JP2014238299A - 被検物の計測装置、算出装置、計測方法および物品の製造方法 - Google Patents
被検物の計測装置、算出装置、計測方法および物品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014238299A JP2014238299A JP2013120159A JP2013120159A JP2014238299A JP 2014238299 A JP2014238299 A JP 2014238299A JP 2013120159 A JP2013120159 A JP 2013120159A JP 2013120159 A JP2013120159 A JP 2013120159A JP 2014238299 A JP2014238299 A JP 2014238299A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dimensional
- test object
- edge
- data
- measurement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
【課題】被検物のエッジを高精度に検出することができる計測装置を提供する。【解決手段】被検物を計測する計測装置であって、被検物を撮像して高解像度の2次元画像データを取得し、被検物の3次元測定を行って低解像度の3次元データを取得しS101、3次元データを用いて被検物の仮エッジを検出しS102、検出された仮エッジを用いて2次元画像におけるエッジ検出範囲を設定しS107、2次元画像データを用いてエッジ検出範囲において被検物のエッジを検出することにより被検物の形状情報を算出するS109。【選択図】図2
Description
本発明は、被検物を測定して、被検物の寸法、公差や角度などの形状情報を算出する計測装置、算出装置、計測方法および物品の製造方法に関する。
被検物の寸法を計測する装置のひとつに画像計測装置がある。画像計測装置は被検物を撮像して被検物の画像を取得し、画像の強度変化データから被検物のエッジ(縁、端)を検出し、検出した複数のエッジの間の距離を算出することによって、被検物の寸法を計測する。被検物全体の画像の強度変化データからエッジを検出する方法では、被検物の面取り部の内側や表面テクスチャ(表面凹凸)をエッジであると誤検出する可能性がある。このため、画像の強度変化データからエッジの検出を行う範囲(エッジ検出範囲)を真のエッジ周辺の狭い範囲に設定することによって、誤検出の可能性を低くすることができる。従来の計測装置では、被検物のエッジを正確に検出するために、エッジであると思われる部分を作業者が画像から判断し、エッジ検出範囲を手動で設定する必要があった。
そこで、このような作業者の手間を少なくするために、特許文献1乃至2の方法が提案されている。特許文献1では、被検物全体の2次元画像を2値化して輪郭線(仮エッジ)を抽出し、輪郭線の周辺にエッジ検出範囲を自動で設定して、その範囲内でより正確にエッジの位置を検出する計測装置が提案されている。特許文献2では、被検物の3次元測定を行い、被検物の3次元点群データから被検物のエッジを抽出する計測装置が提案されている。
先に述べたように、画像全体の強度変化データからエッジを検出する方法ではエッジ以外の部分をエッジとして誤検出する可能性がある。そのため、特許文献1に記載の方法では、被検物に表面テクスチャがある場合に被検物全体の2次元画像を2値化しても、表面テクスチャの部分で輪郭線(仮エッジ)の誤検出の可能性があり、その後のエッジ検出範囲の設定を正しくできない。
また、特許文献2に記載の方法では、3次元データを用いるため、表面テクスチャがエッジ検出に及ぼす影響は小さい。しかし、3次元点群データのデータ量と計測時間にトレードオフの関係があるため、実用上は高解像度(高密度)の3次元点群データを取得することは困難である。仮に高解像度の3次元点群データが得られたとしても、膨大な3次元点群データについて画像処理を実行するには長時間を要するからである。一方、低解像度の3次元点群データを取得した場合には精度が低くなり、高精度にエッジの位置を検出することができなかった。
そこで本発明は、被検物のエッジを高精度に検出することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一側面としての計測装置は、被検物を計測する計測装置であって、前記被検物を撮像し、2次元画像データを取得する2次元測定部と、前記被検物の3次元測定を行い、3次元データを取得する3次元測定部と、前記3次元データを用いて前記被検物の仮エッジを検出し、検出された仮エッジを用いて前記2次元画像におけるエッジ検出範囲を設定し、前記2次元画像データを用いて前記エッジ検出範囲において前記被検物のエッジを検出することにより前記被検物の形状情報を算出する算出部とを有し、前記2次元画像データは前記3次元データより解像度が高いことを特徴とする。
本発明によれば、被検物のエッジを高精度に検出することができる。
以下に、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態の計測装置40の概略図である。計測装置40は、被検物170の3次元測定を行い、縦横(x、y)の2次元データと、高さ(z)データとを含む3次元データを出力する3次元測定部を有する。
