JP7056890B2 - 脱着可能キャスター付きキャリーバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、脱着可能キャスター付きキャリーバッグ等に関する。
従来、キャスター部分が脱着可能に構成されたキャリーバッグやスーツケース等は殆ど知られておらず実現もされていない。キャスター部分は通常は、キャリーバッグの収納部分から外部に突出した状態で設けられており、収納容量には何ら寄与するものではない。その一方で、例えば航空機への搭乗時には手荷物バッグの外形大きさ規制(例えば、レガシーキャリアでは三辺合計で115センチ以下)が適用されるが、その場合にはキャスター部分も持ち込み寸法にしっかりと組み入れられることとなり、搭乗者からすれば収納容量には何ら寄与しないキャスター部分の容量分については、持ち込み容量の効率性を阻害されるものとなっている。
また、キャスター部分は荷重や衝撃が強く印加された状態で転がる動作を行う等かなり厳しい使用態様下で用いられるものであり、キャリーバッグにおいて最も破損し易い箇所の一つであることが知られている。万一、キャスターが破損等した場合には、通常、販売店に当該キャリーバッグを持ち込んで修理してもらうか、最寄りの修理専門店に持ち込んで修理してもらうかの対応が必要となっていた。その場合には、一定の修理期間を要することとなり、当然ではあるがその間は当該バッグを利用することはできなかった。さらに、ネジ止めやボルト・ナット等を外すような工具を利用する修理・交換工程は、一般人の外出を想定する通常の外出時には、そのような工具を携行帯同していないことから無理であった。
また、キャリーバッグの中身を取り出す場合には、当該キャリーバッグを横に寝かせた状態に配置して、上側に位置する一側面を二枚貝を開けるように展開して開口させていた。このため、比較的大きな横置き(横倒し)スペースが床面に必要となり、開口させた上側の一側面を反対側に転回して置くための床面スペースも必要となり、合計で当該キャリーバッグの側面積の2倍の面積とその開口動作空間を要するものとなっていた。その展開態様は、キャリーバッグを運搬し移動させるいわゆるキャリー状態での使用態様とは全く異なるものであって、すなわち移動状態のキャリーバッグの使用態様において、展開して中身を確認したり取り出したりすることは不可能であった。
実用新案出願公開 平3-16420号公報 特開昭56-67605号公報
本発明は、上述の問題点に鑑み為されたものであり、例えば、航空機等への搭乗時に持ち込み手荷物の寸法からキャスター部位を除外できるように、工具を用いることなく容易にキャスター脱着可能に構成されたキャリーバッグを提供することを目的とする。
また、キャスターが破損等して交換する必要が生じ得る多くの場面は、当該キャリーバッグの使用状態すなわち旅行や出張等の自宅外での出掛先であって、例えば空港ロビーや駅の改札やプラットホーム等の移動中において発生する。本発明は、上述の問題点に鑑み為されたものであり、このような場面におけるキャスター破損においても自ら柔軟かつ迅速に交換対応できるような脱着可能なキャスターを有するキャリーバッグを提供することを目的とする。
また、本発明は好ましくは、上述の問題点に鑑み為されたものであり、キャリーバッグを側面を下にして横倒しにすることなく、キャリー使用状態のままで収納物を出し入れしたり確認したりできる扉開閉構造を有するキャリーバッグを提供することを目的とする。
本発明のキャリーバッグは、キャリーバッグの底面に対して脱着可能に構成されたキャスター付きアタッチメントを備えるキャリーバッグにおいて、キャリーバッグの底面は少なくとも一つの瓢箪型孔とロックピン用孔とを備え、キャスター付きアタッチメントは、瓢箪型孔に嵌合する位置決めピンと、ロックピン用孔に嵌合するロックピンと、を備えることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、好ましくは位置決めピンが、先端側から順に大きい径の部分と小さい径の部分とを備えるものであり、大きい径の部分は瓢箪型孔の大きい方の径に略一致し、小さい径の部分は瓢箪型孔の小さい方の径に略一致することを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはロックピンが、位置決めピンが瓢箪型孔の大きい方の径の部分に位置する場合にキャリーバッグの底面で押圧収縮され、位置決めピンが瓢箪型孔の小さい方の径の部分に位置する場合に伸展してロックピン用孔に嵌合することを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはロックピンが、押圧されて収縮した状態から、押圧が解除されると自然に伸展するように、伸展方向に付勢する弾性体を備えることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャスター付きアタッチメントが脱着されるキャリーバッグの底外面部分が、キャリーバッグの他の底外面部分に対して面一であることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャスター付きアタッチメントが、キャスターがボルトで固定される板状のキャスターベースを備え、位置決めピンとロックピンとは、キャスターが突出するキャスターベースの外面側と対向するキャスターベースの内面側に突出して備えられることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャスターが、1乃至4本のボルトでキャスターベースに固定されることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャスター付きアタッチメントが、キャリーバッグに対して少なくとも二つ取り付けられ、各キャスター付きアタッチメントは、それぞれ少なくとも二つの位置決めピンを備えることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャスター付きアタッチメントが、ロックピンを収縮させる方向に引っ張るためのダブルリングをキャスター側に備えることを特徴とする。
また、本発明のキャスター付きアタッチメントを装着する方法は、上述のいずれかに記載のキャリーバッグに対してキャスター付きアタッチメントを装着する方法であって、キャスター付きアタッチメントの位置決めピンを、キャリーバッグの底面の瓢箪型孔の大きい方の径の部分に挿入させると共にロックピンをキャリーバッグの底面で押圧収縮させる段階と、キャスター付きアタッチメントをスライドさせて、位置決めピンを瓢箪型孔の小さい方の径の部分に移動させると共にロックピンの収縮を解除してロックピン用孔に挿入させる段階と、を有することを特徴とする。
