JP7066748B2 - 端末、基地局、無線通信システム、及び上り送信タイミング調整方法 - Google Patents

端末、基地局、無線通信システム、及び上り送信タイミング調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置に関連するものである。
現在、LTE(LTE-Advancedを含む)による無線サービスが広く提供されている。3GPPでは、LTEからのシステム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化などを実現するために、5Gと呼ばれる無線通信方式の検討及び仕様化が進んでいる。5Gでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な技術の検討が行われている。5Gをサポートする無線アクセス技術は、NR(New Radio)と呼ばれる。
LTEでは、基地局において複数ユーザ装置から受信する上り信号の受信タイミングのずれが所定の時間内に収まるように上り送信タイミング制御(TA(Timing Advance)制御と呼ばれる)が行われている。
3GPP TS 38.211 V15.0.0 3GPP TS 38.133 V15.0.0 3GPP TS 36.213 V14.5.0
NRでも、LTEと同様の上り送信タイミング制御を行うことが想定されている。しかし、LTEにおける上り送信タイミング制御では、複信方式(duplex mode)に応じて、TAの値に追加するオフセット値の適用有無を決定しなければならず、ユーザ装置及び基地局における制御が複雑になるという課題がある。特に、高速動作が要求されるNRでは、制御が複雑になることは好ましくない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線通信システムにおいて、複信方式を意識することなく上り送信タイミング制御を行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、アップリンク送信を行う送信部と、
前記アップリンク送信のタイミングを、ダウンリンクの受信タイミングを基準として調整する処理部と、を備え、
前記処理部は、アップリンク送信を行うセルのバンドが、第1無線アクセス技術に対応した端末と、第2無線アクセス技術に対応した端末とがいずれも使用可能なバンドではない場合において、当該セルのバンドの複信方式がFDDである場合とTDDである場合とで同一のオフセット値を使用して、前記タイミングを調整
前記セルのバンドが第1無線アクセス技術に対応した端末と、第2無線アクセス技術に対応した端末とがいずれも使用可能なバンドである場合において、前記第1無線アクセス技術における当該バンドの複信方式がFDDである場合のオフセット値は、前記第1無線アクセス技術における当該バンドの複信方式がTDDである場合のオフセット値と異なる端末が提供される。
開示の技術によれば、無線通信システムにおいて、複信方式を意識することなく上り送信タイミング制御を行うことを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態における無線通信システムの構成図である。 上り下りのフレームタイミングの例を示す図である。 TA offsetの値の例を示す図である。 LTEにおけるTAoffsetを示す図である。 NRにおけるTAoffsetを示す図である。 UL CAにおけるフレームタイミングを説明するための図である。 無線通信システムの動作例を説明するための図である。 FR1用のNTA offsetとFR2用のNTA offsetとのいずれかを選択する際のフローチャートである。 CA(TAG)のパターンを示す図である。 LTE-NR coexistence bandに関わる動作例を示す図である。 LTE-NR coexistence bandに関わる動作例を示す図である。 実施の形態に係るユーザ装置UEの機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る基地局10の機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る基地局10及びユーザ装置UEのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
本実施の形態の無線通信システムは、少なくともNRの通信方式をサポートしていることを想定している。また、本実施の形態の無線通信システムが動作するにあたって、例えばNRの仕様に規定されていない動作を行うために、適宜、既存のLTEで規定された技術を使用できる。
(システム構成)
