JP7070115B2 - 遠隔監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、無人変電所の構内を遠隔監視する遠隔監視システムに関する。
従来、変電所又は発電所の構内又は所内を監視するために、監視員が定期的に構内又は所内の各設備を目視で確認していた。しかし、変電所や発電所は非常に広いことから、日々の監視を行うための人的なコストが多くかかっていた。また、近年、変電所や発電所の設備の無人化に伴い、各種設備・機器の状態を遠隔地にある監視センターで常時監視するようになりつつあるが、設備や機器に関する異常を示す警報等が発報した場合においては、昼夜を問わず、現地へ監視員を派遣し、状況を目視で確認する等の初期対応が必要となっており、近年の変電所及び発電所の無人化に伴う監視業務の負担が増えていた。
この点、特許文献1は、無人変電所又は無人発電所の構内又は所内の監視を行う場所をつなぐようにして軌道レールを配設し、同軌道レール上に移動体を移動自在に設け、移動体に制御モータで上下の首振りと水平回転を行う昼間用監視カメラと夜間用監視カメラを並設し、画像の送受信と遠隔制御を行う制御回路・SS無線モジュールを設けた、構内監視装置を開示している。
特開2000-132773号公報
しかし、特許文献1に係る技術は、構内にレールを敷設し、そのルートをカメラ付きの監視装置が移動することで構内監視を行うものであるが、実際の変電所や発電所においては、日々のメンテナンス作業や設備改修作業等に伴い、構内のレイアウトが頻繁に変更になる場合や、交換用の機器が構内に一時的に設置される場合があり、これらの場合において、都度、レールの敷設変更等が必要となることから、対応に時間とコストがかかる。
本発明は、無人変電所のレイアウトやその変更等を問わず、無人変電所の構内を簡便に遠隔監視することが可能な遠隔監視システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備えている。
(1) 無人変電所の構内を遠隔監視する遠隔監視システムであって、前記構内を走行して、前記構内の設備を撮像する自走式装置と、前記自走式装置を遠隔制御し、前記自走式装置から巡視データを受信する制御装置とを備え、前記自走式装置は、前記制御装置から移動指令と撮像指令を受信する指令受信部と、前記移動指令に基づいて、当該自走式装置が前記構内を移動するために走行装置を駆動する駆動部と、前記撮像指令に基づいて、前記構内の設備を撮像装置で撮像するための撮像部と、前記撮像部により撮像された映像データを含む巡視データを、前記制御装置に送信する巡視データ送信部とを備え、前記制御装置は、前記自走式装置に、前記移動指令と前記撮像指令を送信する指令送信部と、前記巡視データを受信する巡視データ受信部と、前記巡視データを格納する記憶部と、を備え、前記移動指令及び前記撮像指令はルーチン化されている、遠隔監視システム。
(2) 前記遠隔監視システムにおいて、前記制御装置は、前記巡視データを時系列表示するデータ表示部を更に備えてもよい。
(3) 前記遠隔監視システムにおいて、前記制御装置は、前記巡視データ内の異常データを検知する異常検知部を更に備えてもよい。
(4) 前記遠隔監視システムにおいて、前記制御装置は、更に、前記自走式装置が前記構内の巡視を実行する巡視条件を設定する巡視条件設定部を備え、前記指令送信部は、前記巡視条件に対応した前記移動指令及び前記撮像指令を前記自走式装置に送信してもよい。
(5) 前記遠隔監視システムにおいて、前記撮像部は、更に撮像装置でサーモ画像を撮像し、前記巡視データにはサーモ画像が含まれてもよい。
(6) 前記遠隔監視システムにおいて、前記自走式装置は、更に臭気センサと該臭気センサから臭気データを取得する臭気データ取得部とを備え、前記制御装置からの臭気データ取得指令に基づいて臭気データを取得し、前記巡視データには臭気データが含まれてもよい。
本発明によれば、変電所内のレイアウトやその変更等を問わず、無人変電所の構内を簡便に遠隔監視することが可能な遠隔監視システムを提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る遠隔監視システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る遠隔監視システムが有する制御装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る遠隔監視システムが有する自走式装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る遠隔監視システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る遠隔監視システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