JP7061492B2 - 薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付方法 - Google Patents

薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7061492B2
JP7061492B2 JP2018060724A JP2018060724A JP7061492B2 JP 7061492 B2 JP7061492 B2 JP 7061492B2 JP 2018060724 A JP2018060724 A JP 2018060724A JP 2018060724 A JP2018060724 A JP 2018060724A JP 7061492 B2 JP7061492 B2 JP 7061492B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
chemical liquid
distribution device
branch pipe
chemical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018060724A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019171254A (ja
Inventor
友一 須山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanki Engineering Co Ltd filed Critical Sanki Engineering Co Ltd
Priority to JP2018060724A priority Critical patent/JP7061492B2/ja
Publication of JP2019171254A publication Critical patent/JP2019171254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7061492B2 publication Critical patent/JP7061492B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

本発明は、産業廃水、上下水、河川水などの汚水を浄化する汚水浄化装置の水槽や、水を貯蔵する貯蔵池等に水質管理に使用するpH調節剤、殺藻剤、光合成遮断剤、凝集剤、微生物製剤等の薬液を注入する際に使用する薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付方法に関し、詳しくは、一つの薬液供給タンクから汚水浄化装置の複数の水槽や貯蔵池等に対して薬液等の量を均等に注入したり、複数の水槽や貯蔵池等に対して水槽や貯蔵池等の容積や目的に応じて任意の量の薬液等を注入する薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付方法に関する。
汚水浄化装置の複数の水槽や水を貯蓄する貯蔵池等に対して(一つの供給タンクから)凝集剤等の薬液を複数系列に分配して注入する方法として、従来いくつかの方法がある。
例えば、図6、図7に示すVノッチ付高架分配槽を利用する方法がある。これは、V字状に切り込まれその先端が開口されたVノッチ22が形成された高架分配槽23と水槽21とが一体に形成され、前記水槽21に注入された薬液を高架分配槽23に形成されたVノッチ22の注入口から自然流下して注入量を均等に分配する方法である。
また、薬液等を供給する主配管に接続されている分岐配管の途中にバルブを設けて、当該バルブの開度を調整し薬液等を均等又は任意の量に分配する方法もあり、さらに、薬液等を供給する主配管に接続されている各分岐配管に対してそれぞれ一つずつポンプを接続し、前記ポンプの排出流量を1対1で調整し薬液等を均等又は任意の量に分配する方法もある。
しかし、Vノッチ付高架分配槽を設けて薬液等を均等に分配する方法においては、薬液等は自然流下する構成であるため、配管の配置に関し自由度が極端に下がるという問題がある。
また、Vノッチ付高架分配槽の占める設置場所が必要となり、高架分配槽の設備費用・架台費用なども増大する。
一方、薬液等を供給する主配管に接続されている分岐配管の途中にバルブを設けて、当該バルブの開度を調整し薬液の量を均等に分配する方法においては、施工時に各バルブの開度を調整し排出する薬液の量を調整しても、バルブの微妙な開度のずれでバルブ圧損が大きく変わってしまい、薬液の量が大きく変わりやすく、バルブの調整がシビアで薬液の量の調整が難しいという問題がある。
このように当初の調整が崩れてしまった場合は、再調整が必要になり、この再調整を手動でバルブを調整し均等分配にするのは、経験上からも難しく手間が掛ってしまう。
また、バルブ内を流れる薬液に異物が混じってバルブ内で詰まった場合には、バルブの清掃等が必要となりメンテナンスの側面からも問題がある。
