JP7064237B2 - 絶縁監視装置 - Google Patents
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Description
また、本発明の絶縁監視装置は、抑制抵抗が接続された変圧器のB種接地線に、商用周波数と異なる特定周波数の監視信号を重畳する監視信号発生器と、前記B種接地線を流れる電流に含まれる前記特定周波数の電流を検出する電流検出手段と、R相、S相、T相の三相からなる前記変圧器の二次側電線のうち、接地相とグランドとの間の地電圧Vne′を振幅と位相情報として検出する第1の電圧センサと、前記二次側電線のうち、前記接地相とは別の相と前記接地相との間の線間電圧Vx′を振幅と位相情報として検出する第2の電圧センサと、前記電流検出手段で検出した前記特定周波数の電流に基づいて前記二次側電線に一線地絡が発生したか否かを判定し、地絡発生時には前記一線地絡による漏電電流を算出する漏電監視ユニットと、を備え、前記漏電監視ユニットは、前記第1の電圧センサで検出した前記地電圧Vne′の位相情報を、前記第2の電圧センサで検出した前記線間電圧Vx′の位相情報を基準にして補正し、位相が補正された地電圧信号Vneと線間電圧Vxとを算出する信号算出手段と、前記漏電監視ユニットの記憶部に格納されるものであり、地絡相の地絡抵抗と静電容量とを予め決められた範囲で順次異なる値に変更して求められる前記地電圧信号Vneの情報から、「X+jY」の形に解いた実数(X)と虚数(Y)によるX-Y座標のベクトル分布図を用いて作成され、X-Y座標の原点に対して第2象限をT相で地絡が発生している位相範囲とし、X-Y座標の原点に対して第4象限をR相で地絡が発生している位相範囲とする地絡相判別マップと、前記信号算出手段で算出した前記地電圧信号Vneの振幅と位相情報に基づいて前記R相、S相、T相の三相からなる前記変圧器の二次側電線のうち、いずれの相で地絡が発生しているかを判別するため、前記地電圧信号Vneの振幅が予め決められた所定の振幅よりも小さいときには前記接地相となる前記S相で地絡が発生していると判定し、前記地電圧信号Vneの振幅が前記所定の振幅以上のときには前記地電圧信号Vneの位相が前記地絡相判別マップのうち、前記R相または前記T相のいずれの位相範囲に位置しているかを判別することによって、前記R相または前記T相の地絡発生を判別する地絡相判別手段と、前記特定周波数の電流の有効成分および無効成分に基づいて前記地絡相判別手段による地絡相での地絡抵抗を求める抵抗算出手段と、前記地絡相判別手段による地絡相での静電容量を前記地絡相での地絡抵抗、前記線間電圧Vxおよび前記地電圧信号Vneに基づいて算出する静電容量算出手段と、該静電容量算出手段による静電容量に基づいて前記漏電電流を演算する漏電電流演算手段と、を含んでいる。
2,32 二次側回路
3,33 二次側電線
3R,33R R相電線
3S,33S S相電線
3T,33T T相電線
4,34 抑制抵抗
5,35 B種接地線
6 監視信号発生器
7 CT(電流検出手段)
8 漏電監視ユニット
9 第1の電圧センサ
10 第2の電圧センサ
12,36 負荷設備
Claims (5)
- 抑制抵抗が接続された変圧器のB種接地線に、商用周波数と異なる特定周波数の監視信号を重畳する監視信号発生器と、
前記B種接地線を流れる電流に含まれる前記特定周波数の電流を検出する電流検出手段と、
R相、S相、T相の三相からなる前記変圧器の二次側電線のうち、接地相とグランドとの間の地電圧Vne′を振幅と位相情報として検出する第1の電圧センサと、
前記二次側電線のうち、前記接地相とは別の相と前記接地相との間の線間電圧Vx′を振幅と位相情報として検出する第2の電圧センサと、
前記電流検出手段で検出した前記特定周波数の電流に基づいて前記二次側電線に一線地絡が発生したか否かを判定し、地絡発生時には前記一線地絡による漏電電流を算出する漏電監視ユニットと、を備え、
前記漏電監視ユニットは、
前記第1の電圧センサで検出した前記地電圧Vne′の位相情報を、前記第2の電圧センサで検出した前記線間電圧Vx′の位相情報を基準にして補正し、位相が補正された地電圧信号Vneと線間電圧Vxとを算出する信号算出手段と、
前記漏電監視ユニットの記憶部に格納されるものであり、地絡相の地絡抵抗と静電容量とを予め決められた範囲で順次異なる値に変更して求められる前記地電圧信号Vneの情報から、「X+jY」の形に解いた実数(X)と虚数(Y)によるX-Y座標のベクトル分布図を用いて作成され、前記ベクトル分布図は所定のオフセットの位置を座標の原点としたx-y座標に変換されており、x-y座標の原点からx軸に沿って正方向に延びる境界線と、x-y座標の原点から第2象限を斜めに延びる境界線と、x-y座標の原点から第3象限を斜めに延びる境界線とにより、前記地絡相が前記R相、S相、T相の三相からなる位相範囲に区分される地絡相判別マップと、
前記信号算出手段で算出した前記地電圧信号Vneに前記オフセットを加算し、オフセット後の前記地電圧信号Vneの位相が前記地絡相判別マップのうち、いずれの位相範囲に位置しているかを判別することによって、前記R相、S相、T相の三相からなる前記変圧器の二次側電線のうち、いずれの相で地絡が発生しているかを判別する地絡相判別手段と、
前記特定周波数の電流の有効成分および無効成分に基づいて前記地絡相判別手段による地絡相での地絡抵抗を求める抵抗算出手段と、
前記地絡相判別手段による地絡相での静電容量を前記地絡相での地絡抵抗、前記線間電圧Vxおよび前記地電圧信号Vneに基づいて算出する静電容量算出手段と、
該静電容量算出手段による静電容量に基づいて前記漏電電流を演算する漏電電流演算手段と、
