JP7053134B2 - 測定技術訓練装置、測定技術訓練システム、および測定技術訓練方法 - Google Patents

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Description

本発明は測定技術訓練装置、測定技術訓練システム、および測定技術訓練方法に係り、特に、医療・看護・介護分野、あるいはまたその他の分野における、測定機器を用いた測定技術を効果的に訓練することのできる、測定技術訓練装置等に関するものである。
近年、医療は高度化かつ複雑化しており、臨床現場からはそれらに対応し得る看護実践能力を有する人材の育成が求められている。このため、全国的にも世界的にもシミュレーション教育が重要視されている。出願人・岩手県立大学看護学部でも、2012年度から看護学部人材育成10ヵ年計画(CARE10プロジェクト)を策定し、高機能患者シミュレータや輸液ポンプなどの医療機器を購入し、課外活動としてシミュレーション教育を開始した。また、模擬患者(simulated patients:SP)を活用した教育も行ってきた。
抗生剤投与時のアナフィラキシーショックの患者への対応演習等に高機能患者シミュレータを使用する場合、モニタに異常値を示したり、それをその場で変動させたり、あるいはプログラムしておいてアクションや時間によって変動させる方法によって、演習がなされている。たとえば、血圧が徐々に低下し酸素飽和度も低下してくる状況の再現では、患者シミュレータには、「ううう~」という唸りや、「ゴホッ」と咳込むといった単純な音声が用意されていて、状況に応じて音声出力される。しかし、それを超える複雑な会話は教員が代弁することによって演習が進められる。なお、シミュレーション教育ではディブリーフィング(振返り)が重要視され、そこで知識技術の定着が図られている。
また、患者モデル人形を用いた演習では、たとえば胃切除術後の患者等、術後患者の観察技術を身につけるための演習として、特段に機能のない単なる人形であるところの患者モデル人形に、術後ドレーン類や酸素カテーテル、点滴などを装着して、実際の状況の再現がなされている。この方法では、たとえば、モニタ画面上の波形・数値等必要な情報を印刷して掲示、酸素流量計の接続部と酸素マスクのラインを人形にセロテープ(登録商標)等の粘着テープで固定、術後ドレーンや膀胱留置カテーテルには赤や黄色の絵の具を溶かして「排液」を再現、さらに量も記載、そしてパルスオキシメータ(血中酸素濃度計測用)・体温計・血圧計等に所定の数値を掲示する等して、現実味(フィディリティ)を少しでも高めて訓練効果を高める工夫がなされている。
また、モニタなしのシミュレータを用いる方法では、たとえば酸素療法患者の観察技術等の演習として、タブレット型端末装置にプレゼンテーションデータのスライドショーを自動再生するように設定してモニタを再現するという工夫がなされている。この場合、シミュレータは会話することができないので、教員が患者を模して代弁することにより、演習が進められている。
このような従来の教育用装置の特徴を要約すると、患者模型(全身もしくは一部)と表示部が連動して予め設定された生体の状態を反映する情報を表示するものであり、通常の生体情報測定機器による測定動作を行うことなく生体情報を表示するものである。また、通常の生体情報測定機器の表示部とは異なる場所に生体情報を表示するものであるといえる。なお、かかるシミュレータ等の装置を使用せず、患者役の学生を設定し、実際の生体情報測定機器を用いて測定動作を行い、実測値とは無関係に予め定められた数値、あるいは提示された数値を用いて訓練を行うという実態も、決して少なくない現状である。
さて、看護実践技術のシミュレーション教育に関連しては従来、複数の技術的提案もなされている。たとえば後掲特許文献1には、生体情報に基づき患者が緊急状態に陥ったか否かを判断する能力を訓練する装置として、患者模型と、生体情報を表示可能な生体情報表示部と、条件に応じて緊急状態にすべきか否かを判定する患者状態判定部とを備えた医療用実習装置が開示されている。患者状態判定部は、患者模型に対する実習者の診療状況に基づいて、緊急状態にすべきか否かを判定し、緊急状態にすべきと判定された場合に生体情報表示部に緊急状態を示す生体情報を表示させる、という構成である。
なお、上述のとおり従来の医療・看護・介護分野の教育現場においては、シミュレータ等の装置を使用せずに実際の生体情報測定機器を用いたロールプレイングが未だ少なくないが、そこで頻用される機器について、先行技術の一例を示す(特許文献2~5)。まず、特許文献2開示技術は電子体温計である。これは、サーミスタ、基準抵抗体、コンデンサに電荷を蓄積する電圧切替部、コンデンサの放電に伴う電圧変化を検知してコンデンサが所定電圧以上の電圧を有している間ON信号を出力するA/D変換部、放電時間を計測するタイマ、放電時間、およびその直前直後における基準抵抗体を介してコンデンサに蓄積された電荷を放電した場合の各放電時間の平均値を用いてサーミスタの周辺温度を算出する演算処理部を備えた構成である。
次に、特許文献3開示技術は電子血圧計(デジタル血圧計)である。電子血圧計は、本体部、被測定者の上腕に巻付けるためのカフ、本体部とカフを接続するエアチューブ、手動式の加圧機構(ゴム球)、ゴム球と本体部を接続するエアチューブを基本的に備える。そして、本体部表面には測定結果等を表示する表示部、被測定者からの指示の入力を受付ける操作部が配置され、また、電源切替えスイッチ、測定開始指示を入力する測定スイッチ、過去の測定結果を読出して表示する指示を入力するメモリスイッチを含む構成である。
次に、特許文献4開示技術はオキシメーター(血中酸素濃度測定器)である。これは、指に異なる波長の光を照射する2つの発光素子、指を透過する異なる波長の光を受光して各波長の光強度に対応した電流信号を出力する受光素子、受光素子から出力される電流信号を電圧信号に変換する電流電圧変換回路、電圧信号をデジタル化するA/D変換器、2つの発光素子の発光タイミングを制御しかつA/D変換を発光タイミングに対応させるマイクロコンピュータを備え、さらにマイクロコンピュータにはA/D変換器で変換されたデジタル電圧信号から高周波領域の雑音成分および低周波領域の雑音成分をそれぞれ除去するデジタルフィルタが内蔵された構成である。これにより、温度特性、オフセット特性の調整容易、小電力化が図られるとしている。
次に、特許文献5開示技術は血糖計である。血糖計は、測定チップを装着する光学測定部、測定チップに光を照射する赤と緑のLED、チップ装着判定部・血液点着判定部・測定処理部等からなるプログラム、表示部等を備えて構成される。測定処理部は、点着判定部からの制御信号により起動してタイマを動作させ、測定チップの試験紙に赤と緑のLED光を所定時間照射する。その後、出力されるデジタルデータを受けて血糖値を算出し、これを表示部に表示するとともに記憶保存する、という一連のプロセスを実施する。
なお、測定技術訓練の分野とは異なるが、特定の訓練を施すための技術として、特許文献6には、個別の使用者に適した重心移動訓練を実施させる重心移動訓練システムとして、訓練モードと設定モードを切替えるモード切替部、訓練モードにおいて操作図像とその追尾の対象となる目標図像を表示面に表示させる表示処理部、測定装置で測定される使用者の重心位置に基づき表示面における操作図像の表示位置を変化させる操作処理部、設定モードにおいて記憶された重心情報から使用者の重心位置の偏りを評価する評価部、評価結果に基づいて目標図像の位置を決める設定データを決定する設定決定部が供えられた構成が開示されている。
特開2014-16461号公報(特許第5801263 号)「医療用実習装置」 特開2010-14501号公報「電子体温計」 特開平5-31084号公報(特許第5309921号)「電子血圧計」 特開平10-201743号公報「オキシメーター」 特開2011-64596号公報(特許第5336314号)「血糖計」 特開2012-161418号公報(特許第5789738号)「重心移動訓練システム」
しかし、医療、看護、介護等の分野の教育、演習、訓練の現場で使用されていた教育・訓練用装置や、市販の生体情報測定機器(体温計、血圧計、血中酸素濃度測定器等)を用いて行う教育等では、被訓練者が実際の医療、看護、介護等の業務現場とは異なる不自然な動作を行う必要があるため、効果的な教育等を行うことができないという問題がある。
まず、従来の患者模型シミュレータを使用する方法では、通常の生体情報測定機器による測定動作とは異なる動作を行う、あるいは測定動作を行わないという不自然さがあるため、効果的な訓練を行うことができない。すなわちこのようなシミュレータは、患者模型(全身もしくは一部)と表示部が連動して予め設定された生体の状態を反映する情報を表示するものであり、通常の生体情報測定機器による測定動作を行うことなく生体情報を表示する。しかも、通常の生体情報測定機器の表示部とは異なる場所に生体情報を表示するため、どうしてもフィディリティに欠ける。この点、特許文献1開示技術も同様である。その上、患者のバイタルサインズ(生命兆候)を再現するこのようなシミュレータは、数百万~一千万円の高価な装置であり、導入は決して容易ではない。
また、特に機能が備えられていない人形を用いる訓練では、少しでも真剣味のある訓練とするための準備が煩雑である上、結局は現実的な数値の提示ができないなど効果が低く、フィディリティは極めて乏しい。