また、本発明のキャスター付きアタッチメントを取り外す方法は、ロックピンを収縮させてロックピン用孔への挿入から解放させる段階と、ロックピンを収縮させた状態で、位置決めピンを瓢箪型孔の大きい方の径の部分に移動させるようにキャスター付きアタッチメントをスライドさせる工程と、位置決めピンを、キャリーバッグの底面の瓢箪型孔の大きい方の径の部分から引き抜く段階と、を有することを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、キャスターを接地させた状態で、少なくともいずれかの一側面を上方にスライドさせることで、収納物を取り出しまたは収納可能とするように、開口部を形成することを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、好ましくは一側面のスライドをガイドする断面コの字状の、高さ方向に延伸配置されたガイド溝を備え、一側面は、ガイド溝に嵌合する板状凸部を備えることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは上方へスライドされる一側面の底部付近が、スライドされることなくキャリーバッグの底面とともに容器態様壁を形成することを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは上方へスライドされる一側面の上方外側面には把持部を備えることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャリーバッグの内部には少なくとも一つの水平棚を備えることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは水平棚は、内部における高さ位置を変更可能に構成されることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは上方へスライドされる一側面は少なくともその一部が、隣接する二つの側面の辺縁部を含むことで、当該少なくとも一部を含む全体の断面が略コの字状に形成されることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは一側面のスライドをガイドする断面コの字状の、高さ方向に延伸配置されたガイド溝が、隣接する二つの側面の対向する位置に設けられ、一側面は、ガイド溝に嵌合する板状凸部を、一側面が含む辺縁部の対向する位置にガイド溝に対応するように備えることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、ロックピンに代えて板バネで形成されることを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグの開口方法は、好ましくはキャリーバッグを立てた状態において、一側面に設けられた把持部を把持して上方にスライドする段階を有することを特徴とする。
また、本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは瓢箪型孔の孔配置が、キャリーバッグの進行方向前方側に大きい径部位が位置し、後方側に小さい径部位が位置することを特徴とする。
例えば、航空機等への搭乗時に持ち込み手荷物の寸法からキャスター部位を除外できるように、工具を用いることなく容易にキャスター脱着可能に構成されたキャリーバッグを提供することを目的とする。
また、好ましくはキャリーバッグを側面を下にして横倒しにすることなく、キャリー使用状態のままで収納物を出し入れしたり確認したりできる扉開閉構造を有するキャリーバッグを提供することを目的とする。
以下の説明における図面は、本発明の例示であるところの実施形態に過ぎず、本発明の技術思想の範囲内で公知の技術思想等を踏まえて、これらの図面から他の図の態様等を想到できることは明らかである。
本発明のキャリーバッグのキャリーバッグ本体について、キャスター付きアタッチメントが取り付けられる底面部分を拡大説明する図である。 キャリーバッグ本体の底面に脱着可能に取り付けられるキャスター付きアタッチメントを説明する図である。 キャリーバッグ本体にキャスター付きアタッチメントを装着する様子を説明する図である。 キャリーバッグ本体にキャスター付きアタッチメントを装着する様子を説明する図である。 キャリーバッグ本体にキャスター付きアタッチメントを装着する様子を説明する図である。 キャリーバッグ本体にキャスター付きアタッチメントを装着する様子を説明する図である。 従来公知の汎用スーツケースのように横置きで両開きとするものではなく、縦置き状態で一側面の扉を上方へスライド移動させて開口部を形成する本発明によるキャリーバッグを説明する図である。 キャリーバッグの一側面を上方へと半分程度スライド開口させた状態を説明する図である。 キャリーバッグの一側面を上方へと全てスライドさせて全開口させた状態を説明する図である。 キャリーバッグの本体と、上方へスライド可能に構成される一側面と、の間の係合関係を説明するための拡大図である。 本発明の他の態様を説明する図である。 本発明の他の態様を説明する図である。 典型例のキャスター付きアタッチメントの取付けと取り外しについて説明する図である。 キャスター部分に生じる収納上無効な空間について説明する図である。
(キャスター付きアタッチメントの構成と動作等について)
本発明のキャリーバッグについて、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本発明のキャリーバッグ1000のキャリーバッグ本体1200について、キャスター付きアタッチメント1100が取り付けられる底面部分を拡大説明する図である。図1においては、説明の便宜上キャリーバッグ1000が備えている内張り内装等及びキャスター付きアタッチメント1100は記載を省略し、キャスター付きアタッチメント1100が取り外された状態で説明している。
また、図2は、キャリーバッグ本体1200の底面に脱着可能に取り付けられるキャスター付きアタッチメント1100を説明する図である。図2では、キャスター1170が複数のボルト1160(図2では典型例として4つであるが任意の数とできる)で取り付け固定されるキャスターベース1150について、説明の便宜上、半分に分割した一方のみを示していることに留意されたい。以下、本書面においてはすべてのキャスターベース1150について半分割のみ図示するものとするが、現実には分割された半分のみではないことは当然に理解できるものである。
キャリーバッグ本体1200の底面には、瓢箪型孔1210(1),1210(2)(本書面では適宜総称して瓢箪型孔1210と称する、以下同様)と、ロックピン用孔1220が設けられている。瓢箪型孔1210と、ロックピン用孔1220とには、キャスター付きアタッチメント1100の位置決めピン1110とロックピン1120とがそれぞれ嵌合挿入されて、すなわちキャスター1170が装着される。
