JP7071293B2 - 端末、システム、及びプリアンブル送信方法 - Google Patents

端末、システム、及びプリアンブル送信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置に関連するものである。
LTE(Long Term Evolution)では、ユーザ装置が基地局と接続を確立する場合、あるいは再同期を行う場合等に、ランダムアクセス(RA : Random Access)が行われる(非特許文献1)。
また、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、5Gと呼ばれる無線通信方式の検討が進んでいる。5Gでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術の検討が行われている。5GではLTEと異なる無線技術が採用される可能性が高いことから、3GPPでは、5Gをサポートする無線ネットワークを新たな無線ネットワーク(NewRAT:New Radio Access Network)と呼ぶことで、LTEをサポートする無線ネットワークと区別している。なお、NewRATは、NRと呼んでもよい。
5Gでは、LTEと同様の低い周波数帯から、LTEよりも更に高い周波数帯までの幅広い周波数を使用することが想定されている。特に、高周波数帯では伝搬ロスが増大することから、それを補うために、ビーム幅の狭いビームフォーミングを適用することが検討されている。
3GPP TS 36.321 V14.0.0 (2016-09)
ビームフォーミングを適用して信号を送信する場合、基地局又はユーザ装置は、ビーム探索(beam sweeping)等を行うことで、通信相手側で受信品質が良好になるように送信ビーム(Tx-beam)の方向を決定することが考えられる。同様に、ビームフォーミングを適用して信号を受信する場合も、基地局又はユーザ装置は、通信相手側からの受信品質が良好になるように受信ビーム(Rx-beam)の方向を決定することが考えられる。
ここで、NRにおいても、LTEでのランダムアクセス手順と同様のランダムアクセス手順が行われることが想定される。ただし、NRでは、ランダムアクセス手順においても上記のようなビームフォーミングを適用することが検討されている。
しかしながら、ランダムアクセス手順でビームフォーミングを適用する場合において、例えば、ユーザ装置が複数の基地局側送信ビームを検出した場合に、どの基地局側送信ビームに対するRA preambleを基地局に通知するか等について、従来技術では明らかではない。従来技術では、ビームフォーミングを適用する無線通信システムにおいて、ランダムアクセス手順を適切に実行することができない可能性がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザ装置と基地局を有する無線通信システムにおいて、ビームフォーミングが適用されるランダムアクセス手順を適切に実行することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、 基地局から受信する複数の同期信号ブロックのうちの少なくとも1つの同期信号ブロックの受信電力を測定する受信部と、
前記基地局からRRC信号により受信した閾値よりも大きい受信電力の同期信号ブロックを選択し、選択した同期信号ブロックに対応する第1のリソースを決定し、当該第1のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、
前記送信部は、前記第1のリソースを用いたプリアンブル送信に対する再送を、受信電力が前記閾値よりも大きな同期信号ブロックに対応する第2のリソースを使用して行う
端末が提供される。
開示の技術によれば、ユーザ装置と基地局を有する無線通信システムにおいて、ビームフォーミングが適用されるランダムアクセス手順を適切に実行することを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成図である。 ランダムアクセス手順の例を説明するための図である。 基地局20から送信されるビームを説明するための図である。 RA preambleの送信方法を説明するための図である。 ユーザ装置10が複数の基本ブロードキャスト情報/SSを受信できた場合における動作例を説明するための図である。 実施例1を説明するための図である。 閾値を基地局20からユーザ装置10に通知する場合のシーケンス図である。 閾値の適用方法の例を説明するための図である。 再送において閾値を適用する場合の例を説明するための図である。 実施例2においてRAR windowを時間方向で分ける場合の例を説明するための図である。 実施例2においてRAR windowを周波数方向で分ける場合の例を説明するための図である。 実施例2において共通のRAR windowを使用する場合の例を説明するための図である。 ユーザ装置10の機能構成の一例を示す図である。 基地局20の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ装置10及び基地局20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
本実施の形態の無線通信システムが動作するにあたっては、適宜、既存技術を使用できる。ただし、当該既存技術は例えば既存のLTEであるが、既存のLTEに限られない。また、本明細書で使用する「LTE」は、特に断らない限り、LTE-Advanced、及び、LTE-Advanced以降の方式(例:5G)を含む広い意味を有するものとする。
また、以下で説明する実施の形態では、既存のLTEで使用されているランダムアクセス、RA preamble、RAR、メッセージ1~4、RAR window、SIB、その他の用語を使用しているが、これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。
また、本実施の形態では、LTEで規定されているランダムアクセス手順をベースとするランダムアクセス手順を例として取り挙げている。しかし、本発明の適用先は、当該ランダムアクセス手順に限らない。本発明は、ランダムアクセス手順以外の通信手順にも適用可能である。
また、ビームに紐付けられた基本ブロードキャスト情報/SSを選択することと、当該ビームを選択することとは同義と考えてよい。
以下の説明において、実施例1、2を説明するが、実施例1、2の説明の前に、実施例1、2の前提となる技術としての基本例を説明する。実施例1、2は、基本例に対する改善策として説明される。
(基本例)
<システム全体構成>
図1に本実施の形態に係る無線通信システムの構成図を示す。本実施の形態に係る無線通信システムは、図1に示すように、ユーザ装置10、及び基地局20を含む。図1には、ユーザ装置10、及び基地局20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
ユーザ装置10は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置であり、基地局20に無線接続し、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。基地局20は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置10と無線通信する通信装置である。ユーザ装置10と基地局20はいずれも、ビームフォーミングを行って信号の送受信を行うことが可能である。
本実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよい。