図1は、本実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態に係る無線通信システムは、セルを形成する基地局10、及びユーザ装置UEを有する。本実施の形態に係る無線通信システムにおいて、一般には、図1に示す1つのユーザ装置UE以外にも多数のユーザ装置UEが存在する。図1では、一例として1つのユーザ装置UEを示している。
基地局10及びユーザ装置UEはいずれも、NRの機能を備える。ただし、基地局10及びユーザ装置UEはいずれも、NRの機能に加えてLTEの機能を備えてもよいし、NRのみの機能を含む装置であってもよい。以降、NRのユーザ装置をNR-UEと記述し、LTEのユーザ装置をLTE-UEと記述する場合がある。本実施の形態のユーザ装置UEはNR-UEの例である。
本実施の形態において使用される無線フレーム構成(フレーム、スロット、サブフレーム等)は、例えば、非特許文献1に開示されているNRの無線フレーム構成である。ただし、これに限定されるわけではない。
また、本実施の形態に係る無線通信システムにおいて使用する信号波形は、上り(UL)、下り(DL)いずれにおいてもOFDMAであってもよいし、SC-FDMAであってもよいが、ここでは、ULにSC-FDMAを使用し、DLにOFDMAを使用することを想定している。
(TA制御について)
本実施の形態では、TA(Timing Advance)制御を対象としていることから、まず、TA(Timing Advance)制御に係る基本的な動作について説明する。
基地局10は、セル内で異なるユーザ装置UEからの上り信号に対して一括でFFTを施して信号の復調を行う。しかし、各ユーザ装置UEの信号伝搬遅延(無線特性)は異なるため、セル内の各ユーザ装置UEが基地局10からの下り信号の受信タイミングに合わせて上り信号を送信すると、基地局10では、各ユーザ装置UEの上り信号が異なるタイミングで受信され、基地局10は所望のタイミングでFFTを施すことができない。そのため、基地局10は各ユーザ装置UEの上り信号の送信タイミングを調整し、基地局10における受信タイミングのずれが所定の時間内に収まるように制御を行っている。これをTA制御と呼ぶ。具体的には、基地局10は各ユーザ装置UEに対して所望上り信号受信タイミングに対する、実際の上り信号の受信タイミングとの差分を計測し、その差分だけ上り信号タイミングを前にずらすように指示を行っている。なお、基地局10からの上り送信タイミング調整指示(TAコマンドと呼ばれる)はランダムアクセス手順等により通知することが可能である。
図2(非特許文献1からの抜粋)は、TA制御の一例を示しており、(NTA+NTA offset)Tcの時間だけ、i番のDLフレームに対し、i番のULフレームが前にずらされることが示されている。なお、NTAは、基地局10から通知される上り送信タイミング調整指示の値であり、NTA offsetは予め定められたオフセット値である。Tcは予め定められた値である。
また、本実施の形態においては、CA(キャリアアグリゲーション)(DCにおける各CGでのCAを含む)を使用する際において、ユーザ装置UEに設定されているCC(コンポーネントキャリア)を無線特性のほぼ同等となるものどうしでグルーピングし、各CC群(TAG:Timing Advance Group)毎に上り送信タイミング調整制御を行うこととしている。TAGは、同一の上り送信タイミングを用いるセルのグループである。
また、本実施の形態に係る無線通信システムでは、複信方式(duplex mode)として、周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)方式と時分割複信(Time Division Duplex:TDD)方式との2つの複信方式(duplex mode)を使用できる。FDD方式では、アップリンク(UL)通信とダウンリンク(DL)通信とが互いに異なる周波数帯で実行され、TDD方式では、UL通信とDL通信とが同一の周波数帯を利用し、UL通信とDL通信とが時間で分離される。例えば、duplex modeは、バンド毎に規定されており、ユーザ装置UEは、自身が在圏するセル(サービングセル)のバンドに応じて、TDD又はFDDの動作を行う。
従来技術では、例えば図3(非特許文献2からの抜粋)に示すように、TA制御において適用すべきNTA offsetの値は、duplex modeによって異なる。なお、TDDの場合にNTA offsetの値を加えるのは、UL通信とDL通信を切り替えるための時間を考慮したためである。
