JP7073021B2 - 画面構成制御装置、画面構成制御方法及び画面構成制御プログラム - Google Patents

画面構成制御装置、画面構成制御方法及び画面構成制御プログラム Download PDF

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Description

本開示は、複数の表示コンテンツを含む画面における各表示コンテンツの表示位置を決定する技術に関する。
1つの画面に複数の表示コンテンツを表示するシステムがある。
例えば、BI(Business Inteligence)ツールは、企業に蓄積された膨大なデータから様々なグラフ等を生成する。そして、BIツールは、複数のグラフ等を1つの画面に表示する。1つの画面に複数のグラフ等を表示することにより、ユーザは複数のグラフに対する横断的な分析を行うことが可能である。
特許文献1には、車両のインストルメントパネルに表示された表示コンテンツのうち、長い間注視された表示コンテンツの表示位置を、運転者から見やすい位置に変更することが記載されている。
特開2016-84021号公報
1つの画面に複数の表示コンテンツを表示するシステムでは、ユーザが利用し易い位置に各表示コンテンツが表示されていない場合がある。
特許文献1に記載された技術では、長い間注視された表示コンテンツは運転者から見やすい位置に表示されるようになる。しかし、特許文献1に記載された技術では、複数の表示コンテンツが横断的に利用される場合における見やすさは考慮されていない。
本開示は、複数の表示コンテンツが横断的に利用される場合に、ユーザが見やすい表示位置に表示コンテンツを表示可能にすることを目的とする。
本開示に係る画面構成制御装置は、
視線の流れを示すシナリオ情報を取得するシナリオ取得部と、
複数の表示コンテンツそれぞれについて、ユーザが注視した時間である注視時間を計測する計測部と、
前記複数の表示コンテンツそれぞれについて、前記計測部によって計測された前記注視時間が長いほど、前記シナリオ取得部によって取得された前記シナリオ情報が示す視線の流れの上流側になるように、表示位置を決定する位置決定部と
を備える。
本開示では、複数の表示コンテンツそれぞれについて、注視時間が長いほど視線の流れの上流側になるように、表示位置を決定する。これにより、注視時間が長い表示コンテンツから順に視線が移動するような表示位置に各表示コンテンツが表示される。その結果、複数の表示コンテンツが横断的に利用される場合に、ユーザが見やすい表示位置に表示コンテンツを表示可能になる。
実施の形態1に係る画面構成制御装置10の構成図。 実施の形態1に係る事前準備処理のフローチャート。 実施の形態1に係るシナリオ情報の説明図。 実施の形態1に係るシナリオ情報の説明図。 実施の形態1に係るシナリオ記憶部31に記憶される情報を示す図。 実施の形態1に係る評価画面記憶部32に記憶される情報を示す図。 実施の形態1に係る表示位置決定処理のフローチャート。 実施の形態1に係る評価画面の説明図。 実施の形態1に係る評価画面の説明図。 実施の形態1に係る注視時間記憶部33に記憶される情報を示す図。 実施の形態1に係る確定画面記憶部34に記憶される情報を示す図。 実施の形態1に係る位置決定処理の説明図。 実施の形態1に係る位置決定処理の説明図。 変形例1に係る画面構成制御装置10の構成図。 実施の形態2に係る画面構成制御装置10の構成図。 実施の形態2に係る表示位置決定処理のフローチャート。 実施の形態2に係る確定画面記憶部34に記憶される情報を示す図。 実施の形態2に係る順序決定処理の説明図。 実施の形態3に係る画面構成制御装置10の構成図。 実施の形態3に係る表示位置決定処理のフローチャート。 実施の形態3に係るサイズ調整処理のフローチャート。 実施の形態3に係る配置レイアウトの説明図。 実施の形態3に係る確定画面記憶部34に記憶される情報を示す図。 実施の形態3に係るサイズ調整処理の説明図。 実施の形態3に係るサイズ調整処理の説明図。 実施の形態3に係るサイズ調整処理の説明図。 変形例4に係るサイズ調整処理のフローチャート。 変形例4に係る配置レイアウトの説明図。 変形例4に係る上限値特定処理のフローチャート。 変形例4に係るサイズ調整処理の説明図。 変形例4に係るサイズ調整処理の説明図。 変形例4に係るサイズ調整処理の説明図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係る画面構成制御装置10の構成を説明する。
画面構成制御装置10は、コンピュータである。画面構成制御装置10は、1つの画面に複数の表示コンテンツを表示する場合における、各表示コンテンツの表示位置を決定する。
画面構成制御装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信インタフェース14とのハードウェアを備える。プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
プロセッサ11は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ11は、具体例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ12は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ12は、具体例としては、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
ストレージ13は、データを保管する記憶装置である。ストレージ13は、具体例としては、HDD(Hard Disk Drive)である。また、ストレージ13は、SD(登録商標,Secure Digital)メモリカード、CF(CompactFlash,登録商標)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)といった可搬記録媒体であってもよい。
