JP7058705B2 - 電子回路組立装置、ラジアルリード部品装着方法 - Google Patents

電子回路組立装置、ラジアルリード部品装着方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子回路組立装置、ラジアルリード部品装着方法に関するものである。
特許文献1には、ラジアルテーピングされたリード部品が有する2本のリード線を曲げるとともに切断することにより、曲げリード部品を供給するフォーミング機が記載されている。このフォーミング機には、固定部と、互いに離間して設けられた可動カッタおよび曲げ部材を備えた可動部とを含む曲げ装置が設けられ、可動部が固定部に接近することにより、2本のリード線が曲げられるとともに切断される。
特許文献2には、直線状に延びた2本のリード線を有するラジアルリード部品を供給するテープフィーダが記載されている。本テープフィーダは、(i)ラジアルテーピングされた電子部品を案内溝に沿って送る送り装置と、(ii)案内溝の開口面に沿って、その案内溝の幅方向に曲げ部材を移動させることにより、ラジアルリード部品のリード線を曲げる曲げ装置と、(iii)2本のリード線を、曲げられた部分より部品本体側の部分において切断する切断装置とを含むものである。
特開平3-218099号公報 特開平2-52500号公報
本発明の課題は、電子回路組立装置、ラジアルリード部品装着方法の改良である。
課題を解決するための手段および効果
本発明に係る電子回路組立装置において、ラジアルリード部品フィーダは、部品供給位置において、リード線を保持した状態でラジアルリード部品を供給し、この供給されたラジアルリード部品は作業ヘッドのチャックにより把持されて、回路基板に装着される。このように、部品供給位置において、リード線が保持された状態にあるため、作業ヘッドによりラジアルリード部品を安定して把持することができる。その結果、良好にラジアルリード部品を回路基板に装着することが可能となる。
特許請求可能な発明
以下、特許請求可能な発明について説明する。
(1)テープ化リード部品を送る送り装置と、
その送り装置によって前記テープ化リード部品が送られることにより、曲げ位置に達したリード部品である曲げ対象リード部品が有する複数のリード線を曲げる曲げ装置と、
前記送り装置によって前記テープ化リード部品が送られることにより、切断位置に達したリード部品である切断対象リード部品が有する前記複数のリード線を切断する切断装置と
を含み、曲げリード部品を供給することを特徴とするテープフィーダ。
曲げリード部品とは、曲げられた複数のリード線を有するリード部品である。
本テープフィーダにおいて、曲げ位置と切断位置とは、テープ化リード部品の送り方向の同じ位置であっても異なる位置であってもよい。
(2)前記切断位置が前記曲げ位置の下流側に位置し、
前記リード部品が、前記複数のリード線と一体的な1つの部品本体を有し、 前記切断装置が、(i)前記切断対象リード部品が有する前記複数のリード線の各々を、
前記曲げ装置によって曲げられた部分より前記部品本体とは反対側の部分において切断する切断部と、(ii)前記切断対象リード部品が有する前記複数のリード線を、前記切断部により切断される部分より前記1つの部品本体側の部分において保持する保持部とを含む(1)項に記載のテープフィーダ。
(3)前記リード部品が、前記複数のリード線と一体的な1つの部品本体を備え、
前記曲げ装置が、固定部と、その固定部に対して接近・離間可能な可動部とを含み、
その可動部が、(i)前記曲げ対象リード部品が有する前記複数のリード線を、前記固定部とともに把持することによって保持する可動側保持部材と、(ii)前記曲げ対象リード部品が有する前記複数のリード線の前記可動側保持部によって保持される部分の前記1つの部品本体側の部分を、前記固定部に沿って曲げる曲げ部材とを含む(1)項または(2)項に記載のテープフィーダ。
(4)前記送り装置が、フィーダ本体に設けられ、前記テープ化リード部品を案内する案内溝を含み、
前記曲げ装置が、前記フィーダ本体の前記案内溝の一方の側に固定的に設けられた固定部と、前記フィーダ本体の前記案内溝の他方の側に、前記固定部に対して接近・離間可能に設けられた可動部とを含み、
前記固定部が、(i)前記案内溝に対向する固定側対向面と、(ii)その固定側対向面より前記案内溝から離れる方向に延び、かつ、前記固定側対向面に対して傾斜する固定側受け面とを有し、
前記可動部が、(a)前記固定側対向面に対向する可動側対向面と、(b)前記固定受け面と平行に延びた曲げ面とを有する(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載のテープフィーダ。
曲げ対象リード部品が有する複数のリード線が、固定側対向面と固定側受け面とで決まる角度、すなわち、可動側対向面と曲げ面とで決まる角度で曲げられる。
(5)前記固定側受け面が、前記固定側対向面とほぼ直交して設けられ、前記曲げ面が、前記可動側対向面とほぼ直交し、かつ、前記可動側対向面より前記案内溝側に突出して設けられた(4)項に記載のテープフィーダ。
曲げ対象リード部品が有する複数のリード線がほぼ直角に曲げられる。
(6)当該テープフィーダが、前記送り装置によって前記テープ化リード部品が送られることにより、前記曲げ位置、または、前記曲げ位置より下流側の検査位置に達したリード部品である検査対象リード部品が有する前記複数のリード線が、曲がっているか否かを検査する検査装置を含む(1)項ないし(5)項のいずれか1つに記載のテープフィーダ。
検査位置は曲げ位置と同じ位置であっても、曲げ位置より下流側の位置であってもよい。また、検査位置と検査装置が設けられた位置とは同じ場合と異なる場合とがある。
(7)前記テープ化リード部品が、長手方向に一定のピッチで形成された複数個の送り穴が形成された少なくとも1つのキャリアテープを含み、