また、特許文献2~5に開示されているような従来の通常の生体情報測定機器を使用して、実際は健常者である模擬患者や学生同士で演習、訓練する方法では、異常値の再現は不可能である。そのため、訓練として体温や血圧等を測定する場合も、疾患を表わす異常値を教員が言葉で伝えたり、紙に書いて掲示したりする必要がある。つまり、実際に測定された数値とは別に予め定められた数値、あるいは別途提示された数値を使用するという不自然さのため、やはり現実味が乏しく、意識が途中で寸断され、真剣味が足りなくなって訓練に集中しにくく、効果的な訓練が行えない。
つまり、従来技術では、通常の生体情報測定機器による測定動作とは異なる動作を行う、あるいは測定動作を行わないという不自然さがあるために、訓練が効果的に行えないという課題があった。これらの医療機器に異常値を再現できる機能があれば、フィディリティが向上し、より現場に近い環境で教育ができる。また、このことは、医療機器のみに留まらず、何らかの測定をする機器全般についてその測定技術の訓練、教育においても共通する。
そこで本発明が解決しようとする課題は、かかる従来技術の問題点を踏まえ、生体情報等の測定対象情報を測定する測定機器と実質的に同一の外観、使用方法を有しつつ、生体等の測定対象の異常な状態、ないしは正常な状態を反映する数値、文字、図形等で示される情報、あるいは当該機器の異常を示す情報を、予め設定された表示情報決定方法に従って表示することにより、フィディリティの高い、効果的な測定機器使用技術の訓練、教育を行うことのできる、測定技術訓練装置を提供することである。
特に本発明は、生体情報測定機器を利用した医療、看護、介護等の作業の教育、演習、訓練用技術であって、患者等の測定対象の正常時や異常時の対応訓練のために異常時や正常時を模した測定対象情報を表示する技術の提供を第一の課題とするものであるが、これに限定されず、何らかの測定をする機器全般についてその測定技術の訓練、教育をより効果的に行うことのできる、測定技術訓練装置等の提供をも、解決すべき課題として挙げる。
本願発明者は上記課題について検討した結果、バイタルサインズを測定する機器類、あるいは、何らかの測定をする機器全般において、意図的に異常値を表示させることのできる教育用機器の開発を思い立った。そして、生体情報等の測定対象情報を測定する生体情報測定機器と実質的に同一の外観や使用方法を有する装置を用いて、これに、生体等の測定対象の異常な状態や正常な状態を反映する数値等による情報、あるいは測定機器の異常を示す数値等による情報を予め設定された表示情報決定方法に従って表示することによって効果的な測定機器使用技術の訓練ができることを見出し、これに基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
〔1〕 医療、看護、介護、または福祉の各分野において用いられる生体情報測定機器を操作する作業の教育、演習または訓練用の測定技術訓練装置であって、
本装置が模す対象である特定の測定機器と同様の測定機能を備える測定機能部と、
訓練を受ける者(以下、「被訓練者」)により操作される訓練操作部と、
被訓練者に対する訓練用の基礎情報として、訓練データが被訓練者に対して訓練を施す者によって入力される基礎情報入力部と、
前記基礎情報として受けた訓練データを表示部に表示される訓練用の情報(以下、「訓練 用表示」)として決定し、前記訓練操作部における操作に基づいて生成した測定完了信号 を受けると、前記訓練データを表示部に送る表示決定処理部と、
前記訓練用表示を表示する前記表示部とからなり、

生体情報等の測定対象情報を測定する前記特定の測定機器と実質的に同一の外観を有するとともに実質的に同一の使用方法で使用され、
前記特定の測定機器が生体情報を測定可能な医療機器(放射線測定装置を除く)であることを特徴とする、測定技術訓練装置。
〔2〕 医療、看護、介護、または福祉の各分野において用いられる生体情報測定機器 を操作する作業の教育用、演習用または訓練用の測定技術訓練装置であって、
本装置が模す対象である特定の測定機器と同様の測定機能を備える測定機能部と、
訓練を受ける者(以下、「被訓練者」)により操作される訓練操作部と、
被訓練者に対する訓練用の基礎情報としてデータ処理手順(演算等)が被訓練者に対して 訓練を施す者によって設定される基礎情報入力部と、
測定機能部が測定した実測値と前記基礎情報として設定されたデータ処理手順(演算等) を受け、前記データ処理手順(演算等)により前記実測値をデータ処理されたものを表示 部に表示される訓練用の情報(以下、「訓練用表示」)として決定し、前記訓練操作部に おける操作に基づいて生成した測定完了信号を受けると、前記訓練データを表示部に送る 表示決定処理部と、
前記訓練用表示を表示する前記表示部とからなり、
生体情報等の測定対象情報を測定する前記特定の測定機器と実質的に同一の外観を有する とともに実質的に同一の使用方法で使用され、
前記特定の測定機器が生体情報を測定可能な医療機器(放射線測定装置を除く)であるこ とを特徴とする、測定技術訓練装置。
〔3〕 前記データ処理手順(演算等)には、訓練者が設定した表示値をそのまま表示す るデータ処理手順が含まれる
〔2〕に記載の測定技術訓練装置。
〕 前記訓練用表示は、数値、文字で表示され、またはこれらの適宜の組み合わせとして表示されることを特徴とする、〔1〕、〔2〕、〔3〕のいずれかに記載の測定技術訓練装置。
〕 〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕のいずれかに記載の測定技術訓練装置と、一以上の該測定技術訓練装置に対して前記基礎情報を入力する制御装置とからなる測定技術訓練システムであって、該制御装置は、前記基礎情報が設定される設定部と、該測定技術訓練装置に対して該基礎情報を送信する送信部を備えており、該測定技術訓練装置の基礎情報入力部は該送信部からの該基礎情報を受信する受信部であることを特徴とする、測定技術訓練システム。
〕 前記測定技術訓練装置は複数個が用いられ、それらの測定技術訓練装置は、各装置において測定内容の種類を異にする複数種類の測定技術訓練装置により構成される測定技術訓練装置セットをなしていることを特徴とする、〔〕に記載の測定技術訓練システム。
〕 前記測定技術訓練装置セットは一セットまたは二セット以上であり、前記制御装置は、前記基礎情報が設定される設定部と、該測定技術訓練装置セットに対して該基礎情報を送信する送信部を備え、該制御装置は該測定技術訓練装置の種類に対応して設定された各基礎情報を送信することを特徴とする、〔〕に記載の測定技術訓練システム。
〕 前記制御装置は、前記測定技術訓練装置の種類に対応して設定された各基礎情報の組であるところの訓練パターンを前記測定技術訓練装置セットに対して送信可能なように、一以上の該訓練パターンが保存される訓練パターン記憶部を備えていることを特徴とする、〔〕に記載の測定技術訓練システム。
〕 前記制御装置は、前記測定技術訓練装置の種類に対応して設定された各基礎情報の組であるところの訓練パターンを前記測定技術訓練装置セットに対して送信可能なように、該訓練パターンが生成される訓練パターン生成部を備えていることを特徴とする、〔〕、〔〕のいずれかに記載の測定技術訓練システム。
10〕 前記訓練パターンは、前記測定対象における各種測定データ(以下、「訓練パターン用データ」)に基づいて生成されることを特徴とする、〔〕に記載の測定技術訓練システム。
11〕 前記訓練パターン用データは電子カルテ等外部のデータベースからの生体情報であることを特徴とする、〔10〕に記載の測定技術訓練システム。
12〕 〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕のいずれかに記載の測定技術訓練装置を用いて行う測定技術訓練方法であって、
被訓練者に対する訓練用の基礎情報が基礎情報入力部に入力される基礎情報入力ステップ
前記基礎情報が既に入力されている状態で、被訓練者により、特定の測定機器におけるものと同様に訓練操作部が操作される操作ステップ、
および、
前記操作ステップ終了時における前記訓練用表示の測定終了後における表示ステップ
の各手順からなることを特徴とする、測定技術訓練方法。
13〕 〔5〕、〔6〕、〔7〕、〔8〕、〔9〕、〔10〕、〔11〕のいずれかに記載の測定技術訓練システムを用いて行う測定技術訓練方法であって、
制御装置上において行われる基礎情報設定ステップ
設定された基礎情報の測定技術訓練装置への送信ステップ
前記測定技術訓練装置を用いての被訓練者による測定ステップ、
および、
前記測定ステップ終了時における前記訓練用表示の測定終了後における表示ステップ
の各手順からなることを特徴とする、測定技術訓練方法。
本発明の測定技術訓練装置、測定技術訓練システム、および測定技術訓練方法は上述のように構成されるため、これによれば、生体情報等の測定対象情報を測定する測定機器と実質的に同一の外観、使用方法を有しつつ、生体等の測定対象の異常な状態、ないしは正常な状態を反映する数値、文字、図形等で示される情報、あるいは当該機器の異常を示す情報を、予め設定された表示情報決定方法に従って表示でき、それによってフィディリティの高い、効果的な測定機器使用技術の訓練、教育を行うことができる。また、より実際の現場や状況に近い環境、雰囲気を形成できるため、訓練効果を高めることができる。
本発明は、生体情報等の測定対象情報を測定する医療機器等の測定機器そのものに、意図的に変動させた値等を表示するという、従来にない技術的特徴を有するものであり、通常の測定機器を使用するのと変わらない自然な動作により訓練を効果的に実施できるという、従来にない効果を奏する。また、上述のとおり本発明は、生体情報測定機器の使用技術訓練において効果を有するが、これに限定されず、水質・大気・気候等の環境情報、その他何らかの測定をする機器全般について、その測定技術の訓練、教育をより効果的に行うことができる。