キャスター1170が利用されて移動する場合には、キャスター付きアタッチメント1100が装着されるキャリーバッグ本体1200の底面部分には大きな負荷がかかることから、図1にも示すように当該底面部分が他の部分に比較してさらに補強されてその強度が充分に確保される構成としている。
また、図2に示すように、板状のキャスターベース1150の一面側にはキャスター1170がボルト1160で固定されており、板状のキャスターベース1150の他の一面側には位置決めピン1110(1),1110(2)(本書面では適宜総称して位置決めピン1110と称する、以下同様)とロックピン1120とが突出して設けられている。位置決めピン1110とロックピン1120との数は任意であるが、位置決めピン1110の数を複数個とすることで、強度や耐久性を向上させることができる。また、ロックピン1120にはバネ1130が備えられており上方先端側(例えば、キャリーバッグ本体1200の底面)からの押圧で収縮自在に構成されている。
また、ダブルリング1140を引っ張ることで、ロックピン1120を下方に収縮させることも可能である。ロックピン1120は先端側へ凸となるようにバネ1130で付勢されているので、収縮後に上記押圧力や引っ張り力から開放されると自然に突出して凸状態へと戻るものとする。また、図2から理解できるように、位置決めピン1110は先端側の径が大きく根元側の径が小さいものとして形成されている。バネ1130は図示される態様に限定されるものでは無く、任意の公知の弾性体を適宜用いるものとできる。
図3乃至図6は、キャリーバッグ本体1200にキャスター付きアタッチメント1100を装着する様子を説明する図である。図3に示すように、瓢箪型孔1210(1),1210(2)の大きい径の部分に位置決めピン1110(1),1110(2)がそれぞれ配置されて挿入される。この状態では、ロックピン1120の位置はロックピン用孔1220には整合していないので、瓢箪型孔1210への位置決めピン1110の挿入によって、ロックピン1120はキャリーバッグ本体1200の底面で押圧されて収縮した状態とされる。(図4をご参照)
そして、キャリーバッグ本体1200の底面とキャスターベース1150とが当接した状態にまで瓢箪型孔1210の大きい径の部分へ位置決めピン1110が挿入されると、位置決めピン1110の根元付近の小さい径の部分が瓢箪型孔1210に対応する位置となるので、そのまま瓢箪型孔1210の小さい径の部分へとスライド摺動される。(図5をご参照)
さらに、スライド摺動を進めてロックピン1120の位置がロックピン用孔1220の位置に整合すると、図6に示すように、ロックピン1220の伸長スペースがロックピン用孔1220内に確保されることとなるので、バネ1130の付勢力によって自然にロックピン用孔1220へと挿入されるものとなる。なお、図4乃至図6においては一見すると、キャリーバッグ本体1200の底面とキャスター付きアタッチメント1100との間に空間スペースが確保されて離間しているようにも見えるが、上述のようにキャスターベース1150について半分割のみ図示されており紙面手前側のキャスターベース1150半分の記載を割愛していることの起因するものであることに留意されたい。
図6に示すようにロックピン1120がロックピン用孔1220へと挿入された状態では、キャスター付きアタッチメント1100のスライドが許容されないことから、位置決めピン1110の根元付近の小さい径の部分が瓢箪型孔1210の小さい径の部分としっかりと嵌合して支持固定されて、キャスター1170のハードな衝撃や動きに対してもキャリーバッグ1000全体を安全に支え得るものとなる。
また、キャスター付きアタッチメント1100を取り外す場合には、ダブルリング1140を下方に引っ張ってロックピン1220をロックピン用孔1220から開放させることで、ロック解除されてキャスター付きアタッチメント1100がスライド摺動可能にされる。従って、当該ロック解除状態のまま位置決めピン1110の根元付近の小さい径の部分が瓢箪型孔1210の大きい径の部分に対応する位置となるまでスライド摺動させて、該大きい径の部分で瓢箪型孔1210から抜き取ることが可能である。この場合に、ダブルリング1140を下方に引っ張る向きと、該大きい径の部分で瓢箪型孔1210から位置決めピン1110を抜き取る力の向きが同一向きであるので、好ましくは片手で操作することも可能となる。
また、キャスターは回転方向自在であっていずれの進行方向へもキャリーバッグ1000を移動可能とすることが好ましいが、いわゆる正の進行方向としては図6の紙面左向きに構成することがさらに好ましい。この正の進行方向にキャリーバッグ1000が進むことにより、位置決めピン1110には、瓢箪型孔1210の小さい径の部分方向へと付勢されることとなるので、さらに抜け落ち難くなってより安定した固定支持がされることが期待できる。
(一側面を上方スライドして開口部を形成する構成と動作等について)
図7は、従来公知の汎用スーツケースのように横置きで両開きとするものではなく、縦置き状態で一側面の扉を上方へスライド移動させて開口部を形成する本発明によるキャリーバッグ1000を説明する図である。図7ではキャリーバッグ1000が上述したキャスター付きアタッチメント1100を備える典型例で説明しているが、必ずしもキャスター付きアタッチメント1100を備えなくても良くこれに限定されるものではない。
また、図8は、キャリーバッグ1000の一側面1250を上方へと半分程度スライド開口させた状態を説明する図であり、図9は、キャリーバッグ1000の一側面1250を上方へと全てスライドさせて全開口させた状態を説明する図である。図9では、一側面1250が本体1200から上方に完全に脱抜されて分離され離間しているが、離間させないように任意の上方箇所で開口を停止させるストッパ等を備えていても良い。
図7乃至図9に示すように、上方へスライド可能に構成される一側面1250にはユーザが手を掛けるための把持部1251が設けられており、スライド動作をより容易に行えるようになっている。また、キャリーバッグ1000の内部には、縦置きした状態で複数の水平棚1260(1),1260(2)(適宜水平棚1260と総称する、以下同様)を備えることで、内容物の整理や収納がより便利になるとともに安定した収納状態を維持できる。
さらに、図8から理解できるように、上方へスライド可能に構成される一側面1250の下方の底部分には、好ましくは容器態様壁1230が残存するように構成される。これにより、キャリーバッグ1000の本体1200底部分が四方を側壁に囲まれた桶のようになるので、収納物が零れ落ちることなくその安定収納に資するものとなる。
また、図10は、キャリーバッグ1000の本体1200と、上方へスライド可能に構成される一側面1250と、の間の係合関係を説明するための拡大図である。図10に示すように、例えば本体1200には凹状のガイド溝1240を備えており、一側面1250にはガイド溝1240に嵌合する凸部1252を備えることで、スライド摺動を容易にガイドする構成とすることができる。凸部1252は板状の突起として構成しても良い。また、一側面1250にガイド溝を設け、本体1200にガイド溝に嵌合する凸部を設ける構成とすることもできる。
