JP7068515B1 - 共同視聴システム、情報処理装置、共同視聴方法及び共同視聴プログラム - Google Patents

共同視聴システム、情報処理装置、共同視聴方法及び共同視聴プログラム Download PDF

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【課題】複数の視聴者によるデジタルコンテンツの共同視聴に係る新規な技術を提供すること【解決手段】複数の視聴者が共同でデジタルコンテンツを視聴する共同視聴システムであって、前記共同視聴システムは、イベント登録部及び、イベント制御部を備え、前記イベント登録部は、デジタルコンテンツを視聴する為のイベントページを生成し、イベント情報に対してデジタルコンテンツを対応付け可能に構成され、前記イベントページにアクセスする為のアドレス及び、イベントの開始日時が対応付けられるイベント情報を登録し、前記イベント制御部は、前記イベントページを表示処理可能であって、前記イベントページは、前記イベント情報に対応付けられた前記デジタルコンテンツを再生するコンテンツ再生部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、共同視聴システム、情報処理装置、共同視聴方法及び共同視聴プログラムに関する。
従来より、様々なデジタルコンテンツの配信が行われている。特に最近では様々な映像コンテンツの配信が盛んに行われており、複数人で同じ映像を視聴して楽しむサービスも知られている。
特許文献1には、ソーシャルサービスを提供するソーシャルプラットフォーム上に構築されたコンテンツプラットフォームで動画コンテンツを流通するものであって、前記ソーシャルサービスのユーザ間のソーシャルネットワークに関する情報を管理する管理部、および前記ソーシャルネットワークによるユーザと関係が設定された他人リストから少なくとも1人の対話相手が選択されると、前記対話相手との対話画面を前記動画コンテンツが再生される動画再生画面と同時に表示する一緒に表示機能を提供する提供部を備えるコンテンツ提供システムに関する技術が開示されている。
特許文献2には、インターネットを介して複数のクライアントデバイスと通信し、それによって、ユーザの複数のソーシャルコンテンツが映画のような使用許諾を受けたメディアコンテンツの同期されたストリームに参加できるウェブサーバを含む。使用許諾を受けたメディアコンテンツのマルチユーザ体験をスケジュールし、参加する複数のユーザが実質的に同期される態様でメディアストリームを受信するように、使用許諾を受けたコンテンツのストリーミングをさらに同期し、複数のユーザが使用許諾を受けたメディアコンテンツの実質的に同期された受信と調和する時間的コンテキスト方法で交流できるように、複数の受信者の間におけるソーシャルコンテンツインタラクションを提供するシステムに関する技術が開示されている。
特開2016-071887号公報 特開2020-144880号公報
引用文献のように、映画や音楽等のデジタルコンテンツの視聴権をユーザに提供し、複数のユーザで共同視聴する技術は従来から存在する。一方で、共同視聴のためのスケジューリングを効率的に行うことはできなかった。また、視聴者間の一体感が十分とは言えなかった。更に、上映権等の許諾を受けたデジタルコンテンツについて、知り合いの枠を超えて共同視聴することはできなかった。
そこで本発明は、複数の視聴者によるデジタルコンテンツの共同視聴に係る新規な技術を提供することを課題とする。
上記発明を解決するために、本発明は、複数の視聴者が共同でデジタルコンテンツを視聴する共同視聴システムであって、
前記共同視聴システムは、イベント登録部及び、イベント制御部を備え、
前記イベント登録部は、デジタルコンテンツを視聴する為のイベントページを生成し、イベント情報に対してデジタルコンテンツを対応付け可能に構成され、前記イベントページにアクセスする為のアドレス及び、イベントの開始日時が対応付けられるイベント情報を登録し、
前記イベント制御部は、前記イベントページを表示処理可能であって、
前記イベントページは、前記イベント情報に対応付けられた前記デジタルコンテンツを再生するコンテンツ再生部を有する。
このような構成とすることで、イベントの主催者は、イベント情報を登録してスケジューリングが可能となり、また、イベント情報に対して視聴するデジタルコンテンツを対応付けることが可能となる。これにより、デジタルコンテンツのメタ情報に基づいたスケジューリングや、周知が可能となり、また更に、デジタルコンテンツの利用状況の把握や権利者に対する報酬額の算定等が可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記イベントページは、更に、主催者表示部及び参加者表示部を備え、
前記主催者表示部は、前記イベントの主催者の映像を表示し、
前記参加者表示部は、前記イベントの参加者の映像を表示し、
前記主催者表示部及び前記参加者表示部は、前記コンテンツ再生部と並べて配置される。
本発明の好ましい形態では、前記イベントページは、更に、前記イベントの主催者及び/又は前記参加者がアクションを実行する為のアクション実行部を備え、
前記アクション実行部は、前記主催者及び/又は前記参加者によるリアクションを入力する為のアクションボタン若しくは、メッセージ及び/又はステッカの投稿及び表示を行う為のメッセージ制御部を少なくとも含む。
このような構成とすることで、主催者及び利用者は、ネットワークを介してではあるが、同じ施設でデジタルコンテンツの視聴を行っているような感覚となり、より一体感をもってデジタルコンテンツを視聴することができる。
本発明の好ましい形態では、前記共同視聴システムは、更に、前記利用権を販売する為の利用権販売部を備え、
前記利用権が対応付けられていないイベントの前記イベントページは、所定時間経過で閉場される。
このような構成とすることで、デジタルコンテンツの利用権を購入して、それを共同視聴する為のプラットフォームを提供することが可能となる。例えば、主催者及び参加者がイベントページに集まって相談を行い、視聴するデジタルコンテンツを決定して、それを購入するようなことが可能となる。この時、所定時間で閉場するような構成とすることで、イベントページの増加を抑止し、システムにおける処理コストを低減させることができる。
