JP7060082B2 - 光伝送装置及び光伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は光伝送装置及び光伝送方法に関し、特に、光伝送装置の出力光の波長特性を制御可能な光伝送装置及びそれに用いられる光伝送方法に関する。
WDM(Wavelength Division Multiplexing、波長多重)光伝送システムにおいて、信号品質の向上のために伝送経路上の波長多重光信号(以下、「WDM信号」という。)の制御を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には光伝送装置が備える波長選択スイッチの挿入損失を補正する技術が記載されている。また、特許文献2には光増幅器の出力レベルを調整する技術が記載されている。
一方、海底ケーブルシステムにおいて、WSS(波長選択スイッチ)を用いて、運用開始後に通信システムの設定を遠隔から制御可能な波長切替機能(ROADM機能)を備える光伝送装置が実用化されている。WSSはWavelength Selective Switchの略であり、ROADMは、Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexing(再設定可能な光分岐結合)の略である。
国際公開第2017/154454号 特開2009-152903号公報
海底ケーブルシステムにおいて、波長多重光信号を分岐しあるいは結合する機能(ADD/DROP機能)を備える海底分岐装置が用いられる。海底分岐装置は、ADD/DROP機能を実現するために、WSS及び光増幅器といった光コンポーネントを備える。このため、海底分岐装置が出力するWDM信号のスペクトルを所望の形状に制御するためには、各光コンポーネントの波長特性を考慮した複合的な制御を行う必要がある。
(発明の目的)
本発明は、光コンポーネントの特性を考慮したWDM信号のスペクトル制御を実現可能な光伝送装置を提供する。
本発明の光伝送装置は、WSS(Wavelength Selective Switch)と、前記WSSの出力光のスペクトルである第1のスペクトルを示す信号を出力する波長モニタと、前記WSSの出力光に所定の処理を行う光処理手段と、前記光処理手段の温度を示す信号を出力する温度モニタと、前記第1のスペクトルを示す信号及び前記温度を示す信号が入力され、前記第1のスペクトル及び前記温度に基づいて前記WSSの透過特性を制御する制御手段と、を備える。
本発明の光伝送装置の制御方法は、WSS(Wavelength Selective Switch)の出力光のスペクトルである第1のスペクトルを示す信号を出力し、光処理手段を用いて前記WSSの出力光に所定の処理を行い、前記光処理手段の温度を示す信号を出力し、前記第1のスペクトル及び前記温度に基づいて前記WSSの透過特性を制御する、ことを特徴とする。
本発明は、光伝送装置が出力するWDM信号のスペクトルを所望の特性に設定できるという効果を奏する。
第1の実施形態の光伝送装置501の構成例を示すブロック図である。 WSS510の出力光のスペクトルの監視の例を説明する図である。 波長モニタ520の構成例を示すブロック図である。 波長モニタ520Aの構成例を示すブロック図である。 制御部540の動作手順の例を示すフローチャートである。 温度特性テーブルの例を示す図である。 第2の実施形態の光伝送装置502の構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態の光伝送装置503の構成例を示すブロック図である。 第4の実施形態の光伝送装置504の構成例を示すブロック図である。 第5の実施形態の海底ケーブルシステム10の構成例を示すブロック図である。 第5の実施形態の光分岐結合装置100の構成例を示すブロック図である。 主信号をWSS132に迂回させる光路を説明する図である。 主信号をWSS131に迂回させる場合を説明する図である。 主信号をWSS131及び132を通過しない経路に迂回させる場合を説明する図である。 第6の実施形態の光分岐結合装置200の構成例を示すブロック図である。 主信号をWSS132に迂回させる場合を説明する図である。 主信号をWSS131に迂回させる場合を説明する図である。 第7の実施形態の光伝送システム20の構成例を示すブロック図である。
本発明の実施形態について以下に説明する。図面内の矢印は実施形態における信号の方向を説明するために例として付したものであり、信号の方向の限定を意味しない。また、各ブロック図の信号の経路を示す直線の交点は、特記されない限り交差する信号の結合及び分岐を意味しない。各図面において既出の要素には同一の参照符号を付して、重複する説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態の光伝送装置501の構成例を示すブロック図である。光伝送装置501は、WSS510、波長モニタ(MON)520、温度モニタ(TEMP)530、制御部(CONT)540、光処理部(PROC)550を備える。WSS510は波長選択スイッチであり、制御部540の制御により、入力ポートに入力された1つ以上の光を波長分割あるいは波長多重して出力ポートから出力する。WSS510は複数の入力ポートを備えてもよい。また、WSS510は複数の出力ポートを備えてもよい。
波長モニタ520は、WSS510の出力ポートの1つから出力される出力光のスペクトルを監視し、当該スペクトルを示す信号を制御部540に出力する。波長モニタ520は、例えば、WSS510からWDM信号が出力される場合には、WDM信号に含まれる各キャリア(光搬送波)のスペクトルを示す信号を制御部540に出力する。温度モニタ530は、WSS510が設置された光伝送装置501内の温度を監視し、光伝送装置501内の温度を示す信号を制御部540に出力する。制御部540は、スペクトルを示す信号及び温度を示す信号に基づいて、WSS510の透過特性を制御する。温度モニタ530は、周囲温度を電気信号に変換する。温度モニタ530として、抵抗温度計や熱電対を用いることができる。光処理部550は、光伝送装置501から出力される光に所定の処理を施す。光処理部550は、光増幅器、光減衰器、光フィルタあるいは光変調器等の光コンポーネントであるが、これらには限定されない。
図2は、WSS510の出力光のスペクトルの監視の例を説明する図である。波長モニタ520はWSS510が出力する光の波長を監視する。WSS510がWDM信号を出力する場合、波長モニタ520は監視する波長を掃引し、WDM信号のスペクトルを示す信号を生成する。WDM信号のスペクトルを示す信号は、例えば、WDM信号のキャリア毎の光強度の情報が含まれる。
図3は、波長モニタ520の構成例を示すブロック図である。波長モニタ520は、カプラ(CPL)524、フィルタ(FIL)525、受光素子(PD)526を備える。カプラ524はWSS510の出力光の一部を分岐し、分岐された一方の光をフィルタ525に導く。分岐された他方の光は光処理部550の方向へ伝送される。カプラ524として、光ファイバカプラや誘電体多層膜フィルタを用いた方向性結合器を用いることができる。
