JP7058811B2 - ボイラの地震モニタリングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ボイラの地震モニタリングシステムに関し、特に火炉及び前記火炉の後部にケージ部を備えたボイラが地震の揺れにより生じる影響を監視する技術に関する。
地震発生時に産業用プラントが受ける影響を監視するための技術として、非特許文献1にはセンサを含むスマート技術を産業用プラントに実装させる技術が開示されている。
また特許文献1では、構造物に3軸加速度センサを備え、当該3軸加速度センサの計測値を、無線通信網を介して収集して構造物の振動を監視する振動モニタリングシステムが開示されている。
"INTEGRATED SMART SEISMIC RISKS MANAGEMENT" Proceedings of the ASME 2019 Pressure Vessels & Piping Conference PVP2019 July 14-19, 2019, San Antonio, Texas, USA
特開2019-100914号公報
発電プラントに用いられる燃料焚きボイラは、火炉とケージ部とを備えており、これらが鉄骨梁に吊ロッドを介して吊り下げ支持されている。そして、地震発生時に火炉とケージ部が振れるのを防止するために、鉄骨柱と火炉及び鉄骨柱とケージ部がサイスミックタイを介して連結されている。
火炉は、内部をボイラ水が流れる伝熱管同士をメンブレンバーで接続して構成される水壁で囲まれた中空の箱型構造物であるのに対して、ケージ部は、当該箱型構造物の中に対流伝熱を行なうための伝熱管群が設置されている。そのため、火炉の単位容積当たりの質量(質量密度)とケージ部の質量密度との間には大きな差がある。具体的には、火炉の質量密度はケージ部の質量密度に比べて非常に小さい。
ゆえに、地震発生時には、火炉とケージ部とが、それぞれの剛性及び質量に応じて固有の周期で振動しようとするため、例えば、火炉とケージ部との間に設けられた副側壁部やノーズに局部的な応力がかかり、損傷する虞がある。特に火炉からの燃焼ガスの流路方向において、副側壁部の上流端部側で排煙の流路方向が鉛直上方向から水平方向に変化する部位、また副側壁部の下流端部側の水平方向から鉛直下方向に変化する部位(流路方向変更部位)では応力集中が発生し、副側壁部から火炉が、また副側壁部からケージ部が引き裂かれた様な“ボイラ特有の損傷”が生じる、所謂“又裂き”現象が生じる虞がある。
ボイラが損傷すると発電プラントの操業、ひいては電力系統への送電停止につながるので、予期せぬタイミングでの発電プラント操業の停止を回避、また万一操業停止をした場合には一刻も早い復旧を行うために、ボイラ特有の損傷である“又裂き”の発生予測を行いたいという要望がある。この発生予測を行うためには、ボイラ固有の構造を考慮した上で地震のモニタリングを行う必要がある。
しかし、非特許文献1及び特許文献1では、単に産業用プラント及び発電プラントの振動モニタリングを行う一般的な技術が開示されているに過ぎない。従って、非特許文献1及び特許文献1の技術をボイラに適用しても、火炉とケージ部とを有するという特有な構造に起因する“又裂き”の発生予測を行うは不十分であるという実情がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、その目的は、地震発生時における火炉及びケージ部を有するボイラの挙動をより精度高く検出し、“又裂き”の発生予測につなげる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、請求の範囲に記載の構成を有する。