本発明の好ましい形態では、前記コンテンツ情報は、デジタルコンテンツの収録時間を含み、
前記イベント登録部は、前記収録時間に基づいて設定されるイベントの終了日時を、前記イベント情報に対応付けて登録し、
前記イベント制御部は、前記終了日時に基づいて前記イベントを終了する。
このような構成とすることで、所定時間でイベントを終了することができ、イベントページの増加を抑止し、システムにおける処理コストを低減させることができる。
本発明の好ましい形態では、前記イベント制御部は、前記開始日時に応じて、前記イベントページにおける前記デジタルコンテンツの再生を制限する。
このような構成とすることで、デジタルコンテンツの再生可否をコントロールすることができる。
本発明の好ましい形態では、前記共同視聴システムは、更に、チケット発行部及び、チケット販売部を備え、
前記チケット発行部は、前記イベント情報に基づいて、前記イベントに参加する為のチケットデータを発行し、
前記チケット販売部は、ユーザに対して、前記チケットデータを販売する。
このような構成とすることで、当該システムにおいて提供されるイベントを興行的に実施することができる。
本発明の好ましい形態では、前記コンテンツ情報は、前記利用権の価格を有し、
前記チケット発行部は、前記チケットデータの価格を設定可能に構成され、
前記チケットデータの価格は、前記利用権の価格を基準として設定可能である。
このような構成とすることで、デジタルコンテンツの権利者の利益を守りながら、イベントを興行的に実施させることができる。
本発明の好ましい形態では、前記共同視聴システムは、売上配分情報を記憶すると共に、売上処理部を備え、
前記売上配分情報は、あるイベントに対して発行された前記チケットデータの売上に関して、当該イベントの主催者及び利用されたデジタルコンテンツの権利者を含むステークホルダ間での売上配分を有し、
前記売上処理部は、前記売上配分情報に基づいて、前記主催者及び前記権利者に対する前記チケットの売上を算出する。
このような構成とすることで、デジタルコンテンツの権利者の利益を守りながら、イベントを興行的に実施させることができる。
本発明の好ましい形態では、イベント登録部は、イベント情報に対して選択肢を対応付け可能であって、
イベント制御部は、前記アドレスにアクセスしたユーザに対して前記選択肢を提示し、前記選択肢への回答に応じて、前記ユーザをイベントページに遷移可能に構成される。
このような構成とすることで、実施されるイベントの趣味性を高めたり、参加者の希望に沿ったデジタルコンテンツを提供したりできる。
また、本発明は、複数の視聴者が共同でデジタルコンテンツを視聴する為の情報処理装置による共同視聴方法であって、
前記情報処理装置は、イベント登録部及び、イベント制御部を備え、
前記イベント登録部が、前記デジタルコンテンツを視聴する為のイベントページを生成するステップと、
イベント情報に対してデジタルコンテンツを対応付けするステップと、
前記イベントページにアクセスする為のアドレス及び、イベントの開始日時が対応付けられるイベント情報を登録するステップと、
前記イベント制御部が、前記イベントページを表示処理するステップと、を有し、
前記イベントページは、前記イベント情報に対応付けられた前記デジタルコンテンツを再生するコンテンツ再生部を有する。
本発明は、複数の視聴者によるデジタルコンテンツの共同視聴に係る新規な技術を提供することができる。
実施形態1の共同視聴システムの構成を示す図。 実施形態1の情報処理装置の構成を示すブロック図。 実施形態1の端末装置の構成を示すブロック図。 実施形態1のイベントをスケジューリングする際の処理フローチャート。 実施形態1のイベントページの画面表示例。 実施形態1のイベント実施時の処理フローチャート。 実施形態2の共同視聴システムの構成を示す図。 実施形態2のイベント実施までのフローチャート。 実施形態2のイベントページの画面表示例。 実施形態2のイベントページの画面表示例。 実施形態2のイベントページの画面表示例。
<実施形態1>
以下、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。図面には好ましい実施形態が示されている。しかし、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されない。
例えば、本実施形態では共同視聴システムの構成、動作等について説明するが、実行される方法、装置、コンピュータプログラム等によっても、同様の作用効果を奏することができる。本実施形態におけるプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一過性の記録媒体として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、クライアント端末でその機能を実現する為に外部のコンピュータにおいて当該プログラムを起動させてもよい(いわゆるクラウドコンピューティング)。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらハードウェア資源によって具体的に実現され得るソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含み得る。本実施形態において「情報」とは、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行され得る。
広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)及びメモリ(Memory)等を適宜組み合わせることによって実現される回路である。即ち、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等を含むものである。
本実施形態において「デジタルコンテンツ」とは、音源及び動画を備えた映像であり、更に具体的には、ミュージシャンによるライブ映像である。デジタルコンテンツは、音源及び/又は映像がマルチトラック収録された一組のデジタルコンテンツであってもよい。