図1は第1実施形態の計測装置40の概略図である。計測装置40は、被検物170の3次元測定を行い、縦横(x、y)の2次元データと、高さ(z)データとを含む3次元データを出力する3次元測定部を有する。
計測装置40の3次元測定部は周波数走査干渉計を有する。周波数走査干渉計は、コヒーレントな周波数可変光源401と、干渉光を生成するための干渉光学系(405〜409、416、420)と、干渉光を受光する撮像素子440などから構成される。光源から射出される周波数を走査しながら、被検光と参照光の干渉光の信号を取得し、干渉信号の位相変化から距離(被検面の位置)を算出するのが、周波数走査干渉計の原理である。
周波数可変光源401は、一定の周波数領域で周波数の走査が可能なコヒーレント光源である。周波数可変光源401としては、例えば外部共振器を用いた半導体レーザー(ECDL)やフルバンド・チューナブルDFBレーザーを用いることができる。周波数可変光源401はデジタル/アナログコンバーター402と接続されている。デジタル/アナログコンバーター402から周波数可変光源401に送られる電流値を調整することによって、光源から射出される光の周波数が制御される。
周波数可変光源401から射出された光はビームスプリッタ403に導かれる。ビームスプリッタ403によって分岐された光の一方は、周波数測定ユニット404に導かれる。周波数測定ユニット404によって、周波数可変光源401から射出される光の周波数を測定することができる。周波数測定ユニット404で測定した周波数のデータは制御部411に送信される。制御部411は、測定される周波数が所定の周波数になるようにデジタル/アナログコンバータ402に制御信号を送る。なお、周波数可変光源401が高い精度で所定の周波数に設定できるのであれば、周波数測定ユニット404を省略することができる。
ビームスプリッタ403によって分岐されたもう一方の光は、レンズ405乃至406によってビーム径が拡大された後、λ/2波長板407に導かれる。λ/2波長板407は不図示の回転機構によって回転可能である。周波数可変光源401からは直線偏光の光が射出される。λ/2波長板407の回転角によって、λ/2波長板407を透過した光の偏光方向を任意の方向に制御することができる。λ/2波長板407の後方には、偏光ビームスプリッタ408が配置され、λ/2波長板407の回転角によって、偏光ビームスプリッタ408による光の分岐比を変えることができる。
偏光ビームスプリッタ408に入射した光は、偏光方向が互いに直交する参照光421および被検光422に分岐される。参照光421はλ/4波長板409aを通過した後、参照ミラー410に導かれる。被検光422は、λ/4波長板409bを通過した後、被検物170に導かれる。被検物170は搭載台106の上に載置されている。
被検物170によって、反射または散乱された光は再びλ/4波長板409bを通過した後、偏光ビームスプリッタ408に導かれる。同じように、参照ミラー410によって反射された光は再びλ/4波長板409aを通過した後、偏光ビームスプリッタ408に導かれる。λ/4波長板を2回通過することで、参照光421および被検光422の偏光方向は共に90°回転する。参照光421は偏光ビームスプリッタ408によって反射され、被検光422は偏光ビームスプリッタ408を透過することによって、参照光および被検光は共に光学系104(レンズ104a、レンズ104b、虹彩絞り105)の方向に導かれる。これによって、参照光421および被検光422は空間的に重ね合わされる。
ビームスプリッタ408によって再び重ね合わされた光はレンズ104aによって集光される。レンズ104aの前側焦点は被検物170の測定する表面付近となるように設定することが望ましい。これによって、被検物170の表面が第1撮像部110と第2撮像素子440にぼけることなく結像される。
レンズ104aの後ろ側焦点付近には、虹彩絞り105が配置される。虹彩絞り105の開口径の大きさによって光量や被写界深度、干渉光におけるスペックルの大きさを調整することができる。
虹彩絞り105を通過した光は、レンズ104bによって集光され、波長フィルタ420によって反射されて、偏光子416に導かれる。偏光子416の透過軸は、参照光および被検光の偏光方向に対して45°となるように配置される。これによって、参照光と被検光は干渉し、干渉光が生成される。
参照光および被検光は波長フィルター420によって反射され、第2撮像素子440に導かれ、第2撮像素子440で干渉光の光強度(光量)が測定される。第2撮像素子440は、例えばCCDやCMOSである。第2撮像素子440で測定した干渉光の画像(干渉信号)は算出部140に送信される。
周波数の全走査量をΔF、光の速度をc、干渉信号の位相変化量をΔΦとしたとき、参照面410と被検物170の光路長差は以下の式(1)で表される。