その一例をあげるならば、本発明は、火炉及び前記火炉の後部にケージ部を備えたボイラの地震モニタリングシステムであって、前記火炉における前記ケージ部に対向する火炉後壁及び前記ケージ部における前記火炉後壁に対向するケージ前壁の振動を検出し、センサデータを出力する振動検出センサと、前記センサデータに基づいて、前記火炉と前記ケージ部との3次元方向の相対変位を解析する地震モニタリング装置と、前記地震モニタリング装置による解析結果を出力する出力装置と、を備え、前記振動検出センサは、前記火炉後壁及び前記ケージ前壁の少なくとも一つに配置さ前記火炉後壁は、軸方向を上下方向と平行に配置した複数の伝熱管を左右方向に並べて構成され、これら複数の伝熱管を繋いで左右方向に延在する前側バックステーを備え、前記ケージ前壁は、軸方向を上下方向と平行に配置した複数の伝熱管を左右方向に並べて構成され、これら複数の伝熱管を繋いで左右方向に延在する後側バックステーを備え、前記前側バックステーには、当該前側バックステーの延在方向に沿って複数の振動検出センサが配置され、前記後側バックステーには、当該後側バックステーの延在方向に沿って複数の振動検出センサが配置され、前記火炉後壁は、異なる高さ位置に備えられた複数段の前記前側バックステーを備え、前記ケージ前壁は、異なる高さ位置に備えられた複数段の前記後側バックステーを備え、前記前側バックステーの各段には、当該前側バックステーの延在方向に沿って複数の振動検出センサが配置され、前記後側バックステーの各段には、当該後側バックステーの延在方向に沿って複数の振動検出センサが配置され、前記地震モニタリング装置は、同じ高さ位置にある前側バックステー及び後側バックステーのそれぞれに設置された前記振動検出センサのセンサデータを用いて、X方向、Y方向、Z方向の変位に演算し、前側バックステー側のX方向変位と前記後側バックステー側のX方向変位との差分であるX方向差分、前側バックステー側のY方向変位と前記後側バックステー側のY方向変位との差分であるY方向差分、及び前側バックステー側のZ方向変位と前記後側バックステー側のZ方向変位との差分であるZ方向差分を演算し、前記X方向差分、前記Y方向差分、及び前記Z方向差分に基づいて、前記火炉と前記ケージ部との相対変位を評価する、ことを特徴とする。
本発明によれば、地震発生時における火炉及びケージ部を有するボイラの挙動をより精度高く検出し、“又裂き”の発生予測につなげる技術を提供することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1実施形態に係るボイラの地震モニタリングシステムの概略構成図 ボイラの構成の一例を示す斜視図 ボイラの構成の一例を示す側面図 ボイラの構成の一例を示す平面図 第1実施形態に係る地震モニタリング処理の流れを示すフローチャート 火炉とケージ部とが左右方向に捩れ変形した状態(捩れ変形A)を示す図 火炉とケージ部とが左右方向の間隔が右から左に向かって広がる捩れ変形(捩れ変形B)が生じた状態を示す図 火炉とケージ部4が左右方向の間隔が左から右に向かって広がる捩れ変形(捩れ変形C)が生じた状態を示す図 第2実施形態に係るボイラの地震モニタリングシステムの概略構成図 第2実施形態における地震モニタリング処理の流れを示すフローチャート
以下、本発明の実施形態に係るボイラの地震モニタリングシステム及び装置について、図面を参照して説明する。全図を通じて同一の構成には同一の符号を付し、重複説明を省略する。
<第1実施形態>
図1は、ボイラの地震モニタリングシステム100の概略構成図である。地震モニタリングシステム100は、火力発電所に設置される燃料焚きのボイラ1と、ボイラ1の挙動を監視するセンタ110とをネットワーク105を介して通信接続して構成される。
ボイラ1に少なくとも1つ以上の振動検出センサ(SHMセンサ:Structural Health Monitoring Sensor)101A1、101A2、101A3、・・・、101Anと、振動検出センサ101A1、101A2、101A3、・・・、101Anから出力されたセンサデータを収集するデータ収集装置102と、ネットワーク105を介してセンサデータをセンタ110に送信する第1通信装置106とを備える。SHMセンサは、当該センサが設置された構造物の振動等の運動を示す物理量を観測し、その観測結果を示す振動データを含んだセンサデータを出力する。SHMセンサの具体例として、例えば3軸加速度センサ、ゲージセンサ、ゆがみセンサを用いることができる。
センタ110には、ネットワーク105を介してセンサデータを受信する第2通信装置107と、センサデータを基にボイラ1の挙動を監視する地震モニタリング装置103と、地震モニタリング装置103の解析結果を出力する出力装置104とを含んで構成される。出力装置104は、画面に解析結果を表示する表示装置や、端末装置、また解析結果を紙媒体やファイル形式にレポートとして出力するレポート作成装置でもよく、出力態様を問わない。
