JP7065959B2 - 運転支援装置および運転支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、運転者に車線変更の案内を行う運転支援装置および運転支援方法に関する。
従来、自車両の走行経路を予め計算または推測し、自車両が交差点を直進または右左折するのに先立って適切な車線を走行するように案内する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、交差点における車線ごとの進路規制を有する高精度の地図データベースと、高精度のロケーション技術とを用いて自車両が走行中の車線を認識している。そして、交差点に進入するときに自車両が走行すべき車線の進路規制と、その他の車線の進路規制とに基づいて自車両の車線変更の案内を行っている。
特開2017-32396号公報
交差点では、車両が右折するための専用車線である右折専用車線が設けられていることがある。このような場合、交差点において道路の車線数が増加することになる。
特許文献1では、自車両が現在走行中の道路の車線数と、交差点における車線数とが同一であることを前提としており、交差点において道路の車線数が増加する場合について考慮されていない。従って、例えば増加した車線への車線変更を適切なタイミングで案内することができないという問題があった。このように、従来では、交差点において道路の車線数が増加する場合について考慮されていないため、適切なタイミングで車線変更を案内することができない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、適切なタイミングで車線変更を案内することが可能な運転支援装置および運転支援方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による運転支援装置は、道路の車線数、車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、自車両の現在の走行車線および位置を含む自車両走行位置を認識する自車両走行位置認識部と、交差点における自車両の進路を算出する進路算出部と、地図情報取得部が取得した地図情報、自車両走行位置認識部が認識した自車両走行位置、および進路算出部が算出した進路に基づいて、交差点への進入前における車線変更案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成する車線誘導情報生成部と、車線誘導情報生成部が生成した車線誘導情報を報知する制御を行う報知制御部とを備え、車線誘導情報生成部は、進路算出部が算出した進路、地図情報取得部が取得した進路規制、および自車両走行位置から交差点である第1基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方と、自車両走行位置から車線数が変化する地点である第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方とのうちの少なくとも一方に基づいて、車線誘導情報を生成し、自車両が第1基点に向かって走行するとき、第2基点は第1基点よりも上流側に存在し、車線誘導情報生成部は、自車両が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数に応じて車線変更案内のタイミングおよび内容を決定し、車線誘導情報生成部は、第2基点で増加する車線に車線変更する必要があるときと、第2基点で増加する車線に車線変更する必要がないときとで車線変更案内のタイミングおよび内容を異ならせ、自車両が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数が複数存在する場合において、車線誘導情報生成部は、第2基点よりも上流側の第1タイミングで、増加する車線に隣接する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第1車線誘導情報と、第1タイミング後から第2基点までの間の第2タイミングで、増加する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第2車線誘導情報と、第2タイミング後から第1基点までの間の第3タイミングで進路を示す第3車線誘導情報とを生成し、車線誘導情報生成部は、自車両走行位置から第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、第1タイミングおよび第2タイミングを算出する。
また、運転支援方法は、道路の車線数、車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制を含む地図情報を取得し、自車両の現在の走行車線および位置を含む自車両走行位置を認識し、交差点における自車両の進路を算出し、取得した地図情報、認識した自車両走行位置、および算出した進路に基づいて、交差点への進入前における車線変更案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成し、生成した車線誘導情報を報知する制御を行い、車線誘導情報を生成することは、算出した進路、取得した進路規制、および自車両走行位置から交差点である第1基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方と、自車両走行位置から車線数が変化する地点である第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方とのうちの少なくとも一方に基づいて、車線誘導情報を生成することを含み、自車両が第1基点に向かって走行するとき、第2基点は第1基点よりも上流側に存在し、車線誘導情報を生成することは、自車両が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数に応じて車線変更案内のタイミングおよび内容を決定することを含み、車線誘導情報を生成することは、第2基点で増加する車線に車線変更する必要があるときと、第2基点で増加する車線に車線変更する必要がないときとで車線変更案内のタイミングおよび内容を異ならせることを含み、自車両が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数が複数存在する場合において、車線誘導情報を生成することは、第2基点よりも上流側の第1タイミングで、増加する車線に隣接する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第1車線誘導情報と、第1タイミング後から第2基点までの間の第2タイミングで、増加する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第2車線誘導情報と、第2タイミング後から第1基点までの間の第3タイミングで進路を示す第3車線誘導情報とを生成することを含み、車線誘導情報を生成することは、自車両走行位置から第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、第1タイミングおよび第2タイミングを算出することを含む。
本発明によると、運転支援装置は、道路の車線数、車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、自車両の現在の走行車線および位置を含む自車両走行位置を認識する自車両走行位置認識部と、交差点における自車両の進路を算出する進路算出部と、地図情報取得部が取得した地図情報、自車両走行位置認識部が認識した自車両走行位置、および進路算出部が算出した進路に基づいて、交差点への進入前における車線変更案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成する車線誘導情報生成部と、車線誘導情報生成部が生成した車線誘導情報を報知する制御を行う報知制御部とを備え、車線誘導情報生成部は、進路算出部が算出した進路、地図情報取得部が取得した進路規制、および自車両走行位置から交差点である第1基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方と、自車両走行位置から車線数が変化する地点である第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方とのうちの少なくとも一方に基づいて、車線誘導情報を生成し、自車両が第1基点に向かって走行するとき、第2基点は第1基点よりも上流側に存在し、車線誘導情報生成部は、自車両が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数に応じて車線変更案内のタイミングおよび内容を決定し、車線誘導情報生成部は、第2基点で増加する車線に車線変更する必要があるときと、第2基点で増加する車線に車線変更する必要がないときとで車線変更案内のタイミングおよび内容を異ならせ、自車両が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数が複数存在する場合において、車線誘導情報生成部は、第2基点よりも上流側の第1タイミングで、増加する車線に隣接する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第1車線誘導情報と、第1タイミング後から第2基点までの間の第2タイミングで、増加する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第2車線誘導情報と、第2タイミング後から第1基点までの間の第3タイミングで進路を示す第3車線誘導情報とを生成し、車線誘導情報生成部は、自車両走行位置から第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、第1タイミングおよび第2タイミングを算出するため、適切なタイミングで車線変更を案内することが可能となる。