フィルタ525は、透過波長を可変できる光フィルタである。例えば、回折格子への光の入射角を制御部540が制御することにより、カプラ524で分岐された光の一部の波長のみを受光素子526へ入力できる。受光素子526は例えばフォトダイオードであり、入力された光の強度に対応する光電流を出力する。このような構成により、波長モニタ520はフィルタ525の透過波長を掃引し、WSS510の出力光のスペクトルを示す信号を出力する。
図4は、波長モニタ520Aの構成例を示すブロック図である。波長モニタ520Aでは、波長モニタ520からフィルタ525が省かれている。制御部540は、特定の波長の光信号のみを出力するようにWSS510を制御できる。このような制御の下では、波長モニタ520Aはフィルタ525を必要とせずにWSS510の出力光の強度に対応する光電流を出力できる。すなわち、光伝送装置501は、波長モニタ520に代えて波長モニタ520Aを備え、制御部540はWSS510の出力光の波長を1波長ずつ切り替えるように制御してもよい。光伝送装置501がこのような構成を備える場合でも、制御部540は、WSS510の出力光の波長とその波長における出力光の強度とに基づいて、WSS510の出力光のスペクトルを知ることができる。
制御部540は、波長モニタ520又は520Aが出力するWSS510の出力光のスペクトルを示す信号及び温度モニタ530が出力する温度を示す信号に基づいて、WSS510の透過特性を制御する。光処理部550の温度特性は、光処理部550の出力光のスペクトルの温度特性であり、すなわち、光処理部550の入出力におけるWDM信号のスペクトルの変化の温度依存性である。
光処理部550の温度特性は、光伝送装置501の製造時に測定することができる。例えば、所定のスペクトルを持つWDM信号を光処理部550に入力し、光処理部550から出力されるWDM信号のスペクトルの温度特性を測定することで、光処理部550の温度特性をWDM信号に含まれるキャリアの波長と関連づけて求めることができる。光処理部550の温度として、温度モニタ530においてモニタされる温度を使用できる。測定された温度特性は、制御部540が備えるメモリに温度特性テーブルとして記録される。
図5は、光伝送装置501が現地(例えば海底)に設置された後の制御部540の動作手順の例を示すフローチャートである。制御部540は、装置内の温度を温度モニタ530から入力された信号から取得する(図5のステップS01)。制御部540は温度特性テーブルを参照し、その温度における光処理部550の温度特性A(i)を取得する(ステップS02)。添字iはn個のキャリアからなるWDM信号のi番目の波長のキャリアを示す。ステップS02において、制御部540は、WDM信号に含まれるi個のキャリアの一部又は全部の温度特性A(i)を取得する。i及びnは自然数であり、0<i<nである。温度特性A(i)が温度特性テーブルに記載されていない波長に関しては、温度特性テーブルに記載された値を内挿あるいは外挿することによって温度特性を求めてもよい。
制御部540は、光処理部550の出力光のスペクトルが所定の形となる光処理部550への入力光のスペクトルB(i)をA(i)に基づいて算出する(ステップS03)。例えば、スペクトルB(i)は、温度モニタ530が示す温度における光処理部550の入出力のスペクトル変動が打ち消されるスペクトルである。温度特性A(i)の逆特性として、スペクトルB(i)が求められてもよい。
続いて、制御部540は、波長モニタ520からWSS510の出力光(WDM信号)のスペクトルの形状であるスペクトルC(i)を取得する(ステップS04)。そして、制御部540は、WSS510の出力光のスペクトルC(i)がステップS03で求めたスペクトルB(i)となるようにWSS510の透過特性を制御する。すなわち、スペクトルB(i)を目標値としてスペクトルC(i)が制御される。その結果、光処理部550には、その温度特性を打ち消すようなスペクトルを持つWDM信号が入力され、光処理部550から出力されるWDM信号のスペクトルの温度特性が補償される。なお、WSS510は、スペクトルB(i)とC(i)とを厳密に等しくするように制御する必要はなく、スペクトルB(i)とC(i)との間にはシステムの仕様で許容される範囲内の差があってもよい。また、WSS510のスペクトルC(i)の制御は、スペクトルB(i)が求められた波長に対してはB(i)をWSS510の制御の目標値とし、スペクトルB(i)が求められていない波長に対してはB(i)を内挿あるいは外挿した値を目標値としてもよい。
このように、制御部540は、光処理部550の温度特性を補償するWDM光信号が光処理部550に入力されるように、WSS510の透過特性を制御する。この場合、WSS510の出力光のスペクトルC(i)はスペクトルB(i)となるように制御されるため、スペクトルC(i)に含まれる、WSS510の透過特性の温度や経時変化に起因する変動も同時に補償される。
以上の説明では、波長モニタ520及び520Aに含まれるカプラ524による、WDM信号のスペクトルに与える影響は無視できるとした。しかし、カプラ524の光学的特性及び温度特性が既知である場合は、その影響が補償されるようにスペクトルB(i)の値を補正してもよい。これにより、光処理部550への入力光のスペクトルをよりB(i)に近づけることができる。
図6は、光処理部550の温度特性テーブルの例である。温度特性テーブルには、複数の温度における光処理部550の温度特性が、波長λ1~λ3と対応づけられて記録される。λ1~λ3は、光処理部550に入力されるWDM信号に含まれる波長から選択された波長であり、3波長には限られない。温度特性A(i)は、光処理部550から出力されるWDM信号のスペクトルの温度に対する変動量である。例えば、図6を参照すると、0℃において光処理部550から出力される波長λ1のキャリアの強度は、20℃の場合よりも0.5dB上昇する。この場合、光処理部550へ入力される波長λ1のキャリアのパワーを0.5dB下げるようにWSS510の透過特性を制御することで、波長λ1の温度特性が補償される。すなわち、0℃、波長λ1ではB(i)=-A(i)=-0.5dBである。他の波長についても同様にWSS510の透過特性を制御することで、WDM信号に対する光処理部550の温度特性が補償される。図6の数値は例であり、実施形態を限定しない。
なお、温度特性テーブルにあらかじめB(i)の値を記載し、図5のステップS02及びS03に代えて制御部540はB(i)を直接温度特性テーブルから読み出してもよい。また、目標とする光処理部550の出力光のスペクトルは平坦である必要はない。光処理部550の出力光のスペクトルは、光伝送装置501が用いられるシステム上の要求で定められる所定の形であってもよい。温度特性A(i)の値は、このような所定のスペクトルが実現されるように記載されてもよい。