LTEでもTDDのNTA offsetの値について、TAoffsetが約20μsとなるように規定がされている。LTEにおけるTAoffsetを図4に示す。また、図3に示したように、既存のNRにおいて、TDDのNTA offsetの値は、FR1(frequency range 1)ではTAoffsetが約13μsとなるように規定され、FR2ではTAoffsetが約7μsとなるように規定されており、これをまとめたものを図5に示す。なお、図5において、LTE-NR coexistenceの「Yes」は、LTE‐UEとNR‐UEが共存できるバンドを示しており、この場合、例えば、LTE‐UEとNR‐UEはともにTA offsetを20μsとすることが考えられる。
CA及びduplex modeに関し、異なるduplex modeのCCを用いてCAを行うことが可能である。便宜上、異なるduplex modeのCCを用いたCAをTDD-FDD CAと記述する。
非特許文献3に規定されているように、従来技術では、LTEのTDD-FDD CAにおいて、図6に示すように、PCell(あるいはPSCell)のduplex modeがTDDである場合、FDDであるSCellのULタイミングは、TDDのULタイミングに合わせられる。また、PCell(あるいはPSCell)のduplex modeがFDDである場合、TDDであるSCellのULタイミングは、FDDのULタイミングに合わせられる。また、非特許文献3に規定されているように、従来技術では、PCellもPSCellも含まないsTAGにおいては、TDDとFDDが混在する場合に、FDDかTDDかに関係なく、各セルでNTA offset=624が適用される。
上記の従来技術による動作を行う場合において、FDDセルとTDDセルがco-locateする基地局配下のUEに対する、FDDセルに関するTA制御は下記のようになる。
非CA UEのみが存在する場合:各UEに対し、NTAとして「基地局からの伝播遅延分を補償する時間」が設定される。
FDD-TDD CA UE(FDD PCell)のみが存在する場合:各UEに対し、NTAとして「基地局からの伝播遅延分を補償する時間+TDDにおけるNTA offsetの時間」が設定される。
FDD-TDD CA UE(TDD PCell)のみが存在する場合:各UEに対し、NTAとして「基地局からの伝播遅延分を補償する時間」が設定され、各UEは、TDD側にタイミングを合わせるよう、TDDにおけるNTA offsetの時間分追加で前出ししたUL送信タイミング制御をFDD SCellにおいて実施。
FDD-TDD CA UE(secondary TAG)のみが存在する場合:各UEに対し、NTAとして「基地局からの伝播遅延分を補償する時間」が設定され、各UEはTDDにおけるNTA offsetの時間分追加で前出ししたUL送信タイミング制御をFDD SCellにおいて実施。
上記UEが混在する場合:各UEに対し、NTAとして「基地局からの伝播遅延分を補償する時間+TDDにおけるNTA offsetの時間」が設定される。
上記のように、duplex modeに応じてNTA offsetを決定する従来の制御では、基地局・UEの制御が複雑になる。また、TAの値が基地局からの距離(伝播遅延時間)に直接対応していたりしていなかったりするケースが混在し、TAの値を使って基地局-端末間距離推定するなどのアプリケーションが複雑化する可能性がある。
そこで、本実施の形態では、duplex modeに依存しないNTA offsetが規定され、ユーザ装置UEは、当該規定されたNTA offsetを使用して、UL送信タイミング制御を実行する。当該規定されたNTA offsetの値は、ユーザ装置UEが固定的に保持してもよいし、ユーザ装置UEに事前設定されてもよいし(例:UE購入時にサーバから値を取得等)、基地局10からユーザ装置UEに対して上位レイヤシグナリングで設定されることとしてもよい。
より具体的な例を以下、実施例1、実施例2として説明する。
(実施例1)
実施例1における基本的な動作例を図7を参照して説明する。なお、図7に示す動作例は実施例2においても適用される。
ユーザ装置UEが、基地局10により提供されるあるセルに在圏し、基地局10からTAコマンドを受信する(S101)。当該TAコマンドは、例えば、ランダムアクセスプリアンブルを送信した後に受信するランダムアクセス応答に含まれるTAコマンドである。当該TAコマンドは、図2に示したUL送信タイミング制御におけるNTAの値、あるいは、NTAに対応する値である。以下、便宜上、S101で受信するTAコマンドは、NTAの値であるとする。
ユーザ装置UEが在圏するセル(サービングセルと呼ぶ)のduplex modeは、TDDあるいはFDDである。S102において、ユーザ装置UEは、当該セルのduplex modeに依存せずに、特定のNTA offsetを使用することで、UL送信タイミングを決定する。すなわち、図2に示したように、ユーザ装置UEは、i番のDLフレームの信号をあるタイミング(ここでは時刻Tとする)で受信する場合に、i番のULフレームの信号を「T-(NTA+NTA offset)Tc」のタイミングで送信する。