通信インタフェース14は、入力装置及び出力装置といった外部の装置と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース14は、具体例としては、Ethernet(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標,High-Definition Multimedia Interface)のポートである。
画面構成制御装置10は、機能構成要素として、シナリオ取得部21と、画面取得部22と、計測部23と、位置決定部24とを備える。画面構成制御装置10の各機能構成要素の機能はソフトウェアにより実現される。
ストレージ13には、画面構成制御装置10の各機能構成要素の機能を実現するプログラムが格納されている。このプログラムは、プロセッサ11によりメモリ12に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。これにより、画面構成制御装置10の各機能構成要素の機能が実現される。
また、ストレージ13は、シナリオ記憶部31と、評価画面記憶部32と、注視時間記憶部33と、確定画面記憶部34との機能を実現する。
図1では、プロセッサ11は、1つだけ示されていた。しかし、プロセッサ11は、複数であってもよく、複数のプロセッサ11が、各機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
***動作の説明***
図2から図13を参照して、実施の形態1に係る画面構成制御装置10の動作を説明する。
実施の形態1に係る画面構成制御装置10の動作手順は、実施の形態1に係る画面構成制御方法に相当する。また、実施の形態1に係る画面構成制御装置10の動作を実現するプログラムは、実施の形態1に係る画面構成制御プログラムに相当する。
実施の形態1に係る画面構成制御装置10の処理は、事前準備処理と、表示位置決定処理との2つに分けられる。
図2を参照して、実施の形態1に係る事前準備処理を説明する。
(図2のステップS11:シナリオ取得処理)
シナリオ取得部21は、1つ以上のシナリオ情報を取得する。
具体的には、画面構成制御装置10の管理者等によってシナリオ情報が入力される。シナリオ取得部21は、入力されたシナリオ情報を取得して、シナリオ記憶部31に書き込む。
シナリオ情報は、画面を見た場合における一般的な視線の流れを示す。一般的な視線の流れは、人間の視線は左上から右下に流れていくという「グーテンベルク・ダイヤグラム」と、人間の視線はZ字状に流れていくという「Zの法則」といった人間工学の理論に基づき定められる。
実施の形態1では、1つの画面に含まれる複数の表示コンテンツは、複数のコンテンツカテゴリに分類される。シナリオ情報は、コンテンツカテゴリ毎に、画面における表示領域を示す。コンテンツカテゴリ毎に、画面における表示領域が決められることにより、大まかな視線の流れが示される。
具体例としては、図3では、コンテンツカテゴリ1(概要メイン)の表示領域が画面の左側上段に配置され、コンテンツカテゴリ2(概要サブ)の表示領域が画面の左側下段に配置され、コンテンツカテゴリ3(詳細)の表示領域が画面の右側に配置されている。これにより、コンテンツカテゴリ1(概要メイン)が1番目であり、コンテンツカテゴリ2(概要サブ)が2番目であり、コンテンツカテゴリ3(詳細)が3番目であるという視線の流れが示されている。また、図4では、コンテンツカテゴリ4(概要1)の表示領域が画面の上段に配置され、コンテンツカテゴリ5(概要2)の表示領域が画面の中段に配置され、コンテンツカテゴリ6(詳細)の表示領域が画面の下段に配置されている。これにより、コンテンツカテゴリ4(概要1)が1番目であり、コンテンツカテゴリ5(概要2)が2番目であり、コンテンツカテゴリ6(詳細)が3番目であるという視線の流れが示されている。
また、シナリオ情報は、各コンテンツカテゴリの表示領域における視線の流れを示す。例えば、コンテンツカテゴリ1(概要)及びコンテンツカテゴリ3(詳細)の表示領域では、視線の流れが上から下と設定されている。また、コンテンツカテゴリ4(概要1)及びコンテンツカテゴリ5(概要2)の表示領域では、視線の流れが左から右と設定されている。また、コンテンツカテゴリ6(詳細)の表示領域では、視線の流れがZ字状と設定されている。
表示領域における視線の流れは、ユーザによって指定されてもよいし、表示領域のサイズ及び縦横比から自動的に決定されてもよい。自動的に決定される場合には、例えば、サイズが基準以下であり、縦長の表示領域については、視線の流れが上から下と設定される。また、例えば、サイズが基準以下であり、横長の表示領域については、視線の流れが左から右と設定される。また、例えば、サイズが基準以上である場合には、視線の流れはZ字状と設定される。
実施の形態1では、図5に示すように、シナリオ記憶部31にシナリオ情報が記憶される。つまり、シナリオ記憶部31には、シナリオ種別毎に、コンテンツカテゴリと、表示領域と、視線の流れと、コンテンツ種別とが記憶される。コンテンツ種別は、コンテンツカテゴリに含まれる表示コンテンツの種別である。コンテンツ種別は、記憶されなくてもよい。図5では、シナリオ種別がシナリオ1のレコードが、図3に示すシナリオ情報に対応している。また、シナリオ種別がシナリオ2のレコードが、図4に示すシナリオ情報に対応している。
なお、図5では、表示領域は、画面のサイズが1200×1920ピクセルであるとの前提の下、領域の左上のピクセルと右下のピクセルとで指定されている。画面のサイズが異なる場合には、表示領域のサイズも相対的に変更すればよい。
(図2のステップS12:評価画面取得処理)
画面取得部22は、1つ以上の画面を対象の画面として、対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれのサンプルを取得する。