また、以下の説明において、送信ビームを用いて信号を送信することは、プリコーディングベクトルが乗算された(プリコーディングベクトルでプリコードされた)信号を送信することと同義である。同様に、受信ビームを用いて信号を受信することは、所定の重みベクトルを受信した信号に乗算することと同義である。また、送信ビームを用いて信号を送信することは、特定のアンテナポートで信号を送信することと表現されてもよい。同様に、受信ビームを用いて信号を受信することは、特定のアンテナポートで信号を受信することと表現されてもよい。アンテナポートとは、3GPPの規格で定義されている論理アンテナポートを指す。なお、送信ビーム及び受信ビームの形成方法は、上記の方法に限られるわけではない。例えば、複数アンテナを備えるユーザ装置10/基地局20において、それぞれのアンテナの角度を変える方法を用いてもよいし、プリコーディングベクトルを用いる方法とアンテナの角度を変える方法を組み合わせる方法を用いてもよいし、その他の方法を用いてもよい。
以下、基地局20からの信号送信に用いられるビームをBS送信ビームと呼び、基地局20が信号受信に用いるビームをBS受信ビームと呼び、ユーザ装置10からの信号送信に用いられるビームをUE送信ビームと呼び、ユーザ装置10が信号受信に用いるビームをUE受信ビームと呼ぶ。
<ランダムアクセス手順について>
図2を参照して、本実施の形態におけるランダムアクセス手順の例を説明する。本実施の形態では、一例として、LTEでのランダムアクセス手順と同様のランダムアクセス手順(非特許文献1)を実行することとしている。ただし、ランダムアクセス手順における信号の送受信において、ユーザ装置10と基地局20はそれぞれ、送信ビーム及び受信ビームを適用する。なお、一部の信号送受信がオムニ送信/受信となってもよい。
基地局20は、beam sweepingを行って、BS送信ビーム毎に基本ブロードキャスト情報、及び同期信号(SS:synchronization signal、以下、SSと記載する)を、それぞれの所定の周期で送信している(ステップS101)。基本ブロードキャスト情報と同期信号の送信周期は同じでもよいし、異なっていてもよい。また、後述するSIB(System Information Block)も、BS送信ビーム毎に所定の周期で送信される。SIBを「システム情報」と称しても良い。基本例では、SIBの送信周期は、基本ブロードキャスト情報及び同期信号の送信周期よりも長く、SIBのサイズは、基本ブロードキャスト情報と同期信号のいずれのサイズよりも大きい。
BS送信ビームのイメージを図3に示す。図3の例では、A、B、Cの3つのBS送信ビームが示されている。3つのBS送信ビームのそれぞれにおいて、基本ブロードキャスト情報、SS、SIB等が送信される。beam sweepingでは、例えば、時間毎(例:シンボル毎)にBS送信ビームが切り替えられる。
基本ブロードキャスト情報は、例えば、PBCHで送信される基本的なシステム情報(LTEでのMIBに相当)である。SSは、例えば、P-SSとS-SSの2種類の信号(符号系列)を有する。P-SSは、例えば、シンボルタイミング同期等を目的とする信号であり、S-SSは、例えば、無線フレーム同期等を目的とする信号である。
ユーザ装置10は、あるBS送信ビームにより、基本ブロードキャスト情報、又は、SS、又は、「基本ブロードキャスト情報及びSS」を受信することにより当該BS送信ビームを識別することができる。BS送信ビームを識別するとは、例えば、当該BS送信ビームの識別子(ID)を検出することである。BS送信ビームのIDがアンテナポート番号であってもよい。例えば、BS送信ビームのIDは、基本ブロードキャスト情報に含まれることとしてもよいし、SSに含まれることとしてもよい。また、BS送信ビームのIDが、基本ブロードキャスト情報又はSSが送信されるリソース(時間及び/又は周波数のリソース)に対応付けられており、ユーザ装置10は、基本ブロードキャスト情報又はSSを受信したリソースによりBS送信ビームを識別してもよい。
P-SS、S-SS、基本ブロードキャスト情報のいずれかを含んだブロックをSSブロック(SS-block)と呼ぶこととしてもよい。ユーザ装置10は、基地局20から送信されるSSブロックを受信できたこと(SSブロックの内容を把握できたこと)が、当該SSブロックに紐付けられたBS送信ビームを識別できたことである、としてもよい。この場合、例えば、ユーザ装置10は、受信したSSブロックの内容、もしくはSSブロックを受信したリソースからBS送信ビームのIDを識別する。
SSブロックのリソースとBS送信ビームとが紐付いている場合、ユーザ装置10が識別する「BS送信ビームのID」は、BS送信ビーム用に割り当てられるID(これを「beam ID」とする)である必要はない。例えば、上記のSSブロックの時間位置(例:シンボルインデックス)が、BS送信ビームに紐付けられているとともに、RA preambleを送信するために使用するリソースであるRACHリソースサブセットと紐付けられる。この場合、この時間位置(例:シンボルインデックス)が「BS送信ビームのID」と考えることができる。この場合、ユーザ装置10は、上記のSSブロックの時間位置(例:シンボルインデックス)を認識するだけでよい。また、この場合、例えば、beam IDは基本ブロードキャスト情報に含まれることとしてもよい。
また、SSブロックのリソースとBS送信ビームとが紐付いているとは、例えば、BS送信ビームAとBS送信ビームBがある場合に、ある時間単位の周期で、毎回、シンボルAで同じBS送信ビームAが使用され、シンボルBで同じBS送信ビームBが使用される、ということである。
また、SSブロックのリソースとBS送信ビームとが紐付いていない場合には、例えば、基地局20がユーザ装置10に対して基本ブロードキャスト情報にbeam IDを含めて送信し、ユーザ装置10は、基本ブロードキャスト情報により送信されるbeam IDを読み取ることで、BS送信ビームを識別する。
本実施の形態における技術は、上記の2パターンのどちらにも適用可能である。図2のステップS102において、ユーザ装置10は、ステップS101において受信できた基本ブロードキャスト情報及び/又はSS(これを「基本ブロードキャスト情報/SS」と表記する)のBS送信ビームに対応するリソース(これをRACHリソースサブセットと呼ぶ)を用いて、RA preamble(Message1)を送信する。
基地局20は、RA preambleを検出すると、その応答であるRA response(RAR、Message2)をユーザ装置10に送信する(ステップS103)。RA responseを受信したユーザ装置10は、所定の情報を含むMessage3を基地局20に送信する(ステップS104)。Message3は、例えば、RRC connection requestである。
Message3を受信した基地局20は、Message4(例:RRC connection setup)をユーザ装置10に送信する。ユーザ装置10は、上記の所定の情報がMessage4に含まれていることを確認すると、当該Message4が、上記のMessage3に対応する自分宛てのMessage4であることを認識し、ランダムアクセス手順を完了する。一方、Message4においてユーザ装置10が所定の情報を確認できなかった場合は、ランダムアクセスの失敗と見なし、再度RA preambleの送信から手順を実行する。
<RA preambleの送信方法について>
上記のステップS102におけるRA preambleの送信方法の例をより詳細に説明する。
本実施の形態では、ユーザ装置10は、基地局20からbeam sweepingを適用して送信された複数の基本ブロードキャスト情報/SSのうち、受信できた基本ブロードキャスト情報/SSを選択する。これは、受信できた基本ブロードキャスト情報/SSを送信するBS送信ビームを選択することと同じである。ここでの「受信できた」とは、例えば、良い受信品質で受信できたことであるが、これに限られない。
本実施の形態では、基地局20からのBS送信ビームと、ユーザ装置10からRA preambleを送信するための使用するリソースであるRACHリソースサブセットとが対応付けられている。ユーザ装置10は、選択したBS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットを用いてRA preambleを送信する。