前記送り装置が、前記曲げ位置より上流側の位置と下流側の位置とにそれぞれ設けられた2つの送り機構を含み、それら2つの送り機構が、それぞれ、前記少なくとも1つのキャリアテープの各々に形成された前記複数個の送り穴のうちの少なくとも1つにそれぞれ係合可能な少なくとも1つずつの送り爪を有する(1)項ないし(6)項のいずれか1つに記載のテープフィーダ。
(8)前記送り装置が、前記2つの送り機構に共通の駆動装置を含む(7)項に記載のテープフィーダ。
2つの送り機構は、共通の駆動装置によって駆動されるようにしたり、別箇の専用の駆動装置によって駆動されるようにしたりすることができる。
(9)当該テープフィーダが、前記送り装置、前記曲げ装置、前記切断装置を保持するフィーダ本体を含み、そのフィーダ本体が、電子回路組立装置に係合可能な少なくとも1つの係合部を含む(1)項ないし(8)項のいずれか1つに記載のテープフィーダ。
テープフィーダは、電子回路組立装置に着脱可能なものであり、係合部を利用して容易に着脱することができる。また、テープフィーダは電子回路組立装置の本体に直接取り付けられるようにしても、台車等を介して取り付けられるようにしてもよい。
(10)テープ化リード部品に含まれる複数のリード部品の各々が有する複数のリード線を曲げるとともに切断することにより、曲げリード部品を供給することを特徴とするテープフィーダ。
本項に記載のテープフィーダには、(1)項ないし(9)項のいずれかに記載の技術的特徴を採用することができる。
(11)テープ化リード部品に含まれる複数のリード部品の各々が有する複数のリード線を曲げるとともに切断することにより曲げリード部品を供給する曲げリード部品供給装置であって、
前記テープ化リード部品を案内する案内溝が設けられた装置本体と、
その装置本体の前記案内溝の一方の側に固定的に設けられた固定部と、前記装置本体の前記案内溝の他方の側に、前記固定部に対して接近・離間可能に設けられた可動部とを備えた曲げ装置と
を含み、かつ、
前記固定部が、(i)前記案内溝に対向する固定側対向面と、(ii)その固定側対向面より前記案内溝から離れる向きに延び、かつ、前記固定側対向面と交差する固定側受け面とを有し、
前記可動部が、(a)前記固定側対向面に対向する可動側対向面と、(b)前記固定側受け面と平行な可動側曲げ面とを有することを特徴とする曲げリード部品供給装置。
本項に記載の曲げリード部品供給装置には、(1)項ないし(10)項のいずれか1つに記載の特徴を採用することができる。
本発明の一実施形態であるテープフィーダを備えた部品供給装置を含む電子回路組立装置を示す斜視図である。 上記電子回路組立装置に含まれる部品挿入装置を示す斜視図である。 (a)上記部品挿入装置の作業ヘッドに取り付けられたチャック等の側面図である。(b)上記チャック等の正面図である。 上記テープフィーダの斜視図である。 上記テープフィーダの斜視図(一部)である。 上記テープフィーダの正面図である。 図6のBB断面図である。 (a)~(c)上記テープフィーダの切断装置の作動図である。 (a)上記テープフィーダに用いられるテープ化リード部品の正面図である。(b)上記テープ化リード部品とは別のテープ化リード部品を示す正面図である。 (a)上記部品挿入装置の挿入ヘッドによって曲げリード部品が把持された状態を示す図(一部断面図)である。(b)上記曲げリード部品が基板に装着された状態を示す図(一部断面図)である。
発明の実施の形態
図1には、自動組立装置の一種である電子回路組立装置が示されている。この電子回路組立装置は、(i)組立装置本体10,(ii)基板搬送保持装置14,(iii)部品供給装置16,(iv)部品挿入装置20等を含む。
基板搬送保持装置14は、回路基板P(以後、基板Pと略称する)を水平な姿勢で搬送して保持するものである。図1において、xは基板搬送保持装置14による基板Pの搬送方向であり、yは基板Pの幅方向であり、zは基板Pの厚み方向、すなわち、電子回路組立装置の上下方向である。これら、x方向、y方向、z方向は互いに直交する。
部品供給装置16は、基板Pに装着されるリード部品を供給するものであり、複数のテープフィーダ28(図1には代表して1つのテープフィーダ28を記載した)等を含む。テープフィーダ28については後述する。
部品挿入装置20は、部品供給装置16において供給されたリード部品を受け取って、基板搬送保持装置14に保持された基板Pの予め定められた位置に形成された開口に挿入するものである。部品挿入装置20は、図2に示すように、2つの作業ヘッド30,32および作業ヘッド移動装置34を含む。作業ヘッド移動装置34は、x方向移動装置35,y方向移動装置36およびz方向移動装置37,38を含む。作業ヘッド30,32は、x方向移動装置35およびy方向移動装置36により水平面内の任意の位置へ一体的に移動させられ、z方向移動装置37,38によりそれぞれ、個々に独立してz方向に移動させられ得る。
作業ヘッド30,32は、それぞれ、例えば、図3(a)、(b)に示すチャック40を備えたものとすることができる。チャック40は、リード部品のリード線を把持するものであり、チャック保持部41に揺動可能に保持される。チャック40は、(a)互いに接近・離間可能な一対の爪42a,b、(b)一対の爪42a,bの間に位置する補助プレート43等を含む。一対の爪42a,bは、エアシリンダ等の駆動源により開閉可能とされている。また、爪42a、bの内側には、把持対象のリード部品のリード線の線径に対応する凹部が形成されている。補助プレート43は、図3(b)に示すように、把持対象のリード部品の2本のリード線の間に位置するものであり、2本のリード線の各々は、それぞれ、補助プレート43と爪42a、b(凹部)とにより、内側と外側とから把持される。補助プレート43は、幅が把持対象のリード部品のリード線の間隔に対応し、かつ、先端が細くされた形状を成すものである。先端が細くされることにより、2本のリード線の間に侵入し易くされる。補助プレート43は着脱可能とされ、把持対象のリード部品のリード線の間隔等に合わせて取り替えられる。また、チャック保持部41には、昇降可能にプッシャ45が取り付けられる。プッシャ45は、基板Pの開口にリード線を挿入した後に、上から部品本体を押し付けるものである。