具体的には、画面構成制御装置10の管理者等によって対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれのサンプルが入力される。画面取得部22は、入力されたサンプルを取得して、評価画面記憶部32に書き込む。
実施の形態1では、図6に示すように、対象の画面について、適用するシナリオが指定される。さらに、対象の画面について、コンテンツID(IDentifier)毎に、コンテンツカテゴリと、表示コンテンツのサンプルとが指定される。また、コンテンツID毎に、表示コンテンツの種別であるコンテンツ種別が指定されてもよい。
画面取得部22は、対象の画面に対して仮画面IDを割り当て、指定された情報を評価画面記憶部32に書き込む。図6では、評価画面記憶部32には、仮画面IDがG01である画面と、仮画面IDがG02である画面との情報が書き込まれている。
なお、シナリオ記憶部31及び評価画面記憶部32にコンテンツ種別が記憶される場合には、評価画面記憶部32にコンテンツカテゴリが記憶されなくても、コンテンツ種別に基づきコンテンツカテゴリを特定することが可能である。例えば、図6におけるコンテンツIDがB_G01の表示コンテンツは、コンテンツ種別がメイングラフである。そのため、図5に示すシナリオ記憶部31からコンテンツ種別にメイングラフが含まれるコンテンツカテゴリを特定することにより、コンテンツIDがB_G01の表示コンテンツのコンテンツカテゴリを特定することが可能である。
図7を参照して、実施の形態1に係る表示位置決定処理を説明する。
(図7のステップS21:評価画面表示処理)
計測部23は、1つ以上の画面から選択した1つの画面を対象の画面として、図2のステップS12で取得された対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツを並べた評価画面を表示する。
具体的には、計測部23は、対象の画面についての情報を評価画面記憶部32から読み込む。計測部23は、読み込まれた情報から適用するシナリオを特定する。計測部23は、読み込まれた情報に含まれる各コンテンツIDを対象のコンテンツIDとして、対象のコンテンツIDについてのサンプルを、対象のコンテンツIDのコンテンツカテゴリの表示領域に表示する。計測部23は、同じコンテンツカテゴリのコンテンツIDが複数存在する場合には、先に処理対象となったコンテンツIDについてのサンプルから順に、表示領域における視線の流れの上流側に配置する。この際、計測部23は、サンプルのサイズを、事前に定められた基準サイズとする。
コンテンツカテゴリの表示領域と、表示領域における視線の流れとは、適用するシナリオとコンテンツカテゴリとに基づき、シナリオ記憶部31を検索することにより取得される。
具体例としては、図6の仮画面IDがG01である画面が対象の画面の場合には、図8に示すように評価画面が表示される。
つまり、コンテンツカテゴリ1(概要メイン)のコンテンツIDがB_G01のサンプルは、コンテンツカテゴリ1(概要メイン)の表示領域に表示される。コンテンツカテゴリ2(概要サブ)のコンテンツIDがG_S01のサンプル及びG_S02のサンプルは、コンテンツカテゴリ2(概要サブ)の表示領域に表示される。コンテンツカテゴリ3(詳細)のコンテンツIDがB_G11のサンプルとB_G12のサンプルとB_H01のサンプルとは、コンテンツカテゴリ3(詳細)の表示領域に表示される。
ここでは、図6の上の行から順に処理対象とされ、コンテンツカテゴリ2(概要サブ)に関しては、G_S01のサンプルがG_S02のサンプルよりも視線の流れの上流側に配置されている。また、コンテンツカテゴリ3(詳細)に関しては、B_G11のサンプルが最も上流側に配置され、B_G12のサンプルが次に上流側に配置され、B_H01のサンプルが最も下流側に配置されている。
また、図6の仮画面IDがG02である画面が対象の画面の場合には、図9に示すように評価画面が表示される。
つまり、コンテンツカテゴリ4(概要1)のコンテンツIDがB_S11のサンプル及びB_S12のサンプルは、コンテンツカテゴリ4(概要1)の表示領域に表示される。コンテンツカテゴリ5(概要2)のコンテンツIDがB_G02のサンプルは、コンテンツカテゴリ5(概要2)の表示領域に表示される。コンテンツカテゴリ6(詳細)のコンテンツIDがB_H02のサンプルとB_H03のサンプルとB_B01のサンプルとは、コンテンツカテゴリ6(詳細)の表示領域に表示される。
この際、図6の上の行から順に処理対象とされ、コンテンツカテゴリ4(概要1)に関しては、B_S11のサンプルがB_S12のサンプルよりも視線の流れの上流側に配置されている。また、コンテンツカテゴリ6(詳細)に関しては、B_H02のサンプルが最も上流側に配置され、B_H03のサンプルが次に上流側に配置され、B_B01のサンプルが最も下流側に配置されている。
(図7のステップS22:計測処理)
計測部23は、対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれについて、ユーザが注視した時間である注視時間を計測する。計測部23は、図10に示すように、計測された注視時間を注視時間記憶部33に書き込む。
具体的には、1人以上のユーザにステップS21で表示された評価画面を参照させ、対象の画面を用いた作業をさせる。計測部23は、対象の画面を用いた作業が実施されている際のユーザの視線を検出し、対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツのサンプルそれぞれについてユーザが注視した時間を計測する。そして、計測部23は、各ユーザが注視した時間の平均時間又は合計時間を注視時間として注視時間記憶部33に書き込む。
ユーザの視線を検出する方法としては、ユーザに視線検出用の眼鏡といったウェアラブル端末を装着させる方法と、カメラによりユーザを撮影して得られた画像から検出する方法といった方法を用いることが可能である。