図7乃至図10から理解できるように、上方へスライド可能に構成される一側面1250は断面が略コの字状になるように、隣接するキャリーバッグ1000の両側面の辺縁部も共に一側面1250と一体的にスライドするものとすることで、その強度を増大できるので好ましい。さらに、隣接するキャリーバッグ1000の上面の辺縁部も一側面1250と一体的に上方へスライドすることで、その強度を増大できると共に開口部分をより大きく確保して収納物の出し入れが容易となるので好ましい。
(その他の構成と動作、追加説明等について)
現在公知の市販のキャリーバッグでは下記のような不便さがあるため、これらを解消させたキャリーバッグを提案したいとの動機付けがあった。すなわち、
1、機内持ち込みサイズに最適化されていない
2、狭いビジネスホテルでキャリーバッグを開ける際にスペースを占有してしまう
3、帰宅後に汚れたキャスターが部屋の床につかないようにシート等で床保護が必要となる
4、キャスター部分の空隙部分(キャスター間の何もない空間部分)が容量を減らしている
5、キャリーバッグの破損部分は殆どキャスター部分であるが、その交換が容易ではない
との本発明者の問題意識があった。
具体的には、現時点における機内持ち込みサイズは各航空会社によっても異なるが、いわゆるレガシーキャリアでは三辺の合計が115センチメートル以下とされている。表1は2020年9月現在の日本国内LCC各社の機内持ち込みサイズ表であるが、LCCに持ち込みをする際に多くの会社で採用されているサイズ内に収める事から50cm×36cm×23cmとし、キャスターを外さない状態で55cm×36cm×23cmとすることで、LCCへの機内持ち込み時においてはキャスターを取り外し、レガシー航空会社の場合には規定の55cm×40cm×25cmかつ3辺の合計が115cmにおいてもキャスターを外すことなく機内持ち込み可能となる。
Figure 0007056890000001
また、市販されているキャリーバッグは両開きになり、バッグを開いた時に相応のスペースが必要となる。そのため、縦に蓋だけが開く構造を提案することにより、バッグをキャリー可能状態のそのままとしながらバッグ内荷物の出し入れが可能となる。これにより、狭いビジネスホテルの中等においてもバッグ内の荷物を容易に出し入れ可能となる。さらに、狭いホテル内で開くスペースがない場合に、従来公知の両開きキャリーバッグではベッドの上で開く必要があったが、この場合にはその後に就寝するベッドの上に汚れたキャスター等も載せられることとなるので、衛生上の観点からも好ましいものではなかった。立てた状態で狭い横スペースや部屋隅でも上方に扉を開口させて荷解きが可能となることが好ましい。
また、キャスターを容易に脱着可能に構成しておけば、帰宅後の室内持ち込み時に床を汚す懸念を回避できることとなり好ましい。脱着容易に交換されるキャスター部分は別途の単独部品販売とすることも可能である。さらに、キャスターを機内持ち込み時に容易に取り外し可能とすることで、例えば55.3cm×36cm×23cm(三辺の長さ合計が114.3cm)としたり、LCCの持ち込みサイズである50cm×36cm×23cm(三辺の長さ合計が109cm)とすることも可能となる。これにより、機内持ち込み時には持ち込み許容なサイズ内に収めながらも、34L以上の容量を確保したキャリーバッグを実現することも可能である。(従来はキャスター部分も含めるため現実にはこの容量は不可能であった)
本発明によって、破損や消耗の激しいキャスター部分のみを容易に交換可能に構成することで、樹脂から成型されることが多いキャリーバッグ本体を廃棄することなく、長く使用可能となるのでゴミの削減にも寄与することができる。例えば、図11に示すように、取付けベースとキャリーバッグ(スーツケース)とが一体となった本体に対して、図12に示すような位置決めピンが2本と簡単に着脱できる機構を備えたキャスターベースに組み込まれてセットされたキャスターが、取り付けられるものとできる。
ここで、図11と図12とは、本発明の他の態様を説明する図であり、図13は本発明の典型例のキャスター付きアタッチメントの取付けと取り外しについて説明する図であり、図14は、キャスター部分の収納に寄与しない無駄な無効空間について説明する図である。
図11乃至図13にも示しているように、図11に示すキャリーバッグ(1)の樹脂部の固定された取付けベース(2)に対し、図12の位置決めピン(3)と簡易着脱機構の板バネ(4)とキャスター(6)とが設けられたキャスター取付けベース(5)を取り付ける。図12に示す位置決めピン(3)を取付けベース(2)の孔に挿入してスライドさせて、簡易着脱機構の板バネ(4)が取付けベース(2)にセット嵌合されてロックされると、キャスター付きアタッチメントはキャリーバッグ(1)に固定されて外れないものとなる。
逆にキャスター付きアタッチメントを取り外す場合には、簡易着脱機構の板バネ(4)を下方に押し下げて取付けベース(2)へのロックを解除することにより、キャスター付きアタッチメントがスライド摺動可能となるので、位置決めピン(3)を脱抜可能となる孔位置にまでスライド摺動させてからこれを脱抜する。
また、図14に示すように、キャスター部分周辺には収納荷物には本来寄与しない空隙空間が形成されてしまうものである。すなわち、キャスターの存在によって、23cm×36cm×5cm=約4Lの無効スペースが生じてしまうことが理解できる。
格安航空会社(ローコストキャリア/以下適宜LCCと称する)の多くは、機内持ち込みに厳しい制約を設けている。また、レガシーキャリアの航空機では、縦横高さがそれぞれ40cm,25cm,55cm以内であって、かつ3辺合計で115cm以内との規定が設けられているが、本発明のキャリーバッグのサイズをキャスターを取り外した状態で、例えば縦横高さがそれぞれ40cm,25cm,50cmとしておけば3辺合計で115cmであるので、仮にキャスターを取り付けた状態では縦横高さがそれぞれ40cm,25cm,55cmであって規定サイズオーバー(3辺合計で120cm)となる場合であっても、持ち込みサイズ内に収まり許容されるものとできる。本発明者のシミュレーションによれば、キャリーバッグの壁面の肉厚や取っ手部分の容積等を考慮して実質的な内容積が従来は42Lであるところから本発明では47Lにまで拡大確保可能となる。
上記は、本発明の好ましい実施形態の例示に過ぎず、本発明を限定することを意図するものではなく、本発明の技術思想および原理に含まれるすべての修正・アレンジ・変更や、公知または/および周知の均等物および代替物が許容されるものであり、本発明の範囲内に含まれることが意図されるものである。