地震モニタリング装置103は、例えばCPUを用いたプロセッサと、RAM、ROM、HDD等と、ROMやHDDに格納された地震モニタリングプログラムとを含んで構成される。CPUは地震モニタリングプログラムを読みだしてRAMにロードし、地震モニタリングプログラムを実行することにより、地震モニタリングプログラムの機能が実現される。ROM、HDDはストレージの一例であり、EPROM等、ストレージの種類は問わない。
<ボイラ1の全体構成>
ボイラ1の全体構成について、図2、図3、図4を参照して説明する。図2は、ボイラ1の構成の一例を示す斜視図である。図3は、ボイラ1の構成の一例を示す側面図である。図4は、ボイラ1の構成の一例を示す平面図である。
ボイラ1は、燃焼空間が内部に形成された火炉2、火炉2で発生した燃焼ガスの流路を形成する副側壁部3、及び過熱器や再熱器、節炭器等の熱交換器が内部に搭載されたケージ部4の主に3つの空間に分かれて構成されている。これら3つの空間は、燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって、火炉2、副側壁部3、ケージ部4の順に並んで配置されている。
なお、以下の説明において、火炉2、副側壁部3、及びケージ部4の並び方向を「奥行方向」(又は前後方向)とし、奥行方向における火炉2側を「前側」又は「上流側」、その反対側であるケージ部4側を「後側」又は「下流側」とする。また、ボイラ1が設置された床面に対して直交する方向を「上下方向」とする。また、奥行方向及び上下方向に直交する方向を「左右方向」という。
火炉2は、前側に配置されて火炉2の前面となる火炉前壁21と、火炉前壁21に対向して配置されて火炉2の後面となる火炉後壁22と、火炉前壁21と火炉後壁22との間に配置されて火炉2の側面となる一対の火炉側壁23と、一対の火炉側壁23の上部に配置されて火炉2の天井となる火炉天井壁24と、を備える。
火炉前壁21及び火炉後壁22にはそれぞれ、燃料となる微粉炭と空気とを火炉2内に供給する複数のバーナ20が下部に設置されている。本実施形態では、火炉前壁21及び火炉後壁22のそれぞれにおいて、8つのバーナ20が、上下方向に二段に分かれて4つずつ配置されている。
各バーナ20から供給された微粉炭は火炉2内の燃焼空間において燃焼され、これにより燃焼ガスが発生する。発生した燃焼ガスは、火炉2の下側から上側に向かう上昇方向に沿って流れ、その後、副側壁部3を通ってケージ部4へと流下する。
副側壁部3は、火炉2とケージ部4とを上部で奥行方向に連結する流路である。副側壁部3は、一対の火炉側壁23に接続されて副側壁部3の側面となる一対の側壁33と、火炉天井壁24に接続されて副側壁部3の天井となる天井壁34と、一対の側壁33の下部に配置されて副側壁部3の底面となる底壁35と、を備える。
火炉後壁22の上端、底壁35との接続部は、火炉後壁22を火炉2の燃焼空間側に向かって突出させて形成した凹部からなるノーズ22aが形成される。
ケージ部4は、火炉2の火炉後壁22に対向して配置されてケージ部4の前面となるケージ前壁41と、ケージ前壁41に対向して配置されてケージ部4の後面となるケージ後壁42と、ケージ前壁41とケージ後壁42との間に配置されてケージ部4の側面となる一対のケージ側壁43と、副側壁部3の天井壁34に接続されてケージ部4の天井となるケージ天井壁44と、を備える。
図3に示すように、火炉2は、火炉2の前方に設けられた複数の鉄骨柱12fに複数のサイスミックタイ13fを介して連結される。より詳細には、火炉前壁21に設けられたバックステー25f(以下「前側バックステー」という)と鉄骨柱12fとが、サイスミックタイ13fにより連結されている。
また、ケージ部4は、ケージ部4の後方に設けられた複数の鉄骨柱12bに複数のサイスミックタイ13bを介して連結される。より詳細には、ケージ後壁42に設けられたバックステー25b(以下「後側バックステー」という)と鉄骨柱12bとが、サイスミックタイ13bにより連結されている。