周波数走査干渉計では、光源から射出される光の周波数を走査して干渉信号を測定し、干渉信号の位相の変化量を算出することで、光路長差を求めることができる。計測装置40では、周波数可変光源401から射出される光の周波数を走査しながら第2撮像素子440で複数枚の画像を取得する。取得した画像は算出部140に送信され、算出部140が干渉信号を解析することによって光路長差を計算する。第2撮像素子440はエリアイメージセンサなので、各画素について干渉信号を処理することによって、各測定点がX、Y及びZ方向の位置データを含む3次元点群データを取得することができる。
周波数走査干渉計では、光路長差の情報を得るために、複数枚の画像を取得する必要がある。画像の取得時間を短縮し、測定に要する時間を短くするためには、高速撮影が可能なカメラを用いることが望ましい。しかし、カメラの画素数とフレームレートの間にはトレードオフの関係があるため、測定時間を短くするため、解像度が低いが、高速撮影が可能な第2撮像素子440を用いる。この場合、取得される3次元点群データの解像度(密度)は低い。
また、被検物170の表面粗さが大きい場合、コヒーレント光を照射するとスペックルが発生する。周波数を走査したとき、スペックルの光強度が小さい部分では位相の相関が低下するため、測定誤差が大きくなる。測定の信頼性が低下するのを避けるため、スペックルの光強度が小さい部分については、3次元点群データからデータを除去することで、測定の信頼性を高められる。しかしこの場合、スペックルの光強度の閾値に応じて、3次元点群データの密度が低下する。
このように、測定時間を短くしたり、スペックルが存在すると高解像度な画像を得ることが困難であり、3次元点群データの解像度が2次元画像データよりも低いために、3次元点群データからのエッジ位置の検出精度は高くはない。そのため、2次元測定部によって測定された2次元画像のデータを用いてより高い精度でエッジ位置を求める。
計測装置40は、x、y方向において被検物170の2次元測定を行い、x、y方向の2次元画像データを出力する2次元測定部を有する。2次元測定部は、インコヒーレント光源103、光学系104、第2撮像素子110を有する。
被検物の横方向(x、y方向)の寸法は、インコヒーレント光源103からの光を被検物に照射して得られる画像を用いて算出される。インコヒーレント光源103は複数の光源素子から構成されており、複数の光源素子はリング状に配置されている。各光源素子は個別に点灯を制御可能であり、これによって所望の方向からの照明を実現している。
インコヒーレント光源103から被検物170に照明された光は、被検物170によって反射または散乱され、光学系104によって集光される。光学系104によって被検物170と第1撮像素子110の受光面は共役関係で結ばれており、第1撮像素子110は被検物170を撮像して被検物170の2次元画像データを出力する。2次元画像データは、被検物170やその周辺からの光が投影された撮像部110の撮影面における光強度分布を数値で表したデータである。2次元画像データはモノクロデータであってもカラーデータであってもよい。光学系104はレンズ104aとレンズ104b、レンズ104aとレンズ104bの間に配置された虹彩絞り105を有する。そのため、虹彩絞り105の開口径を変えることで、光学系104の解像力を調整可能となっている。
インコヒーレント光源103と周波数可変光源401は、互いに異なる波長の光を射出する。波長フィルター420は、インコヒーレント光源103からの光を透過し、周波数可変光源401からの光を反射するように設計されている。インコヒーレント光源103によって照明され、被検物170で反射または散乱された光は波長フィルター420を透過して第1撮像素子110の撮像面に結像される。
第1撮像素子110は被検物170を撮像し、被検物170の2次元画像を出力する。被検物の横方向(x、y方向)の寸法計測精度は第1撮像素子110の解像度に依存する。被検物170の横方向の寸法を測定するためには多数の2次元画像を取得する必要はないため、第1撮像素子110は、第2撮像素子440よりも低速な撮影を行う一方、第2撮像素子440よりも解像度が高い。ここで、解像度(密度)は、単位長さ(例えば1インチ)の中に画素やピクセルデータがどのくらい並ぶかで表現され、例えばppi(pixels per inch)という単位で表される。このように、第2撮像素子440によって得られる3次元点群データの解像度は、第1撮像素子110によって得られる、x、y方向の2次元画像データの解像度より低く設定されている。3次元点群データの解像度が高いと演算処理の時間が長くなるため、3次元点群データの解像度をなるべく低くして、より高い精度でのエッジの検出には2次元画像を用いるためである。なお、3次元点群データからのエッジ検出よりも高い精度でエッジを検出するためには、少なくともエッジ検出範囲において、3次元点群データより2次元画像データの解像度が高ければよい。
2次元測定部の第1撮像素子110によって撮像された2次元画像のデータは算出部140に送信される。算出部(算出装置)140は、3次元点群データと2次元画像データを用いて被検物170のエッジ位置を高精度に自動で計測し、計測したエッジ位置から被検物170の寸法、公差や角度などの形状情報を算出する。図2および図3を用いてこの算出プロセスを説明する。図2は算出部140による算出プロセスを示したフロー図である。図3は、測定データ、この算出プロセスを適用して得られた算出データおよびエッジ検出範囲を示した図である。