本発明測定技術訓練装置の基本構成を示す概念図である。 本発明測定技術訓練装置の別の基本構成を示す概念図である。 特定の測定終了時決定部構成を備えた本発明測定技術訓練装置の構成を示す概念図である。 図2に示す装置の具体例として電子体温計を模した装置について示す説明図である。 図2-2に例示したタイプの本発明測定技術訓練装置のブロック図である。 特定測定機器と同様の測定機能を備えている構成の本発明測定技術訓練装置の構成を示す概念図である。 図3に示す装置の具体例として電子体温計を模した装置について示す説明図である。 図3-2に例示したタイプの本発明測定技術訓練装置のブロック図である。 図3-3により示した本発明測定技術訓練装置の具体的構成例を示すブロック図である。 図3に示す装置の具体例として電子血圧計を模した装置について示す説明図である。 図5の要部説明図である。 図5の具体的構成例を示すブロック図である。 図3に示す装置の具体例として血中酸素濃度測定器を模した装置について示す説明図である。 図6の具体的構成例を示すブロック図である。 図3に示す装置の具体例として血糖計を模した装置について示す説明図である。 図7の具体的構成例を示すブロック図である。 外部からの受信部を有する本発明測定技術訓練装置の構成を示すブロック図である。 本発明測定技術訓練システムの基本構成を示すブロック図である。 本発明測定技術訓練システムの構成例を示すブロック図である。 図9-2における制御装置の設定部構成例を示す説明図である。 図9-2の本発明測定技術訓練システムにおける設定台の構成例を示す説明図である。 図9-2の本発明測定技術訓練システムにおける設定台の別の構成例を示す説明図である。 複数種類の測定技術訓練装置を有する本発明測定技術訓練システムの基本構成を示すブロック図である。 訓練パターン記憶部を備えた本発明測定技術訓練システムの基本構成を示すブロック図である。 訓練パターン生成部を備えた本発明測定技術訓練システムの基本構成を示すブロック図である。
以下、図面も用いて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明測定技術訓練装置の基本構成を示す概念図である。図示するように本測定技術訓練装置10は、訓練を受ける者(被訓練者)により操作される訓練操作部2と、被訓練者に対する訓練用の基礎情報(基礎情報)が入力される基礎情報入力部1と、訓練操作部2における操作に基づいて生成した信号および訓基礎情報入力部1に入力された信号を受けるとともに後記表示部4に表示される訓練用の情報(訓練用表示)を決定する表示決定処理部3と、表示決定処理部3において決定された訓練用表示を表示する表示部4とからなり、外観および使用方法が特定の測定機器と共通しており、訓練内容が当該測定機器(以下、「特定測定機器」ともいう)の測定技術もしくは該測定機器の測定値を用いた判断技術であることを、主たる構成とする。
かかる構成により本測定技術訓練装置10では、まず、被訓練者に対する訓練用の基礎情報が基礎情報入力部1に入力される。この基礎情報は、本装置10がその外観および使用方法を共通とする特定の測定機器における測定技術の訓練のための情報、もしくは当該測定機器の測定値を用いた判断技術の訓練のための情報である。かかる基礎情報が既に入力されている状態、もしくは入力準備されている状態で、被訓練者により訓練操作部2が操作される。この操作は、当該特定の測定機器におけるものと同様の操作である。
訓練操作部2における操作に基づいて生成した信号、および被訓練者に対して訓練を施す者により基礎情報入力部1に入力された信号は、表示決定処理部3に受け取られ、表示決定処理部3での処理を受けて表示部4に表示される訓練用表示が決定され、決定された訓練用表示が表示部4に表示される。表示部4において出力された訓練用表示が、被訓練者の当該特定測定機器の測定技術訓練、もしくは該測定機器の測定値を用いた判断技術の訓練に供される。訓練用表示は、あたかも当該特定の測定機器における測定値(実測値)であるかのように表示されるため、現実味があり、効果的な測定機器使用技術の訓練、教育に資することができる。また、より実際の現場や状況に近い環境、雰囲気を形成できるため、訓練効果を高めることができる。しかも、シミュレータのような高額な装置を要することなく、教育効果の高い訓練を行うことができる。
なお、訓練操作部2の具体的構成は、後述する体温計を模したタイプの場合にはその先端の検温部、またはそれを含む装置全体と捉えることができ、また血圧計の場合には設定スイッチ、またはさらにカフやゴム球等を含む装置全体と捉えることができる。つまり、特定測定機器の仕様等によって、本発明測定技術訓練装置の訓練操作部の具体的構成は異なるが、要するに被訓練者によって実際に操作される部分、取扱われる部分を、広く訓練操作部と捉えることができる。このことは、以下の全ての例において同様である。
図1-2は、本発明測定技術訓練装置の別の基本構成を示す概念図である。図中、(a)、(b)2つのパターンを示している。図示するように、(a)に示した本測定技術訓練装置110aは、被訓練者により操作される訓練操作部12aと、基礎情報が入力される基礎情報入力部11aと、訓練操作部12aにおける操作に基づいて生成した信号および基礎情報入力部11aに入力された信号を受け、かつ表示部14aに表示される訓練用表示を決定する表示決定処理部13aと、訓練用表示を表示する表示部14aに加え、表示決定処理部13aにおいて処理された結果(データ)を記憶保存する記憶部17a、さらに、被訓練者による操作がなされる訓練操作部12aにおける測定終了時を決定する測定終了時決定部15aが備えられた構成である。
かかる構成により本測定技術訓練装置110aでは、図1により説明した本装置の基本的作用に加え、表示決定処理部13aにおいて処理された結果(データ)は記憶部17aに記憶保存することができる。したがって、訓練用表示や訓練操作部11aによる入力信号、またこれらの少なくともいずれかに基づき表示決定処理部13aにおいて生成した信号を記憶部17aに保存しておき、事後活用することができる。
また、測定終了時決定部15aが備えられることにより、たとえばデジタル体温計のように本装置110aによる訓練対象の特定測定機器が測定に時間を要するものである場合、訓練操作部12aにおける測定終了時が決定されるため、より現実を再現する訓練を行うことができる。なお、測定終了時決定部15aによって決定された測定終了時は、本図の例では表示部14aにおいて表示される構成である。一方、図中(b)に示した測定技術訓練装置110bでは、測定終了時決定部15bにより決定された測定終了時は、専用の表示部16bにおいて表示される構成を示している。
各図に示した本発明測定技術訓練装置10等において訓練用表示は、被訓練者に対して、特定測定機器による測定対象の状態、測定機器自体の状態、または測定機器使用方法の適否のいずれかの判断の訓練に用いられるものとすることができる。たとえば、医療・看護・介護分野における生体情報測定機器の場合であれば、生体情報測定機器を用いて知ることのできる測定対象すなわち患者の身体の状態、生体情報測定機器自体が故障していないか否か等の状態、または生体情報測定機器使用方法が適切であるか否か、の判断の訓練である。
また、各図に示した本発明測定技術訓練装置10等において訓練用表示は、数値、文字、記号、図形、色、音、ドップラー音、光、発光状態、波形、画像、映像、振動、もしくは熱、またはこれらの適宜の組み合わせとして表示するものとすることができる。測定機器における測定結果の表示は通常、これらのいずれかでなされるからである。
以下、より具体的な実施形態を順に説明する。
<実施形態1>
図2は、特定の測定終了時決定部構成を備えた本発明測定技術訓練装置の構成を示す概念図である。図示するように本測定技術訓練装置210は、図1-2において示した測定終了時決定部を、測定開始検知部25Sおよび測定終了検知部25Eとを備えて構成される測定終了時決定部25とすることを、特徴的な構成とする。
すなわち、測定開始検知部25Sにより訓練操作部22における測定操作の開始が検知され、計時手段など図示しない所定の測定終了時決定手段に基づく測定終了時決定処理がなされて、測定終了検知部25Eにより測定終了が検知される。測定終了検知に基づく測定終了時の表示は、訓練用表示と共通の表示部であるところの表示部24にてなされる構成、または専用の表示部26にてなされる構成、いずれでもよい。
図2-2は、図2に示す装置の具体例として電子体温計を模した装置について示す説明図である。図2-2に示すように本測定技術訓練装置2100は、従来の電子体温計と共通する外観の本体ケース2101を有し、かつ訓練データ入力部2201、音声出力部2105、といった入出力機能をも実際の装置(実機)に模したものである。すなわち本例装置2100は、基礎情報(予め設定した訓練データ)が、表示決定処理部での処理を経て訓練用表示として表示部に表示される、測定技術訓練装置の例である。
本例測定技術訓練装置2100は、外観、操作方法および装置としての反応は従来の生体情報計測装置と同じであるが、生体情報を実際には測定しないことを特徴とする。本装置2100では、体温の測定開始と測定終了のタイミングを、実際の電子体温計とは異なる簡易な仕組みにより検出する。たとえば、本装置2100の先端部が被検者の腋に挟まれたことをセンサ(圧力センサ、光センサ、静電容量センサ等)により検出して、測定が開始されたものとする。測定開始後、タイマが動作し、一定時間(あるいは、一定時間に適当な揺らぎを加えた時間)が経過した時点で、測定が終了したものとする。