(図7のステップS23:位置決定処理)
位置決定部24は、対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれについて、ステップS22で計測された注視時間が長いほど、対象の画面についてのシナリオ情報が示す視線の流れの上流側になるように、表示位置を決定する。対象の画面についてのシナリオ情報は、適用するシナリオに基づき、シナリオ記憶部31を検索することにより取得される。実施の形態1では、位置決定部24は、複数の表示コンテンツそれぞれについて、注視時間が長いほど、属するコンテンツカテゴリの表示領域において上流側になるように、表示位置を決定する。なお、位置決定部24は、注視時間が短いほど、視線の流れの下流側になるように、表示位置を決定することで、注視時間が長いほど、視線の流れの上流側になるように表示するようにしてもよい。
そして、位置決定部24は、図11に示すように、対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれについて、表示位置を示す情報を確定画面記憶部34に書き込む。実施の形態1では、表示位置は、視線の流れの上流側からの表示順序である。この際、位置決定部24は、対象の画面に確定画面IDを割り当てる。
図10に示すように、複数の表示コンテンツそれぞれについての注視時間が計測されたとする。
この場合には、図8に示す評価画面は、図12に示すように変更される。
つまり、コンテンツカテゴリ2(概要サブ)に関して、G_S02の表示コンテンツの方がG_S01の表示コンテンツよりも注視時間が長い。そのため、コンテンツカテゴリ2(概要サブ)の表示領域において、G_S02の表示コンテンツがG_S01の表示コンテンツより視線の流れの上流側になるように、表示位置が変更される。
同様に、コンテンツカテゴリ3(詳細)に関して、注視時間は、長い方から順に、B_G12の表示コンテンツ、B_H01の表示コンテンツ、B_G11の表示コンテンツである。そのため、コンテンツカテゴリ3(詳細)の表示領域において、B_G12の表示コンテンツ、B_H01の表示コンテンツ、B_G11の表示コンテンツの順に視線の流れの上流側から並べられる。
また、図9に示す評価画面は、図13に示すように変更される。
つまり、コンテンツカテゴリ4(概要1)に関して、B_S12の表示コンテンツの方がB_S11の表示コンテンツよりも注視時間が長い。そのため、コンテンツカテゴリ4(概要1)において、B_S12の表示コンテンツがB_S11の表示コンテンツよりも視線の流れの上流側になるように、表示位置が変更される。
同様に、コンテンツカテゴリ6(詳細)に関して、注視時間は、長い方から順に、B_H03の表示コンテンツ、B_B01の表示コンテンツ、B_H02の表示コンテンツである。そのため、コンテンツカテゴリ6(詳細)において、B_H03の表示コンテンツ、B_B01の表示コンテンツ、B_H02の表示コンテンツの順に視線の流れの上流側から並べられる。
(図7のステップS24:残り画面判定処理)
計測部23は、ステップS21で選択されていない画面が残っているか否かを判定する。
計測部23は、残っている場合には、処理をステップS21に戻して、新たな画面を選択する。一方、位置決定部24は、残っていない場合には、処理を終了する。
***実施の形態1の効果***
以上のように、実施の形態1に係る画面構成制御装置10は、1つの画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれについて、注視時間が長いほど視線の流れの上流側になるように、表示位置を決定する。これにより、注視時間が長い表示コンテンツから順に視線が移動するような表示位置に各表示コンテンツが表示される。その結果、複数の表示コンテンツが横断的に利用される場合に、ユーザが見やすい表示位置に表示コンテンツを表示可能になる。
特に、実施の形態1に係る画面構成制御装置10は、コンテンツカテゴリ毎に表示領域を指定させることにより、複数の表示コンテンツそれぞれについての大まかな表示位置を決定する。これにより、例えば、概要の後に詳細が見られるといったように、大まかにユーザが見る順序が制御される。
そして、実施の形態1に係る画面構成制御装置10は、コンテンツカテゴリ毎に、注視時間が長いほど、そのコンテンツカテゴリの表示領域において上流側になるように、そのコンテンツカテゴリの表示コンテンツの表示位置を決定する。これにより、1つのコンテンツカテゴリにおいては、注視時間が長いものから順にみられるように、ユーザが見る順序が制御される。
***他の構成***
<変形例1>
実施の形態1では、各機能構成要素がソフトウェアで実現された。しかし、変形例1として、各機能構成要素はハードウェアで実現されてもよい。この変形例1について、実施の形態1と異なる点を説明する。
図14を参照して、変形例1に係る画面構成制御装置10の構成を説明する。
各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、画面構成制御装置10は、プロセッサ11とメモリ12とストレージ13とに代えて、電子回路15を備える。電子回路15は、各機能構成要素と、メモリ12と、ストレージ13との機能とを実現する専用の回路である。
電子回路15としては、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)が想定される。
各機能構成要素を1つの電子回路15で実現してもよいし、各機能構成要素を複数の電子回路15に分散させて実現してもよい。
<変形例2>
変形例2として、一部の各機能構成要素がハードウェアで実現され、他の各機能構成要素がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサ11とメモリ12とストレージ13と電子回路15とを処理回路という。つまり、各機能構成要素の機能は、処理回路により実現される。
実施の形態2.