算出部140の取得部は、まず、上記の3次元測定部から出力された被検物170の3次元点群データを取得する(S101)。図3(a)に、形状が直方体の被検物について測定して得られた3次元点群データ181を示す。被検物の各点における3次元測定データは黒点で示されている。なお、被検物の側面についても3次元点群データがあれば、データ量が増える分、エッジを正確に検出することができる。ただし、被検物の側面についての3次元点群データが必ずしも必要なわけではなく、本発明を適用できる計測装置はこのような条件に限定されるものではない。
算出部140では3次元点群データを用いて被検物170の仮エッジを検出する(S102)。図3(b)に、図3(a)の3次元点群データ181から検出された仮エッジ182(実線および点線)を示す。3次元点群データ181から仮エッジ182を検出する方法は任意のアルゴリズムを用いることができる。例えば、3次元点群データの深さ(高さ)と法線の変化に基づいてエッジを検出する方法や、3次元点群データから三角ポリゴンを生成して、隣接するポリゴンの連続性や法線の方向、距離に基づいてエッジを検出する方法が知られている。これらの方法は被検物の深さ(高さ)の情報を用いるため、表面テクスチャの識別が可能であり、表面テクスチャの影響を受けにくく、エッジの誤検出が少なく、真のエッジを高精度に検出することが可能である。ただし、3次元点群データ181の解像度が2次元画像データよりも低いために、エッジ位置の検出精度は高くはない。そのため、後述のように、2次元画像データを用いてより高い精度でエッジ位置を求める。
次に、算出部140は、3次元点群データ181から、2次元測定部による測定において最適なフォーカス位置を算出する(S103)。そして、不図示の制御部により、搭載台106を保持して移動するZ軸ステージをZ方向に移動することでフォーカス位置を調整する。フォーカス位置は第1撮像素子110で被検物170のエッジが最も鮮明に撮像されるように決定される。算出部140は、3次元点群データ181から仮エッジのそれぞれについて、高さの情報を算出する。そして、各仮エッジの高さの情報から、ピントが合うようなフォーカス位置を各仮エッジについて算出する。Z軸ステージで被検物170を最適なフォーカス位置に移動させて第1撮像素子110で逐次的に被検物170を撮像することにより、それぞれの仮エッジについての鮮明な画像を取得することができる。フォーカス調整部は、Z軸ステージに限らず、光学系104の焦点位置を変更することによってフォーカス位置を調整してもよい。このステップは光学系104がテレセントリックで焦点深度が広い場合は省略することができる。一方、光学系104の解像力を高めるために虹彩絞り105の開口径を大きくする場合には、焦点深度が浅くなるので、フォーカスを調整することが望ましい。
次に、算出部140の取得部は、第1撮像素子110によって撮像された被検物170の2次元画像データを取得する(S104)。図3(c)は上述した直方体の被検物についての2次元画像183である。2次元画像183の光の強弱が色の濃淡で表されている。この被検物は表面に縞状のテクスチャを有しているため、2値化など単純な方法では、縞をエッジと誤検出する可能性がある。
次に、算出部140は、実際の同じ位置が一致するように、2次元画像データと3次元点群データとの位置合わせを行う(S105)。予め既知の基準物体を両方の撮像素子で撮像するなどして、2つの画像の向きや倍率の対応関係を把握しておき、その対応関係に基づいて位置合わせは実行される。撮像素子や光学系を正確にアライメントするなど、ハードウェアによって3次元点群データと2次元画像データとの位置を対応付けられれば、このステップを省略することができる。
次に、2次元画像データと3次元点群データとが位置合わせされた状態において、S102で検出された仮エッジを2次元画像において重ね合わせる(S106)。上述のように、エッジの誤検出の可能性を低減して2次元画像データから真のエッジを高精度に検出するためには、2次元画像におけるエッジ検出範囲(ウィンドウ領域)を設定する必要がある。そのため、次に、2次元画像におけるエッジ検出範囲を設定する。
算出部140は、2次元画像データにおいて投影された仮エッジの周辺にエッジ検出範囲が設定されるように、エッジ検出範囲を自動で設定する(S107)。このように、エッジ検出範囲を、仮エッジの周辺の限られた狭い範囲に設定することにより、エッジの誤検出の可能性を低下させ、エッジ位置を高精度に検出する。図3(d)は、直方体の被検物の2次元画像183について、重ね合わされた仮エッジ184(実線)と、その周辺に設定されたエッジ検出範囲185(点線)を示した図である。
次に、算出部140は、設定されたエッジ検出範囲185の内部の2次元画像からエッジを検出する(S108)。図3(e)は、直方体の被検物の2次元画像183について、検出したエッジ186(実線)を示した図である。エッジ検出範囲が限定されているため、2次元画像全体においてエッジを検出するよりは、被検物のテクスチャによってエッジを誤検出する可能性が小さくなっている。したがって、計測装置10は、測定対象とする被検物のエッジの真の位置をより高精度に計測することができる。また、エッジ検出範囲が限定されているため、エッジ検出のための演算時間が短縮されている。また、2次元画像データは3次元点群データより高解像度であるため、3次元点群データのみからエッジを検出するよりも高精度にエッジの位置を検出することができる。