本実施形態において「主催者」とは、イベントを実施する(あるいは、これから実施しようとする)ユーザを指す。「参加者」とは、イベントに参加する(あるいは、これから参加しようとする)ユーザを指す。イベントを登録する前のユーザ/イベントへ参加前のユーザであっても、不明にならない範囲で「主催者」/「参加者」と呼称する。
<システム構成>
図1は、実施形態1のシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、共同視聴システムは、情報処理装置1、ブロックチェーンBC及び端末装置CPを備える。情報処理装置1及び端末装置CPは、通信ネットワークNWを介して通信可能に構成されている。情報処理装置1はサーバとして動作し、端末装置CPはユーザが操作するスマートフォン、パーソナルコンピュータ等である。
端末装置CPは、イベントを主催する主催者が利用する主催者端末2及び、イベントに参加する参加者が利用する参加者端末3を含む。
通信ネットワークNWは、本実施形態では、IP(Internet Protocol)ネットワークであるが、通信プロトコルの種類に制限はなく、更に、ネットワークの種類、規模にも制限はない。
また共同視聴システムは、ブロックチェーンBCに接続されており、後述するデジタルコンテンツの利用権の購入結果やイベントでのアクティビティをブロックチェーンBCに格納する。ブロックチェーンBCは、登録される情報の性質上、非パブリック型のブロックチェーンであることが好ましく、本実施形態ではプライベートブロックチェーンあるいはコンソーシアムブロックチェーンの態様で運用される。
なお、情報処理装置1として、汎用のサーバ向けのコンピュータやパーソナルコンピュータ等を利用することが可能である。また、複数のコンピュータを用いて情報処理装置1を構成することも可能である。
端末装置CPとして、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ、ウェアラブルデバイス等を利用することができる。端末装置CPは、情報処理装置1に対してリクエストを行い、レスポンスを受け取る為のアプリケーション(典型的には、ウェブブラウザ)を有する。
<実施形態1の概要>
以下、図1を参照しながら実施形態1における共同視聴システムで実行される処理及びデータの流れの概要を(1)から(5)の順で説明する。番号は図1における(1)から(5)と対応する。
(1)主催者端末2は、通信ネットワークNWを介して情報処理装置1と通信し、イベントをスケジューリングしてイベント情報を登録要求する。また、招待したい参加者を指定して、招待メッセージを送信要求する。
(2)情報処理装置1は、主催者端末2による登録要求を受信すると、デジタルコンテンツの共同視聴を行う為のイベントページのアドレスを発行し、イベントページのアドレスが対応付けられたイベント情報を登録する。また、このアドレスを含んだ招待メッセージを参加者端末3から閲覧可能に提供して、参加者をイベントへと招待する。あるいは、主催者が、イベントページのアドレスを電子メールやSNS、メッセージアプリといった手段を経由して、参加者に提供するすることで、参加者をイベントへ招待する。
(3)主催者及び参加者は、主催者端末2及び参加者端末3を介してイベントページにアクセスする。イベントページにアクセスした主催者又は参加者の1名以上は、デジタルコンテンツの利用権を購入し、イベント情報に対応付ける。
(4)スケジューリングされたイベントの開始日時に、イベントが開催される。イベントページでは、主催者及び参加者が、ビデオ通話を行いながら、デジタルコンテンツを同時視聴する。また、主催者及び参加者は、チャットやアクションボタンを操作して、コミュニケーションを取ることができる。イベントの終了日時に、あるいは主催者が退場することで、イベントが終了する。
(5)情報処理装置1は、ブロックチェーンBCに、イベントに関する情報を登録要求し、ブロックチェーンBCはこれらの履歴を記録する。イベントに関する情報は、例えば、利用権の購入者に関する情報や、イベントページにおける主催者及び参加者によるアクティビティの情報である。
<ハードウェア構成>
図2は、情報処理装置1の構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置1は、ハードウェア構成として、記憶部10、通信部11及び制御部12を備える。
記憶部10は、HDD、ROM、RAM等であって、本発明に係る共同視聴プログラム及び、制御部12がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。制御部12が、記憶部10に記憶されている共同視聴プログラムに基づき、処理を実行することによって、後述する機能構成が実現される。通信部11は、通信ネットワークNWとの通信制御を実行して、情報処理装置1を動作させるために必要な入力や、動作結果に係る出力を行う。制御部12は、CPU等の1又は2以上のプロセッサを含み、本発明に係る共同視聴プログラム、OSやブラウザソフト、その他のアプリケーションを実行することで、情報処理装置1の動作処理全体を制御する。
図3は、端末装置CPのハードウェア構成の一例を示す図である。端末装置CPも同様に、ハードウェア構成として、記憶部90と、通信部91と、制御部92と、を備える。またその他、ユーザが操作入力を行うための操作入力部94や、音声や画像の入出力を行う、表示部93、撮影部95、音声入力部96及び音声出力部97を備えている。
端末装置CPの制御部92は、CPU等の1以上のプロセッサを含み、端末装置CPの動作処理全体を制御する。端末装置CPの記憶部90は、HDD、ROM、RAM等であって、プログラム及び、制御部92がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。端末装置CPの通信部91は、通信ネットワークとの通信を制御する。端末装置CPの表示部93は、ディスプレイ等であって、制御部92の処理の結果等を表示する。端末装置CPの操作入力部94は、タッチパネル、マウス及びキーボード等であって、ユーザによる操作要求を制御部92に入力する。端末装置CPの撮影部95は、カメラ等であって、ユーザの画像を撮影して撮影画像を制御部92に入力する。端末装置CPの音声入力部96は、マイク等であって、ユーザの音声等を集音して制御部92に入力する。端末装置CPの音声出力部97は、スピーカー等であって、制御部92の処理の結果等を音声により出力する。