本発明のキャリーバッグは、キャリーバッグの底面に対して脱着可能に構成されたキャスター付きアタッチメントを備えるキャリーバッグにおいて、キャリーバッグの底面は少なくとも一つの瓢箪型孔とロックピン用孔とを備え、キャスター付きアタッチメントは、瓢箪型孔に嵌合する位置決めピンと、ロックピン用孔に嵌合するロックピンと、を備えることを特徴とする。
これにより、キャスター付きアタッチメントをキャリーバッグ本体に対して比較的容易に脱着可能になるので、例えば、航空機の機内持ち込み時にはキャスター付きアタッチメントを迅速に取り外してバッグの総外形寸法を小さくして持ち込みサイズの許容範囲に収めることが可能となる。この場合でも、キャリーバッグの内容容量それ自体には何ら変更はないので、収容中身を取り出したり入れ替えたりする必要は全くない。単に、キャリーバッグの底面のキャスター付きアタッチメントを取り外すのみで総外形寸法を小さくすることができる。
さらに、予備のキャスター付きアタッチメントを持参していれば、万一、キャスター付きアタッチメントが破損したり機能不全になった場合においても、容易にキャスター付きアタッチメントを交換して引き続き使用することが可能となる。旅行先や出張先等においてキャスターが破損すると、その後の行動や移動に大きな制約を受けることとなるケースも多かったが、本発明のキャスター付きアタッチメントによりそのような好ましからざるまたは予期せぬアクシデントに対しても障害を生じることなく対応可能となる。
また、キャスター付きアタッチメントは、専用の工具や大きな力が不要であって、女性や子供でも簡単に交換可能にできるので、鞄修理専門店や販売店に持ち込む必要もなくその場で交換作業が短時間で容易に行えるものとなる。この点において特に本発明は、従来知られているキャスターの交換作業等とは全く異なる構造や構成を開示するものである。すなわち、キャリーバッグの構造や構成においては比較的大きな力が加わり易く、最も過酷な使用条件に晒されて消耗・摩耗・損傷し易い部分の一つとされるキャスター部分は、当然に頑丈さ丈夫さが求められるものであるが、本発明によって交換容易性も得られるものとなる。
また典型的には、キャスター付きアタッチメント側に位置決めピンとロックピンとの凸部分が存在するのみであって、キャリーバッグ本体の底面側には、少なくとも一つの瓢箪型孔とロックピン用孔とを備えるのみであるので、好ましくはバッグ底面には突出部分が存在しないものとでき安定した縦置きも可能である。縦置きの場合には、バッグ底面全体で自身の重量を支えることが可能となり、荷重を底面全体に分散させて特定部位に偏重されることがないものとしても良い。
本発明のキャリーバッグは、好ましくは位置決めピンが、先端側から順に大きい径の部分と小さい径の部分とを備えるものであり、大きい径の部分は瓢箪型孔の大きい方の径に略一致し、小さい径の部分は瓢箪型孔の小さい方の径に略一致することを特徴とする。
これにより、位置決めピンを瓢箪型孔の大きい方の孔から挿入して大きい径の頭部が挿入された後、小さい径の根元部分で瓢箪型孔の小さい方の孔へとスライド移動させることが可能となる。そして、キャスター付きアタッチメントが安定的に固定された状態は、位置決めピンの小さい径の根元部分で瓢箪型孔の小さい方の孔としっかり嵌合固定された状態となる。この場合に、位置決めピンの頭部は大きい径であるので瓢箪型孔の小さい方の孔から抜け落ちることはない。なお、略一致という文言は、スライド摺動が可能な程度に余裕はあるが、一方で安定した嵌合固定が可能な程度に固定保持され得ることが機能上好ましいことを意味するものである。スライド摺動が困難な程に相互の寸法が厳しすぎることや、逆に相互の寸法に余裕があり過ぎて固定時にキャスターがぐらついたり揺動してしまうことも、可能な限り回避することが好ましい。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはロックピンが、位置決めピンが瓢箪型孔の大きい方の径の部分に位置する場合にキャリーバッグの底面で押圧収縮され、位置決めピンが瓢箪型孔の小さい方の径の部分に位置する場合に伸展してロックピン用孔に嵌合することを特徴とする。
これにより、ロックピンが、キャスター付きアタッチメントの取付け動作時や取り外し動作時において、収縮してピン突出高さが低くできるので、ロックピン用孔への嵌合ロックが解除されて、離脱可能位置にまでキャスター付きアタッチメントを容易に移動させることが可能となる。また、ロックピンの高さが収縮可能な構成とすることにより、キャリーバッグ底面の瓢箪型孔とロックピン用孔との配置高さを揃えて例えば面一配置にすることも可能となる。
キャリーバッグ底面の内面側には収容荷物が配置されてその荷重が加わる場所でもあるので、キャリーバッグ底面は可能な限り凹凸を少なくすることが好ましいと考えられる。この点、本発明のキャリーバッグは、ロックピンの高さを変動可能に構成することで、キャリーバッグ底面の瓢箪型孔とロックピン用孔との配置高さに高低差や段差を有さない構造が可能となるので好ましい。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはロックピンが、押圧されて収縮した状態から、押圧が解除されると自然に伸展するように、伸展方向に付勢する弾性体を備えることを特徴とする。
キャリーバッグ底面で押圧されて高さが低くされたロックピンは、ロックピン用孔の位置まで移動すると、いわば自動的に高さが高くなって自らロックピン用孔に嵌合する。この嵌合動作に、何らの外的押圧力等を加えなくても、弾性体、典型的にはスプリングバネの力で収縮状態から高く突出した状態へと伸展して、ロックピン用孔に嵌合するものとできるのでさらにユーザフレンドリーとなって好ましい。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャスター付きアタッチメントが脱着されるキャリーバッグの底外面部分が、キャリーバッグの他の底外面部分に対して面一であることを特徴とする。凹凸や段差や高低差があると、突出した特定部位に荷重が加わってそこから摩耗や損傷を生じ得るものとなるが、好ましくはキャリーバッグの底外面を面一にしておくことでその懸念を回避できる。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャスター付きアタッチメントが、キャスターがボルトで固定される板状のキャスターベースを備え、位置決めピンとロックピンとは、キャスターが突出するキャスターベースの外面側と対向するキャスターベースの内面側に突出して備えられることを特徴とする。