また、被検物に面取り部がある場合には、エッジ検出範囲を面取り部に限って設定することで、面取り部の角面や丸面をより詳細な位置で検出でき、測定対象とする面取り部におけるエッジの真の位置を高精度に特定することができる。
次に、算出部140は、2次元画像データを用いて、高精度に計測された複数のエッジの位置から、被検物170の寸法、幾何公差、角度、直交度や真円度などの形状情報を算出する(S109)。形状情報は2次元画像データから得られるため、2次元の情報に関する。計測装置10ではエッジ位置が高精度に計測されているため、被検物170の寸法や幾何公差等の値をより正確に求めることができる。
このように、本実施形態の計測装置40によれば、3次元測定部によって得られた3次元データに含まれる被検物の深さ(高さ)の情報を用いるため、表面テクスチャの影響を低減して、エッジの誤検出を防止することができる。さらに、真のエッジの位置を含む周囲の限定された範囲にエッジ検出範囲を設定することにより、被検物のエッジの位置を高精度に特定することができる。
(第2実施形態)
図4は第2実施形態の計測装置50の概略図である。第2実施形態の計測装置50は第1実施形態の計測装置40に対して撮像素子の数が異なる。第2実施形態の計測装置50は、周波数可変光源101から導かれる光によって生成された干渉信号と、インコヒーレント光源103から導かれる光によって生成された被検物170のイメージを、1つの共通の撮像素子133で撮像する。撮像素子133は、例えばCCDやCMOSであり、解像度が互いに異なる複数の条件で画像を取得することが可能となっている。
図4は第2実施形態の計測装置50の概略図である。第2実施形態の計測装置50は第1実施形態の計測装置40に対して撮像素子の数が異なる。第2実施形態の計測装置50は、周波数可変光源101から導かれる光によって生成された干渉信号と、インコヒーレント光源103から導かれる光によって生成された被検物170のイメージを、1つの共通の撮像素子133で撮像する。撮像素子133は、例えばCCDやCMOSであり、解像度が互いに異なる複数の条件で画像を取得することが可能となっている。
計測装置50は、3次元測定部により3次元測定を行い、3次元点群データを取得し、2次元測定部により被検物を撮像して、2次元画像データを取得する。そして、これらのデータを用いて被検物のエッジを高精度に自動で検出する。第2実施形態においても、図2に示される算出プロセスを適用することで、第1実施形態と同様にエッジを自動で検出することができる。
計測装置50ではまず、3次元測定部によって3次元点群データを取得する(S101)。この3次元点群データは、撮像素子133を第1条件に設定し、第1条件で取得した複数枚の画像から算出される。周波数走査干渉計では3次元点群データを算出するために、複数枚の干渉信号を取得する必要がある。短時間で被検物の3次元点群データを測定するためには、高速なフレームレートの撮像素子が求められる。そこで、撮像素子133の第1条件では、ビニングによって、撮像素子における撮像に用いる解像度を低解像度(第1解像度)に設定する一方、高速なフレームレートで画像を取得する。これにより、3次元測定部により第1解像度の3次元点群データが得られる。
S102乃至S103については、第1実施形態と同様である。続いて、撮像素子133を第2条件に設定し、第2条件で2次元画像が測定される(S104)。横方向の寸法を精度よく算出するためには、高解像度な2次元画像が必要である。一方、複数枚の画像が必要な干渉信号とは異なり、2次元画像は最低1枚取得すれば良い。このため、フレームレートは遅くても、高解像度な撮像素子が求められる。そこで、撮像素子133の第2条件では、ビニングは行わず、低速なフレームレートだが、撮像素子における撮像に用いる解像度を第1解像度よりも高い解像度(第2解像度)で画像を取得する。これにより、2次元測定部により第2解像度の2次元画像データが得られる。
測定ステップS105乃至S108については、第1実施形態と同様である。
第2実施形態の計測装置50によれば、2次元画像データは3次元点群データよりも高解像(データ点数が多い)であるため、高精度に被検物のエッジの位置を検出することができる。また、2次元画像については高解像度だが低速な第1条件で測定しているが、複数の画像取得が必要な干渉信号については低解像度だが高速な第2条件で測定しているため、3次元測定の測定時間が短縮され、測定全体として従来よりも高速な測定が実現される。
このように、本実施形態の計測装置によれば、被検物に面取りや表面テクスチャがある場合でも、被検物のエッジを高精度に自動で高速に検出することができる。
<物品の製造方法の実施形態>
本実施形態における物品の製造方法は、例えば、ギアなどの金属部品や光学素子等の物品を製造するために用いられる。本実施形態の物品の製造方法は、上記の計測装置を用いて、上記物品である被検物の寸法などの形状情報を計測する工程と、かかる工程における計測結果に基づいて被検物を加工する工程とを含む。例えば、被検物の形状を計測装置を用いて計測し、その計測結果に基づいて、被検物の形状が設計値など所望の形状になるように当該被検物を加工する。上記計測装置により高精度に被検物の形状を計測できるため、本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、少なくとも物品の加工精度の点で有利である。
