JP7067159B2 - アルカリ蓄電池 - Google Patents
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Description
主反応:(充電)Zn+2OH- ←→ ZnO+H2O+2e-(放電)
副反応:(充電)Zn+4OH- ←→ Zn(OH)4 2-+2e-(放電)
[M2+ 1-xM3+ x(OH)2][An- x/n・mH2O] …(I)
〔ただし式(I)中、M2+はMg2+であり、M3+はAl3+またはGa3+であり、An-はn価のアニオンであり、nは1以上の整数であり、xは0.1≦x≦0.4を満たし、かつmは0以上である。〕
により表されてもよい。これにより充放電サイクル特性の向上が期待される。
図1は本実施形態のアルカリ蓄電池の構成の一例を示す平面概略図である。
電池100は外装材90を含む。外装材90は一対のアルミラミネートフィルムを含む。外装材90は、2枚のアルミラミネートフィルムがそれらの周縁で熱溶着されることにより形成されている。すなわち電池100はラミネート型電池である。
外装材90は電極群50およびアルカリ水溶液(不図示)を収納している。電極群50は正極10、負極20およびセパレータ30を含む。すなわち電池100は正極10、負極20およびアルカリ水溶液を少なくとも含む。
負極20はシート状である。負極20は負極タブ82と電気的に接続されている。負極タブ82は外装材90の外部に突出している(図1を参照のこと)。負極タブ82は例えば銅薄板等であってもよい。
負極活物質層21は負極集電体23の表面に形成されていてもよい。負極活物質層21は例えば100μm以上1000μm以下の厚さを有してもよい。負極活物質層21は負極活物質を少なくとも含む。負極活物質はZnである。Znは放電により酸化亜鉛(ZnO)に変化すると考えられる。ZnOは充電によりZnに変化すると考えられる。すなわち負極活物質層21はZnおよびZnOからなる群より選択される少なくとも1種を含む。
被覆層22は負極活物質層21の表面の少なくとも一部を被覆している。ここでの「表面」は正極10と対向する表面を示す。被覆層22によりZn(OH)4 2-がアルカリ水溶液に拡散することが抑制されると考えられる。被覆層22は実質的に負極活物質層21の表面全体を被覆していることが望ましい。ただし充放電サイクル特性が向上し得る限り、負極活物質層21の表面に被覆層22によって被覆されていない領域があってもよい。
[M2+ 1-xM3+ x(OH)2][An- x/n・mH2O] …(I)
〔ただし式(I)中、M2+はMg2+であり、M3+はAl3+またはGa3+であり、An-はn価のアニオンであり、nは1以上の整数であり、xは0.1≦x≦0.4を満たし、かつmは0以上である。〕
により表されてもよい。
アルカリ水溶液は電解液である。アルカリ水溶液はアルカリ金属水酸化物、界面活性剤および残部の水を少なくとも含む。残部の水は溶媒である。アルカリ金属水酸化物は、例えば水酸化カリウム(KOH)、水酸化リチウム(LiOH)および水酸化ナトリウム(NaOH)等であってもよい。アルカリ水溶液に1種のアルカリ金属水酸化物が単独で含まれてもよい。アルカリ水溶液に2種以上のアルカリ金属水酸化物が含まれてもよい。アルカリ金属水酸化物の濃度は例えば0.1mоl/L以上20mоl/L以下であってもよい。アルカリ金属水酸化物の濃度は例えば1mоl/L以上10mоl/L以下であってもよい。アルカリ水溶液は例えばZnO等をさらに含んでもよい。
正極10はシート状である。正極10は正極タブ81と電気的に接続されている。正極タブ81は外装材90の外部に突出している(図1を参照のこと)。正極タブ81は例えばニッケル薄板等であってもよい。
セパレータ30は正極10および負極20の間に配置されている。セパレータ30は例えば100μm以上250μm以下の厚さを有してもよい。セパレータ30は例えばPVA製の半透膜、セロハン、ポリオレフィン製の多孔質フィルム、ポリアミド製の不織布等であってもよい。