このように、チャック40を備えた作業ヘッド30,32を挿入ヘッド、部品保持ヘッドと称することができる。なお、作業ヘッド30,32は、それぞれ、同じ作業を行うヘッドであっても異なる作業を行うヘッドであってもよい。例えば、作業ヘッド30,32のうちの一方を挿入ヘッドや部品実装ヘッドとして、他方を接着剤を塗布するディスペンサを備えた塗布ヘッドとすることもできる。また、符号40cはカメラであり、作業ヘッド30に保持される。
[部品供給装置]
部品供給装置16においては、複数のテープフィーダ28が図4に示すフィーダ保持部材46に保持される。
フィーダ保持部材46は、テープフィーダ28を保持する保持台48と、テープフィーダ28の位置決めを行う位置決めプレート50とを含む。保持台48には、互いに平行に延びた複数の保持溝48aと、それら保持溝48aと直交する方向に延びた係合溝48bとが設けられる。位置決めプレート50には、保持溝48aの各々に対応する2つずつの位置決め凹部50a,bと、コネクタ接続部50nとが設けられる。フィーダ保持部材46は、保持溝48aがy方向に延び、位置決めプレート50がxz平面とほぼ平行となる姿勢で組立装置本体(部品供給装置の本体でもある)10に取り付けられるのであり、フィーダ保持部材46と組立装置本体10とは電気的に接続された状態にある。
それに対して、テープフィーダ28は、長手形状を成したフィーダ本体52の端面に設けられた2つの位置決め突部52a,bおよびコネクタ52nと、フィーダ本体52の下面から突出する突出位置と突出しない退避位置とに図示しない操作装置により移動可能な係合突部53とを含む。
テープフィーダ28は、位置決め突部52a,bがフィーダ保持部材46の位置決め凹部50a,bに嵌合し、コネクタ52nがコネクタ接続部50nに嵌合する姿勢で、保持溝48aに保持される。また、係合突部53が突出位置に移動させられ、係合溝48bに係合させられる。このように、テープフィーダ28は、フィーダ本体52の長手方向がy方向となる姿勢で、組立装置本体10に取り付けられる。また、テープフィーダ28のコネクタ52nとフィーダ保持部材46のコネクタ接続部50nとの接続により、テープフィーダ28とフィーダ保持部材46とが電気的に接続される。それによって、テープフィーダ28と組立装置本体10とが電気的に接続されることになる。
なお、フィーダ保持部材46は、組立装置本体10に着脱可能な台車等に設けられる場合もある。
<テープフィーダ>
テープフィーダ28は、テープ化リード部品58を、案内溝60に沿って送る送り装置62等を含む。案内溝60は図5に示すようにフィーダ本体52の上面に長手方向に沿って設けられ、案内溝60の長手方向がテープ化リード部品58の送り方向Aである。送り方向Aは電子回路組立装置のy方向である。
テープ化リード部品58は、図9(a)に示すように、リード部品集合体であり、複数個のラジアルリード部品64と、それらを保持するキャリアテープ65とを含む。
ラジアルリード部品64は、互いに平行に延びた2本のリード線66,67と部品本体68とから構成されるものであり、ラジアルリード部品64(以下、単にリード部品と略称する。)が、複数個、それぞれのリード線66,67においてラジアルテーピングされて、テープ化リード部品58とされる。キャリアテープ65には、長手方向に沿って、一定のピッチで送り穴70が形成されている。
{ 送り装置 }
送り装置62は、図6に示すように、上記案内溝60、2つの送り機構78、80等を含む。
2つの送り機構78,80は、A方向に隔てて、送り機構78が送り機構80より上流側に設けられる。送り機構78、80は、それぞれ、キャリアテープ65の送り穴70に係合可能な送り爪78s,80sを備えた送りロッド78r,80rを含む。送り機構78は案内溝60の側面に形成された開口81において、送り爪78sがキャリアテープ65の送り穴70に係合可能な位置に設けられる。送り機構80についても同様に、案内溝60の側面の開口、または、側面が除かれた部分において、送り爪80sが送り穴70に係合可能な位置に設けられる。
2つの送り機構78,80に共通に、駆動源としてのエアシリンダ82と、エアシリンダ82の駆動を送り機構78、80に伝達する駆動伝達部84とが設けられる。エアシリンダ82は、軸線がA方向に延びた姿勢でフィーダ本体52に固定される。駆動伝達部84は、エアシリンダ82のピストンロッドに一体的に移動可能に保持された第1駆動伝達部材88と、第1駆動伝達部材88に弾性的に(例えば、スプリング等を介して)係合させられた第2駆動伝達部材90とを含み、第2駆動伝達部材90に送りロッド78r、80rが一体的に移動可能に保持される。第2駆動伝達部材90がストッパ92に当接するまでの間、第2駆動伝達部材90は第1駆動伝達部材88の下流側に向かう移動(以下、前進と称する場合がある)に伴って前進させられるが、ストッパ92に当接した後、第1駆動伝達部材88は第2駆動伝達部材90に対して相対的に前進可能とされる。
また、第2駆動伝達部90とフィーダ本体52との間には、リターンスプリング94が設けられる。
エアシリンダ82の駆動により、第1駆動伝達部材88が前進させられ、それに伴って、第2駆動伝達部材90がリターンスプリング94の弾性力に抗して前進させられる。それにより、送り爪78s,80sがそれぞれキャリアテープ65の対向する送り穴70に係合させられ、送りロッド78r,80rが前進させられ、キャリアテープ65が1ピッチ分送られる。また、第2駆動伝達部材90がストッパ92に当接した後、リターンスプリング94により上流側へ移動(以下、上流側への移動を後退と称する場合がある)させられ、それにより、送りロッド78r,80rが後退させられるが、図示しない離間機構により、送り爪78s,80sが送り穴70から外される。また、図示しないテープ抑え機構により、キャリアテープ65の浮き上がりが防止される。以下、送りロッド78r,80rのA方向の往復移動が繰り返し行われることにより、キャリアテープ65、すなわち、テープ化リード部品58が1ピッチずつ前進させられる。