以上説明したように、第1の実施形態の光伝送装置501は、WSS510及び光処理部550のスペクトルの特性を補償し、光伝送装置501の出力光のスペクトルを所望の状態に設定できるという効果を奏する。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態の光伝送装置502の構成例を示すブロック図である。光伝送装置502は、第1の実施形態の光伝送装置501と比較して、光処理部550の例として光増幅器(AMP)551を備える点で相違する。光増幅器551は例えば光ファイバ増幅器であり、波長モニタ520から出力された光を増幅して光伝送装置501の外部へ出力する。光増幅器の出力スペクトルは温度によって変動することが知られている。本実施形態においては、光増幅器551の出力光のスペクトルの温度特性を事前に測定して温度特性テーブルに記録することで、制御部540は、WSS510の透過特性及び光増幅器551のスペクトルの温度特性を補償するようにWSS510を制御できる。従って、光伝送装置502は、WSS510及び光増幅器551のスペクトルの波長特性を補償し、光伝送装置502の出力光のスペクトルを所望の状態に設定できるという効果を奏する。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態の光伝送装置503の構成例を示すブロック図である。光伝送装置503では、制御部540は、監視制御光を光伝送装置503の外部の監視装置(SV)570と送受信する。監視装置570は、光伝送装置503から離れた場所に設置されてもよい。
本実施形態において、制御部540は、光伝送装置503の温度を示す信号を監視制御光のデータに含めて監視装置570へ送信する。監視装置570は光処理部550のスペクトルの温度特性が記録された温度特性テーブルを備え、第1の実施形態と同様の手順でスペクトルB(i)を求め、制御部540に通知する。制御部540は、図5のステップS04及びS05の手順により、WSS510の透過特性を設定する。監視装置570において実行される手順は図5のステップS02及びS03に相当する。監視装置570は、さらに図5のステップS04及びS05の手順も実行し、WSS510を制御する信号を制御部540に通知してもよい。
このような構成を持つ光伝送装置503も、WSS510及び光処理部550のスペクトルの波長特性を補償し、光伝送装置503の出力光のスペクトルを所望の状態に設定できるという効果を奏する。また、光伝送装置503は温度特性テーブルを監視装置570に備えるため、制御部540の規模を小さくできる。なお、制御部540と監視装置570との間の通信は光信号ではなく電気信号によって行われてもよい。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態の光伝送装置504の構成例を示すブロック図である。光伝送装置504は、第3の実施形態の光伝送装置503と比較して、カプラ(CPL)560を備える点で相違する。カプラ560は例えば光信号を波長多重する光合波分波器である。監視制御光の波長は、WSS510を通過する主信号の波長とは異なる。制御部540は、カプラ560を介して監視制御光を光伝送装置504の外部の監視装置(SV)570と送受信する。スペクトルB(i)を求めるための光伝送装置504と監視装置570との間の通信は、光伝送装置504が通常備える監視制御チャネルを用いてもよい。図9では、監視装置570と併置される主信号の伝送装置は省略されている。
本実施形態の制御部540は、温度モニタ530から入力された光伝送装置504の温度を示す信号を監視制御光のデータに含めて送信する。制御部540は監視装置570からスペクトルB(i)を受信し、WSS510の出力光のスペクトルC(i)がスペクトルB(i)となるようにWSS510の透過特性を制御する。このような構成を持つ光伝送装置504も、WSS510及び光処理部550のスペクトルの波長特性を補償し、光伝送装置504の出力光のスペクトルを所望の状態に設定できるという効果を奏する。また、第3の実施形態の光伝送装置503と比較して、光伝送装置504は監視装置570との間でWSS510の制御のための物理的な回線を用意する必要がない。
(第5の実施形態)
図10は、本発明の第5の実施形態の海底ケーブルシステム10の構成例を示すブロック図である。海底ケーブルシステム10は、A端局1、B端局2、C端局3及び光分岐結合装置100を備える。A端局1、B端局2、C端局3を総称する場合には端局1~3と記載する。
端局1~3はいずれも陸上に設置される端局であり、海底ケーブル5を伝送される信号と陸上のネットワークとのインタフェースである。端局1~3は、光分岐結合装置100と海底ケーブル5を介して接続される。海底ケーブル5は光信号を伝送するための光ファイバを含み、中途に1台以上の増幅器4を備えてもよい。増幅器4は、例えば、エルビウムをドープした増幅媒体を用いた光ファイバ増幅器である。光分岐結合装置100は、ROADM機能を備えるノードであり、ROADM分岐結合装置あるいはROADMノードとも呼ばれる。光分岐結合装置100は海底に設置され、入力された光信号を波長単位で分岐及び結合させることで、光信号の出力先を波長単位で切り替える。
本実施形態においては、A端局1は、波長帯域A1及びA2の光信号を含むWDM信号を光分岐結合装置100へ送信する。波長帯域A1の光信号はB端局2を宛先とする光信号であり、波長帯域A2の光信号はC端局3を宛先とする光信号である。C端局3は、A端局1が送信した波長帯域A2の光信号を光分岐結合装置100から受信する。C端局3は、B端局2を宛先とする波長帯域C2の光信号を光分岐結合装置100へ送信する。B端局2は、A端局1が送信した波長帯域A1の光信号とC端局3が送信した波長帯域C2の光信号とが多重されたWDM信号を光分岐結合装置100から受信する。
光分岐結合装置100には、A端局1から波長帯域A1及びA2のWDM信号が入力され、C端局3から波長帯域C2の光信号が入力される。光分岐結合装置100は、これらの光信号から波長帯域A1及びC2の光信号を含むWDM信号を生成してB端局2へ送信し、A端局1から受信したWDM信号から分離された波長帯域A2の光信号をC端局3へ送信する。
ここで、波長帯域A1と波長帯域A2とは重複しない。また、波長帯域A1と波長帯域C2とも重複しない。以降の文中ではA端局1が送信する波長帯域A1及びA2の光信号を含むWDM信号を「WDM信号([A1][A2])」と記載する。A端局1が送信する波長帯域A1の光信号及びC端局3が送信する波長帯域C2の光信号を含むWDM信号を「WDM信号([A1][C2])」と記載する。また、WDM信号([A1][A2])から分離された、A端局1が送信する波長帯域A2の光信号を「光信号([A2])」と記載する。同様に、C端局3が送信する波長帯域C2の光信号を「光信号([C2])」と記載する。また、各ブロック図では光信号を単に[A1]、[A2]又は[C2]と記載する。
続いて、光分岐結合装置100の構成及び動作の詳細について説明する。
図11は、光分岐結合装置100の構成例を示すブロック図である。光分岐結合装置100は、カプラ(CPL)101~102及び121~122、光増幅器(AMP)103~106、スイッチ(SW1~SW3)111~113、WSS131~132を備える。
光分岐結合装置100は、さらに、波長モニタ521~522、温度モニタ530を備える。光分岐結合装置100に含まれる光部品の間は、光ファイバ、光導波路、光空間伝搬などを用いた光回路によって接続される。