本装置2100の使用手順例を説明するが、本発明がこれに限定されるものではない。この点、以下全ての説明においても同様である。また、以下全ての説明において、「訓練データ入力部」とは基礎情報入力部の1タイプであり、訓練操作部を「訓練動作部」ともいい、「表示データ記憶部」、「訓練データ記憶部」は記憶部の1タイプである。また、「訓練用表示」を「訓練表示」、「訓練表示情報」、「訓練データ」ともいう。
1-a 温度設定
被訓練者に対して訓練を施す者(以下、「訓練者」。例.学生に対する教官)が、以下の手順で予め表示温度を設定する。
1-a-(1) 訓練データ入力部2201の設定スイッチ2202を押下して設定モードに移行する。
1-a-(2) 表示部2104に現在の設定温度(たとえば36。5℃)が表示される。
1-a-(3) 設定温度が所望の温度ではない場合、上昇ボタン2203、または下降ボタン2204を1回ないし複数回押下して表示温度を調整する。表示温度は表示部2104に表示される。
1-a-(4) 表示部2104に所望の温度(たとえば38。5℃)が表示されたときに、設定スイッチ2202を押下すると、固定モードに移行し設定を完了する。
このように、訓練者は予め、最終的に本装置の表示部2104に表示される体温を、訓練データ入力部2201での入力によって本装置2100に設定しておく。
1-b 測定
被訓練者が、訓練として、模擬患者の体温を測定する動作を行う。模擬患者には、別の被訓練者など実際の人間を用いても、あるいは患者模型を用いてもよい。このことは、以下全ての説明についても同様である。
1-b-(1) 被訓練者が本装置2100の電源ON/OFFスイッチ2103を押下し電源を入れた後に模擬患者の腋下に本装置をはさむ。
1-b-(2) 金属キャップ2102内のセンサが電子体温計が腋にはさまれたことを検知し、温度測定動作が開始され、タイマによる時間計測が開始される。なお、センサとしては、圧力センサ、光センサ、静電容量センサ等適宜のものを用いることができる。
1-c 表示
タイマにより所定の時間が経過すると、温度測定動作が終了し、音声出力部2105から終了の合図音(例.ピピッという電子音等)が発せられ、表示部2104に先に設定した温度が表示される。なお表示部2104は、液晶等適宜のものを用いることができる。
1-d センサ、タイマの動作例
センサ(圧力センサ、光センサ、静電容量センサ等)は、測定開始を検知して、測定開始指示の信号を送出する。タイマは、センサからの信号を受信して所定の時間を計測し、測定動作終了の信号を送出する。センサは金属キャップ2102部分に設置するものとすることができる。そして、圧力センサの場合は一定以上の圧力がかかった場合に、光センサの場合は一定以上の暗さになった場合に、静電容量センサの場合は静電容量が変化した場合に、電子体温計を模した本装置2100の先端部が被検者の測定部位に装着されたものと判断し、測定開始指示の信号を送出する。
図2-3は、図2-2に例示したタイプの本発明測定技術訓練装置のブロック図である。すなわち本測定技術訓練装置2310は、訓練データが入力されると訓練データを表示決定処理部に送出する訓練データ入力部231と、測定開始指示を受けて測定動作を行い、測定動作が完了したら測定動作終了を示す信号を表示値決定部に送出する訓練動作部232と、訓練動作部232から信号を受け取り、予め定められた方法により表示値を決定してこれを表示部234に送出する表示決定処理部233と、表示決定処理部233から表示値を受け取り表示値を表示する表示部234とからなる構成である。なお、図示するように、測定開始検知部235Sならびに測定終了検知部235Eを備える構成、また表示データ記憶部237を備える構成とすることもできる。
かかる構成により、本測定技術訓練装置2310は次のとおりに機能する。まず、表示決定処理部233は訓練データ入力部231から訓練データを受け取ると、訓練データを表示データ記憶部237に記憶する。測定開始検知部235S(センサ)が測定開始を検知すると、訓練動作部232に測定開始を通知し、訓練動作部232が測定終了検知部235E(タイマ)を起動する。測定終了検知部235Eが所定の時間の経過を検知すると、訓練動作部232が表示決定処理部233に測定が完了したことを示す信号を送出する。表示決定処理部233が測定完了の信号を受け取ると表示データ記憶部237から訓練データを取り出して表示部234に送出する。そして、表示部234が受け取った訓練データを訓練用表示として表示する。
<実施形態2>
図3は、特定測定機器と同様の測定機能を備えている構成の本発明測定技術訓練装置の構成を示す概念図である。本装置310は、訓練操作部32が、本装置の模すところの特定測定機器(実機)と同様の測定機能、すなわち測定機能部30を備えていることを特徴的構成とする。その他の基礎情報入力部31(訓練データ入力部)、表示決定処理部33、表示部34の基本構成は、既に述べた発明と同様である。
つまり本装置310は、外観、操作方法および反応が従来の生体情報測定機器と同じであり、たとえば電子体温計を模した場合であれば、体温の測定開始と測定終了のタイミングを実際の電子体温計と同じ仕組みで検出し、生体情報を実際に測定する。しかし、実機と同様の測定機能を有しはするものの、実測値は表示されず、基礎情報入力部31(訓練データ入力部)において予め設定された訓練データが訓練用表示として、最終的に表示部34に表示される。
図3-2は、図3に示す装置の具体例として電子体温計を模した装置について示す説明図である。これにより、本装置3100の使用手順例を説明する。
2-a 温度設定
訓練者が以下の手順で、表示される体温を予め体温計の形態をした本装置3100に設定する。
2-a-(1) 訓練データ入力部3201の設定スイッチ3202を押下して設定モードに移行する。
2-a-(2) 表示部3104に現在の設定温度(たとえば36。5℃)が表示される。
2-a-(3) 設定温度が所望の温度でない場合、上昇ボタン3203、または下降ボタン3204を1回ないし複数回押下して表示温度を調整する。表示温度は表示部3104に表示される。
2-a-(4) 表示部3104に所望の温度(たとえば38。5℃)が表示されたときに、設定スイッチ3202を押下すると固定モードに移行し、設定を完了する。
2-b 測定
2-b-(1) 被訓練者が、本装置3100の電源ON/OFFスイッチ3103を押下して電源を入れた後に、模擬患者の腋下に本装置をはさむ。
2-b-(2) 従来の電子体温計と同様の機能により測定が行われる。
2-c 表示
測定が終了すると、音声出力部3105から終了の合図音が鳴り、表示部3104に、訓練データ入力部3201によって予め設定した温度が表示される。
図3-3は、図3-2に例示したタイプの本発明測定技術訓練装置のブロック図である。図示した構成により、本測定技術訓練装置3310は次のとおりに機能する。表示決定処理部333は、訓練データ入力部331から訓練データを受け取ると、訓練データを表示データ記憶部337に記憶する。測定開始検知部335S(センサ)が測定開始を検知すると、測定機能部330によって実際に測定が開始されるとともに、訓練動作部332に測定開始が通知され、訓練動作部332が測定終了検知部335E(タイマ)を起動する。測定終了検知部335Eが所定の時間の経過を検知すると、訓練動作部332が表示決定処理部333に測定が完了したことを示す信号を送出する。表示決定処理部333は、測定完了の信号を受け取ると、表示データ記憶部337から訓練データを取り出して表示部334に送出する。そして、表示部334が受け取った訓練データを訓練用表示として表示する。なお、測定機能部330が測定開始検知機能や測定終了検知機能を内包する場合があり、その場合は測定開始検知部335Sと測定終了検知部335Eが無い構成とすることも可能である。
図4は、図3-3により示した本発明測定技術訓練装置の具体的構成例を示すブロック図である。図示するように本測定技術訓練装置4100は、訓練データ入力部410、訓練操作部4210、表示決定処理部4220、訓練データ記憶部470、表示部4230、音声出力部4240、電源部4250から構成されていて、実機同様の測定機能も備えられている。図中、訓練動作部4210が実機における温度計測部に該当し、また表示決定処理部4220は、制御回路4221、演算処理部4223、表示制御部4227、タイマ4222、RAM4226、ROM4224等から構成される。
本装置4100が模擬患者の計測部位に装着されると、所定の周期で温度計測を開始し、取得された温度データの時間変化に基づいて体温が予測演算される。本装置4100において表示決定処理部4220は、以下のように動作する。電源部4250がONされると本装置4100の初期化が行われ、サーミスタによる温度計測が開始される。たとえば、演算処理部4223では、所定間隔で温度データの演算が行われる。ついで、計測開始条件が成立したか否かが判断される。具体的には、前回の温度計測により演算された温度データの値からの上昇度が、所定の値以上となったか否かが判断される。
上昇度が所定の値以上と判断された場合には計測開始条件成立と判断、当該温度データを計測したタイミングが予測体温演算の基準点(t=0)として設定される。つまり本装置4100では、急激な温度上昇の計測によって本装置4100が所定の計測部位(腋下等)に装着されたとみなされる。そして、温度データの取込みが開始される。つまり、計測された温度データとその計測タイミングが時系列データとしてRAM4226に記憶される。