テープフィーダ28は、送り機構78と送り機構80との間に設けられた曲げ装置100を含む。換言すれば、曲げ装置100より上流側に送り機構78が設けられ、下流側に送り機構80が設けられる。また、曲げ装置100の下流側に検査装置102が設けられる。
{ 曲げ装置 }
曲げ装置100は、図5,7(a)に示すように、送り装置62によって送られたテープ化リード部品58の、曲げ位置に達したリード部品64である曲げ対象リード部品64xのリード線66x,67xを概してL字状に曲げるものである。
曲げ装置100は、フィーダ本体52の案内溝60の一方の側に固定的に設けられた固定部108と、案内溝60の他方の側の固定部108と対向する位置に、固定部108に対して接近・離間可能に設けられた可動部110とを含む。
固定部108としての固定ブロック108は、案内溝60に近い部分が遠い部分より高い段付き形状を成したものである。固定ブロック108の案内溝60に近い部分は、フィーダ本体52の上面(案内溝60の開口面をいう。以下、同様とする。)より上方に突出した固定側保持部111とされ、遠い部分は固定側保持部111の上面111aより低く、部品本体収容部112とされる。固定側保持部111において、案内溝60に対向する固定側対向面111hが固定側保持面であり、上面111aが固定側受け面である。
可動部110は、(i)可動側保持部材としての可動ブロック116、(ii)曲げ部材としてのフォーミングプレート118等を含む。フォーミングプレート118は、可動保持ブロック116の上面に案内溝60に向かって突出した状態で保持される。
可動ブロック116は、フィーダ本体52の上面に沿ってA方向と直交する方向(図5,7のW方向)、すなわち、案内溝60(フィーダ本体52)の幅方向に移動可能なものであり、可動ブロック116の案内溝60に対向する可動側対向面116hが可動側保持面とされる。
図7(c)に示すように可動側保持面116hのフィーダ本体52の上面からの高さd1は固定側保持面111hのフィーダ本体52の上面からの高さd2よりわずかに高い(d1>d2)。その結果、フィーダ本体52の上面からフォーミングプレート118の下面である曲げ面118dまでの高さは固定側受け面111aまでの高さよりわずかに高くなる。
固定側保持面111hと可動側保持面116hとは互いに平行であり、固定側受け面111aと曲げ面119dとは互いに平行である。また、固定側保持面111hと固定側受け面111aとは隣接し、これら2つの面111h,111aによって形成される角度はほぼ直角である。さらに、可動側保持面116hと曲げ面118dとは隣接し、これら2つの面116h,118dによって形成される角度はほぼ直角である。
曲げ装置100は、可動部110をW方向に移動させる駆動装置122を含む。駆動装置122は、(i)駆動源としてのシリンダ124と、(ii)駆動部材としての駆動プレート126とを含む。駆動プレート126には可動部110が一体的に移動可能に保持される。 シリンダ124のシリンダ本体124hは、フィーダ本体52に、軸線がW方向に延びた姿勢で固定される。シリンダ124は、シリンダ本体124hに摺動可能に嵌合されたピストン130と、ピストンロッド131とを含み、ピストンロッド131には可動プレート126が軸方向に一体的に移動可能に保持される。また、駆動プレート126はフィーダ本体52にW方向に移動可能に保持されるが、可動プレート126のW方向(x方向)の移動は、可動プレート126とフィーダ本体52との間に設けられたガイド機構128によって案内される。
また、シリンダ124のシリンダボアは、ピストン130によって2つの圧力室132,134に仕切られる。これら圧力室132,134と、高圧のエアを供給するエア供給源136と大気との間に電磁弁(方向切換弁)138が設けられる。方向切換弁138は、(i)圧力室132(ピストン130の大径側の圧力室)をエア供給源136に連通させて、圧力室134(ピストン130のピストンロッド131側の圧力室)を大気に連通させる第1位置と、(ii)圧力室132を大気に連通させて、圧力室134をエア供給源136に連通させる第2位置とに切り換えられる。
第1位置において、駆動プレート126が案内溝60から遠ざかる方向に移動させられることにより可動部110が固定部108から離間させられ、曲げ装置100は図7(a)に示すように非作動状態とされる。第2位置において、駆動プレート126が案内溝60に向かう方向に移動させられることにより可動部110が固定部108に接近させられ、曲げ装置100が図7(b)に示す作動状態とされる。
曲げ装置100の作動状態において、曲げ対象リード部材64xのリード線66x、67xが、固定側保持面111hと可動側保持面116hとによって保持され、固定側受け面111aとフォーミングプレート118の曲げ面118dとによって曲げられる。すなわち、リード線66x,67xの案内溝60の開口面から突出した上下方向(z方向)に伸びた部分において、固定側保持面111hと可動側保持面116hとによって保持され、その保持された部分の部品本体68側の部分において、固定側受け面111aと曲げ面118dとによりフィーダ本体52の幅方向(W方向)にほぼ直角に曲げられる。リード線66,67の曲げられた部分を湾曲部66m、67mと称する。また、リード線66x,67xが曲げられた状態において部品本体68が、部品本体収容部112に収容される。
{ 検査装置 }