実施の形態2は、複数の画面がある場合に、画面の表示順序を決定する点が実施の形態1と異なる。実施の形態2では、この異なる点を説明して、同一の点については説明を省略する。
***構成の説明***
図15を参照して、実施の形態2に係る画面構成制御装置10の構成を説明する。
画面構成制御装置10は、機能構成要素として、順序決定部25を備える点が図1に示す画面構成制御装置10と異なる。順序決定部25は、他の機能構成要素と同様に、ソフトウェア又はハードウェアによって実現される。
***動作の説明***
図16及び図18を参照して、実施の形態2に係る画面構成制御装置10の動作を説明する。
実施の形態2に係る画面構成制御装置10の動作手順は、実施の形態2に係る画面構成制御方法に相当する。また、実施の形態2に係る画面構成制御装置10の動作を実現するプログラムは、実施の形態2に係る画面構成制御プログラムに相当する。
図16を参照して、実施の形態2に係る表示位置決定処理を説明する。
ステップS31からステップS34の処理は、図7のステップS21からステップS24の処理と同じである。但し、ステップS34では、ステップS31で選択されていない画面が残っていない場合には、処理がステップS35に進められる。
ここでは、ステップS31では、複数の画面が順に対象の画面に選択されたものとする。
(図16のステップS35:評価値計算処理)
順序決定部25は、ステップS31で選択された各画面を対象の画面として、対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれについての注視時間から、対象の画面の評価値を計算する。
具体的には、順序決定部25は、対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれについての注視時間を合計して、対象の画面の評価値とする。あるいは、順序決定部25は、対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれについての注視時間を合計した時間を、対象の画面に含まれる表示コンテンツの数で除して、対象の画面の評価値としてもよい。その他、順序決定部25は、何らかの重み付けを行うといった処理により、対象の画面の評価値を計算してもよい。
(図16のステップS36:順序決定処理)
順序決定部25は、ステップS35で計算された評価値が高いほど表示順序が前になるように、複数の画面の表示順序を決定する。
実施の形態2では、複数の画面は、複数の画面カテゴリに分類されている。順序決定部25は、複数の画面カテゴリそれぞれを対象の画面カテゴリとして、評価値が高いほど表示順序が前になるように、対象の画面カテゴリに属する画面の表示順序を決定する。順序決定部25は、図17に示すように、表示順序を示す情報を確定画面記憶部34に書き込む。
具体例としては、図18に示すように、画面カテゴリが概要説明である複数の画面(画面Aから画面D)と、画面カテゴリが詳細説明である複数の画面(画面Eから画面G)とがあるとする。そして、概要説明の画面の後に、詳細説明の画面が表示されるようになっているとする。
この場合には、概要説明の複数の画面について評価値に基づき表示順序が決定され、詳細説明の複数の画面について評価値に基づき表示順序が決定される。そして、概要説明の複数の画面が決定された表示順序で表示された後に、詳細説明の複数の画面が決定された表示順序で表示されることになる。
***実施の形態2の効果***
以上のように、実施の形態2に係る画面構成制御装置10は、注視時間に基づき計算された各画面の評価値に基づき、複数の画面の表示順序を決定する。これにより、ユーザが見たいと考えられる画面から表示されることになり、ユーザが効率的に作業を進めることが可能である。
BIツールでは、多数の画面が生成される場合がある。しかし、実際にユーザが必要が画面がそのうち一部である場合がある。この場合には、ユーザは必要が画面を探すことになるが、ユーザが見たいと考えられる画面から順に表示されるため、必要な画面を効率的に特定可能である。
***他の構成***
<変形例3>
順序決定部25は、評価値が基準値未満の画面については、表示対象から除外してもよい。これにより、ユーザがほとんど見なかった画面が表示されないことになり、ユーザがより効率的に作業を進めることが可能である。
実施の形態3.
実施の形態3は、表示コンテンツのサイズを変更する点が実施の形態1,2と異なる。実施の形態3では、この異なる点を説明して、同一の点については説明を省略する。
実施の形態3では、実施の形態1に機能を追加した場合を説明する。しかし、実施の形態2に機能を追加することも可能である。
***構成の説明***
図19を参照して、実施の形態3に係る画面構成制御装置10の構成を説明する。
画面構成制御装置10は、機能構成要素として、サイズ調整部26を備える点が図1に示す画面構成制御装置10と異なる。サイズ調整部26は、他の機能構成要素と同様に、ソフトウェア又はハードウェアによって実現される。
***動作の説明***
図20から図25を参照して、実施の形態3に係る画面構成制御装置10の動作を説明する。
実施の形態3に係る画面構成制御装置10の動作手順は、実施の形態3に係る画面構成制御方法に相当する。また、実施の形態3に係る画面構成制御装置10の動作を実現するプログラムは、実施の形態3に係る画面構成制御プログラムに相当する。
図20を参照して、実施の形態3に係る表示位置決定処理を説明する。
ステップS41からステップS43の処理は、図7のステップS21からステップS23の処理と同じである。ステップS45の処理は、図7のステップS24の処理と同じである。
(図20のステップS44:サイズ調整処理)
サイズ調整部26は、コンテンツカテゴリ毎に、注視時間が長い表示コンテンツから順に対象の表示コンテンツとして、対象の表示コンテンツのサイズを制約条件の下で最大化する。
図21を参照して、実施の形態3に係るサイズ調整処理を説明する。
(図21のステップS51:コンテンツ特定処理)