これにより、板状のキャスターベースの一側面のキャスターを備え、他の一側面から位置決めピンとロックピンとが突出して配置される構造となるので、キャリーバッグ本体荷室底面の構造的補強を比較的最小限に抑えて軽量化・薄型化を実現しながら、キャスターベースが適宜に強度を有する構成とすることにより、必要な強度や耐久性を確保して安全・安心に使用可能なキャリーバッグを実現できるものとなる。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャスターが、1乃至4本のボルトでキャスターベースに固定されることを特徴とする。これにより、キャスターを安定して強固にキャスターベースに固定できるので好ましい。また、本発明のキャスター付きアタッチメントの取り外し時や交換時には、当然にキャスターベースも含めて当該アタッチメント全体を取り外し等するので、ボルトやナットやネジ等による固定解除作業などは全く不要である。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャスター付きアタッチメントが、キャリーバッグに対して少なくとも二つ取り付けられ、各キャスター付きアタッチメントは、それぞれ少なくとも二つの位置決めピンを備えることを特徴とする。
位置決めピンにはキャスターの回転移動時に比較的大きな力が加わることが推察されるところ、各キャスター付きアタッチメントが少なくとも二つの位置決めピンを備えることによって当該荷重を分担して負担することができ耐久性や信頼性が向上する。さらに、キャスター付きアタッチメントが、キャリーバッグに対して少なくとも二つ取り付けられることで、移動時や静止時に、キャリーバッグの向きや配置勾配変動を最小限に抑えて安定保持が可能となる。また、信頼性と耐久性の観点からさらに好ましくは、キャリーバッグに対して四つ乃至六つのキャスター付きアタッチメントを取り付けられる構成を採用しても良い。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャスター付きアタッチメントが、ロックピンを収縮させる方向に引っ張るためのダブルリングをキャスター側に備えることを特徴とする。これにより、キャスターベースのキャスター側 すなわちキャリーバッグの使用時において外底面側から、ダブルリングを引っ張ってロックピンの解除動作をすることが可能となりよりユーザフレンドリーな構成となる。
ダブルリングを引っ張ってロックピンを解除した状態で、キャスター付きアタッチメントを前方へスライド摺動させることが可能であり、大きい径の瓢箪型孔の位置まで位置決めピンを移動させて、位置決めピンを瓢箪型孔から抜き去って、キャスター付きアタッチメントを取り外すことが可能である。この場合に、位置決めピンを瓢箪型孔から抜き去る向きと、ダブルリングを引っ張る向きとが同一向きであることから、ダブルリングを引っ張ったままの状態で一連の取り外し動作を遂行することが可能となって動作が容易であり好ましい。
本発明のキャスター付きアタッチメントを装着する方法は、上述のいずれかに記載のキャリーバッグに対してキャスター付きアタッチメントを装着する方法であって、キャスター付きアタッチメントの位置決めピンを、キャリーバッグの底面の瓢箪型孔の大きい方の径の部分に挿入させると共にロックピンをキャリーバッグの底面で押圧収縮させる段階と、キャスター付きアタッチメントをスライドさせて、位置決めピンを瓢箪型孔の小さい方の径の部分に移動させると共にロックピンの収縮を解除してロックピン用孔に挿入させる段階と、を有することを特徴とする。
これにより、専門的知識や専門的技能を有しない一般ユーザの旅行者等であっても、ほぼワンタッチで、好ましくは片手でも、キャスター付きアタッチメントを装着することが可能となる。航空機の機内等への持ち込みに際して取り外したキャスター付きアタッチメントであっても、手荷物として機外へ持ち出す際に容易かつ簡便かつ迅速にキャスター付きアタッチメントを装着するものとし、その後の移動・運搬を楽に行うことができる。
また、ロックピンの収縮の解除は、ロックピンがロックピン用孔に相対した時に自動的に孔内へと伸展して解除されるように構成しても良いし、例えば手動でロックピンを押圧してロックピン用孔内に挿入されるように構成しても良い。装着が完了した状態では、ロックピンによって位置決めピンの配置位置が瓢箪型孔の小さい方の孔径の孔部分に保持されることとなるので、予期せずに位置決めピンの配置位置が瓢箪型孔の大きい方の孔径の孔部分に移動してしまって抜け落ちる懸念を回避できる。
本発明のキャスター付きアタッチメントを取り外す方法は、ロックピンを収縮させてロックピン用孔への挿入から解放させる段階と、ロックピンを収縮させた状態で、位置決めピンを瓢箪型孔の大きい方の径の部分に移動させるようにキャスター付きアタッチメントをスライドさせる工程と、位置決めピンを、キャリーバッグの底面の瓢箪型孔の大きい方の径の部分から引き抜く段階と、を有することを特徴とする。
これにより、専門的知識や専門的技能を有しない一般ユーザの旅行者等であっても、ほぼワンタッチで、好ましくは片手でも、キャスター付きアタッチメントを取り外すことが可能となる。航空機の機内等への持ち込みに際して手荷物検査場において容易かつ簡便かつ迅速にキャスター付きアタッチメントを取り外し可能とし、その後の手荷物検査や機内への持ち込みや移動・運搬・保管・収納を楽に行うことができる。
また、ロックピンのロック解除は、例えば手動でロックピンを引っ張ってロックピン用孔内からその挿入が解除されるように構成しても良い。アタッチメントの装着が完了した状態では、ロックピンがロックピン用孔内に固定される事によって位置決めピンの配置位置が瓢箪型孔の小さい方の孔径の孔部分に保持されることとなるが、ロック解除により、位置決めピンの配置位置が瓢箪型孔の大きい方の孔径の孔部分へと移動可能となって、脱抜させることが可能となる。
本発明のキャリーバッグは、キャスターを接地させた状態で、少なくともいずれかの一側面を上方にスライドさせることで、収納物を取り出しまたは収納可能とするように、開口部を形成することを特徴とする。
キャリーバッグを縦に置いた状態で、典型的にはキャスターを転がし得るような床面への配置状態に縦に置いた状態において、当該キャリーバッグを横倒しにすることなく、四つの側面のうちの一側面を上方へとスライド移動させて当該側面を開口させるものとできる。これにより、少ない床専有面積においてキャリーバッグの中身を確認したり収納出し入れすることが可能となる。バッグを横倒しにして、さらに“蝶つがいで連結された展開解放させた蓋部分”を置くスペースが必要ないので、ビジネスホテルのベッド上でバッグを展開する必要もなく足元空間で収納や荷物の出し入れが可能となる。スライド移動させるように構成された一側面は、キャリーバッグ本体からそのまま上方へ抜き取り別途個別に別体として保持乃至は保管できる構成としても良いし、上方へスライド移動できるのみで抜き取り不可能な構成としても良い。
本発明のキャリーバッグは、好ましくは一側面のスライドをガイドする断面コの字状の、高さ方向に延伸配置されたガイド溝を備え、一側面は、ガイド溝に嵌合する板状凸部を備えることを特徴とする。