一例として、図4には、ユーザ装置10側のRACHリソースサブセットとしてA、B、Cが示されている。RACHリソースサブセットA、B、Cはそれぞれ、例えば、図3に示したようなBS送信ビームA、B、Cに対応する。なお、図4は、複数のRACHリソースサブセットが時間方向で分けられることにより、各BS送信ビームと対応付けられているが、これは一例に過ぎない。複数のRACHリソースサブセットが周波数方向で分けられることにより、各BS送信ビームと対応付けられてもよいし、複数のRACHリソースサブセットが時間・周波数の単位で分けられることにより、各BS送信ビームと対応付けられてもよい。
図4の例では、ユーザ装置10が、BS送信ビームBで送信される基本ブロードキャスト情報/SSを受信できた場合を示しており、ユーザ装置10は、BS送信ビームBに対応するRACHリソースサブセットBでRA preambleを送信する。
基地局20は、ユーザ装置10から受信したRA preambleのリソースに基づき、ユーザ装置10において受信された基本ブロードキャスト情報/SS(BS送信ビーム)を決定できる。図4の例の場合、基地局20は、RACHリソースサブセットBによりRA preambleを受信するので、RACHリソースサブセットBに対応するBS送信ビームBが、ユーザ装置10により受信可能な適切なBS送信ビームであると判断できる。例えば、その後のユーザ装置10への信号送信において当該BS送信ビームBを使用することができる。なお、図4において、基地局20側でE、F、Gで示したビームは、BS受信ビームを示すものであり、この例では、図示するように、基地局20が受信側のbeam sweepingを行っていることを示している。
また、図4には、RAR windowが示される。本実施の形態では、既存のLTEと同様に、RA preambleを送信したユーザ装置10が、RAR windowで示される所定時間内に、RA responseを監視し、RA responseを受信しない場合に、ランダムアクセス失敗であると判断する。ただし、これは一例であり、RA responseの受信成否判定処理として、既存のLTEと異なる処理を行うこととしてもよい。
図4の例は、ユーザ装置10が1つのBS送信ビームにより基本ブロードキャスト情報/SSを受信できた場合を示している。あるいは、図4の例は、ユーザ装置10が複数のBS送信ビームで基本ブロードキャスト情報/SSを受信でき、当該複数のBS送信ビームのうち、基本ブロードキャスト情報/SSを最も良く受信できた(例:受信品質が最良の)1つのBS送信ビームを選択した場合を示している。
ユーザ装置10が複数のBS送信ビームで基本ブロードキャスト情報/SSを受信できた場合において、ユーザ装置10は、複数のBS送信ビームのそれぞれに対応する複数のRACHリソースサブセットを用いてRA preambleを送信することとしてもよい。複数のRACHリソースサブセットを用いてRA preambleを送信することにより、ダイバーシティ効果が得られる。
例えば、基本ブロードキャスト情報/SSを同程度に良好な受信品質で受信できた複数のBS送信ビームがある場合に、ユーザ装置10は、これら複数のBS送信ビームを選択し、当該複数のBS送信ビームに対応する複数のRACHリソースサブセットのそれぞれでRA preambleを送信する。これにより、基地局20は、真に最適なBS送信ビームを検出できる可能性がある。また、複数のRACHリソースサブセット間で、UE送信ビーム及び/又はBS受信ビームが異なることが考えられるので、基地局20は、最適なビームでRA preambleを受信できる可能性がある。
図5は、一例として、ユーザ装置10が、BS送信ビームB、Cに対応するRACHリソースサブセットB、Cを用いてRA preambleを送信する場合を示している。なお、複数のRACHリソースサブセットのそれぞれでRA preambleを送信する場合、RA preambleの内容(系列)は、複数のRACHリソースサブセット間で同一でもよいし、異なっていてもよい。
<RACHリソースサブセットを通知する方法について>
本実施の形態では、基地局20が、ユーザ装置10に対し、BS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットを示す情報を送信する。ユーザ装置10は、当該情報に基づき、受信した基本ブロードキャスト情報/SSのBS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットを知ることができる。一例として、ユーザ装置10が、BS送信ビームAに対応するRACHリソースサブセットとして、RACHリソースサブセットAを示す情報を基地局20から受信した場合において、ユーザ装置10が、BS送信ビームAを選択してRA preambleを送信する場合には、ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットAを用いてRA preambleを送信する。
基地局20からユーザ装置10に通知される「RACHリソースサブセットを示す情報」は、当該RACHリソースサブセットの時間・周波数リソースを示す情報(例:リソースインデックス)でもよいし、当該RACHリソースサブセットの時間リソース(時間位置)を示す情報であってもよいし、その他の情報であってもよい。
例えば、上記の情報は、BS送信ビーム毎に、BS送信ビームにより送信されるSIBを用いて通知される。また、あるBS送信ビームにより送信されるSIBの中に他のBS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットの情報が含まれていてもよい。
<複数のRA preambleを送信することについて>
基地局20との接続を迅速に行う観点からは、ユーザ装置10は、検出できた複数の基本ブロードキャスト情報/SSのそれぞれに紐づくRACHリソースサブセットを用いて、自由に複数のRA preambleを送信することが考えられる。しかし、その場合、ユーザ装置10は、適切な受信品質で受信できていない基本ブロードキャスト情報/SSに紐づけられたRACHリソースサブセットを用いてRA preambleを送信する可能性がある。
例えば、ユーザ装置10が2つのSSを受信し、それらの受信品質に大幅な差がある場合、悪い受信品質のSSに対応するRACHリソースサブセットで送信されるRA preambleは、基地局20側で受信に成功する確率が低いと考えられる。また、当該RA preambleは、UE送信ビーム及びBS受信ビームの適切さの観点で見た場合に有用でない可能性が高い。また、このように有用でないRA preamble送信をすることにより、周囲に干渉をまき散らすことになる。また、仮に受信品質の悪い方に対応するRA preambleが基地局20により受信され、その後の処理も継続される場合、BS送信ビームが適切でない可能性が高いために、以降の通信の性能が劣化する可能性がある。
特にBS/UE beam correspondenceがある、つまり、BS/UE側でchannel reciprocityが利用可能であるケースでは影響がより顕著と考えられる。
(実施例の概要)
そこで、以下で説明する実施例では、BS送信ビームの受信品質に関する閾値を設け、基本的に、ユーザ装置10は、ユーザ装置10におけるBS送信ビームの受信品質が閾値よりも良い場合に、当該BS送信ビームに対応付けられたRACHリソースサブセットを使用してRA preambleを送信する。