ボイラ1では、火炉2、副側壁部3、及びケージ部4を構成する各壁は、内部を流体が流れる伝熱管と、伝熱管が延びる方向に延在する板状のメンブレンバーとが交互に接合されたパネル状のメンブレン壁で形成されている。
図3の拡大図に示すように、火炉後壁22には、H型鋼から成る前側バックステー25fが取り付けられる。またケージ前壁41にも、H型鋼から成る後側バックステー25bが取り付けられる。
地震発生時、火炉2から副側壁部3及びケージ部4へと続く燃焼ガスの流れ方向が変化する部位(図2、図3において“X”で示す)やノーズ22aには応力が集中し、破損につながりやすい。
そこで、本実施形態では火炉後壁22とケージ前壁41との相対変位を振動検出センサで検出したセンサデータに基づいて評価する。本実施形態では、振動検出センサとして3軸加速度センサを用いる。そして、火炉後壁22側とケージ前壁41側に設置の3軸加速度センサによって検出したXYZ各方向の加速度波形の振幅を、相対変位波形の振幅に換算し、この振幅が下限許容値から上限許容値の間の安全域にあるか、又は下限許容値を下回る、又は上限許容値を上回る損傷域にあるかを監視する。更に、火炉後壁22の3軸加速度センサからのセンサデータと、ケージ前壁41の3軸加速度センサからのセンサデータを用いて換算した相対変位をもとに、火炉2とケージ部4との捩れ変形の状況を推定する。この推定が、又裂きの発生予測につながる。なお、3軸加速度センサ自体は、火炉後壁22及びケージ前壁41のそれぞれの運動を検出するのみで相対変位量の検出ができないが、火炉後壁22及びケージ前壁41のそれぞれに3軸加速度センサを配置し、加速度波形を相対変位波形に換算することにより、相対変位量の検出が可能になる。
そこで本実施形態では、高さ位置L1(ノーズ22aがある高さ)にある前側バックステー25fの左右方向に3つの3軸加速度センサ101A1、101A2、101A3を設置する。同様に、高さ位置L1にある後側バックステー25bの左右方向に沿って3軸加速度センサ101A1、101A2、101A3に対向させて3つの3軸加速度センサ101A4、101A5、101A6を設置する。高さ位置L1には対向配置された3対の3軸加速度センサ群、101A1と101A4、101A2と101A5、101A3と101A6とが配置される。
また高さ位置L1よりも下の高さ位置L2にある前側バックステー25f、後側バックステー25bのそれぞれにも3対の3軸加速度センサ群が配置される。以上より、ボイラ1には、左右方向に3列、上下方向に2段の合計6対、12個の3軸加速度センサが配置される。
また、更に高さ位置L2よりも下の高さ位置L3にある前側バックステー25f、後側バックステー25bのそれぞれにも3対の3軸加速度センサ群が配置されるものであってもよい。この場合、ボイラ1には、左右方向に3列、上下方向に3段の合計9対、18個の3軸加速度センサが配置される。
図5は、第1実施形態に係る地震モニタリング処理の流れを示すフローチャートである。ボイラ1の稼働中は地震モニタリングシステム100が起動している。地震モニタリングシステム100が起動中、各3軸加速度センサは、センサデータを出力する。地震モニタリング装置103はネットワーク105を介してセンサデータを取得する(S101)。
次に地震モニタリング装置103は、火炉後壁22及びケージ前壁41の相対変位の監視処理を行う。
具体的には、地震モニタリング装置103は、対向配置された各3軸加速度センサから出力されたセンサデータのX方向、Y方向、Z方向の各成分波形の差分を演算する(S102)。
地震モニタリング装置103は、各成分波形の差分から火炉2とケージ部4との相対変位を解析する(S103)。相対変位例は後述する。
地震モニタリング装置103は、上記にて解析された相対変位の振幅が下限許容値から上限許容値の間(許容範囲内)にあるかを監視する(S104)。ここで許容範囲を超える場合は、アラートを出力してもよい。
地震モニタリング装置103は、火炉とケージ部との相対変位の解析結果を出力装置104に出力する(S105)。地震モニタリング処理を終了する場合は(S106:YES)、処理を終了する。地震モニタリング処理を継続する場合は(S106:NO)、ステップS101へ戻る。
図6から図8を参照して、相対変位例について説明する。