実施例1におけるNTA offsetは、図3において、TDDに対する値として規定されている値である。つまり、ユーザ装置UEは、サービングセルのバンドがFR1に該当するバンドであれば、duplex modeに依存せずにNTA offset=25560(約13μs)を適用し、サービングセルのバンドがFR2に該当するバンドであれば、duplex modeに依存せずにNTA offset=13763(約7μs)を適用する。なお、これらNTA offsetの値は一例であり、これらの値に限定されるわけではない。また、例えば、ユーザ装置UEは、サービングセルにおいて基地局10から通知されるシステム情報から当該サービングセルのバンドを把握することができる。
図8は、ユーザ装置UEが、サービングセルにおいて適用するNTA offsetを決定する際の処理を示すフローチャートである。
図8のS201において、ユーザ装置UEは、サービングセルにおいて運用されるバンドを検知する。S202において、ユーザ装置UEは、検知したバンドがFR1に該当するか、それともFR2に該当するかを判断する。ユーザ装置UEは、検知したバンドがFR1であればNTA offset=25560を適用し(S203)、検知したバンドがFR2であればNTA offset=13763を適用する(S204)。
基地局10が複数セルを提供し、基地局10によりユーザ装置UEにCA(ここではUL CA)が設定される場合もある。その場合でも、基本的に図7、図8に示す動作はセル毎に実行される。ただし、CAに係る複数セルがTAGを形成する場合においては、TAコマンド(NTA)が特定のセルにおいてのみユーザ装置UEに通知され、ユーザ装置UEは、当該NTAを他のセルでも使用することとしてもよい。
一例として、基地局10が提供する2つのセルによるCAがユーザ装置UEに設定される場合において、図9に示すようなパターンがあり得る。実施例1では、図9に示すいずれのパターンにおいても、ユーザ装置UEは、CAを構成する各サービングセルにおいて、UL送信タイミング決定のためのNTA offsetとして、サービングセルのバンドがFR1に該当するバンドであれば、NTA offset=25560(約13μs)を適用し、サービングセルのバンドがFR2に該当するバンドであれば、NTA offset=13763(約7μs)を適用する。
FR1のバンドのセルとFR2のバンドのセルによるCAがユーザ装置UEに設定される場合において、上記のように、NTA offsetはセル間で異なる値が設定されてよい。つまり、FR1のUL送信タイミングとFR2のUL送信タイミングは合わせなくてもよい。
LTEでの既存技術において、例えば図9の(d)のパターンで、TAGが構成される場合に、ユーザ装置UEはPCell(FDD)においてNTA offsetを適用せず(つまり、NTA offset=0)、また、SCell(TDD)では、PCell(FDD)のULタイミングに合わせる調整を行う。また、基地局10は、NTAとして「基地局からの伝播遅延分を補償する時間+TDDにおけるNTA offsetの時間」をユーザ装置UEに設定する。一方、実施例1(実施例2も同様)に係る処理によれば、duplex modeを意識したこのような複雑な制御は不要となる。
実施例1において、基地局10は、LTE-UEとNR-UEの両方が在圏できるバンド(LTE-NR coexistence band)を運用する場合がある。つまり、当該バンドのセルには、1つ又は複数のLTE-UE、及び1つ又は複数のNR-UEが在圏し得る。なお、本実施の形態に係るユーザ装置UEは、NR-UEの1つである。
LTE-NR coexistence bandのセルにおいて、仮に、LTE-UEが、NTA offset=39936(約20μs)を適用し、NR-UEがNTA offset=25560(約13μs)を適用する場合、基地局10における受信UL信号のタイミングが揃わない可能性がある。
そこで、本実施の形態に係るユーザ装置UEは、サービングセルのバンドがLTE-NR coexistence bandである場合には、LTE-UEにより使用されることが想定されるNTA offset=39936(約20μs)を適用し、LTE-NR coexistence bandでない場合には、上述したとおりの値(例:NTA offset=25560(約13μs))を適用することとしてもよい。
例えば、基地局10は、サービングセルでブロードキャストするシステム情報(例:RMSI(remaining minimum system information))の中に、当該サービングセルのバンドがLTE-NR coexistence bandであるか否かを示す情報を含める。この場合、ユーザ装置UEは、当該システム情報を読むことで、当該サービングセルのバンドがLTE-NR coexistence bandであるか否かを判断できる。
