JP7053090B2 - キャップ付き容器 - Google Patents
キャップ付き容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7053090B2 JP7053090B2 JP2018087921A JP2018087921A JP7053090B2 JP 7053090 B2 JP7053090 B2 JP 7053090B2 JP 2018087921 A JP2018087921 A JP 2018087921A JP 2018087921 A JP2018087921 A JP 2018087921A JP 7053090 B2 JP7053090 B2 JP 7053090B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- container
- corrugated
- guide
- guide protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
そして、このような弧状隆起部15の案内作用によって、容器10の口部11にキャップ20を被せる際に、キャップ20の波形突片23と容器10における段部14の山部14Aが突き合った状態で止まるのを抑止することができる。
前記内筒の内周面には径方向の内側に突出して前記ガイド突起と係合する係合部が設けられており、前記係合部の下方には前記ガイド突起と接触する誘導片が連接されていることを特徴とする。
従って、キャップを取り外した反動によって容器本体の内容物が飛び出す虞がない。
また、内筒が下方に案内され、係合部とガイド突起が係合するとともに、波形突片と波形段部が嵌合するので、確実に容器本体にキャップが装着される。
つまり、外筒に設けられた波形突片の谷部(下に凸部分)と肩部に設けられた波形段部の山部とが突き合う前に誘導片とガイド突起とが接触するため、内筒の誘導片がガイド突起に案内されて内筒(キャップ)が回転しながら移動するので、外筒の側壁の下端部に設けられた波形突片の谷部(下に凸の部分)の部分も移動し、容器本体の肩部に設けられた波形段部を構成する山部と突き合う位置からずれるということである。
そして、このガイド突起の位置補正機能と案内作用とが発揮され、キャップと容器本体とを簡単、確実に装着することができる。
一方、キャップを取り外すときは、誘導片は、外筒側に凸状に湾曲しておりガイド突起にあまり干渉しないので、スムーズにキャップを容器本体から取り外すことができる。
本態様によれば、ガイド突起をネックリングと一体で成形でき、部品点数を減らすことができる。
口部2の上部には係止部23が設けられており、当該係止部23の部分が中栓9の被係止部91を係止することにより、中栓9が口部2から抜けないような構造になっている。
さらに、口部2には、径方向の外側に突出したネックリング21が設けられ、ネックリング21の側部上には径方向の外側に突出するガイド突起22が形成されている(図2参照)。
すなわち、本態様のキャップ7は外筒73と内筒6とを有する2重構造となっている。本態様では外筒73と内筒6とは一体に形成されている。
内筒6の内周面には径方向の内側に突出して、上述したネックリング21に形成されたガイド突起22と係合する係合部62が設けられ、当該係合部62の下方にはガイド突起22に接触する誘導片61が連接されている。
本態様においては、誘導片61は、下方に向かう逆三角形形状(図3参照)が内筒6の下端に等間隔で8個周設されている。
また、誘導片61は可撓性を有する素材が好ましく、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂が挙げられる。さらに、これらを薄く加工したものでもよい。
なお、図2では、ネックリング21とガイド突起22の関係をわかりやすくするため、蓋体8や中栓9は記載していない。
そして、ネックリング21に設けられているガイド突起22の位置は、周方向において容器本体5の肩部3に形成された波形段部31を構成する山部311の位置と同じ位置に構成されているが、必ずしも同じ位置でなくてもよい。
なお、本態様ではネックリング21にガイド突起22が形成されているが、ガイド突起は、例えば、口部2リップ外周に形成されていてもよいし、その他の位置に形成されていてもよい。
なお、図3においては、本態様の作用効果がわかりやすいように、主に作用効果に関わりのある部分の構成のみを記載している。
図3(a)は、キャップ7を容器本体5に装着する最初の段階である。
キャップ7の内筒6の部分を口部2に合わせて軽く押し込むと、キャップ7の内筒6の先端部に設けられた誘導片61が、ネックリング21の側部上に設けられたガイド突起22に接触する。この際、逆三角形状をした誘導片61の先端は、口部2側を向くように、すなわち内側を向くように形成されているのでガイド突起22に接触し易くなっている。
一方、ネックリング21に設けられているガイド突起22の位置は、周方向において容器本体5の肩部3に形成された波形段部31を構成する山部311の位置とほぼ同じ位置にある(図2参照)。
つまり、ガイド突起22は案内効果により、波形突片74の谷部742(下に凸部)と波形段部31を構成する山部311とが突き合わないように、キャップ7の位置を補正する位置補正の機能も有している。
そして、すでに、キャップ7は移動していることから、容器本体5にキャップ7を装着させるのに、キャップ7を深く移動させる必要がないため(少し移動させれば装着できるため)、波形段部31の山部311と谷部312との高さ方向の距離を大きく(急傾斜)する必要がない。すなわち、山部311と谷部312との高さ方向の距離を小さく(緩やかな傾斜)することができる。これは、波形段部31と嵌合する波形突片74の山部741と谷部742にも同様のことが言える。
これにより、キャップ開栓時におけるキャップをせり上げる為の必要な力を軽くでき、容器本体からキャップを取り外す力を軽くすることができる。キャップを取り外した反動による内容物の飛び跳ねの虞をなくすことができる。
図3(a)の状態からさらにキャップ7を押し込むと、誘導片61がさらにガイド突起22に案内され(図3(b)の矢印方向)、内筒6の内周面に設けられた係合部62が、ガイド突起22を下方に乗り越えてガイド突起22に係止される。ここで、容器本体5へのキャップ7の装着が完成する。この時、容器本体5の肩部3に形成された、周方向に連続する山部311と谷部312とを有して構成される波形段部31(図1参照)と、キャップ7の外筒の側壁72の下端部に形成された波形突片74(図1参照)とが嵌合する。