記憶された温度データを用いた所定の予測演算手順によって予測体温が演算される。そして、基準点(t=0)から所定時間経過した後に、算出された一定区間における予測値が、予め設定された予測成立条件を満たすか否か、すなわち所定の温度範囲以内であるか否かが判断される。満たすと判断された場合には、温度計測を終了するとともにそれを示す音声が音声出力部4240に出力され、表示部4230には訓練データ記憶部470から取得した訓練データが訓練用表示として表示される。
図5は、図3に示す装置の具体例として電子血圧計を模した装置について示す説明図である。また、
図5-2は図5の要部説明図、
図5-3は図5の具体的構成例を示すブロック図である。図5等に示すように電子血圧計を模した本測定技術訓練装置5100は、本体部510、被測定者の所定の身体部位(例.上腕)に巻付けるためのカフ520、本体部510とカフ520とを接続するエアチューブ524A、ゴム球530のような加圧機構、およびそれと本体部510とを接続するエアチューブ524Bを備えて構成される。ゴム球530は圧縮操作されることにより、エアチューブ524A、524Bを介してカフ520に空気を送り込む。
本体部510の表面510Aには、測定結果などを表示する表示部540と、指示入力用の操作部541とが配置される。操作部541はたとえば、電源のON/OFFを切替えるための電源スイッチ541A、測定開始の指示を入力するための測定スイッチ541B、および過去の測定結果を読出して表示する指示を入力するためのメモリスイッチ541Cを含む構成とすることができる。表示部540には、液晶等適宜のものを用いることができる。本体部510の左側面510Bにはエアチューブ24A、24Bが接続され、また本例装置5100では、ここに訓練データ入力部5201が設けられている。
本装置5100の使用手順例を説明する。
3-a 表示血圧値設定
訓練者が以下の手順で、表示される血圧値を予め体温計の形態をした本装置5100に設定する。
3-a-(1) 訓練データ入力部5201の設定スイッチ5202を押下して最低血圧設定モードに移行する。
3-a-(2) 現在の設定値(たとえば80mmHg)が表示部540に表示される。
3-a-(3) 設定値が所望の値でない場合、上昇ボタン5203、または下降ボタン5204を1回ないし複数回押下して表示値を調整する。表示値は表示部540に表示される。
3-a-(4) 表示部540に所望の値(たとえば113mmHg)が表示されたときに設定スイッチ5202を押下すると最低血圧値が訓練データ記憶部570に登録され、最高血圧設定モードに移行する。
3-a-(5) 続いて同様に最高血圧値(たとえば180mmHg)を設定して、設定スイッチ5202を押下すると最高血圧値が訓練データ記憶部570に登録され、固定モードに移行する。
3-a-(6) 設定スイッチ5202は押下するたびに以下のようにモードが移行する。
固定モード→最低血圧設定モード→最高血圧設定モード→固定モード
3-b 測定
被訓練者が模擬患者の血圧を測定する。本装置5100に対して所定の測定操作を行う。
3-c 表示
測定が終了すると、ブザー544が報知し、予め設定された最低/最高血圧値(たとえば113mmHg/180mmHg)が表示決定処理部5220での処理を経て表示部540に表示される。
図6は、図3に示す装置の具体例として血中酸素濃度測定器を模した装置について示す説明図である。また、
図6-2は図6の具体的構成例を示すブロック図である。図6-2に示すように本測定技術訓練装置6100は、人体の一部(例.指、腕)に装着されるセンサ部62、センサ部62からの信号が入力され演算処理する測定部63から主として構成される。センサ部62は、生体組織中で異なる波長の光を発光する第1発光素子64、第2発光素子65と、組織を透過する異なる波長の光を受光して各発光素子64、65の各波長の光強度に対応した電流信号を出力する受光素子66とを備え、各発光素子64、65と受光素子66とは手指等(図中、F)の組織を介して互いに対向するように配置される。第1発光素子64は第1光駆動回路67、第2発光素子65は第2光駆動回路68にそれぞれ接続され、各回路67、68は、マイクロコンピュータ620に内蔵されたタイミング回路622により生成されるタイミングによって制御される。
測定部63は、受光素子66から入力される光強度に対応した電流信号を電圧信号に変換する電流電圧変換回路69、電流電圧変換回路69から出力される電圧信号をデジタル化するA/D変換器610、マイクロコンピュータ620、およびマイクロコンピュータ620のCPU623からの演算処理データを表示する表示部611を備えて構成される。マイクロコンピュータ620は、デジタルフィルタである櫛形フィルタ621、タイミング回路622、およびCPU623が内蔵されていて、第1光駆動回路67、第2光駆動回路68、およびA/D変換器610を制御する。
本装置6100の使用手順例を説明する。
4-a 表示酸素濃度の設定
4-a-(1) 訓練データ入力部6201の設定スイッチ6202を押下して酸素濃度設定モードに移行する。
4-a-(2) 現在の設定値(たとえば95%SpO)が表示部611に表示される。
4-a-(3) 設定値が所望の値でない場合、上昇ボタン6203、または下降ボタン6204を1回ないし複数回押下して表示値を調整する。表示値は表示部611に表示される。
4-a-(4) 表示部611に所望の値(たとえば80%SpO)が表示されたときに設定スイッチ6202を押下すると、酸素濃度が訓練データ記憶部670に登録され、固定モードに移行する。
4-a-(5) 設定スイッチ6202は押下するたびに以下のようにモードが移行する。
固定モード→酸素濃度設定モード→固定モード
4-b 測定
被訓練者が模擬患者の血中酸素濃度を測定する。本装置6100に対して所定の測定操作を行う。
4-c 表示
測定が終了すると、表示決定処理部6220が訓練データ記憶部670から予め設定された血中酸素濃度(たとえば80%SpO)の値を読み出し、表示部611に送り、それが表示部611に表示される。
図7は、図3に示す装置の具体例として血糖計を模した装置について示す説明図である。また、
図7-2は図7の具体的構成例を示すブロック図である。図7-2に示すように血糖計を模した本測定技術訓練装置7100は、測定処理部7516は、点着判定部715が試験紙7511に血液Bが点着したと判定したことによって出力される制御信号を受けて起動し、測定処理を開始する。そして、内部のタイマを動作させ、予め決められた時間を計時する。測定処理部7516は、タイマが計時を完了するまで、光学測定部7103に装着された測定チップの試験紙に、赤LED7003および緑LED7009の光をそれぞれ照射し、計時完了後、A/D変換器から出力されるデジタルデータを受けて血糖値を算出する、という構成を備えている。
本装置7100の使用手順例を説明する。
5-a 表示血糖値の設定
5-a-(1) 訓練データ入力部7301の設定スイッチ7302を押下して血糖値設定モードに移行する。
5-a-(2) 現在の設定値(たとえば100mg/dL)が表示部7105に表示される。
5-a-(3) 設定値が所望の値でない場合、上昇ボタン7303、または下降ボタン7304を1回ないし複数回押下して表示値を調整する。表示値は表示部7105に表示される。
5-a-(4) 表示部7105に所望の値(たとえば250mg/dL)が表示されたときに設定スイッチ7302を押下すると血糖値が訓練データ記憶部770に登録され、固定モードに移行する。
5-a-(5) 設定スイッチ7302は押下するたびに以下のようにモードが移行する。
固定モード→血糖値設定モード→固定モード
5-b 測定
被訓練者が本装置7100に対して所定の測定操作を行い、模擬患者の血糖値を測定する。
5-c 表示
測定が終了すると、表示決定処理部7220が訓練データ記憶部770から予め設定された血糖値(たとえば250mg/dL)を読み出し、それが表示部711に表示される。
<実施形態3>
また、特に図示はしないが、訓練操作部(訓練動作部)は図3~7-2を用いて説明した本発明装置と同じく特定測定機器と同様の測定機能を備えていて、訓練操作部における操作に基づいて生成した信号には測定機能により実測したデータ(実測信号)が含まれ、実測信号をデータ処理するデータ処理手順が訓練用の基礎情報として用いられ、当該データ処理手順により実測信号がデータ処理されたものが訓練用表示として表示される構成の測定技術訓練装置も、本発明の範囲内である。つまり、図3~7-2で説明した実施形態2の各装置との相違は、測定機能部により測定された実測信号が、訓練用表示の生成に関与するか否かである。
本実施形態における測定技術訓練装置は、外観、操作方法および装置としての反応は従来の特定測定機器と同じであり、生体情報等を実際に測定し、実際の測定結果を表示決定処理部に伝えるが、表示決定処理部において、実際の測定結果(実測信号)に所定の演算処理が施され、その結果が表示部に表示される。
実施形態2の各装置と比べると、たとえば体温計を模した装置の場合、体温の測定開始と測定終了のタイミングの検出は同じであるが、実測体温データが表示決定処理部に伝えられて、所定の処理のなされる点が異なる。
体温計を模した装置を例にとって、本発明実施形態3の測定技術訓練装置の使用手順例を説明する。
6-a データ処理手順(演算等)の設定