<機能構成>
更に、図2に示すように、情報処理装置1の制御部12は、機能構成要素として、通信制御部121、利用権販売部122、イベント登録部123、イベント制御部124、売上処理部125、ブロックチェーン操作部126及び招待部127を備える。これは、ソフトウェア(記憶部10に記憶されている)による情報処理が、ハードウェア(制御部12等)によって具体的に実現されたものである。なおここでは制御部内での命令や情報伝達の一例を矢印で示している。ここで実際には制御部12が備える各部は適宜記憶部10に記憶された情報の参照や新たな情報登録も行うが、ここでは図示を省略する。
記憶部10は、ユーザ情報、フォロー情報、コンテンツ情報、購入履歴、イベント情報及び、イベントページ情報を有する。また、ブロックチェーンBCは履歴情報を有する。
通信制御部121は、後述の各部からの入力又は各部への入力を受け、通信部11の通信を制御する。これにより端末装置CPとの間で通信を行い、イベントページ等における入出力制御に反映することができる。
<ユーザ情報の登録>
共同視聴システムを利用するユーザは、図1の(1)の前にユーザ登録を行い、ユーザID,ユーザ名、メールアドレス、パスワード、生年月日及び性別を含むユーザ情報を登録する。また、ユーザは、他のユーザをフォローすることができる。フォロー関係は、フォローID、フォロワーのユーザID及びフォロイーのユーザIDを含むフォロー情報によって定義される。
ユーザは、共同視聴システム中で提供されるコミュニケーション手段を利用し、他のユーザとコミュニケーションを取ることができる。コミュニケーション手段とは、例えば、フォロイーにより投稿された記事等が表示されるタイムライン、他のユーザに対して送信可能なダイレクトメッセージ(DM)である。
<イベントのスケジューリング>
図4は、イベント情報を登録して、イベントをスケジューリングする際の処理フローチャートである。ステップS401において、主催者は、イベント情報を登録し、イベントをスケジューリングする。
<デジタルコンテンツの利用権購入>
まず、図4(A)の手順でイベント情報を登録する際の手順について説明する。
ステップS411において、利用権販売部122は、デジタルコンテンツを共同視聴する権利である利用権を主催者に対して販売する。利用権販売部122は、主催者端末2より、利用権を購入する為の利用権ストアの表示処理要求を受け付けると、利用権ストアを表示処理し、処理結果を主催者端末2に返送する。利用権ストアでは、コンテンツ情報に基づいて共同視聴可能なデジタルコンテンツが検索可能になされ、主催者は所望のデジタルコンテンツについて利用権を購入することができる。
コンテンツ情報は、共同視聴が行われるデジタルコンテンツに関する情報である。コンテンツ情報は、コンテンツID、コンテンツ名、ジャンル(音楽、映画、ライブ、MV等)、著作者名(アーティスト名、監督名等)、権利者名、出演者名(演奏者名、出演者名等)、発売年、デジタルコンテンツの収録時間、利用権の価格、利用権ストアにおける検索用のタグ及び、デジタルコンテンツのファイル名を含む。
主催者は、利用権ストアの利用権購入画面を操作して、購入したいデジタルコンテンツ及び、参加人数を指定する。利用権の購入金額は、参加人数により変動してよい。主催者端末2は、主催者のユーザID、このデジタルコンテンツのコンテンツID及び参加人数を利用権販売部122へ送信して、利用権を購入要求する。そして、決済手段(不図示)により購入要求に対する決済処理が完了したならば、購入履歴を記憶部10に記憶する。購入履歴は、購入履歴のID、購入したデジタルコンテンツのコンテンツID、購入を行ったユーザのユーザID、購入金額及び購入日時等を含む。
<イベント情報の登録>
ステップS412において、イベント登録部123は、主催者からの入力に基づいてイベント情報を記憶部10に登録する。まず、利用権が購入されると、イベント登録部123は、イベント登録画面を表示処理して、処理結果を主催者端末2に返送する。
主催者端末2はイベント登録画面を表示し、イベント登録画面を介してイベント名、イベント種別及び、イベントの開始日時を入力する。イベント登録部123は、これらの情報を受信し、主催者のユーザID及び、ステップS411で利用権を購入したデジタルコンテンツのコンテンツ情報に基づいて、イベント情報を記憶部10に登録する。なお、1のイベントに対して、複数のコンテンツの利用権を購入し、共同視聴を行う構成であってもよい。本実施形態では、イベント情報が登録されると、購入履歴にイベントIDが追加され、イベント及びデジタルコンテンツの利用権が対応付けられる。例えば、イベント情報が購入IDを含んでいてもよい。
ステップS412で登録されたイベント情報は、イベントID、イベント種別、コンテンツID、決済者のユーザID、主催者のユーザID、イベント名、開始日時及び終了日時を有する。終了日時は、コンテンツ情報におけるの収録時間及び当該イベントの開始日時によって設定される。終了日時は、開始日時に対して、コンテンツ情報の収録時間を用いて決定される日時である。コンテンツを一時停止した場合や再生終了後の歓談のための猶予時間、長尺のコンテンツや複数のコンテンツを視聴する場合の休憩時間等が適宜加算された日時であってよい。
また、イベント登録部123は、デジタルコンテンツを視聴する為のイベントページを生成してイベントページ情報を記憶部10に登録することで、イベントページにアクセスする為のアドレスがイベント情報に対応付けられる。イベントページ情報は、イベントID及び、イベントページのアドレスを含む。
<イベントへの招待>
ステップS413において、招待部127は、イベント情報に基づいて招待メッセージを生成し、主催者端末2より指定されたフォロー関係のあるユーザに対して送信する。ステップS402において、招待部127は、ステップS412で登録したイベント情報に基づいて招待メッセージを送信する為の招待画面を表示処理し、処理結果を主催者端末2に返送する。