上記の受信品質は特定のものに限られない。例えば、受信品質は、ユーザ装置10が基地局20から受信する所望信号の受信電力、干渉と受信電力との比(受信電力/干渉、いわゆるSNR)、又は、「干渉+ノイズ」と受信電力との比(受信電力/(干渉+ノイズ)、いわゆるSINR))である。また、受信品質が、該当BS送信ビームに関するパスロスであってもよい。上記の所望信号は、例えば、対象とするBS送信ビームにより送信される基本ブロードキャスト情報/SS、参照信号、もしくは、データ信号である。
上記のように、受信品質として、受信電力、もしくは受信電力を分子にもつ値を使用する場合、受信品質の値が大きければ受信品質は良い。一方、受信品質としてパスロスを使用する場合、パスロスの値が小さければ受信品質は良い。すなわち、使用する受信品質の種類に応じて、受信品質(の値)が大きいほど受信品質が良い場合と、受信品質(の値)が小さいほど受信品質がよい場合がある。
なお、本実施の形態において、「より大きい」、「より小さい」をそれぞれ「以上」、「以下」に置き換えてもよい。
以下、説明の便宜上、受信品質は、例えば受信電力のように、その値が大きいほど良いものとして説明する。値が小さいほど良くなる受信品質については、以下の説明で「大きい」と「小さい」とを置き換えればよい。また、これらを包含する表現として、「受信品質が閾値よりも良い」という表現を用いる場合もある。
以下、閾値を使用する種々の例を実施例1として説明する。また、実施例1を前提とするRAR windowに関するバリエーションについて、実施例2として説明する。実施例1、2の説明においては、これまでに説明した基本例の技術に対する改善部分(つまり、変更部分)を説明している。従って、特に説明をしない場合には、基本的には基本例が適用される。
(実施例1)
上記のように、本実施例では、BS送信ビームの受信品質に関する閾値を設け、基本的に、ユーザ装置10は、ユーザ装置10におけるBS送信ビームの受信品質が所定の条件を満たす場合に、当該BS送信ビーム(基本ブロードキャスト情報/SS)に対応付けられたRACHリソースサブセットを使用してRA preambleを送信する。所定の条件の具体例は以下で説明するが、所定の条件は以下の例に限られない。
一例として、所定の条件は、受信品質が閾値よりも大きいことである。例えば、閾値がTHであるとした場合において、図5に示すBS送信ビームBでの受信品質XがTHよりも大きく、BS送信ビームCの受信品質YがTHよりも小さい場合には、ユーザ装置10は、BS送信ビームBに対応付けられたRACHリソースサブセットを使用してRA preambleを送信する。
例えば、ユーザ装置10は、上記の閾値を、検出できた全てのBS送信ビームに関して適用する。また、検出できた複数のBS送信ビームにおける受信品質を受信品質の良い順に並べた場合に、N番目に良い受信品質以降の受信品質のBS送信ビームに関してのみ閾値を適用することとしてもよい。例えば、上述した図5の例において、X>Yとし、Nを2とすると、ユーザ装置10は、BS送信ビームCにみについて閾値を適用する。つまり、2番目に良いBS送信ビームCのみについて閾値を適用する。
また、BS送信ビーム毎に閾値が異なっていてもよい。例えば、図5の例において、BS送信ビームBでの受信品質Xに関してTH1を使用し、BS送信ビームCでの受信品質Xに関してTH2を使用する。BS送信ビーム毎に閾値を異ならせる場合、例えば、受信品質が大きいほど、大きな閾値を使用する。
閾値は、上記のように受信品質との比較に直接に用いる値(これを「直接比較閾値」と呼ぶ)であってもよいし、相対値(これを「相対閾値」と呼ぶ)であってもよい。相対値としての閾値については、例えば、複数のBS送信ビームにおける受信品質のうちの最大の受信品質から判断対象のBS送信ビームにおける受信品質を引いた差分と相対閾値とを比較し、差分が相対閾値よりも小さい場合に、ユーザ装置10は、判断対象のBS送信ビームに対応付けられたRACHリソースサブセットを使用してRA preambleを送信することができると判断する。
この場合の例を図6を参照して説明する。図6の例では相対閾値を3とする。例えば、ユーザ装置10は、BS送信ビームBにより送信される基本ブロードキャスト情報/SSの受信品質をXと測定し、BS送信ビームCにより送信される基本ブロードキャスト情報/SSの受信品質をYと測定する。X>Yであり、BS送信ビームBにより送信される基本ブロードキャスト情報/SSの受信品質が最大である。ユーザ装置10は、BS送信ビームBに対応付けられたRACHリソースサブセットを使用してRA preambleを送信する。また、ユーザ装置10は、(X-Y)を3と比較し、(X-Y)<3であれば、BS送信ビームCに対応付けられたRACHリソースサブセットを使用してRA preambleを送信する。
なお、上記の例で、1つ目のRA preambleに関して、直接比較閾値を適用してもよい。
また、同時に送信できるRA preambleの数(つまり、同時に使用できるRACHリソースサブセットの数)に上限値を設けてもよい。なお、ここでの「同時」とは、「同時」と見なせる時間幅を意味する。
例えば、直接比較閾値を用いる場合に、上限値として3が与えられた場合において、受信品質が直接比較閾値よりも大きなBS送信ビームが4つあったとしても、同時に送信できるRA preambleの数は3である。この場合、例えば、4つの中で最も受信品質が最悪のBS送信ビームに対するRA preambleが送信されない。
また、例えば、図6を参照して説明した相対閾値を使用する場合において、最大受信品質と(最大受信品質‐相対閾値)との間の受信品質を持つBS送信ビームがN個(最大受信品質のBS送信ビームを含む)あるとする。上限値が無いあるいは上限値がNより大きければ、N個のRA preambleが送信される。一方、例えば、上限値がM(<N)であるとすると、M個のRA preambleが送信される。
<閾値について>
上述した閾値(直接比較閾値、相対閾値)は、例えば、基地局20からユーザ装置10にDCI、MAC信号、RRC信号等により通知される。あるいは、基地局20とユーザ装置10において閾値が予め設定されていてもよい。
図7に、閾値を基地局20からユーザ装置10に通知する場合のシーケンス図を示す。図7に示すとおり、基地局20はユーザ装置10に閾値を送信する(ステップS201)。ユーザ装置10は、当該閾値をメモリ等の記憶部に保持する。また、ユーザ装置10は、受信できた基本ブロードキャスト情報/SS(BS送信ビーム)に対するRA preambleの送信可否を、当該BS送信ビームにおける受信品質と当該閾値とを用いて判断し、送信可でれば送信を行う(ステップS202)。
<再送に関する閾値の適用>
本実施の形態では、既存のLTEと同様に、RAR window(時間ウィンドウ)が設けられる。ユーザ装置10は、RA preambleを送信した後、RAR windowでRAR(RACH response)を監視する。具体的には、RA-RNTIを用いたブラインドデコーディングを実施する。もしも、ユーザ装置10が、RA preambleを送信した後に、当該RA preambleに対応するRARをRAR window内で受信しなければ、ユーザ装置10は当該RA preambleの再送を行う。
既に説明した閾値に関しては、例えば、RA preambleの初送と再送(2回目以降の再送も含む)とで同じ方法で適用されることとしてよい。また、ユーザ装置10は、初送時には閾値を適用せずにRA preambleの送信を行い、再送時に閾値を適用することとしてもよい。また、ユーザ装置10は、初送を含むN回目(Nは1以上の整数)までのRA preambleには閾値を適用せず、(N+1)回目以降((N+1)回目を含む)のRA preambleの送信の判断の際に閾値を適用することとしてもよい。また、初送を含むN回目(Nは1以上の整数)までのRA preambleには閾値を適用し、(N+1)回目以降((N+1)回目を含む)のRA preambleの送信の判断の際に閾値を適用しないこととしてもよい。例えば、N=1の場合、初送で閾値を適用し、以降の再送では閾値を適用しない。
上記のNは、例えば、基地局20からユーザ装置10にDCI、MAC信号、RRC信号等により通知される。あるいは、基地局20とユーザ装置10においてNが予め設定されていてもよい。