訓練者が、表示される体温の演算方法を、基礎情報入力部(訓練データ入力部)から予め設定する。
6-b 測定
被訓練者が本装置を模擬患者の腋に挟むことで、通常の電子体温計と同様の機能により体温測定が行われる。
6-c 処理と表示
測定が終了したら、測定終了の合図が表示され、実際の測定結果に予め設定されたデータ処理手順(演算等)を加えて得られた結果が表示部に送られ、それが表示部において、訓練用表示の体温として表示される。
6-d 演算方法の例
データ処理手順として演算がなされる場合、たとえば次のような演算を用いることができるが、本発明はこれに限定されない。
f(x,y)=x :訓練者が設定した表示値xをそのまま表示
f(x,y)=y :実測値yをそのまま表示
f(x,y)=y+C :実測値yに一定値Cを加算して表示
f(x,y)=y+random(0,x):実測値yに0からxの間のランダムな値を加算
なお、前出図2-2等にても示したが、本発明測定技術訓練装置においては、訓練操作部における操作に基づいて本装置における測定終了時を決定する測定終了時決定部を設ける構成とすることができる。測定終了時決定部は、測定開始時点を検知する測定開始検知部、および、タイマの計時や測定経過に基づく判定処理など適宜の方式によって測定終了時を検知する測定終了検知部を備えた構成とすることができる。また、訓練操作部における操作に基づいて生成した信号には、本装置における測定操作開始を示す信号(開始信号)、測定操作終了を示す信号(終了信号)のいずれか、または両方を含むものとすることができる。
<実施形態4>
図8は、外部からの受信部を有する本発明測定技術訓練装置の構成を示すブロック図である。図示するように本測定技術訓練装置810は、基礎情報入力部が、外部からの基礎情報を受信する受信部81であることを、特徴的な構成とする。つまり、既に説明した実施形態1~3の測定技術訓練装置の基礎情報入力部(訓練データ入力部)が、外部の制御装置等に由来する基礎情報(訓練データ データ処理手順を含む)が受信という形態で入力される基礎情報入力部すなわち受信部81に置き換わった形態である。その他の構成は、実施形態1~3の各装置における構成をそのまま用いることができる。なお、受信部81における受信方式は、外部の制御装置等からの有線通信もしくは無線通信の他、たとえばUSB接続による受信や電子記録媒体による受信も、広く含むものとする。
体温計を模した測定技術訓練装置を例にとって、本実施形態の使用手順例を説明する。
7-a 基礎情報の設定
訓練者が、たとえばパーソナルコンピュータ等の制御装置上において、測定技術訓練装置810に表示される、もしくはその表示決定に用いられる体温データを予め設定する。
7-b 送信
設定された体温データが制御装置から測定技術訓練装置810に送信され、受信部81で受信され、表示データ記憶部等の記憶部87に記憶される。
7-c 測定、表示
被訓練者が本装置810を模擬患者の腋に挟んで、測定開始する。測定が終了すると測定終了の合図が発せられ、表示決定処理部83による処理を経て、表示部84に予め設定した体温が表示される。
なお本例では、基礎情報がそのまま訓練用表示として用いられる例で説明したが、実施形態3のようにデータ処理手順が加えられる例も、もちろん含まれる。以下説明する全ての本発明においても、同様である。
<実施形態5>
図9は、本発明測定技術訓練システムの基本構成を示すブロック図である。図示するように本測定技術訓練システム9000は、一または二以上の、これまで説明したいずれかの測定技術訓練装置910と、制御装置960とからなるシステムであって、制御装置960は、基礎情報(訓練表示情報、訓練データ)が設定される設定部970(以下、「訓練表示情報設定部」ともいう)と、測定技術訓練装置910に対して基礎情報を送信する送信部980とを備えていることを、主たる構成とする。特に、測定技術訓練装置を二以上用いた場合は、全ての測定技術訓練装置に対して、一回の操作により同時に基礎情報を送信することができるシステムを構築できる。なお、図では、910、9102、9103という三の測定技術訓練装置が示されているが、本発明はこれに限定されず、測定技術訓練装置の数は一でも、二でも、また四以上でもよい。
体温計を模した測定技術訓練装置を用いた例により、本測定技術訓練システム9000の使用手順例を説明する。
8-a 基礎情報の設定
訓練者が、制御装置960上において、測定技術訓練装置910に表示される、もしくはその表示決定に用いられる体温データを予め設定する。
8-b 送信
設定された体温データが制御装置960から複数台の測定技術訓練装置910、・・・に一斉に送信され、それぞれの測定技術訓練装置の受信部(基礎情報入力部)950、・・・で受信され、記憶される。
8-c 測定
複数の被訓練者が、それぞれの測定技術訓練装置910、・・・をそれぞれの模擬患者の腋に挟み、測定を開始する。
8-d 表示
測定が終了すると、測定終了の合図が発せられ、表示決定処理部930による処理を経て、表示部940に予め設定した体温が表示される。
図9-2は、本発明測定技術訓練システムの構成例を示すブロック図である。また、
図9-3は、図9-2における制御装置の設定部構成例を示す説明図である。本例は、複数の被訓練者を指導する場合に効率よく設定を行うことのできる実施例である。体温計を模した測定技術訓練装置を用いた例により、本測定技術訓練システム9200の使用手順例を説明する。
9-a 基礎情報の設定、送信
訓練者が、以下の手順で複数台の測定技術訓練装置9210、・・・の表示温度を一括設定する。
9-a-(1) 複数台の測定技術訓練装置9210、・・・を設定台9290にセットする。
9-a-(2) 訓練者が、設定用パーソナルコンピュータ等の設定装置9260により訓練表示温度データを入力し、設定台9290上の送信部9280から測定技術訓練装置9210、・・・に対して送信を行う。
9-a-(3) 訓練者の送信した訓練表示温度データを、各測定技術訓練装置9210、・・・の受信部9250、・・・が受信する。
9-b 測定
9-b-(1) 各被訓練者が各模擬患者の体温を測定する動作を行う。すなわち、各測定技術訓練装置9210、・・・の電源ON/OFFスイッチを押下して電源を入れた後に、模擬患者の腋下にこれをはさむ。
9-b-(2) 金属キャップ内のセンサが測定技術訓練装置9210が腋にはさまれたことを検知して温度測定動作が開始され、タイマによる時間計測が開始される。
9-c 表示
測定開始後所定の時間が経過すると温度測定動作が終了し、終了の合図音が発せられ、表示決定処理部による処理を経て、表示部に予め設定した体温が表示される。
制御装置9296は、設定用パーソナルコンピュータ等の設定装置9260と設定台9290とで構成される。設定台9290は、測定技術訓練装置9210に訓練表示を入力せしめるためのものである。設定装置9260と設定台9290はUSB等の有線、あるいはWIFI等の無線方式で接続するものとすることができる。設定装置9260は訓練表示情報設定部9271を有する。そして、たとえば図9-3に示すように、表示装置上の設定画面を操作して設定する機器の種別を選択し、表示数値を設定することができる。また、設定台9290は送信部9280を有し、NFC等の無線方式により、設定装置9260から受け取った訓練表示データを測定技術訓練装置9210に対して送信する。
図9-4は、図9-2の本発明測定技術訓練システムにおける設定台の構成例を示す説明図であり、複数台の測定技術訓練装置の収納および表示値設定を行うための、容器状の設定台である。なお、図中(a)は側面図、(b)は平面図である。図示するように本設定台9390は、複数の測定技術訓練装置9310、・・・を収納するとともに、設定装置9360からの設定を受ける構成である。すなわち、測定技術訓練装置9310、・・・が安定性よく収納され、省スペース状態かつ整理された状態で、設定台9390と有線または無線で接続した設定装置9360から受信した訓練表示データが、NFC等の無線方式を用いて測定技術訓練装置9310、・・・に一斉に送信され、入力、設定される。
図9-5は、図9-2の本発明測定技術訓練システムにおける設定台の別の構成例を示す説明図である。本例のように、設定台9490は測定技術訓練装置9410を載置できる板状の形態であってもよい。本例の設定台9490では、その上に、訓練表示を設定する一台または複数台の測定技術訓練装置9410を置いた状態で、設定台9490と有線または無線で接続した設定装置9460により訓練表示データを設定すると、設定台9490と測定技術訓練装置9410間でNFC等の無線方式によりデータ通信を行い、訓練表示データが、NFC等の無線方式を用いて測定技術訓練装置9410に送信され、入力、設定される。複数の測定技術訓練装置9410、・・・が載置された場合は、一斉に設定可能である。
<実施形態6>
図10は、複数種類の測定技術訓練装置を有する本発明測定技術訓練システムの基本構成を示すブロック図である。図示するように本測定技術訓練システムX100は、複数種類の測定技術訓練装置X10、X10b、・・・で構成される一または二以上の測定技術訓練装置セットX10Sと、制御装置X60とからなるシステムであって、制御装置X60は、基礎情報が設定される設定部X70と、測定技術訓練装置セットX10Sに対して基礎情報を送信する送信部X80を備え、制御装置X60は測定技術訓練装置X10、X10b、・・・の種類に対応して設定された各基礎情報を各測定技術訓練装置に対して送信するよう形成されていることを、主たる構成とする。なお、図では測定技術訓練装置の種類は、X10、X10b、X10cの三種類の例が示されているが、本発明はこれに限定されず、二種類でも、四種類以上でもよい。また、測定技術訓練装置セットX10Sは二セットのみが示されているが、一であっても、三以上であってももちろんよい。