図6は、火炉2とケージ部4とが左右方向に捩れ変形した状態(捩れ変形A)を示す。この場合、X方向及びZ方向の火炉2とケージ部4との相対変位はほぼない。しかし、Y方向の火炉2とケージ部4との相対変位が計測される。すなわち、ステップS103で求めた各方向の成分波形の差分のうち、Y方向の成分波形の振幅が測定され、X方向、Z方向の成分波形は振幅がほとんど測定されない。
図7は、火炉2とケージ部4とが左右方向の間隔が右から左に向かって広がる捩れ変形(捩れ変形B)が生じた状態を示す。この場合、Y方向、Z方向の火炉2とケージ部4との相対変位はない。しかし、X方向は、右側では相対変位は測定されないものの、左方向に向かうにつれて、X方向の相対変位が大きくなる。すなわち、X方向の成分波形の差分の振幅が、右から左に向かって広がるように測定される。
図8は、火炉2とケージ部4とが左右方向の間隔が左から右に向かって広がる捩れ変形(捩れ変形C)が生じた状態を示す。この場合、Y方向、Z方向の火炉2とケージ部4との相対変位はない。しかし、X方向は、左側では相対変位は測定されないものの、右方向に向かうにつれて、X方向の相対変位が大きくなる。すなわち、X方向の成分波形の差分の振幅が、左から右に向かって広がるように測定される。
本実施形態によれば、火炉2とケージ部4との対向面に振動検出センサを取り付け、検出したセンサデータを相対変位量に変換して地震モニタリング装置103に出力する。地震モニタリング装置103は、相対変位量が損傷の許容値を超えるか超えないかを判定する。
また、振動検出センサは、上下方向の複数段及び左右方向の複数列に取り付けられるので、火炉2及びケージ部4の相対変位量に関して、対向面の相対変位を測定できる。これにより、火炉2及びケージ部4がどのような周期や方向でどのように運動したかを測定することができ、火炉2及びケージ部4に破損が生じるかを推定しやすくなる。
特に、ノーズ22a近傍や、燃焼ガスの流路方向変更部位X付近の高さ位置L1とL2の相対変位を測定することで、火炉2及びケージ部4の高さ方向の弾性変形を考慮して、火炉2及びケージ部4の相対変位を測定することができる。
また、前側バックステー25f及び後側バックステー25bのそれぞれには、左右方向に沿って3つの相対変位検出センサが取り付けられるので、火炉2及びケージ部4のそれぞれについて左右方向の捩れ、すなわち、左右端部と中央部の3か所のいずれかに変形が生じたときにも測定がしやすくなる。
特に、振動検出センサとして3軸加速度センサを用い、火炉2及びケージ部4の対向面の各点におけるX方向、Y方向、Z方向の振動を検出して解析することにより、火炉2及びケージ部4のX方向、Y方向、Z方向の各方向における運動量を測定でき、どのような捩れ変形が生じているかを推定することができる。その推定結果から、破損が生じやすい捩れ変形が生じている場合は、速やかに修理準備に着手でき、ボイラ1の破損による稼働停止時間を短縮、ひいては系統への送電停止時間の短縮につながるという効果が期待できる。
振動検出センサとして3軸加速度センサに代えて、接触型距離センサ又は非接触型距離センサを用いてもよい。接触型距離センサとして、例えば、ステンレスのワイヤが出し引きされた長さを電気的に出力するワイヤ式変位計を用いてもよい。また、コイルを用いたトランス方式変位計を用いてもよい。更に、内部にスケール(物差し)を備えたスケール方式変位計を用いてもよい。更に、絶対値ガラススケールをCMOSセンサで高速撮影する用いたスケールショットシステムを用いてもよい。
また、非接触型距離センサの例として、超音波距離計、Lidar、赤外線センサを用いてもよい。距離センサを用いた場合でも、複数の距離センサを火炉2とケージ部4との対向面に配置することにより、対向面同士の相対変位を測定することで、火炉2とケージ部4の運動推定、ひいては破損予測が可能となる。
第1実施形態では相対変位が解析できればよいので、火炉後壁22又はケージ前壁41のいずれか一方に振動検出センサを備える態様であっても実現可能である。これに対し、後述する第2実施形態において、火炉2の運動量の瞬間値、及びケージ部4の運動量の瞬間値をそれぞれ監視する態様は、火炉後壁22又はケージ前壁41のそれぞれに少なくとも1つ以上の振動検出センサを備えることで実現可能である。なお、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせて、第1実施形態で用いる振動検出センサのセンサデータが示す運動量の瞬間値を監視する場合は、火炉後壁22又はケージ前壁41のいずれか一方に備えられた振動検出センサのセンサデータが示す運動量と後述する警告閾値とを比較すればよい。
