/t)は0.4以下である
    ことを特徴とするプレス部品一体成形品。
  5. 複数種類のプレス部品を一つの組立対象物に組み付ける組付方法に用いるプレス部品一体成形品であって、
    前記一つの組立対象物に組み付ける複数種類のプレス部品のうちの一部又は全部が、相互に分割可能に連結されており、
    前記プレス部品一体成形品を構成する複数のプレス部品は、断面がV字状の溝であって加工硬化が溝底に発生させられたV字状ノッチにより連結されており、
    前記V字状ノッチに曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁にさらなる加工硬化を発生させる予備曲げ操作と、前記V字状ノッチに前記予備曲げ操作とは反対向きの曲げ応力を与えて前記V字状ノッチの底壁を脆性破壊により破断させる前記予備曲げ操作よりも小さな曲げ荷重の分離曲げ操作とにより、前記V字状ノッチを挟む一対のプレス部品が分離され、
    前記プレス部品一体成形品は、冷間圧延鋼板製であり、
    前記V字状ノッチの残厚をΔt、前記プレス部品一体成形品の板厚をtとしたとき、前記V字状ノッチの残厚Δtと前記プレス部品一体成形品の板厚tの比の値(Δt/t)は0.2以下である
    ことを特徴とするプレス部品一体成形品。
  6. 前記プレス部品一体成形品は、前記複数種類のプレス部品が予め定められた組み付け順となるように連結されている
    ことを特徴とする請求項4又は5のプレス部品一体成形品。
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