ガイド溝によって、上方へスライド移動可能に構成されるキャリーバッグの一側面の移動がよりスムースかつ安全・確実に行えるものとなるので好ましい。当該一側面においては、ガイド溝に対応する位置にガイド溝に嵌合する凸部を備えるものとして、確実なスライド摺動動作を確保できるものとなる。なお、ガイド溝と、ガイド溝に嵌合する凸部とは、相対的な関係にあることから、いずれか一方をキャリーバッグの本体側に備え他方を上方スライド移動可能な一側面側に備えるものとできるものであり、いずれを採用するかは任意である。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは上方へスライドされる一側面の底部付近が、スライドされることなくキャリーバッグの底面とともに容器態様壁を形成することを特徴とする。上方へスライドされる一側面全体が底部も含めてスライドされると、当該側面全体が底部付近も含めて開口されることとなるので、底部付近の収納物が開口動作と共に零れ落ちてくる懸念も生じる。このため、キャリーバッグの底は桶状となるように、上方へスライドされる一側面の底付近が、スライドされる事無く好ましくは底と一体的に残存する構成とすることが好ましい。これにより、キャリーバッグの底付近に収納されている収納物は、当該一側面のうちの残存する底付近の壁によって支持されて開口しても荷物の崩れ落ちを回避できるものとなるので好ましい。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは上方へスライドされる一側面の上方外側面には把持部を備えることを特徴とする。これにより、当該一側面の上方へのスライド移動がより容易かつスムースに行えるものとなるので、開口の形成と閉鎖に関する取り扱いが容易となる。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくはキャリーバッグの内部には少なくとも一つの水平棚を備えることを特徴とする。本発明では。キャリーバッグを縦置きした状態でその向きのまま移動も可能であるし、収納物の出し入れも可能であることから、この配置状態での水平棚の使い勝手はすこぶる良好であると言える。例えば、キャリーバック内棚ごとに荷物の小分けや分類分けに加えて、横倒しをしても荷崩れが各棚内で最少限に収まるものとできる。さらに、トラベルポーチを複数の棚毎に分類収納することも可能であるし、衣類や小物等カテゴリー毎や種類毎あるいは日付毎に棚を分けて整理・整頓された状態で収納することも可能となる。
かなり従前から定食屋さん等におけるラーメンや丼物の配達時に利用されている汁がこぼれない出前用の出前機に搭載される銀色直方体の収納箱においては、一側面が上方へスライドして中のラーメン等を出し入れ可能であるし、その状態において水平棚が内部に複数設けられている構造を有していることは公知であるが、本発明のキャリーバッグは全体としては異なるもののその機能の良い部分を一部取り入れてさらに改良を加えて備えているものと考えることもできる。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは水平棚は、内部における高さ位置を変更可能に構成されることを特徴とする。また、上記水平棚を縦に配置されたキャリーバッグの任意の高さで支持するための一対の棚受けレールを備えるものとすることがさらに好ましい。これにより、高さの異なる種々の荷物に対応して水平棚の高さ位置を変更することができるので好ましい。さらには、任意の水平棚を撤去したり任意の位置または所定の位置に配置したり自在に水平棚の配置の可否およびその高さ位置を変更し調整可能とすることがより好ましい。さらに、複数の水平棚のうちの少なくとも一部の水平棚においては、棚面積を半分や1/3等小さくしておくか小さく調整可能に構成しておくことで、長尺物の収納においてもさらに容易となるので好ましい。また、棚受けレールは、水平棚の高さを変更・移動させる場合のガイドの機能も有するものとなるので、よりユーザフレンドリーとなる。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは上方へスライドされる一側面は少なくともその一部が、隣接する二つの側面の辺縁部を含むことで、当該少なくとも一部を含む全体の断面が略コの字状に形成されることを特徴とする。断面が略コの字状になることで、上方へスライド摺動される当該一側面の強度がかなり向上する。さらに、上方へスライド摺動させて形成される側面の開口部分がより大きくなり収納物の出し入れや整理、確認等がかなり容易に行えるものとなるので好ましい。単なる一側面のみではなく、その辺縁部で連続している両隣り側面の接続部分にかけて回り込むような形状で開口部分が形成されるので、開口正面のみならずその斜め横方向からの荷物の出し入れも可能であり便利さが相当に向上するものとなる。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは一側面のスライドをガイドする断面コの字状の、高さ方向に延伸配置されたガイド溝が、隣接する二つの側面の対向する位置に設けられ、一側面は、ガイド溝に嵌合する板状凸部を、一側面が含む辺縁部の対向する位置にガイド溝に対応するように備えることを特徴とする。これにより、ガイド溝と(好ましくは板状の)凸部とが嵌合して、しっかりとスライド摺動をガイドすることが可能となるので好ましい。
ガイド溝と凸部との位置は、上方スライドされる一側面の隣接する両側面に回り込んだ箇所で配置されることが好ましく、この場合には一対のガイド溝が相対してキャリーバッグ本体に対向配置され、一対の凸部が相対して上方スライドされる一側面の曲折した辺縁部に対向配置される構成とすることができる。なお、ガイド溝と、ガイド溝に嵌合する凸部とは、相対的な関係にあることから、いずれか一方をキャリーバッグの本体側に備え他方を上方スライド移動可能な一側面側に備えるものとできるものであり、いずれを採用するかは任意である。
本発明のキャリーバッグは、ロックピンに代えて板バネで形成されることを特徴とする。ロックピンは好ましい構成ではあるが、それに代えて例えば板バネを用いることも可能である。この場合には、ロックピン用孔の形状は板バネの形状に対応するように板バネ用孔へと代えても良い。一般には、より確実な固定ロックの観点からは、より強固なロック機能を有するロックピンを用いるものとすれば良い。
本発明のキャリーバッグの開口方法は、好ましくはキャリーバッグを立てた状態において、一側面に設けられた把持部を把持して上方にスライドする段階を有することを特徴とする。これにより、キャリーバッグの開口の形成がよりスムースに容易に行えるものとなりユーザフレンドリーの観点からさらに好ましいと言える。
本発明のキャリーバッグは、さらに好ましくは瓢箪型孔の孔配置が、キャリーバッグの進行方向前方側に大きい径部位が位置し、後方側に小さい径部位が位置することを特徴とする。キャスターの使用態様について考慮すると、移動時には、バッグの進行方向前方側から後方側に向けてキャスター及びその支持部分には力が加わると考えられる。このような力が加わった状態でも、キャスター付きアタッチメントが脱落せずにより安定的に固定保持される構造や構成が好ましい。本発明の孔配置構成により、移動時にキャスター及びその支持部分に加わる力の向きは、瓢箪型孔の小さい径の孔に向かう方向であることから、脱落をさらに抑制してしっかりと支持固定するものとなる。