容器本体5からキャップ7を取り外すときは、外筒73を握って回転させることで、内筒6の係合部62がガイド突起22を上方に乗り越えることにより、キャップ7は容器本体5との装着が解かれるが、本態様では、この際誘導片61が外筒73側に凸状に湾曲しているため、係合部62がガイド突起22を上方に乗り越えた後に、誘導片61がガイド突起22に干渉することがほとんどなく、また、干渉したとしても可撓性を有しているのでそれほど摩擦力が生じることもなく、スムーズにキャップ7を容器本体5から取り外すことができる。
ここで、図4(a)を中心に接触要件について説明する。既に説明した構成部分には同一の符号を付して重複する説明は省略することとする。
平面視において、キャップ7の中心(図1の中心線О上にある)から誘導片61及び波形突片74の谷部742を通る直線とキャップ7の中心から波形突片74の前記谷部742の隣にある山部741を通る直線とのなす角度と、平面視において、キャップ7の中心Оからガイド突起22及び波形段部31の山部311を通る直線とキャップ7の中心から波形段部31の前記山部311の隣にある谷部312を通る直線とのなす角度が同一であることが必要である。
双方の角度が同一であれば、波形突片74と波形段部31の形状が嵌り合うように同一になるからである。
ここで、第1の実施態様と同様、図5(a)を中心に接触要件について説明する。なお、図4にて、既に説明した構成部分には同一の符号を付して、異なる部分について説明する。
また、容器本体5においては、口部2に設けられたネックリング21に形成されたガイド突起22が、第1の態様と異なり、波形段部31の谷部312と周方向においてほぼ同じ位置となるように設けられている。
本発明において、同じ位置とは正確に完全一致するものをいうのではなく、多少の差も含むものとする。
平面視において、キャップ7の中心(図1の中心線О上にある)から誘導片61を通る直線とキャップ7の中心から波形突片74の谷部742を通る直線とのなす角度と、平面視において、キャップ7の中心からガイド突起22を通る直線とキャップ7の中心から波形段部31の山部311を通る直線とのなす角度(周方向における周長αに相当)が同一であり、かつ、誘導片61を通る直線とキャップ7の中心から波形突片74の前記谷部742の隣にある山部741を通る直線とのなす角度と、平面視において、キャップ7の中心からガイド突起22を通る直線とキャップ7の中心から前記波形段部31の前記山部311の隣にある谷部312を通る直線とのなす角度が同一であることが必要である。
第1の実施態様と同様、それぞれの角度が同一であれば、波形突片74と波形段部31の形状が嵌り合うように同一になるからである。
2 :口部
3 :肩部
4 :胴部
5 :容器本体
6 :内筒
7 :キャップ
8 :蓋体
9 :中栓
21 :ネックリング
22 :ガイド突起
23 :係止部
31 :波形段部
61 :誘導片
62 :係合部
71 :天面
72 :側壁
73 :外筒
74 :波形突片
91 :被係止部
221:傾斜部
311:波形段部の山部
312:波形段部の谷部
741:波形突片の山部
742:波形突片の谷部
О :中心線
Claims (8)
- 胴部(4)の上に肩部(3)を介して立設された口部(2)を備えた有底筒状の容器本体(5)と、
前記口部(2)と肩部(3)を覆うように前記容器本体(5)に装着されるキャップ(7)と、を有するキャップ付き容器(1)であって、
前記キャップ(7)は、天面(71)と、前記天面(71)の周縁に肩部(3)方向に向かって周設された側壁(72)とを有する外筒(73)と、前記天面(71)の内面から前記口部(2)方向に向かって筒状に設けられた内筒(6)とを有して構成され、
前記口部(2)には、前記内筒(6)と接触しながら内筒(6)を下方に案内するガイド突起(22)が径方向の外側に突出して周設され、
前記肩部(3)には、周方向に連続する山部(311)と谷部(312)とを有して構成される波形段部(31)が形成され、
前記外筒の側壁(72)の下端部には、周方向に連続する山部(741)と谷部(742)とを有して構成されて前記波形段部(31)と嵌合可能な波形突片(74)が形成されており、
前記内筒(6)の内周面には径方向の内側に突出して前記ガイド突起(22)と係合する係合部(62)が設けられており、前記係合部(62)の下方には前記ガイド突起(22)と接触する誘導片(61)が連接されていることを特徴とするキャップ付き容器。 - 前記誘導片(61)が前記ガイド突起(22)に接触しながら、前記内筒(6)が下方に案内され、前記係合部(62)と前記ガイド突起(22)が係合するとともに、前記波形突片(74)と波形段部(31)が嵌合することを特徴とする、請求項1に記載されたキャップ付き容器。
- 前記波形突片(74)の谷部(742)の下端と前記誘導片(61)の下端との高さ方向の位置における距離(h´)と前記ガイド突起(22)の上端と前記波形段部(31)の上端を構成する山部(311)との高さ方向の位置における距離(h)との関係が、h>h´の関係を満たしていることを特徴とする、請求項1または2に記載されたキャップ付き容器。
- 誘導片(61)は、外筒(73)側に凸状に湾曲しながら先端が口部(2)側を向くように形成されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載されたキャップ付き容器。
- 誘導片(61)は下方に向かう逆三角形形状が内筒(6)の下端に所定の間隔を有して周設されたものであり、前記ガイド突起(22)は前記誘導片(61)の逆三角形形状の斜辺部(611)と接触して前記誘導片(61)を案内する傾斜部(221)を有することを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載されたキャップ付き容器。
- 口部(2)には、径方向の外側に突出したネックリング(21)が設けられ、前記ネックリング(21)には径方向の外側に突出する前記ガイド突起(22)が形成されていることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載されたキャップ付き容器。
- ガイド突起(22)は、ネックリング(21)の側部上に周方向に所定の間隔を有して複数形成されていることを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載されたキャップ付き容器。