る遠隔監視システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る遠隔監視システムのデータ表示方法の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る遠隔監視システムのデータ表示方法の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る遠隔監視システムのデータ表示方法の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る遠隔監視システムの表示画面の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る遠隔監視システムの異常報知方法の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る遠隔監視システムの表示画面の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図1~図7Bを参照することにより説明する。
〔1.発明の構成〕
最初に、本発明の構成について、図1~図3を参照することにより説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る遠隔監視システム1の全体構成図である。遠隔監視システム1は、制御装置10と自走式装置20とを備える。
制御装置10は、自走式装置20を遠隔制御することにより、自走式装置20に無人変電所の構内を走行させると共に、構内の設備を撮像させ、自走式装置20から撮像データを含む巡視データを受信する。更に、制御装置10は、自走式装置20から受信した巡視データを表示装置に表示し、巡視データ内の異常データを報知する。なお、通常、制御装置10は監視センターに設置され、監視センターに駐在する監視員は、制御装置10によって表示される巡視データを視認することが可能であると共に、制御装置10によって報知される異常データを認識することが可能である。
自走式装置20は、制御装置10からの指令に基づいて、無人変電所の構内を走行すると共に、構内の設備を撮像し、撮像データを含む巡視データを制御装置10に送信する。自走式装置20は、無人変電所の構内を走行することを可能とするため、オフロード対応となっている。また、制御装置10からのリアルタイムの指令に基づいて、走行及び撮像を実行してもよく、予め制御装置10からの指令をまとめて記憶し、記憶された指令に基づいて走行及び撮像を実行してもよい。
また、自走式装置20は、制御装置10によって自動制御されることにより走行及び撮像を実行することも可能であり、監視センターの監視員によって手動制御されることにより走行及び撮像を実行することも可能である。
なお、自走式装置20は、使用していない際、ホームステーションに接続され、ホームステーションから充電される。
なお、図1においては、1台の制御装置10と1台の自走式装置20とが紐づいているが、これには限定されない。例えば、複数の無人変電所の各々に自走式装置20を設置し、1箇所の監視センターに設置された1台の制御装置10が、複数の自走式装置20を制御してもよい。
図2は、制御装置10の構成図である。制御装置10は、制御部11、記憶部12、及び表示装置13を備え、制御部11は、指令送信部111、巡視データ受信部112、データ表示部113、異常検知部114、及び巡視条件設定部115を備える。
制御部11は、CPU、ROM、RAM、CMOSメモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
CPUは制御装置10を全体的に制御するプロセッサである。該CPUは、ROMに格納されたシステムプログラム及びアプリケーションプログラムを、バスを介して読み出し、該システムプログラム及びアプリケーションプログラムに従って制御装置10全体を制御することで、図2に示すように制御部11を指令送信部111、巡視データ受信部112、データ表示部113、異常検知部114、及び巡視条件設定部115の機能を実現するように構成される。RAMには一時的な計算データや表示データ等の各種データが格納される。CMOSメモリは図示しないバッテリでバックアップされ、制御装置10の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。
指令送信部111は、自走式装置20に対して、無人変電所の構内での移動を指示する移動指令と、構内の設備の撮像を指示する撮像指令とを生成し、送信する。この移動指令と撮像指令とは、自走式装置20が構内を移動している最中に、リアルタイムで自走式装置20に送信されてもよく、自走式装置20が構内を移動する前に、予め自走式装置20にまとめて送信されてもよい。