本実施形態において、WSS131及び132は、第1の実施形態で説明したWSS510と同様の機能を備える。波長モニタ521及び522は、第1の実施形態で説明した波長モニタ520又は520Aと同様の機能を備える。温度モニタ530及び制御部540も、第1の実施形態と同様の機能を備える。また、波長モニタ521及び522の後に接続された構成要素(例えばスイッチ111~113及び光増幅器104、106)は、第1の実施形態の光処理部550に対応する。
カプラ101~102及び121~122は1×2光カプラであり、入力された光信号を2分岐して出力する。各カプラの分岐比は例えば1:1であるが、これには限定されない。カプラ101~102及び121~122として、ファイバ融着カプラ又は光導波路カプラを用いることができる。すなわち、光分岐結合装置100は、第1の実施形態の光伝送装置501の構成要素を含む。
光増幅器103~106は、光分岐結合装置100の内部に必要に応じて設けられた光増幅器である。光増幅器103~106として、光ファイバ増幅器や半導体光増幅器を用いることができる。光増幅器103~106は、光分岐結合装置100の内部の光レベルを補償する。光増幅器103~106が光ファイバ増幅器である場合には、光増幅器103~106は、励起LD(laser diode)の駆動電流に変調を加えることで、端局1~3のいずれかに光分岐結合装置100の状態を通知するレスポンス信号を生成してもよい。
スイッチ111は、入力ポートP1及びP2、出力ポートP3及びP4を備える2×2光スイッチであり、スイッチ112及び113は1×2光スイッチである。スイッチ111~113として、光導波路スイッチ、メカニカルスイッチ、MEMS(micro electro mechanical systems)スイッチを用いることができる。
WSS131及び132は、それぞれ入力ポートP1及びP2、出力ポートP3を備える波長選択スイッチである。WSS131及び132は、それぞれのP1及びP2から入力された光信号を波長単位で分離及び結合してそれぞれのP3から出力する。WSS131及び132の内部の入出力ポート間の接続及びWSS131及び132から出力される光信号の波長帯はWSS131及び132の外部(例えば端局1~3のいずれか)から制御されてもよく、制御部540がその制御を行ってもよい。また、制御部540は、スイッチ111~113の入出力の接続を制御してもよい。制御部540は、WSS131及び132の動作状態を監視する機能を備え、WSS131及び132の動作状態に基づいてスイッチ111~113を制御してもよい。
本実施形態においては、制御部540は、WSS131の出力光のスペクトルを示す信号及び光分岐結合装置100の温度を示す信号に基づいて、WSS131の透過特性を制御する。また、制御部540は、WSS132の出力光のスペクトルを示す信号及び光分岐結合装置100の温度を示す信号に基づいて、WSS132の透過特性を制御する。
制御部540は、波長モニタ521から光分岐結合装置100の出力までの光路上の光コンポーネントのスペクトルの温度特性を示す温度特性テーブルを備える。また、制御部540は、波長モニタ522から光分岐結合装置100の出力までの光路上の光コンポーネントのスペクトルの温度特性を示す温度特性テーブルを備える。波長モニタ521及び522から光分岐結合装置100の出力までの光路は、スイッチ111~113の状態によって異なるため、制御部540は、考えられる光路のそれぞれについて温度特性テーブルを備えてもよい。
(5-1.WSS131及びWSS132への透過特性の設定が実施中でない場合)
図11を参照すると、WSS131、WSS132への透過特性の設定手順が実施中でない場合、A端局1から送信されたWDM信号([A1][A2])は光分岐結合装置100に入力される。光分岐結合装置100に入力されたWDM信号([A1][A2])は、光増幅器103、カプラ101及び121を通過してWSS131及び132のそれぞれのP1に入力される。C端局3から送信された光信号([C2])は、光増幅器105、カプラ102及び122を通過してWSS131及び132のそれぞれのP2に入力される。
WSS131のP1にはカプラ121からWDM信号([A1][A2])が入力される。WSS131のP2にはカプラ122から光信号([C2])が入力される。WSS131は、P1に入力されたWDM信号([A1][A2])から光信号([A1])を分離し、分離された光信号([A1])とP2に入力された光信号([C2])とを合波してWDM信号([A1][C2])を生成する。生成されたWDM信号([A1][C2])は、WSS131のP3から波長モニタ521を通過してスイッチ111のP1へ出力される。WSS132は、P1に入力されたWDM信号([A1][A2])から光信号([A2])を分離して、光信号([A2])をWSS132のP3から波長モニタ522を通過してスイッチ111のP2へ出力する。
図11において、スイッチ111は、そのP1とP3とが接続され、P2とP4とが接続されるように制御される。WDM信号([A1][C2])は、スイッチ111、スイッチ113及び光増幅器104を通過して外部(B端局2の方向)へ送信される。光信号([A2])は、スイッチ111、スイッチ112及び光増幅器106を通過して外部(C端局3の方向)へ送信される。
このようにして、A端局1が送信したWDM信号([A1][A2])に含まれる光信号([A1])、及び、C端局3が送信した光信号([C2])は、それぞれの宛先であるB端局2へ送信される。また、WDM信号([A1][A2])に含まれる光信号([A2])は、その宛先であるC端局3へ送信される。
波長モニタ521及び522は、WSS131及び132から出力されるWDM信号のスペクトルを示す信号を制御部540に出力する。制御部540は波長モニタ521及び522の後段に接続されたそれぞれの光コンポーネントの温度特性テーブルを備え、第1の実施形態と同様の手順でWSS131及び132の透過特性を制御する。
図11においては、制御部540はスイッチ111のP1~スイッチ113~光増幅器104の光路及びスイッチ111のP2~スイッチ112~光増幅器106の光路の、それぞれの温度特性テーブルを参照する。そして、制御部540は、それぞれの経路について温度モニタ530から得られた温度に対応する温度特性A(i)を取得し、目標とするスペクトルB(i)を求める。
さらに、制御部540は、波長モニタ521及び522からWSS131及び132の出力光のそれぞれのスペクトルC(i)を取得する。そして、制御部540は、それぞれのスペクトルC(i)がスペクトルB(i)となるようにWSS131及び132の透過特性を制御する。
(5-2.WSS131へ透過特性を設定する場合)
上述のように、制御部540は、WSS131及び132に透過特性を設定する。しかし、WSSに透過特性を設定する設定手順の実行中には、WSSに過渡的な透過特性の変動が生じる可能性がある。このような過渡的な特性変動は、信号にエラーを生じさせる恐れがある。以下では、過渡的な特性変動の影響を回避するために、透過特性が設定されるWSSを迂回する光路の設定について説明する。