主催者は、自身のフォロワーやフォロイー等から招待メッセージを送信するユーザを選択し、招待部127に対して送信要求を行う。招待部127は、招待メッセージを本文とするプッシュ通知やダイレクトメッセージ、電子メール等を、主催者によって指定されたユーザ(参加者)に対して送信する。招待メッセージは、イベント情報に対応付けられたイベント名、主催者のユーザID(あるいはユーザ名)、イベントページのアドレス、開始日時、終了日時等を、招待メッセージ用のテンプレート文章に埋め込んだテキストである。
<イベントページ生成後に利用権を対応付ける場合>
次に、図4(B)の手順でイベント情報を登録する際の手順について説明する。
ステップS421において、イベント登録部123はイベント情報を登録する。この際、利用権はまだ購入されておらず、また、利用権を購入するデジタルコンテンツも定まっていないとする。ステップS421で登録されたイベント情報は、イベントID、イベント種別、主催者のユーザID、イベント名、開始日時及び終了日時を有する。ここで、終了日時には、イベント情報の登録から30分後などの所定の日時がセットされる。
ステップS422では、ステップS413と同様に、招待部127より招待メッセージを送信する。イベント登録部123は、イベント情報に対して参加者のユーザIDを追加する。そして、ステップS423では、イベントページにアクセスした主催者と参加者は、ステップS411と同様に利用権を購入する。イベント登録部123は、イベント情報に対してコンテンツID、決済者のユーザIDを追加することで、デジタルコンテンツを対応付ける。この際、利用権の決済者は、主催者又は参加者が単独でもよいし、複数名でもよい。なお、利用権を購入後、すぐにコンテンツを共同視聴できるように、イベント登録部123は、利用権を購入した日時等を、イベント情報の開始日時として追加可能に構成されてもよい。また、購入履歴に当該デジタルコンテンツを視聴するイベントのイベントIDを追加する。
ステップS402に進み、利用権が購入されないまま(ステップS402でNO)、終了日時に到達すると(ステップS403でYES)、イベントページが閉場する。利用権が購入されている場合(ステップS402でYES)、イベント情報の終了日時が、開始日時に対して、コンテンツ情報の収録時間を用いて決定される日時に更新される。
<イベントページ生成後に利用権を対応付ける場合>
次に、図4(C)の手順でイベント情報を登録する際の手順について説明する。
ステップS431では、イベント登録画面において、主催者はイベントで視聴するデジタルコンテンツを指定する。そして、ステップS432において、イベント登録部123はイベント情報を登録する。この際、利用権はまだ購入されていないとする。ステップS432で登録されたイベント情報は、イベントID、イベント種別、コンテンツID、主催者のユーザID、イベント名、開始日時及び終了日時を有する。ここで、終了日時には、イベント情報の登録から30分後などの所定の日時がセットされる。
ステップS433では、ステップS413、S422と同様に、招待部127より招待メッセージを送信する。イベント登録部123は、イベント情報に対して参加者のユーザIDを追加する。そして、ステップS424では、イベントページにアクセスした主催者と参加者は、ステップS411、S423と同様に利用権を購入する。イベント登録部123は、イベント情報に対して決済者のユーザIDを追加する。
<イベントページの画面表示例>
図5は、イベントページの画面表示例である。イベント制御部124は、イベント情報に基づいてイベントページを表示処理して、主催者端末2及び参加者端末3に処理結果を送信する。
イベントページは、画面上部に主催者のユーザ名と、イベント名と、開始日時及び終了日時と、現在の視聴者数と、残席数と、を表示し、コンテンツ再生部W11と、ユーザ表示部W12と、アクション実行部W13と、イベント参加部W14を備える。なお、イベントページは、デジタルコンテンツを視聴する為のビュワーが埋め込まれたページであってもよいし、例えば、ビュワーが埋め込まれたページにユーザを遷移させるためのページであってもよい。
コンテンツ再生部W11においては、イベント情報のコンテンツIDに基づいてデジタルコンテンツが再生される。イベント制御部124は、主催者端末2からデジタルコンテンツの再生、一時停止、再生位置指定等の入力を受け付けて、それに応じたデジタルコンテンツの再生制御を行うことができる。
ユーザ表示部W12は、主催者表示部及び参加者表示部を備える。これらは、撮影部95を介して取得された主催者及び参加者の映像を表示する領域である。なお主催者の映像については他の参加者と区別可能に表示してもよく、例えばコンテンツ再生部W11に重畳してワイプ表示するように構成してもよい。また、音声入力部96を介して取得された主催者及び参加者の音声を取得することで、主催者及び参加者は、イベントページにおいてビデオ通話を行うことができる。
アクション実行部W13を介して、イベントの主催者及び/又は参加者がアクションを実行する。図示例のアクション実行部W13は、メッセージ及び/又はステッカの投稿を受け付けると共に、投稿されたメッセージ及び/又はステッカの表示を行うチャット(メッセージ制御部)である。例えば参加者が気に入った場面やメッセージに対して、その旨を伝える「いいね!」ボタン等のアクションボタンをアクション実行部として設け、入力を受け付けてもよい。
図4(a)に示すイベントページにアクセスしたユーザがイベント参加部W14を押下すると、図4(b)のような画面が表示され、イベントに参加することができる。イベント制御部124は、イベント開始日時の10分前等、イベントの開始日時に基づいて、イベント参加部W14への操作を可能としてもよい。例えば、イベント参加部W14を備えたイベント画面へのアクセスが、開始日時に基づいて可能となってもよい。また、少なくともコンテンツ再生部W11(又はそこに描画されるコンテンツ)は、ユーザがイベントに参加することで(参加者となることで)参加者端末3に表示可能となるように構成してもよい。
<共同視聴の流れ>
図6は、イベント実施時の処理フローチャートである。イベント制御部124は、イベントの開始日時に応じて、イベントページにおけるデジタルコンテンツの再生を制限する。ステップS601において、イベントの開始日時になると(YES)、イベントページにおいてデジタルコンテンツの再生が可能となる(ステップS602)。
