JP7054363B2 - 燃料ポンプの制御装置 - Google Patents
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Description
以下、第1実施形態に係る制御装置としてのECU60が適用される燃料噴射システム100について、図面を参照しつつ説明する。燃料噴射システム100は、車両ディーゼルエンジンのコモンレール式燃料噴射システムである。本実施形態において、燃料噴射システム100が「燃料供給システム」に相当する。
次に第2実施形態に係る燃料噴射システム100について図5,6を用いて説明する。第2実施形態に係る燃料噴射システム100は、第1実施形態に係る燃料噴射システム100と比べて、制御処理における圧力脈動の判定方法が異なる。具体的には、第2実施形態の制御処理では、閉弁時期Tcと目標閉弁時期Ttgとの閉弁時期差ΔTcに基づいて圧力脈動が生じているかを判定する。以下では、閉弁時期Tcの変動と第2実施形態の制御処理について説明する。
次に第3実施形態に係る燃料噴射システム100について図7を用いて説明する。第3実施形態に係る燃料噴射システム100は、第1実施形態に係る燃料噴射システム100と比べて、制御処理における圧力脈動の判定方法が異なる。具体的には、第3実施形態の制御処理では、サージ圧力Pcと吐出量差ΔQとに基づいて圧力脈動が生じているかを判定する。以下では、サージ圧力Pcの変動と第3実施形態の制御処理について説明する。
Claims (8)
- プランジャ(32)の往復動により加圧室(35)における燃料の吸入及び圧送を行う燃料ポンプ(13)を備える燃料供給システム(100)に適用され、前記加圧室の容積が減少する圧送期間において調量弁(38)による吸入通路(36)の閉弁時期(Tc)の調整により燃料吐出量(Q)を制御する燃料ポンプの制御装置(60)であって、
前記プランジャの往復動サイクル毎に、前記燃料ポンプの吐出側の燃料圧力である吐出圧力(PS)が目標圧力(PStg)よりも高くなる第1状態(St1)と、前記目標圧力よりも低くなる第2状態(St2)と、を交互に繰り返す圧力脈動が生じていることを判定する判定部と、
前記圧力脈動が生じていると判定された場合に、現在の往復動サイクルよりも2n回前(nは自然数)の往復動サイクルにおける前記燃料吐出量と目標燃料吐出量(Qtg)との吐出量差(ΔQ2)に基づいて、現在の往復動サイクルにおける前記吸入通路の閉弁時期を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
現在の往復動サイクルよりも2n回前(nは自然数)の往復動サイクルにおける前記吐出量差に基づいて、現在の往復動サイクルにおける前記吸入通路の閉弁時期を制御する第1閉弁制御と、前回の往復動サイクルにおける前記吐出量差に基づいて、現在の往復動サイクルにおける前記吸入通路の閉弁時期を制御する第2閉弁制御と、を実施可能であり、
前記第2閉弁制御の実施時に前記圧力脈動が生じていると判定された場合に、前記第2閉弁制御から前記第1閉弁制御に切り替える、燃料ポンプの制御装置。 - 前記制御部は、前記第1閉弁制御において、前記2n回前の往復動サイクルにおける吐出量差と、往復動サイクル順が前記2n回前の往復動サイクルと前後する(2n-1)回前又は(2n+1)回前の往復動サイクルにおける吐出量差(ΔQ1,ΔQ3)とに基づいて、現在の往復動サイクルにおける前記吸入通路の閉弁時期を制御する請求項1に記載の燃料ポンプの制御装置。
- 前記目標燃料吐出量と前記燃料吐出量との一方から他方を差し引いた前記吐出量差を取得する吐出量差取得部を備え、
前記判定部は、往復動サイクル順が連続する2つの往復動サイクルにおける一対の前記吐出量差の偏差が所定の閾値よりも大きく、かつ、一対の前記吐出量差の積がゼロよりも小さいサイクルが1回または2回以上連続して発生する場合に、前記圧力脈動が生じていることを判定する請求項1又は2に記載の燃料ポンプの制御装置。 - プランジャ(32)の往復動により加圧室(35)における燃料の吸入及び圧送を行う燃料ポンプ(13)を備える燃料供給システム(100)に適用され、前記加圧室の容積が減少する圧送期間において調量弁(38)による吸入通路(36)の閉弁時期(Tc)の調整により燃料吐出量(Q)を制御する燃料ポンプの制御装置(60)であって、
前記プランジャの往復動サイクル毎に、前記燃料ポンプの吐出側の燃料圧力である吐出圧力(PS)が目標圧力(PStg)よりも高くなる第1状態(St1)と、前記目標圧力よりも低くなる第2状態(St2)と、を交互に繰り返す圧力脈動が生じていることを判定する判定部と、
前記圧力脈動が生じていると判定された場合に、現在の往復動サイクルよりも2n回前(nは自然数)の往復動サイクルにおける前記燃料吐出量と目標燃料吐出量(Qtg)との吐出量差(ΔQ2)に基づいて、現在の往復動サイクルにおける前記吸入通路の閉弁時期を制御する制御部と、
前記目標燃料吐出量と前記燃料吐出量との一方から他方を差し引いた前記吐出量差を取得する吐出量差取得部と、を備え、