検査装置102は、図6に示すように、曲げ装置100、または、曲げ装置100の下流側の予め定められた検査位置に達したリード部品である検査対象リード部品64yのリード線が曲がった状態にあるか否かを検査するものである。検査装置102は、例えば、照射部から照射した光の反射光が受光部において受光されたか否かに基づいて、物体の存在の有無を検査する限定反射型の光センサとすることができる。検査対象リード部品64yに向かって照射した光が反射しない場合は、照射した部分(検査対象リード部品64yのリード線が曲がっていないと仮定した場合に部品本体68yが存在する部分)に物体が存在しない、すなわち、破線が示すようにリード線が曲がった状態にあることがわかる。それに対して、照射した光が反射して受光部において受光された場合には、検査対象リード部品64yが二点鎖線に示すように直立姿勢にある、すなわち、リード線が曲がっていないことがわかる。
なお、検査装置102は圧力スイッチを含むものとすることができる。例えば、曲げ対象リード部品64xのリード線66x,67xが曲げられることにより、部品本体68が部品本体収容部112に収容されるとOFFからONに切り換えられるものとすることができる。
{ 切断装置 }
テープフィーダ28は、検査装置102より下流側に設けられた切断装置150を含む。切断装置150は、送り装置62によって送られたテープ化リード部品58の切断位置に達したリード部品である切断対象リード部品64zのリード線66z,67zを切断するとともに、キャリアテープ65を切断するものである。また、切断装置150は、送り装置62のエアシリンダ82によって作動させられ、テープ化リード部材58の送りに連動して、リード線66z,67zの切断、キャリアテープ65の切断を行う。
切断装置150は、図5,8に示すように、フィーダ本体52の案内溝60の一方の側に固定的に設けられた固定部160と、案内溝60の他方の側の固定部160と対向する位置に、固定部160に対して接近・離間可能に設けられた可動部162とを含む。また、固定部160、可動部162の大部分が、フィーダ本体52の上面の下方に位置する状態で設けられる。
固定部160は、A方向に並んで固定的に設けられた固定側リードカッタ保持部材166と固定側テープカッタ保持部材168とを含む。固定側テープカッタ保持部材168は固定側リードカッタ保持部材166より下流側に位置する。
固定側リードカッタ保持部材166の上部(開口側の端部)は、案内溝60に向かって突出し、その突出した部分の案内溝60に対向する対向面166hが固定側リード保持部とされ、対向面166hの下縁(A方向に延びた縁)166cが、固定側リードカッタとされる。
テープカッタ保持部材168の下流側の端面と案内溝60に対向する対向面とによって形成される上下方向(z方向)に延びた縁線168cが固定側テープカッタとされる。
可動部162は、(i)フィーダ本体52に回動可能に設けられた可動部本体180、(ii)可動部本体180に一体的に回動可能に保持された可動側リードカッタ保持部材182および可動側テープカッタ保持部材184、(iii)可動部本体180に相対回動可能に設けられた可動側リード保持部材186、(iv)可動側リード保持部材186に一体的に回動可能に保持された位置決めプレート188等を含む。可動側テープカッタ保持部材184は可動側リードカッタ保持部材182より下流側に設けられる。
可動部本体180は、図6に示すように、エアシリンダ82により作動させられる第1駆動伝達部材88の前進側の端部に設けられたカム面190と係合可能な係合部192を有する。第1駆動伝達部材88の前進に伴ってカム面190と係合部192とが係合させられると、可動部本体180が回動させられるのであり、第1駆動伝達部材88の前進ストロークが大きくなると回動角度が大きくなる。
位置決めプレート188は、図5に示すように、A方向に隙間を隔てて設けられた2つの凹部194,195を含む。これら2つの凹部194,195の大きさ、間隔は切断対象リード部品64zのリード線66z,67zの線径、間隔に対応する。換言すれば、位置決めプレート188は可動側リード保持部材186に着脱可能とされ、切断対象リード部品64zの形状(2つのリード線66z,67zの線径、間隔)に合わせて取り替えられる。
可動側リード保持部材186は、フィーダ本体52の上下方向に延びた部分と幅方向に延びた部分とを有する概してL字型の形状を成したものであり、幅方向に延びた部分の案内溝60に対向する端面186hが可動側リード保持部とされる。
また、可動側リードカッタ保持部材182の案内溝側の先端縁(A方向に延びた縁)182cが可動側リードカッタとされるが、可動リードカッタ182cは、図8(a)に示すように、フィーダ本体52の上面より下方、かつ、可動リード保持部186hの下方に位置する。
また、可動側テープカッタ保持部材184の案内溝60に対向する対向面184hは傾斜しており、最も突出した上流側の縁(上下方向に延びた縁)184cが可動側テープカッタとされる。
第1駆動伝達部材88の後退端位置において、切断装置150は図8(a)に示す状態にある。
エアシリンダ82の作動により、第1駆動伝達部材88が前進させられ、第2駆動伝達部材90が前進させられ、キャリアテープ65が1ピッチ分送られる。第2駆動伝達部材90がストッパ92に当接させられた後、エアシリンダ82の作動により第1駆動伝達部材88は、第2駆動伝達部材90に対して相対的に前進させられ、カム面190と係合部192との係合により可動部本体180が回動させられる。
図8(b)が示すように、可動部本体180の回動に伴う可動側リード保持部材186の回動により、可動側リード保持部186hと固定側リード保持部166hとの協働により切断対象リード部品64zのリード線66z,67zの湾曲部66m、67mよりキャリアテープ側の部分が保持される。また、2つのリード線66z,67zは位置決めプレート188により保持されることにより、切断対象リード部品64zの位置決めが良好に行われる。可動側リード保持部材188は固定側リード保持部166hにリード線66z,67zを介して当接するため、それ以上回動することはない。