<第2実施形態>
第2実施形態は、振動検出センサ101A1~101Anのセンサデータが示す運動量(本実施形態では加速度と変位)の瞬間値に対して、予め警告閾値を設定しておき、警告閾値以上となると警告を発する実施形態である。第1実施形態が、火炉2とケージ部4との相対変位に着目して地震モニタリングを行う実施形態であるのに対し、本実施形態では、相対変位ではなく、センサデータが示す運動量の瞬間値に着目する点で異なる。警告閾値は、センサデータが示す運動量の瞬間値の変動を許容する範囲(許容範囲)の上限値及び下限値のそれぞれに相当する。許容範囲内、即ちセンサデータの瞬間値が許容範囲の下限値より大きく上限値未満であれば、警告は発しない。
以下の説明では、振動検出センサとして3軸加速度センサを用い、センサデータが示す加速度の瞬間値と、加速度を基に算出した変位の瞬間値を監視対象とする。
又は振動検出センサとして、ゲージセンサや距離センサを併用し、これらのセンサデータを基に変位の瞬間値を監視対象としてもよい。また、ゲージセンサや距離センサを用いて、これらのセンサデータを基に加速度を算出して監視対象としてもよい。
また、加速度のみ、又は変位のみを監視対象としてもよい。
図9は、第2実施形態に係るボイラ1の地震モニタリングシステム100aの概略構成図である。なお、第2実施形態では、ネットワーク105はクラウド環境を構築するためのネットワークである。そして、ボイラ1に設置された振動検出センサ101A1、101A2、101A3、・・・、101Anとセンタ110とは、ネットワーク105を介して通信接続される。
ネットワーク105には、ボイラ1の運転作業員が携帯する携帯端末装置104aと、ボイラ1が設置された火力発電所の制御室に置かれた制御卓104bが通信接続されてもよい。そして、地震モニタリング装置103からの警告が、センタ110の出力装置104の他、携帯端末装置104aや制御卓104bに出力されてもよい。
以下、図10を参照して第2実施形態における地震モニタリング処理の流れを説明する。図10は、第2実施形態に係る地震モニタリング処理の流れを示すフローチャートである。
地震モニタリング装置103は、振動検出センサ101A1~101Anから出力されるセンサデータが示す運動量の瞬間値と比較するための警告閾値を取得する(S201)。図9に示すように、加速度を監視対象とする場合の警告閾値には、正方向の加速度警告閾値(許容範囲の上限値)と、負方向の加速度警告閾値(許容範囲の下限値)とが含まれる。また、変位を監視対象とする場合の警告閾値には、正方向の変位警告閾値(許容範囲の上限値)と、負方向の変位警告閾値(許容範囲の下限値)とが含まれる。これらの警告閾値は、事前にボイラ1の構造解析をした結果得られた値を基に定めてもよいし、設計値から定めてもよい。
地震モニタリング装置103はネットワーク105を介して全ての振動検出センサ101A1~101Anのセンサデータを取得する(S202)。
地震モニタリング装置103は、全ての振動検出センサ101A1~101Anからのセンサデータが示す加速度が許容範囲に含まれる、即ち負方向の加速度警告閾値よりも大きく、正方向の加速度警告閾値未満であれば、加速度は許容範囲に収まっていると判断する(S203:YES)。
更に地震モニタリング装置103は、全ての振動検出センサ101A1~101Anからのセンサデータが示す変位が許容範囲に含まれる、即ち負方向の変位警告閾値よりも大きく、正方向の変位警告閾値未満であれば、変位は許容範囲に収まっていると判断する(S204:YES)。
一方、一つ以上の振動検出センサ101A1~101Anからのセンサデータが示す加速度が正方向の加速度警告閾値以上、又は負方向の加速度警告閾値以下となった場合(S203:NO)、又は一つ以上の振動検出センサ101A1~101Anからのセンサデータが示す変位が正方向の変位警告閾値以上、又は負方向の変位警告閾値以下となった場合(S204:NO)、出力装置104に対して警告情報を出力する(S205)。