また、移動指令と撮像指令は基本的にはルーチン化されている。この「ルーチン」とは、自走式装置20が所定の時間に所定の移動ルートを走行することで所定の設備に移動し、所定の時間に設備を撮像することである。この場合、移動指令は、予め定められた自走式装置20の移動ルートに対応して生成される。また、撮像指令は、自走式装置20が、撮像の対象となる設備を撮像可能な位置に到達した際、当該位置における撮像を指令するものである。
更に、指令送信部111は、非常時に自走式装置20が特定の設備に移動し、撮像するケースにおいても移動指令及び撮像指令を生成し、これら移動指令及び撮像指令を自走式装置20に送信する。この場合、自走式装置20の移動先の設備に応じて自走式装置20の移動ルートが定まり、移動指令はこの移動ルートに対応して生成され、撮像指令はこの特定の設備が存在する場所に対応して生成される。
更に、指令送信部111は、無人変電所の構内に侵入禁止箇所が存在すると仮定した場合に、この侵入禁止箇所を迂回するルートに対応する移動指令を生成する。
更に、指令送信部111は、無人変電所の構内の臭気指数を測定するため、自走式装置20に対して、臭気データ取得指令を生成し、送信してもよい。
巡視データ受信部112は、自走式装置20によって撮像された映像データや臭気データを含む巡視データを自走式装置20から受信し、記憶部12に格納する。
データ表示部113は、記憶部12に格納された巡視データを、表示装置13に時系列で表示する。とりわけ、データ表示部113は、巡視データに含まれる映像データを、当該映像データが撮像された場所の場所IDと共に、時系列で表示する。データ表示部113が映像データを時系列表示する際には、当該映像データのサムネイル画像を一覧表示することが可能である。
また、データ表示部113は、後述の異常検知部114により異常が検知された異常データを表示装置13内で示すことも可能である。
更に、データ表示部113は、自走式装置20が巡視する変電所の構内の平面図等の構内図を表示装置13に表示することも可能である。
異常検知部114は、巡視データ内の異常データを検知する。例えば、異常検知部114は機械学習の結果として生成される学習モデルを用いて、巡視データ内の異常データを検知することが可能である。より具体的には、記憶部12に格納された過去の巡視データの各々につき、監視員が正常か異常かで二値化したフラグを付与した学習データを用いて、制御装置10が機械学習し、異常検知部114は、この機械学習によって生成される学習モデルを用いて、各巡視データが正常か異常かを判定することが可能である。
とりわけ、巡視データに含まれる映像データが、連続する静止画から構成される動画であると共に、この動画が所定の時間に所定の場所で撮像された動画である場合、この動画を構成する各静止画に対して、監視員が正常か異常かを二値化したフラグを付与した学習データを用いることにより、巡視データに含まれる映像データが動画だったとしても、この動画を用いて機械学習し、学習モデルを生成することが可能である。
巡視条件設定部115は、自走式装置20が無人変電所の構内の巡視を実行する巡視条件を設定する。巡視条件設定部115は、例えば、天気に応じて、自走式装置20が巡視する設備や巡視時間が異なるように、巡視条件を設定することが可能である。巡視条件設定部115が巡視条件を設定した場合には、指令送信部111は、巡視条件設定部115によって設定された巡視条件が成立した際に、巡視条件に対応するルーチンの移動指令及び撮像指令を自走式装置20に送信する。あるいは、指令送信部111は、自走式装置20が巡視条件に基づいた巡視をするように、事前に移動指令及び撮像指令を自走式装置20に送信してもよい。
巡視条件設定部115は、例えば、天気が晴れの場合に、自走式装置20が通常のルーチンに従って巡視を実行し、天気が晴れ以外の場合には、自走式装置20が各々の天気に対応した移動ルートと巡視時間(移動時間)に従ったルーチンを実行するよう巡視条件を設定することが可能である。あるいは、例えば天気が台風等の通常時ではない場合には、自走式装置が所定の時間間隔で巡視を繰り返すように巡視条件を設定することが可能である。
記憶部12は、巡視データ受信部112が自走式装置20から受信した巡視データを記憶する。また、記憶部12は、異常検知部114が異常データを検知するために用いる学習モデルを記憶する。また、記憶部12は、表示装置13によって表示される、無人変電所の構内の平面図等の構内図を記憶する。
更に、記憶部12は、指令送信部111が自走式装置20に対して送信する移動指令及び/又は撮像指令を事前に記憶することが可能である。具体的には、記憶部12は、ルーチン化されている移動指令と撮像指令を記憶し、指令送信部111が記憶部12に記憶された移動指令と撮像指令を読み取って、自走式装置20に対して送信することが可能である。