また、運転支援方法は、道路の車線数、車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制を含む地図情報を取得し、自車両の現在の走行車線および位置を含む自車両走行位置を認識し、交差点における自車両の進路を算出し、取得した地図情報、認識した自車両走行位置、および算出した進路に基づいて、交差点への進入前における車線変更案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成し、生成した車線誘導情報を報知する制御を行い、車線誘導情報を生成することは、算出した進路、取得した進路規制、および自車両走行位置から交差点である第1基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方と、自車両走行位置から車線数が変化する地点である第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方とのうちの少なくとも一方に基づいて、車線誘導情報を生成することを含み、自車両が第1基点に向かって走行するとき、第2基点は第1基点よりも上流側に存在し、車線誘導情報を生成することは、自車両が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数に応じて車線変更案内のタイミングおよび内容を決定することを含み、車線誘導情報を生成することは、第2基点で増加する車線に車線変更する必要があるときと、第2基点で増加する車線に車線変更する必要がないときとで車線変更案内のタイミングおよび内容を異ならせることを含み、自車両が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数が複数存在する場合において、車線誘導情報を生成することは、第2基点よりも上流側の第1タイミングで、増加する車線に隣接する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第1車線誘導情報と、第1タイミング後から第2基点までの間の第2タイミングで、増加する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第2車線誘導情報と、第2タイミング後から第1基点までの間の第3タイミングで進路を示す第3車線誘導情報とを生成することを含み、車線誘導情報を生成することは、自車両走行位置から第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、第1タイミングおよび第2タイミングを算出することを含むため、適切なタイミングで車線変更を案内することが可能となる。
本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明の実施の形態1による運転支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による運転支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による運転支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による運転支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1による運転支援装置の動作の実施の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による運転支援装置の動作の実施の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による運転支援装置の動作の実施の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による車線変更の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による車線変更の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による車線変更の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による車線変更の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による車線変更の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による車線変更の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による運転支援装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態2による運転支援装置の動作の実施の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3による運転支援装置の動作の実施の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3による運転支援装置の動作の実施の一例を示す図である。 本発明の実施の形態4による運転支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4による運転支援装置の動作の実施の一例を示す図である。 本発明の実施の形態4による運転支援装置の動作の実施の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による運転支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 前提技術を説明するための図である。 前提技術を説明するための図である。 前提技術を説明するための図である。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
<前提技術>
本発明の前提となる技術である前提技術について説明する。
図22~24は、前提技術を説明するための図であり、交差点において右折専用車線が増加している場合を示している。なお、自車両16は、第1基点である交差点を右折する経路の案内に従って走行中であるものとする。
図22~24に示すように、右折専用車線の距離は各図で異なっているが、運転者に車線変更を案内するタイミングt0、t1、t2は各図で同じである。すなわち、前提技術では、交差点において道路の車線数が増加しているか否かに関わらず、同じタイミングで車線変更の案内を行っている。
具体的には、まず、自車両16が道路の左から2車線目を走行中に、タイミングt0で運転者に対して「右車線に移動してください」と音声で案内する。当該音声案内に従って自車両16が右車線に移動した後、タイミングt1で運転者に対して「右車線に移動してください」と音声で案内する。このとき、図22の例では、右折専用車線に車線変更しやすいタイミングで案内しているといえる。一方、図23の例では、案内のタイミングが早過ぎるため、当該タイミングでは右折専用車線に車線変更することができない。また、図24の例では、案内のタイミングが遅過ぎる。
このように、前提技術では、交差点において道路の車線数が変化する場合について考慮されていないため、適切なタイミングで車線変更を案内することができなかった。
本発明の実施の形態は、上記の前提技術による問題を解決するためになされたものであり、以下に詳細に説明する。
<実施の形態1>
<構成>
図1は、本発明の実施の形態1による運転支援装置1の構成の一例を示すブロック図である。以下、運転支援装置1は自車両内に設置されているものとして説明する。
図1に示すように、運転支援装置1は、地図情報取得部2と、自車両走行位置認識部3と、進路算出部4と、車線誘導情報生成部5と、報知制御部6とを備えている。
地図情報取得部2は、道路の車線数、車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制を含む地図情報を取得する。自車両走行位置認識部3は、地図情報取得部2が取得した地図情報に基づいて、自車両の現在の走行車線および位置を含む自車両走行位置を認識する。進路算出部4は、交差点における自車両の進路を算出する。
車線誘導情報生成部5は、地図情報取得部2が取得した地図情報、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置、および進路算出部4が算出した進路に基づいて、交差点への進入前における車線変更案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成する。また、車線誘導情報生成部5は、進路算出部4が算出した進路、地図情報取得部2が取得した進路規制、および自車両走行位置から交差点である第1基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方と、自車両走行位置から車線数が変化する地点である第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方とのうちの少なくとも一方に基づいて車線誘導情報を生成する。すなわち、自車両が第1基点に向かって走行するとき、第2基点は第1基点よりも上流側に存在している。報知制御部6は、車線誘導情報生成部5が生成した車線誘導情報を報知する制御を行う。
次に、図1に示す運転支援装置1を含む運転支援装置の他の構成について説明する。
図2は、他の構成に係る運転支援装置7の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、運転支援装置7は、地図情報取得部2と、自車両走行位置認識部3と、進路算出部4と、車線誘導情報生成部5と、報知制御部6と、自車両位置検出部8とを備えている。地図情報取得部2は、地図データベース9に接続されている。自車両位置検出部8は、GNSS(Global Navigation Satellite System)10および車両センサー11に接続されている。報知制御部6は、表示装置12および音声出力装置13に接続されている。
地図データベース9は、例えばハードディスクドライブまたは半導体メモリなどの記憶装置から構成されており、道路の車線数、車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制を含む地図情報を記憶している。なお、地図データベース9は、自車両内に設置してもよく、自車両外に設置してもよい。また、地図データベース9は、運転支援装置7が備えてもよい。
地図情報取得部2は、地図データベース9から、道路の車線数、車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制を含む地図情報を取得する。また、地図情報は、これらの情報に限らず、道路を構成する車線の位置の情報、現在位置から目的地までの経路の算出に必要な道路リンクも含んでいる。
自車両位置検出部8は、GNSS10から取得した自車両の絶対位置と、車両センサー11から取得した自車両の速度とに基づいて、自車両の現在位置を検出する。GNSS10は、衛星から自車両の絶対位置を取得する。車両センサー11は、自車両の速度を計測する車速センサーを含んでいる。なお、車両センサー11は、自車両の加速度を計測する加速度センサー、および自車両の傾きを計測するジャイロセンサーを含んでもよい。この場合、自車両位置検出部8は、車両センサー11から取得した自車両の加速度および傾きを加味して、より高精度な自車両の現在位置を検出してもよい。
自車両走行位置認識部3は、自車両位置検出部8が検出した自車両の現在位置と、地図情報取得部2が取得した地図情報とに基づいて、自車両の現在の走行車線および位置を含む自車両走行位置を認識する。
進路算出部4は、地図情報取得部2が取得した地図情報と、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置とに基づいて、交差点における自車両の進路を計算または推定する。具体的には、進路算出部4は、自車両の現在位置からユーザが設定した目的地までの経路を計算し、当該経路に含まれており、かつ自車両の現在位置から最も近い交差点における自車両の進路を算出する。あるいは、進路算出部4は、蓄積した自車両の走行データ、自車両の現在位置、および現在時刻などに基づいて、自車両の進行方向であり、かつ自車両の現在位置から最も近い交差点における自車両の進路を推定する。
車線誘導情報生成部5は、進路算出部4が算出した進路、地図情報取得部2が取得した交差点における車線ごとの進路規制、および自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置から交差点までの距離および時間のうちの少なくとも一方と、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置から車線数が変化する地点までの距離および時間のうちの少なくとも一方とのうちの少なくとも一方に基づいて、交差点への進入前における車線変更案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成する。
交差点の位置は、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている。自車両走行位置から交差点までの時間は、自車両走行位置から交差点までの距離と、自車両の速度とに基づいて算出する。この場合、車線誘導情報生成部5は、自車両位置検出部8から車両センサー11が検出した自車両の速度を取得する。なお、自車両走行位置から車線数が変化する地点までの時間の算出についても同様である。
報知制御部6は、車線誘導情報生成部5が生成した車線誘導情報を報知するために、表示装置12および音声出力装置13の制御を行う。表示装置12は、報知制御部6の指示に従って車線誘導情報を表示する。音声出力装置13は、報知制御部6の指示に従って車線誘導情報を音声出力する。
図3は、運転支援装置7のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、図1に示す運転支援装置1についても同様である。
運転支援装置7における地図情報取得部2、自車両走行位置認識部3、進路算出部4、車線誘導情報生成部5、報知制御部6、および自車両位置検出部8の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、運転支援装置7は、地図情報を取得し、自車両走行位置を認識し、進路を算出し、車線誘導情報を生成し、車線誘導情報を報知する制御を行い、自車両位置を検出するための処理回路を備える。処理回路は、メモリ15に格納されたプログラムを実行するプロセッサ14(中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)である。
運転支援装置7における地図情報取得部2、自車両走行位置認識部3、進路算出部4、車線誘導情報生成部5、報知制御部6、および自車両位置検出部8の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ15に格納される。処理回路は、メモリ15に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、運転支援装置7は、地図情報を取得するステップ、自車両走行位置を認識するステップ、進路を算出するステップ、車線誘導情報を生成するステップ、車線誘導情報を報知する制御を行うステップ、自車両位置を検出するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ15を備える。また、これらのプログラムは、地図情報取得部2、自車両走行位置認識部3、進路算出部4、車線誘導情報生成部5、報知制御部6、および自車両位置検出部8の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
<動作>
図4は、運転支援装置7の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS101において、地図情報取得部2は、地図データベース9から、道路の車線数、車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制などを含む地図情報を取得する。
ステップS102において、自車両走行位置認識部3は、自車両位置検出部8が検出した自車両の現在位置と、地図情報取得部2が取得した地図情報とに基づいて、自車両の現在の走行車線および位置を含む自車両走行位置を認識する。
ステップS103において、車線誘導情報生成部5は、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置と、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている交差点の位置とに基づいて、自車両が交差点に到達しているか否かを判断する。自車両が交差点に到達している場合は、図4に示す処理を終了する。一方、自車両が交差点に到達していない場合は、ステップS104に移行する。
ステップS104において、車線誘導情報生成部5は、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている道路の車線数、および交差点における車線ごとの進路規制に基づいて、交差点の手前で右折専用車線が増加しているか否かを判断する。交差点の手前で右折専用車線が増加していない場合は、図4に示す処理を終了する。一方、交差点の手前で右折専用車線が増加している場合は、ステップS105に移行する。
ステップS105において、車線誘導情報生成部5は、進路算出部4が算出した進路に基づいて、自車両が交差点で右折するか否かを判断する。自車両が交差点で右折しない場合は、図4に示す処理を終了する。一方、自車両が交差点で右折する場合は、ステップS106に移行する。
ステップS106において、車線誘導情報生成部5は、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置に含まれている自車両の現在の走行車線と、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている道路の車線数、および交差点における車線ごとの進路規制とに基づいて、自車両が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数を算出する。具体的には、車線誘導情報生成部5は、自車両が走行中の車線から右折専用車線までの間に車線変更しなければならない車線数を算出する。
ステップS107において、車線誘導情報生成部5は、ステップS106で算出した車線数に基づいて、自車両の車線変更が必要か否かを判断する。自車両の車線変更が必要である場合は、ステップS108に移行する。一方、自車両の車線変更が必要でない場合は、ステップS113に移行する。
ステップS108において、車線誘導情報生成部5は、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置に含まれている自車両の現在位置と、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている交差点の位置、および車線数が変化する地点とに基づいて、自車両と交差点との間に右折専用車線が増加している地点が存在しているか否かを判断する。ここでは、車線数が変化する地点は、右折専用車線が増加している地点に相当する。自車両と交差点との間に右折専用車線が増加している地点が存在している場合は、ステップS109に移行する。一方、自車両と交差点との間に右折専用車線が増加している地点が存在していない場合は、ステップS113に移行する。
ステップS109において、車線誘導情報生成部5は、自車両から右折専用車線が増加している地点までの距離および時間のうちの少なくとも一方を算出する。具体的には、車線誘導情報生成部5は、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置に含まれている自車両の現在位置と、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている車線数が変化する地点とに基づいて、自車両から右折専用車線が増加している地点までの距離を算出する。また、車線誘導情報生成部5は、自車両から右折専用車線が増加している地点までの距離と、自車両位置検出部8が検出した自車両の速度とに基づいて、自車両から右折専用車線が増加している地点に到達するまでに要する時間を算出する。
ステップS110において、車線誘導情報生成部5は、ステップS109で算出した自車両から右折専用車線が増加している地点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、右車線に車線変更する必要があることをユーザに報知するタイミングを算出する。また、車線誘導情報生成部5は、車線変更案内の内容を生成する。すなわち、車線誘導情報生成部5は、差点への進入前における車線変更案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成する。
ステップS111において、車線誘導情報生成部5は、ステップS110で算出したタイミングであるか否かを判断する。ステップS110で算出したタイミングである場合は、ステップS112に移行する。一方、ステップS110で算出したタイミングでない場合は、ステップS109に戻る。
ステップS112において、報知制御部6は、右車線に車線変更する必要があることをユーザに報知する。具体的には、報知制御部6は、ステップS110で車線誘導情報生成部5が生成した車線誘導情報に基づいて、右車線に車線変更する必要があることを表示装置12および音声出力装置13のうちの少なくとも一方からユーザに報知する。その後、ステップS106に戻る。
ステップS113において、車線誘導情報生成部5は、自車両から交差点までの距離および時間のうちの少なくとも一方を算出する。具体的には、車線誘導情報生成部5は、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置に含まれている自車両の現在位置と、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている交差点の位置とに基づいて、自車両から交差点までの距離を算出する。また、車線誘導情報生成部5は、自車両から交差点までの距離と、自車両位置検出部8が検出した自車両の速度とに基づいて、自車両から交差点に到達するまでに要する時間を算出する。
ステップS114において、車線誘導情報生成部5は、ステップS113で算出した自車両から交差点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、交差点を右折する必要があることをユーザに報知するタイミングを算出する。また、車線誘導情報生成部5は、右折案内の内容を生成する。すなわち、車線誘導情報生成部5は、差点への進入前における右折案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成する。
ステップS115において、車線誘導情報生成部5は、ステップS114で算出したタイミングであるか否かを判断する。ステップS114で算出したタイミングである場合は、ステップS116に移行する。一方、ステップS114で算出したタイミングでない場合は、ステップS113に戻る。
ステップS116において、報知制御部6は、右折する必要があることをユーザに報知する。具体的には、報知制御部6は、ステップS114で車線誘導情報生成部5が生成した車線誘導情報に基づいて、右折する必要があることを表示装置12および音声出力装置13のうちの少なくとも一方からユーザに報知する。その後、図4に示す処理を終了する。
<実施例>
図5~7は、運転支援装置7の動作の実施の一例を示す図である。
図5~7に示すように、自車両16は、片側に複数の車線がある道路を、前方の交差点に向かって走行している。交差点の手前では、右折専用車線が増加しており、他の車線は直進専用車線または左折専用車線である。第1基点は、交差点に相当する。第2基点は、右折専用車線が増加する地点に相当する。また、運転支援装置7の進路算出部4は、自車両16が交差点を右折する進路を算出している。
図5~7において、自車両16は、道路の左から2車線目の車線を走行している。そして、タイミングt0の時、報知制御部6は、「右車線に移動してください」と音声出力するように音声出力装置13を制御する。なお、報知制御部6は、右車線への移動を示す文字、図形、またはそれらの組み合わせを表示装置12に表示するように制御してもよい。
タイミングt0は、図4のステップS110で車線誘導情報生成部5が算出したタイミングに相当する。具体的には、車線誘導情報生成部5は、自車両から第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、右車線に車線変更する必要があることをユーザに報知するタイミングt0を算出する。タイミングt0は、第2基点から予め定められた距離だけ手前の地点、例えば500m手前の地点であってもよい。なお、この地点を基準として、自車両16の速度が予め定められた閾値よりも速い場合はさらに手前の地点をタイミングt0としてもよく、自車両16の速度が予め定められた閾値よりも遅い場合はもう少し先の地点をタイミングt0としてもよい。また、この地点を基準として、第2基点に到達するまでの時間が予め定められた時間よりも短い場合はさらに手前の地点をタイミングt0としてもよく、第2基点に到達するまでの時間が予め定められた時間よりも長い場合はもう少し先の地点をタイミングt0としてもよい。
さらに、第2基点に到達するまでの予め定められた時間をタイミングt0としてもよい。また、自車両から第1基点までの距離または時間が閾値よりも短い場合はさらに手前の地点をタイミングt0としてもよく、自車両から第1基点までの距離または時間が閾値よりも長い場合はもう少し先の地点をタイミングt0としてもよい。
タイミングt0の後、運転者は、自車両16を右車線に車線変更する運転を行う。そして、タイミングt1の時、報知制御部6は、「右車線に移動してください」と音声出力するように音声出力装置13を制御する。なお、報知制御部6は、右車線への移動を示す文字、図形、またはそれらの組み合わせを表示装置12に表示するように制御してもよい。
タイミングt1は、図4のステップS110で車線誘導情報生成部5が算出したタイミングに相当する。具体的には、車線誘導情報生成部5は、自車両から第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、右車線に車線変更する必要があることをユーザに報知するタイミングt1を算出する。
図5,6において、タイミングt1は、第2基点から予め定められた距離だけ手前の地点である。この地点は、タイミングt0の算出と同様、第2基点に到達するまでの時間を考慮してもよく、第1基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方を考慮してもよい。
図7において、タイミングt1は、自車両16が第2基点を通過した地点である。このように、第1基点と第2基点との距離が予め定められた距離よりも長い場合は、自車両16が第2基点を通過した地点をタイミングt1としてもよい。このとき、第1基点と第2基点との距離に応じてタイミングt1を算出してもよい。
タイミングt1の後、図示していないが、運転者は、自車両16を右車線である右折専用車線に車線変更する運転を行う。そして、タイミングt2の時、報知制御部6は、「右折です」と音声出力するように音声出力装置13を制御する。なお、報知制御部6は、右折を示す文字、図形、またはそれらの組み合わせを表示装置12に表示するように制御してもよい。
タイミングt2の後、図示していないが、運転者は、自車両16を交差点で右折する運転を行う。
<表示例>
図8~13は、車線変更の表示の一例を示す図であり、交差点を右折するまでの余裕度を示している。
図8~10において、破線の矢印は、右折専用車線に車線変更すべきであることを示している。斜線部分は、車線数が変化する地点よりも上流側、すなわち図5~7に示す第2基点よりも上流側における自車両の位置を示しており、図8,9,10の順に自車両が第2基点に近づいていることを示している。なお、図8では、自車両と第2基点までの距離に余裕があるため、斜線部分を例えば青色にしてもよい。図9では、自車両が図8のときよりも第2基点に近づいているため、斜線部分を例えば黄色にしてもよい。図10では、自車両が第2基点にかなり近づいて余裕がないため、斜線部分を例えば赤色にしてもよい。
図11~13において、実線矢印は、例えば図5~7に示すタイミングt0のとき、すなわち現時点で右車線に車線変更すべきであることを示している。破線矢印は、例えば図5~7に示すタイミングt1のとき、右折専用車線に車線変更すべきであることを示している。すなわち、破線矢印は、今後の車線変更を予告している。図11,12,13の順に自車両が交差点に近づいていることを示している。図11は、自車両と交差点までの距離に余裕があるため、右車線および右折専用車線への車線変更が可能であることを示している。図12は、自車両が図11のときよりも近づいているため、例えば2秒以内に右車線に移動すべきであることを示している。図13は、自車両が交差点にかなり近づいて余裕がないため、いま右車線に車線変更しても交差点で右折することは難しいことを示している。
以上のことから、本実施の形態1によれば、自車両の現在位置と交差点との間に車線数が変化する地点が存在するとき、車線数が変化する地点を基準として車線変更のタイミングを算出している。従って、適切なタイミングでユーザに車線変更を案内することが可能となる。
なお、上記では、自車両と交差点との間に車線数が変化する地点が存在する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、図14に示すように、自車両16が交差点である第1基点を直進する場合であって、かつ交差点を通過した後に車線数が減少している地点である第2基点が存在している場合は、第1基点を基準としてタイミングt0を算出するようにしてもよい。すなわち、自車両16が第1基点に向かって走行するとき、第2基点は第1基点よりも下流側に存在している。この場合、タイミングt0のときに、「左車線に移動してください」と音声出力または表示される。運転者は、交差点通過後にあわてて車線変更することなく、交差点を通過する前に余裕を持って車線変更することができる。
車線誘導情報生成部5は、車線数が変化することを示す車線誘導情報を生成してもよい。この場合、車線数が変化することをユーザに報知するタイミングは、例えば図5に示すタイミングt0よりも前であってもよい。また、直近の交差点において車線数が変化することを報知するだけでなく、さらに先の交差点において車線数が変化することを報知してもよい。
上記では、交差点において右折専用車線が増加し、かつ自車両が交差点を右折する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、交差点において左折専用車線が増加し、かつ自車両が交差点を左折する場合であっても同様の効果が得られる。
上記では、自車両が道路の左側を通行する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、自車両が道路の右側を通行する場合であっても同様の効果が得られる。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2では、自車両が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数に応じて車線変更案内を報知するタイミングおよび内容を決定する場合について説明する。本実施の形態2による運転支援装置の構成および動作は、実施の形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。以下では、本実施の形態2による運転支援装置は、図2に示す運転支援装置7であるものとして説明する。また、本実施の形態2による運転支援装置は、図4に示す動作を行うものとする。
図15は、運転支援装置7の動作の実施の一例を示す図である。
図15に示すように、自車両16は、片側に複数の車線がある道路を、前方の交差点に向かって走行している。交差点の手前では、右折専用車線が増加している。交差点で右折可能な車線は、右折専用車線と、当該右折専用車線の左隣に存在している直進および右折可能車線である。第1基点は、交差点に相当する。第2基点は、右折専用車線が増加する地点に相当する。また、運転支援装置7の進路算出部4は、自車両16が交差点を右折する進路を算出している。
図15において、自車両16は、道路の左から2車線目を走行している。そして、タイミングt0aの時、報知制御部6は、「右車線に移動してください」と音声出力するように音声出力装置13を制御する。なお、報知制御部6は、右車線への移動を示す文字、図形、またはそれらの組み合わせを表示装置12に表示するように制御してもよい。
タイミングt0aは、図4のステップS110で車線誘導情報生成部5が算出したタイミングに相当する。具体的には、車線誘導情報生成部5は、自車両から第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方と、自車両16が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数とに基づいて、右車線に車線変更する必要があることをユーザに報知するタイミングt0aを算出する。タイミングt0aは、実施の形態1の図5~7で説明したタイミングt0と同様の方法で算出するが、車線変更すべき車線数を考慮することがタイミングt0とは異なる。図15の例では、自車両16が車線変更すべき車線数は「1」である。すなわち、1回だけ右車線に移動すれば交差点を右折することが可能となる。
本実施の形態2では、車線変更すべき車線数が少ないほど、タイミングt0aは遅くなる。例えば、図5~7の例では、自車両16が車線変更すべき車線数は「2」である。従って、図5~7に示すタイミングt0よりも、図15に示すタイミングt0aの方が車線変更を案内するタイミングが遅い。
以上のことから、本実施の形態2によれば、車線変更すべき車線数に応じて車線変更案内を報知するタイミングおよび内容を決定している。従って、適切なタイミングでユーザに車線変更を案内することが可能となる。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3では、交差点において増加する車線に車線変更する必要があるときと、交差点において増加する車線に車線変更する必要がないときとで車線変更を案内するタイミングおよび内容を異ならせることを特徴とする。本実施の形態3による運転支援装置の構成および動作は、実施の形態2と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。以下では、本実施の形態3による運転支援装置は、図2に示す運転支援装置7であるものとして説明する。また、本実施の形態3による運転支援装置は、図4に示す動作を行うものとする。
図16は、運転支援装置7の動作の実施の一例を示す図である。
図16に示すように、自車両16は、片側に複数の車線がある道路を、前方の交差点に向かって走行している。交差点の手前では、右折専用車線が増加している。交差点で右折可能な車線は、右折専用車線のみである。第1基点は、交差点に相当する。第2基点は、右折専用車線が増加する地点に相当する。また、運転支援装置7の進路算出部4は、自車両16が交差点を右折する進路を算出している。
図16において、自車両16は、道路の左から3車線目を走行している。そして、タイミングt0bの時、報知制御部6は、「もうすぐ分岐です。右車線に移動してください」と音声出力するように音声出力装置13を制御する。なお、報知制御部6は、右車線への移動を示す文字、図形、またはそれらの組み合わせを表示装置12に表示するように制御してもよい。
タイミングt0bは、図4のステップS110で車線誘導情報生成部5が算出したタイミングに相当する。具体的には、車線誘導情報生成部5は、自車両から第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方と、自車両16が現在の走行車線から進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数とに基づいて、右車線に車線変更する必要があることをユーザに報知するタイミングt0bを算出する。タイミングt0bは、実施の形態2の図15で説明したタイミングt0aと同様の方法で算出する。図16の例では、自車両16が車線変更すべき車線数は「1」である。すなわち、1回だけ右車線に移動すれば交差点を右折することが可能となる。この場合、タイミングt0のときに車線変更を案内する。
図17は、運転支援装置7の動作の実施の一例を示す図である。
図17に示すように、自車両16は、片側に複数の車線がある道路を、前方の交差点に向かって走行している。交差点の手前では、右折専用車線が増加している。交差点で右折可能な車線は、右折専用車線と、当該右折専用車線の左隣に存在している直進および右折可能車線である。第1基点は、交差点に相当する。第2基点は、右折専用車線が増加する地点に相当する。また、運転支援装置7の進路算出部4は、自車両16が交差点を右折する進路を算出している。
図17において、自車両16は、道路の左から3車線目を走行している。この場合、自車両16は、現在の走行車線をそのまま走行し続けると交差点を右折することができる。すなわち、自車両16は車線変更することなく交差点を右折することができる。従って、報知制御部6は、車線変更を案内しない。なお、報知制御部6は、例えば図16に示すタイミングt0bのときに、車線変更する必要がないことを報知してもよい。
以上のことから、本実施の形態3によれば、交差点において増加する車線に車線変更する必要があるときと、交差点において増加する車線に車線変更する必要がないときとで車線変更を案内するタイミングおよび内容を異ならせている。従って、適切なタイミングでユーザに車線変更を案内することが可能となる。
<実施の形態4>
本発明の実施の形態4では、交差点において車線数が増加し、かつ自車両が交差点を直進する場合について説明する。例えば、交差点において右折専用車線が増加している場合、当該右折専用車線で他車両が渋滞し、右折専用車線の左隣の車線まで渋滞が延びている可能性が高い。このような場合において、自車両が右折専用車線の左隣を走行し、そのまま交差点を直進しようとすると、右折専用車線から延びた他車両の渋滞の影響を受けてしまってスムーズに交差点を直進することができないという問題が生じる。本実施の形態4は、このような問題を解決したものである。
本実施の形態4による運転支援装置の構成は、実施の形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。以下では、本実施の形態4による運転支援装置7は、図2に示す運転支援装置7であるものとして説明する。
図18は、運転支援装置7の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS201において、地図情報取得部2は、地図データベース9から、道路の車線数、車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制などを含む地図情報を取得する。
ステップS202において、自車両走行位置認識部3は、自車両位置検出部8が検出した自車両の現在位置と、地図情報取得部2が取得した地図情報とに基づいて、自車両の現在の走行車線および位置を含む自車両走行位置を認識する。
ステップS203において、車線誘導情報生成部5は、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置と、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている交差点の位置とに基づいて、自車両が交差点に到達しているか否かを判断する。自車両が交差点に到達している場合は、図18に示す処理を終了する。一方、自車両が交差点に到達していない場合は、ステップS204に移行する。
ステップS204において、車線誘導情報生成部5は、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている道路の車線数、および交差点における車線ごとの進路規制に基づいて、交差点の手前で右折専用車線が増加しているか否かを判断する。交差点の手前で右折専用車線が増加していない場合は、図18に示す処理を終了する。一方、交差点の手前で右折専用車線が増加している場合は、ステップS205に移行する。
ステップS205において、車線誘導情報生成部5は、進路算出部4が算出した進路に基づいて、自車両が交差点を直進するか否かを判断する。自車両が交差点を直進しない場合は、図18に示す処理を終了する。一方、自車両が交差点を直進する場合は、ステップS206に移行する。
ステップS206において、車線誘導情報生成部5は、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置に含まれている自車両の現在の走行車線と、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている交差点における車線ごとの進路規制とに基づいて、現在の走行車線の交差点における進路規制が直進専用であるか否かを判断する。現在の走行車線の交差点における進路規制が直進専用である場合は、ステップS207に移行する。一方、現在の走行車線の交差点における進路規制が直進専用でない場合は、図18に示す処理を終了する。
ステップS207において、車線誘導情報生成部5は、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置に含まれている自車両の現在位置と、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている車線数が変化する地点とに基づいて、右折専用車線が増加している地点よりも手前の最右端の車線を自車両が走行中であるか否かを判断する。すなわち、車線誘導情報生成部5は、右折専用車線が増加している地点よりも手前であって、かつ右折専用車線の左隣の車線を自車両が走行中であるか否かを判断する。右折専用車線が増加している地点よりも手前の最右端の車線を自車両が走行中である場合は、ステップS208に移行する。一方、右折専用車線が増加している地点よりも手前の最右端の車線を自車両が走行中でない場合は、図18に示す処理を終了する。
ステップS208において、車線誘導情報生成部5は、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置に含まれている自車両の現在の走行車線と、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている交差点における車線ごとの進路規制とに基づいて、自車両の現在の走行車線の左隣に存在している左車線は交差点を直進することが可能であるか否かを判断する。左車線は交差点を直進することが可能である場合は、ステップS209に移行する。一方、左車線は交差点を直進することが可能でない場合は、図18に示す処理を終了する。
ステップS209において、車線誘導情報生成部5は、自車両から右折専用車線が増加している地点までの距離および時間のうちの少なくとも一方を算出する。具体的には、車線誘導情報生成部5は、自車両走行位置認識部3が認識した自車両走行位置に含まれている自車両の現在位置と、地図情報取得部2が取得した地図情報に含まれている車線数が変化する地点とに基づいて、自車両から右折専用車線が増加している地点までの距離を算出する。また、車線誘導情報生成部5は、自車両から右折専用車線が増加している地点までの距離と、自車両位置検出部8が検出した自車両の速度とに基づいて、自車両から右折専用車線が増加している地点に到達するまでに要する時間を算出する。
ステップS210において、車線誘導情報生成部5は、ステップS209で算出した自車両から右折専用車線が増加している地点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、左車線への車線変更を推奨することをユーザに報知するタイミングを算出する。また、車線誘導情報生成部5は、車線変更案内の内容を生成する。すなわち、車線誘導情報生成部5は、差点への進入前における車線変更案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成する。
ステップS211において、車線誘導情報生成部5は、ステップS210で算出したタイミングであるか否かを判断する。ステップS210で算出したタイミングである場合は、ステップS212に移行する。一方、ステップS210で算出したタイミングでない場合は、ステップS208に戻る。
ステップS212において、報知制御部6は、左車線への車線変更を推奨することをユーザに報知する。具体的には、報知制御部6は、ステップS210で車線誘導情報生成部5が生成した車線誘導情報に基づいて、左車線への車線変更を推奨することを表示装置12および音声出力装置13のうちの少なくとも一方からユーザに報知する。その後、図18に示す処理を終了する。
<実施例>
図19は、運転支援装置7の動作の実施の一例を示す図である。
図19に示すように、自車両16は、片側に複数の車線がある道路を、前方の交差点に向かって走行している。また、自車両16は、交差点における直進専用車線に対応する車線を走行している。交差点の手前では、右折専用車線が増加している。交差点で右折可能な車線は、右折専用車線のみである。第1基点は、交差点に相当する。第2基点は、右折専用車線が増加する地点に相当する。また、運転支援装置7の進路算出部4は、自車両16が交差点を直進する進路を算出している。
図19において、自車両16は、道路の左から3車線目を走行している。この場合、そのまま交差点に向かって走行すると、右折専用車線から延びた他車両の渋滞の影響を受ける可能性がある。従って、本実施の形態4では、タイミングt0cの時、報知制御部6は、「左車線への移動を推奨します」と音声出力するように音声出力装置13を制御する。なお、報知制御部6は、右車線への移動を示す文字、図形、またはそれらの組み合わせを表示装置12に表示するように制御してもよい。このような車線変更の案内を受けて自車両16が左隣の車線に車線変更することによって、右折専用車線から延びた他車両による渋滞の影響を回避することができる。
タイミングt0cは、図19のステップS210で車線誘導情報生成部5が算出したタイミングに相当する。具体的には、車線誘導情報生成部5は、自車両から第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、左車線への車線変更を推奨することをユーザに報知するタイミングt0cを算出する。タイミングt0cは、実施の形態1の図5で説明したタイミングt0と同様の方法で算出する。
なお、タイミングt1の時、報知制御部6は、「右に右折専用車線があります」と音声出力するように音声出力装置13を制御してもよい。なお、報知制御部6は、右折専用車線があることを示す文字、図形、またはそれらの組み合わせを表示装置12に表示するように制御してもよい。タイミングt1は、タイミングt0cと同様の方法で算出する。
第1基点と第2基点との距離に応じてタイミングt0cを変更してもよい。例えば、第1基点と第2基点との距離が短いほど、タイミングt0cを早めてもよい。
車線ごとの渋滞旅行時間をVICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)などで取得することができる場合、車線誘導情報生成部5は、当該渋滞旅行時間を考慮して車線誘導情報を生成してもよい。ここで、渋滞旅行時間とは、一定の距離を通過するために要する時間のことをいう。例えば、車線誘導情報生成部5は、渋滞旅行時間から右折専用車線が渋滞していないと判断すると、左車線への車線変更の案内を行わないようにしてもよい。また、車線誘導情報生成部5は、渋滞旅行時間に応じてタイミングt0c,t1を決定してもよい。
図20は、運転支援装置7の動作の実施の一例を示す図である。
図20に示すように、自車両16は、片側に複数の車線がある道路を、前方の交差点に向かって走行している。また、自車両16は、交差点における直進および右折可能車線に対応する車線を走行している。交差点の手前では、右折専用車線が増加している。交差点で右折可能な車線は、右折専用車線と、当該右折専用車線の左隣に存在している直進および右折可能車線である。第1基点は、交差点に相当する。第2基点は、右折専用車線が増加する地点に相当する。また、運転支援装置7の進路算出部4は、自車両16が交差点を直進する進路を算出している。
図20において、自車両16は、道路の左から3車線目を走行している。交差点では、右折可能な車線は2車線存在している。このような場合、右折専用車線およびその左隣の右折可能な車線で他車両が渋滞する可能性は低い。従って、報知制御部6は、車線変更を案内せず、タイミングt1の時に「直進および右折可能車線を走行中です」と音声出力するように音声出力装置13を制御してもよい。なお、報知制御部6は、直進および右折可能車線を走行中であることを示す文字、図形、またはそれらの組み合わせを表示装置12に表示するように制御してもよい。タイミングt1は、タイミングt0cと同様の方法で算出する。
以上のことから、本実施の形態4によれば、交差点において右折専用車線が増加している場合は渋滞が生じる可能性が高いと判断し、交差点を直進する自車両に対して交差点を直進可能な左車線に車線変更することを推奨する。これにより、自車両は、右折専用車線から延びた他車両による渋滞の影響を回避することができる。また、交差点において右折可能な車線が複数存在している場合は渋滞が生じる可能性が低いと判断し、交差点を直進する自車両に対して車線変更の案内を行わない。このように、適切なタイミングでユーザに車線変更を案内することが可能となる。
以上で説明した運転支援装置は、車載用ナビゲーション装置、すなわちカーナビゲーション装置だけでなく、車両に搭載可能なPND(Portable Navigation Device)、および車両の外部に設けられるサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築されるナビゲーション装置あるいはナビゲーション装置以外の装置にも適用することができる。この場合、運転支援装置の各機能あるいは各構成要素は、上記システムを構築する各機能に分散して配置される。
具体的には、一例として、運転支援装置の機能をサーバに配置することができる。例えば、図21に示すように、ユーザ側は、GNSS10、車両センサー11、表示装置12、および音声出力装置13を備えている。サーバ17は、地図情報取得部2、自車両走行位置認識部3、進路算出部4、車線誘導情報生成部5、報知制御部6、および自車両位置検出部8を備えている地図データベース9は、サーバ17が備えてもよく、サーバ17の外部に設けてもよい。このような構成とすることによって、運転支援システムを構築することができる。
このように、運転支援装置の各機能を、システムを構築する各機能に分散して配置した構成であっても、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
また、上記の実施の形態における動作を実行するソフトウェアを、例えばサーバに組み込んでもよい。このソフトウェアをサーバが実行することにより実現される運転支援方法は、道路の車線数、車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制を含む地図情報を取得し、自車両の現在の走行車線および位置を含む自車両走行位置を認識し、交差点における自車両の進路を算出し、取得した地図情報、認識した自車両走行位置、および算出した進路に基づいて、交差点への進入前における車線変更案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成し、生成した車線誘導情報を報知する制御を行い、車線誘導情報を生成することは、算出した進路、取得した進路規制、および自車両走行位置から交差点である第1基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方と、自車両走行位置から車線数が変化する地点である第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方とのうちの少なくとも一方に基づいて、車線誘導情報を生成することである。
このように、上記の実施の形態における動作を実行するソフトウェアをサーバに組み込んで動作させることによって、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 運転支援装置、2 地図情報取得部、3 自車両走行位置認識部、4 進路算出部、5 車線誘導情報生成部、6 報知制御部、7 運転支援装置、8 自車両位置検出部、9 地図データベース、10 GNSS、11 車両センサー、12 表示装置、13 音声出力装置、14 プロセッサ、15 メモリ、16 自車両。

Claims (11)

  1. 道路の車線数、前記車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、
    自車両の現在の走行車線および位置を含む自車両走行位置を認識する自車両走行位置認識部と、
    前記交差点における前記自車両の進路を算出する進路算出部と、
    前記地図情報取得部が取得した前記地図情報、前記自車両走行位置認識部が認識した前記自車両走行位置、および前記進路算出部が算出した前記進路に基づいて、前記交差点への進入前における車線変更案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成する車線誘導情報生成部と、
    前記車線誘導情報生成部が生成した前記車線誘導情報を報知する制御を行う報知制御部と、
    を備え、
    前記車線誘導情報生成部は、前記進路算出部が算出した前記進路、前記地図情報取得部が取得した前記進路規制、および前記自車両走行位置から前記交差点である第1基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方と、前記自車両走行位置から前記車線数が変化する地点である第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方とのうちの少なくとも一方に基づいて、前記車線誘導情報を生成し、
    前記自車両が前記第1基点に向かって走行するとき、前記第2基点は前記第1基点よりも上流側に存在し、
    前記車線誘導情報生成部は、前記自車両が現在の走行車線から前記進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数に応じて前記車線変更案内のタイミングおよび内容を決定し、
    前記車線誘導情報生成部は、前記第2基点で増加する車線に車線変更する必要があるときと、前記第2基点で増加する車線に車線変更する必要がないときとで前記車線変更案内のタイミングおよび内容を異ならせ、
    前記自車両が現在の走行車線から前記進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数が複数存在する場合において、前記車線誘導情報生成部は、前記第2基点よりも上流側の第1タイミングで、前記増加する車線に隣接する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第1車線誘導情報と、前記第1タイミング後から前記第2基点までの間の第2タイミングで、前記増加する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第2車線誘導情報と、前記第2タイミング後から前記第1基点までの間の第3タイミングで前記進路を示す第3車線誘導情報とを生成し、
    前記車線誘導情報生成部は、前記自車両走行位置から前記第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、前記第1タイミングおよび前記第2タイミングを算出する、運転支援装置。
  2. 前記車線誘導情報生成部は、前記第2基点で増加する車線に車線変更する必要がないとき、前記車線変更案内を行わない、または前記車線変更する必要がないことを示す前記車線変更案内を行うことを特徴とする、請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記車線誘導情報生成部は、前記第2基点で前記車線数が変化することを示す前記内容を含む前記車線誘導情報を生成することを特徴とする、請求項1に記載の運転支援装置。
  4. 前記進路算出部は、前記交差点において前記自車両が右折または左折する前記進路を算出することを特徴とする、請求項1に記載の運転支援装置。
  5. 前記進路算出部は、前記自車両が前記交差点を直進する前記進路を算出し、
    前記車線誘導情報生成部は、前記第2基点で前記自車両の走行車線の隣に右折専用または左折専用の車線が増加するとき、前記自車両の走行車線の両隣の車線のうち右折専用または左折専用の車線とは反対側の車線への車線変更を推奨することを示す前記内容を含む前記車線誘導情報を生成することを特徴とする、請求項1に記載の運転支援装置。
  6. 前記車線誘導情報生成部は、前記自車両の走行車線の隣に前記交差点を直進可能な車線が存在するか否かに応じて前記車線変更案内のタイミングおよび内容を異ならせることを特徴とする、請求項5に記載の運転支援装置。
  7. 前記自車両が前記第1基点に向かって走行するとき、前記第2基点は前記第1基点よりも下流側に存在していることを特徴とする、請求項1に記載の運転支援装置。
  8. 前記車線誘導情報生成部は、前記自車両走行位置から前記第1基点までの距離または時間が予め定められた閾値よりも短い場合、前記第1タイミングを早くすることを特徴とする、請求項1に記載の運転支援装置。
  9. 前記車線誘導情報生成部は、前記自車両走行位置と前記交差点または前記第2基点との距離に応じて前記内容の表示態様を変化させることを特徴とする、請求項1に記載の運転支援装置。
  10. 前記車線誘導情報生成部は、前記車線変更すべき車線数が少ないほど前記第1タイミングを遅くすることを特徴とする、請求項1に記載の運転支援装置。
  11. 道路の車線数、前記車線数が変化する地点、および交差点における車線ごとの進路規制を含む地図情報を取得し、
    自車両の現在の走行車線および位置を含む自車両走行位置を認識し、
    前記交差点における前記自車両の進路を算出し、
    取得した前記地図情報、認識した前記自車両走行位置、および算出した前記進路に基づいて、前記交差点への進入前における車線変更案内のタイミングおよび内容を含む車線誘導情報を生成し、
    生成した前記車線誘導情報を報知する制御を行い、
    前記車線誘導情報を生成することは、算出した前記進路、取得した前記進路規制、および前記自車両走行位置から前記交差点である第1基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方と、前記自車両走行位置から前記車線数が変化する地点である第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方とのうちの少なくとも一方に基づいて、前記車線誘導情報を生成することを含み、
    前記自車両が前記第1基点に向かって走行するとき、前記第2基点は前記第1基点よりも上流側に存在し、
    前記車線誘導情報を生成することは、前記自車両が現在の走行車線から前記進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数に応じて前記車線変更案内のタイミングおよび内容を決定することを含み、
    前記車線誘導情報を生成することは、前記第2基点で増加する車線に車線変更する必要があるときと、前記第2基点で増加する車線に車線変更する必要がないときとで前記車線変更案内のタイミングおよび内容を異ならせることを含み、
    前記自車両が現在の走行車線から前記進路に対応する車線までの間に車線変更すべき車線数が複数存在する場合において、前記車線誘導情報を生成することは、前記第2基点よりも上流側の第1タイミングで、前記増加する車線に隣接する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第1車線誘導情報と、前記第1タイミング後から前記第2基点までの間の第2タイミングで、前記増加する車線に車線変更する必要があることを示す内容を含む第2車線誘導情報と、前記第2タイミング後から前記第1基点までの間の第3タイミングで前記進路を示す第3車線誘導情報とを生成することを含み、
    前記車線誘導情報を生成することは、前記自車両走行位置から前記第2基点までの距離および時間のうちの少なくとも一方に基づいて、前記第1タイミングおよび前記第2タイミングを算出することを含む、運転支援方法。
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