図12は、WSS131に透過特性が設定される際に、前もって主信号をWSS132に迂回させる光路を説明する図である。WSS131に付された「△(三角)」印は、WSS131において透過特性の設定手順が実行中であることを示す。図12を参照すると、A端局1から送信されたWDM信号([A1][A2])は光分岐結合装置100に入力され、光増幅器103、カプラ101及び121を通過してWSS131及び132のP1に入力される。C端局3から送信された光信号([C2])は、光増幅器105、カプラ102及び122を通過してWSS131及び132のP2に入力される。WSS131において透過特性の設定手順が実行される際には、WSS132及びスイッチ111~113は、以下の動作を実現するように設定される。
WSS132のP1にはカプラ121からWDM信号([A1][A2])が入力される。WSS132のP2にはカプラ122から光信号([C2])が入力される。WSS132は、P1に入力されたWDM信号([A1][A2])から分離した光信号([A1])とP2に入力された光信号([C2])とを合波してWDM信号([A1][C2])を生成する。生成されたWDM信号([A1][C2])は、WSS132のP3から波長モニタ522を通過してスイッチ111のP2へ出力される。図12ではスイッチ111はそのP2とP3とを接続するように制御される。その結果、WDM信号([A1][C2])は、スイッチ111、スイッチ113及び光増幅器104を通過して外部(B端局2)へ送信される。
一方、図12では、カプラ101で分岐されたWDM信号([A1][A2])がスイッチ112を通過するようにスイッチ112が切り替えられる。その結果、WDM信号([A1][A2])が、スイッチ112及び光増幅器106を通過して外部(C端局3)へ送信される。この場合、C端局3は、WDM信号([A1][A2])を受信すると、C端局3を宛先とする光信号([A2])のみを分離して使用する。C端局3は、光信号([A2])のみを透過する帯域フィルタを用いてWDM信号([A1][A2])から光信号([A2])のみを分離できる。
このようにして、光信号([A1])及び光信号([C2])は、いずれも宛先であるB端局2へ送信される。また、光信号([A2])は、WDM信号([A1][A2])に含まれて、C端局3へ送信される。
このように、WSS131において透過特性の設定手順が実行される場合には、光分岐結合装置100は、WSS131を用いることなく所定のWDM信号をB端局2及びC端局3へ送信できる。WSS131から出力される光信号はスイッチ111において遮断されるため、光分岐結合装置100から出力される光信号には影響を与えない。その結果、WSS131に透過特性が設定される際にWSS131の過渡的な透過特性に変動が生じる場合でも、その変動がWDM信号に影響を与えることを抑制できる。
(5-3.WSS132へ透過特性を設定する場合)
図13は、WSS132において透過特性が設定される際に、主信号をWSS131に迂回させる場合を説明する図である。WSS132に付された「△(三角)」印は、WSS132において透過特性の設定手順が実行中であることを示す。
図13は、スイッチ111は、内部でP1とP3とが接続されるように切り替えられる点で図11と異なる。すなわち、図13では、WSS131の出力ポートP3から出力されるWDM信号([A1][C2])が、スイッチ111及び113、光増幅器104を通過して光分岐結合装置100の外部(B端局2)へ出力される。
一方、図13では、図12と同様に、カプラ101で分岐されたWDM信号([A1][A2])がスイッチ112を通過するようにスイッチ112が切り替えられる。その結果、WDM信号([A1][A2])は、スイッチ112及び光増幅器106を通過して外部(C端局3)へ送信される。
このように、図13の場合も図12と同様に、光信号([A1])及び光信号([C2])は、いずれも宛先であるB端局2へ送信される。また、光信号([A2])は、WDM信号([A1][A2])に含まれて、C端局3へ送信される。そして、WSS132において透過特性の設定手順が実行される場合には、光分岐結合装置100は、WSS132を用いることなくWDM信号をB端局2及びC端局3へ送信できる。WSS132から出力される光信号はスイッチ111において遮断されるため、光分岐結合装置100から出力される光信号には影響を与えない。その結果、WSS132に透過特性が設定される際にWSS132に過渡的な透過特性の変動が生じる場合でも、その変動がWDM信号に影響を与えることを抑制できる。
(5-4.WSS131及び132へ同時に透過特性を設定する場合)
図14は、WSS131及び132に対して同時に透過特性の設定手順が実行される際に、主信号をWSS131及び132を通過しない経路に迂回させる場合を説明する図である。WSS131及び132に付された「△(三角)」印は、WSS131及び132に同時に透過特性の設定手順が実行中であることを示す。
図14では、スイッチ112はカプラ101で分岐されたWDM信号([A1][A2])を、光増幅器106を経由して光分岐結合装置100から出力されるように切り替えられる。折り返し部301は光分岐結合装置100の内部又は外部に備えられる。折り返し部301は、入力されたWDM信号([A1][A2])を光信号([A1])及び光信号([A2])に分離し、C端局3から入力された光信号([C2])と光信号([A1])とを結合して光増幅器105へ出力する。また、光信号([A2])をC端局3へ出力する。このような折り返し部301は、例えば光信号([A1])のみを透過する帯域フィルタとカプラによって容易に構成できる。
カプラ102は、折り返し部301が出力したWDM信号([A1][C2])を分岐する。スイッチ113はカプラ102で分岐されたWDM信号([A1][C2])を、光増幅器104を経由して光分岐結合装置100から出力されるように切り替えられる。
このように、折り返し部301を用いることで、図14の場合も、光信号([A1])及び光信号([C2])は、いずれも宛先であるB端局2へ送信される。また、光信号([A2])も、C端局3へ送信される。すなわち、光分岐結合装置100は、WSS131及び132をいずれも用いることなくWDM信号をB端局2及びC端局3へ送信できる。WSS131及び132から出力される光信号はスイッチ112又は113において遮断されるため、光分岐結合装置100から出力される光信号には影響を与えない。その結果、WSS131及び132に透過特性が同時に設定される場合でも、その透過特性の設定による特性変動がWDM信号に影響を与えることを抑制できる。
なお、図12~14においては、WSSに透過特性が設定された後は、切り替えの支障のないタイミングでスイッチ111~113が図11の状態に切り替えられてもよい。その後、光分岐結合装置100の温度変化によりWSSの透過特性の制御が再度必要となった場合には、制御の対象となるWSSに応じて図12~14のいずれかの状態となるようにスイッチ111~113が切り替えられてもよい。
(第5の実施形態の変形例)