体温計、血圧計、血中酸素濃度測定器をそれぞれ模した測定技術訓練装置のセットの例で、本測定技術訓練システムX100の使用手順例を説明する。
10-a 基礎情報の設定、送信
10-a-(1) 訓練者が制御装置X60で各測定技術訓練装置X10等に表示される生体情報(体温、血圧、血中酸素濃度)の値を設定する。
10-a-(2) 設定した生体情報の値が制御装置X60から該当する種類の各測定技術訓練装置X10等に送信される。つまり、体温は、体温計を模した測定技術訓練装置全てに、血圧は、血圧計を模した測定技術訓練装置全てに、血中酸素濃度は、血中酸素濃度測定器を模した測定技術訓練装置全てに、それぞれ送信される。
10-b 測定
被訓練者が模擬患者に対し各測定技術訓練装置X10等の測定動作を行うと、通常の各特定測定機器と同様の機能により測定が行われる。
10-c 表示
測定が終了すると測定終了の合図が発せられ、表示決定処理部X30等による処理を経て、表示部X40等に予め設定した各生体情報の値が表示される。
<実施形態7>
図11は、訓練パターン記憶部を備えた本発明測定技術訓練システムの基本構成を示すブロック図である。図示するように、本測定技術訓練システムY100は図10に示したシステムX100のヴァリエーションであって、制御装置Y60が、測定技術訓練装置Y10、Y10b、・・・等の種類に対応して設定された各基礎情報の組であるところの訓練パターンを、測定技術訓練装置セットY10Sに対して送信可能なように、一以上の訓練パターンが保存される訓練パターン記憶部Y90(「訓練パターン格納部」ともいう)を備えていることを、主たる構成とする。なお、図では測定技術訓練装置の種類は、Y10、Y10b、Y10cの三種類の例が示されているが、本発明はこれに限定されず、二種類でも、四種類以上でもよい。また、測定技術訓練装置セットY10Sは一のみが示されているが、二以上であってももちろんよい。
つまり本実施形態によれば、設定部Y70において訓練パターンの一つが選択された場合に、当該訓練パターンに含まれる訓練データが、所定の測定技術訓練装置Y10、Y10b、・・・に対して送信される。一定の現象に対して複数種類の測定方法が存在する場合、逆に各種の測定データの組み合わせから特定の現象の発生を判断し得るが、本実施形態は、かかる測定データの組み合わせパターンにより測定対象において発生している現象を判断する訓練に適している。
なお、このような測定技術訓練装置の種類に対応して設定された各基礎情報の組からなる訓練パターンは、制御装置Y60において作成、設定されてもよいし、外部で作成されたものを受信する等して制御装置Y60内で設定したり、記憶するのでもよい。
体温計、血圧計、血中酸素濃度測定器をそれぞれ模した測定技術訓練装置のセットの例で、本測定技術訓練システムY100の使用手順例を説明する。
11-a 訓練パターンの設定
11-a-(1) 訓練者が制御装置Y60において、各測定技術訓練装置Y10等に表示される生体情報(体温、血圧、血中酸素濃度)の訓練パターンを設定する。訓練パターンは、訓練パターン記憶部Y90(訓練パターン格納部)に記憶させておく。
11-a-(2) たとえば、訓練パターン「肺炎患者」とした場合の例は下記のとおりである。
訓練パターンの例:「肺炎患者(既往歴:糖尿病):体温=38。5℃、SpO2=87%、脈拍=120BPM、血圧=140/180mmHg、血糖値=250mg/dL」
11-b 訓練パターンの送信
設定した訓練パターンに対応する訓練データが訓練パターン記憶部Y90(訓練パターン格納部)から検索され、制御装置Y60からそれぞれ該当する種類の全ての測定技術訓練装置Y10等に送信される。つまり、体温は、体温計を模した測定技術訓練装置全てに、血圧は、血圧計を模した測定技術訓練装置全てに、血中酸素濃度は、血中酸素濃度測定器を模した測定技術訓練装置全てに、それぞれ送信される。
11-c 測定
被訓練者が模擬患者に対し各測定技術訓練装置Y10等の測定動作を行うと、通常の各特定測定機器と同様の機能により測定が行われる。
11-d 表示
測定が終了すると測定終了の合図が発せられ、表示決定処理部Y30等による処理を経て、表示部Y40等に予め設定した各生体情報の値が表示される。
<実施形態8>
図12は、訓練パターン生成部を備えた本発明測定技術訓練システムの基本構成を示すブロック図である。図示するように、本測定技術訓練システムZ1000は、図10、11に示した各システムX100、Y100のヴァリエーションであって、制御装置Z60は、測定技術訓練装置Z10、Z10b、・・・の種類に対応して設定された各基礎情報の組であるところの訓練パターンを測定技術訓練装置セットZ10Sに対して送信可能なように、訓練パターンが生成される訓練パターン生成部Z110を備えていることを、主たる構成とする。なお、図では測定技術訓練装置の種類は、Z10、Z10b、Z10cの三種類の例が示されているが、本発明はこれに限定されず、二種類でも、四種類以上でもよい。また、測定技術訓練装置セットZ10Sは一のみが示されているが、二以上であってももちろんよい。
訓練パターンは、所定の測定対象における各種測定データ(訓練パターン用データ)に基づいて生成するものとすることができる。一つの訓練パターンに対して複数の訓練データの組が対応することになる。生体情報測定機器の訓練目的であれば、たとえば電子カルテ等、外部のデータベースから得る匿名化された生体情報を利用することができる。かかる匿名化された生体情報を本システムZ1000の制御装置Z60の受信部Z100が受信すると、制御装置Z60の訓練パターン生成部Z110が当該生体情報から訓練パターンを生成することができる。生成された訓練パターンは、訓練パターン記憶部Z90に格納される。
測定技術訓練システムの使用手順は、基本的に前述の実施形態7と同じであるが、訓練パターン記憶部Z90から検索される訓練データがより多様になる。たとえば、訓練パターン「肺炎患者」を選択すると、複数の訓練データの組から一つが選択されて、測定技術訓練装置Z10等に設定される。
訓練パターン用データは、制御装置Z60自身において保存されているもの、作成されるものを用いてもよいし、また外部から得てもよい。図では、制御装置Z60に、訓練パターン用データを外部から受信する受信部Z100が備えられている構成を示すが、これには限定されない。また、受信には、有線・無線の通信の他、USB接続や電子記録媒体によるデータの取得も広く含む。
また、本測定技術訓練システムを特に医療・看護・介護分野での生体情報測定機器の使用技術訓練に用いる場合、訓練パターン用データとして、上述した電子カルテからの生体情報、またはその他のデータベースからのものを含む生体情報を用いて、効果的な訓練パターンを構築することができる。
以上説明した測定技術訓練装置、または測定技術訓練システムを用いて行う測定技術訓練方法も、本発明の範囲内である。また、以上の説明は主として生体情報測定機器の測定技術訓練を例として挙げたが、本発明がかかる分野に限定されないことは既述のとおりである。
本発明の測定技術訓練装置、測定技術訓練システム、および測定技術訓練方法によれば、生体情報等の測定対象情報を測定する測定機器と実質的に同一の外観、使用方法を有しつつ、生体等の測定対象の状態を反映する数値等の情報を、予め設定された表示情報決定方法に従って表示でき、それによってフィディリティの高い、効果的な測定機器使用技術の訓練、教育を行うことができる。したがって、医療、介護、福祉分野を初め、測定機器の使用技術の訓練が必要または有用な全分野において、産業上利用性が高い発明である。
1、11a、11b、21…基礎情報入力部
2、12a、12b、22…訓練操作部
3、13a、13b、23、233…表示決定処理部
4、14a、14b、24、234…表示部
10、110a、110b、210、2100、2310…測定技術訓練装置
15a、15b、25…測定終了時決定部
16b、26…表示部(測定終了時の)
17a、17b、27…記憶部
25E、235E…測定終了検知部
25S、235S…測定開始検知部
2101…本体ケース
2102…金属キャップ
2103…電源ON/OFFスイッチ
2104…表示部
2105…音声出力部
2201…訓練データ入力部
2202…設定スイッチ
2203…上昇ボタン
2204…下降ボタン
231…訓練データ入力部
232…訓練動作部
237…表示データ記憶部
30…測定機能部
31…基礎情報入力部
32…訓練操作部
33…表示決定処理部
34…表示部
310、3100…測定技術訓練装置
3101…本体ケース
3102…金属キャップ
3103…電源ON/OFFスイッチ
3104…表示部
3105…音声出力部
3201…訓練データ入力部
3202…設定スイッチ
3203…上昇ボタン
3204…下降ボタン
4100…測定技術訓練装置
410…訓練データ入力部
4210…訓練操作部
4220…表示決定処理部
4221…制御回路
4223…演算処理部
4227…表示制御部
4222…タイマ
4226…RAM
4224…ROM
4225…EEPROM
470…訓練データ記憶部
4230…表示部
4240…音声出力部
4250…電源部
5000…CPU
5100…測定技術訓練装置
510…本体部
510A…本体部の表面
510B…本体部の左側面
520…カフ
521…空気袋
5201…訓練データ入力部
