JP7070457B2 - ジレンマ感応制御装置、ジレンマ感応制御方法、およびジレンマ感応制御プログラム - Google Patents
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Description
(1)ジレンマ感応制御では、交差点への流入道路(流入路)を走行している車両毎に、ジレンマゾーンを設定する。
(2)ジレンマ感応制御では、信号灯器を青信号から黄信号に切り換えるかどうかを判定するタイミング(仮切換タイミング)を設定する。
(3)ジレンマ感応制御では、車両毎に、今回設定した仮切換タイミングにおける車両の位置が、当該車両に対して設定したジレンマゾーン内であるかどうかを判定した判定結果に基づいて、今回設定した仮切換タイミングで信号灯器を青信号から黄信号に切り換えるかどうかを判定する。
(4)ジレンマ感応制御では、今回設定したタイミングで信号灯器を青信号から黄信号に切り換えないと判定すると、信号灯器を青信号から黄信号に切り換えるかどうかを判定する仮切換タイミングを、今回設定した仮切換タイミングから、一定時間(例えば、100msec)遅らせたタイミングに更新し、上記(3)にかかる判定を再度行う。
(5)ジレンマ感応制御では、信号灯器を青信号から黄信号に切り換えると判定した仮切換タイミングに達した時点で、信号灯器を青信号から黄信号に切り換えさせる。
図1は、この例にかかる信号制御システムを説明する概略図である。この例にかかる信号制御システムは、信号制御装置1、ジレンマ感応制御装置2、信号灯器3(3a、3b)、および電波レーダ装置5(5a、5b)を備えている。図1に示す例では、4つの流入路が接続されている交差点を例にしている。この例では、図1において、車両100の走行方向が左右方向である流入路を主道路とし、車両100の走行方向が上下方向である流入路を従道路とする。
L1=τV+V2/2d
L2=YV
である。
Vは、黄信号に変化した時点における車両100の速度であり、
τは、黄信号に変化してから、ドライバのブレーキ操作に応じてブレーキが利き始めるまでに要する時間であり、
dは、車両100の制動特性である減速度であり、
Yは、黄信号の時間である。
上記の説明から明らかなように、車両100のジレンマゾーンは、黄信号に変化した時点における車両100の速度Vによって変化する。また、ジレンマ感応制御装置2には、交差点手前の停止線の位置が登録されている。したがって、ジレンマ感応制御装置2は、電波レーダ装置5によって検知された車両100の位置を用いて、この車両100について交差点手前の停止線までの距離を得ることができる。
図3は、この例にかかる信号制御装置の主要部の構成を示すブロック図である。信号制御装置1は、制御ユニット11と、通信部12と、入出力部13と、点灯制御信号出力部14とを備えている。
次に、この例にかかる信号制御システムの信号制御装置1、ジレンマ感応制御装置2、および電波レーダ装置5の動作について説明する。
次に、信号制御システムの変形例について説明する。
(1)検出した車頭間隔が30m以上であれば、停止線付近における車両100の速度を、その車両100について検出した速度とする。
(2)検出した車頭間隔が20m以上、30m未満であれば、停止線付近における車両100の速度Vを、
V=V1-α×(V1-Vave) とする。
V1は、その車両100の追跡データから取得できる平均速度であり
Vaveは、停止線付近を走行した他の車両100(車頭間隔を検出した車両群に属する車両100)の平均速度であり、
αは、予め定めた係数(例えば、0.5)である。
(3)検出した車頭間隔が20m未満であれば、停止線付近における車両100の速度を、停止線付近を走行した他の車両100(車頭間隔を検出した車両群に属する車両100)の平均速度Vaveとする。
予測部33は、例えば、上記した例で説明したように、車両100の追跡データから、当該車両100の速度変化を示すn次元の時間関数を求める。そして、予測部33は、車両100の速度変化を示すn次元の時間関数を、停止線付近での当該車両100の速度が、上記した交差点付近での車両100の車頭間隔を用いて予測した速度になるように補正する。予測部33は、ここで補正したn次元の時間関数を、車両100の速度変化を示す時間関数として取得する。
<付記>
流入路から交差点へ流入する車両(100)に対する青信号を黄信号に切り換える切換タイミングを決定する決定部(35)と、
前記流入路を走行している前記車両(100)の追跡データを取得する追跡データ取得部(22)と、
前記切換タイミングの候補である仮切換タイミングを設定する仮切換タイミング設定部(32)と、
前記流入路を走行している前記車両(100)について、前記仮切換タイミング設定部(32)が設定した前記仮切換タイミングでの位置、およびジレンマゾーンを、当該車両の追跡データを用いて予測する予測部(33)と、
前記予測部(33)が前記流入路を走行している前記車両(100)について予測した位置が、当該車両(100)について予測した前記ジレンマゾーン内であるかどうかを判定する判定部34と、を備え、