更に、記憶部12は、自走式装置20が無人変電所の構内において巡視する移動ルート中の任意の場所に、侵入禁止箇所や障害物が存在する場合を想定して、これら侵入禁止箇所や障害物を迂回する迂回ルートに対応する移動指令を、事前に記憶することも可能である。
更に、記憶部12は、自走式装置20が、無人変電所の構内の任意の設備付近に移動して撮像する場合、この設備の場所まで移動する移動ルートに対応した移動指令と撮像指令を事前に記憶し、指令送信部111が記憶部12に記憶された移動指令と撮像指令を読み取って、自走式装置20に対して送信することが可能である。
表示装置13は、巡視データや平面図等の構内図を表示すると共に、異常データの検知を報知するために用いる装置である。
図3は、自走式装置20の構成図である。自走式装置20は、走行装置21、撮像装置22、臭気センサ23、及び制御部24を備え、制御部24は、指令受信部241、駆動部242、撮像部243、臭気データ取得部244、及び巡視データ送信部245を備える。
走行装置21は、自走式装置20が無人変電所の構内の巡視のため自走する際に用いられる物理的な装置であり、例えばモータ、タイヤ、キャタピラ等を備えることが可能である。上記のように、自走式装置20はオフロード対応しているため、走行装置21もオフロードでの走行が可能となるように構成されている。
撮像装置22は、無人変電所の構内の設備を撮像するための装置である。撮像装置22は、静止画を撮像するための通常のカメラであってもよく、連続する静止画から構成される動画を撮像する通常のカメラであってもよい。撮像装置22は、更に、構内の設備のサーモ画像を撮像するためのサーモカメラを含んでもよい。更に、撮像装置22は、移動ルート上の侵入禁止箇所や障害物を撮像することが可能である。
臭気センサ23は、臭気指数を測定するためのセンサであり、例えば構内の設備の一部で燃焼が発生している場合、この燃焼によって生成される臭気の臭気指数を計測することが可能である。
制御部24は、CPU、ROM、RAM、CMOSメモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
CPUは自走式装置20を全体的に制御するプロセッサである。該CPUは、ROMに格納されたシステムプログラム及びアプリケーションプログラムを、バスを介して読み出し、該システムプログラム及びアプリケーションプログラムに従って自走式装置20全体を制御することで、図3に示すように制御部24を指令受信部241、駆動部242、撮像部243、臭気データ取得部244、及び巡視データ送信部245の機能を実現するように構成される。RAMには一時的な計算データや表示データ等の各種データが格納される。CMOSメモリは図示しないバッテリでバックアップされ、自走式装置20の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。
指令受信部241は、制御装置10から移動指令と撮像指令を受信する。なお、指令受信部241は、移動指令の受信の都度、移動指令を後述の駆動部242に送信し、撮像指令の受信の都度、撮像指令を後述の撮像部243に送信してもよく、あるいは、受信した移動指令と撮像指令を、記憶部(不図示)に格納し、駆動部242が記憶部に格納された移動指令を読み取り、撮像部243が記憶部に格納された撮像指令を読み取ってもよい。
駆動部242は、指令受信部241が受信した移動指令に基づいて走行装置21を駆動する。より詳細には、駆動部242は、自走式装置20が備えるGPS(不図示)によって、自走式装置20の位置する場所を検知し、GPSによって検知される場所の場所情報が、移動指令に含まれる移動先に合致するように走行装置21を駆動してもよい。あるいは、駆動部242は、ビーコンによって自走式装置20の位置する場所情報を取得し、この場所情報が示す場所が、移動指令に含まれる移動先に合致するように走行装置21を駆動してもよい。あるいは、制御装置10に含まれ、監視員によって手動操作されるラジコンのプロポから受信した移動指令に基づいて、走行装置21を駆動してもよい。
撮像部243は、指令受信部241が受信した撮像指令に基づいて、撮像装置22で無人変電所の構内の設備を撮像する。より詳細には、撮像部243は、上記のようにGPSやビーコンによって検知された自走式装置20の位置する場所情報を取得し、撮像指令に含まれる撮像場所がこの場所情報に合致した際に、無人変電所の構内の設備を撮像してもよい。あるいは、自走式装置20が通常のルーチンに従って巡視を行ったり、事前に設定された移動ルートを移動することにより巡視を行ったりする場合には、自走式装置20の走行速度と移動を開始してからの時間によって、自走式装置20の走行距離を算出し、自走式装置20の移動ルート上でこの走行距離に対応する現在位置が、撮像指令に含まれる撮像場所に一致した場合に、撮像部243は撮像を実行してもよい。あるいは、撮像部243で構内の設備を画像認識し、撮像指令に含まれる設備と、画像認識した設備とが合致した場合に、撮像部243は撮像を実行してもよい。