図8(c)に示すように、可動部本体180は、第1駆動伝達部材88の前進により、可動側リード保持部材186に対して相対的に回動させられる。可動側リードカッタ182cは固定側リードカッタ166cと協働して、リード線66z,67zの固定側、可動側リード保持部166h、186hによって保持される部分よりキャリアテープ側の部分を切断して、切断対象リード部品64zをキャリアテープ65から分離する。リード線66z、67zの、湾曲部66m、67mよりキャリアテープ側の部分において切断されるのであり、曲げリード部品64cが1つずつ順次供給される。このように、リード線66z、67zが位置決められて保持された状態で切断されるため、曲げリード部品64cが予め決まった部品供給位置に順次供給されるのである。
また、可動側テープカッタ184cと固定側テープカッタ168cとの協働により、キャリアテープ65がリード線66z,67zの切断位置より下流側において切断される。換言すれば、キャリアテープ65の前回、切断されたリード線66z,67zがテーピングされていた部分が切断されるのであり、切断されたテープ片はダスト通路200を経てごみ箱202(図4参照)に収容される。
このように、本実施例においては、固定側リード保持部166h、可動側リード保持部186h、固定側リードカッタ166c、可動側リードカッタ186c、エアシリンダ82、第1駆動伝達部材88、カム面190、係合部192等によりリード線切断装置210が構成され、固定側テープカッタ168c、可動側テープカッタ184c等によりテープ切断装置212が構成される。また、固定側リード保持部166h、可動側リード保持部186h等によって保持部が構成され、固定側リードカッタ166c、可動側リードカッタ186c等によって切断部が構成される。
また、本電子回路組立装置は、図1に示すように、コンピュータを主体とするメイン制御装置(本体側制御装置と称することもできる)240の指令に基づいて制御される。メイン制御装置240には、本電子回路組立装置に設けられた種々のセンサ(図示を省略する)等が接続されるとともに、基板搬送保持装置14、部品挿入装置20等に含まれる種々のアクチュエータ(図示を省略する)等が接続される。また、メイン制御装置240には、フィーダ保持装置46を介してフィーダ側制御装置242が接続され、メイン制御装置240とフィーダ側制御装置242との間で通信が可能とされる。
フィーダ側制御装置242はコンピュータを主体とするものであり、マニュアル操作部(例えば、1つ以上のスイッチを含むものとすることができる)244、電磁弁138等が接続される。マニュアル操作部244に含まれる1つのスイッチは、例えば、フィーダ本体52に設けられ、直線状のリード部品が供給される場合と曲げリード部品が供給される場合との切替えを指示する切替スイッチとすることができる。フィーダ側制御装置242は、メイン制御装置240からの指令、切替スイッチの操作等に応じて、電磁弁138(曲げ装置100)、送り装置62等を制御する。
なお、メイン制御装置240には、基板搬送保持装置14、部品挿入装置20の各々に個別に設けられた制御装置(装置側制御装置)が接続されるようにすることもできる。この場合には、メイン制御装置240の指令が装置側制御装置において受信され、それに応じて、各々のアクチュエータ等が制御される。
<電子回路組立装置における作動>
テープ化リード部品58は、テープ化リード部品収容部61から繰り出され、さらに、案内溝60に沿って引き出される。テープ化リード部品58は、図9(a)に示すように、キャリアテープ65の端部にリード部品64が保持されていない空テープ部250が設けられているため、テープ化リード部品収容部61から繰り出されたテープ化リード部品58を、端部が送り機構80に達するまで伸ばして、送り爪80sに送り穴70を係合させる。そして、エアシリンダ82の駆動により送り装置62が作動させられると、テープ化リード部品58がA方向に1ピッチずつ送られる。
曲げ装置100が、曲げ対象リード部品64xのリード線66x,67xを曲げ、切断装置150が、切断対象リード部品64zのリード線66z,67zを切断することにより、曲げリード部品64cが1つずつ供給される。本実施例においては、切断位置が部品供給位置と同じである。
供給された曲げリード部品64cは、リード線66c、67cにおいて、図10(a)に示すように、チャック40により把持され、基板Pの所定の位置に移動させられ、開口にリード線66c,67cが挿入される。テープフィーダ28において、曲げリード部品64cが精度よく位置決められた状態で部品供給位置に供給されるため、チャック40によって良好に把持され得る。その後、図10(b)に示すように、図示しないカット・クランチ装置により、リード線66c,67cの基板Pの下方に突出した部分がカットされて、クリンチされるのであり、曲げリード部品64cが基板Pに装着される。
本実施例においては、部品供給位置にある曲げリード部品64cが把持される場合に、チャック40が、揺動により図8(c)に示す矢印T方向(x方向の斜め上方)から、部品本体68cとは反対側(湾曲部66c、67の外側)から曲げリード部品64cに接近して、リード線66c、67cを把持する。
(A)このように、曲げリード部品64cは、部品本体68cとは反対側からチャック40により把持される。そのため、リード線66c、67cの湾曲部66m、67mより先端側の部分が短く、図10(a)に示す隙間dpが小さい場合であっても、補助プレート43をリード線66c、67cの間に良好に挿入させることができる。すなわち、曲げリード部品64cのリード線66c、67cを基板Pに挿入した後に、リード線66c、67cの把持強度を緩めてプッシャ44により上方から部品本体68cを押し付けるのであるが、この場合に、部品本体側から把持された場合、y方向から把持された場合には、爪42a、bや補助プレート43が部品本体68cと干渉するため、プッシャ44により部品本体68cを押さえることができない場合がある。それに対して、爪42a、bおよび補助プレート43によって部品本体68cとは反対側から把持されるようにすれば、爪42a、bと補助プレート43とによってリード線66c、67cが把持された状態で部品本体68cがプッシャ44により押し付けられるようにすることができる。そのため、曲げリード部品64cを安定した姿勢で、良好に基板Pに装着することができる。