本実施形態では、イベントの開始日時になると、少なくとも主催者がデジタルコンテンツの再生ボタンを、操作入力部94を介して操作可能となる。なお、開始日時になると、イベント制御部124が、デジタルコンテンツの再生を開始する構成であってもよい。そして、ステップS603では、イベントが開催され、主催者及び参加者は、デジタルコンテンツを共同視聴しながらビデオ通話する。この間、主催者及び参加者は、アクション実行部W13を操作してアクションを行う。
ステップS604において終了日時に達すると、イベント制御部124はイベントを終了する(ステップS606)。また、ステップS605において、イベントの終了日時に達する前に、イベントの主催者が退場した場合もイベントを終了する。イベントが終了すると、少なくとも参加者は、イベントページから追い出される。なお、ネットワークの不調などでイベントの主催者が退場する場合もある為、ステップS605の判断は、主催者が再入場する為の猶予時間を設けてもよい。
<アクション履歴の記録>
ステップS603において、イベントページにおいてアクションを行われると、イベント制御部124は、イベント情報にアクティビティ1~3を追加する。本実施形態では、テキストチャットが投稿されると、アクティビティ1として、ユーザID、コンテンツID、投稿された際の再生時間(収録時間に対する再生位置)、投稿日時をイベント情報に追加する。また、アクションボタンが押下されると、アクティビティ2として、ユーザID、コンテンツID、押下された際の再生時間、押下日時をイベント情報に追加する。また、チャットにステッカが投稿されると、アクティビティ3として、ユーザID、コンテンツID、投稿された際の再生時間、投稿日時、ステッカIDをイベント情報に追加する。
<履歴情報の記録>
イベントが終了すると、ブロックチェーン操作部126は、記憶部10に記憶した情報をブロックチェーンBCに送信して、履歴情報の登録要求を行う。履歴情報は、イベントID、コンテンツID、決済者のユーザID、アクティビティ1~3を含む。ブロックチェーンBCは、ブロックに1又は複数の履歴情報を格納する。ブロックには、直前のブロックのハッシュ値が合わせて格納される。
<売上金額の分配>
記憶部10は、売上配分を含む売上配分情報を記憶している。売上配分情報は、ステークホルダ間での利用権についての売上配分を規定する情報であり、本実施形態では、デジタルコンテンツの権利者及びシステム運営者が、売上を分配する。売上処理部125は、購入履歴及び売上配分情報に基づいて、コンテンツの権利者及びシステム運営者に対するデジタルコンテンツの売上金額を算出する。
<実施形態2>
次いで、図7~11を用いて、本発明の実施形態2に係る共同視聴システムについて説明する。なお、実施形態1と同様の構成については、同様の符号を付してその説明を省略する。図7に示すように、本実施形態では、情報処理装置1の制御部12は、更に、チケット販売部128及びチケット発行部129を備える。また、記憶部10は、チケット情報及びチケット購入履歴を記憶する。
図8は、実施形態2におけるイベント実施までのフローチャートである。ステップS801では、主催者は、利用権ストアを操作してデジタルコンテンツの利用権を購入する。ステップS802では、イベント情報を記憶部10に登録する。この時、図4の(B)(C)のように、イベント情報を登録後に利用権を購入してもよい。
<チケット発行>
主催者がイベント情報を登録すると、ステップS803においてチケット発行部129は、チケット情報を登録する為のチケット登録画面を表示処理して、処理結果を主催者端末2に返送する。主催者がチケット登録画面を介してチケットの値段を入力すると、チケット発行部129は、チケット情報を記憶部10に登録する。
チケット情報は、チケットID、イベントID、値段、販売数量、販売開始日時、販売終了日時及びチケットストアにおける検索用のタグを含む。チケット発行部129は、販売終了日時をイベントの開始日時にする等、チケットの販売期間を、イベント情報に基づいて設定してもよい。チケット情報が登録されると、販売期間中、チケットストアにおいてチケットデータが販売される。
<チケット販売>
ステップS904において、参加者は、参加者端末3を介してチケットストアの表示要求を行う。チケット販売部128は、チケットデータを販売するチケットストアを表示処理して、処理結果を参加者端末3に返送する。参加者は、チケットストアを検索して、所望のイベントを検索して、そのイベントに参加する為のチケットデータを購入する。
参加者端末3は、所望のチケットIDをチケット販売部128へ送信して、利用権を購入要求する。そして、決済手段(不図示)により購入要求に対する決済処理が完了したならば、チケット購入履歴を記憶部10に記憶する。チケット購入履歴は、チケット購入履歴のID、購入したチケットID、購入を行ったユーザのユーザID、購入金額及び購入日時等を含む。
招待部127は、チケットを購入した参加者に、イベントページにアクセスする為のアドレスを送付する。そして、ステップS905において、参加者は受け取ったアドレスにアクセスして、イベントに参加する。
<イベントページの画面表示例>
図9は、イベントページの一例であり、一般に広く参加者を募って同じコンテンツを同時視聴する場合のイベントを開催する場合におけるイベントページの表示例を示す。参加者端末3において表示されるイベントページは、図5と同様に画面上部に主催者のユーザ名と、イベント名と、開始日時及び終了日時と、視聴者数と、残席数と、を表示する。
実施形態2では、少なくともイベント開催中は、参加者の音声は取得しない。なお、イベント開催中に、一部の参加者を主催者が指定して、あるいは全部の参加者から、音声を取得可能に構成してもよい。
<イベント情報への選択肢の対応付け>
イベント登録部123は、イベント情報に対して選択肢を対応付け可能に構成される。ここでイベント情報に複数のデジタルコンテンツが対応付けられている場合、イベント登録部123は、選択肢に対してその中の1つのデジタルコンテンツを対応付けてよい。また、イベント情報に対応付けられたデジタルコンテンツがマルチトラックのデジタルコンテンツの場合、そのトラックを対応付けてもよい。