上述の説明による本発明のキャリーバッグ及びその構成態様等は、実施形態での説明に限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内かつ当業者に自明な範囲内で適宜構成や構造・素材を変更したり、組み合わせまたは/及び分離したり任意にアレンジすることができるものである。
本発明は、特に機内持ち込みに関する旅行・出張用鞄の分野においてその移動方法や移動手荷物等に好適に採用可能である。
1000・・キャリーバッグ、1100・・キャスター付きアタッチメント、1110・・位置決めピン、1120・・ロックピン、1130・・弾性体、1140・・ダブルリング、1150・・キャスターベース、1160・・ボルト、1170・・キャスター、1200・・キャリーバッグ本体、1210・・瓢箪型孔、1220・・ロックピン用孔、1230・・容器態様壁、1240・・ガイド溝、1251・・把持部、1252・・凸部、1260・・水平棚。

Claims (13)

  1. キャリーバッグの底面に対して脱着可能に構成されたキャスター付きアタッチメントを備えるキャリーバッグにおいて、
    前記キャリーバッグの底面は少なくとも一つの瓢箪型孔とロックピン用孔とを備え、
    前記キャスター付きアタッチメントは、前記瓢箪型孔に嵌合する位置決めピンと、前記ロックピン用孔に嵌合するロックピンと、を備える。
    ことを特徴とするキャリーバッグ。
  2. 請求項1に記載のキャリーバッグにおいて、
    前記位置決めピンは、先端側から順に大きい径の部分と小さい径の部分とを備えるものであり、前記大きい径の部分は前記瓢箪型孔の大きい方の径に略一致し、前記小さい径の部分は前記瓢箪型孔の小さい方の径に略一致する
    ことを特徴とするキャリーバッグ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のキャリーバッグにおいて、
    前記ロックピンは、前記位置決めピンが前記瓢箪型孔の大きい方の径の部分に位置する場合に前記キャリーバッグの底面で押圧収縮され、前記位置決めピンが前記瓢箪型孔の小さい方の径の部分に位置する場合に伸展して前記ロックピン用孔に嵌合する
    ことを特徴とするキャリーバッグ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のキャリーバッグにおいて、
    前記ロックピンは、押圧されて収縮した状態から、押圧が解除されると自然に伸展するように、伸展方向に付勢する弾性体を備える
    ことを特徴とするキャリーバッグ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のキャリーバッグにおいて、
    前記キャスター付きアタッチメントが脱着される前記キャリーバッグの底外面部分は、前記キャリーバッグの他の底外面部分に対して面一である
    ことを特徴とするキャリーバッグ。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のキャリーバッグにおいて、
    前記キャスター付きアタッチメントは、
    キャスターがボルトで固定される板状のキャスターベースを備え、
    前記位置決めピンと前記ロックピンとは、前記キャスターが突出する前記キャスターベースの外面側と対向する前記キャスターベースの内面側に突出して備えられる
    ことを特徴とするキャリーバッグ。
  7. 請求項6に記載のキャリーバッグにおいて、
    前記キャスターは、1乃至4本のボルトで前記キャスターベースに固定される
    ことを特徴とするキャリーバッグ。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のキャリーバッグにおいて、
    前記キャスター付きアタッチメントは、前記キャリーバッグに対して少なくとも二つ取り付けられ、各キャスター付きアタッチメントは、それぞれ少なくとも二つの位置決めピンを備える
    ことを特徴とするキャリーバッグ。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載のキャリーバッグにおいて、
    前記キャスター付きアタッチメントは、前記ロックピンを収縮させる方向に引っ張るためのダブルリングを前記キャスター側に備える
    ことを特徴とするキャリーバッグ。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載のキャリーバッグに対して前記キャスター付きアタッチメントを装着する方法において、
    前記キャスター付きアタッチメントの前記位置決めピンを、前記キャリーバッグの底面の前記瓢箪型孔の大きい方の径の部分に挿入させると共に前記ロックピンを前記キャリーバッグの底面で押圧収縮させる段階と、
    前記前記キャスター付きアタッチメントをスライドさせて、前記位置決めピンを前記瓢箪型孔の小さい方の径の部分に移動させると共に前記ロックピンの収縮を解除して前記ロックピン用孔に挿入させる段階と、を有する
    ことを特徴とする方法。
  11. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載のキャリーバッグに対して前記キャスター付きアタッチメントを取り外す方法において、
    前記ロックピンを収縮させて前記ロックピン用孔への挿入から解放させる段階と、
    前記ロックピンを収縮させた状態で、前記位置決めピンを前記瓢箪型孔の大きい方の径の部分に移動させるように前記キャスター付きアタッチメントをスライドさせる工程と、
    前記位置決めピンを、前記キャリーバッグの底面の前記瓢箪型孔の大きい方の径の部分から引き抜く段階と、を有する
    ことを特徴とする方法。
  12. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載のキャリーバッグにおいて、
    前記ロックピンは板バネで形成される
    ことを特徴とするキャリーバッグ。
  13. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項または請求項12に記載のキャリーバッグにおいて、
    前記瓢箪型孔の孔配置は、前記キャリーバッグの進行方向前方側に大きい径部位が位置し、後方側に小さい径部位が位置する
    ことを特徴とするキャリーバッグ。
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