JP7061053B2 - 廃棄物処理設備 - Google Patents
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Description
具体的には、特許文献1,2には、回転軸を介して接続されたコンプレッサーおよびタービンを有する過給機と、焼却炉から排出される排ガスと過給機のコンプレッサーから供給される空気との間で熱交換する熱交換器とを備え、コンプレッサーは、回転軸を介して伝達される動力を利用して吸引した空気を熱交換器に供給可能に構成され、タービンは、熱交換器を通った空気のエネルギーを利用して回転軸を回転させると共にエネルギーを利用した後の空気をスクラバーの煙突部に供給可能に構成された廃棄物処理設備が開示されている。そして、特許文献1,2の廃棄物処理設備では、熱交換器および過給機を利用して加熱された空気をスクラバーの煙突部へと供給することにより、低コストで白煙の発生を防止している。
そして、この特許文献3に開示の廃棄物処理設備によれば、エジェクタの使用により排ガスの誘引に必要な消費電力量および運転コストを大幅に削減しつつ、エジェクタ内での空気と排ガス(洗浄排ガス)との混合により白煙の発生を防止することができる。
なお、過給機60のコンプレッサー61は、回転軸63を介して伝達される動力を利用して吸引した気体(図1では洗浄排ガス)を熱交換器30に供給可能に構成されている。また、過給機60のタービン62は、熱交換器30を通った気体のエネルギーを利用して回転軸63を回転させると共にエネルギーを利用した後の気体を煙突70や気体利用装置200に供給可能に構成されている。
ここで、前処理装置40としては、特に限定されることなく、例えば、排ガスを冷却する冷却塔、排ガスから焼却灰などの固形分を分離して除去する気固分離装置としての集塵機、および、それらの組み合わせ等の任意の前処理装置を用いることができる。
なお、洗浄排ガスは、通常、飽和水蒸気を含んでいる。
なお、配管88からは配管88と気体利用装置200とを接続する配管89が分岐して延びている。そして、配管88および/または配管89には、気体利用装置200へと送る気体(洗浄排ガス)の流量を調整する弁(図示せず)が設けられている。
なお、スクラバーで発生した洗浄排ガスは、通常、全量をコンプレッサー61が吸引する。そして、煙突70からは、タービン62でエネルギーを利用した後の洗浄排ガスのみが排出される。
ここで、気体利用装置200としては、特に限定されることなく、例えば、バイナリー発電設備および蒸気タービン発電設備等の発電設備、並びに、焼却炉10で焼却される廃棄物を乾燥して焼却炉の燃費を低減する乾燥設備等の乾燥設備などが挙げられる。なお、洗浄排ガスは酸素濃度が低い気体であるので、気体利用装置200は、酸素を必要とする装置(例えば、焼却炉10など)でないことが好ましい。
なお、廃棄物処理設備100の起動時には、過給機60は、バーナーや起動ブロア等の既知の起動装置(図示せず)を用いてタービン62を回転させることにより駆動させることができる。
なお、図3に示す廃棄物処理設備100Bは、スクラバー50とコンプレッサー61との間に除湿装置90を有している以外は、図1に示す廃棄物処理設備100と同様の構成を有している。なお、廃棄物処理設備100Bではスクラバー50とコンプレッサー61との間に除湿装置90を設けたが、コンプレッサー61において洗浄排ガスを圧縮するのに必要なエネルギーを低減するのみであれば、スクラバー50とコンプレッサー61との間に冷却装置のみを設け、洗浄排ガスに含まれている水蒸気が凝縮しない温度まで洗浄排ガスを冷却してもよい。
また、本発明の廃棄物処理設備は、図1~4に示すような気体利用装置200に替えて、或いは、加えて、タービンでエネルギーを利用した後の気体と他の気体との間で熱交換を行う熱交換器を気体利用装置としてタービンと排煙機構(図示例では煙突)との間に備えていてもよい。
更に、本発明の廃棄物処理設備は、スクラバーに、スクラバーで排ガスと接触させる洗浄液を冷却する冷却装置を設けてもよい。冷却装置を設けて洗浄液を冷却すれば、洗浄排ガスの温度を低下させ、コンプレッサーにおいて洗浄排ガスを圧縮するのに必要なエネルギーを低減することができる。
20 燃焼用気体供給装置
21 流動ブロア
22 燃焼用熱交換器
30 熱交換器
40 前処理装置
50 スクラバー
60 過給機
61 コンプレッサー
62 タービン
63 回転軸
70 煙突
81~89 配管
90 除湿装置
100,100A,100B,100C 廃棄物処理設備
200 気体利用装置
Claims (8)
- 廃棄物を焼却する焼却炉と、前記焼却炉から排出される排ガスを洗浄するスクラバーと、回転軸を介して接続されたコンプレッサーおよびタービンを有する過給機と、前記排ガスと前記コンプレッサーから供給される気体との間で熱交換する熱交換器とを備え、前記コンプレッサーは、前記回転軸を介して伝達される動力を利用して吸引した気体を前記熱交換器に供給可能に構成され、前記タービンは、前記熱交換器を通った前記気体のエネルギーを利用して前記回転軸を回転させると共にエネルギーを利用した後の気体を排煙機構に供給可能に構成された廃棄物処理設備であって、
前記気体が前記スクラバーで前記排ガスを洗浄して得られる洗浄排ガスを含むことを特徴とする、廃棄物処理設備。 - 前記熱交換器へと供給される前記気体を、前記スクラバーと前記熱交換器との間で除湿する除湿装置を更に備える、請求項1に記載の廃棄物処理設備。
- 前記除湿装置が、前記スクラバーから流出した前記洗浄排ガスを、前記スクラバーと前記コンプレッサーとの間で冷却して除湿する、請求項2に記載の廃棄物処理設備。
- 前記除湿装置が、前記洗浄排ガスと空気とを混合することにより前記冷却を行う、請求項3に記載の廃棄物処理設備。
- 前記タービンでエネルギーを利用した後の前記気体の有するエネルギーを利用する気体利用装置を備える、請求項1~4の何れかに記載の廃棄物処理設備。
- 前記気体利用装置が前記焼却炉を含まない、請求項5に記載の廃棄物処理設備。
- 前記焼却炉の排ガス出口と、前記熱交換器の排ガス入口とを直接接続する配管を備える、請求項1~6の何れかに記載の廃棄物処理設備。
- 前記焼却炉に酸素含有気体を供給する燃焼用気体供給機構と、
前記焼却炉から排出される排ガスと前記酸素含有気体との間で熱交換する燃焼用熱交換器と、
前記焼却炉の排ガス出口と、前記燃焼用熱交換器の排ガス入口とを直接接続する配管と、
を備える、請求項7に記載の廃棄物処理設備。
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