(B)曲げリード部品64cを把持する際に、チャック40は、図8(c)の矢印Tの方向(x方向の斜め上方から)侵入させられる。そのため、水平な方向(x方向)から侵入させられる場合と比較すると、チャック40の移動に要するx方向のスペースが狭くてよい。その結果、フィード保持部材46に形成された保持溝48aに隙間なくテープフィーダ28を載置することが可能となるのであり、フィーダ保持部材46に多くのテープフィーダ28を保持させることが可能となる。
また、x方向の斜め上方から侵入させる場合には、y方向から水平に侵入させる場合に比較して、y方向の間隔が狭くてよい。その結果、キャリアテープに保持されるリード部品の取付ピッチが小さいテープ化リード部品であってもテープフィーダ28に用いることができる。
(c)補助プレート43が、2つのリード線66c、67cの間に挿入され、一対の爪4
2a、bがリード線66c、67cの外側から互いに接近させられることにより、リード線66c、67cが、それぞれ内側と外側とから把持される。その結果、曲げリード部品64cを良好に、姿勢を安定させた状態で把持することができる。
また、図9(b)示すテープ化リード部品252のように、キャリアテープ65のスタート側の端部に空テープ部が設けられていない場合には、テープ化リード部品収容部61から繰り出されたテープ化リード部品252は、案内溝60に沿って引き出され、送り機構78の送り爪78sに送り穴70が係合させられる。その後、送り装置62によりテープ化リード部品58が送られる。以下、同様に、曲げリード部品64cが1つずつ供給される。
このように、本実施例においては、テープフィーダ28に曲げ装置100が設けられる。その結果、テープフィーダ28においてテープ化リード部品58のリード部品64のリード線66,67が曲げられるのであり、容易に曲げリード部品64cを供給することができる。換言すれば、テープフィーダ28にテープ化リード部品58を取り付ければ、曲げリード部品64cを供給することができるのである。換言すれば、フォーミング機にテープ化リード部品58を取り付け、供給された曲げリード部品64cをトレー等に移す場合等に比較して、電子回路の自動組立全体における作業工数を低減することができる。
また、例えば、リード部品64が有するリード線が長く、テープフィーダ28のフィーダ本体52からの突出高さが高くなる場合において、リード線がテープフィーダ28において曲げられるようにすれば、曲げ装置100より下流側においてフィーダ本体52から突出するリード部品64の高さを低くすることができ、その分、テープフィーダ28を狭いスペースに設置することが可能となる。
さらに、曲げ装置100において、曲げ対象リード部品64xが有するリード線66x,67xが固定側対向面111hと上面111aとに沿って曲げられるため、特許文献1,2に記載の曲げ装置に比較して、リード線66x,67xを良好にL字状に湾曲させることが可能となる。
また、フィーダ側制御装置242においてメイン制御装置240から直線状のリード部品への切替指令が受信された場合、切替スイッチの曲げリード部品から直線状のリード部品への切替操作が行われた場合には、方向切換弁である電磁弁138が非励磁状態に保持され(第1位置に保たれ)、曲げ装置100は非作動状態のままとされる。案内溝60に沿って送られるテープ化リード部品58のリード部品64が有するリード線66,67は曲げられることはない。切断装置150によってキャリアテープ65から分離されて、リード線66,67が直線状であるリード部品が順番に供給される。このように、本テープフィーダは曲げリード部品64cの供給にも、直線状のリード線のリード部品の供給にも利用することができるのである。
なお、テープフィーダ28の形状、テープ化リード部品の形状等は上記実施例におけるそれに限らない。テープ化リード部品の形状は規格で決まる種々の態様がある。リード部品の種類や大きさ等に応じてキャリアテープの幅、キャリアテープに保持されるリード部品のピッチ(取付ピッチ)、送り穴のピッチ等が異なるのである。また、テープフィーダ28も、フィーダ本体52の幅、大きさ等の形状、送り装置の仕様等が異なる種々の態様のものがある。そのため、テープ化リード部品の形状に合わせてテープフィーダ28を適宜選択して用いることができるのであり、テープ化リード部品の形状が異なっても、容易に曲げリード部品を供給することが可能となる。
一方、テープフィーダ28において、送りピッチは、送り機構78,80の構造等で予め決まるが、テープ化リード部品のキャリアテープに保持されるリード部品の取付ピッチが送り機構78,80の送りピッチの整数倍である場合には、本テープフィーダ28において、送り爪78s、80sを複数回送るごとに曲げ装置100が作動させられるようにすることにより、同様に曲げリード部品64cを供給することができる。
また、生産される基板の種類等に応じて、フィーダ保持部材46に取り付けられるテープフィーダの架け替え、架けるテープフィーダ28の数の増減等の段取り替えが行われることにより、基板の生産に必要とされる複数種類のリード曲げ部品が電子回路組立装置10に良好に供給され、効率よく基板の生産が行われ得る。
また、テープフィーダの構造は、上記実施形態に示す構造に限らない。例えば、送り装置は、スプロケットにより送られるようにすること等もできる。また、リード線の曲げと切断とが同じ位置において行われるようにすることもできる。
さらに、曲げ装置100は、テープフィーダ28ではなく、フォーミング機に適用することができる。また、テープ化リード部品58が有するリード部品はアキシャルリード部品とすることもできる等、本発明は、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