実験1では下記表1に示される構成の電池100がそれぞれ製造され、充放電サイクル特性が評価された。
1.負極の準備
1-1.負極活物質層の形成
負極活物質:ZnO
導電材:アセチレンブラック
バインダ:PVDF
溶媒:NMP
負極集電体:銅箔(厚さ 20μm)
LDH:Mg-Al系LDH
溶媒:NMP
KOH、ZnOおよび界面活性剤が溶媒に溶解されることにより、アルカリ水溶液が調製された。アルカリ水溶液は以下の成分を含む。
アルカリ金属水酸化物:KOH(4mоl/L)
ZnO:0.6mоl/l
界面活性剤:CTAB(0.5mmоl/L)
正極10(ペースト式ニッケル正極)およびセパレータ30が準備された。セパレータ30を挟んで正極10および負極20が対向するように、正極10、セパレータ30および負極20がこの順序で積層されることにより、電極群50が形成された。
下記表1に示されるように、Mg-Al系LDHに代えてNi-Al系LDHおよびMg-Ga系LDHが使用されることを除いては、実施例1と同様に電池100がそれぞれ製造された。
下記表1に示されるように界面活性剤の濃度が変更されることを除いては実施例1と同様に電池100がそれぞれ製造された。
下記表1に示されるようにCTAB(カチオン界面活性剤)に代えてOPE(ノニオン界面活性剤)が使用されることを除いては、実施例1と同様に電池100が製造された。
下記表1に示されるように被覆層22が形成されず、かつアルカリ水溶液に界面活性剤が添加されないことを除いては、実施例1と同様に電池100が製造された。
下記表1に示されるように被覆層22が形成されないことを除いては、実施例1と同様に電池100が製造された。
下記表1に示されるようにアルカリ水溶液に界面活性剤が添加されないことを除いては、実施例1と同様に電池100が製造された。
充放電サイクルが40サイクル繰り返された。1サイクルは以下の充電および放電の一巡を示す。
放電:電流レート=1C、放電時間=1時間
比較例1は充放電サイクル特性が十分ではない。Znのデンドライト成長が起こっていると考えられる。
実験2ではZn析出時に生じる電位振動により界面活性剤が評価された。
図3はアルカリ水溶液中の界面活性剤の濃度と振動持続時間との関係を示すグラフである。振動持続時間(Oscillation period)はZn析出時に生じる電位振動の持続時間を示す。振動持続時間が長い程、Zn析出時の核生成量が多いと考えられる。核生成量が多い程、Znのデンドライト成長が抑制されると考えられる。すなわち振動持続時間が長い程、充放電サイクル特性の向上が期待される。
Claims (3)
- 正極、負極およびアルカリ水溶液を少なくとも含み、
前記負極は負極活物質層および被覆層を少なくとも含み、
前記負極活物質層は亜鉛および酸化亜鉛からなる群より選択される少なくとも1種を含み、
前記被覆層は前記負極活物質層の表面の少なくとも一部を被覆しており、
前記被覆層は層状複水酸化物を含み、
前記層状複水酸化物は水酸化物イオン伝導性を有し、
前記アルカリ水溶液は、0.1mmоl/L以上0.5mmоl/L以下の濃度で界面活性剤を含み、
前記層状複水酸化物は下記式(I):
[M 2+ 1-x M 3+ x (OH) 2 ][A n- x/n ・mH 2 O] …(I)
〔ただし式(I)中、M 2+ はMg 2+ であり、M 3+ はAl 3+ またはGa 3+ であり、A n- はn価のアニオンであり、nは1以上の整数であり、xは0.1≦x≦0.4を満たし、かつmは0以上である。〕
により表される、
アルカリ蓄電池。 - 前記界面活性剤はカチオン界面活性剤およびノニオン界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種である、
請求項1に記載のアルカリ蓄電池。 - 前記界面活性剤は、臭化セチルトリメチルアンモニウムおよびオクチルフェノールエトキシレートからなる群より選択される少なくとも1種である、
請求項2に記載のアルカリ蓄電池。
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