本実施形態における物品の製造方法は、例えば、ギアなどの金属部品や光学素子等の物品を製造するために用いられる。本実施形態の物品の製造方法は、上記の計測装置を用いて、上記物品である被検物の寸法などの形状情報を計測する工程と、かかる工程における計測結果に基づいて被検物を加工する工程とを含む。例えば、被検物の形状を計測装置を用いて計測し、その計測結果に基づいて、被検物の形状が設計値など所望の形状になるように当該被検物を加工する。上記計測装置により高精度に被検物の形状を計測できるため、本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、少なくとも物品の加工精度の点で有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
上記実施形態では、3次元形状測定部として周波数走査干渉計を説明したが、これに限らない。例えば、複数の異なる波長の光によって合成波長を生成する多波長干渉計や、光源に白色LEDなど低コヒーレント光源を用いる白色干渉計など、公知の測定手段を用いることができる。
なお、上記実施形態では、インコヒーレント光源103によって被検物170が照射され、その反射光または散乱光を撮像素子によって測定する構成になっているが、このような構成には限定されない。例えば、搭載台106をガラス板など透明な材質として背後(被検物に対して反対側)から被検物170を照明し、被検物170によって減光または遮光されて形成される影を撮像素子で撮像するような構成にしても良い。
Claims (13)
- 被検物を計測する計測装置であって、
前記被検物を撮像し、2次元画像データを取得する2次元測定部と、
前記被検物の3次元測定を行い、3次元データを取得する3次元測定部と、
前記3次元データを用いて前記被検物の仮エッジを検出し、検出された仮エッジを用いて前記2次元画像におけるエッジ検出範囲を設定し、前記2次元画像データを用いて前記エッジ検出範囲において前記被検物のエッジを検出することにより前記被検物の形状情報を算出する算出部とを有し、
前記2次元画像データは前記3次元データより解像度が高いことを特徴とする計測装置。 - 前記3次元測定部は、参照光と前記被検物からの被検光とを干渉させる干渉計を有することを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
- 前記干渉計は、周波数走査干渉計、多波長干渉計、又は、白色干渉計であることを特徴とする請求項2に記載の計測装置。
- 前記2次元測定部は、前記被検物を撮像する第1撮像素子を有し、
前記3次元測定部は、前記被検物の3次元測定を行うための第2撮像素子を有し、
前記第1撮像素子は前記第2撮像素子より解像度が高いことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の計測装置。 - 前記被検物からの光を検出する撮像素子を有し、
前記撮像素子における撮像に用いる解像度を第1解像度に設定して前記3次元測定を行い、前記第1解像度の前記3次元データを得て、
前記撮像素子における撮像に用いる解像度を前記第1解像度より高い第2解像度に設定して前記被検物を撮像して、前記第2解像度の前記2次元画像データを得ることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の計測装置。 - 前記算出部は、前記2次元画像データと前記3次元データとを位置合わせした後に、前記被検物の仮エッジを前記2次元画像に重ね合わせることによって、前記2次元画像におけるエッジ検出範囲を設定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の計測装置。
- 前記算出部は、予め得られた前記2次元画像データと前記3次元データとの対応関係に基づいて、前記2次元画像データと前記3次元データとの位置合わせを行うことを特徴とする請求項6に記載の計測装置。
- 前記算出部は、前記2次元画像におけるエッジ検出範囲を前記仮エッジを囲むように設定することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の計測装置。
- 前記2次元測定部による測定におけるフォーカス位置を調整するフォーカス調整部を有し、
前記フォーカス調整部は、前記3次元データを用いて算出されたフォーカス位置を用いて前記フォーカス位置を調整することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の計測装置。 - 前記被検物の形状情報は、前記被検物の寸法であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の計測装置。
- 請求項1乃至10に記載の計測装置を用いて物品の形状情報を計測する計測工程と、