さらに、薬液等を供給する主配管に接続されている各分岐配管に対してそれぞれ一つずつポンプを接続し、ポンプの排出流量を1対1で調整し薬液の量を均等に分配する方法においては、確実な制御はできるが、多数のポンプを必要とし費用が増大となり経済的ではない。
本発明は上記のような各種の問題点を解消し、一つのポンプに対して、注入箇所が多数ある場合においても、バルブを設けて、当該バルブの開度を調整し薬液の量を均等に分配する方法よりも簡便に流量調整して薬液の量を均等分配したり複数の水槽や貯蔵池等に対して水槽や貯蔵池等の容積や目的に応じて任意の薬液の量としたりすることができる薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付方法を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を下記の手段により解決した。
〔1〕凝集剤等の薬液が圧送される横設された主配管(1)と、前記主配管(1)に一端(3a)が接続され、他端(3b)が薬液を他所に放出する薬液放出口を備える分岐配管(3)の複数本とからなる薬液等分配装置であって、前記分岐配管(3)は、主配管(1)から上方に立設された上昇管(31)と、一端が前記上昇管(31)の特定高さ位置に接続され、他端が下向きに延設された下降管(32)とからなることを特徴とする薬液等分配装置。
〔2〕前記分岐配管(3)が、上昇管(31)と、前記上昇管(31)と接続される下降管(32)とを、略逆U字形状に形成してなることを特徴とする前記〔1〕に記載の薬液等分配装置。
〔3〕前記分岐配管(3)が、吊下げ支持具取付部(30a)と、当該吊下げ支持具取付部(30a)の左右両端に装着された接続部材(30b、30b’)と、当該接続部材(30b、30b’)に接続された上昇管(31)と下降管(32)とからなることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の薬液等分配装置。
〔4〕前記分岐配管(3)が、可撓性素材であることを特徴とする前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の薬液等分配装置。
〔5〕前記分岐配管(3)が、透明素材であることを特徴とする前記〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の薬液等分配装置。
〔6〕前記分岐配管(3)の他端(3b)の薬液放出口に、注入管(4)を接続し、当該注入管(4)の上下2箇所にバルブ(5、5’)を設けるとともに、当該バルブ(5、5’)間にプラグ(6)を設けたことを特徴とする前記〔1〕~〔5〕のいずれか1項に記載の薬液等分配装置。
〔7〕前記〔1〕~〔6〕のいずれか1項に記載の薬液等分配装置の複数本の分岐配管(3)を吊下げ支持具(7)を用いて各注入管(4)から投入される薬液等の量が均等となるように吊下げ、高さを調整し、分岐配管(3)を吊下げ支持することを特徴とする薬液等分配装置の取付方法。
〔8〕前記〔1〕~〔6〕のいずれか1項に記載の薬液等分配装置の複数本の分岐配管(3)を吊下げ支持具(7)を用いて各注入管(4)から投入される薬液等の量が任意の流量となるように吊下げ高さを調整し、分岐配管(3)を吊下げ支持することを特徴とする薬液等分配装置の取付方法。
本発明の薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付方法によれば、一つのポンプに対して、注入箇所が多数ある場合であっても、主配管に接続される分岐配管が、それぞれ高さ調整可能であり、容易に流量の確認や微調整ができるので、分配槽を設けることなく、主配管から各注入管へ供給する薬液の量を均等に分配することができる。
また、バルブを設けて、当該バルブの開度を調整し薬液を均等に分配する方法よりも簡便に流量調整して薬液の量を均等分配することができる。
さらに、それぞれの分岐配管3で薬液を均等に分配することに限らず、それぞれの分岐配管3で任意の薬液の量に設定することもできる。例えばある分岐配管の流量比率を1としたとき、他の分岐配管の流量比率を0.5にしたり、1.5にしたりすることが可能である。
本発明の実施例における薬液等分配装置の概略図である。 本発明の実施例における薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付状態を表す概略図である。 本発明の実施例における分岐配管と注入管の分解図である。 本発明の実施例における薬液等分配装置の取付方法の実施例を表す図である。 本発明の実施例における薬液等分配装置の取付方法の他の実施例を表す図である。 従来のVノッチ付高架分配槽の正面図である 従来のVノッチ付高架分配槽の横断面図である。