前記判定部は、往復動サイクル順が連続する2つの往復動サイクルにおける一対の前記吐出量差の偏差が所定の閾値よりも大きく、かつ、一対の前記吐出量差の積がゼロよりも小さいサイクルが1回または2回以上連続して発生する場合に、前記圧力脈動が生じていることを判定する、燃料ポンプの制御装置。 - 前記吸入通路の閉弁時期とその目標閉弁時期との一方から他方を差し引いた閉弁時期差を取得する時期差取得部を備え、
前記判定部は、往復動サイクル順が連続する2つの往復動サイクルにおける一対の前記閉弁時期差の偏差が所定の閾値よりも大きく、かつ、一対の前記閉弁時期差の積がゼロよりも小さいサイクルが1回または2回以上連続して発生する場合に、前記圧力脈動が生じていることを判定する請求項1又は2に記載の燃料ポンプの制御装置。 - プランジャ(32)の往復動により加圧室(35)における燃料の吸入及び圧送を行う燃料ポンプ(13)を備える燃料供給システム(100)に適用され、前記加圧室の容積が減少する圧送期間において調量弁(38)による吸入通路(36)の閉弁時期(Tc)の調整により燃料吐出量(Q)を制御する燃料ポンプの制御装置(60)であって、
前記プランジャの往復動サイクル毎に、前記燃料ポンプの吐出側の燃料圧力である吐出圧力(PS)が目標圧力(PStg)よりも高くなる第1状態(St1)と、前記目標圧力よりも低くなる第2状態(St2)と、を交互に繰り返す圧力脈動が生じていることを判定する判定部と、
前記圧力脈動が生じていると判定された場合に、現在の往復動サイクルよりも2n回前(nは自然数)の往復動サイクルにおける前記燃料吐出量と目標燃料吐出量(Qtg)との吐出量差(ΔQ2)に基づいて、現在の往復動サイクルにおける前記吸入通路の閉弁時期を制御する制御部と、
前記吸入通路の閉弁時期とその目標閉弁時期との一方から他方を差し引いた閉弁時期差を取得する時期差取得部と、を備え、
前記判定部は、往復動サイクル順が連続する2つの往復動サイクルにおける一対の前記閉弁時期差の偏差が所定の閾値よりも大きく、かつ、一対の前記閉弁時期差の積がゼロよりも小さいサイクルが1回または2回以上連続して発生する場合に、前記圧力脈動が生じていることを判定する、燃料ポンプの制御装置。 - 前記燃料ポンプの吸入側の燃料圧力であって、前記調量弁の閉弁動作開始前における前記燃料圧力である閉弁前圧力を取得する圧力取得部と、
前記目標燃料吐出量と前記燃料吐出量との一方から他方を差し引いた前記吐出量差を取得する吐出量差取得部と、を備え、
前記判定部は、往復動サイクル順が連続する2つの往復動サイクルにおける一対の前記閉弁前圧力の差が所定の第1閾値よりも大きく、かつ、前記2つの往復動サイクルにおける一対の前記吐出量差の偏差が所定の第2閾値よりも大きいサイクルが1回または2回以上連続して発生する場合に、前記圧力脈動が生じていることを判定する請求項1又は2に記載の燃料ポンプの制御装置。 - プランジャ(32)の往復動により加圧室(35)における燃料の吸入及び圧送を行う燃料ポンプ(13)を備える燃料供給システム(100)に適用され、前記加圧室の容積が減少する圧送期間において調量弁(38)による吸入通路(36)の閉弁時期(Tc)の調整により燃料吐出量(Q)を制御する燃料ポンプの制御装置(60)であって、
前記プランジャの往復動サイクル毎に、前記燃料ポンプの吐出側の燃料圧力である吐出圧力(PS)が目標圧力(PStg)よりも高くなる第1状態(St1)と、前記目標圧力よりも低くなる第2状態(St2)と、を交互に繰り返す圧力脈動が生じていることを判定する判定部と、
前記圧力脈動が生じていると判定された場合に、現在の往復動サイクルよりも2n回前(nは自然数)の往復動サイクルにおける前記燃料吐出量と目標燃料吐出量(Qtg)との吐出量差(ΔQ2)に基づいて、現在の往復動サイクルにおける前記吸入通路の閉弁時期を制御する制御部と、
前記燃料ポンプの吸入側の燃料圧力であって、前記調量弁の閉弁動作開始前における前記燃料圧力である閉弁前圧力を取得する圧力取得部と、
前記目標燃料吐出量と前記燃料吐出量との一方から他方を差し引いた前記吐出量差を取得する吐出量差取得部と、を備え、
前記判定部は、往復動サイクル順が連続する2つの往復動サイクルにおける一対の前記閉弁前圧力の差が所定の第1閾値よりも大きく、かつ、前記2つの往復動サイクルにおける一対の前記吐出量差の偏差が所定の第2閾値よりも大きいサイクルが1回または2回以上連続して発生する場合に、前記圧力脈動が生じていることを判定する、燃料ポンプの制御装置。
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JP2003336534A (ja) | 2002-05-17 | 2003-11-28 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
JP2016061280A (ja) | 2014-09-22 | 2016-04-25 | いすゞ自動車株式会社 | 燃料噴射システム、圧縮着火式内燃機関、及び燃料噴射システムの制御方法 |
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JP2016061280A (ja) | 2014-09-22 | 2016-04-25 | いすゞ自動車株式会社 | 燃料噴射システム、圧縮着火式内燃機関、及び燃料噴射システムの制御方法 |
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