また、ユーザ装置UEは、同期信号の周波数位置を示すsynchronization rasterを検知することで、バンド(バンド番号)を把握し、バンド番号に基づいて、当該バンドがLTE-NR coexistence bandであるか否かを把握してもよい。なお、ユーザ装置UEは、synchronization rasterとバンド番号との対応、及び、バンド番号毎にLTE-NR coexistence bandであるか否かを予め知っているものとする。
サービングセルのバンドがLTE-NR coexistence bandであるか否かに応じてNTA offsetを切り替える場合におけるユーザ装置UEの動作例を図10を参照して説明する。
S301において、ユーザ装置UEは、基地局10からシステム情報あるいは同期信号を受信する。S302において、ユーザ装置UEは、上述したように、システム情報あるいは同期信号に基づいて、サービングセルのバンドがLTE-NR coexistence bandであるか否かを判断する。
S303において、ユーザ装置UEは、S302の判断結果に応じて、適用するNTA offsetを決定する。具体的には、例えば、サービングセルのバンドがLTE-NR coexistence bandである場合に、ユーザ装置UEは、NTA offset=39936(約20μs)を使用することを決定し、サービングセルのバンドがLTE-NR coexistence bandでない場合には、ユーザ装置UEは、NTA offset=25560(約13μs)を使用することを決定する。
S304において、ユーザ装置UEは、S303で決定したNTA offsetを適用したUL送信タイミングでUL信号を送信する。
(実施例2)
実施例2では、ユーザ装置UEは、サービングセルのバンドに拠らずに、固定でNTA offset=39936(約20μs)を適用する。
ただし、実施例2において、サービングセルが、LTE‐FDDとNRとのLTE-NR coexistence bandである場合において、LTE‐FDDのUEは、NTA offset=0を適用することから、この場合にもユーザ装置UE(NR-UE)がNTA offset=39936(約20μs)を適用したとすると、基地局10において、UL信号の受信タイミングが揃わない可能性がある。
そこで、実施例2において、サービングセルのバンドがLTE‐FDDとNRとのLTE-NR coexistence bandであるか否かに応じて、ユーザ装置UEはNTA offsetの値を切り替えることとしてもよい。
サービングセルのバンドがLTE‐FDDとNRとのLTE-NR coexistence bandであるか否かは、実施例1の場合と同様に、システム情報あるいは同期信号から把握できる。この場合のフローを図11に示す。
S401において、ユーザ装置UEは、基地局10からシステム情報あるいは同期信号を受信する。S402において、ユーザ装置UEは、システム情報あるいは同期信号に基づいて、サービングセルのバンドがLTE‐FDDとNRとのLTE-NR coexistence bandであるか否かを判断する。
S403において、ユーザ装置UEは、S402の判断結果に応じて、適用するNTA offsetを決定する。具体的には、例えば、サービングセルのバンドがLTE‐FDDとNRとのLTE-NR coexistence bandである場合に、ユーザ装置UEは、NTA offset=0を決定し、サービングセルのバンドがLTE‐FDDとNRとのLTE-NR coexistence bandでない場合には、ユーザ装置UEは、NTA offset=39936(約20μs)を使用することを決定する。
S404において、ユーザ装置UEは、S403で決定したNTA offsetを適用したUL送信タイミングでUL信号を送信する。
以上、実施例1、2において説明した本実施の形態に係る技術によれば、ユーザ装置UEはduplex modeを意識せずUL送信タイミングを制御することが可能となる。また、基地局10は、接続しているユーザ装置UEのCA状態等を意識することなく、TAコマンドを制御できる。
また、本実施の形態に係る技術によれば、TAの値には全UE共通で所定の値が加わっていることが明確になるので、基地局-端末間距離推定等のアプリケーションにおける補正も容易になる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理動作を実行するユーザ装置UE及び基地局10の機能構成例を説明する。ユーザ装置UE及び基地局10は、本実施の形態で説明した全ての機能を備えている。ただし、ユーザ装置UE及び基地局10は、本実施の形態で説明した全ての機能のうちの一部のみの機能を備えてもよい。例えば、ユーザ装置UEは、実施例1と実施例2の両方の機能を備えてもよいし、実施例1と実施例2のうちのいずれかの機能を備えてもよい。