図1は、本発明の実施例における薬液等分配装置の概略図、図2は、本発明の実施例における薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付状態を表す概略図、図3は本発明の実施例における分岐配管と注入管の分解図である。
図1~3において、1は薬液等を送る主配管、2は当該主配管に接続されたポンプ、3は分岐配管、3aは分岐配管の一端、3bは分岐配管の他端、4は薬液を貯水池や水槽等に注入する注入管、5、5’は当該注入管4に設けられたバルブ、6は前記注入管4に設けられたプラグ、7は分岐配管を吊下げ支持する吊下支持具、8は貯水池、9は汚水浄化装置が設置される建物の梁(天井)である。
また、30aは吊下げ支持具取付部、30b、30b’は接続部材、31は上昇管、32は下降管である。
本発明において、主配管1は、貯水池や水槽等に注入する凝集剤等の薬液をポンプ2の稼働により圧送するために横設された配管である。
本実施の形態においては、主配管1は中空円筒状の直径およそ25mmのポリ塩化ビニル(PVC)で構成され、天井等から図示しない吊り部材で固定される。なお、主配管1の直径や材質に関してはこれに限定されるものではなく、薬液の注入対象である貯水池や水槽等の体積や注入流量に応じて適宜選択することができる。
また、本実施の形態においては、主配管1の端部1aはエア抜きのため開放されているが圧力によって薬液が出ることがないように上向きに曲げている。
分岐配管3は、その一端3aが前記主配管1に接続され、他端3bが薬液を他所に放出する薬液放出口を備える。ここで、他所は、薬液を貯水池や水槽等に注入する注入管4であり、薬液放出口となる分岐配管3の他端3bは注入管4と接続されている。
なお、設置環境によっては、注入管4を接続せずに、分岐配管3の他端3bの薬液放出口から、直接貯水池や水槽等に薬液を注入することもできる。
そして、本願発明は、一つのポンプに対して、注入箇所が多数ある場合であっても、薬液等を均等又は任意の量に分配できる装置であることから、前記分岐配管3は、主配管1に複数本配置される構成となっている。
前記分岐配管3は、主配管1から上方に立設された上昇管31と、一端が前記上昇管31の特定高さ位置に接続され、他端が下向きに延設された下降管32とから構成される。前記下降管32は、後述する薬液を放出する量の調整において、調整される特定の高さ位置で、前記上昇管31と接続される。すなわち、薬液の量を調整するための高さ位置に対し、主配管1から薬液が上昇する部分が上昇管31であり、当該高さ位置から薬液が下降する部分が下降管32であり、前記下降管32は、前記高さ位置から下向きの方向に延設される。なお、分岐配管3の前記上昇管31と下降管32は別個の管体である必要はなく、一体の管であってもよい。
また、前記分岐配管3は、上昇管31と、前記上昇管31と接続される下降管32とを、略逆U字形状に形成すると、薬液を主配管1から分岐配管3へ、そして分岐配管3の他端3bの薬液放出口から注入管4へ滑らかに送ることができる。
また、分岐配管3は、本願発明にかかる薬液等分配装置を天井等から吊り下げる際に、吊下げ支持具7に保持される部分となる。したがって、吊下げ支持具7と接触する部分の補強を考慮して、例えば、図3に示すように構成することが好ましい。
図3の分岐配管と注入管の分解図に示すように、分岐配管3を吊下げ支持具取付部30aと、当該吊下げ支持具取付部30aの左右両端に装着された接続部材30b、30b’と、当該接続部材30b、30b’に接続された上昇管31と下降管32とで構成する。
前記上昇管31は、吊下げ支持具取付部30aと接続するための接続部材30bが接続されない側の端部は、前記主配管1から上方に立設されるように接続される。一方、前記下降管32の吊下げ支持具取付部30aと接続するための接続部材30b’が接続されない側の端部は薬液放出口となり、注入管4と接続される。
上記の構成の分岐配管3は、吊下げ状態において略逆U字形状となり、吊下げ支持具7と接触する部分となり吊下げ支持具取付部30aを、上昇管31、下降管32と別の部材としているので、それぞれ材質を違うものにすることも可能であり、保守の側面からも破損した部品のみ交換すればよく好適である。
なお、本実施例では、前記上昇管31と下降管32は、サイフォン現象による液流出が薬液流量を高めてしまうことを防ぐために、例えば主配管1より径を太くすることでもよい。
また、前記分岐配管3の上昇管31、下降管32は、図2に示すように、吊下げ支持具7により上から吊下げ支持され、適宜高さを調整し、薬液の量を調整するものであることから、柔軟に伸縮、変形できるように柔らかい可撓性素材で構成されることが好ましい。なお、吊下げ支持具取付け部30aは支持具7による折れ曲がりの恐れがあるので、硬質素材が好ましい。
また、薬液の流れを目視で確認しやすくするため、透明な素材、例えば、塩化ビニル等で構成されることが好ましい。
前記構成の分岐配管3の吊下げ支持具取付け部30aの左右両端に装着された接続部材30b、30b’は、吊下げ支持具取付け部30aが吊下げ支持具7により上から吊下げられ支持される時に潰れないようにする効果を有している。