16:部品供給装置 28:テープフィーダ 40:チャック 46:フィーダ保持装置 52:フィーダ本体 58:テープ化リード部品 62:送り装置 60:案内溝 53:係合突部 52a,b:位置決め突部 64:リード部品 66,67:リード線
78:第1送り機構 78s:送り爪 82:シリンダ 100:曲げ装置 102:検査装置 108:固定部 110:可動部 111h:固定側保持部 111a:固定側受け面 116h:可動側保持部 118:フォーミングプレート 122:駆動装置
124:シリンダ 138:方向切換弁 150:切断装置

Claims (11)

  1. 回路基板を搬送して保持する基板搬送保持装置と、
    キャリアテープと前記キャリアテープに保持された複数のラジアルリード部品とを備えたテープ化ラジアルリード部品を用いて前記ラジアルリード部品を供給するとともに、部品供給位置において、前記キャリアテープから切り離した前記ラジアルリード部品を保持装置が保持して停止した状態で供給するラジアルリード部品フィーダと、
    一対の把持爪が前記ラジアルリード部品のリード線を把持するチャックを備え、前記チャックが、前記部品供給位置において停止した状態で供給された前記ラジアルリード部品の前記リード線を把持して、前記回路基板の開口に前記ラジアルリード部品のリード線を挿入することにより、前記基板搬送保持装置によって保持された回路基板に装着する作業ヘッドと
    を備えた電子回路組立装置。
  2. 前記ラジアルリード部品フィーダが、前記部品供給位置において、前記キャリアテープに保持された複数のラジアルリード部品をひとつずつ切り離して供給するものである請求項1に記載の電子回路組立装置。
  3. 前記チャックが、前記一対の把持爪を前記回路基板の搬送方向において離れた位置から前記部品供給位置に供給された前記ラジアルリード部品のリード線に進入させて、前記ラジアルリード部品のリード線を把持するものである請求項1または2に記載の電子回路組立装置。
  4. 前記ラジアルリード部品が前記リード線を複数備え、
    前記チャックが、前記部品供給位置におけるラジアルリード部品の前記複数のリード線の並ぶ方向と直交する方向から移動して、前記一対の把持爪が前記部品供給位置におけるラジアルリード部品の前記複数のリード線の各々を把持するものである請求項3に記載の電子回路組立装置。
  5. 前記チャックが、前記複数のリード線の各々を前記一対の把持爪に形成された凹部で位置決めして把持するものである請求項4に記載の電子回路組立装置。
  6. 回路基板を搬送して保持する基板搬送保持装置と、
    キャリアテープと、前記キャリアテープに部品本体と一対のリード線とを備え、前記一対のリード線が前記部品本体から概して下方に伸びた姿勢でそれぞれ保持された複数のラジアルリード部品とを備えたテープ化ラジアルリード部品を用いて前記ラジアルリード部品を供給するとともに、前記一対のリード線を保持する保持装置を備え、前記ラジアルリード部品を、前記キャリアテープから切り離して、部品供給位置において、前記キャリアテープから切り離した前記ラジアルリード部品の前記部品本体の下方に位置する一対のリード線を前記保持装置が保持して停止した状態で供給するラジアルリード部品フィーダと、
    前記部品供給位置に供給された前記ラジアルリード部品の一対のリード線を一対の把持爪で把持するチャックを備え、前記チャックが、前記ラジアルリード部品フィーダによって前記部品供給位置において停止した状態で供給された前記ラジアルリード部品の前記一対のリード線の前記保持装置が保持した位置より上側の部分を把持して、前記回路基板の開口に前記ラジアルリード部品の前記リード線を挿入することにより、前記基板搬送保持装置によって保持された回路基板に装着する作業ヘッドとを
    備えた電子回路組立装置。
  7. 前記保持装置が、前記部品供給位置で供給する前記ラジアルリード部品の前記一対のリード線を把持する請求項に記載の電子回路組立装置。
  8. 前記保持装置が、保持する前記ラジアルリード部品の一対のリード線を位置決めして把持する請求項6または7に記載の電子回路組立装置。
  9. 前記チャックが、前記部品供給位置に供給された前記ラジアルリード部品を把持する位置に水平方向から移動して接近し、前記ラジアルリード部品を前記一対の把持爪で把持する請求項6ないし8のいずれか1つに記載の電子回路組立装置。
  10. 当該電子回路組立装置が、テープフィーダを複数保持するフィーダ保持部材を含み、
    前記フィーダ保持部材が、複数の保持部を備え、前記複数のテープフィーダを前記複数の保持部に、互いに平行に、前記回路基板の搬送方向において互いに隙間なく位置決めして載置可能なものであり、
    前記ラジアルリード部品フィーダが、前記複数の保持部のうちのいずれかに位置決めされて載置可能なものである請求項1ないし9のいずれか1つに記載の電子回路組立装置。
  11. ラジアルリード部品フィーダの部品供給位置において、キャリアテープから切り離したラジアルリード部品を、複数のリード線を保持装置が保持することにより、位置決めした状態で供給する工程と、
    前記ラジアルリード部品を供給する工程の後の工程であって、前記部品供給位置に供給された前記ラジアルリード部品の一対のリード線を一対の把持爪で把持するチャックが、前記ラジアルリード部品フィーダによって前記部品供給位置における前記ラジアルリード部品の前記保持装置が保持した前記一対のリード線の位置より上側の部分を把持する工程と、
    前記チャックが把持する工程の後の工程であって、前記チャックが、前記部品供給位置で把持したラジアルリード部品を回路基板に装着する工程と
    を含むラジアルリード部品装着方法。
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