<ユーザ装置>
図12は、ユーザ装置UEの機能構成の一例を示す図である。図12に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部101と、信号受信部102と、設定情報管理部103と、タイミング調整部104とを有する。図12に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。なお、信号送信部101を送信機と称し、信号受信部102を受信機と称してもよい。
信号送信部101は、送信データから送信を作成し、当該送信信号を無線で送信する。信号受信部102は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。設定情報管理部103は、信号受信部102により基地局10から受信した各種の設定情報、及び、予め設定される設定情報を格納する。設定情報の例としてはNTA offsetの値等がある。タイミング調整部104は、本実施の形態で説明した上り送信タイミング制御に関わる処理を実行する。
例えば、信号送信部101は基地局に上り信号を送信し、信号受信部102は前記基地局から下り信号を受信し、タイミング調整部104は、前記信号送信部101から送信される上り信号の送信タイミングを、前記信号受信部102により受信する下り信号の受信タイミングを基準として前にずらすタイミング制御を行う。また、前記タイミング調整部104は、サービングセルの複信方式に依存しないオフセット値を使用して、当該サービングセルにおける前記タイミング制御を実行する
また、例えば、前記サービングセルのバンドの周波数範囲が第1の範囲である場合において、前記タイミング調整部104は、前記オフセット値として第1の値を使用し、前記サービングセルのバンドの周波数範囲が第2の範囲である場合において、前記タイミング調整部104は、前記オフセット値として第2の値を使用する。
また、前記タイミング調整部104は、前記基地局から送信されるシステム情報又は同期信号に基づいて、前記サービングセルのバンドが所定のバンドであるか否かを判断し、前記サービングセルのバンドが所定のバンドであるか否かに応じて、使用する前記オフセット値を決定することとしてもよい。LTE-NR coexistence bandは、所定のバンドの一例である。
前記所定のバンドは、例えば、第1無線アクセス技術に対応したユーザ装置と、第2無線アクセス技術に対応したユーザ装置とがいずれも使用可能なバンドである。LTEは第1無線アクセス技術の一例であり、NRは第2無線アクセス技術の一例である。
<基地局10>
図13は、基地局10の機能構成の一例を示す図である。図13に示すように、基地局10は、信号送信部201と、信号受信部202と、設定情報管理部203と、タイミング指示部204とを有する。図13に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。なお、信号送信部201を送信機と称し、信号受信部202を受信機と称してもよい。
信号送信部201は、ユーザ装置UE側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。信号受信部202は、ユーザ装置UEから送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。信号送信部201は、システム情報、あるいは同期信号により、サービングセルのバンドが所定のバンドであるかどうかをユーザ装置UEに通知する機能を含む。
設定情報管理部203は、ユーザ装置UEに送信する各種の設定情報、ユーザ装置UEから受信する各種の設定情報、及び、予め設定される設定情報を格納する。タイミング指示部204は、TAコマンドを生成し、信号送信部201を介して送信する機能を含む。
<ハードウェア構成>
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図12~図13)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置UEと基地局10はいずれも、本実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図14は、本実施の形態に係るユーザ装置UEと基地局10のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ装置UEと基地局10はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置UEと基地局10のハードウェア構成は、図に示した1001~