前記薬液等を貯水池や水槽等に注入する注入管4は、上下2箇所にバルブ5、5’を設け、当該バルブ5、5’間にプラグ6を設けることができる。
そして、前記上昇管31や下降管32と同様に、注入管4を透明の素材で構成すると、前記バルブ5、5’間を流れる薬液の量を目視で確認することができる。注入管4の前記バルブ5-5’間のみ透明素材としてもよい。本実施例では、中空円筒状の直径およそ25mmの透明なポリ塩化ビニル(PVC)構成しているが、設置環境を考慮して最適素材で調整のしやすい径の管を選択することが好ましい。
なお、注入管4を透明の素材とすることで、注入管4の前記プラグ6を外して、前記下方のバルブ5’を閉め、注入管4内に溜まる薬液の高さと時間を計ることで薬液の量が計測できる。
さらに、前記プラグ6を外し、前記上下のバルブ5、5’の開閉によりプラグ6から流出する一定時間の薬液を器で受ければ、薬液の量を正確に計量することもできる。
本実施の形態において、吊り下げ支持具7はタン付きの吊りバンドと寸切りボルトで構成しているが、前記分岐配管3を吊下げる高さを調節できる機構であればこれに限定されるものではない。
次に、図4及び図5に基づいて、本発明の実施例における薬液等分配装置の取付方法について説明する。
図4は本発明の実施例における薬液等分配装置の取付方法の実施例を表す図であり、水槽上部床スラブの平面に固定した分岐配管取付け枠と吊下げ支持具受け部材を利用して薬液等分配装置を取付ける一例を示している。
図4において、10は水槽上部床スラブ、11は注入管固定枠、12は注入管受け部、12aは注入管挿入孔、13は前記吊下げ支持具7を取り付ける吊設部材である。
注入管固定枠11は、水槽上部床スラブ10に固定されている。また、注入管受け部12には注入管挿入孔12aが孔設されている。
以下、本発明の実施例における薬液等分配装置の取付方法について説明する。
まず、注入管4を注入管固定枠11に設けられた注入管受け部12の注入管挿入孔12aに挿入し前記注入管固定枠11に固定する。
その後分岐配管3の吊下げ支持具取付け部30aの接続部材30b’に接続された下降管32と前記注入管4を接続する。
なお、分岐配管3に注入管4を接続した後に、当該注入管4を注入管固定枠11に設けられた注入管受け部12の注入管挿入孔12aに挿入し前記固定枠11に固定しても良い。
上記のように注入管4が注入管固定枠11に固定された後、分岐配管3の吊下げ支持具取付け部30aに吊下げ支持具7を取付け、当該吊下げ支持具7を吊設部材13に取付けて、前記分岐配管3を吊り下げる。
上記のようにして、吊設部材13に吊り下げて取付けた分岐配管3を複数本主配管1に接続し、ポンプを稼働させ主配管1から薬液等を圧送して各分岐配管3に薬液等を供給すると、ポンプに近い分岐配管3と遠い分岐配管3とでは、ポンプで送る液圧の影響で供給される一定時間当たりの薬液等の量が異なる。
そこで、次の工程に従い、主配管1に接続されている全ての分岐配管3に供給される一定時間当たりの薬液等の量が均等となるように、分岐配管3と当該分岐配管3を吊下げ支持する吊設部材13との距離(h1~h3)(図2参照)を吊下げ支持具7で調整する。
〔工程1〕
主配管1に接続されている全ての分岐配管3を吊下げ支持具7を用いて吊設部材13に吊り下げて取付けた状態で、ポンプ2を稼働させ主配管1から薬液等を各分岐配管3に圧送供給する。そして、当該各分岐配管3の注入管4に設けられた前述したようにバルブ5、5’やプラグ6を使って、一定時間当たりの主配管1から各注入管4へ供給される薬液等の量を測る。
〔工程2〕
前記各注入管4へ供給された薬液等の量に基づいて、薬液等の量が多い分岐配管3は吊下げ支持具7で前記分岐配管3と吊設部材13との距離(h1)(図2参照)を短く調整し、薬液等の量が少ない分岐配管3は吊下げ支持具7で前記分岐配管3と吊設部材13との距離(h2、h3)(図2参照)を長く調整する。
〔工程3〕
上記工程を数回繰り返し全ての分岐配管3の注入管4に供給される薬液等の量を均一に調整する。これまでの経験では2~3回の繰り返しで調整が可能であった。
なお、前記〔工程2〕においては、吊下げ支持具7で前記分岐配管3と吊設部材13との距離を調整することで、それぞれの分岐配管3からの薬液の量を任意に設定することもできる。例えばある分岐配管の流量比率を1としたとき、他の分岐配管の流量比率を0.5にしたり、1.5にしたりすることが可能である。
図5は本発明の実施例における薬液等分配装置の取付方法の他の実施例を表す図であり、注入管固定枠11と汚水浄化装置が設置されている建物の梁(天井)9を利用して薬液等分配装置を取付けている。
この実施例であれば、図4で示す実施例と異なり、吊設部材13を汚水浄化装置が設置されている建物の梁(天井)9で代用することができ、構造を簡素化し安定した吊設ができる。
〔設置例〕
汚水浄化装置において、全長約80mの主配管1に8本の分岐配管3を8m間隔で接続した薬液等分配装置を、前記実施例に示す方法により設置し、各分岐配管3に供給される薬液量を調整した。