なお、受信品質については、RA preambleの送信時(実際には送信の直前)のタイミングで測定された受信品質を用いてもよいし、初送(あるいは前回再送)と再送との時間間隔が短い場合には、再送時の判断に、初送(あるいは前回再送)時に測定された受信品質を使用してもよい。
図8に示す例はN=1の場合を示す。図8に示すように、ユーザ装置10は、初送時には閾値を適用せず、最初の再送時に閾値を適用している。
ユーザ装置10は、再送の際に、初送(あるいは前回再送)時におけるRACHリソースサブセットとは異なるRACHリソースサブセットを使用してRA preambleを送信するケースがある。例えば、ユーザ装置10は、初送時には、検出できた複数BS送信ビームの中の1つとしてのBS送信ビームAに対応するRACHリソースサブセットでRA preambleを送信したが、RARを受信できなかったので、再送時には、検出できた複数BS送信ビームの中の別のビームであるBS送信ビームBに対応するRACHリソースサブセットでRA preambleを送信する。このようなケースにおいて、ユーザ装置10は、あるRA preamble送信と、当該RA preamble送信に対する再送としての次のRA preamble送信との間でRACHリソースサブセットを変えるかどうかを閾値を用いても判断してもよい。
具体例を図9を用いて説明する。まず、直接比較閾値THを用いる場合を説明する。ユーザ装置10は、例えば、BS送信ビームBにおける受信品質がTHよりも大きいことを検知することで、BS送信ビームBに対応付けられたRACHリソースサブセットBを用いてRA preambleを送信する(初送)。
ユーザ装置10は、RACHリソースサブセットBを用いてRA preambleを送信したがRAR window内でRARを受信しなかったので、別のRACHリソースサブセットを使用してRA preambleを再送することを決定する。この場合、例えば、ユーザ装置10は、BS送信ビームB以外で、受信品質がTHよりも大きなBS送信ビームとしてBS送信ビームCを検出する。より具体的には、例えば、ユーザ装置10は、BS送信ビームCに紐付られた基本ブロードキャスト/SSを、THよりも大きな受信品質で受信できたことを検出する。そして、ユーザ装置10は、BS送信ビームCに対応付けられたRACHリソースサブセットCを使用してRA preambleを再送する。
次に、相対閾値RTHを用いる場合を説明する。ユーザ装置10は、まず、BS送信ビームBに対応するRACHリソースサブセットBを用いてRA preambleを送信したが、RAR window内でRARを受信しなかったので、別のRACHリソースサブセットを使用してRA preambleを再送することを決定する。
ここで、BS送信ビームBにおける受信品質をBとする。例えば、ユーザ装置10は、受信品質が(B‐RTH)よりも大きなBS送信ビームとしてBS送信ビームCを検出する。そして、ユーザ装置10は、BS送信ビームCに対応付けられたRACHリソースサブセットCを使用してRA preambleを再送する。
上記のように、本実施例では、閾値を用いてRA preambleの送信を制限するので、受信品質の良くないBS送信ビームに対応するRACHリソースサブセットでRA preambleを送信することにより生じ得る不適切なビーム選択の可能性を低減できるとともに、周囲への干渉を低減することができる。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1(閾値を用いたRA preambleの送信制限)を前提とする。ただし、実施例1を前提とすることは必須ではなく、基本例のみを前提としてもよい。実施例2では、RAR windowの設定例について説明する。以下、実施例2-1と実施例2-2を説明する。
<実施例2-1>
実施例2-1では、異なるBS送信ビームに対応する複数のRACHリソースサブセットのそれぞれに対してRAR windowが設定される。
図10は、RAR windowを時間方向で分けることで、複数のRACHリソースサブセットのそれぞれに対するRAR windowが設定される場合の例を示す。図10の場合、RA preambleが送信されたRACHリソースサブセットBに対してRAR window‐Bが設定され、RA preambleが送信されたRACHリソースサブセットCに対してRAR window‐Cが設定される。
例えば、RA preambleを送信したタイミング(時刻)から、当該RA preambleを送信したRACHリソースサブセットに対応するRAR windowの開始タイミング(時刻)までの時間長(ここでは便宜上「オフセット」と呼ぶ)と、当該RAR windowの時間長(ここでは便宜上「window時間長」と呼ぶ)とをユーザ装置10に設定しておくことで、ユーザ装置10は、オフセットとwindow時間長とから、送信したRA preambleに対応するRAR windowを決定できる。また、基地局20も当該オフセットとwindow時間長とを保持し、RA preambleを受信したタイミングに基づき、ユーザ装置10で使用されるRAR windowを特定できる。
上記のオフセットとwindow時間長は、基地局20からユーザ装置10に対し、DCI、MAC信号、RRC信号等で設定されてもよいし、基地局20とユーザ装置10において予め設定されていてもよい。
図11は、RAR windowを周波数方向で分けることで、複数のRACHリソースサブセットのそれぞれに対するRAR windowが設定される場合の例を示す。図11の場合、RA preambleが送信されたRACHリソースサブセットBに対してRAR window‐Bが設定され、RA preambleが送信されたRACHリソースサブセットCに対してRAR window‐Cが設定される。
例えば、RA preamble送信タイミングと周波数位置(例:中心周波数と幅)との対応関係をユーザ装置10に設定しておくことで、ユーザ装置10は、RA preambleを送信したタイミングと対応関係から、RAR windowを決定できる。RAR windowの時間方向の位置(開始タイミングと時間長)については、例えば、所定数個のRACHリソースサブセット(例:図11に示す3つのRACHリソースサブセットA、B,C)に対する開始タイミングと時間長を、当該所定数個のRACHリソースサブセットに対して共通の値として固定的に定めておき、それを使用する。もしくは、図10を参照して説明した方法を、図11で示す方法における時間方向に適用してもよい。
RA preamble送信タイミングと周波数位置との対応関係を示す情報は、基地局20からユーザ装置10に対し、DCI,MAC信号、RRC信号等で設定されてもよいし、基地局20とユーザ装置10において予め設定されていてもよい。
実施例2-1において、例えば、複数のRA preamble送信に対応する複数のRAR windowは重ならないように設定される。これにより、ユーザ装置10は、RARを受信したRAR windowに基づいて、受信したRARがどのRACHリソースサブセット(つまり、どのBS送信ビーム)に対応するRARかを判別できる。このように、複数のRA preamble送信に対応する複数のRAR windowを重ならないように設定することで、後述する識別子の送信が不要となり、シグナリング量を削減できる。
実施例2-1において、複数のRA preamble送信に対応する複数のRAR windowが重なることを許容してもよい。この場合には、例えば、基地局20は、RAR内もしくはRA-RNTI(送信信号がRARであることを示す識別子)の中に、当該RARが、どのRACHリソースサブセット(つまり、どのBS送信ビーム)に対応するRARであるかを識別するための識別子を含める。当該識別子は、例えば、基本ブロードキャスト情報/SSを識別するインデックス、RACHリソースサブセットを識別するインデックスである。例えば、RAR window-AとRAR window-Bとの間に、重複する時間幅が存在する場合において、ユーザ装置10が当該重複する時間幅でRARを受信する場合でも、ユーザ装置10は、上記の識別子により、当該RARがどのRACHリソースサブセットに対応するRARであるかを判断できる。このように重複を許容することで、全体のRAR windowの時間長を短くでき、遅延を削減できる。