更に撮像部243は、撮像装置22が、移動ルート上の侵入禁止箇所や障害物を撮像した場合には、侵入禁止箇所や障害物の存在を検知することが可能である。
臭気データ取得部244は、指令受信部241が受信した臭気データ取得指令に基づいて、臭気センサ23で臭気指数を測定する。臭気データ取得部244は、撮像部243と同様に、GPSやビーコンによって検知された自走式装置20の位置する場所情報が、臭気データ取得指令に含まれる取得場所に合致した際に、臭気データを取得してもよい。あるいは、自走式装置20が通常のルーチンに従って巡視を行ったり、事前に設定された移動ルートを移動することにより巡視を行ったりする場合には、自走式装置20の走行速度と移動を開始してからの時間によって、自走式装置20の走行距離を算出し、自走式装置20の移動ルート上でこの走行距離に対応する現在位置が、臭気データ取得指令に含まれるデータ取得場所に一致した場合に、臭気データ取得部244は臭気データを取得してもよい。
巡視データ送信部245は、撮像部243によって撮像された映像データ、及び臭気データ取得部244によって取得された臭気データを含む巡視データを制御装置10に送信する。この映像データは、無人変電所の構内の場所の識別子である場所IDと紐づけられた形で、制御装置10に送信される。例えば、映像データの映像に、ある場所の映像が含まれる場合、当該映像データとその場所の場所IDとを紐づけてもよい。あるいは、構内の設備に目印を貼り付け、当該目印を含む映像を、目印が付加された設備が設置される場所の場所IDと紐づけてもよい。この場合、静止画としての映像、あるいは動画としての映像に含まれる静止画を、当該目印を用いて補正することにより、撮像時点が異なる静止画を、同じアングルの静止画となるよう補正してもよい。
あるいは、自走式装置20が通常のルーチンに従って巡視を行ったり、事前に設定された移動ルートを移動することにより巡視を行ったりする場合には、自走式装置20の走行速度と移動を開始してからの時間によって、自走式装置20の走行距離を算出し、自走式装置20の移動ルート上でこの走行距離に対応する現在位置の場所IDと映像データとを紐づけてもよい。
また、巡視データ送信部245は、同時に取得された、通常のカメラの映像と、サーモカメラの映像と、臭気データとを紐づけて、制御装置10に送信する。
なお、巡視データ送信部245による巡視データの送信タイミングは特に限定されない。例えば、巡視データ送信部245は、自走式装置20が構内を移動している最中に、リアルタイムで巡視データを制御装置10に送信してもよく、自走式装置20がホームステーションに帰還した際に、自身から直接、あるいはホームステーションを介して、巡視データをまとめて制御装置10に送信してもよい。
〔2.巡視データ取得動作〕
図4A~図4Cは、遠隔監視システム1の動作、とりわけ遠隔監視システム1の制御装置10が自走式装置20から巡視データを取得するフローを示す。
ステップS1で、制御装置10は、自走式装置20の動作時刻や巡視ルート、巡視条件等を設定する。具体的には、監視員が制御装置10に入力した入力データに基づいて、自走式装置20の動作時刻、巡視ルート、巡視条件等を設定することが可能である。
ステップS2で、制御方法が自動である場合(S2:自動)には、処理はステップS3に移行する。制御方法が手動である場合(S2:手動)には、処理はステップS4に移行する。
ステップS3で、通常のコンディションである場合(S3:YES)には、処理はステップS5に移行する。通常のコンディションでない場合(S3:NO)には、処理はステップS6に移行する。ここで、「通常のコンディション」とは、ステップS1において設定された巡視条件内で、「通常のコンディション」として設定された条件である。例えば、「通常のコンディション」として、天気が晴れであることを設定した場合、現時点の天気が晴れであれば、処理はステップS5に移行し、現時点の天気が晴れ以外であれば、処理はステップS6に移行する。
ステップS4で、監視員は手動で、自走式装置20が指定監視場所に移動するよう操作する。監視員は、例えば後述のように、制御装置10が備える表示装置13に表示される無人変電所の構内の平面図等の構内図内で、指定監視場所を指定することにより、自走式装置20を指定監視場所に移動させることが可能である。あるいは、監視員は、制御装置10が備えるラジコンのプロポを手動操作することにより、自走式装置20を指定監視場所に移動させてもよい。その後、処理はステップS17に移行する。
