JP7070350B2 - 車両 - Google Patents

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本発明は、車両に関する。
車両に搭載されたタンクに燃料ガスを供給するガスステーションが知られている(例えば特許文献1参照)。このようなガスステーションは、ガスステーション側の燃料ガスの圧力と車両側のタンクの温度とに基づいてタンクへの充填率を算出し、充填率が所定値以上となった場合に、タンクへの燃料ガスの供給を停止する。
特開2017-072149号
ここで、燃料ガスの充填中に車両側で燃料ガスの圧力損失が発生し、ガスステーション側の燃料ガスの圧力よりも車両側の燃料ガスの圧力が低下する場合がある。特に、低温環境下であり燃料ガスの流量が多い場合には、圧力損失が増大しやすい。このため、ガスステーションが算出する充填率よりも、実際の充填率が低下する場合があり、実際の充填率よりも低い充填率で燃料ガスの供給が停止され、タンクに燃料ガスが十分に充填されない可能性がある。
そこで、タンクへの燃料ガスの充填率の低下を抑制した車両を提供することを目的とする。
上記目的は、ガスステーションから供給される燃料ガスを充填するタンクを備えた車両において、前記ガスステーションから供給された燃料ガスを前記タンクに充填させる充填経路と、前記タンク内の燃料ガスの温度を補正した補正タンク温度を算出する算出部と、前記補正タンク温度を前記ガスステーションに送信する送信部と、を備え、前記ガスステーションは、前記車両側から送信された前記補正タンク温度と、前記タンクに燃料ガスを供給するための当該ガスステーション側での燃料ガスの圧力と、に基づいて前記タンクへの燃料ガスの充填率を算出し、前記算出部は、燃料ガスの充填中での前記車両側での燃料ガスの昇圧率に基づいて前記車両側での燃料ガスの圧力損失を算出し、前記圧力損失に基づいて前記充填率の低下量を補償するように前記タンク内の燃料ガスの温度を補正する、車両によって達成できる。
タンクへの燃料ガスの充填率の低下を抑制した車両を提供できる。
図1は、ガス充填システムの説明図である。 図2Aは、燃料ガスの充填中に生じる圧力損失の説明図であり、図2Bは、燃料ガスの圧力と燃料ガスの温度とに応じた、燃料ガスの充填率SOCを示したマップの一例である。 図3は、車両の制御ユニットが実行する充填制御の一例を示したフローチャートである。 図4は、昇圧率と圧力損失との関係を期待したマップの一例である。 図5は、変形例の車両が搭載した2つのタンクへの燃料ガスの充填中に生じる圧力損失の説明図である。
図1は、ガス充填システム1の説明図である。ガス充填システム1は、燃料ガスを用いて発電する燃料電池21の発電電力により走行する車両20と、車両20のタンク22に燃料ガスを充填するガスステーション10と、を備える。尚、本実施例では、燃料ガスは水素ガスである。
[ガスステーションの構成]
最初に、ガスステーション10について説明する。ガスステーション10は、蓄圧器3、冷却器5、ディスペンサ11、充填通路12、充填ホース12h、ノズル13、圧力センサ14、通信機15、制御ユニット16、流量センサ17、流量調整弁18、及び遮断弁19を備える。蓄圧器3には、不図示の水素カードルから圧縮機により所定圧力まで昇圧された燃料ガスが蓄えられている。冷却器5は、蓄圧器3からの燃料ガスを予備冷却する。ディスペンサ11は、冷却器5からの燃料ガスを、充填通路12から充填ホース12hへ送り出す。尚、ディスペンサ11には、ユーザーにより車両20のタンク22に充填される燃料ガスの所望の目標充填率の設定を受け付ける操作パネル11aが設けられている。ノズル13は、充填ホース12hの先端に取り付けられている。圧力センサ14及び流量センサ17は、充填通路12に設けられており、ノズル13を通過する燃料ガスの圧力及び流量をそれぞれ検出する。通信機15については後述する。
制御ユニット16は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びメモリを備えたマイクロコンピュータである。制御ユニット16は、冷却器5、圧力センサ14、通信機15、流量センサ17、流量調整弁18、及び遮断弁19に電気的に接続されており、ガスステーション10全体の動作を制御する。
[車両の構成]
次に、車両20について説明する。車両20は、燃料電池21、タンク22、充填通路23、供給通路24、レセプタクル25、通信機26、制御ユニット28、温度センサ41、圧力センサ42、及びモータMを備える。燃料電池21は、供給される酸化剤ガスと、タンク22から供給される燃料ガスとにより発電する。タンク22は、高圧の燃料ガスを充填可能であり、詳細は後述する。充填通路23は、ガスステーション10から供給される燃料ガスをタンク22へ導く。供給通路24は、タンク22から燃料ガスを燃料電池21に供給する。レセプタクル25は、充填通路23の先端と連通しており、タンク22への燃料ガスの充填の際にノズル13が接続される部分である。通信機26及び制御ユニット28については後述する。