<選択肢に基づく入場方法1>
図10は、イベント情報に対して選択肢を対応付けた場合の画面表示例である。図10(A)に示すように、イベント制御部124は、参加者がイベントページにアクセスすると、選択肢画面W2が表示処理し、参加者端末3に送信する。図示例の選択肢画面W2は、第1選択肢W21及び、第2選択肢W22を備える。この第1選択肢W21及び第2選択肢W22は、イベント情報に対応付けられた選択肢に基づいて表示処理されたものであり、対応付けられた選択肢の数表示されるものである。
イベント情報に対応付けられた選択肢のうち、第1選択肢に対しては第1の映像トラックが対応付けられている。参加者が第1選択肢W21を選択操作した場合、イベント制御部124は、第1の映像トラックを配信するイベントページW2aを表示処理して、参加者端末3に送信する。参加者端末3では、図10(B)に示すように、コンテンツ再生部W11aにおいて第1の映像トラックを配信するイベントページW2aが表示される。イベント情報に対応付けられた選択肢のうち、第1選択肢に対しては第1の映像トラックが対応付けられている。
イベント情報に対応付けられた選択肢のうち、第2選択肢に対しては第2の映像トラックが対応付けられている。参加者が第2選択肢W22を選択操作した場合、イベント制御部124は、コンテンツ再生部W11bにおいて第2の映像トラックを配信するイベントページW2bを表示処理して、参加者端末3に送信する。参加者端末3では、図10(C)に示すように、第2の映像トラックを配信するイベントページW2bが表示される。イベントページW2a及びイベントページW2bでは、ユーザ表示部W12(参加者表示部)に表示されている参加者は、両ページで異なり、同じ選択肢を選択した参加者からなる。
なお、選択肢は必ずしもデジタルコンテンツやトラックに対応付けられる必要はない。選択肢に応じて、参加者を、コンテンツ再生部W11において同様の映像が配信されている異なるイベントページに入場させるように構成してもよい。
<選択肢に基づく入場方法2>
図11は、イベント情報に対して選択肢を対応付けた場合の画面表示例である。図11(A)に示すように、イベント制御部124は、参加者がイベントページにアクセスすると、選択肢画面W3が表示処理し、参加者端末3に送信する。図示例の選択肢画面W3は、第1選択肢W31及び、第2選択肢W32を備える。
参加者が第1選択肢W31又は、第2選択肢W32を選択操作すると、イベント制御部124は、イベントページW3aを表示処理して、参加者端末3に送信する。そして、参加者端末3では、図10(B)に示すように、イベントページW3aが表示される。イベントページW3aは、第1参加者表示領域W121及び、第2参加者表示領域W122を備える。
ここで、イベント制御部124は、選択肢の回答に応じて、参加者を参加者表示部にグループ分けして並べる。選択肢画面W3において第1選択肢W31を選択した参加者は、イベントページW3aにおいて、第1参加者表示領域W121に表示される。選択肢画面W3において第2選択肢W32を選択した参加者は、イベントページW3aにおいて、第2参加者表示領域W122に表示される。なお、参加者表示領域が3以上設けられてもよく、また、参加者表示領域は、枠線の線種、呈色、位置等によって、識別可能に表示されてよい。
なお、デジタルコンテンツの利用権の価格は、参加者の人数や、チケット販売するか否か等によって変更可能となるように、1のコンテンツ情報に対して複数設定されていてもよい。また、コンテンツ情報には、チケットの価格を設定する為の基準となる価格を含んでよい。例えば、チケット発行部129は、主催者からチケットの価格設定を受け付ける際に、当該コンテンツ情報の利用権の価格をチケットの価格の最低価格としてよいし、これとは別途、チケットの最低価格を含んでいてもよい。
<売上金額の分配>
記憶部10は、売上配分を含む売上配分情報を記憶している。売上処理部125は、購入履歴及び売上配分情報に基づいて、コンテンツの権利者、イベントの主催者及びシステム運営者に対するデジタルコンテンツの売上金額を算出する。ここで、イベントに対応付けた利用権の売上は、デジタルコンテンツの権利者及びシステム運営者が売上配分し、チケットの売上については、デジタルコンテンツの権利者、イベントの主催者及びシステム運営者が、売上配分してよい。ここで、チケットの最低価格分をデジタルコンテンツの権利者及びシステム運営者が売上配分し、チケットの価格と最低価格との差分を、主催者に売上配分してよい。あるいは、チケットの最低価格分をデジタルコンテンツの権利者、主催者及びシステム運営者が第1の配分で売上配分し、チケットの価格と最低価格との差分を、権利者及び主催者が、第1の配分と異なる第2の配分で売上配分してよい。
なお、デジタルコンテンツは、例えば音楽アルバム等の(映像を備えない)音源や、無声映画等の(音源を備えない)映像であってもよい。動画としてのデジタルコンテンツは、スポーツ映像、映画、演劇、コメディ等その内容を問わない。これは、デジタルコンテンツが、音源あるいは映像単独の態様を取る場合も同様である。これらが混在する場合は、コンテンツ情報のカテゴリや、タグに基づいて区別可能に構成されることが好ましい。
1 :情報処理装置
10 :記憶部
11 :通信部
12 :制御部
2 :主催者端末
3 :参加者端末
BC :ブロックチェーン
NW :通信ネットワーク
CP :端末装置
90 :記憶部
91 :通信部
92 :制御部
93 :表示部
94 :操作入力部
95 :撮影部
96 :音声入力部
97 :音声出力部
121 :通信制御部
122 :利用権販売部
123 :イベント登録部
124 :イベント制御部
125 :売上処理部
126 :ブロックチェーン操作部
127 :招待部
128 :チケット販売部
129 :チケット発行部
W11,W11a,W11b :コンテンツ再生部
W12,W12a,W12b :ユーザ表示部
W121 :第1参加者表示領域
W122 :第2参加者表示領域
W13 :アクション実行部
W14 :イベント参加部
W2,W3 :選択肢画面
W2a,W2b,W3a :イベントページ