ステップS5で、制御装置10は、現在時刻がステップS1において設定された動作時刻となったことを確認し、自走式装置20を起動する。より具体的には、制御装置10は、自走式装置20が通常のコンディション時のルーチンに従った巡視を実行するよう、自走式装置20を起動する。
ステップS6で、制御装置10は通常のコンディションではない特定のコンディション時の移動ルートを確認し、自走式装置20を起動する。例えば、「通常のコンディション」の天気が晴れであり現時点の天気が雨である場合には、自走式装置20が、天気が雨の場合の移動ルート及び巡視時間(移動時間)に従った巡視を実行するよう、制御装置10は自走式装置20を起動する。
ステップS7で、自走式装置20は、巡視ルートを走行すると共に、巡視ルート上で無人変電所の構内の設備を撮像する。
ステップS8で、巡視ルートに侵入禁止箇所があった場合(S8:有り)には、処理はステップS9に移行する。巡視ルートに侵入禁止箇所がない場合(S8:無し)には、処理はステップS10に移行する。
ステップS9で、自走式装置20は迂回ルートを選定する。
ステップS10で、自走式装置20は通常ルートを選定する。
ステップS11で、自走式装置20は、巡視ルートを走行すると共に、巡視ルート上で無人変電所の構内の設備を撮像する。
ステップS12で、巡視ルートに障害物があった場合(S12:有り)には、処理はステップS13に移行する。巡視ルートに障害物がない場合(S12:無し)には、処理はステップS14に移行する。
ステップS13で、自走式装置20は一時停止した上で撮像を継続する。その後、処理はステップS8に移行する。
ステップS14で、自走式装置20は、巡視ルートを走行すると共に、巡視ルート上で無人変電所の構内の設備を撮像する。
ステップS15で、自走式装置20はホームステーションに帰還し、巡視データを制御装置10に送信する。
ステップS16で、自走式装置20はホームステーションから充電する。充電完了後、一連の処理は終了する。
ステップS17で、自走式装置20は指定監視場所を撮影する。
ステップS18で、自走式装置20はホームステーションに帰還し、巡視データを制御装置10に送信する。
ステップS19で、自走式装置20はホームステーションから充電する。充電完了後、一連の処理は終了する。
なお、上記のステップS1~S19は、必要に応じて、適宜処理の順序を入れ替えてもよい。
〔3.巡視データ表示方法〕
図5~図6Bは、制御装置10における巡視データの表示方法を示す。
図5は、通常の巡視ルーチンによって取得された巡視データの表示方法を示す。図5に示すように、制御装置10が備える表示装置13には、変電所毎のモニタを表示するためのアイコンが一覧表示される。図5に示す例においては、左から順に、「A変電所モニタ」のアイコン、「B変電所モニタ」のアイコン、「C変電所モニタ」のアイコン、「D変電所モニタ」のアイコンが一覧表示されている。これらのうち例えば「A変電所モニタ」のアイコンをクリックすると、A変電所の平面図aが表示される。
監視員は、図5の平面図a内の定期巡視範囲のうち、点線の長方形で示されるごとく巡視データを確認したい領域を選択し、通常カメラの映像を表示するか、サーモカメラの映像を表示するかを選択し、更に、確認したい巡視データの日時を入力する。これにより、監視員の操作により選択された巡視データとして、通常カメラによる映像又はサーモカメラによる映像が表示装置13に表示される。
なお、表示装置13には変電所毎のモニタを表示するためのアイコンが一覧表示されるとしたが、これに限定されない。例えば、表示装置13のモニタの面積がある程度以上大きい場合には、各変電所の平面図を一覧表示してもよい。
また、図5に示す例においては、表示装置13に各変電所の構内の平面図が表示され、監視員が、当該平面図内で巡視データを確認したい領域を選択しているが、これには限定されない。表示装置には各変電所の構内の立面図や、3D図面を用いた立体図が構内図として表示され、監視員はこれらの構内図内で巡視データを確認したい領域を選択してもよい。
とりわけ、構内図として立体図が表示装置13に表示される場合に、監視員がグラフィック表示された立体図の任意の場所を指定すると,その場所の「緯度・経度・高さ」、又は、何らかの基準からの相対位置としての「縦・横・高さ」が算定され、これら「緯度・経度・高さ」又は「縦・横・高さ」が、制御装置10から自走式装置20に送信される移動指令・撮影指令に反映される。あるいは、監視員が表示画面13内で「緯度・経度・高さ」又は「縦・横・高さ」を数値で指定し、指定された「緯度・経度・高さ」又は「縦・横・高さ」が、制御装置10から自走式装置20に送信される移動指令・撮影指令に反映されてもよい。