モータMは、燃料電池21から供給される電力により駆動し、不図示の前輪にその動力が伝えられる車両20の走行用のモータである。温度センサ41は、タンク22内での燃料ガスの温度であるガス温度を検出する。圧力センサ42は、充填通路23を通過する燃料ガスの圧力を検出する。尚、タンク22への燃料ガスの充填中は、充填通路23及びタンク22内は連通して充填通路23からタンク22内までの圧力値は、圧力損失により徐々に低下する。
タンク22は、本体部63、本体部63の長手方向の一端部に取り付けられた口金64、及び口金64の開口部を開閉するバルブ29を有している。タンク22は、バルブ29を介して燃料ガスの充填及び放出をする。タンク22内の温度は、温度センサ41により検出される。
制御ユニット28は、CPU、ROM、RAM、及びメモリを備えたマイクロコンピュータであり、入力される各センサ信号に基づき、車両20全体の動作を制御する。制御ユニット28は、通信機26、温度センサ41、及び圧力センサ42と電気的に接続されている。
ガスステーション10の制御ユニット16と車両20の制御ユニット28とは、通信機15及び26を介して所定の情報を通信可能である。通信機15及び26は、互いに赤外線通信等の無線通信を可能とする。制御ユニット16は、通信機15及び26を介して、車両20の制御ユニット28からタンク22内でのガス温度の情報を取得する。制御ユニット16は、車両20側から取得したこれらの情報や、ディスペンサ11の操作パネル11aで受け付けた情報に基づいて、ガスステーション10にある各機器を制御して、車両20への燃料ガスの充填率を制御する。尚、通信機15及び26は、それぞれノズル13及びレセプタクル25の近傍に設けられており、ノズル13及びレセプタクル25が接続した状態で通信可能な状態となる。
また、ガスステーション10の制御ユニット16は、タンク22の燃料ガスの充填率が目標充填率に到達した場合に、流量調整弁18及び遮断弁19を閉じることにより充填を停止する。制御ユニット16は、制御ユニット28から送信されるタンク22内の温度とガスステーション10側の圧力センサ14の検出値とに基づいて、タンク22の充填率を算出する。
[充填中での圧力損失]
次に、燃料ガスの充填中に生じる圧力損失について説明する。図2Aは、燃料ガスの充填中に生じる圧力損失の説明図である。充填中においては、燃料ガスの上流側であるガスステーション10の圧力センサ14で検出される圧力値に対して、下流側の車両20の圧力センサ42で検出される圧力値は、所定の圧力損失ΔPの分だけ低くなる。
図2Bは、燃料ガスの圧力と燃料ガスの温度とに応じた、燃料ガスの充填率SOCを示したマップの一例である。このマップは、ガスステーション10の制御ユニット16に記憶されている。縦軸は燃料ガスの圧力を示し、横軸は燃料ガスの温度を示している。図2Bでは、等充填率線として、SOCが98%の場合と95%の場合を例に示している。温度が一定であれば、圧力が高いほど充填率は増大する。圧力が一定であれば、温度が高いほど充填率は低下する。圧力Psは、ガスステーション10の圧力センサ14で検出された圧力を示している。温度Tvは、車両20の温度センサ41で検出された温度を示している。
例えば目標充填率が98%であった場合、ガスステーション10の圧力センサ14で圧力Psが検出され、車両20の温度センサ41で温度Tvが検出された場合には、ガスステーション10の制御ユニット16は、実際の充填率が目標充填率に到達したものとして充填を終了する。しかしながら、上述したように、車両20の圧力センサ42で検出されるタンク22側の実際の圧力Pvは、圧力Psよりも圧力損失ΔP分だけ低い。従って、図2Bの例ではタンク22側の圧力及び温度は、それぞれ圧力Pv及び温度Tvであり、実際には95%しか充填されていないことになり、誤差が拡大している。
ここで、制御ユニット16が車両20側で検出された圧力Pv及び温度Tvを取得してこれらに基づいて充填率を算出したり、または、Pv=Ps-ΔPとして、圧力Pvを算出し、この圧力Pvと温度Tvとに基づいて適切な充填率を算出することも考えられる。しかしながら、ガスステーション10の制御ユニット16は、そのような処理を実行できるように設計されておらず、あくまで、ガスステーション10の圧力センサ14により検出された圧力Psと、車両20の制御ユニット28から送信されたタンク22内のガス温度情報とに基づいて、充填率を算出する。従って、本実施例では、車両20の制御ユニット28が温度センサ41で検出された温度Tvを補正した補正タンク温度を算出して制御ユニット16に送信することにより、制御ユニット16が適切な充填率を算出する。