その結果、ポンプ2を稼働し各分岐配管3の注入管4から正確に均等な薬液が排出されることを確認した。
本発明の薬液等分配装置は、産業廃水、上下水、河川水などの汚水を浄化する汚水浄化装置や上水処理場においても使用することができる。
1 主配管
2 ポンプ
3 分岐配管
3a 分岐配管の一端
3b 分岐配管の他端
30a 吊下げ支持具取付部
30b、30b’ 接続部材
31 上昇管
32 下降管
4 注入管
5、5’ バルブ
6 プラグ
7 吊下げ支持具
8 貯水池
9 梁
10 水槽上部床スラブ
11 注入管固定枠
12 注入管受け部
12a 注入管挿入孔
13 吊設部材

Claims (8)

  1. 凝集剤の薬液が圧送される横設された主配管(1)と、
    前記主配管(1)に一端(3a)が接続され、他端(3b)が薬液を他所に放出する薬液放出口を備える複数の分岐配管(3)と、
    前記分岐配管(3)の他端(3b)の薬液放出口に接続された注入管(4)と、
    前記注入管(4)へ供給された薬液の量に基づいて、薬液の量が多い分岐配管(3)は吊設部材(13)との距離(h)を短く調整し、
    薬液の量が少ない分岐配管(3)は吊設部材(13)との距離(h)を長く調整する吊下げ支持具(7)とからなる薬液分配装置であって、
    前記分岐配管(3)は、主配管(1)から上方に立設された上昇管(31)と、一端が前記上昇管(31)の特定高さ位置に接続され、他端が下向きに延設された下降管(32)とからなることを特徴とする薬液分配装置。
  2. 前記分岐配管(3)が、上昇管(31)と、前記上昇管(31)と接続される下降管(32)とを、略逆U字形状に形成してなることを特徴とする請求項1に記載の薬液分配装置。
  3. 前記分岐配管(3)が、吊下げ支持具取付部(30a)と、当該吊下げ支持具取付部(30a)の左右両端に装着された接続部材(30b、30b’)と、当該接続部材(30b、30b’)に接続された上昇管(31)と下降管(32)とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬液分配装置。
  4. 前記分岐配管(3)が、可撓性素材であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の薬液分配装置。
  5. 前記分岐配管(3)が、透明素材であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の薬液分配装置。
  6. 前記分岐配管(3)の他端(3b)の薬液放出口に、注入管(4)を接続し、当該注入管(4)の上下2箇所にバルブ(5、5’)を設けるとともに、当該バルブ(5、5’)間にプラグ(6)を設けたことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の薬液分配装置。
  7. 前記請求項1~6のいずれか1項に記載の薬液分配装置の取付方法であって、
    前記複数本の分岐配管(3)を吊下げ支持具(7)を用いて各注入管(4)から投入される薬液の量が均等となるように吊下げ高さを調整し、分岐配管(3)を吊下げ支持することを特徴とする薬液分配装置の取付方法。
  8. 前記請求項1~6のいずれか1項に記載の薬液分配装置の取付方法であって、
    前記複数本の分岐配管(3)を吊下げ支持具(7)を用いて各注入管(4)から投入される薬液の量が任意の量となるように吊下げ高さを調整し、分岐配管(3)を吊下げ支持することを特徴とする薬液分配装置の取付方法。
JP2018060724A 2018-03-27 2018-03-27 薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付方法 Active JP7061492B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018060724A JP7061492B2 (ja) 2018-03-27 2018-03-27 薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018060724A JP7061492B2 (ja) 2018-03-27 2018-03-27 薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019171254A JP2019171254A (ja) 2019-10-10
JP7061492B2 true JP7061492B2 (ja) 2022-04-28

Family