を含んでいることを特徴とする絶縁監視装置。 - 抑制抵抗が接続された変圧器のB種接地線に、商用周波数と異なる特定周波数の監視信号を重畳する監視信号発生器と、
前記B種接地線を流れる電流に含まれる前記特定周波数の電流を検出する電流検出手段と、
R相、S相、T相の三相からなる前記変圧器の二次側電線のうち、接地相とグランドとの間の地電圧Vne′を振幅と位相情報として検出する第1の電圧センサと、
前記二次側電線のうち、前記接地相とは別の相と前記接地相との間の線間電圧Vx′を振幅と位相情報として検出する第2の電圧センサと、
前記電流検出手段で検出した前記特定周波数の電流に基づいて前記二次側電線に一線地絡が発生したか否かを判定し、地絡発生時には前記一線地絡による漏電電流を算出する漏電監視ユニットと、を備え、
前記漏電監視ユニットは、
前記第1の電圧センサで検出した前記地電圧Vne′の位相情報を、前記第2の電圧センサで検出した前記線間電圧Vx′の位相情報を基準にして補正し、位相が補正された地電圧信号Vneと線間電圧Vxとを算出する信号算出手段と、
前記漏電監視ユニットの記憶部に格納されるものであり、地絡相の地絡抵抗と静電容量とを予め決められた範囲で順次異なる値に変更して求められる前記地電圧信号Vneの情報から、「X+jY」の形に解いた実数(X)と虚数(Y)によるX-Y座標のベクトル分布図を用いて作成され、X-Y座標の原点に対して第2象限をT相で地絡が発生している位相範囲とし、X-Y座標の原点に対して第4象限をR相で地絡が発生している位相範囲とする地絡相判別マップと、
前記信号算出手段で算出した前記地電圧信号Vneの振幅と位相情報に基づいて前記R相、S相、T相の三相からなる前記変圧器の二次側電線のうち、いずれの相で地絡が発生しているかを判別するため、前記地電圧信号Vneの振幅が予め決められた所定の振幅よりも小さいときには前記接地相となる前記S相で地絡が発生していると判定し、前記地電圧信号Vneの振幅が前記所定の振幅以上のときには前記地電圧信号Vneの位相が前記地絡相判別マップのうち、前記R相または前記T相のいずれの位相範囲に位置しているかを判別することによって、前記R相または前記T相の地絡発生を判別する地絡相判別手段と、
前記特定周波数の電流の有効成分および無効成分に基づいて前記地絡相判別手段による地絡相での地絡抵抗を求める抵抗算出手段と、
前記地絡相判別手段による地絡相での静電容量を前記地絡相での地絡抵抗、前記線間電圧Vxおよび前記地電圧信号Vneに基づいて算出する静電容量算出手段と、
該静電容量算出手段による静電容量に基づいて前記漏電電流を演算する漏電電流演算手段と、
を含んでいることを特徴とする絶縁監視装置。 - 前記漏電監視ユニットの前記地絡相判別手段は、前記接地相とグランドとの間の電位差に含まれる前記商用周波数の信号と、前記変圧器の1つの相の前記商用周波数の信号とに基づいて、前記一線地絡が生じた相を判別し、前記漏電電流演算手段は前記地絡抵抗に流れる前記漏電電流を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁監視装置。
- 前記変圧器の二次側電線は、前記R相、S相、T相の三相三線デルタ結線であることを特徴とする請求項1に記載の絶縁監視装置。
- 前記変圧器の二次側電線は、単相三線結線であることを特徴とする請求項2に記載の絶縁監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018033338A JP7064237B2 (ja) | 2018-02-27 | 2018-02-27 | 絶縁監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018033338A JP7064237B2 (ja) | 2018-02-27 | 2018-02-27 | 絶縁監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019148498A JP2019148498A (ja) | 2019-09-05 |
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ID=67850238
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JP2018033338A Active JP7064237B2 (ja) | 2018-02-27 | 2018-02-27 | 絶縁監視装置 |
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JP7353002B1 (ja) | 2023-05-08 | 2023-09-29 | 株式会社SoBrain | 計測装置、計測方法および計測プログラム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015206741A (ja) | 2014-04-23 | 2015-11-19 | 一般財団法人関東電気保安協会 | 絶縁監視装置 |
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2018
- 2018-02-27 JP JP2018033338A patent/JP7064237B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015206741A (ja) | 2014-04-23 | 2015-11-19 | 一般財団法人関東電気保安協会 | 絶縁監視装置 |
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