前記計測工程による計測結果に基づいて前記物品を加工する工程とを有することを特徴とする物品の製造方法。 - 被検物の形状情報を算出する算出装置であって、
前記被検物の2次元画像データと、前記被検物の3次元データと、を取得する取得部と、
前記3次元データを用いて前記被検物の仮エッジを検出し、検出された仮エッジを用いて前記2次元画像におけるエッジ検出範囲を設定し、前記2次元画像データを用いて前記エッジ検出範囲において前記被検物のエッジを検出することにより前記被検物の形状情報を算出する算出部とを有し、
前記2次元画像データは前記3次元データより解像度が高いことを特徴とする算出装置。 - 被検物を計測する計測方法であって、
前記被検物を撮像し、2次元画像データを取得するステップと、
前記被検物の3次元測定を行い、3次元データを取得するステップと、
前記3次元データを用いて前記被検物の仮エッジを検出し、検出された仮エッジを用いて前記2次元画像におけるエッジ検出範囲を設定するステップと、
前記2次元画像データを用いて前記エッジ検出範囲において前記被検物のエッジを検出することにより前記被検物の形状情報を算出するステップとを有し、
前記2次元画像データは前記3次元データより解像度が高いことを特徴とする計測方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013120159A JP2014238299A (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | 被検物の計測装置、算出装置、計測方法および物品の製造方法 |
| EP14168464.7A EP2813809A1 (en) | 2013-06-06 | 2014-05-15 | Device and method for measuring the dimensions of an objet and method for producing an item using said device |
| US14/295,061 US9267790B2 (en) | 2013-06-06 | 2014-06-03 | Measuring device of measurement object, calculating device, measurement method, and method for producing item |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013120159A JP2014238299A (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | 被検物の計測装置、算出装置、計測方法および物品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014238299A true JP2014238299A (ja) | 2014-12-18 |
Family
ID=52135564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013120159A Pending JP2014238299A (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | 被検物の計測装置、算出装置、計測方法および物品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014238299A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105066903A (zh) * | 2015-09-09 | 2015-11-18 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 一种激光三维测量系统及其测量方法 |
| WO2018225496A1 (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-13 | 株式会社日立製作所 | 距離測定装置、及び立体形状測定装置 |
| JP2018205301A (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-27 | 株式会社日立製作所 | 距離測定装置、及び立体形状測定装置。 |
| WO2022174093A1 (en) * | 2021-02-11 | 2022-08-18 | Quality Vision International Inc. | Virtual zoom lens |
-
2013
- 2013-06-06 JP JP2013120159A patent/JP2014238299A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105066903A (zh) * | 2015-09-09 | 2015-11-18 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 一种激光三维测量系统及其测量方法 |