1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ユーザ装置UEと基地局10における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図12に示したユーザ装置UEの信号送信部101、信号受信部102、設定情報管理部103、タイミング調整部104は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図13に示した基地局10の信号送信部201と、信号受信部202と、設定情報管理部203、タイミング指示部204は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、ユーザ装置10の信号送信部101及び信号受信部102は、通信装置1004で実現されてもよい。また、基地局10の信号送信部201及び信号受信部202は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、ユーザ装置UEと基地局10はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態により、基地局とユーザ装置とを備える無線通信システムにおける前記ユーザ装置であって、前記基地局に上り信号を送信する信号送信部と、前記基地局から下り信号を受信する信号受信部と、前記信号送信部から送信される上り信号の送信タイミングを、前記信号受信部により受信する下り信号の受信タイミングを基準として前にずらすタイミング制御を行うタイミング調整部と、を備え、前記タイミング調整部は、サービングセルの複信方式に依存しないオフセット値を使用して、当該サービングセルにおける前記タイミング制御を実行するユーザ装置が提供される。
上記構成によれば、無線通信システムにおいて、複信方式を意識することなく上り送信タイミング制御を行うことを可能とする技術が提供される。
前記サービングセルのバンドの周波数範囲が第1の範囲である場合において、前記タイミング調整部は、前記オフセット値として第1の値を使用し、前記サービングセルのバンドの周波数範囲が第2の範囲である場合において、前記タイミング調整部は、前記オフセット値として第2の値を使用することとしてもよい。この構成により、例えばFR1とFR2のような異なる周波数範囲において、適切なオフセット値を適用できる。
前記タイミング調整部は、前記基地局から送信されるシステム情報又は同期信号に基づいて、前記サービングセルのバンドが所定のバンドであるか否かを判断し、前記サービングセルのバンドが所定のバンドであるか否かに応じて、使用する前記オフセット値を決定することとしてもよい。この構成により、バンドの特性に応じて、適切なオフセット値を適用できる。
前記所定のバンドは、例えば、第1無線アクセス技術に対応したユーザ装置と、第2無線アクセス技術に対応したユーザ装置とがいずれも使用可能なバンドである。この構成により、例えば、サービングセルのバンドがLTE-NR coexistence bandであるか否かに応じて適切なオフセット値を適用できる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置UEと基地局10は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局10が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局10を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置UEとの通信のために行われる様々な動作は、基地局10および/または基地局10以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
ユーザ装置UEは、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局10は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(enhanced NodeB)、ベースステーション(Base Station)、gNB、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa,an,及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
101 信号送信部
102 信号受信部
103 設定情報管理部
104 タイミング調整部
201 信号送信部
202 信号受信部
203 設定情報管理部
204 タイミング指示部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (6)