5202…設定スイッチ
5203…上昇ボタン
5204…下降ボタン
5220…表示決定処理部
524、524A、524B…エアチューブ
530…ゴム球
531…空気孔
532…圧力センサ
535…発振回路
539…メモリ部
540…表示部
541…操作部
541A…電源スイッチ
541B…測定スイッチ
541C…メモリスイッチ
543…計時部
544…ブザー
545…LED
542…電源部
570…訓練データ記憶部
610…A/D変換器
6100…測定技術訓練装置
611…表示部
62…センサ部
620…マイクロコンピュータ
6201…訓練データ入力部
6202…設定スイッチ
6203…上昇ボタン
6204…下降ボタン
621…デジタルフィルタ(櫛形フィルタ)
622…タイミング回路
6220…表示決定処理部
623…CPU
63…測定部
64…第1発光素子
65…第2発光素子
66…受光素子
67…第1光駆動回路
670…訓練データ記憶部
68…第2光駆動回路
69…電流電圧変換回路
7003…赤LED
7009…緑LED
7100…測定技術訓練装置
7100…本装置
7101…本体
7103…光学測定部
7104…イジェクトレバー
7105…表示部
7106…操作パネル
7220…表示決定処理部
7202…回路基板
7301…訓練データ入力部
7302…設定スイッチ
7303…上昇ボタン
7304…下降ボタン
7511…試験紙
7513…チップ装着判定部
7515…点着判定部
7516…測定処理部
7517…チップ離脱判定部
7518…制御部
770…訓練データ記憶部
81…受信部(基礎情報入力部)
82…訓練動作部
83…表示決定処理部
84…表示部
87…表示データ記憶部
810…測定技術訓練装置
9000…測定技術訓練システム
910、9102、9103…測定技術訓練装置
920…訓練動作部
930…表示決定処理部
940…表示部
950…受信部(基礎情報入力部)
960…制御装置
970…設定部(訓練表示情報設定部)
980…送信部
9200…測定技術訓練システム
9210、9310、9410…測定技術訓練装置
9250…受信部
9260、9360、9460…設定装置
9271…訓練表示情報設定部
9280…送信部
9290、9390、9490…設定台
9296…制御装置
X10、X10b、X10c…測定技術訓練装置
X10S…測定技術訓練装置セット
X20…訓練動作部
X30…表示決定処理部
X40…表示部
X50…受信部
X60…制御装置
X70…設定部(訓練表示情報設定部)
X80…送信部
X100…測定技術訓練システム
Y10、Y10b、Y10c…測定技術訓練装置
Y10S…測定技術訓練装置セット
Y20…訓練動作部
Y30…表示決定処理部
Y40…表示部
Y50…受信部
Y60…制御装置
Y70…設定部(訓練表示情報設定部)
Y80…送信部
Y90…訓練パターン記憶部(訓練パターン格納部)
Y100…測定技術訓練システム
Z10、Z10b、Z10c…測定技術訓練装置
Z10S…測定技術訓練装置セット
Z20…訓練動作部
Z30…表示決定処理部
Z40…表示部
Z50…受信部
Z60…制御装置
Z70…設定部(訓練表示情報設定部)
Z80…送信部
Z90…訓練パターン記憶部(訓練パターン格納部)
Z100…受信部(制御装置における)
Z1000…測定技術訓練システム
Z110…訓練パターン生成部

Claims (13)

  1. 医療、看護、介護、または福祉の各分野において用いられる生体情報測定機器を操作する作業の教育、演習または訓練用の測定技術訓練装置であって、
    本装置が模す対象である特定の測定機器と同様の測定機能を備える測定機能部と、
    訓練を受ける者(以下、「被訓練者」)により操作される訓練操作部と、
    被訓練者に対する訓練用の基礎情報として、訓練データが被訓練者に対して訓練を施す者によって入力される基礎情報入力部と、
    前記基礎情報として受けた訓練データを表示部に表示される訓練用の情報(以下、「訓練 用表示」)として決定し、前記訓練操作部における操作に基づいて生成した測定完了信号 を受けると、前記訓練データを表示部に送る表示決定処理部と、
    前記訓練用表示を表示する前記表示部とからなり、

    生体情報等の測定対象情報を測定する前記特定の測定機器と実質的に同一の外観を有するとともに実質的に同一の使用方法で使用され、
    前記特定の測定機器が生体情報を測定可能な医療機器(放射線測定装置を除く)であることを特徴とする、測定技術訓練装置。
  2. 医療、看護、介護、または福祉の各分野において用いられる生体情報測定機器を操作する 作業の教育用、演習用または訓練用の測定技術訓練装置であって、
    本装置が模す対象である特定の測定機器と同様の測定機能を備える測定機能部と、
    訓練を受ける者(以下、「被訓練者」)により操作される訓練操作部と、
    被訓練者に対する訓練用の基礎情報としてデータ処理手順(演算等)が被訓練者に対して 訓練を施す者によって設定される基礎情報入力部と、
    測定機能部が測定した実測値と前記基礎情報として設定されたデータ処理手順(演算等) を受け、前記データ処理手順(演算等)により前記実測値をデータ処理されたものを表示 部に表示される訓練用の情報(以下、「訓練用表示」)として決定し、前記訓練操作部に おける操作に基づいて生成した測定完了信号を受けると、前記訓練データを表示部に送る 表示決定処理部と、
    前記訓練用表示を表示する前記表示部とからなり、
    生体情報等の測定対象情報を測定する前記特定の測定機器と実質的に同一の外観を有する とともに実質的に同一の使用方法で使用され、
    前記特定の測定機器が生体情報を測定可能な医療機器(放射線測定装置を除く)であるこ とを特徴とする、測定技術訓練装置。
  3. 前記データ処理手順(演算等)には、訓練者が設定した表示値をそのまま表示するデータ 処理手順が含まれる
    請求項2に記載の測定技術訓練装置。
  4. 前記訓練用表示は、数値、文字で表示され、またはこれらの適宜の組み合わせとして表示されることを特徴とする、請求項1、2、3のいずれかに記載の測定技術訓練装置。
  5. 請求項1、2、3、4のいずれかに記載の測定技術訓練装置と、一以上の該測定技術訓練装置に対して前記基礎情報を入力する制御装置とからなる測定技術訓練システムであって、該制御装置は、前記基礎情報が設定される設定部と、前記測定技術訓練装置に対して 基礎情報を送信する送信部を備えており、前記測定技術訓練装置の基礎情報入力部は 送信部からの該基礎情報を受信する受信部であることを特徴とする、測定技術訓練システム。
  6. 前記測定技術訓練装置は複数個が用いられ、それらの測定技術訓練装置は、各装置において測定内容の種類を異にする複数種類の測定技術訓練装置により構成される測定技術訓練装置セットをなしていることを特徴とする、請求項に記載の測定技術訓練システム。
  7. 前記測定技術訓練装置セットは一セットまたは二セット以上であり、前記制御装置は、前記基礎情報が設定される設定部と、前記測定技術訓練装置セットに対して前記基礎情報を送信する送信部を備え、該制御装置は前記測定技術訓練装置の種類に対応して設定された各基礎情報を送信することを特徴とする、請求項に記載の測定技術訓練システム。
  8. 前記制御装置は、前記測定技術訓練装置の種類に対応して設定された各基礎情報の組であるところの訓練パターンを前記測定技術訓練装置セットに対して送信可能なように、一以上の該訓練パターンが保存される訓練パターン記憶部を備えていることを特徴とする、請求項に記載の測定技術訓練システム。
  9. 前記制御装置は、前記測定技術訓練装置の種類に対応して設定された各基礎情報の組であるところの訓練パターンを前記測定技術訓練装置セットに対して送信可能なように、前記訓練パターンが生成される訓練パターン生成部を備えていることを特徴とする、請求項 、8のいずれかに記載の測定技術訓練システム。
  10. 前記訓練パターンは、前記測定対象における各種測定データ(以下、「訓練パターン用データ」)に基づいて生成されることを特徴とする、請求項に記載の測定技術訓練システム。
  11. 前記訓練パターン用データは電子カルテ等外部のデータベースからの生体情報であることを特徴とする、請求項10に記載の測定技術訓練システム。
  12. 請求項1、2、3、4のいずれかに記載の測定技術訓練装置を用いて行う測定技術訓練方法であって、
    被訓練者に対する訓練用の基礎情報が基礎情報入力部に入力される基礎情報入力ステップ
    前記基礎情報が既に入力されている状態で、被訓練者により、特定の測定機器におけるものと同様に訓練操作部が操作される操作ステップ、
    および、
    前記操作ステップ終了時における前記訓練用表示の測定終了後における表示ステップ
    の各手順からなることを特徴とする、測定技術訓練方法。
  13. 請求項5、6、7、8、9、10、11のいずれかに記載の測定技術訓練システムを用いて行う測定技術訓練方法であって、
    制御装置上において行われる基礎情報設定ステップ
    設定された基礎情報の測定技術訓練装置への送信ステップ
    前記測定技術訓練装置を用いての被訓練者による測定ステップ、
    および、
    前記測定ステップ終了時における前記訓練用表示の測定終了後における表示ステップ
    の各手順からなることを特徴とする、測定技術訓練方法。
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