図12~図14において、制御部540は、透過特性の設定手順が実行されるWSS131又は132を、当該設定の際に1つの波長の光信号のみを出力するように、制御してもよい。この場合、波長モニタ521及び522として、図4で説明した波長モニタ520Aを用いることができる。制御部540は、運用中のWSS(例えば図12のWSS132、図13のWSS131)を、所定のWDM信号を出力するように制御する。一方、制御部540は、透過特性の設定手順が実行されるWSS(例えば図12のWSS131、図13のWSS132)を、出力光の波長を1波長ずつ変更するように制御する。このような構成によっても、制御部540は、透過特性の設定手順を実行中のWSSが出力するWDM信号の光強度の波長特性を波長モニタ521又は522の出力から知ることができる。
(第6の実施形態)
図15は、第6の実施形態の光分岐結合装置200の構成例を示すブロック図である。光分岐結合装置200は第5の実施形態の光分岐結合装置100が備えるカプラ102及びスイッチ113を不要とする。それ以外の構成は光分岐結合装置100と同様であるので、第5の実施形態と重複する説明は適宜省略する。
(6-1.WSS131及びWSS132への設定が行われない場合)
図15を参照して、WSS131、WSS132への透過特性の設定手順が実行中でない場合の光分岐結合装置200の動作を説明する。A端局1から送信されたWDM信号([A1][A2])は光分岐結合装置200に入力され、光増幅器103、カプラ101及び121を通過してWSS131及び132のそれぞれのP1に入力される。C端局3から送信された光信号([C2])は、光増幅器105、カプラ122を通過してWSS131及び132のそれぞれのP2に入力される。
WSS131のP1にはカプラ121からWDM信号([A1][A2])が入力される。WSS131のP2にはカプラ122から光信号([C2])が入力される。WSS131は、P1に入力されたWDM信号から分離した光信号([A1])とP2に入力された光信号([C2])とを合波してWDM信号([A1][C2])を生成する。生成されたWDM信号([A1][C2])は、WSS131のP3から波長モニタ521を通過してスイッチ111のP1へ出力される。WDM信号([A1][C2])は、スイッチ111のP3及び光増幅器104を通過して外部(B端局2の方向)へ送信される。
WSS132は、P1に入力されたWDM信号([A1][A2])から分離された光信号([A2])をWSS132のP3から波長モニタ522へ出力する。光信号([A2])は、波長モニタ522、スイッチ111のP2及びP4、スイッチ112並びに光増幅器106を通過して外部(C端局3の方向)へ送信される。
このように、図15においては、A端局1が送信した光信号([A1])及びC端局3が送信した光信号([C2])は、それぞれの宛先であるB端局2へ送信される。また、光信号([A2])は、その宛先であるC端局3へ送信される。
(6-2.WSS131へ透過特性を設定する場合)
図16は、本実施形態において、WSS131において透過特性の設定手順が実行される際に、主信号をWSS132に迂回させる場合を説明する図である。WSS131において透過特性の設定手順が実行される場合は、WSS132及びスイッチ111、112は、以下の動作を実現するように設定される。
WSS132は、P1に入力されたWDM信号([A1][A2])から分離した光信号([A1])を、P2に入力された光信号([C2])と合波してWDM信号([A1][C2])を生成する。生成されたWDM信号([A1][C2])は、WSS132のP3から波長モニタ522を通過してスイッチ111のP2へ出力される。WDM信号([A1][C2])は、スイッチ111及び光増幅器104を通過して外部(B端局2)へ送信される。
一方、図16では、スイッチ112はカプラ101において分岐されたWDM信号([A1][A2])が通過するように切り替えられる。その結果、WDM信号([A1][A2])が、スイッチ112及び光増幅器106を通過して外部(C端局3)へ送信される。この場合、C端局3は、WDM信号([A1][A2])を受信すると、C端局3を宛先とする光信号([A2])のみを分離して使用する。
このように、WSS131において透過特性の設定手順が実行される場合には、光分岐結合装置200は、WSS131を用いることなくWDM信号をB端局2及びC端局3へ送信できる。その結果、WSS131に透過特性が設定される際にWSS131の過渡的な透過特性に変動が生じる場合でも、その変動がWDM信号に影響を与えることを抑制できる。
(6-3.WSS132へ透過特性を設定する場合)
図17は、本実施形態において、WSS132に透過特性が設定される際に、主信号をWSS131に迂回させる場合を説明する図である。WSS132において透過特性の設定手順が実行される場合は、WSS131及びスイッチ111及び112は、以下の動作を実現するように設定される。
WSS131は、P1に入力されたWDM信号([A1][A2])から分離した光信号([A1])をP2に入力された光信号([C2])と合波してWDM信号([A1][C2])を生成する。生成されたWDM信号([A1][C2])は、WSS131のP3から波長モニタ521を通過してスイッチ111のP1へ出力される。WDM信号([A1][C2])は、スイッチ111及び光増幅器104を通過して外部(B端局2)へ送信される。
一方、図17では、図16と同様に、カプラ101で分岐されたWDM信号([A1][A2])がスイッチ112を通過するようにスイッチ112が切り替えられる。その結果、WDM信号([A1][A2])は、スイッチ112及び光増幅器106を通過して外部(C端局3)へ送信される。
このように、図17の場合も図16と同様に、光信号([A1])及び光信号([C2])は、いずれも宛先であるB端局2へ送信される。また、光信号([A2])は、WDM信号([A1][A2])のまま、C端局3へ送信される。そして、WSS132において透過特性の設定手順が実行される場合には、光分岐結合装置100は、WSS132を用いることなくWDM信号をB端局2及びC端局3へ送信できる。その結果、WSS132に透過特性が設定される際にWSS132に過渡的な透過特性の変動が生じる場合でも、その変動がWDM信号に影響を与えることを抑制できる。
なお、図16~17においては、WSSに透過特性が設定された後は、切り替えの支障のないタイミングでスイッチ111及び112が図15の状態に切り替えられてもよい。その後、光分岐結合装置200の温度変化によりWSSの透過特性の制御が再度必要となった場合には、制御の対象となるWSSに応じて図16又は図17の状態となるようにスイッチ111及び112が切り替えられてもよい。
以上説明したように、光分岐結合装置200では、光分岐結合装置100と同様に、WSS131及び132の一方において透過特性の設定手順が実行される場合に、当該WSSを迂回する光路を構成できる。このため、光分岐結合装置200は、WSSに透過特性を設定する際に過渡的な透過特性の変動が生じる場合でも、その変動がWDM信号に影響を与えることを抑制できる。
また、光分岐結合装置200は、光分岐結合装置100と比較してカプラ102及びスイッチ113を必要としない。従って、第6の実施形態の光分岐結合装置200は、光分岐結合装置のいっそうの小型化及び低価格化が可能である。