警告情報の出力態様は、出力装置104の画面に表示してもよい。また、地震モニタリング装置103からネットワーク105を介して携帯端末装置104a、制御卓104bに警告情報を送信してもよい。その際、警告情報として、センサデータ(RAWデータ)などが記載されたレポートをアップロードしたURLを送ってもよい。
ステップS203とステップS204とは逆順でもよい。また、加速度のみを監視対象とする場合はステップS204をスキップし、変位のみを監視対象とする場合はステップS203をスキップする。
地震モニタリング装置103は、取得した全てのセンサデータの瞬間値が許容範囲に収まっており(S204:YES)、地震モニタリング処理を終了しない場合は(S206:NO)、ステップS201へ戻る。地震モニタリング処理を終了する場合は(S206:YES)、本処理を終了する。
本実施形態によれば、センサデータの瞬間値を監視対象とすることで、火炉2、ケージ部4の各部位の運動状態を監視してボイラ1の損傷を予測したり監視したりすることができる。
例えば、火炉2とケージ部4とが同一方向にほぼ等しい加速度又は変位を伴って運動すると、相対変位の変化量だけでは、火炉2及びケージ部4がどのように運動したかが測定しづらい。しかし、本実施形態では、各センサデータの瞬間値と警告閾値とを比較するので、相対変位には表れにくい動きも測定し、警告することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
また、第1実施形態及び第2実施形態を一つのボイラ1に対して併用してもよい。
1 :ボイラ
2 :火炉
3 :副側壁部
4 :ケージ部
12b、12f:鉄骨柱
13b、13f:サイスミックタイ
20 :バーナ
21 :火炉前壁
22 :火炉後壁
22a :ノーズ
23 :火炉側壁
24 :火炉天井壁
25b :後側バックステー
25f :前側バックステー
33 :側壁
34 :天井壁
35 :底壁
41 :ケージ前壁
42 :ケージ後壁
43 :ケージ側壁
44 :ケージ天井壁
100、100a:地震モニタリングシステム
101A1~101A6,101An:3軸加速度センサ(振動検出センサ)
102 :データ収集装置
103 :地震モニタリング装置
104 :出力装置
104a :携帯端末装置
104b :制御卓
105 :ネットワーク
106 :第1通信装置
107 :第2通信装置
110 :センタ

Claims (8)

  1. 火炉及び前記火炉の後部にケージ部を備えたボイラの地震モニタリングシステムであって、
    前記火炉における前記ケージ部に対向する火炉後壁及び前記ケージ部における前記火炉後壁に対向するケージ前壁の振動を検出し、センサデータを出力する振動検出センサと、
    前記センサデータに基づいて、前記火炉と前記ケージ部との3次元方向の相対変位を解析する地震モニタリング装置と、
    前記地震モニタリング装置による解析結果を出力する出力装置と、
    を備え、
    前記振動検出センサは、前記火炉後壁及び前記ケージ前壁の少なくとも一つに配置さ
    前記火炉後壁は、軸方向を上下方向と平行に配置した複数の伝熱管を左右方向に並べて構成され、これら複数の伝熱管を繋いで左右方向に延在する前側バックステーを備え、
    前記ケージ前壁は、軸方向を上下方向と平行に配置した複数の伝熱管を左右方向に並べて構成され、これら複数の伝熱管を繋いで左右方向に延在する後側バックステーを備え、
    前記前側バックステーには、当該前側バックステーの延在方向に沿って複数の振動検出センサが配置され、
    前記後側バックステーには、当該後側バックステーの延在方向に沿って複数の振動検出センサが配置され、
    前記火炉後壁は、異なる高さ位置に備えられた複数段の前記前側バックステーを備え、
    前記ケージ前壁は、異なる高さ位置に備えられた複数段の前記後側バックステーを備え、
    前記前側バックステーの各段には、当該前側バックステーの延在方向に沿って複数の振動検出センサが配置され、
    前記後側バックステーの各段には、当該後側バックステーの延在方向に沿って複数の振動検出センサが配置され、