サイズ調整部26は、対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツのうち、注視時間が長い表示コンテンツから順に対象の表示コンテンツとして特定する。
(図21のステップS52:比率特定処理)
サイズ調整部26は、対象の表示コンテンツが縦横比固定のコンテンツであるか否かを特定する。
サイズ調整部26は、縦横比固定のコンテンツである場合には、縦横比を特定する。表示コンテンツが縦横比固定のコンテンツである場合には、図2のステップS12で表示コンテンツのサンプルとともに縦横比が入力されるようにする。そして、サイズ調整部26は、図2のステップS12で入力された縦横比を取得することにより、縦横比を特定する。
(図21のステップS53:制約条件特定処理)
サイズ調整部26は、制約条件を特定する。
制約条件には、表示領域と、配置済領域と、コンテンツ数と、配置レイアウトと、占有領域上限とが含まれる。表示領域は、対象の表示コンテンツが属するコンテンツカテゴリの表示領域である。配置済領域は、表示領域のうち、先に対象になった表示コンテンツが配置された領域である。コンテンツ数は、対象の表示コンテンツが属するコンテンツカテゴリに属する表示コンテンツの数である。配置レイアウトは、表示領域における視線の流れを示す情報である。占有領域上限は、表示領域のうち1つの表示コンテンツによって占有される領域の上限である。占有領域上限は、事前に設定される。
配置レイアウトは、図22に示すように、表示領域における視線の流れに沿って、コンテンツ数が示す数の表示コンテンツを配置した場合のレイアウトを示す情報であってもよい。この場合には、視線の流れ及びコンテンツ数毎のレイアウトを事前に設定しておく必要がある。
(図21のステップS54:最大化処理)
サイズ調整部26は、ステップS53で特定された制約条件の下で、対象の表示コンテンツを最大化する。そして、図23に示すように、サイズ調整部26は、最大化された後の対象の表示コンテンツの表示位置及びサイズを確定画面記憶部34に書き込む。実施の形態3では、表示位置は表示コンテンツの左上のピクセルである。
(図21のステップS55:残りコンテンツ判定処理)
サイズ調整部26は、ステップS51で選択されていない表示コンテンツが残っているか否かを判定する。
サイズ調整部26は、残っている場合には、処理をステップS21に戻して、新たな表示コンテンツを選択する。一方、サイズ調整部26は、残っていない場合には、処理を終了する。
図24から図26を参照して、図6のコンテンツカテゴリ6(詳細)に属する表示コンテンツについてのサイズ調整処理を説明する。
ステップS51では、注視時間が最も長いB_H03の表示コンテンツが選択される。ステップS52では、B_H03の表示コンテンツは縦横比が固定であり、縦横比が2:3であることが特定される。なお、ここでは、B_H03の表示コンテンツは基準サイズが200×300であったとする。ステップS53では、制約条件として、図24に示す条件が特定される。そして、ステップS54で、図24に示すように、B_H03の表示コンテンツが400×600に拡大される。その後、ステップS55を経てステップS51に処理が戻される。
ステップS51では、次に注視時間が長いB_B01の表示コンテンツが選択される。ステップS52では、B_B01の表示コンテンツは縦横比が固定でないことが特定される。ステップS53では、制約条件として、図25に示す条件が特定される。そして、ステップS54で、図25に示すように、B_B01の表示コンテンツが700×1320に拡大される。その後、ステップS55を経てステップS51に処理が戻される。
ステップS51では、注視時間が最も短いB_H02の表示コンテンツが選択される。ステップS52では、B_H02の表示コンテンツは縦横比が固定であり、縦横比が2:3であることが特定される。なお、ここでは、B_G12の表示コンテンツは基準サイズが200×300であったとする。ステップS53では、制約条件として、図26に示す条件が特定される。そして、ステップS54で、図26に示すように、B_H02の表示コンテンツが300×450に拡大される。その後ステップS55を経て処理が終了する。
***実施の形態3の効果***
以上のように、実施の形態3に係る画面構成制御装置10は、表示コンテンツのサイズを変更する。これにより、ユーザが見たいと考えられる表示コンテンツを大きく表示して、ユーザの利便性を高くすることが可能である。
***他の構成***
<変形例4>
実施の形態3では、占有領域上限等の制約条件の下で表示コンテンツが最大化された。この場合には、縦横比固定の表示コンテンツがあるような場合に、効率的に表示コンテンツを配置できない可能性がある。そこで、サイズ調整部26は、次のように表示コンテンツのサイズを調整してもよい。
図27を参照して、変形例4に係るサイズ調整処理を説明する。
(図27のステップS61:制約条件特定処理)
サイズ調整部26は、制約条件を特定する。
制約条件には、表示領域と、コンテンツ数と、配置レイアウトとが含まれる。
(図27のステップS62:概算配置特定処理)
サイズ調整部26は、ステップS61で特定された制約条件の下で、対象の画面に含まれる各表示コンテンツの概ねの配置を特定する。
具体的には、サイズ調整部26は、配置レイアウトに従い、各表示コンテンツを配置することにより、各表示コンテンツの概ねの配置を特定する。この際、サイズ調整部26は、配置レイアウトに従い配置した場合に、仮に一部の表示コンテンツが画面内に収まらない場合であっても、各表示コンテンツのサイズは変更しない。
図28に示すように、配置レイアウトは、(1)上から下に配置するレイアウトと、(2)左から右に配置するレイアウトと、(3)Z字状に配置するレイアウトと等がある。(3)のZ字状に配置するレイアウトの場合には、表示領域の縦横比と、コンテンツ数とによって効果的な配置が異なる。そのため、表示領域の縦横比及びコンテンツ数に応じて複数のレイアウトが事前に設定される。
(図27のステップS63:サイズ特定処理)
サイズ調整部26は、対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツのうち、注視時間が長い表示コンテンツから順に対象の表示コンテンツとして、対象の表示コンテンツのサイズを特定する。そして、サイズ調整部26は、対象の表示コンテンツのサイズを特定されたサイズに変更する。