| CN105066903B (zh) * | 2015-09-09 | 2018-06-12 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 一种激光三维测量系统及其测量方法 |
| WO2018225496A1 (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-13 | 株式会社日立製作所 | 距離測定装置、及び立体形状測定装置 |
| JP2018205301A (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-27 | 株式会社日立製作所 | 距離測定装置、及び立体形状測定装置。 |
| US10900773B2 (en) | 2017-06-06 | 2021-01-26 | Hitachi, Ltd. | Distance measuring device and three-dimensional shape measuring apparatus |
| WO2022174093A1 (en) * | 2021-02-11 | 2022-08-18 | Quality Vision International Inc. | Virtual zoom lens |
| JP2024506808A (ja) * | 2021-02-11 | 2024-02-15 | クオリティー ヴィジョン インターナショナル インコーポレイテッド | バーチャルズームレンズ |
| US12052501B2 (en) | 2021-02-11 | 2024-07-30 | Quality Vision International Inc. | Virtual zoom lens |
| JP7725597B2 (ja) | 2021-02-11 | 2025-08-19 | クオリティー ヴィジョン インターナショナル インコーポレイテッド | バーチャルズームレンズ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9267790B2 (en) | Measuring device of measurement object, calculating device, measurement method, and method for producing item | |
| US4796997A (en) | Method and system for high-speed, 3-D imaging of an object at a vision station | |
| US9170097B2 (en) | Hybrid system | |
| KR101639227B1 (ko) | 3차원 형상 측정장치 | |
| JP6040930B2 (ja) | 表面欠陥検出方法及び表面欠陥検出装置 | |
| JP6446297B2 (ja) | 検査装置 | |
| CA2799705C (en) | Method and apparatus for triangulation-based 3d optical profilometry | |
| EP3680607A1 (en) | Surface roughness measurement | |
| JP7093915B2 (ja) | 表面形状測定方法 | |
| JP6362058B2 (ja) | 被検物の計測装置および物品の製造方法 | |
| JP2023176026A (ja) | 走査範囲決定方法 | |
| JP2014238299A (ja) | 被検物の計測装置、算出装置、計測方法および物品の製造方法 | |
| KR101327433B1 (ko) | 역구배를 가지는 대상물체의 입체형상 측정 장치 | |
| US20160238380A1 (en) | Image measuring method and image measuring apparatus | |
| KR20180053125A (ko) | 3차원 형상 측정 장치 및 측정 방법 | |
| KR100887184B1 (ko) | 부분 경면 물체의 형상측정 장치 및 그 방법 | |
| CN112987021B (zh) | 一种飞行时间法和结构光法相融合的结构光三维成像系统及方法 | |
| KR20180053119A (ko) | 3차원 형상 측정 장치 및 측정 방법 | |
| JP2014010089A (ja) | 測距装置 | |
| JP6820516B2 (ja) | 表面形状測定方法 | |
| KR101465996B1 (ko) | 선택적 큰 주기를 이용한 고속 3차원 형상 측정 방법 | |
| JP2014178207A (ja) | 形状の計測装置及び計測方法並びに物品の製造方法 | |
| KR101323183B1 (ko) | 듀얼광을 이용한 3차원 형상 측정장치 | |
| KR20130083119A (ko) | 라인 빔을 이용한 마이크로 범프 높낮이 측정 장치 및 측정 방법 | |
| GB2204947A (en) | Method and system for high speed, 3-D imaging of an object at a vision station |