なお、第6の実施形態においても、波長モニタ521及び522として波長モニタ520Aを用いてもよい。この場合、制御部540は、透過特性の設定手順が実行されるWSS(例えば図16のWSS131、図17のWSS132)を、出力光の波長を1波長ずつ変更するように制御する。制御部540は、第5の実施形態において波長モニタ520Aを用いた場合と同様に、透過特性の設定手順を実行中のWSSが出力するWDM信号の光強度の波長特性を波長モニタ521又は522の出力から知ることができる。
(第7の実施形態)
図18は、本発明の第7の実施形態の光伝送システム20の構成例を示すブロック図である。光伝送システム20は、光伝送装置581~583、端局591及び592を備える。光伝送システム20では、端局591が送信した光信号が光伝送装置581~583で中継されて端局592へ到達する。
光伝送装置581~583は、第1~第6の実施形態で説明した光伝送装置501~504及び光分岐結合装置100~200のいずれかを含み、端局591が送信した光信号を中継する。光伝送装置581~583は、いずれも、図1に例示したようにWSS510、波長モニタ520又は520A、温度モニタ530、制御部540、光処理部550を備える。図17における光伝送装置の数は3台に限定されない。
光伝送装置581~583のそれぞれが備える制御部540は、WSS510の出力光のスペクトルを示す信号及び温度を示す信号に基づいて、WSS510の透過特性を制御する。
本実施形態において、光伝送装置581~583が備える制御部540は、それぞれ、温度を示す信号を端局591に送信する。端局591は、光伝送装置581~583から受信した、温度を示す信号に基づいて、光伝送装置581~583においてWSS510の出力光の目標となるスペクトルB(i)を求め、求められたスペクトルB(i)を光伝送装置581~583に通知する。スペクトルB(i)の算出は、端局591ではなく端局592において行われてもよい。
端局591は、光伝送装置581~583から通知された温度に基づいて、光伝送システム20全体の動作により適するように光伝送装置581~583に通知するスペクトルB(i)を変更し、光伝送装置581~583に通知してもよい。光伝送装置581~583のそれぞれが備える制御部540は、端局591から自装置のWSS510の出力光が目標とするスペクトルB(i)を受信し、自装置のWSS510の透過特性を制御する。
端局591は、第3の実施形態で説明した監視装置570の機能を備えていてもよい。第3の実施形態の図8及び図9で説明した光伝送装置503と監視装置570との間の通信のための構成は、光伝送装置581~583と端局591との間の通信に適用できる。
また、スペクトルB(i)の算出及び光伝送装置581~583への通知は、端局591及び端局592を用いず、光伝送装置581~583のいずれかが行ってもよい。すなわち、スペクトルB(i)の算出に関する端局591の機能を、光伝送装置581~583のいずれかが備えてもよい。あるいは、特定の複数の光伝送装置間で温度モニタ530が出力する温度の情報を交換し、それぞれの光伝送装置が、自装置の情報及び交換した情報に基づいてスペクトルB(i)を算出して自装置のWSS510に設定してもよい。
第1乃至第7の実施形態の制御部540は、光分岐結合装置100及び200の任意の部位に含まれてもよい。制御部540はCPU及び記憶装置を備えてもよい。CPUは、記憶装置に記憶されたプログラムを実行することによって、各実施形態の光伝送装置又は光分岐結合装置の機能を実現させる。記憶装置は固定された一時的でない記憶媒体である。記録媒体としては半導体メモリ又は固定磁気ディスク装置が用いられるが、これらには限定されない。
本発明の実施形態は以下の付記のようにも記載されうるが、これらには限定されない。
(付記1)
WSS(Wavelength Selective Switch)と、
前記WSSの出力光のスペクトルである第1のスペクトルを示す信号を出力する波長モニタと、
前記WSSの出力光に所定の処理を行う光処理手段と、
前記光処理手段の温度を示す信号を出力する温度モニタと、
前記第1のスペクトルを示す信号及び前記温度を示す信号が入力され、前記第1のスペクトル及び前記温度に基づいて前記WSSの透過特性を制御する制御手段と、
を備える光伝送装置。
(付記2)
前記制御手段は、
前記光処理手段の出力光のスペクトルが所定の特性となる前記光処理手段への入力光のスペクトルである第2のスペクトルを前記温度に基づいて求め、
前記第1のスペクトル及び前記第2のスペクトルに基づいて前記WSSの透過特性を制御する、
付記1に記載された光伝送装置。
(付記3)
前記制御手段は、
前記光処理手段の出力光のスペクトルの温度特性を記録したテーブルを備え、
前記温度特性に基づいて前記第2のスペクトルを求め、
前記第1のスペクトルと前記第2のスペクトルとを一致させるように前記WSSの透過特性を制御する、付記2に記載された光伝送装置。
(付記4)
前記第2のスペクトルは、前記温度特性の逆特性として求められる、付記3に記載された光伝送装置。
(付記5)
前記制御手段は前記WSSの出力光の波長を順次切り替えるように制御し、
前記波長モニタは、切り替えられた波長の前記出力光の強度を示す信号を前記第1のスペクトルとして出力する、
付記1乃至4のいずれかに記載された光伝送装置。
(付記6)
前記光処理手段は光増幅器である、付記1乃至5のいずれかに記載された光伝送装置。
(付記7)
冗長構成を備える複数の前記WSSを備え、前記透過特性が制御される前記WSSが待機状態に設定される、付記1乃至6のいずれかに記載された光伝送装置。
(付記8)
前記制御手段は前記温度を示す信号を前記光伝送装置の外部の装置に送信し、前記外部の装置からの通知に基づいて前記WSSの透過特性を制御する、付記1に記載された光伝送装置。
(付記9)
付記8に記載された光伝送装置と、
前記光処理手段の出力光のスペクトルの温度特性を記録したテーブルを備え、前記温度を示す信号及び前記温度特性に基づいて前記光処理手段の出力光のスペクトルが所定の特性となる前記光処理手段への入力光のスペクトルである第2のスペクトルを求め、前記第2のスペクトルを前記光伝送装置に通知する前記外部の装置と、
を備える光伝送システム。
(付記10)
前記外部の装置が複数の前記光伝送装置と通信可能に接続され、
前記外部の装置は、前記光伝送装置のそれぞれから受信した前記温度を示す信号に基づいて、前記光伝送装置のそれぞれに前記第2のスペクトルを通知する、
付記9に記載された光伝送システム。
(付記11)
WSS(Wavelength Selective Switch)の出力光のスペクトルである第1のスペクトルを示す信号を出力し、
光処理手段を用いて前記WSSの出力光に所定の処理を行い、
前記光処理手段の温度を示す信号を出力し、
前記第1のスペクトル及び前記温度に基づいて前記WSSの透過特性を制御する、光伝送装置の制御方法。
(付記12)
前記WSSの透過特性の制御は、
前記光処理手段の出力光のスペクトルが所定の特性となる前記光処理手段への入力光のスペクトルである第2のスペクトルを前記温度に基づいて求め、