具体的には、対象の表示コンテンツの縦方向及び横方向のそれぞれについて図29に示す上限値特定処理を実行することにより、サイズ調整部26は、対象の表示コンテンツの縦方向及び横方向のそれぞれのサイズの上限値を特定する。そして、対象の表示コンテンツの縦横比が固定の場合には、サイズ調整部26は、縦方向及び横方向が上限値に収まり、かつ、固定された縦横比となるサイズであって、最大のサイズを、対象の表示コンテンツのサイズとして特定する。一方、対象の表示コンテンツの縦横比が固定されていない場合には、サイズ調整部26は、縦方向及び横方向それぞれを上限値としたサイズを、対象の表示コンテンツのサイズとして特定する。
図29を参照して、変形例4に係る上限値特定処理を説明する。
ここでは、縦方向及び横方向のそれぞれを対象として処理が実行される
(図29のステップS71:残り長さ特定処理)
サイズ調整部26は、対象の方向の残りの長さを特定する。
具体的には、サイズ調整部26は、表示領域の対象の方向の長さから、既に上限値が決定された表示コンテンツについての対象の方向の上限値を減算して、対象の方向の残りの長さを特定する。
(図29のステップS72:他コンテンツ判定処理)
サイズ調整部26は、対象の方向に並べて配置される表示コンテンツが残っているか否かを判定する。つまり、サイズ調整部26は、対象の方向に並べて配置される表示コンテンツであって、未だ上限値が特定されていない表示コンテンツがあるか否かを判定する。
サイズ調整部26は、表示コンテンツが残っている場合には、残りの表示コンテンツ数を特定した上で、処理をステップS73に進める。一方、サイズ調整部26は、表示コンテンツが残っていない場合には、処理をステップS74に進める。
(図29のステップS73:第1上限値設定処理)
サイズ調整部26は、以下の式1により、対象の方向の上限値を計算する。
(式1)
上限値=ステップS71で特定された残りの長さ/(ステップS72で特定された残りの表示コンテンツ数+1)×調整パラメータ
調整パラメータは、注視時間が長い表示コンテンツのサイズを大きくするためのパラメータであり、1よりも大きい値が設定される。例えば、調整パラメータは、1.2である。
(図29のステップS74:第2上限値設定処理)
サイズ調整部26は、ステップS71で特定された残りの長さを、対象の方向の上限値として設定する。
図30及び図31を参照して具体例を説明する。
表示領域が縦700×横1920であり、コンテンツ数が3であり、配置レイアウトがZ字状であったとする。また、調整パラメータは、1.2であったとする。また、注視時間は、表示コンテンツ1、表示コンテンツ2、表示コンテンツ3の順に長いとする。すると、図27のステップS62で図30に示すように概ねの配置が決定される。
そして、表示コンテンツ1から順に対象の表示コンテンツとして、図29に示す処理が実行される。まず、表示コンテンツ1の縦方向の上限値が特定される。ステップS71では、表示領域の縦方向のサイズ700がそのまま残り長さとして特定される。そして、縦方向に並べて表示される表示コンテンツはないので、ステップS74で残り長さ700が上限値として特定される。次に、表示コンテンツ1の横方向の上限値が特定される。ステップS71では、表示領域の横方向のサイズ1920がそのまま残り長さとして特定される。そして、横方向に並べて表示される表示コンテンツは1つなので、ステップS73で「1920/(1+1)×1.2=1152」が上限値として特定される。
次に、表示コンテンツ2の縦方向の上限値が特定される。ステップS71では、表示領域の縦方向のサイズ700がそのまま残り長さとして特定される。そして、縦方向に並べて表示される表示コンテンツは1つなので、ステップS73で「700/(1+1)×1.2=420」が上限値として特定される。次に、表示コンテンツ2の横方向の上限値が特定される。ステップS71では、表示領域の横方向のサイズ1920から、表示コンテンツ1の横方向の上限値1152を減算して、768が残り長さとして特定される。そして、横方向に並べて表示される表示コンテンツはないので、ステップS74で残り長さ768が上限値として特定される。
次に、表示コンテンツ3の縦方向の上限値が特定される。ステップS71では、表示領域の縦方向のサイズ700から表示コンテンツ2の縦方向の上限値420を減算して、280が残り長さとして特定される。そして、縦方向に並べて表示される表示コンテンツはないので、ステップS74で残り長さ280が上限値として特定される。次に、表示コンテンツ3の横方向の上限値が特定される。ステップS71では、表示領域の横方向のサイズ700から表示コンテンツ1の横方向の上限値1152を減算して、768が残り長さとして特定される。そして、横方向に並べて表示される表示コンテンツはないので、ステップS74で残り長さ768が上限値として特定される。
図6のコンテンツカテゴリ6(詳細)に属するB_H03が図30及び図31のコンテンツ1であり、B_B01が図30及び図31のコンテンツ2であり、B_H02が図30及び図31のコンテンツ3であるとする。また、B_H03の表示コンテンツは縦横比が2:3で固定であり、B_B01の表示コンテンツは縦横比が固定でなく、B_H02の表示コンテンツは縦横比が2:3で固定であるとする。
この場合には、図32に示すように、B_H03については、縦方向の上限値700及び横方向の上限値1152に収まり、かつ、固定された縦横比2:3となる最大のサイズ「縦700×横1050」がB_H03のサイズとして特定される。B_B01については、縦横比が固定でないので、縦方向の上限値420及び横方向の上限値768がそのままB_B01のサイズとして特定される。B_H02については、縦方向の上限値280及び横方向の上限値768に収まり、かつ、固定された縦横比2:3となる最大のサイズ「縦280×横420」がB_H03のサイズとして特定される。