図6は、通常の巡視ルーチンによる定期巡視範囲に含まれない領域を巡視して巡視データを取得し、表示する場合の巡視データの表示方法を示す。図5と同様、制御装置10が備える表示装置13には、変電所毎のモニタを表示するためのアイコンが一覧表示され、いずれかのアイコンを選択するとアイコンに対応する変電所の構内図が表示される。表示された構内図内で、巡視データを取得したい領域を選択した後、通常カメラの映像を表示するか、サーモカメラの映像を表示するかを選択する。すると、自走式装置20は、変電所の構内の、選択された領域に対応する場所に移動し、当該場所で撮像を実行する。自走式装置20は撮像を終了したらホームステーションに帰還し、巡視データを制御装置10に送信する。制御装置10は、自走式装置20から受信した巡視データを表示する。
この際、監視員が変電所の構内図a内で巡視データを取得したい領域を選択した上で、通常カメラの映像を表示するか、サーモカメラの映像を表示するか選択した時点で、制御装置10は、構内図a内の選択領域を囲う点線を点滅させ、自走式装置20から巡視データを受信した時点で、点滅を終了し通常の点灯状態としてもよい。あるいは、自走式装置20から巡視データを受信する前後で、構内図a内の選択領域を囲う点線や選択領域自体の色を変えてもよい。
図7A及び図7Bは、巡視データを時系列表示する表示方法を示す。監視員が巡視データを時系列表示させたい場合には、構内図a内で巡視データを表示させたい領域を選択すると共に、所定の操作により構内図a内に日付バーを表示させ、日付バー内で表示させたい期間をドラッグすると、図7A内のbに示すように、表示させたい場所・期間の巡視データのサムネイル画像(通常カメラによる映像のサムネイル画像)が、縦軸を場所ID、横軸を日時として一覧表示される。
一覧表示されたサムネイル画像から、巡視データとしての映像を表示させたいサムネイル画像を選択すると、図7Bに示すように、撮影の日時、天気と共に、通常カメラによる映像c、サーモカメラによる映像d、及び各種センサ値eが表示装置13に拡大表示される。なお、通常カメラによる映像cとサーモカメラによる映像dは、静止画でも良く動画でも良い。
〔4.異常データ報知方法〕
図8A~図8Bは、制御装置10における異常データの報知方法を示す。
図7Aに示した巡視データの表示方法と同様に、監視員が構内図a内で巡視データを表示させたい領域を選択すると共に、所定の操作により構内図aに表示された日付バー内で表示させたい期間をドラッグすると、表示させたい領域・期間の巡視データのサムネイル画像が、縦軸を場所ID、横軸を日時として一覧表示される。これらの各々のサムネイル画像に対応する巡視データのうち、制御装置10の異常検知部114によって異常が検知された異常データは、当該異常データに対応するサムネイル画像が図8Aに示すように強調表示される。
監視員が、強調表示されたサムネイル画像から、異常の内容を表示させたいサムネイル画像を選択すると、図8Bに示すように、撮影の日時、天気と共に、通常カメラによる映像c、サーモカメラによる映像dに加えて、異常の内容が記載された報知内容fが表示装置13に拡大表示される。なお、通常カメラによる映像cとサーモカメラによる映像dは、静止画でもよく動画でもよい。
また、図8Aの表示装置13に示すように、巡視データの中に異常データを含む変電所のアイコンを強調表示してもよい。監視員は、強調表示されたアイコンをクリックすることにより、より早く異常データを認識することが可能となる。
また、図示はしないが、異常データの場所IDに対応する構内図内の場所を強調表示してもよい。
〔5.実施形態が奏する効果〕
以上、説明したように構成された本実施形態によれば、無人変電所の構内を巡視して、構内の設備を撮像する自走式装置20と、自走式装置20を遠隔制御し、自走式装置20から巡視データを受信する制御装置10とを備える遠隔監視システムであって、自走式装置20は、制御装置10から受信する移動指令及び撮像指令に基づいて巡視し、この移動指令と撮像指令はルーチン化されている。これにより、無人変電所内のレイアウトやその変更等を問わず、無人変電所の構内の設備を簡便に遠隔監視することが可能となる。
また、移動指令と撮像指令がルーチン化されていることにより、巡視データを時系列表示した場合、異なる日時の巡視データの比較がしやすく、ルーチン化された移動指令と撮像指令によって得られた巡視データを用いることにより、機械学習を実行することも可能となる。
また、本実施形態によれば、制御装置10は、巡視データを時系列表示する。無人変電所の監視員は、時系列に沿って巡視データの映像を目視で比較することにより、異常箇所を判定しやすくなる。
また、本実施形態によれば、制御装置10は、巡視データ内の異常データを自動的に検知する。無人変電所の構内の設備の異常箇所の検知が自動化されることにより、とりわけ巡視データのデータ量が膨大になった場合に、人手で異常箇所を検知するケースに比較して、より簡便に異常箇所を検知することが可能となる。