前記決定部(35)は、前記切換タイミングの決定を、前記判定部(34)の判定結果に基づいて行う、ジレンマ感応制御装置(2)。
2…ジレンマ感応制御装置
3(3a、3b)…信号灯器
5(5a、5b)…電波レーダ装置
10(10a、10b)…車両検知エリア
11…制御ユニット
11a…信号制御パラメータ記憶部
11b…点灯制御信号生成部
12…通信部
13…入出力部
14…点灯制御信号出力部
21…制御ユニット
22…検知データ入力部
22…追跡データ取得部
23…入出力部
31…追跡データ記憶部
32…仮切換タイミング設定部
33…予測部
34…判定部
35…決定部
100…車両
Claims (8)
- 流入路から交差点へ流入する車両に対する青信号を黄信号に切り換える切換タイミングを決定する決定部と、
前記流入路を走行している前記車両の追跡データを取得する追跡データ取得部と、
前記切換タイミングの候補である仮切換タイミングを設定する仮切換タイミング設定部と、
前記流入路を走行している前記車両について、前記仮切換タイミング設定部が設定した前記仮切換タイミングでの位置、およびジレンマゾーンを、当該車両の追跡データを用いて予測する予測部と、
前記予測部が前記流入路を走行している前記車両について予測した位置が、当該車両について予測した前記ジレンマゾーン内であるかどうかを判定する判定部と、を備え、
前記決定部は、前記仮切換タイミング設定部が設定した複数の前記仮切換タイミング間で、前記判定部によって前記ジレンマゾーン内に位置すると判定された前記車両の台数を比較して、前記切換タイミングを決定する、ジレンマ感応制御装置。 - 前記追跡データは、前記流入路における前記車両の走行軌跡を示すデータである、請求項1に記載のジレンマ感応制御装置。
- 前記予測部は、前記車両に対する前記仮切換タイミングでの位置、および前記ジレンマゾーンの予測において、その車両の追跡データを用いて予測した前記流入路における当該車両の速度変化を用いる、請求項1、または2に記載のジレンマ感応制御装置。
- 前記予測部は、前記流入路における前記車両の速度変化の予測において、前記流入路の車両密度を用いて予測した前記交差点の手前における前記車両の速度を用いる、請求項3に記載のジレンマ感応制御装置。
- 前記決定部は、前記交差点の手前を走行している車両群について減速が検出されたとき、前記仮切換タイミング設定部によって設定される、時間的に最も早い前記仮切換タイミングを、前記切換タイミングに決定する、請求項1~4のいずれかに記載のジレンマ感応制御装置。
- 前記追跡データ取得部は、前記交差点からの流出リンクを走行している車両についても前記追跡データを取得し、
前記決定部は、前記流出リンクを走行している車両群について減速が検出されたとき、前記仮切換タイミング設定部によって設定される、時間的に最も早い前記仮切換タイミングを、前記切換タイミングに決定する、請求項1~5のいずれかに記載のジレンマ感応制御装置。 - 流入路から交差点へ流入する車両に対する青信号を黄信号に切り換える切換タイミングを決定する決定ステップと、
前記切換タイミングの候補である仮切換タイミングを設定する仮切換タイミング設定ステップと、
前記流入路を走行している前記車両について、前記仮切換タイミング設定ステップで設定した前記仮切換タイミングでの位置、およびジレンマゾーンを、追跡データ取得部が前記流入路を走行している前記車両についての取得した追跡データを用いて予測する予測ステップと、
前記予測ステップが前記流入路を走行している前記車両について予測した位置が、当該車両について予測した前記ジレンマゾーン内であるかどうかを判定する判定ステップと、をコンピュータが実行し、
前記決定ステップは、前記仮切換タイミング設定ステップで設定した複数の前記仮切換タイミング間で、前記判定ステップで前記ジレンマゾーン内に位置すると判定された前記車両の台数を比較して、前記切換タイミングを決定するステップである、ジレンマ感応制御方法。 - 流入路から交差点へ流入する車両に対する青信号を黄信号に切り換える切換タイミングを決定する決定ステップと、
前記切換タイミングの候補である仮切換タイミングを設定する仮切換タイミング設定ステップと、
前記流入路を走行している前記車両について、前記仮切換タイミング設定ステップで設定した前記仮切換タイミングでの位置、およびジレンマゾーンを、追跡データ取得部が前記流入路を走行している前記車両についての取得した追跡データを用いて予測する予測ステップと、
前記予測ステップが前記流入路を走行している前記車両について予測した位置が、当該車両について予測した前記ジレンマゾーン内であるかどうかを判定する判定ステップと、をコンピュータに実行させ、
前記決定ステップは、前記仮切換タイミング設定ステップで設定した複数の前記仮切換タイミング間で、前記判定ステップで前記ジレンマゾーン内に位置すると判定された前記車両の台数を比較して、前記切換タイミングを決定するステップである、ジレンマ感応制御プログラム。
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