W21,W31 :第1選択肢
W22,W32 :第2選択肢

Claims (12)

  1. 複数の視聴者が共同でデジタルコンテンツを視聴する共同視聴システムであって、
    前記共同視聴システムは、利用権販売部、イベント登録部及び、イベント制御部を備え、
    前記利用権販売部は、デジタルコンテンツを指定した利用権の購入要求を受け付けて、少なくとも前記デジタルコンテンツ及び利用権の購入者を特定する情報を含む購入履歴を登録し、
    前記イベント登録部は、デジタルコンテンツを視聴する為のイベントページを生成し、前記イベントページにアクセスする為のアドレス及び、イベントの開始日時が対応付けられるイベント情報を登録するとともに、前記購入履歴に記録された購入者による入力に応じて、購入された利用権に対応する前記デジタルコンテンツをイベント情報に対して対応付け可能に構成され、
    前記イベント制御部は、前記イベントページを表示処理して、前記利用権の購入者を含む、前記イベントの主催者及び参加者の端末に処理結果を送信可能であって、
    前記イベントページは、前記イベント情報に対応付けられた前記デジタルコンテンツを再生するコンテンツ再生部を有する共同視聴システム。
  2. 前記共同視聴システムは、更に、チケット発行部及び、チケット販売部を備え、前記チケット発行部は、前記イベント情報に基づいて、前記イベントに参加する為のチケットデータを発行し、
    前記チケット販売部は、ユーザに対して、前記チケットデータを販売し、少なくとも前記イベント及び前記チケットデータの購入者を特定する情報を含むチケット購入履歴を登録する
    請求項1に記載の共同視聴システム。
  3. 前記共同視聴システムは、更に、招待部を備え、
    前記招待部は、前記チケットデータに紐づけられたイベント情報に基づいて、前記チケット購入履歴に記録された購入者に、前記イベントページにアクセスする為のアドレスを送付する
    請求項2に記載の共同視聴システム。
  4. 前記デジタルコンテンツのコンテンツ情報は、前記デジタルコンテンツをイベントで共同視聴する為の利用権の価格を有し、
    前記チケット発行部は、前記チケットデータの価格を設定可能に構成され、
    前記チケットデータの価格は、前記利用権の価格を基準として設定可能である
    請求項2又は請求項3に記載の共同視聴システム。
  5. 前記共同視聴システムは、売上配分情報を記憶すると共に、売上処理部を備え、
    前記売上配分情報は、あるイベントに対して発行された前記チケットデータの売上に関して、当該イベントの主催者及び利用されたデジタルコンテンツの権利者を含むステークホルダ間での売上配分を有し、
    前記売上処理部は、前記売上配分情報に基づいて、前記主催者及び前記権利者に対する前記チケットデータの売上を算出する
    請求項2~4の何れかに記載の共同視聴システム。
  6. 前記イベントページは、更に、主催者表示部及び参加者表示部を備え、
    前記主催者表示部は、前記イベントの主催者の映像を表示し、
    前記参加者表示部は、前記イベントの参加者の映像を表示し、
    前記主催者表示部及び前記参加者表示部は、前記コンテンツ再生部と並べて配置される
    請求項1~5の何れかに記載の共同視聴システム。
  7. 前記イベントページは、更に、前記イベントの主催者及び/又は参加者がアクションを実行する為のアクション実行部を備え、
    前記アクション実行部は、前記主催者及び/又は前記参加者によるリアクションを入力する為のアクションボタン若しくは、メッセージ及び/又はステッカの投稿及び表示を行う為のメッセージ制御部を少なくとも含む
    請求項1~6の何れかに記載の共同視聴システム。
  8. 前記利用権が対応付けられていないイベントの前記イベントページは、所定時間経過で閉場される
    請求項1~7の何れかに記載の共同視聴システム。
  9. 前記デジタルコンテンツのコンテンツ情報は、デジタルコンテンツの収録時間を含み、
    前記イベント登録部は、前記収録時間に基づいて設定されるイベントの終了日時を、前記イベント情報に対応付けて登録し、
    前記イベント制御部は、前記終了日時に基づいて前記イベントを終了する
    請求項1~8の何れかに記載の共同視聴システム。
  10. 前記イベント制御部は、前記開始日時に応じて、前記イベントページにおける前記デジタルコンテンツの再生を制限する
    請求項1~9の何れかに記載の共同視聴システム。
  11. イベント登録部は、イベント情報に対して選択肢を対応付け可能であって、
    イベント制御部は、前記アドレスにアクセスしたユーザに対して前記選択肢を提示し、前記選択肢への回答に応じて、前記ユーザをイベントページに遷移可能に構成される
    請求項1~10の何れかに記載の共同視聴システム。
  12. 複数の視聴者が共同でデジタルコンテンツを視聴する為の情報処理装置による共同視聴方法であって、
    前記情報処理装置は、利用権販売部、イベント登録部及び、イベント制御部を備え、
    前記利用権販売部が、デジタルコンテンツを指定した利用権の購入要求を受け付けて、少なくとも前記デジタルコンテンツ及び利用権の購入者を特定する情報を含む購入履歴を登録するステップと、
    前記イベント登録部が、デジタルコンテンツを視聴する為のイベントページを生成するステップと、
    前記イベントページにアクセスする為のアドレス及び、イベントの開始日時が対応付けられるイベント情報を登録するステップと、
    前記購入履歴に記録された購入者による入力に応じて、購入された利用権に対応する前記デジタルコンテンツをイベント情報に対して対応付けするステップと、
    前記イベント制御部が、前記イベントページを表示処理して、前記利用権の購入者を含む、前記イベントの主催者及び参加者の端末に処理結果を送信するステップと、を有し、
    前記イベントページは、前記イベント情報に対応付けられた前記デジタルコンテンツを再生するコンテンツ再生部を有する共同視聴方法。
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