<実施例2-2>
図12に示すように、実施例2-2では、異なるBS送信ビームに対応する複数のRACHリソースサブセットに共通に1つのRAR windowが設定される。例えば、N個(Nは1以上の整数)のRACHリソースサブセットに共通に1つのRAR windowが設定される。Nの値は、基地局20からユーザ装置10に対し、DCI、MAC信号、RRC信号等で設定されてもよいし、基地局20とユーザ装置10において予め設定されていてもよいし、ある値(例:BS送信ビーム数)と同じであると定められていてもよい。
また、例えば、ユーザ装置10は、N個の連続するRACHリソースサブセットにおいて、少なくとも1つのRACHリソースサブセットでRA preambleを送信した場合に、当該N個のRACHリソースサブセットに対応する(共通の)RA windowでRARを監視する。
N個のRACHリソースサブセットに対応するRA windowについては、例えば、N個のRACHリソースサブセットの時間方向の末尾から、RAR windowの開始タイミング(時刻)までの時間長(ここでは便宜上「オフセット」と呼ぶ)と、当該RAR windowの時間長(ここでは便宜上「window時間長」と呼ぶ)とをユーザ装置10に設定しておくことで、ユーザ装置10は、オフセットとwindow時間長とから、RAR windowを決定できる。また、基地局20も当該オフセットとwindow時間長とを保持し、RA preambleを受信したタイミングに基づき、ユーザ装置10で使用されるRAR windowを特定できる。
上記のオフセットとwindow時間長は、基地局20からユーザ装置10に対し、DCI、MAC信号、RRC信号等で設定されてもよいし、基地局20とユーザ装置10において予め設定されていてもよい。
実施例2-2では、複数のRACHリソースサブセットに共通に1つのRAR windowを使用するので、例えば、基地局20は、RAR内もしくはRA-RNTIの中に、当該RARが、どのRACHリソースサブセット(つまり、どのBS送信ビーム)に対応するRARであるかを識別するための識別子を含める。当該識別子は、例えば、基本ブロードキャスト情報/SSを識別するインデックス、RACHリソースサブセットを識別するインデックスである。例えば、ユーザ装置10が、複数のRACHリソースサブセットに共通の1つのRAR windowでRARを受信する場合でも、ユーザ装置10は、上記の識別子により、当該RARがどのRACHリソースサブセットに対応するRARであるかを判断できる。
また、RACHリソースサブセットの順番と、RAR window内のRARの順番を対応付けてもよい。例えば、図12に示すように、ユーザ装置10が、RACHリソースサブセットBでRA preambleを送信し、その次に、RACHリソースサブセットCでRA preambleを送信した場合に、これらRACHリソースサブセットに共通のRAR windowで最初に受信するRARをRACHリソースサブセットBに対応するRARであると判断し、次に受信するRARをRACHリソースサブセットCに対応するRARであると判断する。
なお、上記の例では、複数のRACHリソースサブセットに共通に1つのRAR windowを設定することとしたが、これに限定されるわけではない。RACHリソースサブセット中に含まれる個々の複数のRACHリソースのうち、ユーザ装置10によるRA preamble送信に使用された複数のRACHリソースに対して対応する共通の1つのRAR windowを設定してもよい。これを図12を参照して説明すると、例えば、Bで示すRACHリソースサブセットに含まれる個々の複数のRACHリソースのうち2つのRACHリソースを使用して2つのRA preamble送信が行われる場合において、これら2つのRA preamble送信に共通に1つのRAR windowが設定される。
また、RA preamble送信に使用された複数のRACHリソースに対して共通に1つのRAR windowを設定する場合において、例えば、基地局20は、RAR内もしくはRA-RNTIの中に、当該RARが、どのRACHリソースに対応するRARであるかを識別するための識別子を含める。
実施例2-2のように、複数のRACHリソースサブセットに共通のRAR windowを使用することで、全体のRAR windowの時間長を短くでき、遅延を削減できる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理動作を実行するユーザ装置10及び基地局20の機能構成例を説明する。ユーザ装置10及び基地局20はそれぞれ、少なくとも実施例1と2を実施する機能を含む。ただし、ユーザ装置10及び基地局20はそれぞれ、実施例1と2の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。
<ユーザ装置>
図13は、ユーザ装置10の機能構成の一例を示す図である。図13に示すように、ユーザ装置10は、信号送信部101と、信号受信部102と、設定情報管理部103と、RA制御部104とを有する。信号受信部102は、受信品質を測定する測定部112を含む。図13に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。なお、信号送信部101と信号受信部102はそれぞれ送信機、受信機と称してもよい。
信号送信部101は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。信号受信部102は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、信号送信部101は、送信側のビームフォーミングを実行するように構成され、信号受信部102は、受信側のビームフォーミングを実行するように構成されている。
設定情報管理部103は、信号受信部102により基地局20から受信した各種の設定情報を格納する。設定情報の内容は、例えば、これまでに説明した閾値の情報、ビームとRACHリソースサブセットとの対応情報等である。また、設定情報管理部103は、ユーザ装置10に予め設定される(preconfiguredの)設定情報も格納する。
RA制御部104は、基本例、及び実施例1、2において説明した、ユーザ装置10におけるランダムアクセス手順の処理を実行する。なお、RA制御部104における信号送信に関する機能部を信号送信部101に含め、RA制御部104における信号受信に関する機能部を信号受信部102に含めてもよい。
また、例えば、信号受信部102が、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信するように構成され、信号送信部101が、前記複数のビームのうちの少なくとも1つのビームに対応するリソースを用いてプリアンブルを送信するように構成され、更に、信号受信部102が、前記複数のビームのそれぞれにおける受信品質を測定するように構成され、信号送信部101が、所定の条件を満たす受信品質のビームに対応するリソースを用いてプリアンブルを送信するように構成される。
前記所定の条件は、例えば、前記受信品質が所定閾値よりも良いことである、又は、前記受信品質と、前記複数のビームの受信品質のうちの最良の受信品質との差分が所定相対閾値よりも小さいことである。
信号送信部101は、受信品質が前記所定の条件を満たす全てのビームのうち、予め定めた上限数のビームに対応するリソースを用いて当該上限数のプリアンブルを送信するように構成されてもよい。