- 誘導片(61)は可撓性を有していることを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項に記載されたキャップ付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018087921A JP7053090B2 (ja) | 2018-04-30 | 2018-04-30 | キャップ付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018087921A JP7053090B2 (ja) | 2018-04-30 | 2018-04-30 | キャップ付き容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019194093A JP2019194093A (ja) | 2019-11-07 |
JP7053090B2 true JP7053090B2 (ja) | 2022-04-12 |
Family
ID=68469530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018087921A Active JP7053090B2 (ja) | 2018-04-30 | 2018-04-30 | キャップ付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7053090B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015048122A (ja) | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 東洋製罐株式会社 | キャップ付き容器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5771069U (ja) * | 1980-10-17 | 1982-04-30 | ||
JPS5916858U (ja) * | 1982-07-22 | 1984-02-01 | ライオン株式会社 | 容器とキヤツプとの嵌合構造 |
FR2760724B1 (fr) * | 1997-03-14 | 1999-04-30 | Oreal | Recipient de type a capsule montee par claquage |
-
2018
- 2018-04-30 JP JP2018087921A patent/JP7053090B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015048122A (ja) | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 東洋製罐株式会社 | キャップ付き容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019194093A (ja) | 2019-11-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4791477B2 (ja) | 子供不正開封防止スクイーズターンクロージャーと容器のパッケージ | |
US4335823A (en) | Child-resistant package | |
US7909212B2 (en) | Closure for a container | |
EP2331422B1 (en) | Closure with stopping mechanism | |
US5551582A (en) | Child resistant twist off closure and container | |
US5836465A (en) | Child-resistant closure assemblies | |
EP0423935A1 (en) | Child resistant closure | |
EP1092643A1 (en) | Child-resistant squeeze-and-turn closure and method of manufacturing | |
US20070045320A1 (en) | Safety Closure | |
US6609637B1 (en) | Closure cap interacting with a bottle receptacle | |
JPS6023156A (ja) | 子供のいたずら防止型パツケ−ジ | |
US4399921A (en) | Child resistant closure and container | |
JPS5940704B2 (ja) | 容器蓋 | |
US20070278173A1 (en) | Child-resistant closure and container package | |
US20050269280A1 (en) | Child-resistant closure and container package | |
US8240492B2 (en) | Snap closure | |
US3613928A (en) | Safety-closure device | |
US4385705A (en) | Safety closure | |
EP2170721A1 (en) | Child resistant snap on closure having improved opening features | |
JP7053090B2 (ja) | キャップ付き容器 | |
US3485403A (en) | Safety cap and container | |
US5901870A (en) | Pilferproof cover and a container associated therewith | |
CN111971234B (zh) | 儿童安全盖 | |
US20070267379A1 (en) | Reversible two-function cap for vial | |
JP5607477B2 (ja) | 容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211004 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211019 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220323 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220325 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7053090 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |