JP7064611B2 - 観察方法および観察装置 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年9月19日に日本国に特許出願された特願2018-175163の優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体をここに参照のために取り込む。
本発明は、観察方法および観察装置に関するものである。
セラミックスは、硬度、耐熱性、耐食性、電気絶縁性などの多様な物性において優れている。そのため、用途に求められる機能を奏するように製造されたセラミックス構造体が、多様な用途で用いられている。
セラミックス構造体は、原料の調合工程、成型工程、乾燥工程、および焼成工程などを経て製造される(特許文献1参照)。製造中のセラミックス構造体は、乾燥工程および焼成工程などにおいて、収縮する。収縮後の構造体は、要求サイズになるように、研削される。収縮後の構造体は硬く、研削に時間がかかる。それゆえ、収縮後の構造体が要求サイズに出来るだけ近づくように、成型工程における、収縮前の構造体(以下、「成型体」と呼ぶ。)のサイズが決められている。
製造途中における収縮は、成型体の特性などによって変動する。それゆえ、同一の調合であっても、調合された原料のバッチ毎に、決めるべき成型体のサイズが変動する。従来、成型工程では、ラバープレスなどにより中間成型体を成型し、中間成型体の検査により収縮率を推定し、収縮率に基づいて成型体のサイズが決められ、当該成型体のサイズに合うように中間成型体が切削される。中間成型体の検査には、比較的長い時間を有する。それゆえ、同一のバッチで調合された原料を用いた中間成型体の一部を抜出して当該一部の中間成型体が検査され、検査に基づいて推定される収縮率を同一バッチの成型体の収縮率とみなして、切削量などの切削条件が調整されていた。
特開2017-170869号公報
第1の観点による観察方法では、
光干渉断層計から、深さ方向に交差する平面上の異なる複数の位置における、測定対象の測定値を取得し、
前記複数の位置それぞれにおける同じ深さ位置の測定値を平均化して、平均値を算出し、
それぞれの深さ位置における平均値を、深さ方向に積算して積算値を算出し、
前記積算値に基づいて、前記測定対象の収縮パラメータを算出する。
また、第2の観点による観察方法は、
光干渉断層計から、深さ方向に交差する平面上の異なる複数の位置における、測定対象の測定値を取得し、
前記複数の位置それぞれにおける測定値を、深さ方向に積算して積算値を算出し、
前記複数の位置それぞれに対して算出された積算値を平均化して、平均値を算出し、
前記平均値に基づいて、前記測定対象の収縮パラメータを算出する。
また、第3の観点による観察装置は、
光干渉断層計から深さ方向に交差する平面上の異なる複数の位置における測定対象の測定値を取得し、前記複数の位置それぞれにおける同じ深さ位置の測定値を平均化して平均値を算出し、それぞれの深さ位置における平均値を積算して積算値を算出し、前記積算値に基づいて前記測定対象の収縮パラメータを算出する制御部を備える。
第1の実施形態に係る観察装置を含む観察システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 図1の光干渉断層計の制御部が算出する測定値と深さ方向との関係を示す図である。 図1の光干渉断層計が複数の位置において算出する測定値を説明するための図である。 図1の観察装置の制御部が測定値のピークとなる深さ位置を基準位置に合わせることを説明するための図である。 図1の観察装置の制御部が複数の位置において検出した測定値を同じ深さ位置毎に平均化することを説明するための図である。 図1の観察装置の制御部が測定値の同じ深さ位置の平均値から積算値を算出することを説明するための図である。 測定値の積算値と生密度との対応関係を示す検量線を説明するためのグラフである。 第1の実施形態において、図1の観察装置の制御部が実行する収縮パラメータ出力処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態において、観察装置の制御部が実行する収縮パラメータ出力処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本開示を適用した観察装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本開示の第1の実施形態に係る観察装置10を含む観察システム11は、光干渉断層計12および観察装置10を含んで構成される。観察システム11は、例えば、セラミックス構造体の製造中間体である成型体を測定対象objとして観察する。なお、図1において、各機能ブロックを結ぶ矢印を含む実線は、ビーム状の光の進行を示している。また、図1において、各機能ブロックを結ぶ破線は、制御信号または通信される情報の流れを示す。破線が示す通信は有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。
光干渉断層計12は、OCT(Optical Coherence Tomography)によって、測定対象objの表面から最大で10mm程度の深さまでの映像を撮像する。第1の実施形態において、光干渉断層計12は、波長掃引型OCT装置であるが、他の方式のOCT装置であってもよい。光干渉断層計12は、光源部13、ビームスプリッタ14、参照ミラー15、走査部16、検出器17、および制御部18を有する。
光源部13は、検出器17が検出可能な帯域の光であって、例えば近赤外の帯域の光を放射する。光源部13は、波長掃引光源であってよく、時間軸に沿って、予め設定された範囲内で変化する波長の光を繰返し放射してよい。なお、光干渉断層計12が波長掃引型以外の方式のOCT装置である構成においては、光源部13は当該方式に応じた光源であってよい。光源部13は、例えばコリメートレンズを含み、細径の平行光を放射する。
ビームスプリッタ14は、光源部13の放射方向に設けられている。ビームスプリッタ14は、例えば、ハーフミラーである。ビームスプリッタ14は、光源部13から放射される光を分離して、2方向に進行させる。また、ビームスプリッタ14は、後述する、参照ミラー15から入射する基準光と、測定対象objから入射する信号光とを混合した干渉光を検出器17に向けて進行させる。
参照ミラー15は、ビームスプリッタ14により分離された光の一方の進行方向に設けられる。参照ミラー15は、鏡面が当該進行方向に垂直となるように配置され、入射する光を、基準光としてビームスプリッタ14に向けて反射する。
走査部16は、ビームスプリッタ14により分離された光の、参照ミラー15とは異なる方向に進行する光を照射光として用いて、測定対象objを走査する。走査部16は多様な方式で走査を行ってよい。例えば、走査部16はガルバノミラーなどの反射部材を用いて反射方向を変えながら、照射光を反射することにより走査を行ってよい。また、走査部16は、可動ステージなどを用いて測定対象obj表面における照射光の照射位置を変えることにより走査を行ってよい。
なお、測定対象objは、光干渉断層計12において、照射光が0°以上の入射角で測定対象objに照射されるように、配置される。走査部16により測定対象objの多様な位置に照射された照射光は、吸収により減衰しながら、表面から深さ方向に沿って進行し、それぞれの深さ位置において反射散乱する。反射散乱した信号光はビームスプリッタ14に入射する。
検出器17は、ビームスプリッタ14から進行する干渉光を受光する。検出器17は、受光量に応じた強度の測定信号を出力する。
制御部18は、1以上のプロセッサおよびメモリを含む。プロセッサは、特定のプログラムを読み込ませて特定の機能を実行する汎用のプロセッサ、および特定の処理に特化した専用のプロセッサを含んでよい。専用のプロセッサは、特定用途向けIC(ASIC;Application Specific Integrated Circuit)を含んでよい。プロセッサは、プログラマブルロジックデバイス(PLD;Programmable Logic Device)を含んでよい。PLDは、FPGA(Field-Programmable Gate Array)を含んでよい。制御部18は、1つまたは複数のプロセッサが協働するSoC(System-on-a-Chip)、およびSiP(System In a Package)のいずれかであってもよい。
制御部18は、検出器17から取得する測定信号に逆フーリエ変換を施すことにより、図2に示すような、照射光ELの任意の照射位置EPにおける深さ方向に沿った反射光強度を測定値として算出する。制御部18は、走査部16から位置情報を取得することにより、照射光ELの照射方向に重なる深さ方向に交差する平面上の照射位置EPを認識する。制御部18は、照射位置EPと深さ方向に沿った反射光強度を関連付けて、観察装置10に出力する。
観察装置10は、制御部19および記憶部20を有する。
制御部19は、1以上のプロセッサおよびメモリを含む。プロセッサは、特定のプログラムを読み込ませて特定の機能を実行する汎用のプロセッサ、および特定の処理に特化した専用のプロセッサを含んでよい。専用のプロセッサは、特定用途向けIC(ASIC)を含んでよい。プロセッサは、プログラマブルロジックデバイス(PLD)を含んでよい。PLDは、FPGAを含んでよい。制御部19は、1つまたは複数のプロセッサが協働するSoC、およびSiPのいずれかであってもよい。
制御部19は、図3に示すように、光干渉断層計12から、深さ方向に交差する平面上の異なる複数の位置、言い換えると、複数の照射位置EPにおける、測定対象objの測定値を取得する。なお、測定対象objの測定値とは、第1の実施形態において、前述のように、深さ方向に沿った反射光強度である。制御部19は、取得した、複数の位置それぞれにおける深さ方向に沿った測定値を記憶部20に記憶させてよい。
制御部19は、複数の位置それぞれにおける測定対象objの測定値のピークとなる深さ方向の位置をピーク位置として検出してよい。制御部19は、図4に示すように、複数の位置(例えば、第1の照射位置から第5の照射位置)それぞれにおける測定対象objの測定値の深さ方向の基準位置を、検出したピーク位置に合わせてよい。
制御部19は、図5に示すように、複数の位置それぞれにおける同じ深さ位置の測定値を平均化して、平均値を算出する。制御部19は、前述のように、深さ方向の基準位置を、検出したピーク位置に合わせる構成においては、複数の位置それぞれにおけるピーク位置を基準とした同じ深さ位置の測定値を平均化してよい。
制御部19は、図6に示すように、平均化した測定値を深さ方向に積算して積算値を算出する。なお、制御部19は、積算値の算出に際して、所定の深さ位置の範囲内に含まれる測定値を積算してよい。所定の深さ位置は、光干渉断層計12における基準点を原点とした座標系における深さ位置であっても、深さ方向のピーク位置を基準とした深さ位置であってもよい。
制御部19は、積算値に基づいて、測定対象objの収縮パラメータを算出する。なお、収縮パラメータとは、測定対象objの乾燥および焼成における収縮の度合いに影響を与える、測定対象objである成型品の内部状態を示す任意の変数である。収縮パラメータは、例えば、成型品の生密度および空隙率などである。積算値は、成型品の粗密によって変動し得、生密度のような収縮パラメータと相関性を有している。そこで、制御部19は、図7に例示するような、積算値に対する収縮パラメータの検量線を用いて、積算値から換算することにより、収縮パラメータを算出してよい。
制御部19は、算出した収縮パラメータを、セラミックス構造体の製造装置に通知する。当該製造装置では、通知された収縮パラメータに基づいて、収縮パラメータが算出された測定対象objに対する切削条件を定める。当該製造装置は、定めた切削条件で、測定対象objを切削し、乾燥工程および焼成工程を通して、セラミックス構造体を製造する。なお、制御部19が、収縮パラメータに基づいて切削条件も算出してよい。制御部19が切削条件を算出する構成においては、制御部19が製造装置を制御して、算出した切削条件で測定対象objを切削させてよい。
記憶部20は、例えば、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)など、任意の記憶デバイスを含む。記憶部20は、制御部19を機能させる多様なプログラム、および制御部19が用いる多様な情報を記憶する。
記憶部20は、例えば、測定対象obj毎の複数の位置それぞれにおける深さ方向に沿った反射光強度を記憶する。また、記憶部20は、例えば、積算値に対する収縮パラメータの検量線を記憶する。また、記憶部20は、例えば、測定対象obj毎に算出した収縮パラメータを記憶する。
次に、第1の実施形態において制御部19が実行する、収縮パラメータ出力処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。収縮パラメータ出力処理は、光干渉断層計12が任意の測定対象objの測定値の計測を開始するときに合わせて開始する。なお、光干渉断層計12による計測の開始は、例えば、光干渉断層計12から取得する同期信号によって、制御部19に認識されてよい。
ステップS100において、制御部19は、任意の照射位置EPにおける測定対象objの測定値、すなわち深さ方向に沿った反射光強度を取得する。取得後、プロセスはステップS101に進む。
ステップS101では、制御部19は、ステップS101において取得した測定値のピークとなる深さ方向の位置をピーク位置として検出する。ピーク位置の検出後、プロセスはステップS102に進む。
ステップS102では、制御部19は、測定対象objの測定を行うべきである全位置における測定値を取得済みであるか否かを判別する。なお、制御部19は、全位置における測定値を取得済みであるか否かを、例えば、光干渉断層計12から取得する同期信号、および完了を通知する情報などに基づいて判別する。全位置における測定値を取得していない場合、プロセスはステップS100に戻る。全位置における測定値を取得している場合、プロセスはステップS103に進む。
ステップS103では、制御部19は、複数の位置それぞれにおける測定値の深さ方向の基準位置を、ステップS101において検出したピーク位置に合わせる。基準位置合わせ後、プロセスはステップS104に進む。
ステップS104では、制御部19は、ステップS103において基準位置を合わせた、複数の位置それぞれにおける測定値を、同じ深さ位置毎に、平均化して、平均値を算出する。平均値の算出後、プロセスはステップS105に進む。
ステップS105では、制御部19は、ステップS104で平均化した測定値を、所定の深さ位置の範囲内で積算して、積算値を算出する。積算値の算出後、プロセスはステップS106に進む。
ステップS106では、制御部19は、ステップS105において算出した積算値に基づいて、収縮パラメータを算出する。収縮パラメータの算出後、プロセスはステップS107に進む。
ステップS107では、制御部19は、ステップS106において算出した収縮パラメータを製造装置に出力する。収縮パラメータの出力後、収縮パラメータ出力処理は終了する。
以上のような構成の第1の実施形態の観察装置10では、光干渉断層計12が複数の位置で測定した測定対象objの測定値を用いる。したがって、観察装置10は、高速かつ非侵襲で撮像可能な光干渉断層計12の測定結果を用いるので、最終的に完成品に加工される測定対象obj毎の高速な観察を可能にする。
また、第1の実施形態の観察装置10は、複数の位置それぞれにおける測定値を平均化する。したがって、観察装置10は、複数の位置による測定値の変動を低減させ、測定対象obj全体の収縮を推測させる収縮パラメータを算出させ得る。
また、第1の実施形態の観察装置10は、同じ深さ位置の測定値を平均化する。光干渉断層計12による照明光は測定対象objの深さ方向に進行するほど大きく減衰する。それゆえ、測定対象objの内部状態が深さ方向に均質であっても、深さ方向が異なる測定値は値が異なることが一般的である。このような事象に対して、上述の構成の観察装置10は、減衰の度合いが同程度である同じ深さ方向の測定値を平均化するので、減衰による変動の影響を平均値から除去し得る。
また、第1の実施形態の観察装置10は、それぞれの深さ位置の平均値を深さ方向に積算し、積算値に基づいて測定対象obj全体の収縮パラメータを算出する。したがって、観察装置10は、乾燥工程および焼成工程などにおける収縮に影響を与えるパラメータを検出し得る。
また、第1の実施形態の観察装置10は、平均化を、ピーク位置を基準とした同じ深さ位置の測定値に対して行う。光干渉断層計12では、測定対象の表面からの強い後方反射の検出を低減するために、測定対象の表面を照射光の進行方向、すなわち深さ方向に対して傾斜させることがある。前述のように、測定対象objに照射される照射光ELは、表面から深さ方向に進行するほど大きく減衰するため、測定値の強度も表面からの深さ位置が長くなるほど低下する。このような事象に対して、上述の構成の観察装置10は、表面位置と推定されるピーク位置を基準とした同じ深さ位置の測定値を平均化するので、測定対象objを深さ方向に対して傾斜させる構成であっても、減衰による変動の影響を平均値から除去し得る。
また、第1の実施形態の観察装置10は、所定の深さ位置の範囲内の測定値を積算する。光干渉断層計の分解能では、測定対象objの表面が、1画素または2画素、それぞれ言換えると1つまたは2つの深さ位置で検出されうる。測定対象objの表面を1画素で検出した測定値と、2画素で検出した測定値の強度は大きく異なる。それゆえ、特に強度の大きな、表面に対応する深さ位置における測定値の平均値は、測定値としての信頼性が比較的低い。一方で、上述の構成の観察装置10は、表面に対応する深さ位置を除いた範囲内で測定値の平均値を積算し得るので、収縮パラメータに基づく測定対象objの収縮の推定精度を向上し得る。
また、第1の実施形態の観察装置10では、検量線を用いて、積算値が収縮パラメータに換算される。したがって、観察装置10は、制御部19の処理負荷を低減し得る。
次に、本開示の第2の実施形態に係る観察装置について説明する。第2の実施形態では、観察装置の制御部が行う処理の順番において第1の実施形態と異なっている。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成を有する部位には同じ符号を付す。
図1に示すように、第2の実施形態に係る観察装置10は、第1の実施形態と同じく、制御部19および記憶部20を有する。なお、第2の実施形態において、光干渉断層計12の硬性および機能は、第1の実施形態の光干渉断層計12と同じである。
第2の実施形態において、観察装置10の制御部19は、第1の実施形態と同じく、複数の照射位置EPにおける、測定対象objの測定値を取得する。第2の実施形態において、観察装置19は、第1の実施形態と同じく、複数の位置それぞれにおける測定対象objの測定値のピークとなる深さ方向の位置をピーク位置として検出してよい。また、第2の実施形態において、観察装置19は、第1の実施形態と同じく、複数の位置それぞれにおける測定対象objの測定値の深さ方向の基準位置を、検出したピーク位置に合わせてよい。
第2の実施形態において、制御部19は、第1の実施形態と異なり、平均化する前に、複数の位置それぞれにおける測定値を、深さ方向に積算して、複数の位置それぞれの積算値を算出する。なお、第2の実施形態において、制御部19は、第1の実施形態と同じく、積算値の算出に際して、所定の深さ位置の範囲内に含まれる測定値を積算してよい。第2の実施形態における所定の深さ位置は、第1の実施形態と同じであってよい。
第2の実施形態において、制御部19は、第1の実施形態と異なり、複数の位置それぞれに対して算出された積算値を平均化して、平均値を算出する。第2の実施形態において、制御部19は、第1の実施形態と異なり、算出した平均値に基づいて、測定対象objの収縮パラメータを算出する。第2の実施形態において、制御部19は、第1の実施形態と同じく、算出した収縮パラメータを製造装置に通知、または算出した収縮パラメータに基づいて切削条件を算出して製造装置を制御してよい。
次に、第2の実施形態において制御部19が実行する、収縮パラメータ出力処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。第2の実施形態において、収縮パラメータ出力処理は、第1の実施形態と同じく、光干渉断層計12が任意の測定対象objの測定値の計測を開始するときに合わせて開始する。
ステップS200からS203までは、制御部19は、第1の実施形態の収縮パラメータ出力処理のステップS100からS103までと同じ動作を行う。ステップS204において、制御部19は、ステップS203において基準位置を合わせた複数の位置それぞれにおける測定値を、所定の深さ位置の範囲内で積算して、積算値を算出する。積算値の算出後、プロセスはステップS205に進む。
ステップS205では、制御部19は、ステップS204において複数の位置それぞれに対して算出した積算値を、平均化して、平均値を算出する。平均値の算出後、プロセスはステップS206に進む。
ステップS206では、制御部19は、ステップS205において算出した平均値に基づいて、収縮パラメータを算出する。収縮パラメータの算出後、プロセスはステップS207に進む。
ステップS207では、制御部19は、ステップS206において算出した収縮パラメータを製造装置に出力する。収縮パラメータの出力後、収縮パラメータ出力処理は終了する。
以上のような構成の第2の実施形態の観察装置10でも、第1の実施形態と同じく、光干渉断層計12が複数の位置で測定した測定対象objの測定値を用いる。したがって、観察装置10は、最終的に完成品に加工される測定対象obj毎の高速な観察を可能にする。
また、第2の実施形態の観察装置10は、複数の位置それぞれの測定値を深さ方向に積算し、最終的に積算値に基づいて測定対象obj全体の収縮パラメータを算出する。したがって、第2の実施形態の観察装置10は、乾燥工程および焼成工程などにおける収縮に影響を与えるパラメータを検出し得る。
また、第2の実施形態の観察装置10は、複数の位置それぞれにおける積算値を平均化する。したがって、第2の実施形態の観察装置10は、複数の位置による積算値の変動を低減させ、測定対象obj全体の収縮を推測させる収縮パラメータを算出させ得る。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
なお、ここでは、特定の機能を実行する種々のモジュール及び/またはユニットを有するものとしてのシステムを開示しており、これらのモジュール及びユニットは、その機能性を簡略に説明するために模式的に示されたものであって、必ずしも、特定のハードウェア及び/またはソフトウェアを示すものではないことに留意されたい。その意味において、これらのモジュール、ユニット、その他の構成要素は、ここで説明された特定の機能を実質的に実行するように実装されたハードウェア及び/またはソフトウェアであればよい。異なる構成要素の種々の機能は、ハードウェア及び/もしくはソフトウェアのいかなる組合せまたは分離したものであってもよく、それぞれ別々に、またはいずれかの組合せにより用いることができる。また、キーボード、ディスプレイ、タッチスクリーン、ポインティングデバイス等を含むがこれらに限られない入力/出力もしくはI/Oデバイスまたはユーザインターフェースは、システムに直接にまたは介在するI/Oコントローラを介して接続することができる。このように、本開示内容の種々の側面は、多くの異なる態様で実施することができ、それらの態様はすべて本開示内容の範囲に含まれる。
10 観察装置
11 観察システム
12 光干渉断層計
13 光源部
14 ビームスプリッタ
15 参照ミラー
16 走査部
17 検出器
18 制御部
19 制御部
20 記憶部
EL 照射光
EP 照射位置
obj 測定対象

Claims (6)

  1. 光干渉断層計から、深さ方向に交差する平面上の異なる複数の位置における、測定対象の測定値を取得し、
    前記複数の位置それぞれにおける同じ深さ位置の測定値を平均化して、平均値を算出し、
    それぞれの深さ位置における平均値を、深さ方向に積算して積算値を算出し、
    前記積算値に基づいて、前記測定対象の収縮パラメータを算出する
    観察方法。
  2. 請求項1に記載の観察方法であって、
    前記複数の位置それぞれにおいて、前記測定値の深さ方向におけるピーク位置を検出し、
    前記平均値の算出において、前記複数の位置それぞれにおける、前記ピーク位置を基準とした、同じ深さ位置の測定値を平均化する
    観察方法。
  3. 請求項1または2に記載の観察方法であって、
    前記積算値の算出において、所定の深さ位置の範囲内の測定値を積算する
    観察方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の観察方法であって、
    前記収縮パラメータは、検量線を用いて、前記積算値から換算する
    観察方法。
  5. 光干渉断層計から、深さ方向に交差する平面上の異なる複数の位置における、測定対象の測定値を取得し、
    前記複数の位置それぞれにおける測定値を、深さ方向に積算して積算値を算出し、
    前記複数の位置それぞれに対して算出された積算値を平均化して、平均値を算出し、
    前記平均値に基づいて、前記測定対象の収縮パラメータを算出する
    観察方法。
  6. 光干渉断層計から深さ方向に交差する平面上の異なる複数の位置における測定対象の測定値を取得し、前記複数の位置それぞれにおける同じ深さ位置の測定値を平均化して平均値を算出し、それぞれの深さ位置における平均値を積算して積算値を算出し、前記積算値に基づいて前記測定対象の収縮パラメータを算出する制御部を備える
    観察装置。

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