信号送信部101は、第1のリソースで送信したプリアンブルの再送を、受信品質が前記所定の条件を満たすビームに対応する第2のリソースを使用して行うように構成されてもよい。
信号受信部102は、信号送信部101によるプリアンブルの送信に使用されたリソースに対応する時間ウィンドウ内で当該プリアンブルに対する応答を監視する、又は、信号送信部101によるプリアンブルの送信に使用されたリソースを含む複数のリソースに共通の時間ウィンドウ内で当該プリアンブルに対する応答を監視するように構成されてもよい。
<基地局20>
図14は、基地局20の機能構成の一例を示す図である。図14に示すように、基地局20は、信号送信部201と、信号受信部202と、設定情報管理部203と、RA制御部204とを有する。図14に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。なお、信号送信部201と信号受信部202はそれぞれ送信機、受信機と称してもよい。
信号送信部201は、ユーザ装置10側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。信号受信部202は、ユーザ装置10から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、信号送信部201は、送信側のビームフォーミングを実行するように構成され、信号受信部202は、受信側のビームフォーミングを実行するように構成されている。
設定情報管理部203は、ユーザ装置10に送信する各種の設定情報を格納する。設定情報の内容、例えば、これまでに説明した閾値情報、対応情報等である。また、設定情報管理部203は、基地局20に予め設定される(preconfigured)設定情報も格納する。
RA制御部204は、基本例、実施例1、2において説明した、基地局20におけるランダムアクセス手順の処理を実行する。なお、RA制御部204における信号送信に関する機能部を信号送信部201に含め、RA制御部204における信号受信に関する機能部を信号受信部202に含めてもよい。
<ハードウェア構成>
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図13~図14)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置10と基地局20はいずれも、本実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図15は、本実施の形態に係るユーザ装置10と基地局20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ装置10と基地局20はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置10と基地局20のハードウェア構成は、図に示した1001~1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ユーザ装置10と基地局20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図13に示したユーザ装置10の信号送信部101、信号受信部102、設定情報管理部103、RA制御部104は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図14に示した基地局20の信号送信部201と、信号受信部202と、設定情報管理部203、RA制御部204は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、ユーザ装置10の信号送信部101及び信号受信部102は、通信装置1004で実現されてもよい。また、基地局20の信号送信部201及び信号受信部202は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、ユーザ装置10と基地局20はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記ユーザ装置であって、前記基地局から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信する受信部と、前記複数のビームのうちの少なくとも1つのビームに対応するリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、前記受信部は、前記複数のビームのそれぞれにおける受信品質を測定し、前記送信部は、所定の条件を満たす受信品質のビームに対応するリソースを用いてプリアンブルを送信することを特徴とするユーザ装置が提供される。
上記の構成により、性能劣化、干渉を与えること等を回避して、ビームフォーミングが適用されるランダムアクセス手順を適切に実行することが可能となる。
前記所定の条件は、例えば、前記受信品質が所定閾値よりも良いことである、又は、
前記受信品質と、前記複数のビームの受信品質のうちの最良の受信品質との差分が所定相対閾値よりも小さいことである。閾値を使用するこの構成により、正確な処理を迅速に行うことができる。
前記送信部は、受信品質が前記所定の条件を満たす全てのビームのうち、予め定めた上限数のビームに対応するリソースを用いて当該上限数のプリアンブルを送信することとしてもよい。この構成により、プリアンブル数を制限できるので、例えば、無駄なリソースの使用を抑えることができる。
前記送信部は、第1のリソースで送信したプリアンブルの再送を、受信品質が前記所定の条件を満たすビームに対応する第2のリソースを使用して行うこととしてもよい。この構成により、再送を適切なリソースを使用して行うことができるようになる。
前記受信部は、前記送信部によるプリアンブルの送信に使用されたリソースに対応する時間ウィンドウ内で当該プリアンブルに対する応答を監視する、又は、前記送信部によるプリアンブルの送信に使用されたリソースを含む複数のリソースに共通の時間ウィンドウ内で当該プリアンブルに対する応答を監視するようにしてもよい。この構成により、プリアンブルに対する応答を適切な時間ウィンドウで監視できる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置10と基地局20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局20によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局20を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置10との通信のために行われる様々な動作は、基地局20および/または基地局20以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局20以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
ユーザ装置10は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局20は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(enhanced NodeB)、ベースステーション(Base Station)、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa,an,及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
(第1項)
基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記ユーザ装置であって、
前記基地局から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信する受信部と、