なお、図32に示された通り、コンテンツ2であるB_B01の横方向にはスペースがある。図32では、B_B01の横方向の上限値768がそのまま採用された。しかし、B_B01は、縦横比が固定でないため、空いているスペースの分だけB_B01を横方向に拡大してもよい。
以上、本開示の実施の形態及び変形例について説明した。これらの実施の形態及び変形例のうち、いくつかを組み合わせて実施してもよい。また、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施してもよい。なお、本開示は、以上の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 画面構成制御装置、11 プロセッサ、12 メモリ、13 ストレージ、14 通信インタフェース、15 電子回路、21 シナリオ取得部、22 画面取得部、23 計測部、24 位置決定部、25 順序決定部、26 サイズ調整部、31 シナリオ記憶部、32 評価画面記憶部、33 注視時間記憶部、34 確定画面記憶部。

Claims (6)

  1. 複数の表示コンテンツが分類された複数のコンテンツカテゴリそれぞれについて、画面における表示領域と、前記表示領域における視線の流れとを示すシナリオ情報を取得するシナリオ取得部と、
    前記複数の表示コンテンツそれぞれを対象として、前記複数のコンテンツカテゴリのうち対象の表示コンテンツが属するコンテンツカテゴリについての表示領域であって前記シナリオ情報が示す表示領域に前記対象の表示コンテンツを表示して、前記複数の表示コンテンツそれぞれについてユーザが注視した時間である注視時間を計測する計測部と、
    前記複数の表示コンテンツそれぞれについて、前記計測部によって計測された前記注視時間が長いほど、属するコンテンツカテゴリの表示領域において前記シナリオ情報が示す視線の流れの上流側になるように、表示位置を決定する位置決定部と
    前記注視時間が長い表示コンテンツから順に対象の表示コンテンツとして、他の表示コンテンツに対して決定済の表示領域と重ならないという条件と、表示領域が占有領域上限以下であるという条件とを含む制約条件の下で、前記位置決定部によって決定された表示位置において前記対象の表示コンテンツのサイズを最大化して表示領域を決定するサイズ調整部と
    を備える画面構成制御装置。
  2. 前記計測部は、複数の画面それぞれを対象の画面として、前記対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれについて、前記注視時間を計測し、
    前記位置決定部は、前記複数の画面それぞれを対象の画面として、前記対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれについて、前記表示位置を決定する
    請求項1に記載の画面構成制御装置。
  3. 前記計測部は、前記対象の画面に含まれる複数の表示コンテンツそれぞれについての前記注視時間から、前記対象の画面の評価値を計算し、
    前記画面構成制御装置は、さらに、
    前記評価値が高いほど表示順序が前になるように、複数の画面の表示順序を決定する順序決定部
    を備える請求項2に記載の画面構成制御装置。
  4. 前記複数の画面は、複数の画面カテゴリに分類され、
    前記順序決定部は、前記複数の画面カテゴリそれぞれを対象の画面カテゴリとして、前記評価値が高いほど表示順序が前になるように、前記対象の画面カテゴリに属する画面の表示順序を決定する請求項3に記載の画面構成制御装置。
  5. シナリオ取得部が、複数の表示コンテンツが分類された複数のコンテンツカテゴリそれぞれについて、画面における表示領域と、前記表示領域における視線の流れとを示すシナリオ情報を取得し、
    計測部が、前記複数の表示コンテンツそれぞれを対象として、前記複数のコンテンツカテゴリのうち対象の表示コンテンツが属するコンテンツカテゴリについての表示領域であって前記シナリオ情報が示す表示領域に前記対象の表示コンテンツを表示して、前記複数の表示コンテンツそれぞれについてユーザが注視した時間である注視時間を計測し、
    位置決定部が、前記複数の表示コンテンツそれぞれについて、前記注視時間が長いほど、属するコンテンツカテゴリの表示領域において前記シナリオ情報が示す視線の流れの上流側になるように、表示位置を決定し、
    前記注視時間が長い表示コンテンツから順に対象の表示コンテンツとして、他の表示コンテンツに対して決定済の表示領域と重ならないという条件と、表示領域が占有領域上限以下であるという条件とを含む制約条件の下で、前記表示位置において前記対象の表示コンテンツのサイズを最大化して表示領域を決定する画面構成制御方法。
  6. 複数の表示コンテンツが分類された複数のコンテンツカテゴリそれぞれについて、画面における表示領域と、前記表示領域における視線の流れとを示すシナリオ情報を取得するシナリオ取得処理と、
    前記複数の表示コンテンツそれぞれを対象として、前記複数のコンテンツカテゴリのうち対象の表示コンテンツが属するコンテンツカテゴリについての表示領域であって前記シナリオ情報が示す表示領域に前記対象の表示コンテンツを表示して、前記複数の表示コンテンツそれぞれについてユーザが注視した時間である注視時間を計測する計測処理と、
    前記複数の表示コンテンツそれぞれについて、前記計測処理によって計測された前記注視時間が長いほど、属するコンテンツカテゴリの表示領域において前記シナリオ情報が示す視線の流れの上流側になるように、表示位置を決定する位置決定処理と
    前記注視時間が長い表示コンテンツから順に対象の表示コンテンツとして、他の表示コンテンツに対して決定済の表示領域と重ならないという条件と、表示領域が占有領域上限以下であるという条件とを含む制約条件の下で、前記位置決定処理によって決定された表示位置において前記対象の表示コンテンツのサイズを最大化して表示領域を決定するサイズ調整処理と
    を行う画面構成制御装置としてコンピュータを機能させる画面構成制御プログラム。
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