前記第1のスペクトル及び前記第2のスペクトルに基づいて前記WSSの透過特性を制御する、
ことを含む付記11に記載された光伝送装置の制御方法。
(付記13)
前記WSSの透過特性の制御は、
前記光処理手段の出力光のスペクトルの温度特性に基づいて前記第2のスペクトルを求め、
前記第1のスペクトルと前記第2のスペクトルとを一致させるように前記WSSの透過特性を制御する、
ことを含む付記12に記載された光伝送装置の制御方法。
(付記14)
前記第2のスペクトルは、前記温度特性の逆特性として求められる、付記13に記載された光伝送装置の制御方法。
(付記15)
前記WSSの透過特性の制御は、前記WSSの出力光の波長を順次切り替えるように制御し、
切り替えられた波長の前記出力光の強度を示す信号を前記第1のスペクトルとする、
付記11乃至14のいずれかに記載された光伝送装置の制御方法。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。この出願は、2018年3月13日に出願された日本出願特願2018-045090を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 A端局
2 B端局
3 C端局
4 増幅器
5 海底ケーブル
10 海底ケーブルシステム
100、200 光分岐結合装置
101、102、121、122、524 カプラ
103~106 光増幅器
111、112、113 スイッチ
301 折り返し部
501~504、581~583 光伝送装置
131、132、510 WSS
520、521、522 波長モニタ
525 フィルタ
526 受光素子
530 温度モニタ
540 制御部
550 光処理部
551 光増幅器
570 監視装置
591、592 端局

Claims (9)

  1. WSS(Wavelength Selective Switch)と、
    前記WSSの出力光のスペクトルである第1のスペクトルを示す信号を出力する波長モニタと、
    前記WSSの出力光に所定の処理を行う光処理手段と、
    前記光処理手段の温度を示す信号を出力する温度モニタと、
    前記第1のスペクトルを示す信号及び前記温度を示す信号が入力され、前記第1のスペクトル及び前記温度に基づいて前記WSSの透過特性を制御する制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、
    前記光処理手段の出力光のスペクトルが所定の特性となる前記光処理手段への入力光のスペクトルである第2のスペクトルを前記温度に基づいて求め、
    前記第1のスペクトル及び前記第2のスペクトルに基づいて前記WSSの透過特性を制御する、
    光伝送装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記光処理手段の出力光のスペクトルの温度特性を記録したテーブルを備え、
    前記温度特性に基づいて前記第2のスペクトルを求め、
    前記第1のスペクトルと前記第2のスペクトルとを一致させるように前記WSSの透過特性を制御する、請求項1に記載された光伝送装置。
  3. 前記第2のスペクトルは、前記温度特性の逆特性として求められる、請求項2に記載された光伝送装置。
  4. 前記制御手段は前記WSSの出力光の波長を順次切り替えるように制御し、
    前記波長モニタは、切り替えられた波長の前記出力光の強度を示す信号を前記第1のスペクトルとして出力する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載された光伝送装置。
  5. 前記光処理手段は光増幅器である、請求項1乃至4のいずれかに記載された光伝送装置。
  6. 冗長構成を備える複数の前記WSSを備え、前記透過特性が制御される前記WSSが待機状態に設定される、請求項1乃至5のいずれかに記載された光伝送装置。
  7. 光伝送装置と外部の装置とを備える光伝送システムであって、
    前記光伝送装置は、
    WSS(Wavelength Selective Switch)と、
    前記WSSの出力光のスペクトルである第1のスペクトルを示す信号を出力する波長モニタと、
    前記WSSの出力光に所定の処理を行う光処理手段と、
    前記光処理手段の温度を示す信号を出力する温度モニタと、
    前記第1のスペクトルを示す信号及び前記温度を示す信号が入力され、前記第1のスペクトル及び前記温度に基づいて前記WSSの透過特性を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は前記温度を示す信号を前記外部の装置に送信し、前記外部の装置からの通知に基づいて前記WSSの透過特性を制御し、
    前記外部の装置は、
    前記光処理手段の出力光のスペクトルの温度特性を記録したテーブルを備え、前記温度を示す信号及び前記温度特性に基づいて前記光処理手段の出力光のスペクトルが所定の特性となる前記光処理手段への入力光のスペクトルである第2のスペクトルを求め、前記第2のスペクトルを前記光伝送装置に通知する、
    光伝送システム。
  8. WSS(Wavelength Selective Switch)の出力光のスペクトルである第1のスペクトルを示す信号を出力し、
    光処理手段を用いて前記WSSの出力光に所定の処理を行い、
    前記光処理手段の温度を示す信号を出力し、
    前記第1のスペクトル及び前記温度に基づいて前記WSSの透過特性を制御する、光伝送装置の制御方法であって、
    前記光処理手段の出力光のスペクトルが所定の特性となる前記光処理手段への入力光のスペクトルである第2のスペクトルを前記温度に基づいて求め、
    前記第1のスペクトル及び前記第2のスペクトルに基づいて前記WSSの透過特性を制御する、
    光伝送装置の制御方法。
  9. 光伝送装置と、外部の装置と、を備える光伝送システムの制御方法であって、
    前記光伝送装置を、
    WSS(Wavelength Selective Switch)の出力光のスペクトルである第1のスペクトルを示す信号を出力し、
    光処理手段を用いて前記WSSの出力光に所定の処理を行い、
    前記光処理手段の温度を示す信号を出力し、
    前記第1のスペクトル及び前記温度に基づいて前記WSSの透過特性を制御し、
    前記温度を示す信号を前記外部の装置に送信し、前記外部の装置からの通知に基づいて前記WSSの透過特性を制御する、
    ように制御し、
    前記外部の装置を、
    前記光処理手段の出力光のスペクトルの温度特性を記録し、
    前記温度を示す信号、及び前記温度特性に基づいて前記光処理手段の出力光のスペクトルが所定の特性となる前記光処理手段への入力光のスペクトルである第2のスペクトルを求め、
    前記第2のスペクトルを前記光伝送装置に通知する、
    ように制御する、
    光伝送システムの制御方法
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