具体的には、図2Bに示すように、圧力損失ΔPに対応する温度ΔTを算出し、温度Tvに温度ΔTを加算した補正タンク温度Tcを算出する。温度ΔTは、ガスステーション10の圧力センサ14で検出された圧力Psであるという条件下で実際の充填率となる補正タンク温度Tcと、温度Tvとの差分である。このように車両20の制御ユニット28が補正タンク温度Tcをガスステーション10の制御ユニット16に送信することにより、制御ユニット16は圧力Psと補正タンク温度Tcとに基づいて実際の充填率を算出できる。
[充填制御]
次に、車両20の制御ユニット28が実行する充填制御について説明する。最初に、ガスステーション10の制御ユニット16は、車両20の制御ユニット28から信号を受信することにより通信可能か否かを判定する。具体的には、通信機26及び15を介して信号を送受信できたか否かにより判定される。通信不能であった場合には、ガスステーション10の制御ユニット16は非通信充填制御を実行し、遮断弁19を開いてタンク22に燃料ガスの充填を開始し、ガスステーション10の圧力センサ14で検出された圧力Psが約70MPaとなった時点で充填を終了する。ガスステーション10の制御ユニット16と車両20の制御ユニット28とが通信可能であった場合、車両20の制御ユニット28は、以下の充填制御を実行する。
図3は、車両20の制御ユニット28が実行する充填制御の一例を示したフローチャートである。制御ユニット28は、圧力センサ42により基づいて車両20側の圧力の昇圧率[MPa/min]を算出する(ステップS1)。昇圧率は、単位秒あたりの圧力の上昇量である。充填中においては、タンク22内での充填率が増大するにつれてこの圧力が上昇する。
尚、昇圧率は、所定期間(例えば10秒)内での昇圧率の平均値を最終的な昇圧率として算出してもよい。これにより、圧力センサ42の検出誤差による影響を抑制して、昇圧率を適切に算出できる。また、算出された昇圧率に基づいて微小時間経過後(例えば1秒後)での上昇量を予測し、予測された上昇量と実際の上昇量とを比較して、実際の上昇量が予測された上昇量よりも所定量低い状態(例えば実際の上昇量が予測された上昇量の半分未満)が連続的に発生した場合(例えば2秒)、平均値を算出するための所定期間を短縮してもよい。
次に、制御ユニット28は昇圧率に基づいて圧力損失ΔPを算出する(ステップS2)。図4は、昇圧率と圧力損失ΔP(MPa)との関係を期待したマップの一例である。横軸は昇圧率を示し、縦軸は圧力損失を示している。制御ユニット28は、このマップを参照して圧力損失ΔPを算出する。このマップは、予め実験により取得されており制御ユニット28に記憶されている。ここで、圧力損失ΔP=ΔPs+ΔPvと表すことができる。即ち、圧力損失ΔPは、ガスステーション10側の圧力損失ΔPs(規格ガスステーションの最小値)に、車両10の圧力損失ΔPvに加えた値である。通常ガスステーション10の充填通路12や充填ホース12hの径は、車両20の充填流路23の径より大きいためΔPv>ΔPsである。従って、ΔP≒ΔPvとして計算することも可能である。
次に、制御ユニット28は、圧力損失ΔPに対応した補正タンク温度Tcを算出する(ステップS3)。ステップS1~S3の処理は、算出部が実行する処理の一例である。具体的な算出方法について、以下に説明する。
ガスステーション10の制御ユニット16が算出する充填率SOCsは、以下の式により表すことができる。
SOCs[%]=ρ(Ps、Tv)/ρ(NWP、15℃)×100…(1)
ここで、ρ(P,T)は、タンク22内の圧力がP、温度がTであった場合のガス密度を表す。NWP(Nominal Working Pressure)は、タンク22を満充填したときの、基準温度(15℃)におけるタンク22内の圧力であり、例えば70MPaである。尚、車両20の制御ユニット28は、圧力Psを取得することはできない。また、上述したように、Ps≒Pv+ΔPであり、上記式(1)の温度Tvを補正タンク温度Tcとすると、
SOCs[%]=ρ(Pv+ΔP、Tc)/ρ(NWP、15℃)×100…(1)´
が成立する。
車両20側での実際の充填率SOCvは、以下の式により表すことができる。
SOCv[%]=ρ(Pv、Tv)/ρ(NWP、15℃)×100…(2)
従って、上記の(1)´と(2)とが同じと考えると、以下の式により表すことができる。
ρ(Pv+ΔP、Tc)=ρ(Pv、Tv)…(3)
車両20の制御ユニット28は、この式(3)を満たすような補正タンク温度Tcを算出する。例えば、Tc=Tv+0.1×nとし、nに整数を順次代入し、(3)が成立する場合での補正タンク温度Tcを算出する。