ID=68167883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018060724A Active JP7061492B2 (ja) 2018-03-27 2018-03-27 薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7061492B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009054650A (ja) 2007-08-23 2009-03-12 Fujitsu Microelectronics Ltd 基板洗浄装置及びその補液補給装置
US20150157992A1 (en) 2013-11-01 2015-06-11 John Boticki High flow liquid dispensing system and method
JP2015139774A (ja) 2015-01-19 2015-08-03 クボタ環境サ−ビス株式会社 薬液注入システム及び薬液注入システムの運転方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5243731Y2 (ja) * 1972-12-15 1977-10-04

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009054650A (ja) 2007-08-23 2009-03-12 Fujitsu Microelectronics Ltd 基板洗浄装置及びその補液補給装置
US20150157992A1 (en) 2013-11-01 2015-06-11 John Boticki High flow liquid dispensing system and method
JP2015139774A (ja) 2015-01-19 2015-08-03 クボタ環境サ−ビス株式会社 薬液注入システム及び薬液注入システムの運転方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019171254A (ja) 2019-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101923530B1 (ko) 아쿠아포닉스시스템
CN101965222B (zh) 用于将气泡引入液体介质中的曝气设备
KR101206491B1 (ko) 에어 리프트 장치를 이용한 양식 시스템 및 새우 양식 방법
US4995123A (en) Ozone dispersion system
EP3219198A1 (en) Hydroponic device
KR101507052B1 (ko) 와류 형성을 위한 사육수 분사용 노즐
MX2012006688A (es) Suministro, instalacion y operacion industrial de un sistema de suministro de aire a cada celda individual de un conjunto de celdas electroliticas.
AU2015397044B2 (en) Hydroponic tray and hydroponic system
US6511054B1 (en) Porous air diffuser for treatment of liquids
JP7061492B2 (ja) 薬液等分配装置及び薬液等分配装置の取付方法
US5364034A (en) Controlled low volume irrigation system
KR100375935B1 (ko) 다단 꽃탑 및 그 급수방법
CN106536425B (zh) 水生物处理装置
KR100917473B1 (ko) 무동력 자동 상등수 집수장치
JP2000106770A (ja) 負圧差灌水システム
WO2015137386A1 (ja) 有機性排水の生物処理装置及び処理方法
US9078419B1 (en) Protein skimmer with self-regulating internal water level control
CN104843867B (zh) 一种膜生物废水处理装置
CN102698507A (zh) 一种新型滤砖
JP6934403B2 (ja) 散水式ろ床装置における散水装置
TWI656836B (zh) 水產生物受精卵孵化與幼苗放流裝置及其方法
JP6647541B2 (ja) 灌水設備、及び灌水方法
RU2576891C1 (ru) Капельный водовыпуск
KR20110058977A (ko) 산기관
KR102090395B1 (ko) 이중구조를 가지는 걸이식 화분

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210922

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7061492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150