    前記地震モニタリング装置は、同じ高さ位置にある前側バックステー及び後側バックステーのそれぞれに設置された前記振動検出センサのセンサデータを用いて、X方向、Y方向、Z方向の変位に演算し、
    前側バックステー側のX方向変位と前記後側バックステー側のX方向変位との差分であるX方向差分、前側バックステー側のY方向変位と前記後側バックステー側のY方向変位との差分であるY方向差分、及び前側バックステー側のZ方向変位と前記後側バックステー側のZ方向変位との差分であるZ方向差分を演算し、
    前記X方向差分、前記Y方向差分、及び前記Z方向差分に基づいて、前記火炉と前記ケージ部との相対変位を評価する、
    ことを特徴とするボイラの地震モニタリングシステム。
  2. 請求項1記載のボイラの地震モニタリングシステムにおいて、
    複数の前記前側バックステーの少なくとも一段は、前記火炉の上部において、前記火炉内で生じた燃焼ガスが上昇方向から前後方向へと変化する高さ位置近傍に備えられる、
    ことを特徴とするボイラの地震モニタリングシステム。
  3. 請求項に記載のボイラの地震モニタリングシステムにおいて、
    前記前側バックステーには、当該前側バックステーの延在方向に沿って少なくとも3つの振動検出センサが配置され、
    前記後側バックステーには、当該後側バックステーの延在方向に沿って少なくとも3つの振動検出センサが配置される、
    ことを特徴とするボイラの地震モニタリングシステム。
  4. 請求項に記載のボイラの地震モニタリングシステムにおいて、
    前記振動検出センサは、前記火炉後壁及び前記ケージ前壁のそれぞれに設置された一対の3軸加速度センサ、又は前記火炉後壁及び前記ケージ前壁の少なくとも一方に設置された距離センサである、
    ことを特徴とするボイラの地震モニタリングシステム。
  5. 請求項に記載のボイラの地震モニタリングシステムにおいて、
    前記地震モニタリング装置は、前記火炉と前記ケージ部との相対位置が左右方向に変位した捩れ変形、前記火炉及び前記ケージ部との相対位置が右から左に広がる捩れ変形、又は前記火炉及び前記ケージ部との相対位置が左から右に広がる捩れ変形のいずれの捩れ変形をしているかを解析する、
    ことを特徴とするボイラの地震モニタリングシステム。
  6. 請求項1に記載のボイラの地震モニタリングシステムにおいて、
    前記地震モニタリング装置は、前記センサデータが示す前記火炉及び前記ケージ部のそれぞれの運動量の瞬間値と、前記瞬間値の変動を許容する許容範囲の限界値からなる警告閾値と、を比較し、
    前記瞬間値が前記警告閾値と同一又は前記許容範囲から逸脱すると、前記出力装置に対して警告情報を出力する、
    ことを特徴とするボイラの地震モニタリングシステム。
  7. 請求項に記載のボイラの地震モニタリングシステムであって、
    前記地震モニタリング装置は、前記瞬間値として、加速度又は変位を用いる、
    ことを特徴とするボイラの地震モニタリングシステム。
  8. 火炉及び前記火炉の後部にケージ部を備えたボイラの地震モニタリングシステムであって、
    前記火炉における前記ケージ部に対向する火炉後壁及び前記ケージ部における前記火炉後壁に対向するケージ前壁の振動を検出し、センサデータを出力する振動検出センサと、
    前記センサデータに基づいて、前記火炉と前記ケージ部との運動を解析する地震モニタリング装置と、
    前記地震モニタリング装置による解析結果を出力する出力装置と、
    を備え、
    前記振動検出センサは、前記火炉後壁に少なくとも一つ、及び前記ケージ前壁に少なくとも一つに配置され、
    前記地震モニタリング装置は、前記センサデータが示す前記火炉及び前記ケージ部のそれぞれの運動量の瞬間値と、前記瞬間値の変動を許容する許容範囲の限界値からなる警告閾値と、を比較し、前記瞬間値が前記警告閾値と同一又は前記許容範囲から逸脱すると、前記出力装置に対して警告情報を出力する、
    ことを特徴とするボイラの地震モニタリングシステム。
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