また、本実施形態によれば、制御装置10は、事前に巡視条件を設定し、自走式装置20に対して、この巡視条件に対応した移動指令及び撮像指令を送信する。これにより、通常のルーチンとは異なる特別なコンディションが発生した場合に、自走式装置20は、この特別なコンディションに対応した巡視を実行することが可能となる。
また、本実施形態によれば、自走式装置20はサーモ画像を撮像し、巡視データにはサーモ画像が含まれる。これにより、設備の外見からは異常が認められないものの、設備内で異常が発生しているケースに対応することが可能となる。
また、本実施形態によれば、自走式装置20は臭気データを取得し、巡視データには臭気データが含まれる。これにより、例えば設備内で燃焼が発生している場合に、この燃焼によって発生する臭気に基づいて、異常の発生を検知することが可能となる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態に本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、自走式装置20は、無人変電所の構内の設備の異常を監視するため、臭気センサ以外のセンサ、例えば光センサ、磁気センサ、ガス濃度センサ等を備えることが可能である。
また、自走式装置20は、撮像装置22として通常のカメラ、サーモカメラ以外のカメラ、例えば紫外線カメラを備えることが可能である。
また、本実施形態に係る遠隔監視システム1は、無人変電所の構内を監視するとしたが、これには限定されない。例えば、遠隔監視システム1は、無人発電所等の所内を監視することも可能である。
なお、上記の遠隔監視システム1に含まれる各装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせによりそれぞれ実現することができる。また、上記の遠隔監視システム1に含まれる各装置により行なわれる遠隔監視方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 遠隔監視システム
10 制御装置
11 制御部
12 記憶部
13 表示装置
20 自走式装置
21 走行装置
22 撮像装置
23 臭気センサ
24 制御部
111 指令送信部
112 巡視データ受信部
113 データ表示部
114 異常検知部
115 巡視条件設定部
241 指令受信部
242 駆動部
243 撮像部
244 臭気データ取得部
245 巡視データ送信部

Claims (6)

  1. 無人変電所の構内を遠隔監視する遠隔監視システムであって、
    前記構内を巡視して、前記構内の設備を撮像する自走式装置と、
    前記自走式装置を遠隔制御し、前記自走式装置から巡視データを受信する制御装置とを備え、
    前記自走式装置は、
    前記制御装置から移動指令と撮像指令を受信する指令受信部と、
    前記移動指令に基づいて、当該自走式装置が前記構内を巡視するために走行装置を駆動する駆動部と、
    前記撮像指令に基づいて、前記構内の設備を撮像装置で撮像するための撮像部と、
    前記撮像部により撮像された映像データを含む巡視データを、前記制御装置に送信する巡視データ送信部とを備え、
    前記制御装置は、
    前記自走式装置に、前記移動指令と前記撮像指令を送信する指令送信部と、
    前記巡視データを受信する巡視データ受信部と、
    前記巡視データを格納する記憶部と、
    を備え、
    前記移動指令及び前記撮像指令はルーチン化されており、
    前記無人変電所の構内に侵入禁止箇所が存在すると仮定した場合に前記侵入禁止箇所を迂回する迂回ルートに対応する前記移動指令が生成され、前記自走式装置は前記迂回ルートを選定する、
    遠隔監視システム。
  2. 前記制御装置は、前記巡視データを時系列表示するデータ表示部を更に備える、請求項1に記載の遠隔監視システム。
  3. 前記制御装置は、前記巡視データ内の異常データを検知する異常検知部を更に備える、請求項1又は2に記載の遠隔監視システム。
  4. 前記制御装置は、更に、前記自走式装置が前記構内の巡視を実行する巡視条件を設定する巡視条件設定部を備え、
    前記指令送信部は、前記巡視条件に対応した前記移動指令及び前記撮像指令を前記自走式装置に送信する、請求項1~3のいずれか1項に記載の遠隔監視システム。
  5. 前記撮像部は、更に撮像装置でサーモ画像を撮像し、前記巡視データにはサーモ画像が含まれる、請求項1~4のいずれか1項に記載の遠隔監視システム。
  6. 前記自走式装置は、更に臭気センサと該臭気センサから臭気データを取得する臭気データ取得部とを備え、前記制御装置からの臭気データ取得指令に基づいて臭気データを取得し、前記巡視データには臭気データが含まれる、請求項1~5のいずれか1項に記載の遠隔監視システム。
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