次に、車両20の制御ユニット28は補正タンク温度Tcをガスステーション10の制御ユニット16に送信する(ステップS4)。ステップS4の処理は、送信部が実行する処理の一例である。これにより、制御ユニット16は圧力Psと補正タンク温度Tcとに基づいて適切な充填率を算出することができる。ガスステーション10の制御ユニット16は、充填率が終了条件に到達したか否かを判定し、充填率が終了条件に到達するまで、車両20の制御ユニット28は、上述した処理を繰り返す。充填率が終了条件に到達した場合には、ガスステーション10の制御ユニット16は、遮断弁19を閉弁し、タンク22への燃料ガスの充填が終了する。
このように適切な充填率に基づいてタンク22への燃料ガスの充填が行われるため、実際の充填率よりも低い充填率で充填が終了することが回避され、車両20の走行距離も確保することができる。
[変形例]
次に、変形例の車両について説明する。図5は、変形例の車両が搭載した2つのタンク22a及び22bへの燃料ガスの充填中に生じる圧力損失の説明図である。図5は、図2Aに対応している。変形例の車両では、2つのタンク22a及び22bに同時に燃料ガスが充填される。従って、充填通路23aは、一端がレセプタクル25に接続され、途中で2つに分岐し、一方の分岐路の端部がタンク22aに接続され、他方の分岐路の端部がタンク22bに接続されている。尚、充填通路23aの径は位置によらずに略一定である。圧力センサ42は、充填通路23aの、分岐点よりもレセプタクル25側に設けられている。また、タンク22a及び22b内の温度を検出する温度センサ41a及び41bが設けられている。
ここで、レセプタクル25からタンク22aまでの通路の長さは、レセプタクル25からタンク22bまでの通路の長さよりも長く形成されている。このため、タンク22a内での圧力Pvaは、タンク22b内での圧力Pvbより低くなる。燃料ガスが流れる通路が長い方が圧力損失は増大するからである。図5には、圧力センサ42で検出される圧力値に対するタンク22a及び22bでのそれぞれでの圧力損失ΔPa及びΔPbを示しており、ΔPb<ΔPaである。また、ガスステーション10の圧力センサ14で検出される圧力値に対して圧タンク22b側での圧力は、圧力損失ΔP´の分だけ低くなる。ここで、ΔP´=ΔPs+ΔPv+ΔPbが成立する。
本変形例では、温度センサ41a及び41bによりそれぞれ検出される温度Tva及びTvbの低い値の方である温度Tvmを用いて、以下の式が成立する補正タンク温度Tcが算出される。
ρ(Pv+ΔP´、Tc)=ρ(Pv、Tvm)…(3)´
ここで、即ち、圧力損失が小さい方の値であるΔPbを用いる。このように左辺、右辺が共に充填率が高くなる方の値を使用することにより、適切な充填率で燃料ガスを充填できる。
尚、タンク22a及び22bは容積が同じであるがこれに限定されない。また、タンクが3つ以上ある場合も、上記と同様に充填率が高くなる方の値を用いて補正タンク温度Tcを算出することが望ましい。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
上記実施例及び変形例では、燃料電池21を搭載した燃料電池車両を車両の一例として説明したが、本発明を適用できる車両はこれに限定されない。例えば、燃料ガス又は冷却燃料ガスにより燃焼可能な内燃機関を搭載した車両であってもよい。この場合、タンクに充填される燃料ガスとしては、水素ガスの他に、液化石油ガス、液化天然ガス、圧縮天然ガス等がある。いずれの燃料ガスも、氷点下に冷却されてから、タンクに充填される。
5 冷却器
10 ガスステーション
13 ノズル
14 圧力センサ
20 車両
21 燃料電池
22 タンク
23 充填通路
25 レセプタクル
28 制御ユニット
41 温度センサ

Claims (1)

  1. ガスステーションから供給される燃料ガスを充填するタンクを備えた車両において、
    前記タンク内の燃料ガスの温度を補正した補正タンク温度を算出する算出部と、
    前記補正タンク温度を前記ガスステーションに送信する送信部と、を備え、
    前記ガスステーションは、前記車両側から送信された前記補正タンク温度と、前記タンクに燃料ガスを供給するための当該ガスステーション側での燃料ガスの圧力と、に基づいて前記タンクへの燃料ガスの充填率を算出し、
    前記算出部は、燃料ガスの充填中での前記車両側での燃料ガスの昇圧率に基づいて前記車両側での燃料ガスの圧力損失を算出し、前記圧力損失に基づいて前記充填率の低下量を補償するように前記タンク内の燃料ガスの温度を補正する、車両。
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