  1. アップリンク送信を行う送信部と、
    前記アップリンク送信のタイミングを、ダウンリンクの受信タイミングを基準として調整する処理部と、を備え、
    前記処理部は、アップリンク送信を行うセルのバンドが、第1無線アクセス技術に対応した端末と、第2無線アクセス技術に対応した端末とがいずれも使用可能なバンドではない場合において、当該セルのバンドの複信方式がFDDである場合とTDDである場合とで同一のオフセット値を使用して、前記タイミングを調整
    前記セルのバンドが第1無線アクセス技術に対応した端末と、第2無線アクセス技術に対応した端末とがいずれも使用可能なバンドである場合において、前記第1無線アクセス技術における当該バンドの複信方式がFDDである場合のオフセット値は、前記第1無線アクセス技術における当該バンドの複信方式がTDDである場合のオフセット値と異なる
    端末。
  2. 前記セルのバンドの周波数範囲が第1の範囲である場合において、前記処理部は、前記同一のオフセット値として第1の値を使用し、
    前記セルのバンドの周波数範囲が第2の範囲である場合において、前記処理部は、オフセット値として、前記同一のオフセット値と異なる第2の値を使用する
    請求項1に記載の端末。
  3. 前記処理部は、前記セルのバンドが第1無線アクセス技術に対応した端末と、第2無線アクセス技術に対応した端末とがいずれも使用可能なバンドである場合に、前記同一のオフセット値と異なるオフセット値を使用して前記タイミングを調整する
    請求項1又は2に記載の端末。
  4. ダウンリンク送信を行う送信部と、
    端末におけるダウンリンクの受信タイミングを基準としてタイミングが調整されたアップリンク送信を受信する受信部と、を備え、
    前記端末においてアップリンク送信を行うセルのバンドが、第1無線アクセス技術に対応した端末と、第2無線アクセス技術に対応した端末とがいずれも使用可能なバンドではない場合において、当該セルのバンドの複信方式がFDDである場合とTDDである場合とで同一のオフセット値を使用して、前記タイミングが調整され
    前記セルのバンドが第1無線アクセス技術に対応した端末と、第2無線アクセス技術に対応した端末とがいずれも使用可能なバンドである場合において、前記第1無線アクセス技術における当該バンドの複信方式がFDDである場合のオフセット値は、前記第1無線アクセス技術における当該バンドの複信方式がTDDである場合のオフセット値と異なる
    基地局。
  5. アップリンク送信を行う送信部と、
    前記アップリンク送信のタイミングを、ダウンリンクの受信タイミングを基準として調整する処理部と、を備え、
    前記処理部は、アップリンク送信を行うセルのバンドが、第1無線アクセス技術に対応した端末と、第2無線アクセス技術に対応した端末とがいずれも使用可能なバンドではない場合において、当該セルのバンドの複信方式がFDDである場合とTDDである場合とで同一のオフセット値を使用して、前記タイミングを調整
    前記セルのバンドが第1無線アクセス技術に対応した端末と、第2無線アクセス技術に対応した端末とがいずれも使用可能なバンドである場合において、前記第1無線アクセス技術における当該バンドの複信方式がFDDである場合のオフセット値は、前記第1無線アクセス技術における当該バンドの複信方式がTDDである場合のオフセット値と異なる
    端末と、
    ダウンリンク送信を行う送信部と、
    前記端末におけるダウンリンクの受信タイミングを基準としてタイミングが調整されたアップリンク送信を受信する受信部と、を備える
    基地局と、
    を備える無線通信システム。
  6. 端末が実行する上り送信タイミング調整方法であって、
    前記端末が行うアップリンク送信のタイミングを、ダウンリンクの受信タイミングを基準として調整するタイミング調整ステップを備え、
    前記タイミング調整ステップにおいて、アップリンク送信を行うセルのバンドが、第1無線アクセス技術に対応した端末と、第2無線アクセス技術に対応した端末とがいずれも使用可能なバンドではない場合において、当該セルのバンドの複信方式がFDDである場合とTDDである場合とで同一のオフセット値を使用して、前記タイミングを調整し、
    前記セルのバンドが第1無線アクセス技術に対応した端末と、第2無線アクセス技術に対応した端末とがいずれも使用可能なバンドである場合において、前記第1無線アクセス技術における当該バンドの複信方式がFDDである場合のオフセット値は、前記第1無線アクセス技術における当該バンドの複信方式がTDDである場合のオフセット値と異なる
    上り送信タイミング調整方法。
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