前記複数のビームのうちの少なくとも1つのビームに対応するリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、
前記受信部は、前記複数のビームのそれぞれにおける受信品質を測定し、前記送信部は、所定の条件を満たす受信品質のビームに対応するリソースを用いてプリアンブルを送信する
ことを特徴とするユーザ装置。
(第2項)
前記所定の条件は、
前記受信品質が所定閾値よりも良いことである、又は、
前記受信品質と、前記複数のビームの受信品質のうちの最良の受信品質との差分が所定相対閾値よりも小さいことである
ことを特徴とする第1項に記載のユーザ装置。
(第3項)
前記送信部は、受信品質が前記所定の条件を満たす全てのビームのうち、予め定めた上限数のビームに対応するリソースを用いて当該上限数のプリアンブルを送信する
ことを特徴とする第1項又は第2項に記載のユーザ装置。
(第4項)
前記送信部は、第1のリソースで送信したプリアンブルの再送を、受信品質が前記所定の条件を満たすビームに対応する第2のリソースを使用して行う
ことを特徴とする第1項ないし第3項のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
(第5項)
前記受信部は、前記送信部によるプリアンブルの送信に使用されたリソースに対応する時間ウィンドウ内で当該プリアンブルに対する応答を監視する、又は、前記送信部によるプリアンブルの送信に使用されたリソースを含む複数のリソースに共通の時間ウィンドウ内で当該プリアンブルに対する応答を監視する
ことを特徴とする第1項ないし第4項のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
(第6項)
基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける前記ユーザ装置が実行するプリアンブル送信方法であって、
前記基地局から、複数のビームにより送信される複数の所定の信号を受信する受信ステップと、
前記複数のビームのうちの少なくとも1つのビームに対応するリソースを用いてプリアンブルを送信する送信ステップと、を備え、
前記受信ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記複数のビームのそれぞれにおける受信品質を測定し、前記送信ステップにおいて、前記ユーザ装置は、所定の条件を満たす受信品質のビームに対応するリソースを用いてプリアンブルを送信する
ことを特徴とするプリアンブル送信方法。
本特許出願は2017年2月3日に出願した日本国特許出願第2017-019142号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2017-019142号の全内容を本願に援用する。
10 ユーザ装置
101 信号送信部
102 信号受信部
112 測定部
103 設定情報管理部
104 RA制御部
20 基地局
201 信号送信部
202 信号受信部
203 設定情報管理部
204 RA制御部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (7)

  1. 基地局から受信する複数の同期信号ブロックのうちの少なくとも1つの同期信号ブロックの受信電力を測定する受信部と、
    前記基地局からRRC信号により受信した閾値よりも大きい受信電力の同期信号ブロックを選択し、選択した同期信号ブロックに対応する第1のリソースを決定し、当該第1のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、
    前記送信部は、前記第1のリソースを用いたプリアンブル送信に対する再送を、受信電力が前記閾値よりも大きな同期信号ブロックに対応する第2のリソースを使用して行う
    端末。
  2. 基地局から受信する複数の同期信号ブロックのうちの少なくとも1つの同期信号ブロックの受信電力を測定する受信部と、
    前記基地局からRRC信号により受信した閾値よりも大きい受信電力の同期信号ブロックを選択し、選択した同期信号ブロックに対応する第1のリソースを決定し、当該第1のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、
    前記送信部は、前記受信部が前記第1のリソースで送信したプリアンブルに対するランダムアクセスレスポンス受信に成功しない場合、受信電力が前記閾値よりも大きな同期信号ブロックに対応する第2のリソースを使用してプリアンブル送信を行う
    端末。
  3. 前記同期信号ブロックは、同期信号とブロードキャストチャネルを含む
    請求項1又は2に記載の端末。
  4. 基地局から受信する複数の同期信号ブロックのうちの少なくとも1つの同期信号ブロックの受信電力を測定する受信部と、
    前記基地局からRRC信号により受信した閾値よりも大きい受信電力の同期信号ブロックを選択し、選択した同期信号ブロックに対応する第1のリソースを決定し、当該第1のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、
    前記送信部は、前記第1のリソースを用いたプリアンブル送信に対する再送を、受信電力が前記閾値よりも大きな同期信号ブロックに対応する第2のリソースを使用して行う
    端末と、
    前記複数の同期信号ブロックを前記端末に送信する送信部と
    前記第1のリソースを用いて前記端末により送信された前記プリアンブルを受信する受信部と、を備える前記基地局と、
    を備えるシステム。
  5. 基地局から受信する複数の同期信号ブロックのうちの少なくとも1つの同期信号ブロックの受信電力を測定する受信部と、
    前記基地局からRRC信号により受信した閾値よりも大きい受信電力の同期信号ブロックを選択し、選択した同期信号ブロックに対応する第1のリソースを決定し、当該第1のリソースを用いてプリアンブルを送信する送信部と、を備え、
    前記送信部は、前記受信部が前記第1のリソースで送信したプリアンブルに対するランダムアクセスレスポンス受信に成功しない場合、受信電力が前記閾値よりも大きな同期信号ブロックに対応する第2のリソースを使用してプリアンブル送信を行う
    端末と、
    前記複数の同期信号ブロックを前記端末に送信する送信部と
    前記第1のリソースを用いて前記端末により送信されたプリアンブルを受信する受信部と、を備える前記基地局と、
    を備えるシステム
  6. 基地局から受信する複数の同期信号ブロックのうちの少なくとも1つの同期信号ブロックの受信電力を測定するステップと、
    前記基地局からRRC信号により受信した閾値よりも大きい受信電力の同期信号ブロックを選択し、選択した同期信号ブロックに対応する第1のリソースを決定し、当該第1のリソースを用いてプリアンブルを送信するステップと、を備え、
    前記第1のリソースを用いたプリアンブル送信に対する再送を、受信電力が前記閾値よりも大きな同期信号ブロックに対応する第2のリソースを使用して行う
    端末が実行するプリアンブル送信方法。
  7. 基地局から受信する複数の同期信号ブロックのうちの少なくとも1つの同期信号ブロックの受信電力を測定するステップと、
    前記基地局からRRC信号により受信した閾値よりも大きい受信電力の同期信号ブロックを選択し、選択した同期信号ブロックに対応する第1のリソースを決定し、当該第1のリソースを用いてプリアンブルを送信するステップと、を備え、
    前記第1のリソースで送信したプリアンブルに対するランダムアクセスレスポンス受信に成功しない場合、受信電力が前記閾値よりも大きな同期信号ブロックに対応する第2のリソースを使用してプリアンブル送信を行う
    端末が実行するプリアンブル送信方法。
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